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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

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舞園「エスパーになった理由ですか」

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  1. 1 : : 2018/08/23(木) 21:10:35
    注意

    ふと思いついたものです

    基本安価進行無し

    過去捏造、妄想多々あり

    キャラ崩壊の危険性大


  2. 2 : : 2018/08/23(木) 21:19:46
    不二咲「うん、この学園には色んな力を持ってる人がいっぱいいるけど舞園さんのエスパーってアイドルの才能にあんまり関係から何でかなって思ってさ」

    舞園「うふふ、そんなことはありませんよ、ファンの皆さんの生の精神の昂ぶりを聞いたり、時々くる脅迫状を送った犯人を捕まえたりするのに重宝してますよ」

    不二咲「でも、苗木君の話しだと舞園さんはその力を持つ前から大人気アイドルだったんでしょ」

    舞園「確かに、私がこの力を得たのは中学のときでした」

    不二咲「じゃあ、もしよければなんだけど…僕にも教えてくれないかな?」

    舞園「はい、不二咲君なら悪用もしないでしょうし、私がエスパーになった理由、そして方法を教えてもいいですが」

    不二咲「?」

    舞園「おそらく今の不二咲君では難しいと想いますよ」

    不二咲「大丈夫!!僕頑張るから!!」

    舞園「そうですか、ならお話しましょう、でも誰にも特に苗木君には言っちゃ駄目ですよ」

    不二咲「約束するよ」

    舞園「約束ですよ、それでは話しましょうか、あれは私が中学生の頃…」

    ~~
  3. 3 : : 2018/08/23(木) 21:34:52
    そう、きっかけはちょびっと普通じゃないかもしれません

    「ほらほら、鶴さん暴れないでよね」

    人より少し低い身長、癖っ毛のある髪、私の目に写っていたのはそんな普通の少年でした

    「よし、じゃあ元気にやるんだよ」

    そんな彼は突然迷い込んだ鶴を放してあげています、それは少し大変で困ることだったでしょう…でも彼は優しい瞳で鶴を見送っていました

    気づけば私は彼を横目で見るようになっていました、笑った顔、怒った顔、ふて腐れてる顔、しょげてる顔、色んな顔を見ていきました

    もっと彼を見たい彼の声を聞きたい彼の匂いを嗅ぎたい彼を嘗めてみたい彼を抱いてみたい

    そうもっと彼のことを知りたい、誰よりも何よりも知りたい

    でもどうやって?

    そう思った私が悩んで悩んでたどり着いた答えは













    そうだ、テレパシーを会得しましょう

    不二咲「何で!!!???」

    ~~
  4. 4 : : 2018/08/23(木) 21:50:35
    舞園「不二咲君?どうしたんですか?今良いところですよ」

    不二咲「だって何で、そうだ京都に行こう、的な軽い感じなの?」

    舞園「ったく、左右田君の突っ込み癖が伝染しちゃいましたか」

    不二咲「話の腰を折ったのは謝るから教えてくれない?」

    舞園「何でもなにも、当時はアイドルとして男子に話しかけることも憚れる立場でしたから、話さず彼のことを知る方法はテレパシーしかないって思ったんですよ」

    不二咲「他にもいっぱいあるでしょ、友達伝いに聞くとか」

    舞園「それはちょっと恥ずかしかったというか」

    不二咲「舞園さんはそんなこと気にしないでしょ!!」

    舞園「まあ、当時の私は枯れた花も、紅に染まったほっぺたの暑さで咲かせる位に照れ屋な所もありましたし」

    不二咲「意味分からないよ!!」

    舞園「まあまあ、とにかく話を続けますよ」

    ~~
  5. 5 : : 2018/08/23(木) 22:03:06
    テレパシーを会得しましょう、そう思った私は早速修行を始めました

    手始めに四六時中彼の顔を思い浮かべて一日を過ごしたり、彼の声を録音したテープを私達の歌に編集した物をリハーサルの前に聞いたり

    そうするといつの間にか意識をせずとも彼が笑顔で私と話してくれるようになっていました

    私と彼は授業中もお風呂でもコンサート中でも寝てるときさえずっと話をしていました

    私はそうすることで彼の考えを知っていったんです、ですが私はそれだけでは満足できず、さらに鍛練を続けそしてついにそのときは来ました

    (あーあ、今日の朝占い最下位だったよ)

    私は歓喜しました、ついに私は彼の声を、本物の彼の心の声を捉えることに成功したのです

    そうこの瞬間私のエスパーは始まったのです!!!

    ~~
  6. 6 : : 2018/08/24(金) 21:46:26
    舞園「そう、私の初めては彼の心でした」

    不二咲「なるほど、それはまあ確かに難しいね」

    舞園「はい、ですがありあまる愛が可能にしたのです、それからコツをつかんだ私はどうでもいい皆さんの心の声も聞けるようになりました」

    舞園「ですが、私はそれだけでは満足出来ませんでした」

    ~~
  7. 7 : : 2018/08/25(土) 10:24:54
    今日も彼の声が聞こえる、でもこの声は彼の近くに居るときにしか聞こえない

    いつも彼を見たい

    いつでも彼を感じていたい

    そんなことを考える私は果たして欲張りなのでしょうか?いえ恋する乙女は欲張りで然るべきです

    今思えば私のこの考えが私を強くしてくれたのです

    とにかくいつでも彼を感じていたい、そう考えた私が次に起こした行動はある種当然のことでした





    よしっ次は千里眼を会得しましょう
  8. 8 : : 2018/08/25(土) 12:27:26
    もう舞園がジェダイみたいだな
  9. 9 : : 2018/08/25(土) 13:09:08
    愛の力てすげー
  10. 10 : : 2018/08/25(土) 16:17:05
    千里眼…どこにいても彼を見ることができる
    それを使えばテレパシーも併用して彼の考えを読むことができる

    そう考えた私は手始めに以前こっそり彼の家にお邪魔して撮影してきた写真と彼の通学路の写真を壁に飾って想像の彼をそこに色んなパターンで当てはめていきました

    寝ている姿、転んだ姿、ご飯を食べている姿、勉強している姿、ありのままの姿、

    偶に隠しカメラの映像を参考にしながら毎日毎日彼を思い浮かべていました

    ちなみに彼が私のCDを聞いて笑っている姿は可愛すぎて天井に等身大の写真を貼り付けています

    いつの間にかどこにいても彼が私の目の前に現れるようになりました

    そんな平々凡々な日々が過ぎたある日私は目を閉じました………その瞼の裏に写っていたのは

    「ふう、このアンテナはシャンプーしにくいんだよな」

    そこにはカメラ越しでない彼の姿がありました
    私はあまりの嬉しさに涙さえ流しました

    こうして彼と私の半同居生活のようなものは始まったのです

    ~~
  11. 11 : : 2018/08/25(土) 20:40:31
    千里眼があると苗木とクラスの女子(中学)が仲良くしてたりするのも見れるね。
  12. 12 : : 2018/08/25(土) 23:08:37
    不二咲「半同居生活って?」

    舞園「一方的ですが彼と同じ時間にご飯を食べ、お風呂に入り、トイレに行き、眠りにつく、これを半同居生活と言わずなんと言うんですか!?」

    不二咲「えっと……適切な一語が思いつかないな」

    舞園「とにかく!!私はこの力により以前より充実した生活を送ることができるようになりました」

    舞園「しかし、恋する乙女は欲張りなんですよ」

    ~~
  13. 13 : : 2018/08/25(土) 23:55:07
    私はいつでも彼を感じることができます
    そのことは私に大きな満足と喜びを与えてくれました

    ですが彼を感じるたびもっともっと、そうもっともっともっと彼のことが知りたくなっていきました

    私はこれほど貪欲な人間だったのでしょうか?
    それとも彼への愛が私を変えたのでしょうか?

    とにかく彼をもっと知りたい、彼の知らない彼も知りたい

    そんなことばかり考えていたある日、美味しそうにカレーを食べる彼の姿を見ていたらこの欲を叶えてくれる方法をふと思いついたんです










    そうだサイコメトリーを習得しましょう
  14. 14 : : 2018/08/26(日) 00:33:58
    ちょーのーりょくってがんばればみにつくの?
  15. 15 : : 2018/08/26(日) 01:00:44
    これは超能力と言うより舞園が苗木に憑依してるみたい…
  16. 16 : : 2018/08/26(日) 16:52:05
    サイコメトリー、物体に残る記憶を見る力
    これさえあれば彼の誰も知らない一面が見れる

    まずしたことは彼の家にお邪魔した時、善意十割で新品と取り替えておいた彼の服一式と下着を触り彼を感じることでした

    パーカーをとり匂いをかぐそんな当たり前のことは既に何万回も繰り返していました

    それをさらに深化させ一嗅ぎ一嗅ぎ感謝をしながら彼を思いながら彼がどんな気持ちで袖を通していたのかそんなことに思いをはせながら優しく滑らかに艶やかにそして何より愛をもって彼を感じていきました

    そうしているうちに私の思いが通じたのかパーカーが彼の着ていた時のことを私に教えてくれるようになりました

    こうしてコツをつかんだ私は他のものでもサイコメトリー出来るように訓練を重ね、遂に成果を発揮する時が来ました

    ある日彼の家族が日帰り旅行に行っていたとき、泥棒や不審者が来ては危ないと思った私は彼から預かった(複製していた)鍵で家に入り彼の物の整理を始めました

    出来た嫁は誰にも知られなくとも夫の手助けをする、そんな日本人の美徳と嫁としての誇りと愛をもって彼の部屋のお掃除を始めました

    もちろん服、ペン、本、ゲーム、全てをサイコメトリーし、その全てを新品と交換しておきました

    その後彼の家をさった私は自室でさらに彼を感じ始めました

    彼の私物から知れる彼も素晴らしくて、何度かさながら孵化し立ての蝶のようによろめくこともありました

    特に彼の箸やスプーンをサイコメトリーした時に感じる彼の舌遣いは私の胸を艶めかしく刺激し、誰にも、そう彼自身も知らない彼を私に教えてくれました

    苦労してサイコメトリーを習得した甲斐があった、そう心の底から感動がにじみ出てきた私は彼の温もりを感じながら一人甘い夢の中に落ちていきました
  17. 17 : : 2018/08/26(日) 18:44:09
    やべえ
  18. 18 : : 2018/08/26(日) 22:36:15
    その次の日私は幻想的な体験をしました

    ぷかぷかと暖かい空間に私は浮いていました
    おそらくこれは夢なんでしょうなぜならそこには彼が少し物足りない顔で私を見ていたのですから

    夢の中で彼が私にいいました

    「君の愛は果たして僕に届いているのかな?」

    私は唖然としました

    嫁として恥ずかしい、こんな簡単で当然のことを忘れていたなんて

    彼はだんだん狭くなっていく空間の中でさらにもう一言

    「僕は君の愛を感じたい」

    恥ずかしくて恥ずかしくてやるせなくて涙がポロポロ流れてきました

    彼の顔はもう見えなくなっていました

    私はそれでも彼がいた場所にありったけの声で宣言しました

    「待っていてください!!!私の想いを貴方に伝えます!!!」

    「貴方の元へ行って見せます!!!!!!」

    それは気のせいかもしれません、しかし私には聞こえた気がしたんです

    優しく暖かい大好きな彼の声で

    「待ってるよ」

    そうして私はもう一度眠りにつきました

    ~~
  19. 19 : : 2018/08/27(月) 21:19:02
    舞園「そう、私は苗木君へ私の愛を伝えることを忘れていたんです」

    不二咲「そうだね、聞いてる限り舞園さんの彼に対する異常なまでの愛しか感じられなかったね」

    舞園「はい、彼はそんな愚かな私を夢の中に現れてまで気にかけてくれたんです」

    舞園「そして私は夢から醒めた後一つの決心をしました」

    舞園「彼を愛する人間が存在する、そう彼に伝えることを」

    ~~
  20. 20 : : 2018/08/28(火) 23:54:36

    彼に愛を伝える
    そればかりを考えていました、ですが私はアイドル誰か特定の一人を愛していると公言するなんてできません それに何より……………

    恥ずかしいです/////////////

    私は考えました、どうにか私だと気づかれずに彼に愛を伝える、出来れば彼が私に好意を抱くように

    手紙やテレパシーで普通に伝えることは簡単ですがそれでは彼に気持ち悪がられるかもしれません

    そして無限とも思えるほどの思考を繰り返し私は一つ答えに辿りつきました

    ちょっぴり恥ずかしいことに変わりはありませんが私の想いを全て伝えるにはこれしかありません

    私は私が彼と愛を重ねた記憶(全部妄想)をテレパシーを通して彼の夢に写そうと考えましたそれは彼にとって、もちろん私にとっても甘美で刺激的な愛の物語











    まずは、愛、という言葉をもっとも明確に示すこの話から

    ~~
  21. 21 : : 2018/08/30(木) 21:04:47
    備え付けのスタンドから洩れる淡い光が彼のちょっぴり不安でしかし興奮してるとはっきり分かる顔を妖しく照らす

    正直恥ずかしい、でも彼にみてもらいたい私の全てを

    一つ一つ小刻みに震える手でゆっくりとボタンを外す、そんな私の動作を彼はそのまっすぐな瞳で見ている、その奥底に焦らされていることへの不満と興奮をわずかに残った理性で抑えているのが見てとれる

    私は彼のそういう所が大好きだ

    パサッという音とともに私の下着が露わになる、お気に入りの蒼を基調とした爽やかなものだ

    彼の目が一瞬下に向かう、しかしすぐに私の膨らみへ戻る、その目は先程より遙かに興奮していて、耳を傾けると彼の息づかいか聞こえてくる、ハアハア、ハアハア、そんな声を聞くことが私の喜びであると改めて確認出来る
    だって私も彼に劣らず興奮してるから

    息を止めながら背中に手を回す 

    カチャリ、そんな聞き慣れた音が今日は新鮮に聞こえる

    パサリ、私の胸を守る最後の砦が静かに落ちた

    露わになる私の乳房

    恥ずかしい、そう思う前に目線が天井に移った

    さっきより近くから感じる彼の息づかい、首を起こすと愛しい彼が私を押し倒しているのが見えた

    「舞園さん、ごめん、つい」

    申し訳なさそうに言ってますが視線はおっぱいばっかり見てますよ

    「良いんですよ、ただまだ下を脱いでないのであと少しだけ」

    かけようとした手を彼が掴む

    「僕にやらせてくれないかな?」

    彼は自分の服をサッと脱ぎその逞しいものを露わにしました

    初めて見るそれは大きくて、変な型をしていましたが、何よりも美味しそうに見えました

    彼はその格好のまま私の下着をまるで陶器を扱うように慎重に、ゆっくりと下ろしていきました

    「綺麗」

    私のそれを見て彼は恍惚の表情で言ってくれました

    ありがとうございます、そうお礼を言う前に彼は私のそれを舐め始めていた

    全身に電流が走る
    今まで感じたことのない変な気持ち
    身体がうまく動いてくれない

    必死に彼に目を向ける 一心不乱に舐めている様はいつもの優しい彼でなく別の人に見えた、でもそんな彼も愛しい、だけど

    「す、すいません……まずは上から」

    ピタッと彼の動きが止まる、それが嬉しいような、だけどやっぱりもの足りないそんなことを考えていると

    「んっ!」

    また全身に電流が走る

    彼が私の胸を荒々しく慣れていない手つきで何度も何度ももんでいます

    「舞園さんっ!!!」

    息がうまく出来ない、気持ち良すぎて、嬉しすぎて、彼が愛しすぎて言葉すら出てこない

    だけど彼だけに好きにさせたくない、そんなどこかくだらない小悪魔が私の中に現れて、私は力を振り絞って身体を起こした

    彼は少し驚いた顔で何か喋ろうとした

    その口を私の口でふざく

    初めてのフレンチキス、舌を絡ませるすると甘い甘い彼の唾液が私の舌に絡み付く

    歯を撫でると硬い、でも歯茎を少しつつくと彼も反応してることが見て取れた

    すると彼も私の舌に舌を絡ませる

    息が苦しい、身体がさっきよりさらに熱くなる

    思わず身体を離す

    「ハアハアハアハア」

    「舞園さん、大丈夫?」

    彼が私と彼のものが一緒になった唾液を垂らしながら訪ねてくる

    「すいません、初めてのことでうまく出来ませせんでした」

    彼はにっと笑いながら

    「僕も初めてだよ、だからさ」

    彼がまた私の胸を弄くり始める

    「アンッ!!!」

    「これからいっぱいしようね」

    痺れる思考を抑え、私も必死に言葉を絞り出す

    私の感情全部を載せて思いっきり可愛く

    思いっきり甘えた声で

    「はいっ!!!これからもよろしくお願いします!!!」


    ~~
  22. 22 : : 2018/08/31(金) 07:48:33
    これ不二咲に聞かせてるんだよね?舞園からすれば愛に羞恥は関係ないのか。
  23. 23 : : 2018/08/31(金) 18:37:56
    不二咲「はいっ!ストップ!!!」

    舞園「なんですか不二咲君、ようやく前戯は終わりこれから本番何ですが」

    不二咲「いや、だってこれ、その……駄目だよ!!」

    舞園「駄目?何がですか?」

    不二咲「んと、舞園さんは恥ずかしくないの?」

    舞園「そりゃ恥ずかしいですよ」

    不二咲「なら…」

    舞園「こんな、きちんと背景描写や心情描写もろくにない、オマケに完全に想像ですから現実と違う所もあるかも知れない」

    不二咲「えっ?」

    舞園「腐川さんの素晴らしい作品を見た後ではなおさらそう思いましたよ、こんな話を彼に夢で見せたなんて今となっては恥ずかしい限りです」

    舞園「でも、これを見せた後の彼はすっごい可愛かったんですよ、起きるなり顔真っ赤にして、学校でも私の方をチラチラ見てくれて」

    舞園「寝る前には枕に顔をうずくめてジタバタジタバタ、それがもうとんでもなくキュンときちゃったんですよ!!!」

    不二咲「いや、そうじゃなくて、僕に官能的な話をしたことについてなんだけど」

    舞園「あっ、そっちですか」

    不二咲「当たり前でしょ!!」

    舞園「あんまり恥ずかしくはありませんね、私の身体について詳しく述べたわけでもありませんし、それになりより」

    舞園「彼、が誰かを不二咲君は分かってないはずですから」

    不二咲「えっ?………………………え?」

    舞園「???」

    不二咲「エ?」
  24. 24 : : 2018/08/31(金) 21:26:39
    不二咲「それ本気で言ってる?」

    舞園「はい!こんなわずかな情報で個人特定するなんて、霧切さんでもなければ無理ですよ」ニコッ

    不二咲「ああ、だから一貫して、彼、だったんだね」

    舞園「ええ、流石に個人を言うのは恥ずかしいですから」テレッ

    不二咲(いや、分かるよ!!おそらく希望ヶ峰学園でわからないのは当の本人だけだよ!!)

    不二咲「ねえ、舞園さん、もしかしたらその人には妹がいたりしない?」

    舞園「!!!!!なぜそれを?」

    不二咲「えっと、勘かな?」

    舞園「凄いです不二咲君!!!エスパーの才能ありますよ!!!」

    不二咲「ていうか、その、舞園さん僕の頭をよんでみて」

    舞園「?良いんですか?」

    不二咲「どうぞ」

    舞園「それでは」ハアッ!

    不二咲(舞園さんが好きな、彼って、多分恐らく十中八九)











    不二咲(苗木君だよね)

    舞園「何でそれを………」
  25. 25 : : 2018/09/01(土) 19:54:56
    苗木といちゃついてる所を皆に見られてるのに意識して無かったか。
  26. 26 : : 2018/09/02(日) 19:31:59
    舞園「うわぁぁぁ!!!!」///////

    不二咲「ま、舞園さん落ち着いて!!!」

    舞園「恥ずかしい!!!」////////

    不二咲「ねっ、落ち着こ、ね」

    舞園「あ、あの苗木君、いや、このことは一体どれほどの人が知ってるんですか?」

    不二咲「えっと、多分苗木君以外の皆の共通認識だと思うよ」

    舞園「苗木君は知らないんですね!!」

    不二咲「うん、多分」

    舞園「なら、良かったです、でもなぜ皆さん知ってるんですか?」

    不二咲「それはまあ」

    不二咲(入学式の時からあんなにアピールしてちゃね)

    ~~
  27. 27 : : 2018/09/02(日) 21:29:52
    不二咲「ふうっようやく入学式も終わったよ、やっぱりやたら挨拶が長いってのは希望ヶ峰学園でも変わらないんだね」

    不二咲(それにしてもやっぱり皆有名人ばっかり、知らないのは)チラチラ

    霧切「ふう」キリッ!

    不二咲(あのとってもキリッとしてる綺麗な銀髪の女の子と)

    苗木「あはは」

    不二咲(人の良さそうな男の子だね、なんだかすぐに友達になれそう)

    不二咲(あれ?なんか話してるな)

    舞園「苗木君!!!お久しぶりです!!!」

    苗木「え?舞園さん、僕のこと知ってるの?」

    舞園「当たり前ですよ!同じ中学校じゃないですか!!」

    苗木「話したこともないのに舞園さんに覚えてもらえていたなんて光栄だな」

    不二咲(へえ、舞園さんはあの苗木君って人と同じ中学校だったんだ、いいなぁ知り合いがいるって)

    舞園「えへへ、苗木君を忘れるなんてありえないですよ!!!」エヘエヘ

    苗木「舞園さん、同じ希望ヶ峰学園に入学したことだし、これからもよろしくね」

    舞園「はいっ!!!いっぱいいっぱい楽しい思い出創りましょうね!!!」

    不二咲(とっても仲良しだなぁ)

    舞園「というわけでとりあえず連絡先交換して、あとこれが終わったあとで二人きりでカラオケでも行きましょう!!」

    苗木「大丈夫なの?舞園さんアイドルなんでしょ」

    舞園「全く問題ありません、たとえカメラマンにすっぱ抜かれてもいくらでも対処できます!!そんなことより苗木君と同じ時間を過ごす方が何千倍も重要です!!!」

    不二咲(ん?)

    舞園「楽しみましょうね、もちろん何かあっても私は全く気にしませんよ、例えば私の寝てる間にキスとかしてもらっても、胸を揉んでもらっても全然構いません」

    不二咲(ん?ん?ん?ん?ん?)

    苗木「あはは、舞園さんったら冗談ばっかり」

    舞園「うふふ、本気にしてもらっても問題ありませんよ」

    苗木「とりあえず舞園さん、改めてよろしく」スッ

    舞園「はいっ!」ガシイッ!

    苗木「つっ」

    舞園「大丈夫ですか?苗木君!?あっもしかしたら握手強くしすぎましたか?すいません!!!お詫びに何でもします!!キスですか?それともスク水でご奉仕ですか?」

    苗木「いやいや、気にしないでよ舞園さん」

    舞園「そ、そうですか、でも苗木君いつでも何でもお詫びとしてしますから遠慮なく申しつけてください!!!」

    不二咲(舞園さん、苗木君に完全にスキスキモード全開だね)

    ~~
  28. 28 : : 2018/09/03(月) 12:14:39
    これは霧切や朝日奈達は苗木の事を好きになってるのですか?
  29. 29 : : 2018/09/03(月) 19:58:10
    >>28
    基本的にそうです 特に霧切さんと舞園さんはちょっと普通じゃないくらいには愛が重いです

    舞園「そうですか、まさか初めから看破されていたなんて」

    不二咲「まあ、あれはね……ちょっと分かりやすかったかなって」

    舞園「精一杯の演技でフレンドリーな女の子を演じていたのに……」

    不二咲(超高校級のアイドルを大根にするとか、苗木君への愛恐るべし)

    舞園「まさかとは思いますが、夏のあれもばれてるわけは……」

    不二咲「もしかしたらだけど、舞園さんは普段苗木君しかエスパーってないの?」

    舞園「はい……苗木君だけを感じていたいので」

    不二咲「なるほど、ちなみに多分、そのことも知ってるよ」

    不二咲(あれは、舞園さんだけでなく霧切さんの目も苗木君を見つめるようになった頃だったね)

    ~~
  30. 30 : : 2018/09/04(火) 12:20:11
    舞園から見る苗木はキラキラに輝くイケメン男子に見えて、桑田は顔にアポって書かれた棒人間に見えてそうだな。
  31. 31 : : 2018/09/04(火) 22:30:03
    青い空

    銀色に光る水面

    そして僕の目の前で繰り広げられている

    「苗木君、私の水着はどうですか?」

    青いフリルのついた水着に小悪魔的な笑顔そして蒼い髪をした少女と

    「私の方が魅力的よね」

    輝く銀髪にスパンコールをまぶしたように光ってている水着に身を包んでるのに上品さを忘れないミステリアスな少女が

    「二人とも絵画みたいに綺麗だよ」

    一人の少年を巡り繰り広げられている戦っている

    そういつも通りの平和な光景

    「もうすっかりお馴染みだね」

    「だベ」

    「しかしなぜ苗木誠殿だけが……」

    「そうだよ!!俺の舞園ちゃんが!!」

    「はっ!端からてめえにゃ脈なんざねえよ」

    「愚民どもがそんな話しをしても無意味なことは分かってるだろう」

    「清く正しい交際なら一切文句はないぞ!!」

    「私もあれくらいアタック出来たらなぁ」

    そう、これこそがいつも通りの光景

    「苗木君こっちですよ~~」

    「すきだらけよ舞園さん!!!」

    呑気に楽しそうにビーチボールで遊ぶ三人

    「邪魔しないで舞園さん!!!!」グオッ!

    「苗木君は渡しませんよ!!!!」グオッ!

    いつも通り二人の背後から出る謎のオーラ

    「ねえねえ二人ともあれ何?」

    全く気づかない苗木君

    「あら?あれはもしかして」

    「初めて見ました」

    いつもとちょっと違うのは

    「大津波って奴ですね」

    笑えないくらい大きな津波がやってきて

    「お前等!!!逃げろ!!!!!」

    「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

    苗木君と

    「きゃあぁあぁぁぁぁ(棒)」

    いっそ笑い飛ばせるくらい棒読みの舞園さんが波に捕まえられて

    「あっ!!!」

    津波が一瞬にして回れ右をしたこと

    このリアリティに著しく欠ける状況を見て僕達皆が同じことを考えた

    「苗木君が舞園さんに連れ去られた!!!!」

    ~~
  32. 32 : : 2018/09/05(水) 19:16:53
    これは波に拐われた舞園が苗木をとっさに掴んだって事ですか?
  33. 33 : : 2018/09/05(水) 21:03:51
    >>32 いいえ最初から計画的に苗木君を巻き込み自分も巻き込まれた演技をしたのです


    不二咲「結局二人は三日後に近くの無人島で見つかったけど、あの津波は舞園さん、君が起こしたんだよね」

    舞園「……はい、この学園に入ってから習得したサイコキネシスを使って」

    不二咲「強力すぎるでしょあれ、しかも津波が一瞬にして右に行ったときは夢かと思ったよ」

    舞園「皆さんに迷惑をかけまいと思って……目的だけを遂行したまでです」

    不二咲「で、二人きりで無人島暮らしってわけね」

    舞園「はいっ!!!誰の邪魔も入らない二人きりの空間、最高でした!!!!!」

    不二咲(相変わらずぶっ飛んでるよね)

    舞園「あっ!そうだ!!せっかくなので無人島で手に入れた新しい力の説明も含めて苗木君との二人きりの旅行をお話ししましょう!!!」

    不二咲「あはは、楽しみだよ」

    舞園「私と苗木君が運命的に同じ津波に同時にさらわれ、無人島についた時からお話ししましょう」

    不二咲(舞園さんが津波を操って苗木君を拉致しただけだよね)

    ~~
  34. 34 : : 2018/09/06(木) 21:35:55
    計画通り

    後は苗木君が18になるのを待つばかりで夫婦同然の私達ですが、奥手な苗木君がなかなかアクションを起こしてくれないので、照れ屋な苗木君のためにこっそり二人きりの旅行を

    前々から何とかして実行に移そうとは考えていましたが皆で海に行こうと言う話が持ち上がった時私はこの計画を作り上げました

    自然に見えるように私と苗木君だけが近くの無人島に漂着する、第一関門はクリアです、次は

    「ハアアアアア!!!!!!!!!!」グアアッ!

    ふう、私の新技、インビジブルゾーン、簡単に言えばこの空間の中に入れば目視はもちろんレーダーにすら映ることはありません

    普段はウブな苗木君と混浴するために使ったり添い寝するときに使い、私の人生を充実させるのに役立っています

    これを三日ぐらいは維持できるので三日間苗木君と二人きりです!!!!!

    さて、次は

    私は可愛い寝顔の苗木君のすぐ目の前に寝転がり苗木君の手を取ります

    暖かい、彼はなんて暖かい手なんでしょう
    私はそんな彼の手を私のビキニにかけます

    もちろんビキニを全部下ろすなんて無粋なことはしません、僅かに乳首が見れる程度まで下げ
    もう一方はビキニの中に入れ力を入れればいつでも揉めるようにしておきます

    さらに苗木君の一億年に一人の可愛い顔の前に私の顔を置き、唇まで残り三ミリまで近づけます

    もちろん苗木君がびっくりして離れてしまわれないように左手を顔の後ろに入れ、右手を彼のお尻を撫でるようにセットしておきます

    これで誰がどう見ても無人島に運悪く漂着した二人の男女です

    ですが本当は気の回る嫁である私が婚前旅行として用意したんですよ

    これからが楽しみです


  35. 35 : : 2018/09/06(木) 21:55:20
    すげえな舞園さん
    エスパーてレベルじゃねえよもはや
  36. 36 : : 2018/09/06(木) 22:09:56
    「計画通り」が舞園の顔でデスノート風なんですね!
  37. 37 : : 2018/09/07(金) 21:52:10
    >>35 舞園「ありがとうございます!!よりいっそう精進し、苗木君とのラブラブ生活をより豊かにします!!!」

    >>36 舞園「嫌ですね、私はアイドルですよ、キュートな小悪魔フェイスに決まってるじゃないですか」ニコッ



    ああ、可愛いです、どこぞの絶望厨はチワワ百頭分とかほざいてましたがあんなのはせいぜいブルドッグ三頭分が精々です

    そんな女よりこの、チワワ一億頭いても敵わないほど苗木君の方が最高に可愛いに決まってます!!!!

    それに、今、苗木君の手は私の生乳を乳首ごと触ってるんです、これで興奮しない人間はいません!!!!

    早く目覚めて私の胸を揉んでほしい、私の顔を見てほしい、なんならこのまま私をめちゃくちゃにしてほしい

    そのための婚前旅行です、もちろん他にも色々準備はしてありますが、結ばれるのは早いに越したことはありません!!!!!

    どこかの銀髪の女狐が苗木君を誑かしたり、強硬手段にでる前に嫁である私が苗木君の初めてを奪ってみせます!!!!!

    「んっ?」

    いよいよです、天使を遙かに超えた仕草でその目を開けそうです

    さあ、二人のラブラブ婚前旅行 初めての共同作業 スタートです!!!
  38. 38 : : 2018/09/07(金) 22:41:51
    婚前旅行てレベルじゃねーだろ
  39. 39 : : 2018/09/07(金) 23:00:13
    婚前旅行の後のこと考えてんのかな舞園さん
    後で霧切さんが逆襲してきそう
  40. 40 : : 2018/09/08(土) 07:19:47
    3日後の帰還で舞園は物凄くツヤツヤして苗木はやつれてそうだな
  41. 41 : : 2018/09/08(土) 22:01:40
    >>38 舞園「そうですね、やっぱり苗木君程の天使を超えた存在との旅行で無人島は物足りませんよね、次はもっとしっかりした場所をチョイスしましょう」

    >>39 舞園「大丈夫ですよ、あの女狐程度私と苗木君の愛の前ではひれ伏すしか出来ません」

    >>40 舞園「うふふ、どうでしょうか」ニコッ


    「う、んっ?」パチクリ

    可愛いです、なぜ芸能界にいないのか不思議でたまりません、スカウトさんの目はビー玉で出来てるのではと疑うほどです

    「僕は……なんで」

    まずは気絶したふりで苗木君を堪能しましょう、もちろん千里眼とテレパシーは最高感度でONです!!!!

    「あっ!舞園さん!!大丈……夫?」ジロッ

    (え?舞園さん……ビキニがずれて……ち、乳く…び?)/////

    「えっ!!!!!??????」モミモミモミモミ

    (あれ?しかもなんか幸せな感触が僕の手から………)モミモミモミモミモミモミ

    苗木君可愛い可愛い可愛い可愛い可愛いもっともっと見てください!!!!揉んでください!!

    (こ、これは……おっぱい!!!!!!)////

    「うわあっ!!!!!」バッ

    その時奇跡が、否、愛が引き起こしたイタズラが私の目に写り込みました

    苗木君がビキニの下から慌てて手を引っ込めたことにより起こった
    砂浜の上にパサッと落ちるビキニの音

    私の姿、形、色全てが露わになった生乳

    それをガン見して顔をさながら夕日のように赤くする天使を超えた存在

    全てが私を興奮させる、心臓の拍動が苗木君に聞こえるんじゃないかってくらい早くなる

    もっともっと見てほしい、私の全ては苗木君のものです

    その時私の頭に一筋の光、もとい考えが生まれました

    「ま、舞園さんの………」

    大丈夫私はアイドル、できます!!!頑張れ舞園さやか!!!

    「んっ?」ムクリ

    「あっ!!!舞園さん、えっとこれは……」///

    何も知らない無垢な子供のように、目をこすり苗木君の目線にある私の胸を揺らす

    「あっ、苗木君ご無事ですか?」プルプル

    「えっと、その……」////

    「ん?」

    ごく自然に視線を下に下ろし

    「えっ?」////////

    「ゴメン!!!わざとじゃないんだ!!!」

    口に息をためる、目を潤ませる、そしてはっきりと、甘えた声で、上目遣いで、私の持つ全てのスキルを使って苗木君に必殺の一言を

    「責任とってくださいね」



  42. 42 : : 2018/09/09(日) 00:26:21
    責任か、苗木の童貞かな?もしくは婚姻届に名前を書いてハンコ押せのどちらかだな。
  43. 43 : : 2018/09/09(日) 12:00:54
    >>42 舞園「何言ってるんですか、もう九分九厘夫婦なんですからそんなことする必要ありませんよ」



    照れた顔であたふたしてるのも可愛いです、今すぐキスしたい、身体を絡ませたい、全てを食べちゃいたい

    「も、もちろん僕に出来ることなら何でもするよ」

    胸を手で隠す、本来隠す必要なんて一切ないのですが、ウブな夫のことを考える献身的な妻である私は一時的にでも恥じらいを感じているように精一杯の演技をしました

    「そうですか、それではお言葉に甘えて」

    彼に駆け寄る、そして腕を絡ませゼロ距離の密着状態に

    「舞園さん、何を?」/////

    夕焼けより真っ赤な顔で尋ねるダーリン

    「この島に助けが来るまで、いえ、この二人きりの時間の間絶対に私から離れないでください」

    目に涙を浮かべ、感情を乗せ言葉を発す私

    「私、不安なんですこんな孤島に流されて、頼れるのは苗木君だけなんです」

    さらに腕に力を入れ、苗木君の身体に私の胸をこすりつける

    「だから、ずっと一緒にいてください!!!」

    「舞園さん…もちろんだよ、僕なんかで良かったらずっと一緒にいるよ」

    ああ、素晴らしいです

    「ありがとうございます!!!!これからもよろしくお願いします!!」

    「で、でも舞園さん、あの、ちょっと離れない?こんなに密着したらさ……恥ずかしくない?」

    「平気ですよ、苗木君のことが大好きですから」

    「僕も舞園さんのことが好きだよ、でも年頃の男女なんだし」

    やっぱり照れ屋さんですね、愛し合う夫婦に恥じらいなんて概念は邪魔なだけですよ

    「そうだ!舞園さん早く水着を着けないと」

    そう苗木君が言葉を出した瞬間、私のビキニは風に飛ばされ高い木の天辺に絡まってしまいました

    「そんなぁ」

    「飛ばされたものは仕方ありません、大丈夫です、苗木君を信じてますから」

    まあ無論私がサイコキネシスで飛ばしたんですけどね




    しばらくして、私達は小さな小屋に腰を下ろしていました

    そこにはカーペットがしかれ冷蔵庫の中に様々な種類の飲料水と缶詰やレトルト食品、やかんか缶切りが備わっていました

    お風呂は二人で入ると身体が嫌でも密着するくらいの大きさを選び

    極めつけに枕は二つありますが布団は一式しかないというまさに私達のための小屋です!!!

    言うまでもありませんが気の利く妻の私が快適に旅行をするために事前に準備をしていたのです

    「不思議だね、まるで誰かが生活をしていたみたいだ」

    「きっと神様は苗木君が大好きなんですよ、だからこんな空間を用意してくれたんです」

    まあ、私が神なんて烏滸がましいことを言うつもりはありません、ですが仮に神がいてとしても私のほうが苗木君を愛しています

    「とりあえずしばらくは生活できそうだね」

    「はいっ!!!」

    これからが本番ですよ、私達の婚前旅行一日目は

    ~~
  44. 44 : : 2018/09/09(日) 14:36:52
    苗木と舞園がラブラブ生活をしている時、霧切はギリギリ歯軋りたてながら嫉妬してるのだろうか?
  45. 45 : : 2018/09/09(日) 23:41:16
    >>44 不二咲「それはね、もうすぐわかるよ」ニコォ



    不二咲「なるほどね、視覚でもレーダーでも見ることができない空間か、通りで霧切さんが必死で探しても見つからないわけだよ」

    舞園「まあ霧切さんが一番の障害になるのは分かっていたからこそ修得した力ですから」

    不二咲「霧切さん夜も寝ずに海を走ったりして探してたんだよ」

    舞園「あっ、知ってます千里眼でたまに見てました、凄い形相でしたよ、多分不二咲君がみてたら一生のトラウマになるくらい必死でしたよ」

    不二咲「可哀想に霧切さん」

    舞園「さすがに可哀想に思ったので苗木君の水着姿の寝姿の写真を何枚かあげました」

    不二咲「へえ、てっきり霧切さんを完全に敵視してると思ってたよ」

    舞園「いくら何でも女友達ぐらい認めますよ、私はそこまで心が狭い女じゃありません、それにどっちにしろ苗木君は私しか見てないんですから」

    不二咲(ははは、でも苗木君は今日もいつも通り、あの海の事件から変わった様子はないんだけどなぁ)

    舞園「それについてなんですが」

    不二咲「あっエスパーされた?」

    舞園「苗木君は照れ屋なだけですからね」

    不二咲「でもね」

    舞園「確かに、あの夏の日私は一つのミスを犯していました、ですがもともと苗木君と私はラブラブなんですからあまり問題はないんですよ!!!」

    不二咲「ん?ミス?舞園さん何しちゃったの?」

    舞園「そうですね、例えばですけど不二咲君は好きな食べ物を食べたら幸せですよね」

    不二咲「ん?そりゃまあ」

    舞園「特に数カ月ぶりに食べたりなんかしたら特においしく感じますよね」

    不二咲「一体どういうこと?」

    舞園「まあまあ、もう少し付き合ってください、それで逆に毎日それしか食べなきゃいけないってなったら始めはいいかもですが後になったら飽きが来ますよね」

    不二咲「普通はそうだね、それがよっぽどのよっぽど好きならともかく」

    舞園「そうなんです、私はそこの塩梅を間違えていたんです」

    不二咲「???」

    舞園「苗木君は性欲モンスターじゃない、それが私の計画唯一にして最大の誤算でした」

    不二咲「なんか読めてきたよ」

    舞園「もちろん、私は頑張りましたよですが今の苗木君に変化が見られないならもしかしたらそれが関係してるかもって話です」

    不二咲「とりあえず、続きを聞かせてくれる?」

    舞園「はい、私と苗木君の初めての夜からお話します」

    ~~


  46. 46 : : 2018/09/10(月) 16:49:27
    なんか霧切が好きな彼氏盗られて懸命に頑張る可哀想なヒロインに見えてきた…
  47. 47 : : 2018/09/10(月) 22:11:45
    >>46 舞園「安心してください、霧切さんなんて所詮ただのクラスメイトKあなたが同情する必要はかけらもありません」


    「苗木君、強いですよ!!」/////

    「ゴメン!でもこんなの初めてだし……」

    「良いんですよ、ゆっくりとゆっくりとカタツムリのようなのろさで」

    「私の身体を堪能していただければ」

    幸せ、その一言以外何もいりません、苗木君に私の全てを委ねている、他に何か望むことがあるでしょうか?いえありません

    「あはは、もう舞園さんったら大袈裟何だから」

    「私は思ったままを言ったんですよ」

    「しかし、意外だったなぁ」

    「まさか舞園さんがのぼせちゃうなんて」

    そうなんです、今私は苗木君と共にギュウギュウ天国お風呂をしたあとにのぼせた
    ふりをしています

    苗木君の腕にずっと絡み付いて一緒にお風呂を(水着姿なのがちょっぴり残念ですが)済ませた後苗木君に私の身体を楽しんで頂こうと看病してもらうことにしました

    「やっぱり今日色々大変だったから疲れがたまってたんだね」

    私のきめ細かい肌を拭いてくれながら苗木君がエンジェルフェイスで心配してくれています

    ちなみに今現在の苗木君のが拭いてくれている場所おへそです

    「きっとすぐに助けが来るから、それまで頑張ろう舞園さん」

    「はいっ!」

    現在地、脇

    「でも苗木君のことですからこまるちゃんの看病したことあるかと思ってました」

    「あはは、あいつは身体は丈夫でさ偶に風邪引いても自分で全部しちゃうんだよ」

    今の私の装備水着の下に苗木君から無理やり押しつけられたタオルで胸をカバー

    「そうなんですか、それは元気で良いことですね」

    「兄としてはもっと頼って欲しいけどね」

    現在の場所うなじ

    「ところで苗木君」

    「何?」

    「できれば何ですが、私今動くのも大変なので……その…胸もあとお尻もお願いできますか?」

    「えっ?」

    「お願いしちゃっても良いですよね」

    「それは流石に……」

    「もう揉まれちゃいましたし、私気にしません!!」

    「むぐっ」

    苗木君の視線が私の胸に注がれます、気持ち良いです、素晴らしいです、幸せです、苗木君に見られるだけでこんなに幸福なんて、苗木君はもしかしたら人類の救世主何でしょうか?

    「大丈夫ですよ、苗木君なら私」

    「舞園さん…」

    「何でもしてくれるんでしょう」

    「………分かったよ」

    苗木君はそういうや否やすぐさま私の上にかかっていた邪魔くさいタオルをはぎ取り私の生乳を凝視し始めました

    あんもう!!!やっぱり照れ屋さんなだけでしたね、そんな嘗めるような目で見られて私…私

    超超超超超超超超超超幸せです!!!!!!!

    「いくよ、舞園さん」

    私の胸に苗木君の可愛い腕が迫ってき、そして

    「んっ!!!」//////

  48. 48 : : 2018/09/11(火) 19:08:19
    苗木はウブ(いい意味で)だから舞園がリードしないと身体を拭いて終わってしまいそうな気がする。
  49. 49 : : 2018/09/11(火) 20:11:27
    >>48 舞園「もちろん分かっています、夫のサポートは妻の責務です」


    正直驚きました

    苗木君に胸を触られる、このCDがトリプルミリオンを達成するより遙かにビッグなイベントに胸が高鳴り、嬌声を上げる、そのくらいのことは予想していましたし、何度も何度も想像の中ではされてきました

    しかし、いざ本番になってみると今までの私の想像のなんと陳腐なことか、タオルを持った彼の指先がそのタオルの端から私の乳首に微かに触れた、ただそれだけなのにまるで雷に打たれたようです

    エスパーの修行で重さ五百キロの岩を頭に落としたこともありましたが、まるで比較になりません

    「舞園さん、気持ち良い?」

    やばい、ちゃんと応えないといけないのに咽にうまく力が入らない

    精一杯の力を振り絞り、喘ぐように私は

    「もっと、もっとください」//////

    苗木君の目に驚きとほんのわずかな本能が見えます、その本能をさらに大きくしなければ

    「胸の裏、裏をお願いします、水がなかなか乾かなくて気持ち悪いんです」

    「う、うん」

    苗木君が私の胸を下から持ち上げる

    「ひゃっ!!!」/////

    「ごめん、いたくしちゃった?」

    違うんです苗木君、あなたに私の胸を掴んでもらえた、触ってもらえた、それが何より嬉しいだけなんです

    「だ、大丈夫です」ハアハアハアハア

    自分をうまく制御出来ない、甘い吐息が絶え間なく出てくる、思考がうまく出来ない

    ただ感じる、彼の優しい手つき、それによる私のときめきと興奮

    「舞園さん、次は何を?」

    もうダメ、駄目です

    私は無意識に彼の首の裏に手を回して

    「苗木君」

    「え?」

    私の胸に向かって彼を抱き寄せます

    痛い、少し強くしすぎちゃいました

    「ちょ、舞園さん!!」//////

    苗木君の鼓動もはっきりと感じられる、体温が上がる、息が荒くなる、頭が真っ白になりそう

    「お願いです、苗木君」

    わずかに残った頭でただただ思ったままを

    「私と一緒に寝てください」



  50. 50 : : 2018/09/12(水) 07:19:06
    五百キロの岩とかどっから調達したんだよ笑
    この時の苗木の思考も気になる
  51. 51 : : 2018/09/12(水) 12:14:33
    もはや舞園の修行がジェダイの修行と変わらなくなってる、これでライトセーバーも作るんなら尚更。
  52. 52 : : 2018/09/12(水) 21:39:01
    >>50 舞園「乙女の秘密ですよ」ニコッ

    >>51 不二咲「そういったものを創るのは僕たち技術者チームの仕事だよ」ニマッ




    「舞園さん…」

    感じます、苗木君の鼓動が早くなってる、これまでにないほど脈を打ってます

    「私は苗木君と一緒にいたいんです、だからお願いします」

    思考が纏まらない、頭に出た言葉をただ口に浮かべるので精一杯

    「僕は……」

    苗木君が私の胸から顔を上げ真剣な目で私を見つめます

    「良いんです、私は苗木君を世界中の誰よりも感じていたいんです」

    抱きしめられる、苗木君の白い胸に顔を押し付ける

    「舞園さん!!!!」

    強く強くひたすら強く抱きしめられる、苗木君の鼓動が直接私に伝わる

    「苗木君」ニコッ

    苗木君には見えてない、でも自然と顔がにやける

    苗木君の胸ってこんなに安心出来るんだ

    私ってこんなに相手に身を任せられるんだ

    まるでお母さんの子宮の中にいるみたい、とっても安心できて、暖かくて、信頼できて、何より気持ちが良い

    言葉が出てこない、何も考えられない

    「僕でよければいくらでも」

    駄目、まだこれから、これからなのに……

    目が……まだ、まだ苗木君に……

    頭をなでられる感触がする

    苗木君、それダメ押しですよ

    「お休み、舞園さん」

    そう言われ私の意識は夢の中に入っていきました


    ~~
  53. 53 : : 2018/09/13(木) 17:03:52
    苗木の温もりに安心しきってしまったか、今までの極度な修行の疲れも重なったんだね。
  54. 54 : : 2018/09/13(木) 20:37:43
    >>53  舞園「おっしゃるとおりです、本当に私としたことが」



    舞園「というわけなんです」

    不二咲「うん、よく分かったよ、途中から脳内に映像付きで見えてたし」

    舞園「私としたことが苗木君に抱かれて寝ちゃったんですよ!!!」

    不二咲「珍しいよね、やっぱり疲れてたの?」

    舞園「確かに前1週間は訓練にイメージトレーニングで疲労が溜まっていました、しかしそれ以上に苗木君に胸を触られ、抱かれた、この事実が私を眠りへと導いたんですよ」

    舞園(苗木君の中、とっても暖かかったなぁ)

    不二咲「すっごい気持ち良さそうな顔だったよ」

    舞園「あんなにイメトレしたのが仇になるとは……やはり新婚初夜のことや、子供の名前、手習いまで考えるのはやり過ぎましたか」

    不二咲「やり過ぎっていうか早すぎだね」

    舞園「ちなみに翌日は下の水着が太ももの辺りまで落ちてました」

    不二咲「えっ?」

    舞園「しかし!!!膜は無事でした……残念ながら」

    不二咲「苗木君、一体何をしちゃったんだよ」

    舞園「それは私のエスパーをもっても分からなかったんですが、翌日から苗木君の私の身体への反応が少しおかしくなったんですよ」

    不二咲「あっ、いよいよなの」

    舞園「はい、あれはタオルもサイコキネシスで遙か遠くの海まで飛ばして、おっぱい丸出しで苗木君と夫婦仲良く談笑をしていた時の話です」



    ~~
  55. 55 : : 2018/09/14(金) 07:27:00
    さすがの苗木も舞園をオカズに抜いたかしてたかな?なんとか苗木が自慰してるところを押さえればこっちのモノだけど…
  56. 56 : : 2018/09/14(金) 22:43:13
    >>55  舞園「それが本当に分からないんです、少なくとも物的証拠はありませんでした、あと苗木君は自慰何てしません、全部私に注ぎ込むに決まってます!!!」



    おかしい

    「それでね、その時葉隠君が五階から地面に落ちてさ」

    一体なにがあったというんですか

    「そんなことが…葉隠君は大丈夫だったんですか?」

    「下に左右田君作のパワードスーツを着た狛枝君がいて、クッションになって助かったんだ」

    苗木君から聞こえる心の声が

    「なるほど、流石狛枝君ですね」

    「まあ結局その後辺古山さんと九頭龍君に身ぐるみ剥がされて預金通帳空っぽになったんだけどね」

    「まあ自業自得ですね」

    「まあね」

    (色即是空色即是空、梵我一如梵我一如、アブラカダブラちちんぷいぷい南無妙法蓮華経……)

    (こんなのばっかりなんて……)

    私と苗木君の初夜が明け、することもないので朝食をとった後夫婦水入らずで談笑している今の今まで苗木君はこんなことばかり考えています

    口に出してるものと全く違う、まるで俗世を離れたいみたいに念仏を唱えたと思ったら魔法の呪文を唱えたりを延々繰り返しています

    私の顔ばかり見てせっかく丸出しにした胸に視線を向けることもなければ昨夜と違い苗木君の苗木君がバンザイすることもありません

    こんなの全く想定していませんでした

    「その時ね、江ノ島さんが入間さんの装置を奪って西園寺さんを大っきくしちゃって、あの西園寺さんのどや顔ったら」

    「可愛いことでしょうね」

    「いや、可愛いは可愛いんだけど……苗木お兄ごめんね、と言わんばかりのどや顔でさ」

    「気にしないで良いですよ、それに苗木君はそのままでも誰よりも格好良くて可愛いですよ」

    「それ、フォローでも何でもないよ!!!」

    このサイコキネシスを使い手に入れた婚前旅行必ず成功しなくてはならないのにこのままじゃ何もしないまま終わってしまいます

    (臨!!兵!!闘!!捨!!開!!仁!!裂!!在!!全!!)

    絶妙に間違ってますよ、苗木君

    波の音が激しくなる、風が窓に打ちつける、鳥たちが騒ぎ立てる

    なるほど、そろそろ嵐ですか、鳥の心をテレパシーし、手に入れた情報を整理し私は次なる作戦を考えます

    「その瞬間十神君のメガネが爆発四散してさ」

    (エロイムエッサイムエロイムエッサイムパラッパパラッパパラッパパラッパ僕らの……)

    このままじゃ絶対に終わらせませんよ苗木君



  57. 57 : : 2018/09/15(土) 07:19:46
    苗木はなんか恐ろしいものでも見たかのようだ、霧切と桑田の生き霊でも出たのかな?
  58. 58 : : 2018/09/16(日) 08:10:57
    >>57  舞園「もしそうだったなら私は霧切さんと桑田君を許しません、特に桑田君はこの世からもあの世からも消し去ります!!!!」



    さて、作戦を練るのに貴重な一日を使ってしまいましたがその間に変化もありました

    (逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ)

    苗木君の心の声が念仏や魔法の呪文に比べれば幾分かましになってきました、このまま行けば元の苗木君に戻るはずです

    誰の耳にもはっきりとわかるほど木々が揺れ波が荒れる音がします、それは私にさながら必ず苗木君を手に入れろと応援をしているようです

    「風が強くなってきたね」

    「はい、これは嵐が来るかもしれませんね」

    まあ、来るんですけどね、流石の私もまだ嵐を起こすほどの力はありません、しかし野生動物の勘は確かです

    「まあ外に出てもすることはないし、今日も話でもしてようか」

    「それなら私、苗木君に聞いてみたいことがあったんですよ」

    「何かな?」

    (僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない)

    「苗木君は学園を卒業した後にどうしてみたいですか?」

    (ちなみに私は苗木君とラブラブ生活を送ります)

    「うーんそうだねぇ……」

    外では雨が激しくなりさらに外では霧切さんが狛枝君もびっくりの形相で謎の水上疾走をしていました
  59. 59 : : 2018/09/16(日) 08:30:39
    なにやってんだ霧切さん
    つーかバリア作ったり津波起こしといて嵐を起こすのは無理なのか
  60. 60 : : 2018/09/16(日) 08:51:32
    苗木と結婚する為に激しい修行を積んでいたのは舞園だけじゃないか、愛に生きる乙女の底力は凄まじいな。
  61. 61 : : 2018/09/17(月) 21:20:03
    >>59  舞園「突風を起こすくらいは出来るんですが雨や雷を造ったりましてその状態を維持するのは出来ないんです」

    >>60  舞園「所詮は悪あがきですよ、苗木君は私にもうメロメロ何ですから」


    霧切さんが見当外れの方に逸れていく

    とことん苗木君と結ばれていない彼女に僅かながらの同情と揺るがぬ正妻の余裕をもち遙か遠くから彼女を見下ろし苗木君の話に耳をかたむけます


    「正直想像出来ないんだけど、皆と縁が切れずに遊んだり出来たら良いな」

    (逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ)

    「大丈夫ですよ、私は苗木君から離れたりしません、ずっと一緒にいたって良いと思ってますよ」

    胸を揺らして思いっきり媚びた目で苗木君を見つめます

    (僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない)

    変わりはありません

    「それは嬉しいな、でも舞園さんとそんなに懇意にしてたらファンの人に嫉妬されちゃいそう」

    問題ありません、もしそんなことがあってももみ消します、もちろんその方の記憶ごと

    「うふふ、嫉妬ぐらいされた方が男として箔がつきますよ」

    「そうかな?」

    「もちろんですよ!!!そしたらもっと素敵になれますよ!!!」

    もっとも今の苗木君でも素敵度はカンストしてるんですけどね

    雷が降る音に合わせて鳥たちのさえずりが強くなっていきます、だんだん近くなってくる
    そろそろですかね

    「舞園さんはどうなの?」

    「私ですか?」

    決まってますよ

    「私は普通の女の子みたいに愛する人と一緒に幸せな家庭を築いていきたいですね」

    身体全体を揺らす、ファンにも見せたことがない笑顔で、上目遣いで、モンブランより甘い声で、わずかに緩ました口元で、胸を挟み込むようにした腕で、くりっとさせたおへそで、手入れを重ねた胸で、私の全ての魅力を苗木君に伝えます

    「舞園さんもそんな風に夢を見てるんだね、てっきり僕なんかじゃ想像もつかないほどの壮大な夢かと思ったよ」

    (僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕は)

    「私だって女の子ですからね、やっぱり憧れるんですよ」

    遠くで霧切さんが空中疾走しながら奇声を発しています

    「舞園さんの旦那さんか、きっとすっごい幸せな人だろうね」

    あっ、転覆した船から人を救出しました

    「苗木君が立候補してくれたら何よりなんですけどね」

    イタズラっぽい声で純度100パーセントの本心を言います

    「ちょっと恐れ多いな」

    ほっぺたをかきながら照れたように笑う
    可愛すぎですこの顔だけでご飯1週間要りません

    「そんなことありませんよ苗木君は私なんかじゃもったいないくらいです」

    ん?私の部屋にアポとクズウニが侵入してますしかも物色を開始してますね

    「舞園さんったらそんな煽てないでよ」

    とりあえず大神さんと九頭龍君をテレパシーで呼んどきましょう

    「うふふ」

    その時突風が私達の小屋を叩いてきました

    「へ?」

    ガッシャン!!!!!

    大きな音とともに壁が盛大に壊れます

    「大変です!!!苗木君早く避難をしましょう!!!!!」

    さあ、これから第弐幕、吊り橋理論でラブラブ作戦開始です!!!!!



    ちなみにどうでも良いことですがクズウニとアポはバケツにコンクリで詰められて近くの海に投げ捨てられました


    ~~
  62. 62 : : 2018/09/18(火) 17:02:45
    今は苗木と舞園も無人島で新婚生活してるけどちゃんとした家で生活するなら一軒家かマンションのどっちで住むんだろうか?
  63. 63 : : 2018/09/18(火) 17:16:48
    舞園さんエスパーで情報量はんぱないのによく混乱せず脳内で処理できるなあ
  64. 64 : : 2018/09/18(火) 21:38:15
    >>62 舞園「安心してください、これはあくまでも婚前旅行です、ちゃんと結婚したら苗木君と立派な家でイチャイチャしますから、もちろん一軒家の方が良いですね、周りの皆さんに色々漏れてはいけませんから」

    >>63 舞園「エスパーになる前からアイドルの嗜みとして多面的な情報把握はしてましたから慣れてるんですよ、大変な所は愛でカバーできますしね」



    不二咲「なるほどね、それであの時葉隠君と桑田君がいなくなったんだ」

    舞園「全く、とんでもない二人ですね、念のため誰かが私か苗木君の部屋に入ったら感知できるようにしておいてよかったです」

    不二咲「帰ってきた二人は恐ろしい目にあったみたいでアンジー教に入信したんだよね」

    舞園「あっ、そうだったんですか興味ないので知りませんでした」

    不二咲「あとさ、もう一つ良い?」

    舞園「何でしょう?」

    不二咲「何で映像付きで脳内に送ってくるの?舞園さんのおっぱい丸見えだよ」

    舞園「???その方が分かりやすいでしょう」

    不二咲「いや、僕だって男出しさ、恥ずかしくないのかなって」

    舞園「不二咲君、もし君が女の子としても、幼稚園やら小学校低学年位の子と一緒にお風呂に入っても別に平気でしょう」

    不二咲「僕は高校生何だけど……」

    舞園「要するに恥ずかしい人と恥ずかしくない人がいるってわけですよ」

    不二咲「なんか微妙に納得出来ないなぁ」

    舞園「不二咲君は苗木君の千分の一位好きだから恥ずかしくありません!!!!」

    不二咲「……えっとありがとう」

    舞園「ちなみにアポやウニは不二咲君の三十京分の一くらいは好きです」

    不二咲「うん、じゃあ話を元に戻そうか、吊り橋理論で苗木君を落とそうとしたんだよね」

    舞園「はいっ!!!苗木君を色気で押したは良いんですが過剰にやりすぎたと考えた私の第二のプランです!!!!」

    不二咲「確かに、コロシアイとかは流石にいやだけど、無人島サバイバルなら吊り橋効果にピッタリかもね」

    舞園「危険なドキドキを恋のドキドキに変える魔法のタクティクス」

    舞園「それではご覧下さい!!!」


    ~~
  65. 65 : : 2018/09/19(水) 12:30:41
    また脳内に映像が流れてくるのか、ならポップコーンとコーラ用意しないとな。
  66. 66 : : 2018/09/19(水) 12:53:50
    つり橋効果による恋愛て一時的なものなことが多いけど舞園さんはうまく持続させることができるのだろうか
  67. 67 : : 2018/09/20(木) 21:15:29
    >>65  不二咲「僕はコーラよりメロンソーダ派だよ」ニコッ

    >>66 舞園「問題ありません、一瞬でも苗木君の野生を覚醒させたら後はラブラブ一直線ですから」


    「舞園さん、こっち!!!」

    ああ、可愛いだけでなく逞しい苗木君も素敵です

    「この小屋が倒れたら不味い!!早く!!!」

    伸ばされる腕、そっと掴む私、色んなことに目をつぶればまるで結婚式のワンシーンのようです

    「苗木君!!!!」

    「とりあえず行くよ!!!」

    手を取り合い浜辺をかけてゆく私達

    これはもう完全にカップルです



    しばらくして、私達はとある洞穴に身を寄せていました

    「しばらくここにいよう」

    ぽつんぽつんと滴る水の音、外の荒々しい雨風と違い私達をリラックスさせてくれます

    「仕方ありませんね、まさか嵐がやってくるなんて……」

    「これも僕の不運のせいかな……」

    うなだれる苗木君、全然不運じゃありませんよ!!!

    「そんなことはありませんよ苗木君、苗木君はなんにも悪くありません、今は助けが来るまで一緒に生き延びることを考えましょう」ニコッ

    雨に濡れ髪が少し艶めいています、普通の男ならイチコロ何ですが苗木君はそうはいきません

    「そうだね、頑張ろう舞園さん!!!」ニコッ

    ズキュン!!!やはり駄目です、どう考えても私のほうがイチコロされちゃいます

    しかし私は負けません、苗木君との幸せな生活のため、負けるわけにはいかないんです!

    「さしあたっての問題はこんな状態で寝たら風邪を引いてしまうことですね」

    「せめて火を起こせたらな」

    実は発火能力はとっくに会得済みなんですが、そんな素振りはつゆ見せず

    「そんな必要はありませんよ」

    「どういうこと?」

    「古今東西こういうシチュエーションでは決まってることがあります」

    息をためて大きな声で

    「ずっとひっついて人肌で暖めるんですよ!!」

    苗木君の心の声が聞こえます

    (頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ)

    初めに比べれば大分元に戻ったみたいですね

    これで苗木君を完全に元に戻してあげます

    「さあ!!!苗木君一緒に寝ましょう!!」

  68. 68 : : 2018/09/21(金) 07:24:13
    苗木の理性すごいなー
    ここまで耐えきるとは
  69. 69 : : 2018/09/21(金) 12:08:32
    今度は眠るなよ舞園、せめて恋愛のCまでいけないか?
  70. 70 : : 2018/09/22(土) 17:21:46
    >>68  舞園「苗木君はおそらく学園トップクラスの精神力を持っているので理性も桁外れに強いんでしょう」

    >>69  舞園「同じミスを二度犯したりはしませんよ」



    (ハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハム)

    幸せです

    昨夜は苗木君と背中合わせに寝る羽目になってしまいましたが今日は初日以来のベタベタ睡眠タイムです!!!!!

    少しずつしかし確実に苗木君の理性を削るようにさながら幼い子供のように身体を押し付け私の女体を苗木君に感じさせます

    そう、胸も尻もお腹もほっぺたも唇も髪もおへそも首も脇も背中もうなじも足も腕もそして私の大切な場所も一つずつじっくりと苗木君に堪能してもらいます

    「舞園さん、ねえ身体ひっつけすぎじゃない?」

    心苦しいですが狸寝入りを決め込みます

    「寝てるの?」

    苗木君の理性の鎖を斬るため私は無抵抗で、無力で、従順な女になっても構いません

    苗木君は紳士ですがやはり男です、普段はその性格から私達の顔をまっすぐ見つめてくれますがそれだけでは足りないのです、私の身体見て滅茶苦茶にするために、私が起きていては駄目なんです

    (ハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハムハム)

    初日の夜不覚にも寝てしまいあれから何があったのかは知りません、ですが今なら初日と同じ今なら苗木君は必ずアクションを起こすはずです

    それは一体何なのか、私を滅茶苦茶にしてくれるものなのか、それとも全く違うことなのか

    私の知ってるそのへんの男どもならとっくに私の胸を揉みしだき尻を嘗め回し私を犯しているはずです

    だが苗木君は違う、だからこそ私は苗木君の今からを知らなくてはならないんです、いずれ私達の子供を授かる儀式をするために

    苗木君を知り作戦を考え既成事実を作る、この夜はそのための下調べです

    苗木君が襲ってくる気配があれば何気なくサポートをし達成させる、なければ襲わせるための対策を練る

    今の苗木君の心臓は、サバイバルのドキドキと私の身体へのドキドキでセレスさんに虐げられる時の山田君よりも早く、葉隠君に対する大神さんの一撃より強く鼓動しています

    (僕は……)

    正常な思考に変わった!!!

    ついに始まったようですね、さあ、見せてもらいますよ、聞かせてもらいますよ、これから一体何が起こるのか、そして苗木君の心を!!!!



  71. 71 : : 2018/09/22(土) 20:19:18
    今仮に襲って来たとして妊娠する問題はどうすんだ
    アイドルにとってスキャンダルだろうに
  72. 72 : : 2018/09/22(土) 22:45:20
    今だに霧切は苗木を助ける為に奔走してるのかな?
  73. 73 : : 2018/09/23(日) 16:24:37
    >>71 舞園「大丈夫です、もちろんいずれは苗木君との間に玉のような子を授かりますが今回は目的が苗木君と繋がる事なのでピルを飲んで調整してきました」

    >>72  舞園「霧切さんなら見当外れの方向に爆走して今はインド洋で苗木君の名前を叫んでますよ」


    これが苗木君の心ですか

    (僕は舞園さんを滅茶苦茶にしてみたい)

    是非お願いします!!!

    (駄目だよ!!!舞園さんに悪いと思わないの?)

    なるほど、これは天使と悪魔の葛藤ですか

    天使の苗木君はまさにTHE天使ですね、神秘的なヴェールを着ていますが溢れ出る可愛さは隠し切れていません

    悪魔の苗木君も黒い服を着てはいますがおどろおどろしい感じは全くなく、コスプレをしているように見えます、もちろん可愛さはカンストですよ

    (何言ってるの?男と一緒にこんな格好で寝てるんだよ、襲えって言ってるのと同じだよ!!!)

    (それは違うよ!!!舞園さんは僕を信頼してくれてるんだよ、こんな所で不安なのに嵐まできて、誰かに守ってもらいたいと思って当然だよ)

    (別にそれと襲うとは別の話でしょ、大丈夫だって胸を揉んだくらいは気づかれないよ)

    (そういう問題じゃない!!!僕は舞園さんと舞園さんの僕への信頼を守る義務があるんだ!!!)

    (全く、初日も同じような事を言ってたよね頑固なんだから)

    (頑固で結構!!!!)

    天使の苗木君の方がどうやら強い見たいですね、ですがこのまま言ってもあのぶっ壊れ苗木君にはならないはずです

    (損するよ、君は、毎日毎日美人な皆に囲まれてラッキースケベの体験だってあるのに今さら気にする必要はないって、故意か偶然かの違いでしかないんだからさ)

    (それが分水嶺だよ!!!)

    (僕は君だよ、君がどんなに今我慢してるのかは世界で一番理解してるよ、苦しいよねもどかしいよね、そんな苦痛も胸に手を伸ばして力を込めればあっという間に無くなるよ)

    (うるさいうるさい!!!!)

    (君は初日からずっと自分を削ってる天使の君にも男の本能はあるからね)

    (僕は天使、苗木誠の理性だ!!!そんなもんに負けるか!!!)

    おっ、形勢が変わってきましたね、頑張って下さい悪魔の苗木君!!

    (君は初日に自ら壊れる事で一時的に本能を抑えることに成功した、でも今は使えないなぜならもう一度使ったら表面にも影響を及ぼして舞園さんに気づかれてしまうからだ)

    (うっ)

    (そんなことが優しい苗木君に出来るわけないよね、舞園さんに余計な心労をかけることになるんだから)

    なるほど、そういうことだったんですか

    (素直になりなよ、本能にその身を任せて楽になれば君は新たな自分を発見出来るはずだよ)

    悪魔の苗木君、もうちょっとです!!!

    (僕はそれでも出来ない!!!!!そんなこと人として最低の行動だ!!!人の信頼を裏切って滅茶苦茶にして、その後に待っているのは絶望だけだよ!!!)

    やはり強いですね、苗木君絶望なんて待っていません、そこにあるのは眩い希望の光なんです

    (ばれなきゃ良いんだよ、どうせこの数日間で疲れてる舞園さんはぐっすりだ、下をおろしてくちゃくちゃしても気づきやしないよ)

    (惑わされないぞ!!!)

    仕方ありません、こうなれば悪魔の苗木君に私も加勢するしかありませんね

    さりげなく腰を苗木君にこすりつけ、寝苦しそうなふりをして下を足首まで下ろします

    (おっ!!!こりゃラッキーだね、舞園さんも犯して欲しがってるらしいよ)

    (偶然だ!!!)

    これでも駄目とは、流石は苗木君素晴らしい精神の持ち主ですね

    次の作戦を考えなくては


    ~~
  74. 74 : : 2018/09/23(日) 16:56:52
    実際手を出した後のことを考えると素直に襲うことはできないよなあ
  75. 75 : : 2018/09/23(日) 17:29:42
    やはり苗木は葛藤してたか、ここは舞園が同意してセッ○ス誘えば苗木も我慢しないが、舞園のプライドもあるし難しいな。
  76. 76 : : 2018/09/23(日) 17:52:42
    苗木の脳内にテレパシーで潜入して色々吹き込めばいいんじゃない?
  77. 77 : : 2018/09/24(月) 22:44:38
    >>74  舞園「1度でもだしてくれたなら私が一生一緒にいて生活も豊かにしてみせます!」

    >>75 舞園「苗木君に直球ストレートで言ったら私は軽い女だって思われてしまいます!」

    >>76  舞園「もちろんそれも試したんですが……」



    舞園「それから本当にいろんな事をして天使の苗木君を堕天使にしようと画策しました」

    舞園「寝てるふりをしながら苗木君の苗木君を舐めたり、パフパフしたり、テレパシーで脳内に干渉して直に落とそうとしたり、アンテナを揉みほぐしたり、苗木君の上に覆い被さってみたり、そのまま水着越しに疑似挿入しようとしたり、本当に色々です」

    不二咲(やばいよ舞園さん)

    舞園「それでも苗木君は墜ちませんでした、あれほど強い理性をもっているとは流石は苗木君ですよ、日向君や最原君とは比べものになりません」

    不二咲「あはは」

    舞園「そんなこんなしている間に夜が明けていましたが以前嵐は吹き荒れていました」

    不二咲「いよいよ最終日になったんだね」

    舞園「はい、でも私はこれを最終日にするつもりはありませんでした、バリアも私の回復と苗木君エネルギーがたまってのこり二日は出来る予定だったんです」

    不二咲「ならなんで?」

    舞園「私でさえ予想出来なかった事件が起こってしまったんですよ」

    舞園「忌まわしいあの事件が……あれさえなければ苗木君と婚前旅行をもっと楽しめたのに…」

    不二咲「一体それは?」

    舞園「あれは………」


    ~~
  78. 78 : : 2018/09/25(火) 07:28:40
    霧切さんがなんかやらかしたか?
  79. 79 : : 2018/09/25(火) 13:13:26
    さすがにここまでやって苗木が反応しないなら自分でヤりたいて言わないと無理やろー
    苗木がそれで失望するとは思えんし
  80. 80 : : 2018/09/25(火) 16:50:34
    あんまり日向と最原の事は言わないようにな舞園、これ以上二人を苗木より下に見たら赤松と七海が黙ってないと思うぞ…
  81. 81 : : 2018/09/25(火) 23:29:20
    >>78 舞園「霧切さんなら今は瀬戸内海を走ってますよ」

    >>79 舞園「私にも女としてのプライドがあります、必ず苗木君から私にプロポーズひいては子作りをしたいと言わせて見せます!!!」

    >>80  舞園「そう言われましても苗木君と比べたら誰であってもミジンコみたいなものですし」

    ~~

    「おはよう舞園さん」

    「おはようございます、苗木君」

    開眼一番苗木君の生顔、これだけで今日一日を過ごせます

    「苗木君はぐっすり眠れましたか?クマができているようですが」

    「あはは、ちょっと嵐が気になっちゃってさ」

    噓はいけませんよ苗木君、昨夜は私のことで頭がいっぱいで眠れなかったんでしょう

    「そうですか……そうだ!!!ならこれを」

    私はすぐさま正座をし膝をポンポンと叩きました

    「もしかして膝枕?」

    赤みがかかった頬で苗木君が呟くように確認をしてくれます

    「はい!!!自慢じゃありませんが私の膝枕はメンバーにも好評で、皆リラックス出来るらしいんですよ、さあさあ遠慮なく」

    もう一度ポンポンと叩きます

    「でも、それって舞園さんが大変なんじゃ」

    「以外と大丈夫ですよ」

    苗木君なら1年間やっても疲れないでしょう

    「でも………恥ずかしいし……」

    可愛い!!!!!!!!!!ああ神様この世に苗木君を産んでくれたことを心の底から感謝します

    「何言ってるんですか!!!この非常時に体力がないなんて危険ですよ!!!膝がお気に召さないなら胸枕でも構いません!!!」

    胸を揺らして大声で叫びます、気のせいか嵐の音の中に一筋の異音が混じったような

    「いやいやいや!!!さすがに駄目だって」

    太陽のように顔を真っ赤にして叫ぶ苗木君、ここまで来ればあと一歩です

    「胸枕が嫌なら膝枕をさあ!!」

    「うう……お願いします」

    あきらめたように項垂れる神が生み出した奇跡を体現した苗木君、早く早く!!!!

    ぽすん、と頭が卸され髪の毛が膝に絡み付きます、スベスベで気持ちいい

    「あっ気持ちいい」

    「でしょう、苗木君気に入りましたか?毎日これで寝てみたいですか?」

    「流石に毎日なんて悪いよ」

    「つまり毎日じゃなかったら良いんですね!!!言ってくれたらいつでもしますから遠慮なく申しつけてください」

    (あはは、舞園さんテンション高いな、やっぱり不安なのに空元気で僕を励まそうと……僕はそんな彼女にあと一歩で最低なことを……)

    そんなことありません!!!!!


    ああ、こんな時間がずっと続けばいいのに…

    そうこんなことを考えていた夫婦団らんの幸せタイム
    こんな私が数時間後身を焦がす、いや、あまりの怒りの熱量でこの島を焼き尽くしそうになる事件が起こるなんてこの時は想像もしていなかったんです

    その怒りはもしかしたら自分勝手な怒りだったかも知れない、でもそんなことは私には関係ありません

    私はただ苗木君との時間を無くされた、その事に怒ったんですから
  82. 82 : : 2018/09/26(水) 18:03:20
    レスキュー隊の人が助けに来てくれたならありがたく救助されとくのが得策だぞ舞園、ここでキレたら舞園は苗木を拉致誘拐した犯罪者になってしまうかもしれない…
  83. 83 : : 2018/09/27(木) 22:00:56
    >>82 舞園「レスキューではありません、もっと醜悪で矮小な人間です」


    「舞園さん、ありがとうね、大分リラックス出来たよ」

    苗木君が膝から私の胸を凝視しながらお礼を言ってくれます 

    私はさりげなく苗木君の鼻に胸を接触させながら

    「もう良いんですか?」

    「うん、体力もすっかり戻ったよ」

    苗木君の鼻息が胸をくすぐります、さながら天使の息吹のごとく私を癒してくれます

    すると唐突に苗木君が

    「あれ?」

    その時、そうこの瞬間から私達の婚前旅行の終わりの鐘は鳴り始めたのです

    「どうかしましたか?」

    「いや、今何か嵐の中に変な声見たいなやつが聞こえたような」

    そう言うと苗木君は洞穴を出てスタスタと浜辺の方へと向かって行きました

    私が異変を感じ取ったのはまさに瞬間、刹那のことでした

    感じ取るや否や私は夢中で苗木君の元に走り出していました

    しかし、既に全ては手遅れでした……

    「なんで!!??大丈夫!!?」

    やめてください、苗木君

    「まさか二人までこんな所に流されていたなんて」

    そんな蛆虫放っておきましょうよ

    「ポリバケツにコンクリート詰めなんて……」

    私達だけの時間が

    「気をしっかり持って!!!」

    無くなってしまいます

    「葉隠君!!桑田君!!もう大丈夫だからね!!!」

    正直この時はなんでここにいるのか分かりませんでした、私は遠くから苗木君を見守り唖然と立ち尽くしていましたが無意識の内に上の水着を着用していたらしく胸が少しきつくなっていたのを覚えています

    そして、混乱する頭が考えていたいたことは

    浜辺に打ち上げられたアポとクズがなぜいるかではなく、なんでいるんだ邪魔者が、という圧倒的な怒りでした
  84. 84 : : 2018/09/28(金) 07:27:37
    まさかの展開
    つーかコンクリート詰めでよく生きていたな
  85. 85 : : 2018/09/28(金) 12:12:54
    そこまで怒る事もないだろう、また舞園のエスパーで津波を起こしてダベとアポを本州まで、送ってあげればいいじゃないか。
  86. 86 : : 2018/09/28(金) 16:52:13
    苗木が見つけちゃったからなあ
    それは無理だとおもうよ
  87. 87 : : 2018/09/28(金) 22:12:08
    >>84 舞園「生命力はゴキブリどころかクマムシなみのクズですからね」

    >>85 舞園「>>86さんのいうとおりです、私が先に見つけていれば南極まで吹っ飛ばしたんですが」

    嵐はまだ吹きすさんでいました

    蛆虫共が可愛い苗木君に心配されている

    蛆虫共の分際で私と苗木君のラブラブタイムの邪魔をしてくる

    私の部屋に侵入した蛆虫共が今度は苗木君との時間までも介入してくる

    私の苗木君を…………

    赦さない!!!!!!!!

    なぜ二人がいるのかは後になり冷静になったら想像はつきましたがこの時の私は今世紀最大クラスに怒っていました

    なにせ気づいたら後ろにあった森が三分の一消えていたくらいでしたからね

    「だ、だべぇ」

    「アポポォ」

    「良かった、まだ生きてる!!!」

    苗木君の優しさにつけ込み必要に私の邪魔をしてくる蛆虫共

    苗木君がいるから滅多なことはできません

    そして何よりこのままだとこのクズアポコンビとも無人島生活をしなくてはなりません

    無性に腹が立ち、怒りで全身が震え、隣の島が真っ二つになるのを感じました

    「舞園さん!!!このコンクリートを壊せるもの探してきて!!!」

    「はい」

    駄目だ、駄目だ、あんなのと一緒に居たくない

    苦渋の決断を下すしかない

    私は憎しみに震えながらバリアを消し、北海道近くの海を爆走してる霧切さんに連絡をしました

    「あっ、霧切さんですか?」


    こうして私と苗木君の婚前旅行は終わりを告げました

    私はクズ虫達への復讐の方法と次なるラブラブ計画を練り始めました


    空はいつの間にか雲一つ無くなり、風もやんでいました



    ~~
  88. 88 : : 2018/09/29(土) 00:47:55
    純潔の壁。貞操観念を乱すところから始めないと難しいかもなぁ
  89. 89 : : 2018/09/29(土) 07:18:30
    終わったあと霧切さんに何かされたりしなかったのか?
    嫉妬は怖いと聞くが
  90. 90 : : 2018/09/29(土) 07:54:20
    霧切を呼んだのか、これだと苗木が霧切に感謝して、信頼度が上がってしまう…て言うか霧切凄いなインド洋から北海道の近く迄1日で走破するとは艦娘みたいな事するなぁ。
  91. 91 : : 2018/09/29(土) 20:22:19
    >>88 舞園「苗木君の貞操観念を乱すのは宇宙空間を裸で暮らすこと以上に難しいでしょうね、だからこそラブラブ夫婦にならなくては」

    >>89 舞園「大丈夫です、この前霧切さんも絶海の孤島に苗木君を連れて行って連続密室殺人事件に巻き込んだことがありましたからお相子です」

    >>90 舞園「こういうと少し複雑ですが、愛に不可能はありません!!!」



    舞園「そうして霧切さんに帰りの船を手配してもらい私達は学園に帰ってきたんです」

    不二咲「えっと……大変だったね」

    舞園「はい、本当に大変でした、まさか蛆虫共がやってくるなんて……とりあえず報いとして頭は水中、他の上半身は氷付け過半数は火炙りで、そして潜在的に最もつらい相手からひたすら刺される夢をみせました」

    不二咲「うん、大変だったね」

    舞園「しかし、あの事件で苗木君と私の距離は随分変化をしました、そして不二咲君、実はあなたに少し話があるんですよ」

    不二咲「???」

    舞園「分かってますよ、不二咲がなぜエスパーのなり方を私に聞いてきたのか、ズバリ強くなりたかったからでしょう」

    不二咲「う、うん」

    舞園「私はこれからまた一つ新しいエスパーを手に入れる修業をします、ですが一人だと少々時間がかかってしまいそうなんです、だから」

    舞園「不二咲君、私と一緒に修業しましょう!!」
  92. 92 : : 2018/09/29(土) 20:28:39
    おっと予想外の展開
    ちーたんがエスパー入手したら何に使うのか
  93. 93 : : 2018/09/29(土) 23:23:25
    >>92 舞園「さてさて、どうなりますかね」

    不二咲「僕がエスパー?」

    舞園「はい!!!私が長々と話しつづけていたのも不二咲君に協力をしてもらいたかったからです」

    不二咲「でも…」

    舞園「大丈夫ですよ、初めは誰でも初心者です、私だって苦労をしました」

    不二咲「舞園さん…」

    舞園「私には時間が無いんです、ぜひとも協力してください!」

    不二咲(僕がエスパーに……確かになりたかったけど、そんな簡単にいくわけ無いよね…でも)

    不二咲「こっちこそお願い舞園さん!!!僕は強くなりたいんだ!!!」

    舞園「ありがとうございます!!!!」

    舞園「ではこれから早速がん張りましょう!」

    不二咲「うん!!」
  94. 94 : : 2018/09/29(土) 23:28:36
    初めは思いつきでしたが、なんか書いてる途中で調子に乗って長くなってきそうなので一旦終了にします

    次回は 不二咲「これがエスパー」舞園「がん張りましょう不二咲君」
    てな感じのタイトルで行きます、ここまで読んでくださった皆さん、どうぞお手すきの時によろしくお願いします
  95. 95 : : 2018/09/29(土) 23:43:52
    乙です!
    次回作の不二咲がエスパーを習得する話も今から待ち遠しいです
    出来れば舞園と苗木のクリスマスや新年とかも見てみたかったですが…
  96. 96 : : 2018/09/30(日) 08:50:55
    頑張れー

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