このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
進撃の巨人&saw
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- 1 : 2018/08/18(土) 06:40:41 :
- 自分は、そのとき光が見えずここがどこなのか分からずにいた。昨日、何があったのかも覚えていない。
そして、電気がついた。その光景に驚愕する。
104期生のミカサ、アニ、ベルトルト、ジャン、コニー、サシャ、ユミルが倒れていた。
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- 2 : 2018/08/18(土) 07:35:19 :
- 自分は、みんなを必死に起こそうとした。
エレン「おい!しっかりしろ!」
ミカサ「……ん?エレン?」
ミカサが目を覚ます。
アニ「ここは…」
ジャン「なんで、こんな所にいるんだよ。」
コニー「いててて…」
サシャ「私のパン…」
ベルトルト「こ、これはまさか。」
その時、いきなり、音声が流れる。
???「やあ、104期生の諸君。」
???「今、自分たちはなぜ、閉じ込められているのか不安に思っていることだろう。」
???「しかし、それは重要ではない。今、閉じ込められているのが問題なんのだ。」
???「君たちは二時間で、数々のゲームをクリアし、脱出しなければならない。」
???「しかし、その扉は、三時間後開く。その時には、すでにゲームは終わっている。」
???「お前たちは、心臓を捧げよ と言ってきたが本当に心臓を捧げる覚悟があるのか?」
???「今日その事実がはっきりする。」
???「ゲームスタート」
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- 3 : 2018/08/18(土) 07:56:24 :
- エレン「おい!なんなんだよこれは!」
ジャン「馬鹿馬鹿しい。」
サシャ「ねえ、こんなものを発見しました。」
そこには鍵と紙が置いてあった。
その紙には、「ドアに鍵を差し込むな。」と書かれていた。
ジャン「差し込もう。」
ベルトルト「ダメだ、ドアには差し込むなと…」
ジャン「これは訓練の一貫だ。おそらく、教官らが見てる。自分らを試しているんだ。早く終わらせる。」
そして、コニーが穴を覗き、鍵を差し込んだ。
すると、「バン!」
と大きな音がした。。
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- 4 : 2018/08/18(土) 18:15:37 :
- 「バン!」と大きな音がした。
すると、鍵を差し込んでいたコニーが、突然倒れた。目が撃ち抜かれ、脳天を貫通していた。
サシャ「うあああああああああ」
ジャン「おい、大丈夫か?コニー!」
アニ「うそ………」
ユミル「おい、まじかよ。」
ミカサ「………」
エレン「お、おい、コニー嘘だろ。」
ベルトルト「だから言ったろ!ジグソウは僕達を試している。これはゲームだ。ちゃんとルールに従って。」
エレン「ジグソウって誰なんだ!」
ユミル「知らないのか?連続殺人鬼だ。」
ベルトルト「違う、さっきも言ったように僕達を試している、ルールに従って!」
ミカサ「何で分かるの?」
ベルトルト「……ゲームしたことがあるから。」
エレン「どう言うことだ?」
すると、閉じていた扉が開く。
ベルトルト「……話は後で」
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- 5 : 2018/08/18(土) 20:09:17 :
- 扉が開き、先に進んでいくエレン達。
エレン「で、ベルトルト。「ゲームしたことがある。」と言ってたが、どうゆう意味だ。」
ー回想ー
二年前だった。
僕は、ライナーと兵舎に戻る途中、変な物音がしたんだ。
ベルトルト「何だろう。」
ライナー「ちょっと、見てみるか。」
ライナーとその音が何なのか、確かめに行ったんだ。
……そこからは、覚えてなくて。
気づいたら暗い所で拘束されていて、変なものを口のくわえられていた。
しばらくして、電気がついた。
そしたら、赤い目をして、ほっぺに、赤いくるくるした線(通称 スパイラル)が付いている人形が、歩いきて。こう言ったんだ。
ビリー人形「やあ、ベルトルト。」
ビリー人形「私はジグソウと言う。」
ビリー人形「ゲームをしよう。」
ビリー人形「君は、沢山の嘘をついてきた。さらには他人を見つめ続けた。」
ビリー人形「君は、他人をみるのが好きなようだが、自分を見つめなおして見ろ。」
ビリー人形「君が今、付けているのは、顎を粉砕する道具だ。原理はトラバサミの逆の原理だ。その逆トラバサミを取る為の鍵は。」
ビリー人形「君の体の中にある。そう、腹だ。」
腹を見ると、確かに一度開いた跡があった。
ビリー人形「タイマーは一分に設定してある。」
ビリー人形「つまり、一分以内に腹の中の鍵を取り出し、その装置を外さなければならない。」
ビリー人形「さあ、どうする。生きるために血を流すか。それとも、ゲームオーバーになるのを待つか。」
ビリー人形「選択は君次第だ。」
ビリー人形「ゲームスタート」
そう言って立ち上がると、タイマーが作動した。
そして、そこにあったナイフを使って、腹の傷を開けて、手を入れて、中の鍵を取り出し、その装置を外す事に成功したんだ。
そして、外に出たんだ。
ライナーも大丈夫そうだった。
血がたくさんついていたけど。
ベルトルト「ライナー、無事だったんだね。」
ライナー「ああ、なんとかな。」
そして、僕とライナーは、この事を隠そうと言う事になって。
血を洗い流して、傷口を縫って。
何事もなかったように戻ったんだ。
ーーーーーーーーーーーー
ベルトルト「こう言う事だよ。」
エレン「そんな事が……」
アニ「何で黙っていたの?」
ベルトルト「心配かけたくなくて。」
ジャン「なんだよそれ。」
そして、歩いていると、扉があった。
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- 6 : 2018/08/18(土) 23:41:47 :
- その扉を開けると、布で覆われているものがあった。
そして、全員入ると扉が閉まった。
そして、音声が流れる。
ジグソウ「やあ、サシャ。」
ジグソウ「ゲームをしよう。」
ジグソウ「貴様は自分の欲を満たすため、悪い事と知りながら食べ物を盗んできた。」
ジグソウ「貴様の盗んだ食べ物は、飢えたものから見たら、「生きる希望」だ。」
ジグソウ「その希望を奪ったお前には、生きる価値など無い。」
ジグソウ「だが、私は人間、裁くことはできない。」
ジグソウ「生きれるかどうかは、神にゆだねるとしよう。」
ジグソウ「まず、足枷をはめるのだ。」
ジグソウ「その布の下には、箱が入っている。」
ジグソウ「その中に、針がある。」
ジグソウ「ちなみに、一つは普通の針だが、もう一つはドクササコという、睡眠作用があるキノコを塗ってある。」
ジグソウ「どちらか一つを選び、自分に刺すのだ。」
ジグソウ「3分後にはこの部屋で爆発が起こる。」
ジグソウ「成功すれば、足枷の鍵を渡すが、失敗すれば、永遠の眠りについてもらう。」
ジグソウ「選択は君次第だ。」
ジグソウ「君が足枷をはめたら、ゲームスタートだ。」
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- 7 : 2018/08/19(日) 00:24:00 :
- サシャは仕方なく足枷をはめた。
そうすると、タイマーが動き出した。
エレン「早く針をうたないと。」
サシャ「ちょっと待ってくださいよ、心の準備が……」
ジャン「当たる確率は、半分だからな。」
みんなはとにかく、あたりが来る事を願った。
エレン「じゃあ、い、行くぞ」
サシャ「はい。」ガタガタ
エレンはサシャの首に、一つの針を刺した。
エレン「どうだ?」
サシャ「………何ともありません。」
エレン「よかった。」
ユミル「でも、鍵が落ちてこないぞ。」
エレン「そんなはずは無い、成功したのに。」
不安に思うエレン達だが、その予感は的中した。
サシャ「なんか、だんだんと……ねむ……く……。」
バタン
サシャは寝てしまった。ハズレを引いたのだ。
ユミル「サシャ?サシャ!」
エレン「くそ!もう時間がない。みんな早く出ろ。」
あと、15秒。
ユミル「くそおおおおお」
ガチャン
扉を閉めて数秒後。
ドカン!
と爆発した。
ユミル「くそ……」
エレン「ジグソウ………絶対殺す。」
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- 8 : 2018/08/19(日) 04:03:54 :
- 普通に面白い
期待期待
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- 9 : 2018/08/19(日) 06:35:40 :
- そして、前へ進むとまた扉があった。
中からは叫び声がする。
扉を開けてみると、マルコが、大きな装置に十字架の如く手と足を釘で刺され、動けない状態にあった。
そして、音声が流れる。
ジグソウ「やあ、マルコ。」
ジグソウ「ゲームをしよう。」
ジグソウ「君は、とても心優しい人間だ。どんな事も綺麗に受け止めて、みんなを引っ張った。」
ジグソウ「だが、本当に誰かついてきた人はいたのか?」
ジグソウ「今日それが分かる。」
ジグソウ「彼らが、血を流さなければ、君は助からない。」
ジグソウ「彼らには、大きなコップに血を捧げてもらう。」
ジグソウ「心臓を捧げる事が出来るのならこれくらい簡単な筈だ。」
ジグソウ「生か死か。選択は彼ら次第だ。」
ジグソウ「ゲームスタート」
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- 10 : 2018/08/19(日) 06:57:44 :
- そして、タイマーが作動した。制限時間は一分だった。
エレン「おい、マルコ、大丈夫だ、今から血を入れる。」
エレン「おい、みんな手伝ってくれ。」
ジャン「よ、よし、みんな………やるぞ。」
そして、みんなは自分を切ったが、中々、血がたまらない。
エレン「早く、溜まれよ!」
ミカサ「こんな方法じゃダメ。」
エレン「じゃあ、どうすればいいんだよ!」
ミカサ「血が多く出る所を切るしかない。」
エレン「血が多く出る所……手首か!早速やるぞ!」
ミカサ「待ってエレン!」
エレン「なんだ!」
ミカサ「そしたら、あなたが死んじゃう。」
ミカサ「それにもう、時間がない………。」
あと、5秒。
エレン「くそそおおおおおおお!」
そして、タイムオーバーになり、マルコの下から火が出た。
マルコ「ああああああ!」
マルコ「ああああああああああ!」
身動き出来ないマルコが燃えている。それを見る事しか出来なかった。
そして、マルコが焼き焦げたあと、扉が開く。
エレン「くっそ……………」
ミカサ「…………」
アニ「…………」
ジャン「…………」
ユミル「…………」
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- 11 : 2018/08/19(日) 15:38:13 :
- そして、その奥にまた扉があった。
その扉を開けると、ミーナが氷の上に立っていて、首に鎖をつけ、ぶら下がった状態で固定されていた。
全員入ると扉が閉まった。
そして、また音声が流れた。
ジグソウ「やあ、アニ。」
ジグソウ「ゲームをしよう。」
ジグソウ「目の前にいる人は君にとって大切な人だ。」
ジグソウ「冷たかった君に、手を差し伸べた友達だろう。」
ジグソウ「だが、一緒に悪い事をしていたのも、私は知っている。」
ジグソウ「では、悪い事をしてきた兵士の覚悟を見せてくれ。」
ジグソウ「30秒で解除しないとミーナとは二度と話すことはできない。」
ジグソウ「解除の鍵は、君の目の前にある、だが、鍵を取ると銃の引き金が引かれる。」
ジグソウ「親友の命を救うため、自分の命を犠牲にできるかな?」
ジグソウ「生か死か。選択は君次第だ。」
ジグソウ「ゲームスタート」
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- 12 : 2018/08/19(日) 17:47:38 :
- アニ「まず、鍵を取らないと。」
ミーナ「早く助けてえええ」
ミカサ「でも、鍵を取ると引き金が引かれる。」
アニ「確かに……ん?」
エレン「どうした?」
アニ「鍵と紐の繋ぎ目が外せそう。」
ジャン「それを外せば、引き金を引くことなく取れるな!」
エレン「早く外せ!」
アニ「もうちょっと……よし!外れた。」
そして、鍵を取った。しかし。
バン!
と、引き金が引かれて、その弾道の直線にいたユミルに当たってしまう。
ユミル「う…………」
ジャン「ユミル!」
そこで気を取られていたアニは、タイマーが進んでいるのに気が付かなかった。
ミーナ「アニ!」
アニ「あ、しまった!」
気づいたアニはすぐに駆け寄るが。
ピーーー
タイマーが0になった。
ミーナの上にあった、二つの氷の塊が、振り子のようになって、ミーナの頭でぶつかった。
ミーナの頭は完全に粉砕された。
アニ「あああああああ!くそおおおおお。」
ユミルは撃たれて死亡。ミーナは頭を粉砕されて、死亡した。
そして、扉が開いた。
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- 13 : 2018/08/19(日) 18:20:59 :
- エレン「くそ、いつまで続くんだよ。」
アニ「ミーナ……」
ジャン「嘆いていても仕方がない。早くこんな所からさよならしようぜ。」
エレン「ああ、そうだな。」
ミカサ「………」
エレン「おい、ミカサ。何黙り込んでいるんだよ。」
ミカサ「……昨日、何をしていたのかが思い出せた。」
ジャン「本当か!教えてくれミカサ。」
ミカサ「よくは覚えて無い。でも、だいたいは思い出せた。」
ー回想ー
その日は、強化合宿の日だった。
エルヴィン「では、104期生の諸君!! 強化合宿頑張ってくれ。」
みんな「はい‼︎」
リヴァイ「でも、最近。誘拐事件が多発しているからな。気をつけろ。」
みんな「はい‼︎」
そして、私達は、壁外へ出て、強化合宿をしていた。
二日目の夜だった。
エレン「今日もしんどかったな。いてててて、アニにやられた所がいてえ。」
アニ「あんたが全力でぶつかってくるからだよ。」
ミカサ「大丈夫?エレン。」
ジャン「まあ、自業自得だな。」
コニー「確かになあ。」
ユミル「早く帰ろうぜ。」
サシャ「早くパン食べたい……」
ライナー「そうだな、暗くなってきたし。」
ベルトルト「うん、早く帰ろう。
」
ライナー「ちょっと悪い。俺用事思い出した、先に帰っとくわ。」
エレン「おう、わかった。」
ライナー「じゃあな、先行ってるぜ。」タッタッタ
ベルトルト「じゃあ、行こう。」
エレン「おう。」
ーーーーーーーー
ミカサ「こんな感じだったはず。」
ジャン「なるほど。俺達は、強化合宿に行ってたのか。」
ユミル「なら、ここにライナーがいないのもうなずけるね。」
アニ「………」
ベルトルト「……さあ、次の扉だよ。」
-
- 14 : 2018/08/19(日) 19:16:53 :
- その扉をに入ると、とても不気味な物がいっぱいあった。
エレン「何だここ?」
アニ「気味が悪いね。」
ジャン「この人形は?」
ジャンが指をさした所には、ビリー人形があった。
ベルトルト「あれが僕が言ってた人形だよ。」
ジャン「成る程あれが。」
ミカサ「静かに、……誰かいる。」
そこには、黒い服とフードを被った男がいた。
エレン「あれがジグソウか?」
アニ「そうかもね。」
ミカサ「もし、ジグソウなら、削ぐ。」
ベルトルト「待って、まずは話をしてみよう。」
エレン「何言ってるんだ、仕留める絶好のチャンスだ。」
ベルトルト「もしかしたら、何か知っているかも僕を信じて。」
エレン「く、分かった。」
エレン達はジグソウと思われる人物に近づいた。
???「そろそろだと思ったよ。」
エレン「誰だ!お前は。」
???「私はジグソウと呼ばれている。」
ミカサ「ジグソウ!……やっぱり。」
ミカサは、拳を振り上げ、殴ろうとした。
ジグソウ「殴るといい、だが君達はまだゲームをしないといけない。」
ミカサは、エレンに止められ、殴ろうとするのをやめた。
エレン「何のゲームだ。」
ジグソウ「簡単だ。この先のゲートが開くまで、一時間ある。」
ジグソウ「それまで、私の話をするだけのゲームだ。」
ジャン「本当にそれだけなんだろうな。」
ジグソウ「ああ、それが終わったら。君たちは生還できる。」
エレン「わかった。何を話すれば良い?」
ジグソウ「まあ、座れ。」
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- 15 : 2018/08/20(月) 00:04:32 :
- ジグソウ「改めて自己紹介をしよう。」
ジグソウ「私はジョンだ。」
ジャン「ジグソウじゃないのか。」
ジグソウ「イイヤ、ハハハハハ。」
ジグソウ「それは、他の者が勝手につけた名前だ。」
ジグソウ「死体にジグソウピースを埋め込むのは、「象徴」だからだ。」
ジグソウ「最後の一片がない。」
ジグソウ「人間パズルに不可欠な、人間の欠陥だからだ。」
エレン「ああ、良い話だな。」(棒)
エレン「それよりも話しt…」
ジグソウ「私は話している。君が聞いていないだけだ。」
ジグソウ「ルールを忘れるな。」
エレン「ああ。」
エレン「だが、俺に聞こえるのは、連続殺人鬼のくだらん言い訳だ。」
ジグソウ「私は、手を下してはいない。」
エレン「だが、てめえは強制的に、死なせるように追い込んでるだろ。」
エレン「それも人殺しに入るんだよ!」
ジグソウ「私は人殺しを嫌悪している。」
ジグソウ「では、君に想像できるか。誰かが自分に死を宣告することを。」
ジグソウ「死を宣告された者は、周りが見えなくなる。」
ジグソウ「そのため、今生きている事に感謝する。」
ジグソウ「全てのものが一変する。匂い、感触全てが。」
ジグソウ「一杯の水も、一欠片しかない食べ物も、散歩も大切に思える。」
ジグソウ「だがなぜ死ぬ間際になってそんな事を考える?」
ジグソウ「もっと前から分かっていたはずなのに、なぜ今考えるんだと。」
ジグソウ「人は生を尊重しない。」
ジグソウ「生を尊重しない者は、生きるに値しない。」
ジグソウ「君は生を尊重したことがあるかね。」
エレン「……くだらない。」
アニ「そうだね。もうあんたの言う事は聞き飽きたよ。」
ジグソウ「殴るといい。」
ジグソウ「だが、ルールを忘れるな。」
ミカサ「もういい……不毛!」
そう言って、ミカサは、ジグソウにパンチした。
アニとエレンもジグソウにキックやパンチをくらわせた。
ジグソウ「……君らはいずれ、後悔する時が来るぞ……」
そう言っても攻撃をし続けた。
ジャン「酷いな……」
ジャン「う、……」バタン
この時、ミカサ、エレン、アニはジャンが倒れた事に気づいていなかった。」
アニ「最後に言い残すことは?」
ジグソウ「……ゲ……ゲームオーバー。」
そういうと後ろの人の存在に気づいたがエレン達だったが遅かった。
アニ「う……」
ミカサ「く………」
エレン「ミカサ、アニ。うぅ……」
-
- 16 : 2018/08/20(月) 18:36:44 :
- 目覚めると、暗い所にいた。
ここが何処なのかも分からない。
立ち上がろうとすると、足に足枷が着いていた。
そして、電気が付くと、エレンはその光景に驚愕した。
荒廃した部屋にいたのだから。
そして、前にはアニが椅子に拘束されていて、顔に変な装置をつけていた。
そして、横の壁にはミカサがいた。
自分と同じように足枷をはめていた。
しばらくすると、ジグソウがその部屋に入ってきた。
ジグソウ「やあ、お目覚めかな。」
エレン「おい、これはどういうことだ。」
エレン「返してくれるんじゃないのか。」
ジグソウ「君たちは、ゲームに負けた。」
エレン「なぜだ?」
ジグソウ「言っただろう。」
『ルールを忘れるな。』
ジグソウ「だが、君達は復讐心に任せ、ルールを破った。」
アニ「……ん?ん、んんん。」
エレン「アニに、何をつけた!」
ジグソウ「それは、私よりもよく知っている人から、聞くといい。」
そう言ってジグソウは、その部屋から出ようとした時に、死角で見えなかったが、誰かにこう言った。
ジグソウ「後は任せる。」
???「はい。」
ん?どっかで聞いたことがある声だ。
-
- 17 : 2018/08/21(火) 00:39:15 :
- そう言ってジグソウは立ち去ると別の誰かが出て来た。
それは、驚くべき人物だった。
エレン「………ベルトルト?」
アニ(‼︎)
エレン「ベルトルト!」
ミカサ「お前、ここで何してる。」
ベルトルト「……」
エレン「おい、嘘だろ?」
ベルトルト「……」
エレン「何でこんな事を!」
ベルトルト「…それがルールだから。」
ベルトルト「君達にはゲームに勝って欲しかった。」
『ちゃんとルールに従って。』
ベルトルト「でも、君達は最後に負けた。」
ベルトルト「ここは、僕が初めてゲームを受けた場所。」
ベルトルト「そして、アニが付けているのは。」
ベルトルト「…逆トラバサミ。」
エレン「何でジグソウの元に…」
ベルトルト「それについては話すよ。」
ー回想ー
二年前
僕とライナーは、ゲームを受けて、勝利した。
その時に気がついたんだ。
生の大切さを。
僕達はジグソウに救われたんだ。
そして、僕達はジグソウについて行く事を決意したんだ。
ジグソウは、僕達にとって、「師」であり、「指導者」だった。
ジグソウ「死を味わうのだ。」
ジグソウ「再生するために。」
ジグソウが助けてくれた。
ジグソウ「生を尊重しない者は生きるに値しない。」
何かを遺すこと。
記憶に刻まれる事で初めて理解する。
人はそういう生き物だから。
ーーーーーーーーー
ベルトルト「だから、ジグソウの死後、僕達が彼の仕事を引き継ぐ。」
ベルトルト「ライナーは、生きるに値しない者を連れてきて。」
ベルトルト「僕がその人を試す。」
ベルトルト「再生させるために。」
ベルトルトはアニの前に座った。
ベルトルト「君には一番勝って欲しかった。」
ベルトルト「でも、これがルールだから。」
アニ(ベルトルト……)
アニ(お願い…やめて。)ポロポロ
カチャ
そして、アニの逆トラバサミのタイマーを押した。
アニ「んんん、んんんん、んんー。」
チッチッチッチッチ
そして、一分が経ち装置が作動する。
ピーーーー
ガチャン!
装置が作動し、アニの顔は面影も無くなっていた。
エレン「アニーーーーー」
ミカサ「………」
ベルトルト「エレンとミカサ。君達にはここにいてもらう。……一生。」
ベルトルト「おそらく今ものすごく僕を殺したいと思っているよね?」
ベルトルト「でも、僕を殺すことはできない。」
ベルトルト「一人寂しく。今も閉じ込められているジャンの居場所を知っているのは、僕だけ。」
ベルトルト「そこはいずれ酸素がなくなってしまう。」
ベルトルト「もし、今、彼を救いたいのなら、ゲームをするんだ。
そして、ベルトルトは電気を消した。
エレン「……やめろ……」
ミカサ「……エレン……l
ベルトルト「ゲームオーバー」
そしてベルトルトは扉を閉めた。
エレン達は暗い部屋で閉じ込められた。
終わり
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- 18 : 2018/08/21(火) 00:48:27 :
- やっと終わらせることができました。
いかがだったでしょうか。
ちょっとエレン達が可愛そうでしたけど、映画になるべく沿って書いたつもりです。
このためにソウの映画を最新作を除いて、七作品を一つ10回ぐらい見ました。
次は、メタルギアソリッドと合わせたいなと考えております。
もしかしたら、このssでベルトルトがジグソウについていく結末のお話を作るかもしれません。
なので一応執筆中にしておきます。
一応ここで終わりですが。
メタルギアソリッドのやつが出で来た時や。
このssでベルトルトに関する事のお話を書いていたらぜひ見に来てください。
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