このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
Love,mine
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- 1 : 2018/07/29(日) 21:53:11 :
- エレミカかエレヒスかはお楽しみ
Love,Rosie
っていう映画知ってるひとなら
結末わかるかも‥‥
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- 2 : 2018/07/30(月) 13:07:46 :
- お久しぶり~
今回も期待だよ♭
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- 3 : 2018/07/30(月) 14:30:29 :
- ありがと(o^-')b !
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- 4 : 2018/07/30(月) 15:12:29 :
- ‥‥
ガヤガヤとした雑音などお構いなしに私は目の前の豪華な料理を見ていた。
頭から緊張という字を消し去りたかったのだ。
私は今から、生涯愛した人の結婚式でスピーチをする。
‥‥‥‥‥‥よし、深呼吸してから話始めよう。
‥‥‥‥私とエレンの出会いは、エレンのお父さん‥‥グリシャさんが私の家に、医者として来たときだった。
グリシャさんは有名な町医者さんで、私の母に赤ちゃんが出来たから毎日診察しに来てくれてたの。
私は、グリシャさんの後ろにいた小さくて生意気そうな子供に声をかけた。その子の第一印象は最悪だったけれど、挨拶するのはマナーだから。
あ、その子が今の私の幼馴染みのエレンだ。昔よりかは今のほうが印象はよくなっているが‥‥
「こんにちは」
「よう」
その日をさかいに私たちはどんどん仲良くなっていった。
幼稚園での勉強時間には、二人で昨日見た夢の話を教えあったりした。
声を出すとバレるから、ノートの端をちぎって交換しあった。
そのことが先生にバレたとき、エレンがとっさに紙をヤギみたいに食べたのはいい思い出。
幼稚園から帰ると、私の家で音楽を聴きながら夢の話の続きをしたりした。
エレンの見る夢は少し変わっていて、でもそれがまた面白くて‥‥私はエレンの夢の話を聞くのが大好きだった。
たとえば‥‥猫のキンタマになる話とか。
‥‥いや、この話は秘密にしておこう。
キンキンキン
グラスとフォークが奏でる高音が私を現実世界に引き戻した。
あぁ‥‥やはり緊張する。
だって私は今から大好きなエレンと友達のヒストリアの結婚式でスピーチをするんだから。
‥‥‥‥‥‥‥‥今日という日は私にとって
「みなさん!」
最高に幸せな日だと話そう。
私の声にさっきまで騒いでいた人たちは静かに席に座ってくれた。
「どうも」
「‥‥‥‥ふぅ」
落ち着け、私。
「まず始めにご挨拶させてください」
「私はミカサです。」
近くに座っていた新郎、エレンがフッと笑った。
「‥‥‥‥今日は私の人生で最高に幸せな日です」
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12 YEARS EARLIER
私の18才の誕生日
(飲みすぎて記憶なし)
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁあはははっ!!!」
誰かの叫び声が聞こえてくる
あのときはそう思っていたが、今思えばこれは私の叫び声だったのかもしれない。
人生初のクラブ。何をすればいいかも分からない初心な私はとりあえず、お酒をたくさんのんだ。
私は知らなかったのだ。
その酒が、テキーラだなんて。
気づけば私は、ハイテンションで踊っていた。
‥‥‥‥というか、踊っていたそうだ。
私は本当に、全く覚えていないのだ。
目の前で踊っていたエレンに‥‥キスしたことさえ。
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