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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

【安価あり】最原「SAN値が削れる夢?」【微ホラー】

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  1. 1 : : 2018/05/28(月) 16:32:27
    注意
    ・ホラーもギャグも書きたいという優柔不断さにより爆誕したホギャーな代物です。

    ・この作品には、原作程度のCP要素が含まれます。

    ・↑赤松と最原、春川と百田あたりまではDQ序盤のドラキー並みに出ます。

    ・↑その他、人によってはCPに見える表現があるかもしれません。

    ・この作品にはグロテスクな描写及びキャラクターの発狂描写があります。

    ・キャラがどんな扱いされてても怒らない方のみ閲覧を推奨します。

    ・安価があります。

    ・Pixivに投稿していたものを「あっこれSS向きなんじゃね?」と思って編集し直したものです。

    ・試験的な投稿なので、予告なく打ち切ることがあります。俺戦始ば。

    ・詳しくはPixiv「Dream Catcher」一話(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8971976#11)をご覧ください。見なきゃ訳がわからないよ。
  2. 2 : : 2018/05/28(月) 16:36:00
    あらすじ

    最原「道端に落ちてたCDを聴いたみんなが精神世界に攫われた」

    春川「入間の発明品で助けに行くよ」


    今の状態(現実世界)
    最原 ぐっすり探偵精神世界へ

    春川 最原の保護者兼庇護者

    夢野 日本に…帰りたいです

    入間 発明とナビ係

    キーボ ロボだから精神世界に行けない


    今の状態(精神世界)
    赤松&王馬&百田 CDを繰り返し聴いたため深く眠っている 何やってんの

    それ以外 すやすや


    精神世界について
    ・特定の音源を聴いて眠ってしまった者が行く、夢の世界

    ・同じ音源を聴いた者同士で集団幻覚の様に共有されている

    ・宇宙空間に浮かんだ学校の様な形をしている

    ・通常、一度入れば自力での脱出は不可能

    ・オバケがいっぱいでてくる

    ・気を抜くとSAN値にスリップダメージが入る

    ・入間の発明品により、現実世界との交信が可能(ただししばしば通信が途切れる)


    持ち物
    ・通信用無線イヤホン よく砂嵐モードになる。

    ・ペンと手帳 一人一つずつ柄の違うのを持っている。

    ・ナイフ これで戦えと?

    ・拳銃 王馬くんとやった狩猟ゲームではもっといいもの渡されてたぞ。

    ・普段着 ハイキングにすら行けない。
  3. 3 : : 2018/05/28(月) 16:39:36
    注意
    お手数ですが、必ずPixivの「DreamCatcher・Ⅰ」(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8971976#11)を読んでから本SSを読んで下さい。

    読んでおかないとマジでわけがわからなくなります。

    安価が中々来ない寂しい状況になった場合、涙を飲んで勝手に進めます。
  4. 4 : : 2018/05/28(月) 16:43:37
    仄暗い廊下の向こうから、黒い獣がこちらに向かってくる。

    巨大な足が地面におろされる度、窓ガラスやドアががたがたと音を立てる。

    墨を流した様に黒い体毛は、獣が動く度に生い茂る草原の如くなびいた。

    暗闇に目が慣れていない僕らは目を凝らしてやっと視認できたぐらいだが、どうやら廊下を隙間なく埋めてしまえるぐらいの高さと幅がある獣らしい。獣というより化け物じゃないか。

    しかし、ここは超高校級の生徒。顔色一つ変えず堂々と化け物の方を見据え待ち構える。僕らは希望ヶ峰学園でたくさんの困難を乗り越えてきた。このぐらいどうってことは…

    春川「何あれ」

    最原「こわい」

    前言撤回だ。動じていないんじゃなく、僕らはどうしようもなくビビッて動けないらしい。

    希望ヶ峰で自らの才能の分野に関する論文を原稿用紙十数枚にもわたり書いていた超高校級の生徒だとは思えない。二人合わせても小学生御用達の『すごいとおもった』より短いだなんて。

    最原「…春川さん」

    春川「…最原」

    お互い目を合わせてこくりと頷く。意図は伝わったらしく、すぐに春川さんも…

    春川「武器はナイフと拳銃…二人でどのくらい戦えるかな」

    最原「逃げるんだよ!!何考えてるんだ!」

    春川「え?あ、確かに」

    《たたかう》コマンドに指を置きかけていた春川さん(混乱状態)に《いのちだいじに》を言い渡し、無理やり引っ張って廊下を激走する。音からして怪物との距離はずいぶんと縮まった気がする。

    瞬間移動してるんじゃないかって思うほど、速い。

    後ろを振り返りたいのを何とか堪えて、気紛らわしに窓の外を見る。内側は地獄の惨状なのに、どうして外はこんなに綺麗なんだろう。銀河の中に色とりどりの宝石が輝いている。窓一つで隔てられた先は、僕らにとっては既に懐かしいものとなってしまった静寂が広がっていた。


    …星々の間でペンライトの様に浮かんでいる水晶の一つが、突然チカッと鋭く光った気がした。それと同時に、右目に一瞬刺すような痛みが走る。

    最原「あ痛っ」

    春川「な、何?」

    最原「う…目に砂みたいなのが…」

    春川「夢なのに細かいね」

    最原「どこかで洗えないかな…」

    春川「…その前にあの怪物に食べられてたりして」

    最原「縁起でもない…」
  5. 5 : : 2018/05/28(月) 17:16:24
    視界の端に映り込んだ獣の姿に、僕は息をのんだ。

    漆黒の塊に、目と牙だけが浮かび上がっている。

    鉤爪を生やした四本の足で地面を荒く蹴り上げ、体毛を風にうねらせ目をぎらつかせて着実に僕らへと迫る。

    赤く裂けた口にずらりと並んだ歯はまるで針の山。

    人間くらいあっという間に真っ二つにしてしまえるだろう。

    春川「最原!見たらだめ!!」

    もう遅い。

    暗闇に目が慣れてしまったせいで、獣のおぞましい姿をはっきりと視認できるようになってしまった。

    おかげで足はがくがくだ。あと数分だって走れそうもない。

    最原「あ…ああ…」

    いっそ、追ってきているのがこんな異形の類だなんて知らないほうがよかったのかもしれない。

    喉が笛の様な音を鳴らす。血の気が引いていくのを感じた。

    春川「しっかりしなよ!こんなところでヘタレてたら本当にやられるよ!殺されたいの!?」

    正気を失う寸前、彼女の声によってたちまち僕は意識を取り戻した。

    そうだ、立ち止まっている暇はない。まずは生き延びることを考えないと。

    どうにかしてこの化け物を撒かなきゃ…


    >>6 どうしよう

    1 迎え撃とう

    2 防火扉を閉めよう

    3 防火扉と壁の隙間に逃げ込もう

    4 戸棚に隠れよう

    5 戸棚の中身を投げつけよう

    6 助けを呼ぼう

    7 消火器を使おう

    8 窓の外

    9 手帳に何か書いておこう…

    10 もう少し走ってみよう
  6. 6 : : 2018/05/28(月) 17:44:14
  7. 7 : : 2018/05/28(月) 17:58:32
    >>6 ありがとうございます!



    最原「やっぱり迎え撃とう」

    踵を返すと、春川さんは信じられないといった表情で僕を見た。

    春川「あんた…さっき私に逃げろって言ったばかりなのに」

    最原「…………」

    春川「考え直して。こんな装備じゃまともに戦えやしないよ…」

    確かに、春川さんの言う通りかもしれない。さっきの僕は少し冷静さを失っていた。

    …だけど、それならどうすればいいんだ?

    怪物はもうすぐ僕らに追いつくだろう。限られた時間で何ができる?


    >>8 どうしよう…

    1 やっぱり迎え撃つしかないよ

    2 防火扉を閉めよう

    3 防火扉と壁の隙間に逃げ込もう

    4 窓の外

    5 戸棚の中身を投げつけよう

    6 窓の外

    7 窓の外

    8 窓の外

    9 手帳に何か書いておこう…

    10 もう少し走ってみよう
  8. 8 : : 2018/05/28(月) 18:01:15
  9. 9 : : 2018/05/28(月) 18:58:35
    >>8 ありがとうございます!

    最原「春川さん!」

    春川「分かってる!」

    走っている最中に見つけた防火扉に駆け寄り、怪物が来る前に閉めた。

    春川「…ねえ、これで防げると思う?」

    最原「…わからない」

    扉の向こうから、ドンッ、と鈍い音がした。

    怒り狂った怪物が、扉を破ろうと体当たりを繰り返している。

    体中を駆け巡る、びりびりとした衝撃。

    鋼鉄の扉が徐々に歪んでいく。突破される。

    しかし扉をおさえるのをやめたら、たちまちこの場所は血の海となるだろう。

    …逃げられない。

    突然、腹部に冷たいものが差し込まれ、引き抜かれた。

    春川「さ、最原…あんた」

    錆びた匂いと共に想起されたのは、いつかの夏に聴いた打ち水の音だった。

    最原「…ぐぶっ」

    膝をつくや否や、大量の血液が口から溢れた。

    支えのなくなった防火扉をこじ開け、怪物は僕らの目の前に姿を現す。

    春川「最原っ!嫌だ、そんな…しっかりして…!」

    最原「はるが…はるかわ…さ…に、にげ、て」

    獣の匂いの中で、春川さんが僕の言葉に頷き、這うようにして逃げていくのが見えた。

    …彼女がうまく逃げ切れたのかどうかはわからない。

    僕が最後に見たのは、怪物の獰猛さには不釣り合いなほど円らな目と、迫り来る白い牙だった。
  10. 10 : : 2018/05/28(月) 18:59:51
    最原「…く、食われる!!」

    春川「うわびっくりした!!何なの大声出して」

    僕はまだ走っていた。

    どうやら気分の悪い幻覚でも見ていたらしい。

    春川「…バカなことやってる暇があったら、この状況の打開策でも考えなよ。探偵でしょ?慣れてるよね」

    最原「コナンも金田一もSFホラージャンルじゃないからね」

    …確かにこんなことをやっている場合ではない。

    さっきの夢は、僕らが逃げおおせなかった場合の未来の姿でもあるんだから。


    >>11 …どうしよう

    1 やっぱり迎え撃つしかないよ

    2 窓の外

    3 防火扉と壁の隙間に逃げ込もう

    4 窓の外

    5 戸棚の中身を投げつけよう

    6 窓の外

    7 窓の外

    8 窓の外

    9 手帳に何か書いておこう…

    10 もう走れない
  11. 11 : : 2018/05/28(月) 20:07:31
  12. 12 : : 2018/05/28(月) 20:50:24
    >>11 ありがとうございます!


    最原「………………」

    もう、どうすることもできない。

    もう、走れない。

    どこにも逃げられない。

    その絶望は僕らを蝕み、狂気へと向かわせた。

    春川「…ちょっと、何立ち止まってんの。最は…」

    春川さんは僕を見て、ヒッと喉を鳴らした。

    春川「…ねえ、何考えてんの。無理だよ、早く逃げないと…」

    最原「逃げられないよ、どこにも行けないよ、もうダメなんだよ…」

    僕はもう、自分が何を言っているのかすらわからなくなっていた。

    怪物は目前に迫っていた。窓をびりびりと震え上がらせ、獣は吠えた。

    …ナイフは届かない。

    震える手では照準が合わない。

    わかっていたけれど、どうせ逃げられないなら戦った証がほしかった。


    ……僕は鉤爪の一薙ぎで廊下の向こう側まで飛ばされた。

    暗転する寸前、獣の足元に見慣れた黒い制服を着た男が横たわっているのが見えた。
  13. 13 : : 2018/05/28(月) 20:53:03
    最原「…き、斬られる!!」

    春川「うわびっくりした!!何なの大きな声出して」

    目を覚ますと、僕の首は無事だった。

    また嫌な幻覚を見ていたらしい。

    春川「…無駄口叩いてる暇があったら、あの化け物を撒く方法でも考えなよ。あんた探偵でしょ?何で麻酔銃持ってないの?」

    最原「彼も猛獣用は持ってないと思うよ」

    これこそ無駄口なんじゃないか。

    何にせよ、今はどうにかして自分たちの命の確保に専念した方が良さそうだ。

    今戦っても勝ち目はない。

    怪物は猛烈な速度で僕らを追っている。

    見逃してくれる気はないらしい。


    >>14 どう…しよう…

    1 窓の外

    2 窓の外

    3 防火扉と壁の隙間に逃げ込もう

    4 窓の外

    5 戸棚の中身を投げつけよう

    6 窓の外

    7 窓の外

    8 窓の外

    9 手帳に何か書いておこう…

    10 窓の外
  14. 14 : : 2018/05/28(月) 20:55:30
  15. 15 : : 2018/06/03(日) 22:30:15
    一体何がどうなってるんだ…?
  16. 16 : : 2018/06/16(土) 22:55:33
    9


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