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私の瞳にうつる世界は。

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  1. 1 : : 2018/05/06(日) 22:00:57
    cpはありません
    強いていうならサシャアニのほのぼのかな‥‥?
  2. 2 : : 2018/05/06(日) 22:04:51
    短編集です!

    見てくれる人いるかな‥‥?
  3. 3 : : 2018/05/06(日) 22:07:12
    はい!!!!!見てますよ~フフフフフフフ
  4. 4 : : 2018/05/06(日) 22:14:25
    エレンside






    俺の瞳にうつる世界は何も変わってない。




    超大型巨人が‥‥いや、ベルトルトが壁を壊して俺らの故郷を攻めてきたときから。





    今でも鮮明に覚えてる。



    俺の故郷を埋め尽くす勢いであふれでる黒々とした“赤”。地面を見ても”赤“。壁を見ても”赤“。上からも雨のように”赤“が降ってくる。




    俺の母さんも、その”赤“に染められた。


    足も、腰も、頭も、手も。

    歯で押し潰された背中からは大量の“赤”が出てきていた。


    おっさんに抱えられていた俺はその光景を見てしまった。時が止まったような空間のなか、考えられない頭で、降ってくる”赤“を







    ‥‥‥‥まるでシャワーみたいだ。


    と思った。











    遠目から見ても巨人はとても大きく、恐ろしい。


    だが、ニコリと微笑みながら楽しそうに人の命を殺めていくあいつ等が無性に許せなかった。



    まるで小さい俺らを馬鹿にでもするかのように次々と人を食べていく。残された子供は泣きわめき、親と同じように食べられる。



    残酷だった。最悪だった。


    だけど、それは何ら珍しくない光景だったのだ。俺らだって大人になった鶏を食べて、まだ孵化もしていない卵をぺろりと食べる。






    きっと、痛め付けるのは強いものの特権なんだろう。子供ながらにそう思った。




    だが、ライオンは自分の子が食べられそうになったら食べようとした奴を殺す。

    守るために、助けるために。

    痛め付けるのも助けるのも、強いものしかできないのだ。




    そう思うと、か弱い母親一人助けられなかった俺の非力さがよくわかった。


    悲く思った。同時に悔しくも思った。



    俺らは奪われるしかないのか。‥‥弱いから?


    あぁ、悔しい。とても悔しい。





    そのときからだ。俺が強くなろうと思ったのは。


    体だけじゃない。心もだ。


    元仲間でも、笑いながら平気で殺せる。罪のない子供でも敵なら殺す。そんな強い人間になろうと



    俺は思った。



    そして誓った。









    俺たちの世界を阻める小さな壁に向かって。
















    「駆逐してやる‥‥‥‥。一匹‥‥残らず!!!」







    船の上から見る黒々とした死体たちと煙がたくさんでる町が、もうもとには戻れないことを物語っていた。
  5. 5 : : 2018/05/06(日) 22:15:08
    >>3

    おお!ありがとごぜーます!

    よければ感想も聞かせてください!
  6. 6 : : 2018/05/06(日) 22:22:48
    ミカサside



    私の瞳にうつる世界は、昔から同じ。


    私の隣で強い光を放つ彼。







    彼は、この世界を変えることに力を注いでいるようだが私は正直、そんなことどうでもいい。







    彼にこの事を言ったら、目の色変えて怒ってくるでしょうけど。


    私がこの世界に存在する理由はただ、1つ。


    大切な彼を守るため。





    私が毎日彼に引っ付くのも、一緒に訓練兵団に入ったのも一緒に調査兵団にはいったのも、





    全ては彼を守るため。







    「生き延びるのよ」



    おばさんはああ言ったけど、あなたはその願いを叶えようとはしないだろう。


    だから、私は一生あなたを守り続ける。












    その強い光を絶やさぬように。













    だけど、最近気づいた。私の瞳にうつる彼は確かに強い光を放っていた。けれども、綺麗な光ではなかった。




    まるで、獲物に飢えた狼のような瞳をしている。



    彼は、正義のために敵と戦ってくれていると思っていた。

    しかし、これはどうなのだろう。











    目の前には、昔私が体験したような世界が広がっている。


    罪のない人々が殺められ、子供は泣きわめいている。


    どこで、間違ってしまったのだろう。







    エレン‥‥‥‥、あなたのしていることは本当に正しいの‥‥‥‥?








    あれだけの人を殺したというのに表情1つ変えない彼をみて、私は少し恐ろしく思ってしまった。
  7. 7 : : 2018/05/06(日) 22:31:08
    アルミンside








    僕の瞳にうつる世界は、‥‥‥‥僕がいまだかつて見たことのない素晴らしい世界だ。






    別に、海が好きなわけじゃない。


    ただただ、こんな狭い壁のなかで一生を終えたくなかっただけだ。


    砂の雪原も、氷の大地も息を飲むほどに美しいのだろう。






    壁から一歩出たら、そこには美しい世界が待っているのだろう。


    幼い僕は、ずっとずっとそう思っていた。



















    だけど、壁の外の世界は僕の思い描いた世界とは遠く離れていた。












    泣き叫ぶ子供、四肢を失った人、石に踏み潰され苦しそうにしている人。



    これが、外の世界の光景だった。


    何年も前、僕が体験した悲劇が今、目の前で繰り広げられている。






    僕は何をしている?これはもしかして、ライナーたちがやったことと同じじゃないのか?





    ふと、そんなことを思う。






    でも、仕方ない。


    僕の理想の世界にするには、こうするしかない。
  8. 8 : : 2018/05/07(月) 07:50:57
    期待!
  9. 9 : : 2018/05/07(月) 22:08:30
    >>8

    ありがとうございます!

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美紗

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