この作品は執筆を終了しています。
お嬢様ヒストリアと執事エレン
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- 1 : 2018/04/27(金) 00:09:09 :
- 注意
この作品はエレヒスです!
少しキャラ崩壊。
エレンとヒストリアの恋物語にする予定です!
四作品同時進行で書いて行くため投稿頻度は遅いかも?
以上が大丈夫な方は読んでいってください!
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- 2 : 2018/04/27(金) 00:18:28 :
- Lialさんのssにはずれ作品はない
はっきりわかんだね、期待です
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- 3 : 2018/04/27(金) 01:37:40 :
- 期待です
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- 4 : 2018/04/27(金) 08:12:51 :
- 期待!
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- 5 : 2018/04/27(金) 21:58:25 :
- >>2 名無しさん
そんな事を言われるなんて、嬉しいです!
期待ありがとうございます!(`・ω・´)
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- 6 : 2018/04/27(金) 21:58:46 :
- >>3 名無しさん
期待ありがとうございます!(`・ω・´)
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- 7 : 2018/04/27(金) 21:59:04 :
- >>4 quさん
期待ありがとうございます!(*´ω`*)
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- 8 : 2018/04/27(金) 22:39:14 :
私に、物心がつく時には、もうその男の子は私の隣にいた。
その子は、私とは血縁関係がないらしい。
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その子は天才だった。
6歳の頃に足し算を一回だけ教えられると、暗算で何桁もの足し算を間違える事無く正解して見せた。
次は引き算...掛け算...割り算...そのどれもを、暗算で正解して見せた。
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あの日以来、私はその子とはたまにしか会わなくなった。
その子はどこか別の部屋で勉強を教えられていた。
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そして私が、中学一年生になる時に、その子は執事服を着て、私の目の前に来て、こう言った。
「今日から、ヒストリア様の専属の執事をやらせていただきます。」
その日から、私の唯一の友達は、私の執事になった。
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「お嬢様、起きてください、そろそろ学校に行く時間です」
ヒストリア「ん...後五分だけ...」
「わかりました」
ヒストリア「スー...スー...」
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「五分経ちましたよ」
ヒストリア「...あ、後五分だけ」
「分かりました」
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「五分経ちました、もう起きないと遅刻になりますよ?」
ヒストリア「...わかった」ムクッ
「おはようございます」ニコッ
ヒストリア「エレン...」
エレン「はい」
ヒストリア「毎回言ってるけど、二人きりの時は...その...友達として接してほしい...」
エレン「ですが、一応仕事なので...」
ヒストリア「...お願い」
エレン「わかった」
ヒストリア「やっぱり、そっちの方がいい」
エレン「わかった...それと、時間が...」
ヒストリア「え...あ!遅刻しちゃう!もう!なんでもっと早く起こしてくれなかったの!?」
エレン「それはヒストリアがもっと寝らせろって...」
ヒストリア「...そうだった」
エレン「早く支度して行くぞ」
ヒストリア「うん!」
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ヒストリア「...」
エレン「...」
ヒストリア「ねぇ」
エレン「ん?」
ヒストリア「なんで執事服で学校?」
エレン「俺は高校に入ってないからな」
ヒストリア「なんで!?一緒に勉強できないじゃん!」
エレン「まあ、そうなるな...」
ヒストリア「一緒に勉強できると思ったのに...エレン学校入れないじゃん」シュンッ
エレン「でも、お父様が、俺がヒストリアの傍にいられるように、学校には許可を取っているらしいぞ?」
ヒストリア「なんの?」
エレン「学校に入れる」
ヒストリア「...本当は学生服で一緒に歩きたかったけど...まあいっか」
エレン「じゃあ、行くか」
ヒストリア「うん!」
エレン「あ、それと、学校では、敬語を使うからな」
ヒストリア「なんで!?」
エレン「二人きりじゃないからな」
ヒストリア「...」
エレン「入学式始まるぞ」
ヒストリア「うん...」
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-
先生「それでは、自己紹介を行ってもらう」
※一応アルミン達もいますが、今回はエレンとヒストリアだけ書きます
ヒストリア「ヒストリア・レイスです!趣味はお花を育てる事です!よろしくお願いします!」
「レイスってあのレイス家だよな...」コソコソ
「多分な...仲良くできるかな...」コソコソ
ヒストリア(やっぱり、皆知ってるんだ...)
先生「よし、全員終わったが...皆気になっていると思うそこの執事さんにも自己紹介をしてもらいたいと思います」
エレン「エレン・イェーガーです。ヒストリア様の専属の執事をやらせていただいております。ヒストリア様はとても寂しがりやなので、是非皆さん。ヒストリア様と仲良くしてあげてください。よろしくお願いします。」ペコッ
「...イケメンだ」コソコソ
「イケメンだと、あんな美人の執事になれるのか...」コソコソ
ヒストリア(エレンのバカ!そんな恥ずかしい事言わなくても大丈夫なのに!///)カァー
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- 9 : 2018/04/28(土) 00:07:00 :
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ヒストリア「もう!信じられないよ!」プンスカ
エレン「ごめん、そういうのよくわからなくてな」
ヒストリア「もう...」
エレン「お詫びに今日出た課題手伝うよ」
ヒストリア「ほんと!?」
エレン「あぁ、ヒストリアの勉強も頼まれてるからな」
ヒストリア「ありがと!」
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-
ヒストリア「全然わかんない...」
エレン「ここはこの公式通りに当てはめたらできるだろ?」
ヒストリア「そうなんだけどー...√とかよくわからないよ...」
エレン「中学でやっただろ?」
ヒストリア「...忘れた」
エレン「じゃあ一から教えるよ」
ヒストリア「...」ジィー
エレン「ここは------ってなって-------で...」
ヒストリア「...」ジィー
エレン「ん?なんだ?」
ヒストリア「あ、何でもないよ!」
エレン「...」
ヒストリア「...やっぱりなんでもある」
エレン「だよな、どうしたんだよ」
ヒストリア「エレンって頭いいなーって」
エレン「まあ、子供の時に勉強教えられたからな、一応大学卒業までの過程はおわらしてる」
ヒストリア「え!?そうだったの!?」
エレン「まあな...」
ヒストリア「へー...」
エレン「まだあるのか?」
ヒストリア「...よくわかるね」
エレン「付き合い長いしな」
ヒストリア「そうだね」
エレン「それで、なんだよ」
ヒストリア「私が結婚するとしたら、どんな人とするんだろーなーって」
エレン「うーん...やっぱり弁護士とか...まあ、社会的地位のある人だな」
ヒストリア「弁護士にはどうやってなるの?」
エレン「法科大学を卒業して、その後の法試験合格して、 そこから1年間の司法修習をしたら弁護士になれる」
ヒストリア「エレンはなれる?」
エレン「いや、俺はヒストリアの執事をしないといけないしな」
ヒストリア「...そう」
エレン「...」
ヒストリア「私さ...エレンと結婚したい」
エレン「だから...」
ヒストリア「わかってるよ」
ヒストリア「エレンとは...付き合えないんだよね...」
エレン「俺はヒストリアの執事だからな...ごめん」
ヒストリア「エレンは...私が知らない人結婚してもいいの?」
エレン「...」
ヒストリア「...」
エレン「この話はやめよう、さ、勉強の続きやるぞ」
ヒストリア「...うん、そうだね」
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- 10 : 2018/04/28(土) 00:19:18 :
ミカサ「ヒストリア、だよね?」
ヒストリア「うん!そうだよ!」
アルミン「一緒にお昼食べようよ!」
ヒストリア「いいの?」
アルミン「もちろん!」
ヒストリア「じゃあ...エレン!」
エレン「いえ、私は...」
アルミン「エレンも一緒に食べようよ!」
ミカサ「食べよう」
エレン「...わかりました」
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アルミン「エレンは僕たちと同い年だったよね?」
エレン「はい、そうです。」
アルミン「じゃあ敬語じゃなくても」
エレン「いえ、今は仕事中ですので」
ヒストリア「エレン」
エレン「...わかった」
ヒストリア「よし!」
ミカサ「ほんとにヒストリアの執事なんだね」
エレン「まあな」
アルミン「どうして同い年なのに執事を?」
ヒストリア「それは...」
エレン「俺は捨て子で、ヒストリアの家の前に捨てられてたんだ」
アルミン「あ、ごめん...変な事聞いちゃって」
エレン「いいよ、全然気にしてないし...それに、そのおかげでヒストリアと会えたしな」
ヒストリア(またそんな恥ずかしい事を平気で言う///)
ミカサ「天然ジゴロ...」
エレン「え?なに?」
ヒストリア「ミカサも気を付けた方がいいよ...」
ミカサ「うん...」
エレン「???」
アルミン「あははは.....」
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- 11 : 2018/04/28(土) 00:22:17 :
- スパダリ…もとい執事エレンさんがかっこいい(≧◇≦)
身分差のある恋って萌えますなぁ!!
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- 12 : 2018/04/28(土) 12:26:06 :
ヒストリア「よし!帰ろう!」
エレン「...ヒストリア様は部活には入らないんですか?」
ヒストリア「うーん...なんかいい部活がないんだよねー」
エレン「吹奏楽部とかはどうですか?」
ヒストリア「楽器は興味ないから...」
エレン「そうですか、では運動ができる部とかは?」
ヒストリア「疲れそう」
エレン「そうですか」
ヒストリア「エレンは運動できる?」
エレン「はい、ヒストリア様をお守りしなければいけないので運動は毎日してます」
ヒストリア「そうだったんだ」
エレン「ヒストリア様も一緒にどうです?」
ヒストリア「まあ...エレンとならいいかな...」
エレン「では帰ってから一緒にやってみましょう」
ヒストリア「うん」
--
-
エレン「じゃあ足抑えとくからな」
ヒストリア「うん」
エレン「...」
ヒストリア「んー!!...はぁはぁ...ふんー!!...」
エレン「...一回もできないのか?」
ヒストリア「...女の子だから」
エレン「女ってのは不便なんだな」
ヒストリア「私に運動は無理みたい」
エレン「まあ、無理してやるものでもないしな」
ヒストリア「よし!庭に行こう!」
エレン「わかった」
--
-
ヒストリア「~♪~~♪」
エレン「ほんとに花育てるの好きだな」
ヒストリア「うん!私が愛情を注いだらそれに答えるように大きく、綺麗になるんだよ!?すごくない!?」
エレン「まあ、そう言われるとすごい気がするな」
ヒストリア「エレンも何か育てたら?」
エレン「いや、俺はいいよ」
ヒストリア「そう?」
エレン「あぁ」
メイド「エレン」
エレン「あ、メイドさん」
メイド「ご主人様が呼んでましたよ」
エレン「わかった、すぐ行きます」
ヒストリア「じゃあ私ここで待ってるね」
エレン「はい、わかりました」タッタッタ
メイド「ヒストリア様は、エレンにべったりですね」フフッ
ヒストリア「そ、そういうんじゃないよ!///」
メイド「いえ、いい事だと思いますよ」
ヒストリア「むー...///」
メイド「学校はどうですか?エレンが近くにいるせいで友達ができないとかはありませんよね?」
ヒストリア「大丈夫だよ!もう二人も友達出来たんだから!」
メイド「それは凄いですね」
ヒストリア「でしょ!」
メイド「勉学の方は...」
ヒストリア「...」
メイド「...まあ、大丈夫でしょう、エレンが見てくれると思うので」
ヒストリア「まあ、そうなんだけど...やっぱり勉強は苦手だなー」
メイド「楽しくないですしね」
ヒストリア「そう!それなんだよ!楽しかったら頑張って覚えるのに...メイドちゃんも苦手なの?」
メイド「私も得意ではありませんね...」
ヒストリア「そうなんだ...エレンは凄いねー」
メイド「ですね」
ヒストリア「私もエレンみたいに天才になりたかったなー」
メイド「ヒストリア様が天才になったらエレンに勉強教えてもらえませんよ?」
ヒストリア「う...やっぱり天才じゃなくていい」
--
-
ヒスパパ「ヒストリアの学校生活はどうだ!?」
エレン「大丈夫ですよ、友達も二人できました」
ヒスパパ「本当か!?よかった~...」ホッ
エレン「ヒストリア様から直接聞かないんですか?」
ヒスパパ「話したいんだが...恥ずかしい...///」
エレン「...親子ですよね?」
ヒスパパ「そうなんだけど!あんなかわいい子と面と向かって話すなんて緊張するじゃん!」
エレン「もう一度確認しますけど...親子ですよね?」
ヒスパパ「親子だ!親と、子だ!」
エレン「...」
ヒスパパ「まあ、安心したよ...ヒストリアの事、これからもよろしく頼むよ」
エレン「はい」
ヒスパパ「...それと...毎回言っているんだが...君が、ヒストリアの事をどう思っているか知っている。ヒストリアが君の事をどう思っているのかも」
エレン「...」
ヒスパパ「私としても...応援はしたい...だが...」
エレン「わかってます...」
ヒスパパ「...すまない、どうしても、ヒストリアにはお金の面で苦労はしてほしくないんだ...世間の目も...」
エレン「...」
--
-
簡単な話だ。
結婚したら、当然家を出ていく形になる。
つまり、経済力のある相手でないと不安と言うわけだ。
俺は執事で、レイス家に住まわせてもらっている、そんな俺に経済力なんて言葉は無縁だ。
身分の違いもある、ヒストリアと結婚なんて当然無理な話だ...
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- 13 : 2018/04/28(土) 12:28:21 :
- >>11
執事エレン...絶対かっこいいですよね!(*´ω`*)
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- 14 : 2018/04/28(土) 14:25:24 :
- 身分の超えた恋は切ない感じ
期待!
-
- 15 : 2018/04/28(土) 14:52:57 :
メイド「あ、エレンが帰ってきましたね...では私はこれで...」
ヒストリア「うん!またね!メイドちゃん!」
メイド「...」ペコッ
ヒストリア「エレン、パパと何を話してたの?」
エレン「ヒストリアの学校生活の事だよ」
ヒストリア「えー、そんな事なら直接話せばいいのに」
エレン「仕方ないよ」(恥ずかしがりやだからな...)
ヒストリア「むー...あ!そういえばメイドちゃんが言ってたんだけど、今度ダンスパーティーがあるらしいよ!」
エレン「あー、そういえばそんな事言ってたな」
ヒストリア「ダンスパーティーかー...楽しみだなー」
エレン「...」
--
-
ヒストリア「こんなのわかんないよ!」
エレン「いや、考えろよ」
ヒストリア「やっぱり勉強なんて無理だよー」
エレン「うーん...じゃあこの問題を解けたらご褒美やるよ」
ヒストリア「ほんと!?」
エレン「あぁ」
ヒストリア「頑張る!」
--
-
ヒストリア「...思ってたのと違う」
エレン「え?」
ヒストリア「なんでお菓子なの!?」
エレン「お菓子食べないのか?」
ヒストリア「いや、食べるけど...」モグモグ
エレン「ならよかった」
ヒストリア「...」(納得いかない...頑張ったのに...)
エレン「さ、もう寝るぞ」
ヒストリア「早くない?」
エレン「今日学校でヒストリアの授業見てたけど、寝そうになってただろ?」
ヒストリア「う...」
エレン「アルミン達が起こしてくれたからいいものの...」
ヒストリア「だって授業わかんないんだもん...」
エレン「...まあ、早く寝て、早く起きて、授業真面目に受けるぞ」
ヒストリア「わかった...」
エレン「おやすみ」
ヒストリア「おやすみ」
---キィィ...バタンッ--
エレン「...」
メイド「エレン」
エレン「メイドさん、どうしたんですか?」
メイド「ダンスパーティーの件でお話が」
エレン「はい」
メイド「場所を変えましょうか」
--
-
エレン「それで、話とは...」
メイド「ダンスパーティーでは、沢山の方がこられます」
エレン「はい」
メイド「ダンスパーティーは初めてですよね?」
エレン「はい」
メイド「多分、ヒストリア様の事ですから、沢山の男性が言い寄ってくるでしょう」
エレン「...」
メイド「ですが、ヒストリア様はエレンとダンスを踊ろうとするので、それを断って、ほかの方の所に行かせてあげてください」
エレン「...わかりました」
メイド「辛いと思う...けどね、仕方のない事なんです」
エレン「わかってます」
メイド「...話はそれだけです...おやすみなさい」
エレン「...おやすみなさい」
--
-
ヒストリア「わー!こんな服が着られるの!?」
メイド「はい」
ヒストリア「どれが似合うかなー...」
メイド「ヒストリア様にはこれが似合うのでは?」
ヒストリア「メイドちゃんが言うなら間違いないね!じゃあそれにする!」
メイド「わかりました」
--
-
ヒストリア「おー...なんか...新鮮」
メイド「よく似合ってますよ」ニコッ
ヒストリア「ありがと!」ニコッ
ヒストリア「エレンに見せてくる!」タッタッタ
メイド「あ、走ったら危ないですよ!」
--
-
ヒストリア「エレーン!」タッタッタ
エレン「あ、ヒストリア」
ヒストリア「...わっ!」ズルッ
エレン「おっと...」ガシッ
ヒストリア「あ、ありがとう...///」
エレン「慣れてない靴で走るから...ケガはしてないか?」
ヒストリア「大丈夫!...そんな事より!どう?」
エレン「どう?...とは?」
ヒストリア「この格好の事!」
エレン「あぁ...似合ってるぞ...とても綺麗だ」
ヒストリア「...///」
エレン「それじゃあ、行くか」
ヒストリア「うん!」
--
-
ヒストリア「...いろんな人が踊ってるね」
エレン「そうですね」
ヒストリア「じゃあエレン!早速踊ろう!」
エレン「...申し訳ありません」ペコッ
ヒストリア「え...なんで?」
エレン「...」
ヒストリア「また...執事だからなの...」
エレン「はい...」
ヒストリア「そう...」
モブ「あの...すいません。よかったら私と踊ってくれませんか?」
ヒストリア「えっと...」チラッ
エレン「...」
ヒストリア「...はい」
モブ「では、あちらの方に行きましょう」
ヒストリア「...」
--
-
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- 16 : 2018/04/28(土) 14:53:45 :
- >>14 江麗栗 さん
期待ありがとうございます!(*´ω`*)
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- 17 : 2018/04/28(土) 20:35:42 :
- 体調には気をつけて頑張ってください……
とても面白いです!
きたいです
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- 18 : 2018/04/29(日) 00:03:49 :
- >>17 名無しさん
はい!頑張ります!(`・ω・´)
期待ありがとうございます!(*´ω`*)
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- 19 : 2018/04/29(日) 00:43:55 :
エレン「...」ジィー
ヒストリアは、踊っている最中、俺の方を時々見てきて、少し悲しげな表情を浮かべていた。
メイド「エレン...」
エレン「メイドさん...」
メイド「私たちも踊っていいらしいですよ」
エレン「そうですか...」
メイド「ヒストリア様の代わり...というわけにはいきませんが、一緒に踊りませんか?」
エレン「...じゃあ...お願いします」
ヒストリア(エレン...メイドちゃんと...)
モブ「...先ほどからあの執事を見ているようですが...好きなんですか?」
ヒストリア「あ...はい...」
モブ「そうですか...おかしな人ですね」
ヒストリア「...」
モブ「普通は執事やメイドに恋なんてしませんよ」
ヒストリア「そうですよね...でも、エレンは違うんです...私の、幼馴染だから...」
モブ「関係ありませんよ、あなたはしてはいけない恋をしている...どうせ叶わない恋を...どうです?もういっそあの執事の事は忘れて、私と...」
ヒストリア「」キッ
メイド「執事やメイドに恋はしないんですか?」
ヒストリア「メイドちゃん!」
モブ「な、なんだ君は」
メイド「どうです?一度私と踊りませんか?」
モブ「なんで...」
メイド「あなた様とダンスがしたい...ただそれだけです」
モブ「...一度だけだぞ」
メイド「ありがとうございます」ペコッ
ヒストリア「メイドちゃん、いいの?」
メイド「えぇ...それよりも、裏庭に行ってみてはどうです?」
ヒストリア「え?」
メイド「エレンと一緒に...後悔はさせませんから」
ヒストリア「...わかった...ありがとね!メイドちゃん!」
メイド「」ペコッ
ヒストリア「エレン!」
エレン「ヒストリア様」
ヒストリア「ついてきて」グイッ
--
-
エレン「裏庭...ですか?」
そこは、ダンス会場から少し離れた場所...けど、ダンス会場で流れている曲ははっきり聞こえる
ヒストリア「うん...誰もいないよ...」
エレン「どうして...」
ヒストリア「エレンと、踊りたいから」
エレン「...」
ヒストリア「ここなら、誰にも見られないから...お願い」
エレン「わかったよ...俺も、本当はヒストリアと踊りたかった...」
ヒストリア「そんな事、知ってるよ」ニコッ
エレン「...それもそうだな」
ヒストリア「さ!踊ろう!」
--
-
モブ「メイドさん!また僕と...一緒に踊ってくれませんか?」
メイド「えぇ...機会があれば...」
モブ「ありがとうございます!」
メイド「」スタスタ
ヒスパパ「...」
メイド「こんなところにいたんですね」
ヒスパパ「メイドちゃん...」
そこは、ちょうど裏庭が見える場所だった
エレンと、ヒストリア様が月明りに照らされ、踊っているのがわかる
メイド「申し訳ございません」
ヒスパパ「いや、いいんだ...メイドちゃんが謝る事じゃない」
メイド「...」
ヒスパパ「...美しいな」
メイド「そうですね...お二人とも、とても美しいです」
--
-
エレン「それじゃあ、おやすみ」
ヒストリア「うん...エレン」
エレン「どうした?」
ヒストリア「私、嬉しかったよ、エレンと踊れて」
エレン「俺もだよ」
ヒストリア「また...一緒に踊ってくれる?」
エレン「ああ、いいよ」
ヒストリア「約束だからね!」
エレン「ああ、約束だ」
ヒストリア「おやすみ!」
エレン「おやすみ」
--
-
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- 20 : 2018/04/29(日) 01:27:12 :
- どうしてこんなに素晴らしいssがいくつもかけるのか…
他の作品も頑張って下さい!期待してます!
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- 21 : 2018/04/29(日) 13:10:38 :
- >>20 quさん
そう言っていただけると嬉しいです!
期待ありがとうございます!(*´ω`*)
-
- 22 : 2018/04/29(日) 13:57:25 :
エレン「ヒストリア、毎回歩いて登校してるけど、車も出してもらえるんだぞ?」
ヒストリア「いやだよ...あんなの注目されちゃうし」
エレン「うーん...まあ確かにリムジンはないよな」
ヒストリア「それにエレンと一緒に歩いて登校する方が車より長く喋れるから!」
エレン「そういう発想はなかったな」
アルミン「エレーン!ヒストリアー!」
ヒストリア「おはよう!」
アルミカ「あはよう(!)」
エレン「おはようございます」ペコッ
ヒストリア「エレン!」
エレン「あ...すまん、、癖で...」
アルミン「大丈夫だよ!そんな事より一緒に登校してもいいかな?」
ヒストリア「もちろんだよ!」
--
-
ヒストリア「体育...」
エレン「大丈夫か?運動は...」
ヒストリア「...」
ミカサ「ヒストリアは運動苦手なの?」
ヒストリア「うん...」
エレン「けど女は全員出来ないからいいのか...」
アルミン「え?そんな事ないでしょ?」
ヒストリア「」ギクッ
エレン「え?」
アルミン「女の人でもできる人はたくさんいるよ、例えばミカサとか」
ミカサ「うん」
エレン「ということは...ヒストリアが極端にできないのか」
ヒストリア「...」
--
-
先生「今日は体力測定を行うぞー」
エレン(なるほど、男子と女子は別々で行うのか...)
先生「まず握力を行うぞー、女子の平均は25kgだから超えれるように頑張れよー」
「はーい!」
先生「じゃあミカサからだな」
ミカサ「はい」
先生「...75kgか...さすがだな」
先生「次...
エレン「次はヒストリア様の番ですよ」
ヒストリア「うん...」
先生「はい、握ってー」
ヒストリア「ん!んー!!」プルプル
ヒストリア「はぁ...はぁ...」
先生「...12kg...小3の平均だな」
ヒストリア「...」ガーン
エレン「ヒストリア様...握力がすべてではないので...」
ヒストリア「うぅ~...」
--
-
ヒストリア「」ズーン
アルミン「...その表情だと...体力測定は...」
ヒストリア「うん...」
エレン「まあ、運動がすべてじゃないからな」
ミカサ「そうだよ、きにしないで」
ヒストリア「...」
--
-
エレン「ヒストリア様、それでは帰りましょう」
ヒストリア「うん」
--
-
ヒストリア「ねえ、エレン」
エレン「ん?」
ヒストリア「手、繋ぎたい」
エレン「...」
ヒストリア「手袋外して」
エレン「」スルッ
ヒストリア「...」ギュッ
エレン「...」
ヒストリア「前までは、普通に繋いでたのに、エレンが執事になってからは、人目がつかない所でしか、繋げなくなったね」
エレン「そうだな」
ヒストリア「ねえエレン」
エレン「ん?」
ヒストリア「なんでエレンは執事になったの?」
エレン「俺は、レイス家に住ませてもらう代わりに、ヒストリアの執事をしてくれって頼まれたんだ、俺には帰る家が無いからな、そうするしかなかったんだ」
ヒストリア「そう...」
メイド「あれ?」
エレン「あっ...メイドさん」
ヒストリア「!」バッ
メイド「ふふ...手、離さなくても大丈夫ですよ」
ヒストリア「でも...」
メイド「...」ギュッ
ヒストリア「へ?」
メイド「ほら、エレンも」
エレン「えっと...」ギュッ
メイド「ほら、こうやってヒストリア様を挟んで三人で手を繋いだら何の違和感もありません」
ヒストリア「メイドちゃん...」
エレン「ありがとうございます...」
メイド「いえいえ、私もヒストリア様と手を繋げて嬉しいですから」
ヒストリア「そういえばなんでメイドちゃんがいるの?」
メイド「買い物をしてたんですよ」
エレン「あ、なるほど、そういえば荷物も...持ちますよ」
メイド「いいですよ」
エレン「女性一人に荷物持ちをさせるなんてできません。貸してください」
メイド「それじゃあ...はい」
エレン「はい...重いですね」
メイド「重たかったです」
エレン「無理はしないでくださいね」
メイド「すいません」
ヒストリア(なんかエレンとメイドちゃんがいい感じに...)ムー...
メイド「ヒストリア様、大丈夫ですよ、私はエレンに興味ありませんから」
ヒストリア「な、なんでわかるの!?///」
エレン「なんか、凄いひどい事言われた気がする...」
メイド「気のせいですよ...」フフッ
--
-
-
- 23 : 2018/04/29(日) 18:52:39 :
- 神作ですね✨期待‼ヽ(*´^`)ノ
-
- 24 : 2018/04/29(日) 19:22:53 :
- 間違えたw
駄作ですねwww
-
- 25 : 2018/04/29(日) 20:53:59 :
- アルミンもミカサの「おはよう」が
「あはよう」になってますよ?
期待です!
-
- 26 : 2018/04/29(日) 20:55:42 :
- アルミンとミカサです⤴⤴⤴⤴⤴⤴
「も」になってる
-
- 28 : 2018/04/29(日) 23:12:11 :
エレン「荷物はここでいいんですよね?」
メイド「はい、その変に置いといてください、後は私がやりますので」
エレン「いや、最後まで手伝わせてください」
メイド「ヒストリア様がお部屋で待ってますよ?」
エレン「...じゃあ、お願いしますね」
メイド「はい」
--
-
エレン「本当に、花を育てるのが好きだな」
ヒストリア「うん」
エレン「...」
ヒストリア「ねぇエレン」
エレン「ん?」
ヒストリア「今思ったんだけど、エレンの部屋てどこにあるの?」
エレン「俺の部屋?」
ヒストリア「うん」
エレン「ヒストリアの部屋の隣だぞ」
ヒストリア「え!?そうだったの!?」
エレン「知らなかったのか?」
ヒストリア「知らなかった...」
エレン「まあ基本、ヒストリアの部屋に俺が行くからな」
ヒストリア「それじゃあ早速エレンの部屋に行こう!」
エレン「何もないぞ?」
ヒストリア「それでも行く!」
エレン「まあ、ヒストリアが言うなら...」
--
-
ヒストリア「...」
エレン「な?なんもないだろ?」
ヒストリア「ベッドと机と本...ていうか本多くない?」
エレン「勉強だよ」
ヒストリア「へー...」
エレン「お茶入れてくるな」
ヒストリア「うん」
--キィィ...バタン--
ヒストリア(ほんとに本ばっかり...あ、開きっぱなし)
エレンの机の上には、本が開きっぱなしで置かれていた
ヒストリア「弁護士?...こんなの読むんだ...」
よく見ると、周りの本のほとんどが、弁護士に関係のある本でいっぱいだった...
ヒストリア(弁護士...エレンがなんかそんな事言ってたけど...忘れちゃった、何の話の時だったっけ?)
ヒストリア「うーん...思い出せない...私ってほんとに記憶力ないなー」ボフッ
そんな事をいいなが私は何となくエレンのベッドにダイブした
ヒストリア「スンスン...ハァー」
ヒストリア「エレンの匂い...落ち着くな...」
ヒストリア「...っあ!こうやって布団に巻かれたら...おー!エレンにハグされてるみたい!」
---ガチャッ---
ヒストリア「あ...」
エレン「寒いのか?」
ヒストリア「ちょ、ちょっと...///」(恥ずかしい所見られちゃった...///」
エレン「そうか、ちょうど紅茶入れてきたから、温かいうちに飲めよ」
ヒストリア「ありがと!」
エレン「...」
ヒストリア「...」ジィー
エレン「ヒストリアも本読むか?」
ヒストリア「え?いいよ、私が見ても何書いてるかわかんないし」
エレン「小説とかは?」
ヒストリア「面白い奴なら」
エレン「面白いやつかー...」
ヒストリア「あ!恋愛の奴が見たい!」
エレン「悪いが俺の部屋にそんな本はないな」
ヒストリア「そう...」シュンッ
エレン「...いや...そういえばあるな」
ヒストリア「ほんと?」
エレン「あぁ、前にメイドさんが持ってきたやつが、読むか?」
ヒストリア「読んでみる」
エレン「ほら」
ヒストリア「ありがと...幼馴染は執事...なんかエレン見たい」
エレン「え?」
ヒストリア「何でもない」
エレン「ヒストリアが呼んでる間俺もなんか読むか...」
--
-
-
- 29 : 2018/04/29(日) 23:47:23 :
- エレンの部屋に弁護士の本がたくさん…ということは…。
-
- 30 : 2018/04/30(月) 15:05:34 :
- 前に、エレンが「ヒストリアと結婚するのは、弁護士とかがいい。」て言ってたな❗️
-
- 31 : 2018/04/30(月) 15:12:24 :
- あっ‼️ あと期待‼️
-
- 32 : 2018/04/30(月) 21:35:38 :
- つまんね
-
- 33 : 2018/04/30(月) 22:10:21 :
- 期待!
-
- 34 : 2018/04/30(月) 22:26:25 :
- >>32
いつもの人と別人かな?
作者さん
自分はこの話好きです(*´ω`*)
引き続き楽しみにしてます
-
- 35 : 2018/04/30(月) 22:46:21 :
- >>29 quさん
つまり...ゴクリッ(; ・`д・´)
-
- 37 : 2018/04/30(月) 22:48:52 :
- >>32 (`・ω・)bグッ!さん
すいません(>_<)
面白くできるように頑張ります!(`・ω・´)
-
- 38 : 2018/04/30(月) 22:49:10 :
- >>33 名無しさん
期待ありがとうございます!(`・ω・´)
-
- 39 : 2018/04/30(月) 22:52:37 :
- >>34 名無しさん
別人なんでしょうか...でも、「つまらない」というのも一つの意見なので、もっと面白くできるように頑張ります!
ありがとうございます!(*´ω`*)
楽しみにしていただきありがとうございます!(`・ω・´)
-
- 40 : 2018/04/30(月) 23:37:27 :
ヒストリア「ゔぅ~...グスッ...」ポロポロ
エレン「...」
---ガチャッ---
メイド「エレン......」
ヒストリア「よかった...グスッ...よかったよぉ...」
エレン「はい、なんですか?」
メイド「エレンがヒストリア様を泣かしてる...」
エレン「あ、いや、これは...」
メイド「...あら?その本...」
エレン「すいません、借りているものなのに」
メイド「いえいえ、いいんですよ...それより...」
ヒストリア「グスッ...」
メイド「感動ものに弱いんですね」
ヒストリア「これ...ありがとう...グスッ」
メイド「はい、他にもあるので気になったらいつでも声をかけてください、貸しますので」
ヒストリア「うん...ありがとね...」
エレン「それより、メイドさん何か用が」
メイド「あ、この本を返してもらおうと思ってきただけです」
エレン「そうですか」
メイド「はい、それでは、失礼します」
---キィィ...バタンッ...---
ヒストリア「...」
エレン「...そんなに良かったのか?」
ヒストリア「うん」
エレン「俺もたまには息抜きに読ませてもらおうかな...」
ヒストリア「さっきの本読みなよ!」
エレン「えっと...なんだったけ」
ヒストリア「幼馴染は執事!」
エレン「じゃあそれまた貸してもらおうか」
ヒストリア「うん!それがいい!」
エレン「どんな話なんだ?」
ヒストリア「執事とお嬢様がいくつもの苦難を乗り越えて、結ばれる話!」
エレン「へー...」
ヒストリア(私たちも...できるなら...)
--
-
メイド「ヒストリア様、起きてください」
ヒストリア「...エレン...」
メイド「すいません、メイドです」
ヒストリア「...メイドちゃん?エレンは?」
メイド「エレンは風邪を引いてしまって」
ヒストリア「え...大丈夫なの?」
メイド「はい、今は薬を飲んで寝ています」
ヒストリア「そう...」
メイド「そろそろ準備していかないと、遅刻しますよ?」
ヒストリア「わ!ほんとだ!」
--
-
ヒストリア「それじゃあ行ってくるね!」
メイド「ほんとに一人で大丈夫ですか?」
ヒストリア「うん!大丈夫だよ!」
メイド「...わかりました、お気をつけて」ペコッ
ヒストリア「うん!」
--
-
アルミン「それで今日は一人なんだね」
ヒストリア「うん」
ミカサ「エレンが...」
ヒストリア「あれ?もしかしてミカサ...」
ミカサ「...」
ヒストリア「...お互い頑張ろうね!」
ミカサ「...うん」
アルミン「?」
ミカサ「あ...」
ヒストリア「ん?...あ、雨だ」
アルミン「うわー、今日傘持ってくるの忘れたよ」
ミカサ「私も」
ヒストリア「どうしよう」
--
-
メイド「エレン!安静にしててください!私が行きますから!」
エレン「私は、ヒストリア様の専属の執事です。ここに住まわせてもらってる以上、ヒストリア様が困っているのなら、私は行きます。」
メイド「...律儀な人ですね、風邪がひどくなっても知りませんよ?」
エレン「大丈夫です、これでも体は丈夫ですので」
メイド「...説得力ないですよ」
エレン「...それじゃあ、行ってきます」
メイド「気を付けて」
エレン「はい」
--キィィ...バタンッ...--
メイド「あ、傘一つしか...わざと?」
--
-
--玄関--
ヒストリア「どうやって帰ろうかな...」
ヒストリア「ん?...」ジィー
エレン「...」
ヒストリア「エレン!風邪なのにどうして...」
エレン「...帰ろう」
ヒストリア「...ばか、ひどくなっても知らないよ?」
エレン「...あ...ごめん、傘一つ足りない」
ヒストリア「何言ってるの?ちょうどじゃん!」
エレン「え?一つしか...」
ヒストリア「相合傘に決まってるでしょ!」
エレン「...」
--
-
-
- 41 : 2018/05/01(火) 00:21:23 :
- 周りから見たら忠のリア充にしか見えないかもよwww
-
- 42 : 2018/05/01(火) 00:42:35 :
- 自分の2人目
「つまんね」は自分じゃないんで
自分、期待してます!
頑張れ〜応援しています
-
- 43 : 2018/05/01(火) 06:47:44 :
- きたい
-
- 44 : 2018/05/01(火) 23:51:25 :
- >>41 江麗栗さん
言われてみればそうですねw
-
- 45 : 2018/05/01(火) 23:52:41 :
- >>42 (`・ω・)bグッ!さん
やや!そうでしたか!それは失礼しました!(>_<)
期待、応援、ありがとうございます!頑張ります!(`・ω・´)
-
- 46 : 2018/05/01(火) 23:53:14 :
- >>43 三人目のpくん さん
期待ありがとうございます!(`・ω・´)
-
- 47 : 2018/05/02(水) 00:26:40 :
エレン「ヒストリア、濡れてないか?」
ヒストリア「私は大丈夫だけど、エレン、肩濡れてるよ」
エレン「俺は大丈夫だ」
ヒストリア「だめ!風邪引いてるんだから!」ギュッ
エレン「あ、おい」
ヒストリア「ちょっと!もっとこっち寄ってきてよ」グイグイ
エレン「わかった、わかったから」
ヒストリア「これで大丈夫!」フンスッ
エレン「...風邪移したらごめん」
ヒストリア「全然気にしないよ、だってその時はエレンが看病してくれるでしょ!」ニコッ
エレン「...そうだな」
--
-
ヒストリア「ただいま!」
エレン「戻りました」
メイド「おかえりなさいませ...エレン、お風呂に入ってきなさい」
エレン「いえ、服を変えるだけで...「行ってきなさい」
エレン「...わかりました」スタスタ
メイド「お風呂から出たら自分の部屋で休んでくださいね」
エレン「はい」
メイド「...ヒストリア様は、本当にエレンに愛されてますね」
ヒストリア「え?」
メイド「いえ、何でもありません」
ヒストリア「?」
--
-
エレン「スー...スー...」
--ガチャッ--
ヒストリア「」ソォー...
エレン「スー...スー...」
ヒストリア(う、わー!寝顔かわいい!)ナデナデ
エレン「ん...う~ん...」ゴロン
ヒストリア「あ...」(向こう向いちゃった...)
ヒストリア「」トテトテ
エレン「スー...スー...」
ヒストリア「...」ジィー
エレン「スー...スー...」
ヒストリア(あ、髪にホコリが...)
エレン「ん...」クルッ
---チュッ---
ヒストリア「...ふぇ?」
エレンが寝返りを打ったせいで、頬にキスをされてしまった
ヒストリア「~~~~~~~!!///」
エレン「スー...スー...」
ヒストリア「///」プルプル
私は、恥ずかしくなって、逃げるように部屋を出て行った
自分の部屋に戻ると、急いでベッドに飛び込み、枕に顔を埋めた
ヒストリア「あんな不意打ち...ずるいよ///」
エレンにキスをされた所を指でなぞり、感覚を思い出す
ヒストリア「エレンの唇...やわらかかった...」
---コンコン--
ヒストリア「ひゃい!!?」
メイド「ひゃい?...そろそろ夕食ができますので来てくださいね」
ヒストリア「う、うん!わかった!!///」(変な声出しちゃった///)
--
-
-
- 48 : 2018/05/02(水) 02:11:44 :
- ほっぺにキスされた位で逃げ出しちゃう、うぶなヒスちゃんかわいすぎます!(///∇///)
-
- 49 : 2018/05/02(水) 08:30:41 :
- >>48(╭☞•́⍛•̀)╭☞それな
-
- 51 : 2018/05/02(水) 20:08:54 :
エレン「ヒストリア、朝だぞ」
ヒストリア「んん...おはよう...」
エレン「おはよ」
ヒストリア「...起こして」
エレン「はいよ」ヨイショッ
ヒストリア「...」ムクッ
エレン「...寝不足なのか?」
ヒストリア「ちょっと...」(エレンにキスされたから寝付けなかった...)
エレン「今日は早く寝ろよ?」
ヒストリア「うん...」
--
-
ヒストリア「エレン!見て!蕾がついたよ!」
エレン「ほんとだな」
ヒストリア「早く咲いたところ見たいなー」ワクワク
--キャッキャ...ワ-ワ-...--
塀の外から同い年位の男女の楽しそうな声が聞こえてくる
ヒストリア「...皆は、休みの日はどうやって過ごしてるんだろう」
エレン「どこかに遊びに行ってるんじゃないか?」
ヒストリア「私は、休みの日はエレンと二人でお花を見て、勉強をして、終わる...」
エレン「...出かけたいのか?」
ヒストリア「」コクッ
エレン「そうだよな、出かけたいよな...けどご主人様がな...」
ヒストリア「パパは心配しすぎなんだよ!」
エレン「まあ、少しそんな所はあるよな」
ヒストリア「私もお外に遊びに行きたい!」
エレン「...頼んでみるか?」
ヒストリア「え?」
--
-
ヒストリア「パパ!」
ヒスパパ「なんだ...」(ひ、ヒストリア可愛すぎる!緊張するー!)
エレン(無理にいつもと違う態度取らなくても...)
ヒスパパ(パパの威厳を見せておかないと!)
エレン「...」
ヒストリア「パパ!私お出かけしたい!」
ヒスパパ「な、なんだと!?」
ヒストリア「私も普通の人みたいに休みの日にお出かけしたいの!学校に行く時だけしか外に出られないなんて嫌だよ!」
ヒスパパ「しかし、外は危険がいっぱい...」
ヒストリア「エレンがいるから大丈夫!」
ヒスパパ「」チラッ
エレン「...」
ヒスパパ「う~ん...」
ヒストリア「ダメ...なの?」ウルウル&ウワメヅカイ
ヒスパパ「いや、構わん」キリッ
ヒストリア「やったー!!」
エレン(単純な人だな...)
ヒストリア「じゃあ私着替えてくるね!」
エレン「はい!」
ヒストリア「メイドちゃーん!着替えー!」タッタッタ...
ヒスパパ「...」
エレン「...」
ヒスパパ「...ヒストリアを、頼む」
エレン「はい」
ヒスパパ「ヒストリアがレイス家ということは、一般の人が見てもすぐにわかる...それくらい顔が知られているからな...もし危ない連中にでも...」
エレン「...十分に注意します」
ヒスパパ「...ありがとう」
エレン「それでは、私も行きます」ペコッ
--
-
ヒストリア「見てエレン!どうよ!」
エレン「凄くお似合いです」
メイド「ヒストリア様はどんな服でも似合いますからね」
ヒストリア「えへへ~///」
メイド「エレンは着替えないんですか?」
エレン「いえ、私はご主人様に仕事を任されていますので」
メイド「そうですか」
ヒストリア「エレンにも着替えてほしかったなー」
エレン「申し訳ありません」
ヒストリア「...まあいいけど...じゃあ、行こ!」
エレン「はい、それでは行ってきます」
ヒストリア「行ってきます!」
メイド「お気をつけて」ペコッ
--
-
-
- 52 : 2018/05/02(水) 20:40:19 :
- 期待です!
-
- 53 : 2018/05/02(水) 23:31:25 :
- >>52 ラーメンラーメンさん
期待ありがとうございます!(`・ω・´)
-
- 54 : 2018/05/03(木) 00:08:12 :
エレン「どこか行きたい所あるか?」
ヒストリア「何か食べたい!」
エレン「何食べようか...」
ヒストリア「ラーメン!」
エレン「お、いいな、じゃあ行くか」
ヒストリア「うん!」
--
-
ヒストリア「どれがおいしいの?」
エレン「俺もこういうところに来るのは初めてだからな...」
ヒストリア「そっか、エレンいっつも私の隣にいるからね!」
エレン「そういえばそうだな...今思ったら風呂と寝る時以外はずっと一緒だな」
ヒストリア「寝る時も一緒がいいけど...」ボソッ
エレン「あ、俺味噌にしよ」
ヒストリア「聞いてよ」
エレン「え?何をだ?」
ヒストリア「...いい...私塩にする」
エレン「よし、じゃあ頼むか」
--
-
ヒストリア「お、おいしい!!」
エレン「ほんとだな」
ヒストリア「ん~!」プルプル
エレン「なあ、俺にも塩食べらしてくれよ」
ヒストリア「え...」
エレン「俺の味噌もやるから、はい、交換な」
ヒストリア「あっ...」
エレン「...お、塩もうまいな」
ヒストリア「...モグモグ...味噌もおいしい///」
--
-
エレン「よし、お昼も食べた事だし、どこいく?」
ヒストリア「う~ん...」
「なあなあ、あの美人ってレイス家のお嬢さんじゃね?」
「え?ほんとかよ...けど執事もいるしな」
「おい!絶対そうだって!にしても美男美女だな...執事に嫉妬しちまうよ」
「ほんとだな」
ヒストリア(や、やっぱりここから辺の人には顔知られてるのか...)
エレン「どうした?」
ヒストリア「あ、何でもないよ!」
エレン「そうか」
ヒストリア「ねぇ、なんかいろんなお店見てみたい」
エレン「わかった、じゃあ行くか」
--
-
それから俺たちは、ひとしきり店を回り、買い物をして、近くのベンチに座った
ヒストリア「楽しかった!」
エレン「いろいろ買ったな」
ヒストリア「うん!」
モブ1「あれがレイス家の...」
モブ2「あぁ」
モブ3「おい、本当にやるのか?」
モブ2「当たり前だろ、俺たちには金が必要なんだ」
モブ3「それでも...」
モブ1「いいか、あの執事が離れた隙を狙うんだ」
モブ2「わかった」
モブ3「...」
モブ1「おい、こっちに車回しとけ」
モブ3「わ、わかった」タッタッタ
モブ2「...あ!おい!執事が動いたぞ!」
エレン「ヒストリア、ここで待っててくれるか?」
ヒストリア「どこいくの?」
エレン「トイレだよ」
ヒストリア「わかった」
エレン「知らない人にはついて行ったらダメだからな?」
ヒストリア「わかってるよ!」
エレン「じゃあ、少し待っててくれ」
ヒストリア「うん!」
モブ「...」
--
-
-
- 55 : 2018/05/03(木) 00:38:48 :
- エレンはもう気付いてたりして
-
- 56 : 2018/05/03(木) 00:56:15 :
- >>55 進撃のパンダさん
うーん...どうなるのでしょうか...
-
- 57 : 2018/05/03(木) 01:43:49 :
エレン「...あれ?...ヒストリア?」
ベンチに座っていたヒストリアがいない...嫌な予感がする...
エレン「ヒストリアの携帯に確かGPSが...」
ヒストリアの場所を示す針は、すごいスピードで道路を走っていた
すぐにわかった、今ヒストリアがどんな状況なのか...
俺は、鍵のかかっていない自転車を手に取り、急いでヒストリアのGPSの方に向かって走った。
--
-
ヒストリア「んー!んむー!」ウルウル
モブ1「おい!黙ってろ!」
モブ2「騒ぐなよ、騒いだら...わかるよな?」
ヒストリア「...」ポロポロ
モブ3「...」
ヒストリア(助けて...エレン...)
--
-
エレン「はぁはぁ...あ、もしもし!」
メイド『どうしたんですか?そんなに息を切らして』
エレン「ご主人様は!?」
メイド『?...今はいませんが...」
エレン「くそっ...ヒストリア様が誘拐された」
メイド『な!?ほ、本当ですか!?』
エレン「はい...すいません、私がついていながら...」
メイド『いえ...それよりエレンは今どこに』
エレン「今、ヒストリア様のGPSを頼りに犯人を追っています」
メイド『わかりました...私の方からご主人様に伝えておきます」
エレン「...」
--ピッ--
エレン「急がないと...!」
--
-
ヒストリア(ここは...工場みたいだけど...)
モブ3「なんでこんな廃工場に...」
モブ2「ここ以外場所がねぇんだよ!」
モブ1「おい、早く電話かけろ」
モブ3「で、でもよ、こういうのって携帯からかけたら俺たちがやったってばれるんじゃねえのか?」
モブ2「なら公衆電話か...」
--
-
エレン「ここか...」
--
-
モブ3「なんで俺が!」
モブ2「お前が見張ってたら頼りないからな、俺たち二人で逃げないか見張ってる」
モブ3「...くそっ!」
モブ1「レイス家は金持ちだからな、五億位要求してもいいんじゃねぇか?」
モブ2「いや、五億も用意するのに時間がかかるだろ、俺たちが返さないといけない金額だけにしとけ」
モブ3「...じゃあ行ってくる」
モブ1「おう」
モブ3「...」スタスタ
--バンッ‼--
モブ「!!?」
エレン「...おい」
モブ1「こいつ!あの執事か!」
ヒストリア(エレン!)「んー!んむー!」
エレン「ヒストリア...よかった...無事で」
モブ3「う、うわぁぁぁぁ!」ブォン
モブ2「バカ!むやみに手を出したら!」
---バキッ...ゴキッ--
モブ3「あ、あぁ...........」
モブ2「おい!大丈夫か!」
モブ1「ダメだ...あれは意識がない」
エレン「次はどっちだ...」
モブ2「待て!...お前の大事なお嬢様がどうなってもいいのか?」
エレン「てめぇ!ヒストリアに触るな!!」
ヒストリア「...」ポロポロ
モブ2「今抵抗したら...分かるだろ?」
モブ1「よくもやってくれたな!」
---バキッ...ドスッ...---
エレン「かはっ!...」ポタポタ
ヒストリア「んー!んんー!!...」ハラッ
ヒストリア「エレン!もういいから!私の事はいいから!」ポロポロ
エレン「ヒストリア...」
ヒストリア「エレン!それ以上は...」
モブ2「黙ってろ!」バシッ
ヒストリア「きゃっ!」
エレン「」
--
-
-
- 58 : 2018/05/03(木) 01:44:03 :
-
そこからの事は、あまりよく覚えていない...
気づいたら俺は、泣きじゃくるヒストリアを抱いていた
エレン「大丈夫...もう大丈夫だから...」ナデナデ
ヒストリア「ごめんなざい!...私のせいで...エレンに傷を...」ポロポロ
エレン「こんなの大したこと無いよ...それよりヒストリアも口切ってるけど大丈夫か?」
ヒストリア「大丈夫...私は大丈夫...」
エレン「そうか...ヒストリア、家に帰ろう...」
ヒストリア「うん...」
--
-
---ガチャッ...キィィ...---
玄関のドアを開けると、メイドさんと、ご主人様と、何人かの警察官がいた
エレン「ただいま...戻りました...」フラフラ
ヒストリア「スー...スー...」」
メイド「エレン...!ヒストリア様...!」
ヒスパパ「...」
エレン「すいません...私のせいで、ヒストリアが怪我を...」
メイド「あなたこそ...どうしてこんな...」
ヒスパパ「...約束は...守ってくれなかったようだね...」
エレン「すいません」
ヒスパパ「...メイドさん、エレンの治療を」
メイド「はい」
警察「えっと...私たちは...」
エレン「廃工場に男性が三人倒れています...」
警察「は、はい!わかりました!」ダッ
--
-
メイド「染みますよ」
エレン「...っ!」
メイド「エレン...残念だけど...もうあなたは...」
エレン「...わかっています」
俺は、レイス家の、ヒストリアの専属の執事をやめることになる、俺がついていたのにも関わらず、ヒストリアが誘拐されて、さらに怪我をさせてしまった。
警察沙汰にもなっている...世間の目もある...当然だ...
何より、ご主人様との約束を守れなかった...そんな俺に、ヒストリアの傍にいる資格はない。
メイド「ご主人様は、本当はエレンをやめさせたくないでしょう」
エレン「それも...分かっています...あの人は、優しいですから」
メイド「はい、終わりましたよ、それじゃあ、今日はもう...おやすみなさい」
エレン「はい、おやすみなさい」
--
-
ヒストリア「なんで!?なんでエレンを!」
ヒスパパ「もう決まった事なんだ...」
ヒストリア「なんで...」ポロポロ
ヒスパパ「...」
ヒストリア「パパなんて大っ嫌い!」ダッ
ヒスパパ「...」
--
-
エレン「蕾、大きくなったな」
ヒストリア「うん...」
エレン「...まあ、あんな事があったし、元気が出ないのもわかるが...」
ヒストリア「違う...」
エレン「...」
ヒストリア「聞いたよ、エレン、やめちゃうんでしょ?」
エレン「...あぁ」
ヒストリア「そう...」
エレン「ごめん...」
ヒストリア「今日が、エレンと最後の日...」
エレン「...」
ヒストリア「主人からの命令、エレン、やめないで」
エレン「ごめん...」
ヒストリア「...ばか...バカエレン...グスッ」ギュッ
ヒストリアは、泣きながら俺に抱き着いてきた。
...けど俺は、泣いているヒストリアを抱きしめる事はできない。
それはきっと...俺の役目じゃない。
エレン「...」
ヒストリア「エレン...今日は、一緒に寝よ」
エレン「...はい」
--
-
-
- 59 : 2018/05/03(木) 02:05:20 :
ヒストリア「満月...」
エレン「綺麗だな」
ヒストリア「今日の夜は、執事とお嬢様じゃなくて...幼馴染...恋人として、一緒に過ごしたい」
エレン「...」
ベッドに並んで、何か特別に話すわけでもなく、俺たちはずっと夜空を眺めていた
エレン「もう、寝るか」
ヒストリア「...そうだね」
エレン「...ここで寝るのか?」
ヒストリア「おねがい」
エレン「...わかった」
--
-
布団が重たい...寝苦しさのあまり、目が覚める。
目を開けると、ヒストリアが裸で馬乗りになっていた。
月明りに照らされるヒストリアは、すごく綺麗で、美しかった。
エレン「な、何して...」
ヒストリア「ごめんなさい...エレン...こうするしか...」
ヒストリアが俺のを、自分のに挿れようとする。
ヒストリア「既成事実を作れば...エレンと私は...」
エレン「ヒストリア...グスッ...」
ヒストリア「エレン...どうして泣くの...」
エレン「ごめん...俺に力が無いばかりに...ヒストリアに辛い思いをさせてしまって...」
ヒストリア「辛くなんかない!辛くなんか...」
エレン「ごめんヒストリア...それはできない...」
ヒストリア「え...」
エレン「俺は...こんな形で、ヒストリアとしたくないんだ」
ヒストリア「エレンは...私と一緒にいたくないの?」
エレン「いたい...いたいけど...これは間違ってる...」
ヒストリア「でも...でもほかに...」ウルウル
エレン「...ごめん」
ヒストリア「...」ポロポロ
エレン「...」
ヒストリア「ごめんなさい...私、部屋に戻るね」ポロポロ
--キィィ...バタンッ..--
エレン「なんで...俺は...」
--
-
エレン「今まで、お世話になりました」
メイド「...お疲れ様です。」ペコッ
ヒストリア「...」
エレン「...」スタスタ
ヒストリア「」ギュッ
ヒストリアが、服の袖を掴んでくる
ヒストリア「最後の...お願い...」
エレン「...」
ヒストリア「また、会おうね」
エレン「...」
ヒストリア「...またね」
エレン「また...」
そして俺は、重いドアを閉め、レイス家を後にした。
--
-
-
- 60 : 2018/05/03(木) 02:12:00 :
- 夜更かしはしてみる物ですね!まさか更新する瞬間に出会えるとは!
まあ、そんな事より。
ちょっと…悲しすぎて辛い…。(´・ω・`)
これからどうなるのか…期待ですヽ(・∀・)ノ
-
- 61 : 2018/05/03(木) 10:22:14 :
- これからどうなるのかな?
ヒストリアにまた会えるといいなぁ〜
こんなお別れは辛いです(。•́ωก̀。)…グス
続きが楽しみです
-
- 62 : 2018/05/03(木) 22:30:36 :
- >>60 quさん
感想、期待ありがとうございます!
-
- 63 : 2018/05/03(木) 22:31:31 :
- >>61 (`・ω・)bグッ!さん
感想ありがとうございます!
楽しみにしていただきありがとうございます!(`・ω・´)
-
- 64 : 2018/05/03(木) 23:25:20 :
- やりますねぇ!
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- 65 : 2018/05/04(金) 00:46:19 :
テレビ『昨日午後6時頃、レイス家のご息女が、誘拐されました。』
テレビで、私の事が放送されている。
テレビ『執事がついていたにも関わらず...』
エレンの事...
--ピッ--
ヒストリア「学校行ってくる」
メイド「お気をつけて」
ヒストリア「...行ってきます」
学校に行くのは、憂鬱だ。
正直めんどくさい。
けど、そんな学校に登校するのに、エレンと一緒だったら、すごく楽しく、幸せだった...。
けど今日は、登校するこの時間も、憂鬱。
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-
アルミン「ヒストリア、大丈夫だった?」
ヒストリア「うん...大丈夫だよ」
アルミン「よかった...エレンは...」
ヒストリア「エレンは、私のせいで、怪我をした」
ミカサ「エレンはどこに?」
ヒストリア「...やめさせられた」
ミカサ「なんで...」
ヒストリア「...」
アルミン「そう...」
ヒストリア「けど平気。大丈夫...。」
本当は平気じゃない。大丈夫じゃない。
辛い...。エレンのいない生活は、辛すぎる。
アルミン「...何かあったら、僕たちを頼ってね?」
ミカサ「うん」
ヒストリア「ありがとう...」
--
-
ヒストリア「あ...」
花が咲いてる、本当なら、エレンと並んで見るはずだったのに。
ヒストリア「グスッ...」ポロポロ
ヒストリア「ヒック...なんで...なんで...帰ってきてよ...」ポロポロ
--
-
--キィィィ...---
エレンの部屋...相変わらず本しかない。
エレンの机の上には、メイドちゃんの本が置かれていた。
あの時読んだ本だ、私がエレンに読むように勧めた本。
いいな、本の世界では、お嬢様と執事は結ばれる。
けど私とあなたは、結ばれるどころか、会うこともできるかわからない。
所詮は本の中でのお話、現実でそんな事、起きるわけがないよね。
本を手に取ると、下から一枚の紙きれが出てきた。
エレンが私にあてた手紙だ。
私は目を見開き、急いでその手紙に目を通す。
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ヒストリアへ
この手紙を読んでる頃には、俺はもうヒストリアの隣にいないと思う。
言いたいことは一つだけ。
ヒストリア、愛してる。君の事はなにがあっても忘れない。
直接言えなくてごめん。
エレンより
-------------------------------
内容はこれだけだった。
けど、私には十分すぎる。
あなたが私を愛してくれていた証拠があるだけで。
ヒストリア「私も...愛してる...ずっと...これからも。」
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- 66 : 2018/05/04(金) 00:46:58 :
- >>64 YJSNPIさん
(`・ω・´)
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- 67 : 2018/05/04(金) 01:44:41 :
あれから、五年がたった。
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私は、廊下の窓から玄関の方を見る。
誰かが来ている
誰だろう...遠すぎてよくわからない。
けど多分、昨日パパから聞いた、私と結婚する相手だ。
20歳で弁護士になった天才...。
今まで結婚の話は断ってきた。
けど、私があまりに断るから、パパが痺れを切らして、無理やり結婚させるらしい。
正直興味なんてない。
エレンと結婚したかった。けどそれは、やっぱり叶わなかった。
私は、神様に嫌われている。
なんで私を不幸にするのだろう。
--
-
メイド「...はい、出来ました」
ヒストリア「ありがとう...」
メイド「...やさしそうな方でしたよ」
ヒストリア「そう...」
いつも歩いている廊下なのに今日は違って見える。
奥に見えているドアが徐々に近づいてくる。
それと同時に、涙が出そうになる。
あのドアを開けたら、私はもう、エレンとは結ばれない。
そんな事を考えてたら、もうドアの前に来てしまった。
私は、ドアにもたれて、肩で押すように、重いドアを開ける。
---キィィィ...---
照明が眩しい。
中央の椅子に、パパと、玄関で見かけた人が喋っている。
聞いた事のある声。
懐かしい声。
あなたが私に気づく。
そして徐々に歩み寄ってきて、私の目の前で止まった。
目を疑った。
信じられなかった。
ここにいるわけがない。
二度と会えるわけがないと思っていたのに。
容姿は変わっているけど。
間違えるわけがない。
私が愛した人。
私を愛してくれた人を。
ヒストリア「エレン...」
エレン「ごめん、五年も待たせちまって」
ヒストリア「...」ポロポロ
エレン「泣くなよ」ナデナデ
ヒストリア「本当に...本当にエレン?」
エレン「あぁ...見た目は少し変わったけど、ちゃんと俺だよ」
ヒストリア「あ...うぅ...」ポロポロ
ヒスパパ「サプラーイズ!!」
メイド「...ご主人様。少しこちらへ」グイッ
ヒスパパ「な、何!?ちょ、ちょっと痛い!耳引っ張らないで!」
メイド「お話があります」
ヒスパパ「わかった!わかったから!
--キィィ...バタンッ--
エレン「あの人も相変わらずだな」ハハッ
ヒストリア「エレン...」スッ
エレン「ん?」
ヒストリア「」チュッ
エレン「ん!?...プハッ、な、何して...!///」
ヒストリア「...ずっと...ずっと待ってたんだよ?」
エレン「...ごめん」
ヒストリア「許さない...こんなに寂しい思いさせて...そんなんで私の夫が務まるの?」
エレン「...見ないうちに、強くなったな」
ヒストリア「何それ.......エレンも、見ないうち変わったね」
エレン「ヒストリアは見た目高校のままだけどな」
ヒストリア「少しは伸びたよ!」
エレン「ほんとかよ」ハハッ
ヒストリア「ほんとだよ!」プンスカ
エレン「...でもよかった」
ヒストリア「...」
エレン「間に合って...本当によかった...」
ヒストリア「いらない心配しないでよ、私はエレン以外と結婚するわけない」
エレン「けどここにいるってことは...」
ヒストリア「それはパパが勝手に...」
エレン「...」
ヒストリア「...エレン」
エレン「ん?なんだ?」
ヒストリア「まだ聞いてない」
エレン「...そうだったな...ヒストリア」
ヒストリア「はい...」
エレン「俺と、結婚してください」
ヒストリア「うん!もちろんだよ!!」ニコッ
---終わり---
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- 68 : 2018/05/04(金) 01:49:30 :
- エレンとヒストリア、末永くお幸せに!
ど、どうでしょうか!?
私が書いてきた感動系のお話で、一番いい感じに終わらせられた気がします!(`・ω・´)
コメントしてくれた人、ありがとうございます!
とても励みになりました!(*´ω`*)
ここまで読んでくださってありがとうございます!
他の作品も時間があれば、読んでみてください!以上です!
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- 69 : 2018/05/04(金) 11:01:20 :
- エレンとヒストリアが会えて良かったです!
感動しました!ここまで読めて良かったです
お疲れ様でした!
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- 70 : 2018/05/04(金) 12:23:42 :
- 感動しました(。´Д⊂)
お疲れ様です!凄く面白かったです!
他の作品も頑張って下さい!(*≧∀≦*)
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- 71 : 2018/05/04(金) 21:45:36 :
- >>69 (`・ω・)bグッ! さん
感想ありがとうございます!(*´ω`*)
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- 72 : 2018/05/04(金) 21:46:06 :
- >>70 quさん
感想ありがとうございます!(*´ω`*)
はい!頑張ります!(`・ω・´)
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- 73 : 2018/05/04(金) 23:07:33 :
- 5年後のところで少し雑に終わるのかな~と思ったら最後まで面白くて期待を裏切られなかったです。とてもおもしろかったです。
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- 74 : 2018/05/04(金) 23:19:32 :
- >>73 名無しさん
そう言っていただけると嬉しいです!
期待、ありがとうございました!(`・ω・´)
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- 75 : 2018/05/05(土) 08:13:40 :
- 執筆乙です!
とても感動しました!!!
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- 76 : 2018/05/05(土) 13:38:18 :
- >>75 ゲスミン・クズレルトさん
ありがとうございます!(`・ω・´)
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- 77 : 2018/05/05(土) 19:44:34 :
- 執筆乙です!
いやー感動した!
エレン、ヒストリア末永くお幸せに!
Lialさん他の作品も頑張ってください
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- 78 : 2018/05/05(土) 20:19:12 :
- お疲れ様でした!これからも頑張ってください!
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- 79 : 2018/05/05(土) 20:43:20 :
- >>77 ターキー黒剣さん
感想ありがとうございます!(`・ω・´)
はい!他の作品も頑張ります!(`・ω・´)ゞ
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- 80 : 2018/05/05(土) 20:43:40 :
- >>78 ラーメンラーメンさん
はい!頑張ります!(`・ω・´)
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- 81 : 2018/05/06(日) 19:06:02 :
- ほかのさくひんもがんばってください!!!!!!
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- 82 : 2018/05/06(日) 19:54:29 :
- >>81 なかのひろたかてきな?さん
ありがとうございます!
頑張ります!(`・ω・´)ゞ
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- 83 : 2018/06/05(火) 02:25:18 :
- やばい久々に泣いた…
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- 84 : 2018/07/07(土) 00:24:44 :
- これは....泣ける!
他の作品も頑張って!
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