ライナー「ケリをつけよう」

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ライナー「ケリをつけよう」

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1 : ライス : 2018/04/13(金) 04:09:23

ミカサ(今日はバレンタイン) ↓
http://www.ssnote.net/archives/57644

の続きです。

誤字、脱字はすいません
2 : ライス : 2018/04/13(金) 04:12:07

ライナー「体育館…」

ベルトルト「で何するの？」

アルミン「色々考えたんだけどね。バドミントンで勝負してもらおうかな」

ライナー「バドか」

ベルトルト「昼休みよくやってるし、いいんじゃない」

クリスタ「バドかぁ…」ウズウズ

ユミル「…」ウズウズ

アルミン「…あっちの方でやってくれば？」

クリスタ「やったぁ♪ユミル行こっ」

ユミル「おう！」

コニー「…なんであんなにテンション上がってるんだ？」

ジャン「バドは麻薬って言われるくらい楽しいスポーツだからな」
3 : ライス : 2018/04/13(金) 04:14:00

エレン「あー確かに」

アルミン「どうしたの？」

ジャン「いや…主審いいのか？」

アルミン「アップとストレッチする時間ないと試合にならないからね」

ミカサ「アップ大事」

アルミン「…でなんの話してたの？」

ジャン「今月は年に1〜3回しかないあれが来るなぁって」

アルミン「…ああ！ハレー彗星ね」

ジャン「76年に一度だろ。一生に一度って言っても過言ではないだろ」
4 : ライス : 2018/04/13(金) 04:14:59

サシャ「私とコニーはよくわからないのですが…」

ジャン「あー…」

アルミン「ドアをノックされるの夜中に」

サシャ「ノックですか？」

ジャン「ん？」

アルミン「で、○○Kですって言ってドアを突き破って来るの」

コニー「怖ぇ」

サシャ「無視したら？」

アルミン「首がトリプルアクセルするの」

コニー「怖ぇ！」

ジャン「本家超えるのやめろ。お前はボケ側に行くの禁止な」
5 : ライス : 2018/04/13(金) 04:15:33

アルミン「アップ終わった？」

ベルトルト「終わったよ」

アルミン「…ウェア、ピンクなんだね」

ベルトルト「変かな？」

アルミン「似合ってるよ…ライナーは？」

ライナー「…なんて？」

アルミン「アップ終わった？」

ライナー「何！？…クリスタに見惚れてたらこんな時間か…」

アルミン「ほんまもんのアホだね君は」
6 : 名無しさん : 2018/04/13(金) 07:27:50

いつも笑わせてもらっていますｗ
今回も期待です！
7 : ライス : 2018/04/15(日) 23:59:22

名無しさん、ありがとうございますm(_ _)m

期待に応えれる様、頑張ります！
8 : ライス : 2018/04/16(月) 00:00:15

アルミン「さて、何点でやろうか」

ベルトルト「21の3？」

アルミン「長くない？ルール改正されるよね」

ベルトルト「あーじゃあ11の5？」

ライナー「3にしないか？」

ベルトルト「3の5？」

ライナー「11の3だ。なんだ3の5って…絶対つまらないだろ」
9 : ライス : 2018/04/16(月) 00:01:06

アルミン「サーブはどっちから？」

ベルトルト「僕だよ」

アルミン「はい、シャトル」ポイ

ベルトルト「ありがとう…クリアワンだ！！」

アルミン「…」

ライナー「…そんなテンション上がるものか？ニューオフィシャルとかなら分からなくもないが」

ベルトルト「それもそうだね。アルミン、ニューオフにしてよ」

アルミン「ベルトルトがお金出してくれるならいいよ」

ベルトルト「さー始めようか！！」
10 : ライス : 2018/04/16(月) 00:02:02

コニー「なぁジャン」

ジャン「なんだよ」

コニー「ルールわかんね」

サシャ「右に同じく」

エレン「左に同じく」

ジャン「(めんどくせぇ…)シャトル打って相手のコートに決める。そんだけ」

コニー「…」

サシャ「…」

エレン「ミカサ…」

ミカサ「ジャン、詳しく」

ジャン「よっしゃ！任せろ！！」
11 : ライス : 2018/04/19(木) 03:50:36

ジャン「(って言っても俺もそんなに知らねぇんだよ…)サーブは得点が偶数なら右、奇数なら左側から打つ」

コニー「ほうほう」

ジャン「で、今やってるのはシングルス。横に2本の線があるだろ？」

サシャ「ありますねぇ」

ジャン「…シングルなら内側の線までがコート。外側のはダブルスのコートだ」

エレン「…あれ？後ろも線2本あるぞ？」

ジャン「あー俺らから見て奥側の線がダブルスのサービスライン。手前が普通のコートの線だ。シングルはこっちな」

ジャン「で、あいつらは11の3でやるみたいだな」

コニー「…なんだ？11の3って」

ミカサ「…ポイントとゲーム数。あの二人は11ポイントの3ゲームマッチの試合をしてる」

エレン「あーテニスとかでも聞いたような…2セット先に取ったら勝ちだよな？」

ミカサ「そう、流石エレン」ナデナデ

エレン「撫でんなよ！」

ジャン(チキショォォォォォォォ！！！！)
12 : ライス : 2018/04/19(木) 03:51:30

クリスタ「楽しかったぁ」

ユミル「ふぃー…で、どっちが勝ってんだ？」

ジャン「今8-5でライナーリード」

ライナー「オラっ！」スパン！！

アルミン「ポイント9-5」

クリスタ「おお〜！！」

ユミル「やっぱ男子のスマッシュ速ぇー。迫力あんなぁ」

エレン「確かに速いなぁ…テニスとどっちが速いんだ？」

ユミル「バド」
クリスタ「バドミントンだよ」

コニー「マジか…バドすげぇ」
13 : ライス : 2018/04/19(木) 03:55:04

サシャ「んー…確かに速いですけど、いまいちピンときませんね」

ユミル「初速な。その後は空気抵抗で減速しちまう」

サシャ「…はて？」

ユミル「あー…なんでもない。球技最速がバドって理解できればそれでいい」

エレン「最速！？」

コニー「バドすげぇ！！」

ユミル「初速に限ればな。その後は空気抵抗で減速しちまうよ」

「「…はて？？」」

ユミル「…は？何、流行ってんのかそれ」
14 : ライス : 2018/04/19(木) 03:56:16

コニー「よくわかんねぇけど、バドはすげぇんだな！？」

ユミル「…すげぇな」

エレン「どのくらい速いんだ？」

ユミル「あーっと…テニスは確か263キロがギネス記録だったと思う」

サシャ「テニスも速いですね」

クリスタ「バドはいくつだと思う？」

サシャ「300」

エレン「275」

コニー「…370！」

ユミル「おーおーバラけたなぁ」

ジャン「…コニーが一番近いな」

コニー「よっしゃ！」

エレン「…で何キロなんだ？」

クリスタ「493キロだよ〜」

エレン「速っ！！」

サシャ「ほぇー…流石球技最速」

ミカサ「…私クレーが球技最速だと思ってた」

ユミル「おい！タマ違いも甚だしいな！！」
15 : ライス : 2018/04/21(土) 21:41:36

アルミン「ゲームライナー11-7…インターバルとチェンジコートはどうする？」

ベルトルト「一応変える？」

ライナー「そうだな」

アルミン「次のゲームライナーが取れば終わりだね」

ベルトルト「そうだねー。取らせる気無いけど」

ライナー「だろうな」

アルミン(昼休み一緒にやってればお互いのプレイスタイルも既知だろうな…)

ベルトルト「さぁーライナーをフルボッコだ」

ライナー「まだ逃げ切れる気がしねぇ…フルボッコにされるかもな」

アルミン「僕がとどめ刺すんだからね」

ライナー「主審さん？」

アルミン「警告！」つイエローカード

ライナー「しゅ主審さん！？」
16 : ライス : 2018/04/21(土) 21:42:21

エレン「バドもカードあるんだな」

クリスタ「あるよ〜」

ユミル(今のはおふざけだけどな)

ジャン「コール無視とか威圧的な態度とかとればカード貰えるぞ」

ユミル「貰えるぞって…貰っちゃ駄目だろ」

サシャ「レッドカードはどうすれば貰えるんですか？」

ユミル「(貰うなって…)あー…審判にめっちゃ噛みついたりすればもらえるんじゃね？」

サシャ「えーと…前腕ですか？二の腕ですか？」

ユミル「物理的に噛むな」
17 : ライス : 2018/04/21(土) 21:43:19

ベルトルト(さて…ぼちぼち始めますか)クルッ、パンッ

ライナー「あっ」

アルミン「ポイント6-3」

コニー「すげぇ…」

エレン「上体捻って背面サーブ…あんなのありか？」

ユミル「あり」

ジャン「ちゃんと腰より下で打ってるし問題ないだろう」

クリスタ「トリックショットだね〜」

ライナー「(しかもオンライン…)お前、線上を狙ったのか？」

ベルトルト「……もちろんさ！」

ライナー(まぐれだな)

アルミン(まぐれだね)
18 : ライス : 2018/04/21(土) 21:44:27

ライナー(…右奥)

ベルトルト「…」クンッ

ライナー(違う！前か)ダッ

ベルトルト「…」クンッ、ポーン

アルミン「ポイント9-4」

ユミル「…ベルトルさんフェイント上手いな」

ジャン「…ベルトルトは1ゲーム目でフォームを覚えさせ、2ゲーム目からフェイントを入れてくるやつか」

エレン「…よくわかんねぇ」

コニー「上に同じく」

サシャ「下に同じく」

ミカサ「…二人は今どこにいるの？」
19 : ライス : 2018/04/25(水) 00:57:10

ベルトルト(さて、上手く打てるかな)パシッ

ライナー「！」

ユミル「お」

ジャン「…左手に持ち替えた」

サシャ「！！…わーたしピンクの？」

ミカサ「レフティ」

サシャ「ノォォォォォォォ！！！」

コニー「向こう賑やかだなぁ」

エレン「喧しいだけだろ」
20 : ライス : 2018/04/25(水) 00:58:13

ライナー「はぁ…」

アルミン「ゲームベルトルト11-5」

ベルトルト「…いやー練習しとくもんだね」

エレン「…今のなんだ？」

ユミル「あー…おそらく…」

クリスタ「クロスファイア！！」

コニー「なんだその必殺技みたいな名前は！？」

ジャン「左手専用の必殺技だからな」

サシャ「と言いますと？」

ジャン「シャトルってのは左巻きに羽根がつけられてるんだよ」

エレン「へー」

クリスタ「で、左利きの人がカットスマッシュを打つと、レシーバーから逃げるように変化するの」

ユミル「それをクロスファイアって呼ぶんだよ」

ジャン(フォームとフットワークは汚かったな。流石にそこまでは無理か)

ミカサ「…左利き有利なスポーツだから同じ実力なら左利き選手を選ぶ国もある」

コニー「クロスファイアがあるからか？」

ユミル「あーお前にもわかるように言うと、左利きのやつが打つといつもよりシャトルが速く感じるって事だ」

コニー「…はて？」

ユミル「それ気にいるのやめろ」
21 : ライス : 2018/04/25(水) 01:06:32

アルミン「さて、泣いても笑っても次のゲームが最後だよ」

ベルトルト「うん…」

ライナー「あぁ…やっと身体が温まったぜ」

ベルトルト「と言うことは」

ライナー「ケリをつけよう」

ベルトルト「望むところだよ」

アルミン(カード使いたいなぁ)

エレン「ライナー今アップ終わったのかよ」

ジャン「そういやアップしてなかったな」

クリスタ「え？ライナーアップしてなかったの？なんで？」

エレン「…」

ジャン「…」

クリスタ「…？？」
22 : ライス : 2018/04/25(水) 01:07:42

ライナー(イケる！)バンッ

ベルトルト「」スッ

ベルトルト(あ、やっぱ届かないか)

アルミン「ポイント3-2」

ユミル「ライナースマッシュの速度上がったな」

ジャン「アップしたからな」

エレン「なんでベルトルトはラケットを背中から出したんだ？」

クリスタ「背面打ちだね〜」

コニー「背面打ち？」

ジャン「今ベルトルトは若干フォア寄りに構えてたからな。すぐバックの方は打てないから背面で打とうとしたんだよ」

サシャ「それ当たるんですか？」

ユミル「試合ならたまに当たる。上手いやつは当ててくるが、ほとんどは基礎打ちとかゆるい打ち合いくらいだな当たるの」

コニー「お前は当てれるのか？」

ユミル「試合ならほとんど当たらねぇな」

コニー「なんだ下手か下手くそか」

ユミル「やった事ねぇ奴が言うな。出来てから言え」

ジャン「出来ても言うなよ」
23 : ライス : 2018/04/25(水) 01:08:54

ベルトルト(…ライナーは次にストレートにスマッシュを打つから…)

ベルトルト(それをクロスに引っ張る！)スパン

ライナー「…」ピタ

ベルトルト「あー引っ張りすぎた」

アルミン「アウト。オーバー7-7」

エレン「…なぁ、1ゲーム目から気になってたんだが」

ユミル「なんだ」

エレン「なんでアウトってわかるんだ？わかってるから止まってるんだろ？」

クリスタ「…感覚？」

ユミル「まぁそうだろうな。アウトはアウトってすぐわかる」

エレン「…そんなもんなのか？」

ミカサ「どんな競技にもある」

ジャン「野球にも」
クリスタ「テニスにも」
ユミル「バスケにも」
コニー「お前そんな事もわからないのか！？バカだな」
サシャ「えぇバカですね！」

エレン「言われてみれば…1つ言っていいか？お前らだけにはバカって言われたくねぇ！！」
24 : ライス : 2018/04/25(水) 01:09:54

ライナー(…仕掛けるか！)シュバッ

ベルトルト「っとっとっともんー！」

アルミン「…オーバー8-9」

エレン「ベルトルト大丈夫か？なんだ今の？」

ミカサ「…スピンヘアピン」

クリスタ「私アレ苦手…打つのも打たれるのも」

サシャ「スピンヘアピンってなんですか？」

ジャン「シャトルを切って回転させ、相手に取りにくくさせるテクニックだ。バドミントンってのはラケットの面でシャトルのコルク部分を捉えて打つスポーツだからな。そのコルク部分を相手に捉えにくくさせるための回転だ」

サシャ「…いやー何言ってるのかさっぱりですねー」

エレン「前に同じく」

コニー「後に同じく」

ジャン「…お前ら重なってんのか？サンドイッチかよ」

サシャ「おおー！！流石ジャン、上手いこと言いますねぇ」

ジャン「上手いことは言ってねぇ！」
25 : ライス : 2018/04/25(水) 01:11:04

ベルトルト(右奥と思わせて…)

ライナー(…左前に打ってくる！)ダッ

ベルトルト「」ピタ、ポーン

ライナー(左奥だと…)

アルミン「オーバー10-10」

ライナー「…上手いな今の」

ベルトルト「あー違う違うたまに出るあれだよ」

ライナー「…キャンセルか？」

アルミン「何キャンセルって？」

ベルトルト「ライナーの読み通り僕は左前に落とすつもりだったんだけど」

アルミン「うん」

ベルトルト「なんか…身体が勝手に動いて別のとこに打つ事がたまにあるんだ」

アルミン「それがキャンセル？」

ライナー「あぁ。名前あんのかわからんからそう呼んでる」

ベルトルト「今1番驚いてるの僕だからね。打った僕もフェイントに引っかかった感じだね」

アルミン「だろうね。ベルトルトにも予想外な方向に飛んでったんだから」

ベルトルト「これ意識的にやりたいんだけど、どうしたらいいかな？」

ライナー「それただのフェイントだろ」
26 : ライス : 2018/04/25(水) 01:11:57

コニー「いやーバドってすげぇスポーツだなぁ」

ユミル「だろ？」

アルミン(罰ゲーム冗談だったのにやるんだ…二人とも漢だね)

サシャ「帰りたい焼き食べていきませんか！？」

エレン「なんでたい焼き？」

サシャ「近所に美味しいお店が出来たんです！！」

クリスタ「たい焼きかぁ…突然の心理テースト♪」

ジャン「ほんと突然だな」

ユミル「お、面白そうだな」

クリスタ「あなたはたい焼きをどの部分から食べますか？1.頭。2.背中。3.お腹。4.尻尾」

ミカサ「…頭、かな」

ユミル「じゃ、尻尾」

サシャ「一口ですね」

クリスタ「ひと…え？」

おしまい

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著者情報

ライス

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