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ミカサ「ねぇ、そこのチビ」

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  1. 1 : : 2018/03/31(土) 06:19:59
    復活してから初執筆となります!

    何年ぶりだろう、ミカアニ…。公式さんもやっと魅力に気付いてくれましたね!ロスガ最高かよって感じで・・・。


    百合です!エロくないです!!ミカアニです!!よろしくおねがいします。
  2. 2 : : 2018/03/31(土) 06:33:13
    ミカサ「ねえ・・・」

    アニ「・・・。」

    ミカサ「・・・。」




    ミカサ「ねえ・・・」

    アニ「・・・。」

    ミカアニ「・・・・・・・。」




    ミカサ「・・・なんで先程から無視をするの?私が何か、気に障るようなことしたの?」

    アニ「・・・アンタさっきから名前も呼ばずにねえねえねえって・・・。よく五分以上も名前を呼ばずに私に呼びかけ続けたね。頑固ってやつかい?」

    ミカサ「(イラッ・・・)」


    ミカサ「そんな貴女も、今私の名前を呼ばずに返事をしている。頑固なのは貴女ではないのだろうか。」

    アニ「(カッチーン・・・)」

    アニ「なんで私が頑固になるわけ?私はアンタと違って頑固でもないし、子供のような煽り方はしないよ。」

    ミカサ「私はもう子供じゃない。」

    アニ「絶対子供。ガキだね。」

    ミカサ「そんなことない。」

    アニ「じゃあさっさと名前呼んで要件を済ませてくれないかい。」

    ミカサ「(ここでアニと呼んでしまったら負けた気がしてならない・・・)」
  3. 3 : : 2018/03/31(土) 06:39:11
    アニ「どうしたんだい、はやく呼んでみなよ」(意地)

    ミカサ「・・・ビ・・・・・・」ボソッ

    アニ「???なんだって?聞こえないよ。」

    ミカサ「・・・チビ」

    アニ「・・・はあ???」イライラッ

    ミカサ「聞こえなかったなら何度でも呼ぶ。チビチビチb(略」

    アニ「私そんな名前じゃないんだけど・・・?」

    ミカサ「そうなの?てっきり今の今までこの名前かと・・・」

    アニ「どんな名前だよ・・・」

    ミカサ「チビ・レオンハート。」

    アニ「聞いてないよ!!!」
  4. 4 : : 2018/03/31(土) 06:44:57
    ミカサ「ねえチビ。」

    アニ「(ああ、もうめんどくさい、さっさと要件だけ聞いて済ませてこいつから逃げよう・・・。)」

    アニ「・・・なんだい。」

    ミカサ「えっ」

    アニ「えっ」

    ミカサ「・・・。」

    アニ「??・・・なんだい、もうそれでいいからさっさと要件を伝えてくれないかい。」

    ミカサ「・・・なんで。」

    アニ「は?」

    ミカサ「なんでこのままでいいと言ってしまうの?それでは・・・寂しい。」

    アニ「(あ、これ本当にめんどくさいやつだ)」
  5. 5 : : 2018/03/31(土) 06:47:18
    久々すぎて色々戸惑っておりますw


    自分で確認のため読み返していますが、

    すごい読みにくいですね・・・すみません。読みやすいようにもっと改行します。

    すみません!
  6. 6 : : 2018/03/31(土) 13:56:35
    自分の感想ですが特に読みづらさはないと思います
    とても可愛い
  7. 7 : : 2018/03/31(土) 16:37:57
    >>6 本当ですか!ありがとうございます、頑張ります!
  8. 8 : : 2018/03/31(土) 16:41:13
    ミカサ「………。」ジーー


    アニ「……なんだい」


    ミカサ「……チビ」


    アニ「…かまってほしいの?」(無視)


    ミカサ「…………。」


    アニ「…………。」


    ミカサ「……。」コクコク


    アニ「(急に可愛くなったぞコイツ…)」
  9. 9 : : 2018/03/31(土) 21:29:23
    アニ「それだけのために話しかけてきたのかい」


    ミカサ「ダメ・・・だっただろうか・・・」


    アニ「いやダメではないけど・・・(そんな顔しないでくれよ・・・)」


    ミカサ「・・・けど??」


    アニ「・・・なんでもないよ。(調子狂う・・・)」


    ミカサ「気になる、隠さないで言ってほしい。」


    アニ「・・・アンタがかまってほしいとか言うの、なかなか珍しいなと思って。(適当にここは誤魔化そう)」


    ミカサ「・・・・。」
  10. 10 : : 2018/03/31(土) 21:35:44
    アニ「ちょ、なんで黙るんだい・・・ここ黙るところ??」


    ミカサ「・・・最近のアニは、普段のアニとは違う気がするから。」


    アニ「・・・・!!」


    ミカサ「だから気になって。ので、たくさん話しかけてみようと思った。」


    アニ「・・・私はいつも通りだよ。だからもう・・・たくさん話しかけなくていいよ。」(下を向きながら)


    ミカサ「違う、いつも通りじゃない。アニは何かを、抱えている。」


    アニ「なんでそう言い切れるんだい・・・!」


    ミカサ「ずっと、私がアニの事を見ているから」


    アニ「・・・!!」
  11. 11 : : 2018/03/31(土) 21:48:28
    ミカサ「・・・。」グッ


    アニ「・・・たかが同室ってだけで、決めつけられても困るんだけど。」


    ミカサ「・・・同室だからだとか、近いからだとかではない。私は本当に、アニ自身を、見続けてきたから、言っている。」


    アニ「さっきから何なんだい・・・!たとえミカサが私を見続けていたとしても、私は普段通りだと言っているだろう??」


    ミカサ「・・・やっと呼んでくれた。」グイッ


    アニ「・・・!!!??」


    ミカサ「アニ、何か悩み事があるなら、私がいくらでも聞く。だから、もう暗い顔をしないで。」ギュゥ


    アニ「・・・・悩み事なんて・・・(抜け出せない・・・)」


    ミカサ「・・・私はずっと見ていたと伝えたはず。」


    アニ「・・・なにさ、偉そうに・・・。」ググッ


    ミカサ「私は先程から全く力を入れていない。」


    アニ「・・・!!」


    ミカサ「ので、アニなら抜け出せるはず。」


    アニ「・・・ああ、抜け出すつもりさ。さっきから抵抗しているだろう」


    ミカサ「その抵抗する手に全然力が入っていないのは何故?」
  12. 12 : : 2018/03/31(土) 22:00:40
    アニ「・・・っ」


    ミカサ「・・・アニ。」












    ミカサ「貴女には私がいる。」








    アニ「・・・・!」


    ミカサ「思い悩まないで。・・・無責任な言葉になっているかもしれない。」


    アニ「・・・(やめて・・・何も言わないで)」


    ミカサ「でもそれだけ私は、」


    ミカサ「・・・アニのことが好き。」


    アニ「・・・!!!」


    アニ「ミカサ・・・」ギュゥ


    ミカサ「・・・?」


    アニ「アンタは、・・・ミカサは、私を必要としてくれるのかい、?」


    ミカサ「もちろん。」


    アニ「・・・人として?」


    ミカサ「???、何を言っているの、アニはアニとして。私に必要なのはアニ、貴女自身。」


    アニ「・・・そうかい。」フッ









    ミカサ、



    アンタには完敗だよ。







    でも、たとえ勝ち目がなくても、



    完敗だとしても、








    私は故郷に還らなければいけないんだ。






    罪の意識はもちろんあるよ


    エレンを連れ去らないといけないからね。









    ああ、なんで



    こんな事になってしまったのだろう




  13. 13 : : 2018/03/31(土) 22:04:33
    アンタにさえ、




    アンタだけにさえ出逢わなければ、

    こんなことには・・・





    まだ甘えようとしてしまう自分がいる。

    逃げ出そうとする自分が。









    アンタの愛情にさえ、







    触れなければ






    私は完璧に








    完全に勝っていたはず。













    どうせ負けて、






    アンタや誰かの手で殺されて


    故郷に還れないのだとしたら









    ならいっそ





    この愛情に





    深く触れて溺れてしまおうか。
  14. 14 : : 2018/03/31(土) 22:10:42
    アニ「・・・ミカサ。」


    ミカサ「??」


    アニ「・・・今日は一緒のベッドで寝ようか、」


    ミカサ「いいの??」


    アニ「今日だけね。」チュッ
























    このまま一緒に寝て




    愛し愛されて、


    溺れて  二人一緒に  沈み続けて




    幸せなまま





    すべてを  終わらせたかった。







    明日なんて来なければいい、




    何度も思い、繰り返しながら、







    いつの間にか眠気に負けて




    私は  瞳を閉じた。















  15. 15 : : 2018/03/31(土) 22:23:24
    そして前夜、




    あれだけ 忌み嫌っていた
    今日という日  今日という朝が来てしまった。






    もちろん私は


    ミカサより早く起きて  髪を結って



    『いつも通りの』パーカーと憲兵の服に着替え、











    気持と、考えを









    無理矢理リセットした。







    ・・・ごめんね、ミカサ


    私はどうしても、故郷に還らなければいけない。









    こうするしか、ないんだ。


    私には何もない。









    そんな私を、最後まで・・・最期まで必要としてくれたミカサ。






    私も  好きだよ。




    やっぱり  アンタには敵わない。
































    嫌に晴れた青い空と







    心か身体、どちらかわからない『痛み』と、





    揺れる視界




    それでもはっきり見える。



    だって、



    私もアンタを見続けているからね。




















    落下する私を見つめる彼女は

    こう口を開くのだ。









         「アニ、落ちて。」










    彼女の私を見つめ続けるその瞳が






    濡れているように見えたのは








    きっと私の気のせいだろう。
  16. 16 : : 2018/03/31(土) 22:30:21

























    剥ぎ取られた巨人のうなじから



    姿を見せた彼女の瞳からは





    私からもはっきり見えるくらいの






    涙が流れていた。







    はっきり見えていたけれど、




    私は  私の気持ちを押し殺し、













    きっと私の気のせい。










    そう思い込み、







    今にも溢れ  零れ落ちそうな涙を堪え、





    私は












    心の中で



    何度も彼女に










    溺れさせるような  溢れてしまうような愛を





    彼女に



    叫び、伝え続けたのだった。








    END…
  17. 17 : : 2018/03/31(土) 22:35:16
    思いつくうちにじゃんじゃん書き続けようと



    ガチャガチャパソコンの前で格闘していましたw。


    はい!無事終わりました。ありがとうございます。


    設定とかその他もろもろめっちゃくちゃですが、気にしないでください←

    lostgirlsを読んでいて、いつかこんなss書いてみたいと思っていたので、書けて自分的には満足です(笑)



    アニメも漫画もこんなんだろうなあ、ミカアニさん。と、私には、フィルターがかかってみていました(笑)


    ここまで読んで下さりありがとうございます、幸せです!

    ミカアニが王道になる日を願って!!!!!!



    進撃の百合
  18. 18 : : 2018/04/03(火) 23:05:53
    なんか意外にいい話だった(´;ω;`)もし次の作品出せばそっちも期待してます!
  19. 19 : : 2018/04/04(水) 03:37:49
    >>18 ああああ読んですくださりありがとうございます!!恐縮です!!!
    いい話と感じていただけて嬉しいです!勿体無いお言葉……(´;ω;`)今他にも執筆しているミカアニ作品あるのでよろしければお付き合い下さい!

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Hakurei_reimu15

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