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ミカサ「誕生日おめでとう、エレン」アルミン「誕生日おめでとう、エレン」

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  1. 1 : : 2018/03/30(金) 14:21:12
    エレンの誕生日の話です。
    最新話103話までのネタバレあるかもなので。単行本派の方はお気をつけを!

    ストーリーの位置づけとしては、エレンたちが海へ行ったあとくらいの設定です。17歳の誕生日ということで。

    ほぼ幼馴染しか出て来ません。
  2. 2 : : 2018/03/30(金) 14:27:16
    海辺

    ミカサ「アルミン」


    アルミン「あ、ミカサ、なに?」


    ミカサ「海で新しい事を探すのはいいけど、あまり入っていると風邪をひいてしまう」


    アルミン「あ、そうだね……」


    ミカサ「それと……相談があるのだけど……」


    アルミン「……エレンの誕生日のこと?」


    ミカサ「うん……」


    アルミン「そうだなぁ……なにをしてあげればいいかな……」


    ミカサ「……昔は」


    アルミン「うん?」


    ミカサ「海に来るのは、幸せになってからだと思っていた。海に来た時には全てが終わって……自由を掴んでいたと思っていた……」


    アルミン「…そっか……」


    ミカサ「今のエレンに……なにをしてあげればいいかわからない……」


    アルミン「……海に来た時も…笑ってくれなかったしね……」
  3. 3 : : 2018/03/30(金) 14:27:54
    ハンジ「アルミン!ミカサ!」


    アルミン「!、ハンジ団長!」


    ハンジ「なにか見つかった?」


    アルミン「あぁ……いえ、特には」


    ハンジ「そっかぁ……ここら辺は結構調べ尽くしたからなぁ、場所を少し変えてみようか」


    アルミン「そうですね」


    ハンジ「……なに話していたのか聞いていいかな?」


    ミカサ「……エレンの誕生日になにをするかを……」


    ハンジ「あぁ、そっか、もうすぐ誕生日か……」


    ミカサ「……正直…今のエレンにとって誕生日を祝われるのが嬉しいことなのかもわかりません……わたしは…エレンが年をとるのは……いや……です」


    アルミン「……ミカサ……」


    ミカサ「私は、エレンにもアルミンにも年をとって欲しくない……」
  4. 4 : : 2018/03/30(金) 14:38:21
    ハンジ「たしかに、誕生日が来ると言うことは一つ年をとることだね……今のエレンにとってそれは嬉しいことじゃないのかもしれない。」


    ミカサ「…………」


    ハンジ「だから、生まれたことを感謝する日にすればいいんじゃないかな?」


    アルミン「生まれたことを?」


    ハンジ「誕生日を『また一つ歳をとれたね、おめでとう』じゃなくて『この日に、生まれて来てくれてありがとう』ってことを伝える日にすればいいんじゃないかな?」


    ミカサ「!……生まれて来てくれてありがとうを伝える日……」


    アルミン「うん!それいいですね!」


    ハンジ「でしょ!そうと決まればさ!戻ろう!風邪ひいちゃうよ!」


    アルミン「はい!」
  5. 5 : : 2018/03/30(金) 14:39:46
    ーーーーーーー
    ーーーー
    ーー


    アルミン「さてと……誕生日は明日だけど……どうするミカサ?」


    ミカサ「……正直今のエレンは何か物をあげても喜ぶとは思えない」


    アルミン「ははっ……そうだね……」


    ミカサ「ので、お花を上げることにする」


    アルミン「花束じゃなくて?」


    ミカサ「うん、花くらいなら花瓶にもさせるから」


    アルミン「そっかそうだね……」


    ミカサ「……明日は…休暇をもらった、ので、一日中エレンと一緒にいられる」


    アルミン「そっか」


    ミカサ「……明日は、シガンシナでエレンとアルミンと私で過ごしたい……」


    アルミン「いいね、……帰ろうシガンシナに……3人で」


    ミカサ「うん」
  6. 6 : : 2018/03/30(金) 14:55:16
    ーーーーーーーー
    ーーーーー
    ーーー
    ーー


    エレン「……なぁ…」


    アルミン「どうしたの?」


    エレン「なんで俺はお前らに両脇を抱えられてんだ?」


    アルミンミカサ「「逃げるから」」


    エレン「はぁ?」


    アルミン「今日は休暇もらったんだよ」


    ミカサ「でも休暇でもエレンは訓練をしようとする」


    アルミン「だから馬車に乗るまでは、このままね」


    エレン「……どこ行くんだ」


    ミカサ「シガンシナ」


    エレン「そっか……」
  7. 7 : : 2018/03/30(金) 22:09:01
    ーーーーーー
    ーーー
    ーー



    シガンシナ区


    アルミン「ついたねぇ……」


    ミカサ「うん、まだ人が少ない……」


    エレン「てか、いないな」


    アルミン「まあ、やっぱりね……最南だから」


    ミカサ「こっち」


    エレン「おう」


    スタスタスタッ


    エレン「……ここは」


    ミカサ「うん、昔薪を拾い終わった後によく来てた場所」


    エレン「……てか、なんでこんなとこに来たんだ?」


    アルミン「あぁ……やっぱり忘れてる」


    エレン「?」


    ミカサ「エレン」


    ミカサアルミン「「誕生日、おめでとう」」

  8. 8 : : 2018/03/30(金) 22:19:14
    エレン「!、あぁ……そっか誕生日か……」


    アルミン「花、受け取ってくれる?」


    エレン「……あぁ」


    ………………………。


    エレン「……あと7年」


    ミカサアルミン「「!!!」」


    アルミン「……ねぇ、エレン。」


    エレン「なんだ?」


    アルミン「……誕生日は、嫌?」


    エレン「まあ、別にもう、嬉しいもんじゃない」


    アルミン「そっか、まあ、そうだよね……」


    ミカサ「私も、エレンの誕生日は好きじゃない……歳をとって欲しくない……」


    エレン「…………。」
  9. 9 : : 2018/03/30(金) 22:21:03
    ミカサ「でも……誕生日は大切な日……カルラおばさんが、エレンを産んでくれた大切な日」


    エレン「!」


    アルミン「……そうだね、一年歳をとったのもあるけど……この日自体が特別なんだよ。君がエレンが生まれて来てくれた日だから……」


    エレン「…………生まれてきた日……」


    アルミン「うん、……だから」


    ミカサ「エレン」


    ミカサアルミン「「生まれてきてくれて、ありがとう」」


    エレン「…………あぁ……」


    アルミン「……カルラおばさんに感謝しないとね」


    ミカサ「うん」


    エレン「……なぁ、ミカサ、アルミン」


    アルミン「うん?」


    ミカサ「なに?」


    エレン「……そばにいてくれて…ありがとう」
  10. 10 : : 2018/03/30(金) 22:21:44
    ミカサアルミン「「!!!」」


    ミカサ「エレンのそばにいるのは当たり前のこと」


    アルミン「そうそう」


    エレン「……はっ、なんだよ……それ」


    アルミン「…だから、これからもずっとそばにいたい……そばにいさせて」


    ミカサ「絶対に離れない、離さない……」


    エレン「……あぁ……好きにしろ」


    アルミンミカサ((あぁ……大好きだなぁ……))


    アルミン「誕生日おめでとう、エレン」


    ミカサ「誕生日おめでとう、エレン」






    エレン「あぁ…………ありがとう」
    (大好きだなぁ…)

  11. 11 : : 2018/03/30(金) 22:24:14
    これにて終了です。
    とても短いssになりました……とにかくエレンとミカサとアルミンが幸せになることを望んでいます。
    お誕生日おめでとうエレン
    生まれてきてくれてありがとう
    あなたという人間を生み出した全てに感謝します。


    3人ずっといっしょにいてね。
  12. 12 : : 2018/04/01(日) 12:39:21
    素晴らしいSSでした。
    少し感動しました…
  13. 13 : : 2018/04/03(火) 22:42:05
    <<12さん
    読んでいただき、コメントを下さりありがとうございます。
    少しでも感動していけていたなら嬉しいです(^ ^)

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siori330

EREN POTTER

@siori330

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