この作品は執筆を終了しています。
ミカサ「下は見ない」
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- 1 : 2018/03/15(木) 17:33:06 :
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新シリーズです、ちょっと、ドロドロしてる部分があるかも、、、、、。
よかったら見てくださいm(_ _)m
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- 2 : 2018/03/15(木) 17:41:18 :
私の名前はミカサ・アッカーマン
母さんと、父さんと、弟と、島暮らし
島の中でも、ゆういつ立派な、お城、、、、、?みたいなところに何不自由なく住んでいる
私はそこから眺める景色が意外と好きだった、、、、、。
でも、それに気がついたのは、追い出されたあとだった。
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- 3 : 2018/03/15(木) 17:46:36 :
- ※ミカサの弟というのはジャンという設定です
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- 4 : 2018/03/15(木) 18:15:22 :
第一章
今までは気づかなかったけど、失って初めて気づく事って、たくさんあることを知った。
私を変えたあの出来事があってから、
そう、、、、、あれは高2の夏、突然起こった。
サシャ「ミカサー!おはようございます!!!」
ミカサ「おはようサシャ!今日も暑いね」
サシャ「部活行きますか?」
ミカサ「もちろん行くよー!ていうか、サボるつもりだったのー?」
サシャ「ミカサはほんと真面目ですよねー」
私はバスケットボール部に所属してる。
サシャも同じバスケ部でクラスも一緒、て言っても高校なのに3クラスしかないんだよねー
しかも、学校少ないから、幼稚園から一緒の子もすごく多いい、
まぁ、みんな仲良いからいいんだけどさ、
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- 5 : 2018/03/15(木) 19:45:29 :
キーコーンカーンコーン
サシャ「ミカサ!自販機行きましょう!!!」
ミカサ「いいけどー、」
「えー、エレンいっつもそれだよね」
「、別にいいだろ」
サシャ「あっ!エレン!アルミン!」
アルミン「!サシャ!ミカサ、」
エレン「!」
サシャ「お腹すいて死んじゃいそうですよォ」
アルミン「あはは、、、、、僕もだよ、もう冷たい飲み物は売り切れだよー」
ミカサ「え?全部?」
サシャ「そんなぁぁぁ」
アルミン「エレンは相変わらず缶コーヒーなんだよねぇ」
エレン「だから!別にいいだろ」
ミカサ「あっ!あたしもそれ好き」
エレン「え?、、、あ、あぁそうなんだ」
ミカサ「うん、まぁ、いっか、私もコーヒー」ガチャッ
サシャ「えぇー、それならまだ冷水機の水飲んできます」
アルミン「はは、行ってらっしゃい」
エレン「、、、、、。」ジー
ミカサ「待ってよサシャ!!!」スタスタ
アルミン「ミカサもそのコーヒー好きだったんだね」
エレン「、、あぁ、そうらしいな」
俺はエレン・イェーガー、まぁそこら辺にたくさんいる男子高校生だ。
別になんの取り柄もないし、ただ身体がでかくて席はいつも一番後ろ。
ただ、少し気になってる女の子はいるけど、その子の視界にも入れてない気がする、
別にそれが、普通だろ、、、、、、あっちが俺のこと男として見てるとは思えない
アルミン「エレン?どうしたの?ボーッとしちゃって」
エレン「いや別に!行こうぜ」
隣にいるアルミンは、昔からの幼馴染、だからって別に何でも話せる中って訳でもない、
ただ昔からずっとつるんでる。
アルミンは成績優秀だ、まぁ俺もそこに並びたいんだけどな。
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- 6 : 2018/03/15(木) 22:11:04 :
放課後
アルミン「エレン!2週間後の大会、選ばれたんだ」
エレン「ん?、あぁ、まぁな」
アルミン「おめでとう!エレンはやっぱりすごいなぁ」
エレン「アルミンだって、頑張ってんじゃん」
アルミン「僕もバスケ部入りたかったんだけど、とてもとてもあのハードな練習はついていけない」
エレン「そんなにハードか?」
アルミン「エレンにとってはハードじゃないかもしれないけど、僕は昔から鈍臭いし」
エレン「別にそんなことねぇよ」
アルミン「応援行くからね!」
エレン「おう!」
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ミカサ「じゃあまたねサシャ」
サシャ「はい!お疲れ様でした!」
そして家に着いたら、過酷な現実が私を待っていた
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- 7 : 2018/03/15(木) 22:54:18 :
父親が出張から家に帰ると必ず母親がお世辞にも美味しいとは言えない料理を作る
父親は最近それを「疲れたから」と言って食べないでいた
相当苦痛だったんだろう
しかし、それが、あんな事をする理由りなるのか?
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ミカサの家
私が家に帰ると階段のところに母親が不安そうな顔をして座っているのが見えた
ミカサ「母さん?どうしたの?」
ミカサ母「ミカサ、、、、、。」
母親は何も言わずに、エプロンを握りしめている
すると、お前が出ていけ!という声が家から響いてきた、
そして急いで家に入ると、玄関に私の勉強机があり、通り道を塞いでいる
ゴロゴロ ドシャン!!!
ジャンが階段から転げ落ちていた、父親が突き飛ばしたようだ
そんなことをする父親ではなかったはずと、私は混乱する
ミカサ「!?ジャン?父さんに何かされた?」
ジャン「姉ちゃん、あいつおかしい、狂ってる」
ミカサ「え?」
ミカサ父「おぉ、帰ったかミカサ」
ミカサ「父さん、どういうこと?何でこんなに玄関に家具が」
ミカサ父「今すぐ荷物をまとめて出ていけ」
ミカサ「え?」
私は今言われた言葉を、一瞬で理解出来なかった、
すると父親はせっせと私の部屋から家具を運ぶ
ミカサ「ちょっと、父さん?」
そして部屋に入ると、見知らぬ女の人が私の部屋に居た
誰だこの女?と思ったが、女は私の方を見て笑顔で話し始める
「ここは、あなたの部屋なんでしょ、でもごめんなさいね、今日から私の部屋になるのよ、追い出すみたいで申し訳ないけど」
ミカサ「ちょっと、待ってください、ここは私たちの家なんですよ、勝手なこと言わないでください!」
ミカサ父「出ていくのはお前達だ」
ミカサ「何で?」
ミカサ父「これから、俺は好きに生きる、俺が稼いだ金は俺が使い、一緒にいたいやつと住みたい家に暮らす」
ミカサ「なんでそんな勝手な」
ミカサ父「なんとでも言えばいい、俺は今までずっと我慢してきた」
そして父親は淡々と話を進める
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- 8 : 2018/03/15(木) 23:08:11 :
ミカサ父「親父も爺さんも50まで生きずに死んだ、俺ももうすぐだ、」
ミカサ父「残りの時間好きに生きたっていいじゃないか、」
ミカサ「ちょっとまってよ、おじいちゃんは交通事故でひいじいちゃんは戦死でしょ?」
ミカサ父「とにかく、俺はもう我慢出来ない、不要なものは捨てるって決めたんだ、必要なものだけを残す」
ミカサ「捨てるって、私達を?」
ミカサ父「俺は俺で好きに生きるからお前達も好きに生きろ」
ジャン「ふざけんなくそじじい!!!」ガシッ
ミカサ父「ジャン!そのうちお前にもわかる!!!」ググ
ジャン「分からねぇよ!!!なんで家族を捨てるなんて言えるんだよ!!!死ね!死ね!」ググ
ジャンは父親を殴ろうとするが軽々避けられ逆に床に押しつけられて、殴られていた
父親は、何を躊躇うこともなくジャンを殴る
自分の息子なのに…?なんでそんなことが出来るの?
私は何も出来なかった、
ジャン「死ぬなら今ここで死ね!!!」
父親はまだジャンを殴り続ける、
ミカサ「やめて父さん!!!」
ミカサ父「触るな!!!」パシンッ
私はひっぱたかれた、咄嗟に、化粧品のガラスの瓶を思いっきりドレッサーに投げつけた
ガッシャャャャーン!!!!!
あの愛人の女も驚いたように私を見つめる
私はドレッサーの破片を握りしめ、それを父親に向ける」
ミカサ「ジャン、離れて!こいつらは人間じゃない!!!」
私の手からは血がダラダラとたれている
耐えきれなくなった私はジャンと一緒にこの汚い空気が漂う場所から逃げた
そして私達は、あの家から追い出され、父親が用意してくれたという、別の家へと向かった
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- 9 : 2018/03/16(金) 20:46:01 :
家を出た私は母親に問いただした。
ミカサ「母さん!!!なんで、私達が出ていかなくちゃ行けないの?」
ミカサ母「今は、、、、、パパの言うとおりにしよう」
ジャン「は?母さん、本気で言ってんの?」
ミカサ母「とにかく、パパが用意してくれた家に行ってみよう、、、、、ね、」
今の状況をすんなり受け入れる母が理解できなかった。
そんな私は呆然としていることしか出来なかった
夕方
街から離れた山の坂を登っていくと1件の古びた家が見えてきた
ものすごくボロ屋で、おばけが出てきそうな家だ
私とジャンはそこを子供の頃から幽霊屋敷と呼んでいた。
まさか、そこに自分が住むとは夢にも思っていなかった。
ミカサ「父さんが用意してくれた家ってここ?」
家の中に入ると、蜘蛛の巣やら、汚いシミやらがたくさんあった
子供の時から裕福な暮らしをしてきた母は、それを見て気絶してしまった。
母親をジャンと一緒に、ベッドへ運び、家を隅から隅まで掃除した。
ジャン「これから、どうする?姉ちゃん」
ミカサ「分からない、、、、どうしたらいいのか」
すると、母親がゆらゆらと起きてきた
ミカサ「母さん、大丈夫?」
ミカサ母「大丈夫よ、」
ジャン「母さん、ほんとに父さんに好きにしろって言ったのかよ」
ミカサ「相談しようよ、警察とかに」
ミカサ母「パパに迷惑がかかることはやめて」
ミカサ「違う女の人と、浮気してたんでしょ、信じられない」
ミカサ母「何か考えがあるのよ、真面目で真っ直ぐな人だもん」
ジャン「まだ、そんなこと言ってんのかよ、今さっきどんな目に遭わされたのか忘れたのか?」
ミカサ母「パパはそのうち、絶対迎えに来てくれる、そしたら笑って許してあげましょう」
この時私は、母がいちばんこの状況を受け入れられていないことに気がついた、
いわゆる現実逃避しているのだ。
ミカサ「でも、これからどうやって暮らしていくの?」
ミカサ母「パパが毎月10万円送ってきてくれるって言ってたから、何の心配も要らないよ」
ミカサ「、、、、、そう、学費は?」
ミカサ母「ちゃんと払ってくれるって」
ジャン「ほんとかよ、」
ミカサ「これからは、贅沢は絶対禁止だからね、分かった?母さん?」
ミカサ母「分かってるよ!!!」
母親は、胸を張って私にそう言った、、、、、はずなのに。
これから、また私を苦しめる出来事が、起こる
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- 10 : 2018/03/17(土) 13:03:55 :
- 期待ぜよ!
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- 11 : 2018/03/17(土) 15:04:11 :
- 期待です!
頑張ってください!(*'▽'*)
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- 12 : 2018/03/17(土) 18:03:07 :
- ありがとうございますm(_ _)m
頑張ります!
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- 13 : 2018/03/17(土) 18:31:09 :
次の日
「ねぇ聞いた?ミカサの家の事」
「聞いた聞いた、愛人連れ込んで家から追い出したんでしょ」
「家具も全部出されてたしねー」
「あれは酷いよなぁ」
ミーナ「サシャ!!!聞いた?ミカサの事」
サシャ「はい、聞きました、家具も全部出されてお前ら出てけって言われたんですよね」
ミーナ「そーそー、ありえなく無い?」
ユミル「かなり、やばかったな、あれは」
学校へ来る途中も、周りの人達からコソコソ、何かを言われている
クラスの中に入ると、サシャがいた。
サシャも私が来たことに気が付いたようだ。
ミカサ「おはよう!今日の部活さー」
私が話を言い終わる前にサシャは私を避けて席についてしまった
あぁ、そういうことか、、、、、。
私は自分の中で、無理やり理解した、惨めな子と喋ってるって思われたくないんだよな。
私も自分の席についた。自然に下を向いてしまう。
お腹にすごい重圧がかかったようだった。
トーマス「おい!聞いたかエレン!」
エレン「は?何を?」
トーマス「ミカサ、家追い出されたんだって」
エレン「え?」
俺は、ミカサのクラスを覗いて見た、ミカサは、一人で机に座って下を向いていた。
孤立しているようだった。
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キーンコーンカーンコーン
「お昼だべに行こー!」
「オッケー!」
「腹減ったァ」
私はサシャの方を一瞬見た、だけどサシャはミーナと一緒に教室から出ていってしまった。
「あいつ、一人で食べてんじゃん、お前ら一緒に食べてあげれば?」
「いや、それはちょっと」
後から私をからかうような声が聞こえる、またその度に私の身体に重圧がかかる
--
アルミン「ミカサも大変だね」
エレン「ん?、、、あぁそうだよな」
アルミン「サシャにも避けられてるみたいだし」
エレン「、、、、、。」
一言で言うと、可哀想だなと思った。
でも、俺がしてやれることは、何も無い。
それが悔しい、、、、、。
--
ミカサ「先輩!すみません、今日はちょっと用があって部活に行けません」
ペトラ「あ、分かったよ!」
私は先輩に頭を下げ、その場を後にした。
部活を初めてサボってしまった、、、、、。
別に、部活がやりたくなかったわけじゃない、ただ早く学校から出たかった。
帰りはジャンと一緒に、寄り道をして帰る。
ジャン「ほんとに、あの家には帰れないのかな、」
ミカサ「、、、、、うん、今までの生活は、夢みたいなもんだったんじゃないかな」
ミカサ「食べたいもの食べさせてもらえて、欲しいものはなんでも手にはいる、夏休みは毎年旅行に行けて」
ジャン「もうその生活はできないのか。」
ミカサ「、、、、、これが現実なんだよ。そう思わないとやっていけない」
そうだ、これが現実なんだ、いつまでも、夢見てちゃダメだ、生きていかないと、
気が付いたら私はなんでも無理に前向きに捉えようと必死だった。
じゃないと、悲惨な現実に飲み込まれそうだった。
ミカサ「夕飯の買い出し行こっか、その前にお金おろしにいかないと。」
ジャン「腹減ったなぁ、」
ミカサ「よし!行こう!」
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- 14 : 2018/03/17(土) 21:45:46 :
- おおおおお面白いです!
期待×無限
頑張ってください!
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
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- 15 : 2018/03/17(土) 23:00:30 :
- >>14ありがとうございますm(_ _)m
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- 16 : 2018/03/17(土) 23:39:25 :
そして家に帰ると、母親のカバンからキャッシュカードを取り出し、銀行に向かった。
そしてお金を下ろそうとしたら、残高不足と出た
私はその瞬間目の前が真っ白になった。
急いで家に帰って通帳を見ると、ちゃんと父親から今月分のお金が振り込まれている
ミカサ「母さん!もしかして、これ、引き出した?」
ミカサ母「うん」
ジャンも急いでいすから立ち上がる
ミカサ「そのお金は?どにある?」
ミカサ母「お化粧品がなくなっちゃったんだもん」
私は急いで母さんの部屋の電気を付けると、高級なドレッサーの上に幾つも化粧品が置かれていた
ミカサ「こんなにたくさん、嘘でしょ」
ジャンも呆然と立ち尽くしている
そして値段を確認すると、合計で9万8500円と書かれていた
ミカサ「なんでこんな高いのかうの?」
ミカサ母「だっていつもそれ使ってたから、急に変えたらお肌に悪いでしょ?」
ミカサ「この1ヶ月どうやって暮らすの?どっやって食べていくの?」
ミカサ母「食べ物なんて誰かがおすそ分けしにきてくれるよ」
ミカサ「母さん、それは全部父さんのお付き合いで貰ってたんだよ、母さんにくれてたわけじゃないの」
ミカサ「こんなところまで食べ物持ってきてくれる人なんが誰もいないよ」
ミカサ「あのいつも買う化粧品屋さんでしょ?今すぐ全部返してくる」
そして私は化粧品を箱に入れて持ち出そうとした
ミカサ母「やめて!!!」
すると母親は、私の手から化粧品をひったくると、それを開けて顔全体に塗りたくった
さすがの私もその姿を見てゾクッとした
ミカサ母「醜くなったらパパに嫌われるじゃない!!!」
ミカサ「嫌われるも何も、私達追い出されたんだよ?」
ミカサ母「それはあんた達がパパにとって不要なものとみなされたからでしょ!子供だけ追い出すわけにも行かないから私も一緒に出て行かされたのよ!!!」
ミカサ「じゃあ、あの女はなんなの?」
ミカサ母「うるさい!うるさい!うるさい!あの女は家政婦みたいなもの、あんた達が出ていったら私はまたあそこに戻れるのよ!!」
ミカサ母「絶対私のがいいってわかってくれるもの!!!」
母親の手は止まらなかった。
私は思わず涙を流した。こんなにも壊れた母親を見ていられなかった。
怖かった。
---
ジャンと一緒に山の上にある、今は誰も近づかない、デートスポット的なところに向かった。
そこで休んだり、宿題するのが好きだった。
ジャン「姉ちゃんどうする?」
ミカサ「電気代と、ガス代と水道代はなんとか、なると思うけど、問題は食費だね」
ジャン「俺が明日親父に頼んでくるよ、とりあえず今日はカップ麺とかでしのごう」
ミカサ「、、、、、うん、そうだね」
ある意味これが地獄の始まりだ、
母親は、自分が裕福な暮らしをしてきたことからお金の使い方を知らない
贅沢病と言えるだろう。
でも、あの人が1番苦しいだろう、信じていた夫に裏切られて、いきなり貧乏暮らしをせざるおえなくなったのだから。
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- 17 : 2018/03/18(日) 11:10:32 :
次の日
ジャンが父親にお金を貸してくれるよう頼みに行ったが、この前殴られたところと同じところにあざをつけて帰ってきた。
ジャン「俺には関係ない、だってさ」
ミカサ「、、、、、明日また私が頼んでくるよ、流石に女の子には暴力振るわないでしょ」
ジャン「どうだかな、」
ミカサ「もし殴られたら逆に慰謝料ぶんどってやる、」
私はジャンに缶コーヒーを渡した。
ミカサ「絶対、大丈夫だから、」
ジャン「じゃあ、姉ちゃんも力つけとけ」
ジャンは飲みかけのコーヒーを私にくれた。
次の日
学校
クリスタ「ねぇ、ミカサ?お金足りてるの?貸してあげよっか?お金なら腐すほどあるし」
ユミル「おっ!クリスタはお人好しだなぁ」
最近、クラスの奴らわたしをからかってくる回数が多くなった。
その度に私は、下は見ない、下は見ない、と心の中で繰り返す
クリスタ「なんか、あんたの母親お金の使いかためっちゃ荒いんでしょ、可哀想だなと思ってさ」
ユミル「クリスタの親はデカい会社経営してる社長さんだもんな、」
クリスタ「パパは、本土の方に主張ばっかで帰ってこないの、だからお金内緒で貸してあげようか?」
私は静かに拳を握りしめる。
可哀想だなと言う目線がクラスのみんなから降り注ぐ、それがとても悔しかった。
クリスタ「ねぇ、黙ってないで答えれば?」
ユミル「貧乏人は大変だなぁ」
ミカサ「何も困ってないから、気にしないで」
クリスタ「強気ね、まぁ頑張ってー」
ユミル「頑張れよ!」
--
ユミル「なんか、あいつ気に入らねぇな」
クリスタ「別に、どうでもいい!ねぇそれより本土の新しく出来たカフェ行かない?」
ユミル「いいぞー!」
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--
放課後
私は一度図書室へ向かった。端っこの方に机があって、誰も寄り付かないところに、時々座って外を眺めているのが好きだった。
なんで、あんな父親からお金を貸してくれなんて言いに行かなきゃ行けないんだ。
でも、餓死するよりマシだ。
ミカサ「、、、、、ハァ」
自分でも知らぬ間にため息を多くするようになっていた。
スタスタ
エレン「!、、、、、。」
俺は参考書を探しに図書室へ来ていた。
まぁうちの学校なんか、ろくな資料ないけどな。
進んでいった方に、ミカサを見かけたが、声をかけれなかった。
だってなんて言う?
「金に困ってるのか?」
「生活苦しいのか?」
いやいや、そんなのまるで「お前は貧乏人なんだな」と言っているようなもんだ。
彼女は外を眺めながら何かを思い詰めているようだった。
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ピーンポーン
ガチャッ
父さんの愛人が出てきた。
父さんはいないのか?それとももうあたしの顔も見たくないのか?
ミカサ「あの、父さんは?」
愛人「あんたのパパ主張行っていないよ」
ミカサ「そうですか、じゃあ」スタスタ
愛人「お金仮に来たんでしょ!」
ピタッ
まさか、この女が貸してくれるのか?
愛人「内緒であたしが貸してあげるよ、あんた達には申し訳ないことしたって思ってたし」
いやいや、なんでこんな人なんかに
ミカサ「大丈夫です、」
愛人「遠慮なんかする必要ないわよ、いくら?」
私は考えた、そんなに申し訳ないと思っているなら、少しくらい、、、、と、
ミカサ「、、、、、1ヶ月、弟と母親と私が食べていける分」
愛人「、、、、、ほんとに困ってるんだね、」
私はこの人は意外にいい人か?少しそう思ったが、それも一瞬だ。
愛人「でも、あんた、とんでもないことしてくれちゃったもんね」
私はすぐにあのドレッサーの事だと思った。
ミカサ「、、、、、すみませんでした。」
愛人「お金借りる前にそれの弁償ね、あっ、ならこうしない?毎日この時間に食事取りに来なさいよ、」
は?お金はくれないのか?なんなんだこの人は?
ミカサ「え?」
愛人「お金は渡さないけど食べ物は恵んであげる、あんたのママ料理ヘッタクソなんだってね、出張から帰ると毎日まずいご飯無理やりだべさせられるって本気でげっそりしてたよ」
私は思わず拳を握りしめた、言い返せなかった。
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- 18 : 2018/03/18(日) 11:21:30 :
-
愛人「あんた達に餓死されちゃあ私が後ろ指さされるものね」
ミカサ「、、、、、。」
早くこの場から立ち去りたいと思ったが、とんでもない言葉が帰ってきた。
愛人「でも、タダじゃダメよ、毎回土下座して、お願いしますっていうの、」
愛人「そうとくれば、今ここでやってみなさいよ」
は?何を言っているんだこいつは、やるわけがないだろ
ミカサ「なんでそんなことしなくちゃいけないんですか?」
私にも一応プライドがある、その場から立ち去ろうとした。
愛人「可哀想ね弟くん、昨日ここに来てたけど、食べ盛りでお腹空かせてるわねきっと、」
ピタッ
そうだ、餓死する方がもっと恥ずかしいじゃないか、つまらないプライドなんか、捨てよう。
私は女のところに戻って膝を付いた。
土下座なんて、ただの動作だ、立つ、座る、歩く、土下座をする、
そうだ、バイトをしよう、それで好きな物を沢山作ろう。
1ヶ月だけ、、、、、1ヶ月だけ。
ミカサ「お願いします」
愛人「なにが?」
私はへ?と顔を上げると、女は私の頭を掴んで無理やり下げさせた。
ミカサ「っ、、、、、、。」
女は私の頭を地面へ押し付ける。
愛人「早く言いなさい。」
ミカサ「っ、、、、、私達に、食べ物を分けてください。」
少しの唖然の中、女は私の頭を掴んでいた手を放した。
愛人「いいよ!じゃあ、そこでちょっとまってて」
愛人は急に満足したように笑顔になり家へ戻った。
自分の唇を噛み締めていないと涙が出てきてしまいそうだった。
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- 19 : 2018/03/18(日) 11:27:44 :
- うわぁ、ミカサ可哀想だな、でも期待!
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- 20 : 2018/03/18(日) 14:36:57 :
- 期待
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- 21 : 2018/03/18(日) 16:27:04 :
- 期待です!
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- 22 : 2018/03/18(日) 18:51:37 :
- コメントありがとうございますm(_ _)m
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- 23 : 2018/03/18(日) 23:58:04 :
- 期待ぜよ!
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- 24 : 2018/03/19(月) 17:21:53 :
- 続きが気になる〜!
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- 25 : 2018/03/19(月) 22:41:27 :
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ペトラ「ミカサ!!!動きが遅いよ!そんなんじゃすぐ相手にボール取られるよ」
ミカサ「すみません、、、、、。」
最近、部活にも行かなくなったから、腕がなまってきてしまった。
部活でもサシャは口を聞いてくれない。
部活をしていてもつまらない。
この島にはコンビニやそれといったお店などが少ない
だからバイトがしたくても雇ってくれるところがないのだ
でも唯一新聞配達だけ。
--
ミカサ「先生、部活を辞めさせてください」
ハンネス「え?ミカサがいなくなったら、あいつら怠けちまうよ」
ミカサ「すみません、、、、、。」
ハンネス「まだ勉強に没頭する時期じゃねぇだろ」
ミカサ「それでも、続けられないものは続けられないんですよ」
ハンネス「、、、、、そうか、分かった」
お金が無いからバイトをする、それは言いたくなかった、
そんな事を言ったらまるで私は可哀想なんです、と言っているようなもんだ
そんなの惨めだ、周りから弱いって思われたくない、
ペトラ「ミカサ!!!部活辞めちゃうの?」
ミカサ「はい、いきなりですみません」
オルオ「どうせ、練習がきついとかだろ、ったく根性ねぇな」
ペトラ「オルオは黙ってて!!!あっち行ってて!」シッシッ
オルオ「ったくなんだよ、」スタスタ
ミカサ「すみませんペトラさん、」
ペトラ「せめて理由を教えてよ」
ミカサ「勉強に集中したいんです」
ペトラ「でも、それなら引退してからでも「とにかく!!!」
ペトラ「!!」
ミカサ「無理なんですよ、失礼します」ダッ
ペトラ「あっ、、、、、。」
--
ライナー「おい!エレン!アルミン!」
アルミン「!ライナー、どうしたの?」
エレン「なんかあったか?」
ライナー「ミカサがバスケ部辞めた」
エレン「!、、、え?」
アルミン「辞めちゃったんだ、ミカサ、バスケの才能あったのに」
ライナー「練習、めんどくなったんじゃないか?」
アルミン「キツいもんね、バスケ部は、」
エレン「ミカサは、練習きついからってそんな理由で辞めるやつじゃねぇよ!」
アルミン「!、、、、、ごめん」
ライナー「あいつの家、貧乏だからバイト始めんのかもな」
エレン「!、、、、。」
正直、ショックだった。
俺は最初、バスケなんかに興味なかった、いや部活にも興味なかった。
先輩との関係とか、めんどくさいし、後輩とかも、どう接していいのかわからねぇし
でも、俺はお前がいるなら、入ってもいいかなって思った。
少しでもお前に近づきたくて、、、、、。
少しでもお前と話したくて、、、、、。
やっと並べるようになったのに、、、、、。
それなのに、、、、、。
ライナー「あっ、そう言えばエレン!今度の大会頑張れよ!」
エレン「ん?、、、、、あ、あぁ、」
----
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- 26 : 2018/03/20(火) 00:20:05 :
--
ミカサ「ほんとですか!じゃあ、明日からお願いします、はい!」
ガチャッ
ジャン「姉ちゃんどうだった?」
ミカサ「明日から来ていいって」
ジャン「そっか!新聞配達だし朝早いよなぁ」
ミカサ「それは仕方ない、頑張ろ」
ミカサ母「ちょっとミカサ!!!」
ミカサ「!?なに?」
あまりにも大声で名前を言われたので驚いた。
なにか文句でもあるのか?
ミカサ母「新聞配達なんてはしたないバイト今すぐやめなさい!!!私とパパが恥かくのよ!!!」
は?何を言っているんだこの人は、あんたがさっき食べていた生姜焼きをどうやって手に入れたか知っているのか?
ミカサ「母さん、聞いて、私達お金が無いの、お金がなきゃ食べ物も買えないし、生きていけないの、わかる?」
ミカサ母「分からない!!!とにかく、断りの電話入れとくから、二度とこんなことはしないで!!!」
ジャン「母さん、分かってくれよ、」
ミカサ「ジャン、行こ」
その後母親は、バイト先の人に、自立したがって困ってるだのうちは一切お金に困ってないだの、とありもしない嘘を並べ立てていた。
---
「食べ物を分けてください」
私はまたあの女に頭を下げに行った、とてもあの量で1ヶ月は無理だ。
あとすこしの辛抱、あとすこしの辛抱と心に言い聞かせながら
愛人「なんか、誠意が感じられないわね」
私が土下座をしに来るたびにこの女はあーだのこーだの文句を言ってくる
ミカサ「お願いします、お願いします」
愛人「そう言えば何であんたのママ離婚届にハンをさないの?私達も困ってるんだけど」
ミカサ「、、、、、食べ物を分けてください」
愛人「聞いてますかー?ハンコ押してくださいー」
女は手に持っていたジョウロの水を私にかけた。
それでも私は「食べ物を分けてください」と言い続けた。
言い続けていないと、涙が出てきてしまう。
黙ってしまうと込み上げてきてしまう。
この女の前でなんか絶対に泣かない。
私はそう自分に言い聞かせて地面に頭をつけた
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何とか食べ物を分けてもらえた。
ジャンといつも休んでいるいつもの場所で体育座りで椅子に座って海を眺めていた。
ミカサ「下は見ない、下は見ない、上を見る」
言い続けてるのに、何故か涙が溢れてくる。
上を見ているのに、まだ止まらない。
必死で目を擦るけど、次から次えと溢れてくる
ミカサ「、、、、、上を、見る」ポロポロ
もういやだ、いやだ、やめたい、やめたい
苦しい、苦しい、だれか、、、、、。
助けて
---
そして1ヶ月が経った、、、、、。
ジャン「姉ちゃん!今日父さんが振り込んでくれる日だよね!」
ミカサ「うん!学校終わったら速攻銀行いって引き出してその日のうちに食べ物買えるだけ買おう!」
ジャン「おう!、、、、、姉ちゃん、この1ヶ月、あの女のところに、頭下げて来てたんだよね」
ミカサ「!、、、、、え?」
ジャン「俺、、、、、姉ちゃんがほんとにタダで毎日食べ物貰えてるのか気になったから、見ちゃったんだよ」
ミカサ「、、、、、そっか、」
ジャン「でも、俺、何も言えなくて、、何も出来なくて、ただ姉ちゃんに甘えて」
ミカサ「ジャンは気にしなくていいから、あっ、母さんには言わないでね、ショック受けちゃうから」
ジャン「、、、、いい加減目覚ましてくれないかな」
ミカサ「そうだね、あっ、あとバイトしてる事もだよ!」
ジャン「それは分かってるよ、姉ちゃんだけに任してほんとごめん!!!」
ミカサ「いいんだよ!二人でやってると母さんが怪しむから」
ジャン「放課後が楽しみだなー」
ミカサ「そうだね!」
---
-
- 27 : 2018/03/20(火) 00:44:54 :
- 無言で泣いてる私、、、、、期待
-
- 28 : 2018/03/20(火) 12:10:04 :
- ハンカチはどこ…?
き…たい…です…
-
- 29 : 2018/03/20(火) 17:22:33 :
- コメントありがとうございますm(_ _)m
-
- 30 : 2018/03/21(水) 19:23:41 :
早く放課後になってほしい、早く放課後になってほしい、、、、、。
どの授業もその事しか考えられない。
もうあの女のところに頭を下げにいかなくてもいいんだ。
ジャンの好きな物をたくさん作ってあげよう。
あの女よりも美味しい物を作れるようになろう。
人生の中でこんなにも夕飯の買い出しを楽しみにする瞬間があっただろうか。
集中できずに、ノートは真っ白。
「アッカーマン、ここ、答えてみろ」
ミカサ「!!!」
ぼーっとして全く聞いてなかった。
「どうした、分からないのか?ったく、どうしようもないなぁ」
ミカサ「、、、、、。」
数学の教師のナイル先生は、私達が解けそうもない問題をわざと出してくる。
その度に、「こんなものも分からないのか」と自分で解いてみせる
全くタチが悪い。
そしてナイル先生が黒板に答えを書こうとした瞬間。
前の男子がスッとノートを見せてくれた。
ミカサ「○○です。」
ギリギリのところで、先生は答えを書く手を止めた。
ナイル「!、、、、、正解だ。次はぼーっとしてんなよ」
ガタッ
ミカサ「、、、、、はい。」
確か、前の男子は、、、、、先週転校してきた、、、、。
キーンコーンカーンコーン
その瞬間チャイムが鳴った。
私は急いで前の男子にお礼を言った。
ミカサ「あの!」
「!、、、ん?」
ミカサ「、、、さっきはありがとう。」
「、、、別に、あの数学教師が偉そうにしてるのが気に入らなかっただけだから。」
ミカサ「、、、、私ミカサ、よろしく。」
「俺はライト。よろしく」
ミカサ「ライトくんはどこから引っ越してきたの?」
ライト「ライトでいいよ、東京から引っ越してきた。」
ミカサ「東京から!へぇ、いいなぁ」
ライト「なんで?」
ミカサ「東京行ったことないからさ、どんなところかなと思って」
ライト「別に、、、普通だよ、ビルや建物が立ち並んでるだけで、大それたものなんて何も無い」
ミカサ「それでも、こんな狭い世界にいるより、新しいもの見てみたいし、自分が知らないことだってたくさんあるじゃん」
ライト「、、、、あんま期待しすぎんな」
ミカサ「でも、今いるところよりずっと高いところに行きたい」
ライト「、、、、、。」
ミカサ「そこに、何があるか、見てみたい」
ライト「変わってるな、ミカサ」
ミカサ「そうかなぁ、」
「今日は学校来れたんだな、貧乏女!」
ミカサ「、、、、、余計なお世話。」
「てかさー、お前さ、食べ物貰うために毎回土下座してたんだろ」
ライト「、、、、、。」
ミカサ「!、、、してない。」
「嘘ついてんじゃねぇよ、他のクラスのやつが見たってよ」
「可哀想ー、誰か助けてぇぇ」
「ハハッ、キモいキモい」
「まぁ、せいぜい頑張れよー!」
スタスタ
ライト「、、、、、。」
ミカサ「、、、、、」ギュッ
静かに拳を握りしめる。
下は見ない、下は見ない、下は見ない。
ライト「、、、、、お前さ「あれ嘘だから!!!」
ライト「え?」
ミカサ「土下座してたっていうの、あんなの嘘だから、信じないで、お願い」
ライト「、、、、、分かった。」
その瞬間分かった。あいつは土下座してたんだろう。
誰よりも苦しい思いをしている。
誰よりも悔しい思いをしている。
今にでも泣きそうな顔をしている。
涙はないが、顔を見れば泣いているのがわかった。
でも、あいつは誰にも助けを求めない奴だ。
何があったとしても。
何となく、あいつの事をもっと知りたくなった。
---
-
- 31 : 2018/03/22(木) 18:17:55 :
アルミン「エレン、最近なんかあった?」
エレン「は?、、、、、何もねぇよ」
アルミン「なんか最近元気ないよね」
エレン「、、、、、そうか?」
アルミン「そういえばさ、最近ミカサの変な噂よく聞くよね」
エレン「変な噂?」
アルミン「うん、なんか、食べ物を買うお金がなくてあのもといた家に行って父親の愛人の人に食べ物分けてくださいって毎回土下座しに行ってるって」
エレン「え!?、、、、なんだよそれ、」
アルミン「本当かどうかわからないけど、ミカサも大変なんだね」
エレン「でもあいつ、誰にも相談とかしねぇよな」
アルミン「うん、クラスでも孤立しちゃってるんでしょ」
エレン「、、、、、1人で全部抱え込んでんのか」
昔からそういう奴だった。
-
- 32 : 2018/03/22(木) 18:49:42 :
- 期待
-
- 33 : 2018/03/22(木) 20:20:49 :
- >>32あざますm(_ _)m
-
- 34 : 2018/03/22(木) 20:47:28 :
-
ミカサとは幼稚園からずっと一緒だった。
ていっても殆どの奴がそうだ。
でもあいつは、、、、強かった。別に喧嘩が強いとか力が強いとかじゃない。
俺が言うのもなんだけど、ハートが強いっていうか、怖いもの知らず?って感じか
でも最近のあいつは、強がってるっていうか、わざと強く見せてる感じに見える。
本当は今にも泣きだしたいような、、、、、。
タッタッタッ
ダンッ
誰かと肩がぶつかった。女子、、、、、かな?
下を向いて前を見ていなかったらしい。
クルッ
エレン「あっ!、、、。」
ミカサ「!!?、、、、、ごめん、大丈夫?」
エレン「!!!あ、あぁ大丈夫。」
ミカサだった。疲れてる?顔してるな
ミカサ「、、、じゃあ、」
エレン「ミカサ!!!」
ミカサ「!、、、なに?」
エレン「あっ、いや、その、」
なんて言えばいい、なんて言えばミカサに嫌な思いをさせずに言える?
ミカサ「、、、どしたの?」
エレン「、、、、、明後日、大会あんだけど、見に来てくれるか?」
ミカサ「!、、、え?」
エレン「いやっ、、、、、後輩が見に来てほしいって」
ミカサ「!、、、あ、あぁ、分かった!行けたら行くよ!」
エレン「、、、、おう」
ミカサ「、、、、、じゃあ、また!」スタスタ
エレン「、、、、、、、ハァ」
なんだよ俺!なんなんだよ!なんだ今の返しは!
素直に応援しに来てほしいって言えばいいじゃねぇか!
あぁ、でも無理だぁ、
カッコ悪ぃな、俺。
---
放課後
ジャン「姉ちゃん!早く!」
ミカサ「行こう!!!」タッタッタッ
エレン「!、、、、、。」
なんか、やけに嬉しそうだな、さっきの様子とは大違いだ。
あとを付けてみよう。
---
スーパー
ジャン「姉ちゃん!野菜、やっすいよ!!」ガバッ
ミカサ「米買わないと!!!」
ジャン「おっ!カップラーメン!!!肉も!!!」
ミカサ「割引の肉だけね!!!それ以外はまた来月!!!」
ジャン「たまごたまご!」
ミカサ「魚も買っとこ!!!」ガバッ
エレン「、、、、、。」チラッ
随分、まとめ買いするんだな、、、、、。
しかもすげぇ楽しそうだし。
夕飯の買い出しがそんなに嬉しいか?
、、、、、まぁ、あいつにとってはそうなのかもしれない。
俺は少し安心した。
----
-
- 35 : 2018/03/23(金) 13:11:27 :
-
ミカサ「ただいまー」ガラガラ
私達は荷物をどっさり抱えて家に帰った。
ミカサ母「ミカサー!」
そしたら、母親がやけに嬉しそうにして話しかけてきた。
ミカサ母「新しいバック買いに行きたいんだけど、お金おろしてきてくれた?」
ジャンも私ももう呆れた顔で母親を見る
ミカサ「バックなんて今使ってるので十分でしょ」
ミカサ母「この前はお化粧品買ったけど暮らしていけたじゃない」
ジャン「それは姉ちゃんが!!!」
ミカサ「ジャン!!!」
ジャン「!、、、、、。」
ミカサ「とにかく贅沢はあれで最後、お願いだから分かって」
ミカサ母「ミカサこそ分かってちょうだい、贅沢はあれで最後にするから」
ジャン「あのな、この1ヶ月、母さんのせいでどれだけ大変だったと思ってんだよ」
ジャン「大変だったのは主に姉ちゃんだけど」
ミカサ「もういいって」
母親は私のバックから通帳やカードや財布を探し始める
ジャン「いい加減現実見ろよ!そんなんだから捨てられんだよ、料理だってあっちのが何倍も美味いし、バイトはさせてくんねぇし、今自分がどんな状況なのか分かってんのか?いい加減目覚ませよ!!!」
ミカサ「ちょっとジャン!!」
ミカサ母「え?料理って何よ、なんでそんなことが分かるの?」
ジャン「この1ヶ月食ってきただろうが!!!あれ誰が作ったと思ってんだよ!!!」
ミカサ「言ったらだめ!!!!」
ジャン「姉ちゃんが毎日あの女のとこ行って!!!頭下げて貰ってたんだよ!!!そうじゃなきゃ俺たち飢え死にしてたんだよ!!!」
ミカサ母「うっ!!!!」ダダダダ
母親は相当ショックになったようでトイレに駆け込んでいった。
ミカサ「バカ!!」
ジャン「、、、、。」
私はそんな、母親を哀れに思った。
---
-
- 36 : 2018/03/23(金) 17:52:33 :
夜
ミカサ「ジャン!!今日はカレーだよ!」
ジャン「姉ちゃん!これ作りすぎじゃない?」
私は大きな鍋に1週間分くらいのカレーを煮込んでパックに入れた。
ミカサ「いいじゃん、残ったら冷凍すればいいし、冷蔵庫に食べ物あれば安心でしょ」
その日に買ったものはその日のうちに料理して全部パックに詰めて、入るだけぎっしり冷蔵庫に食べ物を詰め込んだ。
隙間がなくなるくらい、冷蔵庫は食べ物でいっぱい。
私の心の中もこれを見るだけで安心している。
もう、あんなことは二度とやらない、にどとやらない、、、、、。
気がついたらこのやり方が癖になっていた。
---
次の日
「えー、もうすぐ体育祭が始まる、出る種目とかちゃんと決めておけよー!」
「リレーどうするー?」
「ねぇ一緒の種目でよー!」
「いいよいいよ!何にするー?」
ザワザワ
ミカサ「、、、、、。」(、、、、、めんどくさ)
ライト「正直こういうのめんどいよな」
ミカサ「!、、、うん」
ライト「ミカサは、運動とか得意なの?」
ミカサ「得意ってほどでもないよ、別に嫌いじゃないけどね」
ライト「へぇー、なんか部活とかやってんの?」
ミカサ「バスケ部だったけど、やめた」
ライト「なんで?」
ミカサ「バイトが忙しくて」
ライト「、、、そっか、俺、前の学校でハンドボール部だったんだー」
ミカサ「へぇ、意外」
ライト「そうか?でもここのハンドボール部人数少ないって聞いたから、ほかの部活にした。」
ミカサ「何部?」
ライト「サッカー部、意外だったか?」
ミカサ「全然!サッカーって感じだった。」
ライト「そっか、今度、練習見に来れば?」
ミカサ「分かった!」
--
キーンコーンカーンコーン
ミカサ「、、、、、お腹空いた」スッ パカッ
ライト「うまそー、」スッ
ミカサ「ちょっと!」
ライト「うまい!!!!」
ミカサ「!、、、、ありがと」
ライト「え、自分で作ってんの?」
ミカサ「そうだよ当たり前じゃん」
ライト「すげぇなお前やっぱ」
ミカサ「ライトは弁当じゃないの?」
ライト「俺は毎日パン買って食ってる」
ミカサ「へぇー、」
ライト「ミカサってさ、結構、家庭的な方?」
ミカサ「、、、、、なのかな?」
ライト「だよな、そんな感じするもん」
ミカサ「そんな感じってどんな感じ?」
ライト「なんか家で、普通にキュウリとか、人参とかハムとか生で丸かじりしてそうなイメージ」
ミカサ「は?それ雑ってこと?全然家庭的じゃないじゃん」
ライト「むしろ野性的?」
ミカサ「は!?全然そんなんじゃないから!!!勘違いしないでよね」
ライト「ハハッ、いや、俺的には褒めてる」
ミカサ「は?いや、全然褒めてないでしょ」
ライト「ハハハッ、いや褒めてるよ」
ミカサ「いや、なんで笑ってんの、褒めてる顔してない」
ライト「いや、どんな顔だよ」
ミカサ「いや、笑わないで、」
ライト「ハハハ、お前マジ面白い」
ガヤガヤ
クリスタ「あいつ、うるさいね」
ユミル「だな、転校生とイチャイチャして」
クリスタ「、、、、、気に入らないなぁ」
ユミル「貧乏人の癖に」
---
-
- 37 : 2018/03/24(土) 14:43:06 :
-
放課後
ザワザワ ザワザワ
ミカサ「、、、、なんだろ」
ライト「集まってんな」
「先輩!!付き合ってください!」
「、、、、、ごめん、俺彼女いるんだ、ほんとにごめん」
フーフー ガヤガヤ
「っ、、、、、」グズッ タタタタ
ミカサ「あー、行っちゃった」
ライト「よく告白なんかできるよな、」
ミカサ「あんたしたことないの?」
ライト「ねぇよ、ていうか、今までしたいと思える相手がいなかったからな」
ミカサ「ふーん、」
ライト「お前は?告白されたことあんの?」
ミカサ「、、、、、ないね、」
ライト「フッ、、、、、だと思った」
ミカサ「何笑ってんの?ムカつくんだけど」
ライト「いや笑ってない笑ってない」
ミカサ「いや笑ってるよ」
ライト「いや、結構されてる方なんじゃないかと思ったからさ」
ミカサ「は?絶対思ってないでしょ」
ライト「いや思ってるって!!!」
ミカサ「ほんとかー?」
昔母親に、「ミカサは華やかさにかける」そう言われたことがある。
確かに自分でもそう思わなくはない。
でも、私には男を取り巻くための華やかさなんて必要ない。
むしろ、何かを捨てなければならなくなった時、一番に捨て去らなければならない物だ。
それに私はあの日から変わった、、、、と思う。
前は、私も他の女子高生と同じように普通に恋愛をする女の子だった。
でも、あの出来事があってから、恋愛なんて、くそくらえ!と思うようになった。
別に他人の恋愛をとやかく言うつもりはないし、否定するつもりもない。
あくまで、私自身の問題だ。
恋愛ができなくなったと言うより、愛なんか信じない!と、自分の中で勝手に思うようになった。
だって、男女の恋愛なんて儚いもの。
親が子に注ぐ愛情なんて小さいもの。
そう思い始めるようになったから。
だって、そうでしょ?
これが現実なんだよ、、、、、。
---
「、、、カサ!!!」
「ミカサ!!!」
ミカサ「、、、!!!なに?」
ライト「なに?じゃねぇよ!ぼーっとしてたぞ今!大丈夫か?」
ミカサ「あ、う、うん大丈夫、大丈夫」
ライト「ほんとかよ」
ミカサ「そう言えばさ、明日、バスケの大会があるんだけど、一緒に行く?」
ライト「大会?、、、、、うん、まぁ明日暇だし別にいいよ!」
ミカサ「お、おう!」
ライト「誰か、応援したい相手でもいんの?」
ミカサ「!、、、、、いや別に!急に辞めちゃったからさ、大丈夫かな?と思って」
ライト「、、、、、そっか」
---
-
- 38 : 2018/03/24(土) 22:24:14 :
- ライト、、、、、かっけぇ
-
- 39 : 2018/03/25(日) 21:16:49 :
アルミン「エレン!明日大会だよね?頑張ってよ!!!」
エレン「おう!」
アルミン「、、、、、あんま自信ないの?」
エレン「いや、そんなことねぇよ、ただ」
アルミン「ただ?」
エレン「、、、、、いや何でもねぇ、」
アルミン「、、、、、そう、」
明日、、、、、あいつ、来るかな?
今日はそればっかり考えてる。
アルミンには恥ずかしくて言えねぇけど、俺は、、、、、他の誰でもない、あいつに応援しに来てほしい。
---
大会当日
ライナー「エレン!調子はどうだ?」
エレン「!、、、、あぁ、いいよ!」
ライナー「そうか、今日は頼んだぞ!」
エレン「おう!、、、、、。」
---
ライト「ミカサ!」
ミカサ「!やっと来た、、、、、行こう!」
ライト「ごめんごめん、遅くなって」
ミカサ「ほんとだよ!もう始まってるかも!」
会場
ワーワー ワーワー ザワザワ
「第1試合を始めます」
「お願いします!!!」
エレン「、、、、、」(ミカサ、、、いるのかな?)キョロキョロ
コニー「おい!エレン!始まるぞ!集中しろ!」
エレン「お、おう!」
ピーーー
相手は、県大会でも、ベスト4入りしている強豪高だ。
俺達も何回かは県大会に出場できたが、毎回上位には行けずに終わる。
今回は俺たちにとって勝負の大会だ!
エレン「(、、、、絶対、勝つ)」
ミカサ「ライト!こっちこっち」
ライト「おー、始まってる?」
ミカサ「今始まったところみたい」
ライト「どっちが俺たちの高校?」
ミカサ「えっとね、青のユニホームの方」
ライト「へぇー」
今のところエレン達が1点入れたらしい。
みんな、すごくいい動きをしていて驚いた。
ミカサ「、、、、、。」
コニー「エレン!パス!」スッ
エレン「っ!」パッ ドンドン シュッ
ミカサ「!、、、、、」
一瞬ドキッとした。いや、そういうドキッじゃなくて、つい、プレーに見入ってしまう、引き込まれてしまう、そんなドキッだった。
パシュッ ドンドン
エレンが一点決めたようだ。
汗を掻きながら真剣な表情だった。
やるなぁ、みんな。少し悔しいけど、純粋に嬉しかった。
がんばれ!と心の底から応援したくなった。
だが。流れがよかったのはここまでだった。
相手チームはエレンたちの攻撃を交わしてどんどん得点を決めていく。
さすが強豪校だ。
ライト「なんか、やばいんじゃない?」
ミカサ「うん、だいぶ逆転されてる、このままじゃ結構やばいかも」
スッ ドンドン パシュッ
また、相手チームが得点をきめた。
これで、得点は20点差、だいぶピンチだ
コニー「おい、今の止められただろ!」
ライナー「は?俺のせいかよ!」
ベルトルト「ちょっとやめようよ」
ライナー「もとわといえばベルトルトお前がさっきのパスを取れてたらこんなことになってねぇよ」
ベルトルト「僕のせい?」
「お前がわりぃだろ!」
「は?なんだよ!」
「ふざけんな!」
ガヤガヤ
「なになに?喧嘩?」
「早く試合始めろよー!」
ザワザワ ザワザワ
ミカサ「、、、、、なにしてんの、あいつら」
ライト「あーあ、喧嘩モードんなってんじゃん」
エレン「やめろよお前ら!!!」
ライナー「だいたいな、エレン、お前さっきからミスばっかりじゃねぇかよ」
コニー「ったく、しっかりしろよな」
エレン「、、、、なんだよ、俺のせいかよ」
「なぁ!」
エレン「!、、、、はい、」
「いつ試合始めんの?、さっきからそっちがもめ合ってるから始めらんないんだけど」
エレン「、、、、、すみません」
コニー「なんかもう、やる気失せた」
ハンネス「おい!お前ら!何やってんだ!!!早く試合始めろ!!!」
ライナー「キャプテンがしっかりしてねぇと俺らもだらけるよなぁ」
エレン「は?、、、、なんだよお前さっきから人のせいばっかにして」
-
- 40 : 2018/03/25(日) 21:47:36 :
-
コニー「だいたい、エレンがキャプテンって無理だったんじゃね」
ベルトルト「、、、、、。」
「、、、、、ハァ」
「しっかりしろよなぁ」
エレン「、、、、、。」
チームメイト全員俺に冷たい目線を当てる。
やっぱり俺じゃダメなのかな、最初から無理だったんだよ。
何の取り柄もない俺なんか、チームのキャプテンなんか務まるはずない。
「諦めるなよ!」
誰かの声が響いた。周りの声が大きくて微かだったけど。
俺は声がする方を振り向いた。
エレン「!ミカサ、、、、、。」
ミカサ「やるんなら最後までやり通せよ!、、、、。」
エレン「!!!」
その瞬間俺の中に何かが響いた。
何やってんだ俺。あいつに気づかされてどうすんだよ。
俺はミカサの方を向いて静かに頷いた。
ザワザワ ザワザワ
エレン「やろうぜ!!!」
シーーン
みんな「!!!」
エレン「誰がミスしたとかそんなこと今言ってもしょうがねぇだろ!、ここまで来たんだから最後までやるぞ!!!」
ライナー「、、、、、あぁ、そうだな」
コニー「うん、そうだな」
ベルトルト「まだ、大丈夫、いけるよ!」
エレン「、、、、、いくぞ!」
ミカサ「ハァ、、、ほんっとに、大丈夫か?」
ライト「さっきのアイツがキャプテン?」
ミカサ「そー!、、、キャプテンのくせに、みんなにガツガツ行かないからだよ」
ライト「元気取り戻したって感じじゃん」
ミカサ「もう、大丈夫、きっとやってくれるよ!」
ライト「、、、、、。」
エレン「試合再開だー!!!」
---
-
- 41 : 2018/03/26(月) 08:41:33 :
- この人の書くミカサ口調もキャラも違いすぎるんだよなぁ
-
- 42 : 2018/03/26(月) 10:05:32 :
- つーか似たようなスレばっかなんだよな
-
- 43 : 2018/03/27(火) 16:52:07 :
- すみません、、、、たしかにキャラ崩壊しているかもしれません。そこは謝ります。
そこもわかった上で見てくれたら嬉しいです
-
- 44 : 2018/03/27(火) 17:18:50 :
結局試合は負けてしまった。
あと2点で追いつけたが、相手チームも相当苦戦していた。
でも、最後試合が終わった後エレン達は清々しい顔をしていた。
私も久しぶりに熱くなれた気がする。
--
ミカサ「どうだった?試合」
ライト「惜しかったなぁ、もう少しで勝てたのに」
ミカサ「でも、あそこまで追いつけるって思わなかったから」
ライト「お前があそこで「諦めるな!」って言ったからじゃん?」
ミカサ「!、、、、私は何もしてないよ」
---
次の日
アルミン「エレン!昨日の試合はお疲れ様!すごく接戦だったじゃん!」
エレン「おう!負けちまったけどな」
アルミン「でもほんとに惜しかったよ、そういえばさ、途中でなんか喧嘩になってなかった?」
エレン「ん?、あぁ、すごい時間ロスして相手チームにも迷惑かけちまったよ」
アルミン「でも、エレンその後急にやる気出てたよね!」
エレン「、、、、、あぁ!」
あいつにいいところは見せられなかったけど、なんかあの時すげぇ嬉しかったなぁ。
なんか、一気にスイッチ入った感じしたもんなぁ。
---
「昨日はお疲れ様!」
不意に誰かに話しかけられた。
誰だ?と思って振り向くと、
エレン「!、、、、ペトラ先輩!」
ペトラ「エレン凄かったじゃん!見直したよ!」
エレン「ありがとうございます!でも負けちゃいましたけどね」
ペトラ「勝ち負けじゃないよ!いいチームになったね!」
エレン「!、、、、、。」
いいチームになったねか、、、、、 そんな言葉俺がかけられていいのかよ。
俺がほんとにキャプテンでいいのか?
--
スタスタスタ
ドンッ
エレン「っ!すみません」
「!、、、、、あっ!」
エレン「、、、、、?」
「、、、、、いや、こっちもごめん。」
エレン「いや、、、、、あっ、君って隣のクラスの転校生?」
「そうだよ、、、、、君エレン・イェーガーでしょ?」
エレン「え、あ、そう!君は?」
「ライト!よろしく」
エレン「よろしく!、でもなんで俺の名前」
ライト「ミカサって言うやつに聞いた、昨日試合見に行ったんだよ」
エレン「ミカサに?、、、へぇー、一緒に来てたんだ」
ライト「昨日は惜しかったね、ほんと、」
エレン「あぁ、でも見に来てくれてありがとな!」
ライト「うん、じゃあ、授業始まるからまた!」タッタッ
エレン「、、、、、。」
2人で、見に来てたんだ、、、、、。
---
教室
ライト「ミカサ!」
ミカサ「?なに、」
ライト「さっき、エレンにあったよ」
ミカサ「え?、、、、、あぁ、そうなんだ」
ライト「、、、、、どした?」
ミカサ「別に何も、」
ライト「いや、あるだろ」
ミカサ「ないって、」
ライト「そういえば、あいつの家ってこの近くにある料理屋だよな、」
ミカサ「え?あぁ、そう、エレンの父親料理人だからさ」
ライト「へぇー、今度食いに行かない?」
ミカサ「え?あそこ意外と高いんだよ」
ライト「結構うまい?」
ミカサ「うん、あたしも一度家族と、、、、、」
ライト「どした?」
ミカサ「、、、、、いや、何でもない、気が向いたらね」
ライト「、、、、、おう!」
---
-
- 45 : 2018/03/27(火) 17:25:11 :
放課後
ミカサ「、、、、、」スタスタスタ
「ミカサ!!!」
ミカサ「!、、、、、エレン」
エレン「昨日はありがとな、せっかく来てくれたのに負けちまってごめん!!!」
ミカサ「!なんで謝るの?いい試合だったよ、」
エレン「、、、、あの時お前が言ってくれたから」
ミカサ「、、、、、今度は勝ってね!、、、、、じゃあ、」
エレン「あのさ!!!」
ミカサ「!ん?」
エレン「また見に来いよ」
ミカサ「!、、、、、分かった!」
----
-
- 46 : 2018/03/29(木) 02:57:30 :
- これってもしや、恋のトライアングルか?
期待!!!
-
- 47 : 2018/04/02(月) 04:44:55 :
- このスレ主はミカサに自己投影してそう
-
- 48 : 2018/04/02(月) 13:36:31 :
- >>47鋭いな、、、、、。
コメントありがとうございますm(_ _)m
-
- 49 : 2018/04/03(火) 18:44:12 :
体育祭 当日
ギラギラ←日差し
ミカサ「、、、、、暑い。」
ライト「めんどくせぇ。」
ミカサ「あんた、そればっかだね」
ライト「だって、俺4つも種目出なきゃなんねんだよ」
ミカサ「いいじゃん、みんなに必要とされてんだから」
ライト「だからって俺じゃなくてもいいだろ」ブツブツ
「只今より平成〇〇年度第〇〇回紅蓮高校体育祭を開催します」
---
「次の種目に出る人は準備してください」
ワーワー ギャギャー
「行こうぜ!!!」
「俺負ける気しねぇわ」
アルミン「エレン!どうしよう、次クラス対抗リレーだよ!!!」
エレン「大丈夫だってアルミン!落ち着け」
アルミン「無理だよ、僕なんか絶対足引っ張るよぉ、だから嫌いなんだ体育祭なんか!」
エレン「ほら!行くぞ」
アルミン「はぁ、、、、、。」スタスタッ
--
ライト「お前結構足速いよな」
ミカサ「え?そうかなぁ」
ライト「練習の時も何人か抜いてたじゃん」
ミカサ「ライトはアンカーでしょ?頑張ってよ」
ライト「おう!」
---
「位置について、よーい、」
パアァァァァァン!!!!!!
ダダダダダ
「次の走者は前に出て!」
「はいっ!」スッ←バトン
「っ!」ツルッ
カランッ
「あっ!3組が落とした」
「何やってんだ!!!」
「くそっ」
今のところ、1位→2組 2位→1組 3位→3組
「はい!!!!」スッ
「やべぇよ、あいつ」
「デブだから遅せぇもんな」
「せっかく1位なのに!!!」
エレン「あっ!もしかしてアンカー?」
ライト「エレンも?」
エレン「あぁ!お互い頑張ろうぜ」
ライト「おう!」
--
今のところ2位まできた3組、1位は1組
ミーナ「ミカサ!!!」スッ
ミカサ「っ!」パシッ
タタッ
「すげぇ!!!ミカサが追い上げてる!」
「いけぇ!抜かせ!!!」
「逃げ切れよ!!!」
「っ!あっ!」ズサササッ
ミカサ「!?」
「あっ、大丈夫かな?」
「痛そー」
エレン「あぁー、こけたかぁ」
ライト「行け!ミカサ!」
ミカサ「はいっ!サシャ!」スッ
サシャ「っはい!」パシッ
「抜かせ抜かせ!!!」
「アンカー頼んだぞ!!!」
「最終走者前に出て!」
ザッ
「緊張するなぁ」ドキドキ←1組のアンカー
ライト「、、、、、。」
エレン「ライト、負けねぇかんな」
ライト「、、、、、俺もだよ」
ワーワーワー イケェェェ
サシャ「ライト!」スッ
ライト「っ!」パシッ
ズッ タタタタタタッ
ライナー「エレン!!!」スッ
エレン「おう!」パシッ
タタタタタタッ
「エレン抜かせ!!!」
「頑張れ頑張れ!」
ミーナ「ライト!!!がんばれ!」
サシャ「頑張ってください!!!」
ミカサ「、、、、、がんばれ!、、、ライト」
----
結果発表
「1位は3組!!!」
イエーーイ!!!!!! ヤッタァァァ
「マジでやばかっな」
「ギリだった!!!」
「ごめんね、あたしがコケたから」
「気にしなくて大丈夫だよ、」
---
「てかさー、さっきミカサが足引っ掛けたんじゃね?」
「あっそれ思ったー!足ぶつかってたもん」
「汚ぇな」
「マジひどい!」
--
「ライトお疲れ!!!」
「すごかったよぉぉ!」
ライト「おう!」
クリスタ「お疲れ様、かっこよかったよ!」
ライト「、、、ありがと」
「いいなぁ、」←男子生徒の視線
「俺もクリスタに褒められたい」
「それな!」
「いや、ライト、イケメンすぎるお前」
ライト「そりゃどうも」スッ ゴクゴク←水
-
- 50 : 2018/04/03(火) 21:02:14 :
- 3組の奴らクズ野郎しかいねぇな!あ、うぽつ┏(*‘ω‘ *)┛┗(*‘ω‘ *)┓┗(*‘ω‘ *)┛
-
- 51 : 2018/04/03(火) 23:36:02 :
- ミカサのせいにするとか、、、、、マジ消えろや
まぁ、体育祭のリレーあるあるやな
-
- 52 : 2018/04/04(水) 11:44:24 :
- おい!お前ら表出ろ!
期待です
-
- 53 : 2018/04/04(水) 16:36:55 :
- コメントありがとうございますm(_ _)m
リレーあるあるだなぁ
-
- 54 : 2018/04/04(水) 17:02:43 :
-
---
体育祭が終わり次の日
ミカサ母「ミカサ!、お金を渡してちょうだい!!!」
ミカサ「だから無理って何回言ったら分かるの?」
ミカサ母「ミカサは私に隠れてコソコソいろんなもの買ってるくせに!!!」
ミカサ「買ってないよ!!!食べ物買うお金だけで精一杯なの!」
ミカサ母「いい加減にして!!!お金を渡しなさい!!!」
ミカサ「勉強してくる!!!」
母親は毎日毎日お金を渡せと私に泣きながらせがんでくる。
いつになったら分かってくれるのかと、私も病み始めてきた。
島を出るのが先か、私が壊れるのが先か。
--
ガラッ
ジャン「ただいま」
ミカサ「ジャン、おかえり」
ミカサ母「ジャン!聞いて!ミカサが私に意地悪してくるの!!!」
ジャン「は?」
ミカサ母「お金を渡してちょうだいって言ってるのに渡してくれないのよ!!!」
ジャン「、、、、、しょうがないだろ、母さんに金渡すと何に使うか分からないし」
ミカサ母「ジャンまでそんなこと言うの?今まで私はあなた達のために色んな事を我慢してきたのよ!もう少し私の気持ち考えてくれてもいいでしょ!!!」
ジャン「じゃあ、働けよ!!!自分で稼いだ金で買ったらいいじゃねぇかよ!!!働きもしねぇでなんだ!!!いい加減にしてくれよ!!!」
ミカサ「ジャン!!!ちょっとやめよ、ね?」ガシッ
ジャン「俺らを飢え死にさせたいのかよ!!!だったら一人で飢え死にしろ!!!」
ミカサ「ねぇ、落ち着こ!ジャン」
ミカサ母「何よ!!!私はこんなに苦しんでるのに!!!親不孝!!!早くこの家から出ていって!!!」
ジャン「あぁ、出てってやるよ!!!あんたとこれから一生暮らすのなんてもう死んでもごめんだ!!!」
ミカサ「ジャン!!!」
私はジャンと一緒に1回家を出た。
ジャンも限界だった。クラスメイト達からも、冷たくされ、好きなものは買えないし、私に気を使って我慢して何も言わないんだ。
ジャンは中三で今年受験生なのに、何もしてやれない。
ミカサ「ジャン、気持ちは分かるけどあんま熱くならないで、母さん何するかわからないから」
ジャン「姉ちゃんもあんな奴もうほっとけばいいんだよ!!!姉ちゃんがどんだけ苦労してるかも知らないで」
ミカサ「私のことはいいの!、、、、、勉強は、どう?」
ジャン「、、、、、本土の高校受けられるって、担任が」
ミカサ「え?あのめっちゃ頭いい?すごいじゃん!!!」
ジャン「でも無理だろ!金がないし、俺も姉ちゃんと同じ高校にするよ、」
ミカサ「、、、、、いや、その高校受けな、ジャン」
ジャン「え?」
ミカサ「そこの高校だったら寮もあるし、部活も思いっきり出来るし、大学にも進学できるし、きっと沢山楽しいことが待ってるよ!!!」
ジャン「でも、金は?」
ミカサ「一緒に父さんに頼みに行こ、土下座でも何でもしてお金貸してもらおうよ!」
ジャン「、、、、、貸してくれるのかな」
ミカサ「、、、、、あんな最低な人だけど、一応父親だもん、大丈夫だよ、」
ジャン「、、、、、ありがとう、姉ちゃん」
ミカサ「うん!」
----
-
- 55 : 2018/04/05(木) 02:38:59 :
---
ジャン「お金、出してくれますか」
ミカサ「父さん、お願い」
ミカサ父「へぇー、あの本土の高校かぁ、お前頭いいんだな、もちろん金は出してやる。その高校受けろ」
ジャン「え?いいの?」
ミカサ父「当たり前だろ、お前らの父親として、やるべき務めは果たしてるだろ」
ジャン・ミカサ「、、、、、。」
愛人「ミカサちゃんは?来年受験でしょ、大学受けないの?」
ミカサ「!、、、あの、父さ「大学なんて、行く必要ないぞ」
ミカサ「!!、、、、、。」
ミカサ父「あんなただ遊ぶだけの無駄な4年間を過ごす暇あったら努力して働け!大卒の奴ら見返してやれ!」
ジャン「っ、」ギリッ
ミカサ「ジャン、、、、。」スッ
ジャン「っ、、、、分かってる。」
ミカサ父「あの愛人は金目当てで俺と一緒にいるって島の連中はみんな思ってるだろうな」
ミカサ「、、、、、。」
ミカサ父「だが、そんなことしったこっちゃねぇな、あいつはな東京と大阪に店持ってんだよ」
ミカサ「!、、、、、。」
ミカサ父「俺がいなくても、一人で生きていける女なんだよ、あいつが大学出てると思うか?中卒だ」
愛人「ほら、もうそのへんにして、」
ミカサ「、、、、、。」
正直、この愛人はすごいと思った。
悔しいけど、言い返せなかった。
ミカサ「、、、、、父さん、ジャンの学費、よろしくお願いします」
ジャン「、、、、、お願いします」スッ
ミカサ父「おぉ、頑張れよ2人とも、努力だぞ」
----
ジャン「言いたい放題だなあのクソ野郎」
ミカサ「まぁ学費払ってくれるんだから、良かったよ」
ジャン「でも姉ちゃん大学は?どうすんの?」
ミカサ「奨学金申し込もうと思ってるから、大丈夫」
ジャン「、、、、、そっか、じゃあ、卒業までの辛抱だな」
ミカサ「ジャンはちゃんと勉強して何がなんでも合格してよ!!!」
ジャン「おう!」
---
--
-
次の日
「えぇー、あと一週間で夏休みだが、お前らあんま気抜くなよ、夏休み終わったらすぐ学力テストあるからな」
「「えぇーーーーーー」」
「うるさい!とにかく!問題は起こさないように!」
「夏休み旅行行く?」
「行く行く!家族で沖縄行くんだー!」
「えぇーーいいないいな」
「クリスタは、旅行とか行くの?」
クリスタ「うんもちろん!家は毎年夏休みはハワイに行くの」
ユミル「クリスタの家は毎年海外行ってんもんなぁ」
「えぇー!!!ハワイ?羨ましい!!!」
「行ってみたいなぁ!!!」
クリスタ「お土産買ってくるね!」
「「ありがとう!!!」」
ユミル「誰かさんの家も、金持ちだった頃は毎年旅行行ってたみたいだけど、今は貧乏暮らしでどこも行けないんだろうなぁ可哀想に」
ミカサ「、、、、、。」
「ミカサの母親いっつも自慢してくるってうちのママが言ってた、自分で金も稼いだことないお嬢様だったのに、今では、、、、、フフッ、悲惨ね」
「ていうか愛人作って家族追い出したんでしょ、マジありえなくない?」
ユミル「ほらほら、本人の前でよせよ、悲しくて泣いちゃうだろ!ハハッ」
クリスタ「こらユミル!やめなさい!ミカサが可哀想でしょ」
男子達「(天使だな、、、、、。)」
ミカサ「っ、、、、。」ギリッ
「そういえば、食べ物は足りてるの?大丈夫?授業中たまにお腹鳴ってるの聞こえてるんだよ、気づいてた?」
「あと、あんたの家から毎日鳴き声がするって、まさか幽霊?やっぱり出るんでしょ?キャーこわーい」
ミカサ「、、、、、、、、。」ギュッ
アハハハ ハハッ ハハハハ
「くだらねぇ」
「「!!!」」
ミカサ「、、、、、!」
「、、、くだらないな。」
ユミル「あ?なんだよ、」
ミカサ「、、、、、ライト」
ライト「、、、、、ていうかさ、こんなくだらない嫌がらせして楽しいわけ?はっ、マジ恥ずかしいな」
クリスタ「、、、、、。」
ユミル「は?何様だよ」
ライト「俺はお前らより断然ミカサの方が恥ずかしくない生き方してると思うけどな。」
ミカサ「!、、、、、。」
-
- 56 : 2018/04/05(木) 06:25:50 :
- ライトってミカサのこと…
エレミカなんじゃ…?
-
- 57 : 2018/04/05(木) 18:56:56 :
- >>56 エレミカ、、、、、かはまだなんとも
コメントありがとうございますm(_ _)m
-
- 58 : 2018/04/05(木) 22:16:07 :
-
ユミル「なんだよ、うざ、」
クリスタ「、、、、ごめんね、気に触ったみたいで」
ライト「、、、、、。」ギロッ
クリスタ「!、、、、、。」
ユミル「おい何クリスタのこと睨んでんだよ」
ライト「別に睨んでないけど」
ユミル「クリスタ行くぞ、私こういつ奴一番苦手だわ」
ライト「苦手で結構。」
ガタッ ガタッ
スタスタスタスタ
シーーン
ミカサ「、、、、、。」
ライト「、、、、、あんなの、気にすんなよ」
ミカサ「、、、、、別に気にしてないよ、」
ライト「、、、、、そっか。」
少し、ウルッときてしまった。
だって、こんなに優しくされたのはいつ以来だろう。
ありがとうと言いたいけど、素直に言えない。
私は静かにスカートを握りしめた。
---
---
そして夏休みに突入した。
ライナー「練習キツいなぁ、クソ暑いし、いくら水飲んでも足りねぇよ」
ベルトルト「まぁ仕方ないよ、大会も近いし」
コニー「誰か入ってくれねぇかな、ミカサ抜けちゃったし」
アルミン「バスケ部は大変だね。」
エレン「仕方ねぇよ、人数少ないのはもともとじゃねぇかよ」
ライナー「そういえばさ、3組のあの転校生」
エレン「あぁ、ライトだろ」
ライナー「あいつ部活入ってんのか?」
エレン「サッカー部じゃなかったか?」
ライナー「そうかぁ、あいつが入ってくれたら良かったのになぁ」
アルミン「何でもできそうだよね」
コニー「あいつ、1組でも結構モテてるぞ」
ベルトルト「へえー、確かにかっこいいもんね」
エレン「、、、、、。」
アルミン「エレン?どうしたの?ぼーっとして」
エレン「いや、何でもねぇ、」
---
-
- 59 : 2018/04/06(金) 00:39:22 :
- ライト、、、、、やるじゃねぇか。
クリスタがなんかラスボスになってきそうな予感
-
- 60 : 2018/04/06(金) 12:46:28 :
- >>59ラスボスは誰なのでしょうか、、、、、。
コメントありがとうございますm(_ _)m
-
- 61 : 2018/04/06(金) 22:24:29 :
- 逆にライトがラスボス…!
期待です
-
- 62 : 2018/04/08(日) 14:37:18 :
- >>61そうなったら面白いかも、、、、、。
コメントありがとうございますm(_ _)m
-
- 63 : 2018/04/08(日) 15:36:49 :
- もしやライトには裏の顔が、、、、、。
期待ぜよ
-
- 64 : 2018/04/08(日) 17:42:58 :
- >>63裏の顔を持つ男、、、、、恐るべしライト
コメントありがとうございますm(_ _)m
-
- 65 : 2018/04/08(日) 18:24:40 :
---
夜
ガタンッ!!!!!! ガシャン!!!!!! ゴロゴロ
ミカサ「!?」バサッ
突然、大きな物音がして、起きてきたら、母親が狂ったように冷蔵庫のものを全部出して料理を始めていた。
ミカサ「母さん、、、、、何やってんの」
ミカサ母「ご馳走作ろうと思って!!、パパ、もうすぐ帰ってくるってよ!良かったね!」
ミカサ「何寝ぼけて、、、、、寝ようよ母さん」
母親は狂ったように、野菜を切って雑に油で揚げて、どう見ても食べ物を無駄にしてるとしか思えない。
ジャン「どうした!!!」
ミカサ「ジャン、、、、、。」
ジャン「姉ちゃん!大丈夫か?」
ミカサ「母さんも頑張ろう、一緒に頑張ろうよ、私も頑張るから」
ミカサ母「早く手伝ってよ、もっと作るんだから!」ザクッ バコッ ガシャン!!!!!!
私が作っておいた料理を次々とパックの中から出して地面に投げつけている。
どうしてこんなふうになるの。
私たちが何した、、、、、何か悪いことした?
ジャン「もうよせ!!!母さん!」ガシッ
ガシャン!!!! ガタッ
ミカサ母「離して!!!離してってば!!!」
ジャン「もう父さんは帰ってこないんだよ、頼むから分かってくれよ」ガシッ
ミカサ母「嫌よ分からない!!!離して!!!」
途端に母親が持っていたフライパンが跳ね返って溜まっていた油がジャンにかかった。
ジャン「ああああっ!!!熱っ!!!」ジンジン
ミカサ「ジャンっ、」
ミカサ母「二人とも出ていけ!!!出ていけ!!!あんた達なんかいらない!!!私の邪魔をするな!!!」
ミカサ「、、、、、母さん。お願い。」ポロポロ
ジャン「姉ちゃん、行こう、」ガシッ
ミカサ「、、、、、でも」
ジャン「一旦外行こ、もうほっとけ」
ミカサ母「うわああああ」ポロポロ
グチャグチャ←食べ物
ミカサ「、、、、、。」フラフラ
ジャン「しっかりしろ」ガシッ スタスタ
---
ガチャンッ
ジャン「はい、姉ちゃん」スッ←缶コーヒー
ミカサ「、、、、、ありがと」スッ
ジャン「いつからこう変わったんだろうな」
ミカサ「、、、、、分からない。もうどうしたらいいんだろ」
ジャン「ごめん、姉ちゃん一人に抱え込ませて」
ミカサ「ううん、一人で抱え込んでなんかないよ、」
ジャン「母さん、どっかの施設にでも預ける?」
ミカサ「施設に預けるお金が無い」
ジャン「だよな、、、、、。一年が長く感じる。だって追い出されたのつい最近だろ」
ミカサ「、、、、、私は、もう少し、もう少しと思いながら、後の事考えてる」
ジャン「後のこと?」
ミカサ「うん、島を出たら大学に行って、一人暮らしして、バイトも沢山して、もっともっと一人で上に行く」
ジャン「姉ちゃんの野望か、、、、、。」
ミカサ「誰にも頼らない、欲しいものは全部自分で手に入れる。」
ジャン「俺も加勢していい?」
ミカサ「フフッ、、、、、ジャンにはジャンの人生があるよ、自分のために頑張りな」
ジャン「姉ちゃんもな、、、、そういえばなんでさっきから目合わせないでそっち向いてんの?」
ミカサ「あの家を見たいように」
ジャン「あの家って、、、、、。」
ミカサ「あの白い家が視界に入るたびに嫌な感情がこみ上げてくるの」
ジャン「、、、、、。」
ミカサ「それで、暗い気持ちになって、嫌な自分になっていく気がする。」
ジャン「そうか、俺もなるべく見たいようにしてる」
ミカサ「ハァ、、、、、そろそろ戻る?」
ジャン「、、、、、戻りたくねぇな」
ミカサ「、、、、、戻ろ」
ジャン「、、、、、うん。」
ドルルン
ジャン「!姉ちゃんの携帯?」
ミカサ「え?」スッ
卒業したら俺も島を出るよ、それでお前と同じように高いところに行く。
お前の影響だよ。何となく今言いたくなった。
おやすみ。
ライト
ミカサ「、、、、、。」
ジャン「誰だった?」
---
ドルルン
ライト「!、、、、、」スッ
-
- 66 : 2018/04/08(日) 18:28:35 :
ジャン「そうか、俺もなるべく見ないようにしてる」
です。すみません
-
- 67 : 2018/04/08(日) 18:49:07 :
了解。
おやすみ。
ミカサ
---
ドルルン
起きてた?
ライト
---
ドルルン
暑くて起きた。
今外出てる。
ミカサ
---
ドルルン
下まで降りてきて
ライト
ミカサ「!、、、、、ジャン、ちょっと先帰ってて、片付けは私がやるから、先寝てて」
ジャン「姉ちゃんは帰らないの?」
ミカサ「私はもう少しここにいる」
ジャン「分かった。じゃあな」
ミカサ「うん、、、、、。」スタスタ
---
ミカサ「、、、、、」タッタッタッ
「ミカサ!!!」
ミカサ「!!!ライト」
ライト「よっ!」
ミカサ「何してんの?」
ライト「散歩!」
ミカサ「夜中に?」
ライト「うしろ、乗れよ」
ミカサ「、、、、、え?いいの?」
ライト「いいから!」
タッタッタッ
ミカサ「おいしょっ!」スッ
ライト「よしっいくか!」
自転車の後に乗ってるだけなのに、なんかライトの背中が大きく見えた。
私は不意にその背中にもたれかかっていた。
ライト「!、、、、、。」
---
ライト「ついた!」ガシャン
ミカサ「ここ、どこ?」
ライト「いいから、ついてこい!」スッ←手繋ぐ
ミカサ「!、、、、、。」タッタッタッ
----
ミカサ「うわっ、ここ、屋上?」
ライト「そー、なんか、工場みたいだけど、暇な時たまに来る。家の近くだから」
ミカサ「、、、、、なんか。高いところっていいよね」
ライト「え?高いところ好きなの?」
ミカサ「上から見渡せるし、自分は下の人間じゃないって言い聞かせられる」
ライト「ここにいなくても、ミカサは下の人間なんかじゃないよ、」
ミカサ「、、、、、どうしてそんなに優しくしてくれるの?」
ライト「、、、、、なんか、お前見てると、俺が考えてる嫌なこと全部馬鹿らしく思えてくる。」
ミカサ「え?」
ライト「いつも、無理して笑ってるけど、誰よりも強く生きてるからさ、元気貰える」
ミカサ「、、、、、それは、光栄ですけど」
ライト「、、、、、おっ、夜が明けるな」
ミカサ「、、、、、すごく綺麗」
ライト「これを見せたかったんだよ」
ミカサ「、、、、、胸がスっとする、一生忘れない。ありがとうライト」
ライト「おう!」
----
ライト「じゃ、気おつけてな」
ミカサ「うん!またね」
ライト「あっミカサ!」
ミカサ「ん?」
ライト「明日とか空いてる?」
ミカサ「え?、、、、、空いてるけど」
ライト「じゃあその日俺に付き合ってよ」
ミカサ「え、、、、、いい、けど、」
ライト「じゃあ明日な!!!」ガシャン
ミカサ「うん、明日、」
---
--
-
- 68 : 2018/04/08(日) 20:36:10 :
- これは惚れるな、、、、、。
期待〜
-
- 69 : 2018/04/09(月) 16:52:03 :
- ドキドキの展開、、、、、期待!
-
- 70 : 2018/04/10(火) 00:14:40 :
- コメントありがとうございますm(_ _)m
-
- 71 : 2018/04/10(火) 01:05:06 :
朝
ミカサ「、、、、、。」ガタッ
ミカサ母「どこ行くの」
ミカサ「、、、、、友達と遊び行ってくる」
ミカサ母「私の事は遊ばせないのに、あんたは好き勝手なのね」
ミカサ「、、、、、行ってきます」ガシャン
---
スタ スタ スタ
ライト「、、、、、。」スッ←時計
ミカサ「、、、、、お待たせっ」
ライト「お!、、、、、おはよ」
ミカサ「ごめん、待たせちゃった?」
ライト「いやそんな待ってない、行こう!」
--
ミカサ「ねぇ、どこ行くわけ?」
ライト「ん?小学校」
ミカサ「え?何で?」
ライト「まぁ着いたらわかるって」
「あっ、ミカサ!!!」
ミカサ「!、、、、、エレン」
ライト「あっ、、、、、。」
エレン「こんな朝早くから何やってんだ?」
ミカサ「、、、、、別に!」
ライト「今から小学校行くんだよ」
エレン「小学校?、、、、、何しに?」
ライト「バスケしに!」
ミカサ「え?、、、、、。」
ライト「、、、、、部活、、、、やめてから全然やってないんだろ。思いっきりやりに行こうぜ」
ミカサ「ライト、、、、、。」
エレン「バスケしに行くのか?、、、、、、、じゃあ、、、、俺も行っていい?」
ミカサ「え?」
ライト「、、、、、マジ?」
エレン「人数少しでも多いほうがいいだろ、ほら、行こうぜ!」
ライト「、、、、お、おう」
ミカサ「、、、、、。」スタスタ
---
-
- 72 : 2018/04/10(火) 23:17:43 :
エレン「俺ここの小学校出身、ライトは?」
ライト「俺は、東京の方の小学校」
エレン「東京から来たのかー、すげぇな」
ライト「ミカサも一緒の小学校?」
ミカサ「うん、そう!」
---
ドンッ ドンッ ドンッ
エレン「なんか賭ける?」
ライト「いや、俺あんま上手くねぇから」
ミカサ「私ももう随分やってないし」
エレン「まぁいいや、とりあえずやろう」
---
勝負は、エレンが圧勝だったけど、ライトが意外にバスケが上手なことに驚いた。
私も久しぶりにバスケができてとても楽しかった。
--
ライト「エレン、やっぱ上手いな」
エレン「お前こそ、やってた?」
ライト「中学の頃な、少し」
ミカサ「すごい上手だったよ」
ライト「サンキュ」
エレン「また三人でバスケしようぜ」
ミカサ「えー、エレンが圧勝するじゃん」
エレン「それは置いといて、遊びだからいいじゃん」
ライト「明日絶対筋肉痛だな。」
ミカサ「、、、、、そうだねー」
「姉ちゃん!!!」
みんな「!!!」
ミカサ「ジャン!、、、、、どうしたの?」
ジャン「母さんが、いなくなった。」
ミカサ「え?」
ジャン「俺が外から帰ってきたら靴がなくて、夕方になっても全然帰ってこねぇ。」
ミカサ「出かけたんじゃないの?」
ジャン「だって、金も持ってねぇし、どこ行くんだよ」
ミカサ「、、、、、じゃあ探しに行こ!」
ジャン「あぁ、」
ライト「大丈夫か?」
エレン「手伝おうか?ミカサ」
ミカサ「大丈夫、二人は先帰ってて」
エレン「いいよ、俺達も探す、みんなで探した方がすぐ見つかるかもじゃん」
ライト「だな!」
ジャン「すみません、ご迷惑お掛けします」
ミカサ「、、、、、ありがとう」
---
ミカサ「母さん!!!」タッタッタッ
ジャン「、、、、、ったく、どこまで心配かけたら気が済むんだ」タッタッタッ
--
エレン「、、、、、」タッタッタッ キョロキョロ
ライト「エレン!」
エレン「いたか?」
ライト「いや、いない」
エレン「くそっ、」タッタッタッ
二時間経過
ジャン「姉ちゃん、もう夜だよ。」
ミカサ「もう、どこいっちゃったの」
ジャン「家に帰ってねぇかな?」
ミカサ「見に行ってみよう!」
ジャン「うん!」タッタッタッ
---
エレン「全然見つからねぇ。」
ライト「ハァ、、、、、ハァ、今何時だ?」
エレン「、、、、、8時くらいか?」
ライト「、、、、、どこにいんだよ。」
「ピーンポーン」
エレン「?、、、、、あっ」
ライト「どうした?」
エレン「あの人だ」タッタッタッ
ライト「え?」タッタッタッ
エレン「あの!」
「、、、、、。」ピーンポーン
エレン「ミカサのお母さんですよね?」
「、、、、、。」
ライト「人違いじゃねぇか?」
エレン「いや、この人だ。あの!」
「、、、、、。」
エレン「、、、、、なんかおかしい」
ガチャン
ミカサ父「なんだ、お前、、、、、。何してるこんなところで」
エレン「!、、、、ミカサの、お父さん」
ライト「!、、、、、じゃあこの家がミカサが前住んでた家か?」
エレン「あぁ、」
ミカサ父「君たちも何してるこんなところで」
エレン「いや、ミカサのお母さんを探してて」
ミカサ母「ねぇ、私をこの家に戻して」
ミカサ父「は?、、、何言ってる。早く帰りなさい」
ミカサ母「子供を捨てて二人で暮らしましょう」
ライト「!、、、、、。」
ミカサ父「ふざけたこと言うな。早く帰れ」
ミカサ母「ふざけてなんかないわ、あの女は家政婦なんでしょ?本当は私を愛しているでしょ?」
ミカサ父「おかしくなったか?早く帰れ」
エレン「、、、、、」スッ←携帯
-
- 73 : 2018/04/10(火) 23:53:10 :
プルルルルルル
ミカサ「!エレンからだ」
ミカサ「もしもし?」
エレン「ミカサ、いたぞ。お前が前に住んでた家にいる」
ミカサ「え?どういうこと?」
エレン「いいから、来い!」プツッ
ジャン「姉ちゃん!母さん見つかった?」
ミカサ「うん、あの家にいるって」
ジャン「あの家って」
ミカサ「とにかく行こう」タッタッタッ
---
ミカサ父「いい加減にしろ!!!迷惑だ」
ミカサ母「私をこの家に戻して!!!」ダダダ
ミカサ父「お前にはちゃんと家があるだろうが」グググ
ミカサ母「あんな家もう嫌!!!」ダダダ
エレン「、、、ちょっと危ないですよ!」グッ
ライト「落ち着けって」クグッ
ミカサ父「そうだ、連れて帰れ!!!」
ミカサ母「嫌よ!!!私はこの家に住む!!」ポロポロ
「母さん!!!」タッタッタッ
エレン「ミカサ!」
ライト「やっと来たか」
ジャン「母さんやめろ!」
ミカサ「母さん、何やってんの、」
ミカサ母「あんた達には関係ないでしょ!!!私はこの家に戻してもらうんだから!ほっといて!!!」
ジャン「いい加減にしろ!!!もう我慢の限界なんだよ!!!何時間探したと思ってんだ!!!」
ミカサ「ジャンやめて、」
ミカサ父「ミカサ、さっさと連れて帰れよ、近所に迷惑だ」
ミカサ「ごめんなさい。」
ミカサ母「待って!!!お願い!!!お願い!!!」ポロポロ
ガチャンッ
愛人「ねぇどうしたのさっきから?」
ミカサ父「何でもない、ほら冷えるから中に入ろう」
ミカサ母「殺してやる!!!殺してやるわ!!!」
ミカサ「母さん!!!」
愛人「何言ってるのあの人」
ミカサ父「気にするな、」
ガシャン
エレン「、、、、、。」
ジャン「姉ちゃんごめん、俺先帰るな」
ミカサ「うん、帰ってな」
ミカサ母「帰りたい、、、、、帰りたい。」ポロポロ
母親は無理やり家に入ろうとして父親と揉め合っていたのか、腕には手のあとが付いていた。
泣きすぎて目が真っ赤に腫れていた。
ミカサ母「この家はママのお家なの!!!」
ミカサ「母さん、、、帰ろう、ね?家に帰ろう」ガシッ
私は母親の方を持った。
母親の肩は小刻みに震えていた。
ミカサ「行こう、母さん」
ミカサ母「うぅ、帰りたいよ、帰りたいよ」ポロポロ
エレン「、、、、ミカサ!」
ミカサ「ごめん、ありがと二人とも、今度お礼はちゃんとするから。」
ライト「、、、、、。」
エレン「っ、、、、、。」
---
ライト「ミカサも、大変なんだな」
エレン「一人で抱え込んでんだよ、いっつもそうだ」
ライト「俺正直あんな家族初めて見た」
エレン「ミカサの父親は何考えてるんだろうな」
ライト「、、、、、最低だよな。ミカサを、、、、、自分の子をあんなに苦しめて平気なのか?」
エレン「あの父親には、人の心ってもんが無いのかもな」
ライト「あれじゃあ、ミカサが可哀想だろ」
エレン「ミカサは、人に可哀想って思われるのが一番嫌なんだよ」
ライト「え?」
エレン「自分の弱い所を見せたくねんだよ。」
ライト「あいつ、、、、、クラスでも色々言われてんだよ」
エレン「色々って?」
ライト「貧乏人だとか、可哀想だとか、」
エレン「、、、、、そうか。」
ライト「俺はクラスの奴が嫌いだよ。」
エレン「、、、、。」
---
--
翌朝
-
- 74 : 2018/04/12(木) 20:13:10 :
- 心折れるなぁ、、、、、。
-
- 75 : 2018/04/12(木) 22:30:16 :
- ミカサよく耐えられてるね…
期待!
-
- 76 : 2018/04/13(金) 19:41:41 :
- エレミカに期待です!
ライミカだとライナーとミカサになってしまうかもだから…
-
- 77 : 2018/04/13(金) 21:26:33 :
- …ドロドロしてる部分があるって
まさかミカサ以外の女子キャラsageのこととは思わなかった
せめて彼女らにも最終的に救いがあればいいんだけど
-
- 78 : 2018/04/14(土) 13:13:59 :
- 潰されていく自分の心、、、、、。
ミカサ立ち直れ( ・ㅂ・)و ̑̑
-
- 79 : 2018/04/14(土) 17:34:07 :
- 皆様コメントありがとうございますm(_ _)m
ドロドロしている部分もあると思いますが、一応恋愛ものなんで、、、、、。
そこもわかった上で見ていただけたらありがたいですm(_ _)m
-
- 80 : 2018/04/14(土) 18:14:34 :
そして夏休みが終わり、9月
---
--
-
新学期が始まり、私は学校へ行くのが段々苦痛だと思ってきた。
早く島を出たい、一人で生きたい、誰も知らない世界に行きたい。
以前よりも強くそう思う。
ライナー「お疲れエレン!」
エレン「おう!」
コニー「でもやっと終わったな、夏休みのキツい練習」
エレン「だな、」
「エレンお疲れ様!」
エレン「!クリスタ、、、、、。」
ライナー「お、おぉクリスタ!!!」
エレン「どうした?」
クリスタ「はい!飲み物持ってきた!喉乾いてるでしょ?」ウワメズカイ
エレン「、、、、、おぉ、サンキュ」スッ
ライナー「クリスタは優しいなぁ」
コニー「俺たちにはないのかぁ?」
クリスタ「ごめーん!また今度絶対持ってくるね!」
ライナー「いいんだいいんだ、俺たちのことなんか気にすんな」
クリスタ「ありがとう!!!」
ライナー「、、、、、クリスタ」デレデレ
エレン「じゃあ、俺はこれで」
クリスタ「待って、途中まで一緒に帰ろうよ!」
エレン「は?ライナーと帰ってやれば?」
ライナー「お、おい、エレン!!!何言って「いいじゃん!、、、、途中までなんだし」
エレン「分かったよ、」
クリスタ「じゃあね二人とも!」
ライナー「お、おう!またなクリスタ!」
コニー「またなーエレン」
エレン「おつかれ」
「エレン君!」
エレン「!、、、、、?はい?」(今度はなんだよ)
クリスタ「、、、、、知り合い?」
エレン「、、、、、いや、」
「私!ミーナっていうの、3組の!」
エレン「あぁ、ミカサと同じクラス」
ミーナ「!、、、、、う、うん」
クリスタ「どうしたの?」
ミーナ「あっごめん、クリスタ、ちょっとエレン君に話があるんだけど」
クリスタ「、、、、、、、。」
エレン「先帰ってろよ」
クリスタ「!、、、、、分かった。また明日」
ミーナ「ごめんね、」
---
エレン「で?話って?」
ミーナ「、、、、、あ、あのね、私、、、、、」
エレン「、、、、、」
ミーナ「、、、、、あ、あの、その、」ドキドキ
エレン「、、、、、。」
ミーナ「エ、エレン君は、か、彼女とかいる?」
エレン「え?」
ミーナ「あ、いるよねぇ、エレン君はごめん。」
エレン「別にいないけど」
ミーナ「え!?」
エレン「それだけか?」
ミーナ「あっ、」
エレン「ごめん、俺明日も早いから早く帰んねぇと、」
ミーナ「好きなの!!!」
エレン「!、、、、、え?」
ミーナ「あなたのことが好き、私と、、、、、付き合ってください。」
エレン「、、、、、、、、あぁ、、、、、ごめん、俺、今彼女とか頭になくて」
ミーナ「あっ、そう、なんだ」
エレン「ごめん、ほんとに」
ミーナ「っ、いいの!大丈夫、気にしないで、じゃあ、、、、、さよなら!」タッタッタッ
エレン「、、、、、ハァ」
-----
翌日
エレンが告られたという噂は翌日瞬く間に広がった。
-
- 81 : 2018/04/14(土) 18:52:59 :
「ねぇ、エレン告られたって聞いた?」
「聞いた聞いた、え?誰にだっけ?」
「えっと、3組の、、、、、誰だっけ?」
---
サシャ「ミーナ?元気ないですけど」
ミーナ「、、、、、え?そんなことないよ」
サシャ「何かあったんですか?」
ミーナ「ううん、何も無いよサシャ」
ユミル「昨日エレンが告られたらしいな!!!」
ザワザワ
ミーナ「!!!」
サシャ「エレンはモテますもんねぇ、」
ミーナ「、、、、、そ、そうだね」
ユミル「お前が告ったんだろ?」
ジロジロ ジロジロ
ミーナ「!え?」
ユミル「昨日どこかのクラスの奴がお前がエレンに告ってあっけなく振られて泣いて帰ってた所見たってよ」
ミーナ「!!!」
サシャ「え?」
「ミーナだったんだ、」
「3組の誰かとは聞いてたけど」
「エレンに告るとかすご」
「泣いて帰ってたとか、マジでか」
「可哀想に、ここ何日間は、笑い物だな」
ミカサ「、、、、、。」
ライト「、、、、、。」
ミーナ「、、、、、なんでその事」
ユミル「私は他のクラスの奴らが話してるの聞いただけだよ」
クリスタ「昨日それ話してたんだー、」
ユミル「クリスタ一緒だったのか?」
クリスタ「うん、ミーナがエレンと話をしたいって言うから二人きりにしてあげたの」
ミーナ「ちょっとクリスタ!」
ユミル「なんだよ!お前が振られたの人のせいにする気か?さらに悲惨だなぁ」
ミーナ「っ、、、、、。」
サシャ「そんな言い方ないでしょ!!!少しはミーナの気持ち考えても「うるせぇな!」
ユミル「せっかく盛り上がってたのに、空気読めよ」
「あんたこそ空気読みなよ」
ユミル「あ?なんだよ、貧乏人」
ミカサ「あんた達だけでしょ、盛り上がってんの、周り見てみれば」
ライト「、、、、、俺もそう思うなぁ」
クリスタ「、、、、、なに?同情?」
ミカサ「、、、、、別に」
ミーナ「、、、、、。」
ユミル「あーあ、気分悪!!!」ガタッ!!!!!!←ミカサの机を蹴る
ミカサ「、、、、、。」ジロッ
クリスタ「、、、、、。」ギロッ
スタスタ スタスタ
ピシャン!!!!!!!!!!
ライト「ドアくらい静かに閉めろよ」
ミーナ「、、、、、、、、あ、ありがとう」
ミカサ「、、、、、。」
ミーナ「ライト君もありがと」
ライト「、、、、、別にあんたのためじゃない、」
サシャ「なんであんな噂が」
ミーナ「クリスタがバラしたんだよ多分」
サシャ「クリスタが?」
ミーナ「確証はないけど」
ミカサ「、、、、、」スッ ←机直す
ライト「、、、、、大丈夫か?」
ミーナ「うん、ありがとう」
ライト「あんたじゃない」チラッ
ミカサ「、、、、、。」ガタッ←座る
ミーナ「あ、あぁ、そっか、ごめん、」
ライトあの後、、、、、大丈夫だったかミカサ?」
ミカサ「うん、、、、、一日中泣いてたけど、朝になって治まった」
ライト「じゃあ殆ど寝てないのか?」
ミカサ「うん、」
ライト「あん時は何も出来なくてごめん、」
ミカサ「ううん、謝らないでよ、逆にごめんねあんな時間まで探すの手伝ってもらっちゃって」
ライト「気にすんな、またなんかあったら言えよ」
ミカサ「、、、、、うん。」
----
放課後
-
- 82 : 2018/04/14(土) 22:19:51 :
- 期待!
-
- 83 : 2018/04/15(日) 10:45:29 :
- >>82 期待ありがとうございますm(_ _)m
毎回コメント感謝ですm(_ _)mm(_ _)m
-
- 84 : 2018/04/15(日) 22:15:58 :
- 期待。エレミカにも期待。ミカサとジャンが幸せに暮れせるようにも期待。いじめ無くなってほしいなぁ…
-
- 85 : 2018/04/16(月) 16:20:50 :
- >>84コメントありがとうございますm(_ _)m
期待に応えられるように頑張ります。
-
- 86 : 2018/04/16(月) 21:39:45 :
- これって、、、、、三角関係?なの?
ならライトとくっつくのに一票。
-
- 87 : 2018/04/20(金) 18:25:04 :
- >>86ライトとくっつく、、、、、のでしょうか?
コメントありがとうございますm(_ _)m
-
- 88 : 2018/04/22(日) 15:25:40 :
ミカサ「、、、、、。」スタスタ スタスタ
今日も、、、、、バイト行かなきゃ。
働かないと、、、、、、、、、、。
----
ガラッ
ミカサ「、、、、、ただいま」グッタリ
ミカサ母「おかえり、、、、、ミカサ、ママお腹空いた」
ミカサ「ちょっと待って、今作るから。」スッ
フラッ
ガシッ
ジャン「おい姉ちゃん、大丈夫か?」
ミカサ「ごめん、大丈夫、」
ジャン「少し休めよ、今日は俺が作るから」
ミカサ「大丈夫、あんたは勉強しな!もう10月の後半だよ、受験もうすぐでしょ」
ジャン「、、、、、うん、でも本当に大丈夫かよ?」
ミカサ「私の心配はいいから、ね?」
ジャン「分かった。ごめん、姉ちゃん」タタタ
ミカサ母「今日の夜ご飯何?」
ミカサ「、、、、、今日は焼き魚」
ミカサ母「えー、昨日も魚だったでしょ、肉は?」
ミカサ「もう肉はないの、来月ね」
ミカサ母「、、、、、もう、お肉食べたいわ」
ミカサ「、、、、、ハァ」ゴトッ
----
ライト「え?バイト増やす?」
ミカサ「うん、お金貯めたいからさ」
ライト「今でも、新聞配達、居酒屋、2つも持ってんじゃん」
ミカサ「それじゃ足りないの、まだ、」
ライト「、、、、、今どれくらい溜まったんだよ」
ミカサ「、、、、、40万、、、、、ちょっと」
ライト「、、、、、まだ足りないのか?」
ミカサ「、、、、、奨学金審査に応募しようと思ってるけど、あっちで暮らす生活費とか、入学金とか含めたら、、、、、まだ全然」
ライト「、、、、、でも無理しすぎだって、倒れるぞ」
ミカサ「、、、、、大丈夫だよ、体力には自信があるし!」
ライト「そんなに親には頼りたくないのか?」
ミカサ「うん、自力でやる、」
ライト「、、、、、、、、。でも、どこでバイトすんの?」
ミカサ「なるべく、学校の近くとかがいいな、学校帰りすぐに行けるし、」
ライト「、、、、、エレンの家って確か飲食店だったよな」
ミカサ「え?、、、、、そうだけど」
ライト「この学校の近くにあるし、そこで雇ってもらえば?」
ミカサ「え、いやぁ、無理でしょ、私なんかが」
ライト「ただ手伝いって感じで皿洗いとかさせてくれるんじゃん?」
ミカサ「、、、、、、そうかなぁ」
ライト「エレンに聞いてみれば?」
----
エレン「え?家で働く?」
ミカサ「うん、、、、、でもダメだよね」
エレン「いや、父さんに聞いてみねぇとわかんねぇけど、多分大丈夫なんじゃないか?」
ミカサ「明日、聞きに行ってもいいかな?」
エレン「別に、、、、、構わねぇけど」
ミカサ「ありがとう!、、、、、。」
エレン「、、、、、ミカサ、、、、、なんか顔色悪くないか?」
ミカサ「、、、、、え?そう?、、、、、最近バタバタしててさ」
エレン「大丈夫か?」
ミカサ「平気だよ、、、、、、、、、じゃあ明日、」ガチャンッ
エレン「おう、明日な!」
----
---
-
-
- 89 : 2018/04/30(月) 13:08:29 :
グリシャ「うちで働きたい?」
ミカサ「はい!、、、、、皿洗いとか掃除とかで構いません!お願いします!」
グリシャ「家は全然構わないよ、いつから来れるかな?」
ミカサ「いつでも大丈夫です!!!」
グリシャ「じゃあ明日から学校終わってから来てくれるかな」
ミカサ「はい!よろしくお願いします」
------
ライト「おい、最近顔色悪くねぇか?」
ミカサ「え?そんな事ないよ、」
ライト「働きすぎなんだよ、少しバイト休めよ」
ミカサ「大丈夫、、、、、。」
ライト「最近、、、、、母親は?」
ミカサ「相変わらず、、、、、」
ライト「そうか、、、、、大変なんだな」
ミカサ「、、、、、、、、もうすぐジャンも居なくなるしね」
ライト「え?島から出んのか?」
ミカサ「うん、寮のある高校にね、」
ライト「、、、、、へぇー、すげぇな」
ミカサ「、、、、、ジャンにはこれ以上苦労かけたくないからさ」
ライト「、、、、、。」
-----
「ミカサ!これ洗っといて」スッ
ミカサ「はい!」シャーー ゴシゴシ
「ミカサー!早くこれ運んで!!!」
ミカサ「はい!!」スッ
「新人!これもだよ」
ミカサ「はい!すみません!」タタタ
--
ガチャンッ
エレン「ただいま」
カルラ「おかえりなさい」
「おいエレン!ちったあ店手伝ってあげろよ」
「店継ぐんだろ!!!ったく、」
エレン「俺もそんなにひまじゃねぇの、」
グリシャ「おお、エレン帰ったか」
エレン「おう!、、、、、、、あの、、、、ミカサは?」
グリシャ「!、、、ちゃんと働いてくれてるぞ、お前も見習いなさい」
エレン「、、、、、あー、はいはい」チラッ
ミカサ「はい!今やります!」カチャカチャ ゴシゴシ
エレン「!、、、(頑張ってるな、あいつ)」
エレン「、、、、、俺も手伝うよ」バサッ
カルラ「え?別にいいけど、手伝ってもらわなくても」
グリシャ「いいじゃないかカルラ、エレン、しっかりやれよ」
エレン「、、、、、おう!」
----
-居酒屋-
ミカサ「生ビールおまたせしました!どうぞ」スッ
「すいませーん!焼き鳥まだですかー?」
ミカサ「はい!すいません!」タタタ
-----
PM:2:00
ガラッ
ミカサ「、、、、、ただいま」
シーーーン
バサッ
ミカサ「、、、、、ハァ」
スタスタ
ジャン「!、、、、、姉ちゃん、、、、、おかえり」
ミカサ「!ジャン、ただいま、勉強は?」
ジャン「今やってたとこ、姉ちゃん、ちょっとバイトしすぎだよ、そのままじゃぶっ倒れるぞ」
ミカサ「私の心配はしなくていいから、ジャンは受験のことだけ考えて、失敗はできないでしょ」
ジャン「、、、、、うん、じゃあ、、、、、おやすみ」
ミカサ「、、、、、おやすみ」
-----
朝 6:00
シャーーー←自転車
ガサッ←新聞
ミカサ「、、、、、ハァ、、、、、ハァ」クラッ
ガッタン!!!!!!!!!! バシャァァァン!!!!!!!!
ミカサ「あっ、、、、、。」スッ
こんなの、、、、、いつまで続くの、、、、、いつまで
-----
----
--
-
- 90 : 2018/04/30(月) 13:11:51 :
- すみません、PMじゃなくてAMです。
-
- 91 : 2018/05/01(火) 20:02:00 :
数日後、、、、、
-----
ガチャガチャ ジャージャー
ミカサ「あの!洗い物全部終わりました」
「じゃあこの野菜全部向こうに運んどけ!!!」
ミカサ「はい!」スッ
フラッ
ミカサ「」グラッ!!!!
バタン!!!!!!!!!!!!!!!!
「「!!!!!!」」
「なんだ?どうした!」
「ミカサが倒れた!!!!!!おい!!!大丈夫か?」
「誰か!!!救急車!!!」
ミカサ「」
「しっかりしろ!!!!!!」
-----
----
---
朝 -病院-
ミカサ「、、、、、、、、、、っ」パチッ
ミカサ「、、、、、あれ、、、、、、、、ここは」スッ
「、、、、、!、、、、、お、やっと起きたか」
ミカサ「、、、、、エレン」
エレン「、、、、、おはよ、、、、、大丈夫か?お前うちの店で倒れたんだよ、」
ミカサ「え!?、、、、、あ、そう、だった、、、、、ごめんなさい」
エレン「別に謝んなくても、、、、、、、、ちょっと無理しすぎだぞ、」
ミカサ「、、、、、そんな事、、、、、でも迷惑かけて、、、、、ごめん、」
エレン「まぁ、今日はとりあえず一日しっかり休め、いいな」
ミカサ「うん、、、、、そういえば、エレンはどうしてここに?」
エレン「え?、、、、、あぁ、厨房の人達が騒いでるからなんだと思ったらお前が倒れてるから、暇だったから俺が付き添った」
ミカサ「、、、、、、、、、、そっか、本当にありがとう」
エレン「あ、あぁ、お前の弟とかも昨日の夜病院来たけど、帰っていいよって言っといた」
ミカサ「そっか、、、、、ありがとね」
エレン「おう!、、、、、、、、、、じゃ、そろそろ俺も学校行くわ、また来るな」
ミカサ「うん!、、、、、ありがとね本当!」
エレン「しっかり休めよ」ガラッ
----
-
- 92 : 2018/05/01(火) 22:07:34 :
- イトミカエンドで頼む
-
- 93 : 2018/05/03(木) 16:43:39 :
- ミカサの地獄はいつ終わるのか……。
期待ですو ̑̑
-
- 94 : 2018/05/04(金) 02:19:56 :
- うちもライトとくっついて欲しいなぁ...。
-
- 95 : 2018/05/04(金) 14:20:29 :
- 御三方コメントありがとうございますm(_ _)m
ライトとくっつくのか...それとも
-
- 96 : 2018/05/06(日) 13:35:27 :
- めっさ期待!!!
-
- 97 : 2018/05/07(月) 15:48:07 :
- エレンと…くっついてほしい…
理由は…エレンの方が長く思っていると思うから…
ので…よろしくお願いします…
ってミカサ風で言いました!
作者さん、(>人<;)お願いします!
-
- 98 : 2018/05/07(月) 22:19:35 :
- コメントありがとうございますm(_ _)m
ミカサの恋の行方は...
-
- 99 : 2018/05/07(月) 22:58:36 :
-学校 -
ライト「ったく、どれだけ心配かけたら気が済むんだよ」
ミカサ「.....ごめんって、しばらくバイトも休みにした」
ライト「当たり前だ!.....ちょっとは自分の身体のことも考えろ」
ミカサ「はいはい.....ご心配どうも」
ライト「.....弟の勉強はどうなんだ?」
ミカサ「順調っぽいけど...あと、何ヶ月だ?3ヶ月後とか?」
ライト「うわぁ.....もうそんな時期かよ」
ミカサ「うちらも受験生だよとうとう」
ライト「.....ミカサは...東京の大学に行くんだろ?」
ミカサ「...うん、誰も知らない所で、全部一人でやってみたい」
ライト「今だって全部一人でやってるだろうが」
ミカサ「でも...まだ私がいる場所は、私が居るべき場所じゃない、それに、早く島を出たいしさ」
ライト「.....そっか。お前ならできるよ」
ミカサ「.....ありがと」
ライト「.....。」
本当は.....もっと聞きたいことがあった。
なんで、お前はいつも一人で、一人でって.....。 俺にも頼りたくないのか...?
やっぱり、お前にとって俺は.....頼れない存在の一人なのか?
そんな事を考えていた。どうせ聞けやしないのに...。
-------
-----
----
そして、一年が過ぎ.....2月
ミカサ「ジャン!勉強はどう?」
ジャン「順調だよ姉ちゃん!俺絶対受かるから!!!」
ミカサ「!.....がんばれ!!」
----
-山の上-
ミカサ「.....。」スッ ズズッ←コーヒー
「おーい!ミカサ!!!」
ミカサ「!.......エレン」
エレン「...やっぱりここだったか。」ザッザッ
ミカサ「.....どうかしたの?」
エレン「いや、最近、店でも顔見ないから、どうしたのかなって」
ミカサ「...グリシャさんに、働くのは土曜だけにしてほしいって頼んだんだ」
エレン「え!...あ、そうなのか。」
ミカサ「ジャンが受かったら、家を出ていくから、その分の食費も減るし、まぁそこまで無理に働く必要も無いかなって」
エレン「!.....あぁ、その通りだ。受かりそうなのか?」
ミカサ「多分大丈夫。先生達からも余裕だろって言われてるらしい」
エレン「へぇー、優秀なんだな」
ミカサ「ほんと.....私とは全然違うよ」
エレン「.....おばさんは?最近は、どんな感じだ?」
ミカサ「最近は、少し落ち着いた...かな?でも、この前、本土の方に服買いに行きたいから、フェリー代よこせって言ってきてさ、行けたとしても、服買うお金がどこにあるんだって話だよ」
エレン「ハハ.....そうか、でも俺達ももう今年は受験生か」
ミカサ「そうだね、 エレンは、大学行くの?」
エレン「!.....まだ、決めてない、」
ミカサ「お店継がないの?」
エレン「それも分からん.....。」
ミカサ「エレンなら何だってできるよ」
エレン「!.....。」
----
そして、ジャンの受験当日
ミカサ「受験票持った?」
ジャン「おう!」
ミカサ「まず、名前から先に書くんだよ」
ジャン「お、おう!」
ミカサ「大丈夫?...途中までついて行こっか?」
ジャン「大丈夫だよ!姉ちゃんは学校があるだろ!俺は俺でしっかりやってくるから!」
ミカサ「うん!!がんばれ!」
ジャン「行ってきます!」ガラッ
---
ガタッ ガタッ ガタッ
ミカサ母「朝から騒がしいわよ、なんなの?」
ミカサ「今日はジャンの受験の日」
ミカサ母「...あら、そう。受かるといいわね」
ミカサ「...うん、」
---
-
- 100 : 2018/05/09(水) 06:33:27 :
- 期待!
-
- 101 : 2018/05/09(水) 19:50:32 :
- >>100
コメントありがとうございますm(_ _)m
100超えた...。
-
- 102 : 2018/05/13(日) 19:05:27 :
----
スタスタスタ スタスタスタ
「緊張するね」
「やばい落ちたらどうしよ...」
「お腹痛くなっていたー.....」
ジャン「.....」スタスタ ドキドキ
----
「それでは、始めてください」
ペラッ ペラッ ペラッ
カキカキ カキカキ カキカキ
ジャン「(.....結構解けてる.....)」
-----
----
ガラッ
ジャン「ただいまー」
ミカサ「ジャン!!おかえり!!!どうだった?」
ジャン「結構できた、多分大丈夫」
ミカサ「!本当!?良かったー、」ホッ
ジャン「.......姉ちゃん、ありがとうな、本当に」
ミカサ「え?.....まだ、結果は出てないでしょ」
ジャン「でも、ここまでこれたし、勉強に集中できたのも全部姉ちゃんのおかげだよ、本当、サンキューな」
ミカサ「.....うん!」
ジャン「あぁー、やっと寝れるわ、」
ミカサ「少し休んでくれば?夕飯まだだからさ」
ジャン「おう、サンキュ」ガタッ ガタッ
-----
翌朝 -学校-
ライト「ジャンは受かりそうか?」
ミカサ「うん、大丈夫だって言ってたから。」
ライト「そうか.....良かったな」
サシャ「ミカサの弟も昨日受験だったんですか?」
ミカサ「...そうだよ」
サシャ「.....あぁー、私達も今年受験生ですよぉぉ」
ライト「お前は大学行くのかよ」
サシャ「はい!関西の大学を目指そうと思ってます」
ミカサ「へぇー、サシャがねぇ、お互い頑張ろ!」
サシャ「ミカサは、東京ですか?」
ミカサ「うん!.....卒業したら島出ようと思って」
ライト「.......」
サシャ「そうですかー!寂しくなりますね.....みんな卒業したらバラバラになっちゃうんですかね」
ミカサ「うちらもそういう時が近づいてんだね...。」
ライト「......そうだな...」
--
放課後
タッタッタッ
エレン「ミカサ!」タッタッ
ミカサ「!!.....エレン」
エレン「よう!今日部活無かったんだ.....この後なんかあるか?」
ミカサ「え?別にないけど...」
エレン「じゃあちょっと付き合え!」ガシッ
ミカサ「え?ちょっ!」グイッ
-----
-エレンの家-
カルラ「はい!どうぞー、」ガタッ
ミカサ「あのー、」
エレン「ミカサ、俺ん家の料理まだ食った事無かっただろ、奢ってやるからほら、食え」
ミカサ「いや、でも、」
カルラ「いいのよ遠慮しなくて!ここはエレンの奢りでね」フフッ
エレン「は?店の奢りじゃねぇのかよ!」
カルラ「何言ってんの!!あんたが払うのよ!ミカサの分もあんたがきっちり払うんだからね!!!」
エレン「ったく、わあったよ!」イタダキマス!!
ミカサ「ハハッ.....いただきます!」
--
-夜-
スタスタ スタスタ
ミカサ「あー、美味しかったー。」
エレン「なら良かった。」
ミカサ「毎日あんな美味しい料理が食べれて羨ましいよ」
エレン「そうか?他の家と変わらねぇと思うけどな」
ミカサ「いやいや、全然違うって!私もできるだけ美味しく作れるように努力してるけど、あんな料理作るなんて.....無理」
エレン「.....じゃあ今度食べさせてくれよ!ミカサの手料理!」
ミカサ「え?エレンの家と全然違うよー?」
エレン「別にいいよ違くても!いいだろ?」
ミカサ「...別にいいけどー、じゃあ今度ね!」
エレン「おう!」
--
ミカサ「送ってくれてありがと!」
エレン「おう!また明日」
タッタッタッ
ミカサ「.....。」
----
-
- 103 : 2018/05/13(日) 22:15:37 :
- 期待です
-
- 104 : 2018/05/14(月) 01:42:22 :
- ジャン頭良いんだ...期待ぜよ!
高校受験は苦い思い出しかないからなぁ...これ読んで少し蘇ってきた…すみません余計な事を...
-
- 105 : 2018/05/14(月) 22:25:36 :
- ミカサはライトとくっついて欲しいです!!
-
- 106 : 2018/05/16(水) 17:52:36 :
- イトミカエンド期待です
-
- 107 : 2018/05/16(水) 22:59:34 :
- エレン.....惚れてんだろ?正直になれ(⊙ꇴ⊙)
-
- 108 : 2018/05/17(木) 19:05:36 :
- 皆様コメント感謝ですm(_ _)m
ライトとどうにかなってしまうのか...それとも...
-
- 109 : 2018/05/17(木) 22:20:34 :
- エレミカ希望です!
期待です!
-
- 110 : 2018/05/17(木) 22:34:48 :
- ライトイケメンすぎww
-
- 111 : 2018/05/17(木) 23:16:07 :
合格発表当日
----
ジャン「.....フー...じゃあ姉ちゃん、行ってくる」
ミカサ「うん。...結果わかったら携帯に連絡ちょうだい」
ジャン「.....おう!」
ミカサ「.....緊張してる?」
ジャン「ん?.....お、おう。」
ミカサ「.....大丈夫。受かってるよきっと」
ジャン「.....行ってきます」ガラッ
ミカサ「行ってらっしゃい!」
----
キーン コーン カーン コーン
ライト「なんか落ち着きなくね?」
ミカサ「.....そう?なんか私まで緊張しちゃってさ...」
ライト「大丈夫だって.....余裕って言われてたんだろ?」
ミカサ「そうだけどさ.....」
ミーナ「私の弟も今日だよー合格発表」
ミカサ「あっそうだったよね。受かるといいねお互い」
ミーナ「ミカサのとこは本土の方の高校だよね?」
ミカサ「うん、寮のある高校」
ミーナ「へぇー、じゃあ合格したら家出るの?」
ミカサ「うん、そうだよ、」
ライト「.....。」
サシャ「そういえばもうすぐクラス替えですね!」
ミーナ「あーそうだぁ、分かれちゃうねサシャ」
サシャ「...寂しいですよー、でも、もしかしたらまた一緒になれるかもですよね!」
ミカサ「だってうちの高校3クラスしかないんだよ?」
ライト「むしろまた一緒になる確率の方が高くね?」
サシャ「...あー!確かに!」
ミーナ「でもさぁ...もうクリスタとかユミル辺りとは離れたいなぁ」ボソッ
サシャ「確かにぃーー」
ミカサ「.....。」
ライト「.....次エレンと一緒のクラスがいいって思ってんだろ?」
ミカサ「...え?いや、そんな事ないよ」
ライト「嘘つけ、本当は思ってるくせに」
ミカサ「そういうライトはどうなの!誰か一緒になりたい子いるわけ?」
ミーナ・サシャ「!?」
ライト「はっ?.....別にいねぇよ!ったく」
サシャ「まさか気づいてないんですかね?」ボソッ
ミーナ「ミカサって意外と鈍感?」ボソッ
ミカサ「ちょっとそこ二人何話してんのー?」
サシャ「アハハ...別に何も」
ミーナ「ドンマイ!ライト」ポンッ←肩
ライト「は?.....馴れ馴れしんだよお前は!」
ミーナ「もぉー、照れちゃってー」
ライト「照れてねぇよ!」
ミカサ「!.....。」
----
ジャン「...。」ドキドキドキ
スタスタ スタスタ スタスタ
落ちてたらやべぇな.....でも自己採点して大丈夫だったから…。
あぁぁぁ緊張する.....腹痛くなってきた
---
ワーワーワー ギャギャ- ワーワーワー
「やったぁぁぁぁ!良かったァァ」
「写真撮ろ!!!写真!!!」
「お母さん!!!番号あったよ!!!」
「」ポロポロ シクシク
「どうしよう.....ないよ、父さん」
ワーワーワー ワーワーワー
ジャン「.....フー」スタスタ チラッ←受験票
俺の番号は2000213...。
どこだ...どこだ...
2000212 2000213 2000218 2000234
ジャン「!!!.........あった.....。」
2000213確かにある!!!やったぞ!!!やった!!
これで!!!!!!あの家から!!!
ジャン「!.....。」
俺は.....少し...後ろめたい気持ちになった。
姉ちゃんに.....。
俺は家を出る.....母さんと離れたかった.....。
姉ちゃんに申し訳ないという気持ちより、やっと家を出られるという嬉しさのが何倍も大きかった.....。
ジャン「ごめん.......姉ちゃん」
スタスタ スタスタ
----
-
- 112 : 2018/05/19(土) 00:06:46 :
ガラッ
ジャン「ただいまー」
ミカサ「どうだった!!!?」
ジャン「........受かった!」ニッ
ミカサ「え!?本当!!!?良かったぁぁ」ホーー
ジャン「俺もマジほっとした」
ミカサ「良かったよ、ほんとに良かったよ」
ジャン「え?姉ちゃん泣いてる?」
ミカサ「泣いてないよ!私もホッとしてんの!」
ジャン「そっか.....姉ちゃん、本当にありがとな」
ミカサ「何言ってんの!頑張ったね、あんたの力で受かったんだから」
ジャン「おう!」
ミカサ母「ジャン!」
ジャン「!.....母さん。」
ミカサ母「.....受験...受かったの?」
ジャン「あぁ、受かったよ、3月の終わりにはもうこの家出る...」
ミカサ母「.....そう。受かってよかったわね」
ジャン「.....。」
ミカサ「!...。」
----
ライト「とうとうジャンも出て行くのか」
ミカサ「うん.....でも良かったよこれで」
ライト「.....あぁ。そうだな」
ミカサ「.....。」
ライト「.....大丈夫か?」
ミカサ「!.....何が?」
ライト「母親だよ!.....二人だけで、」
ミカサ「どうなるか私にも分からない.....でも時々壊れるって思ったことはあった...でも私にも目標があるし、それに向かって頑張れてるって思ったら、ちゃんと前向こうとするんだ」
ライト「.....何かあったら言えよ...なんでも、俺はお前に頼ってほしいし、頼られる存在でありたい」
ミカサ「フフッ.....いきなり何」
ライト「何って.....大体なお前はいつも俺を頼らなさすぎなんだよ!役に立てるのに」
ミカサ「本当にー?」
ライト「本当だよ!!」
ミカサ「分かった分かった!今度からは...なんでも言う」
ライト「約束だぞ?...」
ミカサ「...。」コクッ
---
放課後
ガラッ
エレン「はい、これ合格祝い」スッ
ジャン「エレンさん!...わざわざありがとうございます。姉ちゃんから聞いたんすか?」
エレン「おう!...良かったな。これで家出れるんだろ?」
ジャン「はい...でも姉ちゃんが心配です」
エレン「.....大丈夫だよ!お前の姉ちゃんは強ぇから、それに俺達もいるしな」
ジャン「!.....そうっすね!」
エレン「......姉ちゃんは?今はいねぇのか?」
ジャン「あっ、バイト行ってますよ!」
エレン「あぁーそっか、じゃ、またな!合格おめでと!」タッタッ
ジャン「わざわざありがとうございました!」
----
-居酒屋-
「ミカサ!!お前は大学行くのか?」
「親に金出してもらえんのか?」
ミカサ「!.....親には頼りませんから!」フキフキ
「んな事言ったって.....じゃあ誰か宛があんのか?」
ミカサ「ないですよ!自分のことは自分で何とかします!」
「は?自分で金出すつもりなのか?」
ミカサ「もちろん!その為にバイトしてるんですよ!!!」
「確かにここらでそんなバイトばっか熱心にやってんのお前くらいだもんな」ハハッ
「確かにそうだ!!!」ハハハハッ
ミカサ「(笑い事じゃねぇよっ!)」フキフキ
-
- 113 : 2018/05/19(土) 09:05:26 :
- きたぁーい!!
-
- 114 : 2018/05/19(土) 14:35:03 :
- 期待!期待!きったぁぁぁい!!
あとジャンおめでとぉぉ!
-
- 115 : 2018/05/19(土) 23:34:48 :
- 最後のミカサなんか好き笑
期待!
-
- 116 : 2018/05/20(日) 01:28:39 :
- なんか、最後のミカサから牧野つくしの匂いがした…期待
-
- 117 : 2018/05/20(日) 07:49:21 :
- 確かに笑
-
- 118 : 2018/05/20(日) 08:25:21 :
- 期待です^ - ^頑張ってください!
-
- 119 : 2018/05/20(日) 17:19:25 :
- 皆様コメントありがとうございますm(_ _)m
>>116言われてみれば確かに笑
-
- 120 : 2018/05/20(日) 19:09:24 :
- 更新!!!更新!!!頼む!
-
- 121 : 2018/05/20(日) 22:08:06 :
- がんばれぇー(╹◡╹)
-
- 122 : 2018/05/20(日) 22:19:34 :
- 作者さんの作品面白いです!
あと、期待です^ - ^!!
-
- 123 : 2018/05/21(月) 12:29:53 :
- 御三方コメントありがとうございますm(_ _)m
頑張ります!
-
- 124 : 2018/05/21(月) 18:26:08 :
-----
----
---
ヒューー ヒューー
3月 後半
-フェリー乗り場-
ジャン「じゃあ姉ちゃん、またな」
ミカサ「うん、行ってきな!たまには連絡してよ」
ジャン「おう!ありがとう」
タッタッ
ジャン「!」
ミカサ母「.......ハァ、ハァ、」
ミカサ「母さん!」
ミカサ母「.........たまには.....帰ってきてね」
ジャン「.....おう。行ってくる」スタスタ
ミカサ母「ジャン!」
ジャン「!」クルッ
ミカサ母「体に気をつけて」
ジャン「.....母さんもな、姉ちゃん困らせんなよ」
ミカサ母「.....うん。」
ゴォォォォォ ポォーーーーー
ミカサ「行ってらっしゃい!!!」
ジャン「じゃあなぁ!!姉ちゃん!!!!」フリフリ
ミカサ母「.......。」
ヒューー ヒューー
ミカサ「...」
これで良かったんだ.....
本当は.....私も今すぐそのフェリーに乗って島を出たいな…
ジャンが居なくなっちゃったから、母さんの愚痴もう言う人いないな.....アハハ
これから私どうなっちゃうんだろう…...
先が見えない.....
ミカサ母「行っちゃった.......。」
ミカサ「...そうだね、寂しくなるな」
ミカサ母「ミカサはずっとここに居るもんね」
ミカサ「...え?」
ミカサ母「ママを捨てないでしょ?ずっとここに居るでしょ?ね?」
ミカサ「!!.....」
.....何言ってんのこの人.....私をこの檻に閉じ込める気か?
一瞬で目の前がざわついた.....私はこの母親から逃げたい、逃げたい、逃げ出したい
ミカサ母「ほら、帰ろう」ガシッ
ミカサ「!!!」ビクッ!!!!!!
もう誰にも頼らない.....誰にも.....
一人で島を出る.....誰も知らない世界で、誰も今の私を知らない世界で...
----
新学期
-下駄箱-
ワーワーワー キャーキャー ワーワーワー
「おぉー!また同じクラス!よろしく!」
「よっしゃぁぁぁ!!!」
「一緒になりたかったねー」
ミーナ「サシャー!離れちゃったよ!!」
サシャ「そうですねぇ.....あっ!ミカサと一緒です!」
ミーナ「え!いいな!私仲いい子あんま居ないよ同じクラスにー」
サシャ「大丈夫ですよ!ほら行きましょう!」
----
ワーワーワーワー ワーワーワーワー ギャーギャー
「やった!1年間よろしくっ」
「よろしくーー、マジ良かったぁ」
「席前だよ!」
「マジか!よろしくぅ!」
ミカサ「(.......うるさ)」スタスタ
「ミカサ!!!」
ミカサ「!.....ライト」
ライト「今年もよろしくっ!」
ミカサ「よろしく!」
ライト「お前席どこ?」
ミカサ「あぁ、あそこだ」
ライト「.....じゃあまた後で!」
ミカサ「うん!...」スタスタ
ミカサ「!!...あ」
アルミン「エレン!あの席黒板が見えないよー」
エレン「アルミンはチビだもんな」
アルミン「!!やめてよ僕だって気にしてるんだよ!」
エレン「俺は窓際一番後ろ」
アルミン「そっかぁ.....でも、また同じクラスでよかったァ」
エレン「そうだな.....じゃあ戻るわ」スタスタ
エレン「!!.....あ」
ミカサ「.....よっ!」
エレン「よ、よう .....お前も一緒だったか、てか席前?」
ミカサ「そう!.....あのさ、席変わってくんない?」
エレン「え?」
ミカサ「ここと変わって」ユビサシ
エレン「俺の後ろだと黒板見えないぞ」
ミカサ「ここがいいの!!」
エレン「!.....」スッ スタスタ←移動
-
- 125 : 2018/05/21(月) 19:38:47 :
- おおっ!全員集合か?これは三角関係期待でいいのかなー?まぁいいやとにかく期待!
-
- 126 : 2018/05/21(月) 20:25:01 :
- きたぁーい
続きが気になる!
-
- 127 : 2018/05/21(月) 22:59:43 :
- クラス替え来たァァ
-
- 128 : 2018/05/22(火) 20:39:10 :
- 更新してくれぇー期待です!
-
- 129 : 2018/05/23(水) 00:13:56 :
- 皆様コメントありがとうございます!
-
- 130 : 2018/05/23(水) 17:13:58 :
- イトミカ待ってマース
-
- 131 : 2018/05/23(水) 18:51:40 :
- >>130イトミカ.....なんとも言えぬ
-
- 132 : 2018/05/23(水) 19:03:19 :
- >>131
ライミカだとライナーとかぶるからね
-
- 133 : 2018/05/23(水) 19:04:00 :
- >>131
ライミカだとライナーとかぶるからね
-
- 134 : 2018/05/23(水) 22:18:59 :
- 期待!!
私もライトとくっついて欲しいです^ - ^
-
- 135 : 2018/05/23(水) 22:58:47 :
- これはライトとエレン.....どっちとくっつくのか...気になるぜ、期待、期待、期待!!!
-
- 136 : 2018/05/25(金) 23:03:56 :
- 期待早く更新してくれぇー
-
- 137 : 2018/05/25(金) 23:04:47 :
- イトミカに期待!
-
- 138 : 2018/05/25(金) 23:47:09 :
- 気になるよー!更新してくれぇ、
-
- 139 : 2018/05/26(土) 17:13:25 :
- イトミカに一票
-
- 140 : 2018/05/26(土) 20:19:44 :
- 更新してくれぇーよー
-
- 141 : 2018/05/27(日) 19:46:13 :
- 遅くなってすみません...更新します。
--
エレン「.....俺達も受験だな」
ミカサ「!.....そうだねぇ、やっとって感じだよ」
エレン「ミカサは.....島出るんだよな」
ミカサ「うん.....この場所で行ったり来たりするのはもう嫌だ」
エレン「.....そうか。.....そういえばライトも同じクラスか?」
ミカサ「そう!.....良かったよ。」
エレン「!.....仲良かったもんな」
ミカサ「...うん.....私さ、クラスの子達から一時期避けられててさ...ライトが一緒にいてくれて...」
エレン「......俺も、仲良かった奴と一緒になれた」
ミカサ「あぁ、そっかぁ!.....良かったね」
エレン「.....。」
ミカサ「ねぇエレン!」
エレン「!...ん?」
ミカサ「今日ヒマ?」
エレン「!!....まぁ暇だけど」
----
放課後
-スーパー -
ミカサ「おいしょっ」スッ←米
エレン「!...」スッ ガシッ
ミカサ「ありがとっ!...」スッ←米
エレン「!もう一個買うのか?」ガシッ
ミカサ「うん!!!」
エレン「!.....」
----
ググ ググ ググ
エレン「随分まとめ買いすんだな!!!」ググググ
ミカサ「!...びっくりした?ジャンは寮のある高校行って家出たからこんなんあたし一人じゃ持ち帰れないんだ」ググググ
エレン「これ、自転車で登のキツいなぁ」ググググ ポタポタ←汗
ミカサ「大丈夫?もうすぐだだから!」ググググ
-----
ガラッ
ミカサ「ただいま...。」
家に帰ると見たことない靴があった.....。
エレン「...お邪魔します」スタスタ
ミカサ「ごめん、荷物そこ置いて」
ミカサ母「ミカサー!!!、素敵なアクセサリー見せてもらってるのよ」
ミカサ「!.....。」
母親は見るからに高そうなネックレスを首にかけていた...。家の中を見るとスーツを着た男の人が座っていた。
「こちら定価50万円のとこ特別にお値引きいたしまして「帰ってもらえませんか」
「!!!」
エレン「!.....。」
ミカサ母「え?...ちょっとミカサでも.....せっかく来てくれたのに」
ミカサ「家は今月10万円で暮らしてるんです!そんな高いもの買う余裕、ありません、」
「だったら...呼びつけないでくださいよ」
ミカサ「母が呼んだんですか?」
「じゃなかったらこんな島まできませんよ」
ミカサ「.....それでも...買えないものは買えないんですよ」スッ←母親のネックレスを外す
「分割払いでいかがでしょう?」
ミカサ「いいから!!帰ってください」
ミカサ母「!.....ねぇ、これで贅沢は最後にするから「勉強してくる!!!」
ガラッ
ミカサ「!」
エレン「!.....ごめん」
ミカサ「.....」
-----
エレン「おばさん...いつもああなのか?」
ミカサ「時々ね.....でもいつもは普通、昔は笑顔が素敵な優しいお母さんって感じだったよね」
エレン「.....」
私達は、昔ジャンと二人でよく来ていた、山の上の休憩所に向かった...。
エレン「へぇー、こんなとこあったんだな」スタスタ
ミカサ「いつもここで勉強したり、ボーッとしたりしてる」スタスタ
---
-
- 142 : 2018/05/27(日) 21:45:48 :
- 期待という言葉しか出ないー!
-
- 143 : 2018/05/28(月) 18:47:41 :
- エレンイケメンだァ.....(≧▽≦)
期待!
-
- 144 : 2018/05/28(月) 22:08:09 :
- 期待ですーーーー
-
- 145 : 2018/05/28(月) 22:27:28 :
- これはエレンとくっつく予感.....ライトぉーーーー
-
- 146 : 2018/05/28(月) 22:30:19 :
- イトミカがいいです!!
-
- 147 : 2018/05/28(月) 23:44:24 :
- おれっちもイトミカ期待
-
- 148 : 2018/05/29(火) 21:03:38 :
- 更新してくれぇー
-
- 149 : 2018/05/29(火) 21:40:36 :
- 皆様コメントありがとうございますm(_ _)m
イトミカ.....。考えときます。
-
- 150 : 2018/05/29(火) 22:11:35 :
- >>149イトミカニしてくださいおねがいします
あと更新まってます!
-
- 151 : 2018/05/30(水) 19:55:06 :
- ライトイケメン(≧▽≦)(≧▽≦)(≧▽≦)
期待ぜよ
-
- 152 : 2018/05/30(水) 21:51:49 :
- はよかいてくれぇー
-
- 153 : 2018/05/30(水) 22:27:12 :
- イトミカ来い!!!きたぁぁい!
-
- 154 : 2018/06/02(土) 21:48:23 :
- きたいはよかいてー
-
- 155 : 2018/06/05(火) 22:34:36 :
- はよかけやぁーーー
きたぁーーぃー
-
- 156 : 2018/06/10(日) 15:11:53 :
- 放置乙
-
- 157 : 2018/06/10(日) 18:20:23 :
エレン「ミカサ.....辛い時は、誰かに頼っても...いいんだぞ」
ミカサ「!.....なんでか分からないけどさ...この場所にいると...それが出来ない。なんでだろ」
エレン「.....。」
ミカサ「!...ごめんっ変な事言って」
エレン「!別に変な事じゃないだろ、」
ミカサ「.....早く島を出たいなぁ」
エレン「!.....あっ、あのさ!」
ミカサ「ん?」
エレン「.....今度の日曜さ...本土の本屋行こうと思うんだけどさ...あっいや、奨学金の事とk「一緒に行く!!!」
エレン「マジで!?」
----
-学校-
ライト「ミカサ!!」
ミカサ「んー?」
ライト「あのさっ...今度の日曜、暇?」
ミカサ「え?...あ、ごめん、日曜はちょっと」
ライト「え、あっそっか.....どっか行くのか?」
ミカサ「うん...本土の方にね」
ライト「...一人で?」
ミカサ「ううん、友達と」
ライト「.....へぇー」
---
日曜
ミカサ「島出るの久しぶりだなぁー」
エレン「買い物とかで行かねぇのか?」
ミカサ「最近そういうの...すっかり忘れてた」
エレン「!.....。」
---
-本屋-
ミカサ「」ペラペラ ジーー
エレン「(ミカサ真剣なんだな...。)」
--
ミカサ「これだけ奨学金制度があればどれがわかるよね」
エレン「!...。」
ミカサ「親に頼らなくても何とかなるかも...。」
エレン「そうだなぁ...。」
ミカサ「エレンは何か見つけた…?」
エレン「!...見つけなきゃな...ミカサ頑張ってるし」
ミカサ「エレンなら何にだってなれるよ」
エレン「!...。」
ミカサ「エレン、ありがとね」
エレン「ん?何が?」
ミカサ「なんか久しぶりに外に出れたって感じ、たまにはこういうのもいいね」
エレン「そっかぁ...なら良かった」
ミカサ「うん.......!!!あれ?」タタタタ
エレン「!ミカサ?」タタタタ
一瞬、母さんが前を通ったように見えた...一瞬だったからすぐ見失っだけど...気のせいだよね、
母さんがこんなところにいるわけ...
嫌な予感がしたのは.....何故だろう。
エレン「どうした...?」
ミカサ「...いや...なんでも、ない」
エレン「.....どっか行く?」
ミカサ「え?」
エレン「このまま帰らなくちゃいけないとか?」
ミカサ「!...ううん全然、どこ行こっか?」
---
-
- 158 : 2018/06/10(日) 19:00:37 :
面白いですねー!
期待してます!
-
- 159 : 2018/06/10(日) 20:18:44 :
- やっと更新してくれたぁ!!
期待MAX
-
- 160 : 2018/06/11(月) 23:24:14 :
- エレン...いい加減告れ
期待だーー
-
- 161 : 2018/06/12(火) 21:51:23 :
- イトミカ期待
-
- 162 : 2018/06/16(土) 22:18:01 :
- コメントありがとうございますm(_ _)m
イトミカになるのか...。それとも...。
-
- 163 : 2018/06/26(火) 16:39:44 :
- 更新期待だお!
-
- 164 : 2018/06/29(金) 17:53:07 :
- え?イトミカなっちゃうの…?
エレミカちょっと期待してた…。
まぁ期待です!いつも投稿お疲れ様です!これからも頑張ってくださいー!!!
-
- 165 : 2018/06/29(金) 20:12:29 :
- イトミカが良き
-
- 166 : 2018/06/30(土) 15:05:47 :
- コメントありがとうございます。
今のところイトミカ、エレミカなどは決めていませんが、今後ちゃんと考えていきますのでよろしくお願いします。
-
- 167 : 2018/06/30(土) 23:23:30 :
- イトミカでもエレミカでも期待!
-
- 168 : 2018/07/01(日) 01:21:47 :
- きたぁーい
-
- 169 : 2018/07/01(日) 03:15:03 :
- イトミカオッスお願いしまーす!
-
- 170 : 2018/07/01(日) 22:05:59 :
- 御三方コメントありがとうございます。
更新します!
-
- 171 : 2018/07/01(日) 22:51:37 :
私はその後エレンと観光名所的な所を回ったが、私にはイマイチその場所の良さがわからなかった。
エレン「.....なんか、暑いだけだったな」スタスタ
ミカサ「だね...」アツイ
エレン「.....それにさ...腹...減らない?」
ミカサ「減った!」ハハ
エレン「よし!いい店知ってるから行こうぜ!」
ミカサ「!うん」スタスタ
----
〈うどん屋〉
エレン「ほら!これ俺のオススメ!」スッ
ミカサ「イカ天?」
エレン「おう!食ってみて、ここの上手いから」
ミカサ「ありがとう!いただきます!」ズルズル
エレン「!...。」ズルズル
ミカサ「ほんとだ、美味しい!...いや久しぶりだなぁうどんなんて」ズルズル
エレン「本当美味そうに食うよなぁ」
ミカサ「褒めてるように聞こえないんだけど」
エレン「だから褒めてるって!」
ミカサ「ハハッ...」ズルズル
----
---
--
エレン「あぁー、もう6時かー、」スッ←時計
ミカサ「楽しかったなぁ今日...」スタスタ スチャ←座る
エレン「.....ミカサはさぁ、将来何になりたいとか決まってんの?」スチャ
ミカサ「ううん、決まってない、でも今いる所よりもっと高いところに行きたい」
エレン「親...なんて言ってんの?」
ミカサ「!.....親がなんて言っても私は、東京の大学に行く」
エレン「...野望かぁ...」
ミカサ「エレンは何か無いの野望」
エレン「俺は.....あ、宝くじ当てる!」
ミカサ「は?ちっちゃ、小学生かと思ったよ」
エレン「うるせぇな!いいじゃねぇかよ別に!」
ミカサ「アハハ.....私は.......なんだろう」
エレン「お前こそ...野望なんてねぇんじゃねぇの?」
ミカサ「...ありすぎて何言ったらいいかわかんなくなっちゃった...ハハ」
エレン「なんだそれ」ハハ
ミカサ「でも...あの先まで見てみたいなぁ」スッ←海の向こうを指さす
エレン「!.......あのさ、そう言えば死んだ婆ちゃんが言ってたんだけど」
ミカサ「ん?」
エレン「結婚した相手よりあとに死ね、1日でも多く相手のそばに居て見守れって」
ミカサ「!.....。」
エレン「...野望じゃねぇかこんなの」ハハ
ミカサ「.......。」
エレン「」チラッ スッ←ミカサに近づき手を握ろうとする
ミカサ「いやそれも野望だよ!」
エレン「っ!!」サッ←手引っ込める
ミカサ「結婚した相手よりあとに死ぬ.....エレンも私も、いつか誰かと結婚するのかな、大人になったらどうなってるんだろ、」
エレン「...」ジー
ミカサ「エレンも私も...幸せだったらいいね」
エレン「.....あぁ...そうだな」
-----
---
--
エレン「じゃあまた明日、学校でな」
ミカサ「うん!送ってくれてありがと」
エレン「おう!」クルッ スタスタ
ミカサ「.....。」スタスタ
ガラッ
ミカサ「ただいま...!」
ミカサ母「ミカサ!?」
家に帰ったら、一つのバッグが目に入った。
私は一瞬でわかった。そのバックは昼間本土の街中で見間違いだと思って見た母さんが持っていたバックだった。
やっぱり見間違いじゃなかった...私は恐ろしくなり急いで家の中に入った。
ミカサ「母さん!...」タッタッタ ガラッ!
ミカサ母「ちょっと勝手に開けないでよ!!!」
ミカサ「.....何これ」
部屋には高そうな服やらバックやらがたくさん置かれており、母親は新しい服などを腕にたくさん抱えていた。
ミカサ「どうやって買ったの」
私は、頭が真っ白になり、母親を睨みつけた
ミカサ母「あのね...怒らないで聞いて、お店の人が...カード作っていいって言うから」
ミカサ「!?」
ミカサ母「あの...カードでお買い物しt「カードはどこ?」
ミカサ母「!...怒らないで」
ミカサ「カードはどこ!!!」
-
- 172 : 2018/07/02(月) 18:23:43 :
- お母さん...もういい加減にしろよ
ミカサ負けるな!期待!
-
- 173 : 2018/07/03(火) 18:24:03 :
- 2人ともいい感じですなぁ
エレン、ミカサの手握れなくてドンマイ!
同じ高校生なのにこんな青春がないぃぃぃ!!
そして期待.....。
-
- 174 : 2018/07/03(火) 21:23:59 :
- 御二方コメントありがとうございます。
>>173わかります笑
-
- 175 : 2018/07/03(火) 21:24:29 :
- 更新きたいよ
-
- 176 : 2018/07/10(火) 13:54:07 :
-
中々カードを渡そうとしない母親を無視して、私は母親のドレッサーを漁ってカードを取り出した。
ミカサ母「ミカサ待って!!!」ガシッ
ミカサ「っ!」タッタッタ
ミカサ母「それがあれば元のママに戻れるのよ!」ガシッ ググ
止めようとする母親を無視して私はコンロの火を付けそこにカードを投げ入れた。
ミカサ「.....ハァ...ハァ」
メラメラと焦げていくカード。それを見て私の頭の中は何も考えれないまま思考停止していた。
ミカサ母「.....ごめんなさい、戻れないってわかってる、でも戻りたいのよ...あのお家に...戻りたいのよ」
ミカサ「.......ハァ.....ハァ」ボーゼン
----
---
--
ミカサ父「クレジットカード?」
ミカサ「お金が払えません」
ミカサ父「何買ったんだ?」
ミカサ「...服とか」
愛人「お母さんの?」
ミカサ「.....。」
愛人は私の顔を見てニコッと笑った。まるでざまぁみろと言っているような...
ミカサ父「あいつは金を稼いだことが無いから金のありがたみが分からないんだ、」
ミカサ「っ.....。」
ミカサ父「俺が出してやると思うか?」
父親の冷たい視線が私の心をグサッと刺した。
ミカサ「」
ミカサ父「お前もあんな風になるなよ」
ミカサ「」クルッ スタスタ
私は何も言わないまま、立ち去ろうとした。
ミカサ父「そう言えばミカサ」
ミカサ「.....」
ミカサ父「お前...大学に行きたいらしいな...」
ミカサ「!...」
ミカサ父「.....学校から、お父さんも力になってあげてくださいって...何しに大学なんか行くんだ?」
ミカサ「.....建築に関わる勉強をして父さんの仕事を手伝いたいです」
ミカサ父「ハハ.....俺の事、心の底から軽蔑してる癖になんだその言い草、お前、家を出る金が欲しいだけだろ」
ミカサ「...」
正直図星だった...今は何をしたいかなんて決まっていない、ただ島を出たいだけだ。
ミカサ父「...目的のためなら平気で嘘を付く人間になってきたな、俺はそういう図太い女嫌いじゃないけどな、あいつがそうだからな」
父親はそう言うとキッチンの方にいる愛人の方を指さした。
ミカサ父「全く、人間学歴じゃないよなぁ」
愛人「ほらもうそこら辺にしたら?...大丈夫なのお母さん、島の人達が噂してたよ、毎晩山奥の一軒家から鳴き声がするって、お母さん、泣いてるんじゃないの?」
ミカサ「.......全部アンタらのせいじゃないか」ボソッ
ミカサ父「ん?」
ミカサ「...!...何でもありません」
----
-
- 177 : 2018/07/10(火) 15:17:38 :
- ミカサよく言った!
-
- 178 : 2018/07/10(火) 23:17:04 :
- ヤバい...ミカサが壊れていく...。
頑張れ期待!
-
- 179 : 2018/07/11(水) 18:24:13 :
- 御二方コメントありがとうございます。
ミカサの不満が.....
-
- 180 : 2018/07/12(木) 15:41:36 :
----
ミカサ「え?返品できない?」
「はい、申し訳ございません、こちらの商品は全て一度開封されているので返品の方はお受け致しかねます」
ミカサ「.....そうですか」
----
私はその後郵便局に行き、今までバイトで貯めてきた東京行きの資金を全部下ろした。
母親クレジットカードで使った金は50万円程で、それを全部返したらたった約2万しか残らなかった。
ミカサ「...っ...」ポロッ
お金を下ろす時、自分でも信じられないくらい指が震えていた。
----
---
--
〈学校〉
「えー、ここは重要だからしっかり抑えておくように、次の試験でも出すからな」
「次、68ページひらいて.....」
ミカサ「」
誰か.....助けて
ミカサ「...」チラッ
エレン「...」カキカキ
エレン........助けて
助けて.......
----
キーンコーンカーンコーン
エレン「ミカサ!そういえば昨日...」
ミカサ「」
エレン「...おい!ミカサ!」
ミカサ「...!ん?」
エレン「何ボーッとしてんだよ、何かあったか?」
ミカサ「!.....あ、」
エレン「?」
ミカサ「.....何でもない」ガタッ スタスタ
エレン「え.....おい!」
ミカサ「っ...」タッタッタ
一瞬言ってしまおうかと思った…
言って楽になりたかった…
でも言えない...言いたくない...
エレンの目を見ると泣いてしまいそうだ...
ミカサ「...ハァ...ハァ...ハァ」タッタッタ
----
ライト「エレン!」
エレン「...どうしたライト」
ライト「日曜どこ行ってたんだ?お前ん家に行ったら居なかったから」
エレン「...あぁ、その日は出かけてた」
ライト「へぇー、一人でか?」
エレン「いや...友達と...」
ライト「...!」
--------
ライト「日曜どっか行くのか?」
ミカサ「うん、本土の方にね」
ライト「...一人で?」
ミカサ「...ううん、友達と」
ライト「へぇー、」
-------
ライト「.....。」
エレン「何か俺に用があったのか?」
ライト「いや、別に...お前ん家行ったら、お前の両親、何かモメてたぞ、居ずらいなと思ったからすぐ帰ったけど」
エレン「!...あぁ、最近多いんだよ夫婦喧嘩が」
ライト「...店...上手くいってねぇの?」
エレン「...どうだかな、その事でモメてるらしいけど…詳しい事は聞いてねぇ、聞きたくもないし」
ライト「お前は店継ぐつもりだったんだよな」
エレン「.....まぁしょうがねぇよ、そん時はそん時だ」
----
夕方
サクッ サクサクサクサクッ
ゴトッ カチャカチャ カチャカチャ
ミカサ「」サクッ サクサクサクサクッ
私は取り憑かれたようにたくさん料理をつくった...
もう二度とあんな事はしたくない、
一点を見つめながらひたすら作った。包丁で指が切れて野菜に血がついているのにも気付かず、手に火傷のあとが幾つもあった。
ガタガタッ カチャン
食べ物がいっぱいに敷き詰まった冷蔵庫を見て、また私の心は少しホッとする。
ミカサ「...ハァ...ハァ.......っ!!!」
不意に後ろを振り向いたら母親がいたのでビックリした。
ミカサ母「ミカサ.....大学に行くの?」
ミカサ「.....え?」
見ると、母親は私が書いていた奨学金の申請書を手に握りしめていた。
ミカサ「!...」バサッ
私は急に怖くなり資料を全部母親から取り上げた
ミカサ母「ねぇミカサが出ていったらママどうすればいいの?ママを捨てないで、ママから離れないで!」
母親は、私の手をぎゅっと握ると鋭い目で私を見てきた。
そんな目で見るな...私は、あんたの奴隷じゃない
プルルルルルルル プルルルルルルル
私の携帯に電話がかかってきたが今はそんな場合ではない。
-
- 181 : 2018/07/12(木) 15:55:10 :
-
----
エレン「」プルルルルルルル
エレン「(あれ、ミカサ出ねぇな)」プルルルルルルル
「お願いだからママから離れないで!!!」
エレン「え!...」
俺は、学校が終わった後何かミカサの様子がきになったから、ミカサの家に行こうと思った。
それで、ミカサに電話をしていたらミカサの家から大きな声が聞こえたのでビックリした。
ミカサの.....母親...の声?
ガラッ!!!
エレン「!」
するとミカサの母親が勢いよくドアを開けてサンダルを履いて出てきた。
何かブツブツ言っているようだ。
ミカサ「戻って!お願いだから!」タッタッタ
エレン「!...ミカサ」
ミカサも慌てた様子で家を飛び出してきた。
どうやら今は大変な状況らしい
ミカサ母「ママはお家に帰る!!!」スタスタ
ミカサ「母さん!!!」タッタッタ
エレン「!...」
ミカサの母親はたまらなくなったのか、歩くのをやめてその場に泣き崩れていた。
ミカサ母「もうこんなのイヤ!!!」ポロポロ
ミカサ「!!!...」ガシッ
ミカサ母「あそこは!!!ママのお家なの!!!」
ミカサ「...母さん...もうあそこには戻れないの!!!」ガシッ
エレン「!!!」
このような光景を前にも見た。ミカサの母親が、ミカサの父親のところに無理やり押しかけに行った時だ。
その度にミカサが止めて...
「もうイヤだ」と言いたいのはミカサの方だろ...
ミカサ母「帰りたい...帰りたい」ポロポロ
ミカサ「...。」ポロッ ギュッ
ミカサは母親に抱きついて落ち着かせていた。
ミカサ「...母さん...家に帰ろう」ガシッ
ミカサ母「...うぅ...うぅ」ポロポロ スタスタ フラフラ
ミカサ「...!!」
エレン「!...。」クルッ
ミカサは俺に気づいたようだが、俺は一旦その場を離れた。
エレン「.....。」
-
- 182 : 2018/07/12(木) 16:16:21 :
- 期待
-
- 183 : 2018/07/12(木) 19:50:22 :
- エレン!ミカサを助けろ!きたぁい!
-
- 184 : 2018/07/12(木) 20:47:07 :
- イトミカ期待よ
-
- 185 : 2018/07/13(金) 19:51:00 :
- 御三方コメントありがとうございます。
-
- 186 : 2018/07/14(土) 09:44:50 :
- 期待よ
-
- 187 : 2018/07/14(土) 13:42:01 :
- 私の目にまで涙が( ´༎ຶㅂ༎ຶ`)...期待だぁ
-
- 188 : 2018/07/16(月) 20:56:50 :
- イトミカ期待
-
- 189 : 2018/07/16(月) 21:11:10 :
- 御三方コメントありがとうございます。
-
- 190 : 2018/07/17(火) 22:13:21 :
- 期待よ
-
- 191 : 2018/07/19(木) 19:40:11 :
----
夜
〈スーパー〉
ミカサ「」スタ スタ フラフラ
ピタッ
ズラァ←ライターオイル
ミカサ「...」
あの家が無くなれば...母さんは泣くのをやめて笑ってくれるの?...
もう帰りたいなんて言わなくなるの?...
だったらいっそ...
ミカサ「.....なくなれ」スッ ガシッ←ライターオイル
------
ミカサ「(...なくなれ...やったらなくなれ...あんな家)」サーー
----
旧アッカーマン家
〈ゴミ置き場〉
ミカサ「.....」スッ キョロキョロ
カチャカチャ ポタポタ
こんな家、燃えてしまえばいい...
私は気づいたら、オイルを撒くのに必死になっていた...
まるでなにかに取りつかれたかのように...
ミカサ「」ポタポタ ブンブン ポタポタ
不思議と私の手は震えていなかった。もう今犯罪者になっても構わない、失う物なんて何も無い、そう思いながら次々に、ライターオイルをビニール袋から取り出した。
ミカサ「」ポタポタ ポタ スッ
ガシッ!!!
ミカサ「!!?」ビクッ
エレン「」ガシッ
ミカサ「...エレン」
私が名前を呼んだ瞬間、エレンは片手にライターオイルの袋を持ち、私の腕を無理やり引っ張り、あの場から遠ざけた。
エレン「」グイグイ ググ
ミカサ「っ.....」ガシッ ググ
エレン「」スッ ←放す
ミカサ「っ.......ハァ.......ハァ」
エレン「.....こんな事しても、何にもなんねぇだろ」
ミカサ「.......あんな家、無くなればいいよ...あの家が無くなれば、母さんもあたしも楽になる、...エレンにこの気持ちがわかる?」
エレン「.......わかる、」
ミカサ「!.....」
エレン「燃やしてしまえば、誰にも取られねぇもんな、大事な場所、自分だけの物に出来るもんな」
ミカサ「!.........分かるんなら返してっ...」ガシッ
エレン「!...」グググ
ミカサ「っ...返して!!!」グググ
エレン「っ...」グググ グイッ
ミカサ「もう戻れないなら、こんなに辛いなら.....全部燃やして無くしたい...」
エレン「」
ミカサ「っ.....ハァ...ハァ.....ハァ」グスッ
エレン「...........なら俺がやる」
ミカサ「!.......え?」
エレン「...ミカサに.......犯罪者になって欲しくない、.........俺がやる」クルッ スタスタ
ミカサ「.....え.......ちょ、待ってよ」タッタッタ
ガシッ!!!
一瞬怖かった...何故ならエレンの目は本気だったから、エレンが犯罪者になってしまう...嫌だ...私は必死でエレンの腕にしがみついた。
ミカサ「...待ってっ」ガシッ グググ
エレン「」スタスタ グググ
ミカサ「待って.....お願いっ」バサッ ドサッ!!!
つまづいて転んでしまい、膝から血が出た。その痛みも感じない。
こうなったのも全部自分のせいだ。私がエレンを巻き込んだ...もう何が正しい事なのか分からない...私は必死で生きてきた...だけどもう自信が無い…
私は思わずその場で蹲りながら泣き崩れた。
ミカサ「っ.....ハァ.....ハァ...グズッ...」グスン
バサッ←パーカー
ミカサ「!.....」
エレン「.....苦しいなら...助けるっ.....どうして欲しい?...俺に何が出来る?」
ミカサ「!.....っ、何も要らない、何も.....要らない」ポロッ ポタポタ
エレン「!.....」スッ←ミカサに触れようとする
ミカサ「...っ....」ポロポロ ポロポロ
エレン「...」 ギュッ (...触れられねぇよ…)
-----
-
- 192 : 2018/07/19(木) 21:58:59 :
- ミカサどんどん壊れてく…
-
- 193 : 2018/07/19(木) 22:25:36 :
- エレンが少しカッコいいと思ったけど
イトミカが良いあと期待
-
- 194 : 2018/07/19(木) 22:44:57 :
- エレン.....お前カッコよすぎかよ
期待ぃぃ
-
- 195 : 2018/07/20(金) 18:12:52 :
- おぉぉぉ、エレンよく止めた、ガッツだな
期待!
-
- 196 : 2018/07/21(土) 19:07:23 :
- 皆様コメントありがとうございます。
エレン...確かにカッコいい笑
-
- 197 : 2018/07/22(日) 21:21:38 :
- 更新期待なのだ
-
- 198 : 2018/07/29(日) 01:46:39 :
-
〈旧アッカーマン家前〉
シーーン
エレン「.........ミカサ」
ミカサ「行って...もう行って」
エレン「.....嫌だ」
ミカサ「...一人にしてよ!」
エレン「一人にしたら...何するかわかんねぇだろ」
ミカサ「エレンには関係ないでしょ!」
エレン「関係ある!!!」
ミカサ「!」ビクッ
エレン「.......。」
ミカサ「.....もういいの、犯罪者になっても、私は!「だったら俺がやる!!!」
ミカサ「!?」
エレン「.....俺がやる」
ミカサ「っ...何でそんなことが言えるわけ!?他人のために、自分が犯罪者になろうっての?」
エレン「.......そうだ。」
ミカサ「ばっかじゃない」
エレン「...そうかもな」
ミカサ「私が犯罪者になっても、悲しむ人も、怒ってくれる人もいない」
エレン「.....少なくとも、俺は悲しい」
ミカサ「!.......。」
エレン「ミカサ.....「帰る」スタ
エレン「!...」
ミカサ「...。」スタスタ
ガシッ
ミカサ「!.....なに?」
エレン「こんな夜中、一人で帰らせるわけねぇだろ」スッ←オイルの袋を持つ
エレン「これは俺が預かっとく」
ミカサ「.......。」
エレン「.....ほら、帰るぞ」
ミカサ「.......」スタスタ
-----
----
---
〈翌朝〉
-
- 199 : 2018/07/29(日) 08:38:22 :
- 期待なのです(^。^)
-
- 200 : 2018/07/30(月) 13:12:23 :
- 期待だァ!ライトどこいったん?笑
-
- 201 : 2018/08/01(水) 19:00:41 :
- 御二方コメントありがとうございます。
-
- 202 : 2018/08/05(日) 21:38:40 :
- 更新期待( ͡° ͜ʖ ͡°)
-
- 203 : 2018/08/11(土) 16:47:42 :
- 放置?
-
- 204 : 2018/08/18(土) 00:20:33 :
- イトミカ期待
-
- 205 : 2018/08/18(土) 07:40:28 :
- 上に同じく
-
- 206 : 2018/08/19(日) 09:43:48 :
- エレミカでもイトミカでもどっちでもいいから早く更新してぇ!
-
- 207 : 2018/08/19(日) 11:50:11 :
- 期待-!
-
- 208 : 2018/08/25(土) 19:16:02 :
〈翌朝〉
旧アッカーマン家
愛人「行ってらっしゃい!」
ミカサ父「おう!行ってきます」スタスタ
ツルッ
ミカサ父「!?」ドッシャーーーン!!!!!!!!!
愛人「!!!...大丈夫!?」カケヨル
ミカサ父「...あ、あぁ」スッ ピチャ←オイル
ミカサ父「...なんだこれ」
愛人「水?.....」
-------
学校
サシャ「おっはよーございます!!!」
アルミン「どうしたのサシャ、やけに機嫌いいね」
サシャ「はい!!実は昨日返されたテストすっごい点が高かったんです!親や近所の人達みんなに褒められちゃいましたよ!!!」
アルミン「あぁー、昨日の、サシャ勉強してたもんね」
サシャ「はい!この調子でこれからも頑張ります!!!」
ガラッ
アルミン「あっ、エレン!おはよう」
エレン「おうアルミン.......」チラッ
ミカサの席
エレン「(まだ来てねぇか.....)」
サシャ「どうかしたんですか?」
エレン「!.....いや別に」
アルミン「あっそう言えばエレン、昨日の夜どこ行ってたの?」
エレン「!.....え?あ、昨日の夜は.....外散歩してた」
アルミン「そっか...昨日エレンの携帯に電話しても出なかったからさ」
エレン「あぁそう言えばアルミンから着信入ってたな、どうしたんだ?」
アルミン「いや、僕エレンに科学のノート貸して返して貰ってないから明日返してねって言おうとしたんだ」
エレン「あっ、そうか、悪い明日持ってくるわ」
アルミン「うん、分かった」
ガラッ
サシャ「あっ、ミカサ!おはようございます!!」
エレン「!!!」
アルミン「おはようミカサ」
ミカサ「.....おはよう」
サシャ「...顔色悪いですけど…大丈夫ですか?」
ミカサ「え?いや大丈夫」スタスタ スワル
エレン「.....。」
アルミン「エレン?」
エレン「.........ん?なんだ?」
アルミン「どうしたの?ボーッとして」
エレン「いや、何でもねぇよ」
「おはよーう」スタスタ
サシャ「おはようございますライト!」
ライト「おう!なんか機嫌いいなサシャ」
サシャ「えへへ~そうですか?」
アルミン「おはよう!」
エレン「よう」
ライト「うっす!.....おいエレン、何渋い顔してんだよ」
エレン「は?...別にそんな顔してねぇし」
ライト「してるよ、なぁアルミン!」
アルミン「え?あぁうん」
ライト「そんな顔してると幸せが逃げるぞ!」バシッ←背中叩く
エレン「痛てぇよ.....意味わかんねぇ」スタスタ
アルミン「ごめんね、今日なんかエレン、機嫌悪いみたいで」
ライト「ふーん、」
-----
-
- 209 : 2018/08/25(土) 22:34:40 :
- 更新ありがとござます!
きたいやでー
-
- 210 : 2018/09/03(月) 22:37:17 :
- 期待!
-
- 211 : 2018/09/04(火) 19:58:22 :
- 期待です!
-
- 212 : 2018/09/05(水) 01:28:23 :
- 最近ライトの出番が少ない気がする、、、期待よ
-
- 213 : 2018/09/15(土) 04:14:24 :
- イトミカ期待です
-
- 214 : 2018/09/19(水) 14:05:30 :
- 期待
早よ書いて
-
- 215 : 2018/09/19(水) 19:48:43 :
- 皆様コメントありがとうございます。
更新が遅れて申し訳ありません。
-
- 216 : 2018/09/19(水) 21:24:45 :
- ミカサ母死なないかな?
期待
-
- 217 : 2018/12/08(土) 14:40:26 :
- 期待
-
- 218 : 2018/12/17(月) 14:11:08 :
-----
ライト「ミカサ!...おはよう」
ミカサ「!...おはようライト」
ライト「なんか顔色悪いぞ、大丈夫か?」
ミカサ「...大丈夫」
ライト「!.....そっか」チラッ
エレン「.....」
ライト「(二人してどうしたっつーんだよ)」
アルミン「もしかしたらエレン、家の事でなんか悩んでるんじゃないかな」
サシャ「家の事?」
アルミン「うん、エレンのお店上手くいってないみたいだし、売っちゃうとかいう噂もあるんだ」
サシャ「え!?お店無くなっちゃうんですか?」
アルミン「うん、そこにパチンコ屋ができるとかで」
サシャ「そんな.....」
------
放課後
エレン「.....」ガラッ←家の扉開く
ガラガラ ガッシャーン!!!!
エレン「!.....」タッタッタッ
「もう無理!!!限界よ!!!」
「落ち着けカルラ」
「嫌!!!あなたのやり方に従っていくのはもうたくさん!!!謝るのは私なのよ!!!」
グリシャ「じゃあもうやらなくていいから」
カルラ「そう言ってどうせやらせる癖に!!!」ガッシャーン
エレン「(ハァ.....またか)やめろ母さん!!!」ガシッ
カルラ「もうやめたいのよ、やめたいの」グググ
エレン「分かったから落ち着け」ガシッ ズルズル
グリシャ「.......」
エレン「父さん手伝って」ズルズル
グリシャ「!...あ、あぁ」ガシッ
------
エレン「.......。」
グリシャ「.....すまんなエレン、」
エレン「.......別にいいよ」
グリシャ「.......話があるんだ、大事な」
エレン「!.....店の事?」
グリシャ「あぁ.......年内には、売ろうと思う」
エレン「...........そっか、.........分かった」
グリシャ「.........他人になんか、渡したくないなぁ」
エレン「...........しょうがないだろ」
グリシャ「もっと早く見切りをつけるべきだった」
エレン「俺、この店継ごうと思ってたのに」
グリシャ「フッ.......そうじゃないかと思ってたよ.....すまないな」
エレン「俺の事は気にしなくていいよ、これからどうするかは自分で決めるから」
グリシャ「.......大学に行きたいなら遠慮なく言え、まとまった金用意するから」
エレン「用意できるの?」
グリシャ「あぁ、お前はなんの心配もしなくていい」
エレン「...........。」
------
ミカサ「.......何とかなるかも」カキカキ←奨学金説明書
ミカサ「..ハァ.......やっと」ギュッ←封筒
この奨学金を貰って、絶対に島を出る!!!
絶対に.......
ミカサ「締切は今週の金曜まで、よし、」
この奨学金が私の命だったのに、なんであんなことをしてしまったんだろう.....
-
- 219 : 2018/12/17(月) 18:13:13 :
- 嫌な予感がする・・・・・。期待よ
-
- 220 : 2018/12/17(月) 19:32:44 :
- >>219それな!
期待っす
-
- 221 : 2018/12/19(水) 21:00:30 :
- 御二方コメントありがとうございます。
-
- 222 : 2018/12/22(土) 17:28:35 :
----
ミカサ「」ボーー
「おい!!!!」
ミカサ「!!!!.....な、に」
ライト「さっきからどうしたっつーんだよ、話しかけてもぼーっとしてるし、何かあったのか?」
ミカサ「!.....なにも無いよ」スッ←シャーペン
ライト「.........エレンと、何かあったのか?」
ミカサ「!.......なんでエレンが出てくるの」
ライト「だってお前らなんか変だぞ、二人して馬鹿みたいに元気ねぇじゃねぇか」
ミカサ「そんな事ないって」
ライト「.......」
-----
ライナー「おいエレン!手が止まってるぞ!」
エレン「...!、あ、あぁ悪い」ドンッ
コニー「あいつどうしちまったんだ?」
アルミン「体育の授業なのにエレンが元気ないなんて...」
コニー「なんか暗いよな」
アルミン「お店のこととか、色々あるんだよきっと」
コニー「そっか...」
-----
スタスタ スタスタ スタスタ
シーーーーン
ミカサ「.........」スタ スタ
---
エレン「わかる、燃やしてしまえば誰にも取られねぇもんな、大事な場所自分だけの物にできるもんな」
ミカサ「もう戻れないなら、こんなに辛いなら、全部燃やして無くしたい」
エレン「なら俺がやる」
---
エレンが何を考えているか、分からなかった、でもあの時言った言葉はエレンの本心なんじゃないだろうか、
あの出来事に囚われていた、前なんか見えなくて今すぐ解放されたかった、
あんな家さえなければ…
ミカサ「.......考えても仕方ないか」
---
アルミン「ミカサが何かを隠してる?」
サシャ「え!?」
ライト「あぁ...それとエレンもな」
アルミン「確かに僕もそれは感じてた、でもそれはお互いに辛いことがあったからじゃないのかな?」
ライト「でもあいつ、先週の木曜から全然エレンと目合わせてないぞ、今まではよく話してたのに」
サシャ「それ見て嫉妬してましたもんね」
ライト「は?してねぇよ!」
アルミン「まぁまぁ、でも、エレンはお店の事で相当ショック受けてるみたい」
ライト「そう言えば売るとか言ってたもんな」
アルミン「うん、今週の木曜に引越すみたい」
サシャ「.....エレンの店無くなっちゃうの悲しいです」
ライト「......確かにな」
-----
-
- 223 : 2018/12/22(土) 19:19:53 :
- 期待よ
-
- 224 : 2018/12/29(土) 12:36:14 :
- >>223コメントありがとうございます。
-
- 225 : 2018/12/30(日) 13:52:49 :
- エレン大丈夫か!?ミカサまで元気なくしとるし!えとえと..あっ!こんな時は、期待です!!!
-
- 226 : 2019/01/27(日) 07:21:29 :
- 期待だよ
-
- 227 : 2019/02/09(土) 12:38:13 :
- まだかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
-
- 228 : 2019/04/17(水) 19:52:34 :
- 続ききになる…期待!
-
- 229 : 2019/05/22(水) 14:44:54 :
- コメントありがとうございます。
-
- 230 : 2019/05/22(水) 19:30:20 :
- めちゃくちゃ楽しみ!
-
- 231 : 2019/05/26(日) 13:19:45 :
- >>230コメントありがとうございます。
-
- 232 : 2019/05/26(日) 13:46:01 :
---
カルラ「……ごめんねエレン、受験を控えた大事な時期に離婚なんかしちゃって…。」
エレン「………。」
カルラ「母さんも、何とかしようと頑張ったんだけど」
エレン「分かってるよ」
カルラ「エレンとは離れたくないのよ本当に」
エレン「……でも、父さん落ち込んでるし、放っておけない」
カルラ「でも…」
エレン「それに俺、卒業したら東京の大学に行くから」
カルラ「そまでの間でいいから一緒に暮らさない?」
エレン「」フリフリ←首
カルラ「料理人と一緒になるんじゃなかった、」カキカキ←住所書く
エレン「父さん…頑張ったと思うよ」
カルラ「いつまでも島の事ばかり考えていられないのよ………これ、母さんの住所、いつでも来ていいから、これからも、しっかりね」ガタッ
エレン「………」ギュッ
-----
エレン「」スタスタスタスタ
ガラッ
グリシャ「エレン…片付け終わったか?」
エレン「もうちょいで終わる、明日、引越しのトラック来るの何時?」
グリシャ「……。」
エレン「父さん?」
グリシャ「ゴメンな……こんな事になって」
エレン「もういいって…しょうがないよ」
グリシャ「母さんとこ行ってもいいんだぞ」
エレン「そんなこと考えてないよ」
グリシャ「……そうか、」ビリッ←ガムテープ
グリシャ「ガムテープ切れたから買ってくるな」スッ
エレン「うん……。」
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PM:11:00
エレン「」ボーーー
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ミカサ「もう戻れないなら、こんなに辛いなら、全部燃やして無くしたい」
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グリシャ「他人になんか、渡したくないなぁ」
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エレン「」スッ←ミカサから奪ったライターオイル
エレン「(っ……くそっ」ダッ
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エレン「」ダダダ
グリシャ「……ん?エレン!どこに行く!さっきコンビニでジュース買ってきたぞ」
エレン「」ダダダ
グリシャ「おい!エレン!」
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ミカサ「明後日が締切だし、もう出しに行った方がいっか」スッ←申請書
ガラッ
スタスタ
やっと島を出れる、母さんには悪いけど、
この奨学金で……
ミカサ「…長かった…やっt………!!!」
ん?……あれはなんだ、
坂を降りたずっと向こうに大きな明かりが見える、まさか祭りでもやっているのか?あそこはエレンのお店がある場所……
ミカサ「違う……まさか!!!!」ダッ
いや…よく見ると違かった……あれは火だ
火事が起きているんだと思い私は申請書を片手に持ち必死でエレンのお店の方まで走った
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- 233 : 2020/08/20(木) 13:31:32 :
- ライトって誰ですか!オリキャラ入れるなら最初に言っといてくださいよ!私はエレミカを楽しみにしてたのにこれじゃあイトミカ?になっちゃうじゃないですか!イトミカッテナンデスカ?
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少女は東京に行けるのか? シリーズ
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