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5年の間にあった出来事 進撃の巨人SS
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- 1 : 2018/02/17(土) 18:19:11 :
- 初投稿です
駄文ですが許してください
100話ほどまでのネタバレを含みます
ほんの少しエレアニ要素がはいるかもしれません
ご了承ください
ウォールマリア奪還作戦から5年の間に、パラディ島であった出来事を予想して書きました
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- 2 : 2018/02/17(土) 18:37:03 :
- ある日調査兵団は、アニからマーレの情報を聞き出すため、アニの結晶を壊すことに決定した
ライナーの鎧が「硬質化パンチ!」で砕けた事から、アニの結晶も砕けるのではないか、とハンジが考えたのである
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- 3 : 2018/02/17(土) 18:38:35 :
- エレン「おいアニ、出てこいよ…!」
エレンは水晶の中のアニに話しかける
アニは微動だにしない
エレン「クソっ、やっぱり無理やり出すしかないのか…」
ハンジ「エレン、早速君の硬質化した手でアニの結晶を砕いてみてくれないか?」
エレン「やってみます…」
エレンを巨人化させるために、地下室に収容されていたアニを外の広場まで運び出した
そしてエレンが巨人化する
手を硬質化させ、両手で包み込むように結晶を砕いた
パリパリパリッ…シューーーーー
大量に出る蒸気
リヴァイやミカサが警戒する
104期全員と、ヒストリア女王が見守る
中からアニが出てくる
それは、紛れもなくアニだった
エレン「アニっ!」
エレンはうなじから出て、手の上にいるアニに駆け寄る
ミカサ「エレン、その女から離れて。何をするかわからない。」
アルミン「そうだぞ!エレン!一旦離れるんだ!」
エレンは一旦離れる
リヴァイ「ひとまず拘束するぞ」
ハンジ「そうだね」
ジャンとコニーがアニの元へ行き、手を拘束し、足を固定し、口に布を噛ませた
コニー「今の今まで信じられなかったけど、本当にアニなんだな…」
ジャン「何言ってんだ、どこからどう見てもアニだろーが」
コニー「いやでも、心のどっかで信じたくなかったっていうか…」
ジャン「いいから、とにかく審議所の地下まで運ぶんだ。話はそれからだ」
コニー「そうだな…」
全兵団の精鋭が護衛につき、アニは審議所の地下牢に運ばれた
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- 4 : 2018/02/17(土) 19:41:29 :
- そして1日ほど経ったあと、アニが目を覚ました
エレンが格子越しに話しかける
エレン「アニ…目を覚ましたか」
アニ「あんたかい…ここは?」
エレン「審議書の地下牢だ。ここには俺しかいないけど、すぐ外には大勢待機してる。言っている意味…わかるよな?」
アニ「逃げられないってことだろう?そのくらいわかるさ…この拘束じゃ巨人になれそうもないしね」
エレン「察しがよくて助かる」
その時、エレンが急に取り乱すようにして震えだした
その震えが怒りによるものなのか、悲しみによるものなのか、彼にもわからなかった
エレン「アニっ…どんな大義があって人を殺せたんだ…?同じ人なのに、どうしてあんなことが出来た…?大事な人を大勢失った…!」
アニ「私だって殺したくて殺したわけじゃないさ」
アニは俯きながら答える
アニ「ただ、私には使命があった…!それだけなんだ!理解者なんているわけないよ…」
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- 5 : 2018/02/17(土) 20:44:43 :
- アニはパラディ島に来ることになった経緯を話し始めた
父に言われるがまま、「戦士」になり、ここにきたこと
ここにいた時間は、嘘ではなかったということ
ライナー、ベルトルトとは違い、情を移さないようにしていたこと
ただ1人、格闘を通じて、情を移しそうになった人がいたこと
マルコを殺したこと
ソニー、ビーンを殺したこと
アルミンがきて、これらを一つ一つ文章に書き留めた
そしてすぐにアルミンは出ていった
その内容はエレンにはとても理解し難かったが、エレンを納得させるのには十分だった
エレン「つまりお前らは、本当は俺らと同じ人種で、本当は仲間のはずなんだな…?だけどマーレのせいで、襲いに来る事になった…って事なのか?」
アニ「ああ、あんたの言う通りだよ。私達…ライナー・ブラウン、ベルトルト・フーバー、アニ・レオンハートは、マーレの命令で来たのさ…マーレとパラディ島さえ無ければ…こんな事しなくて済んだのに…」
エレン「じゃあお前らは本当に殺したくて殺したわけじゃないんだな?」
アニ「ああ、そうだよ…って、!?」
その時、エレンは格子の鍵を開けた
そしてアニを強く抱きしめた
なぜ彼がそのような行動をとったのかはわからないが、深い安堵の気持ちと、仲間だった事は嘘ではないという喜びからだろうか、
抱擁が終わる
アニはため息をつく
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- 6 : 2018/02/17(土) 20:45:34 :
- アニ「これから私をどうするつもりだい?」
エレンは考える
エレン「アニをどうするかのかは兵団の決めることだけど、今のアニの話を聞くと、そんなに悪いとは思えねぇ」
エレン「だから…アニ、俺達に協力してくれないか?」
アニは驚愕する
大勢の人を殺し、敵として対峙し、残虐なことをしたのに、この男はまだ仲間と思っているのか、と
アニ「あんたは本当にバカだね…今さら何を言っているのさ…そんなの…上官の人達が許すわけないじゃないか…」
エレン「お前がちゃんと審議所で主張すれば、どうにかなる」
エレン「兵団の人には俺がなんとか言っておく、絶対に大丈夫だ」
アニ「わかったよ…マーレには恨みがある、あんたらについて行くよ」
エレン「おう、じゃあまた後で」
アニ「うん」
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- 7 : 2018/02/17(土) 20:46:51 :
- アニは審議所で裁判にかけられた
今後、どのような処分になるかどうか、の裁判だ
ザックレー「アニ・レオンハートよ、今日の裁判で、今後の君の動向は決まる」
ザックレー「君の命を公に晒し、君の意志に反していても、それを受け入れる覚悟はできているかね?」
アニ「はい」
ザックレー「では、君の動向を決めさせてもらう」
ザックレー「まずは調査兵団団長、ハンジ・ゾエの意見から聞こう」
ハンジ「はい」
ハンジ「我々は、彼女を仲間に受け入れ、彼女の巨人の力を、我々壁内人類のために使ってもらうという判断を致します」
ハンジ「先ほど、エレン・イエーガーによる尋問により彼女から、現在のマーレの有益な情報を聞き出すことが出来ました」
ハンジ「そして彼女は、私達に協力すると言っています」
ハンジ「過去の事は水に流し、彼女と協力し敵国マーレへ立ち向かうというものが、今後の私達の意向です」
ザックレー「うぅむ…では、その主張に反対する者達の言うことを聞こう」
ザックレー「憲兵団団長、ナイル・ドーク」
ナイル「はい」
ナイル「私達憲兵団は、速やかにアニ・レオンハートを始末し、過去の出来事への当然の報いを受けてもらうつもりです」
ナイル((…まぁ、現在の調査兵団主体のこの体制では、これはただの戯れ言にすぎないがな…
ザックレー「うむ、わかった」
ザックレー「アニ・レオンハートよ、君には壁内人類と協力する意思はあるのかね」
アニは考える…
故郷のこと
父のこと
ライナー、ベルトルトのこと
それはどれも淡白で、冷たい記憶
再び考える…
みんなで食べたいつものまずいご飯のこと
エレンとした格闘訓練のこと
そして104期の皆と過ごした時の、夢で何度も見た、温かい記憶
アニ「はい」
アニ「壁内人類に、心臓を捧げます」
アニはザックレーの目を見る
ザックレーは判決を下した
結果は無論、調査兵団の管理下に置かれ、協力させるというものだった
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- 8 : 2018/02/17(土) 20:47:58 :
- 審議所を出て、兵団本部の地下室に運ばれた
そこで、調査兵団の104期の面々と、ユミルを失ったヒストリアと、アニは話した
最初は沈黙だった
話し始めるきっかけはヒストリアの一言だった
ヒストリア「アニ、おかえり…!」
アニは号泣した
ヒストリアはアニの頭を撫でながら、
ヒストリア「私の本当の名前はね、ヒストリアっていうの…!」
ヒストリア「この国の王女様なんだ…!」
アニ「そうなのかい…」
アニは謝罪を始めた
アニ「ごめんなさい…本当に…私は…ただ…」
コニー「何泣いてんだ!俺はバカだから細かいことはわかんないこど、アニは仲間だってことだけはわかるぞ!」
サシャ「私もです!同じご飯を食べた人は全員仲間です!」
104期のほぼ全員が、アニが本当の仲間になったことを歓迎した
ミカサとジャンを除いては、の話だが
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- 9 : 2018/02/17(土) 20:48:40 :
- ………
2人は終始無言だった
エレンが奪おうとしたことを許せないミカサ
マルコを殺したアニにどう接していいかわからないジャン
時が解決するだろう、とアルミンは言っていた
………
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- 10 : 2018/02/17(土) 20:49:00 :
- そして夜も更け、皆は出ていき、再びエレンとアニだけになった
アニ「結晶の中にいる間、夢を見たんだ…」
エレン「夢?」
アニ「そう、夢」
アニ「温かくて、懐かしく思える夢…父親に初めてハグされた日のこと、ある日の休みの日、暖かい光の下で読書を楽しんだこと、格闘術を披露したこと、」
アニ「ぜんぶいい夢だった…また、あの日々に戻りたいと思った」
アニ「また…戻れるのかな…?」
エレンは俯き、頷く
アニを正面から見る
目を合わせる
アニの目は泣いたために赤く腫れていて、その目に嘘の気持ちはもうないと、エレンは思った
エレン「ああ、絶対戻れるさ」
エレン「本当の敵を駆逐したらな」
アニ「そうだね…」
この日の夜、アニはぐっすり眠った
再び夢を見た
それは、とても温かくて、幸せな夢だった
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- 11 : 2018/02/17(土) 20:49:49 :
- 以上です
こうなっていたらいいな、と思い書きました
また執筆をしたいと思っています
よろしくお願いします
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- 12 : 2018/02/18(日) 14:44:22 :
- 100話までのネタバレ全然ねぇ でも普通にすごぃと思った 2時間くらいで完成させるの
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- 13 : 2018/02/22(木) 17:13:52 :
- でも短いぃぃぃぃぃぃ‼
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- 14 : 2018/02/22(木) 17:14:11 :
- 連投すまない。
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- 15 : 2018/05/31(木) 12:48:51 :
- 続き書いてよーーー
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