このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
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Justice on Titan
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- 1 : 2018/02/17(土) 04:54:53 :
- 処女作。
一応先に言っておきますが、よくあるハーレム系ではないですよ?
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- 2 : 2018/02/17(土) 05:18:44 :
人類の天敵たる巨人が、最南端のシガンシナ区から遠く離れたこの村までやってきた。
最初は”彼”も含め、村の住民達は足音は聞こえていたが、まさかソレが巨人だとは思わなく、避難が出来ずに村は壊滅。
――たった一人の少年を残して。
【Prolog】
ウォールマリア南区、最南端の街シガンシナからはるか十キロの地には、壁内――主に中央に有名な村がある。
そこは壁の王たるフリッツ十五世が、怪我をした時に治療させてもらった村で、その礼として莫大な資金が村に贈呈された事がある村――イシュマンタル村。
その村の人口はわずか百人弱。決して大きい村とは言えないが、それでもシガンシナに匹敵する経済力がある村である。
その村に住む少年――エレンはいつもの様に親友のアレックスと、狩りに出かけていた。
「おい、エレン! 余所見すんな! 来てるぞ、前に二匹!」
「お、おぉ!?」
始めてみた種類の鳥を見つけ、それを眺めていたエレンに大人のイノシシが、突っ込んでくる。
「……危ねぇ」
「危ねぇじゃねえよ……、っと来たぞ」
木に身を潜めながら、猟銃を静かに構える二人。
銃口を向けられているのはイノシシ――の筈だったが、
「(く、熊……だと)」
熊。
この辺りには滅多にでない熊が、枯れた木の幹を漁っている。
命の危険も伴うが、このまま勇敢に熊に向かって行って熊を捕まえるか。それか、ここを静かに離れて村へ帰るか。
アレックスはエレンにハンドサインをして、判断を聞こうとするが、
「……あれ、居ない?」
さっきまで隣の木で自分と同じ様に銃を構えていたエレンが居なくなり、慌てて辺りを見渡すがエレンの姿は見えない。
「……帰ったのか」
全くアイツは、とブツブツと愚痴を言いながらもアレックスは少し安心をしていた。
あの熊はどう見たって飢えている。
飢えた肉食獣ほど、狩りで恐ろしいものは無い。
アレックスはその場から、そそくさと離れて村へと帰って行った。
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