進撃の巨人 LOST BOYS1 ~ライナー編~
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- 1 : 2018/02/06(火) 20:24:53 :
- わかる人も多いと思いますが、「進撃の巨人 LOST GIRLS」を読んでて思い付いた作品です。
内容は糞だと思いますが、コメントくれるとありがたいです。
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- 2 : 2018/02/06(火) 20:40:21 :
ライナー・ブラウンは、壁の上で目を覚ました。
まだ日は昇っておらず、7月にも関わらず少し肌寒いくらいだ。
一瞬、自分がなんでこんなところにいるのか理解できず、これまでの記憶を手繰り寄せる。
まだ寝ぼけているからか、うまく記憶が出てこない。
が、何かが胸に引っ掛かり、憂鬱な気分を呼び覚ます。
目覚ましがてら、壁の上を散歩することにしてみる。
肩にかかっている毛布をどかし、横を見ると、そこには毛布とバレエでもしているのか、と言われてもおかしくないほどおかしな姿勢で寝ているベルトルトがいる。
その横にはジーク。
ジーク?あぁ、そうか、と自分がなんでここにいるのかを理解する。
それと同時に先程とは比べ物にならない憂鬱な気持ちが襲いかかる。
先日の調査兵団との戦闘の記憶。
座標を発見した代わりに、その座標にやられたという複雑な感情。
今敵であっても、三年間同じ釜の飯を食った仲間達全員に、一気に見放され、敵として、命を狙われる。
自分が悪いと分かっていても、それを認めたくない自分がいる。
考えていても何も変わらない、と思い散歩を始める。
見渡す限り地平線が広がり、所々に巨人の姿も見受けられる。
自分も巨人なのに、やはりいつになっても巨人のあの不気味な顔には慣れられない。
気が付けば、日が昇り初めていた。
昇ってくる日を見つめながら、自分の気持ちを引き出すと、不意に、涙が溢れてきた。
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- 3 : 2018/02/07(水) 14:19:22 :
- ふと気が付けば、ベルトルトもジークも目を覚ましていた。
ジークが祖国マーレの戦士達よ、とか言っている。
正直毎日聞いてて聞きあきた。
ついこの間までは自分が兵士なのか戦士なのか、すらもあやふやなくらい精神が安定しなかったが、もう大丈夫だ。
自分は、マーレの戦士として、壁中人類を滅ぼしに来た。
だが、別にそこまでしなくても、エレンを奪えば自分達の勝利。
それを目指して戦う。
いつエレン達が攻めてくるかは分からない。
とにかく一瞬たりとも気は抜けない。
もうすぐ壁上で過ごして一週間経つ。
そろそろ攻めてきてもおかしくない。
そう思っていたその時、偵察に行っていたピークが戻ってきた。
山の麓に、調査兵団が辿り着いた。
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