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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

モノタロウ「お母ちゃん!」霧切「!?」

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  1. 1 : : 2018/02/06(火) 00:48:53
    多少のキャラ崩壊注意
  2. 2 : : 2018/02/06(火) 00:49:13
    夜時間になる直前
    私の部屋の目の前にモノクマを若干小さくしたモノクマがいた。







    霧切「………誰?」

    モノタロウ「オイラモノタロウ!お母ちゃんに会いにきたんだ!」

    霧切「趣味が悪いわね、さすがモノクマ」

    モノタロウ「オイラ、今日からお母ちゃんと一緒に寝るんだ!」

    霧切「………………」


    バタン!!


    モノタロウ「……………………」


    モノタロウ「…………ぐしゅん」
  3. 3 : : 2018/02/06(火) 00:50:01
    翌日



    夜時間と呼ばれる時間帯が終わるのを確認すると部屋を出る。


    ガチャリ


    モノタロウ「Zzz……」

    霧切「………………」



    まだいたのね…
    というか寝てる?ロボットなのに?



    モノタロウ「むにゃむにゃ…」

    霧切「起きるのかしら?」

    モノタロウ「あっ!おはようお母ちゃん!」

    霧切「あなたのなんかの母親になったつもりはないわ」

    モノタロウ「お母ちゃんが思ってなくてもオイラがお母ちゃんって決めたらお母ちゃんなの!」

    霧切「………………」


    霧切「モノクマ、出てきなさい」

    モノクマ「はいはい!呼ばれて即参上みんな大好き学園長モノクマだよ!」

    モノクマ「霧切さんグッドモーニング!!今日は何にする?朝シャン?僕?朝食?僕?」

    霧切「この赤いモノクマ、あなたのでしょう?趣味が悪いし設定もおかしいからなんとかしなさい」

    モノクマ「はて、赤いモノクマ?僕に色違いなんていないはず……」

    モノタロウ「わぁ!オイラそっくりだ!」

    モノクマ「って誰だよこいつ!?知らない!僕だって知らないよ!!」

    霧切「そのような反応は求めてないわ、早くしなさい」

    モノクマ「いや本当に知らないって!なんだよ…僕のパクリとか…考えた奴趣味が悪いね」


    霧切「………………」ジロリ


    モノクマ「いや、そんなゴミを見るような目で見られても知らないものは知らないからね?」

    霧切「どっからどう見てもあなたにしか見えないのだけど?」

    モノクマ「とにかく知らないものは知らない!じゃあね!」


    ピョーーーン


    霧切「………………」


    自分で考えるしかなさそうね

    お腹が減ったわ、朝食を取りに行きましょう


    モノタロウ「お母ちゃんどこ行くの?」

    霧切「あなたには関係ないわ、この学校の見学でもしてなさい」

    モノタロウ「お母ちゃんと一緒ダメ?」

    霧切「お母さんでもないしあなたを連れて行くメリットもない、付いてこないで」


    スタスタ


    モノタロウ「……………」

    モノタロウ「……………お母ちゃんに怒られちゃった」ショボン
  4. 4 : : 2018/02/06(火) 00:50:45

    コロシアイ学園生活が始まって4日
    相変わらず出口も、黒幕に繋がる手がかりも見つからない。

    そして…私自身が超高校級のなんなのか…それすらもわからない



    霧切「はぁ……」

    苗木「あっ、霧切さん」

    霧切「苗木君、どうかした?」

    苗木「石丸君が食堂に集合って…話があるみたいだよ」

    霧切「私がいないとダメなのかしら?」

    苗木「いや、全員集合って言ってたから呼んできただけで…」

    霧切「私がいてもメリットなんかないわよ、私抜きでやってて頂戴」

    苗木「全員集合するまでは何もしないって石丸君が…」

    霧切「…………………」


    霧切「わかったわ、すぐ行くから待ってて頂戴」

    苗木「良かった、ありがとう」ニコ



    2階に続く道はシャッターが下されていて通れない。
    1階もなにも手がかりなし。
    そんな状況で話し合っても意味がないのは目に見えているわ。
  5. 5 : : 2018/02/06(火) 00:51:29

    食堂


    霧切「お待たせしたわ」

    石丸「遅いぞ霧切君!」

    霧切「ごめんなさい、まさかみんなで集まるとは微塵も思っていなかったから」

    腐川「い…嫌味ったらしく言うわね…」

    十神「全員集まったぞ風紀委員、さっさと話して終わりにしろ」

    石丸「そうだな!なにか情報を掴んだものは挙手して話したまえ!」

    桑田「江ノ島ちゃんが思った以上に可愛くない」

    江ノ島「アンタは後でぶち殺す」

    山田「殺害予告!?これで桑田伶恩殿が死亡したら殺害者は江ノ島盾子殿で決まりですぞ!」

    大和田「アホ、本当に殺すわけないだろ」


    霧切「はぁ…苗木君、話し合いってこんなことなの?」

    苗木「い…いや、僕ももっとしっかりとした会話がしたくて…」

    霧切「………部屋に戻るわ」

    苗木「あっ、ちょ…ちょっと霧切さん!」



    これ以上ここに居ても時間の無駄。
    部屋に戻って今まで把握したことを確認して…


    モノタロウ「あー!お母ちゃんこんなところにいたんだ!!」

    霧切「なっ!」
  6. 6 : : 2018/02/06(火) 00:52:02
    さっきのモノクマ…よりにもよってこんなところで…


    苗木「えっ…お母さん?」

    霧切「違うわ苗木君、私はこのモノクマの母親なんかじゃ---」


    桑田「おいおいおいおいどういうことだよ!?」

    舞園「今…確かにこのモノクマ…お母ちゃんって…」

    セレス「お母さんということは…モノクマの生みの親…もしかして、霧切さんが黒幕ですか?」

    大和田「やっぱりてめえが黒幕か!1人でこそこそしてて怪しいと思ったんだよ!」

    山田「捕まえるのです!そして服を剥ぎ取---」

    大神「山田、それ以降を言うのなら、うぬの息の根を止めてやろう」

    山田「……………お許しを」


    朝日奈「まだ霧切ちゃんが黒幕って決まったわけじゃないでしょ!!モノクマのイタズラかもしれないし!」

    江ノ島「そ…そうよ!勝手に決めつけて馬鹿じゃないの?」

    江ノ島(えっ…あんなモノクマ見たことないよ…盾子ちゃんの新作かな?)

    霧切「みんな落ち着きなさい、黒幕がこんな形でわざわざ正体をバラす必要があるかしら?」

    モノタロウ「みんなオイラを軽蔑の目で見てくる…ぐすん」

    霧切「あなたが元凶よ」


    苗木「って…あれ?このモノクマ…」

    霧切「なに苗木君、このモノクマ知っていたの?」

    苗木「い…いやぁ…」

    モノタロウ「あれ………?」


    ズカズカズカズカ


    モノタロウ「」ジーーーーーッ

    苗木「……………な…なんだよ?」

    モノタロウ「…………………」




    モノタロウ「お父ちゃん!!」



    一同「「えぇえええええええ!?」」
  7. 7 : : 2018/02/06(火) 07:43:17
    wwww期待です
  8. 8 : : 2018/02/06(火) 22:03:31
    >>7
    ふぉおおお!ありがとうございます!




    十神「おいどういうことだ、説明しろ苗木」

    苗木「いや僕も知らないよ!?なんでモノクマのお父さんになんか…」

    腐川「霧切のことをママ呼ばわり…そして苗木のことをパパ呼ばわり…繋がってしまったわよ」

    大和田「てめえらこんな状況でなに子供産んでやがんだボケナスども!!」


    苗木「それは違うよ!」


    break!!!!!


    苗木「なんで僕と霧切さんの子供がモノクマなの!?人間と人間の息子がロボットなんて聞いたことないよ!」

    霧切「苗木君、突っ込むところはそこじゃないわ」


    b…break?


    山田「聞きましたか!?霧切響子殿が今下ネタを発しましたぞ!!突っ込むって…この状況で突っ込むて---」


    バキッ!!!!


    山田「」チーーーーーーン

    朝日奈「山田死んじゃったんじゃないの?」

    霧切「ブーツで蹴り上げたくらいじゃ死なないわよ」


    セレス「あなた」

    モノタロウ「えっ?オイラ?」

    セレス「そうあなたよ、あなたの父親と母親を教えてくれるかしら?」


    モノタロウ「オイラの母ちゃんが…あれ!」ビシッ!!


    霧切「……………」


    モノタロウ「お父ちゃんがあれ!」ビシッ!!

    苗木「だから違うって…」

    十神「おいどういうことだ、説明しろ苗木」

    葉隠「十神っちさっきからそれしか言ってないべ」

    石丸「不純異性交遊だ!!バケツを持って廊下に立っていたまえ!!」


    不二咲「あ…あの!!」


    霧切「どうしたのかしら、不二咲さん」

    不二咲「じ…実はそのモノクマ…」
  9. 9 : : 2018/02/06(火) 22:26:35
    こ…これは期待!?(ナエギリバッチ来い!!)
  10. 10 : : 2018/02/07(水) 19:43:39
    >>9
    ナエギリ来るのか〜!?来てしまうのか〜!?
    期待ありです




    苗木「どうしたの不二咲さん?」

    不二咲「そのモノクマ…作ったの僕だぁ」

    霧切「あなただったの不二咲さん?発明品を作るなら人を不快にしたり巻き込んだりするような設定にしないでくれる?迷惑なのよ」

    桑田「くそキレとるやん」

    セレス「ビチグソモードですね」


    不二咲「ご…ごめんねぇ、消化器の近くにモノクマの残骸が残ってたからくっつけて作ってみたんだけど…」

    苗木「というか…なんで作った不二咲さんじゃなくて僕たちが父親と母親の設定にしたの?」

    不二咲「この子は最初に見た人を親だと思うように設定しちゃったから…」

    山田「つまりたまたまですな」

    十神「ふん、ならば全員が親になる可能性があったということか。どうせなら俺が親になってやっても良かったんだぞ」

    朝日奈「キモい」

    十神「…………………」
  11. 11 : : 2018/02/12(月) 23:36:57
    セレス「しかし結局は手がかり無しですか」

    石丸「うむ、どうやらそのようだな」

    江ノ島「てかこれ以上探しても無理じゃね?何にも見つからねえじゃん」

    モノタロウ「オイラが見つかったじゃん」

    江ノ島「私に話しかけてんの!?マジで誰!?」

    葉隠「だから苗木っちと霧切っちの息子だって何回言えば----」


    ドス!!!!


    葉隠「うぐぅ……み…みぞに……」

    苗木「ちょっとやりすぎじゃないかなぁ…」

    霧切「デリカシーのない人にはこのくらいが丁度いいのよ」

    舞園「まあ暴力はほどほどに…」







    石丸「それでは各自解散だ!まもなく夜時間になるため早めの睡眠をとることを進める!」

    十神「ふん、貴様に言われるまでもない」

    腐川「あぁ!白夜様お待ちを!!」

    セレス「それでは皆様、生きていたらまた明日会いましょう」ニコ



    各自が自分の部屋に戻っていく
    そして食堂に残されたのは私と苗木君、そして……



    モノタロウ「お母ちゃん達は部屋に戻らないの?」

    霧切「さっきの話聞いていなかったのかしら?不二咲さんが貴方を作ったのだから母親は不二咲さんよ」

    モノタロウ「う〜ん…それはそれだね、お母ちゃんはお母ちゃんだね」

    霧切「……………」

    苗木「あ…あはは、それじゃあ僕達も部屋に戻ろうか」

    モノタロウ「オイラ…部屋……ない」

    苗木「あぁ…そうだったね」

    モノタロウ「廊下寒いし…お父ちゃんの部屋かお母ちゃんの部屋で寝たい…」

    霧切「よろしくね、苗木君」

    苗木「いや、ちょっと霧切さん!!」

    霧切「このモノクマが廊下で寝るの…可愛そうだと思わないのかしら?」

    苗木「いや、君の部屋に泊まらせるという選択肢はないのかな?」

    霧切「ないわね、まず性別が違うから」

    苗木「いやだってこの年頃の子供は母親と寝たいものだよ」

    霧切「機械に年齢なんてないわ」

    苗木「それ言ったら性別もないよ!!」



    モノタロウ「ぐしゅん…オイラを取り合うために争わないで…」


    霧切 苗木「違う」



    霧切「とりあえず苗木君、よろしく頼むわね」

    苗木「だからなんで!?」

    霧切「モノタロウ。お父さんの言うことしっかり聞くのよ」

    モノタロウ「わーい!今日はお父ちゃんと一緒だー!」

    霧切「それじゃあおやすみなさい」

    苗木「お…おやすみ……」

    モノタロウ「おやすみー!!」



    スタスタスタスタスタスタ



    苗木「…………………」

    モノタロウ「お父ちゃんは部屋に行かないの?」

    苗木「あ…あぁ、お父さんも戻るよ」

    苗木「それじゃあ行こうか、モノタロウ」

    モノタロウ「うん!!!!」



    苗木(不安しかないんだよなぁ…)
  12. 12 : : 2018/02/14(水) 00:44:35
    苗木room



    ガチャ


    苗木「ただいま」

    モノタロウ「おかえりなさいませご主人様」

    苗木「違う違う、この状況お前も僕と一緒にただいまって言うんだよ。一緒に帰って来てるんだから」

    モノタロウ「でもこう言えって設定されたみたいなんだよね、不二咲オバちゃんに」

    苗木「んん??そうか……」


    苗木(不二咲君、君には少しオシオキが必要なようだ)



    苗木「とりあえずシャワー浴びてくるからここで待ってて」

    モノタロウ「オイラも入りたい」

    苗木「お前には必要ないだろ?機械なんだから」

    モノタロウ「普通ならそうなんだけどお風呂に入らないと臭くなるように設定されているみたいなんだ」

    苗木「いらん機能ばっか追加するな!不二咲さんは!!」

    モノタロウ「というわけでお父ちゃん」

    苗木「一人で入るという選択肢は?」

    モノタロウ「オイラ蛇口届かない」

    苗木「入りなさい」

    モノタロウ「わーい!!お父ちゃんとお風呂!」



    苗木「………………」

    苗木「明日は霧切さん、君の番だ」ボソッ
  13. 13 : : 2018/02/14(水) 09:38:23
    ●REC
  14. 14 : : 2018/02/19(月) 19:15:02
    (一緒に入るのがモノタロウではなく)霧切さんの番……!?
  15. 15 : : 2018/02/25(日) 08:37:11
    期待っす
  16. 16 : : 2018/02/27(火) 00:37:12
    >>13
    花村「君!なにを撮っているのかな!?もしかしてシャワーシーン!?僕にくれなきゃ苗木君に言っちゃうよ!」

    >>14
    それをすると完全なるR18ssになってしまいますw

    >>15
    ありがとうございます!今回は比較的楽しく書いていくのでよろしくお願いします!





    ジャーーーー……




    苗木「はぁ…シャワーはこの学園生活で1番気楽な時間かもしれない…」

    モノタロウ「お父ちゃん、少し熱い…」

    苗木「えっ、あぁ…そういえばお前がいたんだったな」

    モノタロウ「オイラ手が短いから背中まで届かない、お父ちゃん洗ってほしいな」

    苗木「…………世話のかかる息子だ」




    ゴシゴシゴシゴシ



    モノタロウ「ひゃっ///…あぁん//…あ…あぁ//」

    苗木「なんでそんな声出すんだよ!?」

    モノタロウ「いやぁ…お父ちゃんの洗い方凄い気持ちよくてさ」

    苗木「洗ってやってる僕が恥ずかしくなってくるんだけどなぁ…」

    モノタロウ「気持ちよくなるとこういう音声が流れるように不二咲おばちゃんが設定したんだよ」

    苗木「…………………………」

    苗木「きっと彼女もそういう時期なんだろう…うん、そうだ………きっと」


    ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ!!!!


    モノタロウ「ちょ!お父ちゃん痛いって!強くやりすぎだよ!」

    苗木「待て暴れるなって!というか爪を引っ込めてくれよ!」

    モノタロウ「無理だよ!オイラ猫じゃないもん!」

    苗木「じゃあなんなんだよ!?」

    モノタロウ「お父ちゃんとお母ちゃんの息子」


    苗木「………………もういい」





    1時間後


    苗木「もうシャワーも浴びたし寝るよ」

    モノタロウ「オイラの布団は?」

    苗木「ない、だから僕の隣な」

    モノタロウ「……仕方ないね」

    苗木「なんだ不満なのかな?元々ここは僕の部屋だしこのベッドも僕のものだから嫌なら昨日みたいに廊下で寝てもいいんだぞ?」

    モノタロウ「ぐすん…わかったよ、お父ちゃんの隣で寝ていい夢見るよ…」

    苗木「じゃあ電気消して---」



    ピンポーン


    モノタロウ「お父ちゃん、お客さんだよ」

    苗木「誰だろう…こんな時間に」


    ガチャ


    霧切「こんばんは、苗木君」

    苗木「霧切さん?」

    モノタロウ「あーー!!お母ちゃんだー!!」

    霧切「静かにしなさい、何時だと思っているの」

    モノタロウ「…ごめんなさい」ショボン

    苗木「あはは…それで、どうしたのこの時間に」

    霧切「あの子…いや、あれを監視に来たのよ」

    モノタロウ「えっ?オイラ?」

    霧切「今のところ害はないからって外見はどこから見てもモノクマ、黒幕の罠かもしれないから」

    苗木「それはないんじゃないかなぁ、不二咲さんが作ったって言ってたし」

    霧切「その不二咲さんが黒幕だったら?」

    苗木「いや……まあ否定できる材料はないからなんとも言えないけど…」

    霧切「そういうことよ、警戒耐性は完全に解かないことね」

    苗木「わ…わかったよ」


    霧切「それじゃ私は戻るわね、おやすみ苗木君」

    苗木「うん、おやすみ霧切さん」


    苗木「ほらモノタロウ、お母さんにおやすみくらい言ったらどう---」

    モノタロウ「Zzzz………」

    苗木「………………」

    霧切「それじゃ、さよなら」


    バタン!


    苗木「あ、いけない。お母さんって言っちゃった…」




    廊下


    霧切「………………」


    霧切「おやすみ………」



    霧切「モノタロウ」
  17. 17 : : 2018/02/28(水) 07:51:25
    くそかわです
  18. 18 : : 2018/03/07(水) 12:11:48
    >>17 霧切さんですからw



    翌日 廊下




    モノタロウ「お父ちゃん大丈夫?顔色悪くない?」

    苗木「お前が僕の乳首引っ張ったり朝日奈さんのパンツ盗んで来たりするから色々大変で寝不足なんだよ」

    モノタロウ「う〜ん、よく覚えてない。寝ぼけてたのかなぁ…」

    苗木「二度と寝ぼけないでくれ」


    霧切「おはよう、苗木君」

    モノタロウ「お母ちゃんおはよう!!」

    苗木「あぁ、お母さん。おはよう」

    霧切「………………」

    苗木「………霧切さん、おはよう」

    霧切「ええ、おはよう苗木君」


    不二咲「あぁ、2人ともおはよう」

    苗木「あっ、おはよう不二咲さん」

    霧切「おはよう」

    モノタロウ「おはよう叔母ちゃん!」

    不二咲「うん。それでね、ちょっとモノタロウを貸してくれないかな?」

    苗木「えっ?」

    不二咲「ほら、昨日に自分の部屋で実験しててモノタロウの追加機能を開発したから、それを早速入れてあげようと思って」

    モノタロウ「えっ、オイラまたパワーアップするの?」

    苗木「ロクでもない追加機能はいらないよ…?」

    不二咲「大丈夫、みんなきっと喜んでくれると思うなぁ」
  19. 19 : : 2018/03/17(土) 00:19:07
    1時間後




    苗木「不二咲さん大丈夫かなぁ…」

    霧切「大丈夫なわけないわよ」

    桑田「おい、あのクマは何処やったんだ?」


    霧切「クマじゃないわ、モノタロウよ」ビシッ


    苗木「………え」

    霧切「…はっ………」

    桑田「お…おう、それでモノタロウは何処にやったんだ?」

    霧切「クマで構わないわ、彼なら今不二咲さんのメンテナンスを受けているわ」

    桑田「おっ、そうか!霧切のことだからてっきり壊しちゃったのかと思ったぜ」

    霧切「壊すわけな——」

    苗木「ん?」

    霧切「コホン、黒幕に繋がる手がかりになるかもしれないから泳がせてるだけよ」

    桑田「お…おう、そうか…」


    桑田「おっ!そろそろ飯が出来た頃かな!?」


    霧切「……………」

    苗木「………霧切さん」

    霧切「何かしら、苗木君」

    苗木「本当はモノタロウのこと…」

    霧切「モノタロウが?」

    苗木「好きなんじゃ——」

    霧切「そんなわけないでしょ。苗木君昨日はよく眠れなかったのかしら?」

    苗木「ま…まあそれは………」

    霧切「……………………」
  20. 20 : : 2018/03/17(土) 22:54:28
    バタン!!!!!



    不二咲「出来たよ!苗木君!」

    苗木「いや、僕にそれ言われても困るんだけど」

    不二咲「だって、苗木君は一応モノタロウの親だからさぁ…」

    苗木「それなら霧切さんもだよね?」

    不二咲「霧切さんに言うのはちょっと怖いかなぁ…申し訳ない気持ちもあるし」

    苗木「………僕はナメられているのか…」ガックシ



    不二咲「それじゃあモノタロウを起動するよぉ」


    ポチ


    モノタロウ「う……うーーん……」

    大和田「おっ、動きやがった」

    モノタロウ「やあみんなおはようグッドモーニング」

    セレス「なんだか…英語覚えたての小学生が無理して英語使ったような挨拶ですね」

    モノタロウ「うるさいよタエちゃん」

    セレス「あ゛??」

    山田「安広多恵子殿、本性出ていますよ」
  21. 21 : : 2018/03/25(日) 18:19:42
    山田「というかモノタロウ殿、なんで彼女の本名を知っているのでありますか?」

    モノタロウ「そんなの決まってるじゃん」



    モノタロウ「なんたってタエちゃんはオイラのお姉さんだからね」


    セレス「………はい?」

    苗木「えっ……?」

    霧切「……今なんて?」


    山田「ほぅ…これは面白い展開になってきたでありますな」


    セレス「何故私が、あなたの姉にならなければいけないのですか?」

    モノタロウ「姉ってなりたくてなるものじゃないよ、生まれた時から決まってるものであって—」

    セレス「いいえ、昨日まで私は姉ではなかったはずです」

    モノタロウ「あう…あぅぅ……」

    不二咲(しまった!もっと言い訳プログラムしっかりやっておけば良かった!!)

    セレス「言い訳はおよしなさい」

    モノタロウ「オ…オイラ悪くないよ!昨日不二咲叔母さんにアップデートされてからこうなったわけだし!」

    不二咲「あぁ、本音言っちゃダメだよモノタロウ」


    スタスタスタスタ


    セレスが狂気じみた顔で不二咲に近づいていく



    セレス「犯人はあなたね、不二咲さん。一体なにをたくらんでいるのかしら?」

    不二咲「べ…別にやましいことは考えてないよ!?」

    セレス「後、この私のことをタエちゃんと言うように設定した理由も詳しく」

    不二咲「あっ……いや…面白いかなぁ……って思って……」

    セレス「あ〝?」

    不二咲「ひぃい!!」


    セレス「とりあえずそこに座ってください、ゆっくりお茶でも飲みながらお話しましょうか」

    不二咲「いや、僕朝ごはん食べたばかりだしいいかな…」

    セレス「山田君、ロイヤルミルクティを2つお願い」

    山田「了解であります!」


    苗木「………アップデート…やはりロクでもないものだったか」

    モノタロウ「お父ちゃん、オイラレベルアップしたんだけど美人になった?」

    苗木「あぁ、なにせお前は不二咲さんのお気に入りだからな」
  22. 22 : : 2018/05/27(日) 08:25:42
    不二咲「ちょ…ちょっと苗木君にモノタロウ!喋ってないで…た…助けてよ!!」

    苗木「いや、これは君が勝手にやったことだから」

    モノタロウ「不二咲叔母ちゃん、ここはお父さんより頭のキレる十神お兄ちゃんの方が———」

    苗木「そうだよ、巻き込むなら僕じゃなくて十神お兄ちゃんに———」

    セレス「その通りです、十神君。少しは話に参加しなさ———」


    苗木 セレス「えっ…?」


    十神「」ギロッ

    モノタロウ「あぁ…十神お兄ちゃんが僕に熱い視線を送ってくるよぉ…恥ずかしい」

    不二咲「そうだねぇ…嬉しいよねぇ…モノタロウ」

    葉隠「いやいや、今にも目からデスビームでも発射しそうな勢いで睨んでるじゃねえか」

    山田「えっ、なに?噴射??」

    セレス「だぁああああまぁあああれぇえええええやぁああああまぁあああああだぁああああああ!!!!!!!」


    バキッ!!


    山田「あぁん!!!////」

    バタン!!


    朝日奈「セレスちゃんなんでそんなに怒ってるの?」

    セレス「怒ってなどいませんわ」


    十神「俺がこのガラクタの兄貴だと?ふざけるな」

    不二咲「ガラクタじゃない!!元ガラクタだよ」

    苗木「この状況でよくそんなアンサーが出来たもんだ」


    十神「兄貴などなった覚えはない」

    十神「どういうことだ、説明しろ苗木」

    苗木「いやいや、なんで僕に説明させるのよ…モノタロウのアップデートをしたのは不二咲さんだよ」

    不二咲「苗木君!それ秘密だって言ったじゃない!!」

    苗木「もう突っ込むの嫌だ!!!!」

    山田「えっ?誰に突っ込むのが嫌なので——」

    セレス「だぁああああまぁあああれぇえええええやぁああああまぁあああああだぁああああああ!!!!!!!」


    バキッ!!!!!


    山田「きゃぁあんッ!!!!!!////」


    バタン!!!!!!



    不二咲「じゃ…じゃあ僕はトイレにでも行ってこようかなぁ……」


    セレス「不二咲さん、話はまだ終わってませんわ。どういう理由でこのような真似をしたのか私が納得するように説明してくださいね」

    十神「この俺様にふざけた真似して、どうなるかわかっているのか?」

    不二咲「ひぃい!!」

    セレス「さあ…早く…<⚫️><⚫️>」


    不二咲「やらかした人間は……トイレに行くことすらも許されないってかぁ………」

    霧切「全然可哀想だと思わないわね」

    苗木「それに賛成だ」
  23. 23 : : 2018/05/28(月) 20:26:58
    ‪PM9:00‬





    ‪セレス「さて、このくらいで勘弁してあげますわ」‬

    ‪不二咲「ぜぇ…ぜぇ…説教を淡々と聞いてるのも楽じゃないね…」‬

    ‪モノタロウ「Zzzz……」‬

    ‪十神「Zzzz………」‬

    ‪苗木「…………」ウトウト‬

    ‪霧切「セレスさん、よくそんなに喋れるわね」‬

    ‪セレス「この人には言いたいことがたくさんあったので」‬

    ‪不二咲「あぁ…今日はゆっくり眠れそうだよ……」‬

    ‪セレス「寝るついでに頭も冷やして来なさい」‬

    ‪不二咲「うん!わかったよぉ…おやすみ」‬


    ‪スタスタ‬


    セレス「さて、もうすぐ夜時間ですね。私も熟睡しましょうか」

    霧切「待ちなさい、セレスさん」

    セレス「あら霧切さん、私に何か用ですか?」

    霧切「あなたには役目があるのよ」

    セレス「…………役目?」

    霧切「ええ」





    霧切「あなたは今晩、モノタロウを部屋に泊めるのよ」


    セレス「……………はい?」

    苗木「あっ、やった。僕じゃないんだ」

    モノタロウ「うわーーい!今日はお姉ちゃんの部屋でお泊まりだ〜!!」

    セレス「お待ちください、なんでこの私がこの赤いモノクマを部屋に持ち出さなきゃいけないのですか?」

    霧切「姉としての義務よ」

    セレス「あ″??」


    苗木「まあ…ほら、野宿させるわけにはいかないし。昨日は僕が面倒見たから今日は女性の方が良いかなって…」

    セレス「そういう問題ではないのですよ」

    霧切「いずれ皆やることになるのよ、もしこのクマが黒幕に繋がる鍵になるかもしれないわ」

    セレス「…………………」




    セレス「はぁ…わかりました」

    苗木「おぉー!!やったなモノタロウ!!」

    モノタロウ「ぐすん…今日も宿が見つかって良かった…」

    セレス「ただし今日だけです。明日からは兄である十神君の部屋が宿となります」

    十神「冗談じゃない、何故この俺が愚民の作ったガラクタなどを——」

    苗木「了解したよ、明日は十神君だね」

    霧切「お願いするわ」


    セレス「それでは皆様、良い夢を…」

    モノタロウ「また明日、家族で会おうね」

    苗木「うん、おやすみ」

    霧切「おやすみなさい」




    スタスタスタスタ




    十神「……………」


    十神「俺の話を聞け」
  24. 24 : : 2018/05/29(火) 08:55:32
    セレスroom



    セレス「さて、連れてきたのは良いものの………」

    モノタロウ「クンクン……お父ちゃんの部屋とはまた違ったいい匂いがする」

    セレス「あなたは部屋に入って早々匂いの感想を言うように不二咲さんに設定されたのですか?」

    モノタロウ「違う違う!本当に特殊な甘い匂いだったから」

    セレス「まあ他の部屋とは違うのは当然です、部屋でロイヤルミルクティーを飲むのはきっと私くらいなので」

    モノタロウ「タエちゃんミルクティー飲むの?」


    ガシッ!!


    セレス「もし次その言い方をしたら破壊しますよ」ニコニコ

    モノタロウ「ご….ごめんなさい、ママ」

    セレス「ママは霧切さんでしょう?」

    モノタロウ「あっ、そうだった。姉ちゃん」

    セレス「はぁ…不二咲さんも作りが甘いですわ」


    セレス「後ミルクティーではなく、ロイヤルミルクティーです」

    モノタロウ「何が違うのはわからない、お姉ちゃん説明して」

    セレス「生意気な弟ですわ、仕方ありませんわね」


    セレス「ミルクティーとはただ紅茶にミルクティーを入れただけで完成する庶民にも簡単に作れてしまうものです」

    モノタロウ「…………………」

    セレス「ロイヤルミルクティーは違います。お湯だけで紅茶を抽出するのではなく、温めたミルクとお湯で紅茶を抽出するものなのです」

    セレス「つまりロイヤルミルクティーとは作る人の心が大事なのです、雑な気持ちで作れば雑なロイヤルミルクティーが出来てしまい、逆に美味しいものを作るという信念があれば立派なロイヤルミルクティーが完成するということなのです」


    セレス「ここまででなにか質問は?」


    モノタロウ「…………………………」


    モノタロウ「Zzzz……………Zzzz………」


    セレス「………………………………」







    セレス「「寝るなぁああああああクソ狸ぃいいいいいいい!!!!!!!」」


    バキッ!!!!!!!!!!


    モノタロウ「あいた!!!!!」
  25. 25 : : 2018/05/29(火) 12:36:09
    モノタロウぅぅぅぅぁぁぁぁぁぁ!?
  26. 26 : : 2018/05/29(火) 21:00:56
    >>25 モノスケ「モノタロウばっかでずるいと思わんかぁ!?」




    モノタロウがセレスにぶん殴られてから2時間後……。



    セレス「……以上でロイヤルミルクティーの魅力のお話を終わりにしますわ」

    モノタロウ「………………」

    セレス「……………………」

    モノタロウ「…………………」

    セレス「……………………」






    セレス「「スリープモードでやり過ごそうとしてんじゃねえぇえええええ!!!!!!」」


    バキッ!!!!


    モノタロウ「いたっ!!」

    セレス「あら、殴ればスリープは解除されるのですね。良いことを知りましたわ」

    モノタロウ「今度のアップデートで不二咲叔母ちゃんに殴られたらスリープ強制解除のバグ直してもらわなきゃね」


    セレス「さて、それでは今日はシャワーを浴びて就寝いたしましょう」

    モノタロウ「オイラも一緒に浴びる」

    セレス「馬鹿いうのはおやめなさい、もうそんな歳じゃないでしょう?」

    モノタロウ「別に姉弟なんだからそのくらい普通だよ!!」


    セレス「………………」




    セレス「はぁ…わかりました。まあどうせ機械ですしね」

    モノタロウ「うわーーーい!!!」

    セレス「その代わり、私の背中を流してもらいますわよ」

    セレス「それではまずウィッグを外して…」


    バサッ


    モノタロウ「うわぁああああああ!!!!!!お姉ちゃんの髪の毛が落ちたぁあああああ!!!!!!」

    セレス「これはウィッグという名の付け毛ですわ」

    モノタロウ「なんで外したの?」

    セレス「シャワーを浴びる上で邪魔になるからですわ」



    モノタロウ「オイラ……………」






    モノタロウ「ロング派」

    セレス「聞いてないですわ、シャワー室に早く入らないと尻2000回300セットで叩くぞ狸」

    モノタロウ「ひぃい!!ごめんなさぁああい!!」




    モノタロウ「じゃあ背中洗うよ、姉ちゃん」

    セレス「よろしくお願いいたしますわ」


    モノタロウ「秘術!モノクマ聖拳剛衝波!!!!」


    ゴシゴシゴシゴシ!!!!


    セレス「いっ!痛い!!背中が燃えますわ!!痛い痛い!!」



    モノタロウ「あれ…おかしいな、苗木お父ちゃんは丁度いいって言ってくれたのに…」

    セレス「苗木君は男の子でしょう?女である私にそんなに強くゴシゴシしたら痛んでしまいますわ、男の人の方が身体は強いんですから」

    モノタロウ「えっ、でもお父ちゃんってお姉ちゃんより身長低いよね?」


    セレス「……………………」


    セレス「身体は小さくても強いことには変わりありませんわ」

    モノタロウ「そうなんだ」

    セレス「後、身体小さいということは…あなたのお父さんに言ってはダメですよ」

    モノタロウ「………………はい」



    セレス「それでは続きをお願いするわ」

    モノタロウ「わかったよ……」



    モノタロウ「………………」




    モノタロウ「秘術!聖拳剛しょ———」


    バキッ!!!!!!!!


    技発動前にセレスから強烈なキックがモノタロウを襲った。


    モノタロウ「ギャフン!!」

    セレス「それはやめろって言っただろうが!!!!!!何回同じこと言わせれば気がすむんだビチグソがぁあああああああああ!!!!!!!!!!」

    モノタロウ「…………………」

    セレス「…………………」

    モノタロウ「………………」

    セレス「………………」






    バキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!


    モノタロウ「ギャフン!!!!!」

    セレス「どうしようもなくなったらスリープモード発動させるなぁああああああああああ!!!!!!」
  27. 27 : : 2018/05/31(木) 01:21:27
    そして悲惨なシャワータイムを過ごした2人は……



    セレス「もう寝ますわよ」

    モノタロウ「うん、今日疲れた」

    セレス「私もです、この部屋に帰ってからが疲れましたわね」

    モノタロウ「同じく」

    セレス「あなたのせいですわよ」

    モノタロウ「えっ!?そうなの!?」

    セレス「あなたが頭の回転が悪いロボットのせいです」

    モノタロウ「いやぁまさかオイラがいたからかぁ、お姉ちゃん1人でもいつもこんな感じだと思ってた」

    セレス「一人でこんなことをやっていたら心の病気持ちですわ」




    セレス「電気消しますよ?」

    モノタロウ「お願い」


    パチッ


    セレス「おやすみなさいませ」

    モノタロウ「おやすみお姉ちゃん」


    セレス「…………………」


    モノタロウ「…………………」


    セレス「…………………」


    モノタロウ「…………………」





    モノタロウ「お姉ちゃん……寝た?」

    セレス「そういうのやめなさい、修学旅行じゃないのよ」

    モノタロウ「やっぱり起きてた」

    セレス「こんな状況でゆっくりなんて眠れませんわ、不安なのですから」

    モノタロウ「不安……って何が?」

    セレス「コロシアイ学園生活のことに決まっているでしょう?」

    モノタロウ「オイラ、そのことについてはよくわからないんだ」

    セレス「簡単に言えばあの中の誰かを殺せばここから脱出出来る…ということですわ」

    モノタロウ「あの中って……お父ちゃんやお母ちゃんのこと?」

    セレス「ええ、そうよ。いくらちょっと前までは赤の他人同然だったとはいえ人を殺めるというのには流石の私にも抵抗がありますわ」

    モノタロウ「じゃあ…お姉ちゃんはずっとここにいるってこと?」

    セレス「そのつもりはありませんわ」

    セレス「この私にも夢というものがありますから、その夢を捨てて私の生涯の幕をここで閉じるなんてそれこそ絶望的ですわ」

    モノタロウ「じゃあいずれは誰かを……」

    セレス「………………………」


    セレス「殺したくない…誰も殺さないで……ここから出る方法があれば………」


    モノタロウ「………………」


    モノタロウ「お姉ちゃんの気持ちを理解できたよ」

    セレス「えっ?」


    モノタロウ「『一人で抱え込むのはよくない』不二咲叔母ちゃんがよくオイラに言っている言葉だよ」


    セレス「………………」


    モノタロウ「何かあったらオイラに頼ってもいいよ」

    セレス「!?」

    モノタロウ「……一人よりはマシだと思うな」

    セレス「………………」


    セレス「ふふっ、まああなたを頼りするつもりなんかさらさら無いけど……」

    セレス「その言葉、しっかり受け止めておきますわ」

    モノタロウ「お姉ちゃん………」


    セレス「さあ、本当に寝ますわよ。さすがに眠くなってきましたわ」

    モノタロウ「オイラも、じゃあ本当におやすみ」

    セレス「ええ………」


  28. 28 : : 2018/06/02(土) 00:00:54
    翌日



    AM 7:00



    食堂



    セレス「皆さま、おはようございます」

    モノタロウ「おはよう!みんな」

    苗木「おはよう2人とも、セレスさん大丈夫だった?」

    セレス「ご安心を、使えない部分も多々ありましたが私の害にはなりませんでしたわ」

    霧切「セレスさん」

    セレス「はい、なんでしょうか?」

    霧切「モノタロウといて随分と楽しかったみたいね」

    セレス「…………何故そう思うのですか?」

    霧切「あなたの顔が昨日より明るいわ、昨日はあんなに嫌がっていたのだからもっと絶望的な表情をしているのかと思っていたわ」

    セレス「あら、嫌なことがあっても良いことがあっても私の表情はいつも同じですわよ」


    モノタロウ「お父ちゃん、どうやったらポーカーフェイスって出来るの?」

    苗木「お前はロボットなのだから逆にポーカーフェイスが出来ないのが不思議なんだが……」
  29. 29 : : 2018/06/08(金) 22:41:32
    不二咲「みんなおはよぉ」

    苗木「おはよう不二咲さん」


    不二咲「…………………」ジーーーッ


    苗木「…………………」


    苗木「またアップデート?」

    不二咲「うん、アップデート」

    苗木「だって、モノタロウ行ってらっしゃい」

    モノタロウ「はーい」


    セレス「ヘンテコな改造したら承知しませんわよ」

    霧切「ロクでもない設定でも追加してみなさい、私はクロになるわよ」

    不二咲「だ…大丈夫だよぉ、落ち着いてぇ……」


    モノタロウ「それじゃあ、グッドバイ」

    苗木 霧切 セレス 十神「グッドラック」


    スタスタスタスタ



    朝日奈「次は私がお姉ちゃんになったりするのかな」

    桑田「あんな奴の兄貴になるなんてゴメンだぜ」

    霧切「安心しなさい桑田君、誰も望んでないわ」

    十神「兄貴はこの俺1人で十分だ、マヌケ」

    腐川(白夜様………ノリノリね)
  30. 30 : : 2024/05/26(日) 01:00:54
    更新がない、、泣
    おもろいですん
    すごい続きが気になりますん

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