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ミカサ(今日はバレンタイン)
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- 1 : 2018/02/02(金) 01:17:04 :
- ・中学校編
・コニー、ジャンも登場します
・誤字、脱字はすいません
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- 2 : 2018/02/02(金) 01:19:26 :
ミカサ(今日はバレンタイン)
ミカサ(この日の為にお年玉使わないで貯めておいた…)
ミカサ(そう、全てはエレンの為…)
ミカサ(…アルミンにも少し買ったんだった)
ミカサ(でも大丈夫…エレンは喜んで貰ってくれる…)
ミカサ(…アルミンは…うん)つミニマムチョコ
ミカサ(ちょろいから大丈夫…)
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- 3 : 2018/02/02(金) 01:20:59 :
アルミン「おはよー」
エレン「おう、おはよう」
アルミン「今日はバレンタインだねー」
エレン「そうだっけ?」
アルミン「カレンダー無いの?」
エレン「あるぞ。6年前のなら」
アルミン「…」
エレン「アルミンはチョコ貰えそうだよな」
アルミン「…君は貰えるじゃないか」
エレン「アルミン先生、詳しく教えてください」
アルミン「ミカサ」
エレン「ノーカン」
アルミン「え?」
エレン「ノーカンで」
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- 4 : 2018/02/04(日) 22:15:03 :
ミカサ「おはよう」
アルミン「あ、ミカサ。おはよ…う」
エレン「…なんだよそれ」
ミカサ「これ…エレンに」
エレン「…」
アルミン(…うまい棒さんチーズ味、うまい棒さんハンバーグ味?…あ、チーハンか)
ミカサ「1000本ずつある」
エレン「」
アルミン(つまり2千本か…1個約5グラムだったから2千で…)
ミカサ「アルミンにはこれ」つミニマムチョコ
アルミン「あ、ありがとう…(僕にはミニマムチョコ1個…この差ってなんですか)」
ミカサ「…少し多かったかも…他の人にもあげていいから」スタスタ
エレン「…」
アルミン「…エレン?歩ける?」
エレン「…あ、あぁ…」
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- 5 : 2018/02/04(日) 22:16:19 :
ジャン「」キョロキョロ
ライナー「そんなに警戒しなくても何も飛んでこないぞ?」
ベルトルト「おはよう…どうしたの?」
ジャン「おう…今日がなんの日か知ってるよな?」
ライナー「ふんどしの日」
ベルトルト「今日は2月14日…グレゴリオ暦で年始から45日目だね」
ジャン「バレンタインだよ!バレンタイン!!」
ライナー「あぁ、聖バレンタインデー虐殺の事か?」
ジャン「贈り物だよ!贈り物!!わかってんだろうが!!」
ベルトルト「女性から?」
ジャン「当たり前だろうが!バレンタインだぞ!?」
ライナー「欧米じゃ男性から送るのが一般的だからな」
ジャン「欧米じゃねぇだろここは」
ベルトルト「じゃあ僕もライナーに何かあげたほうがいい?」
ライナー「…男性から女性にな」
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- 6 : 2018/02/04(日) 22:17:42 :
エレン「やっと…着いた…」
アルミン「…」つミニマムチョコ
ライナー「よう…それは?」
コニー「おお!エレンモテモテ!!」
アルミン「全部ミカサからだよ」
コニー「おお!愛されてるな!中身は?」
エレン「はぁ…うまい棒さんのチーズ味とハンバーグ味だ」
ベルトルト「…チーハンだね」
ライナー「あぁ」
ジャン「ミカサから!?羨ましいぃぃ!!」
コニー「うまい棒さん…上手い、坊さんか」
ライナー「コニーの事か?」
コニー「俺お経とかわかんねー」
アルミン「所謂諸法。如是相。如是性。如是體。如是力。如是作。如是因。如是緑。如是果。如是報。如是本末究竟等」
ライナー「おぉ」
コニー「上手い坊さんだ!!」
アルミン「基準を教えて」
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- 7 : 2018/02/04(日) 22:18:41 :
クリスタ「エレン凄いね…」
ユミル「あんだけあってもミカサからしか貰ってないんだろ?」
サシャ「…半分…くれませんかね」
クリスタ「んー渡すのやめようかな…」
ユミル「…義理だよな?」
クリスタ「え?うん」
ユミル「なら渡してこい。色々と世話になっただろ?そのお礼として渡してこい」
クリスタ「…うんっ!」
サシャ「私は…」
ユミル「クラスメイト全員に配れ」
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- 8 : 2018/02/07(水) 03:31:21 :
エレン「…1食10本で1日30本…」
アルミン「飽きるよね?」
エレン「う…アルミン、いるか?」
アルミン「いいの?」
エレン「貰い物を誰かにやるのは気が引けるが、これは無理だ」
コニー「まぁ毎食それじゃ栄養偏るからなぁ」
「「!?」」
コニー「な、なんだよ…俺間違ってるか?」
エレン「いや…」
アルミン「コニーから栄養って言葉が出た事に驚いた」
コニー「そんくらいは知ってんぞ」
アルミン「…三大栄養素は?」
コニー「んーと…ベルトルト、わかるか?」
ベルトルト「…食べる、寝る、ブチュー」
ジャン「そりゃ三大欲求だろ」
サシャ「…で、正解は?」
ユミル「…説明しない、繰り返し見せない、種明かししない」
クリスタ「それ…サーストンだよね?」
ライナー「あぁ…三大ではなく三原則だがな」
ミカサ「…スクワット、デッドリフト、ベンチプレス」
クリスタ「?」
ジャン「…ってなんだ?」
ライナー「筋トレビッグ3!!さぁやるぞ!ベルトルト!!サイドォ…チェストォォォォォ!!!」
ベルトルト「やらないよ。暑苦しい」
ライナー「…」
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- 9 : 2018/02/07(水) 03:32:10 :
エレン「筋トレ…ビッグ3…」
サシャ「カッコいいですね!ビッグ3!!」
コニー「ああ!!なんか強そう!!」
エレン「俺たちもビッグ3になりたい!」
サシャ「私たちですか!!」
コニー「んー…俺たちのスリー…」
エレン「スリー…ビースリー」
サシャ「スリービー…何も浮かびませんね」
コニー「うん…」
ユミル(コニサシャエレで3Bだろ…3バカだけどな)
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- 10 : 2018/02/07(水) 03:33:32 :
クリスタ「あっ忘れてた。はい」
エレン「…チョコ?いいのか?」
クリスタ「うん!」
クリスタ「これはアルミン、これは、ベルトルト、これは…ライナー!」
ライナー「いいのか!?ありがとう!(家宝決定!!!)」
アルミン「あ、ありがとう!(ライナー本当に家宝にするのかな…)」
ベルトルト「ありがとう!(でも確かに食べるのは勿体ない…いや、食べ物なんだから食べていいんだけど)」
クリスタ「はい!ジャンの!」
ジャン「お、俺も!?いいのか?」
クリスタ「うん!」
ジャン「やったぜ!(ミカサはまだかな…)」
コニー(俺は…?)
クリスタ「あ!ごめんコニー!また忘れちゃった…はい」
コニー「やったぜ!」
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- 11 : 2018/02/07(水) 03:35:19 :
ライナー「ベルトルト、放課後暇か?」
ベルトルト「ん?」
ライナー「ホワイトデーのお返し選びに行くぞ」
アルミン「早すぎだよ。落ち着いて」
エレン「お返しか…マシュマロとか?」
ライナー「あ"!?」
エレン「…え?」
ベルトルト「マシュマロ?それ本気で言ってるの?」
エレン「え?え?クリスタってマシュマロ嫌いなのか?」
アルミン「はぁ…二人とも落ち着いて。エレンだよ?意味なんか知ってる訳ないじゃん」
ベルトルト「あ…そうだね」
ライナー「エレンだもんな」
エレン「なんだよ…マシュマロダメなのか?」
アルミン「僕たちに殺されたいならそれでいいよ」
エレン「え…やめときます」
コニー「ジャン、マシュマロってダメなのか?」
ジャン「お前も死に急ぎ野郎になりたいのか?」
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- 12 : 2018/02/09(金) 22:59:31 :
アルミン「エレン、ホワイトデーのお返しには意味があるんだよ」
エレン「意味?」
アルミン「うん。クッキーは"友達"、キャンディは"好き"、マカロンは"特別"、そしてマシュマロは…"嫌い"」
ライナー「お前はクリスタの事を"嫌い"って言ってた訳だ」
ベルトルト「そういうこと」
エレン「そうなのか…じゃあキャンディとかは?」
アルミン「いいと思うよ」
ライナー「俺はマカロン!!!」
ベルトルト「知ってたよ」
コニー「マシュマロ可哀想じゃね?」
ジャン「マシュマロはすぐ溶けるだろう?薄っぺらい関係って事だ」
サシャ「マシュマロでもいいから欲しいですね…」
ユミル「じゃあ誰かにあげてこいよ」
ミカサ「マカロンは特別…高いから?」
クリスタ「うん!キャンディは甘さが長く続くから。クッキーは乾いてサクサクしてるから、だったかな?」
ミカサ(エレンのお小遣いでマカロンは…)
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- 13 : 2018/02/09(金) 23:01:15 :
エレン「あ」
アルミン「?」
エレン「手作りには手作り…ってのは?」
ライナー「何作るんだ?」
エレン「んー…カップケーキとか?」
ベルトルト「カップ…ケーキ…」
ライナー「作れるのか?」
エレン「んー…カップケーキならオーブンと型があればいいし、盛り付けの手間とかそんなかからないからな。仕上げに少し工夫すれば華やかに見えるし」
ライナー「…」
アルミン(僕の親友が謎の女子力を発揮してます)
ベルトルト「…お菓子作ってるの?もしかして料理も?」
エレン「ん?アクアパッツァとか簡単なのなら出来るぞ」
ベルトルト「アクアパッツァ…?」
エレン「魚介類をトマトやオリーブオイルとかと一緒に煮込んだものだ。確かイタリアの…」
ライナー「カンパニア州だ」
エレン「そうそう!流石ライナー」
コニー「カンパニア州って?」
ジャン「ナポリって言えばわかるか?」
コニー「んー…わかんねー」
ライナー「…カンパニア州の州都がナポリだ」
エレン「相変わらず凄いな、ライナー」
ライナー「まぁ知識だけだがな。俺は作れないからな」
エレン「そうか?練習すれば作れるぞ」
ライナー「料理系男子…いいかも」
ベルトルト「動機が不純」
ライナー「」
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- 14 : 2018/02/09(金) 23:02:35 :
アルミン「料理出来たんだね…知らなかったよ」
エレン「いや、だから出来るってほどでも…」
ライナー「料理か…確かに出来た方がいいかもな」
ジャン「そうか?」
コニー「母ちゃんに任せてるからなー」
ライナー「母親が調子悪い時に粥も作れず、自分の分も作れない。今はまだいいかもしれないが、将来のお嫁さんに愛想つかされちまうぞ」
ベルトルト「人としてダメかも…」
アルミン「うんうん。エレン先生!今度料理教えてね!」
エレン「…え!?」
ジャン「別に出来なくてもいいだろ。腹に入れば全部一緒だ。食えりゃいいんだよ、食えりゃ。死ななければそれでいいんだよ」
アルミン(暴論だ…)
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- 15 : 2018/02/09(金) 23:04:52 :
アルミン「あ、カップケーキにオレンジを使うのはどうかな?」
エレン「オレンジ?」
アルミン「そうそう。オレンジデーを意識…」
エレン「ん?」
アルミン(やっちまった)
ライナー「アルミン…」ヒソヒソ
アルミン「ごめん…」ヒソヒソ
サシャ「オレンジデーってなんですか?」
ジャン「第3の記念日」
コニー「んーと…誕生日と結婚記念日と…」
クリスタ「…」
ユミル「…」
サシャ「あと1つはなんですかね?命日は違う気がしますし…」
クリスタ「…第3の"愛"の記念日だよ…」
ユミル(命日がオレンジな訳ねぇだろ…)
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- 16 : 2018/02/09(金) 23:08:16 :
アルミン「エレン」
エレン「ん?」
アルミン「うまい棒さんの処分、考えよう」
エレン「お、おう…その前にオレンジデーって?」
アルミン「イケナイ太陽」
ベルトルト「ナーナーナーナナナーナナ」
ライナー「…歌わなくていいぞ」
ジャン「オレンジレンジだろそれは」
サシャ「オレンジレンジって?」
ミカサ「…そっち?」
サシャ「え?あ…オレンジデーって?」
ミカサ「…オレンジを投げあう日」
ユミル「それはトマト祭りだろ…」
ライナー「イタリアにあるぞ。オレンジ祭り」
ユミル「そんなのあんの!?」
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- 17 : 2018/02/12(月) 00:14:51 :
エレン「…オレンジデーってなんだよ」
アルミン「…さっきクリスタが言った通り、第3の愛の記念日だよ」
サシャ「1と2は?」
ジャン「バレンタインとホワイトデーだ」
ライナー「バレンタインで告白し、ホワイトデーで返礼をして、オレンジデーで愛を確かめ合うんだ」
コニー「ふーん…オレンジデーっていつだ?」
クリスタ「4月14日だよ」
ユミル「へぇ…」
ミカサ「…ユミル、知らなかった?」
ユミル「うっ」
ベルトルト「まぁまぁ。オレンジデーの歴史はまだ浅いからね」
サシャ「そうなんですか?」
アルミン「来年で25年だったかな…」
サシャ「愛を確かめ合うって…何するんですかね?」
コニー「さぁ?ジャン、知ってるか?」
ジャン「あぁ。オレンジデーが企業の販売戦略って事だろう?」
アルミン「裏事情言わないで」
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- 18 : 2018/02/12(月) 00:15:42 :
ジャン「だってそうだろう?理由もこじつけみたいなもんだしよ」
ライナー「いや、オレンジデーが愛の記念日って言う理由ならあるぞ」
ユミル「そうなのか?」
ライナー「あぁ。オレンジの花言葉、知ってるか?」
エレン「花言葉?」
サシャ「冷やすと美味しい、ですか?」
クリスタ「…」
ユミル「…」
コニー「花言葉…まだ間に合う、とか?」
ベルトルト「何に?付き合うの考え直せって事?」
ミカサ「…花嫁の喜び」
アルミン「よく知ってるね。その通りだよ」
ユミル「ほぉ…花嫁の喜びねぇ…」
ミカサ「ユミル…」
ユミル「…無知で悪かったな」
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- 19 : 2018/02/12(月) 00:16:51 :
ライナー「理由はもう1つあるんだが…」
クリスタ「はーい。欧米ではオレンジが愛と豊穣のシンボルになってるからー」
ライナー「正解だ!!」
クリスタ「やったー♪」
ライナー(可愛い…)
エレン「へぇーオレンジって凄いんだな!」
ユミル「なんでオレンジがシンボルになってんだ?」
アルミン「それはね、ギリシャ神話でゼウスとヘラが結婚した時にオレンジの花を送ったからだよ」
ジャン「ヘラは結婚の女神だからな」
コニー「ほー」
ミカサ「ヘラにあやかって、花嫁の頭をオレンジのコサージュで飾る風習もある」
サシャ「なんと!」
コニー「ヘラは結婚の女神…ゼウスは?」
クリスタ「全知全能の神だよっ」
サシャ「全知!」
コニー「全能!」
エレン「かっけぇぇぇ!!」
アルミン(相当な女好きでもあるんだけどね…相手は一人や二人じゃないし…)
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- 20 : 2018/02/12(月) 00:18:22 :
エレン「欧米の人ってすげぇんだな!?欧米のオレンジデーって何か特別な事してるのか?」
ライナー「…」
ベルトルト「…」
エレン「…あれ?」
アルミン「…オレンジデーは日本と韓国だけなんだ…」
クリスタ「韓国のオレンジデーは11月14日だよっ」
コニー「ん?じゃあ韓国は4月の…オレンジデーの日は何するんだ?」
ライナー「…ブラックデー」
サシャ「…何か…触れてはいけないような…」
ミカサ「…恋人がいない人が黒い服を着て、黒い物を食べる日」
ユミル「お、おう…」
ベルトルト「それを実行しないと、さらに1年恋人ができないとか…」
エレン「…負のイベントって事か?」
クリスタ「そうでもないよ?実行してる人はフリーで恋人募集中!って言ってるのとおんなじだからね。この日から交際するカップルも多いいみたいだよ」
サシャ「…黒い食べ物ってなんですかね?」
ジャン「黒豆」
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- 21 : 2018/02/12(月) 00:20:10 :
アルミン「コニー」
コニー「ん?」
アルミン「賭けポーカーをしよう」
コニー「賭け?俺金ねぇぞ」
アルミン「賭けるものはうまい棒さんでどう?」
コニー「いや、うまい棒さんも持ってねぇし…」
アルミン「エレンが分けてくれるって」
エレン「は?」
コニー「そうか?…面白そうだしやってみるか!」
ライナー「…なるほど」
ユミル「…コニーに押し付ける作戦か」
ジャン「ミカサ…何か俺にくれる物、ないか?」
ミカサ「鉄拳?」
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- 22 : 2018/02/12(月) 00:21:55 :
クリスタ「ポーカー…」
ユミル「知らないか?」
クリスタ「う、うん…」
ライナー「ジョーカー有りでやるみたいだからファイブカードあるな」
アルミン「そうだね。エレンは持ち主だから多めの800ね。僕とコニーは600」
コニー「よっしゃあ!」
ジャン「コニーも馬鹿だよな。やらなきゃ処分に困らな…ミカサのか…」
アルミン「ベット、30」
ベルトルト「アンティは無し」
ライナー「いらんだろ。遊びだし」
サシャ「ベットとは…?」
ジャン「寝具」
クリスタ「それはベッド…」
ユミル「…賭けるって事だ。うまい棒さん30個、アルミンは賭けた」
-
- 23 : 2018/02/12(月) 00:25:10 :
コニー「コール」
エレン「レイズ50」
サシャ「えーと…コールとは?」
ジャン「死体」
サシャ「え!?」
ライナー「……前の人と同じ額出すって事だ。今回は菓子だけどな」
ベルトルト(確かにフランス語でコールは死体だけど…流石のライナーでもこれには気づかなかったかな?)
クリスタ「レイズは…?」
ユミル「復活の呪文」
ライナー「それはゲームだろ」
ミカサ「…持ち上げる」
ベルトルト「持ち上げる?」
ミカサ「…サイドレイズ、フロントレイズ、リアレイズ」
ライナー「肩トレだな!!!どうだ!ベルトルト!!」
ベルトルト「やらないって。さっきから暑苦しいよ」
ライナー「…今日は辛辣だな」
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- 24 : 2018/02/12(月) 00:26:17 :
ライナー「アルミンの勝ち、か」
ベルトルト「…あれ?勝ったら増えちゃうよね?」
ライナー「まぁな。とっておきがあるから問題ないだろう」
ジャン「…そういう事か」
サシャ「ポーカーって…何が強いんですか?」
クリスタ「私に聞かれても…ユミル、何が強いの?」
ユミル「そりゃあ愛だろ」
ベルトルト「最後に愛は勝つけど…ポーカーの話だよ?」
ミカサ「…ジョーカーあるからファイブカードが一番強い」
サシャ「ファイブカード?」
ミカサ「同じ数字のカード4枚とジョーカーでファイブカード」
サシャ「なるほど!でも同じ数字4枚とジョーカー2枚の方が強いと思うんですけど、それは?」
ライナー「…ポーカーは5枚でやるんだ」
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- 25 : 2018/02/12(月) 00:27:31 :
クリスタ「一番強いのはファイブカード…他は?」
ユミル「…上から言うぞ。ファイブカード、ロイヤルストレートフラッシュ、ストレートフラッシュ、フォーカード、フルハウス、フラッシュ、ストレート、スリーカード、ツーペア、ワンペア、ノーペアだ」
クリスタ「…多いいね」
サシャ「えーと…ノーペアというのは?」
ミカサ「防御を全くしないこと」
ジャン「それはノーガード」
ライナー「…ノーペアは何も役がない、つまり何も揃ってないという事だ。ブタとも言う」
サシャ「あ、知ってます!」
ミカサ「それは知ってるの?」
サシャ「はい!このブタ野郎!!ですね!?」
ベルトルト「…そうだよ」
ユミル「ベルトルさん…」
-
- 26 : 2018/02/12(月) 00:29:50 :
サシャ「ブタってなんで悪口として使われるんですかね?」
ライナー「ん?」
サシャ「だって太ってる方にブタとか言いますよね?でもブタの体脂肪率10〜15くらいですよ?」
ジャン「そうだな。男は10〜20、女は20〜30だもんな。ブタの方が引き締まってるよな」
サシャ「ですよね!?嗅覚も凄いですし、暗闇でも行動出来るんですよ?鏡に映った姿を見てもそれが鏡ってわかりますし、野生なら時速40キロで走るんですよ!!」
ユミル「…ボルトより速いな」
ベルトルト「…クマと同じ…いや、クマの方が速いかな?」
サシャ「身体を泥まみれにしてるのは、寄生虫予防や温度調整のためですし。子ブタ可愛いですよ?」
ライナー「…ブタの知識凄いな」
サシャ「顎の力も強いんですから!」
ライナー「お、おう…」
ユミル(確か猫は見下し、犬は尊敬し、豚は同等に見るんだったな)
サシャ「話聞いてました!?ブタ野郎!!」
ライナー「…」
クリスタ「ライナー…」
ユミル「褒め言葉だ。褒め言葉」
ベルトルト「そうだよ」
ライナー「…ないていいか?」
ユミル「いいぞ」
ベルトルト「うるさくしないでね」
ライナー「ニャー」
ラ イ ナ ー は 殴 ら れ た
-
- 27 : 2018/02/12(月) 00:30:58 :
ライナー「痛ってぇ…殴らなくてもいいだろ…俺がボケちゃいけないのか?」
ベルトルト「ニャーはないよ」
ライナー「…話の流れ的にブヒだったか?」
サシャ「ブタはブヒとは鳴きません。ブキー、プギャァと鳴きます」
ベルトルト「ライナーはウホッ、でいいと思うよ」
ライナー「…泣いていいか?」
ベルトルト「grunt?」
ライナー「cry」
ベルトルト「暗い?電気ついてるんだけどなぁ」
ライナー「わざと言ってるだろう」
ベルトルト「ばれたか…」
サシャ「クマもそうですよ!!」
クリスタ「あ、まだあるの?」
サシャ「あんな可愛いキャラクターとかありますけど、人の味覚えたクマは人を襲うんですよ!?嗅覚も凄いですし!!」
ユミル「その嗅覚で攻めてくるのなんなの…」
-
- 28 : 2018/02/12(月) 00:32:17 :
ミカサ「クマの嗅覚は?」
サシャ「…凄いんです!!」
ミカサ「…」
ジャン「しょうがねぇなぁ…犬は人の数千〜数万倍だろ?」
ベルトルト「あれ?僕は億だと思ってたけど…」
ライナー「酢酸とかの匂いなら確かそのくらいだ。犬にも得意、不得意があるって事だ」
ミカサ「人間の嗅覚は鈍いから」
ジャン「で、クマは犬の7倍くらい嗅覚が優れてる。あ、ブタよりも速えからな?襲われたら鼻狙えよ?」
クリスタ「クマって…天敵いないの?」
ユミル「クマ」
クリスタ「え?」
ユミル「クマの天敵はクマって言ったんだよ。あとは武装した人間くらいかな」
ベルトルト(鯱も天敵人間だけだったよな…食物連鎖の頂点に立つ動物は怖くて近づきたくないけど…)
-
- 29 : 2018/02/12(月) 00:33:57 :
アルミン「クマがどうしたの?」
ライナー「いや…終わったか?」
アルミン「うん。オールインして終わらせた」
ライナー「狙いはやっぱりそれか」
ジャン「自分の手持ちを無くすには、それが一番手っ取り早いからな」
アルミン「うん。ちゃんと大勝負に出て負けた演技もしてきたから、コニーは気づいてないかな?」
サシャ「アルミンもクマには気をつけてくださいね!!」
アルミン「うん?過労?」
ライナー「そっちじゃないぞ。クマッたなぁ…」
ユミル「…今なら眉間に1発だ」
ライナー「ボケたっていいだろ!?」
ミカサ「…」
サシャ「クマめ…キャラクターみたいに可愛いクマは現実にいないんですかね…」
アルミン「ジャイアントパンダがいるじゃん」
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- 30 : 2018/02/12(月) 00:34:55 :
エレン「ふー、ありがとな!コニー」
コニー「ん?おお!俺も楽しかったぜ!!」
アルミン「エレン…残りは?」
エレン「俺は300。凄く少なく感じるのはなんでだろうな」
アルミン(コニーは1700か…後で少し分けてもらおう…)
ミカサ(エレンはそんな少食だったの…?育ち盛りの男の子なのに…)
サシャ「コニー!少し分けてください!!」
コニー「いいぞ。少しってどのくらいだ?」
サシャ「1500個ください!!」
ユミル「少しじゃねぇだろ」
クリスタ「あはは…」
-
- 31 : 2018/02/12(月) 00:36:41 :
コニー「ふぃー、これどうするか…あれ?なんでこんなにうまい棒さん貰ったんだっけ?」
ジャン「それがアルミンの作戦だからだよ」
コニー「作戦?」
ユミル「コニーにうまい棒さん押し付けて、エレンと一緒に指差しながら笑いたいんだとよ」
アルミン「半分正解」
ベルトルト「半分…50%…四捨五入で100%」
アルミン「四捨五入しない」
サシャ「ししゃごにゅうってなんですか?」
コニー(シシャゴニュウ…ししゃごにゅう…死者誤入?)
コニー「…憑依、とか?」
ユミル「なんでそうなった」
-
- 32 : 2018/02/12(月) 00:39:06 :
アルミン「さて、ライナーとベルトルトにお返ししないとね」
ライナー「お返し?」
ベルトルト「あ…いいよ。黒い服着てイカスミパスタ食べるから」
アルミン「お返し1個しか用意できなかったから勝負して決めようか。勝った方にあげるよ」
ベルトルト「話聞いて?」
ユミル「何を用意したんだ?」
アルミン「北欧のストックホルムで有名な缶詰だよ」
コニー「缶詰か!!」
サシャ「美味しんですかね!?」
エレン「いいなぁ…一口もらってもいいか?」
ミカサ(北欧…)
ユミル(ストックホルム…つまり)
クリスタ(スウェーデンで有名な)
ジャン(缶詰…)
ベルトルト(…シュールストレミング)
ライナー(納豆の約20倍の臭さ、生ゴミを数日間放置したような匂いがすると言われてる世界一臭い食べ物…)
ベルトルト(あれ?勝者にプレゼントって事は…)
ライナー(負ければいいのか?負けるが勝ち、か)
アルミン「負けた方は1日リヴァイ先輩にタメ口」
((勝つしかない!!))
サシャ「アルミン、一口くれませんか?」
コニー「俺も食べたい!!」
エレン「ずりぃぞお前ら!俺も食べてみたい!!」
アルミン「…ん?」
おしまい
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