この作品は執筆を終了しています。
ハンジ「おめでとう、エレン・イェーガー君!キミは偉大なるショッカーの一員に選ばれた!!」
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- 1 : 2013/12/24(火) 20:54:01 :
- 13作目のメモリアル記念
完全に個人的趣向の世界、書きたいから書く、それだけ
タイトルこんなのだけど、ギャグでは一切ない
きっとこのスレで年を越すことになるだろう。
2014年もよろしくお願いします<m(__)m>
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- 4 : 2013/12/24(火) 21:08:25 :
~調査兵団本部・ハンジの研究室~
ガチャ…
ハンジ「さて、今日も例の研究の続きをしないとね」
ハンジ「…って、あれ?」
シーン…
ハンジ「…ウソでしょ!?ヤバい!!」
モブリット「失礼します。どうしたんですか、分隊長?」
ハンジ「あ!いや!何でもないっ!!心配しなくていいよ!!」アセアセ
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- 6 : 2013/12/24(火) 21:13:01 :
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モブリット「明らかに動揺しているようですが…?」
ハンジ「いいから!!君は戻って自分の仕事をしてて!!」
モブリット「はぁ…。それでは…」
ガチャン…
ハンジ「…」
ハンジ(マズいぞ、『アレ』が全部逃げ出したんだとしたら、今にきっと大騒ぎだ…)
ハンジ(どうにか尻尾を掴んで、早く見つけないと…)
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- 7 : 2013/12/24(火) 21:16:39 :
~訓練兵団施設・営庭~
エレン「あ~~~~~」ゴロゴロ
ミカサ「平和…」ゴロゴロ
アルミン「そうだね~~~~」ゴロゴロ
エレン「たまの休日、こうやってゴロゴロするのも悪くないな~」ゴロゴロ
ミカサ「日差しが暖かくて気持ちいい。動きを止めると、眠ってしまいそう」ゴロゴロ
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- 8 : 2013/12/24(火) 21:20:25 :
アルミン「僕はもう寝ちゃいそうだよ。限界かも…」
エレン「寝るな~。寝たら死ぬぞ~。気を確かに持つんだ~~」ゴロゴロ
ミカサ「アルミンはよく戦った。もう眠らせてあげましょう」ゴロゴロ
アルミン「それじゃ、僕は先に逝くよ。お休み~~~」
エレン「アルミ~~~~~~ン」ゴロゴロ
クリスタ「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
エレ・ミカ・アル「!?」
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- 9 : 2013/12/24(火) 21:22:18 :
エレン「何だ!?」ガバッ!
ミカサ「今のはクリスタの声!?」
アルミン「タダごとじゃなさそうだ!!行ってみよう!!」
エレン「おう!!」
ダダダダダッ!
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- 10 : 2013/12/24(火) 21:26:23 :
クリスタ「い…いやぁ…」ガタガタ
ユミル「何だ、てめぇは…?」
???「…」
クリスタ「何、この怪物…?人みたいな、コウモリみたいな…」ガタガタ
ユミル「どこぞの変態が着ぐるみでもかぶってんだろうよ!クリスタは下がってろ!!」
ユミル「これ以上、私らに近付いてみろ?タダじゃおかねぇぞ!!」
コウモリ男「…面白い、やってみろ」ザッ!
ユミル「…舐めてんじゃねぇぞ!!」バッ!
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- 11 : 2013/12/24(火) 21:30:23 :
コウモリ男「ふんっ」ブンッ!
ユミル「…えっ!?」
ユミル「ぐあっ!!」ドサッ!
クリスタ「ユミルっ!!」
ユミル「こいつ…!羽で払い除けやがったのか!?速すぎて見えなかった…!」
コウモリ男「ただの人間風情が、我に敵うわけがないだろう。おとなしくするんだな」
ユミル「おとなしくしたら、何だってんだ?金でもくれんのか?」
コウモリ男「貴様らを、あの方の元に連行する。そこで、新人類へと進化を遂げるのだ!」
ユミル「わけの分からんことを…!相当頭湧いてるな、お前」
コウモリ男「今に分かる。我々の偉大さがな…」
クリスタ「…怖いっ!」ガタガタ
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- 12 : 2013/12/24(火) 21:34:27 :
エレン「クリスタ!ユミル!」
ミカサ「怪我はない!?」
アルミン「うわっ!!なんだ、アレ!?」
クリスタ「エレンっ!!ミカサっ!!アルミンっ!!」
ユミル「気を付けろお前ら、こいつは本物のバケモノだぞ!?」
エレン「何だよ、こいつ…。気持ち悪いな…」
アルミン「こんな生物、見たことがない…」
コウモリ男「下等種族ごときが、我を『こんな生物』呼ばわりするとは。愚かな…」
エレン「喋った!?」
ユミル「新人類だとかって言ってたぜ。相当頭がイカれてらっしゃるご様子だ」
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- 14 : 2013/12/24(火) 21:38:47 :
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コウモリ男「我らを愚弄するか、愚かな人間どもよ。今に後悔するぞ」
アルミン「よく分からないけど、君みたいな奴を野放しにしてちゃいけない、ってことは分かったよ」
エレン「俺達でさっさと片付けてやるか。もうそんな変なことが言えねぇようにな」
クリスタ「気を付けて、その人(?)、すごく強いの!!」
コウモリ男「当然だ。我ら新人類が、人間に劣るはずがない。無駄な抵抗は…」
ミカサ「…不毛。これ以上聞いていられない」シャキッ
エレン「ミカサ!ブレードをどこから!?」
コウモリ男「…あくまで抵抗するか、人間よ。身の程知らずが」
ミカサ「お前のような奴には、きっと言葉で言っても分かってもらえないだろう」
ミカサ「悪いけど、実力行使で分からせてあげる。もう二度とそんなふざけた口がきけないように…」
コウモリ男「面白い、やってみろ…」
バット「…我が名は『バット(蝙蝠)』。我らが大首領の命に従い、貴様を排除する」
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- 15 : 2013/12/24(火) 21:42:17 :
ミカサ「減らず口をっ…!!」ブンッ!!
ガキンッ!!!
ブレード「」ボキッ!!!
ミカサ「!?」
エレン「ブレードが折れた!?」
アルミン「馬鹿な!?あんなに簡単に折れるなんて!!」
ユミル「…バケモノかよ」
ミカサ「なんて硬さ!岩でも斬り付けたみたい…」
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- 16 : 2013/12/24(火) 21:46:21 :
クリスタ「ミカサ、危ないっ!!」
ミカサ「!?」
バット「…ふんっ!」ブンッ!!
ドゴッ!!
ミカサ「あぅっ…!」ドサッ!!
エレン「ミカサっ!!」
ユミル「おい、モロに入ったぞ!?」
ミカサ「う…」ググ…
アルミン「そんな、ミカサが一撃で…」
バット「次はどいつだ…?」
エレン「マズいな…」
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- 17 : 2013/12/24(火) 21:50:13 :
~訓練兵団施設・裏倉庫~
アニ「…」テクテク
アニ(…まったく、何で休日に倉庫の掃除をしなくちゃならないんだ)
アニ(格闘訓練の最中に、ちょっと休んでただけじゃないか。あの教官、覚えてな…)
アニ(誰が好き好んで、自分より大きなホウキ抱えて掃除するって言うんだ…)ベチョ
アニ「!?」
ホウキ「」ベチョォ…
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- 18 : 2013/12/24(火) 21:54:23 :
アニ「何コレ、ヒモ?ホウキがくっついて…」グググ…
アニ「…取れないっ」グググ…
???「ふふふ…」スタッ
アニ(!!)
アニ「…ふっ!!!」ドゴッ!!
???「ぐあっ!!!」ドサッ!!
アニ「乙女の背後に立つなんて、悪趣味だね。いったいどこの…」
クモ男「…てめぇ、俺様の顔面に蹴りを入れるとは、許さんぞ!」
アニ「…気持ち悪っ」
アニ(何こいつ?クモ?人にも見えなくないけど…)
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- 19 : 2013/12/24(火) 21:57:32 :
クモ男「せっかく生きのいい女がかかったと思ってみてみたら、ただのホウキかよ」
クモ男「だが、お前をここで攫っていけば、同じ結果だよな」
アニ「誰を攫うって?あんたみたいなわけの分からない奴に、私が負けるとでも?」
クモ男「…やってみるか?」
アニ「…来な!」
???「待てぃ!!」
アニ&クモ「!?」
クモ男「き…!貴様はっ!!」
アニ(何だい、あいつは!?)
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- 21 : 2013/12/24(火) 22:01:01 :
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~営庭~
エレン「ぐあっ…」
エレン「」ドサッ!
クリスタ「エレンっ!!」
バット「これで3人目だな」
ミカサ「」
ユミル「」
アルミン「くっ…!」
クリスタ「そんな、強すぎるよ…」
バット「おとなしくしろと言っている。貴様らでは、我には敵わんのだからな」
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- 22 : 2013/12/24(火) 22:04:19 :
アルミン(こうなったら…)
アルミン「うあぁぁぁぁぁぁっ!!!」ダダダダダッ!
ガシッ!!
バット「何を!?」
クリスタ「アルミンっ!?危ないよ、そいつから離れて!!」
アルミン「僕がこいつを抑えつけてるから、クリスタは早く逃げて!!」
クリスタ「そんなっ!!皆を置いて私だけ逃げるなんて!!」
アルミン「教官でも誰でもいい!応援を呼んでくるんだ!!僕らではこいつに勝てない!!」
クリスタ「でもっ!!」
バット「小賢しいっ!!その手を離せ…」
ドオォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!
一同「!?」
バット「何だ、あの爆発は…!?」
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- 23 : 2013/12/24(火) 22:07:13 :
クリスタ「あれは……倉庫のほう…?」
アルミン「何が…?」
バット「…ふんっ!」ブンッ!!
アルミン「うあっ!!」ドゴッ!!
クリスタ「アルミンっ!!」
アルミン「…っ!」ドサッ!
バット「何だろうと関係ない。我に従わないのであれば、貴様らを消すだけだ…」
アルミン「ク…ソ…!」グググ…
クリスタ「アルミン、逃げてっ!!」
バット「さらばだ…」スゥゥ…
???「待てぃ!!」
一同「!?」
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- 24 : 2013/12/24(火) 22:10:23 :
???「そこまでだ、バット…」
バット「貴様は…」
バット「…『ホッパー』!!」
アルミン「また新しい奴が…!もう駄目だ…」
クリスタ「待って、何か様子が…」
ホッパー「ここに来たのは二体か?先ほど、『スパイダー』を葬らせてもらったぞ」
バット「何!?では先ほどの爆発は、貴様が…!?」
ホッパー「案ずるな。すぐに貴様も、スパイダーの元へと送ってやる」
バット「抜かせ!!返り討ちにしてくれるっ!!」
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- 25 : 2013/12/24(火) 22:13:27 :
ホッパー「…身の程知らずが。とうっ!!!!」バッ!!
アルミン「跳んだ!?」
クリスタ「高いっ!!」
バット「飛行能力なら、我のほうが上だ!!はっ!!」バサッ!!
ホッパー「わざわざ死にに向かってくるとは。覚悟しろ…」
バット「その言葉、そっくり貴様に返してやる!!空中では、自由に動けまいっ!!」
ホッパー「何故私が、この方向に跳んだか分からんか?」
バット「…しまった!!」
太陽「」ピカーッ!
バット「ぐあぁぁぁぁぁっ!!目がっ!!目があぁぁぁぁっ!!!!」
アルミン「太陽が背に来るように、あえてあの方向に跳んだんだ!!」
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- 26 : 2013/12/24(火) 22:17:25 :
ホッパー「…終わりだ」
ホッパー「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」ギュウゥゥゥゥンッ!!
ゲシッ!!!!!
バット「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
バット「」ドサッ!!
アルミン「クリスタ、伏せてっ!!」
クリスタ「ひっ!!」バッ!!!!
バット「おのれ…覚えていろ…」ヨロヨロ…
バット「…大首領様、バンザーーーーーーーーイっ!!!!!」
ドオォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!
アルミン「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
クリスタ「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
パラパラ…
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- 28 : 2013/12/24(火) 22:21:42 :
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ホッパー「…ふぅ、片付いたか…」
ホッパー「さて…」
クリスタ「…」ガタガタ
アルミン「くっ…」
ホッパー「見たところ、普通の人間のようだな。倒れているのも含めて、五人か…」
アルミン「あの、あなたは一体?そのバッタのような風貌、あのコウモリの仲間ですか…?」
ホッパー「仲間?冗談じゃない。私をあんな連中と一緒にしないでもらおう」
アルミン「では、一体…」
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- 29 : 2013/12/24(火) 22:25:26 :
ホッパー「」スタスタ
アルミン「…」
ホッパー「…答える必要はない。君たちも、あいつらと同じ運命なのだからな…」スッ…
アルミン「えっ…!?」
クリスタ「アルミン、危ないっ!!」
ゲシッ!!!!!
クリスタ「アルミンっ!!」
アルミン「…」シーン…
アルミン「…あれ?」
ホッパー「…ほう」
アニ「…勝手な真似ばかりするんじゃないよ、あんた…」グググ…
クリスタ「アニっ!!」
アルミン「アニが受け止めた!?」
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- 30 : 2013/12/24(火) 22:29:55 :
ホッパー「まだ動けたとはな。結構痛めつけたつもりだったが?」
アニ「生憎、あの程度じゃマッサージにもならないね。出直して来な」
ホッパー「言ってくれる。人間の娘が」
ホッパー「ここにいるのは年端もいかぬ少年少女たちのようだが、悪に与するというのであれば、放ってはおけん」
ホッパー「もしや、この施設はそういった者たちを養成するための研究所か?ならば、話は早いな」
アニ「悪に与する?研究所?言ってることがさっぱりだね」
ホッパー「貴様らと話し合いができるとは思っていない。早急に消えてもらうのが、人類のためというものだ」
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- 32 : 2013/12/24(火) 22:34:45 :
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アルミン「話が全く見えない…。さっきのバケモノはともかく、僕らが一体何をしたって言うんだ!?」
クリスタ「お願いだから、もうこんなことはやめて!!」
ホッパー「そうやって命乞いをしてきた罪なき人々を、貴様らはどれだけ嘲笑ってきたと思っている」
ホッパー「そんな人々をこれ以上出さぬためにも、ここで消えてくれ」
アニ「…っ!」グググ…
アニ(マズいね、そろそろこいつの脚を受け止めるのは無理かも…)
???「そこまでだ、ホッパー!」
一同「!?」
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- 33 : 2013/12/24(火) 22:37:22 :
ホッパー「…ネクストか。なぜ止める?」
ネクスト「バットとスパイダーを倒したようだな、ホッパー」
アルミン「そんな…!バッタ男がもう一体!?」
アニ「さすがに二体目は厳しいね…」
クリスタ「もう…いやっ…!」
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- 34 : 2013/12/24(火) 22:45:22 :
ホッパー「質問に答えろ。なぜこいつらを見逃せと言うのだ?」
ネクスト「この子たちは我々の敵ではない。それだけだ」
ホッパー「何だと!?見ろ、こいつらの服装を!!」
ホッパー「我々を生み出したあの悪の科学者と、同じではないか!!」
ネクスト「だから、それが誤解だったんだ。あの人は、悪の科学者ではないんだよ」
ホッパー「…言っている意味が分からんな、ネクスト。もう少し、詳しく教えてくれないか?」
ハンジ「ここからは、私が説明するよ」
一同「!!」
アルミン「あの人は…!?」
クリスタ「確か調査兵団の…!」
アニ「…」
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- 43 : 2013/12/25(水) 20:59:11 :
ホッパー「…貴様!ノコノコと我らの前に姿を見せるとは!!覚悟はいいか!!」
ネクスト「落ち着けと言ってるだろう。我々の誤解だったのだ」
アルミン「あの、誤解って…?それに、悪の科学者というのは…?」
ハンジ「悪の科学者?はっはっはっ!!そんな風に呼ばれてるの、私?超ウケる!!」ケラケラ
アルミン「あの、それで…」
ハンジ「ああ、申し遅れたね。私は調査兵団分隊長の、ハンジ・ゾエ」
ハンジ「この変な人たちの、生みの親ってところだね」
ネクスト「変な人って…」
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- 44 : 2013/12/25(水) 21:03:26 :
ホッパー「…それよりも、貴様が悪の科学者ではないというのは、どういうことだ?」
ハンジ「悪の科学者…」ププッ!
ホッパー「答えろっ!!」
ハンジ「はいはい、教えてあげますよ。その前に、そこでノビちゃってる子たちも起こしてあげてね」
エレン「」
ミカサ「」
ユミル「」
ネクスト「お前がやったのか、ホッパー?」
ホッパー「冗談じゃない。やったのはバットだ」
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- 45 : 2013/12/25(水) 21:07:18 :
アルミン「エレン、ミカサ、起きて」
クリスタ「ユミルも、しっかりして!」
ユミル「う…ん?クリスタ、無事か?」
ミカサ「私は…?」
エレン「うわっ!!新しいバケモノ!!」
アルミン「エレン、落ち着いて。この人(?)たちは、どうやら味方かもしれない」
ミカサ「味方…?」
ユミル「それに、こっちの人は?」
クリスタ「調査兵団のハンジさん。今から、あの怪物について教えてくれるんだって」
ユミル「ふーん…」
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- 47 : 2013/12/25(水) 21:12:07 :
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ホッパー「さて、話してもらおうか。我々を生み出した経緯を」
ハンジ「はいよ。どこから話そうかな…」
ハンジ「人類のため、巨人に対抗する手段を常々から考えている私含め、調査兵団一同」
ハンジ「しかし有効な対抗手段はなく、せいぜい立体機動装置を用いた物量戦くらいだ」
ハンジ「どれだけ強力な武器を持とうが、どれだけ緻密な陣形を組もうが、どうしても死者は出てしまう」
ハンジ「扱っているのが『人』という土台である以上、強力な武器を上乗せしても土台が崩れてしまえばアウトだ」
ハンジ「だが、私はひらめいた。何らかの方法で、『人』そのものが持つ強さを底上げできないか、と!」
エレン「強さの、底上げ…?」
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- 48 : 2013/12/25(水) 21:16:12 :
ハンジ「そう。人そのものが強くなれば、壁外で武器が無かろうが馬が無かろうが、簡単には死なない」
ハンジ「それどころか、生身で巨人に対抗できるような強さがあれば、人類の未来は希望に満ち溢れていると思わないか!?」
アルミン「まぁ、言っていることは分かりますが…」
ハンジ「そう言うわけで、私はある実験をしたんだ。人と、生物を合成し、生物が持つ特性を反映させる実験を」
ユミル「そんなぶっ飛んだ実験を、よく兵団のお偉いさんが許しましたね」
ハンジ「え?無断独断だけど?」
ユミル「あんた…!」ハァ…
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- 49 : 2013/12/25(水) 21:20:23 :
ハンジ「まぁ、そんな突拍子もない実験、成功するわけもなく、正直廃案になりつつあったんだ」
ミカサ「それがなぜ、現在のような状態に?」
ハンジ「ある日のことだった。私がいつものように研究室に入った時、あったんだよ…」
クリスタ「…何が、ですが?」
ハンジ「…見覚えのない、謎のカバンが。正直、調査兵の誰かの忘れ物かと思ったんだけどね」
ハンジ「私の研究室は、基本、私しか入らない。たまにモブリットも来るけど、そんなカバンを持っているのを見たことがなかった」
ハンジ「つまり、謎の人物からの贈り物だったんだよ…」
アニ「…贈り物、ねぇ」
ハンジ「なんでそんな顔するのさ…?まぁいいや」
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- 50 : 2013/12/25(水) 21:24:17 :
ハンジ「そのカバンの中身を見て、私は驚いた!」
ホッパー「勝手に見たのか。自分のでもないのに…」
ハンジ「外野、うるさいよ!黙って最後まで聞いてて!」
ハンジ「中には、とある研究資料が入っていた」
ハンジ「その資料に書かれていたのは、なんと例の研究に関する、私がたどり着けなかった詰めの理論だったんだ!」
ネクスト「…ふむ」
ハンジ「その資料をもとに、私は急ピッチで実験を進めた。驚くほどスムーズに研究は進み、そして…」
ハンジ「4人の人間とクモ、コウモリ、バッタを合成した改造人間…」
ハンジ「『新人類(ネオ)』が誕生したんだよ!!!!」
アルミン「つまり、さっきのバケモノの正体は、ハンジ分隊長が作り出した、人間と動物の合成人間だと!?」
エレン「すげぇ…!」
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- 51 : 2013/12/25(水) 21:28:29 :
ホッパー「話は終わりか?そのままでは、貴様がまだ悪の科学者であることに変わりはないが?」
ハンジ「まだ続きがあるよ。その4体を作りだしたまではよかったんだけど…」
ハンジ「例の資料を基に作られた新人類は、どうやら人間時の記憶を失くす上に、悪の心が芽生えてしまうらしいんだ」
ミカサ「悪の…?」
アニ「それでさっきの2体は、私らを襲ったってワケかい」
ハンジ「その上、私が完成させた新人類についての研究資料を、今度は研究所から盗まれてしまったんだ」
アルミン「なるほど。では、最初に資料を提供した人物は、ハンジ分隊長に研究を完成させて、その後自分の手中に収める目的で…?」
ハンジ「そういう事なんだろうね。警戒していたんだけど、やられたよ」
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- 52 : 2013/12/25(水) 21:32:25 :
ハンジ「その際、4体の新人類たちも同時に逃げ出してしまった。さすがに焦ったよ」
ホッパー「逃げたのではない。スパイダーとバットを追って飛び出したのだ」
ネクスト「連中を放っておけば、ろくなことにならないと分かっていたからな」
エレン「でも、何であんたらは悪の心とやらが無いんだ?」
アニ「何か、人類のためだとかって言ってたね」
ホッパー「我々がバットたちのようにならなかった理由は知らん」
ネクスト「だが、もともと人類のために生み出されたのだ。人類を守るために戦うのは当然だ」
エレン「でも、悪い2体をやっつけたんだろ?じゃあ、もう安心なんじゃ?」
ユミル「いや、ダメだ」
アルミン「うん。盗まれた研究資料、あれを使って、悪いことを考えてる奴がいるはずだ」
ミカサ「そのために、分隊長を利用したのだと思う。いつまでも黙っているとは思えない」
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- 53 : 2013/12/25(水) 21:36:21 :
クリスタ「じゃあ、さっきみたいな怪物が、また出てくるの…?」
ハンジ「可能性は否定できない。だからこそ、その二人に協力してもらうことにしたのさ」
ネクスト「そういうことだ、ホッパー。分かってくれたか?」
ホッパー「とりあえず、君たちが悪の手先ではないことが分かった。無礼を許してくれ」
アニ「乙女に傷をつけた罪は消えないよ。責任取りなよ」
ホッパー「その割には、随分と元気そうだが?傷なんてどこにもないじゃないか」
アニ「…」
アニ(わざと残しておいて、慰謝料でも請求するべきだったね…)
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- 54 : 2013/12/25(水) 21:40:48 :
アルミン「しかし、怪物の元となった4人は一体どこから?調査兵の方なのですか?」
ハンジ「…まぁ、秘密ってことで。いずれ話すよ」
アルミン「はぁ…」
ホッパー「我々も人間時の記憶はないのだがな。人類のために戦えるのであれば、本望だ」
ネクスト「まったくだな。過去のことなど、今となってはどうでもいい」
ハンジ「今話したことが、現時点で分かっていることのすべてかな。と言っても、謎が多いけど…」
キース「貴様、ハンジか!?これは一体何事だ!?」ザッ!
ハンジ「あ、これはこれは、キース前団長。ご無沙汰してます」
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- 55 : 2013/12/25(水) 21:45:31 :
キース「今は教官だ。それより…」
ジャン「うわっ!!なんじゃこいつは!?」
ベルトルト「バッタ!?人!?」
ライナー「どっちもだ!!みんな、気を付けろ!!」
アルミン「いや、この人たちは…」
コニー「ライダー…」
マルコ「えっ…?」
サシャ「この人たち、ライダーですよ!!本などで見たことがあります!正義のヒーローです!!」
コニー「俺達が見てたのはこんなバッタバッタしい奴じゃないけど、間違いないぜ!!」
エレン「ライダー、ねぇ…」
ホッパー「まぁ、バケモノ呼ばわりされるよりはいいか…」
ネクスト「かっこいいじゃないか、ライダー」
キース「取り込み中済まないが、誰かこの状況を説明してもらおうか…?」
ハンジ「あー…」
-
- 56 : 2013/12/25(水) 21:50:25 :
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
キース「なるほど、そんなことが…」
サシャ「まさに本で読んだ世界じゃないですか!!」
コニー「悪と正義の戦い!!燃えるぜっ!!」
ジャン「燃えるな!ヘタすりゃ人類の一大事だってのによ!!」
アルミン「そうだよ、コニー。僕らじゃあいつらには敵わないんだ、ホッパーさんとネクストさんに頑張ってもらわないと」
エレン「そのホッパーとネクストって呼び方、何とかならないか?」
ライナー「確かに、少々まどろっこしいと言うか…」
ベルトルト「囚人みたいだよね。機械的な呼び名を付けられるなんて…」
ハンジ「…っ」ピクッ
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- 57 : 2013/12/25(水) 21:55:51 :
コニー「じゃあさ、俺達が読んでた本の奴らの名前にしていいか?」
ホッパー「本の?」
サシャ「ホッパーさんがライダー1号、ネクストさんがライダー2号です!」
ミカサ「1号と2号…」
マルコ「そのまんまじゃないか…」
アニ「番号で呼ぶんじゃ、それこそ囚人でしょ」
ネクスト「いや、それで構わんよ。そっちのほうがしっくりくる。なぜだか知らんがな」
ホッパー「確かに。ヘタに飾った名前よりも全然マシだ」
サシャ「決まりですね。では改めて…」
1号「ライダー、1号!!」ビシッ!
2号「ライダー、2号!!」ビシッ!
一同「おぉ~っ」パチパチパチ…
コニー「やっぱヒーローはこうでなくっちゃな!」
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- 58 : 2013/12/25(水) 22:00:27 :
ユミル「…ったく」
ドオォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!
イーッ!!イーッ!!
一同「!?」
クリスタ「何!?すごい音!!」
アルミン「変な声もしたよ!!」
エレン「外からだ!!」
ライナー「行ってみるぞ!!」
キース「待て!」
ジャン「教官!?」
キース「貴様らの言う、新人類とやらかもしれん!!訓練兵はここに残れ!!」
アルミン「しかしっ!!」
キース「どうせ貴様らが行ったところで足手まといだ!!私とハンジ、それから…」
1号「当然、私も行こう」
2号「皆はここで待っていてくれ」
サシャ「よろしくお願いします!!」
コニー「ちゃちゃっとやっつけてきてくれ!!」
ユミル「それじゃ、頼んだよ、ライダーさん」
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- 60 : 2013/12/25(水) 22:06:06 :
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~営庭~
戦闘員「イーッ!!」
キース「貴様ら…」
???「これはこれは、ホッパー二人がおそろいで。探す手間が省けたぞ」
キース「黒服の怪しげな奴らと、指揮官か…?」
ハンジ「指揮官は、見た目は人間だけど…?」
1号「だが、奴からは人外なるものを感じるぞ…!」
2号「貴様、何者だ!?」
ブラッキー「俺の名はブラッキー将軍。またの姿を…」
ブラッキー「うおぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」ゴゴゴゴゴ…
1号「何だ!?」
2号「奴の体が!!」
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- 61 : 2013/12/25(水) 22:10:25 :
ハンジ「…変身した!?」
シュゥゥゥゥゥ…
ブラッキー「…ふぅ」
ハンジ「その姿は!?蚊のような、カメレオンのような…」
ブラッキー「…俺は蚊とカメレオンの合成新人類だ。両者の特性を併せ持つ、最強の新人類!」
ハンジ「馬鹿な!!二種類の生物を合成しただと!?私の研究に、そんなものは…!!」
ブラッキー「そうか、あの研究を完成させた兵団の科学者とは、貴様のことか。礼を言うぞ」
ブラッキー「あの研究をもとに、我々の組織は独自に技術を作り上げたのだ」
ブラッキー「人と複数生物との合成など、もはや造作もない事よ」
ハンジ「…不愉快だよ。ただ利用されただけってことがね」
ブラッキー「貴様さえよければ、わが組織の幹部科学者にしてやっても良いぞ?」
ハンジ「冗談じゃない。誰が好き好んで、お前らみたいなバケモノに手を貸すか」
ブラッキー「…だろうな。まぁよい、貴様のような奴はすでにわが組織に足りている」
-
- 62 : 2013/12/25(水) 22:14:11 :
ハンジ「…一体お前たちは何者なんだ?なぜ、こんなことをする…?」
ブラッキー「我々は、有能な人間のみを厳選し、新人類へと進化させ、壁外を含めたすべての世界を手中に収める組織…」
ブラッキー「『新人類(ネオ)・ショッカー』!!!!!」
ハンジ「…ネオ・ショッカーだって!?」
ブラッキー「まずは、この壁内の人間を厳選し、最強の怪人軍団を形成する」
ブラッキー「いずれは、巨人どもにも屈服しない、強力な軍団となるだろう」
ブラッキー「その点では、巨人を絶滅させようとしている貴様らと目的は同じだがな」
1号「何であれ、我々の敵であることには変わらない」
2号「ここで消えてもらうぞ、ブラッキー!!」
-
- 64 : 2013/12/25(水) 22:18:15 :
ブラッキー「そう簡単に行くかな?」
1号「何だと?」
ブラッキー「我々新人類に対抗できるのは、同じ新人類である貴様ら二人だけ」
ブラッキー「もし、この場所以外に我々の仲間が襲撃していたとしたら、どうする…?」
2号「まさか…!」
ブラッキー「トロスト区と言ったかな?今頃、俺の仲間の手によって、地獄と化しているだろう…」
キース「貴様あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
ハンジ「マズい、このままじゃ!!」
1号「よし、私がトロスト区とやらに行こう。ここは任せるぞ、2号」
ブラッキー「させん!!必殺、透明化!!」スゥゥ…
キース「なっ!?」
ハンジ「消えた!?」
-
- 65 : 2013/12/25(水) 22:22:39 :
ブラッキー「俺がどこから攻めてくるか分かるまい!!喰らえっ、吸血攻撃!!」
キース「」ブスッ!
キース「ぐあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
ハンジ「教官っ!!」
1号「そこかっ!!」ブンッ!!
ブラッキー「おっと、危ない危ない」ヒョイッ
キース「くっ…!」ガクンッ
ハンジ「教官、しっかり!!」
キース「私は大丈夫だ。しかし…」
2号「今のうちに行け、1号!」
1号「分かっ……ぐあっ!!」ドゴッ!
ブラッキー「行かせぬわ!!二人まとめておとなしくしていろ!!」
-
- 66 : 2013/12/25(水) 22:26:27 :
1号「姿が見えん…!これでは、奴の隙をついて抜け出すこともできん…!」
2号「どうすれば…!」
コニー「うおぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」ヒュゥゥゥゥゥゥンッ!!!
ブラッキー「何だ!?」
キース「スプリンガー!?立体機動装置を勝手に持ち出して、何する気だ!?」
サシャ「コニー、2号さんの右斜め後方ですっ!!」
コニー「任せろっ!!おりゃあぁぁぁぁぁぁっ!!!」ヒュゥゥゥゥゥゥンッ
コニー「はあっ!!」ズバッ!!
ボキンッ!!!
コニー「ダメだ、やっぱりブレードは通用しない!!」
ブラッキー「くっ…!なぜ分かった!?」
サシャ「野生のカンを甘く見ないでください!!あなたの居場所は、手に取るように感じ取れますっ!!」
-
- 67 : 2013/12/25(水) 22:30:32 :
ブラッキー「そんなふざけたことが、あってたまるかっ!!」
2号「居場所が分かれば十分だ!!とうっ!!」ゲシッ!!
ブラッキー「ぐあっ!!」ドサッ!!
2号「今だ1号!!行けっ!!」
1号「分かった!!」
エレン「俺達も連れてってくれ!!」
1号「君は…!」
アルミン「足手まといにはなりません!どうか、お願いします!!」
ミカサ「私からも…っ!!」
1号「…分かった。ただし、戦うのは私だ。君たちは、住民の避難誘導を最優先に頼む」
エレン「分かった!」
1号「では、行くぞ!!トロスト区とやらに案内してくれ!!」ダッ!
エレ・ミカ・アル「」ダッ!!
-
- 68 : 2013/12/25(水) 22:36:09 :
ハンジ「では教官、私も行ってきます。ここはお願いしてもいいですか?」
キース「行って来い。くれぐれも、気を付けてな…」
ハンジ「はいっ…!」
ブラッキー「行かせるか!!お前達っ!!」ムク…
戦闘員たち「イーッ!!思い通りにはさせんぞっ!!」
ジャン「オラっ!!おとなしくしやがれっ!!」ドゴッ!!
戦闘員「ぐあっ!!」ドサッ!
ライナー「全員で袋叩きだ!!」ドゴッ!!
アニ「」ゲシゲシッ!!
ベルトルト「はっ!!」ドゴッ!!
ユミル「くたばれバケモノが!!」ボゴッ!!
戦闘員たち「イーッ……」ドサッ…
ジャン「へっ!ざっとこんなもんだぜ!」
-
- 69 : 2013/12/25(水) 22:43:21 :
ブラッキー「おのれ人間どもが…」
ブラッキー「小賢しいわっ!!!」バッ!!
ブワアァァァァァァァァァッ!!!!!
一同「うわっ!!」ドサッ!
キース「貴様らっ!!」
ブラッキー「全員まとめて、あの世に送ってくれる!!」
クリスタ「2号さんっ!!」
2号「何だ!?」
クリスタ「今からあの怪物を、皆で森の中に誘導します!2号さんには、最後の大事な役目をお願いしたいんですが…」
2号「…詳しく聞かせてもらえるかな?」
ブラッキー「いつまで持つかな!?貴様ら下等種族ごときがっ!!」
ライナー「よし、俺達も手筈通りいくぞ!!」
ジャン「みんな、死ぬなよ!?」
一同「おうっ!!」
-
- 73 : 2013/12/26(木) 20:24:27 :
-
~トロスト区~
住民「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
住民「バケモノだあぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
住民「助けてえぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!」
シザーパンサー「ふふふ…。恐怖に慄け、人間どもよ」
トータスキャノン「ブラッキーはうまくやっているようだな。ホッパーの邪魔が入らなくて楽だぜ」
1号「それは残念だったな、私ならここにいるぞ!!」
シザー&トータス「!?」
1号「悪事はそこまでだ!おとなしく観念しろっ!!」
シザーパンサー「ホッパー、何故ここに!?」
トータスキャノン「ブラッキーはしくじったのか!?使えない奴め…!」
-
- 74 : 2013/12/26(木) 20:28:57 :
ハンジ「何だ、あの姿は!?」
エレン「猫みたいなやつが、デカいハサミ持ってる…!?」
アルミン「あっちは、亀に大砲がついてる…!?」
ミカサ「生物と、無生物の合成…!?」
シザーパンサー「我々の合成技術は日々進化している」
トータスキャノン「今、この瞬間にも、新たな新人類が誕生していることだろう」
ハンジ「何てことだ…!私が興味本位であんなものを生み出してしまったがために、こんなことに…!」
1号「お前が悪いわけではない、ハンジ。すべての元凶は、お前を利用したこいつらの組織だ」
1号「落ち込んでいる暇はない。こいつらの悪事を止めるためにも、お前の頭脳が必ず必要になる」
ハンジ「1号…」
-
- 76 : 2013/12/26(木) 20:32:46 :
-
シザーパンサー「貴様らには無理だ。なぜなら、ここで全員死ぬからだ!!」
トータスキャノン「貴様らには、いいものを見せてやろう。我々が生み出した、至高の戦士…」
トータスキャノン「出でよ、『ドラゴンフライ』!!」
エレン「ドラゴンフライ……って何だ?」
アルミン「トンボだよ!!」
ミカサ「一体、どんなバケモノなの…!?」
ドラゴンフライ「…」ザッ…
アルミン「あれが…?」
エレン「何だよ、普通の人間じゃないか」
ハンジ「いや、さっきのブラッキーと同じように、変身するのかもしれない!」
1号「どこか、我々に似た雰囲気を感じる。タダ者ではないぞ」
-
- 77 : 2013/12/26(木) 20:36:19 :
トータスキャノン「さぁ、お前の力を見せてやれ」
ドラゴンフライ「…変身」
ドラゴンフライ「はあっ!!!」
キュイィィィィンッ!!
ハンジ「…やっぱり!!」
ミカサ「一気にバケモノの姿に!?」
ドラゴンフライ「…ふぅ」シュゥゥゥゥゥ…
シザーパンサー「さぁ、あいつらを殺せ。お前の家族を殺した人間共が、憎いだろう?」
ドラゴンフライ「憎い。人間が。すべて…」
ドラゴンフライ「…憎いっ!!!」ダッ!!
-
- 78 : 2013/12/26(木) 20:40:14 :
ハンジ「速いっ!!」
エレン「マズいぞ、こっちに来やがる!!」
1号「行かせん!」ザッ!!
ドラゴンフライ「邪魔だ!!」ドゴッ!!
1号「ぐっ…!」
ドラゴンフライ「死ねっ!!死ねっ!!」ドゴッ!!ドゴッ!!
1号「何というパワーだ…!!」ドゴッ!!ドゴッ!!
1号「ぐふっ…!!」ガクンッ
ハンジ「1号っ!!」
-
- 79 : 2013/12/26(木) 20:44:24 :
ドラゴンフライ「人間っ!!消えろっ!!」バッ!!
ハンジ「しまったっ!!」
エレン「ハンジ分隊長っ!!」
ミカサ「させないっ!!」ガッ!!
ドラゴンフライ「…ほう?」グググ…
ミカサ「く…ぅ…」グググ…
ドラゴンフライ「邪魔だ、女…」グググ…
ミカサ「ダメ…長くは持たない…」グググ…
アルミン「ミカサっ!!無茶はやめてっ!!」
エレン「1号、早くっ!!ミカサがっ!!」
1号「やめろ、ドラゴンフライ!!」ドゴッ!!
ドラゴンフライ「ぐっ…!!」ドサッ!!
ミカサ「…はぁっ、危なかった…」ガクンッ
-
- 80 : 2013/12/26(木) 20:48:42 :
ハンジ「すごいエネルギーを感じる…。さっきの奴らとは大違いだ」
エレン「とんでもない奴だな、あのトンボ野郎…」
ドラゴンフライ「貴様ら、よくも…」
1号「む…?あれはっ!」
少女「あっ…」トコトコ…
ハンジ「逃げ遅れた住民か!?」
母親「ダメよっ、逃げなさいっ!!」
父親「近づいてはダメだ!!こっちにおいで!!」
兄「速く逃げろっ!!」
ドラゴンフライ「…お前」
少女「あ…あぁ…」
少女「助けてっ!パパ、ママ…」
少女「…お兄ちゃーーーーーんっ!!!」
ドラゴンフライ「おにい…ちゃん…?」
ドラゴンフライ「」ズキンッ!
ドラゴンフライ「!?」ガクンッ!
-
- 82 : 2013/12/26(木) 20:53:11 :
-
シザーパンサー「どうした、ドラゴンフライ?」
トータスキャノン「膝をつくほどのダメージではないだろう?」
ハンジ「今のうちにっ!!」
アルミン「こっちだよ、さぁ逃げて!!」
少女「怖いよおっ!!」ダッ!!
父親「もう大丈夫だ、早く逃げよう!!」
母親「ありがとうございますっ!!」
兄「さぁ、一緒に走ろう!!」
少女「うん、お兄ちゃんっ!!」
ドラゴンフライ「」ズキッ!!
ドラゴンフライ「ぐ…あぁっ…」ズキズキ
ドラゴンフライ(何だ、これは!?頭の中で、何かが…?)
…おにいちゃん…
ドラゴンフライ「!!!」
ドラゴンフライ「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!」
一同「!?」
シザーパンサー「どうしたのだ!?」
トータスキャノン「まさか、記憶が…!?」
シザーパンサー「馬鹿な、そんなはずはない!!新人類へと改造される際に、人間時の記憶は消去されるはず!!」
ドラゴンフライ「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!」
ドラゴンフライ(俺は…俺は一体…!?)
-
- 84 : 2013/12/26(木) 20:58:30 :
~ドラゴンフライ回想~
???????「死ね…」
ザクッ…
「…ぐふっ…」バタッ…
――――父さん?
?ザ???サ?「お前もだ…」
ザクッ…
「逃げて…」バタッ…
――――母さん?
「いやっ!!助けて、お兄ちゃんっ!!」
?ザ??パ?サ?「おとなしくしろ…」
――――チハル?
「お父さんっ!!お母さんっ!!怖いよっ!!」
シザ?パ?サ?「さあどうする?お前が俺達に素直に従うのなら、手荒な真似はしない」
――――断る。チハルを離せっ!
シザーパ?サ?「…残念だ」
ザクッ…
「おにい…ちゃん…」
ドサッ…
――――そんな…
シザーパ?サー「はははははっ!!おとなしく従わないからこうなるのだ!!」
――――おのれ…!
シザーパンサー「貴様は無理矢理にでも連れていく。家族は犬死だったな。はははははっ!!!」
――――おのれえぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!
「シザーパンサぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」ダッ!!!!!
ザクッ…
ドサッ…
-
- 85 : 2013/12/26(木) 21:03:12 :
-
~現代~
ドラゴンフライ「…」
シザーパンサー「落ち着いたようだな」
トータスキャノン「まったく、驚かせやがって。一体何だったんだ?」
エレン「お前…」
1号「ドラゴンフライ…」
シザーパンサー「さぁ、お前の家族を殺した憎き人間どもを、さっさと殺せ!!」
ドラゴンフライ「…あぁ、俺の家族を殺した憎い奴を…」スタスタ…
アルミン「…どこへ?」
-
- 86 : 2013/12/26(木) 21:10:22 :
トータスキャノン「あん?こっちに来るぞ?」
シザーパンサー「何をしている?敵は向こうだぞ?ちゃんと目が見えてるのか?」
ドラゴンフライ「あぁ、はっきりと見えてるさ。俺の家族の仇が、この目にしっかりとな!!」
ガシッ!!
シザーパンサー「!?」グググ…
トータスキャノン「貴様、何をする!?」
シザーパンサー「離せっ…!頭が割れるっ!!」グググ…
ドラゴンフライ「覚悟しろ、シザーパンサー。貴様は何があっても、俺の手で葬ってやる!!」
ハンジ「何が!?」
1号「ドラゴンフライの家族の仇は、あいつだったのか!?」
アルミン「記憶がないのをいいことに、だまして利用していたんだ!」
ミカサ「ひどい…」
エレン「やっちまえ、トンボ野郎!!」
-
- 87 : 2013/12/26(木) 21:14:28 :
トータスキャノン「貴様、その手を離せっ!!」
ドラゴンフライ「寄るな、クズが。俺は今、こいつの相手で忙しい」ドゴッ!!
トータスキャノン「ぐあっ!!」ドサッ!!
シザーパンサー「ぐ…あぁ…」メキメキ…
ドラゴンフライ「なぁ?俺の父さんを、母さんを、チハルを殺すのは、楽しかったか…?」
ドラゴンフライ「なぁ、どうなんだ?」
シザーパンサー「な…にを…?」メキメキ…
ドラゴンフライ「それとも、今ここでお前を殺せば、その楽しさが分かるのか?」
ドラゴンフライ「おい、答えろよ?」
ハンジ「マズい、せっかく記憶を取り戻したのに、心が悪に染まりつつある!!」
アルミン「あのままじゃ、奴らと一緒になってしまう!!」
ミカサ「どうすれば…!?」
-
- 88 : 2013/12/26(木) 21:18:41 :
1号「ドラゴンフライ、聞けっ!!」
ドラゴンフライ「…?」
1号「お前は今、復讐心に囚われているだけの憐れなピエロだ。お前がなりたいのは、そんなものなのか?」
ドラゴンフライ「それがどうした?俺は家族の仇であるこいつを殺す。それだけだ」
1号「それがダメだと言っている。君のその力は、そんなことのためにあるのではない」
1号「今この瞬間にも、どこかでそいつらに苦しめられている人間がいるかもしれない」
1号「君と同じように、家族を殺されそうになっている人間がいるかもしれない」
1号「なのに君は、つまらない復讐心を振りかざして、そんな奴を殺すことだけに意識を向けるのか?」
ドラゴンフライ「…俺と同じ思いをしている人が…?」
-
- 90 : 2013/12/26(木) 21:22:17 :
-
1号「そうだ。君の力を我々とともに人類のために役立てるのであれば、そんな思いをする人はいなくなるはずだ」
1号「どうか、君の力を貸してほしい」
1号「君の家族も、君がこんなことをするなんてのは望んでいないはずだ」
ドラゴンフライ「…家族…」
ドラゴンフライ「…チハルっ!!」
パッ…
シザーパンサー「はぁっ!!死ぬかと思ったぜ…」
エレン「離した…!?」
ハンジ「どうするの!?」
-
- 91 : 2013/12/26(木) 21:26:13 :
シザーパンサー「まったく、お前には失望したぜ。せっかく俺達にいい仲間ができたと思ったのによ」
トータスキャノン「残念だが、これ以上生かしておくわけにはいかんな。ここがお前の墓場だ!!」
ドラゴンフライ「そうはいかん!」ドゴッ!!
シザーパンサー「ぐあっ!!」ドサッ!!
トータスキャノン「貴様!!いいのか、そういう行為を、家族は望んでないんだろう!?」
ドラゴンフライ「違う。俺の家族が望まないのは、復讐心で行動することだ」
ドラゴンフライ「だったら俺は、そんなもの捨ててやる。今、俺がこいつらを殺すのは…」
ドラゴンフライ「人類の平和のためだっ!!!」
シザーパンサー「なっ…!!」
1号「ドラゴンフライ。今から君は、我々ライダーの仲間入りだ。そんな君には、ライダー、ヴァージョン3…」
1号「『V3』の名を贈ろう…」
ハンジ「V3…。ライダーV3っ!!」
-
- 92 : 2013/12/26(木) 21:30:27 :
V3「行くぞ!!とうっ!!!!」バッ!!!
アルミン「跳んだ!!」
シザーパンサー「くっ…!高いっ!!」
トータスキャノン「マズいぞ!!このままではっ!!」
V3「俺が全てにケリを付ける!!V3…」
V3「…キィィィィィィィィィィック!!!!」ヒュオォォォォッ!!
ドゴッ!!!
シザーパンサー「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」ズザザザザッ!!!!
トータスキャノン「シザーパンサーっ!!」
シザーパンサー「おのれ…覚えていろ…」フラフラ…
シザーパンサー「この無念は、必ずや我らが大首領が晴らしてくれようぞ…」ヨロヨロ…
シザーパンサー「大首領様、バンザーーーーーーーーイっ!!!!!」
ドオォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!
-
- 94 : 2013/12/26(木) 21:35:22 :
-
エレン「やった!!」
アルミン「すごい…!!」
トータスキャノン「馬鹿な…」
1号「…よくやった、V3…」
V3「ありがとう。あんたのおかげで、俺は自分を取り戻すことができた」
V3「これからは、あんた達と一緒に戦うことにするよ。これ以上、俺と同じ思いをする人がいなくなるように…」
ハンジ「よろしくね、V3」
???「ずいぶんと楽しそうだな」
一同「!?」
-
- 95 : 2013/12/26(木) 21:39:01 :
1号「何者だっ!?」
アルミン「エレンっ!!」
エレン「!?」
ミカサ「後ろっ!!」
エレン「後ろ…」ズバッ!!
エレン「!?」
エレン(…あれ?俺は今、何をされた?あそこで飛んでるのは…)
腕「」ヒュゥゥゥゥ…
エレン(…腕?誰の…?)
ハンジ「エレンっ!!右腕がっ!!」
V3「斬り落とされただと!?」
エレン(…俺の!?俺の右腕!?)
エレン「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」バタバタッ!
ミカサ「そんなっ!!エレン!!エレンっ!!」
アルミン「ミカサ落ち着いて!!それより、早く止血をしないと!!」
-
- 97 : 2013/12/26(木) 21:43:22 :
-
1号「貴様、何者だ!?」
トータスキャノン「アーマー元帥!!」
アーマー「シザーパンサーがやられるとはな。なかなか面白い連中だ」
V3「…貴様がこいつらの親玉か?」
アーマー「ドラゴンフライ、我々を裏切るつもりか?」
V3「貴様らの知るドラゴンフライは、もうこの世に存在しない。俺の名は…」
V3「ライダー、V3っ!!!」バッ!!
アーマー「…何にせよ、我々にたてつくのなら容赦はしない。覚悟しておくんだな」
-
- 98 : 2013/12/26(木) 21:47:00 :
トータスキャノン「元帥、ここはいかがいたしましょうか!?」
アーマー「…一度退却だ。バット、スパイダー、ブラッキー、シザーパンサーが同時にやられてしまったからな」
アーマー「日を改める。その時まで、棺桶の用意をしておくのだな」
1号「黙れっ!!貴様のような奴らに、我々は負けないっ!!」
アーマー「楽しみにしているぞ。さらばだ…」
トータスキャノン「覚えてろっ!!」
V3「待てっ!!」
スゥゥ…
ハンジ「消えた…」
1号「アーマー元帥、恐ろしい力を感じた…」
エレン「うっ…あぁっ…!!」
ミカサ「エレン、しっかりしてっ!!」
アルミン「早くお医者さんに見せないとっ!」
1号「…気の毒にな」
V3「彼の右腕を守れなかった。無念だ…」
-
- 99 : 2013/12/26(木) 21:50:22 :
~同刻・訓練兵団施設付近の森~
ブラッキー「…」
ブラッキー(奴ら、どこに隠れた…?)
コニー「とうっ!!」シュパッ!!
ブラッキー「!!」
サシャ「こっちですよーっ!!」ヒュゥゥゥゥゥゥンッ
ブラッキー「おのれ、小賢しいっ!!何だ、あの飛び回る装置は!?」
ブラッキー「透明化してもなぜか嗅ぎつけられる。何者だ、ここの連中は…!?」
-
- 100 : 2013/12/26(木) 21:54:39 :
アニ「…」ヒュゥゥゥゥゥゥンッ…
ブラッキー「そこか!!」ガシッ!!
アニ「…っ!!」
ブラッキー「俺が気付かんとでも思ったか?後ろから不意打ちとは、見え透いたマネをしやがって…」
アニ「…あんたこそ、私を捕まえたくらいで安心してるんじゃないよ」
ブラッキー「何だと…!?」
アニ「…今だよっ!」
ジャン「っしゃあぁぁぁぁっ!!!」パシュッ!!
ライナー「喰らえっ!!」パシュッ!!
ベルトルト「アニ、もう少し我慢してっ!!」パシュッ!!
マルコ「はあっ!!」パシュッ!!
ユミル「死にさらせやっ!!」パシュッ!!
ザクザクザクザクっ!!!
ブラッキー「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
ブラッキー(これは、奴らが飛び回る際に用いるワイヤー!?)
-
- 102 : 2013/12/26(木) 21:58:53 :
-
ブラッキー「ぬ…抜けんっ!!」グググ…
アニ「簡単に抜けたら困るからね。そういう設計だよ」スタッ
ブラッキー「貴様、俺の注意をひくためにわざと…」
アニ「本当は一発お見舞いしてやろうかと思ってたけどね。このくらいで勘弁してやるよ」
ブラッキー「クソおぉっ!!!」グググ…
ジャン「まだだっ!!お前ら、一斉に巻き取れっ!!」
ライ・ベル・マル・ユミ「おうっ!!!」
キュルキュルキュル…
ブラッキー「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
ブラッキー(五方向から同時に!?身体が引き裂かれるっ…!!)
-
- 103 : 2013/12/26(木) 22:02:27 :
2号「身動きが取れないところ悪いが…」
ブラッキー「貴様っ!!」グググ…
2号「お前はここで滅んでもらおうか。人類のためにな!」
ブラッキー「ほざけ!!貴様なんぞにやられる俺ではないっ!!」
2号「貴様らの組織は、我々が必ず滅ぼす!!人類の平和は、我々が守るっ!!」
2号「行くぞっ!!」ダンッ!!
ジャン「やっちまえ、2号!!」
2号「ライダー…」
ライナー「決めてくれっ!!」
2号「卍(まんじ)…」ギュルッ!
ブラッキー「やめろおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」
2号「キィィィィィィィィィィック!!!!!!」
ドゴォッ!!!
ブラッキー「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
-
- 105 : 2013/12/26(木) 22:06:41 :
-
ベルトルト「みんな、アンカーを抜いて離れろっ!!」ダッ!
一同「おうっ!!」ダッ!!
ブラッキー「…何という事だ…。この俺までもがこのザマとは…」
ユミル「さっさとくたばれ、バケモノめ」
ブラッキー「貴様ら、俺達にたてついたことを、いずれ必ず後悔するぞ…!」
ブラッキー「大首領様、バンザーーーーーーーーイっ!!!!!」
ドオォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!
ジャン「うおっ!!」
ベルトルト「すごい爆発だね…」
ユミル「いちいち爆発しなきゃ死ねないのか、こいつら?最期まで迷惑な奴らだな…」
-
- 108 : 2013/12/26(木) 22:11:35 :
-
2号「終わったか。君たち、戦闘への協力、大変感謝する」
ライナー「なに、いいってことよ」
キース「やったのか…?」
クリスタ「教官、まだ動かない方が。傷に響きますよ」
キース「あぁ、すまん…」
コニー「終わったか?」
サシャ「さすがですね、2号さん」
ジャン「コニー、サシャ、お前らもご苦労。かく乱役は見事だったぜ」
コニー「まぁ、俺達からすれば、この程度朝メシ前だぜ」
サシャ「まだお昼ご飯前ですけど?」
コニー「そういうことじゃねぇよっ!!」
ユミル「コニーに突っ込まれるようじゃ終わりだな、芋女」
ジャン「まったくだぜ」
-
- 109 : 2013/12/26(木) 22:15:18 :
アニ「呑気に話してていいの?トロスト区はどうなったか気にならない?」
ライナー「それもそうだな。1号達の安否が心配だ…」
アルミン「みんなーーーっ!!」
クリスタ「アルミンっ!!」
2号「その様子だと、町は大丈夫だったようだな」
アルミン「はい、街の怪人は何とか退けました。しかし…」
キース「…どうしたのだ?」
アルミン「…エレンが…」
-
- 110 : 2013/12/26(木) 22:18:16 :
~食堂~
ジャン「本当かよ…」
1号「面目ない。私が付いていながら…」
ハンジ「1号のせいじゃないよ。あそこで幹部クラスのバケモノが襲ってくるなんて、誰も予想できなかったからね」
ライナー「ミカサは?」
アルミン「医務室で、エレンに付き添ってる」
ハンジ「意識はあるけど、痛みと、腕を無くしたショックで、エレンの精神状態が不安定でね」
コニー「誰かが付き添っててやらねぇと心配だな、そりゃ」
-
- 111 : 2013/12/26(木) 22:22:10 :
アニ「それより…」チラッ
ベルトルト「そちらの方は…?」
V3「申し遅れた。俺の名はV3、ライダーV3だ」
サシャ「ライダーさん!?しかし、あなたは人間では…?」
ハンジ「彼は普段は人間の姿なんだけど、戦う時は変身できるんだ。すごく強いんだよ」
ジャン「そっちの二人は、そのまんまだってのにか?」
1号「私達にもよく分からん。どうやって人間に戻れるのか」
2号「もともと戻れないのかもしれないしな。別に、この姿のままでも困らないが」
ユミル「何にせよ、正義の味方が3人か。心強いこった」
アルミン「そういえば、人間時の記憶が戻ったんですよね?お名前は思い出せませんか?」
V3「名前など、とうに捨てた。人類を守るライダーV3、それで十分だ」
アルミン「…そうですね」
-
- 112 : 2013/12/26(木) 22:26:20 :
クリスタ「他にも、私達の仲間になってくれそうな人はいないのかな?」
ジャン「どうだろうな。このライダー3人だって、仲間になったのが奇跡みたいなもんだからな」
ハンジ「本当なら、悪の心に染まっているはずだからね。何らかの要因で、こうして正義の戦士として目覚めたんだろう」
1号「…」チラッ
2号「…」コクン…
ライナー「その何らかが分かれば、少しはいい方向に傾くかもしれませんが…」
コニー「分隊長の研究で人が怪物になったんですよね?じゃあ、俺達も同じように、新人類とかってのになればいいんじゃないですか?」
一同「!?」
-
- 114 : 2013/12/26(木) 22:30:51 :
-
ジャン「馬鹿か!?いや、確かにお前は馬鹿だけど!!」
ライナー「俺達にもバケモノになれってのか!?しかも、変身したところで、結局悪の手先になるだけだぞ!?」
コニー「いや、だからよ、心を強く持ってだな…」
ベルトルト「それができないから、あんな怪物集団が出来上がってるんじゃないか…」
コニー「むっ…。ダメか…」
ハンジ「いや…」
コニー「!?」
ハンジ「もしかしたら、可能かもしれない。資料が手元にないから、すぐには難しいけど…」
アルミン「しかし!!そのままでは、悪の心を持った怪物になるのでは!?」
ハンジ「悪の心についてのトリックは大体見当がついているんだ。おそらく、君達なら問題ない」
アルミン「しかし…!!」
-
- 115 : 2013/12/26(木) 22:33:06 :
ハンジ「とにかく、今は一刻を争う。誰か頭のいい子、力を貸してほしいんだけど?」
ジャン「頭がいいって言ったら…」
クリスタ「アルミン…」
アルミン「そんなっ!!非現実的すぎます!!失敗したら、仲間と戦わなければならなくなるかもしれないのにっ!!」
ハンジ「何もしなければ、仲間とともに死ぬだけだよ。考えるよりまずは、行動だ」
アルミン「…っ!」
ハンジ「まずは覚えている範囲で研究理論を洗い出す。その後、私なりの理論で新人類へのプロセスを新たに築き上げる!!」
ハンジ「ついてきてくれ、アルミン。今から、私の研究室へ!」
アルミン「そんな…」
-
- 119 : 2013/12/26(木) 22:37:08 :
-
ジャン「行ってくれ、アルミン」
ライナー「確かに、このままでは、俺達には何もできん。ライダーが戦ってる横で、せいぜいサポートに回る程度だ」
アニ「あんなバケモノみたいになるのはゴメンだけど、確かに見てるだけってのは気に喰わないね」
コニー「どうせならよ、めちゃくちゃかっこいいのに変身しようぜ!」
サシャ「私も、悪い奴らをバッタバッタとなぎ倒してみたいです!!」
ユミル「まったく、大変だな、お前も。勝手に希望を背負わされて」
ベルトルト「押し付けるような形になって申し訳ないけど、ここはどうか、頼まれてくれないかな?」
マルコ「どんな結果になろうと、僕らは決して、アルミンを責めたりしない」
クリスタ「お願いアルミン。みんなのために、力を使って!!」
アルミン「みんな…」
-
- 120 : 2013/12/26(木) 22:41:09 :
ハンジ「最初に言っておくけど、必ずしも成功するとは限らない。だけど、何もしないよりはマシだ」
ハンジ「君たちの期待は、私が責任を持って背負う。できるだけ早く、この場に戻ってくるよ」
1号「よろしく頼むぞ、ハンジ」
2号「失敗したら、俺達がバケモノをやっつけてやるからな」
V3「もう、俺と同じ思いをする人が出ないように…」
ハンジ「覚悟は決まった、アルミン?」
アルミン「…やります。どうか、協力させてくださいっ!!」
ハンジ「その意気だ。早速行こう」
アルミン「はいっ!!」
-
- 121 : 2013/12/26(木) 22:45:08 :
~医務室~
エレン「…」
ミカサ「エレン、気分はどう…?」
エレン「…」
ミカサ「エレン…」
エレン「最悪だよ…」
ミカサ「…そう」
エレン「片手じゃ、立体機動装置をまともに扱えないし、巨人のうなじだって削げない」
エレン「俺が今までやってきた訓練は、いったい何だったんだろうな」
ミカサ「エレン、そんなこと…」
エレン「分かってるよ。こんなこと言ったって、何にもならないことくらい」
エレン「だけどよ、じゃあどこにこの怒りをぶつけたらいいんだ?」
エレン「あのバケモノを倒したところで、俺の腕が帰ってくるわけじゃねぇしよ…」
ミカサ「…」
エレン「…いや、悪い。こんなことお前に言っても、困るだけだよな。忘れてくれ」
ミカサ「そんなことない。私でよければ、いくらでも言ってほしい」
エレン「俺はこれから、どうしたらいいんだろうな…」
-
- 122 : 2013/12/26(木) 22:51:17 :
~5日後・調査兵団本部~
リヴァイ「ハンジの奴、ここ最近研究室に籠りきりだな」
エルヴィン「訓練兵も連れ込んで、いったい何をしているんだ?」
ミケ「何でも、巷で噂になっている怪物に対抗する手段を研究しているとか」
リヴァイ「この間ウチに来てたバッタ男は、その怪物の仲間か?」
エルヴィン「見たのか?」
リヴァイ「ハンジの奴と話し込んでた。モブリットあたりが仮装してるもんだと思ってたが…」
ミケ「ハンジと行動していたという事は、怪物が全て我々の敵ではないという事か」
エルヴィン「ハンジにいろいろと詳しく聞きたかったのだが、あの状態じゃ会話もできないからな」
リヴァイ「…フン、下らん」スタスタ…
エルヴィン「どこに行く、リヴァイ?」
リヴァイ「散歩だ。いちいち許可をもらわねぇと駄目なのか?」
エルヴィン「いや、そんなことはないが…」
ミケ「気を付けろよ。いつ怪物とやらが襲ってくるか分からんからな」
リヴァイ「…」スタスタ
リヴァイ(面白ぇ。どれほど強いのか、見てやろうじゃねぇか…)
-
- 131 : 2013/12/27(金) 20:12:53 :
~さらに2日後・訓練兵団施設食堂~
コニー「よしよし、かわいいやつめ」
モグラ「」チョコチョコ
サシャ「コニー、何ですか?そのモグラは?」
コニー「あぁ、この前の戦いの爆発でびっくりしたのか知らねぇけど、森の中で気絶してたんだ」
コニー「怪我もしてたみたいだったし、連れてきて治療したらすっかり懐いちまった」
クリスタ「かわいいっ」
-
- 132 : 2013/12/27(金) 20:16:32 :
マルコ「見かけによらずいいとこあるんだね、コニー」
コニー「見かけってなんだよ!?ジャンじゃねぇんだから!!」
ジャン「おい、俺がどうしたって?」
コニー「俺はお前みたいな悪人面じゃ…」
ガチャン…
一同「!?」
ミカサ「…」スタスタ
ジャン「…よう、ミカサ。エレンの様子はどうだ?」
ミカサ「一週間前よりは、だいぶ落ち着いている。ご飯も食べるようになった」
-
- 133 : 2013/12/27(金) 20:21:12 :
ジャン「ならいいんだがな。あいつに元気がないと、俺も張り合いがないぜ」
ライナー「お前もなんだかんだでエレンが大好きだからな。寂しいんだろ?」
ジャン「んだと!?勝手なことを抜かしてんじゃねぇよ!!お前がそういうこと言うと、危険な臭いしかしねぇんだよ!!」
ライナー「馬鹿言うな、俺にそんな性癖は断じてない!!俺はいつでもクリs…」
ユミル「やめろお前ら!こんな時に…」
アーマー「そうだ。今は仲間同士で争っている場合ではないぞ」
サシャ「本当に。その通りですよ」
一同「!?」
ミカサ「サシャっ!!」
サシャ「え?」
アニ「…何者だ!?」
アーマー「ふふふ…。そう構えるな。今は戦いに来たのではない」
-
- 134 : 2013/12/27(金) 20:26:22 :
ベルトルト「敵の幹部か!?エレンの腕を斬り落としたというのは、お前か!?」
アーマー「エレン?あの少年のことか?いかにも、私が斬り落とした」
ミカサ「よくも…」
アーマー「ん?」
ミカサ「よくもエレンの腕をっ!!!」ダッ!
ジャン「やめろミカサ!生身で勝てる訳ねぇっ!!」ガシッ!!
ミカサ「離してジャンっ!!私はエレンの代わりに、あいつをっ!!」バタバタ
アーマー「今日はライダーはいないのだな」
マルコ「生憎全員出払っていてね。用件は何だい?」
アーマー「…まぁよかろう。ライダーが戻ってきたら伝えろ」
アーマー「『3日後、ローゼ南方の渓谷「地獄谷」にて貴様らを待つ』、とな…」
マルコ「地獄谷…」
アーマー「必ずライダーに伝えるのだぞ」スタスタ…
ミカサ「待てっ!!」
アーマー「さらばだ…」スゥゥ…
フッ…
ジャン「消えた…」
ミカサ「…逃がしたか…」
ライナー「…とりあえず、ライダーが戻るのを待とう。これからのことについても話し合うんだ」
-
- 137 : 2013/12/27(金) 20:30:48 :
-
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1号「我々がいない間に、そんなことが…」
2号「アーマー元帥め、好き勝手しやがって…」
V3「地獄谷か。ここからそう遠くはないな」
サシャ「しかし、危険すぎませんか?罠という可能性も」
ジャン「十中八九、罠だろうな」
ユミル「わざわざ敵さんの言うとおりにする必要はねぇだろ。そっち行ってる隙に、また街を襲うのかもしれねぇし」
クリスタ「そうだね…。あと何体、怪人がいるのかも分からないし…」
1号「だが、奴らがわざわざ居場所を教えてくれたんだ。行かない手はないだろう」
ライナー「ならば、万が一の時は、俺達で街を守るしかないな」
-
- 139 : 2013/12/27(金) 20:35:11 :
-
ベルトルト「アルミンと分隊長がそれまでに間に合えばいいんだけど…」
ハンジ「誰が間に合えばいいって?」
一同「!?」
アルミン「お待たせ、みんな」
ミカサ「アルミンっ!!」
コニー「戻って来たってことは、ついにできたのか!?」
ハンジ「一応、急ごしらえだけどね。連中と戦えるだけの力は準備できた」
1号「本当か!?」
2号「一体、どんなものなんだ!?」
ハンジ「これを見てくれ」スチャ
ジャン「これは…?」
マルコ「ヘルメット?これを一体…?」
-
- 140 : 2013/12/27(金) 20:39:08 :
ハンジ「さすがに、人体そのものを変身させられるようなものは、今の段階では無理だった」
ハンジ「これは直接装備して、奴らと戦うための武器だね」
アルミン「このヘルメットを装着することで、身体に強化スーツを纏うことができる」
アルミン「肉体を強化し、奴らと互角に戦えるだけの力を発揮できるはずだ」
コニー「すげぇ…」
ライナー「これなら、俺達もライダーと一緒に…」
ハンジ「そうは言っても、スペック的にはライダーたちには劣る」
ハンジ「もう少しで、新人類の力を得られる薬ができそうなんだ。もう少しで…」
アルミン「それまでのつなぎ、って言うと言い方はよくないけど、そういうことなんだ」
-
- 141 : 2013/12/27(金) 20:44:43 :
2号「悪の心については、どうなったんだ?」
ハンジ「そもそも、あの資料の通りに新人類を作ったせいで、そうなってしまったんだ」
ハンジ「悪の心が芽生えるきっかけは、人間時の記憶が消えてしまうプロセスの中にあったんだ」
ハンジ「その手順を消去し、別の手法を用いた改造法で薬を作れば、理論上は記憶を保ったままの新人類ができる」
サシャ「…まったく理解できません」
ユミル「サシャじゃないが、ぶっ飛びすぎてて私にも理解できん…」
ハンジ「要は、人間時の記憶が消えなければ、正義の戦士が出来上がるってことさ」
マルコ「しかし、1号と2号は、人間時の記憶がなくなっているのでは?」
ハンジ「そうなんだよねぇ。最初に作ったやつだから、どこかミスってるうちにそうなったんじゃない?」
1号「おいおい、私達は失敗作だというのか…」
2号「笑えんな…」
ハンジ「まぁ、結果オーライってやつ?気にしない気にしない」
-
- 142 : 2013/12/27(金) 20:47:53 :
アルミン「話を戻そう。問題は、この装備を誰が使うかってことだ」
アニ「確かに。好き好んで、わざわざ死にたがる奴がこの中にいるかい?」
ジャン「一番の死にたがりは療養中だしな…」
クリスタ(ここは私が…)
ユミル(馬鹿っ…!)
エレン「俺にやらせてくれ」
一同「!?」
-
- 143 : 2013/12/27(金) 20:55:10 :
ミカサ「エレンっ!!まだ寝てなきゃダメ!!」
エレン「もう大丈夫だ。寝飽きちまったよ」
ベルトルト「しかし、君には無理だ。ただでさえ危険が付きまとうのに、そんな状態じゃ…」
エレン「足手まといになるのは嫌だ。腕が無かろうが何だろうが、俺は戦える!」
エレン「このままじゃ、俺の存在意義がなくなっちまう!この世に生まれた意味がなくなっちまうよ!」
エレン「頼む皆!!俺に、存在意義をくれっ!!」
ミカサ「エレン…」
ジャン「無謀と勇気は全くの別モンだぞ!アルミン、お前もなんか言ってやれ!!」
アルミン「…」
ジャン「おい、聞いてんのか!?」
-
- 144 : 2013/12/27(金) 21:00:01 :
アルミン「…エレンなら、そう言うと思ってた。今までずっと一緒にいた僕には分かってた」
ライナー「お前までっ!エレンにやらせるくらいなら、俺がやる!あの状態で戦わせても、犬死だ!!」
コニー「いや、俺がやる!ライナーはそのままでも十分強ぇだろ!」
エレン「もう決めたことだ。皆に危険な真似はさせられない」
ジャン「お前っ…!」
ハンジ「さすがエレンだね。アルミンの言う通りだったよ」
アルミン「アレを用意していたのは正解でしたね」
マルコ「アレ…?」
-
- 145 : 2013/12/27(金) 21:03:07 :
ハンジ「これさ」スチャ
ミカサ「これは…」
エレン「腕…。右腕っ!!」
ハンジ「この右腕が、君の唯一の武器となる。名付けて『カセットアーム』」
エレン「カセットアーム…」
ハンジ「まずは、ヘルメットをかぶってごらん」
エレン「はい…」
アルミン「…」
エレン「…こうか?」スチャ
キュゥゥゥゥゥゥンッ!!
エレン「!!」
ミカサ「これはっ!!」
ジャン「すげぇ…!」
エレン「」シャキーンッ!
アルミン「これが強化スーツ。これを纏うことによって、常人の数倍の力を発揮できる」
アルミン「さらに、様々な攻撃からの耐性も大幅にアップする。敵怪人の攻撃も、ある程度は受け切れるはずだ」
-
- 146 : 2013/12/27(金) 21:07:37 :
エレン「そして、この右腕の部分に…」
ハンジ「はめてごらん」
エレン「…こうだな」カチャ
ユミル「ほう、サマになってるじゃねぇか」
クリスタ「強そうだよ、エレン」
ハンジ「その腕には、様々な武器が仕込まれている。必要に応じて切り替えながら戦うことができるんだ」
ハンジ「最初は苦労するかもしれないけど、慣れれば心強いはずだよ」
エレン「…これで戦える。俺も。足手まといにならずに済むっ!!」
アルミン「よかったね、エレン」
エレン「ありがとう、アルミンっ!!ありがとうございます、ハンジさんっ!!」
ハンジ「ふふっ♪」
-
- 147 : 2013/12/27(金) 21:11:13 :
ライナー「…こうなったからには、もう止めるなんて野暮なことはしない。頑張れよ、エレン」ポンッ
エレン「ありがとな、ライナー。ただ、頭をなでるのはやめてくれ…」ハライノケ
ライナー「うおっ…!?」ヒュゥゥゥゥゥゥンッ…
ライナー「」ドサッ!!
エレン「あっ…」
アルミン「気を付けて!力は数倍に増幅してるから…」
ライナー「…殺される…。エレンに…」ガクンッ…
エレン「ライナーっ!!しっかりしろっ!!死ぬなぁぁぁっ!!」ダッ!
ベルトルト「ちょっ!エレンは触っちゃダメ!!またライナーが…」
ジャン「いろいろと大変だな、アレ…」
マルコ「本当だね…」ハハハ…
-
- 148 : 2013/12/27(金) 21:15:34 :
キース「話は聞いたぞ、貴様ら」
ハンジ「教官!お体はもうよろしいんですか?」
キース「おかげさまでな。毒蚊の怪人でなくて助かった」
キース「それよりも、3日後に地獄谷と言ったか。行くのか…?」
1号「私と2号、V3、そしてエレンの4人で行くつもりです」
ミカサ「エレンが行くのなら、私も行きます」
アルミン「僕も。強化スーツに不具合が発生した時に備えて、付き添います」
ハンジ「私も行きます。アルミンと同じ理由であるのと、敵怪人について何か手がかりが得られればと…」
キース「そうか…。では、他の者は残って、万が一の有事に備える。よいな!?」
一同「はっ!!」
-
- 149 : 2013/12/27(金) 21:17:30 :
キース「それでは頼んだぞ、1号、2号、V3、ハンジ、イェーガー、アルレルト…」
キース「…アッカーマン」
1号「!?」
2号「…まさか」
1号「…」
1号(アッカーマンだと…)
V3「?」
-
- 150 : 2013/12/27(金) 21:21:16 :
ハンジ「それじゃ、エレンは今から特訓しないとね。力と武器の使い方を覚えてもらわなくちゃ」
エレン「はい。よろしくお願いします」
アルミン「エレン、やっぱりエレンも、何か名前欲しくない?」
エレン「えっ?別にいいよ、俺はライダーと違って、自分の名前もちゃんとあるし…」
ハンジ「でも、やっぱこう何て言うか…統一感がほしいっていうか…」
エレン「はぁ…」
ハンジ「ライダーだけど、厳密にはライダーとは違うから、そうだなぁ…」
ハンジ「…『ライダーマン』。これでどう?」
エレン「ライダーマン、ですか…」
アルミン「いいんじゃない?かっこいいと思うよ」
ミカサ「私もそれでいいと思う。エレンらしい」
エレン「ま、いいか。ライダーマン、気に入ったぜ!」
ハンジ「さぁ、本番はこれからだよ。気を引き締めていこう、みんな!!」
一同「おうっ!!」
1号「…2号、話がある」
2号「…察しはついている」
V3「…」チラッ…
-
- 151 : 2013/12/27(金) 21:25:21 :
~ウォール・ローゼ、とある場所~
リヴァイ「ほう、貴様らが例の…」
大神官バラオス「調査兵団のリヴァイだな?」
大神官ダロス「貴様もリストに上がっている。我々の仲間に引き入れる人間のリストにな」
大神官ビシュメス「おとなしく、我々の組織に来てもらおう。痛い目に遭いたくなければな」
リヴァイ「どこの馬鹿共かは知らんが、俺は今、虫の居所が悪い。そこをどけ…」
バラオス「あくまで抵抗するか…?」
ダロス「ならば、実力行使しかないな…」
ビシュメス「覚悟しろ…」
リヴァイ「…削いでやる、クズ共…」シャキンッ!
-
- 152 : 2013/12/27(金) 21:29:26 :
~3日後・地獄谷~
エレン「ついに来たな…」
ミカサ「ここが…」
ハンジ「気を付けて。どこに何があるか分からないからね」
1号「禍々しい気配を感じるな…」
2号「アーマー元帥、ここで決着をつけてやる…」
V3「…噂をすれば、おいでなすったようだ」
アルミン「あそこ!!」ビシッ!
アーマー元帥「よくきたな、ライダー共。人間も一緒か」
トータスキャノン「この間は負けちまったが、今度はそうはいかんぞ!」
ビームキャンサー「まぁ待て。ラァーイダV3を葬るのは、このビームキャンサー様だ!」
-
- 153 : 2013/12/27(金) 21:33:38 :
エレン「新しい奴もいるな」
1号「どうやらお前をご指名のようだな、V3」
V3「そのようだ」
アーマー元帥「心配しなくても、この場所以外に我らの仲間が攻め込んだりなどという事はない」
トータスキャノン「純粋に貴様らと戦うためだけに出向いてやったのだ」
ビームキャンサー「ありがたく思え、ラァーイダ共!」
1号「受けて立つぞ!!」
エレン「ミカサ、アルミン、ハンジさん!下がっていてください!!」
ミカサ「エレン、気を付けて!!」
アルミン「無茶だけはしないで!!」
ハンジ「頼んだよ、みんな!」
-
- 154 : 2013/12/27(金) 21:36:46 :
2号「さて、いっちょやりますか…」
エレン「V3!!」
V3「おうっ!!」
エレン&V3「…変身っ!!」
キュイィィィィンッ!!!
アーマー「何…!?」
ビームキャンサー「V3の他に、新たなラァーイダだと!?」
V3「ライダー、V3っ!!」バッ!!
エレン「ライダーマンっ!!」バッ!!
アーマー「小賢しい。やれ、お前ら」
-
- 156 : 2013/12/27(金) 21:41:42 :
-
トータスキャノン「喰らえ、『カメバズーカ』!!!」ドオォォォンッ!!!!
ドゴオォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!
1号&2号「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
ハンジ「1号、2号!!」
アルミン「ものすごい威力の大砲だ!!あんなのが直撃したら、大変だっ!!」
ビームキャンサー「こっちも行くぞ!!『カニレーザー』!!!」ピィィィィィィィィッ!!!
ドゴオォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!
エレン&V3「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
ミカサ「エレンっ!!」
アルミン「こっちはレーザー光線!?」
ハンジ「2体とも、強力で厄介な武器を持っている!!」
1号「大丈夫か、みんな…」
V3「何とかな…」
-
- 157 : 2013/12/27(金) 21:45:13 :
2号「どうにか、あいつらに近付ければいいんだが…」
エレン「俺に任せろっ!!」カシャンッ!
ハンジ「いよいよ、カセットアームの力を見せる時が来たようだね」
アルミン「頑張れ、エレン!」
エレン「まずは…『ロープアーム』!!」
エレン「うらっ!!」ヒュウゥゥゥゥゥッ!!!
ビームキャンサー「!?」ガシッ!!
トータスキャノン「なんだコレは!?ロープか!?」
ハンジ「『ロープアーム』。かぎ爪のついたロープを飛ばし、対象物に引っ掛ける技」
アルミン「かぎ爪のついたロープを単体で振り回すだけでも、十分威力は見込める」
-
- 158 : 2013/12/27(金) 21:50:02 :
エレン「おらあっ!!!」ブンッ!!
ビームキャンサー「うわっ!!」ドサッ!!
トータスキャノン「貴様、余計な真似をっ!!」
エレン「おとなしくしてろ!!『ネットアーム』!!」パサッ!!
トータスキャノン「うわっ!!捕獲網かっ!?」バサッ!!
ミカサ「今度は腕から網が出た!!」
ビームキャンサー「くっ!!ハサミ攻撃を喰らえっ!!!」シャキンッ!!
エレン「ならばこっちも!!『パワーアーム』!!」ガキンッ!!
ビームキャンサー「俺のハサミを受け止めただと!?」
1号「今度は巨大なカニバサミ!?何でもありだな…」
ビームキャンサー「ぬぬぬ…!これしきの事でやられる俺ではないぞ…!!」グググ…
エレン「だったら、やってみろよ…」グググ…
ビームキャンサー「ぬ…ぬぬ……」メキメキ…
バキンッ!!
ビームキャンサー「なっ…!?俺様のハサミが…!?」
-
- 159 : 2013/12/27(金) 21:54:18 :
エレン「ざまぁみろ!!お次はこれだっ!!」カシャンッ!
トータスキャノン「させるかっ!!『至近距離カメバズーカ』!!」
エレン「間に合わねぇよ!!喰らえ、『ガトリングアーム』!!!」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ!!!!!!!!
キャンサー&トータス「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
2号「強い。強力な怪人2体を相手に、あそこまで戦えるとは…」
アーマー「えぇいっ!!馬鹿どもめ!!そんな奴、さっさと片付けろ!!」
トータスキャノン「しかし、アーマー元帥!!」
ビームキャンサー「あの謎のラァーイダは、強すぎるっ!!」
アーマー「貴様らそれでも、ネオ・ショッカーの一員か!?弱音を吐いてるようなら、まとめて死刑にするぞ!!」
トータスキャノン「ひいっ!!」
-
- 160 : 2013/12/27(金) 21:58:43 :
ビームキャンサー「こうなれば、もうなりふり構ってはいられんっ!!」
ビームキャンサー「喰らえっ!!『最大出力・ウルトラカニレーザー』!!!」
V3「マズい、大技が来るぞ!!」
エレン「任せろっ!!俺の最強アーム…」
エレン「『ブラスターアーム』!!!」カシャンッ!
ビームキャンサー「死ねっ!!」ピィィィィィィィィィィィィィィィィッ!!!!!!
エレン「おらあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!!!
ゴオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!
1号「くっ!!すごい衝撃だっ!!」
2号「エネルギーのぶつかり合い!!どっちが勝つんだ!?」
-
- 161 : 2013/12/27(金) 22:02:15 :
ビームキャンサー「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!」
エレン「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!」
ゴオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!
ビームキャンサー「マズいっ!!押され……」
エレン「行っけえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!!!!」
ビームキャンサー「う…」
ビームキャンサー「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
ドオォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!
パラパラ…
アルミン「どうなった!?」
ミカサ「エレンっ!!」
エレン「…やったか?」
アーマー「…使えん奴め!」
トータスキャノン「馬鹿な…!ビームキャンサーが消し飛んだだと…!?」
-
- 162 : 2013/12/27(金) 22:06:21 :
1号「凄まじいパワーだ、エレン…」
ハンジ「どうやら、ライダーマンのスペックは、私達の想像以上だったようだね」
アルミン「エレンの努力の賜物ですよ。そうでなければ、ここまで強くなれるはずがないですから!」
ミカサ「エレン、すごいっ!!」
エレン「次はお前だぜ、カメ野郎!」
トータスキャノン「くっ…!」
アーマー「ちっ。あいつらはもう駄目だな。せめて、奴らを巻き添えにして死ね…」ピッ
トータスキャノン「!?」
エレン「どうした?」
-
- 163 : 2013/12/27(金) 22:10:35 :
アーマー「聞け、愚かな人間共!」
1号「何だ、アーマー元帥!!」
アーマー「トータスキャノンの体内には、自爆装置が仕込まれている。この辺り一帯を余裕で吹き飛ばす威力の、超強力爆弾だ」
2号「何だって!?」
アーマー「その起爆装置を今、起動した。まもなく、トータスキャノン諸共、貴様らを葬り去るだろう」
V3「何てことだ!!」
トータスキャノン「そんな殺生な!!アーマー元帥様、おやめくださいっ!!」
アーマー「起爆装置の解除は不可能だ。せめてネオ・ショッカーのために、ライダー共を道連れに死んでくれ」
トータスキャノン「そんなっ…!」
アルミン「ひどい、仲間をそんな風に扱うなんて!」
ハンジ「喋ってるヒマはないよ!!話が本当なら、急いでここから離れないと!!」
アーマー「無駄だ。爆発まで残り約5分。その間に走って移動できる距離など、たかが知れているだろう?」
ミカサ「…外道め!」
アーマー「何とでも言うがよい。どうせ貴様らはこの場で死ぬのだからな」
-
- 165 : 2013/12/27(金) 22:14:39 :
-
1号「…2号、こうなったら」
2号「…そうだな。分かっている」
V3「二人とも、何を?」
1号「聞いてくれ皆、大事な話がある」
エレン「今はそんなことしてる場合じゃないだろ!?急がないと…!」
2号「私達の過去についての話だ」
ハンジ「君たちの過去だって!?君たちの記憶は、もうないんじゃないのか!?」
1号「すまないな。それは嘘なんだ。私達は、人間時の記憶をとうに取り戻してる」
ハンジ「何だって!?じゃあ、悪の心に支配されなかったのも、そういうことだったのか!?」
2号「所詮失敗作だからな。いろいろと不備があったんだろうな」
1号「その上で、言っておかなければならないことがある。そこの…」
1号「ミカサ・アッカーマンに…」
ミカサ「!?」
-
- 166 : 2013/12/27(金) 22:18:25 :
アルミン「どうしてミカサに…!?」
1号「エレンがライダーマンの力を授かった時の席で、初めて君の名字を聞いた。全身に衝撃が走ったよ」
2号「本当なら、我々は君に殺されるべき男なのかもしれないのだからな」
ミカサ「言っている意味が分からない。どういうこと…?」
1号「6年前、我々はとあるグループを率いていた。そう…」
1号「…人間を誘拐し、内地で高く売りさばいていた人攫いグループの、な」
ミカサ「…それって…!?」
エレン「まさか…!?」
2号「ある時、情報を手に入れた。壁内に存在する、貴重な東洋人の末裔の情報を…」
2号「攫って売りさばけば、大金が手に入る。そう考えた我々は、男3人をその家に向かわせた。そう…」
2号「シガンシナ区の、アッカーマン家にな…」
ミカサ「そんな…!!」
-
- 167 : 2013/12/27(金) 22:22:07 :
エレン「じゃあ、ミカサの両親が殺された原因は、お前たちにあったってのか…!?」
1号「そういうことだ。否定も、言い逃れもしない」
2号「我々が送り込んだ男たちの手によって、彼女の両親は殺害された」
ミカサ「あなたたちが、私のお父さんとお母さんを…」
アルミン「ちょっと待ってください!なぜ、あなたたちはそのことを!?それに、どうして今は新人類なんかに…!?」
ハンジ「囚人、だったからさ…」
アルミン「ハンジさん!?」
ハンジ「私が最初の実験で使った人間は、内地で収監されていた、重罪の囚人たち」
ハンジ「死刑や終身刑が確定していた囚人を使って、新人類誕生の実験台になってもらっていたんだ」
アルミン「そんなの、不当にもほどがありませんか!?」
ハンジ「この件は憲兵団師団長のナイルと、私を含む兵団の一部しか知らない。そして何より…」
ハンジ「その四人からは、実験に協力するとの同意を得た。そして、そのうちの二人が、1号と2号だ…」
1号「その通りだ。アッカーマン家襲撃の直後、私は2号と共に憲兵団に捕まり、収監された」
-
- 168 : 2013/12/27(金) 22:26:07 :
1号「今思えば、あの頃の私達は、どうしようもない悪党だった。何度も脱獄を繰り返しては、罪を重くしていくばかりだった」
2号「だがある時、脱獄した際に、とある話を聞いてしまった。今から2年ほど前だな」
2号「訓練兵団に所属する少女で、素晴らしい逸材の兵がいると。その子の名が…」
2号「…ミカサ・アッカーマン。その苗字を聞いて、鳥肌が立った」
1号「当時は苗字が衝撃的で、ミカサと言う名前までは覚えていなかった。先日、君たちと出会うまではね」
1号「生みの親を失い、巨人の襲撃でまた親を失った。それなのに、一兵士として健気に人類に尽くそうと頑張っている」
1号「それなのに自分たちときたら、利益のために誘拐、殺人、強盗。その上、捕まっても脱獄を繰り返すだけ」
1号「消耗を繰り返すだけの日々に、精神が疲れていたのだろう。ミカサの話を聞いた時に、私はハッとさせられたよ」
1号「これまで自分たちのせいで、いったいどれだけの人間の人生を狂わせてしまったのだろう、とね」
2号「それからは、監獄の中でひたすら後悔と自責の日々。だが、どれだけ悔いたところで罪は消えない」
-
- 169 : 2013/12/27(金) 22:29:59 :
2号「そんな日々を2年間過ごしたある日、転機が訪れた…」
ハンジ「…私が持ちかけた、新人類の実験だね」
2号「そうだ。人類の未来を切り開くため、巨人と戦う力を手に入れる」
1号「その話を聞いた時に思った。これは、私たちに与えられた最後のチャンスなのだと」
1号「この身一つで、少しでも、ほんの少しでも罪滅ぼしの一端を担うことができるのなら、私はどんなことでも受ける覚悟だった」
2号「我々は二つ返事で承諾した。ぜひやらせてほしいと懇願し、現在に至るというわけだ…」
ハンジ「何だよ、それじゃ、私を悪の科学者呼ばわりしてたのは…」
1号「あれは本当だ。最初は騙されたと思ったんだよ。バットとスパイダーがあの様子だったからな」
2号「私が直接調査兵団本部に出向き、ハンジと話をしなければ、誤解も解けなかっただろう」
ハンジ「まったく、勘弁してよ…」
-
- 170 : 2013/12/27(金) 22:34:55 :
1号「ミカサ、どう思う?今の話を聞いて。正直な気持ちを聞かせてくれ」
ミカサ「…あなたたちが今だに凶悪な犯罪者なら、私は今この場で、あなたたちを殺していただろう」
ミカサ「けど、もうそんなことはできない。あなたたちが、人類のために立派に戦っているのだから」
ミカサ「それに、あなたたちに復讐したところで、両親は帰ってこない」
ミカサ「それなら、せめてあなたたちが身を粉にして、人類のために戦い続けると約束してくれるのなら」
ミカサ「私は許そう。あなたたちの犯した、罪のすべてを…」
1号「許してくれるというのか、こんな私達を…」
2号「思ってもみなかった答えだ。これほど嬉しいことはない…」
-
- 171 : 2013/12/27(金) 22:38:26 :
V3「おい、話し込んでいる暇はないぞ!!あのカメがもうすぐ爆発する!!」
エレン「どうにかならないのか!?」
1号「…方法はある。一つだけ」
ハンジ「一体、どんな!?」
2号「1号と2号、我々のエネルギーを全て開放し、カメを連れて大空へと飛び上がる」
2号「はるか上空であれば、地上に爆発の影響が出ることはない」
V3「そんなことをしたら、あんたたちはタダではすまないぞ!!」
1号「分かっている。だが、方法はこれしかない」
ミカサ「そんなことはダメ!さっき言ったでしょう!?これからも人類のために戦い続けると!!」
ミカサ「こんなことで犠牲になろうとするのなら、私はあなたたちを許さない!!」
2号「最初から、君に許されようとは思っていないさ」
1号「こんなチンケな犯罪者の命でこの場のみんなが救えるのなら、安いものだ」
ミカサ「そんなっ!!」
-
- 173 : 2013/12/27(金) 22:42:00 :
-
1号「時間がない。早速行くぞ、2号!!」
2号「おうっ、1号!!」
1号&2号「」ダッ!
エレン「1号!!2号!!行くなっ!!」
トータスキャノン「なっ!?」ガシッ!!
1号「我々と共に、大空の旅へと出ようじゃないか」
2号「遠慮はいらないぞ。旅は道連れと言うしな」
トータスキャノン「離せっ!!俺はまだ死にたくないっ!!」
-
- 174 : 2013/12/27(金) 22:45:16 :
V3「やめてくれっ!!あんたらがいなくなったら、俺はこれからどうすればいい!?」
エレン「そうだ!!もっと俺に、戦い方を教えてくれよっ!!」
1号「ライダーV3、ライダーマン…」
2号「俺達は死なない。いつの日か、必ず帰ってくる」
1号「全てのライダーが揃って戦う日まで、全ては君たちの力にかかっている」
2号「頑張れ、ライダーV3。頑張れ、ライダーマン」
1号「俺たちは、君たちを見守っているぞ!!」
エレン「そんなっ…!」
-
- 175 : 2013/12/27(金) 22:49:49 :
1号「そろそろだな。行くぞっ!!」
2号「おうっ!!」
1号&2号「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」シュゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!
1号&2号「とうっ!!!!!」バッ!!!!
アルミン「跳んだ!!ものすごい勢いで空へ昇っていく…!」
トータスキャノン「うあぁ…。体が、熱い…」
1号「そろそろ爆発か?どうやら、間に合いそうだな」
2号「今更後悔はない。最後に、ミカサに伝えられてよかった」
1号「そうだな。彼女との約束を果たせないのが残念だ…」
2号「きっと我々の意思は、V3とライダーマンが継いでくれる。大丈夫だ」
-
- 176 : 2013/12/27(金) 22:55:15 :
トータスキャノン「もう…駄目だ…」
――――さらばだ…
V3「1号っ!!!2号っ!!!逝くなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!」
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アルミン「あぁ…」
ミカサ「うぅ……うあぁぁぁぁんっ!!!」ポロポロ
エレン「…くっ!!」
V3「…どうして」
-
- 181 : 2013/12/28(土) 11:55:38 :
ハンジ「…嘆いてるヒマはないよ。敵はまだ、この場に残っている!!」
アーマー「その通り。少々計画が狂ったが、ライダー二人に消えてもらった」
アーマー「邪魔者が減ったところで、もう一つの計画を実行に移させてもらおう」
ハンジ「もう一つの計画だって!?」
アーマー「もし仮に、今のような爆発がウォール・シーナの中心部で発生したら、どうなると思う…」
アルミン「何だって!?」
V3「ちょっと待て、奴の後ろにある装置は、いったい何だ!?」
アーマー「よくぞ聞いてくれた。これはな、長距離弾道ミサイルだ。シーナ内地まで余裕で射程範囲内だ」
エレン「ミサイル……って、何だ?」
V3「簡単に言えば、空飛ぶ爆弾だ。離れた場所に打ち込み、その地点を爆撃するための兵器だ」
エレン「何だって!?」
-
- 182 : 2013/12/28(土) 12:00:44 :
アルミン「そんなものが放たれれば、被害は甚大だ!!」
ハンジ「何としても止めるぞ!!エレン、V3、お願いっ!!」
V3「任せろっ!!」ダッ!
エレン「そんなことはさせないぜっ!!」
アーマー「もう遅い。発射まで1分を切っておる。カメに気を取られて、俺の行動が見えてなかったようだな」
V3「そんな…!ここで阻止できなければ、1号と2号の死は報われないっ!!」
エレン「それなら、発射装置を破壊してやる!!『カッターアーム』!!」カシャンッ!
エレン「おらっ!!」ブンッ!
カッター「」ギュルルルルルルッ!!
V3「ブーメラン状のカッターか!!」
アーマー「ぬるい。はあっ!!!」ガキンッ!!
カッ/ター「」ガシャンッ!
アルミン「ダメだ、斬り落とされたっ!!」
-
- 183 : 2013/12/28(土) 12:08:55 :
エレン「じゃあ次は、『ガトリングアーム』!!」カシャンッ!
アーマー「遅い」
ミサイル「」ゴゴゴゴゴゴゴ…!
ハンジ「もう発射寸前だ!!間に合わないっ!!」
V3「何とかならないのかっ!!」
エレン「そうだ…」
エレン「アルミン、ミサイルってのは、空を飛んでいくんだよな!?じゃあ、空中で爆発させれば、被害は出ないよな!?」
アルミン「えっ!?そうだけど、ミサイルは高速で飛んでいくんだ!!一度発射されたら、地上から撃ち落とすのは困難だ!!」
エレン「地上からは無理でも、空中でなら撃ち落せるよな…?」
-
- 184 : 2013/12/28(土) 12:15:12 :
ミカサ「…エレン?」
ハンジ「まさか、君…!」
V3「よすんだ!!そんなことをすれば…」
エレン「他にやれる奴がいない!!俺がやらなきゃならないんだっ!!」ダッ!
アルミン「エレンっ!!やめろっ!!」
ミカサ「…」
ハンジ「ミカサも何黙ってるのさ!!早く追いかけないと、エレンがっ!!」
ミカサ「…エレン…」
V3「ダメだ、ショックと混乱で放心気味になっている。さっきの出来事が余程堪えたか…」
-
- 185 : 2013/12/28(土) 12:20:18 :
ミサイル「」ゴオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!
アーマー「はははははっ!!!発射だっ!!!!!」
エレン「させるかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
エレン「『ロープアーム』!!!」パシュッ!!
ミサイル「」カシッ!
アーマー「貴様、何を!?」
エレン「このミサイルを、空中で爆破させてやるんだよ!!お前らの企みも不発に終わるぜっ!!」
アーマー「馬鹿か!?そんなことをすれば、貴様もタダでは済まないぞ!!」
エレン「承知の上だ!!1号と2号が、人類の未来を俺達に託してくれた!!」
エレン「だったら、俺はその意思に従って、自分の身を犠牲にしてでも人類を守るだけだっ!!!」
アーマー「何という奴だ…」
-
- 186 : 2013/12/28(土) 12:25:32 :
ミサイル「」ゴオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!
エレン「うおっ!!」グンッ!
アルミン「ミサイルがっ!!」
V3「発射された!!」
ミカサ「…エレンっ!」
ミカサ「エレンっ!!嫌だっ!!置いていかないでえぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!」
エレン「ミカサっ!!アルミンっ!!後のことは頼んだぞっ!!」
ゴオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!
アルミン「行ってしまった…」
ミカサ「エレンっ!!エレンっ!!いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
-
- 187 : 2013/12/28(土) 12:30:46 :
エレン(くっ…!すごい風圧と熱風だ!呼吸もまともにできない…)
エレン(こんな代物が墜落する前に、俺がぶっ壊してやるっ!!)
エレン(ちゃんとお別れができなくてごめんな、みんな)
エレン(一度存在価値を失いかけた俺が、みんなにしてやれるのはこれくらいだ)
エレン(まだまだバケモノがたくさん襲ってくるかもしれないけど、みんなならきっと乗り越えられる)
エレン(1号、2号、今から俺もそっちに行くよ。あんたらの意思は、確かに俺の中に受け継がれていた)
エレン(ミカサ、アルミン、みんな。元気でな…)
エレン(そして、見ててくれ。これが俺の…)
エレン「…生きた証だっ!!!『ブラスターアーム』!!!!!」カシャンッ!
エレン「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!」
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!!!!!!
-
- 188 : 2013/12/28(土) 12:40:41 :
V3「…エレン、やったか…」
アルミン「…君は、なんて無茶なことを…」
ミカサ「…エレン…」フラッ…
ミカサ「」ドサッ!
ハンジ「ミカサっ!!しっかりしろ!!」
V3「エレン、よくやってくれた。君は人類を守った。君は英雄だ」
V3「…俺は君に、ライダー4号の称号を贈るぞ!!!」
アーマー「…おのれ、ミサイルまでもが…!」
???「しくじったようだな、アーマー元帥。もう貴様に用はない」
-
- 189 : 2013/12/28(土) 12:46:29 :
アーマー「なっ!?誰だ…!?」ザクッ!
アーマー「…ぐはっ」ガクンッ!
ハンジ「新たな幹部怪人か!?」
アルミン「仲間を…!?ひどい…」
ヘリオガイスト「わが名はヘリオガイスト。ネオ・ショッカーの大幹部だ」
ヘリオガイスト「役立たずにしては上出来だったな。ライダー3人を消し去るとは」
アーマー「き…さま…!」
ヘリオガイスト「…消えろ!『ヘリオスショット』!!」ドンッ!!
アーマー「がっ…!」ガクンッ!
V3「仲間を殺した!?」
ハンジ「恐ろしい威力の銃だ…」
-
- 191 : 2013/12/28(土) 12:53:10 :
-
ヘリオガイスト「貴様らも消えろっ!!ヘリオスショット!!」ドンドンッ!
ハンジ「げっ!!」
V3「伏せろっ!!」バッ!
アルミン「ミカサっ!!」バッ!
ドンドンドンドンッ!!!!!!!!
一同「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
パラパラ…
ヘリオガイスト「…ライダーさえ消えれば、後は我々の思うがままだ」
ヘリオガイスト「壁内に、恐怖と絶望を。我は壁内人類にとって、迷惑な存在なのだっ!!」
ヘリオガイスト「ははははははははははっ…」スゥゥ…
-
- 193 : 2013/12/28(土) 13:00:33 :
-
アルミン「うぅ…」
ハンジ「みんな、怪我はないか?」
ミカサ「…」
アルミン「僕は特に。ミカサも無事みたいです…」
ハンジ「奴は消えたみたいだね。見逃してもらえて助かったよ…」
アルミン「V3さんのおかげで助かりました。ありがとうごz…」
V3「」
アルミン「V3さん…?」
ハンジ「いけない、敵の銃撃をモロに受けたんだ!!このままだと、命に関わるぞ!!」
-
- 194 : 2013/12/28(土) 13:05:49 :
アルミン「そんなっ!!V3さん、しっかりしてっ!!」
V3「ぐ…」
ハンジ「急いで町の医者に診せるんだ!!馬車を使えば、まだ間に合うっ!!」
アルミン「はいっ!!」ダッ!
ハンジ「…」ダダダダダッ!
ハンジ(…なんてザマだ。ライダーはほぼ全滅、敵は次から次と怪人を生み出している)
ハンジ(こんな状態で、皆に合わせる顔がどこにあると言うんだ…!?)
-
- 195 : 2013/12/28(土) 13:11:54 :
~ネオ・ショッカーアジト内~
???「ふふふ、ライダー3人を消すことに成功したか。でかしたぞ…」
???「そして、貴重な被験体が3体、我々の手中に収まった」
???「その内の一体は、改造兵士(サイボーグ・ソルジャー)として利用するか」
???「残り2体は…」
???「…ふふふふふ…」
-
- 196 : 2013/12/28(土) 13:19:10 :
~訓練兵団施設~
ジャン「…おい、もう一度言ってみろアルミン…」
アルミン「何度でも言ってあげるよ。エレンは…」
クリスタ「もうやめて!それ以上は聞きたくない…!」
アルミン「…」
アニ「…これが現実さ。あんなバケモノ軍団相手に、対抗できる絶対的な頭数が不足し過ぎなんだよ」
コニー「ずいぶんと冷静だな、アニ。お前は何とも思わねぇのかよ!!」
アニ「狼狽えてライダー達が帰ってくるなら、いくらでも狼狽えてやるさ。でも、そうじゃないでしょ?」
ベルトルト「アニ、やめて。みんな気が動転してるんだ、分かってあげて」
-
- 197 : 2013/12/28(土) 13:24:15 :
ライナー「問題は、これからだな。サシャのほうも気がかりだ…」
ハンジ「サシャがどうかしたのかい?」
マルコ「実は、行方不明になってしまったんです。僕らの前から離れた10分ほどの間に」
ハンジ「何だって!?」
ユミル「どうせ食糧庫にでも行こうとしたんじゃねぇのか?神隠しにあったみてぇに、ぱったりと消えちまった」
アルミン「…これは」
ハンジ「組織に連れ去られた可能性が、無きにしも非ずだね。でなければ、突然姿を消す理由がない」
コニー「怪物にビビって、どこかに逃げちまったんじゃねぇのか!?」
ハンジ「それならなおさら、一人では行動しないだろう。みんなといるほうが、いくらかは安全だからね」
クリスタ「サシャ…」
-
- 198 : 2013/12/28(土) 13:32:15 :
ジャン「それより、ミカサは…?」
アルミン「医務室で寝込んでるよ。V3さんと一緒にね。ショックが大きすぎたみたいだ」
ハンジ「自分の親の仇の登場に、エレンの死。彼女にとって、衝撃が強い出来事ばかりだったからね」
ハンジ「目を覚ましても、とても戦える状態ではないだろう。ゆっくり休ませておくべきだ」
ライナー「ライダー4人と、ミカサが戦えないとなると、いよいよお先真っ暗だな…」
マルコ「そういえば、新人類の力を得られる発明がもうすぐできると言っていましたが、それがあればもしかして…」
ハンジ「うん、あともう少しなんだけど…。こんな状況で、研究室に籠ってる場合じゃないかなって…」
ユミル「こんな状態だからこそ、だと思いますよ。敵さんが次いつ、襲撃してくるか分かりませんからね」
アルミン「僕もユミルに賛成です。一刻も早く、戦うための準備を整えないと」
ハンジ「アルミン…」
ジャン「そうなったら、今度は俺達も戦うぞ!エレンみてぇなドジは踏まねぇ!!」
コニー「俺だって!ふざけた連中をブッ飛ばしてやる!!」
ハンジ「…分かった。急ピッチで進めよう。アルミン!」
アルミン「はいっ!」
ハンジ「…みんな、待っていてくれ。必ず期待に応えて見せるからっ!!」
ガチャン…
コニー「…」
コニー(そういや、俺のモグラ、どこ行っちまったんだろうな…)
-
- 199 : 2013/12/28(土) 13:43:04 :
~謎の場所~
――――ここは、どこだ?俺は一体どうなった?
???「目が覚めたようだね。気分はどうかな?」
――――こいつは…?俺はこいつの顔を、どこかで見たような…
???「おめでとう、××ン・イ×ー××君。キミは偉大なるショッカーの一員に選ばれた」
――――ショッカーだって!?何で俺が、そんな奴らのところに…?
???「君は貴重な被験体だ。我々の実験によって、大いなる力を手にするだろう」
――――体が動かねぇ。声も出せねぇ。どうなっちまったんだ、俺は…
???「隣の人達も、君の知り合いかな?いずれ、君と同じように偉大な力を手にするだろうね」
――――隣…?俺はこいつらをどこかで…?
???「それでは早速、実験に移ろうか。楽しい実験のね…」
――――思い出した!こいつ、いや、この人は…!なんでこの人がここに…!?
××ン「ぶ……!」
-
- 204 : 2013/12/28(土) 21:34:29 :
~二週間後・訓練兵団施設、営庭~
ジャン「なっ…!」
ライナー「あんたらは…!?」
クリスタ「1号さん、2号さん!」
ユミル「…?」
1号?「…」
2号?「…」
コニー「無事だったのか!てっきり俺は…」
アニ「…離れなっ!!」
コニー「えっ?なにg…」ドゴッ!!
コニー「!?」ドサッ!
マルコ「何だ!?どうしてコニーを殴るんだ!?」
ベルトルト「様子がおかしい!普通じゃないぞ!!」
-
- 205 : 2013/12/28(土) 21:39:20 :
ユミル「…おかしいのは、それだけじゃないみたいだな」
ライダー達?「」ゾロゾロ…
ライナー「こんなにっ!?なぜだ!?」
ジャン「確かに、普通じゃねぇみたいだな。こいつら全員、悪の手先か?」
1号?「いかにも。我々はホッパーと同等の能力を持つ、ショッカーの精鋭部隊…」
ショッカーライダーNo.1「『ショッカーライダー』だ!」
コニー「ショッカーライダー!?」
アニ「ずいぶんと分かりやすい名前だね。意外と親切じゃないか」
-
- 206 : 2013/12/28(土) 21:44:23 :
ベルトルト「呑気なこと言ってる場合じゃないよ。こいつら、一体一体が強そうだ!」
No.2「その通り。ホッパーと同等のスペックを有する我々に、敵などありはしない」
No.3「貴様ら生身の人間がいくら足掻いたところで、勝ち目などないのだ」
ライナー「生身の人間、ね…」
ジャン「へへっ…。面白ぇことを言ってくれるじゃねぇか」
ユミル「かわいそうな奴らだな。何にも知らないみたいだ…」
No.1「何が可笑しいっ!?」
ハンジ「見せてあげなよ、君たち」
アルミン「皆が手に入れた、とっておきの力を!」
-
- 207 : 2013/12/28(土) 21:50:49 :
No.1「貴様ら!?いったいどこに隠れていた!?」
No.2「狼狽えるな、No.1。どうせハッタリに決まっている」
ハンジ「ハッタリかどうか、試してみるかい?」
アルミン「クリスタはこっちに!下がっているんだ!!」
クリスタ「うんっ!ユミル、みんな、頑張ってねっ!!」
ユミル「任せろクリスタっ!!」
コニー「俺達の力、みせてやるぜっ!!」
No.1「何…!?」
ジャン「てめぇらは人類の敵だ!!許さねぇ…!!」
-
- 208 : 2013/12/28(土) 22:00:31 :
ジャン「スカイ……」
ジャン「……変身っ!!!!!!」バッ!!
ショッカーライダー達「!?」
ジャン「うおぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」
キュイィィィィンッ!!
ジャン「…ふぅ」
No.1「何だと!?変身した…!?」
No.3「馬鹿な…!!」
ジャン「我ながら、なかなかイカス姿だと思うぜ。今の俺は…」
ジャン「…名付けて、スカイライダーっ!!!!!」
アルミン「さすがジャン、様になって来たね!」
-
- 209 : 2013/12/28(土) 22:08:48 :
コニー「俺だって行くぜっ!!」バッ!
コニー「ア~、マ~…」
コニー「ゾ~ンッッッ!!!!!!!」バッ!
マルコ「僕だって!!」
マルコ「…変身(セッタップ)!!!!」バッ!
No.1「貴様らもか!?」
コニー「今の俺は……アマゾンっ!!!!!」
マルコ「同じく……X(エックス)!!!!!」
No.1「X、アマゾン…」
-
- 210 : 2013/12/28(土) 22:16:21 :
アニ「…変身」スッ
ユミル「変身……ストロンガーっ!!!」バッ!
No.2「この女共もか!?」
アニ「…スーパー1」
ユミル「…ストロンガーっ!!!!!」
No.2「スーパー1、ストロンガー…」
ライナー「おいアニ、もっとノリよく行こうぜ。せっかく変身できたんだからな」
アニ「別に私は望んだわけじゃないけどね。誰が好き好んで、こんな姿に…」
ベルトルト「かわいいじゃない、その姿も」
アニ「よし、ベルトルト、あんたでこの力の試運転と行こうかね…」
ベルトルト「ちょっ!やめてよ!冗談じゃないって…」
-
- 212 : 2013/12/28(土) 22:23:30 :
-
ライナー「ほら、俺達もさっさと変身だ!皆さんがお待ちかねだぜ」
ベルトルト「そうだね。それじゃ…」
ライ・ベル「……変身っ!!!!!」バッ!
No.3「こいつらまで…」
ライナー「はっはっは、ライダー……ZO!!!!!」バッ!
ベルトルト「ライダー……J!!!!!」バッ!
No.3「ZO、J…」
-
- 213 : 2013/12/28(土) 22:30:44 :
アルミン「みんな、戦闘の用意ができたみたい。あとは、君だけだよ…」
アルミン「…ミカサ」
ミカサ「…」スッ
No.4「まだいたのか!?小癪な…」
ミカサ「…私は立ち止まらない。エレンの“意志”を受け継ぎ、エレンの“遺志”がこの胸にある限り、私はどこへだって行ける」
ミカサ「お前たちを滅ぼし、人類を守る。それがエレンの望み!!」
ミカサ「この身が朽ち果てるまで戦い続けようっ!!」
ミカサ「変・身!!!」バッ!
キュイィィィィンッ!!!!!!
No.4「8人目…!」
ミカサ「私は……ZX(ゼクロス)!!!!!」
-
- 214 : 2013/12/28(土) 22:39:46 :
ジャン「待ってたぜ、ミカサ」
ライナー「やはりお前がいないと締まらんな」
コニー「さて、全員揃ったところで、あいつらをブッ倒すとするか!」
一同「おうっ!!」
ハンジ「頼んだよ、みんな!」
アルミン「敵は8体、こっちも8人。今のみんななら、一人一体は余裕で倒せるはず!」
クリスタ「…アルミン」
アルミン「何だい、クリスタ?」
クリスタ「お願いがあるの…」
-
- 218 : 2013/12/29(日) 11:54:38 :
~ショッカーライダーNo.8 VS マルコX~
マルコ「行くぞ!『ライドルホイップ』!!」バッ!
No.8「なっ…!棒状の武器だと!?どこから…」
マルコ「腹部に収納されているのさ!君に勝ち目はないよっ!!」
No.8「面白い、やってみろっ!!」ダッ!
マルコ「チェンジ、『ライドルスティック』!!はあっ!!」ドゴッ!!
No.8「ぐあっ!!」ドサッ!
マルコ「どうだ!?」
No.8「武器の形状が変化しただと!?」
マルコ「…」
-
- 219 : 2013/12/29(日) 11:59:27 :
~回想~
アルミン「聞いてくれ皆。今から皆に、戦うための力を与える」
ハンジ「基本的には、ライダーや敵怪人のように、自分の姿を変化させる力だ」
ジャン「ってことは、それを受け取っちまったら、俺達もずっとバケモノのまま…?」
ハンジ「いや、それはない。今から君たちに投与する薬は、改良版だ」
ライナー「改良版…?」
ハンジ「薬の強さをだいぶ抑えてあるから、放っておけば効力が消えて、体からその力が無くなる」
ハンジ「期間はせいぜい一週間くらい。それを過ぎれば、タダの人間に戻るんだ」
ハンジ「もちろん、その期間中に変身しても人間に戻ることはできる。体内に力を宿した状態でね」
コニー「じゃあ、その間は俺達はずっと、ライダーと同じってことか!!」
アルミン「そういうことになるね。スペックは、ライダーマンを超えると思うよ」
ユミル「そいつはすげぇな。私らだけでも、十分奴らと張り合えるんじゃないのか?」
アルミン「やってみないことには分からないけど、エレンのライダーマンも十分怪人を倒す力は持っていた」
アルミン「ましてや、もともとみんなは、ちゃんと鍛えている兵士だ。ちょっとやそっとじゃやられはしないだろう」
ベルトルト「それなら大丈夫そうだね。僕にもやれそうな気がしてきたよ」
ハンジ「そうと決まれば、さっそく取り掛かろう」
-
- 220 : 2013/12/29(日) 12:04:40 :
アルミン「まずは、マルコ」
マルコ「僕から?」
アルミン「君に与える力は、Xだよ」
マルコ「X…?」
アルミン「うん。太陽と風力をエネルギー源とする、メカニカルライダーだよ」
アルミン「武器は、腹部に収納してある『ライドル』。この武器は、柄についているボタンを押すことで変形できるんだ」
アルミン「変形は全部で4種類。戦いの局面に応じて使い分けるといいよ」
マルコ「なんだかすごそうだね…」
ハンジ「マルコ、君は今日から、ライダーXだ!!」
-
- 221 : 2013/12/29(日) 12:09:23 :
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
マルコ「鞭剣の『ライドルホイップ』、棒状の『ライドルスティック』だ!!」
No.8「我々の思っていた以上に、貴様らが力を付けていたようだ。ならば…」
No.8「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」ゴゴゴゴゴ…
マルコ「何をする気だ!?奴の体内から…!?」
ベリベリベリ…!
マルコ「!?」
???「…驚いたか、これが俺様の真の姿だ!」
マルコ「ショッカーライダーは、仮の姿だったのか!?ドクロのような恐ろしい姿だ…」
-
- 222 : 2013/12/29(日) 12:14:27 :
デス「俺様の名は、『死神デス』!!」
マルコ「…あぁ、うん、見ればなんとなく分かる…かな。そんなに改まらなくても…」
デス「違う、改まっているわけではない!!俺様の名が『死神デス』!!」
マルコ「うん、分かったってば。死神さんですね?」
デス「だ~か~らっ!!」
マルコ「隙アリ!『ライドルロープ』!!」ビュッ!!
デス「!?」ガッ!
マルコ「君はこれで逃げられない。観念するんだね」
デス「おのれ、小癪な…!」グググ…
マルコ「無駄な抵抗はよしなよ。そのロープの強度は尋常じゃないよ?」
-
- 223 : 2013/12/29(日) 12:17:33 :
デス「こんなもの、叩き斬ってくれる!!死神のカマ!!」シャキンッ!!
デス「『地獄鎌無双!!!』」ズバババババッ!!!
マルコ「なっ!!ロープを斬っただと!?」
デス「貴様も喰らえ!!」バッ!!
マルコ「くっ!!」ガキンッ!
デス「受け止めたか…!いつまで持つかな…?」グググ…
マルコ「…君のほうがね。はあっ!!」バッ!
デス「ぐっ…!弾かれただと!?」
マルコ「『ライドルホイップ・X斬り』!!」ズバッ!!
デス「ぐあぁっ!!」ドサッ!!
-
- 224 : 2013/12/29(日) 12:29:03 :
マルコ「今だ!はあっ!!」バッ!!
デス「飛び上がった!?何をする気だ!?」
マルコ「はあぁぁ…」グルングルン…
マルコ「『エックス』…」
マルコ「…『キィィィィィィィィィィック』!!!!!!!」
ドゴォッ!!!!!
デス「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」ドサッ!!
マルコ「…終わりだ、デス」
デス「あ…あぁ…」ヨロヨロ…
デス「」ドサッ…
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!
パラパラ…
マルコ「…ふぅ」
マルコ(自分で思っていた以上のパワーだ。これなら、奴らがいつ攻めてきても対抗できそうだ)
ヘリオガイスト「なかなかやるな、Xライダーよ。私とも遊んでもらえるか?」
マルコ「誰だっ!?」
ヘリオガイスト「我が名はヘリオガイスト。貴様らにとって、迷惑な存在なのだ!」
マルコ「…こいつ!」
-
- 225 : 2013/12/29(日) 12:36:40 :
~ショッカーライダーNo.7 VS アニスーパー1~
アニ「…ふっ!」ゲシッ!
No.7「ぐあっ!!」ドサッ!
アニ「大したことなかったね。これなら、アレを使うまでもないか」
No.7「ぐ…う…!舐めやがって…!」
アニ「舐められないような実力を付けて、出直してくるんだね」
No.7「…そう言っていられるのも今のうちだ。俺は、貴様の動きのすべてを見切った!」
アニ「どの口がそんなこと言うんだい?格闘術だけで、十分往なされてるじゃないか」
No.7「…見よ、これが俺の真の姿だっ!!」
No.7「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」ゴゴゴゴゴ…
ベリベリベリ…!
アニ「…なっ!?」
???「…ふぅ、窮屈だったぜ。これで俺は、実力を発揮できるな」
-
- 226 : 2013/12/29(日) 12:42:25 :
アニ「…何だい、その姿は…!?」
ウォストマ「俺の名はウォストマ。他者の体内に寄生し、そいつの力を吸収しながら成長する新人類だ」
ウォストマ「さらに、体内から貴様の戦い方を観察し、攻略法も編み出した。もう貴様に勝ち目はないっ!!」
アニ「…へぇ、面白いね」
ウォストマ「そうやって余裕をこいていられるのも今のうちだけだ。今に、俺の強さの前にひれ伏すことになるぞ!!」
アニ「言ってないでかかってきなよ。あんたの言う強さが本物かどうか、見極めてあげるからさ」
ウォストマ「ふふふ…。ならば喰らえ、『幻魔光線』!!」ビビーッ!
アニ「しまっ…」
アニ(速いっ!!)
アニ「うわっ…!」ビビビビビッ!
ウォストマ「はははっ、幻魔光線受けたな!?貴様はもうおしまいだ!」
-
- 227 : 2013/12/29(日) 12:47:11 :
アニ「なに…を…」
アニ「あ…う…」グググ…
ウォストマ「幻魔光線は、人間の思考力を低下させ、骨抜きにしてしまう技だ!」
ウォストマ「これで貴様は、ただの木偶人形も同然よ!!」
アニ「…」
ウォストマ「言葉も話せなくなったか!ならば、そろそろとどめと行こうか」
ウォストマ「喰らえっ、『ウォストマ鎌攻撃』!!」シャキンッ!
アニ「…ふっ!」ドゴッ!!
ウォストマ「ぐあっ!!」ドサッ!
アニ「…今の光線はちょっと焦ったね。でも、私には通用しない」
ウォストマ「何故だっ!?幻魔光線は、確かに命中したはず!?」
アニ「残念ながら、相手が悪かったね。どうやらこの肉体は、そういった類の技を寄せ付けないみたいだ」
ウォストマ「何だと…!?小賢しい奴め!!」
-
- 228 : 2013/12/29(日) 12:51:31 :
アニ「…はっ!!」ブンッ!
ウォストマ「おっと!」ヒョイッ
アニ「…ふっ!!」ブンッ!
ウォストマ「貴様の技は当たらん!既に見切っておるわ!!」ヒョイッ
アニ「そのようだね。まったく、腹立たしいよ…」
アニ「私が、こんなものに頼らなきゃいけないなんてね…」スチャ…
ウォストマ「…何だそれは!?」
アニ「…」
-
- 229 : 2013/12/29(日) 12:56:09 :
~回想~
アルミン「アニにはこれ、スーパー1の力だよ」
アニ「何だい、その子供じみた名前は。というか、私もやらなきゃいけないの?」
アルミン「戦える戦力は、一人でも多く欲しい。優しいアニなら、きっと協力してくれるよね?」
アニ「…」
アルミン「無言は了承とみなすよ。早速説明に入らせてもらうね」
アルミン「スーパー1は、拳法、すなわち格闘術に秀でたライダー。アニにはうってつけだね」
アルミン「だけど、それ以外にも、とっておきの武器があるんだ」
アニ「何だい、その武器ってのは?」
アルミン「名付けて、『ファイブハンド』。両腕を、5つの異なった性能を持つ腕に切り替えることができるんだ」
アニ「へぇ、5つの、ね…」
アルミン「基本形態となるのは、『スーパーハンド』。常人を超えた腕力で、格闘戦に有効なハンドだよ」
アニ「私は基本足技中心だから、あまり意味がないかもね」
アルミン「まぁそれでも、ないよりはいいと思うよ。それから、後はね…」
-
- 230 : 2013/12/29(日) 13:00:29 :
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アニ「チェンジ、『冷熱ハンド』…」シャキンッ!
ウォストマ「両腕が、変わった!?」
アニ(確か右腕は…)
アニ「超高熱火炎、発射!」バッ!
ボオォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!
ウォストマ「あっつ!!なんだコレは、炎!?あっついっ!!!!」バタバタ!
アニ(そして左腕…)
アニ「冷凍ガス、発射!」バッ!
シュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!!!
ウォストマ「今度は寒いっ!!凍え死ぬっ!!!」バタバタ!
アニ「こいつは便利だね。いちいち手を触れなくても、相手を攻撃できるのか」
-
- 231 : 2013/12/29(日) 13:04:19 :
ウォストマ「貴様っ!!よくも…」グググ…
岩「」グググ…
アニ「そんな大岩を…。どうする気だい!?」
ウォストマ「こうするの…」グググ…
ウォストマ「…さっ!!!」ブンッ!
岩「」ヒュゥゥゥゥ…
アニ「例にもよって投げ飛ばすだけか。芸がないね…」
アニ「チェンジ、『パワーハンド』…」シャキンッ!
ウォストマ「無駄だ!!そんな大岩を受け止められるわけがないっ!!」
アニ「はあぁぁぁぁぁぁ…」スゥゥ…
アニ「はあっ!!!」ドゴッ!
岩「」ミシッ…
岩「」ドゴオォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!
ウォストマ「なっ…!?パンチ一発で大破しただと!?」
-
- 232 : 2013/12/29(日) 13:07:35 :
アニ「これが『パワーハンド』…。確かに、凄まじい力が発揮できるね」
アニ「これなら、足技に頼りきりの戦い方も、少しは改善されそうだ…」
ウォストマ「何者なんだ、貴様は…」
アニ「私?私はただの訓練兵…」
アニ「だから、そっとしておいてくれる?あんたらがいちいちちょっかいかけてくると、こうして戦わされる羽目になるんだからさ…」
ウォストマ「そんなこと……俺の知ったことではないわあぁぁぁぁっ!!!!」ダッ!
アニ「そろそろとどめを刺してやるか…」
-
- 233 : 2013/12/29(日) 13:11:10 :
アニ「はっ!!!」バッ!
ウォストマ「跳んだ!?」
アニ「『スーパーライダー』…」
アニ「『梅花』…」
ウォストマ「う……うおぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」
アニ「…『二段蹴り』!!!!!」
ドゴォッ!!!!!
ウォストマ「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」ドサッ!!
アニ「…終わりだよ」
ウォストマ「う…あ…」ヨロヨロ…
ウォストマ「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!
アニ「ふぅ…。やっぱり私は、こういうのは柄じゃないかもね…」
-
- 234 : 2013/12/29(日) 13:14:14 :
???「素晴らしい戦いだったぞ、スーパー1とやら」
アニ「…誰だ!?」
???「そう構えるな。どうせ貴様では、私に敵わんのだからな」
アニ「好き放題言ってくれるね。名を名乗りな!」
悪魔総帥「私は悪魔総帥。人類に終焉をもたらす者だ」
アニ「バカみたいなことを言って…。後悔するよ?」
悪魔総帥「…やってみろ」
-
- 235 : 2013/12/29(日) 13:18:23 :
~ショッカーライダーNo.6 VS コニーアマゾン~
No.6「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
コニー「何だこいつ!?脱皮か…!?」
ベリベリベリ…!
???「…ふぅ、窮屈だったぜ」
コニー「中から変なのが出てきやがった!なんだお前は!?」
ミミズトンボ「俺の名はミミズトンボ。ネオ・ショッカー最強の獣人!!」
コニー「じゅうじん?よく分かんねぇけど、俺がブッ倒してやるよ!!」
ミミズトンボ「できるかな…?」
コニー「いくぜっ!!ケケーッ!!!!」バッ!!
ミミズトンボ「ぬっ…!素早いな…」
コニー「…」バババッ!
-
- 236 : 2013/12/29(日) 13:22:13 :
~回想~
アルミン「コニーにはこれ、アマゾンの力だ」
コニー「アマゾン?なんだそりゃ?」
アルミン「アマゾンとは、壁外のどこかにあるとされている、密林の名前さ」
アルミン「アマゾンは、野生の力を武器に戦うライダーなんだ」
コニー「野生の力か。俺にぴったりだな」
アルミン「アマゾンは、『ゲゲの腕輪』と呼ばれる特殊な腕輪によって、力を発揮するんだ」
アルミン「とても大切な腕輪だから、無くさないように気を付けてね」
コニー「無くさねぇよ。いくらバカでも、そのくらいは大丈夫だっての」
アルミン「信じてるよ。コニーの野生の力、思う存分発揮してね」
コニー「おう、任せとけっ!!」
-
- 237 : 2013/12/29(日) 13:26:15 :
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
コニー「ケケーッ!!!」ババッ!
ミミズトンボ「後ろかっ!?」
コニー「残念、上だっ!!」ヒュゥゥゥゥ!!
ミミズトンボ「えぇい、ちょこまかと!!」
コニー「うらあぁっ!!」ドゴッ!!
ミミズトンボ「ぐっ!!」ガッ!!
コニー「…っと、防がれちまったな」スタッ…
コニー(確かに、身体能力が格段に上がったけどよ、決定打がないな…)
コニー(いつまでもチマチマ攻撃してたところで、奴を倒すことはできねぇ…)
-
- 238 : 2013/12/29(日) 13:30:13 :
コニー「どうすっかな…」
???「ちゅちゅ~~~ん!」
コニー「!?」
コニー「何だ、今の声は!?」
ミミズトンボ「地中から聞こえたぞ…?」
モコモコモコ…
コニー「何か出てきやがった!?」
???「ちゅちゅ~~~ん!」バッ!
コニー「うおぉっ!?巨大なモグラ!?」
ミミズトンボ「何だ、お前だったのか。脅かすな」
コニー「チッ…!こいつの仲間だったのか!?」
-
- 239 : 2013/12/29(日) 13:34:18 :
???「はて?どちらさまでしたっけ?私はコニーの声がしたので、ここに来たんですが…?」
コニー「は…?俺の声がしたからだと?俺はお前なんか知らんぞ…?」
???「おかしなことを言いますね。っていうか、何ですかその姿は?超ウケます…」ププッ…
コニー「お前に言われたくねぇんだよ!!モグラのバケモノがっ!!」
???「ひどっ!!私だって好きでこんな姿になったんじゃないですよっ!!」
ミミズトンボ「お前、何を言ってるんだ?ネオ・ショッカーへの忠誠心はどうした?」
???「忠誠心?なんですかそれは?おいしいんですか?」
???「大体にして、ちょっと食糧庫を覗きに行っただけなのに、そちらが勝手に私を攫ったんじゃないですか!」
コニー「ちょっと待て、その声、その喋り方、それに食糧庫って…」
コニー「お前、まさか…!?」
???「ようやく気づきましたね。そうです、お察しの通り私は…」
サシャ「104期訓練兵団所属、サシャ・ブラウスですっ!!」
コニー「サシャぁぁぁぁぁっ!?なんでそんな姿に…!?」
-
- 240 : 2013/12/29(日) 13:38:18 :
サシャ「ですから、ちょっと食糧庫に行こうとしたときに、変な人が私を誘拐したんですよ」
サシャ「んで、気が付いたらよく分からない部屋、で実験だのなんだのって…」
サシャ「そうこうしているうちに、無性にすごく悪いことがしたくなったんですよ」
サシャ「なので、この怪物達と一緒にここに攻め込んだんですが…」
コニー「いや、皆まで言うな、その手に持ってる芋を見れば、おおよその察しはつく…」
サシャ「さすがですね。そうなんですよ、食糧庫がたまたま目に入ってしまいましてね…」
サシャ「食料をあさっているうちに、正気に戻ったんです。あ、ちゃんとお芋も拝借しました」
サシャ「それで、こっちの方からコニーの声がしたので、参上した次第です」
コニー「次第ですじゃねぇんだよ。心配かけやがって」
サシャ「すいません。ですが、私はこうして、元気に戻って参りました!」
サシャ「あ、今はこんな姿してますけど、ちゃんと人間にも戻れますからね」
-
- 241 : 2013/12/29(日) 13:42:28 :
コニー「待てよ?お前とほぼ同時にいなくなった俺のモグラ、もしかして…」
サシャ「あぁ、そういえば、コニーのモグラと一緒にさらわれたんでした。私と合成させられたのは、きっとそれですね」
コニー「やっぱりかあぁぁぁぁぁっ!!!俺のモグラあぁぁぁぁぁっ!!」
サシャ「モグラより私のほうを案じてくださいよ!!可憐な乙女がこんな醜い姿に…!」
ミミズトンボ「お前ら、ふざけるのも大概にしろ!!俺の目の前で漫才繰り広げやがって…!」
コニー「誰が漫才なんかするかっ!!」
サシャ「そうですよ!私は常にツッコミ担当なんですからねっ!!」
コニー「そこじゃねぇだろっ!!」ビシッ!
ミミズトンボ「黙れっ!!裏切り者もまとめて葬ってやる!!『溶解液』!!」ビュッ!!
コニー「どわっ!!」ヒョイッ!
サシャ「あぶなっ!私は避難します!!ちゅちゅ~~~ん…」モゾモゾ…
コニー「おい待てこら!お前だけ逃げるなっ!!」
モゾモゾ…
シーン…
コニー「マジかよ…。本当に一人で逃げやがった…」
-
- 242 : 2013/12/29(日) 13:46:13 :
ミミズトンボ「まったく、裏切りの絶えん奴だな、あのモグラは」
ミミズトンボ「先に貴様を葬り、後から奴も消してやる!」
コニー「さて、あいつをどうやって倒すか…」
ゲゲの腕輪「」キュイィィィィンッ!!
コニー「!?」
ミミズトンボ「何だ!?」
コニー「これは…!?」
コニー「…すげぇ、力を感じるぜ!!」
シャキンッ!!
ミミズトンボ「今度は何だ!?」
コニー「腕から……刃がっ!!」
コニー「これを使えば、奴をブッ倒せるかもしれねぇっ!!」
-
- 243 : 2013/12/29(日) 13:50:20 :
ミミズトンボ「小賢しいわっ!!そんなもので、この俺様が…」ガシッ!!
ミミズトンボ「!?」
サシャ「ふふふ、油断しましたね!?地中からのステルス攻撃ですよっ!!」
コニー「サシャ!!お前、戻って来たのか!?」
サシャ「やはりコニーには私の力が必要でしょうからね。さぁ、早くとどめをっ!!」
ミミズトンボ「くっ!!貴様、その手を離せっ!!」
コニー「サシャ、しっかり掴んでろよ…!!」
コニー「必殺…」シャキンッ!
コニー「はっ…!!!」バッ!!
ミミズトンボ「や…」
ミミズトンボ「やめろおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」
サシャ「コニー!!やっちゃってくださいっ!!!!!」
コニー「…『大・切・断』っ!!!!!!!!!!」
ズバアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!
ミミズトンボ「があぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
ミミズトンボ「」ドサッ!
-
- 244 : 2013/12/29(日) 13:54:19 :
サシャ「やりましたねっ!!ちゅちゅ~~~ん!」
コニー「…ふぅ、どうにか勝てたな。野生の力、思い知ったか!」
サシャ「8割は私のおかげですね。お礼は三食のパンで結構ですよ」
コニー「ふざけんなよっ!!ってか、8割は盛りすぎだ!!せいぜい1割がいいとこだろっ!!」
サシャ「んなっ!?私があいつを抑えつけてなければ、さっきの技も派手に空振りしてましたよ!?」
コニー「んなはずねぇ!!俺の華麗なる大切断を…」
???「夫婦漫才はそこまでだ、愚かな連中よ」
コニー&サシャ「!?」
???「モグラ獣人よ、貴様本当に我々を裏切るのだな…?」
サシャ「あなたは確か…」
サシャ「…十顔鬼!!!」
コニー「じゅうがんき?なんじゃそりゃ…?」
十顔鬼「『様』はどうした?それとも、やはり死にたいか…?」
サシャ「生憎、あなたたちに手を貸すつもりはありませんっ!!返り討ちに合いたくなければ、早めに帰ることをお勧めします!!」
十顔鬼「…仕方ない。我々の恐ろしさを、今一度分からせてやる必要があるな」
サシャ「コニー、気を付けてください!こいつは、さっきの怪物とはケタ違いの強さですっ!」
コニー「なんだか知らねぇけど、やってやるよ!!」
十顔鬼「…来い!!」
-
- 245 : 2013/12/29(日) 13:58:18 :
~ショッカーライダーNo.5 VS ユミルストロンガー~
No.5「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
ベリベリベリ…!
ユミル「何だこいつ…!!中から何かが出てきやがるっ!?」
???「…ふぅ」シュゥゥゥゥゥ…
ユミル「…何モンだ?さっきの姿とはエラい変わりようだな」
???「これが俺の真の姿だ。ここから先は、さっきまでのようにはいかんぞ」
ユミル「どうだかな…。ちょっと姿を変えたくらいで、私に勝てると思うな!!」
ティターン「この一つ目ティターン様を前に、そんな発言ができるとはな。後悔するなよ…?」
-
- 246 : 2013/12/29(日) 14:02:34 :
ユミル「はっ!!面白ぇ!!これでも喰らいやがれっ!!」ダッ!
ユミル「ストロンガー……パンチ!!!」ドゴッ!!
ティターン「…ぐっ!!」
ユミル「何だ、普通に喰らってやがるじゃねぇか!!大したことねぇn…」シュゥゥゥゥゥ…
ユミル「!?」
ティターン「…ふふふっ」シュゥゥゥゥゥ…
ユミル「あっつ!!!なんだこいつの体!?すげー熱いぞっ!?」バッ!
ティターン「俺は改造火の球人間。体は常時、高温を保っている」
ティターン「貴様がどれほど強いのか知らんが、触れることができない相手に勝つことができるかな?」
ユミル「チッ…!厄介な相手が出てきちまったな…!」
ティターン「人間が少々変身した程度で、我らネオ・ショッカーの改造人間に勝てるはずが無かろう!!」
-
- 247 : 2013/12/29(日) 14:07:35 :
ティターン「喰らえっ!!『ティターン破壊銃』!!!」
ダダダダダダダダダダッ!!!!!!!!
ユミル「どわあぁぁぁぁっ!!!!ガトリングガンかっ!?」バッ!!
ティターン「はっはっはっはっ!!!いつまで持つかな!?」
ユミル「マズいっ!!あそこの岩陰にっ…!!」ダッ!!
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ!!!!!!
シーン…
ユミル「危なかった…!なんて野郎だ、畜生!!」
ティターン「隠れたか。いつまでも隠れられんぞ!!すぐにあぶりだしてやる!!」
ユミル「…」
-
- 248 : 2013/12/29(日) 14:13:50 :
~回想~
アルミン「ユミルにはこれ、ストロンガーの力だ」
ユミル「ストロンガー?また、大層な名前だな…」
アルミン「まぁ、名前の件は置いといてよ。力について説明するね」
アルミン「ストロンガーは、電気の力を操るライダーだ」
ユミル「でんき?それって、雷とかと同じ奴か?」
アルミン「うん。その電気を、自在に操って攻撃したりできるんだ」
ユミル「そいつはすげぇな。さしずめ、『電気人間』ってところか?」
アルミン「そういうことになるね。ただ、強力過ぎる分、扱いには注意してね」
ユミル「分かってるよ。仲間ごと感電させちまったら、笑えねぇだろうからな」
ユミル「それに、クリスタも守ってやらねぇとねぇしな。十分注意するよ」
-
- 249 : 2013/12/29(日) 14:19:43 :
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ユミル「」ザッ!
ティターン「諦めて出てきたか?望み通り、ハチの巣にしてやろう…」
ユミル「これを見ても、そんな強気でいられるかな?」
ティターン「ハッタリか?やめておけ、虚しいだけだぞ?」
ユミル「ハッタリかどうかは、喰らって確かめやがれ!!」
ユミル「『エレクトロ』……」バチバチ…
ユミル「…『ファイヤー』っ!!!!」バッ!!
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリッ!!!!!!
ティターン「なっ!?電気が地面を伝って…!?」
ティターン「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」バリバリバリバリッ!!
ユミル「ヒューッ!威力はばっちりだな!」
-
- 250 : 2013/12/29(日) 14:27:10 :
ティターン「き…!貴様、よくも…」フラフラ…
ユミル「あん?まだ懲りてねぇみたいだな。もう一発行くか?」
ユミル「『エレクトロ』……」バチバチ…
ティターン「やめろ…」ヨロヨロ…
ユミル「…『ウォーターフォール』っ!!!!」
バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチッ!!!!!!
ティターン「があぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
ティターン「」ドサッ!
ユミル「地面から滝のように流れる電流だ。喰らったらタダじゃ済まないぜ?」
ティターン「お…のれ…!」グググ…
-
- 251 : 2013/12/29(日) 14:31:33 :
ユミル「そろそろとどめといこうか…」
ユミル「はっ!!」バッ!
ティターン「く…そ…!」グググ…
ユミル「『ストロンガー』……」
ユミル「…『電キック』っ!!!!!」
ドゴォッ!!!!!
ティターン「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
ティターン「」ドサッ!!
ユミル「へっ、他愛もねぇ…」スタッ…
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!!!
ユミル「うわっ!案の定爆発かよ!?いい加減それやめろ…」
-
- 252 : 2013/12/29(日) 14:35:24 :
???「こちらとしては、むやみに改造人間を倒すのをやめてほしいのだがな」
ユミル「誰だ!?」
???「ティターンを倒すとは。それなりの力を持った者とお見受けする」
ユミル「新手か…?気乗りしねぇが、そっちがその気なら相手してやるぞ?」
シェイド「このジェネラルシェイドを相手にすると?命知らずな…」
ユミル「命知らずはどっちかな?さっきの私の戦いを見てなかったようだな!」
ユミル「行くぞ!『エレクトロ』…」
シェイド「『トランプショット』!!」ビュッ!
ユミル「!?」
ユミル(こいつは……!!)
-
- 253 : 2013/12/29(日) 14:39:14 :
~ショッカーライダーNo.3・No.4 VS ライナーZO・ベルトルトJ~
ライナー「ほう、それがお前たちの真の姿か…」
ベルトルト「ずいぶんと変わったね。なかなか強そうだ…」
アギト「イグアナ男アギト…!」ザッ!
ズー「スズメバチ女ズー…!」ザッ!
ライナー「どれほど強いのか知らんが、俺達の力を試す絶好の機会だ。手加減はしないぜっ!!」
アギト「貴様の相手は俺がする。ズー、お前はそっちのノッポをやれ!」
ズー「了解」
ベルトルト「死ぬ気でやるよ!ライナー、気を付けて!!」
ライナー「おう、任せとけっ!!」
-
- 254 : 2013/12/29(日) 14:43:12 :
アギト「よそ見するなっ!!」ダッ!
ライナー「おっと!!」ガッ!
アギト「ぬぬ…」グググ…
ライナー「すげぇ力だな…!油断してると押し負けそうだ!!」グググ…
アギト「いつまでもこうして組み合っていても、ジリ貧の消耗戦になるだけだぞ…」
ライナー「そのようだな。心配するくらいなら、そっちから離してもらえないか?」
アギト「その必要はない。貴様がここで死ねばなっ!!」
アギト「喰らえ、『アギトファング』!!」ガッ!!
ライナー「ぐっ!!」ガブッ!!
アギト「獲物を捕らえたら、噛み千切るまで離さんぞ!!」ギリギリギリ…
ライナー(マズい…!このままでは真っ二つだ…!!)ギリギリギリ…
-
- 255 : 2013/12/29(日) 14:47:14 :
~回想~
アルミン「ライナーにはこれ、ZOの力だよ」
ライナー「ゼットオー…?何ともまた、奇怪な名前だな…」
アルミン「ZOには、大自然の力が宿っているんだ。その大いなる力が、変身者の熱い心に呼応して発動する」
ライナー「俺の場合は、肉体が強化されれば十分だ。小細工はいらん」
アルミン「ライナーならそう言うと思ってたよ。頼りにしてるよ?」
ライナー「任せろ。どんな相手が来たって、俺がなぎ倒してやるさ」
-
- 256 : 2013/12/29(日) 14:51:11 :
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アギト「」ギリギリギリ…
ライナー(そうだ…。俺にはこの強靭な肉体がある。こんなところでやられるわけにはいかん!!)
ライナー「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!」グググ…
アギト「なっ…!?力づくで…!?」
ライナー「おぉぉ……」グググ…
ライナー「おりゃあぁぁぁぁぁぁっ!!!」バッ!
アギト「ぐあっ!!」ドサッ!!
ライナー「…ふぅ。マッサージにはちょうどよかったかな?鋭い歯がツボを刺激してくれたぜ」
-
- 257 : 2013/12/29(日) 14:55:16 :
アギト「強がりを…!ならば、これを喰らえっ!!」
アギト「『テイルスパイラル』!!!」ブンッ!
ライナー「今度は尻尾か!?」ガシッ!!
アギト「なっ…!?これを受け止めるとは、何て奴だ…!」
ライナー「生憎、力だけなら負ける気はしないんでな!」
ライナー「…おらっ!飛んでけっ!!」ブンッ!!
アギト「うわっ…!!」ドサッ!!
ライナー「とどめだ!!」グググ…
ライナー「『ZO』……」ダッ!
アギト「何をする気だ…!?」
ライナー「…『タックル』!!!!!」
アギト「なっ!?速いっ…!!」
アギト(凄まじいタックルだ!!かわせない…!!)
ドゴォッ!!!!!
アギト「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
-
- 258 : 2013/12/29(日) 14:59:18 :
ベルトルト「はっ!!」ビシッ!!
ズー「甘い」ヒョイッ
ズー「」ブブブブブ…
ベルトルト「くっ…!飛行能力か、厄介だな…」
ズー「あなたの攻撃は当たらない。そしてなす術もなく、私に敗れるのだ」
ズー「くたばれ、『パームニードル』!!!」シャキンッ!
ズー「はあっ!!!」ドドドドドドドドッ!!!!!
ベルトルト「あれは…針!?」
ベルトルト「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」ドドドドドドドドッ!!!!!
ズー「針の雨に巻き込まれたら最後。もう逃げ場はない」
シュゥゥゥゥゥ…
-
- 259 : 2013/12/29(日) 15:00:58 :
ズー「…終わったか。口ほどにもなかったな」
ベルトルト「まだ終わるには早いんじゃないかな?」
ズー「!?」
ベルトルト「悪いけど、寸でのところで回避させてもらった。もう少し僕に付き合ってもらおうか」
ズー「貴様…」
ベルトルト「…」
-
- 260 : 2013/12/29(日) 15:05:30 :
~回想~
アルミン「ベルトルトにはこれ、Jの力だよ」
ベルトルト「J…?これには一体、どんな力が?」
アルミン「Jは、大地の精霊のエネルギーを力にして戦うんだ」
ベルトルト「ライナーと同じく、武器みたいなのはないんだね」
アルミン「うん。ただ、ZOと違って、Jにはとっておきの能力が備わっているんだ」
ベルトルト「とっておきの能力…?」
アルミン「まぁ、その能力が発動するかどうかは、ベルトルト次第なんだけどね」
ベルトルト「僕次第…」
-
- 261 : 2013/12/29(日) 15:09:14 :
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ベルトルト(…アルミンが言っていたことの意味はよく分からないけど)
ベルトルト(とっておきの能力を使うタイミングは、今…)
ズー「」ブブブブブ…
ベルトルト「…じゃないね」
ズー「何を一人でブツブツと。もう一度、今度は外さん!!」シャキンッ!
ベルトルト「おっと、またあれか。させないよ…」
ベルトルト「はあっ!!」ダッ!
ズー「なっ!?跳んだだと!?」
ベルトルト「地面に落ちてもらうよ。『Jチョップ』!!」ビシッ!
ズー「がっ!!」ビシッ!
ヒュゥゥゥゥ…
ズー「ぐっ…!」ドサッ!
-
- 262 : 2013/12/29(日) 15:12:56 :
ベルトルト「そのままとどめだ。行くぞ…」
ベルトルト「…『Jキック』!!!!」ヒュゥゥゥゥ…
ズー「あ…やめろ…」
ドゴォッ!!!!!
ズー「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
ベルトルト「決まったね…」
アギト「こいつらごときに、我々が…」
ズー「この恨み、必ずや…」
アギト&ズー「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!!!
ベルトルト「…ふぅ」
ライナー「そっちも終わったみたいだな、ベルトルト」
ベルトルト「何とかね。僕らで太刀打ちできる相手でよかったよ」
-
- 263 : 2013/12/29(日) 15:16:42 :
ライナー「俺としては、少々肩すかしだな。もう少し張り合いがあっても良かったぞ」
ベルトルト「もう、そんなこと言ってると…」
???「ならば、今度は我々が相手をしてやろう」
ライ&ベル「!?」
ガライ「我の名は、キングコブラ男ガライ。さっきは部下が世話になったな」
ベルトルト「ガライ…」
ガライ「そしてこっちはネオ生命体、ドラゴス。貴様らの命を欲しているぞ」
ドラゴス「…」
ライナー「ドラゴス…」
ガライ「貴様らの実力、我らに見せてみろ」
ライ&ベル「う…」
ライ&ベル「うおぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」ダッ!
-
- 267 : 2013/12/29(日) 20:32:42 :
~ショッカーライダーNo.2 VS ジャンスカイライダー~
ジャン「てめぇ…。何だよ、その姿は…」
???「ふふふっ、驚いたか。ショッカーライダーとは仮の姿よ」
ギガンバザーミー「俺の名はギガンバザーミー。ネオ・ショッカー最強の怪人だ!!」
ジャン「最強って自分で言う奴は、大抵雑魚なんだよ。哀れな奴だ」
ギガンバザーミー「そう言っていられるのも今のうちだけだ。じきに命乞いをする羽目になるぞ」
ジャン「そいつは楽しみだ。俺を苦しめて見せろ!」
-
- 268 : 2013/12/29(日) 20:37:19 :
ギガンバザーミー「減らず口を…。喰らえ、『ギガンファイヤー』!!!」
ボオォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!
ジャン「どわっ!!口から炎だと!?」バッ!
ギガンバザーミー「まだまだ!!『ギガンファイヤー』!!!」
ボオォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!
ジャン「チッ!これじゃヘタに近付けねぇっ!!」
ギガンバザーミー「貴様がわざわざ近付く必要はない。なぜなら…」
ギガンバザーミー「…俺様のほうから出向いてやるからな!」バッ!
ジャン「なっ…!?」
ジャン(一瞬で背後に…!?速すぎだろ!?)
ギガンバザーミー「終わりだ!!『至近距離ギガンファイヤー』!!!!」
ジャン(こうなったら…)
-
- 269 : 2013/12/29(日) 20:41:13 :
~回想~
アルミン「ジャンにはこれ、スカイライダーの力だよ」
ジャン「スカイ?なんだ、空に関係あんのか?」
アルミン「うん。このライダーの最大の特徴は、重力低減装置を用いた『飛行能力』なんだ」
アルミン「立体機動に秀でたジャンなら、空中での動作もお手の物だと思ってね。どうかな?」
ジャン「ほう、空飛ぶライダーか、悪くねぇな。いつでも好き放題跳べるのか?」
アルミン「さすがに無限に、って言うわけにはいかないけど、ある程度なら、自由に飛べるはずだよ」
アルミン「変身したら立体機動装置は使えないからね、重宝するはずだよ」
ジャン「面白ぇ…。どうやら最強のライダーは、この俺で決まりらしいな!」
アルミン「あんまり調子に乗らないでね…」
-
- 270 : 2013/12/29(日) 20:45:19 :
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ジャン「…今だっ、『セイリングジャンプ』!!」バッ!
ギガンバザーミー「無駄だっ!!!」
ボオォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!
シュゥゥゥゥゥ…
ギガンバザーミー「ふんっ、ケシ炭になったか。口ほどにもない奴よ」
ジャン「どこ見てんだよ、ハサミ野郎!」
ギガンバザーミー「!?」
ジャン「俺はこっちだぜ?」
ギガンバザーミー「なっ…!?上空だと、いつの間に…!?」
ジャン「これが俺の力だ。悔しかったら、ここまで来やがれっ!!」
-
- 271 : 2013/12/29(日) 20:51:55 :
ギガンバザーミー「小癪なっ!!『ギガンファイヤー』!!!」
ボオォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!
ジャン「おっと」ヒョイッ
ジャン「どうした?届かねぇぞ!?」
ギガンバザーミー「ぐぬぬ…!おのれ、下等な人間ごときがっ!!」
ジャン「来ねぇのなら、こっちから行くぜ!」
ジャン「必殺、『スカイキック』!!!!」
ジャン「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!」ギュゥゥゥゥゥゥンッ!!!
ギガンバザーミー「マズいっ!!このままでは…!!」
-
- 272 : 2013/12/29(日) 20:55:34 :
ジャン「喰らええぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!」
ガシィィィッ!!!!!
ギガンバザーミー「…おぉ」
ジャン「…何だ、てめぇは?」グググ…
???「危なかったな、ギガンバザーミーよ。こんな奴に後れを取るとは、お前らしくない」
ギガンバザーミー「…鬼神提督」
鬼神提督「お前の力をもってすれば、こんな奴に負けることなどありえん。本気を見せてやれ」
ギガンバザーミー「…畏まりました。必ずや、提督のご期待に添えて見せましょう」
ジャン「んだよ、強がりは見苦しいぜ…?」
鬼神提督「今に分かる。ギガンバザーミーの真の実力がな…」
ギガンバザーミー「ライダーよ、第2ラウンドと行こうではないか…」
ジャン「…」
ジャン(2対1か…。ちょっときついかも知れねぇな…)
-
- 273 : 2013/12/29(日) 20:59:29 :
~ショッカーライダーNo.1 VS ミカサZX~
ミカサ「ふっ!!」ヒュッ!!
???「甘いっ!!」ヒョイッ
ミカサ「…チッ!」
???「貴様の単純な攻撃など、目を瞑ってもかわせるわ!」
ミカサ「ショッカーライダーの中から出てきたと思ったら、格段にパワーアップした…」
???「驚いたか。この姿こそ、俺の真の姿!」
ティガーロイド「我が名はティガーロイド!虎の能力を持った、最強のサイボーグだ!!」
ミカサ「サイボーグ…!人間以外の改造も可能になったという事…!?」
ティガーロイド「我が組織の科学者は優秀だぞ。こうしている今も、次々と強力な怪人が産まれている!!」
ティガーロイド「貴様らに残された道はただ一つ。『滅亡』のみだ!!」
-
- 274 : 2013/12/29(日) 21:03:33 :
ミカサ「ただでさえ巨人に手を焼いているというのに、こんな奴らまで相手にしていては…」
ミカサ「邪魔をしないでほしい。私達は、お前たちのような怪物に構っている暇はない」
ティガーロイド「それはこちらのセリフだ。貴様らこそ、おとなしく我々に従え!!」
ミカサ「…不毛。話が通じる相手ではないみたい」
ティガーロイド「同感だ!早急に消えてもらうぞ、ライダーよ!!」
ティガーロイド「喰らえ、『タイガーボンバー』!!!」シャキンッ!!
ミカサ「…」
-
- 275 : 2013/12/29(日) 21:07:29 :
~回想~
アルミン「ミカサにはこれ、ZXの力だよ」
ミカサ「…私もライダーマンがいい。エレンの遺志を受け継ぐなら、エレンと同じライダーのほうが」
アルミン「残念ながら、ライダーマンのシステムは爆発と共に消えてしまったんだ。ごめんね」
ミカサ「そう…」
アルミン「でも、ZXもライダーマンを上回る力を持ったライダーだよ」
ミカサ「…なりふり構ってはいられない。ありがたく、その力を使わせてもらおう」
アルミン「うん、その意気だよ。ZXについて、簡単に説明するね」
アルミン「ZXは、全身に仕込んだ武器を駆使した、トリッキーな戦いが得意なんだよ」
アルミン「別名、『忍者ライダー』さ!」
ミカサ「忍者…。お母さんの話で、聞いたことがある…」
アルミン「忍者とは、東洋に存在したと言われる、伝説の隠密集団。ミカサにぴったりだね」
ミカサ「私になら、使いこなせそうな気がしてきた。いや、使いこなして見せる!」
アルミン「頼んだよ、ミカサ!」
-
- 276 : 2013/12/29(日) 21:11:26 :
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ティガーロイド「はあっ!!」ドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
ミカサ(マシンガンッ…!?)
ミカサ「はっ!!」バッ!!
ティガーロイド「まだまだ!!逃がさんっ!!」ドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
ミカサ(しつこい…!ならば…!)
ミカサ「『マイクロチェーン』!!」ジャラ…
ミカサ「はあっ!!」ビュッ!!
ティガーロイド「なっ…!?なんだあの鎖は!?」
ティガーロイド「しまった!!」ガシッ!!
ミカサ「捕えた…!これでお前は、身動きができない!」
-
- 277 : 2013/12/29(日) 21:15:13 :
ティガーロイド「おのれ、小賢しいマネを…!ぐぬぬ…!!」グググ…
ミカサ「その鎖は、半端な力では引きちぎれない。当然、私がほどくようなこともない」
ティガーロイド「クソッ…!舐めた真似を…!!」グググ…
ミカサ「さらに…!!」バッ!!
ビリビリビリビリビリビリビリッ!
ティガーロイド「うがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」ビリビリビリビリビリビリビリッ!
ティガーロイド(これは…電流か!?)
ミカサ「まだまだ…」バッ!
ミカサ「『十字手裏剣』!!」ビュッ!
ティガーロイド「今度は手裏剣だと…!?」
ティガーロイド「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」ズバズバッ!
ティガーロイド「…ぐはっ!」ガクンッ!
-
- 278 : 2013/12/29(日) 21:19:11 :
ミカサ「終わりにさせてもらおう…」バッ!
ミカサ「はっ!!」
ティガーロイド「ぬ…!まだ…まだぁ…!!」フラッ…
ミカサ「『ZX』…」
ミカサ「…『キック』!!」
ドゴォッ!!!!!
ティガーロイド「があぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
ティガーロイド「」ドサッ!
ミカサ「…エレンの意思は、私が継ぐ…」
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!
パラパラ…
-
- 279 : 2013/12/29(日) 21:23:10 :
ミカサ「…終わった」
アルミン「ミカサ、やったね!!」
ハンジ「お疲れ、素晴らしい戦いだったよ」
クリスタ「ミカサ、かっこよかったよ!」
ミカサ「ありがとう、アルミン、クリスタ。ありがとうございます、分隊長」
アルミン「あちこちで爆発音が聞こえた。みんなも、きっと怪人を倒しているはずだ」
???「それはどうかな?」
ハンジ「誰だ!?」
暗黒大使「我が名は暗黒大使。貴様らに、闇をもたらす者だ…」
-
- 280 : 2013/12/29(日) 21:27:18 :
ハンジ「幹部様のご登場ってワケかい…。言っとくけど、こっちだって簡単には負けないよ!!」
暗黒大使「それはどうかな…?」
ドゴオォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!
一同「!?」
アルミン「何だ!?向こうのほうから…」
ヘリオガイスト「…こちらは終わったぞ。ほれ」ヒョイッ
マルコ「」ドサッ!
アルミン「マルコ!?そんな、やられたって言うのか!?」
-
- 281 : 2013/12/29(日) 21:31:28 :
悪魔総帥「こちらも、抜かりはない…」
シェイド「同じく…」
アニ「」ドサッ!
ユミル「」ドサッ!
クリスタ「アニっ!!ユミルっ!!そんなっ…!!」
十顔鬼「こんな奴らに手こずるとは…。やはり使えん部下共だったな」
コニー「」ドサッ!
サシャ「」ドサッ!
ミカサ「コニー!!…と、モグラ?」
-
- 282 : 2013/12/29(日) 21:35:15 :
ガライ「仕方あるまい。思った以上に、こいつらが力を付けていたのだからな」
ドラゴス「…」
ライナー「」ドサッ!
ベルトルト「」ドサッ!
ハンジ「ライナー!!ベルトルト!!」
ギガンバザーミー「俺様が本気を出せば、こんな奴、屁でもないわ」
鬼神提督「私が加勢するまでもなかったな」
ジャン「」ドサッ!
アルミン「ジャンッ!!そんな、ミカサ以外全滅じゃないか!!」
暗黒大使「いいや、一人残らず『全滅』だ。今ここで、残りの貴様らも葬ってくれる」
-
- 283 : 2013/12/29(日) 21:40:12 :
ヘリオガイスト「まぁ待て。我々幹部が手を下す必要もあるまい」
シェイド「そのために、改造兵士(サイボーグソルジャー)軍団を待機させているのだからな」
ハンジ「改造兵士…!?」
クリスタ「待って!!何か聞こえない…!?」
ザッザッザッザッザッザッザッ……
アルミン「これは…」
ミカサ「足音!?」
ガライ「来たようだな。改造兵士軍団が…」
ハンジ「あれが…!!」
改造兵士軍団「…」ザッ!!
アルミン「何て人数だ…!軽く100人はいるぞ!!」
ミカサ「私一人で、相手しきれるか!?」
-
- 284 : 2013/12/29(日) 21:44:28 :
クリスタ「でも、見た目は人間…?」
暗黒大使「見せてやれ、お前たちの力をっ!!」
改造兵士軍団「」カッ!
改造兵士軍団「グ…グオォォォォォォォォォォォォッ!!!!!」メキメキメキ…
ハンジ「なっ!?」
アルミン「兵士たちの体が…!?」
ミカサ「…何、あれは!?」
改造兵士軍団「グオォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!」
暗黒大使「彼らにも段階が存在してね。最初の人間体が、『レベル1』」
暗黒大使「そして、現在の姿は、機械によって肉体の細部を強化した進化体『レベル2』」
アルミン「改造兵士…レベル2!?」
-
- 285 : 2013/12/29(日) 21:48:08 :
暗黒大使「本来であれば、こいつらだけで十分だろう。だが、我々は貴様らのライダーの力を危惧している」
暗黒大使「念のためにこいつを連れてきて正解だったな。最強の兵士『レベル3』をな!!」
ミカサ「レベル3!?」
ハンジ「何てことだ、まだ上がいたのか!?」
暗黒大使「出でよ、改造兵士『レベル3』!!」
ババッ!!
クリスタ「何か来るっ!!」
スタッ…
ハンジ「…あれが」
レベル3「…」ゴォォォ…
アルミン「改造兵士、レベル3…」
ミカサ「何という禍々しい姿…。まるで、昆虫がそのまま人間化したような…」
ハンジ「鋭い爪に、腕と脚に鋭利な刃物。普通の奴じゃないね…」
-
- 287 : 2013/12/29(日) 21:52:54 :
-
レベル3「…」ババッ!
ハンジ「速いっ!!気を付けろ!!」
アルミン「ミカサ、危ないっ!!」
ミカサ「しまっ…」
ガシィィンッ!!
レベル3「…」グググ…
アルミン「そんな…」
ミカサ「ジャンッ!!」
ジャン「危ねぇなこの野郎…。ミカサに傷を付けたら、タダじゃおかねぇぞ…」グググ…
暗黒大使「さて、我々はもうこの場に必要ないな。撤収と行くか」
十顔鬼「頼んだぞ、改造兵士たちよ」
鬼神提督「では、私が指揮として残ろう。こいつらだけにしておくと、統率がとれんだろうからな」
ガライ「では、良い報告を期待している」
スゥゥ…
ハンジ「待てっ!!」
クリスタ「消えた…」
-
- 289 : 2013/12/29(日) 21:56:44 :
- >>288
はてさて、どこへ行ったのやら…
レベル3「…ふんっ!!」バッ!
ジャン「ぐあぁっ!!!」ドサッ!
ミカサ「ジャンっ!!」
アルミン「ミカサ!!よそ見しないで!!次が来るっ!!」
ミカサ「はっ…!!」
レベル3「…うおぁぁっ!!!」ブンッ!!
ミカサ「くっ…!『電磁ナイフ』!!」シャキンッ!
ズバァァッ!!
レベル3「ぐっ…!!」
腕「」ドサッ!!
アルミン「腕を斬り落とした!!これで、有利に戦える!!」
ハンジ「…いや!」
レベル3「ぬんっ…」モコモコモコ…
レベル3「…ふぅ」シャキーンッ!
ミカサ「斬り落とした腕が…生えた!?」
アルミン「バケモノめ…」
-
- 290 : 2013/12/29(日) 22:00:12 :
クリスタ「気を付けて!!あっちの怪物達も…!!」
レベル2軍団「グオォォォォォォォォォォォォッ!!!!」
ハンジ「マズいぞ…。このままじゃ、確実に全滅だ!!」
コニー「任せろっ…!!」
アルミン「コニー!?」
ライナー「さっきはやられちまったが、今度はそうはいかん…!」
ベルトルト「こっちの兵士たちは、僕達がやっつける!!」
アニ「…屈辱だね。さっきの奴には、まったく歯が立たなかったよ」
マルコ「同感だよ。部下怪人とは大違いだ」
ユミル「今すぐリベンジと行きてぇが、まずはこいつらをブッ倒さねぇとな!」
クリスタ「みんな…!」
サシャ「ジャンっ!!しっかりしてくださいっ!!」ユサユサ
ジャン「う…ん?ってお前、サシャか!?無事だったのか!?」
サシャ「モグラ獣人にされてしまいましたが、このとおり戻って参りましたっ!!」
アルミン「よかった!!これで全員揃った!!」
-
- 291 : 2013/12/29(日) 22:04:08 :
ハンジ「あとは…」
レベル3「…」
ミカサ「…」
ミカサ(今の私で、この怪物を倒せるのか…!?とてつもない強さを感じる…!)
レベル3「…」ヒュッ!
ミカサ「はや…」
ドゴッ!!
レベル3「…」
ミカサ「が…ぁ…!」ミシミシ…
レベル3「ふんっ!」ヒュッ!
バキッ!ドゴッ!ゲシッ!
ミカサ「ぐ…ぅっ!!」
レベル3「う…あぁぁぁっ!!!」ドドドドドッ!!
ミカサ「あぁっ…!!」ドゴゴゴゴゴッ!!
ミカサ「…っ!」ドサッ!
-
- 292 : 2013/12/29(日) 22:08:12 :
ジャン「ミカサっ!!あの野郎っ!!」
サシャ「ダメですよジャン!!まだ安静にしてないとっ!!」
ジャン「離せサシャ!!ミカサの一大事だ!!」バタバタ
アルミン「マズい、奴がまた…!!」
レベル3「…」スタスタ…
ミカサ「う…」
レベル3「…ふん」スゥ…
ハンジ「逃げろミカサ!!とどめを刺す気だっ!!」
ミカサ「た…」
ミカサ「助けて、エレン…」
レベル3「!?」ピタッ
-
- 293 : 2013/12/29(日) 22:12:18 :
レベル3「う…うぅ…!?」
アルミン「何だ…!?」
クリスタ「怪物の動きが…止まった!?」
レベル3「うぅぅぅ…」
ジャン「ミカサっ!!逃げろっ!!」
ミカサ「でも、こいつの様子が…!」
レベル3「み…か…さ…」
レベル3「アァァァァァァァァァァァァァァっ!!!!!!!!」
アルミン「何が起きているんだ!?」
ハンジ「エレンとミカサの名を聞いて、突然苦しみだした!?」
ミカサ「これは…?」
レベル3「え…れ…ん…!?み…か…さ…!?」
ジャン「何だってんだよ…!?頭がイカれたか!?」
-
- 294 : 2013/12/29(日) 22:16:13 :
レベル3「う…うぅ…あぁぁぁ…」
鬼神提督「えぇい、何をしているレベル3よ!!さっさとそいつらを始末しろっ!!」
レベル3「シ…マ…ツ…?ク…チ…ク…」
ミカサ「…エレン?」
レベル3「!?」
ミカサ「…エレンなの?」
アルミン「ミカサ、何を言ってるんだ!?そいつがエレンなわけ…」
レベル3「あ…る…みん……」
アルミン「な…!?」
ハンジ「何故アルミンの名前を!?こいつの前では、誰もアルミンの名を発していないのに!!」
ミカサ「やはりあなたは…!!」
レベル3「…はん…じ…」
ハンジ「え!?私…!?」
レベル3「…ハンジぃぃぃぃっ!!!」ダッ!
レベル3「があぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」シャキンッ!
ハンジ「ちょっ!!私に何の恨みがあるのさっ!?」ダッ!
クリスタ「分隊長っ!!」
-
- 295 : 2013/12/29(日) 22:20:31 :
ミカサ「待って!!行ってはダメ!!」ガシッ!!
レベル3「ハンジ!ハンジっ!!!うおぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」バタバタ!
アルミン「一体、分隊長が何をしたっていうんだ…」
鬼神提督「まったく、使えん生物兵器だな。まるで思い通りに行動してくれない」
鬼神提督「これならば、最初からこっちを使うべきだったか」
ジャン「あん?いったい何の話だ…?」
鬼神提督「頼んだぞ、最強の『レベル2』、ゴージマよ…」
ゴージマ「…ったく、最初から俺に任せておけばいいのによ」
ジャン「レベル2だ?じゃあ、このエレン(?)よりは弱ぇってことか?」
ゴージマ「勘違いするな。確かに、最終的なスペックはレベル3のほうが上だ」
ゴージマ「だが、それはあくまで理性を保ち、真の力を発揮できればの話だ」
ゴージマ「今のそいつは、ただ本能のままに暴れるだけのバケモノ。レベル3とはいえ、俺には及ばん」
ジャン「何だっていいぜ。どうせ、この絶望的な状況は変わらねぇしな…」
-
- 296 : 2013/12/29(日) 22:24:21 :
ハンジ「ちょっとジャン、達観してないで助けてよ!こいつ、超怖いっ!!」
レベル3「うがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
ミカサ「落ち着いて!!あなたはエレン!!そうなんでしょ!?」
クリスタ「もう…嫌だよ………怖いっ!!」
アルミン「いったいどうすれば…」
レベル3「があぁぁぁぁぁ……」
――――どうした?お前はそんなバケモノに成り下がるために生まれてきたのか?
レベル3「!?」ピタッ
ミカサ「何…?」
アルミン「突然動きを止めた?」
ハンジ「何にせよ、助かった…。あのままじゃ殺されるところだったよ」
-
- 297 : 2013/12/29(日) 22:28:10 :
――――思い出せ、我々と交わした約束を
レベル3「ヤ…ク…ソ…ク…」
ジャン「誰かと喋ってるのか…?こいつには何かが聞こえてるみてぇだ…」
――――君は破壊者ではなく、守護者だ。守ってやらねばならぬものが、たくさんあるはずだ
――――例えば、そこにいる彼女。親友。仲間。他にもいろいろ。例を挙げればきりがない
――――悪に興じて好き放題するのも悪くないのかもしれない
――――だが、君はそんな器の小さな人間ではないだろう?
――――思い出してみてくれ。君が、本当にやらなければならないことを…
レベル3「オ…レ…ガ…?」
レベル3「俺が…?」
ミカサ「エレンっ!!」
アルミン「エレンなのかいっ!?」
ハンジ「目を覚ませ、エレンっ!!」
ジャン「本当に、エレンなのか…?」
-
- 298 : 2013/12/29(日) 22:32:19 :
レベル3「…」
シュルッ…
レベル3「!?」
アルミン「ミカサ!?マフラーを…」
ミカサ「…このマフラーは、あなたが私に巻いてくれたもの。私の大切な宝物」
ミカサ「もし、あなたが本当にエレンなら、あの日のことを覚えているはず」
ミカサ「一度失ったあなたという存在をそのマフラーに乗せて、もう一度私に、マフラーを巻いてほしい」
ミカサ「…戻ってきて、エレン」
レベル3「マフラー…。そうだ、ミカサ…」
――――人類のために戦うんだ…
――――『エレン・イェーガー』!!!!!!!!!!
レベル3「…俺が!!!やるべきことっ!!!!!」カッ!!
-
- 299 : 2013/12/29(日) 22:36:25 :
レベル3「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!」
アルミン「うわっ!!」
ミカサ「…見て!!頭から、何か…!?」
ジャン「あれは…!?」
ゴージマ「『第三の眼』か…」
鬼神提督「うむ。レベル3の理性を保つために必要な、超感覚器官だ…」
レベル3「…ふぅ」
ミカサ「エレン…?」
レベル3「…すまねぇな、お前ら。いろいろと迷惑かけちまったみたいでよ」
レベル3「何でこういう状態になってんのかは知らねぇけど、これだけは分かる…」
エレン「…エレン・イェーガー!!それが俺の名だ!!!!!」
ミカサ「やはりあなたは、エレンっ!!」
ジャン「マジかよ…!とんでもねぇバケモノかと思ったら、とんだ救世主様だぜ…」
-
- 300 : 2013/12/29(日) 22:43:58 :
アルミン「エレン!!よかった!!無事だったんだね!!!」
ハンジ「あの爆発で、無事だったとは思えない。大方、ショッカーに拾われて改造されたとみるべきかな」
ミカサ「何だっていい!!エレンが戻ってきてくれた!!それだけで、私はもう何もいらないっ!!」
エレン「…おっと、こいつを返さねぇとな」
シュルッ…
ミカサ「マフラー…」
エレン「ちゃんと大事に持ってろよ。俺がバケモノのままだったら、爪で引き裂いてたかもしれねぇんだからな」
エレン「そんなマフラーでよければ、お前が望むなら、何度でも巻いてやるからよ」
ミカサ「…エレンっ!!」ポロポロ
ジャン「チッ…!キザな野郎だぜ!」
アルミン「エレン、本当によかった!本当に…」
-
- 306 : 2013/12/30(月) 21:02:25 :
エレン「さて、喜ぶのは後にしてくれ。俺はあいつらを片付けなきゃならねぇみたいだからよ」
ゴージマ「誰を片付けるって?調子に乗るなよ、ヒヨっ子のレベル3が」
ゴージマ「スペックはお前の方が上かもしれねぇが、こっちには機械の体と、揺るがねぇ戦闘の経験があるんだ」
ゴージマ「訓練兵上がりのガキが、俺に勝てると思うなよ?」
エレン「勝てるさ。今の俺は、誰にも負ける気がしないからな」
ゴージマ「…減らず口を。後悔するなよ」
ヒュッ!!
ザクッ!!
ゴージマ「…あん?」
エレン「…おっとすまねぇ、狙いがずれちまった」
ゴージマ「…なっ!?」
鬼神提督「…馬鹿…な……!」ガクガク
ジャン「マジかよ…!あの一瞬で、幹部を串刺しにしやがったのか!?」
ハンジ「何という移動性能だ…!肉眼では捉えきれない!!」
-
- 307 : 2013/12/30(月) 21:07:18 :
エレン「『ハイバイブ』…」
鬼神提督「何をする気だ…!?やめろっ…!!」
エレン「…『ネイルクラッシュ』!!!!!」
鬼神提督「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
ズバアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!
鬼神提督「…ぐふっ…」
ドサッ!
ジャン「…は!?」
アルミン「なんて力だ…」
ハンジ「突き刺した爪を高速で振動させて、敵を切り裂いた…」
-
- 308 : 2013/12/30(月) 21:11:20 :
ゴージマ「なっ…!何だってんだよ、お前!!」
エレン「次はお前だな。覚悟しろ!!」
ゴージマ「ふ…」
ゴージマ「ふざけんなあぁぁぁっ!!!」
ザシュッ!!
ゴージマ「…ぐっ!」
エレン「さすが、機械の体って言うだけはあるな。思ったほど刺さらねぇ」
ゴージマ「馬鹿な…。何物も通さねぇこの肉体に、爪を突き刺しただと…!?」
-
- 309 : 2013/12/30(月) 21:15:16 :
エレン「これ以上は切り裂けそうにねぇな。だったら…」シャキンッ!
アルミン「腕の刃物が…!」
エレン「『スパインカッター』!!!」ジャキッ!!
ゴージマ「ぐおぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」ザクザクッ!!
エレン「…こっちもあまり効果がねぇか」
腕「」ボロッ…
ゴージマ「へ…へへっ、ざまぁみろ!!腕が刃こぼれしてやがるぜ!!」
エレン「問題ない…」モコモコモコ…
エレン「」シャキーンッ!
ミカサ「すごい、再生能力も健在…」
-
- 310 : 2013/12/30(月) 21:19:16 :
エレン「爪も刃も効かねぇんじゃ、こうするしかないか…」ガッ!
ゴージマ「なっ!?てめぇ、人の頭を!!離しやがれっ!!」
エレン「…うらあっ!!」グッ!!
ゴージマ「があっ!!!」ボキッ!!!
ハンジ「ひえぇぇぇぇっ!!!頭を引っこ抜いた!?」
ジャン「とんでもねぇ馬鹿力だな…」
ゴージマ「て……てめぇ…」
エレン「まだ喋れるのか。さすが改造兵士」
ゴージマ「こうなったら、最後の手段だ…」
ピッ…ピッ…ピッ…
クリスタ「何の音…?」
ゴージマ「俺の頭部は、強力な爆弾になってるのさ。あと数秒で、お前ごと吹っ飛ばしてやるぜ!!」
アルミン「何だって!?」
-
- 311 : 2013/12/30(月) 21:22:15 :
ジャン「おい、そいつ捨てて逃げろっ!!吹き飛んじまうぞ!!」
ゴージマ「…もう遅いっ!!!」
エレン「…っ!!」
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!
ミカサ「エレぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇンっ!!!!!!!」
パラパラ…
アルミン「…どうなったんだ?」
-
- 312 : 2013/12/30(月) 21:26:18 :
クリスタ「…あそこっ!!」
エレン「ゲホゲホッ!!今のは焦ったぁ!!」
ジャン「あの野郎、脅かしやがって!!」
ミカサ「エレンっ!!」ダッ!!
エレン「おう、ミカ…さぁっ!?」ドサッ!!
ミカサ「よかった、本当によかった!!うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
エレン「…おう、ただいま」
ジャン「チッ…!うらやましい野郎だぜ」
アルミン「まぁまぁ。今は許してあげて」
ハンジ「おやぁ?ジャン君はもしかして…?」
ジャン「べ…!別にそんなんじゃ…」
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!
クリスタ「…あっちも終わったみたいだね」
-
- 313 : 2013/12/30(月) 21:29:19 :
ライナー「…ふぅ、少々手こずったが、幹部怪人に比べたら楽だったな」
ベルトルト「さすがに100体はきつかったよ。やっと休める…」
アニ「まったく、何で私までこんなことしないきゃいけないんだ…」
ユミル「まぁ、そう言いなさんなって。なんだかんだで、楽しんでたじゃねぇか」
マルコ「いや、僕は楽しくないよ。危うく死にかけたんだから…」
コニー「しかし、サシャのその姿、何度見ても面白れぇな」
サシャ「笑わないでくださいよ!好きでこんな姿になったんじゃないんですから!!」
ハンジ「エレンとサシャも無事に戻って来たし、ようやく全員集合だね」
-
- 314 : 2013/12/30(月) 21:32:19 :
アルミン「お疲れ様、みんな。変身を解いて、各々休んでくれ」
エルヴィン「…悪いが、休むのは後だ。今すぐみんなで、調査兵団本部に来てほしい」ザッ
ハンジ「エルヴィン!?いったいどうしたの、こんなところまで!?」
エルヴィン「ちょっとした、緊急の用件があってな。先に伝えておこうと思って」
ハンジ「緊急の用件って…?」
エルヴィン「…数日前から、リヴァイが戻ってきていない。行方不明だ」
ハンジ「…えっ!?」
-
- 315 : 2013/12/30(月) 21:38:27 :
~翌日・調査兵団本部~
エルヴィン「…なるほどな、そのような事態になっていたのか」
ハンジ「ごめんよ。黙ってたわけじゃないんだけど、まさかここまでのことになるとは思ってなくてさ…」
エルヴィン「いや、今となっては仕方ないことだ。これからのことを考えよう」
ミケ「しかし、敵の組織の成長速度は異常だな。こうしている間にも、人類は滅亡に向かっているわけか」
ハンジ「憲兵団によると、内地の監獄に収容されていた囚人たちが、次々に消えているらしい。おそらく…」
エルヴィン「例の怪物を生み出す際の、ベースとして利用されている可能性があるな」
ミケ「このままでは、そのうち一般人も誘拐し、改造される危険性があるぞ」
ハンジ「リヴァイの行方も気がかりだ。もしかしたら、最悪の事態になっているかも…」
エルヴィン「…」
-
- 317 : 2013/12/30(月) 21:42:55 :
-
~とある一室~
エレン「…って言う感じで、俺は正気を取り戻したんだ」
アルミン「どこからか聞こえた、謎の声。気がかりだね…」
マルコ「俗にいう『テレパシー』みたいなものかな?それも、レベル3の能力なんだろうか…?」
ライナー「どうだろうな。俺達には、理解できるような世界ではないな…」
アニ「ちょっと…」
ベルトルト「どうしたの?」
アニ「これを見て」
-
- 318 : 2013/12/30(月) 21:46:12 :
コニー「何だこりゃ?」
アルミン「これは、レーダー?」
サシャ「れーだー?なんですか、それ?」
アルミン「スーパー1の能力だよ。『レーダーハンド』から発信機を発射して、敵の動きを追跡することができる」
アニ「奴らが消える直前に、発信機を付けたんだ。おそらく、レーダーがさしている場所が…」
ミカサ「敵の本拠地…。そこに、奴らの親玉がいる」
ジャン「マジかよ!お手柄じゃねぇか、アニ!!」
アニ「…どうも」
-
- 319 : 2013/12/30(月) 21:50:31 :
エレン「早速、ハンジ分隊長に知らせよう!今後のことについても、作戦を練らないと…」
エレン「…!?」
ユミル「どうした、エレン?」
エレン(今、何かを…?何か大事なことを思い出しそうになった気が…)
クリスタ「エレン、大丈夫?」
エレン「…あ、あぁ、大丈夫だ。ハンジ分隊長を呼んでくる」
ミカサ「…無理しないで」
エレン「…」
-
- 320 : 2013/12/30(月) 21:55:23 :
~ネオ・ショッカーアジト内~
ヘリオガイスト「…そうか、しくじったか」
悪魔総帥「鬼神提督ともども、使えん兵士だな…」
ガライ「おまけに、レベル3が相手に渡ってしまった。不測の事態だな」
シェイド「不測の事態は他にもあるようだぞ。なぁ、十顔鬼よ」
十顔鬼「何?」
シェイド「こいつは何かな?」ビッ
シェイド「」⊃発信機
十顔鬼「なっ!?なんだそれは!?」
悪魔総帥「間抜けな奴め!!これでは、我々のアジトの位置が向こうに筒抜けではないか!!」
ガライ「もう手遅れだろう。奴らめ、この位置を突き止めたに違いない」
-
- 321 : 2013/12/30(月) 22:00:24 :
シェイド「この責任はどう取るつもりかな、十顔鬼よ?」
ピピッ
シェイド「…このタイミングで通信か。誰だ?」
???『まぁまぁ、そう焦ることもないって』
シェイド「あんたか…」
???『どうせ、奴らが来たところで、君たちには敵わないんだから』
ヘリオガイスト「その通りだ。あんな人間どもにやられるような我々ではない」
???『でしょ?それに、例の『世紀王』のほうも、もうすぐ目覚めそうだしさ』
十顔鬼「ほう、奴がいよいよ…」
シェイド「それにしても、あんたのその姿を見て、驚く奴らの顔が目に浮かぶな」
???『まぁね。エレンには私の顔を見られてると思うけど、些細な問題だよ』
???『私達の勝利は揺るがない。じっくりと奴らをいたぶろうじゃないか』
一同「ふふふふふ……」
-
- 322 : 2013/12/30(月) 22:05:18 :
~一週間後・調査兵団本部~
ハンジ「お待たせ皆。発信機をもとに、敵の本拠地の正確な場所を割り出すことに成功した」
エレン「それで、場所は…?」
ハンジ「ウォール・マリア領内。クロルバ区からまっすぐ西に進んだ地点だ」
ライナー「マリア内か…」
ジャン「簡単には行けねぇな…。巨人どもをどうにかしねぇと」
ハンジ「何を言っているんだい?君たちはライダーじゃないか。今の君達なら、巨人だって敵じゃない」
ハンジ「それに、強化再改造も施したんだ。もう、この間みたいなやられ方はしないはずだ」
ユミル「…だな。いっちょ、やってやるか」
-
- 323 : 2013/12/30(月) 22:12:25 :
V3「頼もしい子たちだな。みんな、見違えるように強くなった」ガチャ
アルミン「V3さん!」
ミカサ「体はもういいの?」
V3「おかげさまで、ばっちりだ。私が戦えないばっかりに、君たちを危険にさらしてしまったな」
マルコ「これで、こちらの戦力はそろったね。後は、いつ攻め込むか…」
ハンジ「今までは先手を取られてばかりだったからね。今度は、こっちから一泡吹かせないとね」
アニ「いつでも準備はできています。何なら、今からでも…」
コニー「おう!俺も大丈夫だ!暴れたくてウズウズしてんだ!!」
サシャ「私もですよ!可憐な乙女に醜い改造を施した奴らを許しませんっ!!」
ベルトルト「誰も異論は…」
クリスタ「…ないみたいだね」
アルミン「クリスタ、君は…」
クリスタ「私も行くよ。そのために、アルミンにお願いしたじゃない」
アルミン「…そうだね。でも、ついて来るなら気を付けて。油断すると、簡単に命を失ってしまう」
クリスタ「分かってる。私だって、覚悟はできてる」
ユミル「…」
-
- 324 : 2013/12/30(月) 22:20:48 :
ハンジ「なら、決まりだね。そう言うと思って、私のほうも準備をしておいた」
エレン「そういえば、リヴァイ兵士長は…」
ハンジ「残念ながら、発見されたという報告はない。依然として行方知れずだ」
エレン「そうですか…」
エレン(…行方知れず、ね)
ハンジ「それじゃ、エルヴィンのほうに話を付けてくるよ。みんなはもう少しここで待ってて」
アルミン「分かりました」
ハンジ「」スタスタ…
ガチャン…
-
- 325 : 2013/12/30(月) 22:27:25 :
ジャン「いよいよだな…」
ライナー「実質、これが最終決戦と見ていいだろう。俺達が勝てば人類の勝ち、負ければすべておしまいだ」
マルコ「そうだね。僕達の変身能力も一週間ほどで消えると言うからね。今日を逃せば、もうチャンスはない」
ベルトルト「考えていても始まらないよ。今は、僕達にできることをしよう」
コニー「そうだな…」
エレン「みんな…」
アルミン「どうしたの、エレン?」
エレン「ちょっと、話があるんだ。俺が奴らに改造された時に、思い出したことがある」
ミカサ「一体何を思い出したの…?」
-
- 326 : 2013/12/30(月) 22:33:20 :
エレン「俺が改造兵士にされる時、手術台の上に乗せられていたんだ」
エレン「その時、俺のほかにも二人、手術台に乗せられていた奴がいた。その一人がサシャだ」
サシャ「私ですか!?じゃあ、私はエレンと一緒に改造されたってことですか…」
アルミン「なるほど。それで、もう一人は…?」
エレン「残念ながら、覚えていない。そいつとはちょっと距離があって顔がよく見えなかったしな」
アルミン「そう…」
ジャン「んで、思い出したことってのはそれだけか?大した情報だとは思えねぇが…?」
-
- 327 : 2013/12/30(月) 22:41:10 :
エレン「いや、そんなのよりもっと大事なことだ。俺はそこで、組織の科学者の顔も見たんだ」
V3「ほう、改造新人類を生み出したと言われている、例の科学者か?」
エレン「あぁ。ずっと忘れていたんだが、つい最近思い出したんだ。そして、大きなショックを受けた」
ライナー「ショックだと?なぜだ?」
エレン「何故なら、その科学者の顔は……」
エレン「 」
一同「…な!?」
-
- 328 : 2013/12/30(月) 22:47:23 :
~とある場所~
ダロス「おぉ、ついに…」
バラオス「我らが『世紀王』が…」
ビシュメス「お目覚めになられた…」
世紀王「…」カシャン…カシャン…
ダロス「気分のほうはいかがですかな、世紀王よ…?」
世紀王「…最高だ」
バラオス「それはよかった。さぁ、これを…」
ビシュメス「聖剣『サタンサーベル』です…」
世紀王「…ほう。これは素晴らしいな」
ダロス「お気に召したのであれば、幸いです」
-
- 330 : 2013/12/30(月) 22:56:04 :
-
世紀王「早速、力を試してみるか…」スッ…
バラオス「世紀王、いったい何を…?」
世紀王「試し斬りだ。案ずることはない…」
ビシュメス「そんな!おやめください…」
世紀王「…はあぁっ!!!!!」ブンッ!
ズバアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!
ダロ・バラ・ビシュ「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
ドサッ…
世紀王「…ふふふ。素晴らしい力だ…」
-
- 334 : 2013/12/31(火) 11:43:15 :
~ネオ・ショッカーアジト、外~
戦闘員A「あ~あ、見張りってのも退屈だねぇ」
戦闘員B「本当にあいつらが来るのか?マリア領内は巨人でいっぱいだろうが」
戦闘員A「でも、幹部たちの話じゃ、奴らは絶対来るってさ。何の根拠があるのか知らねぇけどさ」
戦闘員B「まぁ、どうせ来たところで、返り討ちにしてやるだけだけどな」
ヒュゥゥゥゥ…
A・B「ん?」
戦闘員A「何か聞こえないか?」
戦闘員B「確かに。何かが飛来してくるような…?」
-
- 335 : 2013/12/31(火) 11:48:30 :
小型ミサイル「」ヒュゥゥゥゥ…
A・B「なっ!?」
戦闘員A「ミサイルだっ!!マズいぞ、このままじゃっ!!」
戦闘員B「急いで迎撃を…」
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!
A・B「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ……」
パラパラ…
-
- 336 : 2013/12/31(火) 11:55:27 :
エレン「うわぁ…容赦ねぇな…」
アルミン「アニの『レーダーハンド』は、小型ミサイルも格納出来るんだ。宣戦布告はばっちりだね」
アニ「…ふん」
ハンジ「それじゃ、早速乗り込もうか」
エレン「その前に…」
ハンジ「…ん?」
エレン「そろそろ、本当のことを話してくれてもいいんじゃないですか?ハンジ分隊長…」
エレン「…いや、ネオ・ショッカーの科学者さん」
-
- 337 : 2013/12/31(火) 12:02:19 :
ハンジ「…は?それって、私のこと?悪い冗談はやめてよ」
アルミン「残念ながら、冗談ではありません。白状してもらえませんか?」
ユミル「ここにいる全員が知っています。言い逃れはできません」
ハンジ「ちょっ!何の根拠があってそんなことを!?今まで一緒に戦ってきたじゃないか!!」
エレン「俺が改造兵士にされるとき、手術室で敵の科学者の顔を見ました。その顔が…」
エレン「…ハンジ分隊長、あなたの顔だったんです。見間違うはずがありません」
ミカサ「つまり分隊長は、表向きは私達と共に怪人と戦いながら、裏では怪人を生み出していた」
ジャン「考えてみれば、最初から怪しさ全開だったぜ。4体の新人類を生み出したってところから胡散臭い」
-
- 338 : 2013/12/31(火) 12:11:19 :
ハンジ「ちょっと待ってよ!私最初に言ったよね!?」
マルコ「調査兵団の研究室、分隊長以外の人間が入れないはずなのに置かれていた、謎のカバンのことですか?」
ライナー「それ自体が、自作自演だったってわけだ。何者かが研究資料を置いていき、完成した後に盗まれた」
ベルトルト「まるで、敵は外部にいると僕達に思わせるために。そうすれば、自分に疑いはかからないですからね」
ハンジ「そうだとしても、わざわざそんなまどろっこしいことをするわけないじゃないか!!黙ってれば分からないんだし!!」
アニ「そこが盲点なんですよ。そんなことをするはずがない、そう思わせること自体が」
クリスタ「皆を変身させたりなんていうのも、簡単にできることじゃないですからね。悪の科学者じゃない限りは…」
エレン「もう言い逃れはできませんよ。ハンジ分隊長…」
-
- 339 : 2013/12/31(火) 12:17:24 :
ハンジ「は…ははは……」
ハンジ「何だよ、君たちはずっと、私をそんな目で見てきてたって言うのか?あんまりじゃないか…」
ハンジ「今の今まで君たちと一緒に戦って、どうやったら怪物たちを倒せるか一緒になって考えてきたじゃないか…」
ハンジ「それなのに、その黒幕が私だって?何がどうなれば、そんな突拍子もない結論にたどり着くんだよ…」
V3「認めぬのであれば、致し方ないか…」
エレン「力づくで認めさせるしか…」
???「はいはーい、そこまでっ」
一同「!?」
???「君たちの推理、イイ線行ってたよ。ただ、ネオ・ショッカーの科学者は、そいつであってそいつではない」
アルミン「どうして…?」
エレン「そんな馬鹿な…」
ハンジ「嘘でしょ…?」
V3「ハンジが……二人だと!?」
-
- 340 : 2013/12/31(火) 12:24:42 :
ハンジ?「久しぶり、エレン・イェーガー君。体の調子はどうかな?」
エレン「どうなってるんだ!?何で、あっちにもハンジ分隊長が!?」
ハンジ?「第三の眼が覚醒したんだってね。さすが、私の作った改造兵士だ」
ハンジ「おい、お前!いったい何者だ!?なぜ、私の姿をしている!?」
ハンジ?「まぁまぁ、焦らないでよ。順を追って説明してあげるからさ」
ハンジ?「その前にまず、君は知っているかな?長年、生体工学の研究を続けていた、ローゼの科学者のことを…」
ハンジ「…生体工学?ローゼの科学者?」
ハンジ?「名前を聞けば思い出すかな?君ともあろう人物が、知らないはずはないだろうからね」
ハンジ?「『ノロイ』の名を…」
ハンジ「…ノロイ博士!?」
-
- 342 : 2013/12/31(火) 12:32:43 :
-
ハンジ?「そう。その博士は昔から、生物について『ある研究』を続けていた」
アルミン「『ある研究』とは…?」
ハンジ?「『クローン技術』だよ。聞いたことがあるだろう?」
ハンジ「…噂には聞いていたけど、そんなものが完成したなんて情報は、耳にしたことはないよ」
ハンジ?「そりゃ、そうだろうね。だって、完成してないんだから」
ハンジ?「確かに、私のクローン研究は完成しなかった。だが、その理論を応用した、別の研究は成功を収めたんだ…」
ハンジ?「『人体複製』。とある人間をベースに、まったく別の人間を作り上げる技術だ」
V3「人体複製だと!?」
ミカサ「つまり、そこにいる分隊長は、その技術によって作られた偽物!?」
-
- 343 : 2013/12/31(火) 12:38:26 :
ハンジ?「まぁ、そうなるね。とあるルートから調査兵団のサイエンティストであるハンジのDNAを入手し…」
ハンジ?「私の肉体をベースにして、もう一人のハンジを作り上げた。それがこの姿だ」
ハンジ「つまり今のお前は、私の姿を借りた、ノロイ博士という事か…!?」
ノロイ「その通り。新人類を生み出して壁内に襲撃をかけさせたのも、エレンに改造を施したのも、この私だ」
エレン「じゃあ、俺があの時見たのは、お前だったのか!!」
ノロイ「そういうこと。勘違いするのも無理はないね」
ハンジ「貴様…!人の姿で好き勝手なことを!!」
ノロイ「そこは怒るところじゃないでしょ?君に着せられた濡れ衣を、たった今晴らしてあげたんだから」
ハンジ「貴様の存在が無ければ、そんな濡れ衣を着せられることもなかったんだよ!!」
-
- 344 : 2013/12/31(火) 12:45:55 :
ハンジ「そもそも、何故私の姿である必要があったんだ!?壁内の優秀な科学者なら、他にもいただろう!?」
ノロイ「確かに。だが、私の知る限りでは、君が最も優秀な科学者だ。研究室には、貴重な資料も山ほどあるだろう」
ノロイ「君の研究室は、本人以外の侵入は拒んでいると聞く。ならば、本人になってしまえば、そんな問題は解決する」
ユミル「ちょっと待て、それじゃ、分隊長の研究室に資料のカバンを置いたのも、資料を盗んだのも…」
ノロイ「私だね。だって姿はハンジだもん。あそこに出入りしたって、怪しまれるワケがない」
ハンジ「…貴様!!」
ノロイ「もともとは、君の研究室に忍び込み、君の研究を盗むのが目的だった」
ノロイ「だがそこで、私は衝撃的なものを目にした。巨人に対抗するために、人体そのものを強化しようという、例の研究」
ノロイ「資料を読む限り、どうやら研究が行き詰っていることに気づいた」
ハンジ「人の姿でやりたい放題やりやがって…!」
-
- 345 : 2013/12/31(火) 12:52:49 :
ノロイ「もしこの研究が完成するのなら、これまでの常識を根底から覆す、驚異的な大発見だ」
ノロイ「その上で私は、ある可能性を見出した。私の生体工学の知識と、ハンジの理論。その二つが合わされば、この研究は完成するのでは?と…」
アルミン「その研究というのが…」
ノロイ「新人類計画。複製技術を応用し、人間をベースに別の生物を合成する高等技術」
ノロイ「当初はハンジの研究を利用し、私一人で完成さえるつもりだった。だが、うまくいかなかった」
ノロイ「ハンジの理論は高等すぎて、私には理解できない部分が多々あった。私一人では、新人類計画は不可能だったんだ」
ハンジ「…もう黙れよ」
-
- 346 : 2013/12/31(火) 12:58:23 :
ノロイ「そこで、認めたくはないが、私以上の頭脳を持つハンジになら研究を完成させられると踏んで、資料を見せてやったんだ」
ノロイ「目論見は成功。期待以上の結果を出してくれた。初期型のバットとスパイダーも、素晴らしい成果だったよ」
ハンジ「…黙れって言ってるだろ」
ノロイ「理論が完成してしまえば、後はこちらのもの。この頭脳を用いて、さらに高等な技術へと発展させるのは容易だった」
ノロイ「全ては、君という存在があったからこそだ。ハンジ・ゾエ分隊長、君には最大限の敬意を……」
ハンジ「その口を閉じろ!!!!!悪の権化がっ!!!!!!!!!」
-
- 347 : 2013/12/31(火) 13:04:37 :
ノロイ「…ふむ」
ハンジ「人を勝手に利用した挙句、その研究で好き放題悪事を働きやがって!!」
ハンジ「私が望んだのは、壁内人類の『笑顔』だ!!こんなことのためじゃない!!」
ノロイ「…どうやら、君とは理解し合えないようだな。同じ姿をしていても…」
ハンジ「黙れ!私を散々コケにした貴様を、絶対に許さないぞ!!」
ノロイ「弱い犬ほどよく吠えるというものさ。むやみやたらと叫ぶのは、君の弱さを露呈させるだけだぞ」
ハンジ「弱かろうが何だろうが、関係ない!今に、貴様らの目論見を、全て無に帰してやる!!」
ノロイ「…やってみろ。できるものなら」
ノロイ「と、言うわけで皆さん、後はよろしく~」
ハンジ「何!?」
-
- 348 : 2013/12/31(火) 13:13:05 :
エレン「おい、どこ行く気だ!?」
ジャン「待ちやがれっ!!」
ギガンバザーミー「貴様の相手は俺達だ。今度こそ、息の根を止めてやる!」
ジャン「…てめぇは!」
ヘリオガイスト「改造兵士たちの猛攻から生き延びたことは褒めてやろう」
マルコ「ヘリオガイスト…!」
十顔鬼「あの時おとなしく死んでおけば、再びこの場で苦しまずに済んだものを…」
コニー「十顔鬼…!」
サシャ「今度は負けませんよっ!」
シェイド「我がシェイド剣のサビにしてやろう…」
ユミル「言ってろ、トランプ野郎!」
悪魔総帥「貴様の出方次第では、わが組織の一員にしてやっても良いぞ?」
アニ「寝言は寝て言いな、バケモノめ…」
ドラゴス「…」
ガライ「今度こそ、『死』を与えてやろう…」
ライナー「そう簡単に行くかな…?この間の俺達と、同じだと思わん方がいいぞ…」
ベルトルト「…」
暗黒大使「今更貴様らに下級怪人をぶつけても、意味はないだろう。我々が直々に相手をしてやる」
ミカサ「それはありがたい。直接お前たちを叩ければ手っ取り早いのだから」
-
- 349 : 2013/12/31(火) 13:20:01 :
エレン「ミカサ、加勢するぜ!」
ミカサ「エレン…」
暗黒大使「この間のレベル3か。寝返りおって、裏切り者め!」
エレン「裏切るも何も、俺は最初からこっち側だ!誰がお前らの言いなりになるか!」
暗黒大使「貴様にはとっておきの相手を用意してある。出て来い、レベル3『ギーチ』よ!!」
ギーチ「…」スタッ…
エレン「こいつも…レベル3!?」
ミカサ「けど、エレンとは全く違う。完全な悪の化身と化しているみたい…」
暗黒大使「こいつは、貴様のような欠陥品とはワケが違う。戦闘力も、貴様以上だ」
エレン「…でも、やるしかないよな」
ミカサ「エレン、気を付けて!私もこっちが終わったら加勢する!」
エレン「いや、俺のことはいい。目の前の相手に全力を注いでくれ」
ミカサ「エレン…」
-
- 350 : 2013/12/31(火) 13:27:20 :
アルミン「それぞれ、相手が決まったみたいだね…」
V3「戦いが始まったら、隙を見て私は奴らのアジト内に侵入する」
ハンジ「私も行こう。ノロイの奴を1000発くらい殴らないと気が済まないからね」
アルミン「僕も行きます。クリスタはどうする…?」
シーン…
アルミン「あれ、クリスタ?」
V3「いつの間にかいなくなってしまったな」
ハンジ「クリスタめ、もしかしてアレを試す気かな…?」
アルミン「…まぁ、やむを得ませんね。彼女の望みでしたから」
V3「よし、我々も行動に移ろう。彼らならきっと、勝利を掴み取れるはずだ」
ハンジ「よし!」
アルミン「行きましょう!」
-
- 356 : 2014/01/03(金) 20:51:26 :
~ヘリオガイスト VS マルコ~
マルコ「この間は世話になったね。もうあの時のようにはいかないよ」
ヘリオガイスト「それは楽しみだ。俺も、お前との戦いを楽しみたかったのでな。期待してもよいのだな?」
マルコ「それはもう……存分に!」
マルコ「…大・変・身!!」バッ!
マルコ「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
キュイィィィィンッ!!
ヘリオガイスト「…ほう」
マルコ「…さぁ、始めようか」
ヘリオガイスト「確かに、前とは違うようだな。だが…」
ヘリオガイスト「…そんなものでは俺には勝てんぞ!!」ダッ!
-
- 357 : 2014/01/03(金) 20:59:25 :
マルコ「『ライドルスティック』!!はあっ!!」ブンッ!
ガキンッ!!!
マルコ「…それは!?」グググ…
ヘリオガイスト「『ヘリオスの盾』には、いかなる攻撃も通用しない。さらに…」
ヘリオガイスト「『ガイストカッター』!!!」ブオンッ!!
マルコ「うわっ!!」ヒョイッ
ヘリオガイスト「『ヘリオスの盾』は、ブーメラン式のカッターにもなるのだ!!八つ裂きにしてくれるっ!!」
盾「」ヒュンヒュンヒュンッ…
マルコ「チッ…!なんて厄介な盾だ…!」
-
- 358 : 2014/01/03(金) 21:04:28 :
ヘリオガイスト「さらに!回避する隙など与えんぞ!!『ヘリオスショット』!!」
バンバンッ!!
マルコ「うわっ!!あの銃かっ!?」バッ!
ヘリオガイスト「銃に気を取られて、大事なものを忘れるなよっ!!」
盾「」ヒュンヒュンヒュンッ…
マルコ「忘れないさ!『ライドル・ロングポール』!!」ジャキンッ!
マルコ「はあっ!!」ブンッ!!
盾「」ガキィンッ!!
ヘリオガイスト「長いっ!!遠距離攻撃か!?」
マルコ「ついでに…お前も喰らえっ!!」ブンッ!!
ヘリオガイスト「ぐっ…!」ドゴッ!!
マルコ「そのまま空中に飛んでけっ!!」ブンッ!!
ヘリオガイスト「しまった…!」ヒュゥゥゥゥ…
-
- 359 : 2014/01/03(金) 21:08:26 :
マルコ「今だ!!必殺…」ダッ!
ヘリオガイスト「な…何をする気だ!?」
マルコ「『エックス』…」
マルコ「『二段キック』!!!!!」
ドゴドゴッ!!!!!
ヘリオガイスト「ぐ…おぉぉぉぉぉぉっ!!!!」
ドサッ…!
マルコ「…ふぅ」スタッ
ヘリオガイスト「…おのれ…ライダー……」ヨロヨロ…
-
- 360 : 2014/01/03(金) 21:12:22 :
マルコ「まだやるかい?その体で…」
ヘリオガイスト「その体だと…」
ヘリオガイスト「この体のことかぁぁぁぁっ!?」ゴオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!
マルコ「何だ!?奴の体が、急に…!?」
ヘリオガイスト「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!」
マルコ「くっ…!」
シュゥゥゥゥゥ…
マルコ「その姿は…!?」
ヘリオガイスト「…我が名は、スーパーヘリオガイスト。先ほどのようにはいかんぞ…」
マルコ「…強化形態か。凄まじい力を感じる!」
-
- 361 : 2014/01/03(金) 21:16:09 :
ヘリオガイスト「行くぞ!!『スーパーヘリオスショット』!!!」ジャキンッ!
マルコ「またあの銃か!?」バッ!
ヘリオガイスト「遅いっ!!」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ!!!!!!!!!!
マルコ「連射!?」
マルコ「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」ズザザザザッ!!!!
ヘリオガイスト「息つく暇など与えんぞ!!『ガイストカッター』!!!」ブンッ!
盾「」ギュルルルルルルッ!!
マルコ「さっきより速いっ…!『ライドル』…」
ズバアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!
マルコ「うあっ……」
マルコ「」ドサッ…
ヘリオガイスト「ふん、他愛もない。以前よりはマシになったようだが、それでも俺の敵ではなかったな」
-
- 362 : 2014/01/03(金) 21:20:28 :
ヘリオガイスト「さて、他の奴らはどうなったかな。どれほどの死体が転がっているか、見ものだな」
スクッ…
ヘリオガイスト「………!?」
マルコ「もう少し付き合ってくれよ、ヘリオガイスト…!」
ヘリオガイスト「なっ…!?俺のカッターを喰らって、何故立てるのだ!?」
マルコ「以前の僕なら、さっきので死んでいただろうね。だけど、今は違う!」
マルコ「『マーキュリーカプセル』を埋め込まれたこの体には、そんな攻撃は通用しないっ!!」
ヘリオガイスト「小賢しいマネをっ!!望み通り、あの世に送ってやる!!」
-
- 363 : 2014/01/03(金) 21:24:32 :
ヘリオガイスト「『スーパーガイストカッター』!!!」ブオンッ!!
盾「」ギュルルルルルルッ!!
マルコ「さっきより速いね。だが…」
マルコ「『ライドルホイップ・X斬り』!!!!!」
ズバッ!!ズバッ!!
盾「」ガシャーンッ!!!
ヘリオガイスト「我が『ヘリオスの盾』が、一刀両断だと…!?」
マルコ「『マーキュリーカプセル』から供給される力によって、僕の能力は数段上昇しているのさ」
マルコ「これで、君の身を守るものはなくなった。観念するんだね」
ヘリオガイスト「まだだっ!!『スーパーヘリオス』…」
マルコ「させないよ」ヒュッ…
ヘリオガイスト「なっ!?速っ…」
-
- 364 : 2014/01/03(金) 21:28:22 :
マルコ「ふんっ!!!」ドゴッ!!
ヘリオガイスト「ぐあっ!!」ドサッ!!
マルコ「そろそろ、決着を付けさせてもらおうか…」
ヘリオガイスト「ん…な…」
マルコ「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」ゴオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!
マルコ「はっ!!!」ガシッ!!
ヘリオガイスト「やめろ、離せっ!!」
マルコ「うおぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」
グルングルングルン…
ヘリオガイスト「があぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
グルングルングルン…
マルコ「『真空……地獄車』!!!!!」グルングルングルン!!
マルコ「はあっ!!!」ブンッ!!
ヘリオガイスト「うあぁぁぁぁっ!!!!」ヒュゥゥゥゥ…
-
- 365 : 2014/01/03(金) 21:32:34 :
マルコ「とどめだ!!はっ!!!」バッ!!
マルコ「『X必殺キック』!!!!!」
ヘリオガイスト「や…めろ…」
ドゴオォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!
ヘリオガイスト「ぬ…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
ドサアァァッ!!!!!!!
ヘリオガイスト「ぐ…おぉ…」
マルコ「…勝負あったね」
-
- 366 : 2014/01/03(金) 21:35:54 :
ヘリオガイスト「…見事なり。俺がこれほどまでにやられるとは」
ヘリオガイスト「Xライダー、俺の負けだ。君は良きライバルであり、好敵手だった…」
マルコ「ライバルと好敵手は同じ意味だろ?勉強が足りないな」
ヘリオガイスト「最期に……握手を……」
マルコ「まぁ、僕も君を敵に回すのは惜しかったからね。今度は別の形で会おう…」
マルコ&へリオ「」ギュッ!
スポッ…
マルコ「ん?腕が抜けた…?」⊃腕
ヘリオガイスト「馬鹿め!!アーム爆弾を喰らえ!!!」
マルコ「なっ!?爆弾っ!?」
マルコ(こいつ、僕を道連れに…!?)
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!
パラパラ…
ヘリオガイスト「思い知った…」
ヘリオガイスト「か……」ガクンッ…
マルコ「…ゲホゲホッ!!危ないなぁ、もう。しかと思い知りましたよ」
マルコ「…悪は、結局どこまで行こうと悪だってことをね」
-
- 367 : 2014/01/03(金) 21:40:19 :
~悪魔総帥 VS アニ~
アニ「…変身」スッ…
キュイィィィィンッ!!
悪魔総帥「…ほう」
アニ「…正直、あまりこういうのはやりたくないんだよね。さっさとあんたらを片付けて、普通の乙女に戻らせてもらうよ」
悪魔総帥「見た目は前回と違いはないようだ。だが、感じるぞ…」
悪魔総帥「その小さな体に滾る、大きな力をな…」
アニ「…今、小さいって言ったかい?」
悪魔総帥「そうだが?何か、お気に触ったかな?」
アニ「その言葉、私の前じゃ禁句だよ。地獄を見る覚悟はあるかい…?」
悪魔総帥「ならば、見せてもらいたいものだな。地獄とやらを」
アニ「…後悔するんじゃないよっ!!」ダッ!
-
- 368 : 2014/01/03(金) 21:44:20 :
悪魔総帥「迂闊に近づかない方がいいと思うぞ?」
アニ「何を言ってるか分からないね。言いたいことははっきり言いな」ビュッ!
ガシッ!!
アニ「!?」
蛇「」ウネウネ
アニ「なっ!?蛇に蹴りを止められた!?」
悪魔総帥「注意は促したはずだぞ、迂闊に近づかない方がいいとな。さもなくば、この蛇がお前の小さな体を飲み込んでしまうぞ」
アニ「また言ったね…!許さないよ…」
悪魔総帥「この蛇を見てもなお揺るがぬ闘志に敬意を示そう。我の真の姿を見せてやるか」
アニ「真の姿…?」
-
- 369 : 2014/01/03(金) 21:48:15 :
悪魔総帥「我こそが、悪魔蛇の支配者…」
悪魔総帥「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」メコメコメコ…
アニ「姿が……変わっていく!?」
???「…ふぅ、驚いたか?」シュゥゥゥゥゥ…
アニ「何て姿…!頭部に、無数の大蛇がうごめいている…!!」
カイザースネーク「我の真の名は、カイザースネーク。この姿を見て、生きて帰った者はおらん」
アニ「…それじゃ、私が第1号だね。あんたのその間抜けな姿を見てなお、生き延びた人間として!」
カイザースネーク「いつまでそんな減らず口がたたけるかな。出でよ、『稲妻電光剣』!!」
剣「」バッ!!
アニ「剣!?いったいどこから!?」
-
- 370 : 2014/01/03(金) 21:52:19 :
カイザースネーク「輝け、『稲妻電光剣』よっ!!!」
剣「」カッ!!
アニ「うっ…」
ビリビリビリビリビリビリビリッ!
アニ「う…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」ビリビリビリビリビリビリビリッ!
アニ「」ドサッ!!
カイザースネーク「見たか、我が宝剣のプラズマ攻撃を!喰らい続ければ、命はないぞ!!」
アニ(なんて威力だい…!全身にものすごい電流が…。ユミルの技もこんなのなのかい…!?)
カイザースネーク「まだ息があるか?ならば、もう一度喰らうがいい!!」
カイザースネーク「はあぁっ!!!!!」
ビリビリビリビリビリビリビリッ!
アニ(あれをこれ以上喰らうわけにはいかないっ!ここは…)
-
- 371 : 2014/01/03(金) 21:56:16 :
アニ「」スッ…
カイザースネーク「何をしても無駄だぁっ!!!」
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!
カイザースネーク「何っ!?電撃が消えた!?」
アニ「消したのさ。もう、何度やってもその技は通用しないよ」
カイザースネーク「そんなはずはないっ!!まぐれにきまっている!!喰らえっ!!」
ビリビリビリビリビリビリビリッ!
アニ「物分かりの悪い奴だね…」スッ…
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!
カイザースネーク「また…!?いったい何をした!?」
アニ「大したことはしてないよ。あんたの攻撃を、この『エレキハンド』で吸収しただけさ」
カイザースネーク「『エレキハンド』!?この間俺と戦った時は、そんなものなかったはずだ!!」
アニ「使えなかったのさ。ファイブハンドで唯一、外部からエネルギーを吸収しないと使えない代物だからね」
-
- 372 : 2014/01/03(金) 22:00:20 :
カイザースネーク「エネルギー…。つまり、電力か…」
アニ「まさか雷に打たれるわけにもいかないし、ユミルに頼んで黒焦げにされるのもごめんだったからね」
アニ「使わないに越したことはなかったけど、こうなったらなりふり構っていられないから」
カイザースネーク「…だが、吸収するだけなら、恐るに足らん!所詮はその程度!」
アニ「…『エレキハンド・エレキ光線発射』!!」ビュッ!
ビリビリビリビリビリビリビリッ!
カイザースネーク「な…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」ビリビリビリビリビリビリビリッ!
アニ「吸収して終わりなわけないでしょ。こうして、放出して攻撃もできるのさ」
カイザースネーク「ぐ…お…」
アニ「どう?自分の技にやられる気分は?」
カイザースネーク「ぬ…ぬぬぬっ…!」
-
- 373 : 2014/01/03(金) 22:04:27 :
カイザースネーク「鬱陶しいわ!!叩き斬ってくれる!!」ダッ!
アニ「力技に切り替える気かい?受けて立つよっ!!」
カイザースネーク「『稲妻電光剣・一刀両断』!!!」ブンッ!!
アニ「くっ!!!」ガシッ!!
カイザースネーク「白刃取りとは見事!!だが、その小さな体でいつまで持つかな?」グググ…
アニ「また…小さいって…言ったね…!?」グググ…
カイザースネーク「どうせここで聞き納めになるのだ!!何度でも言ってやろうか!?」
アニ「冗談じゃ…ない…」
アニ「…よっ!!!!!」ブンッ!!
カイザースネーク「なっ!?剣を奪い取っただと!?」
アニ「覚悟しな。細切れにしてやるよ…」
-
- 374 : 2014/01/03(金) 22:08:27 :
カイザースネーク「ならば…」
カイザースネーク「『スネークビーム』!!」ビィィィィィィィィッ!!
アニ「光線!?あぶなっ…!」ヒョイッ
カイザースネーク「まだまだ!『スネークビーム連射』!!」ビィィィィィィィィッ!!
アニ「ふっ!はっ!」ヒョイヒョイッ
カイザースネーク「何故だ…!?なぜ当たらない!?」ビィィィィィィィィッ!!
アニ「そんな直線状の攻撃が当たるわけないでしょ…!」ヒョイッ
アニ「あんたの守り刀、稲妻電光剣でとどめをさしてあげる…」
カイザースネーク「く…来るなあぁぁぁっ!!!」
-
- 375 : 2014/01/03(金) 22:12:20 :
アニ「はっ…!!」ズバッ!
カイザースネーク「ぐあっ!!!」
アニ「ふっ…!!」ズバッ!
カイザースネーク「があぁっ!!!」
アニ「そろそろ終わりにしようか…」
カイザースネーク「はぁ、はぁ…」フラフラ…
アニ「剣の力とエレキハンドの電力、それと乙女の怒りを乗せて、一刀両断・雷光の直刃…」
アニ「『稲妻電光剣・プラズマ斬り』!!!!!!」
ズバアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!
カイザースネーク「おのれ……おのれライダー………」
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!!!!!!
アニ「残念ながら、聞き納めじゃなく、あんたの言い納めだったようだね…」
アニ「…二度と、小さいっていうんじゃないよ!!」
-
- 376 : 2014/01/03(金) 22:16:16 :
~十顔鬼 VS コニー&サシャ~
コニー「気を付けろサシャ!こいつはマジで強ぇぞ!!」
サシャ「分かってます!コニーこそ、この間みたいにやられないでくださいよっ!!」
十顔鬼「またしても貴様ら馬鹿二人か。今度こそ、まとめてあの世に送ってやるぞ」
コニー「誰が馬鹿だって!?この天才コニー様を知らねぇな!?」
サシャ「馬鹿かどうかは知りませんけど、天才ではないと思います」
コニー「うるせぇよ!今に見てろよ、バケモノめ!!」
コニー「ア・マ・ゾ~~~~~~~~~ン!!!!!!」バッ!
キュイィィィィンッ!!
サシャ「私も!えっと……変身(?)!!」
モコモコモコ…
十顔鬼「ふん。雑魚が何体かかって来ようと、わしには敵わん」
コニー「そいつはやってみなきゃ分かんねぇぜ!!ケケーッ!!!」バッ!
サシャ「そうですよ!!ちゅちゅ~んっ!!」モゾモゾッ!
十顔鬼「来て見ろ。愚かな人間が…」
-
- 377 : 2014/01/03(金) 22:20:05 :
コニー「いきなり行くぜ!!『大・切・断』!!!」シャキンッ!
コニー「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!」ババッ!
ガシィッ!!!
コニー「なっ…!!」
十顔鬼「その程度の技、わしに見切れんと思ったか?」
コニー「馬鹿な!!切れ味は本物だって言うのに!!」
十顔鬼「所詮はその程度よ。さて、わしの目的を果たさせてもらおうか」
コニー「離しやがれ!!目的ってなんだよ!?」
十顔鬼「わしが求めるのは、貴様の腕についている『ゲゲの腕輪』」
十顔鬼「その腕輪は、人間どもに預けておくにはもったいない、高貴なる宝物なのだ」
コニー「この腕輪か…。こいつは俺の力の源だ!やすやすと渡して堪るかよ!!」
-
- 378 : 2014/01/03(金) 22:24:22 :
十顔鬼「どの口がそんなことを言うのだ?この状況で、貴様に突破口などありはせんぞ?」ググッ!
コニー「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」メキメキメキ…
サシャ「コニーっ!!」バッ!
十顔鬼「地中から!?」
ガシイッ!
サシャ「あぁっ…!」
十顔鬼「もう一匹の虫ケラも捕まえたぞ…」
コニー「サシャっ!!この野郎、サシャを離しやがれ!!」
十顔鬼「裏切り者のこいつを、のうのうと生かしておくわけにもいかんのでな。然るべき処分は、貴様を葬った後だ」
-
- 379 : 2014/01/03(金) 22:28:21 :
十顔鬼「まずはこの『ゲゲの腕輪』を………はあっ!!」ベリッ!
コニー「があっ!!!」
十顔鬼「ふふふ……。ついに手に入れたぞ、この腕輪を…!」⊃腕輪
十顔鬼「もう貴様に用はない」ポイッ
コニー「うあっ!」ドサッ!
十顔鬼「この腕輪と、我の持つ『ゴゴの腕輪』を重ね合わせることにより、超エネルギーをもたらす道具となるのだ!!」
十顔鬼「さぁ、2つの腕輪よ、一つになれっ!!!!」
サシャ「あ…あぁ…」ミシミシ…
コニー「ち…く…しょおぉぉぉぉぉっ!!!!」
カッッッッッッッッ!!!!!!!!
腕輪「」シュゥゥゥゥゥ…
十顔鬼「…素晴らしい。これでわしは、最強の力を手に入れたも同然だ!!」
コニー「クソッ…!最悪だ…!」
-
- 380 : 2014/01/03(金) 22:31:46 :
サシャ「ひいぃぃっ!!十顔鬼様、お助けぇぇぇ…」ガタガタ
十顔鬼「お?貴様、今更になって命乞いか?見苦しい奴め…」
サシャ「私はまだ死にたくありませんっ!どうか、命だけはっ!」ガタガタ
コニー「何言ってんだ馬鹿野郎!!そんな奴に命乞いなんかするんじゃねぇ!!」
サシャ「コニーの味方をしたために殺されるなんてゴメンです!!それなら私は、もう一度ネオ・ショッカーに…!」
コニー「本気で言ってるのかお前!?見損なったぞ!!」
十顔鬼「面白いことを言う小娘だな。いいだろう、貴様の処分は一時保留としてやる」
-
- 381 : 2014/01/03(金) 22:36:19 :
十顔鬼「まずは、そっちの小坊主から片づけてやろう。覚悟はいいか?」
サシャ「その前に…」スゥゥ…
十顔鬼「ん?」
コニー(なっ…!?変身を解きやがったぞ、あいつ!)
サシャ「素敵な腕輪ですねぇ…。もっと、近くで見せてくださりませんか…」
サシャ「じゅ・う・が・ん・き・さ・ま♡」
十顔鬼「…うへっ」デレデレ
コニー(あいつ何してんだ…?色気なんか使いやがって、頭おかしくなったのか…?)
十顔鬼「貴様、人間体はなかなかの美女ではないか。気に入ったぞ!」デレデレ
サシャ「うふっ…。さぁ、早く腕輪を見せて…?」メロン
十顔鬼「まぁ慌てるでない。しかと目に焼き付けるがいい、この素晴らしき腕輪を…」⊃腕輪
サシャ「あら、素敵。ほんとに惚れ惚れしますわねぇ…。触ってもよろしくて?」
コニー(うへぇ、普段あんなこと絶対しねぇのに…。なんか見てて気持ち悪ぃ…)
-
- 382 : 2014/01/03(金) 22:40:12 :
十顔鬼「少しだけだぞ?かわいいやつめ」デレデレ
サシャ「ありがとうございま……」
サシャ「…すっ!!!」バッ!!
十顔鬼「なっ!?貴様、何をする!?」
コニー「サシャの奴、腕輪を奪い取った!!」
サシャ「おバカさんですねぇ。さっきまで敵だった相手に、簡単に腕輪を触らせるなんて!!」
サシャ「コニー、これをっ!!」ビュッ!
腕輪「」ヒュゥゥゥゥ…
コニー「」ガシッ!
十顔鬼「なっ…!貴様、返せっ!!」
コニー「サシャの奴、最初からこれが狙いだったのか!!」
サシャ「そういう事です!少しは見直しましたか!?」
コニー「あぁ、芋女からポテトガールに格上げしてやるよ!」
サシャ「ちょっ!それって何も変わってないじゃないですか!言い方が変わっただけで!」
-
- 383 : 2014/01/03(金) 22:44:49 :
十顔鬼「おのれ!貴様はここで握りつぶしてくれる!!」ギュウゥゥゥゥッ!!
サシャ「あうっ…!」ギュウゥゥゥゥッ!!
コニー「サシャっ!!クソッ、一か八か、この腕輪を…!」カシャッ!
腕輪「」キュイィィィィンッ!!
コニー「お…おぉ!!すげぇ、力がみなぎってくる!!」
十顔鬼「しまった!あのままではマズい!!」
コニー「サシャを返してもらうぞ、十顔鬼!!」バッ!
コニー「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」シャキンッ!
十顔鬼「おのれ!!貴様のその技は、わしには通用せんぞ!!」
-
- 384 : 2014/01/03(金) 22:48:40 :
コニー「今の俺は、もうさっきまでの俺じゃない!!喰らえ…」
コニー「『スーパー大・切・断』!!!!!」
十顔鬼「ぬ…おぉぉぉぉぉぉっ!!!!」
ズバアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!
十顔鬼「ぬあっ……」パッ
サシャ「あっ…」ヒュゥゥゥゥ…
コニー「サシャっ!!」ガシッ!
サシャ「コニーっ!!」
スタッ…
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!!!
-
- 385 : 2014/01/03(金) 23:00:56 :
サシャ「…やりましたね、コニー」
コニー「怪我はないか?」
サシャ「おかげさまで。8割は私の手柄ですね」
コニー「んだと……」
コニー「…いや、そうかもしれねぇな。サンキュ、サシャ」
サシャ「あれ、妙に素直ですね?明日は槍でも降るんじゃないですか?」
コニー「ムカッ!やっぱ8割は盛りすぎだ!せいぜい1割がいいとこだ!」
サシャ「…ふふっ、それでこそコニーです」
コニー「…チッ!」
サシャ「皆も大丈夫ですかね?」
コニー「さぁな。ただ、皆強いからな。心配しなくても大丈夫だろ」
-
- 388 : 2014/01/04(土) 20:11:27 :
~ジェネラルシェイド VS ユミル~
ユミル「はぁ、はぁ…」
シェイド「どうした、もう終わりか?以前と変わったようには見えんが?」
ユミル「うっせぇ!これでも喰らいやがれ!『エレクトロ』…」スッ…
シェイド「またその技か。地面を這う直線状の電撃など、私には命中しない」
ユミル「『サンダー』!!」バッ!
シェイド「ん…?」
シーン…
シェイド「何も起きないではないか。不発か?」
-
- 389 : 2014/01/04(土) 20:16:13 :
ユミル「…上をご覧くださーい」
シェイド「上だと!?」
雷雲「」ゴロゴロ…
シェイド「なっ!?あれは一体!?」
ユミル「『ファイヤー』と違って、『サンダー』は意図的に雷を発生させる大技さ」
ユミル「威力もダンチだ!喰らって黒コゲになれっ!!」
ピシャッ!!!
???「シェイド様っ!!」
ユミル「!?」
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリッ!!!!!!!!!!
シュゥゥゥゥゥ…
ユミル「…何だ、てめぇは?」
シェイド「ドクターヘイト。私を庇ったのか?」
ヘイト「もちろんです、シェイド様。あんな子供の餌食になるなど、あってはなりませんので」
シェイド「ほう、礼を言うぞヘイトよ。さすがに今のは、喰らっていたら分からなかったからな」
-
- 390 : 2014/01/04(土) 20:20:12 :
ユミル「でけぇ花のバケモノか。2対1、ちょっとばかし分が悪いか…」モクモク…
ユミル「!?」
ヘイト「気付いたか…?」
ユミル「何だよ、この煙は…!?」
ユミル「…がはっ!!」ガクンッ!
ヘイト「ただの煙ではない。猛毒のガスだ。吸い続ければ、いずれ貴様はあの世へ行くことになるぞ…」
ユミル(やべぇ…!急いで離れないと…!だが、身体が動かねぇ…!)ガクガク
ユミル「これまでか……」
クリスタ「ユミルっ!!」バッ!
ユミル「!?」
シェイド「何者だっ!?」
-
- 391 : 2014/01/04(土) 20:24:21 :
クリスタ「ここまで来れば大丈夫!!ユミル、しっかりしてっ!!」
ユミル「ゲホゲホッ!!クリスタ、何でお前がここにいる!?危険だから向こう行けっ!!」
クリスタ「嫌っ!私も戦いに来たの!少しでもユミルの助けになれるように…!」
ユミル「無茶言ってんじゃねぇ!あのバケモノ相手で、生身のお前に何ができる!?」
クリスタ「…生身じゃなかったらいいんでしょ」
ユミル「お前、何を…?」
クリスタ「アルミンにもらったこの力、今、使う時が来た!!」
クリスタ「えいっ……やぁっ……とおっ!!!!!!」バッ!
キュイィィィィンッ!!
シェイド「新手か!?」
ヘイト「次から次と…!」
ユミル「お前、その姿…」
クリスタ「『電波人間・タックル』!!!」バンッ!
-
- 392 : 2014/01/04(土) 20:28:19 :
~回想、>>214 のクリスタのセリフにさかのぼる~
クリスタ「お願いがあるの…」
アルミン「お願い?いったい何だい?」
クリスタ「私も、皆と一緒に戦いたい。見てるだけなんて嫌!!」
アルミン「しかし、ただでさえ危険な戦いなんだ!いくらライダーに変身したからと言って、死なない保証はない!」
クリスタ「分かってる!でも、何もしないまま皆を亡くすようなことになったら、絶対後悔する!!」
クリスタ「せめて、後悔しないように、私にも戦わせて!お願い、アルミンっ!!」
アルミン「…」
ハンジ「本気なのかい、クリスタ?」
クリスタ「覚悟はできています。それで死ぬようなことになったとしても、運命として受け入れます」
アルミン「…分かったよ。もう一人分、用意してみるよ」
クリスタ「ありがとう、アルミンっ!」
アルミン「ただし、無茶だけはしないでくれ。万が一のことがあったら、僕がユミルにシバかれちゃうからね」ハハハ…
クリスタ「ふふっ、分かってる。よろしくね!」
-
- 393 : 2014/01/04(土) 20:32:14 :
~現在~
クリスタ「そう言うわけなの。私も一緒に戦うよ、ユミル!」
ユミル「アルミンの野郎…!戻ったらブン殴ってやる!」
シェイド「思ってもみなかった展開だ。お嬢さん、その体で、我々とまともに戦えるとでも?」
クリスタ「私だって兵士だよ!あんな奴の一人や二人、私にだって倒せる!」
クリスタ「『電波投げ』!!」ビュッ!
ヘイト「!?」ブンッ!
ヘイト「うわあっ!?」ドサッ!
ユミル「何だ!?手も触れてないのに、敵が吹っ飛んだ!?」
クリスタ「これが私の技だよ!電波の力で、離れた敵を投げ飛ばせるの!」
ユミル「『でんぱ』ってのがよく分からんが、まぁいい!そっちのバケモノは任せたぞ!」
-
- 394 : 2014/01/04(土) 20:36:22 :
シェイド「舐められたものだな。『トランプショット』!!」ビュッ!
ドォンッ!ドォンッ!
クリスタ「きゃあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
ユミル「早速ピンチかよ、クリスタ姫は!直撃は免れたか!?」
クリスタ「大丈夫…!まだやれるよ!」
ヘイト「ならば、私が直々に葬ってやろう…」
クリスタ「!?」
ヘイト「喰らえ、『ヘイトガス』!!」
モクモク…
クリスタ「う…苦しい…」ガクンッ!
ユミル「クリスタっ!!」ダッ!
シェイド「よそ見をするな。『シェイド剣』!!」ビュッ!
ユミル「くっ!!邪魔すんなっ!」ヒュッ
-
- 395 : 2014/01/04(土) 20:40:22 :
ヘイト「ふふふ…。そろそろガスが全身に回る頃だな…」
クリスタ(このままじゃ、何もできずに殺されてしまう…。それなら…!)
クリスタ「えいっ!」バッ!
ヘイト「!?」ガシッ!
ヘイト「貴様、何をする!?離せ!!」ブンブンッ!
クリスタ「どうせこのままやられるくらいなら、せめてあなたを道連れにっ!!」
ユミル「おい、何言ってやがる!?馬鹿なことはよせっ!!」
クリスタ「ユミル、今までありがとう。こんな最期になっちゃってごめんね…」
クリスタ「弱いくせに戦おうとするから、こんなことになっちゃうんだよね」
クリスタ「でも、後悔はしてないよ。結果的に、ユミルを助けることができたから」
クリスタ「私はもうユミルのそばにいてあげられないけど、きっとあなたなら一人でも大丈夫…」
クリスタ「ユミル、私の分まで幸せになってね…」
ユミル「やめろ、クリスタあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
-
- 396 : 2014/01/04(土) 20:44:17 :
ヘイト「やめろっ!うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
クリスタ「私の全エネルギーを解放して、あなたと共に爆散する!!」
クリスタ「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」ゴオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!
ユミル(やめろクリスタ!まだお前は……)
ユミル「勝手なことするんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」ダッ!
クリスタ「…『ウルトラサイクロン』!!!!!!!!!!」
バアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!
ヘイト「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!」
ピタッ…
ヘイト「…あれ?」
ユミル「…間一髪か」
クリスタ「…」
シェイド「何をしたのだ?」
ユミル「技を出す直前に、ユミル様チョップで気を失ってもらったのさ。こいつは、こんなところで死なせる奴じゃないんでね」
ユミル(そう、こいつにはまだまだやらなきゃいけないことがある。こんなところでくたばってもらっちゃ困るんだよ!)
-
- 397 : 2014/01/04(土) 20:48:21 :
ヘイト「は…はははっ!馬鹿な奴め、そのままやらせていれば、私だけでも葬れたものを!!」
シェイド「再び貴様が不利になったようだが?何か、策でもあるのかな?」
ユミル「…ふぅ、こんなことなら、最初からやっておくべきだったか」
ヘイト「強がりを…!今更何ができると言うのだ!!」
ユミル「うちのブレーンたちの手で、ちょこーっとだけ、パワーアップさせてもらったのさ」
シェイド「ほう、妙に余裕があったのはそう言うワケか」
ユミル「聞いて驚け、見て驚け!これが一世一代の大変身だ!!」
ユミル「『チャージ・アップ』!!!!!」ビュッ!
シェイド&ヘイト「!?」
シュゥゥゥゥゥ…
ユミル「…待たせたな。どっからでもかかってきな」
-
- 398 : 2014/01/04(土) 20:52:14 :
ヘイト「面白い!どれほど強くなったのか、見せてもらおうか!!」ダッ!
シェイド「待てヘイト!迂闊に近づくな…」
ドゴッ!
ヘイト「…えっ?」
ユミル「いっちょ上がり…」
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!
パラパラ…
シェイド「…ヘイトを拳一発で!?」
ユミル「今の私は、『超電子ダイナモ』のエネルギーを注入された『超電子人間』」
ユミル「超絶的なパワーを発揮する代わりに、一分しか持続しない。速攻で決めさせてもらうぞっ!」ダッ!
-
- 400 : 2014/01/04(土) 20:55:44 :
-
シェイド「小癪な!『シェイド剣』…」
ユミル「遅い…」ヒュッ!
ボキッ!
シェイド「なっ…!私の剣が…!」
ユミル「ふっ!」ドゴッ!
シェイド「ぐっ…!」
ユミル「時間もあまりないんでね。さっさと決着を付けさせてもらうぞ!」
ユミル「はあっ!!!」バッ!
シェイド「く…!」
-
- 402 : 2014/01/04(土) 20:58:31 :
ユミル「落雷と共に喰らいやがれ!!『超電』…」ビュッ!
ユミル「『稲妻キック』!!!!!!!!」
ドゴオォォォォォォォォォッ!!!!!!
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリッ!!!!!!!
シェイド「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
ドサッ…
ユミル「…ふぅ」スタッ…
ユミル「おっと、ちょうど時間だな」スゥゥ…
シェイド「おのれ…この無念は必ず、我らが大首領が…!」
ユミル「お前ら、揃いも揃って大首領大首領ってうっせぇぞ。さっさと消えろ」
シェイド「…ぐっ」ガクンッ!
ユミル「さーて、こちらのお姫様は…」
クリスタ「…」
ユミル「まったく、ガラにもねぇことしやがって。ま、それは私も一緒か」
ユミル「とりあえず、私の目の前でこれ以上死に急ぐようなことさせない。絶対にな」
-
- 403 : 2014/01/04(土) 21:03:03 :
-
~ギガンバザーミー VS ジャン~
ギガンバザーミー「うらあっ!!」ドゴッ!!
ジャン「ぐふっ…!!」ドゴッ!!
ギガンバザーミー「口ほどにもない奴め!はあっ!!」バキッ!!
ジャン「があっ!!」ドサッ!
ギガンバザーミー「どうした?偉そうなことをほざいた割には、何の成長も感じられんぞ?」
ジャン「はぁ、はぁ、クソッ…!」
ジャン(相変わらず、こいつの強さは半端じゃねぇな。このままじゃ…)
ギガンバザーミー「死ねっ!!『ギガンファイヤー』!!!」ボオォォォォッ!!!
ジャン「マズい、『セイリングジャンプ』!!」バッ!
ギガンバザーミー「チッ、また空を飛びやがったか!小賢しい奴め!」
-
- 404 : 2014/01/04(土) 21:06:08 :
ジャン「…さて、ここからどうすっかな」ヒュゥゥゥゥ…
ギガンバザーミー「降りてこい、臆病者め!何をしようと、どうせ貴様に勝ち目などないのだ!」
ジャン「うるせぇ、黙ってろバケモノめ!今、どうやってお前をブッ倒すか考えてんだよ!」
ギガンバザーミー「来ないのなら、こちらから行くぞ。『フライングバザーミー』!!」ビュッ!
ハサミ「」ヒュンヒュンヒュンッ…
ジャン「あいつ、ハサミを飛ばして来やがった!?」
ギガンバザーミー「そのハサミは、対象をどこまでも追いかける!逃げても無駄だ!」
ハサミ「」ヒュンヒュンヒュンッ…
ジャン「くっ…!ほんとにどこまでもついてきやがる!このままじゃ…!」ヒュゥゥゥゥ…
-
- 406 : 2014/01/04(土) 21:11:15 :
-
ギガンバザーミー「よそ見している暇はないぞ!!『ギガンファイヤー』!!」ボオォォォォッ!!!
ジャン「しまっ…」
ジャン(ハサミに気を取られて、奴の炎に…)
ボオォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!
ジャン「ぐあっ!!」
ギガンバザーミー「さらに…」
ドゴオォッ!!!
ジャン「が…あぁぁっ…!!」
ジャン「」ドサッ!
ギガンバザーミー「ようやく降りてきたか、臆病者め。もう貴様に勝機はないぞ」
ジャン「ぐ…!」ズキ
ジャン(炎はかすった程度だが、ハサミをモロに喰らっちまった…!少々やべぇか…)
-
- 407 : 2014/01/04(土) 21:13:36 :
ギガンバザーミー「いよいよ終わりのようだな、ライダーよ。覚悟はいいか…?」
ジャン「…覚悟、ね」スクッ
ジャン「そんなもん、ハナからできてるよ。でなけりゃ、好き好んでこんなとこ来ねぇっての」
ギガンバザーミー「まだ立ち上がる気力が残っていることについては褒めてやろう。それもここまでだがな」
ジャン「ここまで…?ああ、そうさ、ここまでだ。ただし…」
ジャン「…お前の命がな!」
ギガンバザーミー「命の危機に直面して、頭がおかしくなったか?どうやったら、この状況で俺が死ぬのだ?」
-
- 408 : 2014/01/04(土) 21:17:14 :
ジャン「この間、お前らが攻めてきたとき、幹部共に負けたとはいえ、敵の強力な怪人をブッ倒した…」
ジャン「…俺以外はな」
ギガンバザーミー「そう言えばそうだな。何、案ずることはない。この俺が相手だったのだ、少々運が悪かっただけだ」
ジャン「相手が誰であろうと、俺がふがいなさ過ぎたって言うのは、どうにもならねぇ事実だ」
ジャン「皆は特に何も言ってこなかったが、それが逆に辛かった。情けねぇ俺を、とことん罵ってほしかった」
ギガンバザーミー「面白い奴だな、お前。そんなに罵られたかったのか?」
ジャン「そうしてもらうことで、少しは気が楽になれるような気がした。けど、そんなのは俺の甘えでしかなかった」
ジャン「じゃあ、どうすればいい?このモヤモヤした気持ちは、どうしたら晴らせる?答えは簡単だ…」
ジャン「…お前をブッ倒せばいいんだ!単純明快、何とも容易い事よ!」
ギガンバザーミー「俺を倒すのが容易いだと?冗談も休み休み言うのだな。現に今、お前は俺に敗北寸前だろうが」
ジャン「あぁそうだな。だから俺はこれから、本気を出そうと思う」
ギガンバザーミー「本気…?今まで手を抜いていたとでも?もう少しマシな嘘は思いつかんものか、人間よ」
-
- 409 : 2014/01/04(土) 21:20:22 :
ジャン「お前に負けた後、何もしてなかったわけじゃない。みんなに頼み込んで、猛特訓させてもらっていたのさ」
ジャン「いや、特訓と言えば聞こえはいいが、実際はみんなからの集団リンチだな。いやぁ、殺されるかと思ったぜ」ハハハ
ジャン「コニーに至っては『日ごろの恨み!』なんて言い出しやがるからな。あいつ、後でぶっ殺す!」
ジャン「だが、そのリンチによって、俺は新たな力に目覚めることができた。今からそれを見せてやるよ!」
ジャン「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
ギガンバザーミー「何をする気だ…!?」
キュイィィィィンッ!!
ジャン「…ふぅ」シュゥゥゥゥゥ…
ギガンバザーミー「何だ、体色が少々鮮やかになった程度ではないか。それが一体どうしたというのだ?」
-
- 410 : 2014/01/04(土) 21:24:17 :
ギガンバザーミー「どうせ貴様の敗北は揺るがん!『ギガンファイヤー』!!」ボオォォォォッ!!!
ジャン「ふっ!」ダッ!
ギガンバザーミー「まだ上空へ!?小賢しいっ!!」
ジャン「誰が飛んだなんて言った?」スタッ…
ギガンバザーミー「後ろか!?いつの間に…」
ジャン「ふっ!!」ブンッ!
ギガンバザーミー「ぐああっ!!」ドゴッ!
ジャン「さっきのはただのジャンプだよ。この姿になれば、身体能力が大幅に強化される」
ジャン「さらに、強化重力低減装置によって、飛行無しでもある程度自在に空中で行動ができるんだ」
ギガンバザーミー「チッ…!だからどうしたというのだ!その程度で、この俺が倒せるとでも!!」
ジャン「思うさ。この力は、皆と共に得た力。皆からもらった力だ!!」
ジャン「その力があれば、どんな奴にだって負けはしない!!行くぜっ!!」ダッ!!
ギガンバザーミー「跳んだ!!何という高さだ…!!」
-
- 411 : 2014/01/04(土) 21:28:12 :
ジャン「オラオラオラっ!!この動きについてこれるか!?」ヒュンヒュンヒュンッ…
ギガンバザーミー「速いっ!!動きが捉えられんっ…!!」
ジャン「…今だ!喰らえっ!!」
ジャン「『大反転スカイキック』!!!!!!」ヒュオッ!!
ギガンバザーミー「し…しまったあぁぁぁっ!!!」
ドゴオォッ!!!!!!!
ギガンバザーミー「があぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!!!
ジャン「…終わったぜ」スタッ…
ジャン(思ったより手こずっちまったが、皆と一緒に得た力は本物だったな…)
ジャン「さて、ミカサは、と…」
ジャン「…何だよ、ありゃ!?」
-
- 413 : 2014/01/04(土) 21:32:15 :
-
~ガライ・ドラゴス VS ライナー・ベルトルト~
ドラゴス「…」ギュウゥゥゥゥッ…
ライナー「がぁっ…あぁぁ!!」メキメキッ!
ベルトルト「ライナーっ!今助けるっ!!」
ドゴッ!!
ドラゴス「…っ!」パッ
ライナー「…はぁっ、助かった、ベルトルト!」
ベルトルト「相変わらず、恐ろしい強さだ…。少しでも気を抜いたら、確実に殺されてしまう」
ガライ「口だけで言っても、危機感が感じられんぞ?背中がガラ空きだ!!」
ズバッ!!!
ベルトルト「うわあっ!!」
ライナー「ベルトルトっ!!」
ガライ「チッ、少々甘かったか。思ったより、なかなかしぶといようだ。どうしたものか…」
-
- 414 : 2014/01/04(土) 21:36:37 :
ライナー「ベルトルト、大丈夫か!?」
ベルトルト「うん、何とか…。それにしても、このままじゃ…!」
ライナー「じわじわと痛めつけられ、最終的には殺されるだろう。何としても、それだけは避けないとな!」
ガライ「このまま我らの手で下すのも悪くない。だが、ここまで貴様らに相手をしてもらったのだ、敬意を表さねばな」
ガライ「我々の真の力を見せてやろう。もっとも、その瞬間、貴様らの死が決定することも意味するがな」
ライナー「冗談じゃねぇ、まだ上があるっていうのか…!」
ベルトルト「さすがにこれ以上は厳しいね…」
ガライ「ドラゴス!我の体を吸収せよ!そして、その力を融合させるのだ!!」
ドラゴス「…」コクン…
-
- 415 : 2014/01/04(土) 21:39:57 :
ドラゴス「…」ガッ!
ガライ「ふふふ…。恐れ慄くがいい、圧倒的な力の前に跪け!!!」
ゴオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!
ライナー「奴らが…」
ベルトルト「合体していく…」
???「ふふふ…、見よ、この姿を…」シュゥゥゥゥゥ…
ライナー「何だありゃ!?ドラゴスの体が赤くなりやがった!」
ベルトルト「それだけじゃない。ガライの知性と、剣術・格闘術も引き継いでいるみたいだ…」
ガラゴス「我の名はガラゴス。さぁ、貴様らの命を渡してもらおうか…!」
ライナー「…おいおい、いよいよヤバくなってきやがった…!」
ベルトルト「死ぬ気で……いや、死んでも止めないとね!」
-
- 416 : 2014/01/04(土) 21:42:20 :
ガラゴス「…おや、『奴』も動き出したか」
ライナー「『奴』だと…?」
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!
ライ&ベル「!?」
???「グオォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!」
ベルトルト「何だあれは!?とてつもない大きさだ!!」
ライナー「壁くらいはあるんじゃないのか、あの大きさは…」
ガラゴス「奴の名はサタンダーク。ネオ・ショッカー最大にして、最強のロボットだ」
ライナー「ベルトルト!」
ベルトルト「!?」
ライナー「お前は、あのデカブツをやれ!こっちは俺一人で何とかする!」
ベルトルト「無茶だ!二人がかりでも勝てるかどうかわからないのに、ライナー一人に任せられるわけがないっ!!」
ライナー「だが、あのデカブツをどうにかできる可能性があるのも、お前しかいないんだ!!」
ライナー「そんなに俺が心配だったら、さっさとあいつを片付けて加勢に入ってくれ!それがお前の役割だ!」
ベルトルト「ライナー…」
ライナー「行けっ!!すべてはお前にかかっている!!」
ベルトルト「…分かった!どうか、気を付けてっ!!」ダッ!
-
- 417 : 2014/01/04(土) 21:46:20 :
ガラゴス「ほう、一人を向かわせたか。だが、あの超絶的な力の前では、人間一人では無力も同然」
ライナー「無力かどうかは、結果を見て判断しろ。俺はベルトルトを信じている!」
ガラゴス「…よかろう。その結果とやらを、その目で確かめられるといいな、ライダーよ!」
ライナー「俺の名はライナーだ。あまりその名で呼ばれるのは好きじゃない」
ガラゴス「ならばライナーよ。貴様の覚悟を、我に見せて見ろっ!!」ダッ!
ライナー「望むところだっ!!」ダッ!
ガシッ!!
ガラゴス「ぬ…」グググ…
ライナー「ぐ…」グググ…
ライナー(このまま力比べをしていても、ジリ貧になるのは目に見えている。どうにか、突破口を…!)
-
- 418 : 2014/01/04(土) 21:50:27 :
ガラゴス「この距離ならかわせまい……喰らえっ!」ビュンッ!
ライナー(なっ!?剣が鞭のように…!?)
ライナー「ぐああっ!!!」バシンッ!!
ガラゴス「ふんっ!!」ブオンッ!
ライナー「今度は尻尾か!?」ヒュッ
ガラゴス「まだまだ。はあっ!!」ドオォッ!
ライナー「腕が分離した!?」ヒュッ
ガラゴス「よくかわしたな。だが、これはどうだ?『マリキュレーザー』!!」ビィィィィィィィィッ!!
ライナー「光線だと!?危ねぇっ!!」バッ!
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!
ライナー「…冗談じゃねぇ、あんなのまともに喰らったら、ケシ炭になっちまう!」
-
- 419 : 2014/01/04(土) 21:54:35 :
ガラゴス「しぶといな。さっさとくたばったほうが楽になるのではないか?」
ライナー「そうはいかないんでね。俺のために、仲間のために…」
ライナー「…人類のために!!」ゴオォォォォォッ!!
ガラゴス「何だ…!?奴の体から、大きな力を感じる…!?」
ライナー「何だ、力がみなぎって来たぞ…?」
ライナー(これがアルミンの言っていた、大いなる大自然の力なのか…?)
ガラゴス「それが貴様の眠っていた力か?だが、そんなものは、俺の力の前には無に等しい」
ガラゴス「これで終わりにしてやろう。せめて、苦しまぬように一瞬で葬ってくれる!」
ライナー「来やがれ!俺だって、お前みたいなやつに負けるわけにはいかねぇんだ!!」バッ!
-
- 420 : 2014/01/04(土) 21:58:18 :
ライナー「『ZO』…」
ガラゴス「『ガライソード』…」スッ…
ライナー「…『キック』!!!!!」ブオッ!
ガラゴス「…『スラッシュ』!!!!!」ビュッ!
ガシィィィィィィンッ!!!!!!
ライナー「ぐ…ぬぅ…!」グググ…
ガラゴス「ぬ…おぉ…!」グググ…
ライナー(く…駄目か…!?)
ライ&ガラ「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
ライ&ガラ「」ドサッ!
-
- 421 : 2014/01/04(土) 22:02:13 :
ライナー「くっ…俺にはもう、立ち上がる力は…」
ガラゴス「」スクッ…
ライナー「くっ…!」グググ…
ガラゴス「…見事…」フラッ…
ガラゴス「」バタッ…
ライナー「…やったのか?」
ガラゴス「」
ライナー「…まぁ、どういう状態であれ、勝ちは勝ちだ。形にこだわっていられんからな」
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!
ライナー「おっと、あのデカブツが暴れ出すようだ。頼んだぞ、ベルトルト」
-
- 422 : 2014/01/04(土) 22:06:37 :
~サタンダーク VS ベルトルト~
サタンダーク「う…おぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!」
ベルトルト「何て大きさだ。こんな奴に、僕なんかが対抗できるのか…!?」
ベルトルト(それとも、アルミンの言っていた、とっておきの能力。それがあれば、こいつを倒せるのか!?)
サタンダーク「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」ブオンッ!
ベルトルト「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」バッ!!
ドゴォォォォォォォォォォォンッ!!!!
ベルトルト「あんなパンチを受けたら、ペシャンコになってしまう!」
サタンダーク「まだまだ行くぞ!ふはははははははっ!!!!!」
ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴッ!!!!!!!!
ベルトルト「ぐ…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
ベルトルト(このままではっ…!)
パラパラ…
ベルトルト「」
-
- 423 : 2014/01/04(土) 22:10:19 :
サタンダーク「口ほどにもない奴よ。どれ、とどめをさしてやろう…」
ベルトルト(…マズい、身体の自由が効かない。直撃は何とか免れたけど、それでもダメージは深刻だ)
ベルトルト(このまま、奴の拳に叩き潰されてしまうのか…?故郷に帰る目的も果たせずに…)
ベルトルト(そもそも、こいつらが暴れて人類が滅んでくれるなら、それはそれでいいのかもしれない。僕が手を汚す必要もなくなる…)
ベルトルト(でも…)
サタンダーク「消えろおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!」
パチンッ!!!
サタンダーク「!?」
ベルトルト「」グググ…
サタンダーク「馬鹿な!?片手で受け止めただと!?」
ベルトルト(…やっぱり、そんな理由で目を背けるわけにはいかないよね。都合よくこいつらに押し付けることはしたくない)
ベルトルト(5年前のあの日から、もう後戻りはできないんだ。それならば…)
ベルトルト「…僕が、責任を持って、人類を潰す!!!」
-
- 424 : 2014/01/04(土) 22:14:30 :
サタンダーク「今なんと言った?貴様が人類を…」
カッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!
サタンダーク「!?」
ベルトルト「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!」
サタンダーク「何だ!?奴の体が、急激に…!?」
ベルトルト「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!」
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!
サタンダーク「巨大化しただと!?」
ベルトルト「ふっ!!」ガシッ!
サタンダーク「やめろ、離せっ!!」
ベルトルト「悪いけど、このまま君には…!」
-
- 425 : 2014/01/04(土) 22:18:15 :
ハンジ「おーい、ベルトルトー!!」ピョンピョンッ
ベルトルト「分隊長!?危険です、そこから離れてください!!」
ハンジ「お願いがあるんだ!!私を、そいつの口の中に放り込んでほしい!!」
ベルトルト「口の中に!?何を言ってるんですか、そんなことをしたら!!」
ハンジ「大丈夫、私に考えがあるんだ!うまくいけば、そのデカブツを、ノロイ共々やっつけられるかもしれない!!」
ベルトルト「あの科学者と!?よく分かりませんが、分隊長がそういうのなら…」
ハンジ「ありがとう」ヒュパッ!
ベルトルト「立体機動装置を勝手に刺さないでくださいよ…」
ハンジ「細かいことは気にしないの。さぁ、奴の口を!」
ベルトルト「はいっ!」ガッ!
サタンダーク「あがががが…」モガモガ
ハンジ「それじゃ、私が出てくるまで、どうにかこいつを抑えつけといてね」
ベルトルト「努力はしますが、確実ではありません。どうか、お気をつけて」
ハンジ「はいよ。行ってきまーす…」ヒュパッ
ベルトルト「…」
サタンダーク「貴様…!」
ベルトルト「君にはおとなしくしていてもらうよ。ヘタに暴れない方が身のためだと思う…」
-
- 426 : 2014/01/04(土) 22:22:09 :
~サタンダーク体内~
ハンジ「うん、思った通り。奴は、ノロイの手で作られた巨大なロボットだったんだね」
ハンジ「普通に考えれば、どこかに操縦するための装置があるはずだけど…」
ノロイ「…ご名答。君はやはり私と同じで、頭がキレるようだね」
ハンジ「…現れたね、ノロイ。アジト内で突然姿を消したと思ったら、今度は巨大ロボットが出現した。無関係だとは思わなかったよ」
ノロイ「こいつは、私の意思で動いているんだ。すごいでしょ?」
ハンジ「こんなもの、私には作れる気がしないね。いや…」
ハンジ「…作ろうとも思わないね。こんな、人類にとっての害悪ロボットは」
ノロイ「やはり君とは分かり合えないか。残念で仕方がないよ、ハンジ…」
ハンジ「私の名を気安く呼ぶな!今から、お前と決着をつけてやる!」
-
- 427 : 2014/01/04(土) 22:26:10 :
ノロイ「…できるかな?生身の人間である君に…?」
ノロイ「…はあっ!!!」
シュゥゥゥゥゥ…
ハンジ「なっ…!?こいつも変身を…!?」
ノロイ「…ふふふ、自分の体を改造するのはホネだったよ。おかげで、他の怪人よりは少々力が劣るけどね」
ノロイ「だが、君程度の奴を葬るくらいワケないさ。さぁ、覚悟はいいかい…?」
ハンジ「…ふっふっふ」
ノロイ「…何が可笑しい?」
ハンジ「私だって、お前とやり合うのに何も準備してなかったワケじゃないさ。こういう事態もあるだろうと踏んでいたしね」
ノロイ「準備だって?君は一体何を…!?」
-
- 428 : 2014/01/04(土) 22:30:25 :
ハンジ「これが、私の力さ!!」バッ!
ハンジ「変身っ!!!」
キュイィィィィンッ!!
ノロイ「まさか、君も…!?」
シュゥゥゥゥゥ…
ハンジ「…ふっふっふ、聞いて驚け、見て驚け、この姿は…」
ハンジ「壁内一の、『はんはんじい』様だあっ!!!!」テローンッ
ノロイ「」ウワァ…
ハンジ「あれ、何、そのリアクション…?」
ノロイ「君、遊びに来たの?なんだい、その手作り感満載の鎧は…?」
ハンジ「皆の分生み出すのに時間とかかかったから、私の分までちゃんと手が回らなかったんだよ!」
-
- 429 : 2014/01/04(土) 22:39:13 :
ノロイ「…悪いけど、遊びに付き合ってるヒマはないんだ。さっさと消えてもらうよ」ダッ!
ハンジ「…来な!」
ノロイ「…はあっ!!」ブンッ!
ゴーンッ!
ノロイ「…」ビリビリビリ…
ハンジ「…うわぁ」
ノロイ「…君の鎧が予想以上に固くて、拳がジンジン痛むとか、そういうのは決してないからね?」グスン
ハンジ(予想以上に固くて、拳がジンジン痛むんだね…)ホロリ
-
- 430 : 2014/01/04(土) 22:43:08 :
ハンジ「今度はこっちから行くよ!『はんはんタックル』!!」ダッ!
ノロイ「ふん、そんな攻撃、この私に効くはずが…」
ドゴオッ!!
ノロイ「ぐあっ…!!」ドサッ!
ハンジ「見た目に騙されちゃだめだよ?これでも、それなりの戦闘力はあるんだからね!」
ノロイ「くっ…!」
ハンジ「お前は、やってはいけないことをした。身勝手な理想をぶち上げ、すべての人類を滅亡の危機にさらした」
ハンジ「だが、そんなことはどうでもいい。私が言いたいのは、そんなちっぽけなことじゃない」
ノロイ「ちっぽけだと?壁内人類の命がちっぽけだと言えるほど、何か大きな過ちを犯したというのかい?」
ハンジ「ああ。それだけはやってはいけなかった。万死に値するよ…」ゴオォッ!
ノロイ「…っ!」ゾクッ…
-
- 431 : 2014/01/04(土) 22:47:43 :
ハンジ「…消えろ。『はんはん壁内一ブレイク』!!!!!!!!」ゴッ!!!
ノロイ「や……」
ノロイ「やめろおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!」
ドッゴオォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!
ノロイ「ぐ…はあっ…!」バタッ…
ハンジ「…」スタスタ
ノロイ「はぁ、はぁ…」
ハンジ「…言い残すことはあるかい?」
ノロイ「私を倒しても、まだ終わらない。君たちに待っているのは、絶望だけだよ…」
ハンジ「つまらない一言だった。さようなら…」
ザシュッ…!
ノロイ「」シーン…
ハンジ「君が犯した最大の過ち、それは…」
ハンジ「…この私を利用し、コケにしてくれたこと。来世では、身の振り方に気を付けることだね」
-
- 432 : 2014/01/04(土) 22:52:20 :
~外・サタンダーク VS ベルトルト~
ベルトルト「ぐ…う…」グググ…
サタンダーク「いつまで抑えつけているつもりだ!?さっさと離せ…」ガクンッ!
サタンダーク「な…が…」グラ
ベルトルト「何だ…?急に動きが鈍くなった…?」
ハンジ「やっほー、お待たせ。こっちは終わったよ」ピョンッ
ベルトルト「分隊長、ご無事で。もういいのですか?」
ハンジ「うん。後はこの巨大な木偶の坊を、ちゃちゃっとやっつけちゃって。私を下に降ろしてからね?」
ベルトルト「そうと決まれば…」スッ…
ハンジ「よっと。ありがと」ピョンッ
-
- 433 : 2014/01/04(土) 22:56:09 :
ベルトルト「分隊長はなるべく離れていてください…」
ハンジ「え?ちょっ、何をする気…?」
ベルトルト「…はっ!!」バッ!
ハンジ「ちょっ!!その巨体で跳び上がるの!?ヤバい!!この距離はヤバいって!!」ダダダダッ!
ベルトルト「行くぞ…!」
サタンダーク「ご…ごぉ……」フラフラ
ベルトルト「…『ジャンボライダーキック』!!!!!」ゴオォッ!!!
ハンジ「だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!」ダダダダダダッ!!
ドッゴオォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!!!
サタンダーク「おぉぉ……」グラッ…
ドスウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!!!!
ハンジ「ひぃぃぃぃっ!!!大地震だあぁぁぁっ!!!!!」ドテッ!
-
- 434 : 2014/01/04(土) 23:00:15 :
ベルトルト「よっと」スタッ!
ハンジ「あれ?元に戻ってる…」
ベルトルト「今のキックで、力を使い果たしたようです。奴ももう、動きを止めたようですし」
サタンダーク「」シーン…
ハンジ「ならよかった。あの巨体で爆発されたら、さすがに大惨事だからねぇ…」ハハハ…
ベルトルト「まったくですね…」
ハンジ「さて、他のみんなはどうしてるかな?V3はアジト内で戦ってたから置いてきちゃったけど…」
ベルトルト「そうなんですk…」ゾクッ!
ベルトルト「!?」
ハンジ「どうしたの…?」
ベルトルト(何だ、今の殺気は!?普通じゃないぞ…!?)
ハンジ「一体どうしたって…」チラッ…
ハンジ「…あれは!?」
-
- 436 : 2014/01/05(日) 20:32:44 :
~アジト内・??? VS V3~
V3「まさか、ここでもう一度貴様に会えるとはな…」
アーマー「…まったくだ。俺は一度死んだ身、それを、大首領のご慈悲でこうして蘇らせてもらったんだからな」
アーマー「以前とは比べ物にならない、パワーアップした我の姿を見よ!!」
V3「パワーアップだと!?」
アーマー「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!」ゴオォッ!!!!
V3「奴の体が…!?」
シュゥゥゥゥゥ…
ガリザーナ「俺の名はガリザーナ。この姿になったからには、貴様に残された道は、『死』のみ!」
V3「面白い、やってみろ、ガリザーナ!!」
-
- 437 : 2014/01/05(日) 20:37:23 :
ガリザーナ「喰らえ、『フレアバブル』!!!」ブクブクブク…
V3「何だ?ただの泡ではないか…」
バアァァンッ!!バアァァンッ!!
V3「ぐっ!これは…!」
ガリザーナ「ふはははっ、発火性の泡だ!!貴様はすでに、炎に囲まれている!!」
ボオォォォォォォォォォォォォォォォッ!!
V3「くっ…!凄まじい熱だ…!」
ガリザーナ「いくらライダーとはいえ、これだけの高熱火炎の中では、長くは持つまい!」
-
- 438 : 2014/01/05(日) 20:42:31 :
ガリザーナ「まだまだ行くぞ!!『フライングシザー』!!!」ビュッ!!
ハサミ「」ヒュンヒュンヒュンッ…
V3「巨大バサミかっ!!」
ガリザーナ「炎に囲まれていては、回避もろくにできまい!!くたばれっ!!」
ドゴオッ!!
V3「ぐ…あっ!!」
ガリザーナ「まだまだ!!どんどん行けっ!!」
ドゴオッ!!
V3「があっ…!」
ドゴオォッ!!
V3「く…ぅ…!!」
ガリザーナ「どれだけ貴様が強かろうが、所詮俺の敵ではなかったという事だ!思い知れ!!」
V3「このままでは…!何か、手を打たなければ…!」
V3(それとも、やはりあの手を使うしかないのか…!)
-
- 439 : 2014/01/05(日) 20:47:22 :
ガリザーナ「今更何をしようと無駄なことだ!!観念するのだな!!」
ガリザーナ「とどめだ!!『シザリガンファイヤー』!!!!!」
ボオォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!
V3「ちっ!!こうなったらやむを得ん…!」
ガリザーナ「何をしても無駄だぁっ!!!」
V3「『ライダー』…」バッ…!
V3「『ダブルタイフーン』!!!!!!!」
ギュイィィィィィィィィィンッ!!!
ガリザーナ「なっ…!?」
V3「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!」ゴオォォォォォォォォッ!!!
ガリザーナ「何だ…!?奴の周りの炎が、吸収されていく…!?」
V3「俺のダブルタイフーンは、熱や風のエネルギーを一時的に体内に吸収できる!!」
シュゥゥゥゥゥ…
ガリザーナ「何という事だ、俺の炎が全部吸収されてしまっただと!?」
-
- 440 : 2014/01/05(日) 20:52:08 :
V3「そして…」
ギュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!!
V3「『ライダー』…」
ガリザーナ「奴の体が、赤く燃え上がっているだと…!?」
V3「『逆ダブルタイフーン』!!!!!!」
ガリザーナ「凄まじいエネルギーだ…!このままでは…」
V3(逆ダブルタイフーンを発動させることで、吸収したエネルギーをそのまま戦う力へと変換できる!!!)
-
- 441 : 2014/01/05(日) 20:57:14 :
V3「『V3』…」ダッ!
V3「『獄炎パンチ』!!!」ボオォッ!!!
ガリザーナ「があっ!!熱いぃっ!!」ドゴッ!!
V3「『V3』…」
V3「『炎熱マッハキック』!!!」ドオォッ!!
ガリザーナ「やめろ…やめてくれっ!!」ドサッ!
V3「終わりにしてやる…」
V3「はあっ!!!」バッ!
ガリザーナ「おのれ……おのれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」
-
- 442 : 2014/01/05(日) 21:04:35 :
V3「『V3』…」
V3「『フル回転キック』!!!!!!!!!」ゴオォッ!!
ドッゴオォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!!!
ガリザーナ「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
ドサッ…!
V3「…ふぅ」スタッ
ガリザーナ「おのれ……まだ…まだ…」フラフラ…
V3「むぅ…しぶといな…」
V3(逆ダブルタイフーンを使った後は、エネルギー不足で変身を維持できない。このままでは、少々マズいか…?)
カシャン……カシャン……
V3「…何の音だ?」
-
- 443 : 2014/01/05(日) 21:09:13 :
ガリザーナ「き……貴様はっ!!」
世紀王「…」カシャン…
ガリザーナ「何故ここに!?完全復活までは、まだ時間がかかるはずでは!?」
世紀王「なんてザマだ、アーマー元帥。せっかく、蘇らせてもらったってのに…」
ガリザーナ「貴様に何が分かる!?」
世紀王「分からん。お前が弱いという事以外はな」
ガリザーナ「言うな!!ずいぶんと今日は饒舌だな!!調子に乗るなよ!!」
世紀王「馬鹿言え。俺は元々よく喋る。そして…」
世紀王「…弱者はもういらん。消えろ」スッ…
ガリザーナ「ば…!やめろ、冗談はよせっ!!」
-
- 444 : 2014/01/05(日) 21:14:16 :
世紀王「残念だが、冗談じゃない。あの世で会おう…」
ズバアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!
ガリザーナ「」ドシャッ…
V3「なっ…!」
世紀王「ライダーもいたのか。一緒に消してやろう…」
V3「どうすれば…」スゥゥ…
V3「!?」
V3(しまった、変身を維持できなくなったか!!)
世紀王「エネルギー切れか?敵陣の中では、計算して使うべきだったな…」
V3「貴様、いったい何者だ!?なぜ、ショッカーの手先などに!?」
世紀王「…いいだろう。死にゆくお前に教えてやる」
シャドームーン「俺の名は世紀王シャドームーン。常に最強を追い求める存在だ」
V3「シャドームーン…」
シャドームーン「…消えろ」
ズバッ……
-
- 445 : 2014/01/05(日) 21:19:12 :
~改造兵士レベル3ギーチ VS エレン~
ギーチ「グオォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!」ガアッ!!!
エレン「こいつ!!!」ガシッ!!
エレン(理性が吹っ飛んでるのか!!人間らしさはどこにも残ってない!!)
ギーチ「ウゥ…ウアァァァッ!!!!」ザシュッ!!
エレン「ぐっ…」
ギーチ「ウガァァァァァァァァァァッ!!!!!」ザシュザシュザシュッ!!!
エレン「うあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」ズザザザッ!!!
ギーチ「ウオォォォォォォォォォォッ!!!!!」
エレン「く…そっ!」
エレン(なんて奴だ…!第三の眼が覚醒した俺のほうが能力的には上のはずなのに、まるで歯が立たない!)
-
- 446 : 2014/01/05(日) 21:24:12 :
エレン(基礎能力的な問題か?ほとんど暴走に近いこいつを、どうやったら止められる…!?)
???(無駄だ。俺はお前より後に作られた改造兵士。当然、お前よりも高等な技術を持って作られた)
エレン「!?」
エレン(誰だ!?どこから話しかけているんだ!?)
???(誰か、だと?目の前にいるだろうが…)
エレン(目の前…)
ギーチ「…」
エレン(…お前か!!)
ギーチ(その通り。同じ改造兵士である俺とお前は、こうして脳内を介して意思を通わせることができる)
ギーチ(俺は、表向きは理性のぶっ飛んだバケモノだが、中身はこうしてちゃんと意識がはっきりしてるんだよ)
-
- 447 : 2014/01/05(日) 21:29:13 :
エレン(お前も元々は人間だったんだろ!?どうして、あんな連中に手を貸すんだ!?)
ギーチ(どうしてだと?簡単だ。自分の力を思う存分振り回して、破壊の限りを尽くしたい)
ギーチ(人だろうが街だろうが関係ない。俺は、自分の気が済むまでとことん暴れたいのさ!!)
エレン(…典型的な悪人の思考だな。分かりやすくて助かるよ…)
ギーチ(分かってもらえて何よりだ。当然、今から俺がお前を殺すのにも、これ以上の説明はいらねぇよな?)
エレン(…やれるもんなら、やってみろ!!)
ギーチ(…行くぜっ!!)
ギーチ「ウガァァァァァァァァァァッ!!!!!!」ダッ!!
-
- 448 : 2014/01/05(日) 21:34:21 :
エレン「『スパインカッター』!!」ビュンッ!!
ギーチ「」ヒョイッ
エレン「速いっ…!」
ギーチ(『スパインカッター』…)
ギーチ「グオォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!」ビュンッ!!
エレン「うあっ…!!」ザクッ!
ギーチ(まだまだ行くぜ!『ブレイクトゥーサー』!!)
ギーチ「」ガブッ!!
エレン「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」ググッ…
ギーチ「」ガジガジ
ギーチ(ほら、どうした?このままじゃ、お前の右脚を食いちぎっちまうぜ?)
-
- 449 : 2014/01/05(日) 21:39:09 :
エレン「ぐ…あぁっ…!!」ゲシゲシッ!
ギーチ(そんなヘナチョコキックが効くかよ。抵抗するなら、もっとちゃんと抵抗しな!)
ギーチ「」ブチィッ!!
エレン「があぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」バタッ!
ギーチ「」ペッ
ギーチ(チッ!野郎の体はマズくて仕方ねぇな。若ぇ女の体なら、肉付きも良くて絶品なんだが。例えば…)
ギーチ(…向こうの黒髪の姉ちゃんとかな)チラッ
エレン「やめろ!ミカサには手を出すな!!」
ギーチ(ほう、ミカサって言うのか。あんな上玉、お前らに預けておくには勿体ねぇな。俺がもらってやるよ…)
-
- 450 : 2014/01/05(日) 21:44:07 :
エレン「待て!やめr…」ズキッ!
エレン「…っ!」
エレン(とっとと再生しろよ、俺の体!!早くミカサを助けに行かねぇと!!)
ギーチ(…待ってほしいのか?)
エレン(ミカサのところには行かせねぇ!!行くなら、俺を倒してからにしやがれっ!!)
ギーチ(ほう、そいつは分かりやすくていいな。それじゃ、お望み通り…)
ギーチ「」ザクッ!!
エレン「ぐ…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」バタバタ
ギーチ(どてっ腹に風穴開いた状態で、そんだけ喚けりゃ上出来だ。さぁ、絶望を抱いて死ね…)
-
- 451 : 2014/01/05(日) 21:49:16 :
ギーチ「」ブルルッ!
エレン(マズい、この技は…!!)
ギーチ(『ハイバイブ・ネイルクラッシュ』…)
ギーチ「」ブルルルルルッ!!!!!
ズッバァァァァァァッ!!!!!
エレン「う…あっ…」
ドサッ…
ギーチ(…口だけは一人前だったが、所詮この程度。お勉強が足りなかったな、少年君)
ギーチ(さて、ミカサちゃんをいただきに行ってくるか。暗黒大使の野郎、独り占めは許さねぇぜ!)
ギーチ「」ダッ!
-
- 452 : 2014/01/05(日) 21:54:25 :
エレン「…」
エレン(おかしいな、身体が動かねぇ。再生もうまく機能してないみたいだしよ…)
エレン(このまま、死ぬのか…?せっかく力を得たのに…。みんなを守れる力を手に入れたのに…)
エレン(結局、俺には何もできないんだな…。母さんを失った日から、何も変わっちゃいなかった…)
エレン(あれだけの決意を持って、あれほどの思いをして、それでも俺は、あの日のままだったってことか…)
エレン「…」
エレン(…いや!違う!!)
エレン(もう俺は、あの時とは違うんだ!!こんなところで、死んでいられないっ!!)
エレン(後のことを考えるな!!今は、目先の問題だけを考えろ!!ミカサを…)
エレン「…ミカサを守ることだけ考えろ!!!!!!」
-
- 453 : 2014/01/05(日) 22:00:43 :
ギーチ「…?」クルッ
ギーチ(何だ…?今、奴の声が…!?)
エレン「」ヒュッ…
ギーチ「ガ…!?」
ギーチ(こいつ、いつの間に俺の背後に!?)
エレン「…」ヒュッ!
ズバアァァァァァァァッ!!!
ギーチ「グオォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!」
ギーチ(何…!?速すぎて見えなかった…!今俺は、爪で引き裂かれたのか!?)
エレン「もう、俺の目の前で、好き勝手出来ると思うなよ…」ゴオォッ!!
-
- 454 : 2014/01/05(日) 22:12:12 :
ギーチ「グ…」
ギーチ(何だよ、こいつのオーラは!?さっきまでとは別人じゃねぇか!!)
ギーチ(もしかして、この状態が、ノロイの奴が言ってた、限界を超えた改造兵士…)
ギーチ(レベr…)ビュッ!!
ズバアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!
ギーチ「」ドサッ…
エレン「…終わったか。どうにか止めることができた…」
エレン「…っ!」ガクンッ!
エレン(クソ…!スゲー疲労感だ…!さっきの俺は、いったいどうなっていたんだ!?)
エレン(…いや、どうでもいい。ミカサを守れた、それだけで十分だ)
エレン(少し休んだら、皆のところに加勢に行こう。あいつらなら、きっと大丈夫だろうけど…)
カシャン…カシャン…
エレン「!?」ゾクッ!
エレン(何だ、この足音は!?それにこの殺気!!普通じゃないぞ!!)
エレン(早く行かないと!!あいつらが危ない…!!)
-
- 456 : 2014/01/19(日) 10:43:29 :
~暗黒大使 VS ミカサ~
暗黒大使「…どうやら、あちらこちらで我らの仲間が倒されているようだ」
ミカサ「そうみたい。そして、あなたもここで仲間と同じように散ることになる」
暗黒大使「勘違いしてもらっては困るな。私とあいつらが、同格だとでも思うのか?」
ミカサ「それは、こちらも同じことが言える。あのメンバーの中では、私が一番強い」
暗黒大使「それは頼もしいな。是非、見せてもらおうか…」
暗黒大使「…はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!」
ミカサ「姿が変わっていく!?こいつも変身を…!?」
-
- 457 : 2014/01/19(日) 10:49:12 :
暗黒大使「はあぁぁぁ……」ズバッ!!
暗黒大使「…はっ?」
ミカサ「何が…!?斬られた…の?」
カシャン…カシャン…
暗黒大使「き…さ…ま…!!」
ミカサ「この足音は…?」
暗黒大使「…シャドームーンっ!!!」
シャドームーン「もう、お前にも用はない。目障りだ…」
暗黒大使「おのれ…」バタッ…
ミカサ「仲間を斬った…!?あなたは一体!?」
シャドームーン「俺の名は、世紀王シャドームーン。次代の王になる存在…」
-
- 458 : 2014/01/19(日) 10:54:41 :
シャドームーン「目障りな連中は、全員消えてもらう。お前はどうしたい?」
ミカサ「…お前を倒すと言ったら?」
シャドームーン「…しかるべき措置をとらせてもらう」
ミカサ「…それはこちらのセリフっ!!!」バッ!
ミカサ「『マイクロ』…」
V3「待て…!」
ミカサ「V3!?」
シャドームーン「まだ息があったか。しぶとい奴だな」
-
- 459 : 2014/01/19(日) 10:59:47 :
V3「ヘタに手を出してはいけない…!そいつの強さは尋常じゃない…」
ミカサ「しかし、だからと言って野放しにするわけには…!」
V3「じきに、戦いを終えた者達がここに集まるだろう…。皆と協力して、こいつと戦うのだ!」
シャドームーン「何人来ようが関係ない。俺の前では無力も同然だ」
V3「やってみなければ分からない。お前は、皆の力を知らないから、そのようなことが言えるんだ!」
シャドームーン「そこまで言うのなら、楽しみにしておく。みんなの力という奴をな…」
ジャン「でやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
ゴッ!!!!
ジャン「う…らぁぁぁ…!」ググッ!
シャドームーン「…新手か。不意を突いたつもりだろうが、溢れ出る殺気でお前の動きが簡単に読めたぞ」
-
- 460 : 2014/01/19(日) 11:04:34 :
ジャン「ミカサに手ぇ出してねぇだろうな!?すぐにぶっとばしてやるから覚悟しな!!」
シャドームーン「…やれるもんならやってみろ」
ジャン「うらあっ!!」ブンッ!
シャドームーン「甘い。素人の動きだな。それでやられる奴もいるから、呆れたもんだ」ヒョイッ
ジャン「これでも…」
シャドームーン「諄い」ギラッ!
ミカサ「ジャン、離れてっ!!斬られるっ!!」
ジャン「しまっ…」ヒュッ…
シャドームーン「…消えた?」
サシャ「へへーんっ!モグラ流落とし穴ですよ!!ジャンはもらっていきますね~」
ミカサ「サシャっ!!」
-
- 461 : 2014/01/19(日) 11:09:16 :
ジャン「助かった…。お前が掘った穴か、これ?」
サシャ「その通りです。そして、あいつの周りはすでに私の穴だらけ!そこから、何が飛び出すかはお楽しみですよっ!!」
シャドームーン「小賢しいマネを。何が出てこようと、俺には通用しない」
サシャ「それは…」
コニー「…どうかなっ!!」バッ!
ミカサ「コニーっ!!」
シャドームーン「右斜め後方…」ガシッ!
コニー「ぬあっ…!」
ジャン「おい、あっさり捕まりやがったぞ!!」
-
- 462 : 2014/01/19(日) 11:14:16 :
シャドームーン「握りつぶしてやろう…」
コニー「…へへっ」
シャドームーン「何が可笑しい?」
コニー「あんまり俺ばっかりに構ってると、女が嫉妬しちまうぜ…」
シャドームーン「何を…」
アニ「」ヒュッ…
ミカサ「アニっ!?穴の中にいたのはコニーだけじゃないの!?」
シャドームーン「まだいたのk…」ドゴッ!
アニ「…悪いね。あんたは好みじゃないんだ、チェンジで」メリメリ…
シャドームーン「…同感だな。俺も足癖の悪い女は嫌いだ」ビュッ!
アニ「ぐっ…!」ドゴッ!
-
- 463 : 2014/01/19(日) 11:19:12 :
コニー「アニっ!!クソッ!!離せっ!!」バタバタ
シャドームーン「そう言うな。もう少し付き合ってもらうぞ…」メキメキ…
コニー「が…あっ…!」メキメキ…
サシャ「コニーっ!!」
ジャン「おいおい、マズいぞこれ!!誰か早くコニーを!!」
ライナー「コニーを…」
ベルトルト「離せっ!!」
ドッゴォッ!!!
シャドームーン「次から次と…」パッ
コニー「はーっ、助かった…!サンキュ、ライナー、ベルトルト!」
ライナー「礼には及ばん。早く体勢を立て直せ」
ベルトルト「至近距離から、奴に対して一斉に攻撃をかければ…」
ユミル「逆だ!!お前ら全員、そいつから離れろっ!!」
-
- 464 : 2014/01/19(日) 11:24:16 :
ライナー「ユミル!?何をする気だ!?」
クリスタ「いいから言う通りにしてっ!」
ライナー「仰せのままに」ダッ!
ベルトルト「ライナー…」ダッ!
アニ「あまりいい予感はしないね…」ダッ!
コニー「うおおっ!!ちょっと待ってくれっ!!」ダッ!
シャドームーン「女二人、今度は何をするんだ?」
クリスタ「吹き飛べっ!!『電波投げ』!!」ビュッ!
シャドームーン「ほう…」グルンッ!
-
- 465 : 2014/01/19(日) 11:29:08 :
ユミル「特大の一発を喰らいやがれ……」
ユミル「『エレクトロ・サンダー』!!!!!!!!」
ピシャッ!!!
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリッ!!!!!!!!!!
サシャ「どおぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!すごい雷ですっ!!!!!」
ユミル「…どんなモンだい!」
ジャン「こいつはすげぇな…!今のじゃ、さすがの奴も無事じゃ…」
カシャン…
ジャン「…えっ!?」
カシャン…カシャン…
ミカサ「…生きてる!」
シャドームーン「今のは少々効いた。なかなかいいものを持ってるじゃねぇか…」
ユミル「…マジかよ、あれを喰らって立つか、普通!?」
-
- 466 : 2014/01/19(日) 11:45:55 :
シャドームーン「お前から先に消したほうがいいようだ…」スッ…
ユミル「はっ!?一瞬でここまで!?」
クリスタ「ユミル、逃げてっ!!」
シャドームーン「…間に合うわけねぇだろ」ビュッ!
ユミル(ここまでか…!?)
ガキィンッ!!
クリスタ「あっ……」
シャドームーン「…まだいたか」
マルコ「大丈夫か、ユミル…!」グググ…
ユミル「まさかあんたに助けられるとはな…。感謝するぜ!」バッ!
-
- 467 : 2014/01/19(日) 11:50:47 :
ユミル「離れやがれ!『エレクトロ・ファイヤー』!!」ビリビリビリッ!
シャドームーン「ふんっ、命拾いしたな」ヒョイッ
ユミル「チッ…!さすがに簡単には喰らってくれねぇか…」
ジャン「だが…!」
サシャ「こちらは十人!」
コニー「奴は一人!」
アニ「どれだけこいつが強いのかは知らないけど」
ライナー「勝機が全くのゼロというわけでもなさそうだ」
ベルトルト「同感だよ」
クリスタ「皆の力を合わせれば、きっと勝てる!」
マルコ「その通りだ。覚悟しろ!」
V3「すまないな、俺が戦えるようになるまでは、もう少しかかりそうだ…」
ミカサ「みんな…」
シャドームーン「人数面で優位に立てば、勝てると踏んだか?単純な奴らめ…」
-
- 468 : 2014/01/19(日) 11:55:21 :
ジャン「おい、聞いてくれ」
マルコ「何だい、ジャン?」
ジャン「今、最優先にすべきことは、奴の剣を無効化することだ。あの剣を持っている限り、俺達は迂闊に近づけねぇ」
ライナー「同感だな。まともに喰らえば、一発であの世行きだ」
ミカサ「でも、どうやって?簡単にはいかないと思うけど…」
ジャン「そりゃ、そう易々とはいかねぇだろうさ。でも、それをどうにかしない限り、俺達に勝ち目はねぇ」
ベルトルト「冷静に考えよう。今、僕達が使えるフィールドは3つ。地上、地中、そして…」
アニ「…なるほどね、それらをうまく使えば、何とかなるかもね」
コニー「よく分かんねぇけど、よく分かったぜ!」
サシャ「コニーの発言が一番よく分かりません…」
シャドームーン「打ち合わせは終わったか?いつまでも遊びに付き合う気は無い」
ジャン「それじゃみんな、行くぞ!!」
一同「おうっ!!」
-
- 469 : 2014/01/19(日) 12:00:40 :
シャドームーン「さぁ、何を見せてくれるんだ?」
コニー「うおぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」ダッ!
シャドームーン「正面から向ってくるとは。結局、何も作戦は思いつかなかったようだな」
コニー「そうでもないぜっ!」
シャドームーン「…目障りだ」ブンッ!
コニー「おっと!」ヒョイッ!
シャドームーン「むっ…」ブンッ!
コニー「回避に集中すれば、そんな剣は当たらねぇよ!」
シャドームーン「ちょこまかと…。身のこなしだけは一級品だな」
-
- 470 : 2014/01/19(日) 12:05:15 :
コニー(アニ、ユミル、今のうちに頼むぜっ!)チラッ
ユミル「…準備はいいか、アニ!?」
アニ「いつでも来な…」
シャドームーン「何をする気だ?あの雷女は厄介だ、先に始末させてもらう」スッ…
コニー「マズい!」
マルコ「させるかっ!!」
ガキィンッ!!
シャドームーン「…お前も邪魔をするか」
マルコ「『ライドルスティック』…。手出しはさせないよ…」
クリスタ「飛んでけっ!『電波投げ』っ!」ビュッ!
シャドームーン「くっ…」ドサッ!
-
- 471 : 2014/01/19(日) 12:10:18 :
ユミル「いいぞクリスタ!そのまま奴を足止めしとけ!」
ユミル「しっかり受け止めろよ、アニ!『エレクトロ・サンダー』!!!!!!」
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリッ!!!!!!!!
アニ「…『エレキハンド』!」スッ!
アニ「く…ぅ…!」バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリッ!!!!!!!!
アニ「…ふっ!!」シュゥゥゥゥゥ…
シャドームーン「右腕で雷を吸収した?何をする気だ…?」
ユミル「頼むぞアニ!その一撃を、あいつにしっかりぶち当ててやれ!」
アニ「任せときな…!」バチバチ…
-
- 472 : 2014/01/19(日) 12:15:12 :
シャドームーン「その程度の技が、俺に当たるとでも?」
サシャ「当たりますよ!」
シャドームーン「何だと…」ズボッ!
シャドームーン「!?」
サシャ「あなたがコニー達に気を取られている隙に、足元を陥没させました!下半身が埋まっては、身動きも取れないでしょう!!」
ライナー「さらに…」ガシッ!
ベルトルト「」ガシッ!
シャドームーン「お前ら、汚い手を離せ。こんなことをしても、俺を倒すことはできんぞ」
ベルトルト「アレを喰らった後でも、同じことが言えるかな?」
ライナー「アニ!!いつでもいいぞ!!」
-
- 473 : 2014/01/19(日) 12:25:25 :
アニ「巻き込まれるんじゃないよ、あんたら!」
ユミル「私とアニの電撃スピア、とくと味わいやがれっ!!」
アニ&ユミル「『エレクトロ・ラインスピアー』!!!!!」
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリッ!!!!!!!!
シャドームーン「電撃の槍か!?速い…」
シャドームーン「…っ!!」バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリッ!!!!!!!!
ライナー「うおぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」
ベルトルト「近くにいるだけで、これは……効くっ!!」
アニ&ユミル「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!」
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリッ!!!!!!!!
シュゥゥゥゥゥ…
-
- 474 : 2014/01/19(日) 12:31:18 :
シャドームーン「…」バチッ……
ライナー「ぐっ…!どうなった…?」ガクンッ
ベルトルト「僕達ですらこの状態だ、こいつだって無事じゃ…」ドスッ!
ベルトルト「!?」
シャドームーン「…今のは効いた。頭を使ったな、ガキ共」
ベルトルト「…かはっ!」バタッ!
コニー「ベルトルトっ!!」
マルコ「まだ、動けるのか…!?」
シャドームーン「いや、さすがに動き回るまでには少々時間が必要だ。だが、それも、お前たちの寿命が数十秒伸びた程度に過ぎない」
ユミル「動けねぇと分かれば…」
アニ「まだ、こっちにもチャンスはあるね…」
-
- 475 : 2014/01/19(日) 12:35:31 :
クリスタ「ミカサ!ジャン!今だよっ!!」
シャドームーン「!?」ジャラッ
シャドームーン「鎖がサタンサーベルに!?上空からだと!?」
ミカサ「…『マイクロチェーン』」ジャラ
ジャン「元からお前のその剣を奪い取る戦法よ!とっととよこせ!」
シャドームーン「地上で俺の気を引き、上空から剣を奪い取る作戦だったのか。恐れ入ったぞ」
ミカサ「…ふんっ!!」グイッ!
シャドームーン「…無駄だ。お前の力では、俺から剣を奪うのは不可能だ」ググッ!
ミカサ「くっ!すごい力…!」
ジャン「マズい、こっちが引っ張られちまう!このままじゃ、地面と衝突事故だ!!」
ミカサ「だけど、この手を離すわけには…!」グググ…
シャドームーン「ならば、引きずりおろしてやる…」
-
- 476 : 2014/01/19(日) 12:40:14 :
コニー「おい、一旦離せ!」
クリスタ「ミカサとジャンが危ないっ!!」
エレン「あの剣をどうにかすればいいんだな!?」
サシャ「えっ!?」
ライナー「お前…!」
シャドームーン「また新手が…」
ズバアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!
サタンサーベル「」ボキンッ!
エレン「やった!どんなもんだ!」
ジャン「あいつ、剣をぶった斬りやがった!!」
マルコ「すごいよ、エレンっ!!」
シャドームーン「…ほう」
-
- 477 : 2014/01/19(日) 12:45:50 :
エレン「すまねぇみんな、遅くなっちまって!再生に時間がかかってよ!」
ミカサ「無事に戻ってきてくれたのなら、それだけで十分!ありがとう、エレンっ!」
ライナー「盛り上がってるところ済まないが、ベルトルトのことも労わってやってくれ…」
コニー「あ、悪い…」
ベルトルト「僕は大丈夫だよ…」
ユミル「さて、これで敵さんの戦闘力は大幅ダウンだな。一気に決めるぞ!!」
アニ「…ウソでしょ!?」
クリスタ「…そんな!」
サシャ「…どうして、剣は破壊したはずなのにっ!!」
シャドームーン「双剣『シャドーセイバー』…」スッ…
ジャン「今度は二刀流だと…!?」
コニー「せっかく剣を壊したってのに、そりゃねぇよ…」
-
- 478 : 2014/01/19(日) 12:50:45 :
シャドームーン「そろそろ終わりにしよう。ほんの少々、退屈しのぎにはなったな…」スッ…
エレン「やっ……」
エレン「やめろおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!」ダッ!
シャドームーン「『トワイス・シャドー』…」ブンッ!
ズバアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!
一同「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!」
ドサッ……
V3「…何という事だ」
-
- 479 : 2014/01/19(日) 18:34:14 :
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ハンジ「はぁ、はぁっ!」ダダッ!
ハンジ(みんなは大丈夫か?嫌な予感がする…)
V3「…」
ハンジ「V3!よかった、やっと会えた!みんなは!?」
V3「あれを見ろ…」
ハンジ「あれ…?」
エレン「」
ミカサ「」
ライナー「」
ベルトルト「」
ジャン「」
マルコ「」
コニー「」
サシャ「」
アニ「」
クリスタ「」
ユミル「」
ハンジ「…何だよ、これ」
V3「…これが現実だ。奴ら、とんでもないバケモノを生み出したようだ」
-
- 480 : 2014/01/19(日) 18:40:27 :
シャドームーン「まだ生き残りがいたか。まとめてあの世に送ってやるか」
ハンジ「…お前がやったのか?」
シャドームーン「ん?」
ハンジ「…お前がやったのかって聞いてるんだよっ!!」ダッ!
V3「よせハンジ!そいつに近付くなっ!!」
ハンジ「うおぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」
シャドームーン「…目障りだ」
ドゴッ!
ハンジ「…ぐふっ!」
シャドームーン「」ベシャッ!
シャドームーン「…血ィ吐きやがって、汚ねぇな」
ハンジ「!?」
ハンジ(今の声、口調、私はどこかで…!?)
-
- 481 : 2014/01/19(日) 18:46:25 :
V3「どうしたハンジ!早くそいつから離れ…」
ハンジ「…リヴァイ?」
シャドームーン「…ん?」
ハンジ「もしかして、リヴァイなの?ねぇ、そうなんでしょ!?」
シャドームーン「何を言っている?死の恐怖で、頭がおかしくなったか?」
ハンジ「おかしいのはどっちさ!?勝手にいなくなったと思ったら、こんな姿に成り下がって!」
ハンジ「ふざけてないでさっさと帰ってきなよ!リヴァイがいないから、他の人の仕事が増えて大変なんだよ!」
シャドームーン「言っている意味が分からんな。さっさと消えろ…」スッ…
ハンジ「なっ…」
ハンジ「何でそんなこと言うんだよっ!!チビのくせに、かっこつけるなっ!!」
シャドームーン「誰がチビだ、このクソ眼鏡!お前は奇行種のケツでも追っかけてろ!!」
ハンジ「…え?」
-
- 482 : 2014/01/19(日) 18:51:23 :
V3「…今のは何だ、奴の態度は?」
シャドームーン「今一瞬、まったく別の記憶が頭の中に…?」
ハンジ「…やっぱり、リヴァイだった。何でこんなことになってるかは知らないけど、やっぱりリヴァイだった!!」
シャドームーン「リヴァイなど知らん!!出所の分からねぇこの記憶も、じきに消える!!」
シャドームーン「てめぇみてぇな奴はズタズタに削いで、豚のエサにでもしてやる!!」
ハンジ「ところどころリヴァイと口調が似てきた…。どうすれば、元に戻せるんだ…!?」
――――少々手こずっているようだな、シャドームーン…
シャドームーン「…大首領か」
ハンジ「大首領!?この声の主が!?」
-
- 483 : 2014/01/19(日) 18:56:08 :
――――今そちらに、グランザイラスを向かわせた。そいつらを確実に葬ってくれ
シャドームーン「余計なことを…」
ハンジ「まだ怪物が来るって言うのか…!これ以上は…」
V3「おいみんな、目を覚ませ!!倒れている場合ではないぞ!!」
エレン「う…」
ジャン「どうなった…?」
V3「シャドームーンの正体が、どうやらハンジの知り合いらしい。どうにか元に戻せないかと探っているのだが…」
ライナー「分隊長の知り合い!?調査兵団の関係者か?」
V3「リヴァイと言っていた。どのような接点があるかは知らんが…」
アニ「リヴァイって…」
マルコ「人類最強の兵士長じゃないか!!そんな人まで悪の手先に…!?」
ベルトルト「そりゃ、僕らが敵うはずがないね…」
-
- 485 : 2014/01/19(日) 19:01:34 :
シャドームーン「加勢は不要だ。今ここで、俺がこいつらを消してやる…」
ハンジ「そんな!リヴァイ、いい加減目を覚ませよ!!」
シャドームーン「口を閉じろクソ眼鏡!!俺に指図するんじゃねぇっ!!」ブンッ!!
ハンジ「あっ…」
エレン「危ない!!分隊長っ!!」
ガキィンッ!!
シャドームーン「…チッ!」
ハンジ「…あれ?」
エレン「…あの人は!」
アルミン「間に合った。みんなに力を貸してあげてください…」
アルミン「…エルヴィン団長!!」
エルヴィン「また大層な格好だな、リヴァイ。それでも、身長はあまり伸びてないようだが?」
-
- 486 : 2014/01/19(日) 19:07:02 :
シャドームーン「てめぇ…。こんなところまで追いかけてくるとは、団長ってのも相当ヒマらしいな…」
エルヴィン「団長権限で仕事を部下に押し付けてくれば、造作もないことだ」
シャドームーン「…」
ミカサ「アルミン!」
エレン「姿が見えないから心配してたんだ。それより、団長のあれは…」
アルミン「改良型のライダーマンだよ。右腕は、エレンと違って上からかぶせて装備するタイプになってるんだ」
アルミン「団長用に最終調整をかけていたんだけど、さっきようやく完成して、団長に使ってもらったんだ」
エルヴィン「礼を言うぞ、アルミン。部下や訓練兵だけに、人類の命運を託すわけにはいかないからな」
ハンジ「正直、期待はしていなかったんだけど。よくやってくれたよ、アルミン」
ハンジ「これでエルヴィンも、巨人に右腕を食いちぎられるようなことがあっても安心だね♪」
エルヴィン「おいおいやめてくれ、縁起でもない。現実にあり得そうだから笑えないな…」
-
- 487 : 2014/01/19(日) 19:11:34 :
シャドームーン「…ふんっ!」ブンッ!
エルヴィン「おっと!」ガキィンッ!!
シャドームーン「目障りだ、お前は俺が殺してやる…」
エルヴィン「やってみろ。お前に俺は殺せない」
シャドームーン「昔から、そのツラは気に喰わなかった。隙があれば、いつでも殺す準備はしていたんだが?」
エルヴィン「そいつは変だな。俺はいつでも隙だらけだったはずだが?まさか、見逃したというわけでもあるまい」
シャドームーン「…減らず口をっ!!」ブンッ!!
エルヴィン「…」
ハンジ「ちょっ!!防御しないと…」
シャドームーン「」ピタッ…
-
- 488 : 2014/01/19(日) 19:17:02 :
エルヴィン「…どうした?そのまま剣を振るっていれば、俺の首を刎ねれただろう?」
シャドームーン「…」
エルヴィン「…やはりな。もう、お前の意識は完全に戻っているのだろう?」
シャドームーン「…」
エルヴィン「無言は肯定とみなすぞ」
シャドームーン「…」
エルヴィン「リヴァイ、お前がそうして奴らに手を貸しているのは、お前の意思か?」
シャドームーン「…何?」
エルヴィン「その選択は、お前自身が下した、『悔いなき選択』なのかと聞いている」
シャドームーン「俺の…選択…」
-
- 489 : 2014/01/19(日) 19:22:54 :
エルヴィン「お前自身が決めたことなら、俺は何も言わない。ここでお前を、全力で潰すだけだ」
エルヴィン「だが、もしそうでないのなら、今ここで決めろ。俺と奴ら、どっちの下に付くのかを…」
――――惑わされるなシャドームーン。君は何も考えず、私に従っていればいい
エルヴィン「考えろ。そして答えろ。聞かせてくれ。お前の選択を…」
シャドームーン「…おい、大首領」
――――何だ?
シャドームーン「お前の野望は何だ?」
――――言うまでもないだろう。壁外を含めたすべての世界を手中に収め、支配することだ
シャドームーン「…そのために、どんな覚悟を持っている?」
――――覚悟?そんなもの必要ない。すべてを超越する力さえあれば、おのずと世界は我が物になるのだからな
シャドームーン「…そうか」
ハンジ「リヴァイ、何を…?」
-
- 490 : 2014/01/19(日) 19:28:22 :
シャドームーン「次にエルヴィン。お前の野望は何だ?」
エルヴィン「俺の野望は…」
エルヴィン「…壁内人類の未来を切り開くこと。バケモノにも巨人にも屈することなく、夢と希望に満ち溢れた未来を」
シャドームーン「そのために、どんな覚悟を持っている?」
エルヴィン「…俺のすべてを捨て去る覚悟だ!!」
ハンジ「エルヴィン…」
――――何かを捨てねば何も変えられぬ愚かな人間よ!シャドームーン、やはりそいつは無能なクズではないか!
――――お前はこちら側の男だ。我々と一緒に、世界を手にしようではないか!
シャドームーン「…馬鹿言うな。何の覚悟もねぇ奴が、何かを手にできるワケがねぇだろう」
シャドームーン「どうやら、お前は俺が下に付くような器じゃねぇようだ。短い付き合いだったが、お別れだ」
-
- 491 : 2014/01/19(日) 19:34:14 :
――――何を言っている、シャドームーンよ!!
シャドームーン「やはり、俺にはこいつしかいねぇようだな…」
シャドームーン「…エルヴィン」
エルヴィン「君ならそう言ってくれると信じていた、リヴァイ」
――――おのれ、裏切るつもりか、シャドームーン!?
シャドームーン「俺はハナから、お前らの下らん理想郷には興味はない」
――――ぐぬぬ…!許さんぞ、貴様っ!!
グランザイラス「大首領、ここは私にお任せ下さい」ザッ
エルヴィン「新手か!?」
-
- 492 : 2014/01/19(日) 19:40:23 :
ハンジ「こいつは、さっき言っていた…」
――――おお、グランザイラスよ。裏切り者諸共、お前の力で消し去ってやるがいい!!
グランザイラス「仰せのままに…」
エレン「またとんでもない奴が来ちまったな…」
ライナー「マズいぞ…。今の俺達じゃ、まともに戦える奴がいない」
ベルトルト「みんな、さっきのダメージが抜けきっていない…」
アニ「…っ!」
ハンジ「ここは私が…」
エルヴィン「待て、ここは俺がやる。そのために来たのだからな」
ハンジ「エルヴィン…」
-
- 493 : 2014/01/19(日) 19:46:20 :
エルヴィン「当然、お前も手を貸してくれるよな…」
エルヴィン「…リヴァイ?」
シャドームーン「いい加減、この姿も鬱陶しいな。こんなモンで俺を縛ろうってのは…」
シャドームーン「…本当にふざけた連中だな!!!」
ハンジ「リヴァイっ!!」
シャドームーン「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!」
エルヴィン「何だ?リヴァイの体が、黒く変色していく…?」
アルミン「あの姿は…」
ハンジ「群集相“黒バッタ”!!」
リヴァイ「…ふぅ、だいぶ荷が軽くなった。ここからが本番だ」
エルヴィン「その姿は…」
アルミン「黒く輝く太陽のよう…」
ハンジ「ブラックサン……いや、ライダー、BLACK!!!!!」
リヴァイ「何とでも呼べ。俺は俺のやりたいようにやらせてもらう…」
-
- 494 : 2014/01/19(日) 19:52:26 :
エレン「すげぇ、とてつもない力を感じる…」
リヴァイ「悪かったな、ガキ共。動けるようになるまで、黙ってそこで見ていろ」
エルヴィン「ここは我々に任せてくれ」
アルミン「…いえ、ここは僕も参戦します。もう、見てるだけというワケにもいきませんから」
ミカサ「アルミン?あなたは、変身できないはずじゃ!?」
アルミン「一応、準備はしておいたんだ。僕のはちょっと特殊なんだけど…」
エレン「特殊…?」
アルミン「とにかく、行くよ。変身っ!!」
キュイィィィィンッ!!
ジャン「その姿は…!?」
アルミン「ライダー、アルミンエクストラ。このままだと、何の変哲もないただのライダーなんだけど…」チラッ…
ハンジ「ふふふ…。そうだね、リヴァイあたりがちょうどいいんじゃない?」
リヴァイ「何だ?何を企んでやがる…?」
-
- 495 : 2014/01/19(日) 19:58:15 :
アルミン「そうですね。では、ちょっと失礼して…」
アルミン「『コピースキャン』!!」
ピカーッ!
リヴァイ「…っ!眩しいじゃねぇか」
アルミン「…スキャン完了。自己投影装置、作動!!」
アルミン「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!」
エレン「アルミンの体が…!」
ミカサ「BLACKのように黒く…!?」
アルミン「…ふぅ、うまくいったね。これで僕は、BLACK・a”R”min e”X”tra…」
アルミン「BLACK RX!!!!!」バッ!!
ジャン「すげぇ、アルミンのが一番強そうだ…」
ユミル「ココ一番で頼りになるのは、やっぱりあいつってことか」ハハハ…
クリスタ「すごいよ、アルミンっ!!」
-
- 496 : 2014/01/19(日) 20:02:20 :
グランザイラス「三人か?舐められたものだな。どこからでもかかって来い」
リヴァイ「何で俺達がてめぇの言う事を聞かなきゃならねぇんだ?てめぇが勝手に来い」
グランザイラス「…貴様!どこまでも舐めやがって!!」
グランザイラス「ならばこちらから行くぞ!!はあっ!!!」ボンボンッ!!
ハンジ「手のひらから炎を!?すごい高温だ!!」
リヴァイ「…ふんっ!」ビュッ!
プシュゥゥゥゥ…
グランザイラス「なっ…!?剣を振るっただけで炎が消えただと!?」
リヴァイ「…この程度の炎を消すのに、労力は必要ねぇ。さぁ、もっと見せてみろ」
-
- 497 : 2014/01/19(日) 20:10:22 :
エルヴィン「おいおい、独り占めはいかんな。俺だって戦いたくてウズウズしているんだ」
リヴァイ「ザコは引っ込んでろ。もともと、俺一人で十分なんだ」
エルヴィン「聞き捨てならんな。誰がザコだって?」
ハンジ「ちょっと、言い争いしてる場合じゃないでしょ!!」
グランザイラス「ふっ、やる気がないのなら、こいつから消させてもらうぞ!!」ダッ!
アルミン「しまっ…」
グランザイラス「遅いっ!!はあっ!!!!」
ズバアァァッ!!!
アルミン「あっ…」
エレン「アルミンっ!!!!!」
アルミン「…なんてね♪」ドロッ
グランザイラス「何!?こいつの体が、液状化した!?」
-
- 498 : 2014/01/19(日) 20:16:33 :
アルミン「今の僕の体は、流体で物理攻撃を受け付けない。『RX・バイオライダー』!!」ドロッ
ミカサ「バイオライダー…」
アニ「なんだかんだで一番強いのを自分用に残しておくなんて。ちゃっかりしてるね」
グランザイラス「このっ!!このっ!!!」ビシャッ!
アルミン「無駄だよっ!!この体の前に、物理攻撃は無力さ!」
グランザイラス「ならば、これならどうだ!!『高熱火炎球』!!!」ボゥッ!!
アルミン「あ、火はマズいね。なら…」
グランザイラス「無駄だ!!蒸発してしまえ!!」
ボオォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!
エレン「アルミンっ!!」
ジャン「おい、今のはやべぇんじゃねぇか…!?」
-
- 499 : 2014/01/19(日) 20:22:27 :
アルミン「…危ない危ない、炎に対してはこっちだね」
グランザイラス「…また姿が変わった!一体何なんだ、貴様は!!」
アルミン「『RX・ロボライダー』!!鋼鉄の鎧は、高温の炎だろうと通さないっ!!」
グランザイラス「次から次と小賢しいマネを…」
アルミン「『ボルティックシューター』!!」ジャキンッ!
マルコ「あれは光線銃!?」
アルミン「喰らえ、『ハードショット』!!!」ビイィィィィィィィッ!!!!!
グランザイラス「ぐあぁぁぁぁっ!!!!!」ドオォォンッ!!!!
ハンジ「さすがアルミン!元々のスペックの高さに加え、リヴァイのBLACKの力で大幅に強化されている!!」
-
- 500 : 2014/01/19(日) 20:26:13 :
グランザイラス「くっ…!この俺が、あんなガキに押されるなど…」
リヴァイ「おい」
アルミン「はいっ…?」
リヴァイ「勝手に獲物を独り占めしてんじゃねぇぞ、ガキが。そいつは俺のだ」
エルヴィン「抜け駆けはいかんな、アルミン。そろそろ交代の時間だ」
アルミン「あ…はい…」
エルヴィン「『ロープアーム』!!!」ビュッ!!
グランザイラス「ぬっ!?」グルッ!!
エルヴィン「さぁ捕えたぞ。このロープからは逃げられまい」
グランザイラス「何の…これしき…」グググ…
-
- 501 : 2014/01/19(日) 20:32:14 :
リヴァイ「お前の体を、喰いやすいサイズに切り刻んで…」
リヴァイ「…いや、こいつはいらねぇな」ポイッ
ハンジ「ちょっと、せっかくのシャドーセイバーを捨てちゃうの!?」
リヴァイ「いつもの刃と違って、使い勝手が良くねぇんでな。ここは『バイタルチャージ』…」キュウゥゥンッ…
ハンジ「全身が光って、リヴァイの拳に…!?」
リヴァイ「…はあっ!!!」ドゴッ!!!
グランザイラス「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」ドサッ!
ハンジ「ちょっとリヴァイ、そこは高らかに『ライダーパ~~~~ンチ』でしょ!?」
リヴァイ「黙ってろ。俺にそんな趣味はない」
ハンジ「ちぇっ、つまんないの」
-
- 502 : 2014/01/19(日) 20:38:44 :
アルミン「さて、そろそろ決着を付けましょうか…」シュンッ…
アルミン「『リボルケイン』!!」バッ!
アルミン「はあっ!!!」ダッ!!
グランザイラス「ぐ…ぅ…」
アルミン「『リボルクラッシュ』!!!」
ブスッ!!!!
グランザイラス「が…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
リヴァイ「どけ、ガキ。『バイタルチャージ』…」
リヴァイ「はあっ…」ダッ!!
アルミン「ちょっ、今避けるんで待ってください!」ダッ!
-
- 503 : 2014/01/19(日) 20:44:26 :
リヴァイ「『ライダーキック』…」
ドッゴオォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!!!
グランザイラス「ぬあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
エルヴィン「…トリは任せてもらおう。『ブラスターアーム』」カシャンッ!!
エルヴィン「…はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!」
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!
グランザイラス「こんな…ところで…死ぬわけには……」
グランザイラス「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!!!!!!
パラパラ…
-
- 504 : 2014/01/19(日) 20:50:18 :
エレン「…終わったのか?」
ジャン「すげぇな、圧倒的だったぞ…」
ライナー「これが人類最強と、団長の力か…」
アルミン「僕も忘れないでね…」
アニ「あんたは反則でしょ」
アルミン「」
ハンジ「いずれにせよ、これで敵の幹部はすべて倒したとみていいかな?」
エルヴィン「今更下級怪人が出てきたところで、我々の敵ではないだろう」
V3「…凄まじいな、あんたたちは。あれだけの怪人相手に、本当に勝ってしまうとは」
リヴァイ「俺達を殺したきゃ、あと千体用意するべきだったな」
エレン「それはちょっと…」
-
- 505 : 2014/01/19(日) 20:56:32 :
――――やってくれたな、貴様ら。生きて帰れると思うな!!
エルヴィン「この声は?」
ハンジ「ネオ・ショッカー大首領。敵さんの親玉だよ!!」
――――こうなったら、私自ら、貴様らに引導を渡してやろう。覚悟しろ!!
エレン「やれるもんならやってみろ!!」
リヴァイ「…注意しろ、何か来るぞ!」
ヒュゥゥゥゥ…
ドオォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!
一同「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
シュゥゥゥゥゥ…
-
- 506 : 2014/01/19(日) 21:03:04 :
アルミン「…あれは!?」
大首領「…お初に、諸君。我こそが、ネオ・ショッカーの大首領である」
ユミル「とんでもないバケモノが出てくるかと思ったが、サイズは私らと大差ねぇんだな」
アニ「だけど、とんでもなく禍々しい気を放っている。普通じゃないね…」
ハンジ「貴様は一体何なんだ?貴様も、ノロイの手によって生み出されたのか?」
大首領「いかにも。奴は自分の脳を複製し、この肉体を創造して大首領とした。いわば、ノロイの分身とも言えるな」
ハンジ「あいつめ、とんでもない事をしてくれたな。もっと殴っとくべきだった」
大首領「ノロイの素晴らしい技術の発展により、私は最強の力を手に入れた。シャドームーンやグランザイラスの比ではないほどにな」
リヴァイ「俺はともかく、さっきのバケモノは比較にならねぇな。もう少しマシな奴を複数用意しとくべきだったと思うが?」
大首領「できるさ、何度でも。貴様らをここで葬り、この頭脳を使えば、いくらでも生み出すことができる」
-
- 507 : 2014/01/19(日) 21:45:08 :
大首領「最初は少々目障り程度の蛆虫でしかなかった貴様らが、ここまでの害虫となったのは計算外だ」
大首領「だが、それもここまで。邪魔な害虫は駆除せねばならん」
エルヴィン「害虫はどちらかな?貴様らが要らぬ野望を掲げなければ、このようなことにはならなかったはずだ」
アルミン「全てを終わらせるために、今ここで消えてもらう。覚悟しろ、大首領!!」
大首領「最後まで私に逆らうか。考えを改め、我が軍門に下るのなら、命ばかりは助けてやろうと思ったが…」
ライナー「冗談じゃない、誰がお前なんかの手下になるか!!」
ベルトルト「君みたいな奴は、巨人のエサにもなりやしない。最低の悪党だ」
マルコ「同感だ。お前みたいなやつに比べたら、巨人がかわいく見える!」
ジャン「つーワケだ。さっさとカタを付けさせてもらうぜ、大首領さんよ!」
-
- 508 : 2014/01/19(日) 21:53:36 :
大首領「面白い、私の力を見せてやろう…」
大首領「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
クリスタ「何!?地面がすごい揺れて…!」
コニー「おい、アジトの中から怪人共が…!!」
怪人「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
戦闘員「何だ!?大首領様に引き込まれるっ!?」
大首領「ふふふ…。組織に残った全ての怪人たちを吸収し、我がエネルギーとする…!!」
V3「何という奴だ!!常軌を逸している…!!」
サシャ「どんどん大きくなっていきますよ…」
-
- 509 : 2014/01/19(日) 22:01:03 :
大首領「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
大首領「足りない…足りない…まだ足りない!!」
大首領「もっとだ…!!すべての怪人たちに加え、大地のエネルギーも我が手中に…!!」
大首領「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ジャン「おい!あいつ、地面とも混ざり始めたぞ!!」
ライナー「バケモノめ…!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
シュゥゥゥゥゥ…
ハンジ「…収まった?」
-
- 510 : 2014/01/19(日) 22:08:24 :
大首領「…見よ、これが私の真の姿だっ!!!」
エレン「何て大きさだよ…」
ミカサ「巨人…いや、超大型巨人よりも大きい…!」
アルミン「まるで巨大な岩の塊じゃないか…」
エルヴィン「岩石大首領と言ったところか…」
リヴァイ「見とれてる場合じゃねぇだろ。どこから攻め落とすか考えろ」
マルコ「攻め落とすと言っても、あんな途方もない大きさが相手では…」
ユミル「こっちの技も蚊ほどダメージにしかならなそうだしな…」
クリスタ「どうしたらいいの…」
コニー「考えてたって仕方ねぇだろ!!とりあえず行くしかねぇっ!!」ダッ!
サシャ「そうですよ!黙ってみててもあいつは倒せませんよっ!!」ダッ!
ベルトルト「待て!何の策もなしに突っ込んじゃだめだっ!!」
-
- 511 : 2014/01/19(日) 22:15:16 :
コニー「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!」
サシャ「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!」
大首領「…愚かな奴らめ」カッ!!
ビイィィィィィィィィィィィィィィィィィッ!!!!!!!!
コニー&サシャ「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!」
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!
アルミン「目から怪光線!?」
ジャン「おい、あいつら大丈夫なのか!?」
コニー「う…」
サシャ「いたぁ…」
アニ「直撃は免れたようだね。けど、あんな攻撃されたら、こっちはひとたまりもないよ」
ハンジ「あんなべら棒な破壊力じゃ、こっちが何人いても無意味じゃないか…」
-
- 512 : 2014/01/19(日) 22:22:21 :
アルミン「…クソッ!『RX・バイオライダー』!!」ドロッ!
ハンジ「アルミン!?何を!?」
アルミン「あんな怪物に……負けてたまるかぁっ!!」ダッ!
エレン「お前までっ!無茶苦茶するんじゃねぇっ!!」ダッ!
ライナー「おいっ!!エレンも待ちやがれっ!!」
リヴァイ「あいつら、勝手に突っ込みやがって…」
エルヴィン「俺が援護する!『ブラスターアーム』…」カシャンッ
アルミン「『バイオブレード』!!」シャキンッ!
エレン「『ハイバイブ』…」シャキンッ!
大首領「愚かな…」
-
- 513 : 2014/01/19(日) 22:29:32 :
エルヴィン「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」ドオォォォォォォォォォッ!!!!!
アルミン「『スプラッシュブレイク』!!!!!」ズバアァッ!!!!!
エレン「『ネイルクラッシュ』!!!!!」ジャキィンッ!!!!
大首領「無駄だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」カッ!!
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!!
エレ&アル「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!」
ミカサ「エレンっ!!アルミンっ!!」
エルヴィン「くっ…!俺のブラスターも効果がないか…!」
大首領「目障りだ!!貴様らまとめて消し飛べっ!!」カッ!!
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!!!!!
一同「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!」
パラパラ…
-
- 514 : 2014/01/19(日) 22:38:33 :
V3「…地獄だ。なす術もないとはこのことだな…」
ハンジ「まさか、皆まとめてこんなになるなんて…」
エレ&ミカ「」
コニ&サシャ「」
ジャン&マル「」
ライ&アル「」
ベル&アニ「」
クリ&ユミ「」
エル&リヴァ「」
-
- 515 : 2014/01/20(月) 18:29:22 :
大首領「うまく回避した奴もいるか。まとめて消し飛ばしてくれる…」
V3「俺は今、何のためにここにいるんだ?仲間がやられていくのに、変身もできずにただ見ているだけなのか?」
V3「ここまで来て、結局俺は無力なのか…?いったい何のために、俺はここまで…」
ハンジ「V3…」
???「V3よ、君は無力なんかではない」
???「我々が付いている。いつでも君を、君たちを見守っていた」
-
- 516 : 2014/01/20(月) 18:35:28 :
ハンジ「ちょっと、あなたたちは!?こんなところに、どうして一般人が!?」
V3「あんた達は一体…」
ホンゴウ「私の名はホンゴウ」
イチモンジ「俺の名はイチモンジ」
ハンジ「ホンゴウさん、イチモンジさん、ここは危険だよ!見なよ、あのバケモノを!!」
ハンジ「こんなところにいたら、誰も助からない!!早く逃げるんだ!!」
ホンゴウ「おいハンジ、まさか私達のことを忘れたわけではあるまいな?」
イチモンジ「この声に聞き覚えはないか?お前なら気付くと思ったんだが」
ハンジ「声…だって?」
V3「…その声、まさか!?」
-
- 517 : 2014/01/20(月) 18:40:38 :
ホンゴウ「言ったはずだ、V3。我々は必ず帰ってくると」
イチモンジ「そして、全てのライダーが揃って戦う日を待っていると」
ハンジ「…ウソでしょ、だってあなたたちはあの時…!」
ホンゴウ「地獄で門前払いされたようだ。最後まで罪を償ってこいという事なのだろう」
イチモンジ「再び授かったこの命、我が身が果てるまで人類のために尽くしてやろうじゃないか!!」
ホンゴウ「行くぞイチモンジ!!」
イチモンジ「おう、ホンゴウ!!」
ホンゴウ&イチモンジ「…変身っ!!!」
ホンゴウ&イチモンジ「とうっ!!!!!」
キュイィィィィンッ!!
V3「お…おぉっ!!」
ハンジ「夢を見てるみたいだ…」
1号「ライダー…1号!!」
2号「ライダー…2号!!」
V3「帰って来てくれたのか、皆のために…」
-
- 518 : 2014/01/20(月) 18:45:03 :
1号「V3、手を出してくれ」
V3「手を…?一体何を?」
2号「いいから」ギュッ
1号&2号「はあぁぁぁぁ…」
V3「…これは!」
V3(体の中に、力がみなぎってくる!さっきまでのダメージが嘘のようだ!!)
1号「これで、君も再び戦うことができるだろう」
2号「何もできず、仲間が目の前でやられていくのを見るのは辛かったろう。だが、もう大丈夫だ」
V3「ありがとう1号、ありがとう2号…!!」
V3「これで俺も……変身っ!!」バッ!!
キュイィィィィンッ!!
V3「ライダー…V3!!!」
ハンジ「これで、全てのライダーがこの場に集まった…!」
-
- 519 : 2014/01/20(月) 18:50:12 :
1号「君たちも、いつまで寝ているんだ?」
2号「お前たちの力は、その程度だったのか?」
エレン「…んなわけねぇだろ!!」ムクッ
ハンジ「エレンっ!」
ミカサ「これほどうれしいことがあったのに、寝ているわけにはいかない…」
アルミン「ここで僕らが踏ん張らないと、1号さん達に笑われちゃうね…」
ハンジ「ミカサっ!アルミンっ!」
リヴァイ「てめぇらか、最初の怪物どもは。ちゃんと戦力になるんだろうな?」
エルヴィン「そうでなければ、わざわざこんなところまでは来てくれないさ…」
ジャン「しかと見届けてもらわねぇとな…」
ライナー「俺達の戦う姿をな…」
ベルトルト「僕らにはまだ、やらなきゃいけないことがあるんだ…」
アニ「こんなとこで、死ぬわけにはいかないね…」
マルコ「同感だ。ここで僕らが死ねば、同時に人類滅亡を意味する」
コニー「難しいことは分かんねぇけど、あいつをブッ倒さなきゃならねぇことだけは分かった!」
サシャ「あの怪物を倒して、またおいしいご飯を食べましょう!!」
ユミル「相変わらずだな、芋女…」
クリスタ「私の死ぬ場所は、こんなところじゃないっ!!」
-
- 520 : 2014/01/20(月) 18:55:05 :
大首領「新手が来たと思えば、次々に立ち上がりおって…!そんなに死に急ぎたいか!?」
エレン「死に急ぐのは俺の専売特許なんでな。お前に言われるまでもないんだよっ!!」
ハンジ「いいぞエレンっ!!もっと言ってやれ!!」
1号「エレン、見違えたぞ。力に飲まれ、自分を見失っていたあの時とは別人のようだ」
エレン「やっぱり、あの時の声はあんただったのか」
1号「いかにも。君の能力は、バッタ怪人同士、テレパシーを通じて会話できるというものだ」
1号「そのテレパシーを通じ、君の理性を取り戻すために一役買ったというワケだ」
エレン「何から何まで世話になりっぱなしだな、1号。感謝するよ」
-
- 521 : 2014/01/20(月) 19:01:30 :
2号「そういった話はここを切り抜けてからにしてくれ。今は、奴をどうにかしないとな」
V3「確かに…。戦える面子が増えた程度で、どうこうできる相手ではないぞ」
1号「通用するかどうかわからんが、アジトの中で先ほど、いいものを見つけた」
2号「皆も見てくれ」ピッ
ハンジ「2号、それは?リモコンのような…?」
ブゥゥゥゥゥゥンッ!
一同「!?」
エルヴィン「何だ、この音は…?」
V3「あれは!?何かがこちらに来る!?」
謎のマシン「」ブゥゥゥゥゥゥンッ!
ジャン「何だよありゃ!?」
ライナー「車輪が前後に2つ、勝手に走っている!?乗り物…なのか!?」
マルコ「全部で18台…。人数分あるみたいだね」
-
- 522 : 2014/01/20(月) 19:06:25 :
1号「あれは、ノロイが独自に作り上げた、特殊な動力で走る乗り物だ」
2号「初めて見たときは驚いた。奴の科学力は、我々の想像力をはるかに超えていた」
ハンジ「すごい、あんなものが作れるなんて…」
1号「どうやら、ノロイはあのマシンのことを『バイク』と名付けたようだ」
2号「全員の力を結集させ、あのマシンに乗ってみんなで奴に突撃をかければ、奴を倒せるかもしれん」
エレン「全員の力を…」
大首領「貴様ら、そんなものまで引っ張り出してくるとは…!往生際が悪いぞ!!」
1号「マズい、皆急いでマシンに乗り込め!」
一同「おうっ!!」
-
- 523 : 2014/01/20(月) 19:11:19 :
大首領「…そんなものに乗ったところで、私を倒せるとでも思っているのか!?」
エレン「これは…」ブンブゥンッ!!
リヴァイ「ほう…悪くない…」ブルルンッ!
ライナー「何だ、このマシンに乗っていると、何とも言えない感覚が…」
1号「このマシンは、新人類が乗り手となる構想で作りだされたものだ」
2号「自分の力を解放することでマシンと一体になり、大きな力を発揮することができるようだ」
ジャン「よく分かんねぇけど、要はコイツであのバケモノに突っ込めばいいってことだな!?」
ハンジ「簡単に言えばそうだね。みんな、気合い入れていくよ!!」
一同「おうっ!!」
ブルンブルンッ……!
大首領「…来い!」
-
- 524 : 2014/01/20(月) 19:16:41 :
エレン「行くぞ、大首領っ!!!」
ブウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!!!!!!
一同「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!」
大首領「…消し飛べっ!!!」カッ!!
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!!!
ベルトルト「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
コニー「ベルトルト!!大丈夫かっ!?」
エルヴィン「気を付けろ!!直撃したら即死だぞ!!」
リヴァイ「奴は光線を放った直後、30秒は硬直する!!行くなら今だ!!」
-
- 525 : 2014/01/20(月) 19:21:15 :
大首領「くっ、外したか…!だが…!!」
1号「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」バッ!
2号「とおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」バッ!
ガキィィィィィィィィンッ!!!!!!
V3「なっ…!?何かにぶつかった!?」
ユミル「いってぇ…」
アニ「何コレ、壁…?」
大首領「強固なバリアを張らせてもらった!!これで貴様らは、私に近付くことはできん!!」
マルコ「どうにかして打ち破らないと…!」
エルヴィン「だが、どうやって…」
-
- 526 : 2014/01/20(月) 19:26:20 :
1号「…ならば!」
2号「皆!自分とマシンを一つにするイメージで、力を解放するんだ!!」
V3「力を…解放?」
ジャン「んな漠然とした言い方されても、分かるわけねぇだろ!!」
1号「今君たちの中には、大きな力が宿っている。それを体内から解き放つイメージで、マシンに注ぎ込むのだ」
2号「こうやって…」スゥッ…
ゴオォォォォォォォォッ!!
クリスタ「…すごい、確かにマシンに力が流れていくのを感じる!」
2号「もともと、このマシンはそのために設計されたものだ。きっとできる」
1号「難しく考えることはない。さぁ、やってみるんだ」
-
- 527 : 2014/01/20(月) 19:31:09 :
ミカサ「…こう?」スゥッ…
ゴオォォォォォォォォッ!!
アルミン「すごい、できてる…!」
エレン「ミカサに負けてられるかよっ!!俺だって」
ジャン「エレンに先を越させるか!!」
コニー「俺だって!!」
ハンジ「はははっ、みんな競うようにやってる♪」
リヴァイ「…何だ、簡単じゃねぇか」ゴオォォォォォォォォッ!!
エルヴィン「思ったほど難しくないない。マシンの設計がそうさせてくれているのか?」ゴオォォォォォォォォッ!!
クリスタ「…やった、できた!」ゴオォォォォォォォォッ!!
ユミル「えっ、ちょっ、私はまだだ!!」アセアセ
-
- 528 : 2014/01/20(月) 19:36:22 :
ライナー「…ふっ!!」ゴオォォォォォォォォッ!!
ベルトルト「僕にもできた…!」ゴオォォォォォォォォッ!!
1号「やはりみんな、やればできるな!!」
2号「その状態でバリアに突っ込むぞ!!準備はいいか!?」
アニ「…いつでも」ゴオォォォォォォォォッ!!
サシャ「いやぁ、ライダーじゃなくてもできるんですねぇ」ゴオォォォォォォォォッ!!
1号「…行くぞっ!!」
ブウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!!!!!!!!
-
- 529 : 2014/01/20(月) 19:43:31 :
大首領「無駄だ!!我がバリアは、何者にも破れんっ!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!!!!!!!
一同「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!」
ピシッ……
大首領「なっ…!?」
V3「いいぞ、亀裂が発生した!!そのまま続けろ!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!!!!!!!
大首領「馬鹿な!!このバリアが破られるはずが…!!」
ピシピシッ……!
-
- 530 : 2014/01/20(月) 19:49:18 :
大首領「やめろ…!」
リヴァイ「これで…」ブウゥンッ!
1号「終わりだっ!!」ブウゥンッ!
エレン「…いっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!!!!」
ブウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!!!!!!!!
ピシッ…
バリィィィィィィィィィィィィィィンッ!!!!!!!!!!
大首領「破られた…!?」
2号「みんな!!そのまま奴に突っ込め!!」
一同「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!」
ブウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!!!!!!!!
-
- 531 : 2014/01/20(月) 19:52:15 :
大首領「ぬ…」
大首領「ぬあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!」
一同「『ALL RIDER BREAK』!!!!!!!!!!」
ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!!!!!!
大首領「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!」
ドッサァッ……
-
- 532 : 2014/01/20(月) 19:57:13 :
1号「…ふぅ」スタッ
2号「奴の体が崩壊していく。みんな、よくやった」
大首領「」ボロボロ…
エレン「…ついにやったのか」
リヴァイ「…だといいがな」
ミカサ「…いや、あれを見て!」
大首領「…まだだ!」
大首領「まだ終わってはおらんぞ!!!」
ジャン「まだ生きてるのか…」
ライナー「しぶとい野郎だな…」
V3「だが、あの状態ではまともに戦えんだろう」
-
- 533 : 2014/01/20(月) 20:02:16 :
大首領「か……体の崩壊が……止まらぬ!」ボロボロ
大首領「ぬおぉぉぉぉぉっ……!」ボロボロ
大首領「何故だ…!なぜ貴様らのような奴に、この私が…!!」
1号「愚問だな」
2号「それは我々が…」
エレン「…ライダーだからだっ!!」
大首領「おのれ…!このままで済むと思うな…!!」
リヴァイ「奴がまた面倒を起こす前に、さっさととどめを刺すべきだな」
エルヴィン「同感だ。今なら、容易に倒せるだろう」
ハンジ「それじゃ、いっちょやりますか!!」
-
- 534 : 2014/01/20(月) 20:07:13 :
1号「ライダー……1号!!」
2号「ライダー……2号!!」
V3「…V3!!」
エルヴィン「…ライダーマン!!」
マルコ「…X!!」
コニー「…アマゾン!!」
サシャ「モグラ獣人!!って、私だけなんか違くないですかっ!?」
ユミル「…ストロンガー!!」
クリスタ「…タックル!!」
ジャン「…スカイライダー!!」
ハンジ「…はんはんじい!!」
アニ「…スーパー1!!」
ミカサ「…ZX!!」
ライナー「…ZO!!」
ベルトルト「…J!!」
リヴァイ「…BLACK!!」
アルミン「…BLACK RX!!」
エレン「そして俺が、ライダー……」
エレン「…ライダー、イェーガー!!!!!!」
-
- 535 : 2014/01/20(月) 20:10:12 :
1号「行くぞ皆!!」
一同「とうっ!!!!!」バッ!!!
大首領「一斉に飛び上がった……」
エレン「これが俺の……」
エレン「……俺達の力だっ!!!!」
-
- 536 : 2014/01/20(月) 20:15:22 :
一同「『ALL』…」
大首領「あぁ…」
一同「『RIDER』…」
大首領「やめろ…」
エレン「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!」
一同「『KICK』!!!!!!!!!!」
ゴオォォォォォォォォッ!!
大首領「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!」
ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パラパラ…
-
- 537 : 2014/01/20(月) 20:25:51 :
エレン(大首領を倒した俺達は、奴らのアジトを破壊し、ネオ・ショッカーを壊滅させることに成功した)
エレン(1号、2号、V3、サシャ、リヴァイ兵士長、そして俺は、元の人間に戻るため、ハンジ分隊長の特製薬を注射してもらった)
エレン(スッゲー痛かったけど、おかげで元の人間として暮らすことができるようになった)
エレン(新人類の力は、巨人に対しても大きな武器になるはずだったが、少し使い方を誤れば、今回のような大事件に発展すると気付かされた)
エレン(そう言うワケで、ハンジ分隊長自ら研究資料をすべて破棄し、この計画は永久にお蔵入りとなった)
-
- 538 : 2014/01/20(月) 20:30:37 :
エレン(…)
エレン(奴らとの戦いは、長いようであっという間だった)
エレン(壁内人類滅亡の危機だっただけに、冷静に考えればかなりの鳥肌ものだ)
エレン(でも、俺達は勝った)
エレン(仲間とともに力を合わせて、壁内の平和を勝ち取ることが出来た)
エレン(この調子で、皆と一緒に巨人を駆逐して、いつか…)
エレン(…)
-
- 539 : 2014/01/20(月) 20:30:51 :
エレン(…そんなこんなで、二週間が経ったある日のこと)
-
- 540 : 2014/01/20(月) 20:35:11 :
~訓練兵団施設・食堂~
ザァァァァッ…
エレン「本当に終わったんだなぁ」
アルミン「そうだねぇ。思えば、全てが始まったあの日も、こうやって三人で話してたねぇ」
ミカサ「あの日は今日みたいに雨は降っていなかったけど、今日みたいに平和な日だった」
エレン「よく生き残れたよなぁ、俺達」
ミカサ「戦わなければ生き残れない。私達は戦って生き残った。それだけ」
アルミン「ミカサ…」
-
- 541 : 2014/01/20(月) 20:40:18 :
ザァァァァッ…
エレン「誰もがお前みたいに強いわけじゃねぇんだよ」
ミカサ「他人に勝つことはできなくても、自分には常に勝たなければいけない」
ミカサ「心だけは強く鍛えておかないと、自分に負けてしまうから…」
アルミン「あはっ、それは僕のおじいちゃんも言っていたよ」
エレン「ちぇっ、何だよそれ」
ミカサ「心が弱ければ、大事なところで迷いが生まれるかもしれない。大切な人を裏切ってしまうかもしれない」
エレン「俺はそんなことしねぇよ。お前らを裏切るくらいなら、裏切られたほうがマシだ」
アルミン「裏切り、か。100回人を裏切った人より、100回裏切られてバカを見た人のほうが、僕は好きだな」
ミカサ「大丈夫、私もそんなことしないし、させない。3人で夢をかなえるまで、かなえた後も、ずっと」
アルミン「夢か。もし僕達が『壁外を探検する』っていう夢を持っていなかったら、今頃どうしていたんだろうね」
エレン「夢なんてなくても生きていける。普通に生きるのが、俺の夢だ」
ミカサ「エレン…?」
-
- 542 : 2014/01/20(月) 20:43:36 :
ザァァァァッ…
エレン「…なんてな。そんなの、考えたことねぇからわかんねぇよ」
アルミン「夢って言うのは、呪いと同じだよ。途中で挫折した者は、ずっと呪われたまま、らしい…」
ミカサ「呪い…」
エレン「…大体分かった」
アルミン「え?」
-
- 543 : 2014/01/20(月) 20:48:35 :
ザァァァァッ…
エレン「夢をかなえるために、やらなきゃいけないことだけは、分かった気がする」
ミカサ「やらなきゃいけないこと…?」
エレン「…とりあえず、死なないこと。それに限る」
エレン「俺は生きてみたいんだ。人間だとか、そうじゃないとかじゃなくて、俺は俺として」
エレン「そうすればいつかきっと、答えにたどり着ける気がする」
アルミン「…そうだね。明けない夜はない、絶対に朝が来る」
-
- 544 : 2014/01/20(月) 20:53:14 :
ザァァァァッ…
アルミン「この雨だって絶対止むよ!そしたら青空になる!」
アルミン「今だってこの雨を降らせてる雲の向こうには、何処までも青い空が広がってるんだ!」
ミカサ「そしてその向こうに、私達が追い求める夢がある…」
エレン「…いつか見に行こうぜ、三人で」
アルミン「…うん!」
ミカサ「…行こう!」
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- 545 : 2014/01/20(月) 20:57:57 :
エレン「そんじゃ、そろそろ寝るか。明日からまた訓練が…」
クリスタ「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
エレ・ミカ・アル「!?」
「ガギゴラゼ ギゲン ブザガダダ バダ ガシガゾグ ゴザギラギダ!」
ハンジ「おめでとう、エレン・イェーガー君!キミは偉大なるショッカーの一員に選ばれた!!」・完
-
- 546 : 2014/01/20(月) 21:01:08 :
- やっと終わった…
途中でだいぶサボったけど、約一か月、ようやく完結できました。
途中でスレ分けようかと思ったけど、迷ってるうちに最後まで来ちゃいました。
とりあえず、最後まで読んだ方はお疲れ様でした&ありがとうございました。
続きそうな終わり方してるけど、続きません。これで完結です。
余談ですが、今回変身した進撃キャラは15人、今年までの平成ライダーも15人、あくまで余談です…。
横のスクロールバーを見てもらえると分かる通り、尋常じゃない長さになってしまいましたが、
最期までお付き合いくださった方々、改めてお礼申し上げます。
ありがとうございました。
-
- 547 : 2014/01/23(木) 01:02:17 :
- ヤバいね
超おもろいね
こんなことしてる場合じゃなかった勉強勉強
-
- 549 : 2014/05/17(土) 21:23:24 :
- 素晴らしい作品だと思います!
リクエストですが、平成ライダーの
作品も書いてくれませんか?
-
- 550 : 2016/01/06(水) 03:56:27 :
- 良作・傑作・神作!
お疲れ様でした!
-
- 551 : 2020/10/06(火) 13:08:55 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
http://www.ssnote.net/archives/86931
害悪ユーザーカグラ
http://www.ssnote.net/archives/78041
害悪ユーザースルメ わたあめ
http://www.ssnote.net/archives/78042
害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
http://www.ssnote.net/archives/80906
害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
http://www.ssnote.net/archives/81672
害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
http://www.ssnote.net/archives/81774
害悪ユーザー筋力
http://www.ssnote.net/archives/84057
害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
http://www.ssnote.net/archives/85091
害悪ユーザー空山
http://www.ssnote.net/archives/81038
【キャロル様教団】
http://www.ssnote.net/archives/86972
何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
http://www.ssnote.net/archives/86986
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