このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
進撃の短編集~恋愛編~
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- 1 : 2018/01/12(金) 23:09:40 :
- いくつか作品を消そうとして間違えて新年会のやつを消してしまったジャン↑↑です。
悲しいので短編集(?)書きます。
104期生たちはもちろん、できるだけ多くのキャラを登場させたいなと思っています。
・CP多数。
・1つのお話が2000文字以内で終わるようにしてます。
⚠愛には様々な形があるということで男女とは限りません。
⚠周囲からホモ、レズ疑惑をかけられる程度の描写あり。
⚠微妙にエロい……?かもしれません。
⚠報われるとは限りません。
⚠恋愛系になるかどうかすら怪しいです。
エレクリ、ベルアニ、アルアニ、ジャンサシャ、コニサシャ、エレミカ、ジャンミカ、ライクリ、ユミクリ、アニミカ、エレジャン、リヴァハン……などなど。
本当に色々書きます。
地雷あるかたは申し訳ありません。
地雷部分を飛ばして好きなところだけ見てもらっても構いません。
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- 2 : 2018/01/12(金) 23:14:45 :
- 【追記】
⚠原作と異なる設定あり。根拠のないCP設定。
⚠文章力低
⚠CPだけではなく恋愛観について語るだけなどもあります。
・コメントお待ちしています。返信も一応しています!ただし、ある程度進んだら見やすさのために非表示にさせてもらいます。ご了承下さい、
それを許してくださる心の広すぎる方はご覧下さい。
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- 3 : 2018/01/12(金) 23:42:23 :
- 『1.前進……?』
(登場:ミカサ、エレン、アルミン)
ミカサ「……どうすればエレンは意識してくれるのだろうか」
アルミン「ぼ、僕に聞かれても……」
ミカサ「……私はエレンを守る。普段からその通り行動していた」
アルミン「うん……」
ミカサ「エレンに嫌いな野菜だって食べさせてあげようとした。兵士になってもらうために」
アルミン「うん……まぁ……好き嫌いは良くないよね」
ミカサ「そう。ので、私は食べさせようとした。……パンくずもとってあげた。サシャにパンを取られそうになっていたら、私が守っていた」
アルミン「……うーん……ミカサは家族、っていう感覚が強いんじゃないかな?」
ミカサ「……家族……私は姉のようなものなのだろうか」
アルミン「……姉……っていうか母親……?エレンに聞かないとわからないけど……」
ミカサ「…………」シュン
アルミン「多分、ミカサがその……エレンを守る?ためにしている行動を控えればいいんじゃないかな……」
ミカサ「私がエレンを守らなければ、誰が守るの?」
アルミン「だって、エレンは一応男なんだよ?やっぱり、守られるより守りたいんじゃないかな。心配され過ぎるのも嫌かもしれないし……」
ミカサ「……そういうものなの?アルミンだったら?」
アルミン「……僕は体力も無いし弱いから守れるかっていわれたら微妙だけど、好きな人は守ってあげたいし……」
ミカサ「そう……。でもエレンが私のことを好きかはわからない。」
アルミン「……じゃあ、もっと女の子らしくしたらいいんじゃないかな?」
ミカサ「……そうか……私が女の子らしくなかった……」シュン
アルミン「え、えぇ……そうじゃなくて……ってそうやって落ち込んでるところとか、いいんじゃないかな……?多分エレンは心配してくれると思う……」
ミカサ「そう……」シュン
アルミン「うん……あとは、そこでミカサが強がらずにエレンを頼れば、エレンもミカサに頼られてるってわかって、意識するようになるんじないかな……?(ずっと落ち込み続けるのかな……素直すぎるなぁ……)」
ミカサ「わかった。アルミンが言うなら、そうしよう」シュン
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エレン「……そろそろ部屋に戻って寝るか……」
ミカサ「エレン……」シュン
エレン「うわっ!?」
ミカサ「……(うわっ……って言われた……)」シュン
エレン「あ……ミカサか。……お前も早く寝ろよ」スタスタ
ミカサ「……ま、待って!」
エレン「何だよ?」
ミカサ「…………」シュン
エレン「ミカサ……?何かあったのか?」
ミカサ「…………」
エレン「……さっきから手をこすり合わせて……寒いのか?」
ミカサ「……とても、寒い」
エレン「いや……マフラーしてるだろうが……」
ミカサ「マフラーをしていても、寒い」
エレン「なら戻って早く寝ろよ」
ミカサ「……えぇ……おやすみ……」シュン
エレン「…………」
ミカサ「…………エレン?」
エレン「はぁ……マフラーちゃんと巻けよ。……いつもはちゃんと巻いてんのに今日は緩いからだろうが……」
ミカサ「……!!あ、ありがとう……エレン」
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ミカサ「……で、エレンがマフラーを巻き直してくれた……幸せだった……」
アルミン「……(意識させるんじゃなかったっけ……本来の目的とずれたような……)」
ミカサ「これは……アルミンのおかげ。ありがとう」
アルミン「……どういたしまして(……ミカサが嬉しそうだし……そこに突っ込むのはやめよう……)」ニコッ
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- 6 : 2018/01/13(土) 00:18:17 :
- 『2.打倒すべき死に急ぎ野郎』
(登場:ジャン、ミカサ、エレン、マルコ)
※訓練兵時代のお話
ジャン「……クソッ……また死に急ぎとミカサが仲良くしてやがる……」
マルコ「……あの2人は家族同然だから仕方ないよ(それに仲良くしてるって言うのかなあれは)」
ミカサ「……エレン。それじゃあ巨人を駆逐なんてできるはずない。好き嫌いは良くない」
エレン「……うるせーな」ムスッ
マルコ「(ただの説教にしか見えない)」
ジャン「……対人格闘」ボソッ
マルコ「ジャン?」
ジャン「次の対人格闘でエレンを倒す。そしたらミカサにかっこいいところを見せられるハズだ……!」
マルコ「……いい成績を残せば憲兵団も近づくから、一石二鳥だね」
ジャン「オレはエレンを対人格闘で倒すべきなんだ……」
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エレン「珍しいこともあるもんだな、馬面から申し込んで来るとはな」
ジャン「……何だっていいけどよぉ、オレはお前を倒すって決めたからな!」ギロッ
エレン「何だよ急に」
ジャン「あぁ、そうかそうか、ただの死に急ぎにはわかんねぇもんな!」
マルコ「……(煽りすぎてる)」
エレン「おい……ジャン。何なのか知らねぇけど少し黙れよ……」ギロッ
ジャン「へっ、何だよびびったか?」
エレン「んなわけねぇだろ。お前こそちゃんと本気でやれよ」ジーッ
ジャン「言われなくても最初からそのつもりだ……お前こそ途中で手を抜くんじゃねぇぞ」
エレン「あたりめぇだろうが……お前みたいにサボってたわけじゃねぇからな……」ゴゴゴ
ジャン「あぁ?オレだって本気でやればできんだよ」ゴゴゴ
エレン「…………だったら来いよ」スッ
ジャン「…………上等だ」スッ
マルコ「……(ジャン……返り討ちに遭わないといいけどな)」
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ハラヘッタナー、ショクドウニツイタゾー
ワイワイガヤガヤ
ジャン「…………オレの努力は何だったんだよ……」
マルコ「……ジャン……仕方ないよ。確かにジャンはあの時すごかった。けど……本気になりすぎたんだ」
ジャン「…………」
エレン「大丈夫だ、このくらいの怪我すぐ治るだろ」
ミカサ「エレン……痛かったらすぐに言ってほしい。無理はしてはいけない」
エレン「いやただのかすり傷だし……消毒したから大丈夫だろ」
ジャン「かっこいいところ見せたどころじゃねぇ……」
マルコ「ははっ……結果としてミカサがエレンを心配してる場面を見ることにはなったけど……でも、ジャンの姿はちゃんとミカサも見てたよ」
ジャン「……!」
マルコ「2人とも気がつかなかったのかもしれないけど……結構な人が2人の対人格闘を見てたんだ。ほんの少しの間だけミカサも見てた」
ジャン「……どーせエレンの心配してたんだろうな」
マルコ「それはわからないけど……どんな理由でも、ミカサがジャンに気がつかないわけないよ。少しはジャンの存在を意識してもらえたはずだよ」
ジャン「…………マルコ……」
マルコ「人の恋愛に特別興味があるわけではないけど、ジャンのその一途な姿勢はいいと思う」
ジャン「……ねぇからな」ボソッ
マルコ「……?」
ジャン「オレは諦めねぇからな」
マルコ「……ジャンらしいね」
ジャン「憲兵団を目指しつつ、打倒死に急ぎ野郎、だ」
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- 7 : 2018/01/13(土) 01:08:18 :
- 3.『愛とは①』
(登場:ユミル、クリスタ)
クリスタ「……それでね、ハンナとフランツがすっごい幸せそうにしてたんだ~」
ユミル「ふーん……あのバカップルはいつもだろ」
クリスタ「ふふっ、確かにそうだよね」
ユミル「そういうクリスタはどーなんだよ。まぁ、可愛い私のクリスタ近づく奴らは追い払ってやるけどな」ケラケラ
クリスタ「……うーん……私は別に気になる人とかいないかなぁ……それに、男女の恋愛だけが全てではないでしょ?もちろん、素敵だなぁとは思うけどね」
ユミル「え?もしかしてクリスタは女に興味があんの?」ニヤニヤ
クリスタ「ち、違うよ……。確かに女の子同士も男の子同士もあり得るけど……愛って言ったって、そういう愛だけじゃないでしょ?家族愛だってあるし……友達とか仲間への愛だって、」
ユミル「あーはいはい。あー……だとしたら……私は家族愛じゃなくて、クリスタ愛だな」
クリスタ「ま、またそういうこと言って……」
ユミル「だって本当のことだろ」
クリスタ「……もう、ユミルったら……。私はみんな個性とかがあって好きだけどなぁ……」
ユミル「個性強すぎる奴もいるけどな(みんな好きとか天使すぎんだろ)」
クリスタ「でもきっとそれがみんなの良さなんだよ。……私はもちろんユミルのこと大好きだよ」ニコッ
ユミル「(結婚しよ)」
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- 8 : 2018/01/13(土) 01:22:16 :
- 4.『愛とは②』
(登場:ベルトルト、ライナー)
ライナー「……で、ハンナとフランツが目の前でイチャイチャしていたんだが」
ベルトルト「あの2人はいつみてもそうだよね……」
ライナー「オレもそろそろクリスタと……(結婚したい)」
ベルトルト「……頑張ってね、ライナー」
ライナー「……お前もだろ、ベルトルト」
ベルトルト「……っ!?」
ライナー「……お前はアニのこと見すぎだ。オレじゃなくてもわかるぞ」
ベルトルト「そ、そんなに見てたつもりはないけど……」アセアセ
ライナー「まぁ、お互い頑張ろうぜ」
ベルトルト「うん……」
ライナー「…………そういや、最近オレに関する変な噂聞いてないか?」
ベルトルト「……(あるような気が……でもさすがに本人に言うのも……)」
ライナー「オレはクリスタ一筋なんだが」
ベルトルト「…………」
ライナー「……ベルトルト?」
ベルトルト「ライナー。君がクリスタのことを好きというのは僕は前から知っていた」
ライナー「あぁ……そうだな」
ベルトルト「……だから……君がホモだとは思えない。けれど、そういう噂があるんだ」
ライナー「……ベルトルト、オレは違うぞ」
ベルトルト「だよね……」
ライナー「……オレはあいつらのことを好きだが、それはそういう好きってわけじゃない。仲間として好きってことだ」
ベルトルト「わかってるよ……別に好きっていうのは恋愛だけじゃないからね」
ライナー「なんでそんな噂が出てるのかはオレも知らないがまぁいいだろう。笑い話程度にされてるくらいならな」
ベルトルト「ライナーがそれでいいならいいけど……(きっとライナーはさらにクリスタに近づけなくなるよ……ユミルがクリスタにホモは近づけないとか言いそう……)」
ライナー「もちろん、お前のことも好きだからな、ベルトルト」ジッ
ベルトルト「う、うん……ありがとう(……真剣に言われると僕も噂を信じたくなるからやめてほしいな……)」
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- 9 : 2018/01/13(土) 08:22:48 :
- 5.『沈黙』
(登場:ベルトルト、アニ、ライナー、エレン)
ライナー「訓練とはいえ今日のはかなり本格的だったな」
エレン「だな。実践的な方が実際は使えるからオレは別に構わねぇけど」
ライナー「あれだけの訓練を毎日手を抜かずしっかりこなしていれば、な。エレンなら心配無さそうだが」
エレン「……サボってた奴らは何なんだろうな」
ライナー「そいつらにと嫌でもやらなければならないことを悟る日は来るだろうな」
エレン「悟ってもらわなきゃダメだ……ん……?」
ライナー「……ベルトルトと……アニ……だな」
エレン「何かあいつらが2人でいるの珍しいな」
ライナー「……そうだな(いや、オレは別に珍しいとは思わん……ベルトルト……頑張れ」
ベルトルト「……うん……そうだよ……」
アニ「……私はやるべきことをやるだけさ……」
ベルトルト「う、うん…………」
アニ「………………」
ベルトルト「………………」チラッ
アニ「………………」
ベルトルト「………………」チラッ
アニ「…………何?」ジッ
ベルトルト「え、あ、いや、何でもないよ……」
アニ「……そう」
ベルトルト「うん…………」
アニ「…………」
ベルトルト「………………」チラッ
アニ「…………何?」
ベルトルト「……そ、その……今日は天気がいいなぁって……」
アニ「……?……確かにいい天気だね……」
ベルトルト「うん……」
アニ「…………」
ベルトルト「…………」
エレン「……なぁ、ライナー。あいつら仲悪いのか?会話がぎこちねぇよな」
ライナー「ははは……そんなことはないと思うぞ。むしろ、無言の時間があっても平気ってことはそれだけ居心地がいいってことじゃないか?」
エレン「……そんなもんなのか?オレにはよくわかんねぇな」
ライナー「……まぁ、お前はミカサとアルミンと無言になることは滅多になさそうだからな。人それぞれってことだろう」
エレン「ふーん……まぁみんな同じってことはねぇからな」
ライナー「あぁ(……ベルトルト。オレは応援してるからな)」
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- 10 : 2018/01/13(土) 08:38:36 :
- 6.『女神の微笑み』
(登場:クリスタ、ライナー)
ライナー「…………」スタスタ
クリスタ「…………あ!待って、ライナー!」
ライナー「……どうかしたか?クリスタ」
クリスタ「ライナー、手擦りむいちゃってるよ?」
ライナー「ん……気がつかなかったな。この程度なら放っておいても治るか……」ボソッ
クリスタ「放っておくのはダメだよ!傷口からバイ菌だって入っちゃうかもしれないし……」
ライナー「ははっ……クリスタに言われたらそうかもしれんな。消毒だけでもしてくるか」
クリスタ「うん……あそこの木の下で待ってて。消毒液とかとってくるね」
ライナー「あぁ……すまんな(優しいクリスタ最高)」
クリスタ「……遅くなってごめんね……。ちょっと染みるかも……」
ライナー「……あぁ、大丈夫だ。むしろありがたい」
クリスタ「…………」
ライナー「……(可愛い天使クリスタ)」
クリスタ「……これで大丈夫……かな?どこかに引っかけたりしても困るから一応絆創膏も貼っておいたけど……」
ライナー「本当にすまんな。助かったぞ、クリスタ」ニッ
クリスタ「ううん、いいの。午後の訓練も頑張ろうね」ニコッ
ライナー「(結婚しよ)」
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- 11 : 2018/01/13(土) 10:24:26 :
- 7.『恋愛のコツ①』
(登場:サシャ、コニー、ジャン)
サシャ「突然ですが、私は恋愛に関してはマスターしてるんですよ」ドヤッ
コニー「へーなんか意外だな」
サシャ「ジャン、貴方はミカサに恋をしていますね!?」
ジャン「……黙れよ芋女」
サシャ「いいですか、恋愛において、相手の胃袋を掴むのは重要ですよ!例え女でも男であっても、です」
コニー「胃袋を掴む!?どうやって掴むんだ!?」
ジャン「(こいつ絶対文字通り理解したよな)」
サシャ「美味しい料理が全てを左右するんです!」
コニー「り、料理!?ますますわかんねぇ」
ジャン「……コニーちょっと黙ってろ」
サシャ「……美味しい料理を作れる人か、作れない人か……どちらを選ぶかなんて一目瞭然じゃないですか?」
ジャン「……まぁ、そりゃうまいもん作れる奴の方がいいだろうな」
サシャ「そうです!まぁ、中には気にしない方もいるかもしれませんが……。家に帰れば、美味しい料理が待っている……それはとても幸せなことですよ」
コニー「腹減って帰ったときにすぐ食えるのっていいよなー」
サシャ「私たちだって例外じゃありませんよ!例えば、訓練で疲れているときに美味しい焼菓子をもらったとします。ジャン、くれた人をどう思いますか?」
ジャン「……そりゃ嬉しいし気が利いてるな、って。うまかったらすげぇなって思うし」
サシャ「そういう人を嫌いになりますか?」
ジャン「嫌いにはなんねぇな」
コニー「サシャってすげぇ……」
サシャ「つまり、です。ジャンがミカサに意識してほしいのなら何か美味しいものを作れるようになればいいんです!」
ジャン「お、おう……なるほどな」
サシャ「渡すのに勇気はいると思いますが……ミカサもジャンってすごいと思い始めて、もう少し仲良くなれるかもしれませんよ?」ニヘッ
コニー「サシャも美味しいお菓子とか作れんのか?」
サシャ「私ですか?そうですね……料理は好きですよ。なので、お菓子も作れなくはないですね」
コニー「やっぱサシャってすげぇなー。オレなんか砂糖と塩間違えたことあるけどな」
ジャン「それはただのバカだ……」
サシャ「……砂糖と塩を間違えるなんてもはや何もできないじゃないですか……」
ジャン「……サシャ。今度何か美味しいもん作れるように教えてくれ」
サシャ「もちろんですよ……ただ授業料とりますよ」ニヘッ
ジャン「はぁ?……夕食のパンで我慢しろ」
サシャ「さすがジャンわかってますね!……その調子で作り方もすぐ理解してくださいね」
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- 14 : 2018/01/14(日) 15:25:51 :
- 8.『恋愛のコツ②』
(登場:マルコ、ライナー)
ライナー「はぁ……クリスタ……」ボソッ
マルコ「……ライナー?」
ライナー「マ、マルコか」
マルコ「珍しいね、ベルトルトがいないのも」
ライナー「ベルトルトならさっきアルミンのところに行ったからな」
マルコ「……あっ、クリスタがあっちn」
ライナー「クリスタだと!?」
マルコ「(凄い反応早い)」
ライナー「そうだ……マルコ。お前に1つ聞きたいんだが」
マルコ「?」
ライナー「どういう人がクリスt……ゴホッゴホッ……女子にモテるんだ?」
マルコ「……うーん……人それぞれ違うんだろうけど……いい匂いがする、とか清潔感がある人じゃないかな」
ライナー「匂い……か」
マルコ「訓練のときの汗の匂いよりは、爽やかな匂いのほうが人気がありそう……かな。女子に聞いてみるのが1番わかりやすいんだけどね…
…」
ライナー「確かに不潔な奴より清潔な奴に近寄りたいよな」
マルコ「あとは……この前ジャンがサシャから聞いたみたいだけど……美味しい料理で相手の胃袋を掴む……だったかな」
ライナー「料理か……正直自信はないがいいかもしれんな……」
マルコ「あっ、あとは笑顔が素敵な人とかかな。これはきっと男女共通だと思うよ」
ライナー「素敵な笑顔……な」
マルコ「やっぱり笑顔の人って優しそうだし……近寄りがたいってことはないだろう?」
ライナー「マルコ。オレの笑顔はどうだ」ニッ
マルコ「……どうって……少なくとも近寄りがたいオーラとかは出てないかな」
ライナー「そうか……それならいいが……」ホッ
マルコ「うーん……ライナーは頼れる兄貴分っていうイメージがあるからモテないことはないんじゃないかな?頼れる人って女子からするとかっこいいって思われると思う」
ライナー「そ、そうか?ならオレにもチャンスは残ってるのか……」
マルコ「……クリスタと……頑張ってね」ニコッ
ライナー「おう、ありがとな(言われたこと実践しよ)」ニッ
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- 15 : 2018/01/15(月) 15:42:15 :
- 9.『誕生日①』
(登場:クリスタ、ユミル)
ユミル「なぁ、クリスタ」
クリスタ「どうしたの?」
ユミル「あー……お前今日誕生日だろ」
クリスタ「あっ……うん!覚えててくれたんだ……」
ユミル「はぁ?私がクリスタの誕生日を忘れるわけないだろ」ワシャワシャ
クリスタ「わっ……もうっ……髪の毛ぐちゃぐちゃに……」
ユミル「……おめでとう、クリスタ」
クリスタ「……うん……ありがとう、ユミル」ニコッ
ユミル「……これやるよ」
クリスタ「わぁ……可愛いヘアゴムだね……!」
ユミル「クリスタに絶対似合うと思うから買っちまったよ」
クリスタ「本当にありがとう!大事にするね!」ニコッ
ユミル「それなら私も嬉しいぞ、クリスタ」
クリスタ「ユミルの誕生日は私が盛大にお祝いしてあげるから楽しみにしててね!」
ユミル「そこまで盛大じゃなくていいぞ(クリスタ生まれてきてくれてよかったまじ天使)」
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- 16 : 2018/01/16(火) 18:06:37 :
- 10.『夢と現実』
(登場:ライナー、コニー、サシャ、クリスタ、ベルトルト)
女子訓練兵1「……それで、その男の子が、走ってきて……私とぶつかったの!」
女子訓練兵2「え~痛そ~」
女子訓練兵1「でね……その……男の子がすごいイケメンだったの」
女子訓練兵2「えっ!?羨ましいんだけど~」
女子訓練兵1「しかも、すごい優しくて……爽やかで……」
女子訓練兵2「いいなぁ~運命の出会いじゃん!」
女子訓練兵1「う、うん……仲良くなれたらいいな……///」
ライナー「……(運命の出会い……か)」チラッ
コニー「ライナーは明日の休暇どこに行くんだ?」
ライナー「(待てよ……オレに運命の出会い現象が起きたら……)」
━━━━ライナービジョン(妄想)━━━━
ライナー「……これじゃあ間に合わねぇぞ」ダッシュ
ライナー「……あそこの角を曲がれば着く……何とか間に合いそうだな……!……うおっ!?」ドンッ
クリスタ「えっ!?」ドサッ
ライナー「す、すまんクリスタ……怪我はしてないか?オレの手に掴まって立ち上がってくれ」
クリスタ「ううん、怪我はしてないよ。ライナー……ありがとう……///」
ライナー「いや……本当にすまなかったな。オレが走ってなければよかったんだが……とにかく、クリスタに怪我が無くてよかったぜ」ニッ
クリスタ「……ライナーって……かっこいいなぁ……」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ライナー「(どうかこの現象起きてくれ)」
コニー「おい、ライナー?」
ライナー「あ、あぁすまんなコニー。何の話だったか教えてくれ」
コニー「だから、明日の休暇の話だ」
ライナー「あ、あぁ、そうだったな。オレは自主トレをするつもりだ」
コニー「自主トレ……すげぇなライナー」
ライナー「コニーは何をするんだ?」
コニー「オレは寮でゴロゴロしてるぜ」
ライナー「はははっ、まぁ息抜きも大事だからな、いいと思うぞ」
━━━━翌日━━━━━━━━━━━━━━
ライナー「(教官に呼び出されるとはな……待たせるわけにはいかないから走るか)」ダッシュ
ライナー「(それにしてもオレは何かやらかした覚えはないんだが)」タッタッタッタッ
ライナー「(そこを曲がれば教官室が……)」
ベルトルト「危ないッ!?」ドンッ
ライナー「うおっ、ベルトルト!?」ドサッ
ベルトルト「だ、大丈夫!?ライナー、怪我はない……!?」アセアセ
ライナー「……オレは大丈夫だ(待てよ……運命の出会い現象は起きたが……何か違うぞ)」
ベルトルト「手、貸すよ?」スッ
ライナー「いや……大丈夫だ。立てる(望んでたものと全然違うんだが……)」
ベルトルト「そっか。ライナーに怪我が無くてよかったよ……」
ライナー「あぁ……すまなかったなベルトルト……(負ったとすれば心の傷だ……。オレのささやかな夢が……クリスタ……)」
コニー「なぁお前ら……そういうことだったのか」サッ
サシャ「愛には色々な形があるというのは本当でしたね」ササッ
ライナー「いや違うぞ……これには事情があるんだ」アセアセ
コニー「説明はしなくてもバカでもわかるぞ」サササッ
ライナー「頼むから少しずつ後退りしないでくれ」
ベルトルト「ぼ、僕たちはそんなんじゃないよ……」アセアセ
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- 17 : 2018/01/18(木) 19:15:52 :
- 11.『事故①』
(登場:エレン、アニ)
※訓練兵時代のお話
エレン「アニ、対人格闘オレと組んでくれ」
アニ「……懲りないね」スッ
エレン「だんだん上手くなってきた気がするんだよな。アニもそう思うだろ?」スッ
アニ「……全く思わない」ブンッ
エレン「何でだよ?この前のオレの蹴り技だって決まってただろ?……返り討ちには遭ったけどよ」ヒュッ
アニ「……見た目はそれらしく見えるけどまだ全然違う」スッブンブンッ
エレン「……どこがだよ?」スッスッスッヒュンッ
アニ「あれだとどこを狙ってくるかすぐわかる。あんたが私の腕を狙ってたのも」スッヒュンッ
エレン「…………!!」スッスッ
アニ「狙う場所がわかっていてはすぐに避けられる」スッブンブンッ
エレン「な……」ヒュッヒュンッ
アニ「もちろん今も」サッ
エレン「クソッ……」
アニ「……隙をみせたその瞬間が絶好のチャンスでもあるから」スッ……バキイッ
エレン「っあ!?」ドサッ
アニ「攻撃の後にあれだけ隙を見せていたら私じゃなくたって反撃に出られる」
エレン「痛ってぇ……」
アニ「……痛くてもう1度やる気すらないかい?」……スッ
エレン「なっ……んなわけねぇだろ。オレはもう1回やるぞ」
アニ「…………何か落ちてるけど。これあんたのでしょ?」ヒョイッ
エレン「あ、悪いな、アニ」
男子訓練兵1「うおおおおっ!?」ドンッ
エレアニ「「!?」」
男子訓練兵1「本当にごめん、エレn……」
男子訓練兵2「…………」
エレアニ「「……!!」」
アニ「……どいて」ドンッ
エレン「わ、悪かったなアニ!!」
アニ「……たとえ誰かがぶつかってきたとしてもか弱い乙女を押し倒すのはよくないんじゃないかい?」スッ
エレン「だ、だから悪かったって!」アセアセ
アニ「そう……乙女に危害を加えるのはよくないね」バキイッ
エレン「うっ!?」ドサッ
アニ「……今日はもう終わりにさせてもらうよ」スタスタ
エレン「痛ぇ……」
アニ「(顔が近すぎてびっくりした……意外にかっこよかった……って一体私は何を考えてるんだろうね……)」
エレン「蹴りを出す乙女なんかどこにいるんだよ……(……思ったより顔は綺麗なんだな、アニって)」ボソッ
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- 18 : 2018/01/18(木) 19:32:11 :
- エレアニに期待❗❗❗❗❗❗❗❗❗
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- 19 : 2018/01/23(火) 22:32:45 :
- あ、アルアニ…
アルアニ見たいです
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- 21 : 2018/01/25(木) 09:09:16 :
- ありがとうございます!
期待ですよ
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- 22 : 2018/01/29(月) 19:25:59 :
- 12.『約束』
(登場:アニ、アルミン)
アルミン「……っと、この本はここに置いて……」
ガチャリ……
アニ「……」
アルミン「……!や、やぁ、アニ……」
アニ「……またここにいたんだね……雑用でも押し付けられたのかい?」
アルミン「ううん、違うよ……本を読んでたんだけど、夢中になってたくさん出しすぎちゃって片付けがこんなことになっちゃってさ……」
アニ「……本……か。正直面白さがよくわかんないんだけど」
アルミン「……僕は……その、もちろん、外の世界のことを知りたいんだけど……」
アニ「あぁ……そういやエレン……もそんなこと言ってたっけ……」
アルミン「うん……いつかエレンとミカサと外の世界を冒険するって約束してるんだ」ニコッ
アニ「ふーん……」
アルミン「……アニは本を読んだりしないの?」
アニ「……本はあんまり読んだことはないからさ……何が面白いか知らないから読まないね」
アルミン「そっか…………」
アニ「…………」
アルミン「あ!そうだ……それならこれとかはどうかな?」
アニ「…………絵本……」
アルミン「小さい子が読むものかもしれないけど……僕は絵が入ってるから好きなんだ」
アニ「…………そう」
アルミン「……たしか、この本はうさぎが遠い国を旅する話だよ」
アニ「…………遠い国を旅する、か」
アルミン「うん……僕もいつか旅したいなぁ……」
アニ「旅は楽しいだけってわけじゃないよ……困難なことだってある」
アルミン「はは……確かにそうかも。それでも僕はその困難を乗り越えた先の世界を見てみたいんだ」
アニ「…………あんた……体力もないのに兵士になったのはそのためかい?」
アルミン「……もちろんそれもあるし……僕はエレンやミカサに守られてばっかりじゃなくて、対等でいたいんだ」
アニ「……確かに今のあんたじゃあ守られる対象でしかないね」
アルミン「う……やっぱりそうだよね……」
アニ「…………ただ……さ」
アルミン「…………?」
アニ「別に体力だけが強さってわけでもない。あんたのその頭脳は……敵にとっては大きな脅威になりかねない」
アルミン「……大きな脅威……」
アニ「……兵士に限らず、作戦を考えることは重要……どこかの誰かみたいに後先考えずに突っ込んで行ったって……常に上手くいくとは限らない」
アルミン「…………」
アニ「……本題とずれたね……今の話は忘れて」
アルミン「……いや、忘れないよ」
アニ「……」
アルミン「確かにアニの言うことは……正しいと思う。どんなに力のある人がいたって、作戦を考えてそれぞれの力を引き出す必要はある」
アニ「……」
アルミン「……それに、みんなをまとめて指揮する人も必要だよね……」
アニ「……あんたならできるんじゃないの?」
アルミン「え……?」
アニ「……」
アルミン「それだと僕も役にたてるから嬉しい、かな」
アニ「……そう」
アルミン「それで、外の世界を冒険しないと」
アニ「……そう。頑張りな」
アルミン「アニ」
アニ「……?」
アルミン「外の世界を冒険するときはアニも一緒だよ」ニコッ
アニ「…………!!」
アルミン「……あはは……ちょっと急過ぎたかな」
アニ「……全く。あんたらしくないね……」
アルミン「ご、ごめん……」
アニ「でも……一緒に行けたら……嬉しいよ……アルミン」
アルミン「…………!!」
アニ「……じゃあね」
アルミン「(エレンとミカサだけでなく……アニと一緒に冒険するために僕は頑張るよ)」
アニ「(……兵士ごっこなんてしてる場合じゃないけど……もし、未来が自由に選べるのなら……私もアルミンと……)」
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- 23 : 2018/02/24(土) 14:11:16 :
- 恋愛系はほっこりしますね(´▽`) '` '` '`
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