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何が真実で、何が偽りか。【短編】

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  1. 1 : : 2017/12/09(土) 09:16:12
    __ここはどこだったかな?

    ああ、そうだ。俺はエレン。エレンだ。此処はシガンシナ区。ミカサと薪拾いしてるとき、寝てしまったんだったな。俺はミカサが何か話し掛けてきている事に気付いた。

    ミカサ「エレン!」

    エレン「ああ、ミカサか」

    ミカサ「早く帰ろう」

    空を見上げてみると橙色。夕方になっていた。


    エレン「ただいま」

    カルラ「エレン、ミカサ。遅かったわね」

    まあ、寝てしまったしな...

    カルラ「今日はチーズハンバーグよ!」

    チーハンだ!やった!...と言いたいところだけど、食欲が無かった。

    ただいまーと言う声が聞こえてきた。父さんだ。

    グリシャ「お、今日はチーズハンバーグか」
  2. 2 : : 2017/12/09(土) 09:31:59
    夕食を取り、父さんが話し掛けてきた。

    グリシャ「明日、お前が気になっていた地下室を見せてやろう」

    地下室!地下室は前々から気になっていたけど、鍵は父さんが持っていたから見れなかったんだ。

    翌日、父さんが起こしに来た。時計を見る。....は?4時!?

    エレン「眠い...」

    グリシャ「...」

    地下室の扉が開く。そこには色々な薬品、本があった。
  3. 3 : : 2017/12/09(土) 12:50:27
    期待です
  4. 5 : : 2017/12/12(火) 21:45:05
    此処が地下室か....何て繰り返し考えていると、

    グリシャ「そこに座りなさい」

    と、言ってきた。俺が座ると父さんも椅子を持ってきて座り、じっと此方を見てきた。

    グリシャ「こんな事をいきなり言うのも変だが....父さんは”巨人”なんだ」

    ...は?いや、そう言う嘘はエイプリルフールだけにしてほしい。と述べたが、聞いてなかった様にまた語り始めた。

    グリシャ「....正確には、”巨人化できる”と言った方が良いだろう。そして、父さんは壁の外から来た人間だ。お前が見たいと言っている『海』も見てきた。.....『始祖の巨人』、『進撃の巨人』。私は現在この2つの力を持っている。因みに、始祖の巨人は奪ってきた物だった。」

    突然、俺の前で語られた。正直、何を言っているかまるで理解不能だった。始祖の巨人?進撃の巨人?巨人は1つだろ?数々の疑問が脳の中で暴れまわる。信じたくない。父さんが、巨人だなんて。そう、そうだ。此れは偽りだ。
    父さんは奥からメスを取りだし、腕を切り裂いてみた。....どういうことだろうか。俺の目の前で父さんの腕から煙が出てき、傷付いたその腕はたちまち何事も無かったように元に戻った。.....巨人?

  5. 6 : : 2017/12/12(火) 21:58:40
    衝撃の真実を自分自身の目で確認した後、奴等はやって来た。壁の外から来た、奴等が。

    大きな爆音と煙と共に、壁の外から赤い”手”が見えた。そして、顔も露になって行く。俺と父さんは地下室から脱け出し、奴を見ていた。50mもある壁を越える、巨大な”巨人”が。















































    何が真実で、何が偽りか。それは俺には分からぬ事だった。











































    その後の事は、よく覚えていない。精々覚えているのは、巨大な奴と、鎧を纏った奴が壁を壊し、巨大な人喰いが町へ入ってきたこと、そして.....最も忘れられなかった事。母さんが巨人に喰われた。俺の、俺達の目前で。
    しかし、何かを忘れている気がする。一度は感じた筈なのに。一度は衝撃的な内容を告白された筈なのに。繰り返そう。何かを忘れている気がする。だが、幾日経っても、俺がその事を思い出す事は無かった。

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