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アニ「‥‥‥‥‥‥‥‥だれ!?」 君の名はパロ

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  1. 1 : : 2017/11/24(金) 17:22:21
    アルアニ。



    君の名はパロ
  2. 2 : : 2017/11/24(金) 20:42:07
    「今年もボッチクリスマスか‥‥」




    アニは、シャンシャンと音がなり
    緑と赤でラッピングされている町を見て
    ボソッと呟いた




    もともと、感情を顔に出さないアニは
    男性ウケもあまりよくなかった


    女子の友達も少ししかいない



    ‥‥‥‥‥‥まぁ、それは整いすぎた顔にも問題があるのだが。





    コツコツとヒールを鳴らし
    夜道を歩いた


    自宅のアパートへ帰りドレスのように可愛く
    あしらわれた黒色のコートを床へ投げ捨て
    鏡の前を通りすぎた


    ちらっと一瞬見えた鏡の中の自分は
    いつもより背が高くなっている気がして
    アニはバッとみた



    「えっ!?今ごろ成長期!?」



    「やったやった!!!!」




    幼馴染みのライナーやベルトルトでも
    あまりお目にかかれないハイテンションなアニ。


    ピョンピョンと可愛く、うさぎのようにとび跳ねている




    『あの‥‥‥‥‥‥』



    「え」



    鏡の中の人物をよく見ると、私ではない人が
    そのなかに映っていた




    「誰‥‥あんた?」


    『君こそ‥‥‥‥誰?』


    鏡の前に自分がたつと自分が映ると
    人はみんな思う

    というか、それが当たり前だ


    なのに鏡の前には、見知らぬ男の子がたっている



    『‥‥‥‥僕は、アルミン・アルレルト。』
  3. 3 : : 2017/11/25(土) 22:09:46
    「えっと、‥‥‥‥アニ。アニ・レオンハート」


    「まぁ、すわりなよ」


    アニはそう言うとふわっとワンピースの丈を
    動かし、可愛らしくストンと座った



    『‥‥』



    アルミンと名乗る金髪の美しい男も
    なにか言いたげな顔をして
    静かに座った











    ‥‥これが電話なら間違い電話ですね?はい。
    で終われるが鏡なので電話を終わらせることも
    できない


    鏡越しに二人の間に気まずい空気が流れた




    『‥‥さっきのウサギダンス‥‥可愛かったよ。ふふっ』



    「ち、ちょっと!!忘れて!」



    アニは顔を真っ赤にさせて叫んだ



    アニはハッとして口を押さえたが
    まわりからはなにも言われなかった、



    『あう‥‥‥‥ごめん。』




    『‥‥‥‥』


    「‥‥‥‥」


    再び、二人の間に沈黙が。



    『あっ、そういえばもう少しでオリンピックだよね!あと三ヶ月くらい‥‥』



    「そうだね‥‥‥‥‥‥」



    『は、ははっ』



    「‥‥‥‥‥‥ん!?」



    『はぇ?‥‥』



    「今、2022年でしょ?あと一年くらいしないとないよ。」



    『へ?今2019年だよ』



    「え」『‥‥え』




    二人が声を見事にハモらせた瞬間、
    鏡の画面がプツンときれ、白黒の画面がうつり
    雑音がなり、またいつもの光景に戻った




    「な、なんだったの?‥‥‥‥」




    夢のような不思議な出来事にアニは
    その夜驚きすぎて寝られなかった
  4. 4 : : 2017/11/25(土) 23:03:47
    期待
  5. 5 : : 2017/11/26(日) 00:03:31
    『‥‥‥‥な、なんだったんだ?』



    アルミンはさっきのことは夢ですよ~
    といわんばかりにいつもどおり自分をうつしている
    鏡を見てそう呟いた


    『興味深いけど‥‥明日大学だし‥‥寝よ』



    アルミンはそう言い、電気を消したあと布団に潜った












    『んぁ~~!!!‥‥‥‥はぁ』




    アルミンはいつもどおりの朝を迎え
    昨日のことなどすっかり忘れていた



    『ん‥‥‥‥なにこれ?』



    鏡の左端に《10》という数字が浮かび上がっていた



    『‥‥‥‥あっ、そういえば昨日‥‥‥‥でもこれ、なんだろ?』



    そう言いアルミンはその《10》という数字を指でタップした




    ブゥンと不思議な音がしたあと
    パッと画面が変わった



    そこには


    「‥‥へ!?‥‥うわぁ!!!」


    下着姿の
    女の子がたっていた


    「へ!?ちょっ、あ、」


    電話じゃないから切れないので
    おろおろして困ってるアニ。


    「見んな!!」


    『あっ、ご、ごめん』


    30秒後



    ジーパンに肩出しの黒の長袖
    その上にふわふわのコート。そしてピンクのマフラー
    という可愛らしい服を身につけてアニは


    「こっちむいていいよ」


    と言った



    『‥‥‥‥お、おはよ』



    「‥‥‥‥やっぱこっち見ないで」



    アニはまるで汚物を見るかのように軽蔑の目でアルミンを見た



    『へ?‥‥‥‥あっ』


    アルミンのアルミンまでおはようしていた



    『いや、これは自然現象で‥‥‥‥』



    「‥‥‥‥そう。」



    『‥‥‥‥黒色のレース‥‥似合ってたよ』


    アニが身に付けていた下着のことだ


    「‥‥‥‥最低」


    『でも今日、君の服おっきいだろ?‥‥ほら。谷間見えてる。危ないよ?』



    「‥‥‥‥」



    言われたあとアニは服の上の部分をバッと手で押さえた



    「‥‥‥‥あ、でも私に気がある男なんていないよ?」



    『‥‥え?なんで?』



    「‥‥友達いないし‥‥‥‥‥‥‥‥チッ、不細工だから」






  6. 6 : : 2017/11/26(日) 00:24:14
    『そう?綺麗な顔してると思うよ?』

    そんな顔してるあんたに言われても‥‥
    とアニは思いながら

    「‥‥どうも」

    と言った


    「‥‥‥‥それ、いつおさまるの?」


    『‥‥もう少ししたら‥‥‥‥かな?』


    「‥‥‥‥‥‥‥‥‥そういえば、あんた何歳なの?」


    『ん~と、22』


    「私より二つ年下か‥‥」


    「あっ‥‥‥‥と‥‥私これから仕事。じゃね」


    『いってらっしゃい』


    ”いってらっしゃい“
    母親はおらず父親もずっと仕事でそんな言葉
    久しぶりに聞いたアニはなんだか
    嬉しいような、むず痒く感じる言葉だった



    アニと会話してから10分

    画面はとぎれ
    またいつもの光景に戻った


    『これは‥‥‥‥話していられる時間を表しているのかな?』


    『‥‥‥‥わぁ!!僕も大学いかないと!!!』


    アルミンはそう言うと大急ぎで支度を始めた


  7. 7 : : 2017/11/26(日) 00:24:45
    期待あんがと!(*^ー^)ノ♪
  8. 8 : : 2017/11/26(日) 00:45:46
    『‥‥ぅう!!寒い!!』


    アルミンは家を出てそう呟いた


    アルミンは202号と記されているアパートのドアに
    向かい合い鍵をかけ、
    大学まで行く電車の駅へ向かった









    _________






    アニは
    朝から夜‥‥といっても
    六時だが、それまでに三つの店を掛け持ちして
    働いた


    しかし、三つ目の店、居酒屋で
    早くから酔っ払った男に酒をかけられ
    アニは千鳥足で家まで帰った




    202号



    アニは自分のアパートのドアを見て

    「あ~~私の家だぁ~~~」

    と言い、ドアを開け、入ろうとしたら
    壁にぶつかった


    アニはお酒に弱いのだ


    アニは入ってから鏡を見て《360》とかいて
    あったので

    「あーー、なにーー?」


    と言い、タップした


    『へ!?うわぁっ!!』


    朝の逆だ。アルミンが息子を丸出しして
    頭をタオルで拭いていた


    「は!?うわっ、その汚いもん早くしまいな!!」


    アニは完全に今ので一気によいが覚めたようで
    怒った口調でそう言った


    『も~~汚くないよ!』

    そう言いながらアルミンはパンツをはいた


    『‥‥‥‥数字、何てかいてあった??』


    「え?‥‥‥‥あぁ、360って書いてあった」


    『えぇ!?じゃあ12時までずっとこのままだよ!!』


    「え‥‥‥‥、まぁ、いいじゃん」


    「明日休みでしょ?夜まではなそうよ。お互いのこと」


    『それも良いね。じゃあ、話そうか』






  9. 9 : : 2017/11/26(日) 00:46:03
    つづきはあしたかきまふ
  10. 10 : : 2017/11/27(月) 22:30:43
    かきます!
  11. 11 : : 2017/11/27(月) 22:38:27
    それから、
    私とアルミンは色々な話をした



    アルミンは大学へ通っているそうで
    彼女は今まで一度も出来たことがないらしい


    どうりで部屋が散らかり放題なわけだ


    好きなことは読書


    趣味は花の世話


    なんとも女々しい


    嫌いなことは?

    ときくと運動だとアルミンは答えた




    予想通りすぎて大笑いしてしまったら
    アルミンはほほを染めて怒った


    頬を膨らませたその表情はリスのような
    愛玩動物のようでアニはさらに笑った



  12. 12 : : 2017/11/27(月) 22:45:29
    それから何日も会話をしてわかったことがあるのだが


    アニとアルミンの住んでいる部屋は、同じらしい



    少し古いアパートの《202》
    まさにミラクルだ




    「じゃあ、こっちのアルミンは引っ越したんだね。どこ行ったんだろうね」



    『あぁ~~‥‥‥‥僕さ、もう少しで日本に行くんだ』



    『二年間ね』



    「‥‥‥‥え?」



    『帰ってきても、この部屋で暮らそうと思ってたんだけど‥‥‥‥未来の僕は、他の家を見つけたのかな?』



    「‥‥‥‥‥‥そっか。じゃあ、もう会話できないね」



    『うん。三日後に日本へ行くんだ』


    『でも、最後までアニと話したいから、鏡はしまわないよ』



    「そっか‥‥‥‥あのさ、じゃあこっちに帰ってきたら、私に声かけてよ」


    『ふふっ。そうするよ』



    「じゃあ、おやすみ」


    『おやすみ。アニ』
  13. 13 : : 2017/11/27(月) 22:54:52
    アルミンとさようならするまで
    あと、二日‥‥‥‥か。




    何だろう。このモヤモヤとした気持ちは。




    アルミンと話そう




    《5》



    ‥‥‥‥五分か‥‥‥‥やけに短いな‥‥




    パッと画面がかわり、アルミンがうつった



    『やぁ、アニ!どうしたの?』


    「最後にあんたの声聞いときたくてね」


    『うん。‥‥‥‥僕明日、ハネダ行きの~~~便にのるんだ!日本から帰ってきたらお土産を渡すよ!!!』



    「‥‥‥‥ありがとう」





    そのあと、他愛もない話をして
    会話を終わらせた





    ‥‥‥‥?、ハネダ行きの~~~便?



    ‥‥‥‥なんか聞いたことある‥‥



    ‥‥‥‥‥‥なんだったかな?
  14. 14 : : 2017/11/27(月) 23:11:52
    次の日





    「ねぇ、ミーナ。羽田行きの~~~便って何があったんだっけ?」



    「‥‥三年前なんだけど。‥‥‥‥??、思い出せない」



    「あぁ、飛行機墜落のやつね」






    友人からさらっと告げられた言葉


    「つい‥‥‥‥‥‥‥‥らく‥‥‥‥??え、せ、生存者は?」



    「0よ」




    頭が真っ白になる


    地面が波をうっているようで
    アニはたっていられなくなり地面に座り込んだ




    「あ‥‥‥‥ある‥‥みん‥‥‥‥っっ!!アルミン!!」




    アニはそう言うとダッとはしり
    鏡がおいてある自分の家まで大急ぎで帰った







    _______




    なんでアルミンが
    《202》のあの部屋に再び住まなかったのか
    今わかった



    死んだんだ。アルミンは



    死んだから、私にも声をかけられなかったんだ



    でも、今なら
    事故のことを告げれば
    事故は防げる



    未来は変わる!!!




    家に帰ったあと、

    大急ぎで鏡の前までいった



    《60》


    今日はずいぶん時間があるようだ




    パッと画面がうつると
    鏡を部屋から出そうとしているアルミンがうつった




    「‥‥‥‥あ、アルミン!!!!!!」




    『わっ、あ、あに!?どうしたの』



    『‥‥何かあった?』



    「あ、あのね、いや、と、とりあえず飛行機には乗らないで!!!」



    『えっ?ザーんで?』




    「そのザーーーきはザーーくするの!!!!」



    「えっ、‥‥!?こんなときにノイズが‥‥!!」



    「アルミン!!!飛行機に乗らないで!!!おねザーーー」



    『あっ、あに!?どうした』




    プチっ




    アルミンが話しかけたところで会話が終わった


    最後の日、話せる時間は
    60《分》ではなく60《秒》だったのだ





    「えっ、!?あ、アルミン!?ねぇ、!ねぇ!!!」




    「あ、‥‥‥‥アルミンっっ‥‥ぅっ」




    アルミンは死んでしまう


    そう思った瞬間、アニの胸からぶわっと何かが弾ける感覚がした




    ‥‥‥‥‥‥好きだったのだ



    アルミンのことを。




    だが、そのアルミンはもういない




    ‥‥‥‥‥‥‥‥これから死んでしまうのだから
  15. 15 : : 2017/11/27(月) 23:12:20
    続きは明日かきまふ
  16. 16 : : 2017/12/26(火) 11:17:42
    早く続きを‼
  17. 17 : : 2018/03/03(土) 09:54:18
    期待‼‼

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