【FGO】マシュ「ウチのサーヴァントが不憫すぎます」
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- 1 : 2017/11/16(木) 16:59:47 :
- note初めてのFGOSSを狙って構想を練っていたら先を越されたので初投稿です。
以下、注意書き
・FGOでFateタグを付けると過激派に殺されると聞いたので未分類で書かせていただきマシュ
・当方、終局2節までしかやっていませんがそこまでのネタバレはあるかもしれません
・にわかです。FGOもFateもです、お兄さん許して
・メタとかそういうの色々、何でも許して(ゆとり)
マシュはマスターに愚痴なんてない?ハハハ、そんなの妄想ですよ(女性不信)
まあなんか『日常で感じた不満をロマンくんが聞くことによってなあなあにしてチームワークを乱さないようにする』みたいな捏造設定です
多分カルデアにBARなんてありません
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- 2 : 2017/11/16(木) 17:06:58 :
- ──カルデアのとある一室
日中は誰も出入りしないそこは、夜になると変化が起こるという。
夜な夜なサーヴァント達が愚痴をこぼしにやってくる『そこ』の名は
『BAR【カルデア】』
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- 3 : 2017/11/16(木) 17:15:04 :
- ──BAR【カルデア】──
マシュ「開いてますか」カランカラン
ロマン「 ああ、いらっしゃい」
マシュ「おや、今日は一番乗りですか」
マシュ「この時間ならいつもはダ・ヴィンチちゃんが来てるのに珍しいです」
ロマン「ははは、忙しいんだろう」
ロマン「たまには良いじゃないか、周りを気にせずに愚痴をこぼせるんだ」
ロマン「ほら、座って座って」
マシュ「そうですね、では失礼します…」ストッ
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- 4 : 2017/11/16(木) 17:20:32 :
- ロマン「それで、今日はどんな愚痴だい?」
マシュ「それがですね…」
マシュ「私まだレベル1なんですよ」
ロマン「あっ…(察し)」
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- 5 : 2017/11/16(木) 17:25:11 :
- マシュ「物語は!!!!終局!!!!」
マシュ「バビロニアも救い!!私の最終再臨も終わりました!!!!」
マシュ「物語的に私が1番輝くじゃないですか!!!!」
マシュ「私の評価知ってますか!!?FGO攻略サイトで最強の星4は『マシュ』!!!!」
マシュ「堂々の10点!!!」
マシュ「星5で言えばマーリンさん!!孔明さん!!そのレベルです!!!」
マシュ「スキルも宝具もサポートとしては恐ろしく優秀じゃあないですか!!!!」
マシュ「何故種火が貰えないのですか!!!おかしい!!!こんなのおかしいです!!!」
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- 6 : 2017/11/16(木) 17:28:03 :
- マシュ「思えばストーリーに連れて行って貰った覚えがありません!!」
マシュ「冬木からバビロニアまでテキストでは私が戦っていたというのに!!!!」
マシュ「何故かバトルが始まれば戦っているのはマーリンさん!ジャンヌさん!フレンドの凄く強いサーヴァントさん!!」
マシュ「宝具なんてムービーでしか撃ったことありません!!!」
マシュ「ふぅ…ふぅ…」
ロマン「…落ち着いた?」
マシュ「すみません…取り乱しました…」
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- 7 : 2017/11/16(木) 17:36:27 :
- ロマン「使ってもらえない、かぁ…」
ロマン「それは確かに悲しいことだね」
マシュ「私だって先輩をお守りしたいんです…」
マシュ「先輩がラフムとの戦いで行き詰まった時、言ってみたんですよ」
マシュ「『私を育ててもらえませんか?きっとお力になれるはずです』って」
ロマン「ほうほう、それで?」
マシュ「先輩は言いました、『うーん、今種火ないからなぁ…』」
マシュ「でも私は知ってます、オールの種火をストックしていることを」
ロマン「うっわ」
マシュ「そして先日引いたファラオ・オジマンディアスにすべて貢いだことも」
ロマン「うっっわ」
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- 8 : 2017/11/16(木) 17:41:01 :
- ロマン「軽く修羅場じゃないか…」
マシュ「私は先輩がへそくりを使うのには見合わない女なんです…」
ロマン「…そんなことないさ、君が頑張ってるのはストーリーを見てきたぐだ子ちゃんが一番知ってることだ」
マシュ「先輩の宝物庫(意味深)の鍵を開けさせることなら自信はあるのですが…」
ロマン「おっと、下ネタはやめるんだ」
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- 9 : 2017/11/16(木) 17:51:15 :
- マシュ「ドクター、私はどうすれば良いのでしょうか…」
ロマン「とても難しい問題だ、恐らく今すぐの解決は不可能だろう」
マシュ「・・・」ションボリ
ロマン「でも」
ロマン「さっき自分で言ってたじゃあないか、君は優秀なんだ」
ロマン「コスト0でありながら星5サーヴァントにも引けをとらないサポート性能」
ロマン「タゲ取りからバフまで幅広くこなすことができる」
ロマン「今に向こうから『高難易度がクリア出来ないよ〜( ; ; )』って泣きついてくるさ」
マシュ「そう、ですか……そうですよね!」
マシュ「なんだか私、希望が見えた気がします!」スクッ
マシュ「そうと決まればその日まで鍛錬を怠れませんね!ありがとうございましたドクター!」カランカラン
ロマン「はいはい、夜も遅いから早く寝るんだよ」
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- 10 : 2017/11/16(木) 18:03:14 :
- ロマン「早く終局を終えて高難易度に挑戦する機会が出来れば良いんだがね…」
ロマン「さて、誰も来ないなら備蓄のチェックでも…」
アストルフォ「やっほー!開いてる?」カランカラ-ン
ロマン「おや、アストルフォか、いらっしゃい」
アストルフォ「お邪魔するよ〜取り敢えず適当な飲み物でお願い」ストッ
ロマン「はいはい」
ロマン「はい、どうぞ」コトッ
アストルフォ「オレンジジュースじゃん」
ロマン「まあまあ、BARって言っても愚痴を聞くだけの場所だからね」
アストルフォ「まあ良いけどさ、好きだし」ゴクゴク
ロマン「それで?君はどんな愚痴だい」
アストルフォ「ああ、そうそう」
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- 11 : 2017/11/16(木) 18:07:58 :
- アストルフォ「僕の今のレベルが50なんだけどさ」
ロマン「へえ、種火貰ってるんだね」
アストルフォ「ん、何か気になる言い方だなぁ」
ロマン「いやいや、ごめんごめん。さっきまで『種火が貰えない』って愚痴ってた子がいてね」
アストルフォ「ふーん、それでさ、レベル上げてもらってるのは良いんだけどさ」
アストルフォ「クエストに連れてって貰えないんだよ」
ロマン「えぇ…(困惑)」
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- 12 : 2017/11/16(木) 18:12:05 :
- アストルフォ「いや、わかるよ」
アストルフォ「確かに種火は貰ってるとはいえ」
アストルフォ「レベル50」
アストルフォ「高くはないさ、わかってる」
アストルフォ「僕もさ、最初は『マスターは僕のことを心配してくれてるんだ』と思ったよ」
アストルフォ「もう『素敵!抱いて!!』って感じだったよ」
ロマン「絆レベル0なのにデレッデレじゃないか……(困惑)」
アストルフォ「そりゃあ慣れない土地で優しくされてると思ったらコロッといくもんだよ」
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- 13 : 2017/11/16(木) 18:30:40 :
- アストルフォ「それでさ、ある日言ってみたんだよ」
アストルフォ「あ、回想入っても良い?」
ロマン「ああ、良いよ」
アストルフォ「ほわんほわんほわ〜んあすとる〜〜」
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アストルフォ「ねぇねぇ!マスター!」
ぐだ子「ん?どうしたのアストルフォきゅん」
アストルフォ「あのね!僕マスターが思ってるよりずっと強いから!」
アストルフォ「だからさ!僕もクエスト連れてってよ!」
ぐだ子「え?あぁ……」
ぐだ子「あのね、私がアストルフォきゅんをクエストに連れて行かないのはね?」
ぐだ子「別にアストルフォきゅんが弱いと思ってるからってわけじゃないの」
アストルフォ「へ?」
ぐだ子「絆レベルを上げたくないのよ」
アストルフォ「は?」
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アストルフォ「回想は終了だよ」
ロマン「うーん、この」
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- 14 : 2017/11/16(木) 18:36:58 :
- アストルフォ「どう?最高にクレイジーでしょ?」
ロマン「あぁ!アレじゃないかな、絆レベルがMAXになっちゃうと使う機会が減るからとか…」
アストルフォ「違うんだよ、ただただ何となく上げたくないらしいんだよ」
アストルフォ「『いや別にアストルフォきゅんが嫌いなわけじゃないよぉ、なんか上げちゃうと下がらないから嫌っていうか』」
アストルフォ「だそうだよ」
ロマン「絆レベルに親でも殺されたのかな?」
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- 15 : 2017/11/16(木) 19:41:38 :
- アストルフォ「まあ間違いなく殺されてるよね」
ロマン「潜在的に絆レベルを憎んでいるとしか思えないな……終局やってるくせにそんなこと言ってられるのか……」
アストルフォ「それにアレだよ、この前引いた太陽の王様は普通に絆レベル上げようとしてたよ」
ロマン「うっわ」
ロマン「オジマンディアス修羅場しか呼ばないじゃないか」
アストルフォ「え?」
ロマン「いや、こっちの話さ」
アストルフォ「ああ、そう」
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