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ミカサ「理解者」※現パロ

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  1. 1 : : 2017/11/13(月) 02:26:42
    唐突に書きたくなったので短いですが書かせていただきます。ジャンミカ現パロです。

    長い間放置してしまっている作品については申し訳ありませんがまだ書くことが浮かばない感じなのでお待ちいただければなと思います。
  2. 2 : : 2017/11/13(月) 03:26:55
    私はミカサ・アッカーマン。一ヶ月前に高校に入学してから、特に変わり映えもしない毎日を送っている。


    私の主な趣味は読書。音楽を聞いたりもする。

    読書も音楽も、小説やPopなども嫌いではないが、割とマイナーなジャンルが好きだったりもする。

    まあ、いわゆるオタクというもの。


    中学の頃から趣味が合う友達は少なかったので、友達付き合いも乏しい自覚はあった。

    でも特に不自由することもないのでそれでもいい、と割り切っていた。
    学校でも休み時間は大抵の場合は本を読んでいた。

    結構な頻度で私をからかうような言葉も聞こえてきたこともある。

    決して少なくはないようだったが、でも直接何をされたというのもなかった。
    それに正直相手にする方が面倒だったので放っておいた。


    そんな私なので高校に入っても同じように生活していくつもりだった。

    皆が思い浮かべ憧れるような高校デビューもない。
    異性と共に青春を送るなんてことももちろんない。

    でも私はそれで良かった。そう思っていた。


    -----------------------------------


    あれは高校入学から一ヶ月が経とうとしていた頃。

    私はいつものように昼休み、本を読んでいた。


    すると、


    「なあ、あんた」


    突然に声をかけられた。

    本から顔を上げると、1人の男子が立っていた。


    「ミカサ…だったよな?」


    そうだけど…何の用だろう。

    とりあえず私はミカサなので肯定の意を示す。


    ミカサ「そうだけど…」


    「ああ、合ってたか、良かった」


    未だよくわからないような顔をしている私を見て、彼は察したように言葉を繋ぐ。


    「いや、別に用があるわけじゃないんだけど、入学してからずっと話さないし本読んでるだけだったから。ちょっと気になってな」


    変な人。素直にそう思った。


    ミカサ「そう…」


    特に返す言葉が見当たらないのでそう返す。


    「何の本読んでるんだ?」


    ミカサ「…ライトノベル」


    今更趣味の事で引かれようが今までと変わらないので正直に答える。


    「ラノベかー、読んだことはねえけど、面白そうだよな」


    …え?


    ミカサ「あなたは変だと思わないの?」


    「何が?」


    ミカサ「ほら…ラノベとか…」


    ジャン「あー、たまに変だとか言うやつ居るよなー。俺あれよく分かんねえんだよ。他人の趣味だろ?わざわざ貶す方がバカバカしいって」


    変な人…。またそう思った。

    おそらくなんとも不思議そうな表情であろう私を見て彼は言う。


    「なんだよ?そんなに珍しいか?」


    ミカサ「ええ、中学にはそんな人いなかったから。むしろからかってくる方が多かった。」


    「へー、変なやつもいるもんだな…それ、その本、面白いのか?」


    変なやつは貴方だ。そう思いながらも聞かれた質問に答える。


    ミカサ「ええ、とても面白い。」


    「へー、読んでみてえな。図書室にあったのか?」


    一度探したけどなかったはず…


    ミカサ「図書室にはないはず…これは私が持ってきたものだから…」


    「そうかー、残念だな」


    少しでも理解してくれるのなら…

    読みたいと興味を持ってくれるのなら…


    ミカサ「…あの」


    「ん?」


    ミカサ「…私が貸す」


    「え、良いのか?」


    ミカサ「うん、読み終わったら次の巻を貸そう。」


    「おぉ、ありがとな!ミカサ!」


    そういえば名前で呼ばれるのなんていつぶりだろう…あれ?この人、誰だっけ?

    そんなことを考えていると、彼は察したように


    ジャン「あぁ、名前を言ってなかったか。ジャン・キルシュタインだ!よろしくな!」


    …察しが早くて助かる。


    そのまま午後の授業開始のチャイムが鳴ったので彼は私から第1巻を受け取り自分の席へ戻って行った。

    その後、授業に本を読んで先生に怒られていた。
    良い子は真似しちゃいけません。
  3. 3 : : 2017/11/13(月) 03:27:27
    -----------------------------------

    とまあ、これが現在私の隣を歩いている私の彼氏、ジャン・キルシュタインとの馴れ初めである。


    彼によると入学した当初から私に一目惚れし、なんとか話しかけようと頑張ったのが、あの会話らしい。

    …本当に変わった人である。


    あれからよく話すようになり、仲良くなった時に、彼から「付き合ってほしい」と告白された。

    彼がとても優しい人だとは分かっていたし、私も彼にはとても好意があったので、その場で承諾。付き合うことになった。

    懐かしいものである。


    ジャン「ミカサ?」


    ミカサ「ん?」


    ジャン「なんか悩みでもあんのか?」


    ミカサ「ぜーんぜん」


    ジャン「ならいいや、ほら、行こうぜ」


    今日は2人で本屋で好みの本を漁るのだ。

    ジャンは元々普通の小説をよく読む人だったので、その影響からか私も前より幅広いジャンルの本を読むようになった。

    それでたまに時間を見つけては本屋にこうやって2人で足を運ぶのだ。


    一風変わった…デート…なのだろうか…


    ジャン「この本面白そうだな!」


    そうやって本を手に取る彼はとても楽しそうだ。


    私はもう、1人じゃない。
  4. 4 : : 2017/11/13(月) 03:30:49
    以上で終わりです!

    さっき思いついたものを書いただけなので雑なところもあるかもしれませんが、見てくださった方々ありがとうございました!

    続きを書くかどうかは迷っていますが、学校の方が忙しいので、暇になって、希望があるのなら、という感じです!

    本当にありがとうございました!
  5. 5 : : 2017/11/13(月) 03:32:40
    追記

    http://www.ssnote.net/groups/1978

    感想等は、上記のコミュニティでも大丈夫ですし、もう完結しているのでこちらのスレッドに直接いただいても大丈夫です!

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Rion114

ShauLa

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