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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

茶柱「理想≪あなた≫を壊して現実≪じごく≫に帰ります!」

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  1. 1 : : 2017/11/07(火) 22:29:57
    アテンション!

    ・SSノート初投稿なので、色々と拙いと思いますがお許しください。性描写やグロテスクな表現を含むかどうかは展開次第としか言えないので、一応付けました。

    ・カリギュラパロディです。ストーリーもそんな感じに進めていきます。

    ・カリギュラって何?
    PSVita専用ゲームソフト。"μ"を取っ捕まえようとする"帰宅部"が"カタルシスエフェクト"という力を使いながら敵(帰らせまいとする"オスティナートの楽士"とその楽士達の歌を歌う"μ"とその狂信者的な感じの"デジヘッド")と戦い"メビウス"という世界から現実に帰ることを目指す学園シュブナイルRPG。上手く説明できてないけどこんな感じのゲームです。
    HP→http://www.cs.furyu.jp/caligula/frame.html

    ・人物安価は基本自由(ただしv3のみ)、行動や戦闘ではこちらで用意した選択肢を安価で選んでいただきます。その安価とコンマによって、ちょっとだけ話が左右されるかも…です。はい。

    ・ステータスやスキル決めなどでお時間をいただく場合がございます。ご理解とご協力をお願いします。

    …OK?それでは、物語の主人公を>>2でお願いします!v3キャラであれば男女問わず誰でもいいです!
    ※モノクマやモノクマーズは人間ではないので書かれても不採用とし、>>3のキャラを主人公にします。

    ※ここでは>>2とか>>3とか安価を使っていますが、これ以降は直下で行います。お許しください。

    …おっと、こちらも決めておきましょう。最初は卒業式から始まるのですが…その卒業生代表として登場するキャラを>>3でお願いします!ずれた場合は>>4のキャラにします。
  2. 2 : : 2017/11/07(火) 22:35:52
    転子
  3. 3 : : 2017/11/07(火) 22:37:46
    王馬っちだべ
  4. 4 : : 2017/11/07(火) 23:10:21
    安価ありがとうございます!茶柱さん主人公で進めますね。


    ー希望ヶ峰学園・体育館ー

    「__続いて、卒業生代表、王馬小吉。」

    王馬「はい」

    …転子の嫌いな男死が、壇上に上がっていきます。あの男死と話したことはありませんが。

    こんな形式的な式はいつ終わるのでしょうか…。
    早く帰って、ネオ合気道の練習をしたいです…。

    そう思って退屈な卒業式でただ座っていたのが、ついこの間の話で。

    転子は二年生に進級し、新たに入ってくる女子の皆さんを迎え入れるという意味合いも兼ねて、入学式の在校生代表に立候補したのです!

    …とは言え、男死も一緒に迎え入れるのは嫌なのですが…仕方ありませんね。

    「在校生代表、茶柱転子」

    茶柱「はいっ!」

    大きく返事をして、壇上に上がります。
    そして、壇の前で一礼してから、既に決まった言葉を述べて、また一礼。そのまま舞台袖へ…。

    「__新入生代表、王馬小吉。」

    王馬「はい」

    茶柱「…えっ?」

    舞台袖に戻ったばかりでしたが、思わず振り返ってしまいました。その男死は、確か。

    振り返えれば、跳ねた髪の小柄な男死が壇上に上がっきます。その顔は__知っている!!

    なんで、なんでですか?貴方は、ついこの前卒業したんじゃ…。

    「_君!…早く席に戻りなさい。」

    茶柱「あっ、はい!」

    先生に呼ばれ、我に帰りました。そして、前に向き直って__

    「全く…。」ザ…ザザザ…

    絶句しました。

    先生の顔が、モザイクがかったようにザザッと揺れて、チカチカと目の前で様々な色に変わって。

    茶柱「ひっ…。」

    思わず声を漏らし、後退り。そして、幕のすき間から見えた全校生徒達の姿に目を疑いました。

    席に座る生徒の中に、先生みたいに顔が、もっとちゃんと言えば、頭がザザザザザー…と、おかしなことになっている人がいて…。

    転子は声が出なくなって、また後退りしてしまいました。そんな転子の腕を先生が何か言いながら掴んできたので、それを思わず投げ飛ばしてしまいました。

    …男死が話していますが、この際関係ありません!

    ひらり、壇上から飛び降ります。タンッ、という軽快な音が体育館響いて、男死の言葉が途切れたのがわかりました。

    それに続いて、全校生徒の視線と先生達の怒号が転子に投げ掛けられて。

    転子は思わず、体育館から飛び出し、学校からも飛び出してしまいました…。

    王馬「………。」

    王馬「つまらなくないね。」ニヤッ
  5. 5 : : 2017/11/07(火) 23:11:15
    ー希望ヶ峰市・駅前ー

    茶柱「はぁ……はぁ……。」

    茶柱「…おかしい、です。おかしいですよ。この街、おかしすぎます…!」

    茶柱「なんであの男死が…卒業したんじゃ、なかったんですか…?」

    茶柱「それに、あの先生も__」


    「(直下)ー!」「キャー!」「いいぞー!」ザ…ザザザッ


    茶柱「!!!」

    茶柱「…逃げないと。」

    茶柱「逃げないと!!」ダンッダンッ

    茶柱「っ!?!?なんでっ、駅に入れないんですかっ!?」

    茶柱「このっ、このっ!」ダンッダンッ

    (直下)「……!」


    ーーーーー
    μポジの子を、直下でお願いします!
  6. 6 : : 2017/11/07(火) 23:27:40
    夢野ちゃん
  7. 7 : : 2017/11/07(火) 23:37:38
    ヒミコ「…何をしているのじゃ?」

    茶柱「!」

    転子が振り返えると、そこには先程までライブをしていたヒミコさんが立っていました。
    ヒミコさんは皆から歌姫として人気を誇るボーカルソフトで……あれ?ボーカルソフト…ですよね?なんで身体があるのでしょうか……って、今はそんなこと考えてる場合じゃないです!!

    茶柱「何って、帰るんですよ!こんなところ、いられません!!」

    ヒミコ「…どうしてじゃ?何か、足りないものがあるのか?ウチが用意してやるぞ。」

    ヒミコ「…お主は何があったらここにいてくれるんじゃ?」

    茶柱「……。」

    茶柱「何も、いらないです。だから、今すぐに転子を帰らせてください。」

    ヒミコ「__なんでじゃ?」

    茶柱「っ!!」

    ヒミコ「どうして?お主はこのメビウスにいて幸せじゃないのか?ねぇ、なんでなのじゃ?」

    茶柱「なんでって…」

    (直下)「ヒミコーーー!」

    ヒミコ「…(長文)!?」

    ーー
    直下で誰かお願いします。
    このキャラの扱いとしては、と同じ存在だけどメビウス内ではの力が強いせいで小人のような存在となってしまっています。この物語では転子やこれから決める帰宅部の面々に力を貸してくれる重要なポジションのキャラとなります。
  8. 8 : : 2017/11/07(火) 23:40:12
    キーボ
  9. 9 : : 2017/11/07(火) 23:57:37
    ありがとうございます!キーボですね。


    ヒミコ「…キーボ。」

    キーボ「…もう、やめてください!こんなことをするためにこのメビウスを作ったんじゃないんですよ!?」

    ヒミコ「しかし、皆を幸せにするという目標が…」

    キーボ「そうですが!ですが…こんなやり方、間違ってます…!」

    ヒミコ「何が間違ってるというのだ…?皆、幸せになってるじゃろ…?」

    キーボ「それでも、こんなの…って、ヒミコさん!?どこ行くんですか!?」

    茶柱「……えっと。」

    …なんだかよくわかりませんが、ヒミコさんはどこかに行ってしまって…キーボ?っていう小さな小人みたいなのが目の前にふよふよと浮いていて…。

    「…おい。」

    茶柱「へっ?」

    急に声をかけてきたのは、二人組の男死でした。この二人も、顔…というか、全身おかしいです…。

    「お前のせいで、ヒミコがどっか行っちまったじゃねぇか。」

    「どうしてくれるんだよ。」

    茶柱「どうしてくれるって言われましても…転子は何もしてませんよ!?」

    「知るかよ、そんなこと。」

    「責任取れよ。」

    茶柱「はぁ?なんで転子が責任取るんですか!?」

    「ゴチャゴチャうるせえなぁ!!」ゴッ

    「黙って責任取りやがれ!!」ゴッ

    茶柱「へっ…!?」

    この男死の二人組…急にキレたかと思ったら、姿を変えました…!!

    腕や足、顔から黒い塊が突き出た醜い姿です…はっきり言って見てられません。よくわかりませんが、さっさとはっ倒してやりましょう!

    キーボ「…!マズイですよ!逃げないと…!」

    茶柱「…逃げる?こんな奴ら、転子がネオ合気道でコテンパンに__」

    キーボ「そんなのこと、余計にダメですよ!!それじゃあこの二人には敵いません!!」

    茶柱「!!」

    キーボ「あれはデジヘッド…いえばヒミコさんの狂信者みたいな者です。捕まれば、貴方もあのデジヘッドになってしまいます!」

    茶柱「っ…!じゃあ、」

    キーボ「…逃げるしか、ないですね。」

    茶柱「それならそうと、早く言ってください!!」パシッ

    キーボ「ぐほあっ!?」ギュムギュムッ

    確か、キーボさん、でしたよね。引っ付かんでポケットにねじこみます。どうやらまだ何か知っているようなので、後でゆっくり話を聞きましょう!

    ですが…

    茶柱「今は、逃げないと…!」

    タッ スタッ タッタッタッ

    「へっ…バレバレなんだよ!」

    茶柱「!」

    「逃がさないぜ!!」

    茶柱「これは…どうしたら……」

    (直下)「…そこの君!こっちだ!」

    茶柱「!」

    ーーーー
    ついに帰宅部登場
    直下でお願いします
  10. 10 : : 2017/11/07(火) 23:59:32
    終一
  11. 11 : : 2017/11/08(水) 00:21:08
    最原「いいから早く!」

    茶柱「えっ、あっ、はい!」

    突然現れたことに、凄い怪しさしか感じないのですが…しかも男死だし…ですが…今は頼るしかないみたいです。何か変なことをしてきたらネオ合気道でぶっ飛ばしてやりましょう。

    帽子を被った男死は、走りながら転子に声をかけてきました。

    最原「_君も、"アレ"が見えたんでしょ?入学式の時の様子からして、そうだろうと思ってさ。」

    どうやら、転子と同じらしいです。一応確認しますが…。

    茶柱「貴方も、見えるんですか?」

    最原「うん……それに、僕以外にもいるんだ。今からそこに向かうから……!!」

    茶柱「…さっきの男死!!」

    「お見通しなんだよ…。」

    「逃がさないって…言ったよなァ!?」

    最原「マズイ…これじゃあ部室に行けない…!」

    「ケケケッ…。」

    「大人しく捕まるんだなァ!!」

    ここで…捕まる…?
    転子は、ここで終わりなんですか…?

    嫌です…

    そんなの…

    茶柱「絶対、嫌です…!」

    キーボ「…!」モゾモゾッ

    キーボ「…あの!今だったら僕の力であのデジヘッドと戦えるようにできます!」

    茶柱「!」

    キーボ「なので…質問に答えてもらっていいですか?」

    茶柱「…勿論です!」

    キーボ「じゃあ…貴方は、なんでこの世界に来たんですか?」

    茶柱「…え?」

    キーボ「貴方は…現実で嫌なことがあったから、苦痛を感じることがあったから、ここに来たんですよね?」

    キーボ「それを…僕に聞かせてください!僕が受け止めます!」

    茶柱「…………」

    茶柱「……転子は……」

    ーーーー
    直下で『現実であった"逃げたい"と思う程の出来事』をお願いします。出来るだけ具体的に書いてくださると助かります。
    あまり具体的でなかったら、もう一度聞くかもしれないです。
  12. 12 : : 2017/11/08(水) 00:29:06
    男死が嫌なのに、複数の男死、年齢は様々な奴らに無理矢理交際を迫られたり、ストーカーや盗撮などされたりしていた
  13. 13 : : 2017/11/08(水) 01:26:11
    スキルとか書いてて遅くなった…


    茶柱「転子は…男死が嫌で嫌で仕方ないんです!なのに……大勢の男死に、それに年齢はバラバラの人達に、無理矢理お付き合いを迫られたりしました…」

    茶柱「それで、断ったらストーカーされて……あげくに盗撮もされて……!!」

    茶柱「これだから男死は嫌なんですよ!!」

    キーボ「__辛かったんですね。それをずっと、抑え込んでいきてきた…」

    キーボ「…でも、それも終わりです!僕がそれを、力に変えてみせます!」

    キーボ「その奥底から沸き上がってきて、今にも身体を突き破ってしまいそうなその思い…」

    キーボ「周りのことなんて気にする必要ありません!その思いをぶちまけてください!」

    キーボ「さぁ…やっちゃってください!」

    茶柱「あ…ああ…」

    茶柱「うあああああああああああっ!!!!」ゴッ


    転子の心臓を、黒い杭が突き抜けて、
    手首の辺りから拳の先まで、黒いものが覆っていきます。

    手はいつもの一回り、いえ、二回り程大きくなって、転子の胸を貫いた黒い杭からは花が咲いて……これは、スミレでしょうか?綺麗な紫色をしています。

    はぁ…と、息を吐くと、少し落ち着いたせいか、自分自身から凄い力が溢れているのを感じました。

    これなら…

    茶柱「…負ける気がしないですね!地にねじ伏せてさしあげます!」

    ーーーー
    どうだっていいとは思いますが、転子のカタルシスエフェクトは魔法少女すずね☆マギカに登場するマツリの手みたいな感じです。
    相手を掴み、宙に放り投げて蹴りをいれたり、地に叩きつけたりそのまま殴ることでダメージを与える接近戦に特化したキャラです。
  14. 14 : : 2017/11/08(水) 01:26:49
    ◇あ、あー…マイクテスマイクテス…。

    ◇はじめまして、ナレーションでございます。これから戦闘に入ります故、すこしばかり説明をさせていただきます。

    ◇戦闘ではスキルを使って戦います。三回まで連続して行動することが可能です。また、二回目だと消費SPが半減、三回目だと更に半減いたしますので、ぜひご活用ください。

    ◇なお、体力…いわゆるHPの方はなんとなーくやっていきますが、精神力、SPの方はきっちり数値化して行います。ご了承くださいませ。

    ◇スキルに関しては、原作同様敵を倒したときに得られるスキルポイントで修得できますので、こちらもご活用ください。

    ◇また、敵をリスクブレイクすると通常よりも多くダメージを与えられます。リスクは攻撃のさいに与えることができ、5を越えるとブレイクできます。暫くするとリスクは元に戻りますので、ご注意下さい。


    茶柱「さぁ…行きますよ!!」


    ◆自我のない男死生徒 Lv4 
     リスク2 ピンピンしてる
    ◆自我のない男死生徒 Lv3 
     リスク1 ピンピンしてる

    ◆茶柱転子 Lv5 無傷 SP300/300
    ・アタックエフェクト
    ◇レイズアッパー SP60
     敵を下から勢いよく殴ることでダメージを与えつつ、宙に浮きあげる。
    ◇ステイブルプレッシャー SP80
     高確率でリスクを与え、更にガードを破壊することができる。ガードを破壊すると、リリースウエイトに派生する。
    ◇エクストリームフォールド SP120
     対象を担ぎ上げ、宙に離してから強烈な蹴りをいれ、そのまま後ろに叩きつけて前に放り投げる技。
    ・サポートエフェクト
    ◇アタックフェイバー SP50
     一時的に対象が与えるダメージをアップする 。
    ◇ソウルチャージ SP0
     SPを300回復する。
    ・ムーブエフェクト
    ◇ダッシュ SP0
     好きなところに移動する。上手く使えば回避に転用できる。
    ◇バックステップ SP70
     対象の敵から離れ、攻撃を回避する。
    ◇エスケープ SP25
     戦闘から逃げ出す。 ※現在使用不可


    直下…コンマによってはクリティカルとかしちゃう。あと連続して攻撃できるからそれも利用してだな…。
  15. 15 : : 2017/11/08(水) 14:02:35
    ステイブルプレッシャー!あえて!
  16. 16 : : 2017/11/08(水) 23:28:48
    チクショウ!なんで私はこんなに執筆が遅いんだ!!
    …ククク…コンマ35…5で割れる数っていいよネ…


    相手の男死との間合いはまずまず…と言ったところでしょうか。

    茶柱「…この距離であれば、まずはあちらの男死からやってしまっても問題ないですね。いきますっ!」

    拳に力をこめて、地面を蹴りあげる。
    間合いをつめ__思いっきり、右手の甲で叩く!

    「ぐっ…!?」リスクアップ!(1→2)

    茶柱「まだですよ!」

    相手が怯んだ隙は逃しません!そこにすばやく蹴りを叩き込みます!!

    茶柱「くらってください…てりゃああああああ!!!」

    「グハァッ!!」

    茶柱「…やりました!」

    「…ぐぎぎぎ」

    茶柱「…っと、あちらはこっちに突進でもするつもりなんですかね…?さっさと仕留めた方がいいのはわかりますが。」


    ◆自我のない男死生徒 Lv4 
     リスク2 ピンピンしてる

    ◆茶柱転子 Lv5 無傷 SP220/300
    スキルは>>14参照

    直下
  17. 17 : : 2017/11/09(木) 18:07:42
    エクストリームのやつ
  18. 18 : : 2017/11/13(月) 16:58:57
    遅くなりました。誠に申し訳ございません。
    …これ戦闘省いてさっさと進めた方がいい気がするんですけど、その辺のことご意見いただけるとありがたいです


    茶柱「まぁ、あの男死が何をするつもりであろうが転子には関係ありません!!」

    突進してくる相手をそのまま受け止めてから、上に放り投げ_相手の急所に迷わず蹴りこむ!!

    そしてその体を掴み勢いにまかせて後ろへ、反動で(自分の)体を後ろに持っていき……
    着地してすぐ地を蹴りあげ、(相手の)体を再び掴んで叩きつける!!

    「っ…~~~っ……」ドサッ…

    茶柱「…男死の分際で、転子に敵うと思わないでください!」


    ◇茶柱のレベルが上がりました!(Lv5→6)
    ◇スキルポイントを2獲得しました(8→10)
  19. 19 : : 2017/11/13(月) 16:59:11
    この先スーパー説明タイム


    倒れこんだ男死の姿はもとに戻り、ただの喧嘩をした後のような状況になりました。

    …あれ、これって結構不味いのでは…?学校に知られたらとんでもないことになりそうですが…。

    転子がそんなことを考えてる間に、帽子を被った男死は倒れた二人の顔辺り?に手を当てていました。そして、安心したように言ってきました。

    最原「…生きてはいるみたいだね。」

    キーボ「そこまでの重症ではないですよ。しばらくすれば正気に戻るはずです。」

    最原「そっか……えっと、キーボくん、だっけ?この世界に詳しいみたいだけど…。」

    茶柱「そういえばそうですね。貴方は誰なんですか?」

    キーボ「あっ…申し遅れました。僕はキーボ!ヒミコさんと同じバーチャドールと呼ばれるボーカルソフトです。」

    キーボ「同時期に発売された僕とヒミコさんは、僕達がメタバーセスと呼んでいるところにある情報の海を漂ううちに、自分の意思で動けるようになり、友達になったんです。」

    最原「そういえば、そんなバーチャドールもいたっけ…こんな姿じゃなかった気がするけど。」

    茶柱「メタバーセス…メタバーセス?なんですか?メタバーセスって。」

    キーボ「皆さんが"ネット"と呼んでいるものです。仮想空間のMetaverseに無意識のSEを付け足して"メタバーセス"と呼んでいるんです。」

    キーボ「人はネットに沢山の情報を流しますよね?それは、知識や楽しいことだけじゃなくて、いわゆる"負の感情"もあるんです。」

    キーボ「僕達が歌ってる曲にも、"負の感情"が込められた曲が結構あるんです……それで、皆さんの辛い思いが痛いほど伝わってくるんです。」

    キーボ「僕とヒミコさんは、それをなんとかしたいと思ったのですが…ヒミコさんはどんどんおかしな方に行ってしまっていて…。」

    最原「つまり…君はヒミコさんと同じ存在だけど、さっきの彼らみたいな人達の仲間ではないんだね。」
  20. 20 : : 2017/11/13(月) 16:59:25
    最原「まだよくわからないけど…とりあえずはそれで納得しておくよ。…で、さっきの…武器?はいったい…?」

    茶柱「転子が先程使ったものですね。アレは転子の中から出てきたような気がするのですが。」

    キーボ「えっと…それは…どこから話すべきでしょうか…。」

    キーボ「…人は、誰もが色々と内側に溜め込んでいますよね?それを理性や建前で抑え込んで生きている…。」

    キーボ「ですが、この世界ではそれを抑え込む必用がないんです。なので、その内側のものが溢れ出てしまうんです。」

    キーボ「身体という殻を突き破って出てきた黒いドロドロが異形を為したもの…それが先程のデジヘッドです。」

    茶柱「要するに…外面なんて無視して暴走した人が先程の男死ってことですか?」

    最原「でも…もしそうだとしたら、僕らはそうなってないよね?それはどういうことなのかな?」

    キーボ「貴方達はこの世界が作り物で、本当の現実が別にあることに気がついている。それで理性が働いて、本来は曝け出すものを抑え込んでしまっているんです。」

    最原「…人の目を気にして、怯えてる小心者ってことなんだね。」

    キーボ「そのお陰で、暴走せずにいられるんですよ。ですが、そのココロの力はこの世界では特に強力…同じものがないと対抗できない…。」
  21. 21 : : 2017/11/13(月) 16:59:55
    キーボ「そこで、僕の出番というわけです!その暴走しようとするココロを調律して、安定化させるんです!」

    キーボ「つまり、その内側に秘めたココロの爆発をコントロールできる状態にしたのが、先程貴方が使った力なんです!」

    キーボ「僕はそれを人の言葉を借りて"カタルシスエフェクト"と読んでいます。フッフーン!どーですかぁ!?イケテるでしょう!!」

    最原「カタルシス…抑圧からの解放だったかな。昔、依頼を受けた人から聞いた気がする。」

    茶柱「依頼って…貴方現実で何してたんですか…。」

    最原「あぁ…まぁ、色々。キーボくん、できたらもう少し話を聞きたいんだけど、ここじゃ危ないから場所を変えてもいいかな?」

    最原「…えっと、君もそれでいいかな?」

    茶柱「はい、構わないですよ!正直、男死の言うことを呑むのは嫌なのですが…ここが危険なのは事実でしょうし、貴方の仲間だっていう人達にも会っておきたいですし、ここはついていくしかなさそうですし…。」

    キーボ「僕は行くアテもありませんし…貴方達についていきますよ!」

    最原「そっか…ありがとう。実は、学校の使われてない教室を隠れ家にしてるんだ。…灯台もと暗し、でしょ?そこに僕の仲間もいるから。」

    帽子を被った男死はそう言うと、「それじゃあ……」と歩き出しかけて止まりました。

    最原「そういえば、まだ名乗ってなかったよね?僕は最原終一…しがない探偵だよ。」

    茶柱「最原さんですか…よろしくお願いしますね。転子は茶柱転子です!」

    茶柱「……あれっ」

    茶柱「…最原さん…学生、ですよね?」

    最原「えっ?あー…うん、えっと…まぁ、見た目は。」

    茶柱「……キエエエエエエエエエエエエ!!!!」

    最原「!?」ビクッ

    茶柱「探偵ならば依頼という言葉を使うのもおかしくありませんが…それはつまり現実ではとっくのとうに二十歳を過ぎていると捉えていいんですよね…?」

    最原「あぁ…まぁ…実際、20代なかばだし…。」

    茶柱「やっぱり男死ですね!投げます!!」

    最原「ええっ!?なんでっ!?」
  22. 22 : : 2017/11/13(月) 17:01:15
    ー希望ヶ峰学園・音楽準備室前ー

    最原「…着いたよ。ここが僕達の隠れ家……"帰宅部"の部室だよ。」

    最原「っ…さっきのまだ痛いや…。」

    キーボ「音楽準備室…??」

    最原「あぁ…今は音楽と言えばDTM(デスクトップミュージック)だからね。吹奏楽なんて人が寄り付かないんだ。だからこそ、集まるのにはうってつけの場所なんだよ。」

    茶柱「音楽と言えばDTM…この世界なら尚更ですね。なんだか複雑な気持ちになります。」

    最原「…そうだね。じゃあ、入ろうか。」


    ガラララ…


    最原「…ようこそ、帰宅部へ。」


    ーーーー
    ……はい、人物安価の御時間です。
    まだ登場してないv3キャラから三人お願いします。
    ↓3ぐらいまで。被った場合はずらしたりします。
    複数人あげるのはなしでお願いします。
    男女比率なんてものは知らない。
  23. 23 : : 2017/11/13(月) 18:55:17
    百田
  24. 24 : : 2017/11/13(月) 18:55:55
    ハルマキ
  25. 25 : : 2017/11/13(月) 18:59:41
    モノダム
    ダメなら、東条さん
  26. 26 : : 2017/11/14(火) 01:39:18
    >>24 コンマァ……これは何か良いことを起こさねば
    >>25 あー…なし…ですねぇ…でもこれは書かなかった私にも非がありますしどうせなら東条withモノダムとして出そう5555も出たことですし

    そしてスーパー説明タイムがまーた入ります


    ー希望ヶ峰学園・音楽準備室ー

    ガラララ、と開けられた戸を通れば、そこには髭が生えた変な髪型の男死と長いおさげの女子が一人。

    百田「お、終一じゃねえか!遅かったな!」

    春川「…アンタ、入学式の時の。」

    男死の方は気さくな感じで、女子の方は人を寄せ付けないオーラを放っています。

    最原「…紹介させてもらうね。彼女は茶柱転子さんだよ。」

    転子がその二人をまじまじと見ていると、最原が転子のことを二人に紹介しだしました…と言っても、名前だけですが。

    百田「茶柱か…よろしくな!俺は3年5組の宙に轟く百田解斗だ!!」

    茶柱「あ、はい。よろしくお願いします。変なことしたら投げ飛ばしますとだけ言っておきますね。」

    百田「なんでだよ!?」

    春川「…変なやつだね。私1年3組の春川魔姫。よろしく。」

    茶柱「はい!よろしくお願いいたします!女子どうし仲良くいたしましょう!!」
  27. 27 : : 2017/11/14(火) 01:39:34
    最原「それで…あれ?東条さんとモノダムは?」

    東条「ここにいるわよ。」

    最原さんが不思議そうに言った瞬間__天井の方から声が聞こえました。そして直後、軽やかに且つ華麗に、フワリと緑と白のクマを抱えた女子が飛び降りてきました。

    モノダム「…初メテ見ル顔ダネ。」

    茶柱「…あの、入ってきたときにはいなかったような気がするのですが。」

    東条「それは…戸棚を壁に固定する金具を取り替えていたせいだと思うわ。」

    モノダム「金具、錆ビキッテテ危ナカッタ。ダカラ取リ替エテタ。」

    茶柱「シャベッタッ!?」

    モノダム「ソンナニ驚カナイデ…オラハモノダム。斬美ト一緒ニ行動シテルロボットダヨ。」

    茶柱「なるほど、そうでしたか…変な声をあげて申し訳ないです。」

    モノダム「気ニシナクテ大丈夫ダヨ。」

    東条「……。」

    茶柱「…あ、えっと、」

    東条「私は1年1組の東条斬美よ。困ったことがあったら、何でも言ってね。」

    茶柱「は、はい!よろしくお願いします!」
  28. 28 : : 2017/11/14(火) 01:40:02
    転子はそうして東条さんと会話した直後、最原さんが話しかけてきました。

    最原「…茶柱さん。」

    最原「もう気がついてるとは思うけど…ここでは、どういうわけかわからないけど延々と高校生活が繰り返されてる。しかも、老若男女問わず皆高校生…本当におかしな話だよ。」

    最原「そして、それに気づいているのは僕達ぐらいしかいない…。」

    最原「…っと、本題に入ろうか。」

    そういえば、この世界について色々話すんでしたね…すっかり忘れてました。

    キーボ「…あ、あの?僕のこと忘れてません?」モゾ…

    百田「…あ?なんだ?今の声は…。」

    最原「あぁ…。」

    モゾモゾ、ポケットに入ったキーボさんが蠢きます。
    そして、すぽん!と抜け出し、前に出て一言。

    キーボ「僕の名前はキーボ!よろしくお願いしますね!!」

    百田「…!?な、なんだ!?」

    春川「…妖精?」

    東条「あら…?貴方、バーチャドールの……。」

    キーボ「…!僕を知っているんですか?ありがとうございます!」

    最原「…えっと、キーボくんはバーチャドールだけど、ヒミコさん達の仲間ではないらしいから…。」

    最原さんが補足するように、先程キーボさんから聞いた話を話始めます。百田さんに春川さん、東条さんにモノダムさん、皆それぞれ違った反応を見せていました。
  29. 29 : : 2017/11/14(火) 01:40:18
    最原「__つまり、僕達は現実とは違う世界に閉じ込められていて、この世界から出る方法は検討もつかないんだ。」

    最原「でも、はっきり言えるのは、皆どこかでヒミコさんの曲を聞いていたってこと。この事から、ヒミコさんが重要なんだと思う。」

    キーボ「…ここが現実じゃないことも、ヒミコさんが関係していることも間違ってないです。この世界……メビウスは、僕とヒミコさんで作りましたから。」

    帰宅部全員「!!!」

    キーボ「僕達は、歌を聞いてくれる皆さんを…悩みに苦しむ皆さんを、幸せにしてあげたかったんです。」

    キーボ「ですが、いつしかヒミコさんは人の魂を閉じ込めるようになってしまって…僕にも、さっぱり。」

    キーボ「お願いします!僕が皆さんを帰すよう、ヒミコさんを説得してみせます!なので、ヒミコさんを探すのを手伝ってください!ヒミコさん自身は、悪い人じゃないんです!」

    東条「…魂を閉じ込めていると言っていたわね?私達の現実の体はどうなっているのかしら?」

    キーボ「…すみません、それは今は調べられないんです。ヒミコさんの力が強くなるにつれて、僕の力はどんどん弱くなってしまって…体が小さいのもそのせいなんです。」

    春川「ふぅん…凄く現実離れした話だね。私は帰りたいから、その話に乗ってもいいけど。」

    百田「…俺は乗るぜ。ここは毎日健康に暮らせて、楽しいとこだけどよ…やっぱり帰りてーんだよ。」

    東条「そうね…全力で協力するわ。私には、仕えている人がいるもの。」

    モノダム「オラハ、斬美ト一緒…。」
  30. 30 : : 2017/11/14(火) 01:40:33
    茶柱「…転子も協力します!こんなところになんて、いられるわけありません!!」

    最原「…僕は。」

    最原「僕は…正直言って、ヒミコさんが何をしようとしているのかはこの際どうでもいい。現実にある、本当の家に帰れるなら…。」

    キーボ「皆さん…!!ありがとうございます!!」

    百田「…で、ヒミコはどこにいるのか心当りとかねーのかよ?」

    キーボ「そうですね…ヒミコさんに楽曲を提供している人気ドールP、通称"オスティナートの楽士"達を探しだすのが近道だと思います。」

    キーボ「楽士達の曲とヒミコさんの歌う歌が、ファンの人々からこのメビウスを維持する力を生み出しています。楽士達の元を巡れば、ヒミコさんの所に辿りつけるはずです!」

    春川「オスティナートの楽士…ねぇ。そいつらは何処にいるの?」

    キーボ「楽士も元は現実から来た人です。ですから、この学校の生徒の中にいるはずです。」

    東条「この学校の生徒の中に………もしかして。」

    東条「…朗報よ。そのオスティナートの楽士に心当りがあるわ。」

    茶柱「ほ、本当ですか!?」

    東条「ええ、一人……クラスメイトなんだけれど、"入学式で新入生代表として壇に上がった子"と言ったらわかるかしら?」

    キーボと東条とモノダム以外「!!」

    春川「…チッ、クソヤロー…。」ボソッ

    茶柱「それって、あのはねた髪の…!!」

    東条「……彼の名前は"王馬小吉"。」

    東条「以前、屋上で会ったときに飛んしまった紙を集めて渡したのだけれど…その後の言動といい、彼がオスティナートの楽士の可能性は高いと思うわ。」
  31. 31 : : 2017/11/14(火) 01:40:58
    ~回想~

    東条「見つけたわ、王馬くん。」

    王馬「ん…?あぁ、東条ちゃん。俺に何か用?」

    東条「先生が貴方を探していたわよ。」

    王馬「先生がねぇ。」

    王馬「じゃあ、ちょっと行ってくるね!ありがと東条ちゃん!」

    東条「ええ………!」

    __ビュゴオオオオオ!!

    王馬「うわっ…!」

    バサバサバサ!!

    王馬「あっ、やべっ…」

    東条「任せて頂戴!」

    ~~~

    東条「…集め終わったわ。」

    王馬「うわぁ、ありがとう!!いやあ、これ本当に大切なものだからさー、助かったよ!!」

    東条「それならよかったわ。ところで、それは何かの曲の歌詞のようだけれど?」

    王馬「んー…まぁ実際"ある曲"の歌詞だけどさ。そんなこと聞いてどうするの?」

    東条「少し気になっただけよ。特に理由はないわ。」

    王馬「…ふーん。じゃあね。そのうちこの曲を何処かで聞くかもねー?にししっ!」

    東条「…そのうち…?」

    ~回想終了~
  32. 32 : : 2017/11/14(火) 01:41:31
    茶柱「…怪しすぎないですか、それ。」

    東条「私もそう思っていたところよ。」

    春川「東条、その歌詞ってどんなだったか覚えてる?」

    東条「確か、始まりが"順が周って_」

    ホウソウキ『_今日も賽を振る』

    全員「!!!」

    『進むコマは 一方通行で』
    『人生 ボードゲーム』
    『決められた 道[マス] を ただ 進んでく』

    東条「この曲…この曲よ…!!」

    百田「…確定だな。」

    春川「…ハァ…さっさと王馬のところに行こう。曲がかかってるってことは、とりあえず放送室に行けばなにかしら見つかるでしょ。」

    最原「そうだね…まずは放送室を目指してみようか。放送室は校舎の4階だから……。」
  33. 33 : : 2017/11/14(火) 01:42:08
    ー希望ヶ峰学園・校舎1階ー

    茶柱「…あの、さっきから道が凄い塞がってるんですが。」

    最原「なんでだろう…おかしいなぁ。」

    百田「…オイオイ。こっちも塞がってんじゃねーか。こんなに机を積み上げとく意味ってあんのか…?」

    モノダム「ナイト思ウヨ。」

    春川「というかさ…私達、今何処にいるの?」

    こんなに道が塞がってると、流石に困りますし迷ってしまいますね…ここは放送室ではなく、別の場所を目指してみるのもいいかもしれません。
    さて、なんて言うべきでしょうか?

    1.「確かに…今はどこなんでしょう?完全に迷ってしまいましたね……。」
    2.「一度、昇降口の方へ行ってみませんか?今は1階にいますし、容易に行けるはずです!」
    3.「あの…王馬さんって、東条さんと同じクラスなんですよね?だったら、1年1組の教室に行ってみるのもアリかもしれませんね。何か知っている人がいるかもしれないですよ!」

    直下
  34. 34 : : 2017/11/14(火) 04:10:21
    3で
  35. 35 : : 2021/06/23(水) 03:29:55
    3がいいです。あと、続き書いてください!
  36. 36 : : 2021/06/23(水) 21:28:12
    3で、おねしゃす

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