この作品は執筆を終了しています。
アルミン「……2、4、5……?」
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- 1 : 2017/11/03(金) 14:23:42 :
- みなさんお久しぶりです。
ジャン↑↑です。
スマホ……まだ完全に返ってきてません……が!
三連休の間は一時的に返してもらえたので
作品かきます。
途中になっている他の作品も絶対に完成させますので長い目で見守っていただけるとありがたいです……(..)
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- 2 : 2017/11/03(金) 14:25:15 :
- 今日は11月3日。
━━そう、今日は……僕の誕生日。
去年は……エレンとミカサが僕のためにパーティーを開いてくれたんだ……とても嬉しかったよ。
……というより毎年何かしらあるから、密かに僕は楽しみにしているんだ……ちょっとわがまま…かな…?
でも……僕が大切な二人は僕のことも大切にしてくれているから。
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- 3 : 2017/11/03(金) 14:25:46 :
- ━そう、思っていたんだけど。
「……えぇ……?な、何で……?」
カレンダー。日付がわかるものだね、うん。……昨日は11月2日だったから今日は言わなくても何日かわかるよね?でも……僕のカレンダー……
「……2、4、5……3日がない……」
こんなことってありえないはずなのに……3日が消えてるんだ……!
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- 4 : 2017/11/03(金) 14:33:37 :
- アルミン「…………あっ、ジャン!おはよう!」
ジャン「おはよう」
アルミン「……ねぇ、ジャン、今日って何日だっけ?」
ジャン「……何いってんだよアルミン。4日だろ?」
アルミン「」
ジャン「どうかしたか?」
アルミン「あ……ううん、それだけなんだ、じゃあね」
ジャン「……?……あぁ……じゃあな」
アルミン「……(嘘だよね……?)」
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- 7 : 2017/11/03(金) 14:38:30 :
- アルミン「……あっ、サシャ!」
サシャ「おはようございます!」
アルミン「今日って何日だっけ?」
サシャ「4日ですね!今日は芋が安い日です!」ニコニコ
アルミン「」
サシャ「芋、買ってくれますか?」
アルミン「……えっと……僕これから用事があるんだ……ごめんね……」
サシャ「……そうですか……やはり自分で買いにいくしかないでしょうか……」
アルミン「……そうだな、ジャンに頼んでみたらどうかな?」ニコッ
ジャン「……聞こえてるぞ」
サシャ「……では買ってきてください!」
ジャン「自分で行けよ芋女」
アルミン「……(ドッキリとかだ、きっとそうに決まってる……)」
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- 10 : 2017/11/03(金) 14:54:40 :
- アルミン「……コニー!今日って何日!?」
コニー「ん?4日」
アルミン「……本当に?」
コニー「4日」
アルミン「……うん……ありがとう」
コニー「よくわかんねぇけど役にたてたならよかったぜ!」
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- 11 : 2017/11/03(金) 14:54:57 :
- ……僕はもう3人に聞いたんだけど……いや、まだ僕のためのドッキリとかあるかもしれない……!
3日だけが消えるなんてありえないんだ!
アルミン「……クリスタ!」
クリスタ「アルミンおはよう!」ニコッ
アルミン「うん、おはよう!あ、ねぇ、クリスタ」
クリスタ「どうしたの?」
アルミン「……今日って何日だっけ?」
クリスタ「……今日は11月4日だよ!」ニコッ
アルミン「……4日?みんなそういうんだけど……」
クリスタ「……え?だって今日は4日だから……あ!エレン!今日って……4日だよね?」
エレン「あぁ、4日だな!急にどうしたんだ?」
僕の親友がそう言っている……え?僕の誕生日忘れちゃった?いや、ドッキリのため?やっぱり僕が期待しすぎなのかな……
アルミン「エレン、今日は4日なの?」
エレン「あぁ」
アルミン「……クリスタ!昨日って何日だった?」
クリスタ「2日だよ!」
アルミン「11月2日……?」
クリスタ「そうだよ……アルミン、どうしたの?」
アルミン「は……あはは……僕は……夢みてるのかな」
エレン「なら頬をつねってやるよ」
アルミン「痛い痛い痛い」
エレン「夢なんか見てねぇから安心しろ」
アルミン「うん……夢じゃないんだ……ね……」
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- 12 : 2017/11/03(金) 15:05:50 :
- エレン「んじゃオレちょっと用事あるからまたあとでなアルミン、クリスタ」
クリスタ「あ、引き留めちゃってごめんね、エレン」
エレン「いや、気にすんな!」
アルミン「じゃあね、エレン」
クリスタ「……そうだ、アルミン、これ食べてみてもらえるかな?」ニコッ
眩しいくらいの笑顔でクリスタは僕にクッキーを差し出した。
クリスタ「これ……さっき焼いてみたんだけど……よかったら後で食べてね」ニコッ
アルミン「……うん!クリスタ、ありがとう」ニコッ
クリスタ「じゃあ、アルミンまたね!」
アルミン「うん、またね、クリスタ」
……僕はクリスタがいなくなってすぐクッキーを食べたけどとても美味しかったよ。……僕の誕生日が消え去っているからかな……泣きそうになった。
いや、僕はドッキリだと思ってるよ?
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- 13 : 2017/11/03(金) 15:14:01 :
- アルミン「……あっ、ミカサ!!」
ミカサ「どうしたの?アルミン」
アルミン「今日って何日だと思う?」
お願いだ……ミカサ……僕の誕生日を消さないで。せめて昨日は3日だったとかにして。忘れされられている方が消え去っているよりましだよ……。
ミカサ「4日」
アルミン「えっと、き、昨日は……?」
ミカサ「2日」
アルミン「2と4の間は?」
ミカサ「3」
アルミン「……じゃあ今日は?」
ミカサ「4日」
……何を言っているんだろう……僕の幼馴染みであるミカサはさすがにふざけたりしないから真面目に答えているはずなんだ……。
アルミン「……ミカサ、カレンダー持ってる?」
ミカサ「部屋にある」
アルミン「……あ、そっか」
ミカサ「待ってて。持ってきてあげるから」ダッシュ
アルミン「あ、無理に取りにいかなくても……!それに廊下走ったら危ない……ってもういないや……」
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- 14 : 2017/11/03(金) 15:23:34 :
- ミカサ「……お待たせ」
アルミン「いやそんなお待たせっていうほど待ってないから大丈夫だよミカサ」
ミカサ「はい」
アルミン「ありがとう。でも、ミカサ……これ本当にカレンダー?」
ミカサ「……?カレンダー」
アルミン「どうして2日の次が4日なのかな?」
ミカサ「アルミンが何を言っているのかわからない」
アルミン「……う……僕だってわかんないよこれ」
━なんで3日ないの?
ミカサのカレンダーにも11月3日が存在していない……ドッキリにしては手がこみすぎてる……。
アルミン「ミカサ、ありがとう」
ミカサ「……?……エレンと出かける……のでまた後でね」
アルミン「うん……」
エレンと出かける……いつか僕自体消されそう……ははっ……さすがにそれはないだろうけどさ……
うん、とりあえず全員のカレンダー見させてもらおうかな。
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- 15 : 2017/11/03(金) 16:27:31 :
- ━━ジャンの部屋━
アルミン「ジャン!」
ジャン「うおぉ!?ノックしろよッ!!」
アルミン「ごめんねジャン!カレンダー見せて!」
ジャン「……部屋に入っていいってまだいってねぇし!」
アルミン「……あった!カレンダー!」
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- 16 : 2017/11/03(金) 19:22:12 :
- そのカレンダーも2日の次は4日になっていた。
アルミン「このカレンダーどこで買ったの?」
ジャン「支給されたやつだよ……ってかノックしろよアルミン」
アルミン「……あ……ごめんねジャン……」ニコォッ
ジャン「その笑顔怖ぇよ」
アルミン「……とにかくありがとう」
ジャン「まさか……カレンダー見たかっただけか?部屋にあるだろ」
アルミン「ううん、僕の部屋のカレンダーがおかしい気がして……」
ジャン「カレンダーは支給されている以上普通のやつしかねぇだろw」
アルミン「だよね……でも笑うのは酷くない?」
ジャン「ほら、用が済んだんならこの汚い部屋から出た方がいいぞ」
アルミン「うん、掃除したほうがいいよジャン」
ジャン「今からするんだよ。じゃあな」
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- 19 : 2017/11/03(金) 20:02:20 :
- ━━コニーの部屋━━━
コンコン…コニーイル?
イルゾー
アルミン「やぁコニー!突然だけどカレンダー見せてくれない?」
コニー「カレンダー?いいぞ?」
アルミン「……あーこれも一緒かぁ……ありがとう、コニー」
コニー「?よくわかんねぇけどこれでよかったんならいいぞ!」
あーあ。本当に僕の誕生日消されちゃったのかな……いや、非現実的なのはわかるんだけど……心配になってきちゃったよ……
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- 20 : 2017/11/03(金) 20:15:08 :
- アルミン「…………はぁ……」
サシャ「……どうかしましたか?」
アルミン「僕がおかしいのかな……」
サシャ「アルミンはおかしくはありませんよ!頭だっていいじゃないですか!」
アルミン「……え?……うん……ありがとうサシャ」
サシャ「……元気だしてください!……そうですね、これ半分あげますよ!」
そういってサシャは……到底半分に満たない蒸かした芋を僕にくれたよ。でも量は気にしない……今の僕にはその芋が希望の欠片のように思えた。
……まぁ、後でお礼要求されるんだろうなぁ……。僕は別にいいんだけどね。
サシャ「……そういえばアルミン今色んな人のカレンダー見てまわっているんですよね?」
……人って怖いね。もう伝わってる。僕が変人だと思われるよこれ……。
アルミン「……うん……でももう大丈夫かな」ニコッ
サシャ「それならよかったですね!それでは私はもう1つ蒸かした芋をとってきたいので失礼します!」
アルミン「うん、ありがとう、サシャ」
……とってくるってことは盗ってくるってことだよね。サシャらしいや……
-
- 21 : 2017/11/03(金) 20:42:00 :
- ━━━━━夜━━━━━
結局僕の誕生日の存在はなくなったのか何なのか……よくわかんないけど……もう夜になっちゃったよ。
やっぱりドッキリですらないのかな……。
エレンとミカサが僕の誕生日忘れるはずないし……うーん、それならまだ希望は捨てちゃだめかな……
「…なんか寂しいなぁ…」
1人きりの部屋で僕が呟いた声に反応してくれる人はいない。
━━コンコン。
「……?どうぞー」
ドアが開いて入ってきたのは黒い布をかぶった男。
男「お前がアルレルトだな」
アルミン「……っ、誰だ!?……今していることは不法侵入だ!」
男「騒いだらイェーガーを殺す。お前が大人しくしていればイェーガーは助けてやろう」
……イェーガー。
エレン・イェーガー。
僕の大切な……親友。この男は僕が大人しくしていないとエレンを殺す……と言った。……エレンが殺されるなんて嫌だ……。
でも、僕だって死にたくない……!
アルミン「どうして僕が大人しくしないと……エ………イェーガー君を殺すの?」
男「……別にイェーガーじゃなくてもいいんだぞ?東洋の女……アッカーマンでもいいぞ?どっちがいいんだ?」
ミカサもエレンも死んでほしくない。僕たちはずっと一緒にいたい。壁の外の世界……海だって……
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- 22 : 2017/11/03(金) 20:51:40 :
- アルミン「わかったよ……僕が従う。だからその2人には絶対に手を出さないって僕と約束してくれるかな……」
男「わかった。なら部屋から出ろ」
僕はずっとエレンとミカサに助けられてきた……だから今度は僕が助ける。
言われた通りに僕は部屋の外へ出た。
男「……絶対に振り返るんじゃねぇぞ」ボソッ
アルミン「…………」
━ガチャリ。
僕の部屋のドアが締まる音がいつもより大きく聞こえた。男は僕の前にまわりこんできた。
男「……アルレルト。そのままゆっくり後ろを向け」
きっと僕は後ろから刺されるとかして殺されるんだろうなぁ……
エレン……ミカサ……僕の代わりに絶対に海を見てほしい……絶対に見てね……
-
- 23 : 2017/11/03(金) 22:44:34 :
- …………僕は目を疑った。
「…………え?」
僕の部屋のドア一面にあったもの。
日めくりカレンダーが5枚……11月3日が5枚。
「……これって……」
そして僕が後ろを振り返ると━
エレン「……アルミン、おめでとう!」
━僕の親友の姿。
-
- 24 : 2017/11/03(金) 23:39:28 :
- アルミン「エレン……!」
エレン「オレが忘れるわけねぇだろ?……オレだけじゃねぇな」
ミカサ「みんな覚えている」
ジャン「誕生日が消えるなんてありえねぇから安心しろアルミン」
コニー「びっくりしただろ?」
サシャ「私だって覚えてましたよ!」
クリスタ「アルミン、おめでとう」ニコッ
僕の大切な親友。仲間。
みんな、覚えていてくれた。
-
- 25 : 2017/11/03(金) 23:43:52 :
- アルミン「……よかった……本当に誕生日消えたのかと……」
エレン「なわけねぇだろ」
ミカサ「あったとしても私が必ず取り戻す」
アルミン「エレン……ミカサ……」
クリスタ「知らないふりするのちょっと辛かった……ごめんね?」
アルミン「……ううん、……今……すごく嬉しいから……大丈夫だよ……」
サシャ「アルミンに喜んでもらえてよかったです!」
コニー「嬉しかっただろ!?」
アルミン「……うん、すごい嬉しいよ……!こんなに手のかかることを……してくれて」
エレン「アルミンの誕生日だからな!」
みんなからお祝いされるのも嬉しいけど、僕は君から……エレンからそう言われるのが1番嬉しいよ……
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- 26 : 2017/11/03(金) 23:58:17 :
- エレン「日めくりカレンダー……ここにいるアルミン以外の6人全員のがまだねぇのに気がついたか?」
言われてみれば……5枚しかない。
エレン「はい、最後の1枚だ!」
アルミン「……エレン……」
日めくりカレンダーにはみんながメッセージを書いてくれてた。それぞれの僕に対する気持ちが書かれていて嬉しかった。
━エレン。僕にとっては君のが1番嬉しいよ。
『アルミンが外の世界のことを教えてくれたからオレは壁の外を知りたいと思えたんだ……だから、必ず海を一緒に見ような!』
━僕もエレンがいたから前に進めたんだ。
だから、もちろんエレンも一緒に見よう。
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- 28 : 2017/11/05(日) 09:20:47 :
- ━━11月2日 夜━━━━
エレン「明日はアルミンの誕生日だ!」
クリスタ「お祝いしてあげたいね!」ニコッ
サシャ「お芋パーティーとかですか!?」
ジャン「お前だけだそれ」
ミカサ「……」
コニー「なぁ、パーティーって楽しいやつだよな!?」
ジャン「……普通にやってもつまんねぇよな」
サシャ「驚かせるのがいいですかね!」
エレン「確かに……今までは普通にやってること多かったしなぁ……」
ミカサ「サプライズはいいかもしれない」
クリスタ「うーん……どんなのがいいかな……」
ジャン「……驚くことな……」
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- 29 : 2017/11/05(日) 13:49:15 :
- ミカサ「アルミンの誕生日をなくす」
クリスタ「えぇ!?それはアルミンが可哀想だよ……」
エレン「いいかもなそれ!」
ジャン「死に急ぎ野郎なにふざけてんだよ」
エレン「ふざけてねぇよ」
ジャン「……あ?祝いたいって言い出した奴が言うことじゃねぇだろ」ゴゴゴ
エレン「黙れよ馬面……考えがあんだよ……」ゴゴゴ
ミカサ「やめなさいエレン」
クリスタ「エ、エレンの考えを教えて……?」
-
- 30 : 2017/11/05(日) 18:26:46 :
- エレン「誕生日がなくなったフリをして後でアルミンを驚かすんだよ!」
ジャン「……どうやんだよ」
サシャ「カレンダーに細工するとかはどうですか?」
コニー「おもしろそうだな!」
クリスタ「……うーん、それは難しいんじゃないかな……?」
ミカサ「私に任せて。説得する」ダッシュ
エレン「……え、あ、おい!待てよミカサ!………あいつ速すぎだろ」
ジャン「(何かミカサの説得怖ぇな)」
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- 31 : 2017/11/08(水) 00:03:35 :
- サシャ「アルミンの誕生日を消すってことは3日だけ削り取るとかですかね?」
ジャン「削ったらバレんだろ」
コニー「切り取るとかどうだ!?」
ジャン「バレんだろうが!!」
クリスタ「3日がないカレンダーを用意するとかはどうかな?」
ジャン「どこでそういうカレンダーを見つけるんだよ……」
エレン「作るか」
ジャン「……はぁ!?死に急ぎ野郎何いってんだよ!?」
エレン「ミカサは何をしてもいいって許可を取ってくんだろ?」
ミカサ「……ただいまエレン。何をしてもいいと許可を(物理的に)とってきた」
エレン「な?言っただろジャン」
ジャン「…………ミカサが取ってきたんならいいだろうな(ミカサ可愛い)」
クリスタ「なら今から作ろう?」ニコッ
サシャ「早く作りましょう!」
エレン「そうだな……あんまり時間もねぇし急ぐぞ……!!」
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- 32 : 2017/11/08(水) 18:52:07 :
- ━━━━━━━━━━━━━━━
エレン「これで大丈夫だな!」
ミカサ「……これを部屋にかけておこう」
ジャン「手分けしたほうがよさそうだな」
クリスタ「さすがに全員は無理だと思うけど……一応私たちの部屋もそれにしておく?」
サシャ「そうしましょう!(蒸かした芋が食べたい……)」
コニー「?よくわかんねぇけどそうするか!」
ミカサ「なら……あとは私たちが明日は11月4日のフリをするだけ」
エレン「間違っても3日だって思わせらんねぇぞ……!」
クリスタ「ちょっとアルミンが可哀想だけど……あ!」
サシャ「クリスタどうしたんですか?」
クリスタ「みんなでアルミンにメッセージ書かない?」
エレン「メッセージか……いいかもなそれ!」
ジャン「だとしたら何の紙に書くかだな」
クリスタ「それなんだけど……さっき日めくりカレンダーを見つけたの」
サシャ「あの1日1日めくるやつですね」
クリスタ「うん。それの11月3日を6枚用意して……1人1枚に好きなようにメッセージを書くのがいいかなって考えたんだけど……どうかな?」
ジャン「ならそれで決定だな」
ミカサ「ペンをとってくる」ダッシュ
コニー「メッセージか!」
エレン「……書いたあとはどうするんだ?普通に渡してもおもしろくねぇよな」
サシャ「何か劇っぽい感じにします?」
コニー「楽しそうだな!」
ジャン「……なら何か考えるか」
ミカサ「……アルミン誘拐。……ただいま」
エレン「早ぇなミカサ。誘拐ってどうやんだよ」
ミカサ「私が責任を持ってアルミンを連れ去る」
クリスタ「……うーん……何がいいんだろう……」
ジャン「……とりあえず先にメッセージ書いた方が時間を有効に使えそうだ」
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- 33 : 2017/11/13(月) 00:04:36 :
- コニー「……『勉強教えてくれてありがとな』っと」
サシャ「声に出てるので書いたことがまるわかりですね!」
コニー「サシャはなんて書いたんだよ?」
サシャ「『夕食を分けてくれてありがとうございます』」
ミカサ「……」
ジャン「お前らもっとましなこと書けよ」
クリスタ「……ミカサは何を書いたの?」
ミカサ「……日頃の感謝。その点ではコニーとサシャと同じ」
クリスタ「やっぱり感謝するのは大切だよね」ニコッ
ジャン「アルミンには何かと世話になるからな」
エレン「…………」
ジャン「…………」チラッ
エレン「……なんだよ」
ジャン「……なんだかんだでアルミンが1番嬉しいのはお前のやつだろうな」
エレン「……?そうか?誰からもらっても嬉しと思うぞ?」
ジャン「……ったく死に急ぎは鈍感だな」
エレン「……?」
ジャン「ほら、時間もねぇから早く書け」
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- 34 : 2017/11/15(水) 08:07:09 :
- ━━━━━━━━━
エレン「よし。なら明日は11月4日のふりをすればいいんだな」
クリスタ「……本当に誘拐?みたいなのでいいの……?」
ミカサ「アルミンにはとても驚いて欲しい……ので可哀想だけど仕方がない」
コニー「びっくりさせてやろうぜ!」
サシャ「明日は11月4日のふり……明日は11月4日のふり……」ブツブツ
ジャン「……死に急ぎがやる、ってのが不安だな」
エレン「……文句あんのかよ馬面」ゴゴゴ
ジャン「あ?馬面馬面うるせぇんだよ」ゴゴゴ
ミカサ「……エレンならできる」
ジャン「」
エレン「…………とりあえずオレはやってやる」
クリスタ「……そ、それで、エレンが時間を稼いでくれているうちにドアに貼ればいいんだよね?」
ジャン「そうだな。アルミンにはぎりぎりまで気づかれないようにな」
サシャ「アルミン喜んでくれたらいいですね」
コニー「いいこと言うじゃねぇかサシャ!」
ミカサ「……アルミンはきっと喜んでくれるはず」
エレン「あぁ……絶対に成功させような……!」
━━━━━━━━━━━━━
-
- 35 : 2017/11/15(水) 08:16:17 :
- ━━━11月4日━━━━
アルミン「昨日は本当にありがとう、エレン」
エレン「びっくりしただろ?」
アルミン「うん……命が無いかと思ったよ」
エレン「演出上仕方なかったからな」ハハハ
アルミン「……でも、嬉しかったよ」
エレン「アルミンに喜んでもらえたならオレも嬉しいぞ!」
アルミン「……せっかく部屋に来てくれたから、何かジュースとか……とってくるよ」
エレン「悪いなアルミン」
エレン「……………ん?何か落ちてんな……。……日記……か」
エレン「……アルミンって日記書くんだな……」
エレン「」ドアノホウヲチラリ
エレン「ちょっとだけ見るか」
『エレンとジャンが喧嘩してる。あの2人は本当に仲がいいんだろうな。』
エレン「いや違ぇよ」
バタバタ……コニー、パン……クダサイヨ!
ヤダヨ!ジブンノアルダロ!?
エレン「うるせぇな」
『サシャが僕のパンを奪おうとしてきた。いつも通りだけどね。だから僕は仕方なくあげた。サシャは本当に食べ物をあげると幸せそうな顔をするなぁ。』
エレン「確かにな」
-
- 36 : 2017/11/19(日) 11:49:08 :
- エレン「………………!!」
『みんな僕の誕生日おぼえててくれた。サプライズの仕方はびっくりしたけどね。僕の誕生日が消えちゃったかと思った。みんなのメッセージは嬉しかったけど、エレンからが1番嬉しかった。僕も海を見るときはエレンが一緒がいい。絶対にエレンと見るんだ』
アルミン「エレン!今日はお茶しかなかったけどいい?」
エレン「……ん?あ、ああいいぞ!(危ねぇ……)」
━━アルミン。絶対に外の世界を見ような。
End
-
- 37 : 2017/11/19(日) 11:51:04 :
- 大分時間がかかってしまいましたがこれで終了……です。
本当に更新遅くてすみません……
テストが近いのでスマホは時々しか返してもらえず他の作品も更新できてないので……
必ず完成はさせに来ますのでどうか暖かい目で見守っていてください。
見てくださった方には心からの感謝を。
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