クラスルームリベンジャーズ
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- 1 : 2017/10/23(月) 04:14:38 :
- エレクリ信者のけにさんです。
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- 2 : 2017/10/23(月) 04:20:11 :
- 進撃高校、1年A組。
ここが私のクラスであり、地獄。
上履きが無くなるのは序の口。
酷い時は机、教科書一式捨てられている。
担任の先生も見て見ぬ振りを貫く。
パパとママはもういない。
私を助けてくれる人はいない。
私は、イジメを受けている。
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- 3 : 2017/10/23(月) 04:26:47 :
- キーンコーンカーンコーン
始業のチャイムが鳴る。
あぁ、また地獄の始まりだ。
そんな、いつもの日常が始まろうとしていた時だった。
先生と共に教室に入ってきた男子。
身長は170センチくらいで男の子らしい顔つき、体格。いわゆるイケメン。
「今日は転校生を紹介する。イェーガー、自己紹介を」
担任の先生からのフリを受け笑って「はい」と答える。
「シガンシナ高校から来たエレン イェーガーです! みんなよろしくな!」
その日のうちにエレン君は女子、男子共に人気者になった。
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- 4 : 2017/10/23(月) 04:33:20 :
- 「おい、ゴミスタ飯買ってこいよ」
一人の女子が話しかけて来た。
「ご、ごめんなさい、、、今日お財布忘れちゃって……」
「はぁ? ふざけんなよ。ちょっとこいや」
そう言って連れてかれたのはいつもの場所。
体育館裏の人気のないその場所で私は男子や女子から殴られるいわゆるサウンドバックだ。
それも殴られるのは分かりにくい顔から下。
ドスッドスッ、と鈍い音がする。
「がっ……かはっ……」
「ごめんなさい……ごめんなさい……」
「おらぁっ!」
「うっ……ゲェェ」
私は最後、お腹に膝蹴りをされて思わず嘔吐。
「うっわきっも……」
「行こうぜ」
ようやく解放された私はその場に倒れこむ。
「うっ……ううう……ううぁぁぁ…」
言葉にならないその嗚咽は心の限界を表していた。
「だれか……たすけて……」
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- 5 : 2017/10/23(月) 04:46:31 :
- そう呟いた瞬間だった。
「お前、イジメられているのか?」
突然、男の子の声がした。
反射的に声の方へ振り返るとそこにはエレン君がいた。
私は急に恥ずかしくなった。
嘔吐している姿など見られたくなかった。
「あ、はは……酷いでしょ、私の顔……私となんか関わってるとエレン君も……」
「…………」
エレン君は無言で私に近づき、さっき蹴られたところに触れる。
「っ……」
「痛むか?」
「割と……」
「教室での扱いを見るからに教師どもも見て見ぬ振りみたいだな。いや、むしろ加担してるって感じか」
「エレン君……?」
「人クラスは四十人で、俺とクリスタ抜いて担任を足して……」
何やらブツブツつぶやくエレン君。
「39対2か……上等じゃん」
「え、エレン君……?」
「立てクリスタ、俺がお前を……
「助ける!!」
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- 6 : 2017/11/01(水) 21:59:06 :
- 期待DA!
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