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あなたに会いに行く 〜prologue〜
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- 1 : 2017/10/05(木) 21:34:43 :
- 〜prologue〜
「アンネル、行ってしまうの?」
この声は……
「エリナか」
「行ってしまうの?」
「しょうがないだろう?これが夢でもあるんだ」
「でも……」
『巨人がいる所なんて……』
しょうがないんだ。夢でもあり……
「アイネが行ったまま帰ってこないんだ
。」
「……そうね。でも、死なないでね?」
知ってるさ。死んだらアイネをそっちに送れないんだ。
「あんまり幼馴染を心配させんなよ?」
そのウザイ口調。
「キニラ。お前はどうしてそう言うんだ。そんなに心配させたくないなら、お前がそばにいればいいだろ?」
「う、うるせぇ!」
バレバレだな。そんなにエリナが好きなら早く告白すればいいものを
「ま、死ぬなよ〜」
「死なないよ」
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- 2 : 2017/10/05(木) 21:54:19 :
- 「皆、仲良しね。」
この特徴のある声は……
「テイナか。」
「アンネル、言われたもの、用意したよ。」
俺はテイナに馬を頼んでいた。それも、1番足が速い馬を
「あぁ。ありがとうな。」
「いや〜……食べられて死なないようにしてね〜」
「絶対死なないよ」
なんで俺の幼馴染達は皆心配性なんだ?
意味が分からん
「ほら、いまでもアイネが喰われて死んじゃうかもよ!早く行きな!」
「あぁ。分かった。行って来る」
「……頑張ってね!」
「頑張れよ!」
「頑張りなさい!」
皆バレバレだろ?そんなに笑顔だが、皆涙目で今にも泣きそうじゃねぇか。我慢すんなよ
そんな俺の心の声が聞こえたのか、エリナが
「……っ!うぅ……」
ほら、泣いた
「ごめんね……こんな大事な時に……目から水が出てきちゃった……ごめんね……」
ほら、こんな時でも笑ってる
こんなんじゃ……
「行けねぇじゃねぇか……」
俺がボソッと呟いた
それを聞いていたのか、
キニラが
「早く行けよ……俺まで泣いちまうじゃねぇか……」
「早く行け!!!!」
テイナがハッキリという
「じゃあな」
馬に跨いだ
こうして俺はこの街を旅立った………………………………
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アンネルの冒険 シリーズ
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