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  1. 1 : : 2017/09/14(木) 23:04:06
    「やっぱ俺って、最強だな…」



    これは、ごく普通の高校一年生が、夏休み前で調子乗っていた時に起こった、



    ー青春の思い出ー
  2. 2 : : 2017/09/14(木) 23:38:25
    「また俺の勝ちだな」ニヤッ


    俺は小川遼太郎(おがわりょうたろう)、地元の高校に通うごく普通の高校生だ。


    「ねぇ、ハンデ付けてやろうよ〜。」


    こいつは安藤佑香(あんどうゆか)、俺の幼稚園の頃からの親友だ。


    「じゃあまず佑香は連打以外にコンボを覚えろっての。」


    今は夏休み前の最後の休日。佑香は夏休みは帰省するから(っていうかずっと実家にいるんだよな…)2人で某格闘ゲームで遊んでる。


    「だーかーら、遼太みたいに何でも出来る訳じゃないのー!」


  3. 3 : : 2017/09/15(金) 20:00:52
    そう。俺は一応頭脳は世界トップクラスで、I.Qが高い世界人口の約2%しか入れない組織のME◯SAの会員だ。


    「俺だって好きに頭が良いって訳じゃねーんだぞ。」ポチッ

    「例えば、毎日テレビ局から取材だのクイズ番組だのニュース特番だの…」ポチッ

    「俺はお前みたいな程よく頭が良い奴が羨ましいんだよ!」ガンッ


    やべ…ちょっと言い過ぎたかな…



    「そう……って、程よくって何なのよ!程よくって!」


    「私だってあんたがいなかったら結構いい感じに頭いいんだからね!」

    「ただ、遼太がいるから目立たないだけで…」

    「っていうか遼太全然運動出来ないでしょ!」


    嗚呼、佑香ってそういえば昔っからの負けず嫌いだっけ。完全に感情的になっていた俺のミスだ…


    「そもそも、勉強が出来るぐらいで粋がってるんじゃないわよ!」

    ガミガミ ガミガミ

    「2人とも〜。ご飯出来たわよ〜」ガチャ


    ナイス母さん!っと、心の底から思ったのはいつ振りだろうか?

    とにかく、昼食を食べに階段を降りようとした瞬間…
  4. 4 : : 2017/09/15(金) 23:17:57

    「え?」ツルッ


    ドサッ バタン ゴロゴロ



    佑香が急にバランスを崩して俺めがけて転がって来た。

    無論、俺は運動神経が中の中のため、佑香を止められる訳なく、なす術が無いまま転がった。

    しかも運悪く、俺の上に佑香がうつ伏せで寝る形で落ちた。


    「いってぇぇえ!!…って、えぇ!?」

    「あれ…想像したよりも痛くな…」



    キャ━━━(艸;Д;il!)━━━ァァ!!! ペシンッ






    「ったく、何で何も無い所で、しかも階段でコケるんだよ…」モグモグ

    「ついでに、お前が乗っかったせいで痛みが数倍増したわ…」モグモグ

    「しょうが無いでしょ!失敗は誰にでもあるんだから!?」

    「それにしても、大きな音が聞こえたから見に行ったら…びっくりしたわよ」

    「母さんは黙ってて」イライラ


    結局、昼飯は全身打撲でろくに食べれなかった。(介護ぐらいしてくれよ…)

    まあ、佑香が乗っかる時の感覚は悪くなかった…





    ー終業式ー

















  5. 5 : : 2017/09/17(日) 00:37:09
    「よっしゃぁー!やっと学校終わった〜♪」

    「まあ40日ぐらいだけどね…」

    「じゃあ帰ったらいつも通り宿題全部持ってこいよ。」

    「毎度ありがとうございます。はい。」

    「ていうか何でずっと実家に居るんだ?宿題はともかく、お前の数少ない友達と遊ばないのか?」

    「ま…まあ…うちのルール…ていうか…その…」

    「言いたくなければ言わなくていいぜ」


    俺は人の秘密にはあまり首を突っ込まないタイプだ。

    一番の理由は、俺自身の過去とか経験をよくメディアに聞かれるのだが、特別な事をしていない自分にとって、ただの迷惑でしかない。だからと言って自分を天才と呼びたくない。だから、自分の事を語りたくない苦しみは人一倍わかっているつもりだ。

    例えどんな事でもな。




    ーけれど、この時だけは聞いておいた方がよかったなー





    ガチャ

    「ただいま〜」

    (って、親は出掛けてるのかよ。)


    俺は状況把握をすると、すぐさま自分の部屋がある二階へ走った。
  6. 6 : : 2017/09/18(月) 00:59:51
    そしてすぐさまP◯4の電源を入れ、同時にマイク付きヘッドホンを装着。素早くコントローラーを取りに行くついでにテレビの電源を入れ、◯S4のロードが終わる前にゲームチェアーに腰掛ける。

    (我ながら完璧な無駄の無い動き…)

    俺は普段この頭のおかげでほとんどゲームをやれていない。宿題サボった奴のやったり、学校の補習の先生を変わったり、酷い時は職員会議に参加したりする。土日はME◯SAの集まりで2日が潰れる。

    その中で夏休みと冬休みは特別で、一切の面倒事を断り、自分が好きな事をしている。(正直、かなりめんどくさい)

    ついでに断る時の理由は、「だって夏休みですよ?休まなくてどうするんですか?」と言っておく。

    まあそれでも効かない場合があるから、「それとも貴方に私の行動を制限する権限があるのですか?」とくぎを刺す。



    「氏ねオラァァアア!!」バンバンバン


    今やってるのはC◯Dのオンラインだ。◯ODなどのfpsゲームは、後ろが見えない緊張感と、無数のカスタマイズ、そして超美麗グラフィックが生み出すフィールドの中の戦闘は、いくら頭がよくてもパターンなどオンラインでは存在しないから最高に面白い。

  7. 7 : : 2017/09/18(月) 23:17:46
    「ガキは帰れクソがぁぁあ!」

    俺は負ける事が嫌いだ。学校では、人には得意不得意があるから、と割り切れるのだが、2次元だと訳が違う。

    皆平等に作られている世界では、いくらゲームに向かなくたって、みんな一緒。だから、弱い者を現実でいじめるよりも、こうした世界で戦った方が勝った時の喜びや負けた時の悔しさが全然違う。


    「…ちょっと落ち着こう…」


    気づいたら部屋がかなり荒れていた。片付けるしか無いと思い整理し始める。


    ふと一冊の本を手に取る。ファンタジーの本だ。

    意外に思われがちだけど、俺だって人間だ。しかも中二病の時期だ。こういうのに憧れる。

    しかし、一方で現実も見ている。だからこそ一層惹かれる。


    「遼太〜?お使い行ってきてくれる〜?」

  8. 8 : : 2017/10/15(日) 10:16:20



    ーピンッー



    「あーあ、もう気絶しちゃったよー」


    そう1人の少年が呟く。ここは魔界の城の謁見の間。

    そこには街によくいる駆け出し冒険者の格好をした少年が、先程『デコピンで気絶させた』魔王が倒れていた。


    「はぁー。ったく、いきなりテレポートしたのは悪いけど、流石に『気配察知』からの神滅級最上位魔法はないでしょうが…」

    っと、この場に似合わない落ち着き払った声でまた呟いた。

    そもそも入っただけで死んでしまう者がいる程の空気を漂わしている魔界にこんな小さな少年がいる事自体が『異常』なのだ。

    しかも魔界は地上界とは別の次元に存在する所。つまりテレポートでは座標が存在しない空間。

    しかし、この少年は魔法陣も精製せず、かつ無詠唱でテレポートし、魔界の王で人間が総力を挙げて勝つか負けるかの存在である魔王をデコピンで倒してしまった。


    「あー、魔王さん気絶しちゃったっぽいから回復したら次は話し合いに来るから〜」


    少年は近くにいた参謀らしき魔族に当たり前のようにそう伝え、またテレポートした。




  9. 9 : : 2017/10/15(日) 10:32:47
    最近よく見るファンタジーは面白いと思うます(寝起きで頭が回らない)
    期待です
  10. 10 : : 2017/10/15(日) 11:09:53
    「おい!」


    少年がゴロツキに呼ばれたのは、ちょうど高校のが終わり、裏道の自販機でオレンジジュースを買おうとしたときだった。


    「テメェ、小川遼太郎だな!」

    「だったらどうしたんですか?」


    遼太郎は反抗的な態度でいかにも僕ですよと言わんばかりの抜けた表情で言った。


    「この前内の仲間ボコしたろうがぁ!」

    「いや、そもそも俺を脅して金巻き上げようとした上に集団で殴って来るのが悪いでしょ」

    その時点で脅迫罪と暴行罪だよね、と遼太郎は心の中で呟いた。

    「うっせぇ!お前ら、行くぞ」

    「おいおいガチの暴力団じゃねえかよ。ったく、めんどくせぇな…」


    そう言うと何気ない一言が、




    ーーーーこの空間を支配したーーーー





    『止まれ』





    その瞬間、リーダーらしき人を除き、全ての10人余りのゴロツキが一斉に止まった。

    しかも、空中で投げられたであろうナイフもピタリと静止した。

    まるで、遼太郎が空間を支配したかの様に1人だけ歩き出した。





  11. 11 : : 2017/10/15(日) 11:52:21
    急にNO NAMEさん来てびびったな…
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    「おい。」


    その声はリーダーに向けられた短くよく使われる単語だったが、大して肝の座ってない輩を脅すには十分だった。


    「次小説みたいな阿保な真似したら…」

    「……ッ!」



    「お前ら全員ただじゃおかねぇからな」


    そう言い終わるか終わらないかの所で奇声を発しながらゴロツキ達は逃げ去っていった。

    そして…


    「ぃよっしゃぁぁああ!!」


    「ついに大人にも成功だー!」


    と、謎の所で喜ぶ高校二年生の小川遼太郎君15歳。

  12. 12 : : 2017/10/15(日) 18:33:35
    彼のこの不思議な能力の正体がチートっていうレベルじゃないくらいに強いと知るのはまだ先のお話。
  13. 13 : : 2017/10/15(日) 19:05:26
    それはさて置き。

    「これで小説みたいに異世界転移したらな〜。」

    「どっかの国の王女様が召喚してくれないかな〜。」


    と、いつもの様にぼやいていると…


    「はぁ⁉︎何だよこれっ⁉︎魔法陣かよ⁉︎」


    遼太郎の足元にはいかにもってレベルに複雑な魔法陣が形成されていた。

    しかし、この時遼太郎は魔法陣をこの世に生まれてから初めて見た。

    記憶に無いはずなのに、本能的な何かが遼太郎に魔法陣だと告げた。

    まるで前世で見たかの様にー

  14. 14 : : 2017/10/16(月) 00:31:00






    ………ん、………





    …あれ、俺、寝てるのか?…





    …もう少し寝ていたい、けど、…





    …なんか、起きなきゃいけない気がする。…





     「…ん」

     「お主、ようやく起きたか…」


     真っ白。

     この場所を表すのにこれ以上相応しい言葉は存在しない。強いて言えば、神殿の様な古い立派な建物があるくらいか。
  15. 15 : : 2017/10/17(火) 01:33:01
    遼太郎は眠気の残る身体を起き上げ、周りを確認した。そして、本能的な何かがまた反応した。


    「お主、早速じゃが時間が無いので手短に説明する。」

    「いやちょっとまて!?」


    とりあえず落ち着いて考える。まずこの謎の空間、神殿以外本当に何も無い。地球上で見た事はない風景だった。

    次に自分。なんかいつもの様に『力』を使って邪魔して来る人達を処理してたら魔法陣らしきなにかに巻き込まれた。




  16. 16 : : 2017/10/20(金) 00:59:10
    ああかさ
    さかたま
  17. 17 : : 2017/10/20(金) 00:59:27
    さやま
    さゃ
  18. 18 : : 2017/10/20(金) 00:59:41
    さま
  19. 19 : : 2017/10/20(金) 01:00:01
  20. 20 : : 2017/10/20(金) 01:44:18
    今後の展開を考えて修正します。すいません…
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    小川遼太郎は目を覚ました。辺りは一面の草原だった。


    「…ん」


    起きたばかりの頭をフル回転させて記憶を呼び起こす。そして、今の状況を理解する。


    「ああ…そうか…」


    そう、彼は異世界に転移したのだ。学校に登校中裏道を通って人気の無い路地に差し掛かった瞬間、謎の衝撃に襲われ転移した。

    不幸中の幸いなのか、これまた謎の空間で「爺さん」と名乗る人物に少しだけ状況を説明してもらった。


    まず、今の状況について。

    なんだか、この世界のどっかの国の第ニ王女様が何かしらの理由で勇者を地球から四人召喚する事になった。しかし、何故か遼太までも巻き込まれてしまった。ほかの四人は知人らしい。


    次に、この世界について。

    これも何故か地球のファンタジーRPGゲームと酷似しているらしい。理由は教えてくれなかったが、『お約束』も健在だと言っていた。

    これを聞いた時遼太は少し喜んだ。何故なら彼はかなりのゲーマーだからだ。自分でもあのような事をやってみたかったからである。


    ついでに、遼太の「スキル」について。

    これも、詳しく教えてくれなかったが、一言で言うと『魔王とかデコピンで一発』。後で頭の中でステータスと念じれば確認出来ると言われた。


    最後に、地球への帰り方について。

    遼太は小さい頃に両親をなくしていて、叔父の家に預けられた。彼らは貧乏の代わりに愛情を持って育ててくれた。だから必ずこれは聞かなければいけなかった。

    帰る方法は、とりあえずこの世界を平和にしたら教えると言った。

    「はぁ?何言ってるの?俺が出来るわけないじゃん」

    と思ったが、スキルでどうにかなる、返された。


    はっきり言って信じられなかった。しかし、自分の失明してしまった左目を再生してもらったため、信じざるを得なかった。

    爺さんに何故説明してくれたかきいてみたら、

    「お主は特別でのう。詳しくは話せんが、わしはさっきも言った通り、『お約束』で動いてるんじゃ。それはこの世界でも変わりない。ああ、そろそろ時間じゃ。」

    といい、また気絶して起きたら草原にいた、という事を遼太は思い出した。


    「なんだよ…完全に『お約束』の展開じゃねえか…。急に異世界転移でしかもチートって。ああ!こんなんいってもはじまらねぇ!」

    一旦頭を冷やし、ステータスと念じてみる。すると、目の前に透明な板が現れて文字が形成されていった。






  21. 21 : : 2017/10/20(金) 02:04:29
    ちょっと詰め込み過ぎました…すいません。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    リョウタロウ・オガワ

    Level:1 呪い:1Levelの呪い


    体力:1049830/1049830
    魔力:0/0

    攻撃:125690
    守備:173420
    俊敏:364820
    技巧:264580

    固定スキル:『空間支配』
    通常スキル:「剣術Lv100」「自動体力回復(超絶)」「自動肉体回復(超絶)「自動武器修繕(超絶)」「解析Lv100」「隠蔽Lv100」

    称号:『孤高の戦士』『生涯無敵の剣士』『神を超えし者』『異世界からの訪問者』『外された者』
  22. 22 : : 2017/10/21(土) 04:06:08
    今後の展開を考えて修正しました。すいません何度も…
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    ー神は皆、創造神より生まれー

    ー生命は皆、神より生まれー

    ー生命から、新たな創造神が生まれるー


    ーこれは幾千もの奇跡から生み出された一人の人間であり、神であり、そして全ての初まりの創造神である少年の物語ー










    『キーンコーンカーンコーン』

    五時間目の終わりのチャイムが校内に響き渡った。それと同時に一人の少年が目を覚ました。


    「チッ…もう時間かよ…」


    授業が終わるとまた一人の少年がこちらに向かって来た。


    「おい遼太!起きてんだろ?今日早帰りだから、みんなで遊びに行く約束しただろ!」

    「半ば勇介の強制だがな…誘ってくれたのはありがたいが、俺は眠いからn「ちょっと遼太郎君!」











  23. 23 : : 2017/10/21(土) 20:01:41
    とある黒の剣士の二刀流様のssに
    いた人ですね!
    がんばってください!期待です!
  24. 24 : : 2017/10/23(月) 00:17:35
     ↑はいそうです。あの人のss超面白いですよね!ありがとうございます。
  25. 25 : : 2017/10/23(月) 17:41:16
    何度も何度もすいません…ちょっとやり直しします…
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



    「…ん」

    小川遼太郎は目を覚ました。

    周りは見たこともないくらい真っ白な空間。本当に何もない。例えるなら某アニメの「精◯と時の◯屋」的な場所にいた。
    確か学校が終わって友達と帰ってる帰宅路で、『謎の』光に包まれるっていうぶっ飛んだ展開だった事を思い出し、四人を探した。
    しかしその姿は無く、代わりに一人の老人が立っていた。


    「お主、やっと起きたか…」


    遼太は元から頭は悪くない。むしろ良いくらいだ。だが本人にやる気が無く努力が嫌いな為、結果として周りは分かっていない。
    だから冷静になってその日本語が通じるであろう老人(見た目は明らかに外国人だが、日本語を喋っていたからそう判断した)に今の状況を聞いてみることにした。


    「あ、あの…」

    「何じゃ?」

    やはり日本語が通じる事を安堵しながら今の状況を確認した。長いので要約すると、

    ・まず、遼太と他四人は異世界のどっかの国の第ニ王女様に強制転移させられた事。
    ・次に、他四人は無事王国の召喚の間に飛ばされたが、遼太だけ何故か全く違う草原に飛ばされた事。
    ・そして、それをこの爺さんがあまりにも危険だから一旦この空間に呼び寄せた事。
    ・最後に、爺さんは神様で、俺に世界を平和にして欲しいとの事。


    「なぁお爺さん。こんな話信じれる訳無いと思うんですけど…」

    「まあまあ、いずれ信じざるを得ない状況がくると思うぞ?」


    いやいや、証拠を見せてくださいよ証拠をさぁ…と思ったのを見透かされたのか、


    「じゃあ頭の中で『ステータス』と念じてみよ。そうすればちっとは信じれるかもしれんぞ」


    とりあえず他にあてもなく、どうする事も出来ないので試してみた。するとこの様なパラメータが浮かんできた。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    リョウタロウ・オガワ15歳

    種族:人族(???)

    職業:未定(???)

    状態:Lv.1の呪い&魔力封印の呪い

    Level:Lv.1(次のレベルまで残り4)


    体力:14856490/14856490
    魔力:0/0

    攻撃:13658420
    守備:23684720
    俊敏:65176940
    技巧:34618750

    固有スキル:『空間支配』『聖剣具現化』

    通常スキル:『剣術Lv.100』『精神統一Lv.100』『自動治癒能力Lv.100』『解析Lv.100』『全適正耐性Lv.100』『全状態異常耐性Lv.100』

    称号:『孤高の戦士』『生涯無敵の剣士』『神殺し』『魔王殺し』『全てを超越せし者』『転生者』『異世界からの訪問者』

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー







  26. 26 : : 2017/10/25(水) 04:10:56

    「な…なんだよ…このおかしい数値ははよぉ…」



    はいフラグ回収乙!っと言わんばかりの完璧なるチートステータスに驚くばかりの遼太。しかし、冷静になって必死に別の可能性を考える。


    (いや、ちょっと待てよ、もしかしたらこのくらいのステータスが異世界では当たり前かもしれないし、そもそもまだ本当とわかった訳じゃない。けど、あんなに複雑なデータを覚えた記憶は無いし、やっぱり現実なのか…)


    「お主、信じるのにまだ証拠が足りんようじゃな…しかしもう時間が少ない。ので、手短に話す」

    「は、はあ…」


    とりあえずやっぱり爺さんの話を聞く以外情報がなかったのでやっぱり聞くことにした。


    「さっきも言ったがお主は異世界に行って世界を救って欲しい。世界観はパラメータの通りRPGゲームみたいな世界じゃ。お主はさっきのパラメータ通りチートじゃ。」


    あ。やっぱりチートだったんだ。と思いつつ、だんだん現実として受け止めていく。というか受け止めざる得ない。


    「重要なのはただ魔王を倒すだけだと人間は平和になっても残された魔族は平和じゃ無いことじゃ。そうしたら永遠に平和は訪れぬ。しかし、神であるワシは世界に大きく関与する事が出来ぬ。してやれるのはこっちに召喚される人間に事情を説明して、少しでも人間に協力することを勧めることじゃ。」

    「ついでに他四人もお主程では無いが、強力なステータスを持っているから安心するがよい」


    (つまり俺にどんな方法を使ってでも世界を救えと。それに必要な力は既に備わっていて、そのどっかの国の王宮に四人がいる。必要であれば会える、か…)

    「あの、爺さん?」

    「何じゃ?後3分くらいでもう強制転移しちゃうぞ」


    マジかよ!やべーじゃん!と心の中で叫びながらも一番気になっていた事を質問した。


    「帰る方法ってありますか?」

    「言うと思ったわい。ああ。一応あるじゃが、そのためにはどうしても世界を平和にする必要があってのぅ…」


    (要は俺が世界を救えば全てオッケーか。そんなラノベ展開が現実かよ…)

    (ってことは異世界チートやハーレムもし放題って事か?いや、そうだよな!キタァァァ!俺の時代だァァァアア!)


    遼太だってお年頃の男の子である。こう言う事には憧れる年齢だ。そんな内心ウハウハになりつつある少年に重い言葉が告げられる。





  27. 27 : : 2017/10/25(水) 04:32:10
    「心で嬉しんでるところ申し訳ないんじゃが」

    「お主は強い。圧倒的に他者を寄せ付けないくらい強い。であるから『力』に責任が付く。それも大きな。だからただの肉弾戦ならまだしも固有スキルの『空間支配』はくれぐれも慎重につかうんじゃぞ…」


    ん?なにそれ?と思いもう一度ステータスを確認し、『空間支配」の詳細を表示してみると…


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    固有スキル:『空間支配』


    世界の空間に存在する全ての物体・物質を支配し、自由に動かす事が出来る。支配対象に例外は存在しない。唯一『概念』などの気持ちや考えまでは支配出来ない。また、自身の身が危険に晒されると対象物を自動で支配し、防衛する。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    (はいきましたチートとかのレベルじゃない奴。いやおかしいでしょ。自分の事だけどあらゆる物を自由に動かせるって。しかも不測の事態もカバーって。そりゃ慎重に使わんと人々に恐れられるわなぁ。)


    「なぁお主、そろそろ限界なんじゃが…準備は出来たか?」

    「え?マジっすか?」


    出来たらもっと他にこの世界の情報を知りたかった遼太であったが、もう時すでに遅し。遼太は周りは眩い光の輪の中にいた。

    「え?ちょっ、まっー」

    「お主…頼むぞ…」


    溢れんばかりの光に包まれるのを最後に遼太は異世界へ旅立ったのであった。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    なんか強引にやってしまいましたが、これはプロローグ的な感じだと思って下さい。本編はマジでやりますんでよろしくお願いにします。
  28. 28 : : 2017/10/28(土) 18:49:48
    「それじゃあな。みんな」


    城の転移間には沢山の人だかりが出来ていた。みんな俺を取り囲む様にして集まっている。
    そこから一段と豪華な服装をした自分くらいの年齢の少女と立派な鎧を纏った三つ上くらいの青年が近付いてくる。


    「本当に…行ってしまうのですね…」

    「お前は我が国に…いや、この世界にとって無くてはならない存在なんだがなぁ…」


    二人共別れを惜しんでいるらしい。だが、

    「俺は『こっちの世界』の住人じゃない。『あっちの世界』の人間なんだ。ここにいるべきじゃあないんだ」


    そう言うと目の前に現れた円状の青白い空間に足を運ぶ。その足取りは力強く、頼もしいものだった。


    「…ぅう」

    「ぅうわぁぁあああんん!!」

    「い、嫌だよ…リョウタぁぁああ!」


    俺が足を踏み入れる一歩手前で少女が突然泣き出してしまった。


    「ったく…泣かないって約束だったろうが…」


    そう呟くと足を止め、少女の背中をさすってやった。
    しばらく泣き続け、やがて泣き止んでこう震えた声で言った。


    「や…やっぱ…、リョウタと別れるのは、嫌だよ…」

    「なんだよそんなことかよ…」

    「たとえどんなに苦しくても、どんなに辛くても、俺はお前の味方だし、お前、リミアの心の中にいるんだろ?それでも我慢出来ねえんならもう一回こっち来てやるから。だから泣くなって…」

    「ほ…ホントに…?」

    「ここでウソ言ったら詐欺罪で捕まっちまうだろ?」

    「じゃ…じゃあ約束…だからね!」

    「ああ。約束だ。」


    そして二人で指切りげんまんした後、『あっちの世界』へ帰って行った。
  29. 29 : : 2017/10/28(土) 19:10:45
    っはぁ!?」

    朦朧とする意識の中、状況を確認するため必死で記憶をほじくり返す。


    「おいおいまた寝てたのかよ遼太…授業中バレずに仮眠出来る方法今度教えて欲しいくらいだぞ…」


    ああそうだ。確かクソだるい五、六時間連続の国語をを潰すために眠ったんだったな。勇介が話しかけて来てるって事は授業が終わったのだろう。


    「いや、あれは実に三年間の修行の果てに習得した技だ。簡単には真似出来ない」

    「その三年なんでそんなことに使ったんだよ…」


    ここは大声で『ダンジョン潜った時に必要な技だ!』と言いたいが、イタイ奴だと思われたくないのでとりあえず、

    「だって授業を聞き流すための大切な技だからさー」

    「どんなもん大切にしてるんだよ…あと、帰りの会はしっかり「あーあーごめん。なんか眠くなってきたわ」

    「ちょ、まてよ…」


    勇介が言う頃には既に夢の世界へ旅立っていた。
  30. 30 : : 2017/10/30(月) 04:02:21
    つもりだったが、俺はさっきの夢を忘れられずにいた。『あっち』での出来事を夢で見るのは初めてだったからだ。

    ー今日は何か起こる気がするー

    幾千もの戦場を経験した俺の勘が働いた気がした。

    そして今度こそ眠くなってきた。
  31. 31 : : 2017/10/30(月) 04:03:22

    「…ぅん」

    ああ、よく寝た。そろそろ帰りの支度をして帰る…ん?なんだ?この床の質感は?
    そもそもなんで床に寝てんだ?席から落ちたとは考えにくいし、カーペットが敷いてあるわけない。

    ーじゃあここどこだ?ー

    とりあえず起きよう。微妙な眠気を追い払い身体を起こすとやたらと豪華な室内にいた。
    中世の城みたいな赤いカーペットに、デカいシャングリラ、棚に入ってる食器もみんな金属製だ。
    恐らくまず現代の地球ではまずお目にかかれないだろう。しかし、俺はこの場所を知っていた。


    「嘘…だろ…。ここって…転移の間じゃねえか…」


    そう。ここは異世界ルノティアのゼルナ魔法王国城リューマス内転移の間だったのだ。何年も見てなかったけどはっきりと記憶げ覚醒した。

    改めて周りを見るとクラスの連中や先生までセットでいた。多分、俺の転移時に巻き込まれたんだろう。


    「『ここ』は平和になったはずだろうが…何故なんだ?」


    俺は確かに『この世界』を平和にしたはずだ。なのに、

    なぜまた召喚されたのか?なぜ複数人なのか?なぜクラスごと召喚したのか?
    疑問は尽きないが、とりあえずこの部屋のとある壁画(立派なヒゲの偉そうなジジイ)の裏の隠し通路を使って玉座の間に向かう。
    幸い他は全員すやすやとおねんねしていたため移動は簡単だった。

  32. 32 : : 2017/10/31(火) 01:42:01
    誠に申し訳ございませんが、諸事情により下記のURLの別サイトでの執筆となりました。多大なご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします。
    https://ncode.syosetu.com/n8705ei/
  33. 33 : : 2017/10/31(火) 01:42:42
    また、名前も変わっております。

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