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ミカサ「駆逐してやる...」
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- 1 : 2017/09/08(金) 19:10:24 :
- ミカサ「駆逐してやる...」
クリスタ「...」
同期のミカサが朝から変だ。
先程から、まるでエレンのように駆逐してやる、と
繰り返し呟いている。
ミカサ「1匹残らず...」
クリスタ「...あの、ミカサ?」
ミカサ「私が...この手で...!」
どうすればいいんだろう...
ユミル「...クリスタ?」
あっ、ユミル...!
ユミル「どうした、なにかあったのか...っ!?」
クリスタ「...見ての通り、ミカサが朝起きてからこんな感じで...」
クリスタ「どうしたらいいんだろう...」
ユミル「...死に急ぎ野郎ならなんか知ってんじゃねぇのか?」
あ、そっか...
サシャ「2人とも、早くしないと朝の点呼に遅れちゃいますよ!」
う~...もうこんな時間なんだ...
行かなきゃ...
クリスタ「...ミカサ、歩ける?点呼だから行こう?」
ミカサ「駆逐してやる...」
ミカサは変わらず駆逐してやると呟きながら、ドアに向かって歩き始めた。
点呼が終わったら、とりあえずエレンに聞いてみよう…
そうすれば、何か分かるはず...!
キィ...と音を立てて、静かに私は寮の扉を閉めた。
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- 2 : 2017/09/08(金) 19:12:37 :
- ﹅亀更新
﹅私の文才皆無
﹅話の矛盾・誤字脱字
﹅スレ立て初の初心者
﹅放置するかも
こんなクソssですがよろしくお願いします!<(_ _)>
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- 3 : 2017/09/08(金) 19:25:52 :
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エレン「......え?」
クリスタ「だからね、ミカサが朝からこんな感じで...」
聞こえてなかったのかな...
エレン「...すまん...俺にもよく分からない...」
は!?
いや...どう考えてもエレンが原因だと思ったんだけどな...
クリスタ「...あ、謝ることじゃないよ...私が勝手に期待し過ぎてただけで...」
ミカサ「この世から...」
エレン「......あいにく俺は頭が弱いからミカサを元に戻す方法は思いつかないと思う...」
ミカサ「1匹残らず...!」
エレン「だから...アルミンに相談してみたらどうだ?」
なるほどその手があったか...
アルミンは座学がトップで、私もアルミンに勉強を教えてもらったことが何回かあるんだ。
クリスタ「ありがとうエレン、アルミンに聞いてみるよ!」
とりあえず笑っておく。
そういえば、エレンとミカサとアルミンは同郷だって聞いたことがある。
エレンからは何の成果も得られなかったけど(失礼)、アルミンは期待できそう...
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- 4 : 2017/09/08(金) 19:52:35 :
- エレン「......」
クリスタ「...エレン?」
どうしたんだろ...
やっぱりミカサのことが心配なのかな...?
エレン「...いや、何でもねぇ...」
ならいいんだけど...
ミカサ「私が...この手で...!」
アルミン「エレン、ミカサ、おはよう!」
アルミン!!噂をすれば!
クリスタ「アルミン!ちょうどいい所に...!」
ミカサ「...駆逐してやる...」
アルミン「え!?ミカサ?...どうしたの?なんかいつもより殺気立ってるね...何かあったの?」
それが分かんないんだよね...
クリスタ「...アルミン。ミカサのことなんだけど...」
クリスタ「相談があるの!...アルミンに...」
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- 5 : 2017/09/08(金) 20:33:56 :
-
アルミン「──なるほど...」
クリスタ「アルミン、無茶を言ってるのは分かってる。」
クリスタ「...でも!ミカサは大切な仲間だから...何とかしてあげたいんだ...」
そう、大切な仲間。大切な同期なの。
私はこの訓練所に来るまで、仲間なんて1人もいなかったから。
ミカサ「この世から...」
クリスタの私でもいいから、仲間が欲しいし、仲間を失いたくないの...
アルミン「...そうだね...」
アルミン「...本で読んだ内容だと、ミカサはすこし記憶混乱を起こしているんじゃないかな...憶測だけど...」
へえ...アルミンって本好きなんだ...
じゃなくて...記憶混乱?
アルミン「なんで駆逐してやるって言ってるのか分からないけど...」
アルミン「記憶の障害はすぐ元に戻ったっていう例は少ないんだ。...もしこのままだと、ミカサは訓練所を追い出されちゃうよ...」
そんな...!
クリスタ「...私たちには何が出来るかな?」
アルミン「ミカサは首席でかなりの逸材なんだ。だから教官たちもすぐには追い出さないと思う...」
ミカサ「...1匹残らず...」
アルミン「......クリスタ、本当に僕なんかの憶測で話を進めていいのかな?」
アルミン「これはミカサの将来にも、人類にも関わる事なんだ......つまり、何が言いたいかと言うと...」
アルミン「...僕なんかには、ちょっと荷が重いなぁ...って思ってるんだ」
この訓練所で今おそらく1番頭が回るのはアルミンだ。
クリスタ「そうだね...ちょっとアルミンにばかりこんな大変なこと任せて...本当にごめん...」
ミカサ「私が...この手で...!」
アルミン「大丈夫だよ!えっと、ぼ、僕もちょっと荷が重いけど、頑張るからさ!」
アルミン「だからっ......その...謝らないでよ...」
訓練所に来てから、本当に嬉しいことがいっぱいだ...
ずっとこの幸せが続いてほしいのに、私の脳裏の奥のそのまた奥は死にたい、と訴えてる...ような気がする。
クリスタ「...本当に、ありがとう、アルミン...」
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- 6 : 2017/09/08(金) 20:35:11 :
- 私は医療の知識がありませんorz
なので記憶混乱とかは適当です...
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- 7 : 2017/09/08(金) 20:35:32 :
- 明日また描きます...(多分)
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- 8 : 2017/09/08(金) 20:53:09 :
- 駆逐してやる!この世から一匹残らず巨人を駆逐してやる!
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- 9 : 2017/09/09(土) 10:42:00 :
- ミカサ「駆逐してやる...」
アルミン「...うーん...どうすればいいかなぁ...」
難しいよね…
アルミンですら詰まるんだもん、結構事態は深刻...ってことだよね...
アルミン「...あ!そうだ...!思い出を話してみたらどうかな?」
クリスタ「...思い出?」
アルミン「そう。僕達とミカサの思い出を話してみたらどうかな...」
思い出か...
思い出とかそういうのは付き合いの長いエレンとアルミンの方が効果があると思うなぁ...
クリスタ「...分かった!ありがとうアルミン...試してみるね!」
でもそんなこと私には言えない...
私とミカサの思い出で元に戻ればいいんだけど...
......大丈夫かな...
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- 10 : 2017/09/09(土) 10:58:34 :
-
ミカサ「...この世から...」
クリスタ「ミカサは凄いよね...なんでも出来ちゃうんだもん...」
クリスタ「私も立体機動装置のコツ、教えてもらったことあったよね。」
クリスタ「...その時、私が落ちそうになっちゃって...ミカサが助けてくれたんだよ…!」
ミカサ「...1匹残らず...!」
クリスタ「...目で追えないくらい、あの時のミカサは素早かった。サシャも素早いけど、あの時のミカサも同じくらい速かったよね...」
クリスタ「逆に私が、ミカサに馬術を教えたこともあったね...!ミカサの馬がその時...」
只今、私クリスタはミカサに思い出を話しています…
私はあまりミカサと接点が無かったし、思い出は少ない。
アルミンとエレンの方が思い出は多いだろう...
でも、アルミンも頑張って考えてくれてるし、エレンはさっきから様子が変だし...
ここは私の力でなんとかしたいな...
無理なのは分かってる...けど...
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- 11 : 2017/09/09(土) 12:01:06 :
- 状況的にはこんな感じです→http://fast-uploader.com/file/7060481600951/
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- 12 : 2017/09/09(土) 12:09:42 :
- 期待!
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- 13 : 2017/09/09(土) 13:09:37 :
- >>12
期待ありがとうございます(*´∀`)
頑張ります!
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- 14 : 2017/09/09(土) 17:07:06 :
- もう少し間をあけてほしいです
期待してます
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- 15 : 2017/09/09(土) 19:54:17 :
アルミン「...エレン、あのさ...」
エレン「どうした、アルミン?」
アルミン「いつも思うんだけど...エレンってクリスタといるとなんか変じゃない?」
エレン「は!?......そうか?」
アルミン「気のせいならいいんだけど...気になってね」
エレン「......正直、俺あいつあんまり好きじゃない」
アルミン「え?...そうなんだ......まあ好みもあるよね...」
アルミン「第一、エレンとクリスタって性格真逆...は言い過ぎだけど似てないしね...」
エレン「...そりゃ嫌味か?」
アルミン「ち、違うよ!そういう事が言いたいんじゃなくて、その...」
エレン「...別に遠慮しなくていいぜ。自分の性格が悪いってことくらい俺でも分かる...」
アルミン「...ごめん。で、でも!エレンにはエレンのいい所があるし、決して悪い意味で言ったんじゃないよ!」
エレン「...俺のいい所ってあるか?」
アルミン「あるに決まってるだろ!」
エレン「...そうか...ありがとな、アルミン」
アルミン「え?あ、うん...」
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- 16 : 2017/09/09(土) 20:57:29 :
- 『ええ~!?』
とりあえず、みんなにミカサの状態を話した。
ジャン「それ本当なのかクリスタ!」
ミカサに好意を寄せているジャンにはショックだろうな...
クリスタ「うん......」
ライナー「あのミカサが...」
コニー「アルミン、記憶混乱ってなんだ?」
アルミン「えっとね、記憶混乱っていうのは...」
マルコ「...これ、かなり最悪な状況だね...」
マルコ「ミカサを失えば、人類にも大損害だ...ミカサに何があったか分からないけれど...僕らもミカサの様になるかも......しれないな」
それぞれがそれぞれの反応を示している。
ミカサ「駆逐してやるこの世から1匹残らず...!」
なんか状態酷くなってきてるしなぁ...
早く元に戻さないと...
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- 17 : 2017/09/09(土) 21:06:19 :
- >>14
ごめんなさい見にくかったですね(;・∀・)
期待ありがとうございます!
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- 18 : 2017/09/10(日) 01:21:53 :
- 期待の助け期待たろう
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- 19 : 2017/09/10(日) 09:54:23 :
- きたい
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- 21 : 2017/09/10(日) 15:13:20 :
ジャン「クソが!羨ましい!!」
ジャンはエレンの胸倉を破れる程引っ張り怒鳴っている。
エレン「は!?何言ってやがる破けるだろうが!ジャンボの野郎!」
エレンも反論しながらジャンの腹へ拳を振っている。
ジャンボって...覚えてたんだ...
ジャン「あああああああ!忘れろそれえ!!」
ジャンも負けじとエレンの攻撃を避け、顔めがけて拳を振る。
...いつも喧嘩して飽きないのかな...
それに今日はミカサがこんな状態だっていうのによく喧嘩できるよね...
ミカサ「駆逐してやるこの世から1匹残らず...!」
ちょっと早口になってきてる...
滑舌良すぎない...?
...じゃなくて!
さっきから私はミカサとの思い出でこれでもかと言うほど語り続けている。
治りそうな気配はちっともない。
それどころか悪化してる...かもしれない。
ユミル「...なあクリスタ」
ユミル...?
ユミルの威圧感が凄くて、
私は戸惑ってしまった。
ユミル「...お前、なんで1人でやろうとするんだよ」
...え?
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- 22 : 2017/09/10(日) 15:22:43 :
クリスタ「ユ、ユミル...何を言って...」
ユミル「考えてみりゃそうだ。お前、なんで1人でやろうと思った?」
それは、私が仲間を失くしたくないから...
...いや、待って。
ユミルはなんで、今こんなことを言うの?
ユミル「...芋女の時と同じ理由か?役に立つ人間だと思われたいから...か?」
クリスタ「......それは...」
そう...なのかな?
でも私は今本当に自分の意思でミカサを助けようとしているんだろうか...
私が『いい子』って思われるためにミカサを利用してるだけ...なのかな?
私は、今なにをしてる?
たすけたい?
いいこっておもわれたい?
どっち...?
わからない...
-
- 23 : 2017/09/11(月) 19:22:51 :
ユミル「本当にミカサを助けたいと思ってりゃ、1人でなんかやらねぇだろ。それが無意識にやっていたとしてもだ。」
ユミル「確かに本心でお前はミカサを助けたかったのかもしれない。...でもお前の体はミカサを本気で助けようとは思ってねぇだろ。1人でしかやろうとしていない...」
ユミル「...お前は1人でやることで信頼を得ろうとしていたのか?でもなぁ、今のお前だけじゃなにも出来ないだろ...」
違う!違うのユミル...私はそんなこと...
クリスタ「ち、違う!わ、私は出来ることをしたいの!無理だったらちゃんと...エレンとアルミンに協力してもらうつもりだった!」
クリスタ「だから.........」
どうしよう...
言葉が出てこない...
ユミル「...別に責める気はねぇよ。」
クリスタ「っなら...なんでそんなことを...」
ユミル「...ふっ、お前の本心が知りたかっただけだ。まあ結局分からなかったがな...」
クリスタ「私の...本心?」
私の?クリスタの本心?
それとも...
ユミル「......」
ユミルは私に言葉を返さず、去っていった。
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- 24 : 2017/09/11(月) 19:23:25 :
- ↑とっても矛盾していますね...わけわかめですね...
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- 25 : 2017/09/14(木) 16:52:11 :
- その後は立体機動の訓練があった。
あんまり気が乗らないな...
私は体力があまり無いから、得意じゃないってこともあるんだけど...
それ以前に、ユミルの事が気になった。
結局、訓練中ユミルとは1度も会話をしなかった。
嫌われちゃったかも...
どうしよう...
ユミルと仲直りするには、ユミルの言う通りにすればいい...と思う。
もしユミルに嫌われちゃったら...
立ち直れそうにないなぁ...
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- 26 : 2017/09/14(木) 16:53:20 :
- _人人人人人人_
> 3日放置 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄
本当にごめんなさい_|\○__|\○_
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- 27 : 2017/09/14(木) 17:09:38 :
- アルミン「...ユミルが、そんなことを...」
とりあえず、アルミンに話してみた。
クリスタ「...アルミンも大変なのは分かってる。...でも...私1人の力じゃ無理なの!それに...ユミルと仲直りしたいし...」
クリスタ「だから...アルミン......お願い!」
これは嘘ではない。
嘘ではない...つもりだけど、嘘かもしれない。
私は自分 のことが分からない。
アルミン「もちろん、僕も協力するよ...!というか...僕達が原因でクリスタとユミルの関係を悪くしちゃって...その、ごめん...」
アルミン「僕も協力したいなって思ってたんだけど...クリスタが張り切ってて...僕、協力するよって言いずらくてさ...」
アルミン「男のくせに、情けないね...本当にごめん...」
そんなことないよ...!
アルミンは勇気があるって、私知ってるもの。
クリスタ「...アルミンは強いね」
アルミン「え?...何か言った?」
あっ、声に出てた...
クリスタ「...何も言ってないよ」
クリスタ「それより...エレンもいた方がいいと思うんだよね私!ミカサはエレンのこと大好きだから...!」
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- 28 : 2017/09/15(金) 20:37:53 :
- アルミン「...え、エレン?」
クリスタ「え?私、何か変なこと言った...?」
アルミン「...いや、何でもない...分かった、エレンにも協力してもらおう」
...?
何でもないって感じじゃなかったけど...
まあアルミンにも秘密の一つや二つあるよね...
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- 29 : 2017/09/15(金) 20:38:29 :
その後、エレンに事情を話してみた。
エレンの力を貸して欲しい、って頼んだ。
エレンはすんなり頷いてくれた。
さっきエレンの様子が変だったから、断れると思っていた。
なんでもっと早くこうしなかったんだろう...
ユミルの言った通り、いい人だって思われたいから、私は1人でミカサを元に戻そうとした。
...きっとそうだ。
ユミルの言っていたことはすべて正しい。...多分...
私は女神とか、神様って言われることがよくある。
それは私の優しさからだろう。
でもその優しさは、嘘でしかない...
やっと分かった。
ずっと気づかなかった...いや、ずっと気づかないふりをしていた。
それは私が弱いから...嘘でしか居場所を作れない弱虫だから...
...明日...いや、今日、今からユミルと仲直りしてこよう。
そう思って私は地面を蹴り、ユミルを探して駆け出した。
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- 30 : 2017/09/17(日) 07:39:57 :
- クリスタ「...はっ、はあっ、ユ、ユミルっ!」
ユミル「!...」
胸が切れそうなくらい苦しい。足も踵が痛い。
でもやっと、ユミルに会えた...!
クリスタ「っごめんユミル!はぁっ、私、私気づかなかった!」
クリスタ「私は本心で...本心でミカサを助けようと思ってなかった。」
クリスタ「...それに気づきもしなかった...」
クリスタ「...ごめん...本当に...ごめん...」
走ってきて息が苦しいのと、焦っていたからとにかく必死だった。
それは偽善じゃない。
ユミル「...お前、エレンとアルミンに協力してもらうことになったんだろ?...それはお前の意思か?」
え?意思...っていうよりユミルと仲直りするため......あ...
クリスタ「...ユミルに、許してもらう為だよ。」
ユミル「!...そうか。」
ユミルは驚いたような顔を一瞬し、なんとも言えない顔をして頷いた。
ユミル「...この前は、言い過ぎたな。...私の方こそ悪かった。」
ユミルは謝らなくていいのに...!
ユミル「...お前、迷いが少なくなったな。」
クリスタ「...え?」
ユミル「いや...別にいいと思うぞ私は...」
...?
よく分かんないな...
迷い...?
そうかな...前と変わらないと思うけど...
-
- 31 : 2017/09/17(日) 08:11:05 :
- ユミル「...そういえばクリスタ、ミカサの所に行かなくていいのか?」
あ...!
ミカサのこと、すっかり忘れてた...
ユミル「その様子だと、行ったほうが良いみたいだな。」
う...ユミルに気を使わせちゃってる...
クリスタ「っうん...ごめんねユミル...!」
そう言って、私はミカサを探しに歩き出した。
-
- 32 : 2017/09/17(日) 08:12:01 :
-
クリスタ「...エレン!ミカサはどう...っえ!?」
ミカサを見つけた...ってえ...!?
驚いた。
それもそうだ。
ミカサの殺気が消えていたのだから...
アルミン「あ、クリスタ!」
エレン「おお、クリスタ。ミカサ、戻ったぞ。」
エレンは普段と変わらない調子でそう言った。
クリスタ「え、えぇ!?...ど、どうやったの!?」
本当にどうやったの!?
エレン「俺とミカサが初めて会った時の話をしたら即治った...」
ミカサ「クリスタ、あなたが私の為に頑張っていたとエレンから聞いた。...ありがとう」
いつも通り、落ち着いた口調でミカサは話す。
クリスタ「...うぅ...」
視界が滲む。
涙が溢れ出てくる...
アルミン「ク、クリスタ?どうしたの?」
クリスタ「何でもない...何でもないよ...」
本当に馬鹿だ、私...
エレンに頼めばすぐ済んだ話なのに...
勝手に意地張って、優しい人間だって思われたいから、ミカサの信頼を得たいから...
1人で勝手にやって...
エレン「...なんで泣いてるか知らねぇけど、とにかく一件らく...らく...」
アルミン「一件落着かな?」
エレン「あ、それそれ...一件落着だな!」
私はこの日、後悔した。
でも、クリスタを演じていく上で学んだことがたくさんあった。
もしミカサがあの状態にならなければ...学んだことも、気づいたことも無かった。
その点では、この出来事は神様が与えた私が変わるチャンスだったのかもしれない。
クリスタがヒストリアに変わるチャンスを、私は逃した。
そのことは後悔もしているけれど、これで良かったのでは、とも思っている。
これは、1日にも及ばない、トロスト区攻防戦の2年前のごく普通の日であった。
終
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- 33 : 2017/09/17(日) 08:15:56 :
- 終わりました( ˘ω˘ ) スヤァ…
もっと長くする予定だったのに短くなっちゃいました...
次のssのリクエストとかあれば聞きます...(難しいものは出来ませんが...)
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- 34 : 2023/07/28(金) 10:35:15 :
- http://www.ssnote.net/archives/90995
●トロのフリーアカウント(^ω^)●
http://www.ssnote.net/archives/90991
http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3655
http://www.ssnote.net/users/mikasaanti
2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
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16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
ちょっと時間あったから3つだけ作った
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アカウントの譲渡について
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36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな
22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。
46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね
52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑
89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ
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