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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

【エレン×アニ】ほほえみは光る風の中

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  1. 1 : : 2017/09/05(火) 19:08:25
    初めまして。
    皆さんこんにちは。今回初めて執筆させていただきます、翠波(すいは)です。どうぞよろしく。
    ss「ド」初心者ですので誤字脱字等あると思いますが見逃してやって下さい笑

    一応長編にするつもりなのでネタバレ多数含みます!あと、細かいストーリーはまだ決まってないので皆さんの意見でコロコロ変わる…かもです。

    では本編どうぞ。
  2. 2 : : 2017/09/05(火) 19:23:24
    ………!!

    ベッドから飛び起きた私はその勢いで床へ落ちそうになる。慌てて時計に目をやると、時刻は午前5時過ぎだった。

    はぁ…。

    最近は同じ夢ばかりみる。
    赤ん坊が巨人に踏み潰され、その血が私の手にかかり、真っ赤に染まる夢。

    もう自分の中で区切りはつけた筈だ。私は戦士で、自分の使命を全うしなければならない。例えそれが同じ人間であっても、誰かがこの悪夢を終わらせないといけないんだ。

    そう、あの日、シガンシナ区の扉を破壊した時からもう…

    私は良い人じゃない。

    私はそのまま起き上がり、軽く伸びをする。同室の子を起こさないように気をつけながら扉を開ける。近くの窓からはひぐらしの鳴く声が聞こえていた。

  3. 3 : : 2017/09/05(火) 19:41:32
    題名が…ww
    わかる人にはわかるな
  4. 4 : : 2017/09/05(火) 19:55:00
    そして期待
  5. 5 : : 2017/09/05(火) 20:14:35
    期待してます!
  6. 6 : : 2017/09/05(火) 20:17:20
    題名どこかで見たことあると思ったらアレですかwwwwwwwww

    期待です!
  7. 7 : : 2017/09/05(火) 20:48:37
    廊下を歩き、テラスへ向かう。私のお気に入りの場所だ。ここなら1人でくつろげる。早朝ということで人はまったくいない。良かった。そう思いながらイスに腰掛けようとすると突然背後から声が聞こえた。

    エレン「よう、アニ!おはよう」


    アニ「⁉︎な、なんだアンタか」

    いきなり背後から声が聞こえたから反射的に蹴りそうになったよ。こんな蒸し暑い朝から蒸し暑い奴に会うとはね。

    エレン「隣、いいか?」

    アニ「あ、あぁ」

    私の返答をもらうとエレンは私のすぐ隣に座った。こいつは女子に対して遠慮とかはないのか?

    エレン「アニがこの時間にいるなんて珍しいな〜」

    アニ「今日はたまたま目が覚めたんだよ」

    エレン「なんだ?怖い夢でも見たのか?」

    こいつはバカに見えて意外と勘が鋭いのか?

    アニ「さぁね」

    そう言いながら私は外に目をやる。
    もうセミの鳴き声も聞き納めかな。そんなことを思っていると急にエレンが大きな声で話しかけてきた。

    エレン「そういえばさ!今日対人格闘術の訓練あるだろ?また蹴り技教えてくれよ!」

    あぁ、そういえばこの間の訓練で教えるって言っちゃったんだっけ。

    アニ「あんたセンスないしめんどくさい」

    エレン「センスがなくたって努力でなんとかするさ!」

    アニ「そんなに蹴られたいってんなら仕方ないね」

    エレン「よっしゃ!じゃあまた訓練のときにお前のとこに行くからな!」

    アニ「はいはい」

    また面倒なことになった…。まぁ、暇つぶしにはいいか。そう、ただの暇つぶしなら。

    エレン「じゃあ俺は食堂に行ってくるよ。アニと訓練できるんだし、たくさん食べないとな!」

    アニ「さっさと行きな」

    私がそう言い終わる前にはエレンは食堂に向かって走り去って行った。まったく、慌ただしい奴だよ。まぁ、話してるだけなら楽しいけどね…。ってなに考えてるんだわたし。ただの暇つぶしだよ暇つぶし。

    さて、私も部屋に戻ろうか。
    イスから立ち上がり、自室へ戻ろうとすると人の影が見えた。

    アニ「何か用?ライナー」
  8. 8 : : 2017/09/05(火) 20:51:19
    題名分かっていただけて嬉しいです(笑)
    もうパクリというかコピーですね、はい(笑)
  9. 9 : : 2017/09/05(火) 21:20:50
    ベルトルト「ごめん、僕だよ…」

    アニ「あ、あぁ、ごめん、デカかったからライナーかと」

    うわ、恥ずかし。

    ベルトルト「気にしなくていいよ。えぇっと、あの……」

    アニ「なに?」

    ベルトルト「その…さっきは随分と楽しそうだったね…」

    アニ「あぁ、聞いてたのかい?」

    ベルトルト「うん…盗み聞きみたいなことしてごめん…」

    アニ「別にいいよ。それで、何?」

    ベルトルト「その…もしかしてエレンのこと好き…とかじゃあないよね?」

    何を言い出すんだこの人は。そりゃ話してて少しは楽しいけど…。

    アニ「そんな訳ないでしょ。で、なんでそんな事聞くの?」

    ベルトルト「その…もしかしたらアニもライナーみたいになってるのかと思って。ライナーはもう…自分は兵士と思い込んでる…。確かに、僕も同期の仲間を殺すなんてしたくない…。けど僕らは…戦士なんだ」

    ベルトルト「ごめん、こんな話して。もしかしたらアニもって思っただけだから。じゃあ、僕はもう行くよ。また訓練でね」

    そう言うとベルトルトは歩き去って行った。
    ベルトルトの言う通り、私は戦士だ。だから同期と馴れ合うのはやめたほうがいいのは分かってる。分かってるけど、たった一つの暇つぶしをするのもダメなのかな?
    私のたった一つの楽しみなんだよ…。

    私は、自室に向けて歩き始めた。

  10. 10 : : 2017/09/05(火) 21:31:34
    今日は終了です。
    もしかしたらあと1個はかけるかも。
  11. 11 : : 2017/09/06(水) 00:04:49
    自室に戻り身支度を整え、食堂へ向かう。そこで他の104期生と共に朝食をとる。

    いつもの朝だ。

    こんな何気ない日常が続いてくれたらいいんだけどね…。







    エレン「…ニッ!おいアニ!」

    アニ「あぁ、ごめん。なにしてたんだっけ」

    エレン「はぁ?今は対人格闘術の訓練中だ!次は俺が襲う番だな」

    アニ「そうだったね」

    エレン「よし!行くぞ!」

    アニ(ほんと、私はどっちつかずの戦士だよ。壁は壊すのに、日常は壊れてほしくないって思ってる。ライナーと同じさ。)

    エレン「⁉︎ 動きが止まった⁉︎いける!」

    アニ「んなっ⁉︎」

    ドサ…。エレンの足技が決まり、アニが地面に倒れこんだ。派手に砂埃が舞っている。

    エレン「す、すまねぇ。なんか不意打ちみたいになっちまったな」

    アニ「いや、いいよ。私が不覚だった」

    エレン「立てるか?」

    エレンに差し出された右腕を掴みながら、私はポケットに入れておいた物がなくなっていることに気がついた。

    アニ「ない…、指輪が…」

    エレン「えぇ!指輪⁉︎ さっきので落としたのか?」

    アニ「多分そうだと思う」

    エレン「もともと俺のせいだしな、探すの手伝うよ」

    アニ「どうも」

    とはいっても、この砂埃の中ではあんなに小さい物を探すのはそんなに簡単なことじゃない。

    エレン「間違っても踏まねぇようにしなiポキッ…」

    アニ「なんかアンタの靴の下辺りから嫌な音が聞こえ気がしたんだけど聞き間違いかい?」

    エレン「あ、あぁ…。多分石だ。そうだ、石だ。石の筈だ…」

    そう言いながらエレンは靴を持ち上げる。そこには真っ二つに割れた指輪が砂にまみれて落ちていた。

    エレン「あぁぁぁぁぁ!!すまないアニ!ホントにすまない!」

    アニ「プッ」

    エレン「何が可笑しいんだよ!」

    アニ「だってアンタ、今さっき巨人に喰われたみたいな顔してたからつい…プッ」

    エレン「笑い事じゃあねぇだろ!これ、大切な物なんだろ?」

    アニ「あぁ、故郷を出るときに父さんに御守り代りとして待たされたんだよ。まぁ、別にいいさ」

    エレン「よくねぇよ!…そうだ!俺の知り合いに駐屯兵団のおっさんがいるんだけど、そのおっさんの知り合いが貴金属系の修理とか出来るらしいんだ。今度の休暇、一緒に直しに行かないか?もちろん、俺が金出すからな」

    アニ「いいのかい?」

    エレン「あぁ、もちろんだ」

    アニ「じゃあお願いするよ」

    エレン「分かった!それじゃあ次の休暇の日に兵舎前に集合な。アニは寝起き悪いんだから早めに寝とけよ!」

    アニ「うるさいっ」

    キース教官「全員、ペアの交代をしろぉぉ」

    エレン「お、交代みたいだな。じゃあまたな!」

    そう言うとエレンはライナーの方へ走り出した。きっとペアを組むのだろう。勉強熱心なやつだ。

    なんか凄いことになったな。
    エレンと2人でか…。ベルトルトにはまたなんか言われそうだし…。ホント災難だよ。

    でもまぁ、ちょっと楽しみかもね。

    夏の強い西日が運動場に照りつけていた。



  12. 12 : : 2017/09/06(水) 18:58:10
    対人格闘訓練が終わり、みんながぞろぞろと食堂へ向かって歩いていく。汗の匂いが散乱する中、同期ではまだ仲の良い(といってもたまに話す程度)ルームメイトのミーナが話しかけてきた。

    ミーナ「お疲れ!晩ご飯一緒にどう?」

    アニ「いいよ。あ、そーだ。ミーナに聞きたいことがあるんd」

    クリスタ「なになにー!2人が一緒に食べるんだったら私もいい⁇」

    ユミル「クリスタが言うなら私も」

    ミーナ「もちろんいいよ!」

    サシャ「私も私も!今日もパン下さいね!クリスタ!」

    ユミル「黙って草でも食ってろ芋女」

    サシャ「うぅ…。みんか忘れてると思ったのに…」

    ユミル「そんな訳ねーだろ!」

    クリミーナ「ハハハッ」

    いや、私は少人数で食べたかったんだけど…。ミーナに聞きたいこともあったし。まったく今日って日は…

    クリミーナユミサシャ「早く行こう(行きましょう)!アニ!」

    アニ「……。あぁ、行こうか」

    災難な1日だね。
  13. 13 : : 2017/09/06(水) 20:44:44
    私達が食堂に来たときにはもうほとんど満席だった。夕食にありつけたのは、それから30分後だった。


    ミーナ「ふぅー!やっと座れた」

    クリスタ「そうだね。やっとゆっくり食べれ…ってサシャ!もう食べてるの⁉︎」

    サシャ「えぇ…ムシャムシャ…冷めたら…ガブ…元も子もないので…ガツガツ」

    ユミル「食べるか喋るかどっちかにしろ」

    クリスタ「ハハハッ」

    ミーナ「そういえばアニ!私に聞きたいことあるって言ってなかった?」

    いや、言ったけど…。できれば2人のときが良かったよ…。

    アニ「私、あんまりオシャレな服とかし持ってなくてね。ミーナの私服はどんな感じなのか聞きたくて」

    ミーナ「珍しいね!アニがファッションのことで相談なんて」

    アニ「まぁそうだね」

    ユミル「確かにそうだよな。なんだ?次の休暇に男とデートでも行くのか?w」

    ギクッ。
    一瞬驚いた表情になってしまった。バレたか?いやまさか。私が否定しようと口を開けたとき、最悪のタイミングで最悪の奴が話しかけてきた。

    エレン「アニ!今度のことだけどさ、8時に兵舎のとこで集合ってことでいいか?」

    んなっ⁉︎
    なんで今このタイミングでそういうこと言うんだよ!私は恐る恐るクリスタ達の方を見ると、口を大きく開け呆然としている。その次の瞬間

    クリミーサシャユミ「えぇぇぇぇぇぇえぇぇぇぇ⁉︎」

    はぁ。やっぱり今日は運が悪いよ…。

    ユミル「お、おいエレン。今度の休暇、誰と何しに行くって?」

    エレン「対人格闘訓練のときにアニの指輪を踏んで割っちまったんだよ。だからそれの修理にアニと一緒に行くんだよ」

    アルミン「エレーン、ここ席空いたから食べようー」

    エレン「あぁ、分かった!それじゃあな!」

    ワルイ、マタセタナ
    イイヨ!ア、コニー!ソレボクノパン!

    エレンが向こうへ行ったのを確認してから、ユミルは下駄な笑みを浮かべながら私を見てきた。

    ユミル「ほほぅ…。それでいきなりファッションのことなんか聞いてきたのか…」

    私は顔が真っ赤になっていくのを必死に堪えながら一応反論した。

    アニ「いや、まぁ一応私の指輪を直してもらいに行くんだからいつもの格好じゃあ悪いかな…って思って」

    ミーナ「なんだ!そんなことなら言ってくれれば良かったのに!」

    クリスタ「そうだよ〜。わたし達も協力するよ!ユミルはどう?」

    ユミル「もちろん協力するよ。こんな面白い恋を見逃す訳ないだろ?w」

    アニ「だ、だからそんなんじゃ」

    ユミル「あぁ、そーだったなスマンスマンw」

    クリスタ「もうユミル…!アニが違うって言ってるんだから違うでしょ!」

    ミーナ「はははっ」

    クリスタ「でもなにか協力できること…。うーんそうだな…」

    ミーナ「うーん…。あ、そうだ!明日って午後からは立体起動装置の調整だけだから、街のお店に行くのはどう?私達も一緒に選んでさ!」

    クリスタ「いいね!それ!アニ、ユミル、それで大丈夫??」

    アニ「う、うん」

    ユミル「あぁ、大丈夫だ」

    クリスタ「じゃあ決まりね!明日の調整が終わったらここに集合ってことでいい?」

    ユミルミーナ「了解!」

    アニ「あ、あぁ」

    クリスタ「じゃあ、明日に備えて今日は解散!」

    ユミルミーナ「イェッサー!」

    なんか勝手に盛り上がってるよ…。明日の午後か。お金たくさん持って行かないとね。アイツってスボンよりはスカートとかのほうがいいのかな?髪も、おろしてるほうが好みだったりするのかな?

    って、なんでアイツのこと考えてるんだよ。外出するから服装を整えるだけ。そう、それだけ。

    なんか、変に意識しちゃってるな。私。



    夏の夜にしては涼しい風が窓からは流れていた。
  14. 14 : : 2017/09/06(水) 22:36:53
    もう読んでる人いないんじゃないかって不安になってます(笑)

    1日に2話更新でいく予定です。時間あったら3.4話更新します。
  15. 15 : : 2017/09/06(水) 23:48:35
    期待大!!
    頑張ってください!
    応援してます!!
  16. 16 : : 2017/09/07(木) 22:54:59
    龍牙さんありがとうございます
  17. 17 : : 2017/09/07(木) 23:35:52
    翌日。
    昨日の強い日差しと一変し、今日は太陽が姿を現していなかった。予定通り14時過ぎに食堂に私達は街へと向かった。

    街に行くなんていつぶりだろうか。休暇の日も1日寝ていたばかりだったから久しぶりだ。それにしても、さっきから寄り道ばっかりで目的地まで進んでいないんじゃないか?

    クリスタ「わぁー!美味しそおぉー!」

    ユミル「お、たしかにこりゃ美味そうだな。食べていくか?」

    クリスタ「うん!」

    ミーナ「じゃあ私も食べるー!」

    という感じで、ずっと食べ歩きしながら進んでる。アンタらもサシャとたいして変わらないかもね。

    クリスタ「アニの分も買ってきたよ〜。ドーナツっていうらしいよ、これ。はい、どうぞ」

    私の分なんていいのに。でもなんかいい匂い。1つだけもらっとこうか。

    アニ「どうも」パクッ

    クリスタ「このドーナツねー、小麦粉とか簡単なものから作れるらしいんだよ!今度作ってみよっかなーって思ってるんだけど…ってアニ、聞いてる?」

    おいしい!なにこれめちゃおいしい!
    程よく甘くてちょっとハチミツっぽいのも入ってて!

    アニ「おいしい…」

    クリスタ「ぇ?」

    アニ「もう一 1個ある?あ、やっぱり2個」

    私もサシャと変わらないのかもしれない。

  18. 18 : : 2017/09/07(木) 23:37:23
    申し訳ないです。今日は私用により1話のみです…。明日補いますm(._.)m
  19. 19 : : 2017/09/08(金) 18:34:50
    私これ見てますよ!
    更新ゆっくりでもいいので期待してます!
  20. 20 : : 2017/09/08(金) 21:43:26
    ジャンsコメントありがとうございます。めちゃ励みになります(笑)
    更新ペース超ゆっくりですが最後までお付き合いいただければ嬉しいです。
  21. 21 : : 2017/09/08(金) 22:11:56
    面白いですね^^*
  22. 22 : : 2017/09/09(土) 00:17:37
    クリスタ「着いたー!ここだよ、アニ!」

    クリスタが指を指した方向には、私1人だと絶対に入らない(というか入れない)ようなお店があった。

    アニ「ここに入るの?」

    クリスタ「うん!そうだよ〜」

    ユミル「入らなきゃ服買えねーだろうが」

    いやたしかにそうだけど。
    完全に私は場違いじゃないか。

    アニ「こんなお店私が行っても大丈夫なのかい?」

    ミーナ「アニは元々がかわいいんだから大丈夫だよ!」

    お世辞でももそういってもらえると嬉しいよ。

    アニ「それはどうも」

    ユミル「よし、じゃあ入るぞ!」


    それから私はクリスタやミーナ、ユミルのアドバイスで服や香水、その他オシャレグッズ(?)を言われるがままに購入した。

    さすがにお財布の中身が寂しくなってしまったよ。


    ミーナ「次はどこ行こっか!」

    クリスタ「んーっと、次は…」

    ユミル「そろそろ休憩でもしねーか?さすがに歩き疲れた」

    右に同じく。

    クリスタ「そうだね!あそこのカフェででも休憩しようか!」

    ミーナ「うん!そうしよう!」

    カランカラン
    お店の扉を開けると、とても香ばしい匂いが漂っていた。あぁ、これがたしかマルコが言っていた「コーヒー」って飲物か。

    ミーナ「わぁ…いい匂いだね…」

    ユミル「あぁ、そうだな…」

    イラッシャイマセー
    ゴチュウモンハオキマリデスカー?

    クリスタ「えぇっと、私はカフェオレで」

    ユミル「私も同じので」

    ミーナ「私はカプチーノで!アニはどーする?」

    どうしようか。みんなと同じ物を頼むのが無難なんだろうけど…。

    アニ「私はマンデリンで」

    カシコマリマシタ〜

    ユミル「マンデリンとはまた渋いな〜。好きなのか?」

    アニ「え?いや、てきとうに名前で選んだだけだよ。そもそも、コーヒーなんて初めて飲むし」

    一同「え」

    クリスタ「それ一番苦いやつなんだよ…?」

    それを先に言ってくれ…。まぁでも、何事も挑戦っていうし、大丈夫でしょう。

    ミーナ「ところでさ!クリスタって今気になってる人とかいるの⁇」

    クリスタ「急に何⁉︎」

    ミーナ「だってクリスタって男子からモテモテだから気になってさ〜。で、いるの⁇」

    ユミル「私意外にクリスタが気になってる人なんかいるわk」

    クリスタ「いる…よ?」

    ミーナユミル「えぇぇぇぇぇぇぇ!」

    騒がしい。
    でもクリスタがねぇ…。ちょっと意外。ライナーには言わないほうがいいかもね。

    ミーナユミル「で、誰なの?」

    クリスタ「その…ら、ライナー」

    ミーナユミル「えぇぇぇぇぇぇぇぇ」

    前言撤回。
    帰ったら言ってあげよ。












  23. 23 : : 2017/09/09(土) 00:20:54
    眠いので今日は1話です。
    昨日の分を今日補うつもりでしたができませんでした…。 明日は頑張るつもりです。(笑)

    狂(すみません漢字読めません)さんコメありがとうございます。めちゃ元気出ます!
  24. 24 : : 2017/09/10(日) 20:01:08
    無理せず自分のペースで
    かいていってください(^^)
    更新待ってます!
  25. 25 : : 2017/09/10(日) 20:20:14
    >>23
    狂飚(キョウヒョウ)です笑
    漢字は普通出て来ないのでキョウヒョウでOKです
  26. 26 : : 2017/09/10(日) 22:45:24
    ジャンさんありがとうございます!
    マイペースでいかせていただきますね(笑)

    狂飈さん了解です!
  27. 27 : : 2017/09/10(日) 22:47:08
    ファイトー!あと期待
  28. 28 : : 2017/09/10(日) 23:27:09
    ミーナ「その、な、なんでライナー?」

    クリスタ「なんでっていわれても…。やっぱり頼れるところかな?」

    クリスタがライナーなんて意外だね。
    頼れる兄貴って感じなのは同感だけど。

    ユミル「あのゴリラぁぁぁぁ!!」

    ミーナ「落ち着きなってユミル!」

    クリスタ「そうだよユミル!ライナーは悪い人なんかじゃないんだから!そんなことより、私はミーナの気になる人を教えてほしいな〜」ニコッ

    ミーナ「えぇっ⁉︎わ、私はそんな人いないよ…!そ、それより、アニはどうなの?」

    え、私?

    アニ「私もいないよ」

    ユミル「嘘つけ!w エレンだろエレン」

    は、はぁぁ⁉︎
    エレンとはときどき対人格闘術でペアを組んだりするぐらいの他人以上友達未満的な存在、だと思う…。だから気になってなんかない。

    アニ「アンタそれ昨日食堂でも言ってなかった?くどいよ」

    ユミル「その割には随分チラチラと横目で見るんだな〜w」

    どんだけ見てんだよこの女は。
    というか私はチラチラなんて見てない。多分。

    少しだけ心当たりがあった私が返答に困っているとクリスタが助け舟を出してくれた。

    クリスタ「アニは本当は優しいから、蹴られたところが痛くないか心配してるんだよね!」

    ね、って言われてもね。

    アニ「まぁそういうことでいいよ」

    ユミル「ほほぅ…。エレン以外の人には心配してなかったみたいだが大丈夫なのか?w」

    それは、あれだ。エレン以外には手加減してるからだ

    クリスタ「もーうるさいユミル!あ、きたよ!」

    カフェオレヲゴチュウモンノカタ〜

    カプチーノヲゴチュウモンノカタ〜

    マンデリンヲゴチュウモンノカタ〜


    クリスタ「みんなのもきたみたいだね!あったかい内に飲も飲も!」

    ミーナ「グビッ…うん、おいしい!」

    ユミル「おぉ、美味いな」

    みんなのは白いのに、私のだけやたらと黒くないか?香りはいいけど。実はそんなに苦くないのか?

    アニ「グビッ…」

    あ、やっぱり

    アニ「苦い」
  29. 29 : : 2017/09/10(日) 23:28:45
    鯖の塩焼きさんありがとうございます!コメントめちゃ元気出ます(^^)
  30. 30 : : 2017/09/12(火) 22:45:43
    私たちは、コーヒー片手にずっと他愛もない話しをしながら楽しい時間を過ごした。店を出て、兵舎の入り口に着くという頃には、太陽が沈みかけていた。

    クリスタ「今日は楽しかったね!」

    ミーナ「うん!またみんなで来ようよ!」

    クリスタ「もちろん!」

    アニ「今日は、ありがとね」

    私がそう言うと、みんなは少し驚いたような表情をした。
    やっぱり、突然言うのは変だったか。

    ユミル「んん?珍しいなー。お前がまともに礼を言うなんて」

    そんだけ感謝してるってことさ。

    クリスタ「こちらこそ、今日はありがとう!アニと話せて楽しかったよ!」

    ミーナ「うん、私もとても楽しかったよ!それよりさ、兵舎に帰ったら今日買った服とか着けてみてくれない⁉︎どんな感じかチェックしたいし」

    クリスタ「あ!それいいね、私も見たい!」

    アニ「あぁ、いいよ」

    ちょっと恥ずかしい気もするけど、変なところをアイツに見せるよりはミーナに指摘してもらうほうがいいか。

    クリスタ「やった!じゃあ帰ってお風呂に入ったらアニの部屋に行くね!それまでに着替えておいて!」

    アニ「うん。分かった」

    クリスタ「じゃあ、また後でね!」

    そう言うとクリスタは小走りで自室へ向かって行った。

    アニ「ミーナ、部屋汚かったからクリスタが来る前に掃除しようか」

    ミーナ「全部アニが散らかしたんでしょ!もう…。ちょっとしか手伝わないからね!」

    なんだかんだ言いながら手伝ってくれるのは、ミーナのいいところだ。
  31. 31 : : 2017/09/12(火) 22:49:00
    ミーナ優しい…
  32. 32 : : 2017/09/12(火) 23:19:21
    ミーナ「お待たせ!」

    ミーナがその言葉を言ってクリスタを迎え入れることができたのは、帰ってから随分と時間が経ってからだ。結局、掃除に手間取ってしまった。

    クリスタ「お邪魔しまーす!あれ、アニは??」

    ミーナ「フッフッフッ。奥の部屋にて待機させております!」

    クリスタ「ハハッ。なんだかサプライズみたいだね」

    ミーナ「そうだね。コンコン アニ?入るよー?」

    アニ「あ、あぁ」

    ドアを開け、部屋に入ってきた2人は私を見て呆然とした。

    アニ「ど、どう?やっぱり変だよね」

    そもそも、スカートなんて初めて履いたし。こんなおしゃれな服着たの初めてだし。2人の目から察するに、やっぱり私には似合ってなかったんだね…。
    と、思っていたが、次に2人の口から出た言葉は意外なものだった。

    ミーナクリ「か、か、カワイィ!!」

    やっぱり似合ってn…え?

    ミーナ「とってもよく似合ってるよ!」

    クリスタ「うんうん!そのままでもかわいかったのにスカート履いたらもうとてつもなくかわいい!!」

    アニ「そ、そうかい。それはどうも」

    たとえお世辞でも、104期屈指の美人にここまで言われたらさすがに嬉しい。

    クリスタ「これで次の休暇は、まったく問題なくエレンとデートできるね、フフッ」

    アニ「…!だからそんなんじゃ…」

    もう、反抗する気も失せてきた…。

    ミーナクリ(もうほんと、アニって分かりやすいなー笑)

    クリスタ「服はもう大丈夫そうだから、あとは当日の朝にミーナにメイク教えてもらってね!ミーナ、頼んだよ!」

    ミーナ「任せなさい!」

    アニ「よろしく頼むよ」

    クリスタ「じゃあ、次の休暇は楽しんできてね!おやすみ〜」

    アニ「あぁ、おやすみ」

    ミーナ「私達も寝よっか」

    アニ「そうだね」

    いそいそと部屋着に着替えた私は、ベッドに潜り込んだ。今日のことを思い出しているうちに、いつの間にか寝てしまっていた。こんな日が、続いてくれたらいいのに…。それができないことぐらい、私は気づいているはずなのに。このときはずっと、気づかないフリをしていた。いつか訪れる、その日から逃げるように…。
  33. 33 : : 2017/09/12(火) 23:20:45
    1日あいての投稿になりました、すみません…。
    明日からは、【エレン デート編」に入ります…!
  34. 34 : : 2017/09/15(金) 23:09:42
    お待たせしてすみません…。
    まだ構成考え中なので明日には更新できると思います。ホントにすみません。

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翠波

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