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【安価有り】百田「終一のやつ…男が好きなんじゃねえか?」春川「なんで私に言うの?」

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  1. 1 : : 2017/08/22(火) 21:59:35
    ・安価有り
    ・テンション高めですが、キャラ崩壊には気をつけたい
    ・一応、【疑惑シリーズ】と呼ばれている(らしい)

    では、どうぞ




    百田「終一のやつはモテる。そいつは間違いねえ」

    春川「………」

    百田「どうした、ハルマキ」

    春川「……デートに誘われたと思って浮かれてた自分を殺したい」

    百田「何言ってんだ。共通のダチのことを考えるってのもデートみたいなもんだろ」

    春川「………」

    状況に納得は行かないが、百田にデートの認識があることに喜びを感じる春川だった。

    春川「…はぁ、それで何の話だっけ?」

    百田「おお、そうだったな。終一のやつは傍から見てもすげぇもてやがるのに恋人とか作らねえ。なんでだってずっと考えてんだ」

    春川「……アンタに報告してないだけじゃないの?」

    百田「助手がボスに恋人できたって報告しないわけねーだろうが!」

    春川「それ、アンタが勝手に言ってるだけじゃん」

    百田「仮にオレとハルマキが付き合うってなったらオレは終一にぐぼあっ!?」

    春川「こ、殺されたいの!?」カオマッカ

    百田「いてて……も、ものの例えだ……。と、とにかくだ。終一のやつは女子にモテてるのに付き合うとかそういう話にならねえ。そこでオレは考えたわけだ」

    春川「嫌な予感がする」

    百田「終一のやつはもしかしたら男が好きなんじゃねえかってな」

    春川「予想を超えてた…。なんでさ、ありえないでしょ」

    百田「いーや! あんだけ毎日赤松やアンジーとかにアピールされてんのに全くなびかねえところを見るに終一の趣味が男好きなら説明がつくぜ!」

    春川「…普通に恥ずかしがってるだけだよ…」

    百田「それに前にも赤松が終一が女だとか騒いでたが、実は…ってのもあるんじゃねえか?」

    春川「…その件は解決したよ。結局男だったし」

    百田「確かめたわけじゃねえだろ? だから、まずは証拠を集めて、そいつを終一に叩きつける!」

    春川「友達やめられるよ?」

    百田「こんくらいじゃあオレたちの絆は揺るがねえ!」

    春川「親友からホモ疑惑をかけられる最原の気持ちを考えろって言ってるの」

    百田「大丈夫だ。これで終一が男好きっていう証拠が集まらなければ、逆に女好きって言えるはずだ。そうなりゃあ、別に普通だろ?」

    春川「………」

    1レス目で春川は突っ込む気力を失ってしまった。


    春川「…もういいよ。まずはアンタの根拠から言って」

    百田「お、やっとわかってくれたか! そうだな…>>2


    ※最原が男好きかもしれないという根拠1
  2. 2 : : 2017/08/22(火) 22:03:18
    トレーニング中やたらチラチラこっちを見てくる気がする
  3. 3 : : 2017/08/22(火) 22:47:59
    百田「トレーニング中やたらとチラチラこっちを見てくる気がすんだよな」

    春川「…まぁ、確かに見てるかもね」

    数をごまかさないように……、と大事な部分は小声で言った。

    百田「やっぱりか!? も、もしかして終一のやつ…オレのことを!?」

    春川「それはないから安心して」

    百田「な、何を根拠に言ってんだ?」

    春川「………最原は……最原は……」

    春川(考えろ……最原を同性愛者にもしないためにも…その対象を百田にしないためにも!)

    これほど相手を論破したいと願ったことは過去にない。

    必死に考えた結果、春川…混乱する。

    春川「わ、私を見てるんだよ!」

    百田「ハルマキをか!?」

    春川「そ、そう…最原は百田越しに私を見てるんだよ…!」

    百田「マジか…。ここ1週間のトレーニングは気になって集中できなかったってのに…!」

    春川「そ、そうそう…」

    百田「ってことは…終一はハルマキに気があるってことか!」

    春川「…え?」

    百田「わざわざオレっていう壁を用意してまでハルマキを盗み見るとはな…。んなことしなくても普通に見りゃいいのにな…」

    春川「た、たぶん筋トレの速度が私のほうが早いからそれに気取られてるんだよ…」

    百田「ああ、それはありえるな…くっそ、説得力あると思ったんだがな!」

    春川(ホッ…)

    百田「だが、まだ根拠はあるんだよな」

    春川「私の安心を返して?」

    百田「恐らく、オレ以外にもそう感じてるやつがいるはずだ。探しに行くぞ」

    春川「大人しくしておこうよ…」


    アンジー「あれあれー? 解斗と魔姫ー? なにしてるのー?」

    春川「何もしてないからどこかに行って。お願い…」

    アンジー「おおー、魔姫がアンジーにお願いなんて珍しいねー? 気になるなー? 気になるなー?」

    百田「実は、終一が男好きなんじゃねえかって疑ってるんだが、アンジーも何か思うところあるんじゃねえか?」

    アンジー「主は言いました。>>4


    ※最原が男好きかもしれないという根拠2
  4. 4 : : 2017/08/22(火) 22:51:29
    一緒に柔軟体操するのを断られた
  5. 5 : : 2017/08/22(火) 23:55:45
    アンジー「主は言いました。一緒に柔軟体操をするのを断られた、と」

    百田「終一とアンジーが一緒にってことか? 柔軟体操くらいやってやりゃあいいのにな」

    春川「……いや、百田…」

    アンジー「うんうん。解斗は話がわかるねー。でもでもー、柔軟体操は好きな人とするんだよー?」

    百田「あ? 柔軟は一人でもできるし、二人でもできるだろ」

    アンジー「んー? アンジーの島ではみんな好きな人同士でやってたよー」

    百田「そうか…。まぁそういう文化っていうなら仕方ねえな」

    アンジー「解斗は魔姫と仲がいいんだから、魔姫と柔軟体操したらいいよー」

    春川「なっ…!」

    百田「おお! そうだな。次のトレーニングの前にやうごっ!?」

    春川「へ、変態! 変態!」

    百田「ぐおおお、追い打ちはやめろ!」

    アンジー「やっぱり仲いいねー? いいねー?」

    春川「良くないっ!」

    百田が復活してから…。

    百田「…しかし、アンジーの柔軟体操ってやつを断ったっていうのは、終一は女子の体に触れられたくないか、興味ねえかってことじゃねえのか?」

    アンジー「神ってる~!」サンセイ!

    春川「賛成するな。最原は初心だからそういうのは恥ずかしかったんでしょ」

    百田「その線もあるな…」

    春川「その線しかないよ」

    アンジー「んー、例え終一が男の子が好きでもアンジーのことが好きだったらモーマンタイ!」

    春川「……とりあえず、最原が男好きだなんていう根拠としては弱いね」

    百田「そうか…まぁ他にもそう思ってるやつはいるだろうからな。次行くぞ次! アンジーはありがとな!」

    アンジー「ほいほーい。ばいなら~」


    春川「…で、次は?」

    百田「会った奴に話を聞くだけだ!」

    春川「そんなことだと思ったよ…」

    百田「っと、あそこにいるのは、白銀だな!」

    白銀「んー? 地味に私のことを呼ぶのは…モモハルか!」

    春川「モモハル…?」

    百田「オレらのことか? まぁいい。んなことより、今よ。終一が実は男好きなんじゃねえかって…」

    白銀「…百田君…キミ、それ意味わかって言ってるの?」

    百田「あ? 意味?」

    白銀「最王、最天、最百、etc……逆もまたあり…。キミたちがどれほど需要のある存在なのか…わかって言ってるの!?」

    百田「お、おお?」

    白銀「最原君が男好きじゃないかって!? 普通に女の子のカップリングもありだけど、正直私としては男好きのほうが地味に都合がいいよね!」

    百田「白銀は何言ってんだ?」

    春川「知りたくない…」

    百田「ま、まぁ白銀が乗り気なのは何となくわかった。それで、なんか根拠とかねえか?」

    白銀「>>6

    ※最原が男好きなんじゃないかという根拠3
  6. 6 : : 2017/08/22(火) 23:58:07
    割と女物のコスプレをやってくれる
  7. 7 : : 2017/08/23(水) 06:48:58
    最原くんが男好きの受けになった
  8. 8 : : 2017/08/23(水) 22:24:41
    白銀「割と女物のコスプレをやってくれるんだよねー」

    春川「……なんか、女の子説が再燃しそう」

    白銀「いやいや、それも萌える…いや、燃えるけど、地味にそうじゃないよ」

    百田「……わかったぜ。白銀。テメーの言いたいことがな」

    白銀「…さすがだよ、百田君。キミならわかってくれると思ったよ」

    春川「突っ込まないからね?」

    百田「さすが終一だ。用意周到だよな…。まさかそこまでして…」

    白銀「そう、最原君は男の子と仲良くするために女装の練習をしてたんだよ!」

    春川「…コスプレについてはアンタから頼んでるんじゃないの?」

    白銀「それを利用されてるんだよ! 私が女の子のキャラのコスプレが好きなことを利用して、”仕方なく”女装してるという体にしてるんだよ!」

    百田「終一…。いや、あいつの用意周到さからそれくらいやってもおかしくねえな…」

    春川「おかしさしかないよ…」

    百田「ハルマキ! 身近に終一を見ていて、わかんねえのか!? ボスのオレには及ばねえが、アイツも頭がキレるって知ってんだろ?」

    春川「間違いなく、今のアンタより最原のほうが頭いいよ」

    白銀「とにかく! これは地味にすごい根拠じゃないかな~?」

    春川「すごいね。すごい馬鹿だよ」

    百田「協力サンキューな白銀!」

    白銀「あ、聞き込みするなら、あっちに王馬君がいたよ?」


    百田「王馬か…。正直話したくねえが、今は証拠を集める方が先だな」

    春川「何がアンタをそこまで…」

    百田「……いや、理由はまだ言えねえ。とりあえず王馬に話を聞きに…」

    王馬「オレがなんだってー?」

    百田「おうわっ!?」

    春川「……殺されたいの?」

    王馬「出てきただけなのにひどいなー。それで? オレに用があったんでしょ?」

    百田「お、おお。実はな…」

    百田は最原が男好きなんじゃないかと疑っていることを話した。

    王馬「ぶはははははは!!!」

    百田「何がおかしいんだよ!」

    春川「そりゃあ笑われるよ」

    王馬「ヒー! ヒー! …はぁ、笑った笑った……最原ちゃんが男好きなんじゃないかっていう根拠が聞きたいんだっけ?」

    百田「そうだ。何かあるか?」

    王馬「(面白そうだから突っ込まないでおこっと)そうだなぁ…>>9

    ※最原が男好きなんじゃないかという根拠4
  9. 9 : : 2017/08/23(水) 23:02:06
    恋話に乗ってこない
  10. 10 : : 2017/08/24(木) 00:17:32
    ハルマキはいつも大変だなあ
  11. 11 : : 2017/08/24(木) 00:18:34
    王馬「そうだなぁ…恋愛関係の話に乗ってこないんだよねー」

    百田「…ああ、そういえばそうだな!」

    春川「…何、アンタたちもそういう話するんだ?」

    王馬「まーねー? そりゃあ赤松ちゃんの胸が大きいとか、春川ちゃんの足が綺麗とか……」

    春川「ころさ」

    王馬「って、百田ちゃんが言ってましたぁ!」

    百田「王馬テメェ!」

    春川「百田……」

    百田「ち、ちげぇ! やましい気持ちがあったわけじゃねえ! 普通に綺麗だって思ったブボッ!?」

    春川「う、ううううっさいし!」

    王馬「ゲラゲラゲラゲラ!」


    百田「ぐぅ…誰かに会うたびに殴られてる気がするぜ…」

    王馬「誰のせいだろうねー?」

    百田「少なくとも一発はテメーのせいだ!」

    春川「……私のせいだけど、脱線してるよ」

    王馬「ああ、そうだった。恋バナに乗ってこないってことは、女子に興味がないんじゃないかって思うんだよねー」

    春川「……好きな人がいないとかじゃないの?」

    王馬「えー、そりゃありえないよー(だって、赤松ちゃんいるし…)」

    春川(その脳内で考えてることを1mmでも口に出せ!)

    王馬(面白くないからやーだよーん!)

    百田「…見つめ合ってどうしたテメーら?」

    その後、王馬は一頻り二人をからかって去っていった。


    春川「…疲れたんだけど」

    百田「同感だが…まだ根拠が足りねぇ。まだまだ行くぞ!」

    春川「……はぁ」

    なんだかんだ付き合ってしまう春川だった。


    真宮寺「……キミたちは仲がいいネ」

    百田「おう、真宮寺! ちょうど良かったぜ!」

    春川「また大変そうなのが来た…」

    真宮寺「おや、ちょうど良かったとは、どういうことかナ?」

    百田「実は、終一が男好きなんじゃねえかって思ってな。そんな根拠を持ってねえかみんなに聞いて回ってんだ」

    真宮寺「……へぇ…それは興味深いネ」

    春川(なんか……なんか…言い方が嫌……)

    百田「そんでよ、真宮寺はなんかねえか?」

    真宮寺「そうだネ…>>12

    ※最原が男好きなんじゃないかという根拠5
  12. 12 : : 2017/08/24(木) 00:29:12
    百田君のパンツをオカズにご飯三杯食ってたネ
  13. 13 : : 2017/08/24(木) 00:29:34
    最近、茶柱に投げられなくなった
  14. 14 : : 2017/08/24(木) 23:46:39
    真宮寺「…百田君のパンツをオカズにご飯三杯食べてたネ」

    春川「……は?」

    百田「マジかよ…」

    春川「…それ、ホントなの?」

    真宮寺「まぁ信じられない気持ちはよくわかるヨ。僕もあの光景は衝撃だったからネ…」

    真宮寺は思い出していた。

    百田のパンツを机の前にして、ご飯を食べている最原を…。

    春川「何の儀式なの?」

    真宮寺「さぁ…? 真実はよくわからないけど、百田君のパンツを前にご飯…ということは百田君のことを考えながらご飯を食べていたんじゃないのかナ?」

    百田「マジかよ終一…!」



    ~真実~

    最原(くっ……また間違えてしまった…。こんなんじゃあパンツがもらえない…!)

    王馬「諦めるな最原ちゃん!」

    最原「王馬君!?」

    王馬「最初にパンツをもらった時の気持ちを思い出せ!」

    最原「最初のパンツ……百田君!」

    王馬「そう! 百田ちゃんにパンツをもらった時の気持ちを思い出しながら……ご飯を食べればその時の情熱を思い出せるはずだよ…ぶふふ…!」

    最原「わかったよ! 王馬君!」

    王馬「ぶはははは!!」

    いつもなら王馬の戯言など聞き流す最原も、選択肢を立て続けに間違えた最原は混乱していた。

    その後、王馬の手のひらで踊り続け……百田のパンツに祈りを捧げようと祀り始めた途中で正気に戻った。

    王馬はずっと爆笑していた。


    ~視点変わって百田サイド~



    百田「真相はよくわかんねえが、これは結構有力な根拠かもな…。あんまり知りたくなかったが」

    春川「……正気でやってたのなら友達やめるレベルだよ…。問い詰めないとね」

    百田「だな。ありがとな真宮寺!」

    真宮寺「クク…お役に立てたようで良かったヨ」



    百田「しっかし、意外ととんでもねえ話が転がってたりすんな…」

    春川「ホントにね。できればこんな話は聞きたくなかったよ」

    百田「だが、まだ根拠がすくねえ! もっと証拠を集めるぞ!」

    春川「……満足するまですればいいよ…」

    百田「おっ、あそこにいんのは東条だな!」

    東条「百田君に春川さん。呼んだかしら?」

    春川「あんまり呼んでないかな」

    百田「いいや! 呼んだぜ。東条の話を聞かせて欲しい!」

    東条「それが依頼というわけね? わかったわ。どんな話をすればいいのかしら?」

    百田「実は、終一が男好きなんじゃねえかってふと思ってな。その証拠となるような話がねえか、聞いて回ってんだ」

    東条「最原君が男好き……その根拠を示せばいいのね。なら、>>15

    ※最原が男好きなんじゃないかという根拠6
  15. 15 : : 2017/08/24(木) 23:52:11
    真宮寺とキーボ以外の男子と話しているときに顔を赤らめている。
  16. 16 : : 2017/08/24(木) 23:52:28
    女物のパンツを隠し持っていた
  17. 17 : : 2017/08/24(木) 23:53:04
    あああまにあわなかったあああ
  18. 18 : : 2017/08/25(金) 00:11:53
    東条「真宮寺君とキーボ君以外の男子と話しているとき顔を赤らめているわね」

    百田「え、マジか!?」

    春川「……そうだったの?」

    東条「春川さんは最原君が誰と話をしていても興味がないんじゃないかしら? それで気づけていないのだと思うわ」

    春川「……確かに興味ない」

    百田「興味持ってやれって。助手仲間だろ」

    春川「それはアンタが言ってるだけ」

    百田「そんで、真宮寺とキーボ以外ってのはなんでだ?」

    東条「よく知らないわ。最初に気づいたのは百田君と話しているとき…その後は機会があれば最原君の表情に注意していたら判明したのよ」

    春川「ごめん。掃除とか色々頼んでるのにこんなこと言いたくないんだけど……暇なの?」

    東条「大丈夫よ。依頼はキチンと片付けてるから」

    百田「…つーか、真宮寺とキーボの前だとなんで赤くならねえんだ?」

    東条「真宮寺君はよくわからないけれど、キーボ君はロボだからじゃないかしら?」

    百田「ああ。ロボだもんな」

    春川「…ロボだし…」


    どこかでロボット差別です!という叫び声が聞こえた気がした。



    百田「しかし、これも結構有力な根拠じゃねえか?」

    春川「……最原って女子の前でも顔赤くしない?」

    百田「あ? そうなのか?」

    春川「……たぶんだけど」

    東条「……とりあえず、依頼は果たせたということでいいかしら?」

    百田「おう、ありがとな。東条!」

    東条「メイドだもの。当然よ」

    春川(主人と仰ぐ人の同性愛疑惑を証明するのが当然なメイド…)

    面倒事になると思ったので、考えるだけにした。



    百田「よっしゃ、次のやつ探すぞ!」

    春川「…これいつまでやるの?」

    百田「根拠が集まったら終わりだ!」

    春川(アンタが飽きるまでってことね)

    百田「お、あそこにいるのは天海だな!」

    天海「百田君に春川さん。どうもっす」

    百田「よう天海。実は今、終一が男好きなんじゃねえかって疑ってるんだが、その根拠になるような話とかあったりしねえか?」

    春川「……この妹好き(シスコン)がそんなことに興味あると思えないんだけど」

    天海「実は俺も思ってたっす」

    春川「キャラ設定しっかりして…」

    百田「おお! さすが天海だぜ!」

    春川「さすがの意味…」

    百田「そんで、どんな根拠があるんだ?」

    天海「そうっすね…>>19

    ※最原が男好きなんじゃないかという根拠7
    >>17 参加ありがとうございます。次回以降、頑張ってください><
  19. 19 : : 2017/08/25(金) 00:18:52
    最近、わりと相談にのってくれる
  20. 20 : : 2017/08/25(金) 08:44:08
    そういや今更だけど最原くん前に女の子説とかあったねw
    次は男が好き説とか最原くん可哀想すぎるww
  21. 21 : : 2017/08/25(金) 22:16:42
    天海「そうっすね…最近、割と俺の相談にのってくれるんすよね」

    春川「…相談?」

    百田「相談って、天海。何か悩み事があんのか?」

    天海「そりゃ、俺も悩みの一つや二つありますよ」

    天海は頭を掻きながら苦笑した。

    百田「そりゃそうか。まぁ内容は聞かねえが、それがどうしたってんだ?」

    天海「言いましたよね。割と相談に乗ってくれるって」

    百田「………? ハッ!?」

    春川「先に言っとく。馬鹿じゃないの?」

    百田「何も言ってねえのに馬鹿って言うな!」

    天海「まぁまぁ春川さん……話は最後まで聞くものっすよ?」

    春川「…結論がわかってる上に聞くのも疲れるから嫌」

    百田「つまり、天海と親しくしたくて、終一も相談に載ってるってことだな!?」

    天海「そういうことっす」

    春川「……無視すんなし…」

    いじけた春川を放って、二人は話を進める。

    百田「そうか……何とか機会を作ろうって終一も必死なんだな…」

    天海「まぁ俺も慕われて悪い気はしないっす。ただ……最原君の趣味がそっち…となると少し…」

    百田「嫌なのか?」

    天海「友人として慕ってくれるのならいいんですが、俺には妹がいるんで…」

    百田「なるほどな」

    春川「今、何に納得したの?」

    百田「天海にも大切な奴がいる。だから終一の想いは受け入れられない。そういうこったろ?」

    春川「こんな状況じゃなかったらいい言葉なのに…」

    天海「まぁ最原君がただ慕ってくれているっていうだけなら俺もいいんで、百田君は頑張って真実を掴んでくださいっす」

    百田「おう! 任せろ!」

    春川「………」

    この青春に見せかけたただの喜劇を見て、春川は頭痛を感じていた。


    百田「よっしゃ、次行くぞ!」

    春川「…………」

    百田「ん? ハルマキ、元気ないみてえだが、どうした?」

    春川「…疲れたんだよ…」

    百田「トレーニングはあんなにはえーのに、もう疲れるってスタミナ不足だな!」

    春川「……うっさいし…」

    星「……何をやってるんだ?」

    百田「おお、星。ちょうどよかったぜ!」

    春川「………」

    星「……春川、またか?」

    春川「……うん…」

    星「…お前は泣いていい」

    春川「やめて。本当に泣きそうになるから…」

    百田「何の話だ?」

    星「なんでもねえよ。それで、春川を巻き込んで、何を聞こうとしてんだ?」

    百田「おお。よく俺が聞きたいことがあるってわかったな。実はな…」

    百田は最原が男好きなんじゃないかと疑っていることを星に話した。

    星「……女子の次は男好き…な。春川も大変だが、最原もろくな目に会ってねえな」

    春川「……これもそれも、最原が慕われてるのが悪い気がしてきた」

    星「人気者は辛いってことか…」

    百田「おお、意外とテメーら仲がいいんだな。そんで、星は何か話はねえのか?」

    星「……ふぅ。>>22


    ※最原が男好きなんじゃないかという根拠8
    …あれ、星春 ってありじゃね? と思い始めた今日この頃。
    >>20 人気者だからね。色々あるんですよ…。
  22. 22 : : 2017/08/25(金) 22:32:37
    体育館で服を脱ごうかといわれたな
  23. 23 : : 2017/08/25(金) 22:42:53
    なんでそんなイロモノ…
  24. 24 : : 2017/08/27(日) 23:13:14
    それ全員に言ってるよ
  25. 25 : : 2017/08/27(日) 23:29:27
    星「…体育館で服を脱ごうかと言われたな」

    百田「マジか! なんでそんな状況になったんだ!?」

    春川「……どうせ体育館で運動して汗かいたから、とかでしょ」

    星「…ああ。状況は間違ってねえぜ。最原と体育館でバスケをして、汗だくになっちまってな」

    百田「なるほどな。まぁ汗で気持ちわりぃから脱ぐってのはわからねえでもないが…」

    春川「…それが男好きっていう根拠なの?」

    星「……まぁもうそれでいいんじゃねえか?」

    百田「おいおい、なんか投げやりじゃねえか?」

    春川「そりゃそうだよ」

    星「…そもそも最原が服を脱ごうって言った理由も互いに汗だくだったと納得しているからな。まぁ強いてあげるなら、って程度のものだ。【この程度で男好き】ってそりゃ間違いだろ」



    百田「テメーの発言は矛盾だらけだ!」ロンパ



    星「……ほう。だったら何が矛盾だってんだ?」

    春川「…お願いだから大人しくしててよ…」

    百田「ハルマキの頼みでも聞けねーな。この程度で男好きとは言えねえ。それは間違ってるぜ! 仮に体育館で運動をして汗だくだったとしても、それぞれ寄宿舎の自分の部屋に戻ればいいだけじゃねえか! その場で脱ぐ必要は全くねえ!」

    春川「……百田のくせにまともなこと言ってる」

    百田「くせにってなんだよ!?」

    星「……だが、あの時は暑すぎて息が切れるほどだった。服すら煩わしく感じるほどな。最原がそんな発言をしちまったとしても、不思議じゃねえと思うが」

    百田「なら、体育館を出ればいいだけだ。それに、終一も恐らく本気で星を脱がせようとはしてねえはずだ。あわよくば…って感じだろうぜ。だから、星にも違和感がねえんだ」

    星「……ふむ、残念ながら否定できる材料は持ち合わせてねえが…」

    春川「頑張ってよ星…」

    星「わりぃな…。まぁなんだ。百田」

    百田「なんだ?」

    星「最原がどうであろうと、俺がアイツの信頼を裏切ったりすることはねえし、アンタもそんなことをするとは思ってねえ」

    春川(今この状況が既に…)

    星「そんなアンタがこんなことをするっていうのは………」

    春川「するっていうのは…?」

    星「……まっ、せいぜい適当なところでやめておくんだな」

    星はポケットに手を突っ込んで、去っていった。

    春川「…気になることだけ言うだけ言ってどっかいった…」

    百田「…くそ、星にはお見通しってか…」

    春川「…アンタ、何か目的があるの?」

    百田「……まぁな。だが、それは最後に言う。絶対な」

    春川「…そっ。まぁどうでもいいけどね」

    百田「お、あそこにいるのは、ゴン太だな!」

    春川「………無視すんなし…」


    ゴン太「え? 今虫さんって言った?」

    春川「なんでもないよ」

    ゴン太「あ、百田君に春川さん! こんにちは!」

    百田「よお。実は聞きたいことがあるんだがよ」

    ゴン太「ゴン太に答えられるかわからないけど、ゴン太に応えられることならなんでも答えるよ!」

    百田「実は、終一が男好きなんじゃねえかって疑ってて、その根拠になる話はねえかって思ってな」

    ゴン太「……? 男が好きっていうのは何か問題があるの? 仲がいいってことだよね?」

    百田「あー……とにかく、女子よりは男子と仲良くしたいってことだ。そんなことを感じたことねえか?」

    ゴン太「うーん…>>26

    ※最原が男好きなんじゃないかという根拠9
    安価の内容次第では少し改変はいるかもです。
    百田の反論書くのに1日掛かってしまった…
  26. 26 : : 2017/08/28(月) 00:19:19
    なごもう会の時心なしかオスの虫さんがよく集まってた気がするな
  27. 27 : : 2017/08/28(月) 00:19:28
    僕の筋肉をペタペタと触ってきたんだ。
  28. 28 : : 2017/08/28(月) 00:19:33
    東条さんに押し倒されてた時、なんでか近くにいた赤松さんじゃなくゴン太に助けを求めてきたよ!
  29. 29 : : 2017/08/28(月) 00:21:35
    ・・・なんかやらかしてしまった気がする
  30. 30 : : 2017/08/28(月) 22:53:28
    ゴン太「うーん……あ、なごもう会の時心なしかオスの虫さんがよく集まってた気がするな!」

    春川「……それ、男好き関係ある?」

    百田「いや……わかったぜ、ゴン太。テメーのメッセージ…」

    ゴン太「え!? そうなの!?」

    春川「なんで本人が自覚してないものを受け取ってんのさ…」

    百田「つまり、ゴン太はこう言いてえわけだな。終一の男好きという習性に虫も勘付いて、終一に近づいてる…ってな!」

    ゴン太「そうだったの!?」

    春川「……最原がはちみつでも隠し持ってたんじゃないの?」

    百田「その可能性もあるな!」

    春川「たぶんその可能性しかない」

    百田「だが、ここは終一のフェロモン的なものに誘引されたって説のほうが有力だ」

    ゴン太「そうなの!?」

    春川「そうじゃないと思うよ」

    ゴン太「でも、確かに虫さんも最原君のことが好きだってよく言ってるから…」

    百田「さすが終一だな!」

    春川(虫にも好かれてるのか…)

    百田「こいつはいい証拠が手に入ったな。サンキューな、ゴン太!」

    ゴン太「ゴン太、役に立てたのかな? だとしたら嬉しいよ!」


    ゴン太は笑顔で去っていった。


    百田「オスの虫に好かれるってのは意外な根拠だったな!」

    春川「……でも、それが最原が男好きとする根拠にはならないんじゃない?」

    百田「類は友を呼ぶって言うだろ。男好きには……男好きが集まる!」

    春川「……最原と仲がいいやつみんなそうなっちゃうけど、いいの? アンタもね」

    百田「…………よっしゃ、次行くぞ!」

    春川(逃げた…)


    百田「お、あそこにいるのは、茶柱と夢野だな」

    春川(まためんどくさいやつらが…)

    茶柱「むっ、男死の気配……って、百田さんと春川さんですか」

    夢野「んあー……なんじゃお主ら。逢引か?」

    春川「そ、そ、そ、そんな訳無いじゃん!」

    茶柱「そうですよ、夢野さん! 春川さんが男死などと…!」

    百田「あー、盛り上がってるところわりぃが、聞きてえことがあるんだ」

    茶柱「聞きたいことぉ…? ハッ、私が答えると…」

    夢野「んあー…なんじゃ。言うてみよ」

    茶柱「夢野さんッ!?」

    悶絶する茶柱を放置することにした。


    百田「実は、終一が男好きなんじゃねえかって疑ってんだが、その根拠になる話を今聞いて回ってんだ」

    夢野「…最原が男好き?」

    百田「何か思い当たることはねえか?」

    夢野「んあー……めんどい…>>31


    ※最原が男好きなんじゃないかという根拠10
    >>29 やらかしてないのでご安心をー。
  31. 31 : : 2017/08/28(月) 23:09:19
    やたらと師匠の話に食い付いてきた
  32. 32 : : 2017/08/30(水) 00:37:23
    夢野「んあー……やたらと師匠の話に食いついてきたのぉ」

    百田「師匠?」

    夢野「ウチの魔法の師匠じゃ」

    百田「その師匠ってのは男か?」

    夢野「そりゃそうじゃ。ウチの師匠はすごいんじゃぞ!」

    茶柱「な、なんと…!? 夢野さん! その師匠に変なことを…」

    夢野「師匠のことを悪く言う転子は嫌いじゃ」

    茶柱「そんな…!?」ガーン

    茶柱がショックのあまり停止してしまった。

    百田は一度咳払いをして話を進めた。

    百田「まぁ今の夢野を鍛え上げたってことはすげえんだろうが……その師匠の何に食いついたんだ?」

    夢野「さぁのう……。なぁ、めんどくなってきたから話すのやめても良いか?」

    百田「ダメだ…! って言いたいが、んじゃあ、最後にこれだけ聞くぜ。終一は師匠のどんな話に興味を持ったんだ?」

    夢野「んあ…? どんな…そうじゃのう。いつかウチが師匠と会いにいく話をしたら興味を持っておったのう」

    百田「…なるほどな。サンキューな。夢野」

    夢野「そうか…ふわぁ…ねむい…」

    夢野は目をこすりながら壁に座り込むと、そのまま寝てしまった。

    茶柱「はぁ…夢野さんかわいい…」

    いつの間にか復活した茶柱もそのままトリップしてしまった。


    春川「…それで?」

    百田「あ? それで、っていうのは何だ?」

    春川「いや、またとんでもない理論が展開されるんだろうなって思って」

    百田「んなもん展開しねーよ」

    春川「…そっ」

    百田「ただ、また終一が男好きだって判明しちまったけどな」

    春川「かぁ……はぁ……」

    百田「どうしたんだ、ため息吐くと幸せが逃げるぞ?」

    春川「………うっさいし…」

    百田と話す幸せが逃げる……なんてことを考えてしまい、小声でいう事しかできなかった。

    百田「まぁ聞け。夢野の師匠のことが気になった、ってのは別におかしくねえ。だが、夢野の師匠が男だとわかって、そして、夢野がいつか会いにいく、ということに興味を持ったことから終一が男好きだってことを裏付けてるぜ!」

    春川「とりあえず聞いてから突っ込むよ」

    百田「おう、最後まで聞け! 終一は男に興味がある。そこから夢野の師匠の話だ。恐らく終一は最初は全く興味がなかっただろうな」

    春川「前言撤回。そんなことないでしょ」

    百田「はえーよ! とにかくだ。夢野の師匠が男だとわかった瞬間、終一の興味がそっちに移った。そして、夢野がその師匠と会うときは絶対自分もついていく…そう考えたはずだぜ!」

    春川「そうなんだろうね。アンタの頭の中では」

    百田「これでまた証拠が一つ増えたな!」

    春川「…もうそれでいいよ」

    百田「んで…茶柱!」

    茶柱「夢野さん…はぅぁ……って、邪魔しないでください。今転子は楽しんでるんです」

    百田「すぐ話せばすぐ終わるぜ?」

    茶柱「ぐぐぐ…いいでしょう。最原さんが男好きかもしれないという話でしたね…。ウボアッ!?」

    春川「何の声?」

    茶柱「あまりにも気持ち悪くて拒否反応が……」

    百田「頑張れ。やればできる」

    茶柱「……さっさと終わらせます…! 転子が言える根拠は>>33!」

    ※最原が男好きなんじゃないかという根拠11
  33. 33 : : 2017/08/30(水) 00:45:04
    やたら男死との距離が近くて時々頬が紅く染まる。
  34. 34 : : 2017/08/30(水) 12:23:17
    もう最原の原型残ってないんじゃないか・・・・・・?
  35. 35 : : 2017/08/30(水) 21:59:15
    茶柱「私が言える根拠はやたら男死との距離が近くて時々頬が紅く染めてることですね!」

    春川「なんだっけ…女の子疑惑をかけられてたときも似た根拠があったような…」

    茶柱「知りません! とにかく、頬を染めてるのは男死が男死を好………うおぇ…!」

    春川「吐きそうになるくらいならやめればいいのに…」

    百田「なるほどな…つまり…全ては繋がってんだな!」

    春川「点と点だよ」

    茶柱「うぅぅ…き、気分が悪くなってきました……も、もういいですか…?」

    百田「いや、もう少し…」

    春川「いいよ。夢野連れて行きな」

    茶柱「は、はい……。あぁ…夢野さんの温もりが…」

    茶柱は夢野を背負い、ブツブツ何かを言いながら歩いて行った。


    百田「おいおい。助手がボスの意向を無視するたぁ…」

    春川「相手のことも気遣えてこそボスでしょ」

    百田「……ちっ。ハルマキは可愛い顔してきついな…」

    春川「なっ…!?」

    百田「だが、証拠は順調に集められてるぜ。夢野と茶柱のは特に有力だったな」

    春川「………かわいいとか……急すぎる……」


    百田「お、ありゃあ入間だな! 行くぞハルマキ!」

    春川「かわいいとか……」

    話を聞いている様子はないが、百田の後に春川は続いた。


    入間「なんだぁ? 百田にハルマキ…」

    春川「アンタがハルマキ言うな…」

    入間「ひぃぃぃぃ…!! わ、悪かったよぉ…!」

    百田「お、おい。ハルマキはハルマキ呼びを嫌がってるからハルマキって呼ぶのはやめとけ」

    春川「わざとか百田…」

    入間「…そ、それでなんだよぉ…何の用なんだよぉ……」

    百田「お、おうそうだった。終一が男好きなんじゃねえかって…」

    入間「はぁ!? 童貞原が男好きぃ!? んなわけねーだろ!」

    百田「…入間…。そうじゃねえと…」

    入間「さ、最原が女好きじゃねえと…そ、その…困るんだよ!」

    百田「なんで、テメーがいくら迫っても終一は反応しねえんだ?」

    入間「…男好きかもしれない…」

    春川「もっと頑張ってよ。ほら、やればできるって…」

    入間「だ、だってぇ…終一が男好きだったならわ、私がアピールしても反応しないのも納得だし……う、うぇぇ……」

    春川「……めんどくさい…」

    百田「ああ、泣くな泣くな! ある意味これは終一が男好きじゃねえと証明するためでもある。だから協力してくれ」

    入間「……最原が男好き……あ。>>36



    ※最原が男好きなんじゃないかという根拠12
  36. 36 : : 2017/08/30(水) 22:25:41
    百田、天海、真宮寺、ゴン太(背が高い男死)の胸元をよく見る。さらに、女子のおっぱいにはもう無反応。
  37. 37 : : 2017/08/31(木) 00:02:59
    入間「そういや百田、天海、真宮寺、ゴン太とかの胸元をよく見てんな……」

    百田「マジか! 全然気付かなかったぜ!?」

    春川「…胸筋とか見てたんじゃない?」

    入間「さらに……女子のおっぱいにはもう無反応だぜ…。ありゃ童貞を完全にこじらせてるな!」

    春川「…無反応っていうか、アンタたちには見えないところで反応してるんだよ」

    入間「あぁん!? そりゃ顔赤くしながら顔逸らすくらいの反応してんのはわかってんだよ! オレ様が言ってんのは男のしっぽ…」

    春川「殺すぞ」

    入間「ひぃぃぃぃ! か、確認とってぇえええ!?」

    百田「落ち着けハルマキ。終一をかばいたいからって熱くなるんじゃねぇ」

    春川「…ここまでイラついたのは初めてかもしれない…」

    百田「そうか……。終一のやつ、女の胸じゃなく、男の胸に興味があんだな…」

    春川「いやだから、アイツもちゃんと反応して…」

    百田が手帳に何やら書き込んでいる姿を見て言葉を止めた春川。

    見ると、今までの証言に加えて入間の「女の胸に興味はなく、男の胸に興味がある」と書かれていた。

    春川「……ひどいの一言に尽きる」

    入間「あん? なんだよ…最原のやつ…そんなに男の方がいいのかよ……う…うぅ…」

    春川「あーもう…」ヨシヨシ

    入間「気安く触ってんじゃねえぞこのどブスが!」

    春川「…………」

    入間「あぁ!?テメ! 許可なく胸もんでんじゃ…あぁん!」




    しばらくお待ちください。





    百田「よ、よーし! イクか!」

    春川「……下ネタ?」

    百田「んなこと言ってねえ! 最後は赤松んところだ。」

    春川「…さっさと終わらせに行こう」

    百田「あぁ…しかし、ハルマキは……」

    春川「……何?」

    百田「…いいや、なんでもねえ」

    春川「…気になるんだけど」

    百田「いや、胸が大きくなくても平気だってことをいいたぐぼっ!?」

    春川「平気でセクハラすんなし…」

    春川の正拳突きが百田を捉えていた。

    耐性がついたのか、百田もすぐに復活した。

    百田「よし、改めて行くぞ!」

    春川「……次やったら殺す」

    百田「悪かったって!」

    苦笑する百田にそっぽを向きながらも春川はついて行った。



    赤松「………」

    春川「……何?」

    赤松「仲いいなと思って」

    春川「良くないし」

    赤松「ふふ…そうだね」

    春川「その全てわかってるっていう顔やめて」

    赤松「ごめんごめん! それで、どうしたの?」

    百田「おっと! 説明はオレがするぜ! 実はな。終一が男好きなんじゃねえかって疑ってんだが…」

    赤松「……! やっぱり!」

    春川「やっぱり?」

    赤松「私がいくら腕に抱きついても、背中に抱きついても、顔に抱きついても何の反応もしないはずだよ!」

    春川「何やってんの」

    赤松「そっかぁ、女の子じゃなくって男好き…それなら納得行くね!」

    春川「いかないよ」

    百田「そうだろうそうだろう…。そんで、赤松も何か根拠になる話はねえかって思ってな」

    赤松「なるほどね! あるよ! >>38


    ※最原が男好きなんじゃないかという根拠13
    赤松と春川絡ませやすいなぁとしみじみ。
  38. 38 : : 2017/08/31(木) 00:07:30
    AVルームにあったホモビデオに興味深々だった
  39. 39 : : 2017/08/31(木) 00:27:54
    もうマジじゃないか
  40. 40 : : 2017/08/31(木) 00:29:00
    まだ腐女子(男装)の方が救いあるね
  41. 41 : : 2017/08/31(木) 01:27:35
    お前ら全力で最原をホモにしようとしてんなw…ちょっと…引く((
  42. 42 : : 2017/08/31(木) 17:42:52
    おいおい最原影で泣いてんぞww
  43. 43 : : 2017/08/31(木) 18:37:05
    人気者は辛いな
  44. 44 : : 2017/08/31(木) 21:53:06
    赤松「AVルームにあったホモビデオに興味深々だったよ!」

    百田「マジか!? AVルームにホモビデオがあるってのもマジか!?」

    赤松「本当だよ! ホモビデオを漁ってたんだ!」

    春川「………アンタが言うホモビデオっていうのはどんなビデオなわけ?」

    赤松「え!? そ、そんな…私の口から言えないよ…」

    春川「アンタも見たんだね」

    赤松「そ、それは…」

    百田「おい、ハルマキ! それはセクハラになんぞ!」

    春川「黙ってて…。それで赤松」

    赤松「うぅ……わ、私の口からはとても……」


    春川「らちがあかないね。見に行こうか」

    百田「そうだな。ありがとうな、赤松」

    赤松「………」

    心配そうな赤松を放って、百田と春川はAVルームへと向かった。



    ~AVルーム~

    百田と春川は二人でビデオを探したが、それらしいものは見つからない。

    春川「……本当にあるの?」

    百田「しっかし、赤松が嘘言うとは思えねえし…」

    赤松「嘘じゃないよ! これだよ!」

    赤松が差し出してきたのはラベルのない黒いパッケージのDVD。

    百田「おお!? いつの間に…」

    赤松「たぶんわからないと思ったから……」

    春川「……ラベルも何もない…。まっ、冒頭だけ見ればいいんじゃない?」

    百田「確かめるためとはいえ、こんなもん見ることになるとはな…」

    春川がDVDをセットすると、再生が始まる……。






    『ホモサピエンス……それはラテン語で知恵ある人,賢い人の意であり,一般に動物分類学上の学名として---』




    春川「…………」

    百田「…………」

    春川「…赤松?」

    赤松はいつの間にか消えていた。

    春川「ふ、ふふ……アイツ、殺す…」

    百田「………でも、このビデオに出てくる猿っぽいのは男だろうから男好きと言っても間違いじゃ…」

    春川「無理しなくていいから…」

    百田「……いいや! オレは諦めねえ! こいつも証拠の一つに入れる!」

    春川「……まっ、どっちでもいいけどね…。これで全員に話を聞いたよね?」

    百田「あ? 何言ってんだ。まだ全員じゃねえよ」

    春川「…え…?」




    ~最原の部屋~

    コンコン、とノックをすると、すぐに最原が出てきた。

    最原「百田君に春川さん? どうかしたの? あ、トレーニングの時間だったっけ?」

    春川「違うよ…」

    百田「…終一。オレはテメーを信じてる」

    最原「ど、どうしたの急に…?」

    百田「だがな…オレは終一が男好きなんじゃねえかって疑いを持っちまった」

    最原「…え? …え!?」

    百田「ここにその証言がある」



    ~宇宙に轟くメモ帳!~
    ・トレーニング中やたらチラチラこっちを見てくる気がする
    ・一緒に柔軟体操するのを断られた
    ・割と女物のコスプレをやってくれる
    ・恋話に乗ってこない
    ・百田君のパンツをオカズにご飯三杯食ってた
    ・真宮寺とキーボ以外の男子と話しているときに顔を赤らめている。
    ・最近、わりと相談にのってくれる
    ・体育館で服を脱ごうかといわれた
    ・なごもう会の時心なしかオスの虫さんがよく集まってた気がする
    ・やたらと師匠の話に食い付いてきた
    ・やたら男死との距離が近くて時々頬が紅く染まる。
    ・百田、天海、真宮寺、ゴン太(背が高い男死)の胸元をよく見る。さらに、女子のおっぱいにはもう無反応。
    ・AVルームにあったホモ(サピエンス)ビデオに興味深々だった



    最原「ねぇ僕こんな感じのこと2回目なんだけど?」

    春川「それを言ったら私は3回目だよ」

    百田「こんだけテメーが男好きかもしれねーっていう証言が集まってる……実際のところテメーは…」



    「待ってください!」



    百田「な!? テメーはキーボ!?」

    キーボ「百田君。最原君が男好きだという根拠を聞いて回っていたそうですが、なぜ僕のところには来なかったんですか!」

    百田「…ああ。忘れてたぜ!」

    キーボ「ロボット差別以前の問題です!」

    百田「だが、確かにキーボにも話はきかねえとな…よし、聞かせてくれ。終一が男好きだっていう証拠を!」

    最原「ねぇせめて僕がいないところでやってもらえないかな?」

    春川「…本人を目の前にして証言させるなんて新しいね」

    最原「そんな斬新さはいらないよ」

    百田「あいつらはほっとけ。キーボ、話してくれ!」

    キーボ「>>45


    ※最原が男好きなんじゃないかという根拠14
    キーボのこと忘れてたなんてそんな……(すみませんでした!)
  45. 45 : : 2017/08/31(木) 21:57:24
    周りの女の子達がいくらアプローチしているのに、彼女達の事を友達程度にしか認識していない
  46. 46 : : 2017/08/31(木) 22:40:37
    それは主人公特有だよ
  47. 47 : : 2017/08/31(木) 23:32:04
    キーボ「周りの女性たちがアプローチしているのに、彼女たちのことを友達程度にしか認識していないことです」

    百田「確かに! どうだ終一!?」

    最原「え? いやまぁ、女の子たちはみんな友達だけど…」

    キーボ「どうです! 彼女たちのアプローチを全く意に介していない。これは最原君がそもそも女性に興味がなく、男性にしか興味がなかったということの現れではないでしょうか!」

    最原「それはちがーー」

    春川「そうかもね」

    最原「春川さん!?」

    春川「男好き云々の前に、あんたは一度刺されればいいと思ってたから…」

    最原「そんな!?」

    百田「なるほどな……。そして…わりぃなキーボ…」

    キーボ「え? な、何がですか…?」

    百田「実はな…その根拠はもう言ってんだ」

    詳しくは>>1

    キーボ「そ、そんな!?」

    春川「…つまり、キーボは真っ先に思いつきそうなことを提案してくる平凡なやつと…」

    キーボ「…ぼ、ボクだって傷つくんですからね!」

    最原「やめてあげてよ二人共…」

    百田「だが、テメーの援護射撃はありがたかったぜ! 手帳には書いてなかったからな!」

    キーボ「……一応喜んでおきます…」

    百田「さて、いよいよだぜ。終一」

    最原「そんな待ちわびたみたいに言われても…」

    春川「やっと終わるんだね…」

    百田「さぁ、聞かせてもらおうじゃねえか。終一、テメーは男好きなのか、そうじゃねえのか!」

    最原「……>>48


    ※最後の安価
    男好きであるなら、男の何が好きなのか
    女好きであるなら、女の何が好きなのか、もお願いします
  48. 48 : : 2017/08/31(木) 23:33:27
    女好きで女の母性が好き
  49. 49 : : 2017/08/31(木) 23:52:27
    いいかたがあれだ…
    せめて女子の方が好きのほうええんでない?
  50. 50 : : 2017/09/01(金) 00:02:36
    母性ってバブみとかああいうの?とにかく安価は絶対じゃないの?
  51. 51 : : 2017/09/01(金) 00:04:49
    母性が好きってなんや…安価は作者次第じゃない
  52. 52 : : 2017/09/01(金) 00:15:52
    最原「……僕は普通に女好きだよ」

    百田「なにぃ!? ……ってやっぱそうだよな」

    春川「……アンタが疑いだしたのに、やけにあっさりだね?」

    百田「そりゃあ……まぁ…なんだ…」

    春川「何?」

    百田「あー、それで終一は女子のどんなところが好きなんだ?」

    最原「やっぱり女性は母性があるほうがいいよね。こう……包み込んでくれる優しさというか…」

    百田「あぁ、だよな。聞こえたか?」


    いくつかの扉がバタンと閉じられた。


    春川「……いくつか視線があるのはわかってたけど…アンタまさか…」

    百田「いや、別に終一と他のやつの手助けしようとか思ったわけじゃねーよ…。ただ…な」

    最原「ただ…?」



    百田「赤松や終一だけが楽しそうなことやってんのはズリーじゃねえか! 面白いことはやってみてえと思うのは男の性だろ!」

    春川「…何王馬みたいなことを…」

    百田「我慢できなかったんだ! すまねえ、終一!」

    春川「男の性で男好きにされた最原がかわいそう」

    最原「……いいよ。僕は…君を許すよ」

    百田「…ふぅ…終一なら許してくれると思ってたが、安心したぜ」

    最原「それに…さ。何となく予想できるんだけど…」

    最原は百田と春川を見比べる。


    春川「……何?」

    百田「どうした?」

    最原「……たぶん、今回の話は百田くんと春川さんがイチャイチャ出来て良かったねっていう」


    音を置き去りにする蹴りによって最原は吹き飛ばされた。


    百田「なんだかんだ楽しかったな。ハルマキ!」

    春川「……疲れたけどね」

    蹴り飛ばされた最原のことは忘れて、春川は百田に微笑んだ。



    百田「終一のやつ…男が好きなんじゃねえか?」春川「なんで私に言うの?」 終
  53. 53 : : 2017/09/01(金) 00:18:25
    ここまでお付き合いしてもらった方はありがとうございます。
    このスレは最原が男好きじゃないか、という疑いをかける安価スレ…と見せかけた百田と春川をイチャイチャさせるだけのスレだったんだよ…!

    実はこのオチは最初から決めていました。まぁ最原が本当に男好きになるか、女好きかで終わり方に違いはありましたが……。

    以上で、このスレは終了します。
    また別の作品でお会いした時はよろしくお願いします!
  54. 54 : : 2017/09/01(金) 00:28:38
    お疲れさまでした!

    本筋も面白かったし、百田と春川がちょっといい感じになるオチも最高でした。ありがとうございました。
  55. 55 : : 2017/09/01(金) 15:40:59
    お疲れ様です。そして不憫な最原くんと春川さんもお疲れ様です。春川さんはツッコミがすっかり板について…面白かったです
  56. 56 : : 2017/09/01(金) 18:31:09

    お疲れ様です。
    最後の流れがいかにもV3のギャグの流れ染みていて最原を哀れに思うと同時、ほのぼのとにやける事が出来ました。
    実に楽しかったです。
  57. 57 : : 2017/10/28(土) 12:06:27
    最赤欲しかった
  58. 58 : : 2020/10/26(月) 15:03:57
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

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