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アルミン 『本?』
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- 1 : 2017/08/14(月) 23:20:28 :
- 短編でぐだぐだかもしれません!
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- 2 : 2017/08/14(月) 23:21:37 :
- 本について尋ねてきたのは 芋女・サシャ・ブラウス。
座学の授業が開始すると同時に夢の中へ、終わると同時に現実へと戻ってくる彼女は、このままだと一生座学を受けられないかもと、不安になったようだ。
活字慣れをしようと思い、"薄い本"を探しているらしい。
「薄い本って…食べる気じゃないだろうね?」
僕は念のため彼女に聞いてみた
「失礼ですね!!いくら私でも本は食べませんよー!」
それを聞いて安心した。僕は本の在り処を彼女に教えた。
彼女はお礼を言って本を探しに行った…
僕が教えたのは、内容が"薄い本"。ページ数は800近くあるけれど、要約すれば100も行かないだろう…本の厚さが薄い本を探してる、とは聞かれなかったし、薄い本には変わりない。
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- 3 : 2017/08/14(月) 23:23:21 :
- 次に本を探しに来たのは、兄貴・ライナー・ブラウン。分厚い本を探しているとの事。
何故そんな分厚い本を探してるのか聞いてみると、
「同じ部屋にやばい奴がいる」
との事。やばい奴って誰だ?
同じ部屋には、僕、ライナー、エレン、ベルトルト、ジャン、マルコ、コニー、フランツの8人部屋。
『リア充爆発しろ』が、『リア充撲殺しろ』に脳内変換か、聞き間違いか、、リア充が駆逐されるのは見ていて気持ちのいいものだ。
僕は本の在り処を彼に教えた。
彼はお礼を言って本を探しに行った…
僕が教えたのは、300ページくらいの本。
その隣には2500ページくらいあるとても分厚い本がある。
分厚い本を探してる彼なら、そちらの本を選ぶだろう。
もし、その本を使って何らかの事件に発展して、本の事を僕に聞いたと喚こうとも、僕が教えたのは、300ページくらいの本。
自白剤を使われても、変わりはない。
『彼に教えた本のタイトルを言え』
その本は300ページくらいの本だ。
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- 4 : 2017/08/14(月) 23:24:20 :
- 次に本を探しに来たのは、猛獣・ミカサ・アッカーマン。異性を思い通りに操る本が欲しいみたい、、、
そんな本ある訳ない。あったら"片想い"なんて言葉はとっくに死語になってるだろう。
『そんな本は無いよ』と言おうと思い顔を上げ正面を見ると、、、
彼女は居なかった。
正確に言うと、"僕の正面には居なかった"
いつの間にか背後に来ていて、人差し指は僕の項に当てられている。
「アルミン」
彼女にそう呼ばれただけで全てを悟った。
無い=死
「…善処します」
ありがとう、礼を言って彼女は部屋から去った。
ミカサがエレンを思い通りに操るのは無理だ。
エレンにミカサを意識してもらえるようにしなくては…
異性としては不可能に近いが、強者としてなら意識させる事は可能だろう…その意識を恋愛に発展させるには…あれか。ライバルからの戦友や親友になるあれか。
なら単純にエレンとミカサをぶつければいい。技を盗もうとエレンは観察、ミカサは見つめられてると勘違い。
延命方法としては悪くない。根本的な問題解決になってない気もするが…
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- 5 : 2017/08/15(火) 22:18:18 :
- 次に本を探しに来たのは、馬面・ジャン・キルシュタイン。精神を安定させる本を大至急欲しいらしい。
そう言えば、ライナーが部屋にやばい奴がいるって言ってたっけ…
それ関連の本が置いてある在り処を彼に教えた。
彼は大急ぎで探し、部屋を飛び出した。
そんなに精神が不安定でやばい奴がいるのか…?
そんなにやばいなら殺せばいいのに。
一生安定するだろう
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- 6 : 2017/08/15(火) 22:18:52 :
- 次に本を探しに来たのは、女神・クリスタ・レンズ。料理本を探してるとの事。
「クリスタは料理できるの?」
出来たら手料理食べたいという下心全開での質問だ
「うーん…出来るけど、上手くはない…かな?」
君が作るのなら男子は喜んで食べるだろう…
料理関連の本がある所を"正直に"教えた。
彼女はお礼を言って本を探しに行った…
手料理食べたいなぁ…味見役でもいいから食べたいなぁ…
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- 7 : 2017/08/15(火) 22:19:40 :
- 次に来たのは建築士・フランツ・ケフカ。
君のフルネームを知ってる人が何人いるんだろう…と、どうでもいい事を考えてた最中も、何か喚き散らしていた。
「ハンナが狙われてる!!」
ハンナが狙われてる…?それで暴走し、精神が不安定になり、やばい奴か……
この答えにたどり着くまでに僅か600秒しか掛からなかった。流石頭脳派の僕だね。
「……誰に?」
そう聞くと、女神同盟の名が聞こえたような、聞こえてないような
「…ごめん、誰だって?」
「ライナーとベルトルトだよ!!」
被害妄想も甚だしい。あの2人は僕と同じでクリスタしか……クリスタしか…
ハンナって料理上手だったよね?
クリスタがハンナに料理の事を聞く。
クリスタが好きな2人はじっと見てる。
ハンナを見つめていると勘違いする。
そうか、そういう事だったのか。今回はたったの240秒。リヴァイ兵長も裸足で逃げ出す速さだ。流石頭脳派の僕だね。
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- 8 : 2017/08/15(火) 22:20:27 :
- 自称頭脳派の僕にもまだ解決できない問題が山ほどある。ミカサとかミカサとか女神とかミカサとかエレンとか…
「全然薄くないやんけ!」
と言いながらその本で殴られた所がまだ痛い。
その後ちゃんと薄い200ページの本を教えてあげた。200ページは薄いよね?
さて、ミカサへの言い訳を考えるか、エレン専用のマインドコントロールを考えるか…
正直もう詰んでるよぉ……女神の胸で泣きたい
それができるのならもう、死んでもいいや
「思い立ったが吉日」
そう呟き、僕は女神の元へ向かった…
オシマイ
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- 9 : 2017/08/16(水) 21:15:57 :
- おつかれー!
面白かったーー!
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- 10 : 2017/08/17(木) 17:28:27 :
- ベルベルベルベルトルトさん、ありがとうございますm(_ _)m
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