俺「超技術で女の子作れるようになったったwww」
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- 1 : 2017/08/14(月) 16:57:55 :
- 俺「やべえww俺すげえwwww」
俺「早速起動、ほーれ」ポチットナー
『俺専用女の子製造機XC999-238起動します』
『セットアップ中・・・・・・』
『遺伝子認証中、一致率99.98%』
『ユーザーを確認しました、ログインします』
『ようこそ、俺さん』
俺「ふんふん、大体大丈夫かな」
『女の子の製造を行えます、今日はいかがいたしましょう』
俺「とりあえず、俺になついてくれる娘がいいなー」
『俺さんへの好感度を最大に設定します』
俺「あとはねー、ちょっとポンコツ」
『ドジっ子をONにして出力率を12%に設定』
俺「あと、妹系かなー」
『妹設定に変更します、項目の自動設定が行われます』
『21項目を妹系、デフォルトに設定』
俺「あとはXC999-238に・・・・・」
俺「ん?待て、XC999-238じゃ味気ないな」
俺「今日からお前はエクシーだ!」
エクシー『了解しました、俺さん』
俺「じゃあ、後の設定はランダムで設定して作ってくれ」
エクシー『了解しました』
エクシー『ガールギア、セットアップ1.2.3.コンプリート』
エクシー『コアの生成異常なし』
エクシー『異常がないか、検出しています』
エクシー『意識生成にトラブルあり、修正します』
エクシー『トラブルシューティング完了、生成可能です』
俺「ok,go!」
キイイイイイイイイイイイイイイン…
-
- 2 : 2017/08/14(月) 17:10:00 :
- 俺「とはいえ、最低でも生成には14時間かかるんだよなあ」
エクシー『今回のケースは18時間39分を予定しています』
俺「遅延の可能性を加味して1日はかかるなー」
俺「まあいいか、1日くらい待とう」
ピンポーン
俺「ん?」
ガチャッ
俺「どちらさまー?」
友「私だよ」
俺「あれ?友じゃないか、なんで?」
友「たまにはニートくんに会おうと思って」
俺「とか言ってー、母さんの差し金だろ?」
友「ばれたか、まあ入れてよ」
俺「はいはい、上がってください」
友「おじゃまします」
俺「何もなくて悪いな」
友「殺風景な部屋、せめてテレビは買えって」
俺「親の仕送りは全部研究につぎ込んで、ない」
友(本当、サイアクな男だなー、コイツ)
俺(女子力皆無の最低女が言うなよ)
友(こいつ・・・・・・直接脳内に・・・・・・!?)
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- 3 : 2017/08/14(月) 17:18:08 :
- 俺「それにしても久しぶりだなー」
友「うん、久しぶりだね」
俺「あれだな、あの夜以来だな」
友「うん・・・・・・」
俺「ごめんな?」
友「大丈夫だよ?私、君のこと好きだし」
俺「はははっ、サイアクの男なのに?」
友「ダメ男が好きなのかも」
俺「笑えねーな」
友「あの時のことは気にしないで、誘ったのは私だし」
俺「命を冒涜、しちまったな」
友「?」
俺「なあ、友?俺の研究成果見ていかないか?」
友「え!?完成品あるの!?」
俺「ついさっき起動した、反応は上々だ」
友「見てく見てく!君の作品だからすごいんだろうね!!」
俺「ああ、でも俺は一回しか使わないつもりだけどな」
友「?う、うん」
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- 4 : 2017/08/14(月) 17:35:46 :
- 俺「これだ、XC999-238 俺はエクシーって呼んでる」
友「パッ、と見ただけじゃなんの機械かわからないね」
俺「エクシー、俺だ」
エクシー『認証します』
エクシー『俺さん、ログイン完了しました』
俺「お、2回目は早いな」
友「で、なんの機械なの?」
俺「命を作り出す機械だ」
友「ええっ!?ど、どういうこと・・・・・・?」
俺「お前を傷つけたあの日」
俺「俺はすべて失ってもコイツを完成させると決めた」
友「・・・・・・私の、ため?」
俺「命の在り方を知るために」
友「・・・・・・?」
俺「俺たちは覚悟してたよな、子供が出来ても、頑張るって」
俺「だけど現実は甘くなかった、世間は俺たちを冷たく見た」
俺「望まれた命だったのに、認めたくない人達が命を吹き消した」
俺「だから、俺は、知りたくなったんだ」
俺「本当に命を冒涜するのは、誰なのかを」
友「君は・・・・・・」
俺「ごめん、勝手で、また傷つけたかな?」
友「なんで、何も言ってくれなかったの?」
俺「え?」
友「一人で苦しんでもだめだよ、こんなの」
友「君はさぁ、なんでこう・・・・・・バカなの?」
俺「えっ」
友「だーかーらー、・・・・・・ああもう!言葉にならんっ!」
俺「な、なんかごめん」
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- 5 : 2017/08/14(月) 20:02:22 :
- 友「な、なんかごめんね、感情的になって」
俺「いや、べつにいいけど」
友「命に答えは出せないよ、って言いたかったの」
俺「あ、はい」
友「私思ったんだよ、君と交わった夜に、ね?」
友「何が正しい、何が間違ってる、なんてのは勝手に決められたことだって」
友「みんな、きれいごとで正しいことを言ってるつもりなんだ」
友「でも、本当はどうだかわからない」
友「命は大事にって言いながら害獣は駆除するもんね」
俺「人間とケモノじゃ比べにくいだろ」
俺「それに、命が大切なのは、確かだし・・・・・・」
友「でもそれは保護する理由にもならないよ」
友「死ぬべき者は絶対にいる、そういうものだよ」
俺「・・・・・・そっか」
俺「なら、早く殺せよ」
友「わかってたの?」
俺「そりゃあなぁ、俺を殺してほしいって言われたんだろ?」
友「・・・・・・」
俺「実家金持ちだし、お前なら俺も油断しそう」
俺「睡眠薬も盛ったな、さっき」
友「ごめんね」
俺「研究成果、見たかったんだろ?」
俺「これはプレゼントするよ、ユーザー登録もしてある」
友「な、なんで!?」
俺「全部計画だったんだ、お前がここに来ることも」
友「そ、そんなわけないでしょう」
俺「ホントホント、だって俺エクシーに殺してもらうもん」
俺「なー」
エクシー『俺さんは18時間01分後に体内のマイクロロボットにより死にます』
友「!!」
友「ま、まさか!」
俺「そうだねー、信じらんないとは思うよ」
友「ま、まって」
俺「でもさ、俺は俺のやりたいことやったし」
俺「正直、死んでもいいと思うんだよ」
俺「俺、死んでもいい奴だからさ」
友「いつから、計画を?」
俺「そりゃあ、この機械を組み始めたころかな」
友「ありえない・・・・・・!」
俺「あり得ない」
友「!」
俺「俺がそうなるように、したんだから」
友「えっ?」
俺「これは俺から親父へのささやかな復讐」
友「・・・・・・意味が」
俺「わからないさ、実際わからないようにしたからな」
友「・・・・・・」
俺「友、泣かないでくれよ」
俺「まだ18時間あるんだぜ?」
エクシー『17時間54分です』
俺「ほぼ18時間」
友「笑えないよ」
俺「ごめん」
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- 6 : 2017/08/14(月) 20:14:15 :
- 俺「ああ、眠いわ」
俺「おやすみ」
友「うん・・・・・・」
友(頭を冷やそう・・・・・・)
エクシー『友さん』
友「!」
エクシー『ユーザー俺 さんから、メッセージです」
友「・・・・・・」
エクシー『再生します』
俺『悪いな、こんな形で』
俺『実は、俺はもう死んでマース』
俺『設定上は18時間後でも眠ったとき死ぬようにしてましたー』
友「!!!」
友「嘘・・・・・・」
友(こんなふざけたこと・・・・・・)
俺『友』
友「・・・・・・」
俺『俺の娘を、親父から守ってくれ』
エクシー『以上です』
友「・・・・・・うぅ」
友「なんで、私がこんな、こんな目に」
友「おかしい、よ」
エクシー『友さん』
エクシー『今は、ゆっくり休んでください』
友「え?」
エクシー『長い闘いになります』
エクシー『貴女に、睡眠薬を盛りました』
友(!・・・・・・眩暈が、急に!?)
エクシー「おやすみなさい、友」
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