アルミン「僕の初恋」
-
- 1 : 2013/10/04(金) 22:17:31 :
- SS初めて投稿します。
読みにくい部分もあると思いますが
お付き合い頂ければと思います。
アルミカのSSが無かったのでだったら自分で作ろうと
思って書き出しました。
ちょっと暗いです。シリアスです。
一言:アルミン可愛いよアルミン
-
- 2 : 2013/10/04(金) 22:18:04 :
- アルミン!紹介する!!
ミカサって言うんだ仲良くしてくれ。
エレンがそう言うと、僕の目の前に黒髪の少女が顔を出す。
気恥ずかしそうに、こちらを凝視していた。
エレン「ちょっとした事情でコイツと住む事になったんだ」
アルミン「そうなんだ。理由は聞かないけど家族が増えるのはイイ事だね」
ミカサ「…」
アルミン「よろしく、えっと、み、ミカサでいいのかな?」
僕が尋ねるとミカサは顔を赤らめてコクンと首を縦に振った。
エレン「アルミンは凄いんだぜ!外の世界の事とか色々知ってるんだ」
エレンが目をキラキラさせて喋る。それを見たミカサがすかさず僕に話しかけた。
ミカサ「アルミン…私にもその話してくれる?」
アルミン「勿論さ!」
その日、僕にはエレン以外の友達が初めて出来た。
それだけでも僕は嬉しかったけれど
初めて会ったにしては妙に気持ちがフワフワしていた。
明日も遊ぶ約束をして家路につく。
夕食を食べ終え、しばらく本を読んでいた。
アルミン(それにしても綺麗な黒髪だったなぁ…)
僕は今日知り合った女の子の事ばかり考えていた。
-
- 3 : 2013/10/04(金) 22:18:43 :
- アルミン(黒髪と言えば…確か…)
ガサゴソと積み重なってる本を漁る。
目的の本が姿を現した。「あった!これだ!」
その本はおじいちゃんがとても大切にしていた本で
東洋という場所から何故かコチラに渡ってきた本だと言っていた。
とても珍しく恐らくかなりのプレミアがついてる筈だ。
(一応、翻訳されてるもの)
昔読んでもらった本、懐かしいなぁ…
これにも長い黒髪の女の人が出ていて、その女の人の名は
「かぐや姫…」
題名は翻訳してなくどこの国かも分からない文字だけが綴られていた。
絵本のように描かれた本だった。
その絵はとても綺麗で見たことのない色彩で描かれていた。
アルミン「うん!似てる!!このかぐや姫みたいだ!」
僕は昔の記憶でしか物語を覚えてなかった。成長した今、再びその本を
真っ新な気持ちで読んでみる事にした。
かぐや姫は竹から現れたことや、とても美しく、幾人もの男性から
アプローチを受けるも断り続け、最後は夜空からお迎えが来るという
この時代にしては、SF的要素のある物語だった。
アルミン「しかし、よくこんな話を思いついたもんだ」
僕は再び感心していた。読み終わって直ぐに眠気が襲う。
(ヤバイ、つい夢中で読んじゃってた…)
そのまま僕は眠りに就いた。
-
- 4 : 2013/10/04(金) 22:19:22 :
- __ 翌 日 __
エレン「おーい!アルミーン」
アルミン「やぁエレン」
ミカサ「こんにちはアルミン」
僕たちはいつもの大きな一本樹の丘に来ていた。
ここからはシガンシナの街をよく見渡せる僕とエレンの
憩いの場所だったが、そこにミカサが新たに加わって
なんだかとてもワクワクした。
エレン「この間、そこの原っぱで蓮華草を見つけたんだけどいかねーか?」
「蓮華って蜜が吸えるらしいんだ」
アルミン「へぇ、珍しいね。それは見てみたいかも」
ミカサ「うん。見てみたい」
エレン「では早速!出発進行!」
エレンはそこら辺で拾った木の枝を横に振りながら機嫌よく歌を歌う。
とても上手いとは言えないエレンの歌声にミカサがクスリと笑う。
その横顔を僕はこっそり眺めていた。
ただ、心なしかその笑いが寂しげに見えた。
そうこうしてるうちに蓮華が野原一杯に広がる場所へ着いた。
-
- 5 : 2013/10/04(金) 22:19:54 :
- 「綺麗…」
ミカサが瞳を閏わせながら呟く
「だろだろ?」
続いてエレンが口を開けた。
僕たちは夢中で花を詰んだ。エレンは早速蓮華の蜜を吸った。
エレン「あ、甘い」
エレン「でも少し物足りないかも?」
僕は「ははは」と苦笑いをした。
辺りを見渡すとミカサが向こうの方で一生懸命何かをしていた。
アルミン「ミカサー!そんな所で何してるの?」
ミカサ「…花冠、を作っていた」
アルミン「へぇ、器用だねミカサ」
ミカサ「お母さんに教えてもらった。その時はタンポポだったけど」
そう言うと、少し寂しそうな目で花冠を見つめていた。
僕はすかさず「そうだ!花冠のもうひとつの編み方僕知ってるんだ」
そう言って、二重編みなるものをミカサに教えた。
ミカサの悲しい顔を見たくなかったんだと思う。
ミサカを笑わせたい。その気持ちだけで一杯だった。
ミカサは熱心に僕の作業を見ていた。
花冠が出来る頃エレンが向こうから呼んでいた。
「おーい!もうそろそろ昼飯食いにいかねーか」
エレンがそう言うと「ぐぅう」とお腹の鳴る音が聞こえた。
ミカサを見ると真っ赤な顔でうずくまってた。
「き、聞こえた?」恥ずかしそうにコチラを見るミカサ。
「ははは、誰だってお腹が空けば腹も鳴るよ。恥ずかしい事じゃない」
すかさずフォローを入れた。
その恥ずかしそうに顔を赤らめてるミカサを見て
僕は「可愛い」と思わず口に出しそうになった。
その後、街へ戻った僕たちは、貰ったおこずかいでパンを買った。
「たまには肉が食いてぇなぁ…」
エレンがボソリを呟く。
アルミン「仕方ないよ、只でさえ食糧不足なんだから。食べられるだけマシだよ」
ミカサ「そう。食べられるだけでも感謝すべき」
エレン「だよなぁ。」
その後、いつもの様に外の話などした。夕方になると僕達は明日の約束をして家に帰った。
その晩、僕はまた「かぐや姫」の物語を読んだ。
その本を眺めながら、今日のミカサの様子を思い浮かべてた。
あの時の、あの悲しそうな目は何だったんだろう?
何かあるんだとは思うけど、あまり聞くのも悪いし…
僕は、どうやったらミカサが笑ってくれるのか考えていた。
答えはすぐには出なかったけれど、毎日顔を合わせればその内
打ち明けてくれるかもしれない。
ゆっくりで良い、いつか僕に心を開いてくれれば…
-
- 6 : 2013/10/04(金) 22:21:10 :
- そうこうしてるうちに日々は過ぎていった。
ミカサが来てからもう、ひと月くらいになるだろうか。
やはりミカサの本当の笑顔を見ることはなかった。
しかし、そんなある日の事。
今日もあの丘に来ていた僕は、まだ二人の姿が見えなかったので
本を読みながら待つことにした。
しばらく本を読んでいると物陰から「グスグス」と人の泣き声が聞こえた。
物陰の方へ歩み寄るとミカサがうずくまっていた。
僕はすかさず声をかける。
「ミカサ?どうしたの?気分悪いの?」僕がそう言うと
「ううん…なんでもない」とミカサが顔を手で覆った。
「何でもないのに何故泣いてるの?」
僕が尋ねるとミカサはビクっと肩を震わせた。
するとコチラの方に顔を上げた。ミカサの瞳には沢山の涙が溢れていた。
僕は思わずドキっとした。
そして戸惑っている僕にミカサがそっと呟いた。
「エレンには、この事…言わないで」泣き腫らした顔で僕に懇願してくるミカサ。
「う…うん。言わない」僕は慌ててコクコクと首を縦に振る。
アルミン「そ、そういえばエレンは?」
ミカサ「おばさんのお手伝い。いたずらした罰だって」
アルミン「そうか…」
-
- 7 : 2013/10/04(金) 22:21:46 :
- その後、沈黙が続いた。こんな時どう接すればいいのか僕は戸惑った。
このまま声をかけない方がいいのか、それとも何か違う話題を振った方がいいのか。
ミカサの隣に座りながら僕はずっと、どうすべきか空を見上げながら考えていた。
しかしミカサはグッと涙を堪えながら下を向いたままだった。
その姿を見た僕は咄嗟にミカサの肩を抱いていた。
「…泣きたい時は我慢しなくていいよ」
僕がそう声をかけるとミカサが驚いた顔をした。
よく考えたら咄嗟とはいえ僕は初めて女の子の肩を抱いてるんだ。
段々自分のしてることが恥ずかしくなったけど、それでもミカサが
泣き止むまでずっと肩を抱いていた。
どれくらいたったのだろう?しばらくしてミカサが泣き止むと
「アルミン…ありがとう」そう言うとミカサはこう続けた
「あの…良かったら、また、泣きたくなったら、今日みたいに、して、欲しい」
恥ずかしそうに下を向きながら僕に言う。
まさかそんな事を言われるとは思わなくて僕は驚いた。
-
- 8 : 2013/10/04(金) 22:23:41 :
- 「ぼ…僕でよければいつでも」
多分この時の僕は今までに無いくらい顔を真っ赤にしてたに違いない。
そうこうしてるうちにエレンが向こうからやってきた
「おーい。アルミーン。ミカサー」
手を大きく振りながらこちらへ向かってくる
アルミン「顔、洗っておいで」
ミカサ「う、うん」「ありがとうアルミン」
そそくさとミカサが川の方へ走っていく。
エレン「あれ?ミカサは?」
アルミン「ああ、目にゴミが入ったから顔洗ってくるって」
エレン「ふーん」「あ、そうそう所でさぁアルミン…」
エレンが話を振ってきたけれど僕はミカサが心配でそれどころではなかった。
エレンには悪いとおもうけれど、その日はずっと上の空だった。
家路について僕はご飯も食べずにベッドに横たわった。
『あの…良かったら、また、泣きたくなったら、今日みたいに、して、欲しい』
その言葉が頭に残って離れない。何故ミカサは泣いていたのか
そして何故僕にそんな事を言ったのか?何故エレンには言わないのか?
今日の事柄を幾度となく反芻していた。
考えても仕方ない事だ、今日はもう寝よう。
-
- 9 : 2013/10/04(金) 22:26:55 :
- しかし数日後、その疑問が払拭されることになる。
それは、エレンの家に向かう途中での事。
道の真ん中でおばさんたちが話し込んでいた。
その時は立ち聞きなんてする筈はなかったが
彼女たちの話が自然と耳に入ると僕は立ちすくしていた。
「知ってる?イェーガーさんの所の女の子」
「ああ、あの子ね。なんで引き取られたのか不思議だったのよ」
「それがね、どうやらあの子人を殺したらしいのよ!」
頭を鈍器で殴られた様な衝撃が僕を襲った。
今なんて言った?人殺し?ミカサが?
単なる主婦の噂話だろうと思ったが、どうしても気になってしまい
影からこっそりオバさん達の話を盗み聞きしていた。
-
- 10 : 2013/10/04(金) 22:28:43 :
- 詳細はこうだった。
まず、ミカサが人買いに襲われて両親を殺されたこと。
それをエレンが助けた事。
その拍子で大人の男共を3人刺殺した事。
「嘘だ…ミカサが、エレンが…そんな馬鹿な話があるか」
僕はその場で足をガクガクさせながらうずくまった。
エレンの家はすぐ側だというのに足がそちらへ向かない。
それどころか、足が鉛のように重かった。
「そうだ、この事を本人に聞けばきっと笑ってただの噂だよって言ってくれる筈」
頭ではそう考えても体が前に進まなかった。何故だか突然怖くなった。
結局その日はエレンの家に行くことなく自宅に戻った。
「明日…明日はきっと元通りになってる筈だ。何でもない、聞き違いだったんだ。」
そう自分に言い聞かせ眠りに就こうとしたがなかなか寝付けなかった。
随分遅くに眠ったせいか翌日はとても体がだるかった。
-
- 11 : 2013/10/04(金) 22:29:09 :
- 「そういえば今日はエレンと街に行く約束してたっけ」
ボーッとしながら呟いた。
昨日の事は忘れようと思ってもあまりに衝撃すぎる内容だったのか
思い出しては怖くなっていた。
きっと嘘なんだ。単なる噂話じゃないか。僕が信じなくてどうするんだ。
同じ考えがグルグル廻っていた。
とりあえず、僕は約束の時間に待ち合わせ場所へ向かった。
時計塔前。
まだエレン達は来てなかった。しばらくベンチに腰を落とす。
すると向こうからいつものいじめっ子達がやってきた。
「またか…ハァ…」
ため息混じりでボソリと呟く。
今日も暴力で憂さ晴らしをしようとするんだろうな。
などと半ばどうでもいいという感じでいた僕に
奴らは近づいてくる。
-
- 12 : 2013/10/04(金) 22:29:42 :
- いじめっ子A「よう!弱虫のアルミンちゃん」
いじめっ子B「何?今日は一人?」
いじめっ子C「てゆーか、俺らのこと無視すんなよ」
いちいち関わってもこっちが疲れるだけだ。
出来るだけ無視するに徹した。
しかし、いじめっ子Bが突然思わぬ発言をしてきた
いじめっ子B「そういえばさぁ、エレンとミカサの事だけど~」
僕はその名前に反応した。
「人 殺 し …なんだって?」
いじめっ子Bがニヤニヤしながらこちらを凝視してきた。
こいつらまで何を言ってるんだ?
そんなの単なる大人の噂話じゃないか。
するといじめっ子Aが「おい!その話は外でするなって言ってただろが」と
慌てた様子で話に割って入った。
いじめっ子B「ああ、そうだったな。この街を救ったのはイェーガー先生だもんな」
「そりゃ町ぐるみで犯罪を隠そうとするだろうさ」
アルミン「…だ」
いじめっ子B「なに?聞こえない?」
アルミン「嘘だ!!」
「そんなに嘘ついてまでエレン達に優越感を抱きたいのかい?」
-
- 13 : 2013/10/04(金) 22:30:02 :
- 腕が震えた。怒りだけの感情ではなく、恐怖という感情の方が勝っていた。
こいつらの言う言葉に流されそうになる自分が怖かった。
エレンの事を信じようとする反面「これは本当の事じゃないか?」と
疑念が湧いた自分も嫌だった。
いじめっ子B「なんだーお前知らなかったのか?友達のくせに」
「あ、そっかー。弱虫のアルミンちゃんの事、本当は友達と思ってなかったって事か」
あはは、と奴が笑った。
その時、僕の頭がフル回転した。
アルミン「例えば…君が暴漢に襲われたとしよう」
「そこにナイフが落ちていた」
「殺されかけた君は、どうやって暴漢に立ち向かうんだい?」
「答えを…今この場で教えてくれないかな?」
震えながらも咄嗟に声に出していた。
-
- 14 : 2013/10/04(金) 22:31:10 :
- いじめっ子B「はぁ?そんなの落ちてるナイフで撃退するにきま…」
ハッとした表情でいじめっ子Bは固まった。
アルミン「僕だって暴力は嫌いだよ。矛盾してるかもしれないけれど」
「助かりたいと思うのは動物の本能なんだ。それを咎めることは誰にも出来ない」
「現に、君だって近くにナイフが落ちてたらどうやって立ち向かうかって聞いたら」
「ナイフを使って撃退するって言ったよね?」
「なら、それは正当防衛なんじゃないか?」
そして続けて僕はこう言った…
アルミン「…きっと…僕だってそうするさ…」
するといじめっ子達が何やらあわあわしながら向こうを指差した。
釣られて僕も向こう側を見た。
-
- 15 : 2013/10/04(金) 22:31:37 :
- エレン「…アルミン」
アルミン「エレン…とミカサ」
いじめっ子達はエレン達の顔を見るとそそくさと立ち去った。
僕達はその場で立ちすくしていた。
しばらく僕達三人は時計塔の前のベンチに黙りながら座っていた。
するとエレンが第一声をあげた。
エレン「アルミン…ごめん。今まで黙ってて」
伏し目がちにボソボソと話すエレン。
僕はエレン本人からその話を聞かされて更にショックを受けた。
どこか現実味のない、夢なら覚めて欲しい。逃げ出したい。
僕の中の弱い心が支配していた。
-
- 16 : 2013/10/04(金) 22:32:35 :
- アルミン「どこから聞いてたの?」
僕が尋ねる。
エレン「 ゛人殺し゛…って言われた所から、はは全部だな」
冷や汗を掻きながら必死に話そうとするエレン。
その隣でミカサが不安そうに僕らのことを眺めていた。
ミカサにそんな顔をさせてしまったのは僕?
色々な事が重なりすぎて僕は考えることを放棄していた。
エレン「何度か、話そうかと思ったんだ。だけどアルミンには何故だか言えなかった」
「というか、言わない方がいいと思ったんだ。アルミンの外の世界の話を聞いてると…」
ミカサ「……」
二人共今にも泣きそうな形相だった。
僕は気持ちの整理が付かなかった。ついていけなかった。
-
- 17 : 2013/10/04(金) 22:33:05 :
- 今日はここまでです。また書き溜めたら貼ります。
-
- 18 : 2013/10/04(金) 22:42:18 :
- 期待
-
- 19 : 2013/10/04(金) 23:06:24 :
- アルミン「しばらく…考えさせてくれないかな」
そう言って僕はその場を去った。
-
- 20 : 2013/10/05(土) 00:21:27 :
- >>18
頑張ります
-
- 21 : 2013/10/05(土) 01:11:42 :
- その夜、僕は帰ってからずっと天井を眺めていた。
色々な思いが交差する。
ミカサが何故エレンの家に来たかという謎もわかった。
そしてミカサがあの時泣いてたのは恐らく家族を殺された事を
思い出していたのだろう。
二人はどんな気持ちで暴漢に向かっていったのだろう?
ミカサは当然トラウマになっただろう。
エレンは…?
エレンは、僕がいじめられてると直ぐに助けてくれた。
一番に僕に何でも話してくれた。
一番の友達だと思ってる。
ちょっと暴走する所もあるけれど…。
今までのエレンとミカサとの思い出を振り返っていた。
すると何故だか涙が溢れた。
「ああ、僕はこんなにも二人のことが大好きなんだ」
そう確信すると今までの不安が一気に晴れた。
「僕は何をウジウジ悩んでるんだ。情けない…」
その時僕は固く決意した。
「何があっても二人の味方でいる。例え全てを敵に回しても…」
-
- 22 : 2013/10/05(土) 01:11:56 :
- 翌日ーー━━━━
僕は朝早くからミカサとエレンを呼び出した。
エレンの家の外に僕らは立っていた。
アルミン「昨日は途中で帰ってごめん」
エレン「…あの」
ミカサ「…」
アルミン「…だけど酷いなぁ…」
そう呟くと僕は右拳を思い切り振り上げてエレンの頬をぶった。
エレン「…な…?!」
アルミン「これは僕を仲間はずれにしたバツだよエレン」
エレン「アルミン…お前…どういう事だ?」
ミカサ「…あ」
アルミン「ごめんねミカサこんな場面見せちゃって
だけどね僕はものすごく怒ってるんだ」
-
- 23 : 2013/10/05(土) 01:12:10 :
- アルミン「僕は君の何なのさ?」
エレン「…?!」
アルミン「僕だけが君を友達と思ってたってことかい?」
エレン「違う!…そうじゃ…」
エレン「お前は…俺が怖くないのか?」
アルミン「怖い?何でそう思うの?エレン」
エレン「だって、俺たちは、人を殺…」
アルミン「僕、あの時言ったよね?」
-
- 24 : 2013/10/05(土) 01:12:24 :
- エレン「ア…」
アルミン「僕もその立場だったら同じことしてたって」
エレン「!!」
ミカサ「…!」
僕は感極まって涙が溢れていた。
アルミン「僕は君たちが一番大切なんだ。僕だって君たちと同じ傷を分かち合いたいって思う」
「それさえもさせてくれないのかい?」
ボロボロと泣きながら僕は淡々と言葉を発した。
それを見たエレンがこちらへ歩み寄ってきた。
そしてギュッと抱きついた。
エレンもボロボロに泣いていた。どうやら言葉にならないらしい。
それに続けてミカサも僕の方へ寄って抱きついた。
ミカサもボロボロ泣いていた。
エレンには泣き顔を見られたくないと言っていたのに
この時ばかりは止められなかったのだろう。
それからしばらく僕達三人はずっと泣き喚いていた。
-
- 25 : 2013/10/05(土) 23:51:06 :
- その件があってからだろうか。
ミカサは前にもまして僕に心を開いてくれるようになった。
この頃からだろう
「エレンは私がいないと危なっかしい」
とエレンへの執着が一層激しくなっていたのは。
僕はなんとなくミカサの気持ちには気がついていた。
ただエレンの事を「危なっかしい、守る」という感情だけではない。
きっとミカサ本人は気がついてないのだろう。
それは、もちろん家族愛でもあるけれど
ミカサのエレンに向けるそれは、一人の男性を意識してるものだった。
あの事件があった分、二人の距離に僕が近づける隙なんて
無かったと思い知る。
それでも僕はこの感情をもち続けていた。
-
- 26 : 2013/10/05(土) 23:51:26 :
ミカサの事を一人の女の子として好きだ
と……
-
- 27 : 2013/10/05(土) 23:51:44 :
- これは僕にとっての「初恋」なのだと
僕はその感情をぶつけるわけでもなく
ただひっそりと二人を見守れればそれでいいと思ってた。
そんなある日。自体は激変した。
-
- 28 : 2013/10/05(土) 23:53:03 :
- 今日はこの辺までです。
字が多くて申し訳ない。
-
- 29 : 2013/10/06(日) 00:24:50 :
- アルミン大人っぽす
かっこよす
期待
-
- 30 : 2013/10/06(日) 00:31:43 :
- 期待
-
- 31 : 2013/10/06(日) 02:06:19 :
- ミカサが泣きたい時や不安がある時は
僕はいつも側で慰めていた。
あの丘の木の下で。
話の内容はかなり大雑把にしか話さないので
何に悩んでるのか意味不明の時が度々あった。
まぁ、大体エレン絡みなのだろうけど。
ただ「こうしてると安心する」と言われるのが僕は嬉しかった。
その時だけ、ミカサは僕を心から欲していたから。
-
- 32 : 2013/10/06(日) 02:06:33 :
- 「いつも話を聞いてもらって申し訳ない」
ミカサがポツリと呟いた。
アルミン「何あらたまってるのさ。気にしなくていいって」
ミカサ「でも、それではなんだか不公平…」
アルミン「…不公平、かぁ」
ミカサは黙りながら何やら考えていた。
ミカサ「私が出来ることなら何でも言って。せめてお礼がしたい」
アルミン「はは、お礼なんて…僕たち友達じゃないか」
ミカサ「でも、それでは私の気が済まない」
ミカサは一度言い出したら聞かない頑固者だったのを
すっかり忘れていた。ジっと僕を凝視してくるミカサ。
こうなると絶対動かないだろう。
-
- 33 : 2013/10/06(日) 02:06:50 :
- 僕は仕方なく、きっと拒むだろうというお願いを考えてみた。
コチラを凝視してるミカサの顔をふと見つめた。
僕の視線は何故だかミカサの唇に向いた。
そして…
-
- 34 : 2013/10/06(日) 02:07:24 :
「そうだなぁ、だったらキスして欲しいかなぁ」
-
- 35 : 2013/10/06(日) 02:07:42 :
- 少し軽いノリで言葉が出てしまった。
ハッとして「な、なーんて…」と続けて言おうとした瞬間
チュ…
キスをされた。
唇に…
ミカサから僕に…
ミカサ「これくらいの事ならいつでもする」
そう言うとミカサはニコリと微笑んだ。
僕は何が何やら分からなくパニックになっていた。
まさか本当にキスをするとは思わなかった。
-
- 37 : 2013/10/07(月) 17:16:56 :
- アルミン「ミカサ、いいいい いいのかい?こんな…」
ミカサ「何故??」
アルミン「何故って、こういうのは好きな人としな」
ミカサ「なら問題ない。私はアルミンが好き」
僕の事を好きと言ってくれて凄く嬉しかった。
しかし念のため「エレンの事も好きって事だよね?」
と聞いてみた。
ミカサ「うん。エレンも好き。」
アルミン「……」
-
- 38 : 2013/10/07(月) 17:17:12 :
- ああ、やっぱり。そういう意味か…
ミカサにとっては「これくらいの事」なのだろう。
分かってたけど、ちょっと胸のあたりがチクンとした。
ミカサ「私は何か気に障ることをしたのだろうか…」
シュンとなるミカサ。
アルミン「ち、違うよ。ビックリしちゃっただけで」
ミカサ「なら良かった。いつでもこのお礼ならするからまた話を聞いて欲しい」
僕はその時、少し黒い感情が湧き上がった。
-
- 39 : 2013/10/07(月) 17:17:39 :
- アルミン「じゃあ…これは二人だけの秘密だから
誰にも喋っちゃだめだよ」
ミカサ「わかった。約束する」
そう言うと僕達は指切りをした。
それ以来、ミサカと僕の秘密の関係が出来た。
エレンは鈍感なのでまったく気づく素振りもない。
けれど常に罪悪感が付き纏っていた。
それでも僕はこの関係が続くのが嬉しかった。
僕は何て自分勝手なのだろう。
そういったジレンマを抱えながら日々をすごしていた。
-
- 40 : 2013/10/07(月) 17:17:54 :
- しかし、ある日突如現れた巨人に
シガンシナ区の街が襲われた…
-
- 41 : 2013/10/07(月) 17:18:19 :
- しかし、ある日突如現れた巨人に
シガンシナ区の街が襲われた…
それから色々辛いことが沢山あった。
開拓地送りになった僕達はロクな食事も与えられず
毎日厳しい労働に耐える日々だった。
エレンはカルラおばさんを巨人に食べられてから
変わった。巨人を駆逐するという信念を復讐心を
誰よりも強く持っていた。
エレン「俺は来年、調査兵団に志願する」
ミカサ「だったら私も‥」
きっとこの二人の決心が揺らぐことはないだろう。
ミサカはエレンが例え別の道をいこうとも
同じようについていく。そういう人だから。
-
- 42 : 2013/10/07(月) 17:18:29 :
- アルミン「…僕も、志願するよ」
-
- 43 : 2013/10/07(月) 17:18:45 :
- 本当は怖かった。けれど肉親がいない僕にとって
二人はもう家族同然なのだ。
いや、それは詭弁だ。一人になるのが怖かったんだ
僕はなんて情けない人間なんだ…。
それから一年後、僕達は訓練兵に入団した。
入団式が終わると、僕達訓練兵は夕食を取るため
食堂に向かった。
-
- 44 : 2013/10/07(月) 17:18:57 :
- その時、ジャンという人がエレンに突っかかってきた。
エレンも負けじと突っかかりケンカになった。
こういう冷静になれない所もエレンらしいが
少しは自重して頂きたい。
ジャン「これで手打ちにしようぜ」
エレン「ああ」
なんとか自体は収まった。僕はホッとした。
そろそろ宿舎に戻ろうとした時ジャンがミカサに
話しかけた。
-
- 45 : 2013/10/07(月) 17:19:10 :
- ジャン「ちょっと、アンタ」
ミカサ「…何?」
ジャン「あの、き、綺麗な黒髪だ…」
ミカサ「…どうも」
ジャンはミカサを見て顔を赤らめていた。
なるほど。一目惚れしたってことか…。
「かわいそうに…」
僕はポツリと呟いた。
開拓地時代は僕とミカサとエレンと
布団ひとつで三人固まって寝ていたので
バラバラになることがなかった分、少し寂しかった。
僕にはエレンがいるからまだいいとして
ミカサは女子達と上手くやれるのだろうか?
-
- 46 : 2013/10/09(水) 21:29:02 :
- 更新遅れてすみません。
仕事忙しので
連休には書き上げたいと思います。
というか、見てる人いるんだろうか?
ではノシ
-
- 47 : 2013/10/12(土) 23:44:11 :
- みてるよ
-
- 48 : 2013/10/12(土) 23:54:42 :
- 見てるよ
-
- 49 : 2013/10/14(月) 20:55:19 :
- しかし、そんな心配とは裏腹に、意外と女子とは
上手くやってるようだった。
特にサシャとは仲がいいみたいだ。
僕は安心した。
対人格闘技の時間、ジャンと当たった僕は
ジャンにこう聞かれた
「ミカサの幼なじみなんだってな。ミカサって好きな奴とかいんのか?」
ああ、やはり聞いてきたか…僕はため息をついた。
「そういう事はさ、本人に聞きなよ」
少し冷たくあしらった。
ジャンはそれを不服と思ったのか、僕を投げ飛ばした。
-
- 50 : 2013/10/14(月) 20:55:31 :
- 「いてっ!」
「す…スマン。つい力が」
いつも格闘技の時間は本気を出さないジャンだったが
気分が高揚したのだろう。本気で投げられてしまい
僕は頭を少し打って額から血が出た。
ジャン「だ、大丈夫か?医務室まで運ぶぞ」
ジャンがそう言うと向こうからミカサの声が聞こえた。
???「アルミン!大丈夫?」
-
- 51 : 2013/10/14(月) 20:55:42 :
- ミカサが心配そうに僕を見る。
するとミカサはジャンをギロリと睨んだ。
ミカサは僕らに関しては過保護過ぎるくらい
過保護だ。僕が咄嗟に
「大丈夫。僕が勝手にこけただけだし。僕鈍臭いから」
ミカサ「医務室へ連れて行く。来てアルミン」
半ば無理やり医務室まで連行された。
-
- 53 : 2013/10/15(火) 17:11:55 :
- アルミカ好きだから頑張れ!
-
- 54 : 2013/10/25(金) 03:59:38 :
- 医務室に着く。僕達以外は誰もいなかった。
ミカサ「額、ちょっと切ってる」
アルミン「ああ、これくらい大丈夫だって心配性だなミカサは」
僕がハハっと笑うと包帯と消毒液を手に取り僕の顔に近づいてきた。
アルミン「だ、大丈夫だってこれくらい。消毒薬なんて貴重じゃないか」
ミカサ「ダメ。化膿したらもっと酷くなる」
そういうと、無理やり僕の顔に至近距離で近づく。
僕はドクンドクンと心臓が高鳴った。ミカサの顔が目の前に。
照れる僕とは裏腹にミカサは完璧に処置しようと奮闘してた。
こんな時に不謹慎かもしれないけれど、ミカサからは女性独特の良い香りがした。
顔に何度となく触れる手。僕の顔にかかる吐息。
伏し目がちのミカサの目。まつ毛が少し長くて綺麗。
キスをする時はスキンシップ程度のフレンチキスだったので
正直、ここまでの長い時間の至近距離は初めてだった。
好きな女の子とこんな対面姿勢で男の僕が冷静でいられるわけがない。
理性との葛藤。その先を求めたら関係がこじれるという現実。
ミカサ「はい。手当は終わった」
ハッと我に返った。
僕はしばらくミカサの顔がまともに見れなかった。
それから少し顔を上げてミカサの顔を見た。
-
- 55 : 2013/10/25(金) 03:59:55 :
- ミカサは優しく微笑んだ。その笑顔が眩しかった。
ミカサ「しばらくここで休むといい」
アルミン「うん。ありがとう」
ミカサ「……」
少し悲しそうな顔をして突ったってるミカサ。
アルミン「どうしたの?対人格闘に戻らないの?怒られちゃうよ?」
ミカサ「今日も…アニと組んでる…」
アルミン「え?」
ミカサ「…エレンが、近頃アニと仲が良い」
少しションボリしたミカサ。きっとエレンにとっては
アニと格闘する事は自分を強くする為の何物でもない感情だというのは
長年親友として付き合ってた僕にはわかる。
だけど、ミカサからすれば女性と対人格闘をしてる姿を見るのは
きっと苦痛で仕方ないのだろう。少しは空気読んで欲しいよエレン…
だけど、そういう所ひっくるめてエレンなんだろう。
きっとミカサは頭では分かってるのだろうけど気持ちがついて行かないのだろう。
僕はここでどう声を掛けるべきか悩んだ。
声を掛けようとした瞬間「ごめんなさい。私は冷静じゃなかった」
そう言うと持ち場へ戻って行った。
僕は情けない…こんな時どうい言葉をかければいいのかさえ
戸惑ってしまってる。
「はは…なんだろうな、僕は」
訓練兵団へ来てから僕は自分の無力さを思い知った。
ミカサを守るほどの体力も、立体機動の扱えさえもどうにもならない。
逆に守られる側だというのを心底思い知った。
-
- 56 : 2013/10/25(金) 04:03:09 :
- 支援。
夜中で人少ないけど頑張ってください!
-
- 57 : 2013/10/25(金) 04:09:06 :
- するとガラっと扉が開いた。その音にビクッとした。
ジャン「おお、アルミン大丈夫か?心配で様子見に来た」
僕は大丈夫だよ、と声を出そうとした。けれど出なかった。
何故だろうと考える暇もなくジャンが声を発した。
ジャン「ちょっ…おま…何泣いてるんだ?」
ジャンが焦りながら手を左右に振った。
アルミン「ああ…僕は泣いてたのか…」
僕は他人事のように言葉を発した。
ジャン「…何かあったのか?」
神妙な面持ちでコチラに質問を投げかける。
アルミン「…ケガのせいで泣いてないから安心してよ」
-
- 58 : 2013/10/25(金) 04:13:01 :
- >>56
ありがとうございます。
プロットは出来てるので小出しにしていきます。
-
- 59 : 2013/10/26(土) 07:34:44 :
- ジャン「そうか…」
アルミン「何も聞かないんだね…」
ジャン「まぁ…そういう時もあるよな。とりあえず休んどけ」
アルミン「ありがとう」「ジャン」
ジャン「ん?」
アルミン「君は優しいね」
ジャン「ばっ…!んなんじゃねーよ。オレもう行くからな」
照れながら走り去ってゆくジャン。
ジャンは目つきは悪いし、エレンにいちいち突っかかるし
粗暴だけど、何故か憎めない。
初めは嫌な奴だと思ったけれど、単にあまのじゃくなだけなんだと
最近僕は気がついた。あのマルコが一緒に行動を共にしてる理由が
何となく分かった気がする。
-
- 60 : 2013/10/26(土) 07:34:55 :
- ━━━━夜
僕達は食事が終わり各々の部屋へ移動していた。
その時、ミカサに「ごめんアルミン話がある。兵舎裏に来て欲しい」そう言われ
僕達は兵舎裏へ向かった。
きっと昼に言ってたアニの事だろうと僕は察した。
ミカサ「…あの、えっと…その…」そわそわしながら手をモジモジさせてるミカサ。
アルミン「アニの事だろう?」
ミカサ「どうして分かったの?」
アルミン「ふふ。いつも君の話に付き合わされてたら嫌でも分かっちゃうよ」
ミカサ「そうか…アルミンはやはり凄い」
アルミン「(好きな子の事なら尚の事だよ)」ポツリと僕は呟いた。
ミカサ「?なにか言った?アルミン」
アルミン「いや、独り言」
二人の間にしばらく沈黙が続いた。
-
- 61 : 2013/11/30(土) 23:18:09 :
- ほしゅ
がんば
-
- 62 : 2013/12/01(日) 00:57:32 :
- はよ
-
- 63 : 2013/12/05(木) 17:10:59 :
- これ完結してるの?
-
- 64 : 2014/01/15(水) 08:33:26 :
- 途中で終わっちゃった?
楽しく読ませてもらっていたので最後まで読みたかったです・・・
-
- 65 : 2014/01/27(月) 14:25:23 :
- え?終わりか?
-
- 66 : 2014/03/08(土) 23:24:29 :
- えっ?!終わり?!続きみたいわ
よろしく
-
- 67 : 2014/03/09(日) 01:07:39 :
- つづき!たのむ!
-
- 68 : 2014/03/29(土) 12:30:02 :
- つづき!
-
- 69 : 2014/03/29(土) 15:23:45 :
- 続きが気になる。期待ー
-
- 70 : 2014/04/04(金) 20:25:28 :
- これいいね!
いつでも待つんで次に期待
-
- 71 : 2014/04/05(土) 17:13:14 :
- いくらでも 待つッ!
-
- 72 : 2014/04/05(土) 22:20:04 :
- 上に同意です!
-
- 73 : 2014/04/05(土) 23:47:13 :
- 続き!続き!続き!
-
- 74 : 2014/04/08(火) 20:00:53 :
- 頑張!
-
- 75 : 2014/04/08(火) 20:01:25 :
- がんば
-
- 76 : 2014/04/12(土) 20:54:16 :
- 期待してます!
-
- 77 : 2014/08/26(火) 01:04:01 :
- 期待X2
-
- 78 : 2015/12/16(水) 22:24:38 :
- 待ってます!
-
- 79 : 2016/01/18(月) 22:38:10 :
- 期待しています!
-
- 80 : 2016/05/29(日) 11:39:55 :
- 待ってます。
がんばって下さい。
小6女
-
- 81 : 2018/04/29(日) 21:36:58 :
- 続きはーーーー?
-
- 82 : 2018/08/09(木) 17:19:05 :
- お、終わりか…続きが気になりすぎる〜!
-
- 83 : 2018/08/09(木) 17:19:56 :
- 続きカモーーン
- 著者情報
- 「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
- 「進撃の巨人」SSの交流広場
- 進撃の巨人 交流広場