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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

いつの日かきっとあなたとともに エレアニ 現パロ

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  1. 1 : : 2017/07/29(土) 22:19:56
    最近、性描写やグロテスクな表現を含む。がどこまでそうなのか分からなくて判断に困る。

    ということで、よろしくお願いします。


    ※コメに関してはプロフの通りです。
  2. 2 : : 2017/07/29(土) 22:36:06








    ーーーー怠惰。









    俺の日常を一言で表すとしたら、これに尽きる。


    日々、同じ時間に起きて、朝ご飯を食べる。


    そして、学校へ向かう。















    はずだった。


    昨日、転校したんだ。理由は父さんの転勤。


    まあ、周りの環境が変化するって言うのは良いことなのかもしれないが、多過ぎる。


    酷い時には月一だ。ふざけるな。


    まともに友人を作ろうとしても、どうせまた離れるんだから。


    そう思って少しずつ、有耶無耶になっていって…


    そんな日々に苛立ちを隠せなくなった。


    反抗期ってやつなのかな、自分でも笑えるくらい両親を怒鳴りつけた。


    口を開けば父さんは俺への謝罪ばかり。


    母さんは俺を気にかけてくれているが、いざとなった時のための保険だろ?


    さっさとこの家を出たい。
    その一心で、俺は両親を怒鳴ったのかもしれない。


    その気持ちが両親に届いたのか、俺はやっと一人暮らしを許された。

    一ヶ月だけ、食費とか電気代とかを出してもらう約束だ。もう頼らない。これで縁切りだ。


    そろそろ行かないと間に合わないか。


    エレン「よし…行くか。」ガチャ
  3. 3 : : 2017/07/29(土) 23:07:23
    アニ「…(何か、足りない。)」


    ミカサ「アルミン、ここはどうやって解くのだろうか。」


    アルミン「ああ、ここはね、これをこうすると…ほら、出来た。」


    ミカサ「ありがとう、良く分かった。」


    ライナー「なあベル、俺筋肉落ちたかな。」


    ベル「そんな事を言わないでくれるかい、ライナー君のせいで僕は風評被害を被っているんだ。」


    ライナー「まじか…悪いな。」


    ベル「ううん、別に君ならいいさ。」


    ライナー「ベル…!!」ガシッ


    サシャ「コニー!これ、見てくださいよ!!」


    コニー「おお、すげぇ!ハイスコアじゃねぇか!!」


    サシャ「えっへん!」ドヤッ


    ユミル「なぁ、クリスタぁ、眠くないのか?」


    クリスタ「毎日ちゃんと寝てるからね♪」


    ユミル「クリスタ、愛してる!(可愛い)」ギューッ


    クリスタ「も、もう、ユミル〜!!」ジタバタ


    アニ「…(うるさい)」イライラ


    キーンコーンカーンコーン


    教師「えー、今日は転校生が居ます。」


    女A「え?こんな時期に?珍しくない?」


    男A「可愛い人だったらいいなぁ。」


    女B「いやいや、イケメンでしょ!!」


    男B「はぁ!?美女のがいいに決まってんだろ!」


    ガララッ
  4. 4 : : 2017/07/29(土) 23:28:30
    ここから、俺の新しい人生の始まりだ!!


    「目つき悪いけど、イケメンじゃない?」

    「笑ったりしたら良さそうかな?」


    エレン「エレン・イェーガーです。よろしく!」ニコ


    ガタッ


    ミカサ「エレン…エレンなの…?」


    エレン「えっと…?」


    ミカサ「ミカサ、ミカサ・アッカーマン。ほら、小学校まで一緒だった。」


    エレン「…?ごめん。覚えてない。」


    ミカサ「…そう…」シュン


    アニ「…(隣空いてる。席、ここなのかな。)」


    教師「レオンハート、手を挙げろ。」


    アニ「はい。(はぁ…)」スッ


    教師「イェーガー。レオンハートの隣に座れ。」


    エレン「はい。」


    ガタッ


    エレン「レオンハート、よろしく!」


    アニ「アニでいいさ。」


    キーンコーンカーンコーン


    教師「では、本日も精進するように。」スタスタ

    ガララッ
  5. 5 : : 2017/07/29(土) 23:52:41
    ドダドタドタ


    コニー「なあお前、どこから来たんだ!?」


    エレン「シガンシナだ。」ニコニコ


    コニー「どこだ?それ。」


    エレン「おいおい、まじかよ」ハハハ


    コニー「まあ、なんでもいいや、よろしくな!」


    エレン「おう!」ニコニコ


    ミカサ「エレン、少しいいだろうか。」


    エレン「あー、さっきの。どうかした?」


    ミカサ「えっと…その…」


    アルミン「ミカサは、君と会ってたことを無かったことにしたくないんだよ。」


    エレン「そうは言ってもなぁ…」


    ミカサ「ごめんなさい。無理に思い出そうとする必要は無い。ので、忘れていても…」


    アルミン「あ、そうだ、これ見たら思い出すかも!」スッ


    エレン「写真…?」


    アルミン「そう。ほら、これが君だよ、ここにいるのが僕で、その隣がミカサ。」


    エレン「あ、これ、知ってる!!」


    ミカサ「!」パァァァァ


    ミカサ「本当?」


    エレン「おう、当たり前だろ、ミカサ。」


    ミカサ「良かった…」ホッ


    アルミン「じゃあ、そろそろ授業も始まりそうだし、戻るね。」


    ミカサ「エレン、また後で。」


    エレン「おう。」ニコニコ


    アニ「…あんた、思い出して無いでしょ。」
  6. 6 : : 2017/07/30(日) 00:06:36
    エレン「へ?」


    アニ「金髪の方の名前は、一回も言ってなかったから。」


    エレン「言う必要がなかったからだよ」ニコニコ


    アニ「何だい、さっきから。そんなに分かりやすい愛想笑いされたら余計腹が立つよ。」


    エレン「愛想笑いじゃねーって。」ニコ


    アニ「…そうかい。」


    エレン「そう言えば、さっきの金髪の方の名前だけど、何て言うんだ?」


    アニ「何だ、分かってないんじゃないかい。」


    エレン「頼むよ。」


    アニ「…アルミンだよ、アルミン・アルレルト。」


    エレン「ありがとう、お前、優しいな。」ニコニコ


    アニ「…まあね。」フン


    エレン「なあ、アニ。ちょっと変なこと聞いていいか?」


    アニ「…いいけど。」


    エレン「どっかで会ったこと、あったっけ?」


    アニ「無いね。」キッパリ


    エレン「そっ、か…」


    キーンコーンカーンコーン


    ガララッ


    教師「ほら、授業始めるぞー」


    「やべ、早く座らねぇと!」

    「あ、まだ準備してない!」


    「俺、教科書忘れた…!」

    ドタドタドタドタ
  7. 7 : : 2017/07/30(日) 00:40:18
    エレン「なあ、アニ、俺まだ教科書とか貰ってなくて、だから、その…見せてくれないか?」


    アニ「…いいけど。」


    エレン「え、まじで?ありがとう!」


    アニ「無いんだったら仕方ないさ。」


    エレン「本当にありがとな。」ニコニコ


    アニ「そう言えばあんた、何でこの学校に来たの?」


    エレン「父親の都合でな。色んなところ転々としてるんだ。だから友達もいねーんだわ。」アハハ


    アニ「へぇ、そうなんだ。」


    エレン「どうせ一ヶ月もすれば転校すると思ったら、まともに話すのが面倒になってきてさ、どんどん悪い方へ向かったんだ。」


    アニ「そうは見えないけど?」


    エレン「意識改革ってやつさ、俺も変わろうと思ってな。」ニコニコ


    アニ「へぇ…じゃあさ、私があんたの友達になってあげるよ。」


    エレン「え、いいよ別に。」


    アニ「…」イラッ


    エレン「…」


    アニ「遠慮するんじゃないよ。」


    エレン「いや、いいって。」


    アニ「とりあえず、今日お弁当一緒に食べるよ。」


    エレン「俺今日弁当ないんだ。朝、立て込んでてさ。」


    アニ「ご飯はどうするのさ。」


    エレン「我慢する。」


    アニ「ダメ。なら私のを分けてあげるよ。」


    エレン「いや、いいって。」


    アニ「あんったねぇ…さっきから…!」ガタッ


    教師「レオンハート、授業中だぞ。許可なく立つな。」


    アニ「あ…すみません。」ハッ


    アハハハハハハ
  8. 8 : : 2017/07/30(日) 08:57:09
    エレン「どんまい。」


    アニ「ふん。」プイッ


    エレン「ありゃりゃ。(怒らせちまったかな。授業終わったら謝ろ。)」


    キーンコーンカーンコーン


    ーーーーーーーーーーーーーー


    ライナー「よし、飯だァァ!!!」


    ベル「ライナー、ちょっとうるさいよ。」


    ライナー「今日は天使と食べられるんだぞ、これが黙っていられるか!?」


    ベル「あはは…」


    ミカサ「エレン、昼食を一緒に食べてくれないだろうか。」


    アルミン「エレン、食べよ!」ヒョッコリ


    サシャ「エレン、今日のお弁当どんななんですか!?」


    クリスタ「エレン君、一緒に食べられない?」


    ライナー「な…天使が…!?」


    エレン「あ〜、ごめん。今日はアニと食べたいから、また、今度でいいか?」ニコ


    ミカサ「一緒でも、ダメだろうか。」


    エレン「まだみんなのことよく知らないから、アニから色々聞きたいんだ。」


    ミカサ「なら、仕方ない…」シュン


    エレン「そんな顔すんなって、また、明日一緒に食べよう、な?」


    ミカサ「うん…!」パァァァ


    アルミン「じゃあ、ミカサ、今日はそこで食べようか。(あからさまに御機嫌だ。やっぱり、エレンと再会できたのは嬉しかったのかな。初恋だって言ってたし。)」


    ミカサ「うん。」ニコニコ


    アニ「あんた、あの二人と食べたら良かったのに。」ムスッ


    エレン「だーかーらー、ごめんって!」
  9. 11 : : 2017/07/30(日) 17:21:13
    アニ「次は許さないよ?」


    エレン「おう!」


    エレン「あ、ところで、ここは食堂とかって無いのか?」


    アニ「あー…」


    エレン「?」


    アニ「無いよ。」


    エレン「げ、まじか…」


    パカッ


    アニ「さっきも言ったけど、今なら少しだけ分けてあげるよ?」


    エレン「だから、いi…って、お前、それ!チーハンか!?」


    アニ「あんた、好きなの?」


    エレン「ああ、大好物だ!」


    アニ「奇遇だね、私もなんだよ。」


    エレン「それ、貰ってもいいのか…!?」


    アニ「え…?」


    アニ「まあ…いいよ。」シブシブ


    エレン「ありがとう、アニ!」ヒョイッ パクッ


    アニ「あ!あんた、お箸くらい使いなよ。」


    エレン「美味い、美味いな、これ。」ツー


    アニ「え…何で、泣いてるのさ?」アセアセ


    エレン「あ…何でだろ、ごめん、何か、ずっとこうしいたかったような気がして…」ゴシゴシ


    アニ「あ、何してるのあんた!」ガシッ


    アニ「ほら、拭くならちゃんとハンカチで。目は擦っちゃダメ。」フキフキ


    エレン「あ、ごめん。ありがとう、アニ。」ニコ


    アニ「やっと、笑った。」ニコ


    エレン「アニの話か?」


    アニ「あんただよ。今の、本当に笑ったように見えたからさ。」


    エレン「なあ、もう一個貰ってもいいか?」


    アニ「え、私も食べたいんだけど…」


    エレン「お願い、この通り!」ペコリ


    アニ「…仕方ないなぁ、半分だけね。」


    エレン「ありがとう、アニ!!」


    アニ「はい、あーん」スッ


    エレン「ん」パクッ


    アニ「あ…(普通食べた。)」ビックリ


    エレン「やっぱり美味い!!」ニコニコ


    アニ「そうかい、なら良かったよ。」ニコ
  10. 12 : : 2017/07/30(日) 21:19:11
    エレン「あー美味かった、本当にありがとな!」


    アニ「いいよ、この量じゃいつも多くてね、むしろ助かったよ。」


    エレン「多いのに、どうして持ってきてるんだ?」


    アニ「朝早く起きて作ってくれてるお母さんの事考えたら、言うにも言い出せなくてさ、私、勇気がないからさ。」


    エレン「そうなのか。でも、それは言ってもいいんじゃ無いか?そうすることで、アニの母さんの負担も減るだろ?」


    アニ「一度言ったんだけどさ、少し減らして欲しいって。そうしたら、成長期なんだからって言われて。」


    エレン「優しいんだな。」ニコ


    アニ「どうだか。」ハハハ


    アニ「あ、そうだ。エレン、今日、一緒に帰れない?」


    エレン「今日は…そうだな、バイトがあるから終わったらすぐに帰ることになるかもしれないが、いいか?」


    アニ「それなら構わないよ。」


    エレン「じゃあ、その時に!」ニコ


    アニ「うん!」ニコ


    ミカサ「…(アニばっかりずるい。私も何か探さないと…共通の話題、共通の話題…)」ウーン


    アルミン「…(なにか考え込んでるなぁ)」


    ミカサ「…(ダメ、見つからない。)」プシュー


    アルミン「…(あ、パンクした。また後で聞いてみようかな。)」


    キーンコーンカーンコーン


    ライナー「げ、もう授業かよ。」


    クリスタ「また今度ね、ライナー。」ニコッ


    ライナー「おう、またな!(可愛い。)」


    ユミル「おいおいクリスタぁ、こんな奴に無理して関わらなくていいんだぞ?」


    クリスタ「無理なんかしてないよ、ユミル、そんな事言っちゃダメ!」


    クリスタ「ライナー、ごめん。ユミルも冗談で言っているだけだから、許してくれないかな?」


    ライナー「全然いいぞ、ユミル!(天使の頼みだからな。)」


    クリスタ「やっぱりライナーは優しいね!」ニコッ


    ライナー「そんな事ねぇって!(可愛過ぎ)」


    クリスタ「じゃあそろそろ席つくね。」ニコ


    ライナー「おう!」
  11. 13 : : 2017/07/31(月) 10:05:40
    キーンコーンカーンコーン


    エレン「よし!終わった。アニ、行くぞ!」バタバタ


    アニ「あ、ちょっと待って!(今日、何かあったような…)」


    ガララッ


    教師「おいおい、まだ帰るなよー?」


    アニ「あ!」


    エレン「?」


    教師「ほら席つけー。文化祭の出し物の話し合いすんぞ。」


    エレン「文化祭か…楽しそうだな。」ワクワク


    アニ「バイト、大丈夫?」


    エレン「ああ、多分大丈夫だとは思うけど、一応連絡は入れとくよ。」


    ミカサ「文化祭…」


    アルミン「出し物って恥ずかしいんだよね。」


    教師「ほら、早く役員は前出て。」
  12. 14 : : 2017/07/31(月) 12:40:55
    マルコ「僕らだね、アルミン。」


    アルミン「うん、進行の紙、持ってる?」


    マルコ「もちろん。」ピラッ


    教師「それじゃあ、よろしく。」


    アルマル「はい!」


    マルコ「えっと…まずは、文化祭の出し物について意見を聞こうと思うんだけど、みんな、何がいい?」


    エレン「なあ、アニ、去年は何したんだ?」


    アニ「去年は…確か、展示だったっけ。」


    エレン「展示?」


    アニ「そ、色々と作ってね。」


    エレン「へぇ〜、楽しみだな!」


    アニ「あんたのとこは何したんだい?」


    エレン「俺は、参加したことないんだ、こういうの。」


    アニ「え、どうして?…あ、もしかして」


    エレン「多分アニの考えている通りだ。練習た参加したことはあっても、最中に転校したり本番直前に転校したりとか、タイミングが悪いんだ。」


    アニ「ごめん。」


    エレン「はは、アニが謝ることじゃねぇよ。それより、出し物決めるぞ。」ニコニコ


    アニ「ん、そうだね。」ニコ


    ライナー「メイド喫茶とかどうだ?(クリスタにメイドしてもらいたい。)」


    ユミル「ライナー、珍しく意見が合うな、私もだ。」


    マルコ「なるほど、メイド喫茶か。」


    アルミン「僕が黒板に書いていくから、マルコは気にせず進行してよ。」カキカキ


    マルコ「うん、ありがとうアルミン。」ニコ
  13. 15 : : 2017/07/31(月) 13:04:09
    マルコ「他に何かあるかい?」


    ミカサ「メイド喫茶があるなら、執事喫茶、とか…」


    マルコ「執事喫茶かぁ、一風変わった感じで面白そうだね!」


    コニー「お化け屋敷!」


    サシャ「コニー、やっぱり食べられる出し物じゃないとダメですよ!この季節ですし、かき氷なんでどうでしょう!!」


    ベル「かき氷もいいけど、それなら一層の事、屋台なんてどう?」


    サシャ「良いですね!ベルトルト、流石です!」


    マルコ「思ったより出て安心したよ、他に意見はある?」


    ジャン「あ…演劇とかどうだ?」


    エレン「演劇…やりたい!」ハイハイ


    アニ「じゃあ私も。」


    アルミン「演劇…っと。」カキカキ


    マルコ「他にはある?」


    マルコ「よし、じゃあこれくらいでいいかな。先生、どうですか?」


    教師「じゃあ、今日はここまで。アルレルト、ボット、ありがとう、戻っていいぞ。」


    教師「一週間後に多数決を行うから、みんな何がいいか考えておいて。」


    学生「はーい。」
  14. 16 : : 2017/07/31(月) 13:12:25
    教師「そんじゃ、気をつけて帰れよー。」


    サシャ「コニー!帰りに美味しいパフェの店を見つけたんですけど、一緒に行きませんか!?」


    コニー「行く行く!」


    クリスタ「ライナー、えっと…今日、一緒に帰れない?」


    ライナー「!良いのか…!?」


    クリスタ「もっちろん!」ニコニコ


    ユミル「クリスタ〜、もうちょっと待ってくれよ〜」


    クリスタ「今日はライナーと二人で帰りたいの。ごめんねユミル。」ニコ


    ユミル「え…」


    クリスタ「行こっ!ライナー!」ニコニコ


    ライナー「お、おう!」デレデレ


    ベル「…」


    ユミル「おいベルトルさん。」


    ベル「分かってる。」


    ユミル「ボウリング行くぞ。」


    ベル「えっ。(帰るだけじゃないの?)」


    ユミル「あんのクソゴリラぁぁぁ!!!私のクリスタを…!!許さねぇ…」


    ベル「ユミル…?」


    ユミル「何してんだベルトルさん、早く行くぞ!」


    ベル「う、うん!」タッタッ
  15. 17 : : 2017/07/31(月) 13:21:00
    マルコ「ほら、ジャン。勇気持って行ってきなよ!」バンッ!


    ジャン「っ!ありがとな、マルコ!」


    ジャン「ミカサ!」


    ミカサ「?」


    ジャン「ミカサ、えっと、その…一緒に、帰れないか?」


    ミカサ「いいけど。」


    ジャン「本当か!?」


    ミカサ「うん。」


    ジャン「よっしゃあ!!!!」


    ジャン「…(マルコ!!)」グッ


    マルコ「うん。(良かったね、ジャン。)」クスッ


    ミカサ「アルミン、ジャンが一緒に帰りたいって。」


    アルミン「えっと…(二人でってことだと思うんだけど…)」チラッ


    ジャン「…(頼む、アルミン!)」グッ


    アルミン「あ…僕、今日用事あるんだった。ごめんミカサ、先に帰るね!」ダッ


    ミカサ「あ…まあ、用事があるなら仕方ない。ので、一緒に帰ろう、ジャン。」


    ジャン「おう!(ありがとな、アルミン!)」


    スタスタ


    マルコ「アルミン、そこ、居るんでしょ?」ボソッ


    アルミン「あはは。やっぱりバレてたかぁ、流石だね、マルコ。」


    マルコ「お互い普段一緒に帰ってる人が居なくなると寂しいものだね。」


    アルミン「微笑ましいことでもあるよ?」


    マルコ「確かにね。」アハハ


    アルミン「帰ろっか、マルコ。」ニコ


    マルコ「そうだね。」ニコニコ
  16. 18 : : 2017/07/31(月) 14:25:30
    タッタッ


    アニ「ほら、エレン、遅刻しなくて済みそうなんだったら走って!」


    エレン「俺はいいけど、アニまで走らなくていいのに。」


    アニ「何か、こういうのやってみたかったから。」


    エレン「子供かよ。」


    アニ「あんたって、本当にすぐ悪態つくね。友達出来ないよ?」


    エレン「アニは友達でいてくれるんだろ?」


    アニ「だからって悪態ばっかりついてたら、私だってあんたの友達やめるし。」


    エレン「ははは、気をつけるよ。」ニコ


    アニ「そう言えば、あんたの家ってどの辺なの?」


    エレン「もうすぐだ。そこ曲がった辺り。アニは?」


    アニ「私もその辺、家近いのかな。」


    エレン「よし、着いた!じゃあアニ、また明日な!」


    アニ「あ…うん、またね!(まさか…正面のアパートだったとはね…)」


    アニ「ていうことは、一人暮らし…?」


    ーーーーーーーーーーーーーーーーー


    エレン「やべ、後20分しかねぇな。急いで支度しねぇと。」バタバタ


    エレン「よし、電気消した。忘れ物してない。行ってきます。」ユビサシ


    ガチャ
  17. 19 : : 2017/07/31(月) 14:35:21
    ーーーーーーーーーーーーーーー


    カランカラン


    エレン「すみません、リヴァイ先輩。遅くなりました!」


    リヴァイ「おい、おせぇぞエレン!」


    ハンジ「まあまあ。ほら、エレン。こんなに汗かいたままじゃ接客なんかできないでしょ?ほら、タオルあげるから汗拭いて!」スッ


    エレン「ありがとうございます、すぐに着替えてきます!」


    リヴァイ「おい、エレン!」


    エレン「はい!」


    リヴァイ「…汗引くまで出てくるな。それと、慌てんな。」


    エレン「!ありがとうございます!(何だかんだ言って、優しいんだよな。)」バタバタ


    リヴァイ「…慌てんなって言ってんだろ。」


    ハンジ「リヴァイ、ナイスフォロー。」バシッ


    リヴァイ「フォローなんかしてねぇよ。あいつがいなくても回せるだけだ。」


    ハンジ「とかなんとか言って、さっきからずっと時計見てたじゃん。気にしてたんでしょ?」ニヤニヤ


    リヴァイ「…今日はペトラはいるが、エルヴィンの奴が来ねぇからな。」


    ハンジ「素直じゃないんだから。」クスクス


    ペトラ「さっきエレン、大慌てで着替えに行ってましたけど、今来たんですか?」


    リヴァイ「ああ、ペトラ、お前の指導が甘かったのかもな。」


    ペトラ「えぇ…これでも精一杯やってるんですよ!」


    リヴァイ「まぁ、エレンの野郎が来るまでは3人で回すしかない。気を引き締めろよ。」


    ハンジ「何か、大層な料理出すみたいに言ってるけど、ここ、カフェだよ?」


    リヴァイ「だからって、客が多くなってきたら忙しくなるだろ。」


    ハンジ「この店は前半は全くと言っていいほど来ないよね、ペトラ?」


    ペトラ「え?あ…はい!」


    ペトラ「ところで皆さん、見ました?」
  18. 20 : : 2017/07/31(月) 14:41:27
    ハンジ「見たって、何を?」


    ペトラ「すみません、リヴァイさん。スマホお借りしてもいいですか?」


    リヴァイ「ああ。」


    ペトラ「ありがとうございます。」タンッ


    ペトラ「あ、ありました、これです!」スッ


    ハンジ「え、これって…」


    リヴァイ「ここのパフェじゃねぇか。」


    ペトラ「そうなんですよ、何か昨日、SNSで一気に話題になったみたいで、もしかしたら今日はお客さんが多いかもしれません。」


    ハンジ「あ、それなら私も見たよ。けど、本当にそんなんで来るかなぁ?ねぇ、リヴァイ。」


    リヴァイ「…知らん。」


    ハンジ「あ、そっか。リヴァイはスマホ持ってるけど、使い方があんまり分かってないんだっけ。」ププッ


    リヴァイ「あ…?」ギロッ


    ハンジ「ごめんなさい、何でもないです。」ピシッ


    エレン「遅れてすみません。」タッタッ


    ペトラ「あ、エレン。おはよう!」


    エレン「ペトラさん、おはようございます。っても、もうお昼ですよ?」


    ペトラ「えへへ、うっかり。」テヘ


    エレン「あはは。」ニコニコ


    リヴァイ「エレン、もういいのか。」


    エレン「はい、汗も引いてきたので!」


    リヴァイ「そうか。」


    ハンジ「あ、エレンは知ってる?これ。」スッ
  19. 21 : : 2017/07/31(月) 14:49:09
    エレン「いえ、知りませんけど、何ですか?これ。」


    ペトラ「ハンジさん、エレンは携帯持ってませんよ。」


    ハンジ「あ、そうだっけ。ごめん、エレン。」


    エレン「いえ、大丈夫です。それで…これは?」


    ハンジ「何かね、昨日うちのパフェが話題になったんだって。それで、もしかしたらお客さんが多くなるかもしれないってペトラが。」


    エレン「へぇ〜、いい事じゃないですか。」


    ハンジ「私は少ない方がいい、楽したいなぁ。」


    リヴァイ「態度には出すなよ。」


    ハンジ「そんなの、当たり前じゃん!たまにあからさまに態度に出てる人いるけど、何考えてるんだろうって思うし。」


    リヴァイ「…そうか、ならいい。」


    ペトラ「エレン、頑張ろうね。」クイッ


    エレン「はい!」


    リヴァイ「そろそろ開店するぞ。」


    ハンジ「今日も頑張ろー!」


    エレペト「いぇぇぇぇい!」


    リヴァイ「…」っclosed


    っᵒᴾᴱᴺ


    リヴァイ「…おい、お前ら。」


    ハンジ「ん?」


    リヴァイ「…外に、列が出来ていた。」


    ハンジ「げ…」


    エレン「ハンジさん、顔に出てます。」


    ペトラ「忙しくなりそうですね。」


    リヴァイ「まだ注文された訳じゃないが、パフェの用意でもしておく。」


    カランカラン


    「いらっしゃいませー!」


    サシャ「ここですよ、コニー!」


    コニー「思ったより綺麗なカフェだな!」
  20. 22 : : 2017/07/31(月) 15:02:19
    エレン「あ…」


    ペトラ「どうかした?エレン。」


    エレン「同じ高校の奴です。」


    ペトラ「あはは。そういう人は接客恥ずかしいよね、まあでも、頑張って!」グッ


    エレン「はい!」


    スタスタ


    エレン「ご注文は何になさいますか?」


    サシャ「あ、エレンじゃないですか!エレンも食べに来たんですか?」


    コニー「いやいや、サシャ違うだろ。どう見たってこいつは定員のふりして、つまみ食いだけしようって魂胆の野郎だ!」キリッ


    エレン「違うだろ。」


    サシャ「なるほど、コニー!頭いいですね!」


    エレン「うるせぇ、俺はバイトだ。注文は…パフェか?」


    サシャ「な、何で分かるんですか…天才ですか!?」


    エレン「他に何かございますか?パフェに合う物でしたら、こちらのコーヒーやワッフル何て如何でしょうか?(もう無視しよう。)」


    コニー「ん〜…エレンならどっちを頼む?」


    エレン「コーヒーかな、飲み物が欲しいから。」


    コニー「じゃあ、それを頼む!」


    サシャ「私もそれください!」


    エレン「アイスとホットがございますが?」


    コニサシャ「アイス!」


    エレン「それでは、ご注文を繰り返させて頂きます。パフェを1点、アイスコーヒー2点でお間違いないでしょうか?(アイスが付いてくるとは思ってないよな…?)」


    サシャ「はい、合ってます!」


    エレン「では、失礼します。お帰りの際には、こちらの伝票をお持ち下さい。」スッ


    コニー「?パフェは一つでいいのか?」


    サシャ「ここのパフェは一つが大きいんですよ、だから、一つで十分足りるんです!」


    コニー「本当かぁ?」


    サシャ「まあ、見れば分かりますよ!」ワクワク
  21. 23 : : 2017/07/31(月) 15:10:20
    エレン「注文入りました、パフェ一つにアイスコーヒー二つです。」


    ペトラ「エレン、成長したね。」ナデナデ


    エレン「ちょ、今はやめてください、ペトラさん!」


    ペトラ「そうだね、ごめん。今は集中しなきゃ!」


    エレン「はい!」


    リヴァイ「出来たぞ、持っていけ。」


    エレン「承知しました!」


    スタスタ


    コニー「お、はええ!そしてでけぇ!!」


    サシャ「ほら、言った通りでしょう?」


    エレン「パフェと、アイスコーヒーです。ご注文は以上でお間違いないでしょうか?」


    サシャ「はい、ありがとうございます、エレン!」


    エレン「では、ごゆっくりお楽しみ下さい。」ペコッ


    カランカラン


    ジャン「ここが、オススメの…って、エレン!」


    ミカサ「あ…エレン。」


    エレン「ミカサに…確か、演劇の…(今日はよく知り合いが来るなぁ。)」


    ジャン「ジャンだ、よろしくな!」


    ミカサ「どこに座ればいいのだろうか。(人がいっぱい、よく見たらサシャとコニーもいる。)」


    エレン「そちらの席へどうぞ。御注文、お決まりになられましたらお呼びください。」ペコッ


    ジャン「おう。」


    ミカサ「ありがとう。」ニコ
  22. 24 : : 2017/07/31(月) 20:42:36
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    エレン「よし、一段落つきましたね。」ニコニコ


    ペトラ「そうだね、よく頑張りました!」ナデナデ


    エレン「だーかーらー、今はやめてくださいって!」


    ペトラ「だってエレン、可愛いから。」ニコニコ


    エレン「可愛いって言われても嬉しくないですよ。」アハハ


    ハンジ「こらこら、そこ、イチャイチャしない。」


    エレン「してませんよ、それに付き合ってるわけでもないですし!」


    ハンジ「ほんとかなぁ?」


    エレン「本当ですよ、ペトラさんにはもっと良い人がいるはずですし。」ニコ


    ペトラ「えっ?あっ、うん、そうだね。」ニコ


    ペトラ「…そんなに強く否定しなくてもいいのに。」ボソッ


    リヴァイ「何してるお前ら、仕事がないならここの掃除をしておけ。」


    エレン「あ、やります!」


    ペトラ「私も!」


    ザッザッ


    ペトラ「そう言えばエレン、もう食堂には行った?」


    エレン「…?うちの学校、食堂ありましたっけ?」


    ペトラ「あるよ、売店だってあるし、凄いんだから!」


    エレン「へぇ、そうなんですか、今度行ってみようかな。」


    ペトラ「その時は私も誘ってね?」


    エレン「ペトラさん、何組でしたっけ?」


    ペトラ「2組!階段上がってすぐのところ。」


    エレン「じゃあ、食堂いく時にお誘いします。」ニコ


    ペトラ「うん!」ニコ
  23. 25 : : 2017/07/31(月) 21:03:39
    エレン「あ、ところで、文化祭の出し物、ペトラさんのところは何をするんですか?」


    ペトラ「皆はメイド喫茶だ。って盛り上がってるけど…エレンはどう思う?」


    エレン「メイド喫茶…良いんじゃないですか?」


    ペトラ「え〜エレンもそう思うの?」ジトッ


    エレン「皆で何かするって、何でも楽しそうで!」


    ペトラ「何だ、そういう理由かぁ。」


    エレン「それに、ペトラさんのメイド姿も見てみたいです。」ニコニコ


    ペトラ「よし、じゃあ、絶対来てよ?」


    エレン「はい、もちろんです!」


    リヴァイ「おいエレン、そろそろ客が来るぞ。」


    エレン「あ、すぐに移ります!」


    スタスタ


    エレン「ご注文は何になさいますか?」ニコニコ


    「パフェと…カフェラテを。」


    エレン「承りました。ご注文を繰り返させて頂きます。パフェにカフェラテをそれぞれ1点ずつでお間違いないでしょうか?」


    「ああ、お願いするよ。」


    エレン「では、少々お待ちください。」ペコッ


    エレン「リヴァイさん、パフェ入りました。ハンジさんはカフェラテをお願いします。」


    リヴァイ「了解。」


    ハンジ「はいよー!」


    ーーーーーーーーーーーーーーーー
  24. 26 : : 2017/07/31(月) 21:13:18
    ペトラ「終わったぁぁぁぁぁ!」グイーッ


    エレン「お疲れ様です、ペトラさん。」


    ハンジ「皆お疲れ!じゃ、今日は先に失礼するよ!」


    リヴァイ「あいつ帰り早いな。何かあんのか?」


    エレン「何か…道具を作ったって言ってましたけど。」


    リヴァイ「…まずいな。」


    エレペト「え?」


    リヴァイ「あいつは前に自分の作った道具で死にかけてる。」


    エレン「え、やばいじゃないですか。」


    ペトラ「どうしよう…」


    リヴァイ「チッ…仕方ねぇな。エレン、俺が戻ってくるまで、お前はここにいろ。いいな?」


    エレン「えっ…あ、あの、明日の弁当作らなきゃ…」


    リヴァイ「いいな?」ギロ


    エレン「は、はい。」


    リヴァイ「…すぐに戻ってくる。」ダッ


    エレン「はぁ…まじか。」クタクタ


    ペトラ「あはは。どんまい、エレン!私も居てあげるから!」


    エレン「それじゃあ、ペトラさんが鍵持っててくれませんか?」


    ペトラ「エレンが残れって言われたのに、私が残ってたらエレン怒られるよ?」


    エレン「…何て理不尽な…」ガクッ


    ペトラ「でも、リヴァイさんはいつもハンジさんのこと考えてるよね。」


    エレン「本当ですね。」


    ペトラ「いい彼氏だね。」


    エレン「…ん?今、彼氏って言いました?」


    ペトラ「うん。言ったけど…あれ、もしかして、付き合ってるの知らなかったの?」


    エレン「はい、全く。」


    ペトラ「はぁ…流石、鈍感なんだから。」
  25. 27 : : 2017/07/31(月) 21:20:06
    エレン「鈍感で、すみません。」


    ペトラ「まあ謝ることじゃないよ。そう言えばエレン、お弁当作らなきゃって言ってたけど、自分で作ってるの?」


    エレン「あれ、言ってませんでしたっけ。一人暮らししてるって。」


    ペトラ「え、嘘!?」


    エレン「本当ですよ。最悪弁当は無くても、洗濯くらいはしておかないと。」


    ペトラ「あ、じゃあ、明日は私が作ろうか?」


    エレン「え?(何でそうなった…?)」


    ペトラ「時間なさそうだから。」


    エレン「ペトラさんに迷惑ですよ。」


    ペトラ「私は大丈夫。」


    エレン「じゃあ、お願いしてもいいですか?」


    ペトラ「うん!」


    ペトラ「代わりとは言っては何だけど…」


    エレン「え、条件付き!?」


    ペトラ「お願い、一晩だけ泊めて!」ペコッ


    エレン「え、嫌ですよ。」


    ペトラ「何で、お願いよ。先輩からの!!!」


    エレン「先輩だとしても嫌ですよ。」


    ペトラ「せめて理由だけでも聞いてよ。」ウルウル


    エレン「わ、分かりました。聞きます、聞きますから!」
  26. 28 : : 2017/07/31(月) 21:27:02
    ペトラ「実は…些細な事で両親と喧嘩しちゃって、そのまま家飛び出して来ちゃったから、帰るにも帰れなくて…友達を当たってみたんだけど、全員ダメだったから、その、お願い…!一晩、一晩だけの関係でいいから…!!!」


    リヴァイ「…おい、お前ら、何の話してんだ。」


    ハンジ「やっほ〜みんな。」


    エレン「リヴァイ先輩、それに、ハンジさんも。ご無事だったんですね!」


    ハンジ「そんな事よりさ、ペトラの一晩だけってやっぱりそういうこと?」ニヤニヤ


    ペトラ「ち、違いますよ!!!////」アセアセ


    エレン「あ、これはですね」


    アーダコーダ ペラペラ


    ハンジ「なるほど、それで一晩…か。」


    リヴァイ「別にいいじゃねぇか。見られてやべぇもんなんかねぇんだろ?」


    ハンジ「リヴァイ、男にとってエロ本見られる事はやばいんじゃないの?」ニヤニヤ


    エレン「置いてませんよ!!!」


    リヴァイ「じゃあいいじゃねぇか。」


    エレン「僕が言いたいのは、御両親が心配するってことですよ。」


    ペトラ「両親になら友達の家に泊まるって連絡したから大丈夫!」


    ハンジ「だってさ、エレン。」


    エレン「…本当に一晩だけですからね?」


    ペトラ「やった!」ニコニコ


    エレン「はぁ…ハンジさんもリヴァイ先輩も来たことですし、先に帰りますね、失礼します。 。」スタスタ


    ペトラ「あ、待ってよエレン!」タッタッ


    カランカラン
  27. 29 : : 2017/07/31(月) 21:40:46
    ガチャ


    ペトラ「エレンの家だー!」ドタドタ


    エレン「僕は先に風呂入っちゃうんで、ゆっくりしてて下さい。(先輩とは思えないな。)」


    ペトラ「は〜い!あ…ベッドがある…!」ボフッ


    ーーーーーーーーーーーーーーーー


    チャポンッ


    エレン「…疲れたなぁ、今日は。」


    エレン「そう言えば、ペトラさんは持ってるのかな、服。」


    エレン「貸さなかったら…全裸…?///」


    エレン「はは。んなわけねぇか。」


    エレン「服はサイズが違っても貸せるとして、下着はどうしようか。」


    エレン「…」ウーン


    エレン「ダメだ、見つからない。厚手の服を貸すか。」


    エレン「ん…」グイーッ


    エレン「あ…やべ、寝そう…」コクンッ


    エレン「…Zzz」


    エレン「はっ…」


    エレン「だめだめ。よし…上がるか。」


    ザパッ


    ーーーーーーーーーーーーーーーー


    エレン「ペトラさん、上がりましたよ。」


    ペトラ「あ、お帰りなさいあなた。ご飯にする?お風呂にする?それとも、私?」チラッ


    エレン「…何やってるんですか。」


    ペトラ「えへへ、ちょっとやってみたかったんだ。」ニコニコ


    エレン「それよりお風呂、入っちゃって下さい。服はありますか?無かったら貸しますけど。」


    ペトラ「あ…ごめん、借りてもいい?」


    エレン「じゃあ出しておきますので、入ってていいですよ。」


    ペトラ「ありがとう、エレン!」
  28. 32 : : 2017/08/01(火) 05:32:36
    ーーーーーーーーーーーーーーー


    ペトラ「ふぅ…何か、流れとは言え大変なことしちゃったな…ちょっと反省。」


    ブクブクブク


    ペトラ「ベットの下には何も無かったし、流石エレン!」


    コンコン


    ペトラ「はーい?」


    エレン「ペトラさん、タオルと服、表に置いておきますね。」


    ペトラ「うん、ありがとう。(聞かれてない…よね?)」


    エレン「失礼します。」


    スタスタ


    ペトラ「…大丈夫なのかな。」


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    エレン「…何でエロ本探してんだあの人は。」


    ーーーーーーーーー


    ペトラ「エレン、上がったよ。本当にありがとう!」ブカブカ


    エレン「いえ、どういたしまして。(可愛い。)」ジー


    ペトラ「な、何見てるのよ。エレンのエッチ!」バンッ


    エレン「す、すみません、つい。可愛いなって…」


    ペトラ「っ〜!もう、ばか!!」


    エレン「あはは。」


    ペトラ「あ、お弁当、何か入れて欲しい物はある?」


    エレン「チーハンは入れて欲しいです。」


    ペトラ「ん、了解、楽しみにしててね!」ニコ


    エレン「はい。」ニコニコ
  29. 33 : : 2017/08/01(火) 05:39:20
    エレン「そろそろ寝ましょうか。ペトラさん、ベッド使って下さい。」


    ペトラ「え?何で?」


    エレン「何でって一つしかないからですけど…?」


    ペトラ「一緒に寝ようよ。」


    エレン「いや、それは流石に…」


    ペトラ「ダメなの?」


    エレン「ダメっていうか、その…」


    ペトラ「だったら良いじゃん!」


    エレン「はぁ、分かりました。(本当に押しに弱いな、俺。)」


    ペトラ「やった!」ピョンピョン


    エレン「あはは、先に行っててもらえますか?電気切ってるかとか確認したいので。(可愛いからいいか。)」


    ペトラ「真面目だねぇ、エレンは。」


    エレン「電気代ってバカにならないですからね。」


    ペトラ「ふ〜ん…」


    エレン「?」


    ペトラ「じゃあ、私もやる。」


    エレン「え、いいですよ。一人で出来ます。」


    ペトラ「せっかく泊めてもらってるのに、まだ何も出来てないから。ね?」


    エレン「早く寝て、明日のお弁当作ってください。」ナデナデ


    ペトラ「あぅ…それはずるいよ…////(撫でられるなんて、ちょっと新鮮。)」


    エレン「まあ確認して来るので、先に行っててください。」スタスタ


    ペトラ「はぁ〜い。」スタスタ
  30. 34 : : 2017/08/01(火) 06:33:01
    ーーーーーーーーーーーーーーー


    エレン「よし、終わり。」スタスタ


    ペトラ「…Zzz…はっ。まだ寝ちゃダメ。もう少しだけ…Zzz」


    エレン「ペトラさ…って、もう寝てる。(いつも撫でられてたから撫で返したけど、髪、サラサラだったな。)」ナデナデ


    ペトラ「ん…Zzz」


    エレン「おやすみなさい、ペトラさん。(やっぱり二人でシングルベットはやばいし、床で寝るか。)」


    ーーーーーーーーーーーーーーーー


    チュンチュン チュンチュン


    エレン「ん…ふぁ〜。」グイーッ


    ペトラ「あ、エレン、おはよう!」ニコ


    エレン「おはようございます、ペトラさん。結構早く起きたつもりなんですけど、一体何時に起きたんですか。」


    ペトラ「えへへ、頑張っちゃった。」テレテレ


    エレン「あ、どんなお弁当が出来たんですか?」


    ペトラ「まだ見ちゃダメ!」バッ


    エレン「え、どうして?」


    ペトラ「お楽しみはとっとかないと、ね?」


    エレン「ああ、そういう事なら。」ニコ


    ペトラ「ほら、顔洗って歯磨いて着替える。早くしないと学校遅れるよっ!」バンッ


    エレン「あはは。間に合わせますって。」
  31. 35 : : 2017/08/01(火) 06:42:39
    ーーーーーーーーーーーーーーー


    エレン「さて、行きましょうか。」


    ペトラ「ん、そうだね。」


    ガチャ


    エレン「う…眩し…」


    アニ「ん…?あ…エレ…!(あの女の人、誰だろ?)」


    ペトラ「ずっと暗いとこにいるからだよ〜。」クスクス


    ペトラ「あ、エレン、ちょっと待って!」


    エレン「何ですか?」


    ペトラ「あ〜もう。まあいいや、背中にゴミ、付いてる。」パンパン


    アニ「!(キスしてる…?え、朝から!?まあそういう人もいる…てことはやっぱり恋人…?一人暮らしじゃなくて、同棲…!?)」


    アニ「…(ダメだ、考え過ぎは良くない。学校で会った時に聞いてみよう。)」


    エレン「何で正面から払うんですか。」


    ペトラ「エレンがこっち向くからだよ。」ナデナデ


    エレン「誰だって呼ばれたらその方向向くでしょ。」


    ペトラ「あはは、確かにそうだね。えへへ、一本取られた。」ニコニコ


    エレン「あはは、行きますよ、学校に遅れます。」スタスタ


    ペトラ「あ、待ってよエレン〜!」タッタッ
  32. 36 : : 2017/08/01(火) 07:00:15
    ーーーーーーーーーーーーーーー


    エレン「おはよう、アニ!」ニコ


    アニ「あ、おはよう、エレン。」


    エレン「体調悪いのか?顔色良くないぞ。」


    アニ「うるさいな、朝に弱いだけさ。」


    エレン「そっか。」


    アニ「…」


    エレン「…」


    アニ「…(聞くって…何を!?同棲してるの?恋人何ですか?…無理でしょ、聞けないよ、そんなの。)」


    アニ「あ…あのさ、エレ…」


    サシャ「エレンーー!!!」ダッ


    エレン「うおっ!?何だ何だ…!?」


    サシャ「はぁはぁ…」ゼェゼェ


    サシャ「何で…はぁ…教え…はぁはぁ…」


    エレン「分かった、落ち着け。話聞くから、な?ほら、まず汗拭けよ。」


    アニ「あ…(今度走ってこようかな。)」


    サシャ「すみません…はぁはぁ…洗って返しますから…」フキフキ


    アニ「…(サシャめ…)」


    サシャ「昨日、何で教えてくれなかったんですか?エレンが、あの店で働いてるって!」


    コニー「そーだそーだ!」


    エレン「いや、言う必要ないだろ。」


    サシャ「だって、そしたら割引券とか貰えたかもしれなじゃないですか…!!」


    エレン「確かに店長とは知り合いではあるけど、うちの店長おっかねぇんだよ。まじで、掃除の後、埃残ってたら殺されるし…」ガタガタ


    アニ「サシャ、その辺にしときなよ。」
  33. 37 : : 2017/08/01(火) 07:24:00
    コニー「そうだぞ、サシャ。もういいだろ。」


    サシャ「コニー!?貴方は一体どっちの味方なんですか…!?」


    サシャ「そうだ、ミカサ…!ミカサは居ませんか!?」キョロキョロ


    ミカサ「居るけれど?あ、エレン、おはよう。」ニコ


    エレン「おう、おはよう。」ニコ


    サシャ「昨日のパフェ、あれの割引券があったらいいと思いませんか!?」


    ミカサ「割引券…?」


    サシャ「そうです、エレンに頼めば貰えると思うので今交渉しています!」


    ミカサ「確かに、あったらいいとは思う。」


    エレン「そんな、ミカサまで…」


    サシャ「そうですよね!!!」


    ミカサ「しかし、それでエレンに負担をかけるのは違う気がする。ので、頼むくらいなら必要ない。」


    サシャ「そ、そんなぁ…」


    エレン「ミカサ、ありがとう!!」ギュッ


    ミカサ「う、うん…///(手、握ってもらえた。)」


    コニー「悪いなエレン、後は任せろ。」ガシッ


    サシャ「コ、コニー!?」


    エレン「おう、任せた。」


    コニー「ほら行くぞー。」ズルズル


    サシャ「離して下さい…コニー!離せ!!!!」ガルルルルル
  34. 38 : : 2017/08/01(火) 07:42:25
    サシャ「エレェン!!」バッ ダッ


    エレン「さ、サシャ!?」


    ミカサ「任せて、エレン。」ガシッ


    サシャ「ミカサぁぁ!!!」ジタバタ


    エレン「ミカサ!!ありがとう、助かったよ。」ニコ


    ミカサ「サシャ、いい加減にしないと私も怒らないといけなくなる。ので、今、ここからの行動は少し考えて。」


    サシャ「う…すみません…エレン、取り乱しました。」


    エレン「おう、また食べに来てくれよ。」ニコ


    サシャ「はいっ!もちろん行きます!!」


    コニー「今度こそ戻るぞ、サシャ。」


    サシャ「コニーもすみません。」ペコッ


    コニー「気にすんなよ、お前はそれが普通だろ?それと、また今度、食いに行かないか?」


    サシャ「!もちろん…行きます!!」ニコニコ


    エレン「そうだミカサ、今日、お昼ご飯一緒に食べるんだったっけ?」


    ミカサ「うん。良かった、覚えててくれて。」


    エレン「アニは、どうする?」


    アニ「…えっ?(やば、ぼーっとしてた。)」ビクッ


    エレン「お弁当だよ、一緒に食べるか?」


    アニ「あ〜…私は…」チラッ


    ミカサ「…?」


    アニ「…今日は、いいや。」ニコ


    エレン「そっか、じゃあミカサ、また後でな。」ニコ


    ミカサ「うん。(私を見て遠慮した…?)」ニコ
  35. 39 : : 2017/08/01(火) 18:09:24
    エレン「そうだ、アニ。聞きたいことがあるんだけど、いいか?」


    アニ「奇遇だね。丁度私も…聞きたいことがあったんだ。」


    エレン「そういう事なら、アニから聞くぞ?」


    アニ「…いや、エレンからお願い。」


    エレン「分かった。なら聞くぞ。」


    アニ「うん。」


    エレン「食堂、どうして無いって言ったんだ?昨日、先輩からあるって聞いたし、今朝見たらあったんだ。」


    アニ「あ…それ、か。」


    エレン「?」


    アニ「いや、その…」


    エレン「??」


    アニ「あんたが食堂行くなんて言ったら、一緒に食べれなくなるじゃないか。」プイッ


    エレン「何言ってんだよ、その時は俺が買ってきたり、アニが食堂来たりしてくれれば大じゃねぇか。」


    アニ「…何か、悪い気がして。」


    エレン「んな事ねーって。まあでも、それでアニのチーハンが食べれたんだから良いか!」ニコニコ


    アニ「…ありがと。」


    エレン「あ、それで、アニが聞きたいことってのは?」


    アニ「えっと、それなんだけど…(なんて聞けばいいんだろう。迷っていても仕方ない。もう、ストレートに行くか。)」


    アニ「エレンは、彼女とか…いる?」


    エレン「え?居ないけど。」


    アニ「でも、今朝一緒に来てた。」


    エレン「あーあれは、たまたまだ。途中であってな。」
  36. 40 : : 2017/08/01(火) 18:17:35
    アニ「…嘘。(これ以上言ったら、嫌われるかな。)」


    エレン「なんで分かるんだよ。」


    アニ「…ごめん、私、見てたんだ。家から一緒に出てくるの。(あぁもう。当たって砕けろ!!)」


    エレン「何だ、そういうことなら言ってくれよ。」アハハ


    アニ「え…?」


    エレン「あの人は、幼稚園児だった頃遊んでた相手で良く知ってる人なんだ。」


    アニ「…でも、始めは誤魔化した。」


    エレン「変な噂出たら、その人に迷惑だからさ。」


    アニ「そっか…じゃあ、エレンは彼女いないの?」


    エレン「おう。」ニコ


    アニ「良かった…」ホッ ボソッ


    エレン「ん?ごめん、聞こえなかった。」


    アニ「聞こえなくていいのさ。ほら、授業始まるよ。」


    エレン「本当だ、やっべ!」バタバタ


    アニ「ふふ。」ニコニコ


    キーンコーンカーンコーン
  37. 41 : : 2017/08/01(火) 18:28:29
    期待です!
  38. 42 : : 2017/08/01(火) 18:28:56
    ーーーーーーーーーーーーーーー


    キーンコーンカーンコーン


    コニー「…Zzz」


    サシャ「ご飯ですよ、コニー!!!」ユサユサ


    コニー「う…殺されるぅぅ…」ジタバタ


    サシャ「何を寝ぼけているんですか、ほら、今日は、食堂ですよ!」ガシッ


    コニー「うわぁぁぁぁ!!!助げでぇぇぇぇ!!!」ズルズル


    ジャン「毎日大変だな、あいつも。」


    マルコ「そう?あれはあれで楽しそうだけど。」


    ジャン「じゃあお前、コニーみたいにされたいか?」


    マルコ「いや、それは嫌だけどさ。」


    ジャン「何だよ、お前も一緒じゃねぇか!」グイグイ


    マルコ「お、押さないでよ、ジャン!」


    ジャン「あはははは。」


    ライナー「く、クリスタ!今日も、いいか?」


    ユミル「おい、ライナー。今日は私と…」


    クリスタ「うんっ、いいよ!」ニコ


    ライナー「よっしゃぁぁ!!!!」グッ


    ユミル「おい…嘘だろ…!?クリスタぁぁぁ!!」グスッ


    クリスタ「もちろん、ユミルも一緒にね!」ニコ


    ユミル「あ…(天使…)」ウルウル


    クリスタ「あ?」キョトン


    ユミル「愛してる!!!」ギューッ


    クリスタ「も、もう、離してよ。ユミル!早くご飯食べよ!」ジタバタ


    ユミル「そうだな!」


    ライナー「どこで食うんだ?」


    クリスタ「そこっ!」


    ライナー「了解!」ガタガタ


    クリスタ「流石ライナー、力持ち!」ニコニコ


    ライナー「準備くらいは任せてくれ!(可愛いな、天使だ。)」


    ユミル「よし、食うか!」


    ライナー「おう!」


    クリスタ「うんっ!」


    ベルトルト「…(誰と食べよう。)」


    ユミル「おい、何してんだベルトルさん。空いてるんだから、座れよ。」


    ベルトルト「え…良いの?」


    ユミル「私らと食いたくねぇんなら別に無理にとは言わねぇよ。」


    ベルトルト「食べる、食べる…!」ガタッ


    クリスタ「ふふ、ユミル、優しいね。」ニコ


    ユミル「私はいつでも優しいよ。」
  39. 43 : : 2017/08/01(火) 18:41:59
    ミカサ「エレン、こっちでいい?」


    エレン「おう!」


    アルミン「席だけ用意しておくね!」


    エレン「おう…あれ?」ガサゴソ


    ミカサ「?どうかしたの?」


    エレン「いや、弁当が…今朝入れたと思ったのになぁ。」


    ミカサ「それなら、私とアルミンのを少し分けよう。」


    ガララッ バンッ!


    ペトラ「エレン、ごめん!お弁当、二つ持ってた!」


    アニ「あ…(朝の人だ。)」


    エレン「ペトラさん…!助かりました、ありがとうございます。」ペコッ


    ペトラ「ううん、ごめんね。渡したつもりでいたんだけど。」


    エレン「いえいえ、大丈夫です。」ニコ


    ペトラ「うん、お口に合うか分からないけど、良かったら感想聞かせてね。それじゃ!」ニコ


    エレン「あ、ペトラさん、ドアはゆっくり閉めてくださいね。」


    ペトラ「あ…ごめん。」アハハ


    ガララッ ピシャッ!


    エレン「…やっぱり結構適当な人なのかな。」


    アニ「…(あの人は親戚…あの人は親戚…ん?親戚って言ってたっけ…?いや、まあいいや。あの人は親戚…あの人は親戚…)」ブツブツ


    アルミン「嵐のような人だったね…物理的に。」


    ミカサ「うん。(バイト先の人だっけ?)」


    男「エレン、今の誰だよ!?」


    女「彼女さん!?凄く可愛かったけど!」
  40. 44 : : 2017/08/01(火) 21:48:16
    エレン「そんなんじゃないって、バイト先の先輩だ。そうだよな?ミカサ。」


    ミカサ「えっ、うん。確かに、そうだけれど。」


    男「そうだとしても、弁当作ってもらってんだろ!?」


    女「それって…そういう事だよね!!」


    エレン「たまたまだって。たまたま。」アハハ


    アルミン「みんな、エレンが困ってるから。」


    男「アルミンは気にならないのか?」


    アルミン「気になるけどさ、仮にエレンが付き合っていたとして、僕達が関わることでそれが広まって、そのせいで関係が崩壊することだってあるんだから、僕はそんなことになって欲しくないだけだよ。」


    女「アルミンは良い人だなぁ。」


    アルミン「あはは…(それって褒めてるの…?)」


    エレン「悪いアルミン、助かった!(こいつ良い奴だ。)」ニコ


    アルミン「気にしないでよ。それよりごはん食べよっか。」


    ミカサ「うん。」ニコ


    エレン「いただきます!」パカッ


    エレン「おお!チーハンが入ってる!!」


    アルミン「昔から好きだよね、エレン。」クスクス


    エレン「俺、昔と変わったところとかあるか?」


    ミカサ「昔より、笑顔が増えた。」


    アルミン「声が大きくなったかな。あと体も。」


    エレン「体は仕方ねぇだろ、成長するんだから。」ハハ


    アルミン「はは、そうだね。」
  41. 45 : : 2017/08/01(火) 21:58:50
    アルミン「あ、そうそう、エレン。文化祭の話だけど、演劇やりたがってたよね?」


    エレン「ああ、そうだけど。」


    アルミン「実は…ね?」チラッ


    ミカサ「私もやりたいと思って。」


    エレン「ミカサもか!?」ガタッ


    ミカサ「う、うん。」


    アルミン「エレン、まずは座ろう。」


    エレン「ああ、悪い悪い。演劇は練習日程も決める必要があるだろうし、ジャンとか以外にやりたい人はいないと思ってたから。」


    アルミン「そこで、だ。まずはみんなに興味を持ってもらうことが大切だと思うんだ。」


    エレン「興味か…」ウーン


    ミカサ「…まず、題材を決める。」


    アルミン「そう、それだ。」


    エレン「定番のは何かあるのか?」


    ミカサ「ロミオとジュリエット…?」


    アルミン「確かにそれもいいんだけど、僕はあえてこれを使いたいんだ。」


    エレン「これは…?」


    アルミン「『Attack On Titan』日本語では意訳になるけど、『進撃の巨人』」


    エレン「進撃の巨人…?」


    アルミン「そう、人類が巨人と戦うって話なんだ。図書館でたまたま見つけて、面白かったからつい読み込んじゃったんだ。」


    エレン「巨人とってことは…巨人も出てくるんだよな?」


    ミカサ「演劇じゃ、上手く表現出来ない…」
  42. 46 : : 2017/08/01(火) 22:27:17
    エレン「アルミン、どうするつもりだ?」


    アルミン「演劇を、映像でやることにしたいんだ。」


    エレン「それって…演劇なのか?」


    アルミン「…そうとは言えないと思う。」


    ミカサ「じゃあ…」


    アルミン「でも!!」


    アルミン「それでも僕は、これが…やりたいんだ。勝手なことを言っているって言うことは勿論分かってる。だから、断ってくれてもいい。けど、もしその気があるのなら…その…」


    エレン「…アルミン、俺は、乗るぞ、その案。」


    アルミン「エレン…!」


    エレン「それをやれば何か、忘れてることを思い出せそうなんだ…」ニシシ


    ミカサ「…私もやろう。」


    アルミン「ミカサ…!!」


    ミカサ「エレンが忘れてることを…少しでも思い出せるのなら。」


    エレン「俺、別に記憶喪失って訳では無いんだぞ?」


    ミカサ「それは、知ってる。」


    アルミン「二人とも、本当にありがとう!」


    ミカサ「アルミンにはいつも助けてもらっているから。」


    エレン「その代わり、適当な説明で進めんなよ?」ニヤ


    アルミン「うん、任せてよ!」ニコ
  43. 47 : : 2017/08/02(水) 02:01:14
    エレン「ご馳走様!悪いけど、先に席戻るぞ。」


    ミカサ「うん、また一緒に食べよう。」ニコ


    アルミン「またね。」ニコ


    エレン「おう!」スタスタ


    アニ「…」


    エレン「よう、アニ。退屈そうに外ばっか見てんなよ。」


    アニ「あんたがさっきからチーハンチーハンってうるさいから疲れたのさ。」


    エレン「なっ…チーハンを馬鹿にすんなよ!?」


    アニ「はぁ…何でそうなるんだい。」


    エレン「まあ、仕方ねぇだろ、美味かったんだから。」


    アニ「そんなに美味しかったのかい?」


    エレン「おう、そりゃあもう!」


    アニ「私があげたのより?」


    エレン「…」


    アニ「…」


    エレン「アニからもらったチーハンの方が美味しかった。」


    アニ「嘘だ。今、間があったもん。」


    エレン「味を覚えてないから比べられないと言いますか…その…」


    アニ「その?」


    エレン「ごめん!!」ペコッ


    アニ「何に謝ってるのさ。」クス


    エレン「だって、アニ、怒ってるから。」


    アニ「怒ってないよ、エレンの馬鹿さに呆れただけ。」


    エレン「それなら良かった!」ニコニコ


    アニ「本当にあんたは、掴みどころが無いね。」


    エレン「それが座右の銘なんだ。」


    アニ「なってないよ。」アハハ
  44. 48 : : 2017/08/02(水) 02:14:00
    エレン「そう言えばこれ、見てくれよ。」スッ


    アニ「え、何これ。」


    エレン「『進撃の巨人』って言う話らしいんだ。アルミンが演劇でどうしてもこれをやりたいって言っててさ、アニはどう思う?」


    アニ「どうって言ったって…」ペラッ


    エレン「何か、それやったら思い出せる気がするんだ、忘れてること。」


    アニ「何だいそれ、昔演じた事でもあるのかい?」ピラッ


    エレン「そうかも…しれない。ずっと昔に…いつだっけ、あれ。」ウーン


    アニ「…ごめん、エレン。私、これやりたくない。」バタンッ


    エレン「え、どうして…?」


    アニ「何か分からないけど、怖い。読んでたら段々寒気がして…」カタカタ


    エレン「アニ?大丈夫か?おーい。」フリフリ


    アニ「エレ…保健、室。お願い…」スッ


    エレン「すぐ連れて行くから、ちょっとだけ我慢しろよ?(まじで震えてる…)」ガシッ ギュッ


    アニ「ん…ありがと…」ギュッ


    エレン「悪い、通路と扉開けてくれ!」スタスタ


    ライナー「エレン、どうした?手伝うぞ!」


    エレン「お、助かる!えーっと…悪い、今はゴリラって呼ぶわ。」タッタッ


    クリスタ「私も何か出来ることがあれば…!」


    ユミル「辞めとけクリスタ。ライナーだけで十分だ、足でまといになるだけだぞ。」


    クリスタ「う…そうだけど…何か、私の出来る範囲でしてあげたいから。」


    ベルトルト「クリスタは優しいんだね。(ライナーはそういう所を好きになったのかな。)」
  45. 49 : : 2017/08/02(水) 09:55:00
    エレン「保健室ってどこにあるんだ?」タッタッ


    ライナー「着いてこい!」


    エレン「おう!」


    ライナー「見えたぞ、あそこだ!」


    エレン「じゃあ、先行って、保健室の扉開けてきてくれ!」


    ライナー「任せろ!」ダッ


    エレン「もう少しだからな、アニ。」タッタッ


    アニ「…」ギュッ


    ガララッ


    ライナー「エレン、開けたぞ。こっちだ!」フリフリ


    エレン「助かる!」


    エレン「すみません、ベッド借ります!」


    先生「どうされました?」


    エレン「何か、本読んでたら急に寒いって言いまして、それで保健室に連れて行って欲しいって言うから、連れてきたんです。」アタフタ


    先生「そうですか、では少し診ますね。」


    エレン「…なあ…ゴリラ、アニ、大丈夫だよな。」


    ライナー「大丈夫だ。きっと、大丈夫。」


    エレン「もし、これが重い病気だったら…」


    ライナー「エレン、悪い事ばかり考えるな。」


    エレン「…そうだな、すまない。そういえばお前は…?」


    ライナー「俺はライナーだ、いつも一緒にいる背のでかいやつがベルトルトだ。覚えとけよ?」


    エレン「ああ、よろしくな、ライナー!」
  46. 50 : : 2017/08/02(水) 14:16:37
    エレン「あ、先生!アニは…?」


    先生「眠っているよ。これといって変わった症状は見られなかった。また起きたら熱を測ってもらうことにするよ。」


    エレン「そうですか、良かった…」ホッ


    先生「君たちはもう戻っていてもいいよ。」


    ライナー「だってよ、エレン、どうする?」


    エレン「まだ昼休みだから、もう少しいるよ。」


    ライナー「そうか、じゃあ俺は先に戻るぞ。」


    エレン「おう、ありがとな。」


    ライナー「気にすんな。」スタスタ


    先生「ところで、さっき本を読んでいる時に寒いって言ってたっていったけど、他には何か?」


    エレン「えっと、確か…怖いって言っていました。」


    先生「怖い?本の内容が?」


    エレン「それはアニに聞かなければわかりませんが、何か神妙な面持ちでした。」


    先生「怖い話とかそういう類の体験をすると背筋が凍るなんて言うだろう?もしかしたら、それかもしれない。彼女にとって、その本はそれに当たるものだったのかもね。」


    エレン「それって、気絶するほどになるんですか?」


    先生「ハッキリとこうって言う決まった症状ってやっぱり無くて、その辺りは難しいんだ。ただ、気絶が珍しいとは言える。」


    エレン「そうですか…」ウーン


    シャーッ
  47. 51 : : 2017/08/02(水) 14:28:03
    アニ「あれ、エレン、何してんの?」


    エレン「アニ…?もういいのか?」


    アニ「うん、心配かけてごめん。」


    先生「…とりあえず、熱を測ってもらえる?」スッ


    アニ「はい。」ピッ


    エレン「さっき、どうなったんだ?」


    アニ「えっと…確か…」ウーン


    アニ「本を読んでて、何か、どこからか急にその場面が鮮明に見えてきて…」


    エレン「場面が鮮明に?」


    アニ「うん、何か、夢の中に入ったみたいに。」


    アニ「それで私、怖くなって…あ、そうだ、あの時、エレンもーーー」


    ピピッ ピピピッ


    先生「平熱だね。どうする?このまま授業を受ける?」


    アニ「はい、大丈夫そうですし。(タイミング悪いな、この体温計。)」


    エレン「本当に大丈夫か?今日は家で休んだ方がいいんじゃないか?」


    アニ「じゃああんたが一緒に帰ってくれんの?」


    エレン「え、どうして。」ビックリ


    アニ「両親共働きでさ、大抵家にいないんだ。それに、私が帰ってる途中で倒れるかもしてないんだよ?」


    エレン「じゃあ、帰るか、一緒に。」


    アニ「え…本当に言ってんの?」


    エレン「おう、アニさえよければだけど。」


    アニ「…じゃあ、帰る。」


    先生「担任の先生には私からも言っておくよ。荷物は取ってきてね。」


    エレアニ「はい、ありがとうございます。」ペコッ
  48. 52 : : 2017/08/02(水) 14:39:27
    先生「あ、そうだ。さっき読んでたって本、何て名前だった?」


    エレン「確か…『進撃の巨人』」


    先生「それ、本当?」


    エレン「え、どうして…?」


    先生「いや、その作品で英雄と謳われていた人物の名前…君と一緒で、エレンって言うんだよ。」


    アニ「え…」ビックリ


    エレン「それ…本当ですか?」


    エレン「それに先生、その話知ってるんですか!?」


    先生「ああ、たまたまね。」


    先生「作品の概要は知ってる?」


    エレン「はい。人類と巨人が戦うものだと聞いていますが。」


    先生「そう。その作品では、唯一の希望を失った人類だけど、化学兵器で勝つというものだった。美談とは言えないけど、人類が勝つことにおいては美談と言えるよね。」


    エレン「それが、どうかされましたか?」


    先生「これは、少し言い難いんだけど…」チラッ


    アニ「…?」


    エレン「何ですか?」


    先生「少し、耳を貸してくれる?」チョイチョイ


    エレン「はい。」ササッ


    先生「その英雄はある女性を追って自殺したんだ。俗に言う後追い自殺ってやつで、その女性は敵、つまり、巨人側に味方している人間だったんだ。」ボソボソ


    先生「その女性の名前が、アニ、と言うんだ。」ボソボソ


    エレン「えっ…!?」


    アニ「…(何話してるんだろ。)」ソワソワ
  49. 53 : : 2017/08/02(水) 14:55:15
    ーーーーーーーーーーーーーーー

    エレン「ああ、そうだな。」スタスタ


    アニ「あ、それにさ、ほら」ペラペラ


    エレン「ああ、確かに。」


    ーーーーどうにもおかしな話だな。


    どうやら、先生の話によるとわ人類は立体機動装置という武器を用いて戦っていたらしい。


    しかし、限界が来た。
    それまで無知性だった巨人が、知性を備え、その武器に対抗してきたのだ。


    その内、人間の姿から巨人になれるのがアニで、人間の生活に上手く取り入った。
    食べ物に特に変わりはないらしい。


    そして俺は、それを知らずアニと交際していて、親友の働きによってアニの裏切りが確定する。

    俺は味方である人に裏切らないように諭されるが、気持ちは揺るぎなく、それすらも見抜かれていた。


    結局、唯一の味方も抑えられ最後まで優秀な友を出し抜けず、恋人の処刑に持ち込まれる。


    俺は最も信頼していた人に裏切られた絶望感と恋人をこの手で殺したという罪悪感とで自殺。


    そこから人類が勝ったとはいえ、残酷な話だな。
    先生は、その親友は個人より集団を選択したと言っていたが、本当にそうだろうか。
    俺には、『自分』という個人を優先した選択に思えた。


    ねぇ…


    アニ「ねぇってば!!」バンッ


    エレン「わっ!?」ビクッ


    アニ「さっき話聞いてから、ずっとその調子。何か嫌なことでも聞かされた?」


    エレン「あ、いや、そういう訳じゃないぞ。(架空の話だとしても、俺がお前を殺したなんて…考えたくもない。)」ニコ
  50. 54 : : 2017/08/02(水) 18:51:14
    アニ「そうなんだ。」


    エレン「それより、アニの家はここから遠いのか?」


    アニ「あんたんとこの前だよ。」


    エレン「え…まじで?」


    アニ「うん。」


    エレン「一軒家か、すげえな!」


    アニ「私からすれば、一人暮らしの方が凄いけどね。」


    エレン「いや〜、やっぱ一軒家だろ、俺だけって思うとエアコンもつける気しねぇよ。」


    アニ「え…あんた、この暑さでエアコン付けてないの?」


    エレン「扇風機で十分じゃないか?」


    アニ「エアコンあった方が涼しいし。」


    エレン「電気代が勿体ない。」


    エレン「それに、もしこのままどんどん暑くなっていった時に体が対応出来ねぇじゃん。」


    アニ「確かにそうだけど…」ウーン



    アニ「あ…うち、来る?」


    エレン「は…?」


    アニ「あ、いや、変な意味じゃなくて、ほら、家前だし、ちょっと快適になるかな〜ってさ。嫌なら全然いいんだよ。(何言ってんだ…私。)」アタフタ


    エレン「ご家族に悪いだろ。」ニコ


    アニ「両親共働きって言ったでしょ?今は居ないさ。」


    エレン「あ、分かった。寂しいんだろ。」ニヤニヤ


    アニ「そんなこと…(あ、そうだ。何かこれ、本に書いてたっけ。弱いところ見せればギャップあるって。)」


    アニ「…寂しい。」


    エレン「え…?」


    アニ「寂しい…!!だから、来てって言ってんの!!」


    エレン「じゃあ、荷物だけ置いてくるわ。」ニコ

    タッタッ


    アニ「…やってしまった…///」ボソッ


    ーーーーーーーーーーーー


    エレン「ああ、くそ、ペース狂うだろ…アニのやつ…///」


    ーーーーーーーーーーーー
  51. 55 : : 2017/08/02(水) 20:08:57
    ピーンポーン


    ガチャ


    アニ「いらっしゃい、エレン。さ、入って。」


    エレン「お邪魔しま〜す。」オソルオソル


    アニ「何だい、緊張してんのかい?」アハハ


    エレン「そりゃするだろ、友達とはいえ女子の家だぞ?」


    アニ「自分の家に女の子は連れ込めるのに?」ジトッ


    エレン「ばっ、おま…それとこれとは話が違うだろ。」アタフタ


    アニ「はは、冗談だよ。」ニコ


    エレン「そ、そっか…」ニコ


    アニ「私の部屋、階段上がってすぐの所だから、先に行ってて。あ、お茶でいい?」


    エレン「おう、ありがとう。」ニコ


    スタスタ


    アニ「さて…」ガチャガチャ


    トクトクトクトク


    アニ「あ…お菓子、あった方がいいのかな。」ガサガサ


    アニ「クッキーがある…食べていいのか分からないから、やっぱりやめとこ。」


    スタスタ
  52. 56 : : 2017/08/02(水) 20:25:12
    ーーーーーーーーーーーーーーー


    エレン「アニの部屋か…///」


    エレン「って、何考えてんだ俺、ダメダメ。」ブンブン


    ガチャ


    エレン「あ…いい匂い。」スン


    エレン「勉強机にベッド、無駄な物がほとんど無いなぁ。流石アニだ。」


    エレン「…どうしようか…」


    ーーーーーーーーーーーーー


    ガチャ


    アニ「ごめん、遅くなって…って、何してんの?」


    エレン「あ、いや、どうしていいか分からなくて。」アハハ


    アニ「何だい、らしく無いね、とりあえず座りなよ。」


    エレン「じゃあ、失礼します。」チョコン


    アニ「何でそんなに端に座るのさ、もっとこっちに来なよ。」


    エレン「い、いや、俺はここで…(何だアニのやつ、家だからか分からないけど、いつもと違うような…)」


    アニ「…じゃあ、私がそっちに行くよ。」チョコン


    エレン「…////(本当に何なんだよ…くそ。)」ドキドキ


    アニ「…////(だめ、これ、緊張する。無理無理無理無理…!)」ドキドキ


    シーン…


    エレアニ「…///(なんか言わなきゃ…!)」


    エレアニ「あ、あの…」


    アニ「あ…エレンから、どうぞ。」


    エレン「いやいや、アニから。」


    アニ「じゃあ。」
  53. 57 : : 2017/08/02(水) 21:02:21
    アニ「エレンは部活とかやる気ないの?」


    エレン「バイトがあるからな、アニは?」


    アニ「私は特にやりたいことが無いからね。」


    エレン「へぇ、そうなのか。」


    アニ「あんたは何を言おうとしたんだい?」


    エレン「ああ、文化祭についてなんだけど、アニは何がやりたいんだ?」


    アニ「私は…演劇、面白そうだなって思ったから。」


    エレン「具体的に何かあるか?こんな作品をやりたい!とかさ。」


    アニ「う〜ん…」


    エレン「…」ジー


    アニ「そ、そんなに見ないでくれるかい。」


    エレン「ああ、悪い悪い。」アハハ


    アニ「あ、ロミジュリとか?」


    エレン「それって、ロミオとジュリエットってやつか?」


    アニ「そ。確か、家柄の違う男女二人が愛しあった話だっけ?」


    エレン「悲劇だな。」


    アニ「でも、私は嫌いじゃないよ。」


    エレン「俺は好きじゃないなぁ。」


    アニ「どうして?」


    エレン「出来る事なら…誰を利用してでも、自分の恋人くらい守りたいなぁって。」


    アニ「エレン…」


    エレン「はは、ごめん。キザ過ぎるか。」アハハ


    アニ「ううん、そんなこと、無い。」ツー


    エレン「ど、どうして泣いてるんだ…!?ご、ごめん、俺何か、悪いこと言ったか…?」アタフタ


    アニ「ご、ごめん。何でだろ…」ゴシゴシ


    エレン「おいおい、ちゃんとハンカチとかティッシュとかで拭かねぇとだろ?」ガシッ フキフキ


    アニ「…ありがと。」ニコ
  54. 58 : : 2017/08/02(水) 21:19:27
    『初対面の人に、お前はないんじゃないのかい?』


    『デリカシーがないんだよ、馬鹿。』


    『あんたは逃げて、いつまでも、あんたがいくつになっても、待ってるからーーーーーーー』


    エレン「…?なあアニ、なんか言ったか?」


    アニ「ありがと、って。」


    エレン「それ以外には?」


    アニ「何も言ってないけど…?」


    エレン「だよ、な…」


    アニ「何言ってるんだいあーーー」


    ガチャ


    アニ母「ただいまー」


    アニ「!嘘…もっと遅いと思ってたのに。」


    エレン「家に誰か連れてるってバレたらやばいんじゃないのか?」


    アニ「そんな事はないと思うけど…」


    アニ母「アニー?居ないのー?」


    アニ「いるよ、おかえり、お母さん。」


    アニ母「他に誰か来てるの?靴があるけど。」


    アニ「あ〜…ちょっと、友達が。」


    エレン「すみません、お邪魔しています。」ペコッ


    アニ「!ちょ、出てきちゃダメ…!!」グイグイ


    エレン「え、どうして…?」


    アニ母「あら…ふふ、そういう事ね…」ニヤニヤ


    アニ「ち、違う!エレンとは、そういうのじゃ…////」


    アニ母「へぇ、エレン君って言うの。よろしくね!」ニコ


    エレン「はい、よろしくお願いします。」


    アニ母「アニとはどこまでいったの?」ニヤニヤ


    エレン「どこまで…とは?」


    アニ母「分かるでしょ?ほら、ね?」


    エレン「えっと…?」


    アニ「もう…!お母さんはあっち行ってて!エレンも部屋戻って!!」


    エレン「ご、ごめん…!」


    アニ母「じゃあ、ごゆっくり〜」ニヤニヤ


    アニ「ばか…////」
  55. 59 : : 2017/08/02(水) 21:33:35
    ーーーーーーーーーーーーーーー


    エレン「もうこんな時間か…そろそろ帰ろうかな、晩飯の支度もあるし。」


    アニ「え…もう帰っちゃうの?晩御飯、食べていけばいいのに。」


    エレン「気持ちは嬉しいけど、ご家族に迷惑だからさ。」アハハ


    アニ「じゃあ、私がお母さんに聞いてきて、良いって言われたら食べてってくれる?」


    エレン「それならまあ、良いか。」


    アニ「やった、じゃあ、聞いてくるね!」


    タッタッ


    アニ「お母さん!」


    アニ母「ご飯なら食べて帰ってもいいって伝えておいて?」


    アニ「え…?」


    アニ母「あなたの言いたい事くらい、分かるわよ。」ニコ


    アニ「ありがとう、お母さん!」ニコ


    アニ母「その代わり、しっかり色々聞かせてもらうからね。」ニヤニヤ


    アニ「そんなんじゃないってば…!////」タッタッ


    ガチャ


    アニ「エレン、良いって!」


    エレン「じゃあ、後でお礼言っとかねぇとな。」


    アニ「もう出来そうだったから、降りる?」


    エレン「そうだな、アニ先に行ってもらえるか?」


    アニ「もちろん。」ニコ


    エレン「ありがとな。」ニコ
  56. 60 : : 2017/08/02(水) 23:15:35
    アニ「お母さん、もう大丈夫?」チラッ


    アニ母「ええ。」ニコ


    アニ「エレン、いいって。」ヒョイヒョイ


    エレン「失礼します。」ペコッ


    アニ母「本当に礼儀正しい子ね、誰かさんと違って…」チラッ


    アニ「お母さん、それ、誰の事言ってるの…?」ニッコリ


    アニ母「あらあら、怒っちゃって、顔に出てるけど、エレン君に見られてもいいの?」クス


    アニ「えっ…嘘!?」


    アニ「え、エレン、これは、その、お母さんのせいで…!」アタフタ


    エレン「あはは、相変わらずだな、アニは。」ニコ


    アニ「え…?(どういう意味だろ…)」


    アニ母「早く食べましょ、冷めるよ。」


    アニ「あ、食べる…!」


    エレン「本当にありがとうございます!(チーハンがある…!!!)」ワクワク


    アニ母「エレン君、確かチーハン好きだったよね?」


    エレン「え、そうですけど…何で知ってるんですかか?」


    アニ母「アニがいつも言ってるから。アニったら、最近口数が多くなって、いつも限って誰かの事言ってるんだけど、なかなか教えてくれなくてね、でもまさかいりなり家に連れ込むなんて…」ニヤニヤ


    アニ「だーかーらー!!そんなんじゃないってば!!!」


    エレン「あはははは。」ニコニコ


    アニ母「ふふ。どうであれ、あなたなら安心できるから、これからも仲良くしてあげて欲しいの。もし、アニが何か困ったことに巻き込まれたら…その、迷惑だってわかってるんだけど、助けてあげて欲しい。アニは、すぐに一人で抱え込もうとしちゃう性格だから。」


    エレン「はい、もちろんです、アニのことは任せてください!!」ニコ


    アニ「お母さん、エレンに迷惑かけちゃ…」


    エレン「迷惑なんて思ってねーよ、アニのことは大切に思っているから。」キリッ


    アニ「何で、あんたは…!!(そんなに恥ずかしいこと、真顔で言えるのさ…////)」キッ


    エレン「え、俺、なにか悪いこと言ったか…!?」アタフタ


    アニ「そうじゃなくて…もういい!///」


    エレン「ご、ごめん、アニ。」アタフタ


    アニ母「…(この子なら、本当に大丈夫そうね。)」ニコニコ
  57. 61 : : 2017/08/03(木) 01:41:04
    エレン「ご馳走様でした。」ニコニコ


    アニ母「エレン君は本当に美味しそうに食べてくれるから、嬉しいわ。」ニコ


    エレン「本当に美味しかったです、ありがとうございます、お母さん。」ニコ


    アニ母「エレン君のお母さんになら喜んでなるわ。」ニコニコ


    アニ「なっ…何言ってるのお母さん!///」


    アニ母「あら、どうして赤くなってるの、アニ?別に私はあなたがエレン君と結婚するとかそういう事は一言も言ってないんだけど?」ニヤニヤ


    アニ「お…お…お母さんの、ばか!!///」ダッ


    アニ母「あらあら、ちょっと言い過ぎちゃったかな。ごめん、エレン君、行ってもらってもいい?」


    エレン「任せてください。」ニコ


    アニ母「ごめんなさいね、二階のアニの部屋にいると思うから。」
  58. 62 : : 2017/08/03(木) 01:50:30
    トントン


    エレン「アニ、入るぞ?」


    アニ「ん…いいよ。」


    ガチャ


    エレン「お前、泣いてたのか?目が赤いけど。」


    アニ「言っちゃダメなこと言っちゃったなと思って。」


    エレン「はは、お前の感情は大変だな。」ワシワシ


    アニ「やっ…もう、髪がぐちゃぐちゃになっちゃうじゃない!」


    エレン「顔は笑ってるけど、怒ってんのか?」


    アニ「…分かんないけど、楽しい。エレンと話したり、触れ合ったり…こういうのが毎日続けばなって思っちゃうから、さ。」


    エレン「…はは。なーに悟ったような事言ってんだよ。お前の人生これからだろ。今のうちに俺で男慣れしとけよ。ゆくゆくは俺なんかよりもっと格好良いやつ捕まえて、自慢しに来い。」ニコ


    アニ「…あんた、それ、本気で言ってるの?」


    エレン「どういう意味だ?」ニコニコ


    アニ「私は、さ。少しはあんたの事理解してるつもりでいるんだ。」


    アニ「けど、今のあんたは…ううん、少し前、丁度、帰ってる辺りかな。それくらいから、何だか分からなくなってきたんだよ。ねぇ、あんたは今何を考えて、何を見てるの?」
  59. 65 : : 2017/08/03(木) 14:08:32
    エレン「だから…どういう意味だ?」


    アニ「っ…だから、私は…あんたが、好き。(だけど、あんたは…?)」


    エレン「…ごめん、アニ。お前のことは嫌いじゃないんだ、けど、分からない。(きっと、このまま好きになってしまったら、別れが辛くなる。)」


    アニ「…はは、何本気にしてんのさ、冗談だよ。」ヘラヘラ


    エレン「…俺さ、分からないんだ。アニは可愛いくて多分その…タイプだし、話してて楽しいけど、これが好きってことなのか…分からないんだ。」


    アニ「だからさ…冗談だって。本当に好きならこんな所で言うはずないさ。」ニコ


    エレン「そういうもんなのか?」


    アニ「そういうもんさ、ほら、そろそろ帰らないと明日、起きられないよ?」


    エレン「うわ、本当だ、まだ洗濯物乾かしてないのに!ごめん、アニ、今日は帰るわ!」バタバタ


    アニ「うん。またね、エレン。」ニコ


    エレン「おう、今日は早く寝ろよ?」


    アニ「あんたに言われなくても分かってるよ。」


    エレン「はは、そうだよな。」


    スタスタ


    アニ母「あら、もう帰るの?」


    エレン「はい、ご飯までご馳走になって、本当にありがとうございました。」ペコッ


    アニ母「ちょっと待ってね、あの子ったら、見送りもなしなんて…」


    エレン「ああ、アニなら今寝てるので、大丈夫です。」ニコ


    アニ母「あらそう。送らなくて大丈夫?」


    エレン「はい、すぐそこなので。」


    アニ母「じゃあ、気をつけて帰ってね。またいらっしゃい。」ニコ


    エレン「はい、是非。」ニコ


    ガチャ


    スタスタ
  60. 66 : : 2017/08/03(木) 15:55:16
    コンコン


    アニ母「アニ、起きてるんでしょ?」


    アニ「…何、お母さん。」


    アニ母「エレン君、帰ったけど、何があったの?」


    アニ「別に…何も無いよ。」


    アニ母「嘘、じゃあ扉開けて。」


    アニ「…」


    アニ母「入るからね。」


    ガチャ


    アニ「ねぇママ、私…どうしたらいい?」グスッ


    アニ母「全く、困った子ね、おいで。」スッ


    アニ「うっ…うう…うわあああん…!」ギュッ


    アニ母「よしよし。」ナデナデ


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    アニ「うう…」グスッ


    アニ母「落ち着いた?」


    アニ「うん、もう大丈夫…ありがと、お母さん。」


    アニ母「エレン君もいないし、ママって呼んでもいいのよ?」ニヤニヤ


    アニ「っ…もう!///」


    アニ母「ふふ、いつも通りね。それで、何があったの?」


    アニ「実は…」カクカクシカジカ


    アニ母「へぇ〜、じゃあ、あなたは振られたの?」


    アニ「多分…」シュン


    アニ母「話を聞く限りでは、そうは思えないけどなぁ。慰めとかじゃなくて、気持ちを整理したい、みたいな感じじゃないの?」


    アニ「え…でも…」


    アニ母「それと、好きが分からないって言ってたみたいだけど、今まで誰とも付き合って来なかった理由が何かあるんじゃないの?それが、まだ引っかかってるとか。」
  61. 67 : : 2017/08/03(木) 16:38:48
    アニ「あ…そう言えば、昔からずっと、転校ばかりで友達が出来ないって言ってた。」


    アニ母「それじゃない。友達出来てないのに恋人が出来るっておかしな話だし。」クス


    アニ「それは…そう、なのかな。」


    アニ母「まあそこの感覚に関しては意見は色々あるだかろうから、置いておいて。とりあえずエレン君の場合はそうだったんじゃないかな。」


    アニ母「どれだけ仲良くなっても、その子がいなくなったら、関係は終わっちゃう。仮に付き合ったら別れる時、それより辛いじゃない?」


    アニ「じゃあ…どうすればいいの?」


    アニ母「それは、あなたが考えることじゃないの?」


    アニ「そんな事言ったって、私、どうすればいいか…」


    アニ母「じゃあ、一つだけヒントをあげる。」


    アニ「…」ゴクリ


    アニ母「そんなにかしこまらないで。ヒントは、あなたがいつも通りでいることよ。」


    アニ「いつも通り…?」ポッカリ


    アニ母「ええ、そうよ。あなたがこのままエレン君のことを好きでいられたなら、後はエレン君がアニと付き合う覚悟を決めるしかない。つまり、エレン君次第だから、あなたはいつも通りでいればいい。」


    アニ「お母さん、私と付き合うことを罰ゲームみたいに言わないでよ。」プンプン


    アニ母「あら、罰ゲームじゃないの?」


    アニ「なっ…怒るよ!?」


    アニ母「ふふ、ごめんごめん。さっきそのままでいいとは言ったけど、もっとアプローチかけてもいいかもよ?」ナデナデ


    アニ「…考えとく、ありがとう、ママ。今日はお風呂入って寝るね。」


    アニ母「よく考えて出した結果ならきっと後悔しないわ。」ニコ


    アニ「うん。」ニコ
  62. 68 : : 2017/08/03(木) 18:36:03
    ーーーーーーーーーーーーーーー


    エレン「…よし、とりあえず書くか。(考えがまとまらない時、ノートに全部書き出してみるのはあながち間違ってないと思うんだよな。)」


    ペラッ


    エレン「洗濯物、風呂…と」カキカキ


    ーーーーーーーーーーーー


    《ノート》
    洗濯、風呂、睡眠、
    アルミンへの作品変更の提案

    『Attack On Titan』を『ロミジュリ』?

    アニへの謝罪

    どうやって?→質問に答えるとか?→
    誰が好きってやつな。

    誰が好き?→分からない。→それじゃだめだ。質問の答えになってない。

    じゃあワンモア、誰が好き?

    人として一番好きなのは、アニ

    じゃあOKすれば良かったのに。

    関係が壊れたらどうすんの。

    それだといつまで経っても変わんねぇよ?

    分かってる。分かってるけど、今度こそ失いたくない。

    今度こそって…今までにいつ失った?

    あれ、いつだっけ…?


    エレン「…とりあえず、風呂入って、洗濯しなきゃ。(失った…何を?恋人?いや、出来たこと何か、無いはずだけど…)」


    スタスタ
  63. 69 : : 2017/08/03(木) 22:38:19
    エレン「まさか考え過ぎてのぼせるとは…馬鹿だな、俺。」フラフラ


    エレン「あー無理無理。立ってらんねぇ、座ろ。」ガタッ


    エレン「ふぅ…疲れた…」ポーッ


    エレン「…明日、どうやってアニに話しかけようかな。」ウトウト


    エレン「…Zzz」


    ーーーーーーーーーーーーーーー


    エレン「!」ハッ


    エレン「寝てたのか…いつの間に。」


    エレン「てか熱い…(体温計どこだっけ。)」ゴホッゴホッ


    ピッ


    ピピピッ


    エレン「39度か…(何か熱測ったら余計にだるくなってきたな。仕方ない、学校に電話しなきゃ。あ、バイトの方も連絡入れとかないと。)」


    ーーーーーーーーーーーーーーー


    エレン「…寝よ。(アニには明日、言うことにしよ。)」


    ーーーーーーーーーーーーーーーー


    サシャ「おはようございます!」


    コニー「おはよう、サシャ!」


    サシャ「今日も行きますよ!」


    コニー「え、嘘だろ…今日もパフェ食うのか…!?」


    サシャ「当たり前じゃないですか!」


    コニー「今日は俺、用事あるから…」


    サシャ「そうですか…残念です。」シュン


    コニー「あ、でも、ちょっとくらいなら大丈夫かな〜なんて…」


    サシャ「本当ですか!?じゃあ、行きましょう!!」パァァァ


    コニー「お、おう…(はぁ、何やってんだ俺。)」
  64. 70 : : 2017/08/03(木) 22:45:52
    アニ「…(エレン、今日遅い。休んでるかな。あ、もしかして私のせい…?)」


    アルミン「ねぇ、アニ。エレン、知らない?」


    アニ「な、何で私が?」ビクッ


    アルミン「何でって…隣だからだけど?」


    アニ「あ、ああ、そういう事かい。知らないけど、あんたは知ってる?」


    アルミン「僕も分からないんだ。もう少ししたら来るとは思うけど…」


    アニ「そう。」


    ガララッ


    キーンコーンカーンコーン


    教師「授業始めるぞー。」


    アルミン「あ、先生きちゃった。とにかく、何か分かったら教えてもらっていい?」


    アニ「分かったよ。」ニコ


    アルミン「ありがと!(アニがエレンといる時以外に笑ったの、初めて見た。)」ニコ


    アニ「…(ったく、早く来なよ、皆待ってるんだからさ。)」ボーッ


    ーーーーーーーーーーーーーー
  65. 71 : : 2017/08/03(木) 23:54:33
    アニ「結局、最後まで来なかったし…文句言ってやる。(でも、口実がないな…)」


    アルミン「…」ガサゴソ


    アニ「何やってるの?アルミン、エレンの机なんか漁って。」


    アルミン「ああ、プリントを持って行こうと思ってね。エレンに用事もあるから。」


    アニ「へぇ、そうなんだ。(行きたいな、私も。)」


    ミカサ「…アニも、来る?」


    アニ「え…良いの?」


    ミカサ「アルミン、良い?」


    アルミン「うん、もちろん。」ニコ


    アニ「じゃあ…行く!」


    アルミン「ちょっと待ってね、プリント整理しなきゃ。」トントン


    アニ「…」チラ


    ミカサ「?」


    アルミン「さて、行こうか。」


    ミカアニ「うん。」


    スタスタ


    アルミン「そう言えばアニは、エレンにどんな用事があるの?」


    アニ「あ〜…えっと…(なんて言えばいいんだろ、アプローチかけに?いや、そんなの言えるわけないし寧ろ帰れって言われるかも。)」


    アルミン「?」


    アニ「…人にものを聞くときはまず自分から言うべきじゃないかい?」


    アルミン「あはは、確かにそうだね。」


    ミカサ「私達は、演劇の事で少し急ぎの話があって。」


    アニ「そうなんだ。私は、ちょっとした忘れ物を返しにね。(これも今度でいいとか言われるかな…?)」


    アルミン「そっか!」


    アニ「うん。(あれ、案外深く聞かないんだな。)」
  66. 72 : : 2017/08/04(金) 00:04:41
    ミカサ「…アニは、エレンが好きなの?」


    アニ「はっ…!?(な、何を急に言い出すんだ…ミカサは。)」


    ミカサ「そうだと思った。けど、違うのならいい。」


    アニ「…あんたはどうなんだい?エレンと仲良くしたそうにしてるけど。」


    ミカサ「私は好きってわけじゃない。」


    アニ「へ…?」


    ミカサ「幼なじみとして、仲良くしたい。ので、あなたには好きという風に捉えりてしまったのかもしれない。」


    アニ「そうなんだ…」


    ミカサ「私は答えた。今度はあなたの番。」


    アニ「私は、エレンが好きだよ。エレンは、そんな事なさそうだけどさ。」


    アルミン「え、そりゃ無いよ。君たちは両想いだろう?」


    アニ「はぁっ!?そ、そんな訳ないじゃないか…!」カァァァ


    アルミン「少なくとも僕から見たらそうだったかど。」


    ミカサ「私もアルミンと同意見。」


    アニ「…まあ、そうなることを祈るよ。」


    アルミン「あ、もう着くよ。」


    ーーーーーーーーーーーーーーーー


    エレン「だから…止めてくださいって!!!」


    ペトラ「そ、そんなに怒らなくてもいいじゃない。ちょっとからかっただけでしょ。」ビクッ


    エレン「あ…その…ごめんなさい。ビックリしちゃって。」


    ペトラ「あ…もうこんな時間、私バイト行ってくるね!」ダッ


    エレン「あ、ペトラさん!忘れ物ですよ!」スッ


    ペトラ「あ…私ったらうっかり、じゃあまたね、エレン!」タッタッ
  67. 73 : : 2017/08/04(金) 00:19:59
    ミカサ「さっきの…カフェの人。」


    アルミン「エレンがバイトしてるっていう?」


    ミカサ「うん。」


    アルミン「じゃあバイト仲間としてお見舞いに来たって所かな。僕らも行こう。」


    アニ「…(あの人、この前も家にいた人。エレンとどういう関係なんだろう。)」ジー


    アルミン「アニ、何してるの?行くよ。」


    アニ「あ…うん、すぐ行く。」スタスタ


    アルミン「…」


    ピーンポーン


    エレン「はーい…って、アルミン、ミカサ、それにアニまで。どうしたんだ?」


    アルミン「プリントを届けに来たんだ。それに少し話があって。」


    エレン「お、ありがとな。そういう事なら中で話そうぜ。」


    アニ「それより、私をおまけみたいに言うんだね。」


    エレン「あはは、ついな、つい。」クスクス


    アニ「あんたのそういう所は嫌いだよ。」フンッ


    アルミカアニ「おじゃましま〜す。」


    エレン「おう、広くはねぇが、中入って座っててくれ。飲み物出すよ。」


    アルミン「ごめんねエレン、ありがとう。」


    ミカサ「ありがとう。」


    アニ「ありがと。(エレンの匂いがする…)」スン
  68. 74 : : 2017/08/04(金) 08:36:55
    エレン「こんなもんしかないけどな。」アハハ


    アルミン「ううん、十分だよ。」ニコ


    エレン「それで、今日はどうしたんだ?風邪うつしたら悪いし、あまり長居して貰いたくないんだが。」


    アルミン「ああ、演劇のことで、どの役を出そうか案を聞こうと思ってね」


    エレン「あ〜それなんだけど…」ボソボソ


    アルミン「えっ…嘘!?」


    エレン「絶対そうって言うのは言えないみたいなんだけど、それに近いらしい。」


    アルミン「じゃあ、どうする?」


    エレン「え?」


    アルミン「作品を考えないとだろう?」


    エレン「変えてくれんのか、アルミン!」


    アルミン「クラスメートが倒れたとあっちゃ、変えるしかやいでしょ。」ニコ


    エレン「ありがとう、アルミン!」ニコ


    ミカサ「…(何の話してるんだろう。)」


    アニ「…(ミカサ、分かってないのかな。)」ボソボソ


    ミカサ「…(ああ、そういう事。)」ニコ


    アニ「…(やっぱりミカサは、綺麗だな。)」ニコ
  69. 75 : : 2017/08/04(金) 08:51:21
    ーーーーーーーーーーーーーーー


    アルミン「それじゃあ僕達はこの辺で。ミカサ、行こうか。」


    ミカサ「うん。エレン、またね。」ニコ


    エレン「おう、またな!」ニコ


    エレン「アニはまだ居るのか?」


    アニ「え、あ…うん。(完全に帰るタイミングを見失ってしまった…どうしよう。)」


    エレン「そう言えば、アニの用事はまだ聞いてなかったしな。どうしたんだ?」


    アニ「あ〜…えっと…」


    エレン「…先に俺の用事から済ませていいか?」


    アニ「うん、良いよ。」


    エレン「昨日は、悪かった。結局自己防衛に走って、それでいてアニから逃げようとしてた。本当にごめん。」ペコッ


    アニ「…何に謝っているのか分からない。エレンが謝ることなんて、無かったはずなのに。」


    エレン「だから、自己防衛に走ってたって…」


    アニ「それは、エレンが謝ることによって満足したいだけじゃないの…?」


    エレン「…」


    アニ「仮にそれで許されたとして、その時に嬉しさで満たされたいだけじゃないの…?(何言ってるんだ、こんな事言うつもりじゃ無かったのに…)」


    エレン「俺だって、そんなの分かんねぇよ。」


    アニ「分からないって…それだとこの前と一緒じゃん!!」


    エレン「仕方ねぇだろ、分かんねぇもんは分かんねぇんだから!!」ゴホッゴホッ


    アニ「あ…ごめん、ちょっと言い過ぎた。横になって。(本当に、何やってるだろ…エレン風邪ひいてるのに。こんなひん曲がった性格の女を好きになる奴なんて居ないか。)」


    エレン「悪いな。」
  70. 76 : : 2017/08/04(金) 09:01:21
    アニ「…そう言えば、さ。さっきのあの人。茶髪の人とはどういう関係なの?(もうこの際なんでも聞いてやろう。)」


    エレン「ペトラさんはただのバイト仲間だよ。」


    アニ「でも、怒鳴り声聞こえたけど。」


    エレン「…」


    アニ「何があったの?」


    エレン「…キスされそうになって。」


    アニ「へ…?」


    エレン「だから、キスされそうになったって。」


    アニ「え、どうして?」


    エレン「さあな、いつも俺をからかうんだ。よく分からない人だよ。」


    アニ「そっか…恋人とかではないの?」


    エレン「そんなの居ない。今まで一度も出来たことないはずだ。」


    アニ「『はず』って、自分の事なんだから分かるでしょ?」


    エレン「いや…それが…」


    アニ「何か記憶にあるの?」


    エレン「昔の話なんだけど、何かこう…居たような、居なかったような、そんな感じなんだ。」


    アニ「何それ。」アハハ


    エレン「はは、何だろうな。(やっと笑ってくれた。)」アハハ


    アニ「…もう一つの用事、あるんだけど。」


    エレン「ん、何だ?」


    アニ「隣、寝ていい?」


    エレン「風邪ひいてるからダメ。」


    アニ「…(こいつ、せっかく勇気出したのに。)」イラッ


    エレン「…こっち向くなよ?」スッ


    アニ「え…?」


    エレン「…入るのか、入らないのか、どっちなんだよ。」


    アニ「…入る。」モゾモゾ


    エレン「…////」


    アニ「…////」
  71. 78 : : 2017/08/04(金) 18:09:18
    アニ「えっと…エレン?」オソルオソル


    エレン「なんだ?」


    アニ「…さっきは、怒鳴ってごめん。」


    エレン「いいよ、もう。俺の方こそ悪かった。」


    アニ「うん。」


    エレン「…」


    アニ「…今日、実はさ、あんたに会いたくて来たんだ。」


    エレン「…ん?」


    アニ「あんたが居ないと、退屈なんだよ。お母さんが言ってたでしょ?表情豊かになったって。私、昔から当たりきついって言われてて、そのせいで友達何か居ないし。でも、あんたが変わったって聞いて、私も変わってみようって思って。」


    エレン「そうだったのか…」


    アニ「だからさ、今度は私があんたを変えることは出来るかな。」


    エレン「…は?」


    アニ「だから、あんたのその臆病なとこを変えたいって言ってんの!」


    エレン「変えるって…そう簡単には変わんねぇよ。」


    アニ「そりゃあ、時間はかかるだろうけどさ、それでも良い。私は待ってるから。」


    エレン「…重い。」


    アニ「えっ…嘘!」クルッ


    エレン「…まあ、頭の片隅には置いておくよ。」


    アニ「うん、お願い。」ニコ


    エレン「…ん?俺、そんなに臆病じゃないと思うんだけど。」クルッ


    アニ「っ…私から見れば十分臆病さ。(こっち向くんじゃないよ…緊張するだろ。)」ドキドキ


    エレン「そっか!(何か、引っかかるんだよな。)」ニコ


    アニ「ふ、ふん…!」プイッ


    ーーーーーーーーーーーーーーーー


    アニ「じゃあ、そろそろ帰るね。」


    エレン「おう、またな、アニ。」ニコ


    アニ「うん、お大事に。」ニコ


    エレン「…(アニの方はとりあえず大丈夫かな、演劇の方はアルミンと相談だ。)」フリフリ


    アニ「…(実は私も何か引っかかるところがあるって言ったら、あんたはどう思う?)」フリフリ


    アニ「…(嘘だって言うのかな、それとも呆れる?まあ、どちらにせよ言えないんだけどさ。)」
  72. 79 : : 2017/08/05(土) 02:51:33
    ーーーーーーーーーーーーー


    そして…今、まさに多数決が行われ始めようとしていた。


    エレン「…(今日、文化祭の出し物がきまる…)」ゴクリ


    サシャ「屋台一択でしょう!!」


    コニー「…」ウーン


    ベルトルト「ライナーはどうするつもりだい?」


    ライナー「俺は、メイド喫茶だ。」


    ユミル「おいてめぇ、まだクリスタのメイド姿見ようとしてんのか?あ?」


    クリスタ「ちょっと、やめなよユミル!」


    ジャン「…」


    マルコ「どうしたんだい、ジャン。そんな真剣な顔で。」


    ジャン「いや、演劇を案に出してみたんのはいいんだが、どこからどこまでを演劇って言うかよく分からなくなってな。」


    マルコ「あぁ、そういう事。」


    アニ「…(演劇、結局作品何にするか聞けなかったな。)」


    教師「よーし、じゃあ多数決とるぞー。」


    ガタッ


    アルミン「…すみません、先生。ちょっと言いですか?」


    ミカサ「アルミン…やるの?」ボソッ


    アルミン「うん。」コクリ


    教師「何だ?アルレルト。」


    アルミン「メイド喫茶や執事喫茶、屋台についてはみんな想像出来ると思いますが、演劇については抽象的過ぎるような気がしまして。補足をしたいのですが、よろしいですか?」


    教師「皆はそれでいいか?」


    「はい。」


    アルミン「では、始めます。」


    ーーーーーーーーーーーーーーー
  73. 80 : : 2017/08/05(土) 10:17:22
    アルミン「〜〜〜、以上です。」


    エレン「…(作品決めてるってのは言わなかったか、流石だな。それと、プレゼンが上手い。補足だけど。)」


    教師「さて、説明も終わったようだし、気を取り直して多数決を行う。一人二票で手を上げるように。」


    教師「まず、メイド喫茶から。」


    ライナー「…」ビシッ


    教師「次に〜〜〜。」


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    教師「これでよし、と。」


    アルミン「…(一歩及ばなかったか…)」


    エレン「…(屋台の方が上だとは…)」


    教師「さて、これより決選投票を行うので、一人一票で屋台か演劇に挙手すること。」


    アルミン「!(決選投票…!まだ、希望はある!)」


    教師「まず、屋台から。」


    サシャ「はい、はいはいはい!!!」ビシッ


    教師「そして、演劇。」


    エレン「…(頼む…!)」ビシッ


    ーーーーーーーーーーーーーーーーー


    教師「え〜投票の結果、演劇に決定。」


    アルミン「やった…エレン…!」グッ


    エレン「おう。」グッ


    ジャン「本当になっちまった。」


    マルコ「良かったね、ジャン。」ニコ


    ライナー「メイド喫茶がぁぁぁぁ…」ガクッ


    ユミル「ぶっあははははは!!!!ざまぁねぇな!!」ケラケラ


    クリスタ「ユーミールー?」ニコニコ


    ユミル「く、クリスタ?な、何か怖いんだが…」ビクッ


    ベルトルト「あはは。(賑やかだなぁ。)」


    サシャ「屋台が良かったですね、コニー!」


    コニー「え?…あぁ。」
  74. 81 : : 2017/08/06(日) 00:54:05
    教師「異論はないか?」


    マルコ「先生、演劇をすることに異論はありませんが、作品などはどのようにするのでしょうか?」スッ


    アルミン「それは僕から。」


    アルミン「演劇の作品についてですが、僕はロミオとジュリエットを推薦します。理由についてですが、こちらは〜〜〜〜〜〜であるため、練習日程も組みやすいと考えました。」


    教師「と、言うことだが、他にやりたい作品のあるものは?」


    サシャ「ロミオとジュリエット…って、何ですか?」


    コニー「物語だ。」キリッ


    サシャ「なはほど!」


    ジャン「ロミジュリか…」


    マルコ「僕はいいと思うけど、ジャンは?」


    ジャン「俺も賛成だ。」


    ライナー「いいな!(これでクリスタと主役になれば…!)」


    ユミル「異論なし。」


    クリスタ「うん!」ニコニコ


    ベルトルト「僕も。」


    アニ「あ…変わったんだ。」


    エレン「あれじゃ、成功しないだろ?俺達は成功させることを前提にしてるのにさ。」ニコ


    アニ「ん…ありがとね。」ニコ


    ミカサ「…(上手く行きそう。)」


    教師「よし、じゃあ作品も決定!この流れで配役決めようか。」
  75. 82 : : 2017/08/06(日) 01:00:19
    アルミン「分かりました。書き出すので、少し待ってください。」カリカリ


    エレン「アニは、何の役をやりたいんだ?」


    アニ「あんたと…主役を…」ボソッ


    エレン「え?ごめん、聞こえなかった。」


    アニ「あ、あんたは、何をやりたいんだい?」


    エレン「俺はロミオをやりたい。そこで、アニにはジュリエットをやって欲しいんだけど、いいか?」


    アニ「!もちろん…!」ニコ


    ライナー「クリスタ!俺と、主役をやってくれないか!?」


    クリスタ「え…?」


    ライナー「頼む!一生のお願いだ!!」


    クリスタ「わ、私、主役は…その…」


    ユミル「おいライナー、クリスタが困ってんだろ。こればっかりは引き下がってくれや。」


    ライナー「くっ…仕方ねぇ…」


    クリスタ「ごめんね、ライナー。私、目立つの得意じゃなくて…」


    ライナー「いや、クリスタが謝ることじゃねぇって!」


    クリスタ「うん、ありがとう!」ニコ


    アルミン「よし…!」


    アルミン「それじゃあ聞いていくね。まず、裏方から決めたいんだけどーーーー」
  76. 83 : : 2017/08/06(日) 01:08:36
    ーーーーーーーーーーーーーーー


    アルミン「あと残ってるのは、ロミオとジュリエット、ナレーション、それに使用人と木だね。」


    ジャン「ロミオがやりたい。(ミカサと…!)」スッ


    エレン「俺も!」


    マルコ「僕はナレーションがしたいな。」


    アニ「…ジュリエットを。」スッ


    ミカサ「…召使いがいい。」


    アルミン「となると…ロミオが被ってるね。どうやって決める?」


    エレン「どうする?ジャン。」


    ジャン「…いや、俺は降りる。(ミカサとじゃなきゃ意味ねぇからな。)」


    エレン「え…本当か!?」


    ジャン「ああ、その代わり、しっかりやってくれよ?」


    エレン「もちろんだ!」


    アルミン「よし、じゃあ。配役はこれで決まりだね。」


    エレン「アルミンはどうするんだ?」


    アルミン「あ…忘れてた。じゃあ、ダブルナレーションということにするよ。いいかな、マルコ?」


    マルコ「うん、いいよ。」ニコ


    アルミン「ありがとう。改めて、決まりだね。練習は多いと思うけど、成功させるために皆で一丸となって頑張ろう!!」


    「おおおおお!!!!!!!」
  77. 84 : : 2017/08/06(日) 01:30:30
    ーーーーーーーーーーーーーーーー


    アルミン「ライナー、それはこっちにお願い。」


    ライナー「任せろ!」スタスタ


    ジャン「おっ、やってんな。」



    アニ「ああロミオ…あなたはどうしてロミオなの?あなたに富さえ、名声さえあなたにあれば、私達は幸せになれるのに。」


    エレン「それは違うよジュリエット。富と名声ばかりが幸福の種ではない。お前が家を捨て、そして名を捨てるのなら、僕はお前を幸せにしよう。」


    アニ「っ…」


    アニ「…」コクリ


    エレン「さあ、飛び降りてごらん、ジュリエット。」スッ


    アニ「…」ダッ


    エレン「行こうか、ジュリエット。」ギュッ


    アニ「ええ、ロミオ。」ギュッ



    パチパチパチパチ


    ジャン「俺、知識はねぇんだけどさ、上手くねぇか…?」


    アルミン「僕は、鳥肌が立ったよ。」ブルッ


    ミカサ「すごい…」


    マルコ「よくこんな短期間でものにしたね!」


    エレン「はは、練習してて…な?アニ。」


    アニ「うん。」ニコ


    アルミン「いけるよ、当日…これなら!」


    ジャン「おお、俄然盛り上がってきたぜ!!」


    マルコ「やろう!!!」


    ミカサ「頑張ろう…!」


    サシャ「頑張りましょう!!」


    コニー「おー!!!」


    ライナー「いいな、こういうの。」


    ベルトルト「うん。」


    クリスタ「楽しいね。」ニコニコ


    ユミル「ああ、そうだな。」
  78. 85 : : 2017/08/06(日) 01:43:54
    ーーーーーーーーーーーーーーーー


    僕らは性格こそ違うものの



    成功させるという一つの目標に向かって



    一つとなって日々を過ごして行った。



    裏方だから、などという差別は一切なく



    それぞれがそれぞれの出来ることを



    理解し合い、発揮した。



    そして各の演技も次第に良くなってきた。




    本番も成功で有終の美を飾る





    はずだったーーーーーーーー



    グラッ


    エレン「アニ、危ない!!!」ドンッ


    ガラガラ


    ドンッ


    アニ「ったいなぁ!何するのさ、エレーーー」


    ライナー「おい、なんの音だ!!!」



    舞台の飾り付け中、バランスを崩した



    アルミンが梯子ごと転倒した。



    そしてそれは運悪くアニを庇った



    エレンに直撃した形となった。



    アルミン「う…いてて…」


    エレン「…」


    アニ「エレン…?ねぇ、エレン…!?」ユサユサ


    ライナー「アニ、やめろ!」ガシッ


    アニ「だってエレンが…!」


    ライナー「違う、揺らすなって言ってんだ。容態が変わるかもしれねぇだろ!俺が保健室に連れていく。お前とアルミンは連絡を頼む。」ガシッ スタスタ


    アルミン「もしかして今当たったのって…」


    アニ「…連絡、しないと。」


    ミカサ「アニ、今の音は何?」


    ジャン「すげぇ音したけど。」
  79. 86 : : 2017/08/06(日) 01:56:36
    アニ「…エレンが…落ちてくる梯子に、当たった。今はライナーが保健室に連れていってくれてる。」


    ザワッ


    ベルトルト「エレンが…?」


    ユミル「おいおい、ちょっと待て。それじゃあ主役はどうすんだ?エレン、出来んのか?」


    アニ「…分からない。」


    ガチャ


    ライナー「待たせたな。」


    アルミン「どうだった?」


    ライナー「意識は運んでる途中に回復して、先生に見せたんだが…」


    ライナー「梯子の下になった時に、特に腕を強打したみたいで、今治療中だ。演劇に出るのは絶望的だろって。」


    アルミン「そんな…」ガクッ


    ジャン「くそっ…どうすんだよ…っ!」ダンッ


    ユミル「は…終わりだ…」ガクッ


    アニ「エレン…」


    マルコ「…まだ、諦めるのは早いんじゃない?」


    ユミル「何言ってんだお前、話聞いてたか?エレンはなぁ…」


    マルコ「そうじゃなくて、確かにエレンは主役だけど代役なら出来る人がいるんじゃないかなって。」


    マルコ「ジャン、万が一のために君はロミオの台詞覚えてるよね?」


    ジャン「ああ。」


    マルコ「アルミン、僕らはダブルナレーション何だから、どちらかがナレーションしてる間に木の役をやればいいんだ。」


    アルミン「…そんな簡単なことも思いつかなかったなんて、やっぱり焦っちゃダメなのかな。」


    ジャン「けど、俺はエレンみてぇな演技は出来ねぇぞ?」


    マルコ「ジャン、君は演技を上手くすることばかり考え過ぎなんだ。あくまで僕らの目的はただ一つ、そうだろう?アルミン。」


    アルミン「うん、そうだね。僕らの目的はーーーー」



    「成功させること!!!」



    アニ「見ててね、エレン。絶対に成功させるから。」
  80. 87 : : 2017/08/06(日) 08:59:35
    ガチャ


    エレン「よう、元気そうだな。」


    アニ「エレン…!?もしかして…もう大丈夫なの?」


    エレン「大丈夫ではねぇけど、せっかく当日までやって来たんだ。見届けるくらいはさせてくれ。」


    アルミン「不思議だよ…君はいるだけで力を与えられるんだね。」


    ジャン「お前の分も、俺達がやってやるよ。」


    エレン「お前に務まるか?」


    ジャン「へっ、でけぇ口ばっか叩きやがって。やってやらぁ!」


    エレン「はは、頼もしいじゃねぇか。」


    エレン「ライナー、ありがとな、運んでくれて。」


    ライナー「いいってことよ。それと、最後まで見届けろよ?」


    エレン「もちろんだ!」


    アルミン「あと一時間で始まるけど、エレン、どうする?客席から見ててもいいよ。」


    エレン「とりあえず、こっちにいるよ。」


    アルミン「分かった。」


    アニ「エレン、これが終わったらすぐに病院に行ってね?」


    エレン「おう!」
  81. 88 : : 2017/08/06(日) 09:12:36
    ーーーーーーーーーーーーーーーー


    ブーーーーーーー


    エレン「始まったな、集客は…っと。」キョロキョロ


    エレン「!」


    エレン「あれは…(父さん、母さん。)」


    グリシャ「…」


    カルラ「…」


    ーーーーーーーーーーーーーーーー


    アニ「ああロミオーーーーーー」


    グリシャ「…帰ろうか。」


    カルラ「そうね…」


    エレン「ミカサ、ちょっと行ってくるからここ頼むわ。」


    ミカサ「分かった。」


    エレン「…(先回りしねぇと。)」タッタッ


    ーーーーーーーーーーーーーーーーー


    グリシャ「エレン、出てなかったね。」


    カルラ「私達のせいかしら。」


    グリシャ「そうかもね。」


    エレン「ちょっと待てよ。」


    グリカル「!…エレン。」


    エレン「俺が出てなかったのは、あんたらのせいじゃなくて、俺が失敗したからだ。」


    カルラ「それでも…」


    エレン「でもも何もねぇだろ、それ以上でもそれ以下でもねーの。」


    グリシャ「そうか。」


    エレン「それで、この後どうすんだ?」


    グリシャ「はは、心配しなくてもすぐに帰るさ。じゃあ、元気でね。エレン。」


    カルラ「じゃあね。」


    エレン「おう。」


    スタスタ


    エレン「…」


    エレン「…」


    エレン「…父さん、母さん!!」


    グリカル「!」クルッ


    エレン「また、来てくれよ。」ニコ タッタッ


    カルラ「…立派になったわね。」


    グリシャ「ああ、そうだな。」


    カルラ「行きましょうか。」
  82. 89 : : 2017/08/06(日) 09:17:49
    ペトラ「あ…エレン!」


    エレン「あ、ペトラさん。」


    ペトラ「どうして来てくれないの?」


    エレン「まあこっちも大変でして。」


    ペトラ「でも、少しくらい大丈夫じゃない?」


    エレン「いや、だから…」


    ペトラ「この間の事、まだ気にしてる?」


    エレン「…」


    ペトラ「そりゃそうだよね…本当にごめん。」ペコッ


    エレン「…俺は、ペトラさんの気持ちには応えられません。」


    ペトラ「何…言ってるの?」


    エレン「もっといい人探して下さい。」ニコ


    ペトラ「私、まだ何も言ってないじゃん。エレンって思ったより自意識過剰?」


    エレン「なっ…怒りますよ!?」


    ペトラ「あはは、ごめんごめん。ほらっ、行っておいで?皆、待ってるんでしょ?」バシッ


    エレン「いてっ!でも、ありがとうございます!」タッタッ


    ペトラ「…馬鹿。エレンなんか…」ボソッ


    ペトラ「エレンなんか…好き。」
  83. 90 : : 2017/08/06(日) 09:35:55
    エレン「ごめんミカサ、遅くなった。」



    ミカサ「こっちは問題ない。エレンの方の用事は片付いた?」


    エレン「ああ、それよかもう終わるのか。」



    ミカサ「うん。最後の挨拶では皆で並ぶからエレンも参列して。」


    エレン「分かってるって。」


    アルミン「さ、皆、舞台に出て!」


    「おう!」



    エレン「…アニ、悪かったな。」ボソッ


    アニ「何を言ってるのさ、あんたがいたから私は…」ニコ


    エレン「はは、ありがとな。」ニコ


    アルミン「…」キョロキョロ



    ギュッ(みんなで手を繋ぐ)



    アルミン「ありがとうございました!!!!」



    ペコッ



    パチパチパチパチパチパチパチパチ
  84. 91 : : 2017/08/06(日) 09:43:29
    ジャン「思ったより上手くいって安心したぜ!」



    マルコ「最高だったよ!」



    ライナー「なんか、名残惜しいな。」



    クリスタ「また次もやればいいでしょ。」ニコ



    ライナー「そうだな!」



    ユミル「…」ジー



    ベルトルト「ユミル?どうしたの?」



    ユミル「いや、クリスタはライナーに取られたなと思って。」



    ベルトルト「ははは、何を言ってるの。」



    ユミル「だって…そうだろ?私は、居場所がねぇよ。」



    ベルトルト「…じゃあ、僕が居場所になるよ。」



    ユミル「は…?ベルトルさんのくせに、気休めはいらねぇよ。」



    ベルトルト「そうじゃない!!僕は、キミが好きなんだ。こんな、自主性のない僕で良けれーーーーー」



    ギュッ



    ベルトルト「なっ…何!?ユミル…!?」ドキッ



    ユミル「ぶっ…あははははは!!!!」バンバン



    ベルトルト「そんなに笑わなくてもいいじゃないか…!」



    ユミル「いや、だって…おま、こんな皆いる所で告白なんて…センスの欠片もねぇな。」ケラケラ



    ベルトルト「え…?あ…////」



    ユミル「まあでも、そんなお前だったら、私と上手くやっていけるのかもな…///」



    ベルトルト「ということは…?」



    ユミル「付き合ってやるって言ってんだよ…!!////」



    ベルトルト「本当!?やった!!!!」



    ライナー「おめでとう、ベルトルト!」



    クリスタ「おめでとう、ユミル。」ニコニコ



    パチパチパチパチパチパチパチパチ



    エレン「…アニ、良いか?」ボソッ



    アニ「うん。」ニコ



    タッタッ



    アルミン「エレン、頑張って。」グッ
  85. 92 : : 2017/08/06(日) 09:49:37
    〜屋上〜


    アニ「いきなりどうしたのさ。」



    エレン「ああ…ジュリエット、あなたはどうしてジュリエットなんだ?富さえ、名声さえあなたにあれば、俺達は幸せになれるのに。」



    アニ「…」



    エレン「ほら、やれよ。」ボソッ



    アニ「…ロミオ…あなたが…」



    エレン「どうしてやめるんだ。」



    アニ「…エレン、あなたは何かが足りないと言っていた。それさえ見つかれば私達は幸せになれる…?」



    エレン「ああ、だから、信じて…俺の手を握ってくれ。」スッ



    アニ「私は、いつでもあなたを信じてる。前世でもきっとあなたを信じていた。」ギュッ



    エレン「今…何て…?」ドキッ



    アニ「前世でも…?」



    エレン「前世…(何か忘れてる感覚だ…なんだこれ…)」



    エレン「あ!!!!!」



    アニ「ど、どうしたの急に。」ビクッ



    エレン「思い出したぞ…全部、全部全部!!!はは、そっか。だから…」



    アニ「何さ、早く言ってよ。」
  86. 93 : : 2017/08/06(日) 10:00:41
    エレン「俺達は、会ったことがある。」



    アニ「は…?」



    エレン「今より、ずっと前に。そして愛し合った…けど、結局だめだったんだ。」



    アニ「何を言ってるの…?エレン。」



    エレン「丘だ…あそこにあるはず。」ダッ



    アニ「あ…!待って!!!」ダッ



    ーーーーーーーーーーーーーーー



    エレン「ここだ…この場所だ…」



    アニ「はぁっ…はぁっ…」ゼエゼエ



    エレン「確か、この辺りに…」ザクッザクッ



    アニ「な、何で地面なんか掘って…」ハァハァ



    エレン「!」ピタッ



    エレン「あった…!!!!」



    アニ「何それ…指輪?」



    エレン「ペンダントもちゃんとある…」



    アニ「だから、何か教えてよ!!」



    エレン「言ったろ?俺達は…前世で会ってるんだ。」



    アニ「…冗談にしては、らしくないね。」



    エレン「冗談じゃねぇ。信じらんねぇかもしれねぇが、これが証拠だ。」スッ



    アニ「この指輪がどうしたってんだい。」



    エレン「裏を見てくれ。」



    アニ「Eren Yeager…&…」





    アニ「Annie Leonhart…」
  87. 94 : : 2017/08/06(日) 10:09:20
    エレン「俺達は、一度会ってるんだ。そして、お互いに愛し合った。」



    エレン「出会った時代が悪かったのか、俺にはアニの処刑を命じられた。アニからの頼みもあって、俺は抗うことをやめた。だから、せめて後を追おうって…」



    アニ「…思い出したよ…」



    エレン「本当か!?」



    アニ「うん。私達、結婚出来なかったんだよね…あんなに小さな頃に約束したのに。」エヘヘ



    エレン「王子様〜なんて言ってな。」ケラケラ



    アニ「なっ…蹴るよ!?」



    エレン「ご、ごめん!!!」



    アニ「あはは…」



    アニ「あんたがさ、後を追おうとしてくれたのは…私の為?」



    エレン「…自分の為だ。」



    アニ「そっか…じゃあ、私には止められないね。」



    エレン「そっちで浮気されても困るから。」ニコ



    アニ「…本音言うと、嬉しかったよ。けど、後悔してるんだ。」



    エレン「へ?」



    アニ「あんたが死んだのは


    私のせいだなんて思って…」



    エレン「そんな訳ねぇって!」



    アニ「だって…そうだろう?


    私が壁外を裏切ってたら…


    死ぬ前に絶対来るなって言ってたら…


    って、そうやってずっと思ってた。」



    エレン「もしかして…」



    アニ「ああ、鈍いあんたには


    ちゃんと伝えるべきだったよ。


    『来世で会おう』ってのは


    そういうつもりもあったんだ。」



    エレン「…お前の意を汲めなくて、悪かった。」
  88. 95 : : 2017/08/06(日) 10:17:37
    アニ「もういいさ。今はこうして、会えたんだから。」



    エレン「アニ…前世越しだが、結婚してくれ。」スッ



    アニ「それは無理。」



    エレン「え…」



    アニ「だって私、まだ高校生だし。エレンだって17歳でしょ?」



    エレン「はは、そういえばそうだったっけ。」



    エレン「じゃあ、これだけは貰ってくれねぇか?」スッ



    アニ「もちろん。」スッ



    ピタッ



    エレン「あれ…サイズが合わねぇ。」



    アニ「…もう、馬鹿!!!!!」



    エレン「そ、そんなに怒んなくても…」ビクッ



    アニ「あはは。冗談だよ、ペンダントにすればいいんじゃないのかい?」



    エレン「いい案だな、後で見に行くか!」



    アニ「その前に病院、でしょ?」



    エレン「ああ、そう言えば。」



    アニ「早く行こうね?」ニコ



    エレン「すぐ行きます!!」



    アニ「最後に…」



    エレン「何してんだ?」



    アニ「掘りばなっしじゃ、ご先祖さまに悪いじゃないか。」



    エレン「ああ、たしかにな。」



    パンパン



    エレン「…ずっと、アニと幸せでいられますように。」



    アニ「相手はご先祖さまなんだろう?お願いなんてしたって意味無いんじゃないのかい。」



    エレン「でも、見守るくらいはしてくれんじゃねぇの?」



    アニ「…あんたらしいや。」ニコ



    エレン「お前はいつも通り可愛いな。」ニコ



    アニ「馬鹿っ、ほら、行くよ…///」ゲシッ



    エレン「いてっ。わーったよ。」ニコニコ
  89. 96 : : 2017/08/06(日) 10:22:43
    その後ーーーー



    エレンの怪我は軽く済むはずだったのに



    走り回ったせいで少し悪化したらしい。



    当人はアドレナリンで気づかなかったと



    全く犯罪の様子は見られないし



    またやるんだろうな。



    ともあれ、最近は上手くいっている。



    エレンとアニは喧嘩さえ多いけど



    家族ぐるみの付き合いがあるらしい。



    僕には関係ないけどね



    そう言えば、ジャンがミカサと付き合ったって



    そう言ってたけど、ミカサからは聞けなかった



    何でって…そりゃあ僕にも分かんないけどさ。



    エレンとアニは前世がどうこう言ってた



    ようだけど、二人ともよく覚えてないって



    何言ってるんだろうね。



    エレン「アルミン!」



    …また、面倒事でも起こったのかな。



    少し、ハメテヤロウカナ?



    アルミン「ちょっと待って!」タッタッ


    エレン「ここ、教えてくれ!」


    アルミン「あ〜ここはね、これをこうしてーーーーーー」















































    …何て、冗談だよ。



    僕は心からみんなの幸せを願ってる。
  90. 97 : : 2017/08/06(日) 10:23:15


























    ~fin~




















  91. 98 : : 2017/08/06(日) 18:09:33
    お疲れ様でした!
    スゲー神作!!
    お気に入り&フォローしました!!
  92. 99 : : 2017/08/06(日) 18:25:37
    >>98

    ありがとうございます!
    まだまだですが、これからも頑張ります!
  93. 100 : : 2017/12/25(月) 23:52:00
    いやー 
    続きが欲しいレベルでしたね。
  94. 101 : : 2020/10/28(水) 13:17:13
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

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