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サシャ「生き方、歩み方」(サシャ生誕祭)

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  1. 1 : : 2017/07/26(水) 00:00:02
    どうも皆様サシャスキーです(・∀・)ノ

    …スゥッ

    サシャ誕生祭だぁぁあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!

    先に言っておこう!サシャ誕生日おめでとう!!
    今回はいつもの生誕祭ssとは違ったssするよ!!
    なるべく真面目に書く!!作者出ない!!

    では今回の注意点↓
    ◤◢WORNING!◤◢WORNING!◤◢

    学生故の亀更新、誤字脱字、駄文、原作ストーリーとキャラの崩壊や捏造

    …大丈夫だという神様はどうぞ!
  2. 2 : : 2017/07/26(水) 00:00:41
    私が訓練兵になったのは、親に立派になるまで帰って来るなと言われたから…
    森の外に出て、他者と関わるのがそんなにも恐ろしいのかと、囃されたから…


    …極端な話、父に言われたからというのに落ち着く



    私自身、最初はそんなの怖いなんて思わない
    よっぽど、手負いの獣や飢餓の方が恐ろしい

    そうタカを括ってみて出てみれば…

    なるほど、確かに怖い

    外が怖い、というより…外の人が怖い

    村の中では、ルールはあるけど基本皆で協力して生きてきたのだ
    でも、村の外はそうもいかない

    ウォール・マリアが突破され、食料難に避難民
    開拓地での重労働に耐えきれず暴動が起きかけるなんてこともあった

    …そんな、そんな人達の


    村の外の人達の…生きる為の眼が
    獣のソレとは似ているようで違うソレが…



    息苦しさを感じる程に、恐ろしかった
  3. 3 : : 2017/07/26(水) 00:01:09
    獣と人の違いはいくつかあるが一番は嘘を吐くこと、これ以上のものはないだろう

    威嚇と虚勢は違う
    動物は虚勢などはらない

    私も、人間だから当然の如く嘘を吐いた事はあるし虚勢もはらない訳ではない


    ただ、嘘を吐くような環境になんて今までいなかったから…下手なだけ



    それでも、ユミルに指摘されるまでは自分の故郷の言葉を隠してこれていた方だ


    変な奇行に走って、周りにはひどく滑稽だったかもしれない
    なんて常識知らずだろうと影で笑う者もきっといた



    常識なんて、知らない…
    そもそも常識なんて誰が考えるものなんだろう

    自分の常識は相手に通じない
    相手の常識を自分は知らない

    そんなチグハグな相違の空間に放り込まれてしまったのだ

    いやだ、息苦しい、辛い、怖い、恐い…


    なんでこんな所に来てしまったのか
    そんなの、最初に言った通りだ


    父に、言われたから

    これに尽きる、尽きてしまう
  4. 4 : : 2017/07/26(水) 00:01:36
    頑張れ!b
  5. 5 : : 2017/07/26(水) 00:02:26
    >>4
    れい!さんコメントありがとうございます!
  6. 6 : : 2017/07/26(水) 00:04:01
    期待
  7. 7 : : 2017/07/26(水) 00:04:40
    >>6アルミン大好き野郎さんコメント、お気に入り登録ありがとうございます!
  8. 8 : : 2017/07/26(水) 00:07:12
    キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!期待^^*
  9. 9 : : 2017/07/26(水) 00:08:06
    >>8ゆーさんコメントありがとうございます!

    というか皆さん早!?
  10. 10 : : 2017/07/26(水) 00:09:46
    別に、父に逆らえられないような複雑な事情など一切ないのだけれど…


    私にとって…父は生き方を教えてくれた人だ

    私の常識の、生きる為に身につけた知識はほとんどは父に与えられたもの


    生き方を、父は与えてくれた人なのだ

    その人に、帰って来るなと言われた


    父はどんな気持ちで言ったのかは知らないが…
    私は、見捨てられたようにも感じた


    土砂降りの中、置き去りにされる様な…冷えた気持ちを父に抱いた

    反抗期がなかったわけではない

    ただ…訓練兵になって、寝床に潜り
    ああ、戻りたい…そう思う時にいつも浮かぶのは…

    父に狩りを教えられ、上手くできた時に褒めてもらった時の記憶…
  11. 11 : : 2017/07/26(水) 00:22:06
    季節は巡る、春夏秋冬…
    それぞれが、それぞれの恵みを私達に与えてくれる

    そう言った父の背がチラついたのが少し不快にすら感じて来ていた私は…

    やはり、不快だろうがなんだろうが…何かにつけて父の事を思い出すという事なんだろう


    そんなホームシックの様なものが少し薄れ、訓練兵の生活が習慣として身体に染み付いた時だったろうか…


    月日が巡れば年も一周する
    人の歳月にもそれは言える


    気付けば私は…村から出て、初めて年を数える際の指を増やす事になった

    大して感慨深いものがあるわけでもない


    ああ、もう一年も経つのか…それだけだ


    三年も訓練兵としての生活をするとなり

    一年も経てば狩りの腕も落ちるだろう
    村を出る際にそう思ってた私には…残念とも何も言えないが…


    こうして休日に弓矢を持って山に行ってしまう事をやめない限り、そういう事はなさそうだ
  12. 12 : : 2017/07/26(水) 00:28:28
    休日に狩りに出かけてしまうことだけではない

    何をしていても、父に教えられた事がチラつき想起してしまう…

    そこら辺に生えている木一本から、空気の感じによる天候の変化に至るまで…


    与えられたものが、私の頭から父の背中や声を忘れさせてくれない

    そうして、狩りから帰って来た私が狩りの成果の処理を行っている間に
    父を忘れようとする私を目一杯邪魔するものが、部屋で待ち構えていた
  13. 13 : : 2017/07/26(水) 00:36:26
    こういった寮での生活となるとどうしても家族との交流と手紙を書く子がいるものだ


    同室の中ではミーナやハンナはよく書いてるのを目にするがクリスタやユミル、ミカサにアニなどはその様なところを見た事がない

    もちろん、私だって書いた事はおろか来た事もない…正直、来られたってどんな顔をすればいいのか分からない


    ハイ、と軽い声で差し出された軽い便箋を見た私は差し出された便箋を手に取るより先に、それを差し出して来たミーナと便箋を交互に見た

    一体これはなんだろう?便箋?手紙?…誰から?

    そんな私にミーナは私宛てだから早く受け取って欲しいと押し付ける様に渡して他の子達にも実家などから届いた荷物や手紙の入った便箋を渡していた

    改めて、右手の親指と人差し指の間に挟む様に持った便箋を見た


    素っ気ない、久しぶりに見た懐かしい字に私の公に捧げる事となっている心臓は大いに跳ねた
  14. 14 : : 2017/07/26(水) 06:25:03
    ついにこの日が来たぁぁぁぁぁ!!!!!
    (つか出遅れたみんな早すぎ)
    姉御!期待ぞい!!!(´・ω・`)
  15. 15 : : 2017/07/26(水) 06:47:29
    姉さんガンバ!
    つかやっとスランプから抜け出せたんだね!(`・∀・´)
  16. 16 : : 2017/07/26(水) 08:10:41
    >>14心の充電器さんコメントありがとうございます!!(・∀・)
    ついにこの日が来ましたね!!

    >>15
    蜜柑2世さんコメントありがとうございます!
    いえ、まだスランプからは完全に抜け出せてはいません…でも書きます!!
  17. 17 : : 2017/07/26(水) 13:29:43
    うん、やはりサシャ誕ssは他の誕生ssより凝ってるよねw
    サシャへの愛と姉御への感謝も込めてgoodです。
  18. 18 : : 2017/07/26(水) 15:20:53
    >>17シャープえんぴつさんコメント、お気に入り登録ありがとうございます!!
    贔屓ではないですからね?(焦)今回は作者を出さない形式になりましたw
  19. 19 : : 2017/07/26(水) 16:21:04
    期待
  20. 20 : : 2017/07/26(水) 16:33:15
    >>19
    鱈さんコメントありがとうございます!
    期待に応えられるよう頑張ります!
  21. 21 : : 2017/07/26(水) 17:17:36
    なんで?今まで何も連絡なんて寄越さなかったし、私だって手紙を書いたことなんかないのに…

    そんな思考で、便箋の封を開けれずに私は他の子が手紙を嬉しそうに読んでいるのを横目に見ていた


    ……なんで、こんな時に限って


    父は生き方を教えてくれたがそれ以外では多くを語るような人ではないから
    私自身の誕生日なんて、特に何かを言うことはしなかったはず…

    そりゃ、少しは夕食が豪華になる時はあったが
    言葉を贈られた事などない


    それが父の接し方なのだと、私もそれに倣い父の誕生日に何かを贈る事はしなかった

    ほんの少し、いつもより量や手間のある料理をいつも通りと言わんばかりに食べる…
    それが、私達の誕生日の食事だった


    それなのに…こんな時に、わざわざ父が手紙を書いて寄越してくる

    むしろ誕生日以外の用事の方が可能性がある
    でも、そんな父が…わざわざ自分で帰って来るなと言った娘に、何か用があるとは思えない
  22. 22 : : 2017/07/26(水) 17:18:44


    私は、便箋の封を開ける事なく
    そっと、その手紙を仕舞った…

  23. 23 : : 2017/07/26(水) 17:25:41
    それからまた、特に何もなく時間は過ぎて
    ああ、やはりアレはなんでもなかったのだ…と私は思う事にしていた


    …なのに


    ハイ、とまるで去年の再現の様に、ミーナから手渡されたソレは…
    相変わらず素っ気なさを感じさせる便箋だった


    その次の年も、同じ様にミーナに手渡された手紙
    訳が分からない…


    今さら、何の言葉を私に贈りたいというのだろう?


    いつも多くを語らず、生きる方法のみを教えてきたその口で…いや
    いつも、何か上手くいくと少しだけ上機嫌に私の頭を撫でたその手で…

    いつの間にか、撫でる事を止め、弓の手入れなどばかりをする様になったその手で…

    何の言葉を綴るというのだろう?
  24. 24 : : 2017/07/26(水) 17:34:19
    未だに、一番最初の手紙も封を破れずにいる私には、その新たな二枚を読む勇気などない


    いつの間にか、外の世界と同じ程にこの手紙が
    父に何を言われるかの方が…少しだけ恐ろしかった

    そんな私が、外の世界を目指す調査兵団に入ったのはなんでなのか…
    あの時の、ジャンの言葉に心を打たれたのかもしれないし、調査兵団なら領地を取り戻し、食糧事情をなんとか打開出来るかもしれないと思ったからかもしれない

    お得意の勘の良さが、調査兵団がいいと、本能的に考えさせたのではないだろうか?


    でも、それだけだろうか?


    心のどこかで…
    憲兵団で本当に、私は[父に認められるだろうか]

    そんな疑問が、あったんじゃないだろうか?
  25. 25 : : 2017/07/26(水) 17:38:30
    公に心臓を捧げて、敬礼をしておきながら、そんな子供みたいな承認欲求で…調査兵団を選んでしまったのではないだろうか??

    そんな事を、何度も反芻しては否定する


    そんな事はない、私は…私が正しいと思った事を…選んだだけだ…


    それは、間違いなのか?


    また自分の、周りが理解しない…自分だけの常識ではないだろうか??


    分からない、分からない…
    どうすればいい


    どうすれば…いいんよ?…お父さん
  26. 26 : : 2017/07/26(水) 19:07:58
    ウォール・ローゼが突破されたかもしれない

    そう言われて、住民の避難を支援する事になった私は期せずして自分の故郷に向かう事になった

    そうして途中に出来ていた新しい村…
    嫌な予感がして、立ち寄れば…


    女性が、巨人に襲われ、脚を喰われていた


    止めなきゃ、助けなきゃ…
    そうして手にした斧を、怯えを飛ばすようにして出した叫びと共に振り下ろす



    でも、たちどころに塞がるうなじに、駄目だと諦め…焦りから手汗でも出ていたのか手を滑らし斧は私の手から抜けての届かぬ天井へと刺さった

    しまった、武器がない…このままでは……
    そう思った私は斧から少し視線を下げた事で襲われている女性の娘だろうか

    一人の少女が、光のない目でジッとしていた事に気付いた

    …もう、この出血量ではこの女性は助からない
    せめて、この子だけでも…


    ごめんなさい
    その呟きはその女性に届いただろうか…?

    少女の手を引いて民家を出た私
    なんとか少女の恐怖心を消そうと名前を尋ねてみたが…急に私の[話し方]という、痛いところを突かれ、慌てて馬を逃してしまった

    先程の巨人が民家から出てきたのを見て、咄嗟に近くにあった弓矢を握り…また走り出した

    助かるからなんて、安い言葉…
    当然、少女の心には響かなかった
  27. 27 : : 2017/07/26(水) 19:22:08
    そうだ、何を言っているのだ

    助かる??あんなにも、嫌でも忘れられなかった父の言葉を忘れたのか??


    義務を果たさぬ者に、恩恵を受ける資格はない


    この少女は、先程自分の母が喰われてる時、何も出来なかった…だから、母を失った

    こうして私が手を引かねば、この少女は歩みを止めるだろう…
    光のない目がそれを物語っていた

    これから先、この少女はこのままでは例え助けることができたとしても…そこから先は?
    何も出来ない…そしたら、何も…

    誰も助けてくれないこの残酷な世界で
    生き残れない

    …誰も、助けてくれない

    森から出て、外の人の眼を見て
    私もそう、真っ先に思った…

    私は、なんでこんなにも怯える?何に怯える?

    後ろから迫り来る巨人?
    自分が死ぬかもしれないこと?

    …ああ、何も変わりはしない

    私は、人々を守る義務のある兵士だというのに

    こうして巨人から、少女の手を引いて逃げる事しか出来ない…

    情けない、情けない…

    昔から、私は逃げてばかりの隠れてばかり…
    結局言葉も変えられない

    臆病者…父に指摘されたソレを、私はあの三年で少しも変える事が出来なかったのか?

    こんなので、お父さんが認めてくれるわけがない

    このままじゃ、追いつかれる…
  28. 28 : : 2017/07/26(水) 19:29:23
    …刹那、私の脳裏に走ったのは

    ーーーーーー

    サシャ…お前はずっと人の目を気にして作った自分で生きていくつもりかよ、そんなのくだらないね!

    いいじゃねえか!お前はお前で!!
    お前の言葉で話せよ!

    人に言われて話し方変えることないよ!

    今だってありのままのサシャの言葉でしょ?
    私はそれが好きだよ!

    ーーーーーー

    何故か、父の事などではなく
    この状況を打開出来る策でもなく

    …取るに足らない、いつもの日常

    サシャ「…」

    いつもの?

    …日常、に、なっていたのか
    私の中で、こんなにもあたたかな記憶が

    サシャ「…ねぇ、聞いて」
  29. 29 : : 2017/07/26(水) 19:35:44
    いつの間にか、言葉を飾る事もせず
    私は少女に対し、言葉を連ねた

    サシャ「大丈夫だから、この道を走って」

    きっと、こんな残酷な世界でも

    サシャ「弱くてもいいから…あなたを助けてくれる人は必ずいる」

    臆病で、森に閉じこもっていた私を光の元に引っ張ってくれるような…
    ユミルやクリスタ、たくさんの仲間に会えた様に…

    言葉に、周りとの違いに悩む私に
    そのままでいいと言ってくれた人が現れたように…

    サシャ「すぐには会えないかもしれないけど」

    サシャ「…それでも」

    それでも…



    サシャ「会えるまで走って!」

    不思議と、私は少女に笑ってそう言った
  30. 30 : : 2017/07/26(水) 19:42:55
    私は足を止め、巨人の方向に身体を向ける

    サシャ「さぁ!行って!」

    少女の手を離す
    少し乱暴にも、冷酷にも感じるかもしれない…
    でも、これでいい…

    弓と矢を構えながら、そう思った

    生き方は、私は父が教えてくれた
    でも、その人一人に全てを学ぶ訳にはいかないのだ

    それでは、その先に進めない
    一歩も踏み出せない…でも

    私は…彼女達に、仲間に歩み方を、教えてもらった

    自分は自分でいい
    助けてくれる人はいる…だから!




    サシャ「走らんかい!!」


    今度は、私が少女を…
    この子が、一人で走れるように…
  31. 31 : : 2017/07/26(水) 19:49:24
    父が教えてくれた生き方が
    友が教えてくれた歩み方が、私を生かした

    サシャ「ハッ…ハッ…!」

    返り血がなければ死んでいたかもしれない…
    それでも、今こうして巨人が追ってこないのは

    父の教えてくれた弓と
    友が与えてくれ勇気によるものだ


    サシャ「(あの子と馬を探さないと……)」

    サシャ「!」

    ふと、音が聞こえた
    馬の足音…それも複数の…


    音のした方を見た
    そこには…馬に乗った人達がいて、先頭近くには前に乗せてもらっている先程の少女と……

    「サシャ!?」

    数年振りに会う…私の父だった
  32. 32 : : 2017/07/26(水) 19:55:00
    ヤバ…え?
    本当にスランプ?

    めっちゃ面白いし凄いんですが、、、( ゚д゚)
  33. 33 : : 2017/07/26(水) 19:58:16
    >>32
    蜜柑2世さんコメント、お気に入り登録ありがとうございます!!
    え?スランプですよ?!絞りかすの様な文章力を総動員させてるだけです(苦笑)

    しかし、そう言ってもらえて嬉しいです!ありがとうございます!!
  34. 34 : : 2017/07/26(水) 20:01:42
    師匠と呼ばせてください<(_ _*)>
  35. 35 : : 2017/07/26(水) 20:03:15
    >>34ゆーさんコメントありがとうございます!
    師匠!?∑(゚Д゚)
  36. 36 : : 2017/07/26(水) 20:12:21
    …ひとまず、父達と同行する事にして馬に乗り、父の隣を駆ける

    サシャ「…」

    静かだ、元々話さない人だから知ってたけど

    なんとなく後ろに目を向けるとあの子が安堵した顔で目から涙を零していた


    サシャ「(無事だ…良かった、本当に)」

    「この一帯の人々に馬を与えて回っとった」

    急に父が口を開いたのでそちらに視線を戻す

    「あの子がこっちに人がまだおると教えてくれてな…それがまさか…お前だったとは!」

    「あの子のために、巨人と戦っとったのだな…?」

    サシャ「うん…」

    あの子のために、なんて偉そうな事の程でもないけれど…助け、られたのだとは思う

    返事をすると父は少し目を見開いた
    その目は驚きはもちろんだが…なんだか、嬉しそうにも見えた

    「…サシャ」




    「立派になったな」

    サシャ「…」

    …ああ、良くない
    今は馬に乗ってるから、しっかり周りを見てないとだというのに…

    サシャ「…お父さん」

    昔、小さい頃に撫でられた時と同じ位に心に温もりを感じてしまう…



    サシャ「…ただいま」

    泣きそうに、なってしまう
  37. 37 : : 2017/07/26(水) 20:21:23
    泣きそうになるのをグッと堪える為に話を変えようと思った…


    サシャ「…なぁ」


    そこでふと、思い出した様に私はずっと聞きたい事を聞こうと思った

    「なんだ?」

    サシャ「…訓練兵時代、三回だけ手紙をくれたやん?……読んどらんけど」

    「…ん、アレか……て!読んどらんと?」

    サシャ「だって…今まで誕生日になんかいう事なんてなかったやん…」

    不吉なんよ、そんな風に茶化して言うとムゥ、と少しばかり不服そうな顔をする父


    サシャ「…フフ」

    こんな顔をする父、いつ振りだろうか?
    もしかしたら、初めてかもしれない

    いや、そもそも私が父に対し茶化す様な態度自体、あまりした事ないかもしれない…


    「…まぁ、アレや」

    サシャ「ん?」

    「そりゃ、私はあまり口が多い方やない」

    「でもな、サシャ…」
  38. 38 : : 2017/07/26(水) 20:25:04
    「我が子が産まれた日を喜ばない親などいないし、産まれたくれた事に感謝しない日などない」

    「我々は今はこうして馬を育ててはいるが、狩猟民族として、命については…一等思っとるつもりや」

    「それが、一人娘の誕生日ぞ?」



    祝わんわけがないだろ、そう言いながら父はそっぽ向いた…
  39. 39 : : 2017/07/26(水) 20:44:57
    サシャ「でも、今まで何も…なんで突然……その、手紙なんよ?」

    「…そりゃ、直接言うんは、な…」

    サシャ「…てがてぇ?」(訳:恥ずかしい?)

    「………ん」


    …なんだそれ
    急に手紙を寄越されたこっちは一体何がとワタワタしてたというのに…

    サシャ「…プッ、あはは!!」

    「…」

    サシャ「なんやそれ?私一人悩んどってバカみたいやんか!ハハハッ」

    「しゃあしいわ…別にええやろが」

    愛娘に手紙書く位、そう付け加えた父にを見て
    私は先ほどの巨人との戦闘がなかったことの様に、頰が緩んだ
  40. 40 : : 2017/07/26(水) 20:46:06
    サシャ「…ねぇ、お父さん」

    「…なんや」

    サシャ「私も、たまに手紙書いてええかな?」



    私は貴方の娘だから、あんまり面と向かって話すのは難しいけれど…


    貴方に、たくさん話したい事があるから


    私をここまで変えてくれた仲間のこと
    訓練兵団時代の話、最近の私の弓矢の腕前について
    調査兵団でのこと…
    貴方が昔、教えてくれた蜜が吸える花が兵舎の近くで咲いてた事…


    貴方に撫でられた時、どれほど私が嬉しかったか


    「…好きにせぇ」

    サシャ「うん、たくさん書くよ…ねぇお父さん」

    「…なんや」


    …貴方が、私にとって


    サシャ「…今度のお互いの誕生日はさ、もっと色々話したり、ちゃんとお祝いしようや?」

    「…ああ、そうやな」






    生き方を教えてくれた、大好きな父であること
  41. 41 : : 2017/07/26(水) 20:48:05
    …ハイ!完結です!(・∀・)ノ
    間に合ったぁぁあああ!!!
    なんとか7/26中に終わらせられました!!

    サシャとサシャのお父さんのssがもっと増えますように…^ ^

    もう色んな所で騒ぎましたし、簡潔に短く

    サシャ!!ハッピーバースデー!!
    これからも頑張れ!!

    以上、名前の通りサシャが好き!!!
    サシャスキーがお送りしました!!

    ここまで読んでくれた読者の皆様!
    ありがとうございます!!
  42. 42 : : 2017/07/26(水) 22:28:44
    サシャ誕生日おめでとう!!(盛大な拍手)
    命の素晴らしさが改めて伝わりました!

    これから1つ1つの命を大切にしていきたいと
    これからの生活に活かしたいと思います。
    (これ学校にスペシャルティーチャーで
    来てくれた人への感想文かいな)

    面白かったです!!!!
  43. 43 : : 2017/07/26(水) 22:42:31
    >>42
    心の充電器さんコメント、お気に入り登録ありがとうございます!!
    確かに少しだけ特別講師が来た時の感想文感…w
    拍手と面白かったという言葉、ありがたく受け取らせていただきます…!!
  44. 44 : : 2017/07/26(水) 22:45:29
    サシャ誕生日おめでとうございます!
    命についてのことで感動しました。面白かったです。
  45. 45 : : 2017/07/26(水) 22:46:13
    >>44
    エビさんコメント、お気に入り登録ありがとうございます!!(・∀・)ノ
    感動してもらえたのなら嬉しいです!!
  46. 46 : : 2017/07/27(木) 10:19:24
    渋いねぇ。なんか行間を読むって感じ。

  47. 47 : : 2017/07/27(木) 10:25:00
    このサシャと少女のシーン初見では全然意味分かんなかったけど、9巻以前のサシャの行動だけ抜粋して、だんだん理解できるようになったの覚えてる
  48. 48 : : 2017/07/27(木) 14:49:09
    >>46>>47
    文学少女さんコメントありがとうございます!
    おお!まさにそれが、このssで私が気をつけていたメインポイントです!お気づきいただきありがとうございます!!

    初見だと、ん?ってなる人いるらしいですね
  49. 49 : : 2017/07/28(金) 11:11:57
    バーチンさんお気に入り登録ありがとうございます!!(・∀・)ノ
  50. 50 : : 2017/07/28(金) 11:35:02
    よかった
  51. 51 : : 2017/07/28(金) 11:44:25
    何か読みづらいもっと文の間を空けてみたほうがいいと思います!
  52. 52 : : 2017/07/28(金) 17:57:38
    >>50
    名無しさんコメントありがとうございます!!
    そう思ってもらえたなら何よりです!

    >>51
    サシャが食べた芋さんコメントありがとうございます!!(`・ω・´)
    文の間ですか…なるほど
    貴重なご意見ありがとうございます!!
  53. 53 : : 2017/07/28(金) 21:31:03
    ラブさんお気に入り登録ありがとうございます!
  54. 54 : : 2017/09/09(土) 20:47:11
    良いと思う。さすが姉御だわ、衰えんなw
    受験かー!お互いがんばろーなw
  55. 55 : : 2019/01/10(木) 22:41:43
    サシャ好きになってもうたわー!!!!サシャスキーさんは卒業式とかで名前呼ばれたら、蒸かした芋です!とか言いそうですな。良作あざした
  56. 56 : : 2020/10/06(火) 15:20:12
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986

    http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=51
  57. 57 : : 2020/10/27(火) 14:11:33
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

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