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アニ「安価で過ごす休日」

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  1. 1 : : 2017/07/21(金) 20:37:10
    アニ「休みの時って本当に暇だね」

    アニ「友達もいないし…ライナー達と話す訳にもいかないし…」

    アニ「>>2でもしようかな」
  2. 2 : : 2017/07/21(金) 21:20:42
    エレンを口説く
  3. 3 : : 2017/07/21(金) 21:33:07
    アニ「あ」

    エレン「お?」

    アニ「丁度いいところに」

    エレン「えっ」

    エレン「珍しいな、何か用か?」

    アニ「うん」

    アニ(とは言ったものの…口説く?)

    アニ(口説くって何さ?)

    エレン「おい、アニ?」

    アニ「>>4

    ①買い物に付き合ってもらう
    ②とりあえず褒めてみる
    ③その他
  4. 4 : : 2017/07/21(金) 21:38:17
    1かな
  5. 5 : : 2017/07/21(金) 21:47:05
    アニ「買い物、行かない?」

    エレン「えっ?」

    アニ「…何?」

    エレン「俺と、アニで?」

    アニ「そうだけど…」

    アニ「…別に、嫌なら」

    エレン「え、別に嫌じゃねぇけど…」

    アニ「本当?」

    エレン「ああ」

    アニ(これは脈あり)

    エレン「ところで何を買いに行くんだ?」

    アニ(!…考えてなかった)

    アニ「えっと…>>6
  6. 6 : : 2017/07/21(金) 21:50:49
    チーハン
  7. 7 : : 2017/07/21(金) 21:52:41
    お洋服
  8. 8 : : 2017/07/21(金) 21:58:11
    アニ「チーハン、食べに行きたい」

    エレン「!」

    エレン「チーハン!」

    アニ「そう、チーハン」

    エレン「好きなのか?」

    アニ「うん、好き」

    エレン「俺も大好きなんだ!」

    アニ「!」

    アニ「き、奇遇だね」

    エレン「だな」

    アニ「美味しいとこ知ってるんだ」

    アニ「特別に連れてってあげる」

    エレン「!」パァア
  9. 9 : : 2017/07/21(金) 22:01:06


    アニ「今日のお昼に行くことになったよ」

    アニ「その前に色々準備しなくちゃね…」

    アニ「最初に服と靴を選ばなきゃ……えーと>>10とかがいいかな」
  10. 10 : : 2017/07/21(金) 22:02:09
    クリスタのところ



    期待
  11. 11 : : 2017/07/21(金) 22:10:39
    アニ「私パーカーしか持ってないもんね」

    アニ「クリスタなら身長も近いし、可愛い服も持ってそう」

    クリスタ「…呼んだ?」ピョコ

    アニ「わっ」

    アニ「クリスタ!」

    クリスタ「クリスタだよ!」

    クリスタ「私の名前が聞こえたけど…?」

    アニ「じ、実は…かくかくしかじかで」

    クリスタ「可愛い服を貸して欲しい、と?」

    アニ「そう」

    クリスタ「例えばどんな?」

    アニ「ど、どんな…って?」

    クリスタ「ロングスカートとか、ワンピースとか…」

    クリスタ「アニはどんな服が着たいの?」

    アニ「あ…えっと…>>12
  12. 12 : : 2017/07/21(金) 22:11:06
    童貞を殺すセーター笑
  13. 13 : : 2017/07/21(金) 22:12:46
    期待
  14. 14 : : 2017/07/21(金) 22:21:21
    クリスタ「!?」

    アニ「なんてね、いくらなんでも持ってる訳…」

    クリスタ「あるよ!」

    アニ「あるの!?」

    クリスタ「うん」

    アニ「何でそんなもの…」

    クリスタ「ユミルがね…///」

    アニ「あ、はい、分かった」

    クリスタ「でも恥ずかしくて一回も着てないの」

    ↓参考↓
    https://encrypted-tbn2.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcSoqxXI-E2xcrAWlyLNWIQU4KT-OvchQajDd46tEkT9lEHzqceF
  15. 15 : : 2017/07/21(金) 22:27:04
    クリスタ「これからも着ないと思うし…良かったらあげるよ?」

    アニ「えっ…でも、悪いよ」

    クリスタ「いいのいいの」

    クリスタ「着ないのに持ってても仕方ないし…」

    クリスタ「その代わり、誰を殺そうとしてるのか聞いてもいい?」

    アニ「えっ///」

    クリスタ「」キラキラ

    アニ「そ、それは…」

    クリスタ「それは?」キラキラ

    アニ「えと…あの…」

    クリスタ「うん」キラキラ

    アニ「ひ、ひみつ!」

    クリスタ「ええー!」
  16. 16 : : 2017/07/21(金) 22:30:40
    クリスタ「そんなー!」

    アニ「か、帰ってきたら話聞かせてあげる」

    クリスタ「!」

    クリスタ「え、えへへ…」

    アニ「な、何?」

    クリスタ「アニとこういう話したの初めてだったから…」

    アニ「!」

    クリスタ「何だか不思議な気分!」

    アニ「ふ、ふん…」

    クリスタ「じゃあ、お話は帰ってきてからいっぱい聞くから」

    クリスタ「早速着替えてみて!」

    アニ「わ、分かった」
  17. 17 : : 2017/07/21(金) 22:35:50
    きがえちゅう…




    アニ「…ど、どう?」

    クリスタ「や、やっぱり大胆な服だね」

    クリスタ「いっぱい殺せそう…」

    アニ「足、出過ぎじゃない…?」マエニカガム

    クリスタ「きゃ!」

    アニ「?」

    クリスタ「か、屈むと、胸が見えちゃう…!」

    アニ「わぉ…大胆」

    クリスタ「さ、流石にこの服は…危なすぎるよ!」

    アニ「>>18

    ①違う服に変更する
    ②むしろ好都合…このまま行くよ
  18. 18 : : 2017/07/21(金) 22:37:23
    2番!
  19. 19 : : 2017/07/21(金) 22:43:20
    クリスタ「!」

    クリスタ「本気なのね、アニ…!」

    アニ「ああ…勝負は今日決めるよ」

    クリスタ「私…協力する!」

    アニ「助かるよ」

    クリスタ「じゃあ、お化粧と…それにヘアアレンジも」

    アニ「えっ……うわああ!?」
  20. 20 : : 2017/07/21(金) 22:47:27
    これって見たところ下着つけてないよな?
    アニさんまじパネェッスわ
  21. 21 : : 2017/07/21(金) 22:51:10
    くりすたほんきめいくちゅう…




    アニ「」キラキラ

    アニ「こ、これが私…?」キラキラ

    クリスタ「ふう…」

    クリスタ「アニ!可愛いよ!」

    クリスタ「まずファンデーションなんだけど、やっぱり男の子ってすっぴんの方が好きらしいから、素肌に近くなるように透明感と、それにツヤ感が出るようにしてみたの!まあアニは元から肌が綺麗だからそこまで何もしてないんだけど……それと目元はね、まず睫毛が…」ペラペラ

    アニ「???」

    アニ「って、まずい」

    アニ「そろそろ待ち合わせの時間だね」

    アニ「クリスタ、ありがとう!」

    クリスタ「それで髪型は~…って、アニ!」

    アニ「ん?」

    クリスタ「デートなら、これ持っていった方がいいよ!」

    アニ「?」

    アニ「!」

    アニ「こ、これは……>>22
  22. 22 : : 2017/07/21(金) 23:10:42
    リップグロス
  23. 23 : : 2017/07/21(金) 23:27:16
    クリスタ「ご飯食べに行くんでしょう?」

    クリスタ「口のお化粧は落ちやすいからね!」

    クリスタ「それに、口はいつもツヤツヤプルプルにしておいた方がいいよ」

    アニ「た、確かに…!」

    アニ「何から何まで…本当に助かったよ」

    アニ「ありがと」

    クリスタ「どういたしまして」

    クリスタ「いってらっしゃい、アニ!頑張って」
  24. 24 : : 2017/07/22(土) 07:28:33
    可愛い!
  25. 25 : : 2017/07/22(土) 11:55:23
    タッタッ

    アニ「アイツは…」キョロ

    アニ「もう来てるね」

    アニ「服装はTシャツに短パン、か」

    アニ「ザ・普通だね」

    >>26

    ①エレンのところに普通に行く
    ②ベタに目隠し→「だーれだ?」
    ③その他
  26. 26 : : 2017/07/22(土) 12:09:11
  27. 27 : : 2017/07/22(土) 12:21:41
    アニ「…そのまえにリップぬっておこ」キュ

    アニ「…よし!」





    エレン「…」ボー

    アニ「」タッタッ


    エレンに近付き目隠しをする。


    エレン「ぅわ!?」

    アニ「だーれだ?(裏声)」

    エレン「えっ?えっ?」

    アニ「だーれだ?(裏声)」

    エレン「…>>28?」
  28. 28 : : 2017/07/22(土) 13:53:26
    アニか?
  29. 29 : : 2017/07/22(土) 19:24:44
    アニ「!」

    アニ「よ、良く分かったね」

    エレン「待ち合わせしてたから、もしかしてと思って」

    エレン「意外だったけどな」

    アニ「そうかい?」

    エレン「ああ、あんまりそういうことしないイメージ…」

    エレン「てか、いつまで目隠ししてるんだよ」

    アニ「…ちょっと、心の準備が」

    エレン「?」
  30. 30 : : 2017/07/22(土) 19:32:08
    エレン「腹へったし、早く行こうぜ?」

    アニ「う、うん…」


    手をどけるアニ。


    エレン「で、そのチーハンの店って…」

    アニ「」ササッ

    エレン「…アニ?」

    エレン「何で俺の後ろに隠れるんだ」

    アニ「…なんとなく」

    エレン「案内してくんなきゃ場所分かんないんだけど…」

    アニ「後ろから指示だすし」

    エレン「面倒だろ、それ」

    エレン「ほら、隣来いって」グイッ

    アニ「わっ!」


    エレンはアニの腕を引っ張り隣に連れてくる。
    そして、何時もとは雰囲気が違うことに気が付いた。


    エレン「」ポカーン

    アニ「な、何だい?」

    アニ「変?」
  31. 31 : : 2017/07/22(土) 19:36:06
    エレン「や…えと…」

    エレン「いつもと何か違うからよ…」

    エレン「!」

    エレン「てか、その服なんだよ!」

    アニ「…涼しそうでいいでしょ?」

    エレン「すず…」

    エレン「~!早く行くぞ!腹減った!」


    早足で歩いて行くエレン。


    アニ「あ!ちょっと待ちな!」

    アニ「そっち逆方向!」

    エレン「!」
  32. 32 : : 2017/07/22(土) 19:42:16



    テクテク


    アニ「…」

    エレン「…」


    アニの少しだけ前を歩くエレン。


    アニ(隣来いって言ったくせに…)

    アニ(て言うかずっと無言なんだけど)

    アニ(何か…話題)


    >>33 話題
    ①チーハンについて
    ②服装について
    ③その他
  33. 33 : : 2017/07/22(土) 19:50:41
    2で
  34. 35 : : 2017/07/22(土) 20:33:27
    アニ「エレン」

    エレン「…ん?」


    小走りでエレンの隣に行くアニ。


    アニ「今日の服装、どう?」

    エレン「ど、どうって…?」

    アニ「いつもと違うでしょ?何か感想は?」

    エレン「か、感想…」

    アニ「ほら、どう?」

    エレン「背中あきすぎ……」プイッ

    アニ「ちょっと、ちゃんと見なよ」


    >>36
    ①手を握って注意をこっちに持ってくる
    ②「あんたの為に着てきたんだから」
    ③その他
  35. 36 : : 2017/07/22(土) 20:38:16
    1+2で
  36. 37 : : 2017/07/22(土) 21:01:50
    アニ好きだから嬉しいw
    期待(ノシ 'ω')ノシ バンバン
  37. 38 : : 2017/07/22(土) 21:30:44
    アニ「」キュ

    エレン「!」


    思わずアニを見るエレン。
    アニはそんなエレンの目を真っ直ぐ見つめると

    「あんたの為に着てきたんだから」と言った。


    エレン「そ」

    エレン「それって、どういう…」

    アニ「…どういう意味だと思う?」

    エレン「…っ」

    アニ「それより、もうすぐ着くよ」


    チーハンのお店までの数分間、
    2人は手を繋いだままだった。
  38. 39 : : 2017/07/22(土) 21:34:20



  39. 40 : : 2017/07/22(土) 21:50:39
    エレアニ「ごちそうさまでした」



    カランカラン

    チーハンを食べ終え店を出る二人。


    エレン「この店、めっちゃ旨かったな…!」

    アニ「でしょう?でも、皆には内緒だから」

    エレン「あぁ、こんだけ旨いと秘密にしたくなるのも分かる」ウンウン

    エレン「あー!食べたばかりだけどまた来てー!」

    アニ「…」

    アニ「…そのときはまた一緒に来てあげても良いけど?」


    そう言いながら、自然に手を繋ぐアニ。


    エレン「!」

    エレン「…そうだな、また一緒に来ようぜ」

    アニ「!…約束だよ?」
  40. 41 : : 2017/07/22(土) 21:56:51

    テクテク


    エレン「あ」

    エレン「そういえば」

    アニ「?」

    エレン「アニ、最初は買い物に行きたいって言ってなかったか?」

    アニ「あ、あー…」

    エレン「チーハン食べに来ただけになっちまったけどいいのか?」

    エレン「うん…門限までまだあるし、行きたいとこあんなら付き合うぞ?」

    アニ「>>42
  41. 42 : : 2017/07/22(土) 22:16:31
    なら、お言葉に甘えて
    服見に行きたいな
  42. 44 : : 2017/07/23(日) 04:24:15
    エレン「洋服かー…」

    アニ「何その反応」

    エレン「女子って見始めると長いだろ?」

    アニ「…誰かと服買いに来たことあるの?」

    エレン「ミカサだよ」

    エレン「アイツは短い方って言ってるけど、俺に比べたら全然…」

    アニ「…」ギュウ

    エレン「痛てっ…!」

    アニ「あ、ごめん…!」

    エレン「いや、大丈夫だけど…」

    アニ「…でも」

    アニ「…私といるんだから、他の女子の話はいいよ」ボソ

    エレン「…?」

    エレン「え、今何て…?」

    アニ「何でもない」

    アニ「それより>>45

    >>45
    ①明日の訓練の話
    ②小さいときの話
    ③好きな人の話
    ④その他の話題
  43. 45 : : 2017/07/23(日) 12:51:00
    4
    どのような異性が好みか
    ほぼ3と被ってるけど
  44. 46 : : 2017/07/24(月) 00:54:28
    アニ「それより何か別の話題ないの?」

    エレン「話題なぁ……いきなり振られると出てこないもんだな」

    エレン「うーん…女子っていつもどんな話してんだ?」

    アニ「そうだね……良く好きな男のタイプの話とかしてるけど…」

    エレン「ああ…ハンナとかミーナが好きそうだな」

    アニ「最近はフランツの話ばっかり聞こえてくるけどね」

    エレン「仲良いもんなあいつら……ほんとバカ夫婦…」

    アニ「…ねぇ」

    エレン「んー?」

    アニ「アンタはそういうのに興味ないの?」

    エレン「そういうの?」

    アニ「恋愛とか」

    エレン「恋愛…」

    エレン「…今はあんまり興味ねぇな」

    エレン「好きな奴もいないし」

    エレン「それより巨人を倒さねぇと……今は訓練が一番だ」

    アニ「フッ…ほんと死に急ぎ野郎だね」

    エレン「な!お前まで… 止めろよな、そのあだ名」

    エレン「死ぬ気はないっつーの…」ブツブツ

    アニ「でも、いくら死に急ぎ野郎でも、少し位は女子に興味あるでしょ?」

    エレン「あー…そりゃあ…まぁな」

    アニ「あるんだ」

    エレン「一応男だし」

    アニ「好きなタイプとかあるの?」
  45. 47 : : 2017/07/24(月) 01:07:42
    エレン「好きなタイプ…」

    エレン「アニもそういう話に興味あるんだな?」

    アニ「そりゃあ、年頃の乙女だしね?」

    エレン「乙女て…」

    アニ「…何か?」ゲシッ

    エレン「いってえ!…蹴るなよ」

    アニ「あんたが失礼な目で見るからだよ」

    アニ「それより質問に答えな」

    エレン「ええっと…好きな女子のタイプだっけか?」

    アニ「そうだよ」

    エレン「なんだろうな…」

    エレン「とりあえず気楽に喋れる感じの奴がいいな」

    アニ「…それって恋愛に発展するの?」

    エレン「分からん…けど喋れないよりはいいだろ?」

    アニ「うーん…まぁね」

    エレン「不満そうだな?」

    アニ「あんま具体的じゃないし、つまんない」

    エレン「考えたことなかったからな…」

    エレン「逆にアニはどんなのがタイプなんだよ」

    アニ「なっ…!」

    エレン「教えてくれよ」

    アニ「…聞きたいの?」

    エレン「具体的に頼むぜ?」

    アニ「…>>48
  46. 48 : : 2017/07/24(月) 12:27:53
    エレンみたいな人
  47. 49 : : 2017/07/24(月) 12:49:46
    エレン「!」ドキ

    エレン「な、なんだよ、俺みたいな奴って…」

    アニ「正義感が強いバカな死に急ぎ野郎で」

    エレン「おい…」

    アニ「…目的に向かって一生懸命で」

    アニ「ぶっきらぼうなとこもあるけど、本当は優しい」

    アニ「そんなアンタ……エレンが好き」
  48. 50 : : 2017/07/24(月) 22:49:10
    アニ「好き、なんだ…」

    エレン「…」

    アニ「…エレンが私のこと、特別に思ってるわけじゃないのは知ってるよ」

    アニ「でも」

    アニ「エレンの為に着てきたこの服、なんとも思わなかった?」

    アニ「手を繋いでて、緊張しないかい?」

    アニ「ねぇ」

    アニ「…もし今日のなかで、少しでも女の子として意識してくれてたときがあったらさ」


    とん…

    アニはエレンに抱きついた。
    背中に回した手が微かに震えている。


    アニ「付き合って…とは言わないから」

    アニ「キス、してくれない…?」
  49. 51 : : 2017/07/24(月) 22:58:26
    エレン「アニ…」


    瞳を閉じているアニ。
    その姿を見て、エレンは素直に可愛いと思う。


    エレン(…でも)

    エレン「…」

    エレン「ごめん…、出来ない」
  50. 52 : : 2017/07/24(月) 23:07:29
    目を見開くアニ。


    アニ「…!」

    アニ「……そう」


    気丈にも涙は見せなかったが、声が潤んでいる。


    アニ「アンタの気持ちは、分かったよ…」

    アニ「今日はありがとう…」


    そう言って駆け出そうとしたが、エレンがそれを阻んだ。


    エレン「待ってくれ!」
  51. 53 : : 2017/07/24(月) 23:11:49
    アニ「な、なに…?」

    アニ「潔く帰らせてよ…じゃないと…」

    エレン「アニ…」

    エレン「違うんだ」

    アニ「?」

    エレン「俺…今日、アニと待ち合わせしたときから、ずっとドキドキしてた」

    アニ「!」
  52. 54 : : 2017/07/24(月) 23:19:49
    エレン「始めは目隠しで、アニってこんことすんだなってドキドキして…その服装見てからは、もっと心臓が痛い…」

    エレン「ろ、露出多すぎだし…しかも俺のために着たとか言うし!」

    エレン「しかも髪型と、化粧までしてて…いつもより可愛いしよ!」

    アニ「か、かわ…!?」

    エレン「そんな奴に手繋がれて、抱き締められて、好きって言われて…意識しないわけないだろっ!?」

    エレン「今だって、ほら!」


    アニを抱き締め返すエレン。


    アニ「あ…」


    ドクン、ドクンと通常よりはやいであろう鼓動が伝わってくる。
  53. 55 : : 2017/07/24(月) 23:29:47
    エレン「…でも、今まで恋愛とかそんなの考えたことねぇからよ」

    エレン「アニにドキドキしてるのが、好意からなのか…せ、性欲的なものからなのか分かんねぇし」

    アニ「!?///」ピクン

    エレン「だ、だってそんな格好してるから!」

    エレン「こっちは足とか見える度にドキドキしてたんだよ!」

    アニ「エ、エレン…」

    エレン「俺に好意を持ってるアニに、そんなあやふやな気持ちでキスしたら失礼だろ……だから俺は…」


    もごもごと喋るエレンに、アニは…>>56

    ①キスをした
    ②思わず笑った
    ③その他
  54. 56 : : 2017/07/25(火) 02:44:13
    ②!
  55. 57 : : 2017/07/25(火) 09:42:27
    アニ「はは…」

    エレン「んだよ、笑うなよ…」

    アニ「だって、いつものエレンと全然違うから…」

    アニ「私のことを考えてこんな風になってるエレン見て、私もドキドキしてる」

    エレン「っ…」


    ドクン、ドクン…
    アニは更に強くエレンを抱き締めた。
    なる心臓の音は、もうどちらから聞こえてくるのかも分からない。
  56. 59 : : 2017/07/25(火) 10:06:53



    しばらくの間そうしていた2人だったが、「そろそろ行こう」というエレンの言葉でお互いの腕を解いた。


    アニ「…」


    名残惜しそうなアニ。
    そんなアニを見て少し笑うと、エレンは今度は自分から手を繋いだ。


    アニ「…!」

    エレン「ほら、早く行こうぜ」

    アニ「…もう帰る?」

    エレン「何言ってんだよ」

    エレン「服買いにいくんだろ?」
  57. 60 : : 2017/07/25(火) 10:13:09
    アニ「あ…」

    エレン「忘れてたろ?」

    アニ「正直」

    エレン「自分で言ったくせに」

    アニ「だって…」

    エレン「ははは」

    エレン「…」

    エレン「でさ、その服、似合うけど…俺の心臓に良くないから、何か露出の少ないやつ買って」

    エレン「次はそれ着て出掛けようぜ」

    アニ「…っ!」

    アニ「うん!」
  58. 61 : : 2017/07/25(火) 10:18:22

    手を繋いで服屋まで向かう。
    その幸せを噛み締める。

    この幸せが少しでも長く続きますよう…そう願うアニだった。


    おわり

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gorilla

名無しのぬん

@gorilla

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