この作品は執筆を終了しています。
~2000年後の君へ~
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- 1 : 2017/07/16(日) 21:02:22 :
- 845年…あの日…人類は思い出した。
奴らに支配されていた恐怖を、鳥籠の中に囚われていた屈辱を…
これはエレン達の母親であるカルラ・イェーガーの視点で書かれた物語。
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- 2 : 2017/07/16(日) 21:33:29 :
- あの日もいつもと変わらない日常だった。
エレンとミカサが薪を持って帰ってきた。
2人にご飯を作った。
しばらくして私が洗い物をしている時にミカサがこういった。
ミカサ「エレンが調査兵団に入りたいって…」
私はとてもびっくりした。
すぐさまエレンのもとに駆け寄り、猛反対した。
壁の外に出た人類がどれだけ死んだかわかっているの?と。
すると夫であるグリシャが
グリシャ「どうして外に出たいんだ?」
とエレンに訪ねた。
それに対してエレンは
エレン「外の世界がどうなっているのか知りたいんだ。」
エレン「何も知らないまま一生壁の中で過ごすなんて嫌だ。」
エレン「それに、ここで誰も続かなかったら今まで死んだ人達の生命が無駄になる。」
と返した。
それを聞いた夫は特に何も言わず仕事の準備をはじめた。
私はエレンを説得してほしかった。
グリシャは私にこう言った。
グリシャ「人間の探求心とは、誰かに言われて抑えられるものではないよ。」と。
そしてグリシャは家を出る直前、エレンにこう言った。
グリシャ「エレン、帰ったらずっと秘密にしていた地下室を見せてやろう。」
あの時のエレンの目は忘れられない。
とても輝いていた。
グリシャを見送ったあとも私はエレンを説得しようとした。
だめだからね、調査兵団なんて馬鹿な真似は。といった。
するとエレンは
「家畜でも平気でいられる人間の方がよっぽどマヌケに見えるね。」
と言い放ち走っていった。
正直びっくりした。あの年であんな発言をするなんて思ってもいなかった。
私はミカサにエレンは危なっかしいから、困った時は2人で助け合うんだよ。
と言って家にもどった。
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- 3 : 2017/07/16(日) 21:42:05 :
- 3人が家を出てどれくらい経っただろう。
もうそろそろ2人が帰って来る時間だと思い、夕食の準備をはじめた。
その時だった。
遠くで物凄く大きな音が聞こえた。
まるで爆弾が爆発したような音だった。
窓から覗こうとした時だった。
また大きな音が聞こえた。
それと同時に家に向かって巨大な岩が飛んできた。
私は家の下敷きになった。
脚が瓦礫で潰されたのがわかった。
そんなことよりも2人が心配だった。
エレンは…ミカサは…あの子達は生きているのかしら…それしか頭になかった。
遠くでたくさんの悲鳴が聞こえた。
巨人だ、巨人が入ってきたぞ。と聞こえた。
とても怖かった。死を覚悟した。
エレンとミカサが巨人に襲われていたら、と考えるとより怖かった。
あの子達はまだ若い。死んで欲しくない。
そう思っていたその時だった。
2人が走ってこっちに来た。
エレンとミカサは私を見つけるとすぐ駆け寄ってきて、瓦礫を退けようとした。
エレン「ミカサそっちを持て!柱をどかすぞ!」
すぐ近くには巨人が迫っていた。
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- 4 : 2017/07/16(日) 21:50:04 :
- 私はエレンにミカサを連れて逃げるように言った。私は出られたとしても走れないから、と。
それでも2人は逃げようとしなかった。
エレンは
エレン「俺が担いで逃げるから!」と言った。
この子達には死んで欲しくなかった。
どうしていつも言うことを聞かないの、最後くらい言うことを聞いてよ。
と怒鳴った。
ミカサも
ミカサ「いやだ…」
と言って聞いてくれなかった。
このままじゃ3人ともやられる…そう思った時、ハンネスが駆けつけてきた。
私はハンネスに子供達を連れて逃げて。とお願いした。
ハンネスは
ハンネス「見くびってもらっちゃ困るぜカルラ、俺は巨人をぶっ殺して」
ハンネス「きっちり3人とも助ける」
と言って剣を抜き巨人の方へ走っていった。
静止するも聞かなかった。
その間もエレンとミカサは必死に瓦礫をどかそうとしていた。
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- 5 : 2017/07/16(日) 22:01:05 :
このままじゃ…やられる…
どうにかして2人を説得しないと…
そう考えていると、ハンネスが走って戻って来た。
するとハンネスは2人を抱えて走っていった。
エレンとミカサはとても驚いていた。
エレンが母さんと叫んでいるのが聞こえた。
私はこれでいいと思った。
2人が生き延びて、平和に暮らしていけるのならそれでいいと思った。
自然と涙が溢れてきた。
ハンネスに抱えられた2人にむかって
エレン、ミカサ生き延びるのよ。と力を振り絞って叫んだ。
その時、今までの記憶が走馬灯のように脳内を駆け巡った。
家族でお出かけをした記憶。
アルミンが泊まりに来た時の記憶。
グリシャと初めて出会った時の記憶。
ミカサが家族になった時の記憶。
涙が止まらなかった。
そしてエレンに最後まで怒ってばっかりだったことが申し訳なく思えてきた。
なんで最後まで怒りっぱなしだったんだろう…
3人がどんどん離れていく時、自然と口が動いた。
行かないで…
とても寂しかった。怖かった。
巨人がすぐそこに来ていた。
瓦礫が巨人によって退けられた。
巨人は私を両手でつかみあげ、持ち上げた。
死を覚悟した。
口を開けた巨人が目の前にいた。
エレン…ミカサ…あなた達の母親になれてよかった…
おしまい。
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- 6 : 2017/07/25(火) 18:47:25 :
- カルラ視点で見るとめっちゃ切ないですね。
いい作品だと思います。グッドしときます
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- 7 : 2017/07/25(火) 18:54:38 :
- >>6
ありがとうございます^^*
色んな視点で書くのにハマってますw
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- 8 : 2017/07/30(日) 00:22:04 :
- 泣ける
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- 9 : 2023/07/17(月) 12:52:34 :
- http://www.ssnote.net/archives/90995
●トロのフリーアカウント(^ω^)●
http://www.ssnote.net/archives/90991
http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3655
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2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
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16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
ちょっと時間あったから3つだけ作った
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アカウントの譲渡について
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36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな
22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。
46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね
52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑
89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ
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