このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
【R-18】白銀「最原くんの研究室から催淫剤が見つかったんだって!」【安価有】
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- 1 : 2017/07/08(土) 17:44:39 :
- 赤松「そ、それは本当なの!?」
白銀「うん、私地味に見ちゃったもん!あの棚の奥に隠されてるんだよ!」
春川「待ってよ、何であんたがそんなこと知ってんの?他人の研究室漁ったわけ?」
白銀「え?そ、そうじゃないけど……」
王馬「えーそれじゃあ最原ちゃんが白銀ちゃんに教えた訳ー?正直者で頼れるベストフレンドの俺じゃなくて、地味で教室の隅で眼鏡拭いてるような白銀ちゃんに?」
白銀「いや私そういうキャラじゃないから!!!」
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・本編ネタバレ注意
・紅鮭時間軸
・最原ハーレム(春川も男も)
・みんな頭おかしい
・作者は白銀が嫌いとかそういうのはない
・初安価SSなのでグダグダになる可能性大
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- 2 : 2017/07/08(土) 17:46:31 :
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ー数時間前ー
最原「これが僕の研究室か……中々良い雰囲気だけど、何で薬品棚があるんだろ」
最原「まだルミノール溶液とか現像液とかなら分かるけど……毒薬や自白剤の類ばかりじゃないか」ガチャ
最原「一体何の探偵をモデルにしてるんだろ……シャーロック・ホームズとか?」
最原「でも暗殺者が居るならどう考えてもそっちの研究室に置くのが適任だろ……。許されるのは精々時計型麻酔銃位だよ……」ブツブツ
最原「……ん、何だろう。奥に1つだけ他のに比べて雰囲気が違う瓶があるな……よっと」ガチャガチャ
最原「えーっと……も、『モノクマ特製催淫剤』!?何でこんな物があるんだよ!毒薬以上に謎だよ!」
最原「……と、取り敢えず、こんなの誰かに見られたら色々と誤解されそうだ。元あった場所に戻して忘れちゃおう」ガチャガチャ…
???「……」ジーッ
???「これは地味に使えるね……!」ニヤーッ
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- 3 : 2017/07/08(土) 17:47:23 :
- 白銀「……」
白銀「も、モノクマが教えてくれたんだよ!」
星「モノクマだと?」
白銀「うん、目的は分からないけどみんなにも伝えろってさ!」
天海「でもそれならどうして白銀さんにだけ教えるんすかね」
東条「貴女にわざわざ伝言ゲームのように伝えさせるよりも、最初から本人の口から伝えた方が早いのに……」
白銀(エエーイ面倒くせえ!今はそんな推理とか必要な場面じゃないんだから、もっと単純に物事を考えろよ!)
王馬「理由は簡単簡単、白銀ちゃんが用意した黒幕だからだよ!」
白銀(用意したのは私じゃないけど黒幕は地味に合ってる!!)
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- 4 : 2017/07/08(土) 17:47:54 :
- 赤松「待って、それよりその……催、淫剤ってさ。本物なの?」モジモジ
白銀(流石赤松さん!あなたなら食い付いてくると思ったよ!!!)
春川「は?あんた何を考えてる訳?」
赤松「べ、別に深い意味は無いよ!?」
モノクマ「赤松さんの疑問にお答えしましょう!答えはイエスです!」ヒューン
赤松「モノクマ!そしてそ、その瓶はまさか……!?」
モノクマ「そう、こちらが噂の催淫剤!」
モノクマ「なんとこちらは特別にブレンドしたモノクマ印の薬剤なので、身体への性的興奮は勿論、一時的に顔を合わせた人に心までもを許してしまうようになる魔法のお薬なのです!記憶が消えるといった副作用もなし!」
白銀(何そのエロ同人に出てきそうな薬!チームダンガンロンパHENTAI過ぎて地味に引くわ!)
夜長「およー?ということはいつも恥ずかしがりな終一も、これで自分からドロドロになりに来るってことなんだねー」
一同「!!」
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- 5 : 2017/07/08(土) 17:48:38 :
- 赤松(つまり終一くんと実際にバカップルプレイが出来るということ……?楓と呼ばせてあんなことやこんなことも……!?一時的というのが残念だけど……終一くんは流されやすそうだし、そこから恋人になっていくのはそう難しくないはず……!」
白銀「途中から声に出てるよ」
春川(私が最原にせ、せせせ……っくすを求められるなんてそんな夢みたいなことが本当に……!?いや、でもここは敢えて自分が飲んで襲うという手も……)
白銀「春川さん汗すごいよ。これ以上はないって程顔も真っ赤だよ」
東条(最原くんにお、襲われるチャンス……!?いつも奥手で優しい最原くんに乱暴に扱われる……い、良いわ……!)ハァハァ
白銀「どうしよう、一番常識人だった人がキャラ崩壊起こしてる予感」
茶柱(さ、最原さんが男死の欲望をむき出しにして獣のように転子を好きにしてしまうということなのですか……!?い、いえ!そんな事されようものなら即ネオ合気道の餌食にしてやれば良いだけですが……!)
白銀「何を考えているのかは大方予想がつくけど、めっちゃチラチラ薬見てるよ。身体が正直過ぎるよ」
夜長(既成事実を作ってーこのままデキ婚するのも悪くないって神様も言ってるねー)
白銀「何かゲスいこと考えてるよこの顔は!」
夢野(ウチのロリ乳に興奮させて、最原をロリコンに堕とすチャンスということじゃな)
白銀「夢野さんに関しては何を考えているのか分からないけど、碌でもない事ということだけは分かる」
入間「アタシの妄想がとうとう現実になるの……!?鼻フックされて『美兎みたいな変態雌豚にぴったりな姿だと思わない?ほらブーブー鳴いてごらんよ……』って言葉責めされちゃうの……!?」
白銀「少しは心の声に留める努力をしてほしい」
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- 6 : 2017/07/08(土) 17:49:18 :
- 白銀(やべえよ……やべえよ……チームダンガンロンパとタメ張れる変態揃いだよここ……)
白銀(すけべな女の子は複数の中に少し混ざっているから良いんであって、全員がそうなるとエロいとか以前に最早カオスだよ!)
王馬「成る程ー!つまり俺が最原ちゃんに飲ませれば薬も無くなるし、俺も良い思い出来るしで万事解決だよね!」
白銀「お前は何を言っているんだ」
百田「いや解決してねーよ。最悪の展開だろ」
天海「じゃあ俺が預かるっすよ」
星「いや俺が」
獄原「じゃあ僕が」
キーボ「いえここはボクが」
真宮寺「いや敢えて僕が」
百田「いや助手の事なら俺が」
シーン…
百田「そこは「どうぞどうぞ」だろ!」バンッ!
王馬「百田ちゃんが常識人のフリをしてそれを狙ってたのはバレバレだよ」
白銀(まともな奴が地味に1人も居ねえ!)
モノクマ「この茶番いつまで続くの?早く安価に行きたいんだけど」
白銀(こいつに至っては早くも飽きてメタ発言してるし……!)
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- 7 : 2017/07/08(土) 17:49:44 :
- キーボ「待って下さいみなさん!」
赤松「キーボくん?」
キーボ「その薬剤をどうするべきかは……ボクの内なる声が答えを導こうとしているようです!」
白銀「あ?」
キーボ「今からみなさんにも見えるようにしますね!」
白銀「いや、ちょ、キーボくん?」
キーボ「はああ!」ピカー!
白銀(ああああああああ!!!!??)
百田「なっ……」
入間「も、文字が周囲を流れてやがる!?」
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- 8 : 2017/07/08(土) 17:51:02 :
- ボヤー…
ㅤㅤ「最原くんのイキ顔見たい☆」
ㅤㅤㅤㅤㅤ「白銀は何で男も呼んだの?つーか男も最原狙いとか流石に出来過ぎ。腐に媚びたやらせ乙」
ㅤㅤ「今回のロンパは荒れてんな〜」
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤ「待て、最原ちゃんは女子という可能性もあるぞ」
「声が綾波や灰原にそっくりな最原ちゃんが男死なわけがないよ!」
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ「最原が実は男装の麗人で、ドすけべ全開の赤松さんとハルマキに襲われて百合百合するという神展開キボンヌ」
ㅤㅤㅤ「それなら赤松さんとハルマキの百合のが良くね?」
ㅤㅤㅤㅤㅤ「クリアファイルの伏線回収はよ」
ㅤㅤㅤ「百合豚死ね」
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ「腐女子死ね」
ㅤㅤㅤㅤㅤ「いっそ白銀死ね」
白銀(何でこいつらアンケート上で喧嘩してんだよ!しかも私叩かれてるし!いっそで死んでたまるか!!)
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- 9 : 2017/07/08(土) 17:53:55 :
- 白銀(というか最悪だアアァ!!この鉄屑、みんなの前で何の参考にもならない視聴者アンケートの内容公開しやがった!!!)
白銀(無駄に妙に冴えてる人居るし……これは、バレるんじゃ……?)オソルオソル
天海「最原くんが……女子……?」
赤松「う、嘘だよ!そんな筈ないって!」
白銀(あ、良かった馬鹿だった)
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- 10 : 2017/07/08(土) 17:54:25 :
- 百田「終一が女子なら尚更男に任せるべきだろ!」
春川「は?最原が女な訳ないじゃん。よってじょ……いや私に任せるべき」
入間「ドサクサに紛れて何独り占めしようとしてんだオラァ!終一にケツをぶっ叩かれんのは俺様だ!」
王馬「男でも女でも穴がある事には変わりないしどっちでも良いよ」
白銀「おい!その発言は流石にまずいって!」
白銀「というか何で最原くんが飲むのが前提になってるの!?捨てるって選択もあるよね!?」
白銀(いやまあ確かにそういう展開は望んでたけど!ここまで危ない人揃いとは思わなかったよ!)
赤松「え?そりゃ最原くんとセクロスできるまたとないチャンスだからに決まってるでしょ?」キョトン
白銀「何言ってんだこいつみたいな顔でとんでもない事言わないでよ!?」
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- 11 : 2017/07/08(土) 17:55:07 :
- モノクマ「はいはいみんなストーップ。このままだとまだグダグダ続きそうだからさ、もうキーボくんに決めてもらおう」
キーボ「え?」
白銀(ナイスモノクマ!……いやナイスか!?)
モノクマ「ホラ。その内なる声に耳を傾けて、何て言ってるか教えてよ」
キーボ「わ、分かりました……」
キーボ「……>>12と言っているようですね」
1. 最原くんに飲ませよう
2. 女子の誰かに飲ませよう
3. 男子の誰かに飲ませよう
4. その他(自由記述)
(一応最原が中心のSSなので、4を選択の際は最原に絡めやすい展開を書いていただけると嬉しいです。捨てるも可)
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- 12 : 2017/07/08(土) 18:02:18 :
- 全員で飲む
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- 13 : 2017/07/08(土) 18:03:10 :
- 4
それだけ効果の強い催淫剤なら全員1滴で十分
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- 14 : 2017/07/08(土) 18:05:06 :
- ガチホモ展開不可避
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- 15 : 2017/07/08(土) 18:15:41 :
- キーボ「……『全員で飲む』と言っているようです」
白銀「ハァッ!?」
モノクマ「やっぱりそうなっちゃうかぁ」
赤松「成る程成る程……まあその方が争いにならなくて良いよね」
入間「でもよー流石の終一も15Pはキツいんじゃねーの」
白銀「15Pとか地味に初めて聞くんですけど」
東条「ならまず数人ごとに分かれて、順番にいたす事にすればどうかしら。まだ最終日まで5日以上あるんですもの、焦る事はない筈よ」
白銀「いや最原くんの身体が持たないでしょ」
春川「そうだね。その内なる声とやらに任せれば、誰の反感も買う事なく一対一でできる可能性もあるわけだし……」
白銀「何かみんな順応早くない?ちょっと冷静になろうよ」
王馬「じゃー時間も勿体ないし、早速一番手の人数を決めちゃおうか!」
白銀「ねえ聞いてる?」
キーボ「あっ、聞こえてきました!……>>16人で行け、と言っているようですね」
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- 16 : 2017/07/08(土) 18:26:49 :
- 仲良しな二人
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- 17 : 2017/07/08(土) 18:40:03 :
- キーボ「『仲良しな二人で行け』と言っているようですね」
茶柱(な、仲良しな二人……!?これは転子と夢野さんが当てはまるのでは……!?)ドキドキ
赤松「これは勿論私と春川さんだよね。クリアファイルが証明してるよね」
春川(……1人の時が良いけど、一番手も惜しい……)
百田「お、俺は王馬と仲良しだもんな!?まだチャンスはあるよな!?」
王馬「はー?俺が仲良しなのはゴン太だよ。な!」
獄原「え?そうなのかな?」
入間「お、俺様は東条とはドM仲間だぜ!?」
天海「それ仲良いって言えるんすか?」
アーデモナイコーデモナイ
真宮寺「ふーむ……やっぱりこうなるよネ。仕方がないからここも内なる声に任せてみようか。誰が誰と仲良しなのかも知ってるだろうしネ」
キーボ「分かりました!」
白銀「あのさ、みんな最原くんが好きなのは分かったけどさ。好きな人との初めてが3Pって悲しくならないの?」
キーボ「>>18と>>19が行けと聞こえてきました!」
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- 18 : 2017/07/08(土) 18:44:02 :
- アンジー
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- 19 : 2017/07/08(土) 18:44:42 :
- 塩
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- 20 : 2017/07/08(土) 18:45:00 :
- 真宮寺
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- 22 : 2017/07/08(土) 18:55:21 :
- 塩は縄で縛られるプレイ〜塩を添えて〜が好みっぽいな
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- 23 : 2017/07/08(土) 18:57:26 :
- 添えるどころがぶっかけられる
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- 24 : 2017/07/08(土) 19:03:36 :
- キーボ「『アンジーさんと真宮寺くんが行け』と聞こえてきました!」
赤松「……」
春川「チッ……」
茶柱「……」ションボリ
百田「……」
王馬「つまんないなー」
夜長「にゃははー!やったね是清ー!イェーイ!」ハイタッチ
真宮寺「ククク……光栄だネ」ハイタッチ
モノクマ「じゃあハイ、適量を3人分に分けといたからね。上手に使うんだよ、うぷぷ……!」
夜長「もっちもちー!じゃ是清、早速盛りに行っちゃおー」タタッ
真宮寺「よしきた」スタスタ
白銀「ねえマジでやるの?ちょっと映像的にもこれは……」コソコソ
モノクマ「大丈夫大丈夫。トゥルーマン○ショーみたいにオシャレな暗転かけとくから」コソコソ
白銀「全然伏せれてないしそこ伏せたら下品に見えるからやめようよ」コソコソ
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- 25 : 2017/07/08(土) 19:13:50 :
- 何も伏せないやんと思ったら中点(・)が伏せられてて大岩塩
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- 26 : 2017/07/08(土) 23:35:38 :
- ー最原の自室ー
最原「……」ペラ…
ピンポーン
最原「……ん?誰だろう。今開けるよ」
ガチャ
夜長「やっはー終一〜!」
真宮寺「やァ、最原くん。今大丈夫かい?」
最原「あ、うん。大丈夫だよ。どうしたの?珍しい組み合わせだけど……」
夜長「えっとねー神様がねー、終一とお茶をしなさいって言うから、誘いに来たんだよー」
真宮寺「そういう事なんだけど、どうかな。一応お菓子も作って来たんだけど」カチャ
最原「あ……美味しそう。うん、お呼ばれしようかな。良かったら入ってよ」
夜長「……」ニッ
真宮寺「……」フッ
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- 27 : 2017/07/08(土) 23:36:18 :
- 最原「これは練り切り……だったよね?綺麗だね」
真宮寺「そう、月下美人をイメージしてみたヨ。……まあ僕は餡だけ作って、形成は全てアンジーさんに任せたんだけどサ」
夜長「にゃははー凄いでしょー?」
最原「うん、凄いね……こんなのも作れちゃうんだ。食べるのが勿体無いけど……折角だし、いただきます」パク
夜長「どうどうー?」
最原「……うん、美味しいよ。ねっちりと歯切れも良くて。甘さもほんのり控え目で丁度良いね」
真宮寺「クックック……そうかい。君の為に特別に調整した餡だからネ……嬉しいヨ」
最原「へーそうなんだ……」
最原「……」モグ…
最原(…………な、何だろう。頭がまるで、熱で逆上せてる時みたいにふわふわとしてきたような……)
夜長「終一ー?大丈夫ー?」ツン
最原「……!う、うん」ビクッ
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- 28 : 2017/07/08(土) 23:37:47 :
- 真宮寺「ところで最原くん」
最原「な、何……?」
最原(……やっぱり変だ、この感覚……!)
真宮寺「花言葉というのは元々西欧から始まった文化なんだけどサ。日本も古来から花を愛でる文化が身近にあった為か、花言葉の伝統も明治頃に西洋文化と共に輸入されてあっという間に馴染んだんだよネ」ペラペラ
最原「へ、へえ……」
最原(身体が熱い……!真宮寺くんの声が、耳に絡みついてくるみたいで……)ドクン、ドクン
夜長「……」ジーッ
最原「……っ!」フイッ
真宮寺「……君は月下美人の花言葉は知ってるかい?」
最原「え……?」
夜長「……」レロ
最原「……あ、ぅ!?」ビクビクッ
夜長「あは、終一。耳を舐められただけでそんな感じちゃうんだねー……?」レロレロ…
最原「ち、ちが……!ってちょっと、アンジーさんもうやめ……!ぁ、あああっ……!」
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- 29 : 2017/07/08(土) 23:38:50 :
- ――最原終一の混濁した意識は、その向こうから呼び掛けてくる声に次第にクリアになってゆく。
ベッドの上。二人以上の気配。腕を拘束されている。目を開けば即座に答えを得られるであろう状況をわざわざ鈍った思考を巡らせて把握しようとするのは、果たして"超高校級の探偵"の性なのか――それとも無意識の内に、真実から逃れようとしているのか。
「あ、終一。起きた?」
薄く開いた最原の瞳に映ったのは、健康的な褐色の肌が印象的な夜長アンジーの愛嬌のある顔。横たえた最原の身体に馬乗りになりながら、今にも唇同士がくっつきそうな程近くに顔を寄せている。
微かに開かれた柔らかそうな唇の隙間からこぼれてくるぬるい吐息から香る、砂糖に似た甘い匂い。蘇ってくるのは意識が朦朧とする以前に食べたあの――……。
「ごめん、少し量が多過ぎたみたいだネ?」
思考を遮るかのように、状況にそぐわないほどあっさりとした声が頭上の辺りから落とされる。顔を少しずらして見上げれば、赤い縄に束ねられた己の手首と、その箇所を労わるかの如く指先でなぞる真宮寺の姿をとらえた。
「なに……やってるのさ」
ひり出した声は震えていた。しかしそれは恐怖によるものでは無い。腹の底からせり上がってくるような、原因不明の興奮と期待によるものだった。
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- 30 : 2017/07/08(土) 23:39:31 :
- 最原の問いに対して答えはなかった。というよりも寧ろ、唐突に下着ごと下された己の制服のズボンに最原の意識が奪われてしまったことで、その話は自然と消滅してしまったのである。
「わっ、ちょっと!?」
「ほらー、やっぱり終一は女の子じゃないよー?」
「まァそうだろうネ。……少し期待はしてたけど」
「それにしても凄いねーあのクスリ。まだ何もしてないのに元気だよー?」
「ぁ……っ、アンジーさ、何して……!?」
最原の下着を下ろした犯人であるアンジーは、楽しそうに緩やかなカーブを描いた最原の陰茎を爪の先でつついている。
――量が多過ぎた。あのクスリ。
彼らの言葉はまるでパズルのピースだった。まだ全然足りないが為に、絵面が全く見えてこない。まさかドラッグの類では無いだろうが、良からぬものであることには違いなかった……。
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- 31 : 2017/07/08(土) 23:42:21 :
- 「しゅーいち、何考えてるの?」
「ん、ひっ……!?」
無邪気なアンジーの声に続き、生温かく湿った感触が最原の陰茎を包み込んだ。
ぴんと弦が伸びるように背筋が張り詰めて、むなしい男の本能が下半身に走る快楽に釘付けになる。
「ゃ、やめ……!」
「んんっ、おっひふなっひゃねー」
次第に硬度を増してゆく男の象徴にむしゃぶり付きながら、アンジーが舌ったらずに報告をする。
自慰どころか本来のセックスで得られる以上の快感に、最原は言葉が出なかった。ただ部屋内に響くのは、アンジーの小さな口からこぼれ出るぐちゅぐちゅと粘度のある水音のみであった。
-
- 32 : 2017/07/08(土) 23:42:53 :
- 「最原くん」
「ぇ、し、真宮寺く……ん?」
今まで存在を消すかのように静かであった真宮寺は、その間にすっかり上半身の衣服――それは手の包帯やマスクに至るまで――を脱ぎ捨てていた。
初めて目にする真宮寺の素顔はやや女性寄りながらもまさに美丈夫のそれであるが、何故か唇にはうっすらと紅が引かれていた。
思わず彼の胸元に目をやる最原の心境は真宮寺にもよく分かった。何故なら真宮寺もまた、最原の顔立ちや声に、実は女性なのではないかという期待を抱いていたからである。
もしも本当に最原が女性であればこんな計画には乗る事なく、このまま綺麗な身体のまま愛する姉の元へと送ってやる所なのだが……。
「ん、んんんっ!?」
ぴったりと隙間を埋めるように、唇同士が合わせられる。思わず顎を引いて逃れようとする最原だが、初めて人目に晒される真宮寺の指先に掴まれてままならなくなる。
「んんーっ、んぁ、んぶっ!?」
最原の抵抗の言葉は、強引にねじ込まれた舌に絡め取られて飲み込まれてしまう。
ファーストキスがまさか男に奪われるなどと、果たして最原は一時でも考えたことがあるのだろうか?否、それはあり得なかった。
何故なら彼はまだ性のあり方の殆どを知らないごく普通の男子高校生であり、男同士の恋愛は世間で純文学と呼ばれるような書物の中でしか知らなかったからだ。
……本来最原のような人間は同性の相手に本気で口づけをされようものなら、暴力を用いてでも抵抗するものだろう。しかし彼は自身でも疑問に思う程に、この口づけを拒むことができなかった。拘束されているから、というのは都合の良い言い訳にしか聞こえない程に、最原は真宮寺からの口づけに酔いしれていたのである。
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- 33 : 2017/07/08(土) 23:43:32 :
- 「……ク、クク……あの時の答え、まだ言ってなかったネ」
「こた、え……?」
上も下も舌で犯された最原の思考は、最早つい先程の記憶すら辿れないほどに鈍くなっていた。
「月下美人の花言葉」
一つ一つ言葉を刻むように動く真宮寺の唇の紅は、すっかり掠れてしまっていた。その殆どが己の唇に移ってしまっているということにも気付かずに――最原は彼がこれから続けるであろう「答え」とやらに耳を傾けた。
「快楽、だヨ」
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- 34 : 2017/07/08(土) 23:45:20 :
- ………………
何だこれは。
「にゃ、は……しゅ、終一、気持ち良い……?」
何だ、これは。
「クク……最原くん、気持ち良過ぎて過ぎて声が出ないみたいだネ……?」
心の内で繰り返す自問自答とは裏腹に、身体は触れられるがままに熱を宿らせてゆく。
今、最原の陰茎は初めて女性を味わい、そして一生出すことにしか使わないであろうと思っていた肛門は男性のそれを飲み込んでいた。
柔らかく小柄な女性の身体に覆いかぶさり、そして己よりもやや男らしく形成された身体に背後から抱き着かれているという狂気極まりない光景。しかし絶頂を前にした今の最原に、違和感を覚えられる程の余裕は無かった。
「んん、終一……動ける……?」
「こ、こう……?」
「あ、い……いぃっ!良いよ終一……!」
「ぅ、うぁ……!」
ねだるように見上げるアンジーの言葉に従うように、最原は腰を引いてゆっくりと前後に動いた。実際は肛門に挿し込まれた真宮寺の陰茎のせいで思うように動けなかった上に、擦れることでますます刺激を感じてしまい不器用な動きになってしまったのだが――アンジーからすれば、好きな相手とセックスをしているという事実程気持ちの良いものはないらしい。
無論それは、最原にも当てはまる。
「あ、ぁ……アンジーさん、出そう、出そうだよ……!」
「良いよ、このまま出して……一緒に、ドロドロになろっ……?アンジーはね、終一の子供なら、欲しいから……!」
「ご、ごめ、アンジーさ……好き、だよ……!あ、あ、あああっ!!」
「終一いいぃっ!」
アンジーに四肢を絡められ、真宮寺には押さえ付けられながらも。最原の身体はびくびくと二、三度ほど大きく跳ねて、ここ暫く吐き出す事の無かった精を、何度も絶頂を迎え痙攣するアンジーの子宮へとぶちまけた。
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- 35 : 2017/07/08(土) 23:46:51 :
- 解放に似た射精感に、最原の身体と頭は覚醒したかのように熱が引いてゆく。だが同じ男である真宮寺が、その瞬間を見逃すこともなく。
「あっ、こ、是清く……!」
間髪入れずにばつんと尻を突き上げられて、いわゆる賢者モードに入ろうとしていた最原の意識が強制的に快楽の方へと向けられた。
「酷いなァ、僕には何もないのかい……?」
嫌味ったらしさを感じる声音で囁きかけながらも、真宮寺は動くのをやめない。
気絶したアンジーを跨ぎながら、自然の神秘に反するが如く、雄同士が浅ましく体を繋げ合っている。アンジーにも両親にも申し訳が立たないこの行為に対する背徳感に、最原の快楽は再び弾けんばかりに募っていた。
「是清くんも、んんっ……!好き、好きぃ……!」
上ずってますます女性のような声で鳴いた瞬間、尻の中に熱いものが注ぎ込まれるのを感じ取る。それがついさっきアンジーの中に吐き出したものと同じものである事に気付いたのは、疲労により意識を手放す直前のことであった……。
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- 36 : 2017/07/08(土) 23:47:38 :
- ………………
真宮寺「というわけで行ってきたヨ」ツヤツヤ
夜長「にゃははー、気持ち良かったー!」ツヤツヤ
赤松「ぐぬぬ……これ見よがしにツヤツヤしてぇ……!」
王馬「……チッ!!」
東条(ああ羨ましい……最原くんの童貞を奪われるなんて……!)
夢野(アンジーは一体どんなプレイをしたんじゃ。男と一緒に襲うとか想像出来んぞ)
白銀「……」ダラダラ
白銀(やっちまった……やっちまったよこれぇ……ラブアパなんて目じゃないくらいやばいよこれぇ……!)
白銀(入間さんの下ネタですら不評なのに、これは流石に苦情くるんじゃないの!?いくら暗転されてるとは言ってもさ!)
春川「もう良いから、さっさと次に行く人決めようよ。キーボ」
白銀「え!?もう!?」
キーボ「分かりました!……ええと、次の人数は>>37で、>>38〜(>>37で挙げられた人数分を一レスごとに挙げて下さい)が行けとのことです!」
白銀「いやもう少し労ってあげなよ!本当に好きなの君達!?」
-
- 37 : 2017/07/09(日) 00:00:15 :
- 一番でかい人
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- 38 : 2017/07/09(日) 00:03:34 :
- 赤松
-
- 39 : 2017/07/09(日) 00:05:39 :
- >>37
人数の話では??
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- 40 : 2017/07/09(日) 00:08:55 :
- 唐突な文豪モードに草生えた
最安価なら安価下
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- 42 : 2017/07/09(日) 00:14:03 :
- 1
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- 43 : 2017/07/09(日) 00:14:35 :
- 茶柱さん
-
- 44 : 2017/07/09(日) 00:16:24 :
- 茶柱やったぜ
-
- 45 : 2017/07/09(日) 00:35:52 :
- キャラは赤松で決まってたやん
茶柱じゃなくて赤松で
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- 46 : 2017/07/09(日) 01:18:48 :
- 筆者が最安価を出したんだから茶柱で良いだろ
次に安価が出たときに赤松を取れば良いだけ
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- 47 : 2017/07/09(日) 01:53:20 :
- 他の方の性描写というものは、参考になりますねぇ
これからも執筆頑張って下さい
-
- 48 : 2017/07/09(日) 12:55:32 :
- 正直勃った
-
- 49 : 2017/07/09(日) 13:58:36 :
- すばらしい
-
- 50 : 2017/07/09(日) 20:08:19 :
- キーボ「次は一人で茶柱さんが行けとのことです!」
茶柱「やっt――」
赤松「……」ジロ
春川「……」ギロ
夢野「……」ムスー
茶柱「…………こほん、嫌ですよ!こんなの罰ゲームです!屈辱です!」
天海「やめても良いんすよ」
茶柱「…………い、いえ。転子だけ逃げるなんて、そんなのはネオ合気道の教えに反しますから」
白銀「自分の信条に反するのは良いんだね」
茶柱「ほ、ほらモノクマ!早くそれを渡してください!」
モノクマ「分かった分かった。はい二人分ね」
茶柱「という訳で仕方なく行ってきます!仕方なくですよ、仕方なくから!!!」ドドドドド
白銀「……めちゃめちゃ嬉しそうだね」
-
- 51 : 2017/07/09(日) 20:08:50 :
- ー最原の自室ー
最原「……」スヤァ
ピンポーン
最原「……うーん」モゾモゾ
サイハラサーン!?イキテマスカー!?
ドンドン!!!
最原「んぁっ!ちゃ、茶柱さん!?ごめん今出るよ!」ハッ
最原(うっ……何だろう、お尻が凄く痛いような……)ズキズキ
ガチャ
最原「お、お待たせ……」
茶柱「……っ」ドキッ
茶柱(な、何ですか!?今の最原さん……ヤケに艶っぽいような……!?)ゴクリ
-
- 52 : 2017/07/09(日) 20:09:27 :
- 茶柱「す、すみません。もしかして寝てたんですか?」
最原「うん……ごめん。いつの間にか寝てたみた……い……?」
最原「…………」
茶柱「最原さん?」
最原「あああああああああ!
!?!???」
茶柱「」ビクッ!
-
- 53 : 2017/07/09(日) 20:09:53 :
- 最原「えっ!ええっ!?えええ???」
最原「まさか、えっ!この痛みは、嘘だろ、そんな、ええっ!??」
茶柱「ど、どうしたんですか!?語彙力がとてつもなく低下してますよ!?」
最原「……し」
茶柱「し?」
最原「真宮寺くんに……掘られた……!!」
茶柱「……」
茶柱(知ってます)
-
- 54 : 2017/07/09(日) 20:10:35 :
- 最原「そんな……しかもよく考えたら僕は僕でアンジーさんに中田氏してるじゃないか……!」
茶柱「な、な、中田氏!!?」ガーン
最原「もしこれで赤ちゃんできちゃったら、僕今日でお父さんとお母さんになったことに……!?」
茶柱「さ、最原さん!?ちょっと訳が分からないので落ち着きましょう!?」
最原「ううう……いくらクスリとやらが効いてたとはいえ、性欲に流されるなんて最低だ、僕って」グスグス
茶柱「最原さん……」
茶柱「……」ゴクリ
-
- 55 : 2017/07/09(日) 20:12:17 :
- ー寄宿舎廊下ー
茶柱「……」
茶柱「……」ポチャ
茶柱「……」キュッ
スタスタ、ガチャ
茶柱「……最原さん、厨房からお水を持ってきましたよ。これ飲んで落ち着きましょう?」
茶柱「ペットボトルなんで、流石のモノクマも変な物は入れられない筈ですから。蓋開けますね」キュッ
最原「うん……ありがとう」
最原「……いただきます」ゴクン
茶柱「……」
茶柱「その、男死同士の行為のことはよく知りませんが……真宮寺さんにほ、掘られたという場所は大丈夫なんですか?」
最原「……あ、うん。異物感と痛みは半端ないけど、何かが残ってる感じはしないよ。……真宮寺くんかモノクマのどっちかが処理してくれたのかな」
茶柱「成る程……」
最原「まあそんな優しさを見せるくらいならそもそも……」ポヤー
最原「ん……あれ……」ゴシゴシ
茶柱「……どうかしましたか?」
最原「いや……なんか……」
-
- 56 : 2017/07/09(日) 20:13:05 :
- 最原(この感覚って、もしかして……)ドクン、ドクン
最原(いやでも、まさか……相手はあの茶柱さんだぞ?盛られるなんてことはあり得ない……)
最原(となると、さっきのが残ってる、のか……!?)
茶柱「……最原さん?」ドキドキ
茶柱(凄い……即効性ですね。ああ、もうお顔がそんなに蕩けて……!)ドキドキ
茶柱(……て、転子はどうしたのでしょう……まだ飲んでないのに、凄く変な感じが……!)ジュン…
最原(まずい……さっきみたいに拘束されていないせいか、凄く……衝動が抑えきれない)ググ…
最原(このままだと茶柱さんまで……!そ、そんな事をしたら半殺しでは済まないぞ……!?)
-
- 57 : 2017/07/09(日) 20:13:50 :
- 最原(……でも冷静に考えてみれば茶柱さんって男嫌いの割に凄い格好してるよな。臍は出てるし、スカートはパンツが見えそうな程短いし、胸大きいし……)ジーッ
茶柱(さ、最原さん……胸を凝視して……!や、や、やはり最原さんも男死って事ですね……!)ドキドキ
茶柱(ああ、なのに転子は……こんなにも……!!)ドキドキ
最原(……いや、何て事を冷静に考えてるんだ僕は!取り敢えず早く、取り返しがつかない事になる前に一人にならなきゃ……!)モンモン
最原「ちゃ、茶柱さん。悪いけどちょっと一人にして――」
茶柱「さ、最原さん!」ハァハァ
ガシッ
最原「!?」ビク!
-
- 58 : 2017/07/09(日) 22:08:17 :
- 茶柱さんはえっちだなあ!
-
- 59 : 2017/07/10(月) 20:31:32 :
- 茶柱さん、ペットボトルを自分が最初にあけたフリするとか頭脳犯すぎでしょw
-
- 60 : 2017/07/10(月) 23:54:51 :
- 最原は見た。茶柱転子の眼が獣のようにギラギラと輝き、雌の本能をむき出しにしているのを。
茶柱は最原の身体を完全にアームチェアへと押し付けて、彼の腿を跨ぐようにして身を乗り出した。下着を隔てた先にある彼女の性器の熱さに、最原はすっかり興奮と混乱によって思考する力を失ってしまう。
「そ、そんなにジロジロ見て……さ、触りたいなら、触れば良いんですよ!」
果たして彼の異変に茶柱は気付いているのかいないのか。彼女もまた興奮に逆上せた思考が赴くままに、最原の腕を強く掴んで自身の豊満な胸へと押し付けた。
「ちゃ、茶柱さん!?」
手のひらを包み込む柔らかな感触に酔う余裕すらないとばかりに最原は叫んでいた。しかしそれも無理のない話である。
何しろ相手は自他共に認める男死嫌いで、少し触れただけで投げ飛ばしてくるあの茶柱なのだ。そんな彼女がまさか自ら男死の手を取り、胸に触れさせたなどという話を一体誰が信じようか。当人の最原ですら、嘘だと一蹴してしまいかねない。
「ど、どうですか?転子もそこそこ大きい方だと思うんですけど……」
ぷにゅぷにゅとゴム毬のように押し返してくる茶柱の胸は、最原からしてみればそこそこ大きいなんてものではない。最早それは薬が回っていようがいなかろうが、彼の性を確実に仕留めることのできる凶器であった。
-
- 61 : 2017/07/10(月) 23:56:32 :
- 「あの、最原さ……ひゃっ!?」
何も答えない最原を訝る茶柱の声は、途中で短い悲鳴に変わる。
今まで黙って弾力を楽しんでいた最原の手が突然彼女の腕を振り解き、セーラーの裾を掴んで勢いよく捲り上げたのである。
いつか貰った下着と揃いの――紫地に花模様のブラジャーも一緒に捲りあげてしまった為に、守るものがなくなった茶柱の乳房はぼんとバウンドしながらこぼれ落ちた。あっという間にむき出しになったそれはやや筋肉質な腹部とは反対に、柔らかさを強調するかのように未だにふるふると揺れている。ただ熟れたさくらんぼを思わせる乳首だけが、まるでこれから起こる事を予感し……それでいて期待しているかの如くピンと硬く張りつめていた。
「……いやらしいね茶柱さん」
「なっ……そ、そんな事はぁ……!」
「服の上から触っただけでこんなに感じちゃってるのに?」
「あっ、ふぅ、んんん……!!」
掠めるようにして囁く最原の声は彼女の耳をくすぐり、犯していた。そして茶柱はそれによって達してしまっていた。ひくひくと身を引きつらせ、擦り合わせた最原の腿を下着が受け止めきれなかった愛液で濡らしながら。
……しかしまだ性知識には疎い最原がそれに気付ける筈もなく。彼は畳み掛けるように感度の増した茶柱の乳房を、くにゅくにゅと変形さながら揉みしだき、時には舌の先でぷっくりと膨らんだ乳頭を転がした。彼は意図せぬ内に、彼女を更なる快楽へと沈めようとしていたのだ。
-
- 62 : 2017/07/11(火) 00:00:49 :
- 「あ、ああ、ま、待ってくだひゃ、もうずっと……ぁ、あああっ!!!」
唾液に濡れた乳房を軽く食んだのと同時に。だらしなく口から涎をこぼしながら大きく喘いだ茶柱が、そのままくたりと最原の方に倒れ込んだ。
「むぐっ――ちゃ、茶柱さん……!?大丈夫……?」
顔を覆う谷間の柔らかさと制汗剤に似た香りに一瞬気を失いそうな程の興奮を覚えるも、ぜいぜいと荒い呼吸を繰り返す彼女の様子に対する不安が辛うじて上回った。
のしかかるように抱き付いてくる茶柱の顔を見上げ、軽く身体を揺さぶるも反応は無い。
……彼女はこの短時間で、何度も達していた。催淫剤を服用していない状態で迎える絶頂による疲労は、着実に彼女の中に蓄積していたのだ。
「……待てと、言ったじゃないですか……!こ、これだから男死は……!!」
だが流石は"超高校級の合気道家"である。鍛えられた肉体に宿る体力は並大抵のものではないらしく、ある程度呼吸が落ち着いてきた頃には怒鳴る元気も取り戻していた。
「ご、ごめん。つい夢中になっちゃって」
「……!……もう、もう……!」
噛み付かれんばかりに寄せられた顔につい馬鹿正直な弁解を述べる最原に、茶柱は顔から湯気が出そうな程顔を真っ赤にしてわなわなと拳を震わせる。
流石にこれは半殺しにされるな――徐々に戻ってきた冷静な部分が、自身にそう告げるのを最原は感じ取った。痛い程にズボンを押し返している己の性器が萎びないことに焦りつつも、どう切り抜けるべきか思考を巡らせ始める。
-
- 63 : 2017/07/11(火) 00:02:49 :
- だが、間も無くして。
「……え、ちょ、ちょっと!?」
飛んでくるかと思われた拳はパーの形に広げられ、そのまま最原の下半身を這い回った。そして指先は、まさにテントが張られたといった表現が相応しいほどに張り詰めた股間部のファスナーを摘み、ゆっくりとした動作で降ろし始めた。
「さ、最原さんのせいですよ……!最原さんが変態過ぎるから、転子も我慢が出来なくなったんです……!」
そう言う茶柱の眼は、まるでハートでも飛んでいそうなほどにうっとりと蕩けていて、言葉に全く説得力が無い。
「ちょ、ちょっと……あ、ぅ」
「ぁ、熱……こ、これが……?」
引きずり出した最原の陰茎に釘付けになりながら、茶柱がコクリと喉を鳴らす。顔だけなら女子と評していた最原に似つかわしくない、グロテスクな欲望の塊。それなのに茶柱の下腹部は、それを切望するかのように疼いていた。
-
- 64 : 2017/07/12(水) 02:56:03 :
- そろそろ風邪をひきそうだ
-
- 65 : 2017/07/12(水) 23:18:53 :
- ちょっと急いだ為か納得いってない部分が多いので、ぼちぼち修正するかもしれません。
エロって勢いで書かないと途中で賢者になっちゃいますね。
「何やってんだろう俺」感がすごい。
-
- 66 : 2017/07/12(水) 23:19:20 :
- すっかり本来の役割を果たせなくなった下着を乱雑に脱ぎ捨ててから、再び茶柱は最原の身体にのしかかった。もぞもぞと身動ぎを繰り返すのは互いの性器の位置を調整しているのだろう。彼女の秘部は辛うじてスカートに隠れながら、愛液をとめどなく滴らせて彼の陰茎を濡らす。
「転子が挿れますから、最原さんは動かないでくださいよ……!」
「ぅ……ま、待ってよ……!せめてゴムとか……!」
「アンジーさんとは、な……生でしたんでしょう……?なら、転子だって……!」
最原の制止が興奮状態に陥っている茶柱に聞き届けられることはなく。互いの性器の先が触れ合ったその直後、茶柱が深く腰を落とした。
「ぅあ……!」
「っ――!!」
窮屈な肉壁を掻き分けていく感覚に、快楽が稲妻のように最原の背筋を走り抜けてゆく。今日二度目のセックス、それも大して時間を置いていないにも関わらず、気が狂いそうな程気持ちが良い。
……しかし挿入してから身動ぎすらしない茶柱の顔を見た途端、夢のような心地は幻想の如く消え去る。
「ちゃ、茶柱さん……!」
「な……何ですか?動くのは、もう少し……」
「そ、そうじゃなくて!」
痛みに耐えるような表情と、結合部から滲み出ている血液。それが物語る意味は、最原も知っている。
「転子は、良いんですっ……ただ……」
最原が口を開こうとするのを阻むかのように、茶柱が身体を倒してそのまま彼の頭を抱き締めた。
至近距離で見下ろされる形となった最原は、涙で潤んだ茶柱の瞳に釘付けになる。そして汗の粒がぽとりと頬を濡らした瞬間――唇に柔らかな温もりが触れた。
-
- 67 : 2017/07/12(水) 23:20:33 :
- 「……今だけは転子を見てください、終一さん……!」
……薬の効力は二つ。身体の性的興奮を強制的に促し、更に一時的に顔を合わせた人物に心を許すというもの。
今の最原は、まさにその薬の効力で茶柱に流されるがままにセックスをしているのだ。
茶柱はそれに虚しさを覚えていた。薬の効力が切れてしまえば、彼はまた茶柱の機嫌を伺うだけの……いやそれどころか、こうして行為を共にした恥ずかしさと罪悪感に苛まれて、さらに遠い所に立とうとしてしまうだろう。
――それなのに。
「そんなの当たり前だよ……こんなに君が、転子さんが好きなんだから」
その好意が例え作られたものだと分かっていても。茶柱の意識と身体は容易く反応してしまう。
「だからっ……もうっ!ずるいですっ!」
かっと顔を赤くしてそう叫んだ途端、茶柱は痛みが和らいできたのをいいことに、ぎゅうと膣に力を込めて腰を上下に動かし始めた。
「ぅあ、ちょっと、これっ……!」
根元から先端を擦る温かな肉襞の感触に最原の意識は白む。同時に茶柱もまた彼のぷにぷにとした亀頭が子宮口にぶつかる度に、理性の糸がほつれてゆくのを感じ取っていた。
「ひっ!?あっ、そんな、今触っちゃ……ああぁっ!」
仕返しとばかりに、たぷたぷと目の前で揺れる乳房に最原が吸い付いた時、茶柱は嬌声を抑える間も無く何度目かの絶頂を迎える。
-
- 68 : 2017/07/12(水) 23:21:19 :
- 一際強く締め付けられた陰茎は、茶柱の中でもどかしそうに痙攣しながらも一層硬さを増していた。
気が付けば最原は本能のままに彼女の身体を突き上げていた。はしたない姿で跨った茶柱の身体は揺さぶられ
彼もまた限界に達しようとしていた。
「茶柱さん、どいてっ……!」
一線を越える間際になんとか絞り出した理性の叫びに込めた意図とは裏腹に、茶柱は最奥に亀頭をあてがうようにグリグリと尻を擦り付けるようにしながら腰を落とした。彼女の膣壁は精の全てを搾り取らんとばかりに収縮し――そして。
「ぅあ、あああっ、ごめ、ごめんなさ……!」
なんとかカウパー液だけを吐き出すにとどめていた陰茎はとうとう我慢の限界を越えて、半泣きの謝罪を述べる最原の意思とは反対に、茶柱の胎内を暴れ周りながら射精した。
「ぁは……終一さん、転子は今とっても幸せですよ……♡」
果たして愛欲に溺れた茶柱の恍惚とした呟きは、体力の限界を迎えた最原の耳に届いていたのか。
二、三度に分けて撒き散らされた種は、茶柱の腹の中でいつまでも燃えていた……。
-
- 69 : 2017/07/12(水) 23:23:02 :
- 茶柱「というわけで行ってきました……」カアア
入間「何がイッて来ただよやらしいエロ豚が!!!」
王馬「え?エロ豚は入間ちゃんでしょ?」
入間「ぴ、ぴぎぃぃいいっ!」
天海「で、最原くんは?」
茶柱「えっと……眠ってしまったのて、身体を拭いてからそのままベッドに運んでおきました」
茶柱「……あとこの薬、余ったので返しておきますね」
夢野「んあ?使わなかったのか?」
王馬「うわっ、ヤラシー」
茶柱「ち、違います!飲む前に終一さんから襲って来たから使えなかっただけで……!」モジモジ
春川「…………いいな」
百田「どうすっかな〜俺も終一の腹ン中をパンパンにしてえな〜」
白銀「こ、こいつら……思春期なんてレベルじゃない……!く……狂ってる……!」
-
- 71 : 2017/07/12(水) 23:30:07 :
- 3忍
-
- 72 : 2017/07/12(水) 23:30:28 :
- 天海
-
- 73 : 2017/07/12(水) 23:30:37 :
- はるまき
-
- 74 : 2017/07/12(水) 23:30:57 :
- 夢野
-
- 75 : 2017/07/12(水) 23:32:09 :
- あああ東条間に合わなかった
あああ
しかもまたホモ混じっとるやんけ!
-
- 76 : 2017/07/12(水) 23:34:08 :
- ちょ安価埋まるのがは、はやすぎるっぅ!
-
- 77 : 2017/07/12(水) 23:40:11 :
- またか♂
-
- 78 : 2017/07/12(水) 23:44:46 :
- 生き残り組やったぜ
-
- 79 : 2017/07/12(水) 23:56:13 :
- 生き・・残り・・?
-
- 80 : 2017/07/13(木) 01:44:13 :
- 最原くんに挿れられたい男死はいないの?
-
- 81 : 2017/07/13(木) 04:57:07 :
- 最赤見せろ(泣き顔)
-
- 82 : 2017/07/13(木) 17:55:02 :
- >>81
ここまで来たらフィナーレを飾ってもらいましょう
-
- 83 : 2017/07/15(土) 01:33:23 :
- こいついつもシスコンかホモにされてんな
-
- 84 : 2017/07/15(土) 08:48:18 :
- >>83
紅鮭プレイしてたらどっちも合ってるように見えるから仕方ないね。
-
- 85 : 2017/07/15(土) 14:29:33 :
- そうかわかったぞ!
最原ちゃんは女の子だったんだね!(迷推理)
-
- 86 : 2017/07/17(月) 20:33:17 :
- それに賛成だ!(迷探偵)
-
- 87 : 2017/07/17(月) 20:33:32 :
- キーボ「3人で、天海くんと春川さんと夢野さんが行ったらイイコトがあるそうです!」
天海「お、とうとうきたっすね」
春川「……まぁ、良いけどさ」
夢野「男もおるとかキショイ」
白銀「目糞鼻糞だよ」
東条「……取り敢えず今日は解散にしましょう」
赤松「そうだね。事が終わったらちゃんと報告してね!裏切りは無しだよ?」
春川「分かってるから、さっさと行こうよ。私達もこれから作戦会議しないといけないし」
真宮寺「それじゃ、お疲れ様」
夜長「ぐっばいならー」
茶柱「お、おやすみなさいっ!」モジモジ
-
- 88 : 2017/07/17(月) 20:33:57 :
- モノクマ「……」
白銀「……」
モノクマ「嫌な事件だったね」
白銀「……いやまだ終わってないよ」
モノクマ「使用済みのコンドームが一枚も見つかってないんだろ?」
白銀「うるさいよ!」
白銀「でも本当にまずいよ……このままじゃ本当にエデンの園になっちゃうよ。ゴフェル計画なのにだいぶ遡った話になっちゃうよ」
モノクマ「エデン程綺麗な絵面でもないけどね」
モノクマ「うーん、まあ何とかなるっしょ!」
白銀「ならないよ!色々と時既に遅しだよ!」
-
- 89 : 2017/07/17(月) 20:34:34 :
- 白銀「というか何であんな物用意したのこの変態!元々下ネタは多かったけどまさかここまでとなるとは思わなかったよ!このチームどすけべロンパ!!脳内ceroレーティングZ!!」
モノクマ「うるさいっ!!わざわざ騒いで存在をアイツラに教えたのはオマエじゃないか!!」
白銀「そ、それは女性陣が最原くんを取り合う尊い光景が見れるかなと思っただけで、男性陣まで関わってくるなんて微塵も思ってなかったからだよ!ああいうのは二次元だけで良いタイプのオタクなんだよ私は!」
モノクマ「知らないよ」
白銀「そもそま何であの人達当たり前のように最原くん共有して協力しあってんの!?私だけハブ!?」
モノクマ「仲間だと誰にも思われてなかったんだろうね」
白銀「真面目なトーンで言うのはやめてよ!心にグングニルの槍ぶっ刺さってきたよ!」
-
- 90 : 2017/07/17(月) 20:38:13 :
- 翌朝
ー食堂ー
東条「おはよう白銀さん。目にクマが出来てるけど、ちゃんと眠れてるかしら」
白銀「ああ、うん。大丈夫。これはちょっと……あれだから。脳内彼氏と夜通し喧嘩してただけだから」
東条「そ、そう……」
天海「最原くん、来ないっすね」モグモグ
春川「まあ、顔を合わせたくないであろう人間が三人も居るからね」モグモグ
夢野「んあー……どうするんじゃ?部屋に何か食べる物を持って行ってやるか?」モギュモギュ
天海「いや、流石にもう他人が持ってきた食品は警戒すると思いますよ」
春川「それに、焦らなくても向こうから出てくると思うけど。特に食堂の人気が無くなる自由時間辺りでさ」
夢野「成る程な、そこを出てきたところでアタックするんじゃな!」
春川「じゃ、出てきたら天海が声掛けてよ。女だと警戒されるかもしれないし」
天海「了解っす」
白銀(あの人達こわい)
-
- 91 : 2017/07/17(月) 21:25:50 :
- 更新来たー!
-
- 92 : 2017/07/19(水) 20:41:43 :
- ………………
………………
ー厨房ー
最原「……」キョロキョロ
最原「……」タタッ
最原「……」カチャカチャ
天海「あれ、最原くん?」
最原「ひっ!?」ビク
最原「あ、な、なんだ……天海くんか……」
天海「おはようございます。今日は遅起きだったんすね」
最原「あ……うん、ちょっとね。寝坊しちゃってさ」ハハ
天海「そうなんすか。あんまり夜更かしして体を壊さないでくださいね」
最原「う、うん。善処するよ……」
-
- 93 : 2017/07/19(水) 20:42:11 :
- 最原「天海くんはどうしたの?」
天海「ああ、ちょっとコーヒーでも淹れようかと」
天海「最原くんも飲みますか?ルアックコーヒーっていう高級豆を倉庫で見つけたんすよ」
最原「え、えっと……ごめん、僕紅茶派だから……」
天海「あはは、お洒落っすね」
天海(断られましたか。ま、そりゃそうっすよね)
天海(となると、少し強引に行くしか無いっすかね)
天海「……そういえば昨日の夜」
最原「!」
天海「最原くんの部屋から茶柱さんが出てきましたよね?」
最原「えっ、そ、そうだっけ!?」
天海「ええ。何してたんすか?」
最原「な……何もしてないよ」フイ
-
- 94 : 2017/07/19(水) 20:43:56 :
- 天海「もしかしてセックスしちゃいました?」
最原「……っ!?」カアア
最原「そ……そんな訳、ないだろ。まだ日も高いのに変なこと聞かないでよ……」
天海(嘘も演技も最低レベルっすね)
最原「と、とにかく本当に茶柱さんとは何も無いよ」
最原「……もう僕行くから!」ソソクサ
天海「あ、ちょっと」
天海(やれやれ、チャンスは今しかないみたいっすね)コク…
天海「……」グイ
最原「な、なに?離して――」
-
- 95 : 2017/07/19(水) 20:46:50 :
- ズキュウゥゥン
最原「うぐっ!?んーっ、んんっ……ゲホッ!」
天海「……ん、ちゃんと飲めたみたいっすね。エライエライ」
最原「ちょっ、な……え!?何をして……」
最原「っ……ぐ……!?まさか……」
最原(こ、この感覚……くそっ、例のクスリとやらか……!?)ドクンドクン
天海「ふふっ、さっそく効いてるみたいっすね」
最原(そんな……天海くんまでホモだったなんて……!」
天海「途中から声に出てますよ」
天海「それに別にホモじゃないっす。俺は最原くんだから好きなんすよ!」
最原「いや、やっぱりホモじゃないか!」
-
- 96 : 2017/07/19(水) 20:47:39 :
- 春川「どうでもいいから、早くして」ガラガラッ
夢野「んあー!」スターン!!
最原「!?」
最原(春川さんが食糧倉庫から、夢野さんが鍋の入ってる棚から現れた!?)
夢野「んあっ!やっとウチらも最原とやれるんじゃな!」ギューッ
最原「ひっ、ちょ、ちょっと今は触らないで……!ねえ、これどういうこと!?何する気!?」
夢野「何って、どうせ昨日と同じ展開になっておるから分かるじゃろ?」
天海「最原くんが掘って掘られるんすよ」
春川「あんたモノリス好きだし丁度良いでしょ」
最原「モノリスは好きだけど、別に女の子の身体を発掘したり自分が発掘されたりしたくないから!」ジタバタ
天海「大丈夫、妹が集めてたヤマジュン作品読んだことあるんで、予習は完璧っす。優しくするっすよ」
最原「何の話!?」
-
- 97 : 2017/07/19(水) 23:51:24 :
- 天海家カオス過ぎる
-
- 98 : 2017/07/20(木) 21:48:49 :
- 最原の抵抗も徒労に終わり、自分よりもはるかに腕力の高い天海と春川に押さえ付けられた彼の衣服は夢野の小さな手によって乱されてゆく。
必死に手を伸ばしてぷつぷつと制服のボタンを解いてゆく夢野の顔は、幼い顔立ちに似合わない性を感じさせ、どこかチグハグな印象を与える。
「あんた本当に貧相だね。今度一緒にトレーニングでもする?」
肌蹴たワイシャツの下から現れた最原の青白い身体をまじまじと眺めていた春川が口を開く。まるで今のシチュエーションに何もおかしな点はないと錯覚してしまいそうな程に、彼女の声は日常で聞くそれとあまりにも変わらない。
-
- 99 : 2017/07/25(火) 22:27:25 :
- そろそろ風邪ひくゾ
-
- 100 : 2017/07/27(木) 20:26:08 :
- すみません、切り取りペーストミスって書き溜めてた文が全部消えてしまったので暫く萎えてました
ぼちぼち再開します
-
- 101 : 2017/07/27(木) 20:27:44 :
- 「ま、待って、嫌だよこんな所で……もし誰かが来たら……!」
だがいくら閉鎖空間とはいえ、学園の厨房でセックスなど。もしも普段調理を担当する東条や、軽食を取りに人が来たら。男一人と女二人に襲われて、大した抵抗も見せずにされるがままになっている所を友人に見られたら。
ただ悪い予感を次に次にと浮かばせて、うわ言のように嫌だと繰り返すのは、辛うじてまだ催淫剤が回りきっていない頭が理性を捨て切っていないからである。
しかし――。
「……うるさい。口では嫌とか言っといて、こんなに興奮してんじゃん」
「んんっ……!ちょ、ちょっと……春川さん!?」
指先がズボンを隔てた先にある敏感になった性器を撫でた感覚に、最原の背が粟立つ。まさか彼女が、よりにもよってあの春川が己の性器に触れるなどと、一片でも想像したことがあるだろうか――無論、答えはノーであった。
春川はそのまま最原の足元に跪き、くすぐったそうに身をよじらせる最原をしたり顔で見上げながらズボンを下着ごと引き摺り下ろす。
-
- 102 : 2017/07/27(木) 20:29:52 :
- 「……っ!」
その刹那、ぺちんと気の抜けるような音を立てて、飛び出した陰茎が春川の顔の上を寛いだ。
くすくすと耳の側で、夢野と天海が笑った気配がした。
「ご、ごめん!」
咄嗟に飛び出した謝罪は、屈辱的な今の状況に彼女が怒りを覚えない為の自己防衛である。
だがそんな最原の懸念とは裏腹に、春川は恍惚とした表情で鼻先を陰茎に擦り寄せていた。口から吐き出す息は荒く、それでいて熱い。
彼女は興奮していた。雄の匂いを肺いっぱいに取り込むかのように呼吸を繰り返して、湿った吐息を吹き付けてくるほどに。
「あ、あの……?」
普段の言動からは想像もつかない春川の痴態に、最原の中では興奮と混乱が風船のように膨らんでゆく。
硬度を増すそれを面白がったのか、彼女はずりずりと鼻を擦り付けながら、唾液に濡れた舌を伸ばして陰嚢に薄く刻まれる皺をくすぐり始めた。
-
- 103 : 2017/07/27(木) 20:31:01 :
- 「んあっ、春川ばかりずるいぞ!」
最初こそ面白そうにその光景を見つめていた夢野だが、いざ性感帯への刺激が始まると焦りを露わにして、小さな唇を尖らせてすぽりと陰茎の先端に吸い付いた。
ストローでジュースを吸い上げるように、ちゅこちゅこと不規則な感覚で吸い上げてくるそれはいかにも本で得た知識を試してるようなものであったが、二つの口に責め立てられる感覚はそんなことすら気にならない程に気持ちが良い。
-
- 104 : 2017/07/28(金) 23:31:13 :
- 春川さん変態過ぎてすこ
-
- 105 : 2017/08/02(水) 22:45:41 :
- 「んひぃっ……や、ゃめてぇ……!」
「はは、羨ましいっすね最原くん」
羽交い締めにされて口を塞ぐこともままならず、最原は快楽に震える悲鳴を上げる。
実際の挿入とはまた違った、気が狂いそうなほどの刺激を受ける彼の頭がどれだけ白んでいるのか知ってかしらでか、天海は再び楽しそうな笑みをこぼして、自身のズボンの中で膨張を続ける下腹部を最原の尻たぶに押し付けた。
「俺も気持ち良くしてほしいっす」
そう言うや否や天海はやや乱暴に顔を向けさせて、同性の勃起に怯み半開きになった最原の口に、くちゃりと音を立てながら舌をねじ込んだ。二人目の男との口付けは、やはり嫌悪感よりも高揚感を掻き立てて、脳が痺れるような感覚に陥らせる。
陰茎をなぞる舌もいつの間にか二枚に増えていて、春川と夢野はまるでお互いに一つのソーセージを半分ずつ分け合う子猫のように、互いの顔で挟みながらぺろぺろと舌を這わせていた。
-
- 106 : 2017/08/02(水) 22:46:31 :
- 「ふぁ、あ、もう、へひゃうぅっ」
涎を口の端からこぼし、舌ったらずに絶頂を叫んだ瞬間。陰茎が吐き出した白濁液はまるで噴水のようにぴゅっと飛び上がって、鼻先を寄せ合っていた春川と夢野の顔を汚した。
「んあっ……ちゅ、んく」
「ふーん、いっぱい出たじゃん……ふふ」
汚れた顔を拭うわけでもなく、二人は顎から滴り落ちる白濁液を指に絡め、舐め取る。
達したばかりで敏感になった身体に、目の前には目の中にハートが浮かんでいそうな程に程にとろけきった表情を浮かべる顔が二つ。最原の性器は再び硬度を増す他なかった。
「うむ、ウチのロリボディに興奮が冷めやらぬといったようじゃの」
「いやいや、俺のキスのお陰っすよ」
「……馬鹿、最原が変態なだけだよ」
(違う、違う、違う……これは妙な薬のせいなんだ……!)
好き勝手に言う彼女らへの反論――と言うよりも願望に似たそれは心に留めるだけに終わる。
……実際最原は連日の友人達との乱交と服薬による意識の撹乱により、奇妙な錯覚を起こしていた。
-
- 107 : 2017/08/02(水) 22:50:17 :
- 「待て、順番はどうするんじゃ。流石のウチもホモプレイ真っ只中の最原に突っ込まれるのは嫌じゃ」
「贅沢っすねぇ。じゃあ俺が先に行っても良いっすか?もう我慢出来ないんで」
「……は?身勝手な行動は慎んで。そんなのみんな同じなんだから」
「ならばここはじゃんけんじゃ。これが一番公平じゃろ」
「……ちょ、ちょっと待ってよ……!その……僕の意思は……?」
最原にとってみれば、彼らの発言こそ最も身勝手そのものである。
だが――。
「うるさい。どんな結果になったって、最終的にはあんたは満足行く結果になるんだから良いでしょ」
その通りだった。結局はどういった結果になろうと、最原は彼らの奉仕に身を委ねて、快楽に流されていれば良いのである。
押し黙る最原を一瞥して、春川が拳を突き出した。
「じゃ、勝った人が最初にヤるよ」
「恨みっこなしっすよ」
「うむ、ゆくぞ……じゃんけん、ほいっ!」
結果>>108
-
- 108 : 2017/08/02(水) 23:01:30 :
- 天海➡ハルマキ➡夢野の順番
-
- 109 : 2017/08/02(水) 23:13:20 :
- ふえぇ…時間稼ぎしたかったのに早すぎるよぉ…
-
- 110 : 2017/08/02(水) 23:24:24 :
- ホモ海のターンが終わったら起こしてくれ
-
- 111 : 2017/09/03(日) 02:49:00 :
- 「あ、勝ちましたね」
「……ちっ」
「んあー……」
グーが一つとチョキが二つ。1回目にして一人勝利を得た天海の声は嬉しそうである一方、よっぽど自分の幸運に自信があったのかさもその結果が当然と言わんばかりでもあった。
「……夢野、やるよ」
「うむ。天海よ、あまり無茶をさせるでないぞ」
「分かってますって。……じゃあ最原くん、早速俺と良いことしましょうね」
再びじゃんけんを始めた二人をぼんやりと眺めていた最原の視界に、天海の笑顔が映り込む。それは彼の昂ぶる股間とこれから行うことに全くもって相応しくない、爽やかな笑みだった。
-
- 112 : 2017/09/03(日) 02:51:16 :
- 「じゃ、後ろ向いて」
「う……うん……」
「ああーいいっすね〜。肌すっげぇ白いっすね」
言われるがままに最原は背を向け、カウンターテーブルに手をついた。
超高校級のメイドによって磨かれたステンレス製のカウンター。彼女はいつもここで調理をし、出来上がったものをみんなが楽しそうに食すのである。
そんな神聖な場所を、今から浅ましく非生産的な行為によって汚そうとしている……。
「挿れても良いっすよね?」
「……ど、どこに?」
「こ↑こ↓」
「……っ、うん……」
グリ、と指の腹で肛門を押されて、最原の顔はますます紅潮した。つい先日真宮寺を受け入れたはずなのに、未だに処女のような気分になる。
(いや……僕は女子じゃないんだけど)
気恥ずかしさから心の中でツッコミをいれる最原が何を思っているのか、果たして天海は知っているのか。
「ちゃんと着けますから、安心して下さいね」
ピラピラと指先に挟み見せ付けてくるのはラブアパートから拝借したらしいコンドームの包みで、またしても最原の顔は紅潮する羽目になったのである。
-
- 113 : 2017/09/03(日) 02:52:38 :
- 「はえー、すっごいおっきい……」
安っぽいピンク色に包まれた天海の陰茎に、思わず感嘆が最原の口をついて出た。
女性的な顔立ちをした天海には――女を虜にするという点に関してはさて置き――あまりにも似つかわしくない程立派なものだったからである。
天海はその言葉に満足げに笑むと、最原の身体を背後から抱き竦めて、突き出された尻に性器をゆっくりとねじ込んだ。
「んっ……ちょっ、これっ……!」
「……大丈夫っすか?」
「ぃぎっ……だいじょ、ぶ……!」
「痛いっすか?量少なかったんすかね……」
痛みで敏感になった聴力が、労りの声を投げる天海の声の背後でひそめき合う女子二人の声を捉えた。
普通ならば悲鳴を上げて逃げるべくシチュエーションであるのに、二人は彼らの行為の終わりを今か今かと待ち構えている。目視することができない二人が今しているであろう表情を想像すると、最原の背は興奮に粟立った。
-
- 114 : 2017/09/03(日) 02:53:26 :
- 「あ、でも結構……いけそうっすよ。ほら」
「ぅ、もう、入ったの……?」
あらぬ想像に頭を巡らせている間にことは終わっていた。しかし身体は既にしっかりと快楽を感受しており、最原のだらしなく開かれた口の端からは意図せぬ涎が筋を作ってこぼれ落ちていた。
「動くっすよ」
「あっ……ぅうん……っ!」
グリグリと刺さったものが輪を描くように動き、最原の喉は打って変わって甘い声を絞り出す。
-
- 115 : 2017/09/03(日) 02:54:37 :
- (こんな……お尻に突っ込まれてこんなに気持ち良いなんて……やっぱり、僕は……)
そこまで考えて、最原は額をごつんとカウンターにぶつけるようにして突っ伏した。
……こういうのは男女のプレイでもあるそうだが、そもそも何故尻で感じるのだろうかとか。こんな事を繰り返して万が一痔になった時、まともに座薬を入れられるのだろうかとか。薄々と感じていた予感を捨て去るために、至極真面目な思考に陥ろうとするも――。
「終一くん。俺は君の事が好きだったんすよ。君が俺の依頼を真剣に受け止めてくれたあの日から」
「!」
心臓と尻が反射的に締まる。言葉だけで感じてしまった最原の反応に天海はいっそうの笑みを浮かべ、そして締め付けられたことによる己の性器の昂りを感じ取った。
「もう出ます、出ます……!」
「ああ、僕も、僕もイッちゃうぅぅ……!」
「――っ、いいっすよ……!来てください!胸にかけて胸に!」
一足先に達した天海の性器が抜かれ、最原の身体は無理矢理向かい合うような形にされて抱き締められた。
まもなく最原のものから吐き出された白濁はそのまま天海の胸元を汚し、服に染みを残す。
「終一くん……」
そして二人は幸せなキスをして終了する――。
-
- 116 : 2017/09/03(日) 02:54:59 :
- わけもなく。
「やっと終わった?次は私だよ」
最原の尻を労わる気は最初から全く無いとばかりに、春川が彼の顔を横から覗き込んできた。
「……もう少し余韻に浸らせてほしかったんすけどね」
「だめ。出すもん出したならさっさと出て行って」
不満げな天海の言葉を両断した春川は、そのまま彼の腕から最原を奪い取ってカウンターに押し付けた。お気に入りのおもちゃを奪われんとばかりに抱き込む猫のようなその姿に、その場に居た全員が目を丸くした。
「はいはい、そんな睨まないで下さいよ。……じゃあ俺はもう行くっす。もう少し頑張って下さいね、終一くん」
無責任なことを言って、身なりを整えた天海が厨房を後にする。
遠くから食堂の扉が閉まる音を聞き届けると、春川は再び最原の方に向き直って頬に唇が触れそうなほど顔を近付けた。彼女の小さな口からは、先程飲み込んだ精液の臭いがした。
「……男にブチ込まれて悦ぶなんて変態。はっきり言って幻滅しそう」
そう囁きかける春川の顔は、蔑むような声音とは反対に興奮で赤らみ、汗の粒が浮かんでいた。……好きな相手の痴態に本能が刺激されるのは、彼女とて同じことなのだ。
-
- 117 : 2017/09/03(日) 02:55:32 :
- 「ここから私のことは魔姫って呼ぶこと。良いね?守らないと殺すから」
「ええぇ……」
物騒な言葉を吐き出しながら、春川は最原の腿を跨いで秘部を擦り付ける。
スカートの奥に隠れたそこは熱く湿っていて、普段の春川の姿からは想像も付かない淫猥な一面に早くも最原の情欲は刺激されていた。
「……えっち」
慌てて引っ張り上げただけの下着がそれを隠せるはずもなく。硬度を取り戻した彼の下半身に目を向けた春川の膨れっ面が萎み、喜びを噛みしめるようなものへ変わったのを最原は見逃さなかった。
-
- 118 : 2017/09/03(日) 02:55:59 :
- 「……立ったままじゃやりにくい。寝そべってよ」
「え……ここに?」
普段皆が土足で立ち入る場に寝そべるのには少し抵抗が要った。戸惑う最原を春川は焦ったそうに見つめ、そして己のスカートに手を掛けた。
「これ、頭に敷いて良いから」
軽い音を立てて、あっけなく落ちるスカート。
本来捲られることにすら抵抗があるだろうスカートを、女子が自らの手で脱いだのだ。しかもあの春川が。
「な、なな、何やってんのさ……!?」
一つの乱れもない上半身の制服に対して、惜しげもなく晒された赤いニーハイソックスに白のサイドストリングス、そしてその間でむき出しになった絶対領域。
即座に目を逸らした最原だが、洞察力に優れる彼が一瞬にしてその魅惑的な光景を脳裏に焼き付けてしまったのは言うまでもない。
「何恥ずかしがってんの。……これからもっと凄いことするのに」
そう言うや否や、春川はとんと最原の両肩を突き飛ばした。
-
- 119 : 2017/09/03(日) 02:56:53 :
- 世界がひっくり返ったような心地に瞑っていた目を開けば、最原は己の体が既に床へと押し付けられていたことを悟った。
暗殺者ってすごい――口に出そうものなら文字通り逝き兼ねなかったので頭の中で噛みしめるだけに留まったが、現在馬乗りになっている彼女の手際に素直に感動する。
……だが間も無くそれは、突如として顔面に降ってきた温かなものに意識を取られたことによって跡形もなく消えてしまう。
「むぐっ!?」
「ど、どうじゃ?ウチのロリマンの味は……!」
「ちょっと……!」
怒鳴る春川の声をバックに、眼前に広がる白い尻。口と鼻先に触れる、蒸れてぷにぷにとしたそれの正体が何であるかを理解した最原の陰茎は、当然硬度を増した。
「バカッ!」
果たしてそれは夢野か最原、どちらに対して放たれた言葉なのか。
視界も口も塞がれた今となっては、確認する術は無かった。
-
- 120 : 2017/09/03(日) 02:57:32 :
- 「あんたがその気ならこっちだって……!」
「……んっ、んんっ!?」
黙視することができない陰茎の先端に生温かいものが触れて、そのままずるずると根元へと侵食する。
(な、何だ!?何をしてるんだ!?)
得体の知れぬ何かによって感受する快感にパニックになっていると、その温かいものは再びゆっくりと上がっていく。
だがそれは今度は陰茎の形をなぞるかのように、狭く温かい壁が撫でながらのものであった。その感覚に、最原はようやく確かな覚えがあることに気付いた。
-
- 121 : 2017/09/03(日) 02:57:54 :
- 「……んっ、できたぁ」
じゅぽ、と下品な音に続いて、春川の満足げな声が放たれる。温かいそれが彼女の口内であったと言うことに、確信を持った直後のことである。
「な、なるほど……ゴムはそうして着けるのじゃな」
(絶対違うと思う!)
心の中でツッコミを入れつつも、最原は春川が口にコンドームを咥え、ゆっくりと陰茎を飲み込み装着してゆく姿を想像した。
「……あんたのために、ちゃんと予習したんだよ」
ちゅ、というリップ音と共に、陰茎の先に彼女の唇が触れる。
予習に使った教材の内容は明らかに偏っているような気がしたが、今となってはもう些細な問題に過ぎない。
-
- 122 : 2017/09/25(月) 02:02:39 :
- 「い、挿れるから……」
春川の言葉に合わせるように互いの性器同士がキスをする。
今春川はどんな顔をしているのか。どんな姿勢なのか。そんな彼女を見ている夢野はどんな顔をしているのか。目で確認できないというだけで、想像が掻き立てられる。
最原はもう限界だった。
-
- 123 : 2017/09/25(月) 02:21:28 :
- 「あひぃっ……!」
そのままゆっくりと挿入してゆくはずのそれが一気に滑り込んできたことで、春川は思わず弓なりに仰け反り、らしくない甲高い悲鳴をあげた。
「ちょ、っと……っん、なに、かってにいいいいぃぃっ♡」
ガクガクと上下する腰に合わせて、春川の声がぶれる。快楽の溶けたそれは、そのまま耳を犯してくるかのような甘い響きを含んでいた。
-
- 124 : 2017/09/25(月) 02:22:12 :
- 「んあ、さ、いはらっ……!あまり、動くとっ……!」
すると己が乱雑に動いていることも相まって、更にぐりぐりと鼻先に擦り付けられる夢野の陰部は次第に蜜と雌の匂いを放ちはじめた。上から小さく聞こえる喘ぎ声は幼いながらも色を含んでいて、彼女の絶頂もまた間近に迫っていることを悟った。
……のだが。
-
- 125 : 2017/09/25(月) 02:22:57 :
- 「あっ、もうイく……終一っ、終一いいぃぃっ♡」
「ん、んんーっ!」
「あっ、う、動くでな……ん、んあーっ!」
ひときわ大きく春川が腰を落とし、最原が射精しようとしたその瞬間。
夢野が叫んだと同時に、プシャッと顔の付近でせき止められていた水が突如として放たれたような音がした。
-
- 126 : 2017/09/25(月) 02:24:02 :
- 春川は見た。
達したことで腰を僅かに浮かした夢野の陰部から水が放たれ、宙に黄金色の橋を架けたのを。
「あ、あ、あ、ああぁっ……」
泣きそうになりながらもどこか興奮したような夢野の弱々しい声を、かき消さんばかりの放尿音。ツンと鼻をつくような刺激臭。黄に染められてゆく白いワイシャツ。
-
- 127 : 2017/09/25(月) 02:28:00 :
- 「……あんた何やってんの」
「す、すまぬ……達したのは初めてで……その、力が抜け過ぎた……」
「……勝手なことしてこの惨状。殺されたいの?」
「ま、まあまあ。そんなに怒らないでも、ねっ……ま、魔姫……」
「!」
本来自分が怒るべき所を春川に持っていかれ、最原は却って冷静さを取り戻していた。
先程言われたことを意識して宥めれば、春川はますます顔を赤くして、しかし怒りとは正反対の感情を込めた目付きで最原を見た。
「……そういうの、ずるいって……!」
そう唸るや否や、彼女がきゅうっと膣に力を込めたのを感じ取る。
狭まった肉壁に呑み込まれたままの最原の陰茎は、吐精しても尚昂りを治めていない。流れるがまま第二ラウンドに突入した……。
-
- 128 : 2017/09/26(火) 03:42:23 :
- 春川「ってことでただいま」ツヤツヤ
夢野(一人だけ満足そうにしおって……ウチはあれから掃除をさせられて先っぽすらも挿れてもらってないというのに!)モンモン
入間「おー……ってクサっ!んだよテメーら、飲尿プレイでもさせられたのかアァン?」
赤松「い、飲尿!?」
王馬「いや、もしかしたら挿れてる最中に出されたのかも」
赤松「便器代わりにされちゃったの!?」
春川「ち、違うし!間に受けんな!」
夢野「そうじゃ、そんなことはしとらん。……じゃ、じゃがアブノーマル・アクティビティをしてきたのに間違いはないぞ?」ドヤ
春川「あんただけね」
夢野「ん、んあーっ!」
東条(ア、アブノーマルですって……!?)ドキドキ
入間(そんな……冗談だったのに……い、一体どんなことをしてきやがったんだあのアジのまな板は!?)ドキドキ
-
- 129 : 2017/09/26(火) 03:42:59 :
- 白銀「……」
白銀(……これ以上はいけない)
白銀(心なしかどんどん過激になっていくプレイ……このままじゃ最原くんが危ない扉を開き、いつかテクノブレイクを起こしかねない!!)
白銀(もうただの傍観者でいるのはやめるのよ、つむぎ!!)
白銀(今度こそこの猿共を……止めてみせる!!)
-
- 130 : 2017/09/26(火) 03:43:20 :
- 東条「それで終一様は今どこに?」
春川「風呂だよ……誰かさんのせいでね」
夢野「んあああぁっ」
赤松「お風呂かあ……丁度良いね!よし、それじゃあキーボくん!もう一度内なる声を――」
白銀「スタァァァップ!!!!」
赤松「!?」
白銀「今からではもう遅過ぎる気がするけど、不純異性行為はもうやめるべきだよ!」
赤松「は!?」
王馬「わーい、じゃあ不純同性行為ならオーケーだね!」
白銀「揚げ足取りはやめてよ!もっとダメに決まってるでしょ!」
キーボ「それは同性しか愛せない人に対する差別ですよね?」
白銀「ちょ……面倒臭いことになるからそこはあんま踏み込まないで……」
-
- 131 : 2017/09/26(火) 03:43:46 :
- 白銀「そもそも君達は本当に最原くんが好きなの!?好きな人の意思を無視して好き放題するのが君達の愛し方なの!?」
赤松「そ、それは……」
夢野「んあ……」
白銀「最原くんは最原くんで好きな人がいるかも知れないのにさ。無理矢理肉体関係に持ち込んで自分の気持ちばっかり押し付けて!」
白銀「おまけにエロ同人みたいな薬で判断鈍らせてさ!本人の気持ちを考えてあげたことあるの!?」
真宮寺「ふむ……」
天海「……」
白銀「人の気持ちを弄ぶなんて最低なことなんだよ!?」
ガラガラッ
最原「……」
赤松「しゅ――最原くん……!」
-
- 132 : 2017/09/26(火) 03:44:19 :
- 白銀「地味に良いタイミング。……聞いて、君は今までこのクズどもに催淫剤盛られてレイ――」
最原「知ってるよ」
赤松「!」
最原「僕の研究室にあったやつだろ」
最原「モノクマに唆されたのか知らないけど、そんな得体の知れないものを騙して飲ませてさ。抵抗できないのを良いことに種馬や肉便器のように扱うなんて……」
最原「最低だよ」
春川「……」グッ…
茶柱「あぅ……」
最原「……」
最原「……だけど、君達が僕を想ってくれている気持ちは本当なんだと思う」
最原「そこは信じても良いんだよね?」
天海「あ……当たり前っすよ!」
赤松「私達全員……あ、白銀さんは知らないけど、終一くんの事が大好きなの!」
赤松「でもその、好き過ぎるあまり欲求不満になっちゃって……閉鎖空間というのもあって欲望が抑え切れなくて……」モジモジ
最原「そ、そうなんだ……」
-
- 133 : 2017/09/26(火) 03:44:46 :
- 最原「えっと、取り敢えず君達の気持ちは信じるよ」
入間「ほ、本当に?あ、ありがとう……」
最原「そこはありがとうじゃないよね」
王馬「ごめん、だね」
獄原「ごめん、本当にごめん」
最原「うん」
最原「……本当に僕が好きならさ、責任取ってよ」
東条「責任……」
茶柱「て、転子は取ります!何でもします!」
最原「そっか。それじゃあ話は早いよ」
-
- 134 : 2017/09/26(火) 03:45:13 :
- 最原「……僕もう、君達のせいで普通の恋愛ができそうにないんだ」
最原「一人じゃなくて、みんなと触れ合いたい。気持ちを通じ合わせたい」
赤松「そ、それって……」
最原「うん。君達のことが好きになっちゃったんだ」
最原「だからさ、僕と付き合って……」
最原「――もっと沢山えっちなことを教えてよ♡」
白銀「……」
白銀「……」
白銀「……」
白銀「ファッ!?」
-
- 135 : 2017/09/26(火) 03:45:53 :
- 白銀(……あの日以来、だんがん紅鮭団は変貌した)
東条「おはよう、白銀さん。目にクマが出来てるけど、ちゃんと眠れてるかしら」
白銀「そのセリフすごい既視感あるんだけど……いやそれがさ、毎晩隣からギシアン聞こえてきて全然眠れないの。あの寄宿舎の部屋ってレオパレス並みに壁薄いんだね、地味にびっくりしたよ」
東条「それは大変ね。今日から夜時間のアナウンス後に安眠効果のあるハーブティと耳栓をお持ちするわ」
白銀「うん、ありがとう。ところで東条さん」
東条「何かしら」
白銀「その首のやつ……なに?」
東条「ああ、これは終一様からプレゼントで頂いた首輪よ」
白銀「そうなんだ……鎖垂れてる首輪が人間に繋がれてる場面とか漫画でしか見たことないからすごいびっくりしたよ……」
東条「ふふ……この首輪は私が終一様に所有されているという証なの。あの方が鎖を持てば、私の身も心も全てあの方に支配されるということに……ああ、堪らないわ……」ゾクゾク
白銀「……」
白銀(恥も倫理観も崩壊し――)
-
- 136 : 2017/09/26(火) 03:46:20 :
- ー中庭ー
春川「ん……ちゅ……」チュッチュッ
最原「……」チュプレロ
最原「……やっぱり、場所変えようよ……こんな所じゃ、誰かに見られちゃうよ……」
春川「……見られたって良いんでしょ。私知ってるんだよ、あんたが昨日東条とこの中庭で青姦してたの」
最原「い、いや、あれは斬美にどうしてもって言われて!普段からお世話になってるし、断れなくて……!」
春川「……分かってる。分かってるけど……不安なんだよ。あんたがいつか一人を好きになって、私の元から離れて行くのが」
-
- 137 : 2017/09/26(火) 03:46:44 :
- 春川「私なんて全然可愛げないしさ。……これでも最後に選ばれる可能性が低いって自覚はあるんだよ」
最原「そんなことないよ……君はすごく可愛いよ」
春川「……!ば、バカ。気休めなんて、いらないよ……!」カアァ
春川「…………でも、でももし、本当に少しでもそう思ってくれてるなら……」
春川「今すぐ、好きって言って……?」
最原「……うん、好きだよ。魔姫が大好きだ」
春川「!!私も、終一が大好き……」
春川「死んでも絶対、あんたのことは離さないから……」ギュッ
白銀(堂々と行われる青姦――)
-
- 138 : 2017/09/26(火) 03:47:11 :
- ー図書室ー
最原「……」パラパラ
入間「はあぁ……終一ぃ、まだぁ?まだ読み終わらないのぉ?」スリスリ
最原「……ダメだよ美兎、豚が人の言葉を喋っちゃ」
入間「えへへぇ……ぶひぃ、ぶーぶー♡」
王馬「あーもう、うるっさいなあ!そんなに発情治らねえんならそこでハートの穴が空いた下着でも着て屁こきながら尻文字ダンスでもしてろよ!!」
入間「んだとテメェこのホモチンポ!俺様達の最高にエロスなラブハメセクロスをタダで見れるだけ有難いと――」
最原「……」ケツパァン!
入間「ぶ、ぶひいいいぃっ!ご、ごめんなひゃあぁい……♡」
王馬「うわー、あんな大人しかった最原ちゃんにこんな一面があったなんてゲンメツー」
王馬「ま、そんな最原ちゃんも俺の下ではにゃんにゃん鳴いてる猫なんだけどねー!」
最原「う、うるさいよ!」
白銀(やはりどんどんハードになっていくプレイ――)
-
- 139 : 2017/09/26(火) 03:48:06 :
- ーラブアパートー
夜長「ピースピース!キーボ、撮れてるー?」
キーボ「はい、バッチリです!現像も完了です!」ピッ
夢野「おお、これがハメ撮りというものなんじゃな……!」キラキラ
茶柱(はわわわ、女の子の格好をした終一さんを私達が犯してる姿がハッキリと……!)ハァハァ
最原(何で女の子相手なのに女装しなきゃならないんだろう)ゼェハァ
夜長「その方が背徳的でー終一も燃えるでしょー?」
最原(心読まれた!?)
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- 140 : 2017/09/26(火) 03:48:41 :
- 最原「あ、あの、とりあえずこのセーラー服もう脱いで良い?白銀さんに悪いし……」
夢野「ダメじゃ!今度はキーボも交えて第二ラウンドとしゃれこむぞ!」
茶柱「奉仕されてる立場なんですから、まだまだいけますよね!?」
最原「いやあの……出すのも結構体力使うんだけど。そもそもキーボくんはどうやって交じるのさ」
キーボ「安心して下さい、終一クン。入間さんに付けてきてもらいましたからバッチリ掘れますよ!」チンコー!
最原「そ……そうなんだ……」
夢野「ロボットと女学生の禁断の愛……絵になりそうじゃのう」ウンウン
茶柱「そ、そうですかぁ?」
夜長「にゃははー秘密子はロマンチストだねー!」
白銀(勝手に使われる私のコスプレ道具――)
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- 141 : 2017/09/26(火) 03:49:09 :
- ー男子トイレー
最原「んっ、んぷっ……」レロムチュ
最原「ぶぁ、はあ……ゴン太くんの本当におっきいね……。フェラだけじゃ物足りないかな」
獄原「そ、そんなことないよ!最原くんの口の中、すごく気持ちいい……」
星「しかし体格で何となく予想してたとはいえ、本当にすげぇデカさだぜ……」
最原「うん……流石にこれをお尻に入れるのは怖い」
真宮寺「まァ、突っ込むことだけが愛じゃないからネ。僕は突っ込むけど」
天海「冷静に考えてみると、男同士なら別に挿れる必要も意味もないっすよね。俺も挿れますけど」
百田「」ギンギン
白銀(ハッテン場と化した男子トイレ――)
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- 142 : 2017/09/26(火) 03:49:31 :
- モノクマ「出来たよ!性転換ライトが!」
王馬「でかした!」
最原「嘘だろ」
白銀(チームダンガンロンパの裏切り――)
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- 143 : 2017/09/26(火) 03:50:15 :
- ー赤松の自室ー
パチュパチュ
赤松「あははぁ……やっと終一くんと二人きりで出来て嬉しいよ……♡」
赤松「ねえねえ、どう?私のパイズリ。もう二人以上のおっぱいに包まれる感覚を覚えちゃってるから物足りないかな……?」ニチュニチュ
最原「そ、そんなことないよ……すごく気持ちいい……」トロ…
赤松「あはは、顔蕩けてるよ。可愛いなあ、もう……」
赤松「おねだり上手な終一くんの為に、もっともっと気持ちよくしたげるね♡」
パチュッパチュッ!
最原「あっ、そんな激しくしたら……!」
赤松「でひゃう?」チュウウッ!
最原「んひぃ、吸っちゃ、やっ……ううぅっ!」
ビュルルルルッ!
赤松「わぁ……連日出してるのに凄い量だね……!おっぱい妊娠しちゃうかも」ペロ
赤松「でもやっぱり……赤ちゃんの素はこっちに入れるべきだよね♡」スルッ
最原(赤松さんのパンツ……もうべちゃべちゃだ……)
最原(正直僕は今すぐ寝たい位しんどいんだけど……)
赤松「……ね?」ズイッ
最原(逆らったら死ぬまで搾り取られそうだ……)
最原「そ、そうだね……」
-
- 144 : 2017/09/26(火) 03:50:37 :
- 赤松「早くっ、早くっ♡」クパッ
最原「ま、待って。ゴム着けるから……」
赤松「今日は安全日だから大丈夫だよ!」
最原「でも……」
赤松「夜長さんや茶柱さんとも生でしたんでしょ?私だけダメなんてずるいよね?」
赤松「それにもう我慢出来なくて苦しいの。ね、ほら早くぅ……!」
最原「わ、分かったよ……!」ズリュ
赤松「〜〜〜ッきたあぁ♡」ビクビクッ!
-
- 145 : 2017/09/26(火) 03:51:06 :
- 赤松「えへ、早速イっちゃったぁ……でも今日は終一くんのおちんぽ独り占め出来るもんね……♡」
パンパンッ!
赤松「んんんっ、激し……!もっと乱暴に扱っても、良いからね♡」
最原「そんなこと……うぁ、も、出るかもっ……!」パンパンッ!
赤松「わ、私も……!またイッちゃいそう……!」
赤松「イク前にキスしよっ、キスぅ……!」
最原「――ん」チュ
赤松「んちゅ、んんっ……しゅういち、くん……」
赤松「――ごめんね。私嘘ついちゃった」ボソ
最原「……え」
赤松「さっき今日は安全日だって言ったよね。でも本当はね」
赤松「――危険日なんだ♡」
-
- 146 : 2017/09/26(火) 03:51:29 :
- 最原「……!?」
最原「ちょ、ちょっとまっ――!」バッ
赤松「」ギュウウウッ!
最原(ちょ、がっちりホールドされて動けな……!)
赤松「もう、えっちに集中してよ……お仕置きしちゃお♡」ペロ、レロッ
最原「ぁ、首舐めないでぇ……!」ゾクゾク
最原「ふぁ、やば、で、出ちゃ……!うううううっ!」ビクビクッ!ビューッ…
赤松「えへへ……終一くんとの赤ちゃん、楽しみ……♡」トロー
最原「ぅ、ぅ、う……」
-
- 147 : 2017/09/26(火) 03:51:48 :
- 白銀(毎日毎日監視用モニターに映されるのは、こんな光景)
白銀(こんな内容で放送できるわけもなく『だんがん紅鮭団』は放送休止に追い込まれ、視聴者からはその唐突な休止に対する批判が殺到した)
白銀(……つまりもう彼らを監禁している理由は無いってのに)
モノクマ「うーん、良いね良いね。オカズに困らないさいっこうの毎日だ!希望にあふれてるよ!」ホクホク
白銀(チームダンガンロンパを構成するエロに忠実なスタッフと腐女子スタッフが継続を希望しているらしく、結局彼らの解放は未定となってしまった)
白銀(彼らも幸せそうだし、良いんじゃね?とのこと。何も良くない)
白銀(何しろ私だけ、ハブられているからだ)
-
- 148 : 2017/09/26(火) 03:52:18 :
- ー図書室ー
白銀(あああああああああ!!!)クチュクチュクチュクチュ!!
白銀(どいつもこいつもそこらかしこで盛りやがって!!)
白銀(私だって……私だって……)
白銀(欲求不満になるんだよおおおお!!!)クチュクチュクチュ!!
白銀「あっ、イキそ……」
ガチャ
最原「はぁ……」
白銀「えっ」
最原「あっ」
白銀「あああああああああああああああ!!!!!」プシャアアアァァァァァァ!!!!!!!!
-
- 149 : 2017/09/26(火) 03:52:47 :
- 白銀「……」
最原「……」
白銀「……」
最原「……」
白銀「……あの」
最原「……えっ」
白銀「その……ね。見苦しいところ見せてごめんね……」
最原「あっ、う、ううん!ゴメン、僕もノックもせずに……!」カアア
白銀「いや図書室入るのにノックしないでしょ」
最原「あ、そ、そうだね……」
白銀「……あはは」
最原「……はは」
シーン
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- 150 : 2017/09/26(火) 03:53:10 :
- 白銀(っていつまで居るの!?地味に辛くなってきたよ!空気読め!)
白銀(…………いや、待てよ?最原くんの反応といいシチュエーションといい……これは地味にエロ同人に良くあるなし崩しセックスに発展するイベントなんじゃないかな!?)
白銀(ということは私もとうとう最原くんの終一をねじ込まれる時が来たということに……!)チラ
終一「」シーン
白銀(私の開けっぴろげオナニーを目撃してるのに勃ってない……だと?いや、ここは一か八か!)
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- 151 : 2017/09/26(火) 03:53:38 :
- 最原「えっと、それじゃあ僕は失礼す――」
白銀「い、行かないで!」ギュッ
最原「えっ!?」
白銀「あのね、最原くん。お願いがあるの……」
白銀「一回だけで良いから……私を抱いて」
最原「ゴメン」
白銀「…………」
白銀「……え、え、え、即答!?せめて申し訳なさそうな演技をしながら言ってよ!!」
最原「こ、ごめん……でも僕、愛の無いセックスは出来ないんだ」
白銀「……」
白銀「はあああああ!?!?」
-
- 152 : 2017/09/26(火) 03:54:31 :
- 白銀(この野郎……催淫剤で始まった恋愛に溺れてるくせに何なの!?どこまで私のプライドをズタボロにする気なの!?)
白銀(あークッソ腹立ってきた……こうなりゃあの時渡された催淫剤で逆レイプを――)
バーン!!
入間「おいやっと見つけたぞ終一ィ!今日は全員腹一杯になるまで8Pするって言っただろうが、何逃げてんだ!さっさとこいつを飲んでラブアパートに来やがれ!」
王馬「最原ちゃんみーっけ!もー、今日は性転換ライトで女体化した最原ちゃんに順番に種漬けしてって、誰の子供を孕むか勝負するって言ったじゃーん!さっ、早くこれ飲んで!」
最原「ヒッ」
白銀「予定ブッキングしてる上に内容えげつなっ」
白銀「……ん、待って二人とも。その手に持ってるやつ、何?」
入間「あ?これはテメーの部屋に放置してあった催淫剤に決まってんだろーが!!」
白銀「おい!何勝手に取ってんだ!!」
入間「ひっ……な、なんだよぉ……どうせ使わねーんなら良いじゃねーかよお……!」
王馬「あれれ〜?もしかして白銀ちゃん使うのお??」ニヤニヤニヤニヤ
白銀「つ、使わないし!!!」
王馬「じゃあ良いじゃん」サラリ
白銀(こ、こんのクソガキイイィィィ!!!)
-
- 153 : 2017/09/26(火) 03:54:57 :
- 最原「嫌だあああ!孕ませるのも孕ませられるのも嫌あああああ!!!」
白銀「!?」
王馬「あはは、口では嫌だ嫌だ言ってても俺達の事が大好きなんでしょ?あ、何なら先に俺の子仕込んどく?」
入間「お、おいこのホモウマ!終一が嫌がってんだろうが!さっさと消え失せてチンカス共と掘り合ってやがれ!」
王馬「はー?入間ちゃんてば頭ん中にまで精子ぶち込まれちゃったの?これは嫌がってるんじゃなくて照れてるの。理解力なさ過ぎだよこの変態バカ女!」
最原「いや嫌がってるんだよ!」
入間「ひいいいいぃぃっ!!助けて終一いぃぃ!!」
最原「隠れるふりしてさりげなく出口に引っ張ってくのはやめてくれ!」
白銀「」ポカーン
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- 154 : 2017/09/26(火) 03:55:49 :
- 白銀(……そんなカオスな光景にムラムラも吹き飛び、私は黙って図書室を後にしたのだった)
白銀(それから丁度一年半が経とうとしている。『だんがん紅鮭団』はそのままフェードアウトし、代わりに『コロシアイ学園』なる新企画が始まった)
白銀(意外にも視聴者の食い付きは良く、紅鮭団での失態はなんとか挽回出来たわけなのだが――)
-
- 155 : 2017/09/26(火) 03:56:19 :
- 赤松「ほらパパ、抱っこしてあげて!」
最原「う、うん……」
白銀「みんなー、粉ミルクとオムツ届いたよー」
春川「ありがとう、白銀」
天海「これはまた随分と良いメーカーの物ばかりじゃないっすか」
白銀「あはは、上には奮発するよう言っておいたからさ!」
東条「感謝しても仕切れないわね……」
モノクマ「はあはあ、食べちゃいたいくらい可愛いなあ!」チュッチュッ
白銀(現在私は最囚学園にて、新たに誕生した8つの命を育むサポートしていた)
白銀(殺し合いを促進するチームダンガンロンパに所属する私が命を育むなど、あまりにも皮肉で馬鹿らしいとは思うけど……これが今の私にとっての希望となりつつある)
白銀(ただ……あの時私が軽はずみな気持ちで催淫剤を皆の前に出さなければ……あの時図書室で賢者タイムに入らなければ……)
白銀(今更そんなどうしようもないことに、度々思いを馳せてしまうのだった……)
子作りEND
最原「はっ、何だ今のは!?」
本当の本当に終わり
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- 156 : 2017/09/26(火) 03:59:21 :
- しばらく忙しくなり更新が出来なくなるので安価スレだけ消費させていただきました。
色々言われてた最赤ですが、一応気合い入れて書いたのですみません許してくだい!
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- 157 : 2017/09/27(水) 01:22:37 :
- 後半マニアックすぎて笑った
次はもっとオープンにして書いてもいいのよ
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- 158 : 2017/10/10(火) 22:59:35 :
- 一体八人目は誰の子なんだ…
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- 159 : 2017/10/23(月) 16:42:51 :
- それな…
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- 160 : 2017/12/17(日) 02:29:59 :
- 双子説
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