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この気持ちは、きっと エレミカ

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  1. 1 : : 2017/06/22(木) 19:09:15
    こんにちは!★KAREN★です!

    2作目です!

    今回も、エレミカの現パロssを書きたいと思います!

    見てくださった方、是非是非コメントお願いします!ペコリ

    では、早速書いていきます!

  2. 2 : : 2017/06/22(木) 19:17:42


    ドンッ

    ミカサ「!」

    ドサッ

    アニ「うわ、最悪。ミカサに当たっちゃったよ。」

    ユミル「テメェ邪魔なんだよ!!
    お前みたいなクソが堂々と真ん中歩いてんじゃねーよ!!」

    ミカサ「…ご、ごめんなさい…」

    アニ「…ったく、気分悪いね。」

    ユミル「この無表情女!」



  3. 3 : : 2017/06/22(木) 19:32:30
    ヒソヒソ…

    マタ、ミカサガヤラレテルワヨ…
    ホントダ…デモ、カカワッタラワタシタチガヤラレル…
    カワイソウ…



    『可哀想』?

    そんなこと、思ってもいないクセに。

    助けてあげようだなんて思ってもいないクセに。

  4. 5 : : 2017/06/22(木) 20:00:16
    …カサ、ミカサ!

    ミカサ「う…ん」

    ミカサ母「ミカサー!起きなさい!
    朝よ!」

    ミカサ「…朝…?」

    ミカサ「…」



    懐かしい夢を見た。
    私がいじめられていたときの夢。



    ミカサ母「ミカサー?何してるの?早く降りていらっしゃい!」

    ミカサ「うん!いまいく!」

  5. 6 : : 2017/06/22(木) 20:34:33
    ミカサ「行ってきます!」

    ガチャ バタン

    今日から私は、高校生になる。

    みんなと仲良くなれるだろうか?

    ミカサ「…怖い…」ボソ


    私は、中学生の頃、クラスメートに
    いじめられていた。

    とても辛くて、怖かった…

    ぶつかられたり、蹴られたり、殴られたり、髪を引っ張られたりした。

    回りの子たちも、自分がターゲットになるのを恐れて、助けてくれなかった。


    何度も何度も、思った。

    『なんで私が、こんな目にあわなければいけないのか』

    と。

    『なにもしていないのに…』

    と。

  6. 7 : : 2017/06/22(木) 22:20:56
    ミカサ「…」ペチペチ

    ミカサ(きっと、大丈夫!
    いい友達が、できるはず…!)

    ???「あれ?ミカサじゃない!?」

    ミカサ「えっ…」

    ???「やっぱりミカサだ!!
    同じ高校なんだねー!!やったぁ!」

    ミカサ「…!! クリスタ!!」

    クリスタ「よかったぁ、ミカサが一緒で!」

    ミカサ「私も!本当に嬉しいよっ!」

    この子は、クリスタ・レンズ。

    私がいじめられていた時は、いつも
    クリスタが助けてくれて、励ましてくれた。

    私の、親友であり、恩人。

    そのクリスタと学校が一緒。
    こんな嬉しいことはない。


    クリスタ「いーい天気!入学式にこんないい天気なんて、最高だねっ!」

    ミカサ「うん!私もそう思う!」

    クリスタ「同じクラスだったらいいねっ!」

    ミカサ「うん!!」


  7. 8 : : 2017/06/22(木) 22:26:58
    ザワザワ

    ミカサ「わぁ、こんなに人が…!」

    クリスタ「たくさんいるんだねぇ!
    うちの学校、かなり偉いんだよね?」

    ミカサ「うん…倍率がね!」

    クリスタ「その壁を越えてきた人たちなんだ!」

    教師「新入生は、自分のクラスを見て各教室へ行きなさーい!」

    クリスタ「ねえねえ、ミカサ何組?」

    ミカサ「私は…と、A組だ!」

    クリスタ「…!離れた…私C組…」

    ミカサ「え!そんなぁ!」

    クリスタ「また遊びにいく…」

    ミカサ「私も!」

  8. 9 : : 2017/06/22(木) 22:38:03
    ミカサ(…クリスタとクラス、離れちゃった…)シュン

    ミカサ(…だめだめ!いつまでもクリスタにしがみついてちゃ!)

    ミカサ(が、頑張ろう!)

    ガラッ

    ドキドキドキドキ

    ミカサ(え…っと、私の席は…
    あ、窓側の一番後ろ?)

    カタン

    ???「お!隣はお前か!」

    ミカサ「!?」ビクッ

    ???「えっ?どうしたんだ?」

    ミカサ「いっ、いえ、何もっ…!」ドキドキ

    エレン「そ、そうか?
    俺は、エレン・イェーガー!よろしくな!」ニコッ

    ミカサ「!!!//」ドッキーン…




    彼の笑顔は…


    私が今まで生きてきた中で、一番


    太陽のように輝いた


    まぶしいくらいの


    優しさに満ち溢れた


    とても素敵な、笑顔だった。




  9. 10 : : 2017/06/22(木) 22:42:45
    ミカサ「…っ!」

    エレン「お前は?」

    ミカサ「あっ、わっ、私は、ミカサ・アッカーマンです!よ、よろしく!
    エレン…イェーガー君!」ニコッ

    エレン「!!///」ドキッ

    エレン「あ、ああ、よろしくな!ミカサ!」

    ミカサ「!!//」

    ミカサ(…名前呼び…)///









    これが、私と、エレン君との、最初の出会いだった。






  10. 11 : : 2017/06/22(木) 22:51:22
    エレン「ミカサって、どこの中学…」

    ???「エレン!おはよう!」

    エレン「! おお、アルミン!おはよう!」

    アルミン「エレンと同じクラスで良かった!
    …えっと、君は?」

    ミカサ「! あっ、私は…」

    エレン「ミカサ・アッカーマン!
    ここに来て初めての、俺の友達だ!」

    ミカサ「!!!!」






    ーー今、なんて…?ーー




    エレン君が、私のことを、

    「友達」

    ってーーー…………




    ウルッ



    エレン「それでー…っておい!
    何で泣いてんだよ!?」

    ミカサ「! えっ、あっ…
    ごっ、ごめんなさい!」

    バタバタ

    アルミン「!? だ、大丈夫なのかな、あの子……」



  11. 12 : : 2017/06/22(木) 22:56:03
    お手洗い

    ジャバジャバ

    ミカサ(私のバカ…!せっかくエレン君が、アルミン?君に、私を紹介してくれたのに……)



    でも


    とっても嬉しかった。


    私には、男友達が誰一人として
    いなかったから。


    だからあの時、エレン君が、私のことを

    「友達」

    っていってくれて………


    とても、嬉しかった……

  12. 13 : : 2017/06/22(木) 23:03:59
    教頭「ただいまから、××年第××回、入学式を、行います……」



    ドキドキドキドキドキ




    ミカサ(…エ、エレン君と、席が…隣…!!!)

    ミカサ(どうしよう…さっきの今だし
    すごく気まずい……)


    エレン{なあミカサ。}小声

    ミカサ「!!」

    エレン{大丈夫か?さっき…}

    ミカサ{あっ、うん!全然大丈夫!
    ごめんね、私さっき…}

    エレン{いや、気にしてないよ。}

    ミカサ{…ありがとう…}



    トクン…トクン…トクン…トクン…




    ーーどうして?




    エレン君と話していると、
    心臓の鼓動が早くなる…………






    私、一体、どうしたんだろう…?


  13. 14 : : 2017/06/22(木) 23:16:06
    今日はここまでにしたいと思います!

    また明日、投稿します!

    コメント頂けたら嬉しいです!

    よろしくお願いします!
  14. 15 : : 2017/06/23(金) 07:27:23
    放課後


    クリスタ「えっ!?男友達が出来たの!?」

    ミカサ「うん...///」

    クリスタ「良かったね!!すごいじゃん!!」

    クリスタ「それで、その男の子の名前は?」

    ミカサ「エレン・イェーガー君っていうの。」

    クリスタ「えっ!?エレン・イェーガー!?」

    ミカサ「えっ?うん。」

    クリスタ「エレン・イェーガーっていったら、私のクラスでは話題の人だよ!」

    ミカサ「えっ...!」

  15. 16 : : 2017/06/23(金) 20:41:36
    ミカサ「そうなの?」

    クリスタ「うん!なんか皆、
    『エレン君とクラス離れた~…』とかって言ってた!」

    ミカサ「そ、そうなんだ…」

    クリスタ「男女問わず、仲良いんだって!」

    ミカサ「へ、へぇ……」


    ミカサ(そんな凄い人と、友達になれたんだ…)

    ミカサ(なんか、嬉しいな……)

  16. 17 : : 2017/06/23(金) 20:49:28
    ガチャ

    ミカサ「ただいまー!」

    ミカサ母「おかえり、ミカサ!
    学校はどうだった?」

    ミカサ「クリスタと一緒の学校だったけど、クラスは離れちゃった。」

    ミカサ母「あら、クリスタちゃんも?良かったわね!」

    ミカサ「うん!」

    ミカサ母「手を洗ってらっしゃいな。お菓子用意してるから。」

    ミカサ「はーい。」


    タンタンタン……



    カチャ 

    ミカサ「ふぅ……。」

    エレン・イェーガー君……かぁ……。


    回想

    クリスタ「それでね、噂によるとエレン君は、
    成績優秀、スポーツ万能、皆からの信頼もあついみたい!」

    クリスタ「だから、エレン君は、完璧みたいだよ!」





    って、クリスタが言ってたっけ。

    すごいなぁ。

    私なんかとは大違い……

  17. 18 : : 2017/06/23(金) 20:55:33
    翌朝

    ミカサ「行ってきます!」

    ミカサ母「いってらっしゃい!」


    今日は少し家を早めに出た。

    みんなにあいさつをして、少しずつ
    みんなとの距離を縮めてみようと
    思ったから。

    よし!頑張ろう!!




    学校

    ミカサ「……ちょっと早く来すぎたかな。」

    廊下にも、校庭にも、誰もいなかった。

    私だけみたいだ。

    ミカサ「でも、あいさつの練習をするチャンスかも?」

    ミカサ「ゴホン!
    お、おはよう!…ございます…?」

    ガラッ

    ミカサ「!!」


  18. 19 : : 2017/06/23(金) 21:02:45
    エレン「! ミカサ!早いな!」

    ミカサ「エレン君!」パァッ

    エレン「おはよう!やけに嬉しそうだな、何かあったのか?」

    ミカサ「えっ!あ、ううん、何も!」

    ミカサ「あっ、おはよう!」

    エレン「ハハッ!おはよう。」

    キュン

    ミカサ「!?」

    ミカサ「…じゃっ!!」バビュンッ

    エレン「!? え、ミカサ…?」


    ミカサ(うひゃあああああ!!)///

    バクバクバク

    ミカサ(何、私…!!
    ただあいさつしただけ!笑ってくれただけ!)

    ミカサ(なのに、何でこんな気持ちになるの…?)

    ミカサ(なぜ、こんなに、胸が高鳴るの?)






    ミカサ(なんで、エレン君の前でだけなの…?)



  19. 20 : : 2017/06/23(金) 23:27:17
    ガヤガヤ

    ミカサ「……」

    ガラッ

    女子A「あははっ!もぉエレン!」

    男子A「はははははっ!」

    エレン「ははっ!おもしれーだろ?」

    ミカサ「…ー!」

    女子B「エレン!ちょっといい?
    数字でわかんないとこがあるんだけど……」

    エレン「おう、いいぜ!どこだ?」

    女子B「えーっと、この問題なんだけど……」

    エレン「あぁ!これはこうして……」

    ミカサ(本当だ…エレン君、みんなに囲まれてる……)

    ミカサ(勉強も教えてあげてるし…)

    ミカサ(すごいなぁ……)

    と、思う反面。




    少し、嫌だと思ってしまう自分もいる。
  20. 21 : : 2017/06/23(金) 23:37:39
    女子B「あぁ、なるほど!こうすればいいんだ!」

    エレン「ああ、やり方さえ覚えれば
    あとは簡単だ!」

    女子B「ありがとう、エレン!」

    エレン「おう!」



    ーーなんだろう、この気持ちーー

    なんか、いろんな思いがごちゃ混ぜになった、変な感じ。

    パレットにいろんな色の絵の具を混ぜたみたいな気持ち。

    私の感情は、一体……ーーー


    エレン「! ミカサ!」

    ミカサ「!」

    エレン「どこ行ってたんだよ?
    急に走り去っていくから、びっくりしたよ。」

    ミカサ「あっ、ご、ごめんなさい。
    実は私、その、急用を思い出して…」

    エレン「そっか。それなら良かった!何かあったのかと思った!」

    ミカサ「ごめんなさい…」

    エレン「何で謝るんだよ!笑
    別に怒ってねえし!笑」

    ミカサ「!!///」キュンッ

    エレン「ほら、こんなとこつっ立ってないで、みんなの方行こうぜ!」

    グイッ

    ミカサ「!!」カアアアアアア////

    ミカサ「うっ、うん!」


  21. 22 : : 2017/06/23(金) 23:51:19
    エレン「おーい!みんな!」

    皆「!」

    エレン「この子はミカサ・アッカーマン!俺の友達だ!」

    ミカサ「よっ、よろしく!!」

    ???「ミカサ、って言うんですね!」

    サシャ「私はサシャ!サシャ・ブラウスです!よろしく!」

    ミカサ「うんっ!よろしく!」




    エレン君のおかげで、私はたくさん
    友達ができた。

    サシャ、コニー、ジャン、ライナー、
    ベルトルト。

    本当に、嬉しい。

    こんなに友達がいるなんて、人生で
    初めてのことだった。

    みんな優しくて、友達思いで、一緒にいると、すごく楽しい。











    でも














  22. 23 : : 2017/06/23(金) 23:54:43

































    悲劇は突然


































    舞い降りた




























  23. 24 : : 2017/06/23(金) 23:56:17





















    もう、この世で一番会いたくないと
    思っていた奴等に

























    会ってしまったのだ

















  24. 25 : : 2017/06/24(土) 00:10:25

    ???「あれ?アイツ、ミカサじゃねえ!?」

    ???「!!」


    ミカサ「えっ…?」








    今の声










    まさか







    ミカサ「!!!!」


    ユミル「やっぱりミカサじゃん!!w」

    アニ「無表情女が、なんでこんなところにいるんだよ。」

    女子U「無表情女?」

    アニ「そ。アイツの中学ん時のあだ名だよ。」

    ユミル「何にも話さねーし、暗かったんだよ。」


    ザワ……


    ミカサ「っ…!!!」ズキズキ

    サシャ「…? ミ、ミカサ?どうしたんですか?」

    ミカサ(…あぁ…またこの感覚…)


    頭が、痛い。

    フラフラする、貧血かな。

    めまいもする。

    あの頃の記憶が甦ってくる…

    いじめられていた時の、私の記憶。

    フラッ

    ドサッ

    エレン「!!ミカサ!?」

  25. 26 : : 2017/06/24(土) 00:18:02
    ユミル「ほら!無表情女!この水飲めよっ!!」

    ビシャーッ

    ミカサ「いや…っ!冷た…っ」

    アニ「それとも、便器の水のほうが
    いいかい?」

    ガッ

    ミカサ「痛ッ…!!」

    ザブッ

    ミカサ「!? ~~!!!!」ブクブク

    アニユミ「あはははははは!!!!!」







    嫌だっ…!!! 
    もうやめて…お願いだから…


    もう…やめて……



    ずっと、毎日、こんな日々が続いていた。

    私はまるで、おもちゃのように、アニたちに扱われた。

    日頃のストレスを私で発散するかの
    ように。



    毎日毎日、続いていた。


  26. 27 : : 2017/06/24(土) 00:22:10
    でもやっと、高校生になれた。

    憧れの学校に入って、憧れの制服を着て、友達と、毎日楽しく穏やかに過ごすことが、私の夢だった。

    やっと、あの痛みと苦しみから、
    解放されると思った。



















    なのに














    私は













    そんなことすら、望んではいけないの?















  27. 28 : : 2017/06/24(土) 07:14:13



















    そんな小さな幸せすら























    望んではいけないの?

















  28. 29 : : 2017/06/24(土) 07:17:54
    タッタッタッタッ

    ミカサ(...なんか、背中が暖かい...)

    ミカサ(誰かの背中に、乗ってる...?)

    ミカサ(とても、心地良い...)















    ...サ、ミカサ!



    ミカサ(...誰かが私を...呼んでる...)




  29. 30 : : 2017/06/24(土) 07:24:27
    ミカサ「...」パチ

    クリスタ「ミカサっ!」

    ミカサ「...あれ?ここ...」

    クリスタ「保健室だよ。ミカサが急に倒れて
    エレン君が運んでくれたの!」

    ミカサ「...! エレン君が...?」

    クリスタ「うん!そんなことより、どうしたの?」

    クリスタ「急に倒れたって聞いて、びっくりしてとんできたんだよ!」

    ミカサ「え...」

    ミカサ「っ...!!!」ズキズキ

    クリスタ「...ミカサ...?」

    ミカサ「実はね...アニと、ユミルが...」

    クリスタ「!!!」


    クリスタ「まさか...」



    ミカサ「同じ学校だったの...」


    クリスタ「っ...!!!」

  30. 31 : : 2017/06/24(土) 07:30:03
    クリスタ「そんな...」

    ミカサ「...私、浮かれてた。」

    クリスタ「え...?」

    ミカサ「私、高校生になって、やっとあの2人から解放されると思って、浮かれてたんだ。」

    ミカサ「私は、幸せになってはいけないのにね...」

    クリスタ「...!!! ミカサ。それは違う。」

    ミカサ「え...?」

  31. 32 : : 2017/06/24(土) 17:08:15
    クリスタ「誰にだって、幸せになる権利は
    あるんだよ。」

    ミカサ「!!!」

    クリスタ「誰にだって、幸せを掴み取る権利はある。」

    ミカサ「クリスタ...」

    クリスタ「だからね、ミカサ。
    私がいるから。私がミカサを守るから!」

    クリスタ「そんなこと言わないで、一緒に
    乗り越えよう!」

    ミカサ「...っ、うん!!」ポロポロ



    ...ありがとう。ありがとう、クリスタ。

    あなたみたいな友達を持てて、本当に
    嬉しいよ。


    ありがとう。



  32. 33 : : 2017/06/24(土) 17:09:43
    私は、絶対もうくじけない。

    どんな苦しいことがあっても。

    絶対、乗り越えてみせる!

  33. 34 : : 2017/06/24(土) 17:18:02
    ガラッ

    皆「!」

    サシャ「ミ"ガザ~っ!!!」

    サシャ「大丈夫でずか、大丈夫でずか!!!」

    ミカサ「サッ、サシャ、ありがとう!大丈夫だよ!」

    サシャ「よ"がっだでずぅ!!」

    ???「急に倒れたから、みんなびっくりしたんだよ。」

    ミカサ「!」

    ミーナ「あ、私はミーナ。ミーナ・カロライナだよ。よろしく!」

    ミカサ「う、うん!よろしく!」

    コニー「でも良かったな。大事に至らなくて!」

    サシャ「さっきあの2人が言ってたこと、気にしなくていいんですよ!
    あんなの、人として最低ですから!」

    ベルトルト「そうだよ。みんな味方だよ。」

    ミカサ「うん!みんな、ありがとう...」ウルッ



    みんな、本当にありがとう...

    こんなに優しい人たちがいて、私は幸せものだな。

    やっぱり、クリスタの言う通り。

    私は、今、幸せを感じてる。

    幸せなんだ、私。

    こんなに多くの仲間がいて...

    本当に、幸せだな。


  34. 35 : : 2017/06/24(土) 17:21:36
    アニ「...」ギロッ

    ユミル「...」ギロッ


    ミカサ「!!!」ゾクッ

    ミーナ「? ミカサ、どうしたの?」

    ミカサ「あっ、ううん!なんでもない!」

    ミカサ「...」

    ミカサ(きっと、あの2人だ。
    ...でも、もうどんなことされても怖くないよ。
    私にはたくさん仲間がいるもん。)

    ミカサ(絶対、乗り越えてみせる!)



  35. 36 : : 2017/06/24(土) 17:28:19
    アニ「チッ!なんだアイツ。」

    ユミル「もう1度、やんなきゃいけないね。」

    アニ「ああ...今回は、中学の時よりもっと
    酷い目に合わさないといけないみたいね。」





    ミカサ(あっ!そういえば、私、エレン君に
    お礼言わなきゃ行けないんだった!)


    エレン君が、倒れた私を、保健室まで運んでくれたみたい。

    あの時の温もりは、エレン君だったのか...


    ミカサ「...///」カァァ

    ミカサ(...嬉しい...)


    なんでだろ?
    なんでこんな気持ちになるのかな。

    最近、自分の気持ちがわからない。



  36. 37 : : 2017/06/24(土) 20:45:24
    廊下


    ミカサ(あっ!いたいた、エレン君!)

    ミカサ「エレン君!」

    エレン「! ミカサ!お前、大丈夫なのか!?」

    アルミン「そうだよ、倒れたって聞いたよ!」

    ミカサ「うん!もう大丈夫!
    あ、そのことなんだけど…」

    ミカサ「エレン君、私をおぶって保健室まで運んでくれたんだよね…?」

    エレン「!」///

    ミカサ「迷惑かけて、本当にごめんなさい!」

    ミカサ「そして…あ、ありがとう!」ニコッ

    エレン「!!」//ドキッ

    アルミン「へ~ぇ?」ニヤニヤ

    アルミン「優しいじゃん、エレン!」ニヤニヤ

    エレン「うっ、うっせーな!」///

    エレン「もう授業始まるぜ!いくぞ!」///

    アルミカ「…」ニコッ

    アルミン「ははっ!」

    エレン「何だよ!気持ちわりーな!」

    アルミン「いや~?べつにぃ~?」ニヤニヤ

    エレン「そのニヤニヤやめろ!」///

    ミカサ(…ふふっ!)


  37. 38 : : 2017/06/24(土) 20:51:10
    数日後


    もうすぐ入学して2ヵ月。

    私はだいぶ高校生活に慣れてきて、今はたくさんの友達に囲まれている。

    毎日、穏やかに過ごしている。
    とても、幸せ。




    でも







    ある日。





  38. 39 : : 2017/06/24(土) 20:59:32
    下駄箱

    ザワザワ……

    カタン

    ミカサ「…ん?」

    なんだろう、何かが入っている。

    ミカサ「…手紙?」

    それは、差出人の書かれていない、手紙らしきものだった。

    ミカサ(…名前がない…誰からだろう?)

    中を読んでみることにした。


    カサ…



  39. 40 : : 2017/06/24(土) 21:05:18
    『ミカサ・アッカーマン様』

    『手紙読んでいただきまして、ありがとうございます。

    とても光栄に思います。

    ミカサ様にお願いがあって、この手紙を書きました。

    どうか、お昼休みに屋上へ来ていただけないでしょうか。

    とても大事なお話があるのです。

    名も名乗らず、厚かましいことを言って申し訳ありません。

    でも、決して怪しいものではありません。

    あなた様がよく知っている者です。

    どうか、よろしくお願いします。』




  40. 41 : : 2017/06/24(土) 21:16:34

    …やけに丁寧な言葉だな。

    私に大事な話?
    一体なんだろう。
    手紙では話せないようなこと?

    そして私が、よく知っている人物…

    一体誰?


    頭の中に、様々な疑問が浮かんでくる……


    ミカサ「まあ、とりあえず、いってみようかな。」


    疑問を抱いたままは嫌なので、行ってみることにした。










    しかし












    それが




















    悪夢の始まりだった。








  41. 42 : : 2017/06/25(日) 23:43:59
    昼休み ~屋上~


    ミカサ(…来たけど……)



    誰もいない。
    誘った側が先に来ないなんて…



    ???「ははっ!来たよ!!ww」

    ミカサ「!!!」


    ドカッ


    ミカサ「ぐはッ!!!」


    ドサッ


    アニ「あんな手紙に釣られてくるなんて、あんたバカじゃないの?ww」

    ユミル「いいじゃねーかアニ!
    望み通り来てくれたんだしねww」

    ミカサ「…あなたたちが、あの手紙を書いたの…!?」ゲホゲホッ

    アニ「まーね。」

    ミカサ「…っ、大事な話があるんじゃないの!?」ゲホッ

    アニ「話?…あぁ、あれ?」フッ

    アニ「嘘に決まってるでしょ、あのなもの。
    ここに来させるための口実だよ。」

    ミカサ「…!! また私を、いじめる
    つもりなの!?」

    アニ「いじめるなんて、人聞きの悪いこと言わないでよ。遊びだよ、これは。」

    ミカサ「……!!!」ゾクッ

    ユミル「遊ぼうぜ?久しぶりに♪」



    ミカサ(嫌だ…怖い…!!!誰か…!!)




  42. 43 : : 2017/06/25(日) 23:50:45

    ミカサ「やめて…私に近寄らないで!」

    ユミル「へぇ?あんた偉くなったねえ。私たちに逆らうつもり?」

    ミカサ「私はここで、叶えたいことがたくさんあるの!」

    ミカサ「あなたたちにかまっていられるほど、暇じゃないのよ!!」

    アニユミ「!!」

    ミカサ「邪魔をしないで。私はあなたたちとは違うの。
    人をいじめることしか出来ない、愚かなあなたたちとは。」

    スタスタ

    アニ「…黙って聞いてりゃ…」

    ミカサ「え?」

    アニ「調子に乗りやがって!!!」


    ドカッ


    ミカサ「ぐッ!!!」


    ドサッ


  43. 44 : : 2017/06/25(日) 23:58:07

    アニ「何が夢を叶えたいだ?
    お前みたいな価値もクソもないお前みたいな奴が、夢を語ってんじゃないよ!!」

    ミカサ「!!!」ドクンッ

    アニ「しかも私らのことを、『いじめることしか出来ない愚か者』だと?」

    アニ「じゃああんたは何だよ!!
    『いじめられることしかできない臆病者』だろ!!」

    ミカサ「!!!!」ズキズキッ

    アニ「殺してやる…今回だけは許せない…」

    ミカサ「!!」

    ミカサ(怖い…もうダメだ…何も言い返すことができない…)

    ミカサ(弱虫だ。本当に。)

    ミカサ(…怖いよ…助けて…誰か!!)


  44. 45 : : 2017/06/26(月) 00:13:26
    ???「やめろ!!」

    アニユミ「!?」

    ミカサ「…!?」

    エレン「さっきから聞いてりゃ…なんだよ?お前ら。」

    ミカサ「…エレン君…っ!!」ポロポロ

    エレン「大丈夫か?ミカサ。立てるか?」

    アニ「なっ、なんだよあんた!!
    口出しするんじゃないよ!!」


    ギロッ


    エレン「なあ…お前ら。」

    アニユミ「!!」

    エレン「お前らはさ…自分が夢を叶えたくて、必死に頑張ってる時に、邪魔されたりしたら、どう思う?」

    アニユミ「……!!!」

  45. 46 : : 2017/06/26(月) 00:24:18
    ユミル「なっ…なんだよ突然…」

    エレン「嫌だと思わねえか?邪魔すんなって思わねえか?」

    エレン「ミカサは今、そういう気持ちだ。一生懸命頑張っているところに水さされたら、嫌だろ?」

    ミカサ「エレン君…」

    エレン「お前らは、ミカサをまるでおもちゃのようにして、人の夢を壊そうとする、最低野郎だ。」

    アニユミ「!!!」

    アニ「っ…さっきからグチグチうるさいんだよ!!」

    ブンッ

    ミカサ「!! エレン君!!」


    パシッ…


    ミカサ「ー!!」

    エレン「…ほら、そうやってすぐ暴力振るおうとするだろ?
    そういうところだよ。」

    アニ「ーッ!!!」


    エレン「これだけは言っておく。」

    アニユミ「!」



    エレン「次、ミカサに何かしたら、俺が絶対許さねえから。」


    ミカサ「!!!」ドキンッ

    アニ「ッ…!! い、いくよ、ユミル!」


    タタタッ


  46. 47 : : 2017/06/26(月) 07:26:42

    エレン「...大丈夫か?ミカサ!」

    ミカサ「...ありがとう...エレン君...」

    エレン「全然良いよ。それより、立てるか?」

    ミカサ「う、うん...」ズキッ

    ミカサ「ッ!!」

    エレン「! ミカサ!」

    ミカサ(さっき...蹴られたときだ...
    骨は折れてはいないだろうけど...
    あざにはなっているだろうな...)

    エレン「...乗れ。」

    ミカサ「...え?」

    エレン「おぶってやるよ。立てないんだろ?」

    ミカサ「!!!」

    ミカサ「でっ、でも...」

    エレン「いいから、乗れ。」

    ミカサ「...! あ、ありがとう...」///


  47. 48 : : 2017/06/26(月) 17:23:40
    トクン...トクン...


    ...なんだろう。

    さっきからずっと、私の心臓がうるさい...


    エレン君の背中、すごくあったかいな...


    心地良い...



    エレン「...大丈夫か?ミカサ。傷は痛むか?」

    ミカサ「うん...少し。あざになってるかな...
    折れてはいないと思うから大丈夫だよ!」

    エレン「そっか...それなら良かった。
    一応今から保健室行くからな。」

    ミカサ「...ありがとう、エレン君。
    ごめんね、迷惑かけて...」

    エレン「気にすんな。」ニカッ


    ミカサ「...っ!!!」


    その笑顔を見た途端、私の中で、何かが
    動いたような気がした。

    ...あぁ、そっか。

    私はきっと、
































    エレン君のことが、好きなんだ。



















  48. 49 : : 2017/06/26(月) 17:24:51





















    私はきっと、エレン君に恋をしたんだ





















  49. 50 : : 2017/06/26(月) 17:31:35

    気づいた途端、恥ずかしいという気持ちよりも、何故かすごく、


    暖かい気持ちになった。



    ミカサ(...たしかに、今思えば、全部つじつまが合う...)



    エレン君の言葉や、しぐさ、優しさ、
    照れくさそうに顔を赤くして笑う顔、

    そして、太陽のように、暖かくて、まぶしいくらいの、優しさに満ち溢れた笑顔。



    全部全部、




    気づいたら、


















    私の宝物になっていた。





  50. 51 : : 2017/06/28(水) 22:12:33
    ガラガラッ

    エレン「失礼しゃーす。」

    ミカサ「お、お邪魔…します…」


    シーン…


    ミカサ「…?先生、不在?かな?」

    エレン「みてえだな。んー…」

    エレン「とりあえず…冷やす?いや、それとも湿布か?えーと…」ブツブツ



    ミカサ(エレン君が、さっきからずっと私のために…)

    ミカサ(私、迷惑かけてばっかりだ。)

    ミカサ(…私も、自分のことは自分でしなきゃ。)



    ミカサ「エレン君、ありがとう!
    一応湿布もらって、貼っておく!」

    エレン「お、おう、そうか?はれるか?」

    ミカサ「貼れるよ!笑」

    エレン「ははっ!だな。子供じゃあるめーし。」


    キュン


    ミカサ(ああもう!その笑顔は…反則…!!)///





    ミカサ(…私…こんなにも、エレン君が好きだったなんて…)



    心の底から、そう思った。



  51. 52 : : 2017/06/28(水) 22:22:21

    ペタ

    ミカサ(…これでよし…と。)

    ミカサ「エレン君!はりおわったよ!」

    エレン「お、そうか。じゃ、行くか」

    ミカサ「うん!ありがとう!」

    でも…

    ミカサ「えっ、エレン君、今更…なんだけど…」

    エレン「ん?」

    ミカサ「じゅ、授業…」

    エレン「あぁ、別にいいさ!」

    ミカサ「でっ、でも…!!」アセアセ

    エレン「いいって!
    一緒に怒られようぜ!」ニカッ

    ミカサ「!!!」///

    ミカサ「あっ…あり…がとう…」




    ガラッ


    アルミン(! エレン!ミカサ!)

    エレン「…すいません、遅れてしまいました。」

    ザワッ

    ナンデオクレタンダロウネ?
    サアネ。ミカサモジャン?フタリデサボッタノカナ?

    先生「…ああ。次からは気を付けなさい。早く席について。
    あとで話してもらう。」

    エレン「はい。」

    ミカサ「ー!!!!」



  52. 53 : : 2017/06/28(水) 22:33:09
    ミカサ「どうしよう…!!エレン君は
    悪くないのに…!!!」


    休憩時間

    先生「ーで?なんで遅れたんだ?」

    エレン「えーと…俺が…」

    ミカサ「っ先生!!」


    ビクッ


    先生「!! な、なんだアッカーマン?」

    ミカサ「エレン君は、何も悪くないんです!!」

    ミカサ「わ、私が、その…っ」


    ミカサ(言わないと!私がいじめに合っていたせいだって…!!
    でも、なんで?
    言うのが、とても怖い…!!)

    ミカサ「私が…!!」

    スッ

    エレン「俺が落としたシャーペンを、ミカサが探してくれていたんです。」

    ミカサ「!!?? なっ…!!」

    エレン「俺の不注意です。すいませんでした。」

    ミカサ「ーっ先生、ちが…」

    バッ

    エレン「次からは気を付けます。」ペコリ

    先生「そうか。ならいい。次からは落とさないように気を付けなさい。」

    エレン「はい。」

    ミカサ「っ…!!!」



  53. 54 : : 2017/06/28(水) 22:40:22
    ミカサ「…っ、エレン君、どうして…!!」

    エレン「…お前、言いにくいだろ。」

    ミカサ「!!」

    エレン「『いじめられていたから』なんて、軽々しく言えねえよな。」

    ミカサ「エレン君…!!
    ごめんね…本当にごめんなさい…」

    ミカサ「…本当に、ありがとう…」ニコ

    エレン「!!」ドキッ

    エレン「あ、あぁ。
    い、いこうぜ!次の授業始まる!」

    ミカサ「うん。」


  54. 55 : : 2017/07/04(火) 23:13:56
    期待してます!
  55. 56 : : 2017/07/06(木) 23:54:25
    犬好き さん

    期待ありがとうございます!!

    長い間待たせてしまい、申し訳ありません……

    これからはなるべく早く更新しようと思いますので、よろしくお願いします!
  56. 57 : : 2017/07/06(木) 23:56:59
    今日はもう遅いので、明日更新しますね!!

    長い間放置してしまい、本当に申し訳ありませんでした!!

  57. 58 : : 2017/07/09(日) 17:36:47

    エレン「なんだ?俺...」ボソッ

    ミカサ「? 何か言った?エレンくん。」

    エレン「あ、いや、なんでもねぇよ。」

    ミカサ「そう...?」


    タタタタッ


    キーンコーンカーンコーン


    先生「ーで、この式は...ー」


    ボォーッ


    さっきは本当に、エレンくんに悪いことしたな...

    エレンくんは何も悪くないのに。

    ただ私を助けてくれただけなのに。

    なのになんで私は、言えなかったんだろう...

    先生に、本当のこと...

    いつもこうだ。

    私はいつも、人に迷惑ばかりかける。

    そして、自分から壁を作って、人を遠ざけてゆく。

    そして嫌われて、いじめられる。

    この繰り返し...

    もう嫌だ、こんな自分。

    こうやって、うじうじしてるから、後で後悔することになる。

    「ああすればよかった」「こうすればよかった」

    って、後で泣くことになる。


    だから、決めた。


    私、変わる。変わってみせる。


    自分に自信が持てるように。


    そして、人との壁を壊すんだ。


    そして、理想の自分になれたなら、


    伝えるんだ。


  58. 59 : : 2017/07/09(日) 17:38:16








































    「エレンくんが、好きです」







































    って───────────












  59. 60 : : 2017/07/09(日) 17:43:31

    ──放課後──


    クリスタ「ミカサーっ!帰ろ♪」

    ミカサ「うん!」

    クリスタ「あのね、聞いてほしいことがあるんだ!」テレッ

    ミカサ「? うんいいよ!」

    クリスタ「あのさ、今日クレープ屋さん行かない?新しくオープンした!」

    ミカサ「うん!行きたい!」

    クリスタ「じゃあ行こっ!」






    ──クレープ屋──


    ミカサ「─で、聞いて欲しいことってなに?」

    クリスタ「あっ...あのね...」///

    ミカサ「?」

    クリスタ「私ね、実は...」


































    クリスタ「イェーガーくんのことが、好きなんだ!」///






















    ミカサ「...え────」
  60. 61 : : 2017/07/09(日) 17:50:14

    ミカサ「っ...!!」

    ミカサ「エ...エレンくんのこと...を...?」

    クリスタ「うん!」///

    ミカサ「あっ...そ...そうなんだ...」

    クリスタ「もう、本当にかっこいいよね!
    何あの顔!スタイル!性格!頭の良さ!」

    ミカサ「...っ...」

    クリスタ「私ね、この気持ち、エレンくんに伝えようと思うんだ!」

    ミカサ「えっ...?」ドクンッ

    クリスタ「だってそうじゃなきゃ、エレンくんモテモテだから、すぐとられちゃうでしょ!?」

    クリスタ「善は急げだよ!」

    ミカサ「そ、そっか...が、がんばっ...」

    ミカサ「...っ、」

    クリスタ「? どうしたの?ミカサ。」

    ミカサ「ううんっ、なんでもないよ!じゃあ、そろそろ帰ろっか!」

    クリスタ「え?う、うん。」




    クリスタ「あっ、それとね、ミカサ!」









    ミカサ「──え?」









  61. 62 : : 2017/07/09(日) 18:00:38

    ───ミカサ家───

    カチャ...パタン


    ミカサ「...っ!どうしよう...!!」


    まさかクリスタが、エレンくんを好きだなんて...

    その上...



    ────────────────────

    クリスタ「それとね、1つお願いがあるんだけど...」

    クリスタ「私の告白、少し手伝って欲しいの!」

    ミカサ「え...?」

    ミカサ「て、手伝う...って、何を...?」

    クリスタ「私明日告白するから、昼休みに屋上にエレンくんを呼び出してくれない?」

    ミカサ「えっ...で、でも...」

    クリスタ「大丈夫!心配はいらないよ!ミカサのことは私がカバーしておくから!」

    ミカサ「い、いや、そういうことじゃ...」

    クリスタ「じゃあよろしくね!またLINEするから!」

    ミカサ「あっ...」

    ─────────────────────

    告白の手伝いまで...

    なんで私が...?

    そんなこと出来ないよ...!

    だってエレンくんは、私の好きな人なのに...っ!

    ...でも、クリスタは、いじめられていた私を、危険を顧みず私を守ってくれた...

    クリスタはずっと助けてくれた...

    そんなクリスタの頼みを断るなんて...














    ミカサ「...もう、どうしたらいいかわからない...」






  62. 63 : : 2017/07/09(日) 18:07:25

    ヴーッ ヴーッ

    ミカサ「!!」ビクッ

    ミカサ「LINE...? !!」

    ミカサ(クリスタからだっ...!!)







    ────────────────────

    ミカサ、さっきは聞いてくれてありがとう!

    それと、屋上に呼び出すってことなんだけど、お願いしてもいいかな?

    ミカサならきっとやってくれるって信じてるよ!

    明日はよろしくね!

    ─────────────────────




    ミカサ「っ...!!」


  63. 64 : : 2017/07/09(日) 18:29:18

    ──翌日──

    タンタンタンタン...

    ミカサ母「...あらミカサ、おはよう。」

    ミカサ「おはよう、お母さん。」

    ミカサ母「...って、え!?どうしたの、ミカサ!!」

    ミカサ「え?」

    ミカサ母「くまができてるわよ!?顔色も悪いし...」

    ミカサ父「寝てないのか?」

    ミカサ「えっ、あ、なんにもないよ!疲れてるだけ!」

    ミカサ母「そ、そう。無理しちゃダメよ。」

    ミカサ「うん!...」





    ──そう。私は昨日から、一睡もしてない。

    クリスタがエレンくんに告白するって考えたら、不安で眠れなかった。

    エレンくんがもし、OKしたらどうしよう。

    そうしたらきっと、クリスタとも気まずくなる。

    クリスタの顔も見たくなくなってしまうかもしれない。

    エレンくんのことだって...

    ...はぁ。さっきから私、自分のことばっかりだな。

    こういうところなのかな。

    なんでも自分優先にしてしまうから?

    だからいじめられるの?

    ...どうしてもネガティブ思考になってしまう...





    "変わってみせる!"




    もうそんな強い事言えない...

  64. 65 : : 2017/07/09(日) 19:15:16

    でも、いくら悩んでいても仕方ない。

    いつか答えを出さなければいけないのだから。

    選択肢は2つ。

    『手伝う』か『手伝わない』か。

    そして、

    『自分を優先する』か、『友達を優先する』か。




    ────────私は─────────


  65. 66 : : 2017/07/09(日) 19:22:30
    クリスタ「ミカサーっ!おはよーう!」

    ミカサ「...!! クリスタ...!」

    クリスタ「今日も雲一つないいいお天気だね♪」

    ミカサ「うん、そうだね。」

    クリスタ「...それで、例の件...どう?」

    ミカサ「...っ!!」

    ミカサ「私は...」




















    ミカサ「クリスタに協力する。」










  66. 67 : : 2017/07/09(日) 19:31:55

    クリスタ「本当!? 良かったぁ~!ミカサならそう言ってくれると思ってたよ~!♪」

    ミカサ「...えへへ。」

    クリスタ「ありがとうミカサ!今日はよろしくね!」

    ミカサ「...うん。」




    ────学校────

    ガラ...

    エレン「! ミカサ!はよー!」

    ミカサ「!!」ビクッ

    ミカサ「あ...エレンくん...おはよう...」

    エレン「? どうしたんだ?何かあったのか?」

    ミカサ「...なんでもないよ!大丈夫!」

    エレン「そ、そうか?それなら良かった。」

    ミカサ「...──」

    ────────────────────

    クリスタ「じゃ、昨日言った通り、エレンくんを昼休み、屋上に呼び出してね。」

    ────────────────────

    ミカサ(最初は...呼び出すんだっけ...)

    ミカサ「あの...っ」

    エレン「ん?どうした、ミカサ。」

    ミカサ「...っ!」

    ミカサ(ダメだ...言えないっ...!!)

    ミカサ「...ううんっ!ごめん、なんでもない!」

    エレン「そっか。なんかあったら言えよ。」

    ミカサ「うん!」

    ミカサ「...」


  67. 71 : : 2017/07/09(日) 22:52:43
    あーはいでた荒らし
    お前らあれだろ、エレア二とかエレクリとかだろ
    お前らみたいなのが人間のクズなんだよ
    死んじまえクソが

    作者さん気にしないでね、面白いから!
    大丈夫だよ!
  68. 72 : : 2017/07/09(日) 23:01:28
    >>71
    ありがとうございます。
    荒らしは非表示にさせてもらいました。
    きっとエレアニやエレクリ派さんだと
    思います...

    荒らしさん
    確かにここではアニは悪者にさせてもらっています。
    でも決してアニが嫌いな訳ではありません。
    もしただ単にこのSSが面白くないと思われたのならごめんなさい。
    じゃあ、もう見ないでくださいね。
    あなたのためでもあり、私やこれを見てくださっている方のためです。
    その意見はもう言わない方がいいですよ。
    心にしまっておいてください。
  69. 73 : : 2017/07/09(日) 23:02:33
    荒らし最低マジ死ね
    作者さん続けて!負けないで、荒らしなんかに!
  70. 74 : : 2017/07/09(日) 23:24:19
    ここにも荒らし来たんだ
    まじキモイよね
    なんで荒らそうとか思うの?意味不。
    そういうことをいちいち言わなかったらいいじゃん。
    相手の気持ち考えたことある?言われた方の気持ち。
    考えたことないからこういう心無い言葉を他人にぶつけるんでしょ?
    アンタ、最低だよ。友達いないでしょ?
    そういう奴に限っていないんだよ。
    もしいたとしてもそういう風に言うやつは嫌われる。覚えといた方がいいよー
  71. 75 : : 2017/07/09(日) 23:26:27
    >>74
    同意。
    人がせっかく考えて作ったSSなのに、それを
    死ねとか言うのは有り得ない。
    お前が死ねって感じww
    このSSには荒らしの味方なんて誰1人としていないから。
    むしろ敵だらけww
    孤立してろバカwwお前が早く死んじまえww
  72. 76 : : 2017/07/09(日) 23:27:53
    もうみんなほっとこうよ、荒らしなんか。
    相手にするだけ無駄だよ。
    このままじゃ私達まで荒らしだと思われちゃうよ。
  73. 77 : : 2017/07/13(木) 07:16:47
    最近更新されないなぁ...
  74. 78 : : 2017/07/15(土) 23:31:16
    皆さん、長い間放置してしまい申し訳ありません。

    少しだけ、休ませていただきました。

    もう1度、書いていこうと思います。

    応援よろしくお願いします。
  75. 79 : : 2017/07/15(土) 23:41:33

    私の意気地無し。

    ちゃんと言うって決めたのに。

    言わなきゃ。

    言わなかったら、クリスタを裏切ることになる!



    でも


    私は、エレンくんが好きだから...


    そんなこと、軽々しく言えないよ...


    ...もう私は、本当にどうしたらいいんだろう...


    ミカサ「...っ」

    ???「...」


  76. 80 : : 2017/07/15(土) 23:52:31

    ???「どうかしたの?ミカサ。」

    ミカサ「!! ミーナ...」


    この子はミーナ。私の高校でできた友達。


    ミーナ「何かあったの?さっきからずっとため息ばっかりついて...
    私でよかったら相談乗るよ!」

    ミカサ「...ミーナ...ありがとう...」


    そして私は、ミーナに全部を打ち明けることにした。


    ミーナ「...そっかぁ...そんなことがあったんだね...」

    ミカサ「...」

    ミーナ「それは、ミカサは間違ってないよ。」

    ミカサ「...えっ...」

    ミーナ「確かに、自分の気持ちを正直に言えなかったのも分かるよ。クリスタちゃんは、ミカサを助けてくれた恩人だもんね。」

    ミカサ「...うん。そうなんだ。だから、私に出来ることがあったら、何でもやってあげようと思って...。」

    ミーナ「...うん。」

  77. 81 : : 2017/07/16(日) 20:16:13

    ミーナ「でもね、ミカサ。」

    ミカサ「!」

    ミーナ「そのまま、何も言わずエレンを屋上に行くように言って、クリスタちゃんの告白が上手くいって、エレンとクリスタちゃんが付き合い始めたらどうする?」

    ミカサ「!!」

    ミーナ「ミカサは黙って引き下がるの?
    自分の本当の気持ちを伝えないまま。」

    ミカサ「...っ!! そ...れは...」

    ミーナ「嫌でしょ?そのままだったら、エレンとも気まづくなるし、何しろ、クリスタちゃんとだって。」

    ミーナ「私は、もし喧嘩することになっても、ちゃんと自分の気持ちを伝えた方がいいと思うよ。」

    ミカサ「...うん...そうだよね。」

  78. 82 : : 2017/07/16(日) 20:29:45

    ミカサ「...思えば、私...
    いつも遠慮しがちで、自分の気持ちをしっかりと伝えることが出来なかった。
    怖かったんだ、きっと。」

    ミカサ「"相手を傷つけたらどうしよう"
    "嫌われちゃったらどうしよう"
    とかばっかり考えて...」

    ミーナ「...うん。」

    ミカサ「だから、私もうそんなのやめる。
    これからは、怖がらずに、素直に打ち明けようと思う。

    ...それがきっと、お互いにとっていいことなんだよね!」

    ミーナ「そうだね、それがいいと思う!」

    ミカサ「ありがとうミーナ!私、言ってみることにするよ!」

    ミーナ「うん!頑張って、ミカサ!」

    ミカサ「ありがとう!」


    タッ


    ミーナ「頑張ってね、ミカサ...」


  79. 83 : : 2017/07/16(日) 20:33:03

    ーそうだ。怖がらないで言えばいいんだ。
    遠慮しないで。

    自分の気持ちをしっかりと。


    ミカサ(クリスタ、どこだろう...)


    ボソボソ...


    ミカサ(? あそこは空き教室...
    誰かいるのかな?)


    ソッ ←覗き見


    ミカサ「!!」

    ミカサ「クリスタ...と...エレンくん...!!」

  80. 84 : : 2017/07/16(日) 20:38:15

    クリスタ「...ごめんね、急に呼び出して、貴重な休み時間もらっちゃって...」

    エレン「いや、いいよ。それより、話ってなに?」

    ミカサ「っ...」

    クリスタ「あのねっ...実は私っ...」


    ミカサ「...っ」ドクンドクンドクンドクン


    クリスタ「ずっと前から、エレンくんの事が好きだったの!」

    エレン「!」

    クリスタ「ずっと...エレンくんを見てたの...
    誰かに勉強教えてあげてるとことか...部活してるとことか...」

    クリスタ「すごくカッコイイなって思って、いつの間にか好きになってたの...」

    クリスタ「だから、こんな私でよければ、付き合ってください!」カァァァ///

    エレン「...」

  81. 85 : : 2017/07/16(日) 20:42:55

    ミカサ(ダメだ、もう耐えられないっ...!!)


    ダッ



    ーまた、逃げてしまった...

    エレンくん、なんて返事したのかな...

    OKしたんだろうか...

    後悔するなら、最後まで聞いておけばよかったんだ。

    でも、私にはそんな勇気がなかった。

    本当にダメだな、私は。

    また、1度決めたことを投げ出してしまった。

    もう、嫌だよ...こんな惨めな私...

    変われないかな...

    変わりたい...

    変わってちゃんと伝えたい...



    正直な、自分の気持ち。


  82. 86 : : 2017/07/16(日) 20:46:20

    キーンコーンカーンコーン

    ミーナ「あっ!ミカサ!」

    ミカサ「ミーナ...」

    ミーナ「どうだった?ちゃんと自分の気持ち、伝えること出来た?」

    ミカサ「...それがっ...!」ポロポロ...

    ミーナ「...?」

  83. 87 : : 2017/07/16(日) 20:53:27

    ミーナ「クリスタちゃんが、もう...!?」

    ミーナ「っ...遅かったんだね...」

    ミカサ「...ごめんね、ミーナ...
    せっかく私に勇気をくれたのに...」

    ミーナ「ミカサは何も悪いことはしてないよ。」

    ミカサ「...ほんとに私は、どこまで臆病なんだろう...」

    ミーナ「え...?」

    ミカサ「私、エレンくんがクリスタに返事をするところまで、聞けなかったの。
    怖くて...」

    ミカサ「でも、後で聞かなかったことを後悔しちゃうんだよ...
    ただの馬鹿だよね。もしその時に戻ったとしても、聞く勇気なんてないくせに。」

    ミーナ「ミカサ...」

  84. 88 : : 2017/07/16(日) 22:23:27

    ミーナ「ダメだよ、ネガティブになっちゃ。」

    ミカサ「うん、でも...」

    ミーナ「!!」イラッ

    ミーナ「あぁもう!!ムカつくなぁ!!」

    ミカサ「ひぇっ!!」ビクッ

    ミーナ「さっきから聞いてりゃ、アンタ自分を追い込みすぎ!!
    なんで自分を責めるの!?辛くないの!?」

    ミカサ「っ!!」ドクンッ

    ミーナ「もっと自分に自信持ちなよ!!
    もっと自分のいいところを見つけなよ!!
    そうしないと、ハゲるよ!!」

    ミカサ「ハッ、ハゲッ...」

    ミーナ「...大丈夫。大丈夫だから、自信持って、ミカサ。」

    ミカサ「っ...!ミーナ...ありがとう...」

    ミーナ「さぁ、もう一回行ってきなよ!」

    ミカサ「...うんっ!」


    タッ


  85. 89 : : 2017/07/16(日) 22:28:35

    ──放課後──

    クリスタ「...振られちゃった、私...」

    ミカサ「...」

    クリスタ「っ、うっ...ぐすっ...」

    ミカサ「クリスタ...元気だしてよ...」

    クリスタ「...うん...」グスッ

    クリスタ「あ...そういえば...」

    クリスタ「なんで今日、エレンくんを屋上に呼び出してくれなかったの?」

    ミカサ「...っ、ごめん...私...」

    クリスタ「...なんか用事ができちゃったの?それなら、仕方ないよね!ごめんね...」

    ミカサ「あっ、ち、違うの、クリスタ...」

    クリスタ「じゃあ、私帰るね。また明日ね。」


    タッ


    ミカサ「あっ...」


    ミカサ「っ...」

  86. 90 : : 2017/07/16(日) 22:32:41

    ──ミカサ宅──

    ミカサ「...言えなかった...」

    ミカサ「...だめ、ここで落ち込んじゃ。
    言わなきゃいけない!」


    プルルルルル プルルルルル ガチャ


    クリスタ「...はいもしもし、レンズですが」

    ミカサ「あっ、クリスタ...私、ミカサだよ。」

    クリスタ「...ミカサ?どうしたの?」

    ミカサ「...あのね。話したいことがあるの。
    今から会える?」

    クリスタ「...うん、いいよ。じゃ、私の家に来て?」

    ミカサ「うん!」

  87. 91 : : 2017/07/16(日) 22:36:50

    ──クリスタ宅──

    クリスタ「どうしたの?話があるって。」

    ミカサ「...あのね...私...」















    クリスタ「──え、それじゃあ...」

    クリスタ「ミカサも、エレンくんが好きってこと?」

    ミカサ「...」コクン

    クリスタ「っ...!!」

    ミカサ「...本当にごめんね...クリスタ...」

    クリスタ「ごめんって何!?」

    ミカサ「っ!!」ビクッ

    クリスタ「ごめんって...ごめんって...」

    ミカサ「クリスタ...」

  88. 92 : : 2017/07/16(日) 22:46:36
    復活したー!ヽ(゚∀゚ )ノイヤッフ-

    期待です!!d(ゝω・´○)
  89. 93 : : 2017/07/16(日) 22:46:55
    頑張ってください(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑
  90. 94 : : 2017/07/16(日) 23:08:48

    名無しさん

    ありがとうございます。
    これからも応援よろしくお願いします!

    名無しさん

    ありがとうございます。
    期待に添えるよう、頑張ります!

  91. 95 : : 2017/07/16(日) 23:15:22

    クリスタ「私の方がごめんだよ!!」

    ミカサ「...えっ...?」

    クリスタ「今まで、そんなことに気付かなくて...っ、本当にごめん!!」

    ミカサ「え、ちょ、クリ...」

    クリスタ「私、そんなことにも気づかないで、ミカサに酷いことを...っ」

    ミカサ「...違うよ、クリスタ。」

    クリスタ「え...?」

    ミカサ「ずっと、黙っててごめんね。
    私が、もっと早く言っていれば...」

    クリスタ「...そうだよ!もっと早く言ってくれたら...」

    クリスタ「私とミカサとで、エレンくんのすきなところ、いいあえたでしょ!」

    ミカサ「...! ふふっ、うん!そうだね!」

  92. 96 : : 2017/07/17(月) 09:53:40

    クリスタ「ふふっ!それじゃあ次は、ミカサが頑張る番だね!」

    ミカサ「えっ...?」

    クリスタ「エレンくんのこと、好きなんでしょ?」

    ミカサ「えっ...う、うん...」///

    クリスタ「告白は、しないの?」

    ミカサ「!!」ボォォォ///

    クリスタ「あっ、火ふいちゃった(笑)」

    ミカサ「告白は...まだにしようと思う。」

    クリスタ「どうして?」

    ミカサ「だって、まだクリスタが振られちゃったばかりだもん...」

    クリスタ「...」ギュウッ

    ミカサ「それにまだ、私の心の準備が出来てないから...」

    クリスタ「...そっか。うん。そうだね。」

    クリスタ「焦ることはないと思うよ。」

    ミカサ「...うん!」

  93. 97 : : 2017/07/17(月) 10:02:58

    ──次の日──

    ミカサ「...よしっ!頑張ろう!」

    クリスタ「頑張ってね!ミカサ!」

    ミカサ「うん!」

    ミカサ(普通にいつもみたいに話そう!そしたらきっと大丈夫...!)

    ミカサ(昨日のことがあって、エレンくんに失礼な態度取っちゃったから...挽回する!)


    ガラッ


    エレン「! ミカサ、おは...」

    ミカサ「エレンくん、アルミン、おはよう!!」

    エレアル「!! おっ、おはよう...」

    アルミン「ミッ、ミカサ、元気だね?」

    ミカサ「えっ...」カァァァ///

    エレン「びっくりしたけど、まぁ良かった!」

    ミカサ「えっ?」

    エレン「いや、お前昨日元気なかっただろ?」

    エレン「何かあったんかなーって思ってたから...」

    ミカサ「!」///

    ミカサ「きっ、昨日は...少し...風邪気味でっ...」

    エレン「え、まじで?大丈夫か?」


    ペタッ ←ミカサのおでこ触る


    ミカサ「!!」カァァァ///

    エレン「熱くはない...って、顔赤いぞ!?大丈夫か?やっぱりまだ熱が...」

    ミカサ「えっ、ううん!これは違うの!だっ、大丈夫だよ!ごめんね心配かけて...」

    エレン「いや、それはいいけど...って、あれ?」

    アルミン「...ミカサ、大丈夫かな?」

    エレン「...」

  94. 98 : : 2017/07/17(月) 14:38:28

    期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待!!
  95. 99 : : 2017/07/17(月) 15:18:19

    ドキドキドキドキドキ

    なっ、何、今のは...!!

    エレンくんが私のおでこを...!!///

    びっくりした...!!



    クリスタ「! ミカサだ!」

    クリスタ「...?何してるんだろ?何であんなところに?」

    クリスタ「ミカサー?」

    ミカサ「!!」ビクッ

    クリスタ「どしたのー?そんなところで。」

    ミカサ「あっ、クリスタ!」

    ミカサ「どうしよう...っ!」

  96. 100 : : 2017/07/17(月) 15:22:08

    クリスタ「え?エレンくんがミカサのおでこを触った?」

    ミカサ「...」コクン

    クリスタ「それだけ?」

    ミカサ「え、う、うん。?」

    クリスタ「今さらなーに言ってんの!(笑)
    おんぶされたことあるんでしょー?(笑)」

    ミカサ「そっ、そうだけど!!///
    だって、好きだって気付いたとたん、意識しちゃって...!!」

    クリスタ「ふふっ、乙女だね、ミカサ!」

    ミカサ「...///」

    クリスタ「ミカサさ...まだ、告白はしないの?」

    ミカサ「えっ...あ...」

    クリスタ「...勇気だしなよ!確かに、ミカサにとってはきっと...勇気のいることだと思う。今までのミカサを見てきたらね。」

    ミカサ「...」

  97. 101 : : 2017/07/18(火) 07:16:32

    ミカサ「私...勇気出してみようと思う!」

    クリスタ「!」パァッ

    ミカサ「このままじゃ、いつまでたっても前に進めないだけだよね。
    だから、頑張ってみる!」

    クリスタ「うん!頑張って!!」

    ミカサ「うんっ!!」

    クリスタ「頑張ってね!私の分まで、幸せになってね!」

    ミカサ「...!!」

    ミカサ「うんっ!」

  98. 102 : : 2017/07/18(火) 07:20:33

    クリスタだって、勇気を振り絞ってエレンくんに告白したんだ。

    私も、いつまでもこうしてイジイジやってられない!

    ちゃんと、気持ちを伝えるんだ!

    ありがとうという感謝の気持ち。

    そして、"好きだ"っていう、大切な気持ち。

    もし、振られたとしても、それは私にとって大きな前進になるだろう。

    前に進めるはず。

    勇気のない私でも。

    絶対。

    この気持ちはきっと、無駄じゃないから。

  99. 103 : : 2017/07/18(火) 07:24:08

    ───次の日───

    ザワザワ...

    オハヨーッ!イイテンキダネ!
    ヤベ、シュクダイワスレター!
    アハハハッ!


    ミカサ「っ...よし!!」←教室のドアの前

    クリスタ「頑張って!ミカサ!」

    ミカサ「うっ...うんっ!!」

    ミカサ「っ...」スゥッ←息を吸う

    ミカサ「おは」


    ガラッ

    アルミン「!」

    ミカサ「! アッ、アアアアルミン!!」

  100. 104 : : 2017/07/18(火) 07:28:16

    アルミン「びっくりした!おはよう。どうしたの、こんなドアの前で。」

    ミカサ「あっ、ううん!なんでもない!」

    アルミン「そう?」

    ミカサ「うん!...あれ?」


    エレンくんがいない...


    ミカサ「ね、ねぇアルミン。」

    アルミン「ん?どうしたの?」

    ミカサ「エレンくんは、今日来てないの?」

    アルミン「あぁ、そうなんだ。実は今日、まだ来てないんだよ。
    LINE送っても未読のままだから、もしかしたら休みじゃないかな?」

    ミカサ「え...あ...そうなんだ...」

    アルミン「エレンに何か用なの?」

    ミカサ「あっ、いや、大丈夫!
    教えてくれてありがとう、アルミン!」

    アルミン「うん!」

  101. 105 : : 2017/07/18(火) 19:19:14

    ...せっかく、覚悟を決めてきたのに...

    エレンくんが休みじゃ、意味無いよ...

    クリスタ「...エレンくん、休みなんだね...」

    ミカサ「...うん...」

    ミカサ「...でも、仕方ないよ!」

    クリスタ「...ミカサ...」

    ミカサ「...」

  102. 106 : : 2017/07/18(火) 19:22:22

    ──暇を持て余したので、校内を散歩──

    ミカサ「...はぁ...」


    私今日、伝える気満々だったよ...

    なんでだろうね。

    エレンくんの顔を思い出すだけで、こんなにも
    胸が高鳴るのは...

    ...会いたいよ...

    とてつもなく、会いたい...

    ...こんなにも、私にとってエレンくんが、大切な存在になっていたなんて...

    そして、こんなにも、愛しいなんて...

    今までの私じゃ、想像もつかないな。

    ...会いたいよ!

  103. 107 : : 2017/07/18(火) 19:27:44

    ???「こんなところで、何やってんの?」

    ミカサ「!!」


    この声...もしかしてっ...!!


    そう、この声の主は、私が今一番会いたいと思っていた人。

    そしてこの世で、1番大好きな人...


    エレンくんだった。


    ミカサ「...エレンくん...!!」

    ミカサ「なんで...休みじゃなかったんだ...」

    エレン「ちょっと寝坊したんだよ、なんか目覚ましとめてた(笑)」ニカッ

    ミカサ「...!」


    ...あれ...?

    なんでだろう...

    エレンくんの笑った顔見たら

    涙腺がゆるんで

    涙が出てくる...


    ポロポロ

    エレン「!? えっ、ちょ、どうした!?」

    ミカサ「うっ、えっ...」

  104. 108 : : 2017/07/18(火) 19:31:50

    ミカサ「...ごめ...なさい...なんかよくわかんないけど...涙が出てくるの...」


    この涙の意味は

    エレンくんが来て嬉しいからなのか

    エレンくんに告白出来るから良かったと思ったからなのか

    それともまた別の涙なのか

    私には、わからなかった

    ただきっと、

    安心したのかもしれない。

    エレンくんの笑顔を見て

    嬉しい気持ちになったからかもしれない。

    好きだから

    エレンくんが、好きだから...


    エレン「...そっか。」


    まるで子供のように泣きじゃくる私を

    エレンくんは、ただそっと

    私の頭を撫でながら

    泣き止むのを待ってくれていた

  105. 109 : : 2017/07/18(火) 19:36:10

    ミカサ「...ごめんなさい、エレンくん。」

    ミカサ「...もう、大丈夫!」

    エレン「お、そうか?」


    ──言おう。

    今ならこの気持ち、素直に言える気がする。

    きっと...


    ミカサ「...あのね、エレンくん。」

    エレン「ん?」

    ミカサ「聞いて欲しいことがあるの。
    ...いいかな?」

    エレン「おう!」

    ミカサ「泣いてから言うのもなんだけど...」


  106. 110 : : 2017/07/18(火) 19:44:53

    ミカサ「私ね、最初エレンくんと出会ったときは、すごく暗くて、他人との関わりを避けようと思ってたんだ。」

    ミカサ「中学校でいじめられてて...もう一度その辛さを味わうのが怖くて...避けてたんだ。」

    エレン「...うん。」

    ミカサ「でもね、そんな閉じこもっていたい私に、エレンくんが喋りかけてくれたでしょう?」

    ミカサ「あの時は、少し戸惑ったけれど、すごく嬉しかったんだよ。
    そして私に、笑顔まで見せてくれて...」

    ミカサ「本当に、嬉しかったの。」

    エレン「...そっか。」

    ミカサ「そしてそれからも、アルミンやサシャたちに私のことを、"友達だ"って紹介してくれた時も嬉しかったし、そのおかけで私はたくさんの友達ができたんだ。」

    ミカサ「...本当にありがとう、エレンくん。」ニコッ

    エレン「!!」///

  107. 111 : : 2017/07/18(火) 19:45:53
    すいません!訂正です!

    ✕「閉じこもっていたい」

    〇「閉じこもっていた」

    です!

    申し訳ありません!!

  108. 112 : : 2017/07/18(火) 19:52:22

    ミカサ「そして、1番感謝してることがね、屋上でいじめられていて、殺されそうになっていたところを、助けに来てくれたでしょ?」

    ミカサ「その時は本当に、死ぬほど嬉しかった!
    本当に、ありがとう!」

    エレン「!」

    ミカサ「...だからね...そんなエレンくんが、いつのまにか大好きになってた...」

    エレン「!!」カァァァ///

    ミカサ「だからねっ!!そのっ...私と!!」

    エレン「ストップ!!」

    ミカサ「!!」ビクッ

    ミカサ「...え...?」

    エレン「そっ、そっから先は、俺に言わして!」カァァァ///

    ミカサ「...!!」


    エレン「...俺も、初めてあった時から、ミカサと関わっていくうちに、好きになっていった...」

    ミカサ「!!」///

  109. 113 : : 2017/07/18(火) 19:53:15









    エレン「だから、その、俺と──」



























    エレン「付き合ってください!!」















    ミカサ「!!」











  110. 114 : : 2017/07/18(火) 19:55:12

    ミカサ「...本当...?本当に...?」

    エレン「お、おう!!」カァァァ///

    ミカサ「...!!」ポロポロ








    ミカサ「もちろん!!よろしくお願いします!!」




    エレン「っしゃあ!これからよろしくな、ミカサ!!」



    ミカサ「うんっ!こちらこそ!」


  111. 115 : : 2017/07/18(火) 21:29:34

    エレン「ほんじゃ、教室戻るかー!」

    ミカサ「そうだね!」

    エレン「...ミカサ。」

    ミカサ「ん?どうしたの?」



    クルッ


    ミカサ「!」


    チュッ



    ミカサ「!!」カァァァ///

    エレン「好きだよ。」

    ミカサ「...わっ、私も...っ!」カァァァ///

    エレン(...可愛い///)カァァァ///

    エレン「いっ、行こーぜっ!!」///

    ミカサ「うんっ!」♪



  112. 116 : : 2017/07/18(火) 21:36:15

    ミカサ「エレンくん、ありがとう。」

    エレン「え?」

    ミカサ「私を好きになってくれて、そして
    付き合ってくれてありがとう。」ニコッ

    エレン「!! お、おう!」カァァァ///

    エレン「...あ、それとさ。」

    ミカサ「?」

    エレン「いつまで、俺のこと"エレンくん"って呼ぶんだよ。」

    ミカサ「...え、あっ...」

    エレン「もう俺ら、恋人だろ?」

    ミカサ「!」///

    ミカサ「...えっと...」///

    エレン「んー?」

    ミカサ「これからよろしくね!エレン!」

    エレン「!」///

    エレン「...悪くねぇな...///」ボソッ

  113. 117 : : 2017/07/18(火) 21:39:04

    ───放課後───

    キーンコーンカーンコーン


    クリスタ「ミカサーっ!」

    ミカサ「! クリスタ!」

    クリスタ「どうだった!?」ワクワク

    ミカサ「...OKだったよ!!」///

    クリスタ「本当に!?良かったね!!おめでとうっ!!」

    ミカサ「ありがとう、クリスタ!」

    クリスタ「じゃあ今から、お祝いにクレープ食べに行こ!!」

    ミカサ「またクレープー?(笑)」

    クリスタ「いいじゃん!行こっ!」

    ミカサ「ふふっ!うん!ありがとうクリスタ!」

  114. 119 : : 2017/07/19(水) 07:24:16

    ──次の日──

    いつも通りの朝だけど、いつもとは違う。

    何もかもが、輝いて見える。


    ガラッ

    エレン「!」

    ミカサ「おはよう!エレン!」

    エレン「ミカサ!おはよう!」


    それは、エレンがいるから。

    エレンがいてくれるから、世界が輝いて見えるんだね。

    昨日のあの瞬間から、

    私たちは、

    "友達"

    という一線を超えて

    "恋人"

    になった。

  115. 120 : : 2017/07/19(水) 07:27:35

















    大好きな人と過ごす、1日が、始まる。
















    END

  116. 121 : : 2017/07/19(水) 07:28:10

    終わりました!

    最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました!

    また次回作もご期待ください!

  117. 122 : : 2017/07/19(水) 07:29:15

    めちゃくちゃ感動しました!!

    泣きました...

    お疲れ様でした!

    次回作も期待です!
  118. 123 : : 2017/07/19(水) 07:35:21
    おつです。
    楽しみに読ませていただいてました。
    クリスタちゃんにも彼氏(ライナー以外)できたらもっとよかったかな(*^_^*)
  119. 124 : : 2017/07/19(水) 16:08:18
    >>122  名無しさん

    ありがとうございます!
    そんなに感動していただけて嬉しいです!
    次回作も、期待ありがとうございます!
    頑張ります!
  120. 125 : : 2017/07/19(水) 16:12:00
    >>123 名無しさん

    読んでいただき、ありがとうございます!

    そうですね!
    クリスタにも彼氏…アルミンとかですかね??
    貴重なご意見ありがとうございます!
    参考にします!

  121. 126 : : 2017/07/26(水) 03:22:12
    サイコー!萌える!キュン死にするっ!←私は奇行種(ハンジ)かよ


    うん、とにかくいい!あなたの作品は
    あと何がありますか?
  122. 127 : : 2017/07/26(水) 22:34:43
    可愛いいー
    次の作品も期待です
    エレミカかな  エレミカだよね チラッチラッ
  123. 128 : : 2017/07/31(月) 18:35:27
    >>126
    ありがとうございますー!!
    そんなこと言っていただけるなんて(≧▽≦)
    嬉しいです!!本当に!!
    えーとですね、「また逢う日まで」です!
    エレミカです!
    よかったら読んでください(*^^*)

    >>127
    期待ありがとうございます!
    もちろんです!
    エレミカのカップルが1番好きですから(*^^*)
    考えておきますね!

  124. 129 : : 2017/08/02(水) 13:01:37
    最高やわ!この作品!(≧▽≦)
    次も期待やでー!
    エレミカお願いしますー!(*^^*)
  125. 130 : : 2017/08/02(水) 17:56:49
    ほんまな!サイコー!
    エレミカサイコー!(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑
  126. 131 : : 2017/08/13(日) 12:27:05
    今更ですがこの作品めっちゃ最高でした!!
    次の作品期待してます!
  127. 132 : : 2017/08/14(月) 21:04:59
    今更ですが面白かったです!
    荒らしがいたらしいですが負けずに頑張ってください!応援してます!
  128. 133 : : 2017/08/17(木) 18:43:53
    私もです!
    エレミカの「また逢う日まで」も、
    良かったですよね!
    次の作品も...エレミカですよね?
    楽しみにしてます!
  129. 134 : : 2017/08/21(月) 19:38:36
    何このSS。
    感動しまくりじゃん!!
    これはヤバイわ…
    読む価値ある!ほんとに!
    時間かけて読む価値ある!
  130. 135 : : 2017/08/23(水) 22:32:01
    なんでこんなSS書くんですか!!
    ...泣いちゃうじゃないですか...(>_<。)
    めっちゃ感動しましたよ...(>_<。)
    次も期待してます!
  131. 136 : : 2017/09/06(水) 07:34:47
    わーん!めっちゃいいよー(ToT)
    ほんとに泣いた(><)
  132. 137 : : 2017/09/17(日) 21:38:42
    んぎゃー(ToT)
    泣いたよ(><)
  133. 138 : : 2017/10/12(木) 23:06:16
    めっちゃよかった!
    また逢う日までも見ましたよ!
    次の作品も期待してます!
  134. 139 : : 2017/10/16(月) 17:51:08
    良かったよ!
  135. 140 : : 2017/10/16(月) 17:51:37
    次も期待だよね(*^^*)
  136. 141 : : 2017/12/11(月) 07:42:37
    このSS何回読んでも泣けるわ(╥_╥)
    ホントに好き(o^^o)
  137. 142 : : 2017/12/12(火) 17:51:37
    あー(╥_╥)
    これで何回泣いただろう...(╥_╥)
    ほんとにいいSSです(╥_╥)
  138. 143 : : 2018/01/21(日) 22:45:42
    最高でした!
    次回も期待してます!!
  139. 144 : : 2018/01/23(火) 21:43:43

    泣きました(╥_╥)

    次もエレミカですよね??


    超期待してます!

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