このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
ダンガンロンパ ホムンクルス
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- 1 : 2017/05/21(日) 16:06:11 :
- ダンガンロンパ×ホムンクルス(山本英夫作)のクロスSS
注意
ダンガンロンパシリーズのネタバレがあります。
ホムンクルスのネタバレを若干含みます。
グロテスクな描写を多分に含みます。
自己解釈があります。
SSは久しぶりなので誤字脱字や口調などを間違えるかもしれません、間違いがあったら指摘お願いします。
安価を含みます
作品中の『トレパネーション』は極めて危険な行為です。絶対に真似しないでください。
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- 2 : 2017/05/21(日) 16:11:11 :
ホルンクルス…?
とにかく期待!
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- 3 : 2017/05/21(日) 16:36:44 :
- 日向創は目を閉じ逡巡していた。希望と平凡、才能と日常の合間で揺れ動いていた。
才能が欲しかったこと。
努力したこと。
報われなかったこと。
、、、それでも七海は認めてくれたこと。
??「そこのきみ」
予備学科故に何もできかったこと。
救えなかったことを。
『才能』を手に入れる機会が来たこと。
それが危険だと言うこと。
才能が欲しかったこと。
才能が全てじゃなかったこと。
日向「はぁ、、、」
どうするべきかどうか、、それは才能に守られ何もできなったあのときに決めたはずだった。
それなのに思考がぐるぐるループするだけで一向に進まない。
??「そこのアンテナ頭のきみ、、、」
ハッと我に帰り目を開くと、、そこには奇妙としか表現できない男がいた。
鼻や耳、唇に大きなピアスをし、指にはドクロなどパンクな指輪が幾つかつけられている。
タトゥーを彫り、髪を染めた姿からは不良にも思えたが、本科の人達と比較してもなお異常な姿をしていた。
日向「な、なんですか」
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- 4 : 2017/05/21(日) 16:46:23 :
- ??「あなた、予備学科ですよね」
なんだズケズケと、、予備学科を嫌う人だろうか、、、
??「予備学科を定義するならば、、夢はあるが、才能はない、故に才能を求めている。」
??「違いますか?」
日向「何なんですかあなたは、いきなり。」
日向「俺になにか用があるんですか」
思えばありえない行動だったと思う、普段なら違いますとでも言って立ち去っていたしそうした方が良かったのだろうが。
??「すみません、昔から口が悪くて。単刀直入に言いますと、、、あなたにある実験に付き合って貰いたい」
そう言うと奇妙な男はポケットから書類を取り出して見せた。
トレパネーション(頭蓋骨穴あけ手術)
そうかいてあった。
男はデコをゆびてつつきながら
??「こうやって頭蓋骨にちょっと穴を開けるだけで大したことじゃないですよ、マジで」
??「あなたが受けるプロジェクトのほうが一段と危険ですなんですから」
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- 5 : 2017/05/21(日) 16:54:10 :
- カムクラプロジェクトの書類を落としていないか確認したが落としていない。いつしか聞かれていたようだ。
日向「それで、、、?」
とりあえず反応を待つことにした。
??「あなたのプロジェクトはおそらく脳の拡張と操作、機械との融合と洗脳といったところでしょう、推測ですが。」
??「私のものはより安全でして、脳みそをいじるわけでもないし、脳膜にもキズをつけないのでミソが漏れる心配もない。」
??「ただ骨を削るだけです、ぶっちゃけ歯を削るのと同じようなものです、皮膚を通して骨を削るので多少の出血は伴いますが、痛みは麻酔でとれますし、もちろん命に別状はないわけです」
??「これはトレパレーションと言って海外では何人もやっている安全な手術です。」
胡散臭い、、のは変わっていないがあのプロジェクトよりは安全そうだし、アレのまえにやれるなら、、、考慮しても良いかもしれない
日向「それで、、、どうなるんですか、その手術をすると」
??「第六感が身につきます。」
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- 6 : 2017/05/21(日) 17:09:13 :
- 日向「はぁ!?」
日向「そんなことあるわけ無いだろ、そもそもお金もないし」
??「あくまで実験ですよ、日本じゃまだだれもやっていない手術をこの手でやってみたい、結果を僕の目で直接確かめたい。」
??「お金はもちろん結構です、それどころか報酬をだしますよ70万円。」
??「ご不満ですか、、、?」
日向「二週間以内に終わるのか?」
??「もちろんです、10日ほどで問題なく日常に戻れますし、、、なんならあのプロジェクトにも参加はできる。」
??「いかがですか、、葉隠さんのような超常的な才能が手に入るかもしれませんよ。」
日向には不満なんて実はなかった、
続くカムクラプロジェクトには問題はなさそうだし。より安心のようだ。
ただどころかお金がもらえるから、最悪親や友達に最後の恩返しができる。
日向「わかった乗るよ、その計画に」
??「本当ですか?ありがとうございます」
??「そうだ、申し遅れました、伊藤 学22歳、父は大きな脳神経外科の病院をやっています。いわゆるぼんぼんですね。」
と名刺を渡す。
伊藤というらしいが、、よくそんななりで医学生をやれているのか、、疑問に思ったが、、それくらいでは日向は動かないくらいには決心していた。
伊藤「今日はもう遅い、もし本当に良ければまた明日、ここに来てください。」
日向「わかりました、よろしくお願いします。」
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- 7 : 2017/05/21(日) 20:19:14 :
- 、、、後日
伊藤「お待ちしておりました。」
そこには高級車に乗っている伊藤がいた、ぼんぼんっていうのは本当らしい。
伊藤「本当に決心がついているならば乗ってください」
後ろのドアを開く。
決心は前から、出会う前から決めていた。
日向「やります、やらせてください。」
伊藤「その言葉が欲しかったんです。」
伊藤「行きますよ。」
そう言うと車を走らせた、外から聞こえていた強い重低音とは裏腹にゆったりと車は進んでいった。
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- 8 : 2017/05/21(日) 20:29:08 :
- 車を三十分程度走らせると一等地の高層マンション
伊藤「さぁここです、このマンションの屋上にあります」
普通感じる絢爛豪華さを感じない部屋であった。
壁一面にはよくわからない機械や標本がところぜましと並んでいて、その中には穴の空いた頭蓋骨や脳の思われる物があった。
本棚にも変わった本が並ぶ。
チベット死者の書
アル アジフ
ア・ホール・イン・ザ・ヘッド
自己催眠法
法の書
などのオカルト本に混ざって医学論文が見られる。
伊藤についていくと奥には手術室とみられる設備があった。
伊藤「ではこれに着替えてください」
日向「ああ、、」
不安は今更吹き出してきた、それでも今更戻るわけにも行かない。希望のためにも。
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- 9 : 2017/05/21(日) 20:35:33 :
- 伊藤「本当は局部麻酔でやりたいのですが、まだ学生ですし全身麻酔にさせていただきます。静脈麻酔薬と筋弛緩剤で眠らせて吸入麻酔で痛みを止めます。」
伊藤「最後に質問があれば。」
日向「俺は大丈夫だ、うまくやってくれ」
伊藤「、、、わかりました」
伊藤は俺に注射をして、、、暫くして意識を手放した。
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- 10 : 2017/05/21(日) 20:44:29 :
- 、
、、
、、、
、、、、
、、、、、
、、、、、、
日向「終わったのか?」
伊藤「はい、問題なく施術を終えました。」
伊藤「何か代わりはありませんか?」
伊藤「そう、第六感ですよ」
テレパシーや透視などもできるようになっていないようで影響は全く感じない。
日向「そもそも、なんで頭蓋骨に穴を開けたら能力が目覚めるんだ?」
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- 11 : 2017/05/21(日) 20:57:18 :
- 伊藤「もちろんなんの変化もない人もいますが、海外では36%もの人が第六感を感じた人が現れているのです。 霊感、テレパシー、透視、悟り、占い、、座禅で浮いたなんていうものもありますが。」
伊藤「確かな説はありませんが今の段階でわかっているのは。人間というのは生まれて一ヶ月程度は頭蓋骨に隙間があって、穴が開いてる状態なんですよ。それが塞がって大人になるに従って、頭蓋骨がぎゅーっと閉じていく感じなんですよ。」
伊藤「この閉じてしまった頭蓋骨にに穴を孔を開けることによって、頭蓋骨内の圧力が変化し、脳に大量の血液が流れ、脳の活性化した状態をとり戻すことができると言われています」
日向「人間の脳は10%しか使われていないみたいな話か?」
伊藤「そうです、、、ただ、施術してすぐに効果が現れない事があるので、一週間後またここに来てください、そのときにいろいろ調べますので。」
伊藤「前金の30万円です、残りは一週間後、調べ終わったら渡します。ありがとうございました。」
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- 12 : 2017/05/21(日) 21:01:04 :
- そう言われ家に送って貰った、今まで通り過ごしていいようだが、、、。
どうすべきであろうか。
麻酔が抜けきっていないだるい体で、眠りについた。
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