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黄「頑張れぇ、頑張れ志保子ぉ」 志保子「ふぅ゛ーーっ、はあっはあっ」
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- 1 : 2013/12/20(金) 05:21:04 :
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「おぎゃー!おぎゃー!」
黄「!」
医者「生まれましたよ。元気な娘さんです」
黄「はは・・・生まれたのか・・・俺の子が・・・」うるうる
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- 2 : 2013/12/20(金) 05:25:31 :
数日後
猫「よぉ、黄。おめでとう」
黄「おい、猫が病室に入ってくるんじゃねえよ」
志保子「別に大丈夫でしょ。中身は人間なのだし」
猫「だとさ」
黄「けっ、勝手にしやがれ」
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- 3 : 2013/12/20(金) 05:29:11 :
猫「しかし、ずいぶんとかわいい子が生まれたものだ。よかったな母親似で」
黄「うるせえよ!」
がちゃ
銀「なんだあ?銀まできやがったのか」
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- 4 : 2013/12/20(金) 05:34:55 :
猫「おい、そういう言い方はないだろう。お前だって祝いに来てもらってうれしいんじゃないのか?」
黄「ふん。俺は別にうれしくもなんともねぇよ。赤ん坊だって本当は欲しくなかったんだ」
猫「でもお前、この子が生れたとき泣いていたじゃあないか」
黄「なっ、てめえ!見てやがったのか!」
志保子「・・・それ、本当?」
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- 5 : 2013/12/20(金) 05:41:29 :
黄「い、いや、泣いたっつうかなんというか・・・」
志保子「ふふっ、きよぴーかわいい」
黄「・・・へっ、気色わりいこと言ってんじゃねえ」
ふふふ
ははは
猫「あの黄が惚けてやがる・・・」
銀「・・・」(じー)
猫「ん?どうした銀」
銀「・・・なんでもない。黄、赤ん坊、抱いてもいい?」
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- 6 : 2013/12/20(金) 05:43:17 :
黄「ああ、別に構わねえよ。志保子」
志保子「どうぞ」スッ
銀「ありがとう」ギュ
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- 7 : 2013/12/20(金) 05:54:27 :
数十分後
がらら
猫「俺じゃないんだからドアから入ってこいよ、黒」
黒「ああ、ちょっとな」
猫「?なにがあった」
黒「敵だ。もうアパートには帰れない。ここもばれている」
猫「なにぃ!?銀!お前、観測霊は・・・」
赤ん坊「あうー」
銀「・・・」
猫「赤ん坊に夢中でそれどころじゃねえってか」
黒「銀、赤ん坊を返せ。逃げるぞ」
銀「黒・・・わかった」スッ
猫「俺は先に行くぜ。じゃあな」トコトコ
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- 8 : 2013/12/20(金) 05:56:20 :
黒「・・・黄。おめでとう」
黄「ふん、おめえに言われてもなんだかな。」
黒「・・・ふっ、何かあったら俺に言え。その時は力になる」
黄「ああ、つっても俺は既に組織の人間じゃねえから、もう会うこともないだろうがな」
黒「そうか」
銀「黒、来た」
黒「・・・じゃあな、黄。幸せになれ。行くぞ、銀」
銀「うん」ギュッ
シュイ―ン・・・
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- 9 : 2013/12/20(金) 06:01:18 :
銀「黒」
黒「どうした」
銀「私も子供が欲しい」
黒「!?」ズルッ、ガサガサガサ!ドン!!
黒「くっ・・・怪我はないか?」
銀「大丈夫」
黒「何故子供がほしいなんて言うんだ」
銀「あの二人、幸せそうだった・・・。私も黒とあんな風になりたい。」
黒「銀、今はそんなこと言ってる場合じゃ・・・」
銀「・・・だめ?」
黒「・・・別にダメと言ってるわけじゃない。」
銀「じゃあ、約束」
黒「・・・わかった・・・約束する」
銀「・・・ふふっ」ぎゅー
黒(銀が笑った!?お前・・・)
警察「何の音だ?」
黒「!行くぞ、銀」
銀「うん」
たったった・・・
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- 10 : 2013/12/20(金) 06:04:56 :
がさがさ
猫「やれやれ、あいつらの子供が見れるのも時間の問題だな。まったく・・・。俺も人間に戻れたらあいつとよりを戻してえなあ。まあ、絶対に無理なんだけどな。」
トコトコ
fin
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