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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

白銀「だめ!どう考えても予算が足りない!!」

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  1. 1 : : 2017/05/02(火) 22:17:22
    v3のネタバレあり



    白銀「困ったなあ…エグイサルとか超高校級の研究教室とか色々考えたのに予算が足りないなんて」


    白銀「やっぱりデスゲームなんてもうオワコンなんだね…せっかく私の出番が回ってきたのに」


    白銀「ううん、落ち込んだらだめだよつむぎ!金をかければいいもんじゃないってことを運営に知らしめないと!」


    スタッフ「白銀さん、放送日が変更で明後日になりました」


    白銀「じ、時間もないの!?」


    白銀(こうして…「超低予算ロンパ」が幕を開けることになったんだよね)

  2. 2 : : 2017/05/02(火) 22:30:35
    期待です
    全員、下着だけになりそう
  3. 3 : : 2017/05/02(火) 22:32:31
    楽しみです。
    葉っぱだけかもしれない
  4. 4 : : 2017/05/02(火) 22:35:39
    期待です
    エグイサルがダンボールだったりするのか・・・
  5. 5 : : 2017/05/02(火) 22:48:37




    ???「ん……」


    ???(ここは…どこ?真っ暗で何も見えない…何か狭い場所に閉じ込められている?)


    ???(なんだか生暖かい…これはクッション?)


    ???(どうしてこんな所にいるんだろ……そもそも…私は誰?)


    ???(私の名前は……)


    ???(そうだ、私の名前は赤松楓。超高校級のピアニスト)


    赤松「とりあえず…ここからでよう」ガタッ


    ???「ううっ」ビクン


    赤松「!?」


    赤松(この空間からでようと身体を動かしたその時、クッションだと思っていた"それ"から小さな声があがった)


    赤松「きゃぁああ!!」


    赤松(驚きのあまり、閉じ込められていたもの…そうロッカーの扉を破り床へと倒れ込んだ)


    赤松「いたた…」


    赤松「もう何なのよ…」


    赤松(腕の痛みに耐えながら自分が閉じ込められていたロッカーを見る)


    赤松「!!?!?!?」






    赤松(そのロッカーの中には…帽子を深くかぶった男の子がいた)



    がっかりポイント①ロッカーの数が足りない

  6. 6 : : 2017/05/02(火) 22:55:24
    最原くんにとっては嬉しいことですね!
  7. 7 : : 2017/05/02(火) 23:08:30
    モノクマーズはどうなるんだろ
  8. 8 : : 2017/05/02(火) 23:14:35


    赤松「ええ!?な、何で男の子が!?え、ええ!?」


    最原「お、落ち着いて!僕は変態じゃない!」


    赤松「じゃ、じゃあなんで帽子以外身につけてないの!?」


    最原「気づいたらこうなってたんだ!」


    赤松「ってことは…私さっきどこ触ってた!?」


    最原「え、ええっと…その…//」


    赤松「いやああああ!!!」


    がっかりポイント②人によって服の出来に差がある(赤松はv3と同じ服)













    最原「……落ち着いた?」


    赤松「うん…とりあえず君が無害だってことは分かったよ」


    赤松(どうやらこの人も気がついたらここに閉じ込められていたみたい)


    赤松(どうして帽子以外被っていないのかはわからないけど)


    赤松「えっと…私の名前は赤松楓。君は?」


    最原「えっと…僕の名前は最原終一。もしかして…君も超高校級だったりする?」


    赤松「どうしてわかったの!?」


    最原「いや…服装がいかにもピアニストって感じだったから」


    赤松「なるほど…それより"君も"ってことは最原くんも…?」


    最原「うん…一応超高校級の探偵……ってことになってる」


    赤松「探偵!なんだか頼りになりそう!」


    最原「いや…僕はそんなにすごくないよ。超高校級って言われるようになったのもただ運がよかっただけで…」


    赤松「もう…そんなに謙遜しないで!とりあえずこの教室からでよ!」


    最原「それなんだけど…この教室どこかで見たことがある気がする」


    赤松「…あ!もしかして私立希望ヶ峰学園じゃない?」



    ガッカリポイント③舞台が使いまわし
  9. 9 : : 2017/05/02(火) 23:58:22
    なんだろう、このガキ使を思い出させるムードは・・・(ほんわか)
  10. 10 : : 2017/05/03(水) 08:14:08
    この時は希望ヶ峰学園のことは知らないんじゃない?
  11. 11 : : 2017/05/03(水) 09:31:00
    >>10
    ガッカリポイント 低予算の思い出しライトw
  12. 12 : : 2017/05/03(水) 09:53:43

    ※諸事情で所々基盤の設定を変更しています。




    最原「そうだ…でもどうして窓に鉄板がうちつけてあるんだろう。部屋の中も埃っぽい…ここは長年使われてなかったのかな」


    赤松「分からないけど…廊下へのドアは開くみたい!教室から出てみよ!」ガラッ


    百田「がはっごほっ………があっ!?」


    最原・赤松「!?」


    百田「よ、よお……俺は…ゴホッ…う、宇宙に…グッ……と、とど……グハァ!!」


    赤松「だ、大丈夫!?すごい口から血でてるよ!?」


    百田「も、問題ねえ……ゴホッ…も、ももた…オェぇエエェェ」



    ガッカリポイント④百田の病気の加減が分からない

     

    茶柱「ひぃっ!そこの男死は汚物を撒き散らさないでください!」


    百田「ああ…わ、わりぃロロロロロロロロ」


    茶柱「お願いですから体調が悪いなら休んでいてくださーーーい!!!」


    赤松「あ、あの…」


    茶柱「何でしょう……ってどうしてそこの男死は服を着ていないんですかー!?」


    最原「僕は変態じゃない!!」


    茶柱「その結論に至る根拠が行方不明ですよ!?」


    赤松「んもう二人とも落ち着いて!私は赤松楓。超高校級のピアニスト。で、こっちが最原終一くん。超高校級の探偵だよ」


    茶柱「茶柱転子と申します!超高校級の合気道家でネオ合気道の達人ですよ!」


    赤松「へえ…ネオ合気道って何?」


    茶柱「ネオ合気道とはその名の通り……"ねえよ、お金合気道"の略です!」


    赤松「え…?」


    茶柱「転子の家はとても貧しかったのです…でも何か習い事をしたい!そこで気がつきました!」 


    茶柱「合気道ならお金がかからないと!!」



    がっかりポイント⑤才能にお金をかけられない



    赤松「えっとでも…道着とかいるでしょ?そういうところでお金がかかるんじゃ…」


    茶柱「いいえ!ネオ合気道に道着はいりません!」


    茶柱「むしろ何も着ません!」


    赤松「着ないの!?」


    茶柱「すべての呪縛から開放された時……ネオ合気道の真価を発する!師匠にそう教わりました!」


    最原「でも…今は只のセーラー服を着てるよね?」


    茶柱「普段は着ているに決まってるじゃないですか!あなたと一緒にしないでください!」


    最原「僕だって好きでこうなっている訳じゃ…」


    赤松「もう喧嘩しない!それよりもっと人がいるかもしれないから探しに行こ!」


    赤松(とりあえずまっすぐ廊下を進んで…)




    白銀「あ!まだ人がいたよ!」


    アンジー「ほらほら、神様があと2人はいるっていってたよー!」


    天海「なるほど…16人。これは何か意味がありそうっすね」


    春川「いつまでここにいなきゃいけないの?」


    王馬「あはは、帽子の彼どうして服を着ていないんだろうね!」


    獄原「この場所には虫さんが沢山いるね!ざっと100匹の足音が聞こえるよ…!」


    夢野「んあ!?」


    真宮寺「この建物は随分年季が入っているようだネ」


    東条「安心してちょうだい、私がすべて片付けるわ」


    キーボ「………」


    入間「ひゃーひゃっひゃっひゃ!変態イ○ポ野朗のお出ましだぜ!!」


    星「クールじゃねえな…」



    赤松「予想外に大勢いた!!」



    がっかりポイント⑥移動距離が少ない

  13. 13 : : 2017/05/04(木) 05:42:08




    赤松(とりあえず私たちは自己紹介をした)


    赤松(白銀つむぎさん…超高校級のコスプレイヤー。着ている服はどこにでもありそうなセーラー服)


    赤松(夜長アンジーさん…超高校級の美術部。スクール水着を着ててなんか危ない。しかも書いてある名前が違うし…)


    赤松(天海蘭太郎くん…才能は思い出せないみたい。彼も私と同じで個性的な服になってる)


    白銀(前作のお古が残ってたんだよ…!)


    赤松(春川魔姫さん…超高校級の保育士。女子唯一のジャージ)


    赤松(王馬小吉くん…超高校級の総統。ジャージ)


    赤松(獄原ゴン太くん…超高校級の昆虫博士。確かこれ…はっぱふんどしだっけ?)


    獄原「ゴン太は…紳士になりたいのに!!どうしてふんどしなんだ!?自分が情けないよ!!」


    王馬「何言ってるんだ!ゴン太は立派なスーツを着てるじゃん!まあ馬鹿には見えないスーツだけどね!」


    獄原「そうなんだ…!ゴン太は馬鹿だからスーツが見えないんだね!よかった…!」


    白銀「そうだよ!!ゴン太くんは素敵なスーツを着てるよ!!着てる!!」


    王馬「にしし…まあ嘘だけどどうして白銀ちゃんはそんなに必死なの?」


    赤松(次は…夢野秘密子さん。超高校級のマジシャン。服は…小学生みたいな体操服。アンジーさんと同じく書いてある名前が違う…)


    赤松(真宮寺是清くん…超高校級の民俗学者。ジャージ。白い布マスクをつけてる。風邪かな?)


    赤松(東条斬美さん…超高校級のメイド。セーラー服の上にエプロンをつけている)


    赤松(入間美兎さん…超高校級の発明家。どこからどうみても下着姿だよね…)


    最原「くっ……」


    入間「たててんじゃねーよ童貞が!!」


    最原「うるさい!!生理現象だ!!」


    入間「ひぃぃ…ただの逆ギレじゃんかよぉ…」


    赤松(星竜馬くん…超高校級のテニスプレーヤー。1枚の布を巧みに巻いている)


    キーボ「………………」


    赤松「………………」


    赤松「うん、これで全員かな!」


    キーボ「待って下さい!ボクも生徒の1人です!」


    赤松「あ…やっぱりそっちがそうなんだ」


    赤松(ずっと気にはなっていた…どうして黒子がノートパソコン持って突っ立っているんだろうって…)


    赤松(そのノートパソコンの画面にはロボットの顔が映っている)


    キーボ「ボクの名前はキーボ。超高校級のロボッーーーーーーー」


    赤松(画面が真っ暗になった!?)


    黒子「……………」


    赤松「え、えっと…」


    赤松(黒子は何も言わず、数メートル先のコンセントで充電を始めた…)


    夢野「んあー…あれのどこが超高校級なんじゃ?」


    白銀「き、きっと最新の人工知能プログラムを備えてるんじゃないかな!!」



    がっかりポイント⑦キーボの性能が更に残念


  14. 14 : : 2017/05/04(木) 06:04:56



    ピンポンポーン


    赤松(音とんでる!!)


    『あーーマイクテス、マイクテス』


    『ごほん!新入生のみなさん、ようこそ希望ヶ峰学園へ!』


    『これから体育館で入学式を始めるからさっさときてね!』


    『…え?体育館電気がつかない?ああ…本館と線が違うんですか…申請出し忘れたわ…』


    『…ごほん!なんか今いい感じに集まってるみたいだから学園長自ら赴いてやりましょう!静かに待ってろよオマエラ!』





    赤松「………えっと、とりあえず待ってればいいんだよね」


    天海「…ぐだぐだっすね」


    白銀「なんだろ…これから何があるんだろう!!不安だよ〜〜!!」


    東条「白銀さん落ち着いて。今みんなの不安を煽るのは得策じゃないわ」







    「うぷぷぷ…」






    赤松「!!!」


    赤松(さっきの放送の声…!)


    「うぷぷぷ…うぷぷぷ…」


    赤松(一体…一体どこから…!)





    ガラッ




    モノクマ「オマエラ!入学おめでとうございます!」


    赤松「教室から普通に出てきた!!」


  15. 15 : : 2017/05/04(木) 06:59:23


    真宮寺「くまの…ロボット?」


    王馬「キーボよりずっとロボットらしいね!」


    モノクマ「こらー!あんな低予算ソフトとボクを比べるなー!」


    茶柱「ソフトって言っちゃってます!!」


    モノクマ「ボクの名前はモノクマ!早速ですがキミたちにはこれからコロシアイをしてもらいます!」


    赤松「コロシアイ!?」


    夢野「て、展開が早くてついてけん…!」


    モノクマ「あーもう!時間は有限なんだよ!残業代でないんだから早くやらせて!」


    星「なぜ所々内部事情を入れてくるんだ…?」


    春川「そもそもコロシアイって何?なんかのイベント?」


    モノクマ「イベントなんかじゃない!もっとリアルでどす黒い…人間の醜い部分を曝け出す…わっくわくでどっきどきなデスゲームだよ…!」


    アンジー「んーなんだかつまんなそうだからみんなで百人一首でもしよーって神様がいってるよー!」


    モノクマ「みんなゆるいよ!お願いだからもっと緊迫感をだして!」


    アンジー「呼ばれた人の首から下を見つけるドキドキのゲームだよ。早く見つけてくっつけてあげないと死んじゃうんだよ」


    モノクマ「全然ゆるくなかった!」


    天海「えっと…とりあえず俺達は何をすればいいんすか?」


    モノクマ「流石天海くん!進めてくれてありがとう!2回目はよくわかってるね!」


    天海「2回目…?」


    モノクマ「おーーっと二枚目っていったんだよ!ハンサムな子がいると場が和むね〜」


    白銀「和んじゃだめじゃん…」


    モノクマ「えーっととにかく!コロシアイをしないとこの学園から出られません!」


    赤松「あ…まず私たち閉じ込められてたんだ」


    モノクマ「そう…この学園は完全に閉ざされています!ここから出る方法は1つだけ…そう、人をコロスこと!!」


    獄原「人を…殺す!?」


    モノクマ「そうだよ…刺殺絞殺溺殺銃殺その他もろもろ…殺し方はなんでもアリ!」


    王馬「ふーん、殺すだけで本当に出られるの?」


    モノクマ「よくぞ聞いてくれました!どんなコロし方をしてもいいけど、コロシアイが起きた時点で学級裁判を開きます!」


    東条「学級裁判…?」


    モノクマ「そう、コロシアイが起きたらオマエラにはその人をコロしたクロを見つけてもらいます!」


    モノクマ「クロはバレなければ見事この学園からでることができます!でもバレたら…こわ〜いオシオキがまっているのです!」


    夢野「オシオキ…おしりぺんぺんは嫌じゃのう…」


    モノクマ「そんな生暖かいものじゃない…オシオキは死だよ」


    赤松「死…!?」


    モノクマ「あ〜あと、もしクロを間違えたらクロ以外の人は全員オシオキを受けてもらうからね」


    茶柱「ひぃぃ…転子はまだ死にたくありませーん!」






    白銀(うんうん…いい感じに緊迫感が生まれてきたね!)


    白銀(確かもうそろそろ新キャラ"モノクマーズ"が登場するはず!)


    白銀(私がデザインしたモノクマの子どもたち……納期がギリギリでまだ完成した姿は見てないんだけどどうなったかな♪)





    赤松「ねえ…本当にコロシアイをするの!?」


    最原「やっぱりテレビ番組なんじゃ……」


    春川「バカバカしい…こんなの時間の無駄。壁でも壊してさっさとでようよ」


    獄原「ゴン太にまかせて!」


    モノクマ「まだ今の状況が分かってないみたいだね…もっとキミたちには絶望してもらわないと!来い、我が子どもたちよ…!」








    ガラッ






    モノクマーズ「おはっくま〜!」


    モノタロウ「ボクモノタロウ!」


    モノファニー「モノファニーよ!よろしくね!」


    モノキッド「き、きるぃえー!!も、モノキッドだぜ…//」


    モノスケ「モノスケで〜す……あ、やべ!も、モノスケやで〜!」


    モノダム「……………」






    赤松(人間…!)


    赤松(どこからどう見てもボディペイントをしてくま耳をつけた人間だ…!)


    白銀(人間!?)


    白銀(今回の予算のほとんどをモノクマーズ製作にかけてたはずなのに…!)



    がっかりポイント⑧機械に予算をかけられない




  16. 16 : : 2017/05/04(木) 07:33:18



    王馬「なんだよ…モノクマの息子っていうからすごいロボットが出てくると期待したのに」


    モノタロウ「ぼ、ボクらも父ちゃんと同じ素材でできているよ!」


    モノファニー「そうよ!実の子どもだもの!」


    モノキッド「き、きるいぇー!!//」


    モノスケ「そう、本物のくまだよ!……くまやで!」


    モノダム「………………はあ」


    茶柱「約三名役になりきれてないんですが!?」


    春川「……ゴン太、壁」


    獄原「まかせて!」


    モノクマ「待て!ボクたちに逆らったらどうなるのか…教えてあげるよ!」


    王馬「おお!もしかして巨大ロボとか出てくるのかな!それをモノクマーズが操縦するのかな!楽しみだな〜!」


    モノクマ「………………」


    入間「あからさまに落ちこんでやがる…!」


    モノクマ「…モノクマーズは銃火器扱えるし……最悪自爆するから」


    モノタロウ「そ、そう!別におっきなロボットでなくたって!ガ○ダムじゃないんだし!」


    モノファニー「そうよ!下手な行動したらこのロケットランチャーでぶっぱなすわよ!」カチャ


    モノキッド「は?自爆…?」


    モノスケ「え…聞いてないんすけど」


    モノダム「…………はあ」





    春川「…………」


    獄原「どうする…?」


    春川「ロケットランチャーは厄介…とりあえず言うことを聞くよ」


    モノクマ「とりあえず、今日はもう解散!」


    天海「…ルールはこれだけっすか?」


    モノクマ「あ!そうだ校則!学生手帳を配るね!」


    モノクマ「では校則欄を見てください!15ページ!」


    夢野「ページ数が無駄に多いのう…」


    最原「どうしてこんなに空白のページがあるんだ…?」


    モノクマ「あ〜今は1階しか開放していないけどこれからコロシアイガおきる度に2階、3階と開放していくんだよね。だから開放する度に地図をプリントアウトしてくるから…」


    星「アナログだな…」


    モノクマ「とにかく校則!①モノクマ・モノクマーズに危害を与えない②学校の備品を壊さない③寝室以外では寝てはいけない」


    真宮寺「破った場合はどうなるのかナ?」


    モノクマ「こわ〜いオシオキがまっています!」


    転子「あ、まだまだ書いてあります!③電気はこまめに消す④水をだしっぱなしにしない」


    東条「コロシアイに関係あるのかしら…」


    赤松「それより…水をだしっぱなしにしたらオシオキされちゃうの!?」


    モノクマ「死刑です!」


    夢野「がくがく……一瞬も気を抜けんのか……」


    モノクマ「とりあえず一旦解散!これからどうするかでも話し合ってね!」




    赤松(そう言い残してモノクマたちは去っていった……徒歩で)

  17. 17 : : 2017/05/04(木) 07:58:12



    天海「じゃあ…これからどうするっすか?」


    赤松「うーん……とりあえず出口がないか探してみない?」


    東条「これだけ設備設定に穴があるのだから出口も探せば見つかりそうね」


    王馬「そうだね!入間ちゃんの穴みたいにガバガバだからね!」


    入間「ひぅぅ!?」


    キーボ「ボクの充電もたまりました!何かお役にたてることはありませんか?」


    最原「…そのノートパソコンの中に何か情報はないのかな?」


    赤松「流石最原くん!目の付けどころがいいね!」


    星「…とりあえずデスクトップをみてみるか」


    キーボ「あ、まってください!ボクのソフト立ち上げが遅いのでできるだけ閉じたくないのですが…」


    最原「ごめん今は急いでるから…」ポチ


    赤松(迷わずに押した…)


    東条「だめね…Wi-Fiも飛んでいないし、そもそもソフトが全然入っていないわ」


    赤松「入間さん…このパソコンを改良してネットに繋げることはできる?」


    入間「ああ?んなもんできるにきまってんだろ!まあやらねーけどな〜!」


    赤松「ど、どうして!?」


    入間「誰がてめーらなんかの言うことをきくかよって話だ!仲良しこよしをしている余裕なんてねーんだよ!」


    最原「わかったよ入間さん!土下座をすればいいんだね!」ビィィイイン!!


    入間「ひっ」


    赤松(なんで勃ってるんだろ最原くん…)


    最原「土下座をしたら僕らに協力してくれるよね!」ビィィィイイイイイン!!!


    入間「いゃ……そんなもの近づけられたら……うううう!!!わかった!わかったけど……道具がないの!!!」


    星「道具?」


    入間「そぅ、、俺様を気持ちよくさせてくれる……道具……」


    赤松「そ、それって…//」


    天海「つまりパソコンを改良するための道具も材料も見つかってないから手がつけられないってことっすね」


    赤松「あ…なるほど……」


    白銀「それじゃあ…学校を探索してみない?もしかしたら出口もあるかもしれないよ」


    赤松「うん!そうだね!それじゃあキーボくんは道具がみつかったらよろしくね!」


    キーボ「……Now Loading」


    赤松「立ち上げが遅い!!」

  18. 18 : : 2017/05/04(木) 08:19:27



    天海「じゃあそれぞれ探索を始めるっすか」


    赤松「よし、じゃあまず寄宿舎の方から行ってみよっか!最原くん一緒にいこう」


    最原「うん」







    転子「ヒィイエエエエエエエエエエ!!!!」






    赤松「今の悲鳴は…!」


    最原「茶柱さんだ…!いこう!」


    赤松(私と最原くんは声のする方へ急いで駆けつける)


    赤松(ここは確か…私と最原くんがいた教室の前…)


    赤松「茶柱さん!どうしたの!?」


    茶柱「ああ……あわわわ」


    赤松「!!!」


    赤松(生臭い……鼻につく鉄のような臭い)


    赤松(そう、血だ)


    赤松(茶柱さんの目の先には……血まみれの……)









    茶柱「百田さーーーん!!しっかりしてくださーーーい!?」


    赤松(すっかりいないことに気づかなかった!そして名前も今知った!)


    東条「まだ息はあるわね…でもかなり危ない状態よ。私が処置をするからみんなは探索を続けて」


    赤松「ありがとう…」


    最原「とりあえずここまで来たし…教室1-Aから探索しようか」


    赤松「そうだね」


  19. 19 : : 2017/05/04(木) 08:30:26

    〜教室1-A〜


    最原「気になるものといったら…モニターと監視カメラくらいか」


    赤松「私たちは常に監視されているんだね…」


    最原「結構節約しているみたいな雰囲気だったけど、監視カメラは起動しているみたいだ」


    赤松「モノクマはどうして私たちにこんなことを…」


    最原「分からない…だけどコロシアイなんて絶対にしちゃだめだ」


    赤松「そうだね…!みんなで協力してここから出ようね!」


    赤松(なんだか最原くんといると落ち着くな…)


    赤松(始めはただの変態かと思っていたけど)


    赤松「最原くんは…服を着ないの?」


    最原「えっと……用意されてなかったから」


    赤松「そうだね…あ!私のベスト着ない?寒いでしょ」


    最原「そんな、悪いよ!」


    赤松「いいの!私が好きでやってるんだからさ!」


    最原「ありがとう…」




    最原はピンクのベストを手に入れた!



    最原「この教室は何もなさそうだね…」


    赤松「隣の教室にいこっか」


  20. 20 : : 2017/05/04(木) 08:56:45

    〜教室1-B〜


    モノキッド「やっぱ俺この役向いてないですよ…」


    モノスケ「分かるわ〜俺東京生まれ東京育ちだから方言なんて使えないよ」


    最原「…………」


    モノキッド「あ!」


    モノスケ「あ、え、えっと………ば〜いくまー!」


    赤松「……やっぱりテレビの撮影か何かかな?」


    最原「……テレビの方がむしろしっかりしているんじゃない?」





    〜視聴覚室〜




    赤松「わあ…パソコンが沢山置いてある!」


    星「どうやらどれも電源が入らないみたいだ…」


    最原「節約かな」


    星「型もずいぶんと古いようだ…」


    赤松「ここも情報が何もなさそうだね」


    星「ああ、だが簡単なパソコン修理セットを見つけた」


    赤松「これがあればもしかしたらキーボくんを改良できるかも…!」


    最原「ありがとう、星くん」




    〜購買部〜



    赤松「色々なものが置いてあるね」


    最原「どれも埃をかぶっているけどね…」


    赤松「見て!このカップラーメン20年も前のだよ!」


    最原「とても食べようとは思えないね…」




    〜保健室〜



    赤松「あれ、立入禁止の紙が貼ってある」


    最原「でも普通に入れそうだよ。もしかしたら出口があるかもしれないから見てみよう」


    白銀「いや駄目だよ!」


    赤松「白銀さん!?」


    白銀「こういうのゲームだったら入れないでしょ!基本的にその章では必要ないから入れないようになっているんだよ!」 


    赤松「う、うん…?」


    白銀「とにかくルールに従わないと!」


    最原「だったらもっと厳重に閉じればいいのに…電線をつけるとか」


    白銀「うん…そうだよね……そうなんだよね……」


    最原(あからさまにがっかりしてる…どうしてだ?)




    〜体育館前ホール〜



    赤松「体育館も入れなさそう…」


    最原「電気がつかないとか言ってたしね」


    赤松「あーあ、体育館にならピアノがあるかもって思ったのに…」


    最原「赤松さんはピアニストだっけ…一度ひいている姿を見てみたいな」


    赤松「な、なんだか照れちゃうな!そうだ!私だけ弾くのもあれだしその時は最原くんも一緒に弾いてみようよ!」


    最原「え、僕ピアノひけないよ…?」


    赤松「私が教えるからさ!ね!」


    最原「う、うん…!」


    モノダム「…………リア充が…………」


    赤松・最原「!?」


    モノダム「………バーイクマ」


  21. 21 : : 2017/05/04(木) 09:31:38
    帽子とピンクベスト以外何も着てないとは思えないほど順応してやがる・・・
  22. 22 : : 2017/05/04(木) 09:34:30
    >>21
    そういえば下はマッパなんですよね・・・
  23. 23 : : 2017/05/04(木) 11:03:36

    〜寄宿舎 寝室前〜


    赤松「部屋はちゃんと一人一つずつあるんだね」


    最原「うん」


    アンジー「やほー、楓と終一!」


    赤松「アンジーさんは何か見つけた?」


    アンジー「んん?アンジーは何も探してないよー!」


    最原「え…?」


    アンジー「何も求めずここでの生活を受け入れるべき…って神様もいってるよー!」


    赤松「そんな…!アンジーさんはここから出たくないの!?」


    アンジー「神様はでなくてもいいっていってるからねー」


    最原「赤松さん…ここは何もなさそうだからそろそろ行こう」


    赤松「ん?どうしたの最原くん俯いて…」


    最原「え、えっと…//」


    アンジー「主は言いました、最原終一はスク水フェチであると」


    最原「ど、どうして分ったの!?」


    アンジー「にゃはは〜そっか〜終一はスクール水着が好きなんだね〜じゃあアンジーのことが大好きなんだね〜」


    最原「うぅ…」ビクッ


    アンジー「夜寂しくなったらアンジーと一緒に遊ぼうよ〜」


    赤松「もうアンジーさん!あんまり最原くんをいびめないの!」


    アンジー「ふふ〜じゃあばいなら〜!」


    赤松「もう!最原くんもただでさえわかりやすい状態なんだからちょっとは抑えて!」


    最原「む、無理だよ!…ごめんトイレ!」


    赤松「もう…」






    赤松(最原がもどるまで1人で探索しようかな)


    赤松「あ、天海くん…どうしたの」


    天海「お疲れ様っす、いや…どうしてここが閉ざされてるのかなと思ったんす」


    赤松(2階へ続く階段…その前に大きな柵がしてあり厳重な鍵がついている)


    赤松「なんか…いかにもなにかありそうだね」


    天海「…赤松さんは超高校級狩りって言葉に聞き覚えはあるっすか?」


    赤松「え…?」


    天海「いや…知らないならいいんす。ただ、赤松さんなら俺と同じように何かを知っているかと思って…」


    赤松「どうして私…?それより天海くん何か知ってるの?」


    天海「…なんで俺と赤松さんだけしっかりとした服を着ているんすかね」


    赤松「そういえば…考えたことなかった……」


    天海「…まるで俺と赤松さんがこの物語の主人公みたいっすね」


    赤松「え…?」


    天海「なんてね…それじゃあまた後で」


    赤松「う、うん…」


    赤松(結局…天海くんは何をしっていたんだろう…?)


    最原「ごめんお待たせ……赤松さん大丈夫?何か考えているみたいだけど」


    赤松「ううん!何でもない!それより他の場所も早く見に行こう」


    最原「うん」





  24. 24 : : 2017/05/04(木) 11:48:35


    〜大浴場前〜


    赤松「ここも立ち入り禁止かあ…」


    最原「どうせお金がもったいないとかいってお湯を張ってないだろうしいいんじゃない?」


    赤松「そうだね」




    〜ランドリー〜



    赤松「すごい…洗濯機に使用禁止の文字がずらりと貼ってある…」


    真宮寺「どうやらこの洗濯板を使うみたいだネ」


    最原「洗濯板…始めてみた」


    真宮寺「以前訪れた村で使ったことがあるヨ。その村は音楽が盛んでネ…夜になると家具を用いて音楽を奏でるんだ」


    赤松「家具で…?」


    真宮寺「ギロという楽器があるだろう?それみたいにハシをバチに見立てて音をならすのサ」


    赤松「なんだか素敵…そうだね、音楽は楽器がなくても創り出すことができる…どんな場所でも人の心を弾ませてくれるものなんだよね!」


    真宮寺「赤松さんは素敵な心を持っているネ…!ぜひぜひ姉さんの友達になってもらいたいヨ!」


    赤松「お姉さんがいるんだ…!私もぜひぜひ会ってみたいよ!」


    最原「そういえば…真宮寺くんは風邪をひいているの?マスクをつけているからさ」


    真宮寺「まあ…ファッションの1つかナ。本当は黒マスクがよかったんだけどネ…あるもので我慢しないと」





    〜倉庫〜



    王馬「ねえねえ!キーボはどっちを殺せばいいの?」


    キーボ「な…!不謹慎です!」


    王馬「えーだってさ!パソコンを壊すのくらい全然罪悪感もわかないじゃん!だからこの黒子の方を殺さないと殺し認定されないのかなーって」


    キーボ「うう…自分では何もできないこの身体が忌々しいです」


    王馬「キーボのソフトをアンインストールしたらどうなるの?死ぬの?」


    キーボ「僕をソフト扱いするのはやめてください!」


    王馬「こいつ…その身なりで人間扱いしろと!?」


    赤松「………」


    王馬「あ!赤松ちゃん、最原ちゃん!キー坊はどうやったら死んだと判定されると思う?」


    赤松「やめなよ、キーボくんもこれから協力していく仲間なんだよ!」


    キーボ「赤松さん…!」


    最原「キーボくん、この黒子の人は誰なの?」


    キーボ「………よく聞き取れませんでした、もう一度お願いします」


    最原「えっと…だから君を動かしているこの人は誰?」


    キーボ「………Now Loading」


    王馬「本当に使えないね」



  25. 25 : : 2017/05/04(木) 12:27:43


    〜食堂〜


    東条「困ったわ…」


    赤松「あれ、百田くんは…?」


    茶柱「百田さんは今そこで横になっています!はあ…まったく男死は女子に手間をかけすぎです!」


    赤松「よかった…それより東条さん、何か悩み事?」


    東条「ええ、せっかくだから料理をしようと思ったのだけど…食材が随分少ないわ」


    夢野「んあー…多く食べたければ頭数を減らせというあれかのう…」


    茶柱「そ、そんなー!?夢野さんが物騒な発想をしているー!?」


    東条「一応お腹にたまるようなものを作るつもりだけど…毎食そうなるのも困ったものね」


    最原「せめて衣食住は充実させてほしいよね…」


    夢野「お主がいうと切実じゃのう…」







    赤松「うーん…出口はなかったね」


    最原「やっぱりまだ入れない場所に何かあるのかな」


    茶柱「あ、探索を終えたみなさんが続々と集まってきました!」


    天海「出口はなさそうっすね……キーボくんを改良するための道具はあったすか?」


    星「簡易なパソコン修理キット程度ならあったが…」


    入間「これじゃあできても修理だけだな!監視カメラを分解できればいい材料が手に入りそうなんだが…」


    最原「学校の備品を壊したらダメだからね…」


    真宮寺「もっと色々な場所に行けるようになるまで待つべきかナ」


    赤松「とりあえずこれからどうするか決めないとだね…!みんなで協力しないとここからは抜け出せないよ!」


    春川「バカバカしい…」


    赤松「え…?」


    春川「みんなで協力とかバカバカしいっていってんの。こんな会ったばかりの人を信じるなんてできない」


    赤松「だ、だけど!まず信じることから始めないと何も進まないよ!」


    王馬「でも春川ちゃんのいうことも分かるよ…だってこの中に首謀者がいるかもしれないんだしね」


    白銀「しゅ、首謀者!?」


    王馬「そう…仲間ヅラして溶け込んでおきながら裏で操作しているやつがいるかもしれないんだよ…ね、ゴン太」


    獄原「ええ!?ゴン太は首謀者だったの!?」


    赤松「首謀者…」


    赤松(そっか…もしかしたらこの中に首謀者がいるかもしれないんだ)


    王馬「ほらほら…天海くんは自分の才能を思い出せないっていっているけど本当は隠しているだけかもしれないし」


    星「なるほどな、嘘つきは隠れているかもしれねえな」


    天海「まいったっすね…やっぱり疑われやすくなっちゃうっすよね…」


    赤松「だ、だけど!今はそんなこといってても仕方がないよ!何をいっても今は憶測でしかないんだから!」


    王馬「うんうんそうだよね!」


    夢野「お主はどっちの味方なんじゃ…」


    春川「…とにかくわたしは一緒に行動するつもりはないから」


    百田「………じろ」


    春川「は?」


    百田「信じろ………仲間を………ゴホッゴホッ」


    春川「……くだらない」







    赤松(こうして…微妙に沈んだ空気のまま私たちは解散し、それぞれの部屋へと戻っていった)






  26. 26 : : 2017/05/04(木) 12:55:20


    〜夜中〜


    赤松「ゴホッ」


    赤松「ん〜〜もう!部屋の中まで埃っぽい!」


    赤松「ちょっと散歩でもしてこよ…」






    ヒソヒソ



    ヒソヒソ




    赤松(なんだろう…教室から話し声がきこえる)


    赤松(ちょっと聞き耳立ててみようかな)





    モノキッド「はあ…こんな仕事引き受けるべきじゃなかった」


    モノスケ「それな〜〜てかもうモノタロウとモノファニーのテンションにもついて行けない」


    モノキッド「ほんとそれ!時給もそんなに良くないしやっぱり辞めようかな…」


    モノスケ「いっそ生徒の中にいる首謀者さくっと殺して俺らで終わらせちゃう?」


    モノキッド「ははは!そりゃいいハッピーエンドになりそうだな!」





    赤松(今……私たちの中に首謀者がいるっていった!?)





    赤松「ちょ、ちょっと!」


    モノキッド・モノスケ「!!」


    赤松「今の話…もうちょっと詳しく教えて!」


    モノキッド「え、えっと…その…」


    赤松「首謀者を殺せば…このコロシアイは終わるの?」


    モノスケ「た、多分…俺らもよく知んないすけど…」


    赤松「私が…殺す」


    モノスケ「ええ!?」


    赤松「知ってるんでしょ?教えてよ…首謀者」


    モノキッド「なあ…いいのか?」


    モノスケ「いんじゃね…?どうせもうオワコンなんだし」


    モノキッド「首謀者は…」バンッ





    モノキッド「!?」




    モノクマ「いやあ…こんな早々から息子たちに裏切られるなんて…父さんは悲しいよ!」


    モノキッド「お、おま…撃った……」


    モノクマ「いくら低予算だからって悪質なスタッフを入れるべきではなかったね…反省反省」


    モノスケ「は、はやく救急車…」


    モノクマ「ここがそんな甘い世界だと?」


    モノスケ「ひっ…」


    モノクマ「キミたちには銃弾を使うのですらもったいないと思ってしまうよ……てことで串刺しにするね」


    モノスケ「わぁぁあああああ!!!!!」





    赤松「…………っ」


    赤松(初めて…人が死ぬ瞬間を見た)


    赤松(私は…私は……さっき人を"殺す"って言ったっけ?)


    赤松「い……いやぁぁああああ!!!!」ダッ






    モノクマ「うぷぷ…」


    モノクマ「うぷぷぷ…」


    モノクマ「どう?やっと盛り上がってきたんじゃない?」


    モノクマ「いつまでも予算のことを馬鹿にされるわけにはいかないからね…うぷぷ」


    モノクマ「やっぱり人が死ななきゃゲームは盛り上がらない!見てろよ運営!あ~ハッハッハ!」



  27. 27 : : 2017/05/04(木) 13:46:51
    1章




    〜食堂〜



    赤松(あれから…一睡もできなかった)


    最原「大丈夫?」


    赤松「う、うん…」


    赤松(この中に…"確実に"首謀者がいる)


    赤松(これはきっと…黙っていたほうがいい)


    赤松(仲間を信じるべき…そう呼びかけたのは私なんだから)


    モノクマ「グッドモーニング!」


    茶柱「ひぃぃ出ましたね!」


    モノクマ「あれれ〜誰も減ってないな〜コロシアイはまだかな〜」


    白銀「私たちは絶対にコロシアイなんてしないんだから!」キリッ


    モノクマ「う〜ん……やっぱりみんなまだ緊迫感が足りないんだよねえ」


    アンジー「だってここから出なくてもいーんだもん!にゃはは〜」


    モノクマ「じゃあもっと出たいと思わせないとだね!こい、息子たち!」


    モノクマーズ「おはっくま〜!」


    モノタロウ「はいはーい!持ってきたよお父ちゃん!」


    モノダム「……………」


    夢野「何やら頭数が足りないような…」


    モノファニー「そう…残念ながらモノスケとモノキッドはお父ちゃんにコロされてしまったの…おっおっ」


    獄原「どうしたの?喉に指なんかつっこんで…」


    モノファニー「まって、もうすぐで………オェぇえええええええ!!!!」


    最原「きたなっ」


    モノファニー「はあ…はあ…えっとあたい、すぐ吐いちゃうキャラだから」


    赤松「そこまでこだわらなくても…」


    モノファニー「だ、だって…お父ちゃんに逆らったら………あたいたちもこうなるの」


    赤松「!!?!?!?」





    赤松(私たちの目の前に写ったそれは………死体)


    赤松(昨日私の見た…モノキッドとモノスケの死体)





    茶柱「ひぃぇえええええ!?!?」


    入間「な、なんだよぉ……食事中にみせんなよぉ……」


    モノクマ「うぷぷ…明日の夜時間までにコロシアイが起きなければ……全員こうなります!」


    赤松「そんなの…そんなの卑怯だよ!!」


    モノクマ「卑怯でもなんでも結構!それじゃあコロシアイが起きることを期待してるよ〜!」


    モノクマーズ「ば〜いくまー!」ダッ





  28. 28 : : 2017/05/04(木) 13:47:40



    茶柱「どどどどどうしましょう!?明日までですよ!?」


    星「……俺を殺せ」


    赤松「な、何言ってんの!?」


    星「全員死ぬよりはいい…俺に未練は何もねえ」


    王馬「そうだよ!それに星ちゃんを殺したところで学級裁判が開かれて、もしクロが勝ったらクロ以外は全滅するんだよ!」


    百田「……じゃあ俺がクロになる……ゴホッゴホッ」


    夢野「んあ!?」


    百田「俺はもう…長くは生きられない……ゴホッ…なら、ここで……」


    赤松「んも〜〜〜待ってみんな!まだ出口がないって決まったわけでもないし…」


    アンジー「んん〜〜でも昨日見た感じだと出口はなかったよねー!」


    王馬「じゃあキー坊を殺そうよ!」


    キーボ「なっ……やめてください!」


    王馬「だってさ…2人を犠牲にするのは良くないと思うんだよ。みんな立場は同じなんだから、全員が等しく運命を共にしないと!」


    真宮寺「…どういう意味かナ?」


    王馬「じゃ〜ん!視聴覚室にあったBluetoothマウスたち!」


    赤松「それを何に使うの…?」


    王馬「この中にはね…1つだけキーボのノートパソコンに繋がってるマウスがあるんだよ」


    王馬「みんな1人1つずつ持って…左クリックをする。そうすれば見事そのマウスをひいた人がキーボをアンインストールできるって仕組みだよ」


    入間「でもそれじゃあ誰がアンストしたのかてめーにしか分からないんじゃねーのか?」


    王馬「うん、そうだよ。俺だけがクロを知ってるんだよ!」


    茶柱「それだと学級裁判で間違えちゃうかもしれないんですよ!?」


    王馬「いいんだよ…俺だけが知っていればね」


    最原「なるほど…つまり首謀者も誰がクロか分からないってことだね」


    王馬「せいか〜い!首謀者さんも分からないんじゃゲームが成り立たないからね。これなら犠牲者は1人もでないよ!」


    キーボ「ボクも犠牲者の中に入れてください!?」


    白銀「で、でも…もし首謀者が誰がクロか分かっちゃったらどうなるんだろ…」


    王馬「まあその時はその時だよ。誰しもがクロになりうるんだよ。公平じゃん」


    キーボ「だからみなさん…!ボクの存在は無視ですか!?」


    獄原「え、虫さん?」


    赤松「ま、まってみんな…!もう1つ犠牲者を1人に収める方法がある…!」


    天海「……首謀者を殺すってことっすね」


    春川「…でも首謀者が本当にいるかわかんないんでしょ」


    赤松「い、いる!」


    王馬「どうしてそう言い切れるのかな?」


    赤松「私…昨日きいたの。モノスケとモノキッドが首謀者を殺せばこのゲームが終わるっていったのを…」


    東条「それは本当?」


    赤松「みんなも見たでしょ…!モノスケとモノキッドは昨日私に首謀者の名前を伝えようとして殺されたの!!」


    最原「じゃあ…僕たちの中に首謀者がいるんだね」


    赤松「………うん」





    赤松(…沈黙が流れる)


    赤松(やっぱり、言うべきではなかった?)


    赤松(だけど今はそれしか方法が…)






    天海「…首謀者探し、俺に任せてほしいっす」


  29. 29 : : 2017/05/04(木) 14:07:38


    赤松「天海くん…何か知っているの?」


    天海「…これを」


    最原「なんだか分厚い紙束だね」


    天海「ここにはまだ出て居ない学園の地図が書いてあるっす」


    獄原「じゃあそれで首謀者の部屋にいけば…!」


    天海「いや、今の俺たちの可動領域ではいけないっす」


    茶柱「じゃあどうやって…」


    最原「なるほど…これ全部手書きなんだね」


    天海「よっぽど予算が無いみたいっすね……首謀者がこの中にいると分かれば筆跡を見ればいい」


    春川「…首謀者が書いたとは限らないんじゃない?」


    最原「ここまで色んな設定がガバガバなんだ。首謀者が書いている可能性も十分ありうる」


    赤松「よし、それじゃあみんな!今から文字を書こう!」


    白銀「…………」


    赤松「どうしたの、白銀さん」


    王馬「ん?書けない理由でもあるのかな?」


    白銀「こ、これ…私の字だよ……」


    茶柱「ええ!?では首謀者は白銀さんなんですかー!?」


    白銀「違う!それは絶対に違うよ…!私がそんなことできるはず無いじゃん!」


    東条「ではどうしてあなたの字が使われているの?」


    白銀「し、仕組まれたんだよ!私を首謀者に仕立て上げるために!」


    星「でもどうやってだ?お前に書いた記憶はないんだろ?」


    白銀「きっと記憶を操作されたの…だ、だってみんなもここに来るまでの記憶がないんでしょ!?」


    茶柱「た、確かに…」


    白銀「だから…」


    天海「白銀さん、とりあえず筆跡鑑定だけさせてほしいっす」


    白銀「わ、わかった……」













    天海「…ビンゴっす」


    白銀「だ、だから…」


    天海「首謀者はお前だ…白銀つむぎ」


    アンジー「ん〜?なんだか字が違うね〜」


    白銀「え…?」


    天海「こんなこともあろうかと…自分の字で書き直したんすよ」


    白銀「!!!」


    天海「これがiPadじゃなくてよかったっす……もし俺が死んでも増刷して誰かの手元に残すことができるっすから」


    王馬「で、さっきの白銀ちゃんは何だったの?どこが私の字だって?」


    白銀「あ…ああ……」


    春川「…決まりみたいだね」


    白銀「そんな…こんなミスで……嘘……」


    王馬「問題は誰が殺すかだよねー!」


    夢野「う、うちは殺したくないぞ…!」


    春川「私が殺そうか?」


    赤松「ま、まって!」









    赤松「…私が殺す」



  30. 30 : : 2017/05/04(木) 14:23:11



    最原「赤松さん!?」


    赤松「最初に首謀者を殺すと言ったのは私……だから私が殺す」


    春川「…そんな震えた手で?」


    赤松「怖いよ…怖いけど、私が殺さないと…ダメなの」


    白銀「………」


    赤松「白銀さん…どうして私たちにコロシアイをさせようと?」


    白銀「……ダンガンロンパはみんなの夢だから」


    赤松「ダンガンロンパ…?」


    白銀「いいよ、殺しても……だけどこの夢は私だけのものじゃないから」


    赤松「………よく分からない動機だな」


    東条「…包丁でいいかしら」


    赤松「うん」




    赤松(目を閉じ………手に持った包丁を突き出した)



    白銀「ぐっ……」



    赤松(しっかりと手にとる感触)



    赤松(そう、これが人を殺すということ)



    赤松「う、うぅぅ」



    赤松(自然と溢れ出る涙)



    最原「赤松さん……もう、大丈夫」



    赤松「うん…うん……」








    白銀「ふ、ふふふふ」


    白銀「いいね、いいね!最高の絵がとれたよ!……はぁ、はあ………」


    入間「あいつ…笑っていやがる」


    白銀「ふふふ……低予算の中で最後に手に入った思い出しライト」


    白銀「あなたたちの誰かに首謀者の記憶を植えつけてあげる…!!」








    カッ







    白銀「疑え!壊せ!コロシアえ!」


    白銀「ダンガンロンパは終わらないよ!あははははは!」







    赤松(そう言い残し…白銀さんは息絶えた)



  31. 31 : : 2017/05/04(木) 14:37:23



    茶柱「こ、これで終わったんですよね…?」


    東条「白銀さんの最期のセリフがひっかかるわ」


    真宮寺「首謀者の記憶…つまり首謀者がまた生まれた?」


    赤松「え…?」


    キーボ「つ、つまり…コロシアイは終わっていないということですか?」







    モノクマ「うぷぷ…」


    モノクマ「うぷぷぷぷ…」


    赤松「!!!」


    最原「どうなんだモノクマ…!首謀者を殺したんだ!このくだらないコロシアイは終わったんだろ!」


    モノクマ「え?首謀者を殺せば終わりって誰がいったの?」


    赤松「な…」


    モノクマ「見ての通り…ボクと白銀さんは別個体、白銀さんが死んだ所で僕はなんともないよ」


    夢野「な、なななな…それではどうすればコロシアイを終わらせられるんじゃ!?」


    王馬「なるほどね…"みんな"を倒さないとだめってことか」


    獄原「わ、分からない!ゴン太にはわからないよ!」


    モノクマ「うぷぷ……とにかくキミたちはコロシあうしたか無いんだ」


    星「…さっき話していた首謀者の記憶とはなんだ?」


    モノクマ「つまり…キミたちの中に新しい首謀者がうまれたということだよ」


    キーボ「そんな…!」


    モノクマ「うぷぷ…よく見るんだよ、誰を信じるべきか、誰を疑うべきか」










    モノクマ「ああ、そうそう……白銀つむぎはもう首謀者ではない……大事なクラスメートを殺したクロにはオシオキをしないとね!」


    赤松「!?!?」
  32. 32 : : 2017/05/04(木) 14:59:26


    最原「どうして赤松さんがオシオキを受ける必要があるんだ!?」


    東条「そうよ…あの状況はみんなが殺したようなものよ。赤松さん一人に責任を押し付けるものじゃないわ」


    星「それに学級裁判はどうなる?説明では学級裁判に負けたクロがお仕置きされると聞いたが」


    モノクマ「えーだって今学級裁判したところで結果は変わらないだろうし…もしみんなが赤松さんをクロじゃないとしても、ボクの中でのクロは赤松さんだから、赤松さん以外死ぬことになるよ?」


    茶柱「赤松さん1人を犠牲にするくらいなら…!」


    赤松「みんな待って!!!」


    最原「赤松さん…」


    赤松「だめだよ…全滅だけはだめ…」


    百田「ゴホッ…でもよ…それじゃあお前が……ゴホッゴホッ」


    赤松「お願い……みんなで勝って。このくだらないコロシアイに屈したらダメ……」


    茶柱「うぅ…でも……何も赤松さんだけ死ぬ必要は……」


    赤松「やっぱり…どんな理由でも人殺しはダメなんだよね。私は今自分が殺される不安よりも、さっき人を殺めた不安のほうが強いの…」


    赤松「これは…私がさばきを受けないとダメ」


    王馬「うわぁぁああん!!びぇぇええええ!!ちくしょぉぉおおおおお!!許さねえからな!!これを見てるクソ野郎ども!!うわぁぁあああ!!」


    獄原「そんな…そんなことって…うう!!」


    最原「…………」


    赤松「最原くん……君は、すごいよ」


    最原「…………」


    赤松「いつも帽子で顔を隠してて…最初は自信がない人なのかな、本当に頼りになるのかなって思ってた」


    赤松「だけど…ふふっ立派な下半身」ナデナデ


    最原「あ、赤松さん…!?//」


    赤松「君のここはいつも上を向いていた。君の強い気持ちが、大きな希望がここに現れているの」サスサス


    最原「くっ……//」


    赤松「どんなに落ち込んでいる時も…君といたら前を向いて歩けた、希望を持てた」ニギニギ


    最原「はぁ……はぁ…」


    赤松「君がいれば…みんな希望をもてる。だから…私が君を信じたように、君も自分を信じてみてよ」


    最原「ふぅ……ありがとう」キリッ



    モノクマ「それでは、赤松楓さんのオシオキを開始しまーす!」



  33. 33 : : 2017/05/04(木) 15:12:37


    赤松楓さんがクロになりました。オシオキを開始します。




    モノタノウ「よいしょ!じゃあちょっくら首失礼しまーす!」


    モノファニー「BGMはまかせて!」




    モノタノウが赤松の首に縄を巻き、オシオキ会場へと引っ張っていく(徒歩)



    その会場には1つの"鍵盤ハーモニカ"



    赤松(鍵盤だ…!)パァアア





    赤松が鍵盤に手を伸ばした瞬間……鉈がふりおろされ、指は無残にも千切れおちた。




    赤松の指を用い、拙くねこふんじゃったを弾くモノファニー。


    の横でひたすら鉈を振り下ろすモノタロウ。


    シュールな光景に包まれながら、赤松は息を引き取った…



  34. 34 : : 2017/05/04(木) 15:22:29



    最原「赤松…さん……」


    モノタロウ「お、おぇぇえええええ!!!!」


    モノファニー「ゲロゲロゲロゲロ」


    モノクマ「うぷぷ……いやあ、スケールは小さかったけどだいぶきたんじゃない?」


    東条「…同じ人間とは思いたくないわ」


    獄原「え?くまじゃないの…?」


    夢野「こやつは置いておいてよい……」


    王馬「わーすごいな〜!俺もああならない様に気をつけよっと!」


    茶柱「どうしてそんなにケロッとしていられるんですか!?」


    王馬「いや〜いつまでも落ち込んでられないじゃん!赤松ちゃんだっていつまでも足枷になんてなりたくないも思うし!」


    百田「くそ……ゴホッガハッゴホッ」


    アンジー「海斗の調子も悪そうだし解散した方がいい…って神様もいってるよー!」


    真宮寺「そうだネ…まだまだこれからにも備えないといけないみたいだし」


    入間「つ、続くのかよ…このコロシアイが…!!」


    春川「…もどるね」


    キーボ「くっ……この涙は映像にしか過ぎない…スクリーンを超えることはできないんですね…!」






    最原「赤松さん…」


    最原「ありがとう、僕を信じてくれて…」


    最原「絶対に…止めてやる!コロシアイを…!」




    1章終わり 残り人数14人


  35. 35 : : 2017/05/04(木) 15:29:49
    唐突に下半身とか言い始めるのはズルい
  36. 36 : : 2017/05/04(木) 15:54:27

    〜モノクマ劇場〜


    モノクマ「ここまで見てくれたみなさん、
    コメントくれてるみなさん、ふぁぼってくれたみなさん、本当にありがとう!!」


    モノクマ「コメントは返せないけどおもしろいなって思いながらみてるよ!!」


    モノクマ「まさかの長編だけどお付き合いよろしくお願いします!!」


    モノクマ「2章ではついに図書室が開放!!」


    モノクマ「1章を生き延びれたあやつは生き残れるのか!?」


    モノクマ「引き続き低予算ロンパをお楽しみに!!」


  37. 37 : : 2017/05/04(木) 16:28:57
    モノクマの勇気がダンガンロンパを盛り上げるのを信じて…!!

  38. 38 : : 2017/05/04(木) 16:54:54
    海斗ではなく解斗ですよ
  39. 39 : : 2017/05/04(木) 17:21:49
    予算の大部分は地味に性能のいいキーボに使われたな、しかしいいパソコンを用意できないから処理落ち
    最原は男主人公なんだから衣装ぐらい用意してやれよ
    オシオキがエクストリームさを感じさせないチープさが余計怖いし痛々しいな
  40. 40 : : 2017/05/04(木) 22:24:03


    2章




    ___私が君を信じたように


         君も自分を信じてみてよ_____




    最原「……よし」




    〜食堂〜



    獄原「なんだか赤松さんがいなくなっただけで随分と寂しくなっちゃったね」


    天海「赤松さんはムードメーカーだったすから」


    最原「みんな…おはよう」


    東条「あら…」


    星「ふっ……いい顔になったじゃねーか」


    キーボ「どうして急に帽子を外したんですか?」


    王馬「さすがパソコンソフトは人間の些細な心の変化に気づけないんだね!」


    最原「うん…もっと、時分をさらけ出して行こうと思って」


    春川「…でもベストは着たままなんだね」


    最原「うん…赤松さんが遺してくれたものだから」


    入間「ぷひゃひゃひゃひゃ!ピンクのベスト一丁なんて前より変態じゃねーかよ!」


    最原「………」ビーン


    入間「ひぃぃ!そ、そんな大きいもの見せられたら…い、いっちゃぅぅうう」


    茶柱「なんだかこの光景を見慣れてしまった時分が嫌です…」


    夢野「んあ、ねむい……」


    アンジー「にゃはは〜!海斗じゃなくて解斗だったねごめんね〜!」


    百田「き、ゴホッきにすんな!」




    モノクマ「うぷぷ…みんな揃ってるね」


    最原「モノクマ…!」


    モノクマーズ「おはっくま〜!」


    モノタロウ「みんな聞いて聞いて!なんと2階と1階の入れなかった部屋が開放されたよ!」


    モノファニー「これでもっと学園生活が楽しくなっちゃうわね!」


    モノダム「…………はあ」





    天海「今度こそ出口があればいいっすね」


    夢野「探索…めんどいのお」


    モノクマ「あれあれ、新しい場所に行くんだからもっとテンションあげてこーよ!」


    東条「天海の地図であらかたどこに何の部屋があるか分かったもの」


    王馬「あれ!そういえばどうして天海ちゃんは白銀さん直筆の学園の地図なんてもってたの?」


    茶柱「た、確かに…」


    入間「はっ!こいつもモノクマの仲間なんじゃねーのか?」


    天海「そういえば説明してなかったっすね…」


    最原「まって天海くん。これは誰にでも言っていい話?」


    天海「…どういう意味っすか?」


    最原「君はこの資料のことをギリギリまで隠していた…つまり誰にもこの資料のことを相談するつもりがなかったってことだよね?」


    天海「まあ…誰が信用できるか分からない状況だったすから」


    王馬「なるほどね…最原ちゃんは"新しい首謀者"の存在が気にかかってるんだね!」


    星「そういえばそんな話があったな…」


    天海「確かに…あまりべらべら喋るのは良くないかもしれないっすね。昨日まで信じていた人も今日はもう信じられない状況っすから」


    東条「では天海くんのタイミングで話してもらうことにしましょ」


    王馬「うんうん!もしかしたら天海ちゃんが新しい首謀者で俺たちに嘘の情報を伝えるかもしれないからね!」


    獄原「うう…また疑い合わないといけないんだね」


    星「まあ…今は首謀者も目立った行動はしないだろうな」


    最原「そうだね、とりあえず新しく開放された場所を探索してみよう」






  41. 41 : : 2017/05/04(木) 22:44:29


    最原(まずは…1階の新しく開放されたところから見てみよう)



    〜保健室〜



    最原「この薬品…だいぶ古いみたいだ」


    百田「ごほっ……ゴホッゴホッ」


    最原「あ…百田くん」


    百田「ったく……俺は本当にゴホッかっこ、ゴホッゴホッ、かっこ悪いぜ」


    最原「無理しないで…」


    百田「こんなゴホッゴホッ身体じゃ、何もできねえゴホッゴホッ」


    最原(百田くん…初めてまともに話だけどいい人そうだな)


    百田「わりぃ……俺はこのベッドで横になるゴホッゴホッ」


    最原「うん…しっかり休んで」


    最原(ここには特に目立ったものはないな。次に行こう)




    〜大浴場〜




    最原「まあもちろん湯は張ってないよね」


    最原(シャワーが使えるだけ良かったと思おう)



    〜2階 プール前〜



    茶柱「プールです!プールがあります!」


    夢野「んあ…どうせ水は張ってないんじゃろ」


    アンジー「せっかくのアンジーのスク水が活かされないねー!」


    最原「あ、この更衣室…もしかしてカードキーがないと開かない?」


    アンジー「んー電気が通ってないから普通に開くって神様がいってるよー!」


    最原「あ…ほんとだ」


    茶柱「ということは……男死はいつでも女子の着替えを覗けるということですね!?きえーー!!!」


    最原「の、覗かないよ!」ビーン


    アンジー「にゃはは〜!終一のシューイチは正直だね〜!」


    最原「し、しまった!」




    〜教室2A〜



    最原「特に1階と変わった様子はないな…」



    〜教室2B〜



    最原「ここも特に何もなし…と」



    〜図書室〜



    最原「本が沢山ある…」


    天海「ああ…最原くんもここに来たんすね」


    最原「天海くん…」


    天海「やっぱり色々な物が古いっすね。この新聞なんて20年前っすよ」


    最原「そういえば…この前見たカップラーメンの賞味期限も20年前だった」


    天海「どうやら20年間この場所は放置されていたみたいっすね」


    最原「こんなに設備の整った場所なのに…勿体無い」


    天海「ああそうだ…さっきの話っすけど、最原くんには伝えておこうと思うっす」


    最原「え…?」


    天海「赤松さんを見ていたせいっすかね…俺も少し人を信じてみようって気になったんす」


    最原「ありがとう…」


    天海「じゃあ場所を変えて…ついてきてほしいっす」


    最原「わかった」




  42. 42 : : 2017/05/05(金) 00:16:22


    〜二階男子トイレ〜



    最原「え、えっと……天海くん?」


    天海「ははっそういうつもりじゃないっすよ」


    最原「だ、だよね…」


    天海「ここの掃除庫の奥……隠し部屋があるんすよ」


    最原「なるほど…学校全体の地図に書いてあったんだね」


    天海「御名答!まあ…特に何も置いてないんすけど、隠しカメラもないっすから」


    最原「隠し事には丁度いい場所なんだね」


    天海「はは……それじゃあ早速これを見てほしいっす」


    最原「これは学園の地図…」


    天海「こっちは俺が書き写したものじゃない…原本っす」


    最原「あれ…何か裏に書いてある」



    コロシアイを終わらせるヒント


    この学園の中にはコロシアイを企む首謀者がいる。そしてこのコロシアイは穴が多数存在する。首謀者を見つけ出すには如何にその穴をうまくつけるかが鍵となるだろう。


    この記述が事実である証拠……まずこれを見た瞬間に"超高校級狩り"という言葉が頭によぎる…はずだったが無理だそうだ。


    この情報は信じられる人間とだけ共有しろ。
    その見極めが君の生死を分かつ。


    天海蘭太郎より





    最原「これは…」


    天海「俺の字っすね…まったく見に覚えはないんすけど」


    最原「しかもこれじゃあ真実が書かれた文なのかも怪しいね」


    天海「そうっすよね……だからこそ中々動こうとしなかったんすけど。まあ…赤松さんが首謀者の存在を明らかにした時、この記述が真実であると信じることにしたっす」


    最原「でも…どうして天海くんの手元にだけこれがあるんだろ」


    天海「表紙を見てほしいっす」


    最原「【生存者特典】…?」


    天海「コロシアイについての記述……そして以前モノクマが発した"2回目"の意味…」


    天海「コロシアイは繰り返されている…そう捉えたんすよ」


    最原「コロシアイが繰り返されている…」


    天海「今回…白銀さんを殺したのにコロシアイは終わらなかった。同じようにこれまで何度もコロシアイは続いてきた…そう考えられないっすか?」


    最原「確かに……でもこんなコロシアイがずっと起きているとすれば、さすがに気づくんじゃないのか?」


    天海「俺らの記憶なんてあてにならないっす。どうやら首謀者の記憶を植え付けられるように、簡単に人の記憶は操れるみたいすから…」


    最原「でも白銀さんは最後に『最後に手に入った思い出しライト』といっていたよね。低予算の中で1つしか手に入らなかったんじゃ?」


    天海「いや…俺たちの記憶を粗方いじった後に手に入れた最後の思い出しライトともとれるっす」


    最原「じゃあやっぱり……自分の記憶はあてにならないみたいだね」


    天海「ほんとに…自分すら信じられないなんて皮肉っすよね」


    最原「でも…僕は僕を信じる。赤松さんが言ってくれたみたいに…」


    天海「…そうっすね。やっぱり君に話せてよかったっす」


    最原「僕も話せてよかった。信じてくれてありがとう」


    天海「また何かあったらよろしくするっす」







    最原(密度の濃い時間だった)


    最原(それにしても…本当にこれは2章の序盤なのか?最初から確信に迫り過ぎじゃないか?)


    最原「……………」


    最原「お腹空いたな……食堂に戻ろう」





  43. 43 : : 2017/05/05(金) 01:33:48
    核心やで
  44. 44 : : 2017/05/05(金) 13:10:21
    低予算と分かっているならモノクマを壊せばいいんじゃ…(小声)
  45. 45 : : 2017/05/05(金) 14:04:54
    エグイサルはない
    モノクマ程度ならゴン太が壊せる。
    モノクマーズは残り3人しかも人間

    壊したモノクマから爆弾を取り出せば脱出出来るんじゃね?
    入間もいるし
  46. 46 : : 2017/05/05(金) 17:44:04

    〜食堂〜


    最原「何か気になるものはあった?」


    茶柱「プールがありましたね!プール!」


    星「水が張っていなければ泳げねえがな」


    獄原「出口はなかったね…」


    春川「…これからどうするつもりなの?」


    最原「…とにかくコロシアイを起こさずにここから脱出する方法を探すしかないよ」


    アンジー「ん〜ここからは出なくてもいいんだよー!何もしないのが吉だって神様もいってるよ〜!」


    春川「そんなのモノクマが黙ってないんじゃない?またタイムリミットをつけられたらどうするつもりなの」


    天海「確かに…このまま何も起きなければ必ずモノクマは動機を用意すると思うっす」


    王馬「動機か〜!どんなに恐ろしい動機がくるんだろうね!俺らの家族の苦しんでいる姿とかかな〜!すごい絶望するんだろうな〜!」


    モノクマ「…………」


    夢野「んあ!?いつのまに!?」


    モノクマ「えっと……動機は明日渡します!」


    最原「申告制…?」


    モノクマ「はあ…こっちだってバタバタしてるんだよ……なんか突然プロデューサーが変わるし」ブツブツ


    モノクマ「とにかく!!せいぜい明日に備えてろよオマエラ!!」




    獄原「やっぱりまだコロシアイは続くんだね…」


    王馬「まあ、今度こそキーボをアンインストールすればいいんじゃないかな!」


    キーボ「そろそろボクも仲間と認めてください!」


    入間「確かに…こいつのソフトを消せばパソコンの空き容量が随分増えるぜ」


    キーボ「入間さんは乗らないでください!?」






    最原「とりあえず…動機が何か分かるまでは動けないね」


    王馬「じゃあ俺は俺で勝手に動くね!行こう、キーボ!」


    キーボ「ぼ、ボクですか!?」


    入間「ふぁ〜あ、俺様も部屋に帰るぜ」


    春川「…私も」


    最原(今日はもうこれで解散かな…)


    天海「最原くん…」


    最原「どうしたの、天海くん?」


    天海「何か大切なものを隠す時…どこに隠すのがベストだと思うっすか?」


    最原「え…?」


    天海「俺としては…同じようなものが沢山ある場所に隠すのがいいと思うんす」


    最原「確かに…木の葉を隠すなら森の中っていうからね」


    天海「まあ…それだけっす」


    最原「あ、え、うん」


    天海「じゃあ俺も部屋に戻るっす」


    最原「うん…おやすみ」


    最原(なんだったんだ?)


  47. 47 : : 2017/05/06(土) 15:10:13

    〜深夜0時〜



    最原「ん…」パチ


    最原「今日は冷えるな…赤松さんのベストだけじゃ寒い」


    最原「ランドリーにでも行けば誰かの服とか置いてあるかも…」




    ガチャ



    真宮寺「おや…最原くん」


    最原「わ!!びっくりした!!」


    真宮寺「こんな時間にどうしたのかナ?」


    最原「少し肌寒くて…ランドリーに誰かの服がないかなってさ」


    真宮寺「なるほどネ…だけど残念ながら君の願いは叶わないヨ」


    最原「え…?」


    真宮寺「今ちょうど服を干してきたんだけど僕のものしかなかったからネ」


    最原「そっか…にしてもこの時間に洗濯?」


    真宮寺「僕らに与えられた服は2着だけだからネ…1日の終わりに洗濯していかないと着るものがなくなるのサ」


    最原(ずっと全裸×帽子だったから気づかなかったな…)


    真宮寺「最原くん…赤松さんのベストは洗わないのかい?」


    最原「うん…ずっと赤松さんのぬくもりに触れていたいから」


    真宮寺「クックック!愛する人を永遠にそばで感じていたい…君の気持ちはよく分かるヨ」


    最原「ありがとう」


    真宮寺「そうだ…寒いのなら新聞紙にくるまるのはどうかナ?」


    最原「なるほど…!」


    真宮寺「僕も村に行った時は暖をとるためによくくるまっていたからネ…」


    最原「さすが真宮寺くん!」


    真宮寺「せっかくだから僕もいこうかナ…風邪を引く訳にはいかない。この身体は僕だけのものじゃないからネ」


    最原「じゃあ新聞のある場所…図書室に行こう!」



  48. 48 : : 2017/05/06(土) 15:23:01


    〜図書室〜



    最原「あれ…?」


    真宮寺「おや…随分とちらかっているネ」


    最原(大量の本が本棚から落ちている)


    真宮寺「まったく…書物はその年代の環境文化歴史をうつす貴重なものだというのにネ…」


    最原「とりあえず新聞紙……」








    最原「…え?」







    最原(本にまぎれて横たわる1つの影があった)


    最原(そんな…どうして彼が?)


    最原(さっきまで…あんなに笑顔で話していたのに)


    最原(あまりの唐突さに…僕の頭はついていかなかった)


    真宮寺「どうしたんだい……おや…」




    『ピーガッガッ……死体が発見されました!死体が発見されました!一定時間の調査の後、学級裁判を行います!』












    最原「天海……くん」


    最原(そこには…頭にドライバーが刺さった…天海くんの死体があった)


  49. 49 : : 2017/05/06(土) 15:52:35



    茶柱「い、今の放送はなんですか!?」


    最原(放送を聞きつけ、着々と人が集まってくる)


    獄原「あああ!天海くん!?」


    王馬「なんだよ…死んだって言うからてっきりキーボかと思ったのに」


    キーボ「どうしてそんな酷いことが言えるんですか!?」


    モノクマ「うぷぷぷ……」


    モノタロウ「わ〜ついにコロシアイが起きちゃったね!」


    モノファニー「これでついに学級裁判が開けるわね!」


    モノタロウ「あ…!モノファニー…死体見たんだからさ、ちゃんと吐かないと…」


    モノファニー「!!………ぉぇ……ど、どうしよ…今日1食も食べてないから吐けない……」


    モノタロウ「頑張ってよ!キャラに忠実に生きないとお父ちゃんに殺されちゃうよ!」


    モノダム「…………」


    モノタロウ「わあ!モノダムが無理やりモノファニーの口の中に自分の腕を突っ込んだ!」


    モノファニー「ふが、ふご、、、オロロロロロロロロ」


    モノタロウ「やったあ!」


    星「そんなことはどうでもいい…!コロシアイが起きてしまった…そういうことだな?」


    モノクマ「そうです!キミたちの中に天海くんを殺したクロがいるのです!」


    夢野「うちらの中に…」


    最原「…………」


    最原(どうして…どうしてこのタイミングでコロシアイが!?まだ動機もでていなかっただろ!?)


    モノクマ「とりあえず…キミたちにはこれから天海くんを殺したクロを見つけてもらうための調査をしてもらいます!制限時間がきまっているからさっさと調べてね!」


    春川「…私たちだけで検死をしろっていうの?」


    キーボ「最原くんならできるのでは?」


    最原「いや…僕も殺人事件はあまり…」


    モノダム「………進まないな。俺は医者だ……まあ正確に言えば元、だがな」


    モノタロウ「ええ!初情報!」


    モノファニー「それよりモノダムが言葉を発するなんて…!」


    モノクマ「生かしておいてよかったよ我が子どもたち…それじゃあ検死の結果を伝えるよ!」


    王馬「事件ファイルとか貰えないの?」


    モノクマ「だって今深夜だよ…?そんな仕事回らないから…」


    東条「メモをとるのはまかせて頂戴」


    モノダム「…死亡推定時刻は10時頃。死因は頭部の損傷…とだけ言っておこうか」


    モノクマ「それじゃあまた学級裁判で会いましょう!」


    モノクマーズ「ば〜いくま!」ダッ






    最原「とりあえず…情報を集めないとな」


    獄原「えっと…何から始めればいいかな?」


    王馬「もしかしたらクロが証拠を隠しに来るかもよ!」


    夢野「んあ…死体を見るのは嫌じゃが今はもう寝る時間じゃ……うちはここで座って見張りをするぞ」


    茶柱「では転子は夢野さんが寝ないように見張りをします!」


    最原「じゃあ見張りは2人にまかせて…みんなは事件に関係のあるものがないかそれぞれ調べに行こう」




  50. 50 : : 2017/05/06(土) 16:11:19

    〜調査開始〜



    最原(とりあえず…死体周辺から見てみよう)


    茶柱「ひぃぃ…痛々しい…」


    夢野「み、見事に刺さっておるのう…」


    最原「このドライバー…どこにあったものだろう」


    星「ああ…引き出しに同じものを見たぜ」


    最原「え…星くんの引き出しから?」


    星「まあそうだが…どうやら男子の部屋の引き出しには工具セットが常備されているようだ」


    最原「僕の部屋にあったかな…」


    星「この学園のことだ…足りないものがあってもおかしくはない」


    最原「工具セットの中身は覚えてる?」


    星「どうだったかな…俺の工具セットは入間に渡したんだ。キーボの改良に役立つかと思ってな」


    最原「なるほど入間さん…」


    茶柱「でもこれでするべきことが分かりましたね!男死の部屋に入って工具セットの中身を見る…ドライバーが入っていない工具セットをもつ男死がクロです!」


    星「まあ、女が持っている可能性もあるがな。なんせこの学校だ」


    茶柱「むむむ…」


    最原(とりあえず…あとで工具セットの中身を確認しよう)




    夢野「にしても…どうしてこんなに本が散らばっているのじゃ?」


    茶柱「乱闘でもあったのでしょうか…」


    最原「もしかしたら…何かを隠すためかもしれない」


    星「よし…じゃあ何か隠されてないか見てこよう」


    最原「ありがとう」





    夢野「むう…やっぱりうちは死体のそばにいとうない…」


    最原「じゃあ最初から名乗りあげないでよ…」


    茶柱「むむ!女の子…しかも超絶かわいい夢野さんにむかってその言い方はないんじゃないですか!」


    最原「はいはい…」


    夢野「うう…頭を刺されたら即死なんじゃろうか…それとも痛みに耐えながら死ぬんじゃろうか…がくがくぶるぶる」


    最原「……………」


    夢野「最原よ!何かいえい!」


    最原(なんだろう…何かこの死体に不自然さを感じる)


    夢野「無視は1番つらい……」


    最原(だめだ…わからない。けどこの不自然と感じたことは覚えておこう)




  51. 51 : : 2017/05/06(土) 16:30:54



    星「ん?」


    最原「何かみつかった?」


    星「工具セットだな…」


    茶柱「もしかしてその工具セットでしょうか…」


    星「ドライバーだけが見当たらないな…おそらくこの工具セットが使われたんだろう」


    最原「まあでも一応…後でみんなの部屋の引き出しも見てみよう」


    星「そうだな、じゃあ俺はもうしばらく本な何か紛れていないか調べるぜ」


    最原「よろしく」







    茶柱「あ!こういう時ってアリバイを聞くものじゃないですか!」


    最原「うんそうだね…とりあえず10時頃君たちは何をしていたの?」


    茶柱「転子は11時までプール前ホールでトレーニングをしていました!」


    最原「つまり事件当時同じ階にいたんだね…何か気になることはなかった?」


    茶柱「いえ、ネオ合気道の特訓に勤しんでいたので何も…」


    最原「わかった。夢野さんは?」


    夢野「んあ…うちはずっと部屋で寝ていた。さっきの放送で目が覚めたんじゃ」


    最原「なるほどね…じゃあ特に気になることもなかった感じかな」


    夢野「うむ」


    最原「星くんは?」


    星「特にすることもなかったからな…俺も部屋で寝ていたぜ」


    最原「そっか…」


    星「お…?また何かでてきたぜ」


    最原「それは…」


    茶柱「ひぃ!ち、血のついたジャージ…」


    夢野「も、もももしかして、それを着て殺したのではないか!?」


    最原「なるほどね…頭をさしたのに返り血がつかないはずがないもんね」


    星「確かジャージを着ているやつは…王馬、春川、百田、真宮寺の4人…」


    最原「でも着替えが1着ずつあるみたいだから、他の人が殺害の時だけ着ていた可能性もあるよ」


    星「断定はできねえか…」


    最原(そろそろ他のところも調べてみよう)


  52. 52 : : 2017/05/06(土) 16:46:23

    〜寄宿舎 寝室前〜



    アンジー「ふんふ〜ん」 


    最原「あ、アンジーさん。何か見つかった?」


    アンジー「んーん!アンジーは神様とずっとお話をしていたんだよ〜!」


    最原(お願いだから捜査をしてくれ…)


    最原「アンジーさんは昨日の10時頃何をしていたの?」


    アンジー「アンジーはね〜階段にいたよ〜!」


    最原「階段!?」


    アンジー「うんうん!神様が階段にいたら面白いものが見れるかもって言ってたから〜!」


    最原「それで…面白いものはあった?」


    アンジー「ん〜なかったけど蘭太郎にあったよ!」


    最原「え!?何時頃かわかる?」


    アンジー「んー夜時間のお知らせがなる少し前だったかなー」


    最原「夜時間は10時からだから…じゃあ天海くんが死ぬ直前ということ!?」


    アンジー「そうなるねー!にゃはは〜!」


    最原「天海くんはどんな様子だった?」


    アンジー「んー別にいつもと変わらなかったよー!」


    最原「そっか…」


    アンジー「あ、でもなぜか学園の地図を持っていたよー!」


    最原(例の生存者特典…!)


    最原「あ…そういえば、アンジーさんは他に2階に上がる人を見た?」


    アンジー「見てないよー!アンジーが階段にきたのも蘭太郎に会う30分前くらいで、夜時間のお知らせがなったらすぐ部屋に戻ったからねー!」


    最原「そっか…ありがとう」


    アンジー「にゃはは〜頑張れ終一〜!」






    最原(とりあえず…みんなの部屋の工具セットを見てみよう)


    最原(あと…みんなの着替えのジャージが今どこにあるのかも知っておこう)



  53. 53 : : 2017/05/06(土) 16:59:44


    最原(まずはジャージ且つ男子の王馬くん)


    王馬「あれあれ最原ちゃん!俺の部屋の前で何してるの?」


    最原「王馬くん…!」


    王馬「もう〜人がいないすきに部屋を漁ろうとしてたの?最原ちゃんって意外と変態だな〜。あ、見た目通りか!ごめんごめん」


    最原「…部屋を見せてもらってもいい?」


    王馬「わ〜恥ずかしいな〜!本当は嫌だけど、調査中は誰の部屋でも入れるようになってるらしいから嫌だといっても勝手に入れちゃうんだって〜」


    最原「…おじゃまします」ガチャ


    王馬「はは!さすが最原ちゃん!遠慮がないね!」


    最原「替えのジャージは…」


    王馬「あるよ!ばっちりもってるよ!」


    最原「工具セット…」


    王馬「みてみて!全部揃ってる!」


    最原「犯行時刻は何していたの?」


    王馬「殺人♪」


    最原「え…?」


    王馬「僕が殺したんだよ…天海くんをね」


    最原「う、嘘…だよね?」


    王馬「うん、嘘!」


    最原「は…」


    王馬「にしし!俺はキー坊とずっと一緒にいたよ!これは本当!後で確認してみなよ」


    最原「う、うん…」


    最原(王馬くんの部屋はもういいかな…次は真宮寺くんの部屋だ)




    〜真宮寺の部屋〜



    最原「なんか所々に女ものの道具があるぞ…」


    最原「引き出しの中は…手芸セットだ…」


    真宮寺「無断で入るとは君もなかなか大胆だネ」


    最原「うわあ!?」


    真宮寺「まあ調査の間だけは許そうかナ…」


    最原「真宮寺くんの替えのジャージは確か今ランドリーにあるんだよね?」


    真宮寺「そうだネ」


    最原「あと…事件当時は何をしていたの?」


    真宮寺「シャワーを浴びていたかな…その後11時頃洗濯をしにランドリーに行って戻ってきたときに君とあったんだヨ」


    最原「そっか…ありがとう」


    最原(次は…百田くん)



  54. 54 : : 2017/05/06(土) 17:18:06


    〜百田の部屋〜



    百田「ゴホッ……ゴホッゴホッ」


    最原「だ、大丈夫!?」


    東条「前よりはだいぶ良くなったのだけど…」


    百田「東条のお陰で…ゴホッゴホッ、だ、だいぶゴホッよくなった…」


    最原「引き出しを開けてもいい?」


    百田「おう…ゴホッゴホッ」


    最原(工具セット…全部そろってるね)


    最原「ジャージの替えはある?」


    東条「このクローゼットの中よ」パカ


    最原「詳しいね東条さん…」


    東条「いつも彼の食事から着替えまでお世話をしているから」


    百田「ありがとな…ゴホッゴホッ」


    最原「2人は事件当時は何をしていたの?」


    百田「ずっとここにいたぜ…ゴホッゴホッ」


    最原(そりゃそうか…)


    東条「私は学園校舎の掃除をしていたわ。埃っぽくてみんなの健康にも悪いもの」


    最原「すごい…ありがとう」


    東条「でも一度百田くんの体調をチェックするために寄宿舎に戻ったわ」


    百田「10時…半頃だったか…?ゴホッゴホッ」


    東条「確かそれくらいだったわ」


    最原「掃除をしている時に怪しい人影をみたりした?」


    東条「特に気になる所はなかったわ」


    最原「そっか、ありがとう」


    最原(次は春川さんだな)




    〜春川の部屋〜



    最原「おじゃまします」ガチャ


    春川「何勝手に入ってんの?」ギロ


    最原「わ!まさかいるとは…」


    春川「勝手に入ってこないで」


    最原「まって…!調査に必要なんだよ。それに…どうして君は調査をしていないの?」


    春川「ばかばかしいもの…まあでも死にたくは無いから聞きたいことがあるんなら答えるよ」


    最原「えっとじゃあスリーサイズ…」ムクムク


    春川「…殺されたいの?」


    最原「ま、間違えた!引き出しの中をみてもいい?」


    春川「はい、手芸セット」


    最原「あ、あと替えのジャージはある?」


    春川「昨日洗濯してほしっぱなしだけど?」


    最原「え…?」


    春川「話はそれだけ?」


    最原「え、えっと…それは本当?」


    春川「嘘ついてどうするのよ…疑うんなら疑えば?バイバイ」


    最原「ちょ、春川さん…!」




    バタン



    最原「あ…」


    真宮寺『今ちょうど服を干してきたんだけど僕のものしかなかったからネ』


    最原(…誰かが嘘をついている?)


    最原「とりあえず…引き出しの中だけ見てランドリーにいってみようかな」


    入間「最原!こんな所でナニしてんだ?」


    最原「入間さん…」


    最原(そういえば…星くんが入間産に工具セットをあげたっていってたっけ)


    最原「入間さん…君の工具セットをみせてほしいんだ」


    入間「こ、こ、工具セット!?//」


    最原(なぜ照れる!?)


    入間「い、いいけど……そ、それを、ど、どうするつもり?」


    最原「いや、ただ見るだけだよ」


    入間「はうぅ!ど、どうせ臭いとか嗅ぐんだろ…知ってるんだぞ!てめーが変態だってことくらい!」


    最原「いいから持ってくるんだ!」ビィィン!!


    入間「は、はぃいい!!!」







    入間「ほらよ…工具セットだ」


    最原「全部そろってるね…」


    最原(でもなんだ…?なんか先端が汚いぞ)


    入間「ま、まって触らないで!」


    最原「え?」


    入間「いっぱい使ったんだから…」


    最原「入間さん……これ、どこにさしたの?ネジではないよね」


    入間「えっと…その…本来は違うものをさす穴なんだけど…」


    最原「…………」


    入間「最原がそんなに興味あるんだったら…使ってもいいけど…」


    最原「…………」


    最原(僕は何も言わずに工具セットを床に置き、ランドリーへと向かった)





  55. 55 : : 2017/05/06(土) 17:34:11

    〜ランドリー〜


    最原(特にドライバーが欠けた工具セットはなかったな)


    キーボ「最原くんも来たんですね!」


    獄原「だめだ…ゴン太はどこをどう調べればいいか全然わからないよ」


    最原「干してあるジャージは1つだけ…」


    最原(真宮寺くんの話を信じるなら、これは真宮寺くんのジャージだよね)


    キーボ「はあ…調べたくても自力では身体を動かせないのがつらいです」


    最原「キーボくんは事件当時は何をしていたの?」


    キーボ「う…実はその……王馬くんに連れられたあと電源を落とされて…目が覚めたのもさっきなんですよね」


    最原「え…」


    最原(つまり…事件当時王馬くんにはアリバイがないのか)


    キーボ「本当に自分が情けなくなります…」


    最原「そうだね。ゴン太くんは?」


    獄原「僕はランドリーでスーツを干していたよ!」


    最原「スーツ…?」


    獄原「うん!ゴン太は馬鹿だからまだスーツを見ることはできないけど…汚いのは紳士として恥だから毎日洗ってるんだ!」


    最原(王馬くんの嘘をまだ信じてたんだね…)


    最原「それは何時頃?」


    獄原「9時から洗濯をして…確かちょうど夜時間のお知らせを聞いてから部屋に戻ったよ!」


    最原「その時誰かランドリーに入ってきた?」


    獄原「うーん…誰も来なかったよ」


    最原「そっか…あ、あとさ……ゴン太くんが来た時何か洗濯物が干してあったりしたかな?」


    獄原「えっと……ジャージが1つ干してあったかな!」


    『これより学級裁判を開演します!1年A組の教室に来てください』


    最原「あ…始まるみたいだね」


    キーボ「行きますか…!」





  56. 56 : : 2017/05/06(土) 17:50:24


    〜教室1A前〜


    モノタロウ「ちょっとまってね!今机並べ替えてるから!」


    モノファニー「準備ができたら呼ぶわね!」





    獄原「本当にこの中に天海くんを殺した人がいるの…?」


    王馬「人じゃないかもよ!」


    キーボ「それってボクのことじゃないですよね…?」


    夢野「んあ…もうおねむの時間じゃ…」


    茶柱「ぜひ転子の膝を枕にしてください!」


    アンジー「ん〜夜は寝るべきだって神様もいってるよー」


    星「神様じゃ無くでもいうだろうな…」


    真宮寺「クックック!楽しみだなあ…どんな人間の美しさをみれるのか」


    東条「天海くんの無念を晴らさないといけないわね」


    入間「俺様の頭があれば早漏の最原がいくまえにフィニッシュだ!」


    春川「…とっとと終わらせよ」


    百田「ゴホッ……ぐっ……ゴホッゴホッ」





    最原(天海くん…)


    最原(君は終始ミステリアスな雰囲気をまとっていたね)


    最原(だけど、そんな君が僕を信じてくれたのが本当にうれしかった)


    最原(これから相棒のようになれるのかな…っていう期待すらもした)
     

    最原(君にはこれから聞きたいことが沢山あった)


    最原(なんで…なんで図書館になんかいったんだ!?)


    最原(どうしてコロシアイが起きてしまったんだ!?)


    最原(とにかく…天海くんを殺したクロはこの中にいる…!)




    モノタロウ「準備完了!入っていいよー!」
  57. 57 : : 2017/05/06(土) 17:54:37

    〜学級裁判 開演〜


    モノクマ「よく来たな…裁きの間に!」


    最原(黒板にチョークで大きく「学級裁判」ってかいてある…)


    最原(机も向かい合わせにしただけか…)


    夢野「んあ…学級会かのう…」


    モノクマ「文句を言わない!学級裁判の説明はカットします!忘れた人はゲームをやり直してね!」






    最原「まずはどこから話そうか…」


    星「まずは凶器から話すのがデフォって所か」


    夢野「凶器はドライバーじゃ…天海はドライバーでじっくりゆっくり殺されたんじゃ…がくがく」


    獄原「ドライバーなんてあったんだね…!」


    星「ああ、基本的に男子の部屋の引き出しにあるようだ」


    入間「じゃあクロはチ○コ共で決定だな!!」


    最原「それは違う!だいぶその辺が適当でね…普通に女子の部屋に工具セットがあったりするんだ」


    百田「それくらい頑張れよ…ゴホッゴホッ」


    モノクマ「だってさ…白銀さん」




    星「それに入間…お前も工具セットをもっているだろ」


    入間「はぅう!そんなに責めるなよ…決めつけて悪かったって…」


    茶柱「最原さん、ドライバーの欠けた工具セットはありましたか?」


    最原「なかったかな…やっぱり図書室に落ちていたものが犯行に使われたみたいだね」


    王馬「ふ〜ん、じゃあドライバーから得られるヒントはないみたいだね」


    最原「うん…」


    星「ならやっぱりアレか……血のついたジャージも本の下に隠されていた」


    キーボ「まさか…クロはそのジャージを着て天海くんを殺したんですか!?」


    東条「そう考えるのが妥当ね…」


    王馬「じゃあキーボはジャージを着れないからクロではないね!」


    キーボ「くっ……クロから外されて嬉しいはずなのに素直に喜べないです!」


    アンジー「キーボを持ってる黒子さんならきれるけどねー!」


    入間「それよりもジャージを着てる奴らが怪しいんじゃねーか」


    王馬「うんうんそうだよね!クロはジャージを着ている人間だ…!」


    夢野「お主もじゃ!」


    真宮寺「まってヨ……みんな着替えを合わせて服を2枚持っている、つまりその着替えさえ手に入れば誰にでも犯行は可能なんじゃないかナ?」


    春川「私たちに罪を被せようとしてるのかもしれないし」


    獄原「でも…いつ着替えを盗むの?」


    真宮寺「機会があるとすれば…ランドリーで洗濯物を干しているときかナ」


    最原「まって、まずは今この学園にあるジャージがどこにあるのかを整理してみよう」



  58. 58 : : 2017/05/06(土) 18:35:25
    セルフ変形裁判場
  59. 59 : : 2017/05/06(土) 19:02:35


    王馬「まずは、僕、百田ちゃん、春川ちゃん、真宮寺ちゃんは今着ているよね!」


    最原「うん…そしてさっき僕は王馬くんの部屋と百田くんの部屋にジャージがあることを確認した」


    茶柱「春川さんと真宮寺さんの部屋にはなかったのですか?」


    真宮寺「僕のジャージはランドリーに干してあるからネ」


    春川「私のジャージも干してあるよ」


    獄原「え…?」


    キーボ「おかしいです…!ジャージは1つしか干してありませんでした!」


    王馬「あれあれ〜どっちかが嘘をついているのかな?」


    真宮寺「僕は嘘をついていないヨ」


    春川「私もついていない!」


    星「お前らはいつジャージを干したんだ?」


    真宮寺「僕は11頃洗濯を初めて0時前に干したヨ。その後最原くんと合流して図書室へ行き、死体を見つけたヨ」


    春川「私が干したのは昨日…ずっと取り込んでなかったの」


    獄原「そういえば…ゴン太が9時頃ランドリーに来た時、ジャージが1つ干してあったよ」


    東条「それが春川さんのジャージね」


    入間「はは〜ん、じゃあクロはそこのデカチンがランドリーから出た後に根暗まな板女のジャージを盗んでそのまま図書室にいって殺したってことだな!」


    茶柱「確かに…それなら2人の話の辻褄があいますね」


    王馬「まあ…春川ちゃんが自分のジャージを着て殺した可能性もあるけどね!いかにも人を殺しそうな目をしているし!」


    春川「………」ギロ


    最原「まって…やっぱり辻褄があわない」


    入間「はあ!?俺様の名推理のどこが間違ってるってゆーんだよ!」


    最原「ゴン太くん…君は9時にランドリーに来て何時に出たといっていたっけ」


    獄原「ゴン太は夜の10時にでたよ!」


    茶柱「それって…」


    アンジー「にゃはは〜!犯行時刻と同じ時間だね〜!」


    星「つまり…犯行時クロはランドリーにあったジャージを着ていない…?」


    最原「そういうことになるんだ…」


    夢野「じゃ、じゃが…あのジャージには返り血がべったりとついておったぞ!」


    王馬「じゃあ真宮寺ちゃんが嘘をついているのかもね!本当はランドリーにはずっと春川ちゃんのジャージが干してあるんだ!真宮寺ちゃんのジャージこそが今回犯行に使われたものなんだ!」


    真宮寺「困ったなァ…でもランドリーに干してあるジャージは紛れもなく僕のものだヨ」


    入間「証拠はあんのかー?」


    真宮寺「見た人は分かると思うけど…今干してあるジャージは湿っていたよネ。春川さんのジャージだとしたら昨日から干しているんだから乾いていないとネ」


    獄原「確かに湿っていたな…」


    キーボ「ではやはり…犯行時にジャージは着ていなかったということでしょうか?」


    夢野「むう…しかし頭を刺されたんじゃぞ!返り血がどこかについてなければおかしいんじゃ!」


    アンジー「犯行時にジャージは使われていないって神様もいってるよー!」


    茶柱「でも血がついているものなんて他にないじゃないですか!やっぱりジャージは着ていたと思います!」


    モノクマ「おや…」


    モノクマ「おやおやおやおや?」


    百田「んだよ…ゴホッゴホッ」


    モノクマ「意見が2つに分かれましたね!犯行時にジャージを着ていたか、着ていなかったか!」


    星「何をするつもりだ?」


    モノクマ「今こそ2つの陣営にわかれて意見をぶつけるべき…!その名も議論スクラム!」


    モノタロウ「はいはいみんなー!ジャージを着ていたチームはこっち!ジャージをきていないチームはこっちに並んでー!」


    モノファニー「机も動かすのよ!ほら動いた動いた!」


    夢野「めんどいのう…」


    王馬「え〜〜〜そんなのモノクマたちがやればいいじゃん」


    キーボ「とりあえず今はいうことを聞きましょう!」


    夢野「…人間は今寝ている時間じゃ。ロボには疲れなどないからのう…」


    アンジー「結局キーボの机を動かすのも黒子の人だもんねー!」


    キーボ「ぐっ……」


  60. 60 : : 2017/05/06(土) 19:25:11

    〜議論スクラム〜



    夢野「クロは天海を殺した時に図書室にあった血まみれのジャージを着ていたはずじゃ!」


    星「血まみれのジャージがランドリーに干してあったジャージと仮定すれば辻褄が合わなくなる」


    茶柱「では真宮寺さんが嘘をついています!本当はジャージを干してなんかいなくて、天海さんを殺した後に着替えたんです!」


    真宮寺「だからサ…今干してあるジャージは湿っているんだ…昨日洗濯した春川さんのジャージのはずがないヨ」


    ゴン太「他にもジャージを着ている人がいるよね…その人が殺したんじゃないかな!?」


    春川「百田と王馬は部屋に替えのジャージがあるんだよ」


    東条「天海くんを殺したあと、春川さんのジャージを自分の替えのジャージに見立てて部屋においておいた可能性もあるわ」


    星「………………」





    星「ん…?それじゃねえか?」


    最原「え…?」


    星「つまり…仮に王馬がクロだとする。王馬が天海をドライバーで指した後に着ていたジャージを脱ぎ捨て、王馬自身の替えのジャージを着る。そしてランドリーに行って春川のジャージを奪い、さも自分のジャージであるかのようにクローゼットにしまう」


    キーボ「なるほど…!それならジャージに返り血がつきます!」


    王馬「あれれ〜そうなったらクロは俺か百田ちゃんのどちらかだね!」


    茶柱「でも、百田さんは…」


    百田「ゴホッ……ガハッ…ゴホッ」


    アンジー「とても人を殺せる体調じゃないよね〜」


    獄原「じゃ、じゃあ…王馬くんがクロ!?」


    王馬「え〜でもでも!俺の部屋には全部そろった工具セットがあったよね!」


    東条「それは証明にはならない…もしかしたら1人の部屋に2つの工具セットがある可能性もあるわ」


    入間「決まりだな…王馬がクロだ!!!!」


    王馬「にしし!それも面白そうだけど、残念ながらクロじゃないんだよね!」


    キーボ「信じられません!王馬くんは犯行時刻に僕の電源を落としましたよね!?」


    王馬「それはこの事件とまったく関係がないよ!」


    茶柱「信じられません…!」


    王馬「…最原ちゃん、君はあの死体に何か違和を感じなかった?」


    最原「!!!!」


    王馬「もう一度…ちゃんと思い出してごらん」


  61. 61 : : 2017/05/06(土) 19:58:37






    最原「そうだ…」


    最原「僕の感じた違和感……死体の周りにある血の量が少ないんだ」


    夢野「そ、そうなのか?」


    最原「普通生きている人間にあれだけの傷を負わせたら…もっと周囲に大量の血が飛び交っているはずなんだ」


    星「確かに…頭の辺りにしか血は溜まっていなかったな」


    茶柱「も、もしかしたら…本のページが血を吸ってしまったのでは…?」


    夢野「そんな恐ろしい本は近くにはなかったのう…」


    獄原「え、えっと…ゴン太馬鹿だからよく分からないや…」


    最原「もしかして……死因はドライバーじゃない?」


    キーボ「ええ!?でも…死因は頭部の損傷だっていってましたよね…」


    最原「例えば…図書室には当然分厚い図鑑なんかもある。それで頭を打てば…」


    星「打ちどころが悪ければ…死ぬかもしれないな」


    最原「死んだ後に頭にドライバーを刺したとすると…あの出血量にも納得がいく」


    茶柱「死んだ後に血が出たとすれば、飛び散り具合が少ないのにも納得がいきます…!」


    夢野「んああ〜〜じゃがジャージはどうなるじゃ!?あの血まみれのジャージはなんなんじゃ!?」


    東条「ジャージを着た人に罪をかぶせるために春川さんのジャージをランドリーから持ってきて、天海くんの血をつけた…というのはどうかしら」


    夢野「んあああ!?!?じゃがどうしてクロはドライバーを刺したんじゃ!?別に本で殴り殺しただけでもよかったじゃろ!?」


    星「俺たちにドライバーが直接の死因であると思わせたかったんじゃないか?」


    夢野「なぜじゃ!?なぜなんじゃ!?」


    王馬「服に返り血がついてるのに死体から血が全然でてなかったら不自然だからね!」




    最原(これで確かに辻褄はあう…)


    最原(でも…本当にこれでいいのか?)


    最原(クロは天海くんを殺した後、ランドリーまでいって春川さんのジャージを取りに行き、部屋に戻って工具セットを取りに行き、犯行現場へ戻った…?)


    最原(そんな大移動…怪しまれずに行えるか?)


    最原(そもそも…どうしてクロは天海くんを殺したんだ?)


    最原(これは計画的な犯行…?天海くんが図書室に行くということを予め知っていた?)

  62. 62 : : 2017/05/06(土) 20:50:40


    王馬「あ〜あ、結局クロはジャージ以外の人でもあり得ることになっちゃった」


    茶柱「結局何も絞れてないんですね…」


    最原(どうしてこんな複雑に……誰かがこの議論を操作している……?)


    東条「そうね…じゃあもう一度犯行が不可能な人を探すのはどうかしら」


    真宮寺「そうだネ…キーボくんは電源がキレていたから犯行は不可能だネ」


    獄原「百田くんもその身体じゃ無理そうだね…」


    百田「ああ…ゴホッゴホッ……それに東条も10時半頃…ゴホッ…俺のもとに来ている…ゴホッゴホッ……事件当時はいなかったが…ゴホッ…ランドリーや部屋に行き来する余裕は…ゴホッ…ないだろう…ゴホッゴホッ」


    王馬「すごい!百田ちゃんが長文を喋った!」


    アンジー「アンジーは蘭太郎にあったけど、蘭太郎以外には合ってないからアリバイにはならないな〜」


    ゴン太「あとはみんな1人でいたんだもんね…」


    入間「つーかよ…そもそも俺様はランドリーになんか行ったことがないからな!まな板女のジャージがあること自体しらねーつーの」


    星「一度も洗ってねえのか…」


    王馬「じゃあ春川ちゃんのジャージが干してあることを知ってたゴン太がクロだね!」


    獄原「ええ!?くそ……ゴン太がもっと長くランドリーにいれば…!!」


    最原「春川さんのジャージは昨日から干してあったんだ…他にも見ている人くらいいるよ」





    最原(だめだ…まったくクロの目星がつかない!)


    最原(死因がドライバーではないことまではあっているはずなんだ…!そこからどう視点を変えるべきなんだ?)






    天海『…このコロシアイを終わらせるためのヒント』


    天海『如何に穴をみつけられるかっすよ』





    最原「!!!」


    最原(そうだ…今まで沢山穴を見つけてきたじゃないか!今回だってきっとどこかに見過ごしたものがある!)


    最原(考えろ…)


    最原(まずは…血のついたジャージ……僕はずっとそのジャージは春川さんのジャージと決めつけていた)


    最原(もし…あの血まみれのジャージが春川さんのものじゃないとしたら…?)


    最原(あの血が……天海くんのものじゃないとしたら……?)


    最原「ーーーーーー!!!!」








    最原「見つけたよ…このコロシアイの穴」


  63. 63 : : 2017/05/06(土) 21:08:18


    入間「あ、穴……!?//」


    最原「……百田くん。君は東条さんにお世話をしてもらってるらしいね」


    百田「あ、ああ…ゴホッゴホッ……着替えとか食事の世話を……」


    最原「10時半に……着替えをしてもらったんだよね」


    百田「ああ…ゴホッゴホッ」


    東条「何がいいたいの、最原くん」


    最原「さっき百田くんの部屋にあった着替え…とても綺麗だった」


    東条「私は超高校級のメイドよ…?仕える者のために良い着替えを用意するのは当然だと思わない?」


    最原「百田くん…初対面の頃からずっと口から血を吐いてて…いつも服が血で汚れているよね?」


    東条「…!!」


    最原「10時半の前まで百田くんの着ていたジャージ、10時半以降に着ていたジャージ、そしてクローゼットの中にあったジャージ」


    最原「服の数は1人2枚…つまり10時半の前まで百田くんの着ていたジャージとクローゼットよジャージは同じものでないといけない」


    最原「それなのに…さっき僕がみたクローゼットのジャージはまったく血で汚れていなかった」


    東条「それは…洗濯をしたのよ」


    最原「…自分でも言っていることがおかしいと思うよね。ほんの3時間で脱水機能も使えないのに完全に乾くと思う?」


    星「なるほどな…図書室に落ちていたジャージは最初に百田が着ていたジャージか」


    キーボ「そしてクローゼットに入っていたジャージは春川さんのジャージ…」


    東条「……………」


    王馬「あはは!図書室にあったジャージが春川ちゃんのジャージだってみんなにうまく思い込ませられたのにね!」


    最原「東条さん…何か言ってくれないと…この推理が正しいことになるよ」


    百田「東条…?ゴホッゴホッ嘘だろ…?」


    東条「…超高校級のメイドだもの」


    最原「え…?」


    東条「洗濯物くらい……3時間もあれば乾かせるわ!!!!!」


    最原(そうきたか!)

  64. 64 : : 2017/05/06(土) 21:20:22
    メイドの範疇超えてねえか!?
  65. 65 : : 2017/05/06(土) 21:31:42


    最原「東条さん…君だけなんだ、天海くんを殺した後に動き回っても怪しまれないのは…!」


    東条「どういう意味かしら…部屋にずっといた人達の方がずっと怪しいわ」


    最原「この事件を完成させるには…図書室、ランドリー、寝室を行き来する必要がある。もし誰かに見られたりしたらどうするんだ?」


    最原「君なら…もし人にみられていたとしても掃除をしていたといえば十分だからね…」


    東条「くっ………」


    最原「そして…天海くんの頭にドライバーを刺した理由。それは血の付いた百田くんのジャージが不自然にならないように、血が出る事件にする必要があったんだ」


    東条「………………」


    最原「…反論がないようなら事件をまとめるよ」



    〜クライマックス推理〜


    最原「まず…クロは天海くんを呼びよせたのかはよく分からないけど、図書室で堅い本を使って殴り殺した」


    最原「そこからクロの偽造工作が始まるんだ」


    最原「その後、ランドリーに行って春川さんのジャージを奪った」


    最原「そしていつもの"お世話"と称して百田くんの寝室に入り、着替えと称して血のついたジャージを奪ったんだ」


    最原「その時このジャージが百田くんのジャージとバレないように、ランドリーから奪ってきた春川さんのジャージをクローゼットにいれておいた」


    最原「また、百田くんの部屋にあった工具セットを持ち出したんだね」


    最原「調査の時に百田くんの部屋に工具セットがあったのは、白銀さんの雑さのせいで2つ工具セットがあったのかもしれないね」


    最原「その後図書室に戻り、血のついたジャージが事件に関係あると思わせるために、天海くんの頭をドライバーで刺して血を流した」


    最原「この時死んでから少し時間が経っていたからね…ドライバーで頭をさしてもそれほど血が溢れ出なかった」


    最原「その後わざとみつかるように、いかにも何かがあるとみせかけるように、図書室の本をばらまき、血のついたジャージと工具セットを置いておいたんだ」


    最原「もしかしたら…凶器が本であることをさとられないようにするために本をばらまいたのかもしれないね」


    最原「…木の葉を隠すなら森の中っていうからね」


    最原「天海くんを殺したクロは…」


    最原「百田くんの血のついたジャージを容易に入手できる人…」


    最原「超高校級のメイド、東条斬美!君しかいない!!」






  66. 66 : : 2017/05/06(土) 21:40:23


    モノクマ「うぷぷ…それじゃあ投票タイムと行きますか!」


    モノクマ「ではみなさん!クロだと思う人にせーので指をさしてください!」
     

    茶柱「そんな原始的な!?」


    キーボ「そ、それじゃあ僕が指せないじゃないですか!」


    最原「せめて紙に書こうよ…」


    モノクマ「集計がめんどくさいんだよ…はあ、機会でぱっぱとできればいいのに…」


    モノファニー「モノクマーズにまかせて!」


    モノダム「統計は得意だからな」


    モノタロウ「さすがだねモノダム!」








    モノクマ「では投票の結果……東条斬美さんがクロに選ばれました!!」


    モノクマ「だ〜い正解!おめでとうございます!」








    百田「うそ………だろ?」


    東条「…………」


    最原「東条さん……どうしてコロシアイを…始めてしまったんだい?」


    東条「…………」


    最原「君が人を殺した理由が本当に分からない…この殺人事件も前から練られたものとは思えなかった!本当にここから出たいんなら…もっと細部を練ることができたはずなんだ!」


    東条「しかた………なかったの……」


    最原「え…?」


    東条「天海くんを殺さないと……私が死んでいたのだから」


    茶柱「ど、どういう意味ですか…?」


    東条「分かったわ…詳しく話させてもらうわ」


  67. 67 : : 2017/05/06(土) 21:58:43



    東条「…学園の掃除をしていたのは本当よ。隅々まで掃除をしていた」


    東条「でも私は…あるミスを犯した」


    最原「あるミス…?」


    東条「そう……図書室の電気を消し忘れたの」



    校則⑤電気をつけっぱなしにしない




    ❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛


    モノクマ「うぷぷ…東条さん分かってる?校則を破ったら…死が訪れるんだよ」


    ❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛❛


    最原「え…?本当に……それだけで死が……?」


    モノクマ「当たり前だよ!電気代だって馬鹿にならないんだよ!」


    東条「私はどうしても死ぬわけにはいかなかった…だから……モノクマにこう言ったわ」


    東条「『これは図書室で人を殺す準備をするために点けていた。きちんと意味のある行為だ』と…」


    東条「その後私は図書室に籠もり……誰も人がこないことを祈った。誰も来なければ殺さずにすむから」


    東条「1時間たっても人がこなければ…モノクマに諦めたといえばいいだけだと思ったから」


    東条「だけど…10分もしないうちに天海くんが来てしまった」


    東条「ここで殺さなければ……私が図書室の電気をつけっぱなしにしていた行為が無意味なものであるとみなされる…殺される!!」


    東条「なんの準備もしていなかったから……天海くんが本の背表紙を見ている隙に後ろから殴りかかったわ」


    東条「百科事典…ずいぶんと重量のある本」


    東条「その後…学級裁判に勝つ方法を考えた……なんの準備もしていなくても、速やかに偽造できる方法を…」


    最原「それが百田くんのジャージ…」


    東条「ええ、とにかくジャージを着ている人たちを疑わせようと思ったのよ」


    王馬「いや〜危ないところだったね!」


    東条「これが…事件のすべてよ」


    最原「まって、あともう一つ聞きたいことが…」


    東条「なにかしら?」


    最原「その…東条さんがそこまでして生きたかったのはなぜなの?みんなを犠牲にしてまで生きようとしたその理由は…?」


    夢野「確かに…東条は誰よりもうちらに尽くしてくれた…お主だったら校則違反を受け入れて1人で死ぬものかと…」


    東条「そこよ…」


    夢野「む…?」


    東条「私は……"1人で"死ぬ訳にはいかなかったの…!他ではない"みんな"のために…!!」



  68. 68 : : 2017/05/06(土) 22:11:24



    獄原「えっと…どういう意味?」


    東条「あなたたち私が死んだらどうするの…?」


    茶柱「え、えええ?」


    東条「常に満足な食料が支給される訳じゃないのよ…!いつもは私が少ない量でもお腹が満たされて栄養がとれるような料理を考えていた!」


    東条「でも…どうするのよ!私がいなくなったら…もし、あなたたちの体調が悪くなったら…!」


    入間「まじかよ…本気でそんなこと考えてんのかよ…」


    東条「当たり前よ!私は超高校級のメイドよ!大好きなみんなの健康管理をする使命があるの!!」


    東条「食料も少なければ部屋も汚い…誰かが管理しないとここでは生きていけないわ!」


    東条「私が死ぬことによって…みんなの体調が崩れて…ストレスで殺伐として…コロシアイが起きて……そんなの耐えられないの!」


    東条「だったら…私が1人で死ぬくらいなら!私以外のみんなを殺そうと思ったのよ!!」


    最原「東条さん…」


    モノクマ「いや〜歪んだ愛情だね!すばらしいすばらしい!」


    東条「ごめんなさい…お願い…私はコロシアイの口火をきるつもりはなかった…だから、私に誘発されてコロシアイを続けないで…」


    最原「当然だよ…!」


    モノクマ「うぷぷ…それじゃあそろそろおしおきターイムといきますか!」


    東条「みんな…元気でね」



  69. 69 : : 2017/05/06(土) 22:33:56



    トウジョウキルミさんがクロになりました。

    オシオキを開始します。




    鉈を手に取るモノタロウ。


    彼は笑顔のまま…一歩一歩近づいてくる。


    その時、斬美は思った……




    これ、ワンちゃん逃げられるんじゃね?と




    モノタロウ「!?」


    教室から飛び出し…廊下を駆け抜ける斬美。


    予想外の行動に驚きながらも鉈を振り回しながら追いかけるモノタロウ。




    モノファニー「助太刀するわよ」


    モノダム「……やれやれ」



    ありったけの包丁、ナイフ、斧が斬美の元へと投げられる。


    東条「……………………っ!!?」


    斬美の腕、背中、足、頬、腹……あらゆる刃物が突き刺さる



    それでも彼女は逃げ続けた。


    しかし、どれだけ走っても彼らを撒くことができない。






    東条「…………!!」





    ここで彼女は気づいた。


    いつからだろう…自らの腹部に潜む数十メートルの"管"が溢れ出ていたことに。


    その管の先端にはモノダム。


    ああなるほど、彼らはこの管をつたって私の元に来ていたのね。


    この糸を斬ってしまえば……彼らはもう追いかけてこないのだろうか。





    投げつけられた包丁を手に取り……糸を斬る。


    だがどうやら…その糸はとても大切なものだったみたい。


    糸が斬れた彼女は…壊れたマリオネットのように動かなくなった。


  70. 70 : : 2017/05/06(土) 22:41:38




    最原「…………」


    茶柱「ひ、ひぃい」


    モノタロウ「げろげろげろげろげろ」


    モノファニー「おぇぇえええええええ!!!!」


    モノクマ「まじかぁ……これ片付けるの大変そうだなぁ……しばらくこのまんまでもいい?」


    百田「ふ……ゴホッゴホッ……ふざける…な!!!」


    モノクマ「おっと危ない!学園長に暴力をふるったら許さないよ!」


    百田「うる…せえ!!!」ブンッ


    モノクマ「あーもう!それにそんなに動いたら悪化するよ!」


    百田「ゴホッゴホッ!!ガハッ……オエッ…ゴホッゴホッ」


    獄原「百田くん!一旦戻ろう…」


    百田「ちく…しょう!!ゴホッゴホッ」






    最原(本当に…言葉がでない)


    最原(どうして…ここまでされる必要があるんだ!?)


    王馬「ちくしょぉおおおお!!天海!!なんで…なんで図書室になんかいったんだ!!君が行かなければ東条さんが死ぬことも!!君が死ぬこともなかったのに!!」


    最原(今更悔やんでもしかたがない…だけど本当に……天海くん!なんで図書室になんかいったんだ!?)


    夢野「コロシアイは……いつまでつづくんじゃ?」


    最原(そうだ……早く終わらせないと!!)


    最原(もっと…ちゃんと考えるんだ!このコロシアイを終わらせる方法を!!)




    2章 おわり

    残り人数 12人
  71. 71 : : 2017/05/06(土) 23:06:54
    ギャグっぽいスレタイからここまで深刻な話にできるとは
    あとオシオキが凝ってる
  72. 72 : : 2017/05/07(日) 01:26:19
    低予算なのにえげつなさがより強くなってるな……
  73. 73 : : 2017/05/11(木) 13:05:02
    何気にモノクマーズがかわいそうwww
  74. 74 : : 2017/06/04(日) 09:04:32
    そろそろ一か月
  75. 75 : : 2017/06/23(金) 09:31:06

    〜???〜


    王馬「あ、きたきた!おそいよー、なんてね♪」


    王馬「あ、まって!帰らないで!」


    王馬「なんで呼んだかって……?分からないかな……」


    王馬「本気でコロシアイを終わらせにかかろうと思ってね…」


    王馬「え、俺がそういうことをするのが意外…?」


    王馬「まあ、俺も……君が来てくれたことはもっと意外だったけどね」


    王馬「それじゃあ…俺の話聞いてくれる?」








    王馬「…ありがと♪」



  76. 76 : : 2017/06/23(金) 09:52:06

    〜3章〜


    最原(このコロシアイを終わらせる方法…)


    最原(なんかもう…如何にも予算が無くなりそうだし、もっと予算を使わせて自己破産してくれないかな)


    最原「よし…そろそろ食堂に向かおっかな」





    〜食堂〜




    夢野「はあ…」


    茶柱「むむむ…」


    最原(空気が重い…!)


    真宮寺「質素な料理…どれほど東条さんの存在が大きかったか身にしみるネ」


    モノクマ「あれあれ、空気がおも~いよ〜?」


    夢野「…だったらもっとマトモなご飯を用意せい」


    モノクマ「まったく最近の子供は贅沢だね〜!食べられるだけでも感謝しないといけないんだよ!」


    百田「ゴホッ…何しに……きた…?ゴホッゴホッ」


    モノタロウ「はいはーい!それはボクの口から説明するよ!なんと…三階が開放されたんだ!」


    モノファニー「ちょっとまだ散らかっているけど…そういう仕様だと思って楽しんでね!」


    モノダム「それと…三階の開放に手を回しすぎてな…東条の死体処理をまだ行っていない。見たくなければ裁きの間(1階教室)周辺には近づくなよ」


    モノタロウ「すっかりモノダムが饒舌キャラに…」


    モノファニー「でもお父ちゃんは彼を殺せないわ…だって彼の検死スキルが必要だもの」


    ゴン太「とりあえず…これからどうすればいいんだろ」


    最原「もしかしたら脱出の糸口が見つかるかもしれない…手分けして三階を探索してみよう」


    入間「め、めんどくせえ!!」


    最原「え…?」


    入間「この入間様はそんな暇じゃねーんだ!俺様は部屋に戻ってるぜ」


    夢野「し、死亡フラグ!?」


    星「ほっておけ…空いている奴らは最原に従っていくぞ」


    最原「ありがとう…」


    最原(なんだったんだ…?)
  77. 77 : : 2017/06/23(金) 13:08:34

    〜3階〜


    最原「埃くさっ」


    茶柱「ぜ、全然掃除が行き届いていないじゃないですか!?」


    ゴン太「虫さんが沢山いるよ!」


    夢野「そんな話聞きとうない!」


    アンジー「にゃはは〜!確か蘭太郎の地図には三階に美術室があるって描いてあったよ〜!ばいなら〜!」


    真宮寺「まあ…ある意味ここまで手入れされていないということは、どこかに抜け道があったとしても修繕されていないということだネ」


    キーボ「それでは…部屋の中に行ってみましょう!」


    王馬「え〜だめだめ!キーボは俺と遊ぶんだもんね!」


    キーボ「え、何言ってるんですか!?ちょ、ちょっと!取り上げないでください!」


    王馬「それじゃあ最原ちゃん!3階の探索は任せたよ!」


    最原「………自由だな」




    〜3A教室〜



    最原「やっぱり教室は特に変わりないな…」


    最原「東条さん…君がいれば…ゴホッゴホッ」


    最原「埃っぽい…咳がでるな」


    百田「ゴホッゴホッがハッがハッゴホッゴホッ」


    最原「百田くん…身体に悪いから部屋に戻っていなよ」


    百田「め、面目………ね、えゴホッ」




    〜3B教室〜



    最原「!!」


    星「ひでぇ有様だ…」


    最原(机が…何かに殴られたようにボロボロに壊されてる)


    最原(その周りには血痕…)


    星「相当昔の跡のようだ…俺達の血ではないだろうな」


    最原「どうして…こんなことに…」



    〜娯楽室〜



    夢野「んあ……遊ぶものがたくさんあるのぅ」


    茶柱「夢野さん!ダーツがありますよ!夢野さんの魔法で当ててくださ〜い!」


    夢野「………どうやら最近腹が満たされんでのぅ…MPが足りないようじゃ」


    茶柱「そうですか……あ!ビリヤードはどうですか?」


    最原「…玉の数が足りてないね」


    茶柱「どこまでも手抜きですね……最原さんはビリヤードをしたことがあるんですか?」


    最原「うん、叔父さんに教えてもらって……よければやってみる?」


    茶柱「やってみたいです!」


    最原「まず、持ち方はこうで…」


    茶柱「えっと…こうですか?」


    最原「いや違う、こんなかんじ…」


    茶柱「!!!!!」キッ


    最原「え!?」


    茶柱「最原さん…いくら最原さんといえどもそれ以上近づけばネオ合気道の被害者になりますよ!」


    最原「き、気をつけるね…」


    夢野「むぅ…置いてけぼりじゃ…」

  78. 78 : : 2017/06/23(金) 13:24:03

    〜物理室前〜


    最原「あれ、開かない…?」


    モノタロウ「あー…そこね、色々あって扉をコンクリート詰めしたから開かないよ」


    最原「もしかして…出口が?」


    モノタロウ「いや…その、死体処理に困ったから…とりあえずその辺の教室にいれて…ね」


    最原「…つまり、赤松さんの死体も」


    モノタロウ「でも大丈夫!ちゃんとお墓っぽくしてきたから!」


    最原「………」ビィィイイイン


    モノタロウ「ひぃ……ばーいくまー!」ダダダ




    〜美術室〜



    アンジー「あ!やっほ〜修一!」


    最原「何か気になるものはあった?」


    アンジー「ん〜〜筆もパレットもあるんだけど、絵の具が固まっててかけないんだよね〜」


    ゴン太「…ペンキの匂いがする」


    アンジー「なるなる〜!ペンキなら大丈夫かもね〜どこにあるかな〜?」


    最原「あ…あの棚の上にあるものがそうなんじゃない?」


    ゴン太「ゴン太がとるよ!はい!」


    アンジー「ありがとう〜!ゴン太は優しいね〜!」


    ゴン太「ゴン太にできるのはこれくらいだから…」


    アンジー「にゃはは!ペンキは使えるみたい!」


    ゴン太「それじゃあ他の色も降ろすね!」


    最原(平和だな…)


  79. 79 : : 2017/06/23(金) 14:35:04

    〜夕食〜


    王馬「みんなお疲れ様!何か気になるものはあったかな?」


    夢野「お主…探索をサボって何をぬけぬけと…」


    星「入間はまだ部屋か?」


    真宮寺「見ていないってことはそうなんだろうネ」


    最原「あれ、そういえば…春川さんは?」


    ゴン太「探索のときから見ていないな…」


    キーボ「朝ごはんのときは…いましたっけ?」


    王馬「君はなんて失礼な奴なんだ!1回も会話には入ってなかったけれど隅の方にいただろう!?」


    最原「まあまあ…僕らみたいに首を動かして360°みることができないんだからさ…」


    王馬「あ!そっか!ごめんねキーボ、俺は最原ちゃんみたいに君の体質のこと何も考えてなかったや!本当にごめん!」


    キーボ「…もう誰に怒ればいいのかわかりません」


    星「とにかく…春川は朝食後から行方不明か」


    ゴン太「部屋をみにいく?」


    王馬「うーん、いつも通り群れるのが嫌で部屋にいるだけじゃないかな!そっとしておくのも紳士の仕事だよ!」


    ゴン太「紳士…!わかった!そっとしておくね!」





    モノクマ「うぷぷ…何かが起きそうな予感だなあ」


    夢野「またお主か…寂しがりやか?」


    モノクマ「いや〜ちょっとコロシアイのルールを追加しておこうと思ってね!」


    茶柱「残念ながら転子たちはもうコロシアイをしません!そのようなルールは無用です!」


    モノクマ「まあいいけど…後からグチグチ言われても困るから伝えるだけ伝えとくね、メモれる人は手帳にメモるんだよ!」


    モノクマ「ルールその⑥!殺していいのは1人につき2人までです!」


    真宮寺「どうして突然そのようなルールを…?」


    モノクマ「うぷぷ…3章はよく人が死ぬからね」


    アンジー「コロシアイが起きなければそんなルールいらないよー!」


    モノクマ「どうだろうね…明日の朝にお待ちかねの動機を発表するから、楽しみにしていてね」ダッ





    最原「…………」


    最原(動機……なんとしても、食い止めないと…)


  80. 80 : : 2017/06/23(金) 21:59:31
    修一になってるぞ〜
  81. 81 : : 2017/08/24(木) 00:32:32
    このロンパはマジで怖いな
  82. 82 : : 2017/08/30(水) 19:25:19

    〜夜 最原自室〜


    最原「動機…一体どのようなものが出てくるんだろう」


    最原(正直…これまでの経験からして拍子抜けするものがでてきそうだ)


    最原(とにかく…勝負は明日だ)


    最原(コロシアわなければ…きっと、きっとこのくだらないコロシアイは終わるだろう)






    〜朝 食堂〜


    最原「あれ…なんだか人が少ない?」


    夢野「んあ…星と春川と入間がいないみたいじゃ」


    王馬「ん〜春川ちゃんと入間ちゃんがいないのはどうでもいいけど、星ちゃんがいないのは気になるね!」


    茶柱「まだ寝ているのでしょうか…?」


    キーボ「ま、まさか…コロシアイが起きてしまったのでは!?」


    ゴン太「そんな!まだ動機も出ていないのに!?」


    アンジー「主はいいました、お前はもう死んでいる、と」


    百田「探しに…ゴホッ……いくぞ」


    真宮寺「モノクマに聞いてみるのが一番手っ取り早いかもしれないネ」


    最原「モノクマ…コロシアイが起きたの?」





    シーン 






    最原「…?」





    ダダダダダダダ




    モノクマ「もう!急に話しかけられてもすぐにでてこれないんだから配慮してよ!」


    モノタロウ「えっと…コロシアイだっけ?」


    モノファニー「それを聞くのは野暮ってものよ!探しなさい!」


    モノダム「三階の教室を見てみな…そこから負のオーラがでているぜ」


    モノタロウ「言っちゃったよ!」


    最原「とにかく…行ってみよう、三階の教室に…」


  83. 83 : : 2017/08/30(水) 20:05:51



    〜3B教室前廊下〜


    真宮寺「この教室から…変な匂いがするネ」


    夢野「ここは確か…血塗れの教室だったはずじゃ…ガクガクブルブル」


    アンジー「まあまだ人が死んでるとは限らないもんねー」


    最原「そうだ…モノクマのハッタリかもしれない」


    最原(お願いだ…だれも、だれもいないでくれ!!)


    王馬「まって、最原ちゃん!」


    最原「え…?」


    王馬「せっかく死体の場所がわかってるんだからさ…クロを見つけるために頭を使おうよ」


    最原「頭をつかう…?」


    王馬「死体発見アナウンスを利用するんだよ…死体発見アナウンスはクロを含めた3人が死体を見たら鳴るんだよね」


    最原「なるほど…一人ずつ入って、2人めで鳴ればその2人はシロ、2人めで鳴らなかったらその2人のどちらかはクロ…」


    茶柱「確実にクロを炙り出せる保証はありませんが…それでも容疑者を絞ることはできますね!」


    王馬「そゆこと〜♪まあ、まだここに死体があるかどうかもわからないけどね」


    百田「ゴホッゴホッ……誰が、いく…?」


    夢野「ウチが行っても意味は無いぞ…!ウチはクロじゃない!」


    王馬「こういう時って必死な人ほど怪しいよね〜」


    アンジー「くじ引きにしよって神様がいってるよー!」


    真宮寺「まあそれなら…公平かもネ」


    王馬「てことでじゃーん!ここにくじ引きがありまーす!」


    茶柱「怪しすぎます!ていうか常に持ち歩いてるんですか!?」


    王馬「種もしかけもないよー!ほら、最原ちゃんみてみて!」


    最原「確かに…ただのくじ引きだ。話し合っても意味は無いだろうし、くじ引きで決めようか」






    真宮寺「おや……どうやらボクが一番みたいだネ」


    王馬「それじゃあ死体があったらあったって教えてね!」


    真宮寺「わかったヨ」


    ガラッ


    夢野「んああ……何もない何もない……」


    ガラッ


    真宮寺「あったよ…死体」


    最原「なっ……」


    茶柱「だ、誰の…誰のですか!?」


    真宮寺「察しの通り…星クンのサ…」


    ゴン太「そんな…」


    王馬「感傷に浸るのは後!とりあえず次!」


    キーボ「おや…ボクみたいです!」


    王馬「…………」


    キーボ「な、なんですかその顔は!」


    王馬「いや…つまらないなと思ってさ」


    夢野「そもそも…パソコンは死体発見にカウントされるのじゃろうか」


    キーボ「し、失礼です!それなら証明してみせますよ!」


    ガラッ


    『ピーガッガッ……死体が発見されました!死体が発見されました!一定時間の調査の後、学級裁判を行います!』



    最原「!!!」


    ガラッ


    キーボ「ほら見てください!」


    茶柱「ということは…本当に…死体があるんですね…」


    最原「くそ…どうしてまた…コロシアイが…」


    キーボ「あ、あれみなさん…?」


    王馬「人が死んでても何も気にしないなんて…流石だね」


    最原「とにかく…みてこよう」







    ガラッ




    最原「………………っ」




    最原(教室の真ん中に積み上げられた机といす)



    最原(その頂上には…腹を何か棒のようなもので刺され、息絶えた…)


    最原(星くんの姿があった)



    百田「くそ……ゴホッゴホッゴホッ」


    ゴン太「百田くん無理しないで……ゴン太にできることは少ないと思うから…百田くんを空気のいい所につれていくね」




  84. 84 : : 2017/08/30(水) 20:42:01


    モノクマ「みんな…コロシアイに積極的なのはいいけどあまりにスパンが短すぎるよ…」


    モノタロウ「はあ…今度は4階の掃除かあ」


    モノファニー「東条さんの死体もやっと片付け終わったのにね…」


    モノダム「さて…検死に入ろうか……ほっ」


    モノダム「死亡推定時刻は…夜中の11時頃。………くっ………傷は……腹部と……おや、ははっ股間が切り落とされているな……ぐっ」


    夢野「むう…とっても辛そうじゃ」


    モノファニー「モノダム…、死体現場を荒らさないように、あと積み重なった机にうまく足を置いてバランスをとっているわ」


    モノクマ「いや〜良くできたムスコだよ」


    モノダム「致命傷はどちらか判断できないが…まあいいだろう、パスだ最原」


    最原「仲間みたいに振らないでよ…」


    王馬「にしし、じゃあ俺は自由に捜査するねー!」


    アンジー「アンジーは神様の言う通りに捜査するねー!」


    夢野「んあ…ウチは……死体現場におる」


    最原「えーっと…」


    茶柱「…なんだか不安なので、転子は他の教室に怪しいものがないか見てきます!」


    最原「ありがとう…」


    真宮寺「じゃあボクも他の教室を見てみるヨ」


    最原「うん、よろしくね」


    キーボ「すみません…充電します」


    最原「あ…うん」


    最原(よし…とりあえず死体周辺を見てみよう)





    夢野「さっきから思ってたんじゃが…これは前からあったかのう…」


    最原(そう…床には血で書いた大量の「×」という文字がある)


    最原「もともとあれてる教室だったけれど…これはなかった気がする」


    夢野「じゃあクロが書いたんじゃな……呪いかのう…ガクガクブルブル」


    最原(本当に…これは一体どういう意味を…?)





    最原「よいしょっと」


    最原(登るの大変だな…)


    最原「うっ……、」


    最原(ひどいな……なんの棒かと思ったらこれはビリヤードの棒か)


    最原(そして口の中には……ビリヤードの球が詰め込まれてる。おそらく声を発しないためだろう)


    最原(そして…ほんとだ、モノダムの言う通り股間のブツが切られている…どこにいったんだ?)


    最原「他に変わったところはなさそうだな…」


    夢野「んあ…不思議じゃ、クロはどうしてこんなめんどくさい塔なんか建てたんじゃ」


    最原「ね…これは計画的な殺人みたいだ」


    夢野「そうじゃ…アリバイを話しておかないとだめじゃな!」


    最原「なんでそんなに自信まんまんなのさ…」


    夢野「ウチは昨日転子とおったぞ!そ、その…転子がどうしても眠れんといっておったからな…しかたなく!しかたなくじゃ!」


    最原「そっか……それはいつまで?」


    夢野「むむ!信じておらぬな!……まあよい、確か…10時から……朝までじゃ」


    最原「なるほど…」


    最原(つまり…共犯じゃない限り2人にはアリバイがあるみたいだ)


    最原「キーボ…、まだ電源ついてる?」


    キーボ「ついてます!アリバイですよね……その、ボクは夜の8時頃から夜中の2時まで電源を誰かに切られてたみたいで…その…」


    最原「それが誰かは分かる?」


    キーボ「それが…後ろから閉じられたので…」


    最原「……そうだ、黒子さん…それが誰かはわかる?」


    最原(って勢いで聞いてみたけど答えてくれるのかな)


    黒子「………………」カタカタッ


    キーボ「え、ちょ、……ボクの上から文字を打たないでください!」


    黒子「………………」ターンッ


    『入間』


    最原「入間さん…」


    最原(そういえば…昨日の夕飯から入間さんを見ていない)


    最原(あとで聞きに行ってみようかな)


    最原「よし…そろそろ他の所に行こう、ありがとう黒子さん」


    黒子「……………」プイッ




  85. 85 : : 2017/08/30(水) 21:03:22


    〜娯楽室〜


    最原「………誰もいない」


    最原(ここは事件で使われたビリヤードの棒と球が使われてるから、誰かしら見に来てると思ったんだけど…)


    最原(不安だ…星くん…東条さん…君たちがいないと捜査が難航しそうだよ)


    最原「えっと…ビリヤードの台は2台。どちらかの棒が使われたんだろうけど…」


    最原「あれ……どっちの台にも棒がないぞ?」


    最原(1つは星くんの腹に…もう一つは…?)


    最原「球は……うん、わからない」


    最原(そうだ…こん学園だからものがいくつ無くなっててもおかしくないんだ…)


    最原「この部屋はこのくらいかな…次は三階なら…美術室とか?」




    〜美術室前廊下〜



    最原「流石に誰かいるかな…そろそろアリバイを集めないと」


    王馬「最原ちゃ〜ん!」


    最原「わあ!」


    王馬「にしし!人手が足りてなくて困ってそうだから、入間ちゃんを呼んできたよ!」


    入間「なんだよぉ…なんでコロシアイが起きてるんだよぉ…」


    王馬「ちなみに春川ちゃんは呼んだけど出てきてくれなかったよ!」


    最原「そうだ入間さん…昨日の夜のアリバイを教えてくれる?」


    入間「はあ!?そんなの知ってどうするんだよ!」


    最原「昨日…夜キーボの電源を落としたみたいだね。何かやましいことがあるんじゃないの?」ビィィイイン!!


    入間「ひ、ひぃ!!あれだよ…お前らが頼んだんだろ!キーボを改造しろって!」


    最原「あ…もしかして…、改造しててくれたの?」


    入間「そーだよ!この俺様が寝る間も食べる間も自慰する間も惜しんで改造してやってるんだよ!」


    最原「そうなんだ…ありがとう、進んでる?」


    入間「その…実はな、ここだけの話…」


    王馬「…………」


    入間「あ……」


    王馬「なに?続けて続けて」


    入間「お、おう……実は…東条が逃げている間に、監視カメラを壊してくれたんだ…」


    最原「東条さんが…」


    入間「そのことをスーバー美少女ナイスバディな入間様が見抜いてな!東条の死体が回収される前に持ち出してやったんだぜ!」


    最原「なるほど…その部品を使って…」


    入間「…だけどまだ足りねーな」


    王馬「またクロが監視カメラをぶっ壊してくれたらいいんだけどね!」


    最原「とりあえず…入間さんのアリバイは分かったよ。王馬くんは?」


    王馬「残念!俺は寝ちゃってた!さすがに何も起こらないと思ったからねー」


    最原「まあ…僕も人のこと言えないくらいぐっすり眠ってたからね」


    王馬「そーいえば、最原ちゃん、美術室に入ろうとしてた感じ?」


    最原「あ、そうだった…事件と関係がなさそうな場所だけど同じ階だし…一応見てみようか」





    ガラッ




    『ピーガッガッ……死体が発見されました!死体が発見されました!一定時間の調査の後、学級裁判を行います!』





    最原「え…?」


    入間「な、な、な…!?!?」


    王馬「わ〜お!」





    最原(どうして…どうしてまた…)


    最原(死体があるんだ!?!?)


    最原(そこには先程と同じく……ビリヤードの棒を腹に刺した)








    最原(真宮寺くんの死体があった)



  86. 86 : : 2017/08/30(水) 21:25:36



    ダダダダダダダ



    モノクマ「あ〜〜忙しい忙しい!」


    モノタロウ「もう全員呼ぶのめんどくさいからここだけで共有しちゃうね!」


    モノダム「検死の出番か……死亡時刻は10時10分…およそ20分前といったところか……なるほど……腹部と頭部に傷あり…とだけ言っておこうか」


    王馬「致命傷はどっちなの?」


    モノタロウ「ねえねえ、そういえば今日モノファニー1回も吐いてないよね」


    モノファニー「あ…!」


    モノダム「フッ……どうやらこの程度の死体じゃもう驚かないようだな」


    モノファニー「え、えっと、」


    モノクマ「……う〜ん、今なら見なかったことにしてあげるけどな〜」


    モノファニー「に………にげろ〜〜!!!」ダダダ

    モノダム・モノタロウ「わ〜〜〜〜」ダダダ


    モノクマ「まて〜〜〜!!!」ダダダ




    最原「……………」


    最原(いま…、はぐらかされた?)


    王馬「とりあえず…死体をみてみよっか」


    最原「うん」




    入間「な、なんでこんなに血が出てるんだよぉ…」


    最原「確かに…星くんとは比べられないくらいの血の量だな…」


    王馬「あれ、最原ちゃん!これよく見たらペンキだよ!」


    最原「あ…ほんとだ。匂いが混ざってて分からなかったや…」


    入間「なんでペンキがかかってやがるんだ?」


    王馬「単純にぶつかっちゃったのかもね!」


    最原「マスクにまでベットリだね…外そうか」


    入間「う、うわ!コイツ…口紅塗ってやがる!」


    最原「そういえば前真宮寺くんの部屋に入ったとき、女物のものが沢山あったな…」


    入間「ど変態じゃねえか!」


    王馬「下着姿の痴女とフルチンの露出狂に言われる筋合いは無いと思うけどね!」


    最原「あと…頭部に傷だっけ?」


    王馬「みて、最原ちゃん!棚の所に血痕があるよ!ここにぶつかっちゃったみたいだね!」


    入間「ん、なんだこれ」


    最原「ビリヤードの球だね、星くんのところにも…」


    最原(そういえば…なんで真宮寺くんはビリヤードの球を口に入れてないんだろ、マスクをしてたからかな?)


    最原「この部屋で分かるのはこれくらいかな…」


    王馬「あー…手洗わないとダメみたいだね!」


    最原「確かに…ペンキがべったりくっついてる」


    王馬「じゃあ俺は先に手洗いにいってくるね!またね、最原ちゃん!」


    最原(僕も手を洗って…それから他の人に話をきいてみよう)



  87. 87 : : 2017/08/31(木) 00:06:08

    〜3階 男子トイレ〜



    最原「なにこれ!おちない!」


    最原「仕方ない…保健室にアルコールがきっとあるからそこにいこう」



    〜保健室〜



    ゴン太「あ、最原くん…さっきの死体発見アナウンスって…………え!?どうしたのその手!?もしかして最原くんが…あわわわ」


    最原「ゴン太くん落ち着いて……これはペンキだよ。その…真宮寺くんが美術室で殺されていたんだ。その時ペンキがついたんだけど…どうしてもとれなくてアルコール消毒しにきたんだ」


    百田「ゴホッ……アルコールなら…そこの棚の下だ…」


    最原「あ、百田くん…ありがとう」


    百田「真宮寺……ゴホッ…情けねえ…情けねえよ…ゴホッゴホッ……仲間が死んでるのに…何もできない……」


    最原「百田くん…」


    最原(百田くんでも…百田くんでもできること…)


    最原(そういえば…あれだけ思いっきりペンキがぶちまけられていたんだ。クロもどこかしらにペンキがついているはず)


    最原「百田くんたちは…ずっとここにいたの?」


    ゴン太「うん、星くんの死体を見たあとからずっといるよ」


    最原「ボクが来る前に誰かきたかな?」


    ゴン太「いや、最原くんが初めてだよ」


    最原「そっか…ありがとう」


    ゴン太「そうだ…昨日の夜のアリ…バイ?も伝えておいたほうがいいのかな」


    最原「うん、よろしく」


    百田「悪い…俺はずっと自室にいた…ゴホッゴホッ」


    ゴン太「犯行時刻が遅いからね…ゴン太も部屋にいたかな」


    最原「昨日のご飯後に星くんにあったりした?」


    ゴン太「そういえば…ランドリーで一緒に洗濯をしたよ!夜の9時頃だったかな…」


    ゴン太「そういえば…その時談笑してたんだけど、ゴン太が紳士の嗜みとしてビリヤードをやりたいっていったら『ビリヤードの球を見ると、無性に昔を思い出す』みたいなことを言ってたな…」


    百田「あいつは…ゴホッ…元テニスプレーヤー……ゴホッゴホッ……球を見たら、思い出したのかも……しれないなゴホッゴホッ」


    最原「もしかして…それで人気のない夜時間に三階に向かった可能性もあるかもね」


    ゴン太「そんな…ゴン太がビリヤードをやりたいなんて言わなければ…」


    最原「自分を責めないで、情報をくれてありがとう」


    最原(とにかく…他の人からも話を聞いてみよう)



    〜星の部屋〜


    アンジー「やほ〜終一!誰か死んじゃったみたいだね〜南無南無」


    最原「真宮寺くんが美術室で殺されていたんだ」


    アンジー「え〜!アンジーの大事な場所で死んじゃったんだねー」


    最原「アンジーさんは、星くんが死んだときと、さっき真宮寺くんが死んだとき…何をしていたの?」


    アンジー「えっとねー、今はずっと一階をうろうろしていたよー!」


    最原「誰かにあったりした?」


    アンジー「んー、さっき転子とすれちがったくらいかな〜にゃはは〜!」


    最原「それじゃあ昨日の夜は?」


    アンジー「なななんと、美術室で絵を書いてたのです〜!」


    最原「な…!つまり…同じ階にいたんだね」


    アンジー「そう!確かに近くで物音が聞こえた気がスルスル〜!アンジーはずっとゴン太がとってくれたペンキを使って絵を書いてたよー」


    最原「その絵は…」


    アンジー「じゃーん!」


    最原「す、すごい……超大作だ」


    アンジー「神様がね〜壮大な絵を書けばアリバイになるからっていってね〜たくさん書かせてくれたんだ〜」


    最原「へ、へえ…」


    最原(あれ、よく見たらこの絵……塔のようなものの上に避雷針が刺さっている。避雷針の前には座禅を組んだ神々しい人の姿…)


    最原(なんとなく…なんとなくだけど、星くんの死体現場に似ている…?)


    最原「アンジーさん…この絵って…」


    アンジー「んー、アンジーに聞いてもわからないよ〜、すべては神様が書いたものだから」


    最原「……誰かにこの絵を見せたりした?」


    アンジー「見せてないよ〜!アンジーが絵を書いてたこと自体知らない人が……」


    最原「?」


    アンジー「そういえば、夜ご飯のあと秘密子にどこいくの〜って聞かれて美術室って答えたね〜」


    アンジー「その時、是清にぜひ今度絵を見せてほしいって言われたな…結局見せてあげられなくなっちゃったけどね〜」


    最原(あのアンジーさんがシュンとしてる!?)


    アンジー「アンジーの話はこれでオシマイ〜!是清の部屋でも見てきなよー!この部屋には何もないよー!」


    最原「う、うん…わかった」





  88. 88 : : 2017/08/31(木) 00:20:12

    〜真宮寺の部屋〜


    茶柱「あ、最原さん…!さっき見ました…真宮寺さんが…」


    最原「うん…茶柱さんは僕らと別れてから何をしていたの?」


    茶柱「とりあえず3A教室と娯楽室を見てから、他の階で怪しいところがないか見ていました!」


    茶柱「そしたら死体発見アナウンスが聞こえたので、三階に戻ったら真宮寺さんが…」


    最原「なるほど…昨日の夜は?」


    茶柱「昨日の夜はかわいいかわいい夢野すわんとイチャイチャしてました!キャー!」


    最原「あはは…」


    最原(夢野さんと食い違ってないね…)


    茶柱「そういえばこの部屋…男死の部屋なのに男死の部屋という感じがしません…」


    最原「そうだね…机の上にもこんなに口紅が…」





    『姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん』





    最原「うわあ!」


    茶柱「ひぃ…机に大量に口紅で書いてありますね」


    最原「不思議な人だとは思ってたけど…あはは」


    茶柱「やっぱり男死の部屋は気持ち悪いですね…出ましょう」



    ピンボンポーン


    『ガー、ガー…、あー、よし、聞こえてるね。学級裁判を始めます!裁きの間にお越しください!』



    最原「そんな…まだ全員と話せていないのに」


    茶柱「まあ…学級裁判のときにでも話しましょう」


    最原「それじゃあ行こっか」


    茶柱「……期待してます」


    最原「え…?」


    茶柱「いいえ、行きましょう!」


  89. 89 : : 2017/08/31(木) 09:45:13

    〜裁きの間(1A教室)前〜



    最原「…あれ?そういえば春川さんは?」

     
    夢野「んあ…まだ部屋にいるのかのう」


    キーボ「全員揃わないと学級裁判は始められないはずです」


    王馬「え〜呼びに行くのめんどくさいよ…どーせなかなか出てきてくれないだろうしさ」


    アンジー「モノクマ〜魔姫を連れてきてよ〜」


    ガラッ


    モノクマ「まったく…こっちは今人手が足りてないんだよ!ボク一人で机の準備をしてるんだから!」


    転子「も、もしかして…殺しちゃったんですかー!?!?」


    モノタロウ「殺されてないよ!」


    転子「ひぃぃいいいいい!!!!」


    モノファニー「アタシ達は春川さんを探していたの!」


    最原「春川さんを…探す?」


    モノダム「ああ…どこを探しても見つからねえんだ」


    入間「も、もしかして…あいつだけ脱出したんじゃねーだろうな!?」


    ゴン太「そ、そんな…1人だけ逃げたって言うの!?」


    王馬「まあ、最初から仲良しこよしするつもりはなさそうだったからね〜」


    モノクマ「まったく…困ったもんだよほんと」


    百田「ゴホッ…信じるん…だゴホッゴホッ」


    最原「え…?」


    王馬「ああ、そっか…もしかしたら外に出た春川ちゃんが助けを呼びに来てくれる可能性もあるってことだね」


    百田「ゴホッ…ああ」


    最原「百田くん…」


    最原(そうだね…僕も春川さんを信じてみよう)


    アンジー「モノクマ〜、それじゃあ今回のクロは魔姫じゃないのかなかな〜?」


    モノクマ「そうだね…もういっちゃうけど、今回のクロは春川さんではありません!ということで、みなさん教室に入ってください!」






    最原(星くん…君はとても頼りになる人だった)


    最原(時々どこか影を見せることがあった…もしできるなら、彼と何でも言い合える仲になりたかった)




    最原(真宮寺くん…君は終始不思議だったね)


    最原(だけど君が話す逸話や民族話はとても興味深かかった)


    最原(できるなら…できるならもっと色々な話をきいて、議論をしたかった)




    最原(そんな2人を殺したクロ……また、動機が来る前にコロシアイを引き起こしたクロ)


    最原(それは…この中にいる!!)


  90. 90 : : 2017/09/01(金) 16:50:28

    〜学級裁判 開演〜


    夢野「まずは絶対に犯行が無理なやつらから炙り出してみてはどうかのう」ドヤッ


    王馬「あ〜なるほど、あじの炙り焼き美味しいよね!」


    転子「な!王馬さん、失礼です!いくら夢野さんのドヤ顔がキュートな魚顔だからといって…」


    夢野「ぬぅ…内臓からじりじりと焼かれる魔法をかけられたいようじゃな…」


    転子「ひぃぃいいい!!!すみませーーーん!!!」


    最原「…はじめていいかな」


    夢野「うちは悪くない…」


    入間「絶対に犯行が無理なやつだろ…俺様はあのチビが殺されたときキーボといたからな!」


    キーボ「まあ…ボクの電源は切られていましたけどね」


    夢野「ウチは転子と一緒に朝までいたんじゃ!絶対に犯行は無理じゃ!」ドヤッ


    転子「そうです!夢野さんとイチャイチャラブラブしてました!」


    ゴン太「そうなると…クロはゴン太と王馬くんと最原くんと百田くんとアンジーさんの中の誰かということになるね」


    王馬「ゴン太!1人忘れてるよ!」


    ゴン太「ええ!?キーボくんにはアリバイがあるよね!?」


    キーボ「どうして忘れられている=ボクになってるんですか!?」


    最原(1人……?もしかして……)


    最原「真宮寺くん…?」


    王馬「そうそう!一応星くんが死んだときには生きていたわけだしさ!」


    アンジー「でもでも〜死体発見アナウンスは是清とキーボが見てなってたよね〜」


    王馬「あ、いっけね〜忘れてた!このことは忘れて!めんごめんご!」


    最原「…………」


    王馬「いやだな〜怖い顔!」


    キーボ「では次は、真宮寺クンを殺したときに、さっき挙げられた人の中からアリバイが無い人を探せばいいんですね!」


    百田「俺は…ゴホッ…ゴン太とずっと…ゴホッゴホッ…保健室にいた…ゴホッゴホッ」


    ゴン太「うん…星くんの死体を見つけた後からずっと保健室にいたよ」


    王馬「俺はみんなの部屋を見て回ってたよ!春川ちゃん…は出てきてくれなかったけど、入間ちゃんと会っているよね!」


    最原「僕は…おそらく3B教室か娯楽室にいた頃かな…娯楽室にいた時は誰もいなかったから、アリバイはないね」


    アンジー「にゃはは〜アンジーはアンジーの部屋に行った後、竜馬の部屋にいたよ〜」


    最原「そういえば…アンジーさんは星くんの事件当時、美術室にいたんだよね」


    ゴン太「ええ!じゃあクロと同じ階にいたってこと!?」


    入間「も、もうこいつがクロなんじゃねーか!?これといったアリバイもねえしよ!!」


    アンジー「んん〜アンジーじゃないよー!神様と絵を書いてたんだからね〜ジャーン!!」


    キーボ「すごい…書き込まれてますね…」


    百田「確かに…ゴホッ…これだけ書かれていれば…ゴホッゴホッ…ずっと美術室にいたことに…ゴホッ…なるかもな…ゴホッ」


    アンジー「でしょでしょ〜!」


    王馬「でもこの絵…何かに似ていない?」


    転子「い、いわれてみれば……星さんの殺害現場に似ている気も…?」


    アンジー「あれあれ〜?」


    入間「決まりだな…このサイコパスゲロ女がクロだ!」


    キーボ「確かに…怪しい要素が多すぎます!」


    最原「まってみんな…もう少し議論を…」


    入間「これ以上議論をする必要があるのかよ?」


    最原「まだ…まだこの事件には謎が残っているんだ!」


    夢野「べつに謎をすべて解明する必要もないじゃろ…」


    転子「うう〜、ですが探偵の最原さんがいうなら解決したほうが良い気がします!」


    モノクマ「おや…?」





    モノクマ「おやおやおや…?」


    夢野「も、もしや…この流れは…」


    モノクマ「そうです!意見が二分化した時にはこれ!議論スクラムです!」


    王馬「え〜あれ机動かすのめんどくさいんだけど〜」


    モノクマ「いいから、動く!動く!」


    最原「別に…机移動させる必要ないんじゃない?」


    モノクマ「…………」


    モノタロウ「お、お父ちゃんが葛藤してる!」


    モノファニー「確かに、無駄な時間を費やすだけだものね!」


    モノクマ「うん、じゃあいいや…そこに2列で並んでね!議論を続ける側がこっち!続けない側がこっちね!」



  91. 91 : : 2017/11/25(土) 15:01:02
    忙しいかもですが更新待ってます
  92. 92 : : 2018/01/01(月) 00:57:37
    >>91 ありがとうございます!
    最初の注意書の通り更新度々止まりますが、やる気はありますので頑張ります(´▽`;)ゞ
  93. 93 : : 2018/01/01(月) 00:58:24
    すみません自分のスレのレスの方に送るつもりが開くページ間違えた;;
  94. 94 : : 2018/03/12(月) 16:28:50

    議論スクラム


    入間「イカレ狂信女の絵は、完全に種なしチビ野郎の死体発見現場と同じだろ、議論の余地なんかねーんだよ!」


    ゴン太「でも…星くんの死体は座禅をしていないよ…?」


    夢野「んあ…似てることが問題なんじゃ!ここまで構図が似通っているからには裏があるに決まっておるんじゃ!」


    アンジー「裏なんてないよー!全部神様が見せてくれたんだよー!」


    キーボ「真宮寺クンの死体にも、避雷針と思わしきビリヤードの矢が刺さっているんです!」


    王馬「あれ?でも真宮寺ちゃんと星ちゃんの死体はビリヤードがお腹に刺さってるくらいしか共通点がないよね?真宮寺ちゃんと星ちゃんの事件を単純に結びつけちゃっていいのかな?」


    百田「つまり…2つの事件は別々ってことか…?…ゴホッ」


    茶柱「確かに…星さんの死体周辺には大量の「×」が書いてあるのに真宮寺さんの死体周辺には書かれていませんでした!」


    入間「書き忘れたんだろ!少しくらい違っても変じゃねーよ!」


    最原「他にも違う点がある…!星くんの口にはビリヤードの球が入っていたけど、真宮寺くんは死体周辺にビリヤードの球が落ちていた…」


    最原「もしかしたらこの事件は別々で、クロが2人いるかもしれない…!」


    最原「だから、議論をここで止めたらだめなんだ…!!」


    最原・ゴン太・アンジー・王馬・茶柱「これが僕たちの答えだ!!」


    BREAK!!パリーン

  95. 95 : : 2018/03/12(月) 16:37:36





    モノクマ「いや〜いい感じに決まったね!」


    モノタロウ「BREAKのタイミングで壺を割る演出も頑張ったよ!」


    夢野「こ、この中に…2人もクロがいるのか…?ガクガクブルブル」


    モノタロウ「華麗にスルー!!」


    王馬「真宮寺ちゃんを殺したクロは、星ちゃんを殺したクロに罪をきせるため、似たような構図にしたのかもね!」


    最原「だけど、そうやって構図を似せきれなかったせいで自分の首を締めることになった」


    キーボ「モノクマ、この場合クロは二人とも見つけなければいけないんですか?」


    モノクマ「そうだね〜〜………2人とも見つけてもらいます!」


    王馬「にしし…てことはやっぱりこの事件は別々にクロがいるってことだね♪」


    モノクマ「あ!いっちゃった…♡」


    入間「ぁん……そんなに早くいっちゃったら…物足りないよぉ…」


    百田「アリバイも…一から考え直しか…ゴホッガハッ」


    最原(また一からか…)



    夢野「ううううちはクロじゃない!!」


    入間「こういう時1番うろたえてるやつがあああああ怪しいんだよ!!」


    王馬「おおおおおおおおおれっちもちがうかんな!?!?」


    バンっっっっ


    キーボ「!?!?!?」


    最原(く、黒子さんが台に思いっきりキーボ(パソコン)を打ち付けた…)


    黒子「……………」


    王馬「ふざけんなだってさ♪いや〜こういう時に冷静にバシッと行ってくれる人がどんどんいなくなっちゃったからね〜」


    王馬「最原ちゃん…君が進めないと♪」


    最原(そうだ…思考をとめてはいけない…!)


    最原(星くんの死体現場は謎が多すぎる…まずは、真宮寺くんの死体現場から…)


    最原(そもそも……2つの事件は別々…自分で言ったことだけれど、完全に別々なのか…?)


    最原「夢野さんは…クロじゃない…と思う」


    夢野「最原…!おぬしはよく分かっておるな!」


    ゴン太「どうしてそう言えるの??」


    最原「星くんの口に入っていたビリヤードの球…調査の時は僕と夢野さんしか見ていないんだ」


    アンジー「なるなる〜高い塔の上にいたから口の中まで見れなかったもんね〜」


    最原「だから…真宮寺くんを殺したクロは、ビリヤードの球を真宮寺くんの死体周辺においた…」


    百田「ゴホッ…ちょっとまて……ゴホッゴホッ、それならそもそも真宮寺を殺したクロは、ゴホッガハッ…ビリヤードの球の存在を知らないんじゃ…」


    ゴン太「じゃあ…どうして真宮寺くんの死体周辺にビリヤードの球が…?」


    入間「頭に思いっきりぶつけたんじゃねーのか?頭に傷が入ってんだろ?」


    王馬「でも後ろの棚に血痕がついてたから、そこに頭をぶつけたって話になったんだよね♪」


    最原(なら…もしかして……)


    最原「真宮寺くんが…ビリヤードの球を持っていた…?」


    キーボ「なぜ…?」


    最原「真宮寺くんが…星くんを殺したクロで……また別の誰かを殺そうとして…返り討ちにあった…?」


    百田「な……」


    最原「ごめん、ごめん…仮の話……偶然真宮寺くんがビリヤードの球を持っていただけかも……そもそも、クロがビリヤードの球を使って真宮寺くんを殺そうとしたのかもしれないし!」


    茶柱「そもそも…真宮寺さんは星さんを殺してませんよね?ほら、死体発見アナウンスがキーボさんが見てなったじゃないですか!」


    王馬「もしかしたら、真宮寺ちゃんがあの時死体を見る前に、誰かが見たのかもよ?」


    ゴン太「え??」


    王馬「例えば…真宮寺が星くんを殺した後、俺が死体に手を加えたり……とかね♪」


    百田「王馬……!てめえ……死体に何か細工しやがったのか!?!?ゴホッゴホッ」


    王馬「だとしたら…どうする?」


    夢野「じゃああの塔を組み立てたのは王馬か!?」


    王馬「……それがアンジーちゃんだったりしてね♪」


    百田「場を乱すのはいい加減に……ゴホッゴホッガハッ」


    最原(だめだ…場がまた混乱してきた!)


    最原(さっきも考えたはずだ…星くんの事件は情報が多すぎて絞りきれない!)


    最原(真宮寺くんをコロしたクロが分かれば、何かつながりを見いだせるかもしれない!)


    最原(何か、何か見落としてる情報は…)


    百田「くそ……ゴホッ…情報不足の俺には何も…、何もできねえ!!ゴホッガハッ」


    ゴン太「百田くん…!無理しないで!」


    百田「現場を見てない俺には…俺には…ゴホッガハッ」


    最原「……!!」


    最原(そうだ…百田くんと保健室で会った時に…)







    最原「みんな………」













    最原「今すぐ服を脱げ!!!!!!」






  96. 96 : : 2018/03/12(月) 17:22:14



    転子「な、ななな何を言ってるんですか!?!?」


    入間「はぅ……い、いいよ……最原の、ためなら…」


    最原「あ、ごめん!説明を飛ばしてしまった…」


    モノタロウ「びっくりした…お茶の間で見せられない映像になるところだったね」


    モノファニー「すでに半裸の人は沢山いるわよ…」


    最原「真宮寺くんの死体付近に溢れていた大量の赤いペンキ…あれほど多く飛び散っていれば、必ず身体のどこかについているはずなんだ!」


    キーボ「でも、ペンキがついたなら洗い落とせるんのでは…?」


    王馬「あー…身体が無いキーボにはわからないかもね…ほら、俺も調査した時に手にペンキがついたんだけど、水じゃ完全に洗い落とせなかったよ」


    入間「でも…くさいはらの手のペンキは落ちてるじゃねーか!」


    最原「僕はあの後、保健室にいってアルコールで落としたんだ」


    茶柱「では、真宮寺さんをコロしたクロもアルコールを使ってペンキを落としたんですね!」


    百田「いや…ゴホッ…俺とゴン太は星の死体を見てからずっと保健室にいたが…ゴホッゴホッ…最原以外誰も来ていない…」


    最原「つまり…クロの身体にはまだペンキがついているはず!」ビィイイン


    夢野「だ、だとしても脱ぐ必要はないじゃろ!?服についているのが普通じゃ!!」


    アンジー「そだねー、ここでも返り血…返りペンキ問題がでちゃったねー!」


    転子「ですが…百田さんのジャージ以外に赤いペンキのようなものがついたものは何も…」


    王馬「アンジーちゃんのスクール水着なら洗い落とせそうじゃない?赤色も目立たなそうだし!」


    アンジー「無理無理ー、洗っても乾かないよー!転子と廊下ですれ違った時なんともなかったでしょー?」


    転子「確かに…」


    最原「そうなると、考えられることはひとつ…」


    最原「真宮寺くんをコロしたクロは、全裸で犯行に及んだ!!!」ビィイイン


    ゴン太「ぜ、全裸で!?!?」


    入間「ぜ、全裸ぁ!?!?」


    夢野「フルチンと下着と葉っぱふんどしがなんか言っておる…」


    最原「つまり…クロは今もなお、その服の下に赤いペンキをまとっているはずだ!!」


    最原「さあ、脱ぐんだ!!」ビィイイン


    茶柱「そ、そんなこといって…転子たちの裸を見たいだけじゃないですか!?」


    最原「違う!これは捜査に必要なことなんだ!」ビィイイン


    茶柱「か、下半身から説得力画感じられません!」


    百田「……………」バッ


    茶柱「ひゃっ!?」


    最原(百田くんが……脱いだ!!)


    百田「どうだ…最原……何もついてオロロロロロロロロロロロロ」


    モノタロウ「早速真っ赤にそまったーー!!」


    ゴン太「だけど…確かについてなかったよ!」


    王馬「え、何…?これみんな脱いでいく流れ?」


    キーボ「えっと…ボクはどうすれば…」


    夢野「そ、そもそも!クロはあの調査中の短時間で服をすべて脱いで、真宮寺をコロすなんてできるのか!?」


    アンジー「んー、確かに計画を立ててコロそうって思わない限り無理だねー」


    王馬「突発的にコロそうとしたわけじゃないってことかな」


    キーボ「ゴン太クンと入間さんはすぐ脱げそうですが…でもそうしたら身体のどこかにペンキの跡が見えてもおかしくない布面積ですしね」


    最原「突発的……瞬間的……」


    最原(いや、いるじゃないか…瞬間的に服を脱げるであろう人が…)


    最原(僕も直接見たわけじゃないけど…沢山服を着ていても、一瞬で脱げそうな人が…!!)


    最原(だ、だけど…これをするにはリスクが高すぎる…!)


    最原(で、でも…ここでクロを見つけられなければ、僕らにあるのは死だ!!)








    最原「ごめん…茶柱さん…!」


    茶柱「え…?」







    最原(僕は……思いっきり茶柱さんに抱きつく)







    茶柱「きゃ………きゃああああああ!!!!」






    最原(茶柱さんの悲鳴とともに、体全体に強い衝撃が走り、僕の身体は吹き飛ばされた)






    夢野「な…」


    入間「うそ…だろ…?」





    最原(目を開けると…そこには息をあげ、全裸で立ち尽くす茶柱さんと、その周りに脱ぎ捨てられたセーラー服たち)




    茶柱『ネオ合気道は…』


    茶柱『ねえよ、お金合気道の略です!』


    茶柱『むしろ何も着ません!!』




    最原「茶柱さん……君がクロだ」


    最原(茶柱さんの肌には……赤いペンキがベッタリとついていた)


  97. 97 : : 2018/03/12(月) 17:40:32





    夢野「転子…?」


    茶柱「………」


    夢野「転子が……真宮寺を、コロしたのか…?」


    茶柱「………はい」


    夢野「うちらが…うちらが学級裁判で負けたら、全員死ぬのを分かってか!?」


    茶柱「……………転子だって、」


    茶柱「転子だって…コロしたくなんてありませんでした!!!!」


    最原「茶柱さん……詳しく、教えてもらえる?」


    茶柱「…………」


    夢野「そんな…転子は…転子はそんなことするやつじゃ…」


    入間「そもそもよ…すぐ自首しなかった時点で俺様たちをコロそうとしてたやつだぜ?」


    茶柱「て、転子は…すぐ自首してもよかったんです!み、みなさんを巻き込みたくありませんでした……で、ですけど!」


    王馬「やっぱり自分の命の方が大切だった?」


    茶柱「ち、違います……だ、だって、転子がクロだと分かったら……みなさん、星さんをコロしたクロまで転子だと……」


    最原「確かに…茶柱さんが2人をコロしたクロだと決めつけていたかもしれない」


    茶柱「転子は…星さんをコロしたクロを知っているんです!!」


    キーボ「えっ!?」


    茶柱「でも…きっと信じてもらえない……なら、学級裁判で話し合って、ある程度証拠が揃ってから言ったほうがいいじゃないですか…!」


    アンジー「そのクロって誰なのー?」


    茶柱「みなさんは…真宮寺さんをコロした、転子のことを、信じてくれますか…?」














    夢野「…信じる」


    夢野「…うちは信じる」


    茶柱「夢野さん…」


    最原「…僕も信じるよ」


    最原「だから…何があったのか教えて」


    茶柱「わかりました」


    茶柱「まず、星さんをコロしたクロは……」











    茶柱「真宮寺さんです…」




  98. 98 : : 2018/03/12(月) 18:30:10





    〜調査時間 星の死体発見後〜


    美術室



    茶柱(転子がしっかりしないと…!まずは美術室から!)



    ガラッ



    真宮寺「やあ…茶柱さん」


    茶柱「真宮寺さんも調査係ですか!東条さんがいなくなった今…みんなの為に転子たちでしっかりと調査しましょうね!」


    真宮寺「いいネ……やっぱり、いいネ……」


    茶柱「…真宮寺さん?」


    真宮寺「本当は…茶柱さんを友だちにしようと思っていたのに…」


    真宮寺「男を…男を姉さんの元へ送るところだったヨ……」カチャ


    茶柱「どうして…鍵を…」


    真宮寺「きっと大丈夫……生殖器は取り除いた……男であった存在はすべて否定の印を与えた……天に近い場所で、きっと…きっと女性の姿で姉さんに会える…!!」


    茶柱「もしかして…真宮寺さんが星さんを!?」


    真宮寺「不本意だけどそうなるネ……だけど、コロす人をまちがえてしまったんだ…」


    真宮寺「…今度は、間違えないヨ」


    茶柱(あれは…ビリヤードの球と棒!?)


    真宮寺「茶柱さん…姉さんの友だちになってヨ!!」


    茶柱「きゃあ!!!」ドンッ


    真宮寺「う…!?!?」





    _________________________



    茶柱「そう…真宮寺さんが迫ってきた時、私は無意識のうちにネオ合気道を発動し、」


    茶柱「そのまま真宮寺さんは棚に直撃、打ちどころが悪く…息絶えてしまいました」


    ゴン太「そんな…茶柱さんは殺意がなかったんじゃないか!!」


    百田「モノクマ…これは正当防衛なんじゃねえのか!?ゴホッゴホッ」


    モノクマ「うぷぷ…だめだよ〜茶柱さん、大事なところを伝えないと!」


    茶柱「…………っ」


    最原「大事な…ところ?」


    モノクマ「茶柱さんさ〜真宮寺くんをネオ合気道で沈めたあと、お腹にビリヤードの棒をさしたでしょ?なんで、なんでなんで?」


    茶柱「あ………」


    モノクマ「星くんの死体と似せようとしたんだよねっ、自分がクロだってことを隠そうとしたんだよね!?」


    茶柱「あああ……」


    モノクマ「その後はちゃ〜んと考え直したかもしれないけど、その時は自分以外のみんなをコロそうとした訳だもんね〜!!」


    茶柱「いやぁああああ!!」


    モノクマ「あーはっはっはっ!!」


    モノクマ「どうする?もう投票しちゃっていい?」


    夢野「転子……」


    茶柱「ごめんなさい…ごめんなさい、ごめんなさい…」


    最原「茶柱さん…いいんだよ…君のおかげで、クロがわかったんだ…」


    最原「みんな、茶柱さんを解放してあげよう」






    『星』

    真宮寺 真宮寺 真宮寺


    『真宮寺』

    茶柱 茶柱 茶柱







    モノクマ「は〜い、だいせいか〜〜〜い!!」


    モノクマ「頭のイカれた真宮寺クンと、巻き込まれちゃったかわいそうな茶柱さんが今回のクロで〜〜〜す!!」


    モノクマ「まったく…!こんな早くに事件の概要を全部ぺらぺら喋るんじゃないよ!」


    モノダム「そうだ…真宮寺の説明が不足していたから補おうか」


    モノタロウ「真宮寺くんはここに来る前からお姉さんの友だちを作るために心のキレイな女の人をコロしまくったイカレ殺人鬼だよ!」


    モノファニー「今回は転子さんかアンジーさんをコロそうと準備していたら、星くんに見つかっちゃって、仕方なくコロしちゃった訳よ!」

  99. 99 : : 2018/03/12(月) 19:32:43


    茶柱「…一瞬でも……みなさんを見捨ててしまいました…ごめんなさい…」


    百田「茶柱は…ゴホッガハッ……悪くない…!!」


    夢野「そうじゃ…だから…謝らんでくれ…」


    茶柱「……ぅぁ……あ、ありがとうございます……」


    茶柱「転子は…転子は、みなさんの為に…!!」


    モノクマ「はい、それでは怖〜いオシオキの時間です!」





    チャバシラテンコがクロになりました


    オシオキを開始します





    モノタロウ「今回は逃さないよ…!」



    転子の身体はロープで拘束される


    そのまま頭を捕まれ、前後左右激しく揺さぶられる



    茶柱「……………っ」



    脳の揺れに身体は耐えきれず、嘔吐を繰り返す


    揺れが収まり、焦点が定まらない瞳で見上げると


    モノファニーの持つヤカンから熱湯が注がれる


    その焼けただれた皮膚に、モノダムは大量の塩を投げ続ける



    声にならな悲鳴を上げ続ける


    この、ロープさえなければ…


    このロープさえ……




    茶柱「………!!」



    一か八かの思いを込めた、ネオ合気道


    すべての呪縛から解き放つネオ合気道は、ロープを解き、その標的は





    モノクマ




    モノクマ「!?!?!?」



    命を賭けたネオ合気道は、モノクマの鉄の身体を引き裂いた



    しかし、それは終焉の合図



    モノクマに搭載された起爆装置が起動し



    爆音とともに転子は息絶えた






  100. 100 : : 2018/03/12(月) 19:50:39




    ゴン太「モノクマが…倒された?」


    モノクマ「な、訳ないじゃーん!」


    夢野「な…」


    モノクマ「いや〜びっくりしたよ……もうスペアほんと少ないんだから勘弁して…」


    モノタロウ「おと〜ちゃ〜ん!無事でよかった〜!」


    モノクマ「うぷぷ…ボクを倒しても無駄無駄無駄ァ!ボディペイントでも何でもして、何度でも蘇る!!」


    モノファニー「今日はお父ちゃんの復活祝よ!」


    モノダム「…その前に4階の掃除と茶柱、星、真宮寺の死体処理だな」


    モノタロウ「ひえ〜〜今夜も眠れないぞ…ばーいくま!」ダダダ






    最原(…無駄なんかじゃない)


    最原(茶柱さんが残してくれた…モノクマの破片)


    入間「……わ、わーったよ」


    最原(これがあれば…キーボくんを改良できる)


    夢野「…こんなにすぐコロシアイがおきるんじゃ…こ、こんどは…うちが…」


    ゴン太「まだ動機も出てないのに…」


    アンジー「是清みたいな殺人鬼が潜んでるかもなんだねー」


    最原「…コロシアイは絶対に起こさない」


    百田「…当然、だ……ゴホッガハッ」


    王馬「……そろそろ、かな♪」


    最原「………?」





    最原(みんなはモヤモヤしたまま…それぞれの部屋へと帰っていった)






    3章 終わり
  101. 101 : : 2018/03/12(月) 20:12:47

    〈???〉



    ???「………………」




    カタカタ




    ツマラナイ……


    飽きた…


    もういいや




    カタカタ




    ???「……………!」



    いいじゃん


    オモシロイ


    復活!



    ???「…………………」




    ???「………わかったよ」



    ???「ダンガンロンパを……終わらせる」



  102. 102 : : 2018/03/12(月) 20:50:09

    4章


    〜食堂〜


    最原「……少ないね」


    ゴン太「うん…」


    最原(今ここにいるのは、僕、ゴン太くん、アンジーさん)


    アンジー「大丈夫、コロシアイは起きてないって神様もいってるよー!」


    最原「そうだといいんだけど…」


    ゴン太「百田くんは昨日急に全裸になったから身体を壊してしまったみたい…」


    最原「そっか…あとでお見舞いに行かないと」


    アンジー「秘密子はなんか精神的に疲れたみたいだから、アンジーが神様の力で癒やしてあげることにしたよー」


    最原「ほどほどにね…」


    ゴン太「入間さんはキーボくんと一緒にいるし…王馬くんは自由に動いているはず…」


    最原「…春川さん、どこにいったんだろう」


    ゴン太「ね………あれ?」


    最原「どうしたの?」


    ゴン太「なんだか、今、すごく小さな虫さんがいたような…」


    最原「これだけ汚いんだ…新種の虫くらいきっといるよ」


    ゴン太「そうだね…」





    モノタロウ「なんだか…とっても寂しそう」


    モノファニー「元気を出して!4階が開放されたわよ!」


    最原「とりあえず…行こうか」


    ゴン太「うん」



    〜4階〜



    王馬「あ、最原ちゃん!」


    最原「王馬くん…!」


    王馬「今見てみたけど、殆んど鍵がかかってて入れないんだよね!一体何があるんだろうね…」


    最原「もしかしたら…天海くんの残した生存者特典になら書いてあるかも…」


    王馬「ああ…天海くんが持っていたあれか…そういえば天海ちゃんが死んでから行方不明になったよね!」


    最原「やっぱり生存者である天海くんが死んだから、かな…」


    王馬「生存者特典ってものが俺はよく分かってないからな〜……最原ちゃんと違って、あまり天海ちゃんと話してなかったから」


    最原「確かに…」



    天海『何か大切なものを隠す時…どこに隠すのがベストだと思うっすか?』

    天海『俺としては…同じようなものが沢山ある場所に隠すのがいいと思うんす』



    最原「…!!」


    王馬「どうしたの、最原ちゃん?」


    最原「天海くんが…なんで図書室にいったのか…わかった気がする」


    王馬「え、本当??」


    最原「王馬くん、行こう……図書室へ」



    〜図書室〜



    最原「確か、天海くんの死体はこのあたりに……」


    王馬「なになに、この辺に生存者特典があるのかな?」


    最原「多分…木の葉は生存者特典、森は図書室の本なんだ」


    王馬「わー、何言ってるのかぜんっぜん分からない」


    最原「あった…」


    最原(見つけた…この地図の4階はどうなっている?)


    最原「…モノクマ操作室がある」


    王馬「本当だ!ここをどうにかして開けられればモノクマを操っている人を倒して、ここから出られるね!」







    王馬「って……」


    王馬「本当にそう思ってる、最原ちゃん?」


    最原「…………」


    最原「きっとこれは…このコロシアイは…終わらない」


    最原「どれだけ首謀者を倒しても、モノクマを倒しても、何度でも新しい敵が現れる」


    最原「僕にはそう思えて仕方がないよ…」


    王馬「うんうん、だよねー」


    最原「王馬くんはどうすればこのコロシアイを終わらせられると思う?」


    王馬「…終わらせないよ」


    最原「え…?」


    王馬「だって俺が…新しい首謀者だからね!」




  103. 103 : : 2018/03/12(月) 21:08:57




    王馬「にしし!最原ちゃんすーごくいい顔してる!」


    最原「えっと…それは、嘘?」


    王馬「確かめてみる?おーい、モノクマー!」



    ダダダダダ



    モノクマ「はいはい、今度はなんだい?」


    王馬「俺が首謀者だよ」


    モノクマ「え、そうだったの。白銀さんが誰に引き継がせたか知らないし、新首謀者も言い出さないから、思い出しライトが壊れたのかと思ってたよ」


    王馬「今まで黙ってたのは、モノクマさえも欺いてやろうと思ってたんだよね!」


    モノクマ「王馬くんらしいといえばらしいけど…最原くんがいる前で言うのはどうなの?」


    王馬「じゃあ、またライトを使って首謀者の記憶を入れ替えようよ!」


    最原「な…いや、そもそも思い出しライトは残り1つしかなかったんだよね?」


    王馬「でも"今"はあるんじゃない?」


    モノクマ「………………」


    モノクマ「ツマンナイからそんなマネしませーん、話はそれだけかな?これ以上は最原くんのいないところでしようよ」


    王馬「にしし…あともう1つ質問」





    王馬「春川ちゃんはどこにいる…?」


    モノクマ「それは質問じゃなくて問題だよね……キミが一番良く知っているよ」


    王馬「なるほどね…景気がいいね」


    モノクマ「………忙しいからボクは戻るよ」







    最原(なんだ…?頭がおいつかない…)


    王馬「…最原ちゃん、君は前回の事件で何か不思議な所はなかった?」


    最原「えっと…星くんと真宮寺くんのこと?」


    最原(そういえば…真宮寺くんの犯行の細かいことは結局議論しきれなかったよな)


    最原(茶柱さんがクロを教えてくれたから…)


    最原(あれ、そういえば…)





    最原「死体発見アナウンス……結局、僕たちが星くんの死体を確認する前に、誰が見たんだ…?」

  104. 104 : : 2018/03/12(月) 21:46:41


    最原「王馬くんが星くんの死体を見たのかな?」


    王馬「俺じゃない…そもそも誰もみてないと思うよ」


    最原「じゃあ…どうして死体発見アナウンスはなったんだ?」


    王馬「考えてみて、考えた上で俺のこれからの行動を見つめてみるんだよ」


    王馬「それじゃあ…食堂に全員を集めて!よろしく!」


    最原「あ……」


    最原(とりあえず…みんなを食堂に集めよう)




    〜食堂〜



    ゴン太「これから何が始まるの…?」


    百田「ゴホッ…悪い……寝転ばせてくれ…ゴホッガハッ」


    夢野「そうじゃ…神様が見守ってくれるんじゃ!」


    アンジー「だよだよー!」


    入間「くそ…こっちは寝不足なんだよぉ…はやく始めやがれフニャチン!」


    キーボ「また一晩電源を落とされま」


    最原(王馬くんは一体なにを…)






    王馬「やあみんな!集まったみたいだね!」


    夢野「なんじゃ王馬!お祈りの時間を邪魔するでない!」


    王馬「あれあれ、なんだか夢野ちゃんが変なことになってるね、まあいいや」


    王馬「なんと、俺が新しい首謀者なんだよね☆」


    ゴン太「え…!?」


    夢野「そんなあっさり…」


    王馬「でもさ、俺は別にコロシアイを起こす気はないんだ」


    最原「…!」


    王馬「俺は…両親ともにいなくてさ、覚えてないけど友だちとかもいない気がするんだ」


    王馬「でも…ここでみんなと出会えて…初めて温かいって気持ちを覚えたんだ」


    王馬「だから…俺はコロシアイをせずに、ずっと…平和にみんなと暮らしていきたいんだ」


    王馬「確かに今は貧しいかもしれない…でも、俺がなんとかする…!」


    入間「急にそんなこと言われても……信じきれねーよ!」


    夢野「そうじゃそうじゃ…!首謀者の言う事なんぞ…信じられん!」


    入間「つまりあれか…?俺様に頼んだことも全部…お前が首謀者だからで…」


    王馬「入間ちゃんごめん…でも、それは全部みんなのためなんだよ…!」


    最原(王馬くんのこの態度…さっきの言葉に関係あるはず…!)


    最原「僕は……王馬くんに賛成、かな」


    夢野「なぬ!?」


    アンジー「アンジーは最初から大賛成だよー、神様もそういってるし」


    夢野「むむ…神様がいっておるなら…」


    百田「ゴホッガハッ……俺も…薬さえ、ゴホッガハッ、あるなら……信じる、王馬を」


    ゴン太「ゴン太は、みんなに合わせるよ!」


    入間「お、俺様だけ置いてけぼりかよぉ……本当に、本当にコロシアイは起きないんだろうな!?」


    王馬「もう、嘘はつかない…」


    王馬「みんなの意思が固まったところでさ…なんてゆうか、俺と百田くんだけちゃんとしたジャージ着てるのもおかしいなって思ったんだよね」


    夢野「確かに…フルチンベストと下着女と体操服(ブルマ)とスク水と葉っぱふんどし…慣れておったが異常な光景じゃな」


    王馬「だからさ…今まで死んじゃった仲間の替えのジャージ…これを着てよ!」


    最原「ありがとう」


    最原(もしかして、王馬くんは……)






    モノタロウ「は〜〜〜〜い、ストップだよ!!」


  105. 105 : : 2018/03/12(月) 22:11:25




    モノファニー「コロシアイをやめるなんて…首謀者失格よ!?」


    王馬「みんなといられるなら…俺は首謀者じゃなくてもいいよ」


    モノダム「お前らは重大なことを忘れている…ここに一生暮らすということは、俺達とも一生一緒に暮らすということだ」


    夢野「そ、それは嫌じゃ…」


    モノタロウ「そう、オマエラはまだ動機の恐ろしさを知らないからそんなぬくぬくとしていられるんだ…!」


    モノファニー「そうよ…それにこの貧しさにいつまで耐えられるかしら…!?」


    最原「あれ…?」


    モノファニー「なによ!」


    最原「モノファニー…なんかお腹でてない?」


    モノファニー「!?!?」


    夢野「むむ…ボディペイントだからかラインがくっきりと見える…お主、ずばり下っ腹が出ておる」


    入間「もしかして……やったのか!?」


    モノファニー「!?!?」


    入間「確かに四六時中全裸の男女が一緒に居れば…あんなことやこんなことも起きるよなぁ…」


    モノタロウ「え、ボク避妊はきちんとしてるはずなんだけど……」


    ゴン太「え、何々?なんの話…?」


    モノダム「……………」


    モノタロウ「え………」


    モノファニー「……………」


    モノタロウ「え、なに…モノファニー、ボクには避妊させといて、モノダムには中で出させてたの?」


    モノタロウ「うわ…やっぱ高学歴がいいのか…そりゃそうか、借金まみれの土方よりもいいよね、うん」


    モノファニー「で、でも…愛してるのはあなたよ!!」


    モノタロウ「そんな言葉ききたくない…!」





    王馬「……………どう?」


    王馬「上がった…?下がった…?」


    王馬「下がって上がった……か」


    王馬「りょーかい、もうどうせモノクマにはバレてるんだ…クライマックスにしよう」





    ???「ほんっと……見てられない」




    ゴン太「その声は…」


    夢野「春川…!?」




    春川「久しぶりだね…まあ、ずっといたんだけど」



    最原(そういって春川さん…の声を持つその人はパソコンを置き)


    最原(ずっとつけていた黒子の被り物をはずした)


    春川「説明はあんたがしてよね、王馬」


    王馬「今まで協力ありがとう、春川ちゃん♪」








  106. 106 : : 2018/03/12(月) 22:49:23




    ゴン太「ど、どうして春川さんが黒子さんから出てくるの!?」


    王馬「俺が頼んだんだ…東条さんがオシオキされた日かな…?入れ替わってくれって」


    最原(やっぱり…星くんの事件でキーボくんが死体を見た時に死体発見アナウンスが鳴ったのは、黒子が生徒の1人、春川さんだったからなんだ)


    最原(死体発見アナウンスのしくみはよく分からないけれど…もしかしたら、僕たち生徒には何かセンサーのようなものがつけられていて、死体現場に入ったら発見人数がカウントされるようになってるのかも…)


    最原(そうすれば、モノクマが学級裁判まで春川さんの居場所を分からなかった理由がつく)


    最原(そもそも…どうしてこの低予算の中でそんな機械を実装できるんだって話だけど)


    百田「ゴホッ…ガハッ……なら、元の黒子は…どこに?」


    王馬「俺のシャワールームにずっといるよ!安心して、ちゃんと生きてるよ……ずっと縛ってるけど♪」


    アンジー「よくモノクマにバレずにできたねー?」


    王馬「大変だったんだよ〜、まず倉庫でいろんなモノを大きい袋に詰めたあと、2階男子トイレの隠し部屋にいる春川ちゃんをその袋に詰めて、ゴン太に部屋に運んでもらって、キーボと黒子さんを連れてきて、シャワールームの中で入れ買替えて…」



    百田「なぜ…ゴホッガハッ…そんな真似を?」


    王馬「まず…黒子さんは完全にモノクマサイドでしょ?だから拷問でもして情報をえようと思ってさ!」


    王馬「だけど…黒子さんは詳しいことはあまり知らないらしい。モノクマーズと同じさ…彼らは借金まみれのヤクザに売り飛ばされた者たち、元々スタッフでも何でもない…」


    夢野「スタッフ…?このコロシアイはなんかの企画なのか…?」


    王馬「そう!"ダンガンロンパ"っていうリアルコロシアイゲームの53回目の企画らしいよ!」


    最原「そんなに…コロシアイが…」


    百田「ゴホッ……春川は、何をしていだんだ…?ガハッゴホッ」


    春川「あたしは最初、黒子になってモノクマたちの内情を探る役をしていた」


    春川「その後入間がキーボを改ざんしてネットに繋げられるようにしてからは、ずっとあるサイトを確認していた」


    最原「あるサイト…?」


    春川「あたしたちのこのコロシアイは……中継されている、世界中に向けて」


    最原「え…!?」


    夢野「な、なんじゃと!」


    王馬「そう、最原ちゃんの勇ましいち●ぽは世界中に配信されちゃってるんだよ」


    最原「な、なんだって!?!?」ビィイイン


    春川「あ、また上がった」


    夢野「そんな最原のサイハラくんの実況をせんでも…」


    春川「な、ち、違う…!!ソレが上がったんじゃなくて、視聴者数…!!」


    王馬「つまり…俺たちのコロシアイを楽しみにしてる人たちがいるわけ♪」


    百田「このコロシアイが…ゴホッガハッ……エンターテイメントの1つに…ガハッなってる…?」


    最原「じゃあ…この人達がいなくならなければ……コロシアイは終わらないのか…?」





    モノクマ「キミたち…ついにそこまで知ってしまったか」


    最原「モノクマ…!」


    モノクマ「やっと調子を取り戻したのに…ここまで来たらクライマックスにしなきゃだね」


    モノクマ「…裁きの間で決着をつけるよ……うぷぷぷ…」ガラッ





    最原(ついに…決着の時!!)




    4章 おわり

  107. 107 : : 2018/03/12(月) 23:10:23




    5章




    王馬「さて…と」


    王馬「話の続きをしよっか☆」


    夢野「な…今は裁きの間に行ってモノクマと決着をつける展開じゃろ!?」


    王馬「えー…そんな視聴率があがりそうなことしないって」


    ゴン太「さっきから、その…視聴率とかよく分からないんだけど…」


    王馬「じゃあ詳しく説明しておく…?どうせネットで全部わかってるし…」


    入間「ったく…アクセス制限くらい設けとけばいいのによ!」


    王馬「実際に見てもらった方が早いかな、ほらこれがダンガンロンパのサイト」


    最原(さっきからずっとキーボくんが話してないと思ったら…このページを開いてたのか)


    王馬「ダンガンロンパシリーズは大人気で、世界中から多くの視聴率を集めて、まあガッポガッポだったらしいよ」


    王馬「この希望ヶ峰学園も…30回目の記念で使われたんだって。初代ダンガンロンパの再現だってさ」


    アンジー「ん〜だから20年前の新聞やカップラーメンがあったんだねー」


    百田「手入れが行き届いてないのも…ゴホッガハッ…20年前から使われていなかった…ゴホッゴホッからか…」


    王馬「だけど見ての通り、予算がなくなるくらいダンガンロンパはオワコンと化した…」


    ゴン太「一体どうして…」


    春川「ネットには…マンネリがつまらない、デスゲームのインフレとか書かれていたよ」


    王馬「そして53回目…俺たちのゲームで転機が訪れた」


    夢野「転機…?」


    王馬「人はね夢野ちゃん…普通とは違うものに興味を惹かれるんだよ」


    王馬「例えば…「コーヒーがおいしいカフェ」と「コーヒー以外おいしいカフェ」…どちらに興味をもつ?」


    夢野「むむ…コーヒー以外おいしいカフェの方が…むしろコーヒーの味が気になるのお」


    王馬「そう…この"低予算ロンパ"は大多数の人が興味を示した…低予算の中起こるコロシアイ、失敗、お色気シーン…すっかりオワコンだったダンガンロンパは息を吹き替えしたわけ」


    王馬「ssでも同じだよ…普通ではない方が閲覧数が増える…見てごらん、今の時点で3800人が見てる」


    最原「つまり…この低予算ロンパをつまらなくすれば、ダンガンロンパは破産してなくなる…!」


    王馬「そゆこと♪」


    最原「それなら僕は……ダンガンロンパを最高につまらないものにする!!」


  108. 108 : : 2018/03/12(月) 23:39:12



    夢野「んあ…具体的に何をすればいいんじゃ?」


    王馬「一応何をすれば視聴率が上下するか見てみたんだよね」


    春川「低予算が活きている時…オシオキとかの視聴率はすごく上がっていた。あと、お色気シーン」


    王馬「過去ログを見てみよう…コメントが見れるよ」



    〈【ロンパ】モノクマーズどうした?www〉

    ボディペイントwww

    まさかすぎるわ!逆にモノクマだけ浮いてるwww

    モノファニーたんハァハァ



    〈【速報】キルミー、無残に死すwww【グロ注意】〉


    キルミー余裕で逃げれんじゃんコレwww

    低予算だからこそ余計にむごさが増すな


    ちょうwwww腸うつすのやめろwwwwww



    〈【エロ注意】ちょwww今回のロンパエロすぎ、まじで眼福〉


    なんかさ、この狙ってエロくしてるわけじゃない所がいいよな、今回

    赤松楓たんをリアルタイムで見たかったです

    ↑楓たんは普通に才能服だお



    〈【エロ注意】最原くんの勃●動画を集めたよ☆〉


    最原くんに孕まされたい☆





    最原「うわあ…」


    入間「い、今も見られてんのか……あぅ…」


    王馬「じゃあ次は…さっき俺が首謀者だった言った時のを見てみよっか」




    〈【速報】王馬、新首謀者〉



    首謀者バレキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


    え、なんで最原にいったん??


    でもなんかおもしろくなりそう



    〈【悲報】王馬、コロシアイする気なし〉


    は?コロシアイせんの?


    つまんね


    私は王馬くんがここから何かしでかしてくれると、信じてます!



    〈【修羅場】モノファニー孕んどるwwwwww〉



    ちょwww誰の子だよwwww


    まさかのモノダムwww


    つかビッチかよwww


    〈【速報】キーボの黒子の中身が行方不明中の春川だった!!〉


    まじでびっくり


    つか運営気づけよwww


    え、なになに?ここからどーなるの??





    王馬「そして…今から見るのはリアルタイム♪」




    え、なに?今こいつらみてんの?


    熱い展開


    てかモノクマ放置www


    モノクマーズ息してる?www




    春川「こいつらにとって、今はオモシロイ展開かもね」


    百田「くそ……ゴホッ」



    百田大丈夫かよ

    3章で全裸まじでうけたわ

    喋るだけで面白いとかまじ良ポジションwww



    百田「てめえら……ガバッゴホッゴホッオロロロロロロロロロロロロ」


    王馬「百田ちゃんは喋るだけで盛り上がっちゃうからダメだね!」


    アンジー「んー…アンジーたちが視聴率を下げる為に何かをしても、それも面白がるんじゃないかなー?」


    王馬「すぐに飽きるよ…とりあえずジャージを着ようよ」


  109. 109 : : 2018/03/13(火) 10:53:58






    うわ、ジャージ姿とか萎える


    最原くん隠れちゃった☆



    春川「で、これからどうする?」


    王馬「そうだね…とりあえず何もせず平和に暮らす?」


    モノタロウ「さ、させない!」


    モノファニー「そうよ…動機だって用意するんだから!」


    王馬「にしてもさ…俺らが視聴者を意識してコロシアイをするってどうなの?ヤラセ感ない?萎えない?」


    春川「ちなみに今のあたしたちの記憶は思い出しライトで作られたものだから、過去とか人格とかなんの意味もないよ」


    最原「え…それはちょっとショック」


    春川「うん…でも本気で取り組んでない分、そこまで絶望しなくない?」


    入間「た、確かにな…」





    モノクマ「ちょっとキミたち!ボクずっと待ってたんだよ!?」


    モノクマキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

    健気かよ


    最原「何を言われようと…僕たちは何もしない!!」


    何これ?耐久戦?

    なんかちょっと飽きてきた

    もう一波乱くんじゃない?


    モノクマ「キミたちは飢えの恐ろしさを知らないみたいだね…うぷぷ」


    入間「こいつ…食料を渡さない気か!?」


    スーダン4章展開!?

    でも私あれ無理やりコロシアイさせてる感あって嫌い

    ロボ(pc)もいるし丁度いいじゃん

    てかキーボの一人勝ちじゃんw


    モノクマ「やだな〜ボクもそこまで鬼じゃないよ!人数に見合った食料を用意するだけさ…」


    夢野「んあ…確かにあのまま貧相な食料で生きてくのはつらいのぉ…」


    入間「やっぱり…やっぱりコロシアイは起きるんだ!!」


    ゴン太「ご、ゴン太はどうすればいいのかな!?!?」


    百田「おい!な、ゴホッ流されるな!!」


    春川「いいよ、あたしがこれから料理するから」


    王馬「それは絶望的だ!!」


    アンジー「小吉はどっちの味方なのかなー?」



    最原(なるほど…僕らの今の問題は食料…!飢えを恐れてコロシアイを起こすかもしれない)


    モノファニー「名前は何にしようかしら…?」


    モノダム「ダムファニーだな…」


    モノタロウ「くそ…くそ…いっそ殺してやろうか…」


    最原(あれ…もしかして……)






    モノファニー「きゃ!!」


    モノダム「どうした最原!急に俺のモノファニーのお腹を触るとは!!」


    モノタロウ「俺のとかいうな!」


    モノファニー「そ、そうよ!私たちの子供もいるのよ!」


    最原(やっぱり…!)


    最原「みんな、これ………」








    最原「脂肪だ…!!」



  110. 110 : : 2018/03/13(火) 11:31:29


    モノファニー「な、ななななな何言ってるの!?!?」


    最原「うん、確かにこれは脂肪だ…」


    モノダム「お前は…俺を弄んだのか?」


    モノファニー「待ってモノダム!今はそれどころじゃ…」


    モノタロウ「そうだよ!このままだと…」


    夢野「んあ…最原よ、それはつまりどういうことなんじゃ?」


    最原「あいつ…視聴率が増えて金が回ってきた途端、暴食したんだ…!」


    王馬「え、なに?じゃあ低予算謳っておきながら自分たちは豪遊してるってこと?」


    アンジー「それは萎えるねー」


    夢野「んあ…いよいよこのままだとヤラセ感が強くなるのお」


    ゴン太「やっぱり…すごく小さな虫さんが増えてる…」


    春川「今それ関係ある?」


    王馬「ゴン太、それどこにいる?」


    ゴン太「ほら、ここ…」


    王馬「なるほど…それは小型のカメラみたいだね♪ほら、LIVE映像とその虫の位置がマッチしてる」


    最原「だから…王馬くんの隠してた黒子が見つかって、春川さんの居場所が分かったのかな…」


    王馬「でもさー、これとか絶対高額だよねー。今まで低予算ながら初代に合わせて監視カメラだけは頑張って稼働してきたのにさ」


    それ、ちょっと死角が出るのがいいんじゃん

    これからはコイツラによって全部見えるってこと?

    なんか今までと似たような展開になってきたな


    モノクマ「くっ……!」


    最原「僕は…役者じゃない。これからこのコロシアイが続けられるなら、メタ発言をしまくって、視聴者を萎えさせてみせる!」


    夢野「そうじゃな…うちは何もせんとほのぼの勉強しなくてもいい日々をすごすぞ」


    ゴン太「よく分からないけど…ゴン太には虫さんがいるからいいよ!」


    百田「俺は…ゴホッガハッガハッゴホッガハッ」



    なんか百田見ててかわいそうになってきた

    分かる、病気で死ぬとか1番萎えるやつじゃん


    モノタロウ「うう…王馬クン!君は首謀者なんだろ!?さっきからどうして生徒側にばかり…」


    王馬「あー、じゃあここで言っておくけど、俺は首謀者じゃないから!」


    モノタロウ「え!?」


    春川「私が内部事情を探ってる時に、新首謀者がいないことに勘付いたわけ」


    王馬「それで俺が名乗り出て揺さぶってみたら、まんまと首謀者が名乗り出てないことを教えてくれたからね!」


    夢野「では…白銀の最期のアレは…」


    アンジー「はったりだったみたいだね〜!」


    王馬「最期まで首謀者として場をあらそうとしてくれたみたいだね」


    最原「つまり…もう場を荒らす生徒側はいない」


    最原「今回の最大の魅力、低予算も今となってはもうヤラせも同然…!」


    最原「そして残された謎も何もない…!」


    最原「さあ、どうするモノクマ!?」


    モノクマ「くっ…!!」







    モノタロウ「お父ちゃん、大変だ!株が大暴落してる!!」


    モノファニー「コメントも批判コメントばかり…」


    モノダム「いや、むしろ…批判コメントすらも減ってきている…!!」


    モノクマ「ここまで視聴者に否定されては……ダンガンロンパは終わりだ…!!」


    最原「じゃあ…」


    モノクマ「このまま続けても…ダンガンロンパは破産しておしまいだよ。…キミたちを開放する」


    夢野「…てことは」


    アンジー「てことは!」


    「出れるぞ〜〜〜!!」


  111. 111 : : 2018/03/13(火) 12:33:22



    エピローグ



    最原(あれから僕たちは…シェアハウスを始めた)


    最原(百田くんの病気は治ったけれど…血を流しすぎて今は入院中)


    最原(春川さんはそれに付き添ってるみたい…いつのまに仲良くなったのかな?)


    最原(王馬くんは…時々遊びにくるけど、今はどこにいるのかわからない)


    夢野「ご飯も満足に食べれて…ふかふかのベッドで寝れて…幸せじゃぁ…」


    最原(お金には特に困っていない。記憶を改ざんされたおかげで、素晴らしい才能を手に入れたから)


    キーボ「ボクだけ最後…一緒に戦えませんでした…ううう」


    アンジー「にゃはは〜!でもキーボがいたから、アンジーたちは、サイトを見ることができて、外に出られたんだよ」


    キーボ「あ、アンジーさん…!!」


    アンジー「だからキーボは…神様に認められたよ…」


    キーボ「はい…!ボクは神様に一生ついていき…Now Loading」


    アンジー「ちえ〜未兎〜、キーボの性能もっと良くしてよ〜」


    入間「確かに…キーボに身体をつけたら俺様のことをもっと気持ちよくさせてくれそうだ…!!」


    最原「はは…すごく淫乱な機能をもったロボになりそうだ…」


    入間「お、お前はまずその淫乱な棒をしまえよぉ…」


    最原「それは反対だよ!」ビィイイン


    入間「ひぇ!!」


    最原(あそこでの日々は…嘘の記憶からできたもの)


    最原(でも…すべて嘘だったわけじゃない)


    最原(あそこにいた人たちは確かに本物だった…)


    最原(だからボクは…今も、ずっと、赤松さんのベストを着ている)


    夢野「んあ…体操服の動きやすさに目覚めてしまってのう…」


    ゴン太「ゴン太はこのスーツがちゃんと見えるようになるまで着ようと思うんだ!」


    アンジー「にゃはは〜!スクール水着ならいくら汚しても大丈夫だよー!」


    入間「お、俺様のナイスバディな下着姿を見れるんだ…ありがたく思うんだなドーテー共!!」


    最原(あれからダンガンロンパは倒産したと聞いた)


    最原(デスゲームのブームは去り、今は異世界ものの制作が進んでいると聞く)


    最原(ここから出たあと…王馬くんに聞いた)


    最原『王馬くんってさ…デスゲームとかすごく楽しみそうな性格なのに、どうしてゲームを終わらせようとしたの?』


    王馬『なんかさ、誰かに好奇の目でバカにして見られてるじゃと思ったら、ぶっ壊したくなったんだよねー』



    最原(好奇の目…それはどこにもある)


    最原(未だ街を歩いてても…誰かに噂されている気がする)


    最原(僕がダンガンロンパに出ていたから?僕がピンクのベストを着ているから?僕が何もはいていないから?)


    最原(きっと…きっと、この世界は……誰もが視聴者で、誰もがおもしろい事件を探していて、誰もがそれを遠くから見つめたいと思っている)


    最原(だから、このシェアハウスは僕らにとって憩いの場…誰も僕らを好奇の目でみない)


    最原(…だけどまだ見られている気がするのは……)



    ゴン太「最原くーん!今日は百田くんの退院祝いだよ!」


    夢野「ケーキじゃ!ケーキじゃ〜!」


    最原「あはは……よし、プレゼントを買いに行こうか」




    最原(きっとみんなと居れば…この胸のモヤモヤもすぐ、とれる)



    最原「だよね……赤松さん!」






    おしまい♪



















    おしまい…?










    元ダンガンロンパ民の暮らし【生中継】

    【速報】百田ついに退院wwwwww

    【特定】どこに住んでるか特定した






    【終わらせない】



    【ダンガンロンパは】



    【ダンガンロンパは終わらない】






    【うぷぷ…】






    ダンガンロンパ53 終わり


  112. 112 : : 2018/03/13(火) 12:39:18
    ここまで見てくださった皆様、ありがとうございます。
    完結までものすごい時間をかけてしまいました…。
    期間をあけすぎて、拾いきれてない謎があると思います。
    気になったら答えます…
  113. 113 : : 2018/07/07(土) 23:31:50
    完結お疲れさまでした!
    発想が面白くて毎章楽しみに読んでいました!

    そして更新中でのコメント誤爆、大変失礼致しました…!

    謎?についての質問ですが>>101で視聴者コメントに答えている???の正体は誰だったのでしょうか
  114. 114 : : 2018/07/30(月) 00:14:00
    >>113
    コメントありがとうございます!
    分からないようにしようとした結果、とても分かりにくくなってますね笑
    黒子の格好をした春川です!
    パソコン(キーボ)を使ってダンガンロンパの実況を見てました!
  115. 115 : : 2020/10/27(火) 14:06:24
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

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