この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
この作品は執筆を終了しています。
mokoko台所
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- 1 : 2017/03/26(日) 18:16:13 :
- こんにちは蒼電と言います。
今回はそーすさん主催の調味料杯に参加させていただきます。
URL:http://www.ssnote.net/groups/2175
いくつかのお題から一つ以上選択して作品を書くのですが自分は酢を選択したので酢を題材にした作品になります。
頑張って完結させます。
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- 2 : 2017/03/26(日) 18:26:21 :
この世界には沢山の人間がいる、その数なんと70億超!驚きの数である。
そして色んな特徴の人間がいる。
十人十色いや、七十億人七十億色だ。
足が速い人間、ボールを遠くに投げる人間、話が面白い人間――
そして某油をこれでもかと使う人間がいる。
某油をこれでもかと使う人間がいるのなら酢をこれでもかと使う人間もいるだろう。
これは酢をこれでもかと使う人の話。
「皆さんこんにちは。早酢もここです」
「さぁ今日もよろしくお願いいたします」
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- 3 : 2017/04/02(日) 23:03:14 :
「早速始まりましたが取り敢えずどんなメールが来てるか見ちゃいましょう」
PN:オリーブオイル さん
私はオリーブオイルがとても好きでよくオリーブオイルを使うのですが、最近友人にオリーブオイル以外の料理も作ったら?と言われてしまいました……
ですので私にお酢を使ったお手軽料理を教えてください!
「なるほど……油ばかりだとさっぱりしたくなりますしね」
「オッケー!今日はお酢をいっぱい使ったお酢料理を作りましょう!」
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- 4 : 2017/04/02(日) 23:06:27 :
キャベツ切るシーン
ザクザクザクザク
~今日作りたくなる簡単レシピをご紹介~
ここで包丁でキャベツをシュッ!
まな板から現れ文字!それは!
mokoko台所
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- 5 : 2017/04/02(日) 23:45:58 :
「今日はなんとスペシャルで枠が拡大されてます!」ワーワー!
デデン、という効果音と共にワーワーと歓声の効果音が流れる。
「ということで今日の昼食になる、そんな献立にしたいと思います」
「まず初めに肉を用意します」
豚バラ肉ブロック 200g
「これを大体1cmの厚さに一口大に切っていきます」
肉をサクサクと切っていく。切り方の上手さ、包丁の手入れがいかにされてるかが分かる所だ。
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- 6 : 2017/04/02(日) 23:47:45 :
「続いてチンゲン菜の外葉を取り除いて同じように切っていきます」
こちらもサクサクと切っていく。
チンゲン菜 2株
「そしたら豚バラ肉に塩胡椒を振ります」
「あとお好みでお酢もかけると良いです」
お酢をかける時、もここは椅子の上に乗った。
何故かって?勿論高い位置からお酢をかけるため。
この打点が料理の秘訣と本人は語る。
高い打点からお酢が綺麗に滑り落ちていき、豚バラ肉へと染み込んでいく。
本来ならびちゃびちゃと音を立てて肉へと当たるはずなのにどうしてかそのような音はせずまるで某油のような落ち方をしていく。
「そしたら片栗粉を塗して170℃の油で揚げます」
完全な好みで酢をぶっかけた彼女は肉を揚げる工程にへと移っていく。
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- 7 : 2017/04/02(日) 23:48:35 :
「肉に万遍なく粉を塗してくださいね」
やはり料理番組、彼女は慣れた手つきで粉を塗し、危なげなく油へ移していく。
決して油へピョーンなんてこともせずに。
肉が油へ体を移すと揚げる時特有の心地よい音が番組のBGMとなる。
「さてその間にチンゲン菜を茹でます」
「湯に油、塩を適量加えて茹でていきます」
間に揚げてる肉の様子を確認しながらBGMと共に軽やかに調理を進める。
「それとお好みでお酢を入れるとさらに良いですよ」
そういって彼女は茹でている鍋にお酢をぶっかけた。
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- 8 : 2017/04/03(月) 21:37:08 :
先程まで透明だった鍋の色は黄色がかった色になり、酸っぱさを連想させる匂いが広がる。
新人ADの補田は動揺していた、しかし動揺したのは彼一人。
他の人間は知っていたから。彼女はお酢をこれでもかと使う人間だから。
見る人も知っていた、この番組はお酢の量だけは参考にしてはいけないと。
彼女はなんも躊躇もなく5割程だった鍋をお酢で8割まで満たした。
そして調理は続く。
「チンゲン菜がゆであがったらざるに揚げて水を切ってください」
酢の匂いが漂う野菜の水を切った後、揚がった豚肉を皿に置きもここは次なる準備へ移る
「黒酢、砂糖、醤油、ウスターソース、片栗粉を合わせたものを鍋に入れて煮詰めます」
「あとお好みでお酢を入れましょう」
黒酢 1カップ
砂糖 大さじ4
醤油 大さじ2
ウスターソース 小さじ1
片栗粉 小さじ1
「とろみがついたら豚肉を加えて絡めます」
「そしたらチンゲン菜と一緒にお皿に盛り付けましょう!」
幾つかの皿に料理を丁寧に盛り付けていく。
「完成です!」
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- 9 : 2017/04/03(月) 21:37:47 :
カメラが料理をアップでとり、BGMとナレーションが入ってくる。
「野菜にお酢、肉にお酢、たれに黒酢とお酢を加えたお酢いっぱいの黒酢酢豚、完成です!」
「そして!今日はスペシャルで枠拡大なのでもう一品行きます!」
「必要なものはこちら」
そう言って材料の乗ってるトレイをカメラの前に見せた。
きゅうり 1本
戻したわかめ 20g
白ごま 適量
合わせ酢
米酢 大さじ3
醬油 大さじ1
砂糖 大さじ2
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- 10 : 2017/04/03(月) 21:38:52 :
……トレイの隣に米酢とは別にお酢(先程も度々使っていたお酢。穀物酢ともいう)が置いてある。使い道はもうわかり切っている
「では調理に移ります」
「きゅうりを薄切りにしてわかめを一口大に切ります」
トントントンときゅうりを切る音が鳴る。
「合わせ酢を切った材料にかけて軽く混ぜます」
そして彼女はミ〇カ〇を取り出してこう言った。
「お好みでお酢をかけると良いですね」
最後に酢の物にお酢をかけて料理は完成した。
再び、料理にカメラが寄ってナレーションが流れる。
「米酢に穀物酢を加えたお酢盛りだくさんのわかめときゅうりの酢の物、完成です!」
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- 11 : 2017/04/03(月) 21:39:54 :
カメラが元に戻るともここはエプロンを脱いで椅子に座っている状態だった
「お酢とお酢で作った酢豚とお酢とお酢で作った酢の物、茹でたチンゲン菜にもお酢をかけて、お酢ずくしの献立、出来上がりです。」
「さぁもここさん、お味はいかが?」
いかが、のところでもここは酢豚を口に運ぶ。
「うーん、美味しい!」ワーアフゥー!
美味しい、の発言に合わせて歓声の効果音とBGMが流れ出す。
そして、詳しい感想をもここは話す。
「これは、お酢ベースなのですが、お酢の酸味があってほのかにお酢なんですよ」
それっぽい事を言ってるように見せつつお酢を連呼してるだけの彼女は酢の物に箸を付けた。
「おぉ、お酢とお酢がいい感じに合わさったお酢でしっかり染みててこちらも美味しい!」
そんな訳の分からない事を言いながら彼女は左手でまたしてもあの調味料を持ちながら最後にこう言った。
「あー、お好みでお酢を入れるとまたいいかもしれませんね!是非作ってみてください」
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- 12 : 2017/04/03(月) 21:44:51 :
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そう言って画面が変わり、レシピがまとめてある画面に変わった。
黒酢酢豚
豚バラ肉ブロック 200g
片栗粉 適量
揚げ油 適量
チンゲン菜 2株
タレ
黒酢 1カップ
砂糖 大さじ1
醤油 大さじ2
ウスターソース 小さじ1
片栗粉 小さじ1
わかめときゅうりの酢のもの
きゅうり 1本
戻したわかめ 20g
白ごま 適量
合わせ酢
米酢 大さじ3
醬油 大さじ1
砂糖 大さじ2
勿論お酢の量は本来の量になっていた。もここの量で公開したらクレームが来るだろう。
油もお酢も適切な量を使うのが一番である。
「改めてですが、是非皆さんも作ってみてくださいね!」
終わり
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- 13 : 2017/04/03(月) 22:02:18 :
- ガチ料理ssとは…新しいですねw
面白かったです!お疲れさまでした!
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- 14 : 2017/04/04(火) 08:30:48 :
- 〜書き忘れていたあとがき的な何か〜
書きました。終わって良かったです。
因みにこのレシピはミ○カ○のレシピにあるやつです。
ぶっ飛び具合が足りないのが心残りですかね。
初参加でしたが楽しくやらせてもらいました!
ありがとうございます
調味料杯のリンク先はこちら
URL:http://www.ssnote.net/groups/2175
ありがとうございました!
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- 15 : 2017/04/19(水) 08:41:58 :
- いつもの狂気の塊みたいな奴かと思いきや意外にもドストレートでしたね
面白かったです
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