この作品は執筆を終了しています。
ナナバ「どうか……」*10巻ネタバレ注意
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- 1 : 2013/12/18(水) 18:15:49 :
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10巻ネタバレ注意、です!!
それと……ナナクリ要素ありです。
いつものように、クソss&亀更新ですが、よかったらよろしくです(*≧∀≦)
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- 2 : 2013/12/18(水) 18:20:38 :
- 追記
このssでは、ナナバさんは男です!!
あくまでも男設定です!!
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- 3 : 2013/12/18(水) 18:58:42 :
クリスタ「……ッ!!」ブンッ
ユミル「よせ、クリスタ」
クリスタ「でも…私達の身代わりに、ナナバさんが…」
そんな顔しないで、クリスタ
石なんか投げちゃいけないよ。
……ねぇ、クリスタ。
この前の約束、覚えてるかい……?
~*~*~*~
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- 4 : 2013/12/18(水) 18:59:12 :
- 応援!ゲルガーェ…
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- 5 : 2013/12/18(水) 19:05:34 :
- >>4の冬ミカンさん
ありがとうございます!!!!
あ…ゲルガー忘れてました(大草原
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- 6 : 2013/12/18(水) 23:37:40 :
クリスタ「ナナバさん!!」
ナナバ「ん?どうしたんだい?」
クリスタ「…えーっと、ですね…///」
ナナバ「…?」
彼女は、白い頬をほんのりピンクに染めて、もじもじとしていた。
彼女の名前はクリスタ。
私の班に配属された、新兵だ。
クリスタ「…今日、流れ星が見れるんです。でも、夜中なので…その…」
なるほど。
新兵が夜中に外出するのには、上官の外出許可が必要だものね。
ナナバ「いいよ、外出しても。そのかわり、1人で出歩いちゃダメだよ?」
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- 7 : 2013/12/19(木) 02:19:48 :
クリスタ「…!!…いや、そうなんですけど…じゃなくてっ…!!」
ナナバ「…?」
クリスタ「…あの……もしよかったら、一緒に見に行きませんか?流れ星…」
ナナバ「…え?私と?」
クリスタ「はい……あ、ダメですよね!!すいません、こんなこと言っちゃって…」
夜更かしはあまり得意じゃないし、今は冬で寒い。
だから、断ろうと思ってたのに…
ナナバ「いいよ、一緒に見ようか。」ニコッ
クリスタの悲しそうな俯いた顔を見ると、断る言葉がでてこなかった。
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- 8 : 2013/12/19(木) 02:29:36 :
- 期待です
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- 9 : 2013/12/19(木) 02:32:37 :
- >>8さん
ありがとうございます!!
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- 10 : 2013/12/21(土) 01:42:10 :
クリスタ「……いいんですか!?」パァァ
ナナバ「あぁ。1人だと危ないしね。じゃあ、夜8時に私の部屋に来てくれるかい?」
クリスタ「はい!!8時ですね!!では、また夜に!!」
嬉しそうに走っていったクリスタを微笑ましく見つめながらも、8時までに書類を片付けるべく自室に戻った。
ナナバ「……もう、8時か」
思ったよりも時間が掛かってしまったな、と思わず苦笑いをこぼした。
そろそろ、来る頃かな…
ーコンコンー
クリスタ「ナナバさん、クリスタです。」
ナナバ「ん、入って。」
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- 11 : 2013/12/21(土) 08:41:15 :
ーガチャー
クリスタ「失礼します……あ、お仕事中ですか…?」
ナナバ「いや、丁度終わったところだよ。行こうか。」
クリスタ「……はい!!!」ニコッ
ナナバ「……やっぱり、外は寒いね…」
クリスタ「すみません、付き合わせてしまって…」
ナナバ「いいや、大丈夫だよ。私も見たいと思ってたからね、流れ星。」
クリスタ「…そうですか。なら、よかったです!!」ニコッ
本当…笑った顔が可愛いよ、クリスタは。
彼女は同期では『女神』と呼ばれていたらしい。
『女神』じゃなくて『天使』なんじゃないかな、って私はたまに思う。
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- 12 : 2013/12/22(日) 13:27:13 :
ナナバ「本当……クリスタは可愛いね。」
クリスタ「ふぇっ!?///そ、そんなことないですよ!?///」
ナナバ「ううん、可愛いよ」ナデナデ
クリスタ「……///」
ナナバ「あ、流れ星」
クリスタ「え!?どこですか!?」
ナナバ「…流れちゃったね」
クリスタ「そんなぁ…」ショボーン
そういえば、流れ星って願い事をするんだよね…
ナナバ「クリスタは、流れ星にどんな願い事をしようと思っているんだい?」
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- 13 : 2013/12/22(日) 13:37:11 :
クリスタ「……え、えっと……」
…聞いちゃ悪かったかな。
ナナバ「ごめんね、言いたくないなら言わなくていいよ。」頭ポンポン
クリスタ「…すみません」
ナナバ「ううん、いいんだよ」
クリスタ「…!!…わぁ…」
ナナバ「……すごいね、これは…」
しばらく空を眺めていたら、数え切れない程の流れ星が流れてきた。
クリスタ「………」
目を瞑って手を組んで真剣に願い事をしているクリスタを横目に見て、私も願い事をすることにした。
人類が巨人に勝てるように。それと……
クリスタの願い事が叶うように。
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- 14 : 2013/12/22(日) 13:46:41 :
クリスタ「…ナナバさんは、願い事したんですか?」
ナナバ「あぁ、沢山したよ。」
クリスタ「沢山、ですか?」フフッ
ナナバ「あぁ、3つも願い事をしてしまったよ」ニガワライ
クリスタ「どんな願い事か、聞いてもいいですか…?」
ナナバ「いいよ。……クリスタが教えてくれたらね。」
クリスタ「…ナナバが教えてくれたら、教えます。」
ナナバ「じゃあ、一緒に言おうか、せーの」
ナナクリ「「人類が巨人に勝てますように。」」
クリスタ「……!?」
ナナバ「…ぷっ、あはは、一緒だったね」ハハハ
クリスタ「はい…!!」クスクス
ナナバ「他は、何て願い事をしたんだい?」
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- 15 : 2013/12/23(月) 03:31:51 :
クリスタ「…ひ、秘密です…」
ナナバ「…でも、それだと私の願い事が叶ったかどうか分からないんだよね…」ウ-ン
クリスタ「……?」
ナナバ「クリスタの願い事が叶うように、ってお願いしたんだよ」クスッ
クリスタ「……///」カァァァ
ナナバ「まぁ…無理に言えとは言わないけどね」
聞きたい気もするけどね。
ナナバ「…さぁ、寒いし…そろそろ戻ろうか…」
クリスタ「……」ギュ
クリスタは、歩き出した私の服の裾を掴んだ。
ナナバ「……クリスタ?」
クリスタ「……誰かに、必要とされる人間になりたい、と願いました…」ポロポロ
ナナバ「………そっか」ギュ
目の前で涙を流す彼女を、ただ抱き締めることしかできなかった。
……その願いは叶ってるよ、クリスタ。
私は、君を必要としている。
それに、私以外にだって……
…不要な人間なんてこの世にいないんだよ?
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- 16 : 2013/12/23(月) 03:37:48 :
- うわあああナナバさんイケメン!期待&支援
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- 17 : 2013/12/23(月) 03:39:41 :
ナナバ「……落ち着いた?」
クリスタ「…はい、すみません…」
ナナバ「私としては、すみません、よりありがとう、って言ってくれた方が嬉しいんだけどな」
クリスタ「……ありがとうございました」
ナナバ「……そろそろ、離れるかい?」
クリスタ「…もう少し、このままで…」グスッ
ナナバ「………」ナデナデ
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- 18 : 2013/12/23(月) 03:40:38 :
- >>16のはっちゃんさん
ありがとうございます!!m(*_ _)m
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- 19 : 2013/12/23(月) 03:48:50 :
クリスタ「…もう、大丈夫です。落ち着きました…」
ナナバ「…そうか、よかった」ニコ
クリスタ「ありがとうございました…」
ナナバ「帰ろうか」クスッ
そう言って、クリスタに右手を差し出した。
クリスタ「…!!…はい!!」ニコッ
ナナバ「…クリスタの手、冷たいね」
クリスタ「ナナバさんの手は温かいです。」
ナナバ「そうかい?」フフッ
クリスタ「はい……あ、そういえば、ナナバさんは3つお願いしたんですよね?」
ナナバ「あぁ、そうだよ」
クリスタ「何をお願いしたんですか?」
ナナバ「……秘密」
クリスタ「え、ズルいです!!」
ナナバ「クリスタは、2つだけ?」
クリスタ「いえ…もう1つしましたけど……」
ナナバ「私は言わないよ」
クリスタ「わ、私だって言いません!!」
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- 20 : 2013/12/23(月) 03:51:27 :
ナナバ(もう1つの願い事は…絶対に秘密だ)
クリスタ(もう1つだけは…絶対に言えない)
ナナバ(クリスタと)
ナナバ(ナナバさんと)
ナナクリ(恋人になりたい、だなんて…)
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- 21 : 2013/12/23(月) 03:53:11 :
- ミスしました!!
ナナバ(ナナバさんと)
じゃなくて、
クリスタ(ナナバさんと)
です!!
すみません…
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- 22 : 2013/12/23(月) 03:55:26 :
ナナバ「次に壁外から戻ってきた時に、教えてあげるよ」
クリスタ「……なら、私もその時に言います」ニコッ
ナナバ「だから、どうか……」
ナナバ「死なないで」
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- 23 : 2013/12/26(木) 09:01:18 :
クリスタ「その言葉、同期のミカサも言ってましたよ。エレンに」クスッ
ナナバ「そうなのかい?」
クリスタ「はい!!…ナナバさんこそ、死なないでくださいね?」
ナナバ「あぁ、クリスタを置いて死んだりなんかしないよ」クスッ
クリスタ「…約束ですよ?」
ナナバ「あぁ、約束」
死にたがりなクリスタを置いてなんて…
絶対に、死なないから。だから…
生きるんだよ、クリスタ
~*~*~
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- 24 : 2013/12/30(月) 17:57:19 :
約束破ってしまったね。
ごめん、クリスタ。
約束を破ってしまった私には言える資格なんてないけど
「生きて、クリスタ」
もう、叫ぶ気力なんてないや…
それでも、君に届いてほしい。
声にはならない、口だけの動きだけど。
クリスタ「ナナバさんっ!!」
どうか、泣かないで。
それと、もう一つ。
壁の中に戻ったら、言うつもりだったんだけどね。
クリスタ……
好き。愛してる。
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- 25 : 2013/12/30(月) 18:03:02 :
クリスタが何て言いたかったのか、聞きたかったなぁ…
泣き叫ぶクリスタを見つめながら考える。
……でも、もうそろそろダメみたいだ。
クリスタ「ナナバさん、この前の約束っ…!!」
薄れていく意識の中で聞こえる、君の声。
クリスタ「好きですっ!!大好きです……っ!!」
……どうして、今言ってしまうの?
死にたくなくなっちゃったよ。
…もう、手遅れだけどね
最後の力を振り絞って、微笑みながら口を動かした。
「私も好きだ。愛してる。」
……さよなら、クリスタ
End
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- 26 : 2013/12/30(月) 18:04:57 :
終了しました!!
ごっちゃごちゃになってしまいました…(苦笑
毎度毎度すいません(><)
見てくださった皆さん、ありがうございました!!
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- 27 : 2013/12/31(火) 01:52:28 :
- サイコーです!! 俺基本ナナバを女と認識してるから、男ナナバもたまにはいいですね!泣いてしまいました(号泣)
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- 28 : 2013/12/31(火) 16:12:43 :
- >>27の自由の翼のつもりさん
本当ですか!?ありがとうございます(*^^*)
アニメだと女っぽいけど、漫画だと男っぽい気がしたので、男ナナバさんにしてみました(`・ω・´)
マジですか、ありがとうございます(号泣
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- 29 : 2014/03/29(土) 21:39:11 :
- 泣いてしまいました。!
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- 30 : 2014/04/08(火) 01:39:22 :
- 【今更の書き込みすみません】
めちゃくちゃ感動しました…。涙が止まりません。ナナクリ最高…
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- 31 : 2014/11/22(土) 13:19:43 :
- 感動するなあ~
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