このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
鬼と町娘【リヴァペト】
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- 1 : 2017/03/09(木) 00:05:40 :
- なんとなく書き始める。
・リヴァペト
・エロ入るかも
・何気に初投稿
・誤字脱字駄文注意
・荒らしはスルー
・執筆中のコメントはNG
・終了後のコメントはOK
・読んで頂けたら幸いです( ・ᴗ・ )
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- 11 : 2017/03/14(火) 02:56:19 :
「ーーーー!!!!」
なに・・・??
「〜〜〜〜〜〜、〜〜〜〜!!」
お願い、もう少し近くにきて
なにも聞こえない・・・・・・
「・・・!!」
凄く眠い・・・
あなたの声が、今見えてる景色が、
全部離れていく・・・
「〜〜〜!!!!」
もう、なにもわからない。
「━━━━ペトラッ!!!!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ドンッ
「ッ!!」
腰に鋭い痛みを受けて、私は目を覚ました。
(・・・・・・?)
打ったところを擦りながら体を起こすと、そこには見慣れた部屋が広がっていた。
横を見ると、そこには小汚いいつものベットと、穴だらけの薄い毛布が床にある。
そこでようやくベットがら落ちたのだと理解する。
(さっきのは、夢?)
さっきまで見ていたのは夢、だったのか。
何かを見ていた気はするが、もうなにも覚えていない。
「・・・・・・・・・」
夢は不思議だ。
起きた瞬間に忘れてしまうんだから。
特に今回の夢はおかしい。
覚えていないのに、あの夢から覚めてしまったことがすごく残念でしかたがない。
(久々に見た夢だったのに・・・)
少しもやもやした気持ちでペトラは起き上がり、寝室を出ていった。
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- 12 : 2017/03/14(火) 02:58:03 :
寝室といっても、ベットと小さなランプがあるだけの小さな部屋だった。
そこから出ると寝室よりも少しだけ広い部屋があって、そこにも必要最低限の物しか置かれていなかった。
ジャラジャラと足に繋がれている鎖を引きずりながら歩く。
こんなものつけなくても、逃げることなんてないのに・・・
ペトラ(・・・また鼠が死んでる)
痩せた鼠が部屋の隅で横たわっているのを見て、直感でそう思った。
近寄ると、鼠は目を閉じていて、ピクリとも動かなかった。
ペトラ(ごめんね、「ここ」には、食べ物はないの)
暗い気持ちで鼠を抱き上げて、自室を出ていった。
2つの小さな部屋が沢山ある「ここ」は、幼い頃から働いている工場の寮だった。
1日14時間以上の辛い仕事をこなし、決して美味しいとは言えないご飯を出されては、空腹を埋めるために貪るように食べて、自室で泥のように眠る。
これが私にとっての当たり前の日常。
両親が死んで、人狩りに会い、売られ、「ここ」にきた。
まだ7つか8つの頃だったと思う。
お父さんとお母さんが死んだことがただただ悲しくて、連れてこられた場所に知らない大人が沢山いて、汚くて辛くて寒い「ここ」が、凄く怖くて、
来たばかりの頃はいつも泣いていた。
でもそのうち泣くことはなくなった。
ペトラ「・・・冷たいな」
鼠の死骸をそっと撫でる。
たまにこうして、鼠や大きな虫が死んでいたら外にお墓を作ってあげていた。
誰にも哀しまれずに何かが死んでしまうなんて、とても悲しい。
だからせめて、ちゃんと供養してあげたい。
ペトラ「この子は、どれくらい生きたのかな」
ポツリと呟いた。
静かな廊下に鎖を引きずる音と共に響く。
私もこの子みたいに死ぬ。いつかは。
私が死んだ時は、誰が悲しんでくれるのかな。
ペトラ(家族もいない、友達もいない、)
外に出て、細い気の根元に土を掘り、鼠を埋める。
ペトラ(私には、なんにもない)
手を合わせて、無事に天国へ行けるように願う。
ペトラ(なんで生きてるんだろう)
お父さんとお母さんが生きていた頃は、それなりに豊かな暮しを送っていた。
毎日暖かい美味しい料理を食べて、お気に入りのお洋服で外へ出掛けて、家族3人で幸せに暮らしていた。
あの頃に比べると、私の中の感情はだいぶ死んだと思う。
毎日毎日同じことの繰り返し。
「ここ」にきて数年経って、心身共に病んで狂ったように部屋で暴れだことがある。
それでも雇い主は殺してくれなかった。
飢え死にしようとも考えだけど、やっぱり空腹には耐えられずに、結局私は腐ったパンに手を伸ばした。全部食べて、すぐ吐いた。
それでも床に吐いた物をまた食べた。
それを何回か繰り返してやっと落ち着いたときに、私は死ぬことを諦めた。
「・・・・・・・・・」
ジリリリリリリリリリリ──
ベルが鳴った。
早く工場に行かなきゃ。
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- 13 : 2017/03/18(土) 23:07:39 :
知人1「ねぇ、聞いたかい・・・?」
知人2「・・・何をだ?」
知人1「鬼の話しさ・・・また出たんだと」
薄い豆のスープを啜っていると、隣のテーブルから弱々しい声が聞こえた。
食堂は臭くて汚いから、看守はめったに来ない。ここは私達が話すことを許される唯一の場所だった。
知人1「看守が話しているのを聞いたんだよ・・・・・・どうもそこらの村をまわっては人を殺し歩いているらしい・・・」
知人2「なんだってそんなことを・・・鬼ってやつには会ったことがないが、どうせ殺されるなら真っ先に看守共を殺してほしいのぉ」
知人1「まったくだよ・・・死ぬ前にアイツらの悲鳴を聞いてから死にたいねぇ」
ぼそりぼそりと知人達はつぶやく。
「ここ」にいる人達は、誰もが恐怖という感情を失っている。
だから自分に危機が迫っても、特に何も感じることはなかった。
それは、ペトラも同じだった。
ペトラ(人は死んだら、どこに行くんだろう)
呑気にそんなことを考えた。
幼い頃に母から聞いた話では、人は死ぬと天国という楽園に行くらしい。
ペトラ(楽園って、どんなところなのかな)
冬は暖かい場所で寝れるのか、とか
夏はアイスキャンディーとか食べれるのか、とか
毎日まともなものを食べられるのか、とか
そんなことを考えた。
ペトラ(・・・案外死ぬのも悪くないのかもね)
むしろ、幸せなのかもしれない。
ふふ、と。ペトラは微笑んだ。
久方ぶりに笑った。
すると
キーン──
小さく、耳鳴りがした。
気のせいか、と、耳に手を当ててみた。
しかしまた、
キーン──
耳鳴りがした。
ペトラ(・・・・・・?)
なんだろう。
この耳鳴り・・・
違和感を覚える音を聞いていると
次の瞬間、
ドオオオオオオオオオン!!!!
ペトラ「「ッッッッ!!!!」」
地面が、揺れた。
と同時に、食堂の壁が吹き飛んだ。
ペトラ「・・・!?」
気がつくと、私の体はものすごい勢いで横にぶっ飛ばされ、宙に浮いていた。
ペトラ「ぁ」
情けない弱々しい声が漏れたと思えば、
誰かに腹を強く蹴られた感じが走った。
私の意識はそこで途絶えた。
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- 14 : 2017/04/05(水) 19:04:12 :
- あははは
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- 15 : 2017/04/05(水) 19:04:20 :
- あははは❤️
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- 16 : 2017/04/05(水) 19:04:43 :
- あはははʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬ
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- 17 : 2017/04/05(水) 19:49:24 :
- ↑
は?え?
何が「あははは」なの?
おもしろいけど意味が分からん(・ω・)
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- 18 : 2017/04/06(木) 14:51:44 :
- あ
おもしろいってゆーのは
この作品の事で
意味が分からんってゆーのは「あははは」の事です
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- 19 : 2020/04/25(土) 16:17:23 :
- 続きがない、だと!?
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