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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

真宮寺「観察どころじゃない」

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  1. 1 : : 2017/02/21(火) 02:48:51
    真宮寺「超高校級の16人の生徒が学園に閉じ込められ、そしてコロシアイを強要される…ああ、なんて恐ろしいんだろうネ…
    そしてこの狂った空間で、僕は一体どんな人間の美しさを観察出来るのだろう…ククク、楽しみだヨ…」












    真宮寺「そんなふうに考えていた時期が僕にもありました」





    ※このSSにはニューダンガンロンパV3のネタバレが含まれています。
    ※エロ、グロ描写注意
    ※キャラ崩壊注意

    たまに安価します。(V3キャラ限定)
    真宮寺がかわいそう、他キャラのイメージ崩壊が激しいif物なので注意してください。
    初SSです、よろしくお願いします。
  2. 2 : : 2017/02/21(火) 02:50:59





    モノクマ「オマエラにはコロシアイをしてもらいまーす!」

    体育館にて、白と黒の熊のぬいぐるみがそう言い放った。



    真宮寺「(随分と奇妙な事件に巻き込まれてしまったみたいだネ…しかしこれは僕には好都合かもしれない)」

    超高校級と呼ばれる16人の生徒達がひとつの学園に閉じ込められ、そして何者かにコロシアイを強要されるという異常な空間…
    なんて興味深いのだろう、人間観察には持ってこいじゃないか…!

    そして素晴らしい才能に満ち溢れた女子が8人もいるなんて…!





    真宮寺「(超高校級の才能を持つ人間を姉さんの友達に出来るなんて…あァ、誰にしよう…楽しみでしょうがないヨ!)」
  3. 3 : : 2017/02/21(火) 02:52:04
    真宮寺「でもまずは合格かどうか確かめないとネ、とりあえずさっき話しかけてきてくれた金髪の彼女に話しかけてみようかな
    このモノパッドの情報によると、彼女は超高校級のピアニストか……素晴らしいネ!どんな素晴らしい人なのか楽しみだヨ!」





    真宮寺「やァ、確か…赤松さんだったネ?」

    赤松「あ!真宮寺くん…だっけ?なんだか大変な事になっちゃったね…」

    真宮寺「そうだね、突然殺し合いだなんて…恐ろしいネ」

    真宮寺「でも先程のキミは素晴らしかったヨ。殺し合いは絶対にしない!と…得体の知れない相手に言い放つキミの姿は皆に希望を与える美しさが

    赤松「えいっ」シュッ



    突然、何かを突き出されたので僕は咄嗟に避けた。

    彼女…赤松さんが手にしているのは

    包丁だった。



    真宮寺「………………え、あ、赤…松…さん…?」

    赤松「あーあ、失敗しちゃった」

    真宮寺「え?…え、何…を……」

    赤松「いや、隙だらけだったからね?だってほら、さっき体育館でモノクマって奴が殺し合いをしろって言ってたでしょ」

    真宮寺「いや、でも…きみは殺し合いなんて絶対にしないって…」

    赤松「あはは、そんなの信じてたんだ!ダメだよ簡単に他人なんて信じちゃ!真宮寺くんって意外と騙されやすいんだね、そんなんじゃすぐに殺されちゃうよ」

    そう言うと赤松さんは何処かへ行ってしまった。



    真宮寺「…………」

    真宮寺「油断したヨ、まさか彼女があんな人だったなんて…」

    真宮寺「危険人物を姉さんに会わせるわけにもいかないし、もっと注意深く友達を選ばないといけないネ…」
  4. 4 : : 2017/02/21(火) 02:58:29
    食堂

    東条「紅茶を入れたわ、お茶請けはクッキーでよかったかしら」

    真宮寺「うん、ありがとう東条さん」

    東条「私は厨房にいるから、他にも欲しい物があったら遠慮なく言ってちょうだい」

    真宮寺「(超高校級のメイドか…料理も完璧、他人の部屋の掃除や洗濯や頼み事を率先して引き受けてくれる…とても気が利くし、姉さんの友達にピッタリだネ)」

    真宮寺「おっと、考え事をしていたら紅茶を少し零してしまったネ。東条さん、台拭きはあるかな――…」



    厨房

    東条「ふ、ふふふ、絶対に逃がさないわ…最初は薄めで…少しずつ薬の量を増やして………ああ、あとで監禁部屋に手錠を持っていかないと…今度こそ私だけのご主人様を…」

    東条さんはおかわりの紅茶ポットに白い粉を混ぜていた。

    真宮寺「(飲む前に気づいてよかったヨ…)」

    真宮寺は逃げ出した!







    入間「ひゃーっひゃっひゃっひゃー!○液臭ぇ童貞ソーセージ共!欲求不満だからって俺様のパーフェクトボディに盛んじゃねぇぞ!」

    真宮寺「(彼女は不合格かな、性に正直なのも人間らしいけど姉さんの友達にはふさわしくないネ)」

    真宮寺「でも超高校級の発明家か…一体どんな素晴らしい物を発明したのか気になるな」

    入間「聞いて驚け!寝ながら○立腺開発が出来るア○ル調教マシーンだ!」

    真宮寺「聞かなきゃよかった」
  5. 5 : : 2017/02/21(火) 02:59:05
    春川「殺されたいの?」ブンッ

    真宮寺「出会い頭に斧を振り下ろさないでヨ!」

    春川「斧じゃないしこれマスターキーだし」

    真宮寺「それで僕の何を開けるつもりだったの…」

    春川「心を」

    真宮寺「先に頭が開いて死んじゃうヨ」







    夢野「んあー、ウチこそが超高校級の魔法使いじゃ」

    真宮寺「(マジシャンだよネ…)へェ、凄いね。一体どんな魔法が使えるのかな?」

    夢野「うむ、ではウチの魔法を見せてやるかの。この箱をよく見ておくのじゃ」

    真宮寺「30センチ程の正方形の箱の中の鳩がいるネ」

    夢野「これに布を被して――――こうじゃ!」ザクザクザクッ

    夢野さんはいつの間にか用意していた剣で箱を串刺しにした。

    真宮寺「(なるほど、箱の中の鳩を移動させるマジックか)」

    夢野「そして布を取ると――」

    布を捲ると、箱の中は真っ赤に染まっていた。

    真宮寺「失敗してるーーーーー!?」

    夢野「いや成功じゃ」

    真宮寺「何でだヨ!思いっきり鳩死んでるじゃないか!」

    夢野「いやだから成功じゃぞ、鳩の魂をあの世に送る魔法じゃ」

    真宮寺「(……見た目に反してかなり残酷な人物のようだネ)」
  6. 6 : : 2017/02/21(火) 02:59:53
    茶柱「キエエェェェェェェ 男 死 !!!!!」

    真宮寺「(ふむ、彼女は男性が苦手なのかな)」

    茶柱「あ!夢野さんのハンカチが落ちてましたよ!早速届けなくては!」

    真宮寺「(でも女性には優しそうだ…これなら姉さんの友達候補に…)」

    茶柱「夢野さん!夢野さん!夢野!夢野さんんんんんぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
    あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!夢野夢野夢野ぅううぁわぁああああ!!!
    あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
    んはぁっ!夢野秘密子さんの赤色ボブショートの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
    間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
    体育館集合スチルの夢野さんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
    パンツも可愛くて良かったね夢野さん!あぁあああああ!かわいい!夢野さん!かわいい!あっああぁああ!
    コラボメニューもペアになれて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
    ぐあああああああああああ!!!ゲームなんて現実じゃない!!!!あ…スピンオフ小説もアニメもよく考えたら…
    夢 野 さ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
    そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!モノクマァァぁああああ!!
    この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?パッケージ絵の夢野さんが転子を見てる?
    公式サイト絵の夢野さんが転子を見てるぞ!夢野さんが転子を見てるぞ!立ち絵の夢野さんが転子を見てるぞ!!
    ゲームの夢野さんが転子に話しかけてるぞ!!!よかった…学園生活まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
    いやっほぉおおおおおおお!!!転子には夢野さんがいる!!やったよ師匠!!ひとりでできるもん!!!
    あ、スチル絵の夢野さああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
    あっあんああっああんあアンジー様ぁあ!!じょ、女子!!師匠ぁああああああ!!!ネオ合気道ぁあああ!!
    ううっうぅうう!!転子の想いよ夢野さんへ届け!!超高校級のマスコット幼女の夢野さんへ届け!」

    真宮寺「 」

    茶柱「さて、想いも届けたことだし転子はこれで失礼しますね」ポケットにハンカチを入れる

    真宮寺「 」







    白銀「ねえ真宮寺君って彼氏とかいるの?!」

    真宮寺「…僕男だから彼氏じゃなくて彼女が…」

    白銀「高身長の黒髪男子…もしかして攻め?いやでも華奢で中性的だからやっぱり受けかな?!あのさコスプレに興味ない?今流行りの恋愛ラブロマンス時代劇のプリンス侍のキャラで真宮寺君に似合いそうな衣装があってね!」

    真宮寺「(何を言ってるのかさっぱり分からない)」







    アンジー「✿☛$~☄¶✾〓☢♯☻!!!?!」

    真宮寺「日本語でお願いします」
  7. 7 : : 2017/02/21(火) 03:01:42



    寄宿舎

    真宮寺「…………」バタン

    モノクマ「あ、真宮寺くんおかえり!ここはキミの部屋だから自由に使ってくれてもいいよ!」

    真宮寺「……………………」

    モノクマ「どうだい?選り取りみどりの超高校級達だったでしょ?いやぁ実はボク的にも君にはものすごく期待してるんだ~何せ女子限定のサイコキラー!どんな刺激的な殺人が起きるかワックワクのドッキドキで…」



    真宮寺「 こ ん な の 選 び よ う が な い じ ゃ な い か ーーー!!!!!!!!」ガッシャーーーン



    モノクマ「キャー!一体どうしたのさ!」

    真宮寺「何が選り取りみどりだヨ!個性的すぎて全員不合格だヨ!突然包丁で刺してきたり斧振り下ろしてくるだけじゃなく監禁企んでるヤンデレメイドに変態に猟奇少女に何か良からぬ恋愛に目覚めてる子約二名とそもそも言葉が通じない子!あんな危険人物集団を姉さんに会わせられるわけないじゃないか!!!」

    モノクマ「そ、そうかそうか、君は気に入った女性しか殺さないんだったね…それは失敬、ではそんな真宮寺くんにはこれをあげましょー」ゴソゴソ



    性転換装置~~~~~♪パッパラパー



    真宮寺「……何だい、それは」

    モノクマ「女子が気に入らなかったのなら男子を殺しちゃえばいいんだよ!」

    真宮寺「いや、だから僕は女性しか…」

    モノクマ「その為のこの装置だよ!これを使えばその日一日選んだ対象を性転換させる事が出来るスグレモノだよ~」

    真宮寺「うーん非現実的な…それに元男子を姉さんの友達にするのもなあ…」

    姉清『ねぇ、是清、是清や…』

    真宮寺「!どうしたんだい姉さん!」

    姉清『友達作りも大切ですが、折角の超高校級の生徒達ですもの。とりあえず観察目的として男子にも話しかけてみてはどうかしら?』

    真宮寺「え…でも…」

    姉清『たまにはあなたがお友達を作りなさい…是清が楽しそうなら、私も嬉しいもの!』

    真宮寺「分かったヨ!姉さんがそう言うのなら僕はそうするヨ!」

    姉清『うふふ、分かってくれて嬉しいわ是清。では早速誰かに会いに行きましょう』

    モノクマ「こいつひとりで何喋ってんだ」
  8. 8 : : 2017/02/21(火) 03:03:13
    真宮寺「さて誰と話をしようかな…おやあんな所に」



    真宮寺「やァ、最原君だったかな。こんな所で何をしているのかな?」

    最原「真宮寺くん!今、学校探索をしていたんだ」

    真宮寺「へェ、それで…何か分かった事があったかい?」

    最原「うん、それがね……」

    最原「この学園にはパンツが一枚も落ちていないんだ!」

    真宮寺「………………は?」

    真宮寺「いや、きみ超高校級の探偵なんだよネ。なら普通は学園の謎や脱出できる場所を探さないのかな?」

    最原「何言ってるんだ真宮寺くん!!!高校生活において一番大切な物はパンツなんだよ!」

    真宮寺「(マズイ、彼も何を言ってるのかさっぱり分からないぞ)」

    最原「パンツ…それは主に人体の最も重要で大切な部分を包み隠し保護する目的として使用されるが、時にはコミュニケーションの一貫として、親愛の証として相手に送るアイテムでもあるんだ…」

    真宮寺「…ぼ、僕の勉強不足かな…初めて聞いたヨ…」

    最原「とりあえずお近づきの印として君のパンツを僕にくれないかな」

    真宮寺「絶対に嫌だヨ。ところできみが右手に持っているそれは何だい?」

    最原「赤松さんのパンツだよ!彼女らしい可憐なパンツでしょ」

    真宮寺「…じゃあ左手で押さえてるそれは何だい」

    最原「さっき赤松さんに脇腹を刺されたから押さえてるんだ!血が止まらないよ!」

    真宮寺「パンツ探してないで早く治療しなヨ」
  9. 9 : : 2017/02/21(火) 03:04:28
    真宮寺「君は超高校級のテニスプレイヤーだったネ」

    星「…それは昔の話だ、今は違う」

    真宮寺「へェ、じゃあ今は何なんだい」

    星「俺はただの人殺しだ…どうしようもない犯罪者だ…」

    真宮寺「(うーん人殺しなら姉さんの友達にはしたくないけど、一体彼の過去に何があったのかなあ…気になるヨ!)どうしてだい?」ワクワク

    星「金の為に強盗をしてその時に人を殺しちまった…」

    真宮寺「お金の為?どうして強盗する程にお金が必要だったの?もしかして誰か助けたい人の為に治療費として――」

    星「いや、パチンコと競馬で借金しすぎてその返済の為に」

    真宮寺「本当にどうしようもない」







    真宮寺「あ、君は確か百――――」

    ドガッ(腹パン

    真宮寺「ぐッ!うゥ…い、痛い、じゃないか…急に何するんだい…」

    百田「気安く話しかけてくるんじゃねーよ、どうせ仲良いフリして油断させて背後から一撃、とか考えてんだろ」

    真宮寺「ち、違…僕はただ話を…」

    百田「てめぇ、見るからに何考えてるか分からないからな。二度と俺に近寄るんじゃねーぞ」

    真宮寺「あ、待って……」



    真宮寺「(僕の勘では彼は情に熱くて仲間想いな人だと思ったんだけどな…)」

    真宮寺「流石に…堪えたヨ…」





    王馬「あ、真宮寺ちゃん!」例の顔芸

    真宮寺「うわ!?何その顔こわいヨ!」

    王馬「人の顔見ただけでその反応は酷いなー!あとさっきは大変だったね!でも百田ちゃんも悪気があったわけじゃないって言ってたよ!」白黒反転スマイル

    真宮寺「……嘘でしョ」

    王馬「あれー何で分かったの?俺嘘つくの得意なのにー?」真っ黒スライム顔

    真宮寺「そんな顔してたら誰でも分かるヨ!君隠す気ないよネ!?」
  10. 10 : : 2017/02/21(火) 03:06:19
    キーボ「こんにちは ボクは キーボ だよ」ウィーン

    真宮寺「どう見てもロボット」

    キーボ「ボクは 200種類の会話が 出来るよ よろしくね」ウィーン

    真宮寺「えっと、じゃあ…僕の名前は真宮寺だヨ」

    キーボ「そのワードは 登録されていません タッチパネルで 項目を 選択してね」ウィーン

    真宮寺「次にいこう」







    真宮寺「やァ、君は超高校級の昆虫博士だったよネ?」

    ゴン太「…………ニンゲン」

    真宮寺「え」

    ゴン太「ニンゲン…ドウブツ、ムシ、コロス…ニンゲン、許サナイ……コロス…ミンナコロス…」

    真宮寺「ひィィィィィィ!!!」







    天海「自分、天海蘭太郎っす、あやしい奴じゃないのでよろしくっす」

    真宮寺「(ようやくマトモそうな人に出会えたネ…)よろしくネ、僕の名前は真宮寺是清って言うヨ」

    天海「じゃ、真宮寺君、いきなりで悪いっすが――」カチッ



    ボンッ

    小さな爆発が起き、煙が消えると、真宮寺は10歳くらいの女の子になっていた。



    真宮寺「うわっ!?…な、天海君?これは…」

    天海「モノクマから貰った性転換装置っす。真宮寺君には俺の153番目の妹になってもらうっす」

    真宮寺「(モノクマめ…あの装置を他の生徒にも渡していたのか…!しかも彼も中々危険な人物だったようだネ)」

    天海「さあ!お兄ちゃんだよ!!!」

    真宮寺「やだヨ!僕は姉さんだけいればそれでいいんだ兄さんなんていらないヨ!」

    天海「そんな身体で逃げられると思うっすか?!」

    真宮寺「くッ…こうなったら…」



    1、茶柱さんを呼ぶ
    2、獄原君を呼ぶ
    3、モノクマを呼ぶ
    4、その他(ご自由にどうぞ)

    安価↓


  11. 11 : : 2017/02/21(火) 03:09:35
    モノクマーズ

  12. 12 : : 2017/02/21(火) 03:32:45



    真宮寺「たすけてーーー!モノクマーズ!」



    おはっくま~~~~~

    モノタロウ!
    モノスケ!
    モノファニー!
    モノダム!
    モノキッド!

    「「「「「おいら(あたし)達、モノクマーズ!!!!!」」」」」



    モノタロウ「呼ばれて飛び出てモノクマーズだよ!あれ、おいら達なんで呼ばれたんだっけ?」

    モノファニー「もー助けを求められたから呼ばれたのよー!ちびっこの声にはちゃんと答えないとねー」

    モノスケ「まあいきなり幼女事案なんて苦情待ったなしやしなあ!しかたないで!」

    モノダム「ミンナ、ナカヨク…」

    モノキッド「ていうか元188cm男子のTSF物なんて需要あるわけねーだろ!」

    真宮寺「何でもいいからたすけてください」



    モノタロウ「とりあえず天海君をどうにかすればいいんだね!よーしモノクマーズ突撃~」

    天海「154番目の妹よ!!!」

    モノファニー「キャー!」

    モノキッド「あー!モノファニーが捕まったぞー!」

    モノスケ「ちょお客さんそれは困りますがな~」

    モノダム「ナ、ナカヨク…ナカヨク…オトーチャンタスケテー」



    真宮寺「今のうちに逃げよう…」
  13. 13 : : 2017/02/21(火) 03:33:40



    夜時間 寄宿舎

    真宮寺「…………」

    モノクマ「あ、おかえりー真宮寺君。うぷぷぷ、何だか可愛らしい姿になってるね。もしかして今流行りの見た目は幼女、中身はおっさんな幼女○記リスペクトかな?」



    真宮寺「 男 子 も ロ ク な の が い な い じ ゃ な い か ーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」ドンガラガッシャーン



    モノクマ「キャー!どうしたの真宮寺君!?男子高校生特有の思春期かな?!」

    真宮寺「女子が駄目なら男子を?!まあ女子よりはまだ現実的だったけどさ…あんな連中を姉さんの友達になんか出来るわけないじゃないか!!!パンツハンターにどうしようもないクズに暴力男子に常時すごい顔芸にPe●per君に人間を憎悪した巨漢にロリコンだよ!?しかも最後の奴に至っては初対面の僕をロリにして妹にしようとしたヨ!」

    真宮寺「こんなの選ぶ以前の問題だヨ!これじゃ人間観察じゃなくて珍獣観察だヨ!僕もう外に出たいヨ!!!」

    モノクマ「えー…外に出るには誰かを殺して卒業するしか…」

    真宮寺「だからその誰かを殺せないって言ってるじゃないか!」

    姉清『是清、是清や…』

    真宮寺「はっ、姉さん!」

    姉清『まずは落ち着きなさい是清…あなたらしくないわ』

    真宮寺「う、うん…でも姉さん、ここにいる人達はみんな姉さんの友達にはふさわしくない人物ばかりだったヨ…男女全員不合格で殺せないなんて、僕どうしたらいいのか分からないヨ…」

    姉清『まだ初日ではないですか…決断するには少し早いのではなくて?これからゆっくり観察していけば、きっといい人が見つかるわよ…』

    真宮寺「そ、そうだネ!冷静に論理的に観察していけばきっと姉さんにふさわしい素敵な人が見つかるよネ!僕頑張るヨ!」

    姉清『ふふ、その調子よ是清…期待してるわね』

    真宮寺「うん!任せてヨ姉さん!」

    モノクマ「こいつも大分ヤバイよな」
  14. 14 : : 2017/02/21(火) 03:36:42



    二日目

    目が覚めたら性転換装置の効果は切れていていつもの僕の身体に戻っていた。
    非現実的だと思ったけど本当に効果があったんだネ…

    真宮寺「さて、食堂に……ん?何だこの部屋」





    購買部

    モノクマ「おやいらっしゃい真宮寺君!」

    真宮寺「購買部?ここで何か買えるのかな?」

    モノクマ「いや~お客さん、ここでは学園内に落ちてるモノクマメダルを使って、ドッキドキでワックワクなモノモノマシーンが引けるよ!」

    真宮寺「ふーん、メダルって今朝部屋で拾ったこれだネ…何回か引いてみようかな」

    ガチャガチャ…パッパラパー…







    食堂

    真宮寺「うっかり熱中しすぎて遅くなってしまったヨ…」

    慌てて食堂に入ったが既に誰もいなかった。
    テーブルの上にはラップがかかったフレンチトーストが置いてあったので僕はそれを食べずに近くにいたモノクマーズの青いのに食べさせてみたら爆発した。

    仕方がないのでカップ麺を食べた。





    真宮寺「…とりあえず誰かに会ってみようかな」

    安価↓


  15. 15 : : 2017/02/21(火) 03:48:08
    キーボ
  16. 16 : : 2017/02/21(火) 04:06:17
    キーボ「こんにちは ボクは キーボ だよ」ウィーン

    真宮寺「ンー、機械はあまり得意じゃないんだよなあ…」

    真宮寺「そういえばさっきモノモノマシーンで引いたアイテムを与えてみよう」



    完璧なレーザーガンをプレゼントした!▽



    キーボ「ありがとう ありがとう」ウィーン

    真宮寺「……クク、こうやって見るとロボットも中々悪くネ…段々愛着が沸いてきたヨ」

    キーボ「あ 害虫発見 撃退します」ウィーン



    ジュッ!!!
    キーボは装備したレーザーガンで通りすがりのモノスケを撃ち抜いた。



    真宮寺「 」

    キーボ「ボクは キーボ だよ 学園の お掃除を するよ」ウィーンキュラキュラキュラキュラ

    キーボはどこかへ行ってしまった。





    真宮寺「ま、まだ時間があるネ…誰に会いに行ってみようか…」

    安価↓



  17. 17 : : 2017/02/21(火) 04:34:16
    星くん
  18. 18 : : 2017/02/21(火) 05:23:58
    真宮寺「星君か……姉さんの友達には絶対にしたくないけどまああの中では比較的普通だよネ……ギャンブルで破産してしまう愚かさも人間だけの醜さでもあり僕は美しいと思うヨ」





    真宮寺「星君、良かったらこれ受け取ってもらえるかな」



    秋色ストールをプレゼントした!▽



    星「お、随分良い物をくれるじゃねーか。ありがとな、これは高くで売れそうだぜ」

    真宮寺「(使ってはくれないのか…)」

    真宮寺「ところで星君、競馬って馬の順位を当てればいいのかい?僕には難しくてさっぱりだヨ」

    星「おう、ただ当てずっぽうってのも良くないぜ。まずはこれで馬の情報をチェックしてな…」

    真宮寺「新聞かい?どれどれ…」

    星「初心者は大穴なんて狙うもんじゃねーぜ、とりあえずこの紙に自分の名前を書いてだな…」

    真宮寺「うんうん、この紙に僕の名前を…真ぐ――」



    ――連帯保証人 署名



    真宮寺「危ネッ!!!!!!!!!!」

    真宮寺「ちょ、何書かせようとしてるのサ!これ馬券のマークカードじゃなくて何かの契約書だよネ!?」

    星「惜しい、あともう少しだったのに」

    真宮寺「惜しいじゃないヨ!大体これ何の書類なのさ!?」

    星「内臓を……いや、何でもねぇ」

    真宮寺「何でもあるよネ!?今物騒な単語が聞こえたヨ!」

    星「俺の予想は3割当たるぜ」

    真宮寺「知らないヨ!!!」





    真宮寺「どうしよう…あと一人くらいなら…」

    安価↓


  19. 19 : : 2017/02/21(火) 05:33:51
    >>16 誤字訂正
    ×真宮寺「……クク、こうやって見るとロボットも中々悪くネ…段々愛着が沸いてきたヨ」

    ○真宮寺「……クク、こうやって見るとロボットも中々悪くないネ…段々愛着が沸いてきたヨ」
  20. 20 : : 2017/02/21(火) 06:01:25
    東条さん
  21. 21 : : 2017/02/21(火) 08:11:35
    今のところ入間が一番マシにさえ見えてくる
  22. 22 : : 2017/02/21(火) 12:46:53
    廊下

    真宮寺「東条さんに会ってみようかな…昨日は身の危険を感じて逃げてしまったけど、やはり彼女の超高校級のメイドのスペックは魅力的だしネ」





    真宮寺「あ、最原君」

    最原「やあ真宮寺くん!このあたりで野生のパンツは見なかったかい?!」

    真宮寺「見てないヨ、君こそ東条さんは見なかったかい?」

    最原「東条さんなら食堂にいたよ」

    真宮寺「ありがとう、ところで昨日の怪我は大丈夫かい?」

    最原「うん、東条さんが治療してくれたからもう平気だよ!彼女は心の綺麗なパンツの持ち主だったよ」

    真宮寺「……その右手に持っている物は?」

    最原「東条さんのパンツだよ!」

    真宮寺「その左手についてる物は」

    最原「手錠だよ!危うく東条さんに拉致られるところだったよ」





    僕は最原君と別れて食堂に行った。

    真宮寺「思えば、あの監禁部屋というのも別に僕を監禁するとは限らなかったんだよネ…もしかしたら別の人に…最原君とそういう関係だったかもしれないし…
    紅茶に混ぜていた物もただの砂糖だったのかもしれないし、僕の早とちりだったかな…」





    真宮寺「こんにちは、東条さん」

    東条「あら真宮寺君、どうしたのかしら」

    真宮寺「もしよかったら貰ってくれないかな」



    アストロケーキをプレゼントした!▽



    東条「!!!……ご、ご主人様が贈り物をしてくださった…!」

    真宮寺「え」

    東条「ご主人様が!ご主人様が!」

    真宮寺「(マズイ、何かの地雷を踏んだようだ)」

    東条「ふふ、ふふふふふふ…ありがとう。これを真宮寺君だと思って肌身離さず大切に持ち歩くことにするわ」

    真宮寺「いや、ケーキなんだから食べてヨ」
  23. 23 : : 2017/02/21(火) 15:25:55



    夜時間

    モノクマ「あらおかえりなさいクマ、ご飯にする?お風呂にする?それともア・タ・シ?」

    真宮寺「…君、いつも僕の部屋にいるネ。他の生徒の所には行かないのかい」

    モノクマ「行ったさ!ああ行ったとも!そしたら何故か、超武装したPep●er君に襲われるわボクを解体して売ろうとする奴はいるわパンツを穿いてない奴に用はないと吐き捨てられて相手にされないわケーキにご奉公してるメイドはいるわでボクのライフポイントはもうゼロだよ!話しが通じるのがまさかの君しかいなくてビックリだよ!」

    真宮寺「(東条さんケーキ相手に何してるんだヨ…)」

    モノクマ「そんな真宮寺君にハッピーなお知らせだよ!今日からカジノ施設が使えるようになったから是非遊びに来てね!」

    真宮寺「カジノか…星君が入り浸ってそうだネ…あまり興味はないけど人間観察は出来そうかな」

    モノクマ「それとカジノで稼いだコインで素敵なアイテムが交換出来るよ!ボク的にオススメなのは愛の鍵…うぷ、うぷぷぷぷ…」







    カジノ

    真宮寺「一応来てみたけど随分本格的なんだネ。おっとあそこにいるのは…」





    百田「オラッ、ジャンプしてみろ!持ってるコイン全部出しやがれ!」

    最原「君こそパンツ持ってるんだろ!隠してないで早く出しなよ!」

    百田「てめぇ俺に指図する気か?いい度胸だな!」ボカッ

    最原「希望は前に進むんだ!」バキッ



    百田君と最原君が死闘を繰り広げていた。

    真宮寺「…………帰ろう」
  24. 24 : : 2017/02/21(火) 15:27:45
    自室

    ガチャ…

    真宮寺「今日はもう寝よう…あれ、この鍵は…」



    ドスッ

    僕は反射的に横に飛び退いた。
    音がした方を見ると、赤松さんが鉄パイプを振り下ろしていた。



    真宮寺「あ、あああああ赤まああ」

    赤松「あれーまた失敗しちゃった!真宮寺君って、意外と危機回避能力高い?」

    真宮寺「なん、ななな何な、き君は何なななにして…」

    赤松「夜這いだよ!」

    真宮寺「僕の知ってる夜這いと違う!!!」

    春川「殺されたいの?」ブォンッ

    真宮寺「ウワーーーーーッ!!!春川さん!いきなり釘バットで殴りかからないでヨ!」

    春川「友情を深めるにはまずキャッチボールから」

    真宮寺「どう見ても僕の頭をホームランする気だったよネ?!」
  25. 25 : : 2017/02/21(火) 15:30:23



    三日目

    真宮寺「昨日はあの後、赤松さんと春川さんが決闘を始め中々部屋から出て行ってくれなかった……おかげてあまり眠れなかったし姉さんとも会話が出来なかったヨ」







    食堂

    百田「流石は心の弟子だぜ!終一!」

    最原「百田くんこそ心のパンツだよ!」

    真宮寺「(な、何が起こっているんだ…昨日カジノで殴り合ってた百田君と最原君が肩を組合ってるぞ…)」



    真宮寺「さ、最原君…これはどういう事だい…?」

    最原「あ、真宮寺くん!実は昨日百田くんからパンツを貰ったんだ!」

    百田「俺達立派なマブダチだぜ!」

    真宮寺「へェ…じゃあ君が右手に持ってるそれは…」

    最原「百田くんのパンツさ!」

    真宮寺「……その左手は?」

    最原「昨日の死闘で負傷したよ!複雑骨折だってさ!」

    最原「ところで真宮寺くん!君はいつになったら僕にパンツをくれるのかな」

    真宮寺「ヒッ」

    百田「んだとてめぇまだ終一にパンツを渡してなかったのか!今すぐ脱ぎやがれ!」

    百田君が凄い形相で追いかけてきたので僕は無我夢中で逃げた。







    教室

    真宮寺「ぜェ…はァ…………厄介なコンビが結成されてしまったようだネ…」

    しばらく教室で身を潜めながら休んでいたら誰か来たようだ。
    安価↓


  26. 26 : : 2017/02/21(火) 15:58:00
    天海君で
  27. 27 : : 2017/02/21(火) 17:24:05
    最原くん何気にボロボロに・・・
  28. 28 : : 2017/02/21(火) 20:20:11
    笑いが止まらない
  29. 29 : : 2017/02/22(水) 01:35:43
    >>25
    細かいけど百田君の場合は弟子じゃなくて助手だったネ
  30. 30 : : 2017/02/22(水) 01:35:59
    真宮寺「しばらくここで様子を見よう…」

    天海「なんで図書室になんか行かなかったんすかね?」

    真宮寺「アーーーーーッ!!!ロリコンキッ○ロ!」

    天海「キッコ○って俺の事っすか?ってか真宮寺君こんな所で何してるんすか」

    真宮寺「君には関係ないヨ。天海君こそなんでここに…」

    天海「俺の妹センサーが反応したので来てみたら、153番目の妹の真宮寺君が何故か教卓の下で丸まってたっす」

    真宮寺「僕もう君の妹じゃないよネ…身体も元に戻ったし…」

    天海「じゃあ逆に聞くけど真宮寺君は自分の家族や愛する人がある日突然八頭身マッスル男子になってしまったらどうするっすか?」

    真宮寺「(家族、愛する人……もし姉さんが八頭身マッスルに…?)」

    姉清『ちょ是清、何を考えてるのですか』

    真宮寺「もちろん、どんな姿になっても愛する気持ちは変わらないヨ!」

    天海「そうっす!だから俺も真宮寺君が自分より身長高いヒョロガリ昆布男子に戻ったとしても妹として愛する気持ちは変わらないっす!」

    真宮寺「なるほどネ……」

    真宮寺「じゃないヨ!良い事言った雰囲気で流されそうになったけど僕最初から君の妹じゃないからネ!君が勝手に装置で妹っぽくしただけで実際は赤の他人だしそもそも男だからネ!?」

    天海「そうっす、だからまたあの装置で真宮寺君を女の子に――」

    真宮寺「ウワー!ヤメテヨー!」

    天海「……したい所だけどこの装置、使い捨てみたいで一回使ったらもう使えないみたいっす」

    真宮寺「へ…へェ、そうなんだ…………助かったヨ」

    天海「なのでもう一度モノクマに貰ってくるっす!次会った時はお兄ちゃんとイケナイおままごとの刑っす!」

    真宮寺「もう会いたくないヨ」
  31. 31 : : 2017/02/22(水) 01:37:04



    一階

    僕は特に行く所もないので校舎内を彷徨いてた。

    真宮寺「最原君と百田君と天海君には気をつけないとネ……おや、あの部屋は…」



    超高校級のマジシャンの部屋



    真宮寺「マジシャン…夢野さんの研究部屋だネ」

    真宮寺「ちょっと覗いてみよう」





    夢野「んあー、今日も魔法の練習をするぞい」

    真宮寺「(縦長の大きな箱だネ…テレビでよく見る人体切断マジックか、剣で串刺しにする脱出マジックかな」

    一昨日の真っ赤に染まった箱を思い出して少し身震いをした。

    夢野「んあー、ではこの蝋人形を箱に入れて…」

    真宮寺「(へェ、練習には人形を使――――って、何で僕の等身大の蝋人形があるんだよ!?)」

    夢野「そしてこの鉄板で首を落とす」

    スッパァァァーン

    真宮寺「(今何かが切れた音した!マジックなのに何かが切れたヨ!)」

    夢野「トドメにこの剣を突き刺す」

    ドスッ ドスドスドスドスッ

    真宮寺「(あわわわわわ…)」

    夢野「そして箱を開けると――」



    そこには箱の中で首が落ち、全身穴だらけと無残な姿になった僕の蝋人形があった。
    (死体発見時BGM)



    夢野「イリュ~ジョン~」テッテレー

    真宮寺「(何がイリュージョンだヨ!思いっきりデストローイじゃないか!)」

    夢野「よしこれで明後日のショーの準備は完了じゃ。あとは真宮寺に協力を頼むだけじゃな」

    真宮寺「(絶対にしないヨ!!!)」
  32. 32 : : 2017/02/22(水) 01:38:28



    中庭

    真宮寺「何故だか疲れたヨ…気分転換に外に出てみたけど……ん、あれは…」



    真宮寺「夜長さん」

    アンジー「!!! ☁✡∞~☆✽♪♭*☛☛☛☺~?」

    真宮寺「相変わらず何を言ってるのか分からないヨ」

    真宮寺「(いや待てよ…僕は言葉が分からないという理由だけで彼女とあまりコミュニケーションを取らなかったけど、それでは彼女がどんな人間かなんて分かるはずないじゃないか…!)」

    真宮寺「夜長さん、ちょっといいかな…?」

    アンジー「?」



    三時間後

    アンジー「オー、ムゲムゲドンー」

    真宮寺「凄いヨ、この短時間で大分言葉を覚えてきたようだネ」

    アンジー「ジュラッテ!マイーウ!」



    僕は彼女に一から言葉を教えてみた。
    するとどうだろう、彼女はみるみると僕の教えた事を覚え、たどたどしいが会話が出来るようになった。



    真宮寺「まだ完璧じゃないけど話しが出来るようになったのは大きいヨ…!」

    アンジー「オー」

    真宮寺「夜長さんもよく頑張ったネ、これは僕からのお祝いの品だヨ」



    セマーゼン人形をプレゼントした!▽



    アンジー「ヤハー!センキュセンキュー」

    人形を受け取ると、夜長さんは嬉しそうにその場をくるくる回った。

    真宮寺「まるで子どもみたいに喜ぶんだネ…」

    ひとつの人形でこんなに嬉しそうに…
    きっと彼女は純粋な心の持ち主なのだろう…

    真宮寺「もしかしたら、夜長さんなら……」



    姉さんの友達になれるかもしれない――――



    真宮寺「クク、合格かな…」

    アンジー「? ゴーカク?」

    真宮寺「うん、合格…僕が君を素晴らしい人間だと認めたって意味だヨ…」

    アンジー「オーゴーカクー、アンジーゴーカクー」

    まだ夜長さんには本当の意味は分からないかな
    何度もゴーカクと呟く夜長さんを横目に、僕はやっと友達が見つけられた嬉しさで顔がほころんだ。



    アンジー「ゴーカクー ジャア、コレキヨモ、ゴーカク、ダヨ」

    真宮寺「…………え」



    次の瞬間、夜長さんは僕に彫刻刀を振り下ろしてきた。



    ザクッ

    彫刻刀が地面に突き刺さる。

    真宮寺「…………え……夜長、さん…?」

    アンジー「コレキヨ、ゴーカクー」

    夜長さんは彫刻刀を地面から引き抜くと僕を指差す。

    アンジー「コレキヨ、カミサマモ、ミトメター、オイデ、イッテル、ゴーカク、コレキヨ、イケニエ」



    アンジー「コレキヨ、カミサマ ノ イケニエー」

    真宮寺「う、うわあああアアアアアアアア!!!」



    僕は急いで寄宿舎に逃げ込んだ。
    夜長さんは追ってこなかったようだ…

    真宮寺「………………」

    真宮寺「……ごめん姉さん、やっぱり不合格だったヨ」
  33. 33 : : 2017/02/22(水) 11:39:40
    なに言ってんだ、お前と同類じゃねーか
  34. 34 : : 2017/02/22(水) 15:44:42



    寄宿舎

    王馬「あれー真宮寺ちゃんじゃん?どうしたのー」例の怖い顔

    真宮寺「うっわ!王馬君…」

    王馬「だーかーらー、人の顔見ただけでその反応は酷いよ~。それよりさ、夜までまだ時間あるし、俺の部屋に遊びに来ない?」スライム顔

    真宮寺「う、うーん…」

    正直彼はすごくあやしい、もう顔だけであやしい。
    何でずっとあの顔なんだ。怖いヨ。
    しかし僕はまだ彼と全然話しもしていないのも事実、断る理由もなかった。

    真宮寺「……そうだネ、君がどんな人間か観察したいし、お邪魔しようかな…」

    僕は二階の王馬君の部屋に続く階段を登った。

    すると次の瞬間、王馬君がどこからか取り出した謎のステッキで手すりを叩くと――



    階段が滑り台になった。



    真宮寺「ちょ何こrホ ア゛ア゛ア゛ーーーーーーーー!!!!!」

    僕はそのまま滑り落ち、腰から地面に激突した。

    真宮寺「オ゛ア゛ッ!!!……お、王馬君…!何だよこれ!」

    王馬「やったー引っかかったー!」

    姉清『凄いわ是清!これ、○本新喜劇の階段が滑り台になる定番ネタよね!私、病院でいつもあの番組観てたのよ~』

    真宮寺「なんで姉さんも嬉しそうなんだよ!?」

    王馬「どうどう真宮寺ちゃん?面白かった?」

    真宮寺「グ……やってくれたね…」

    王馬「まあまあ、冗談はさておき、今度は本当に部屋に来ない?面白い物をいっぱい見つけたんだけどな~」白黒反転顔

    真宮寺「行かないヨ!もう騙されないからネ!」

    王馬「ちぇーつまんないのー」

    これ以上相手にしてられない。
    まだ夜まで時間はあるけどとにかく自室で休みたかった。

    王馬「あ、待って真宮寺ちゃん。今は部屋に入らない方がいいよ」白黒反転顔

    真宮寺「だから!もうそんな嘘には騙されないヨ!」

    僕は自分の部屋のドアを開けた――



    瞬間、高速でヌンチャクが飛んできて僕の頭にクリーンヒットした。

    真宮寺「タワバッ!!!」



    王馬「あーあだから言ったのにー。今は赤松ちゃんと春川ちゃんが真宮寺ちゃんの部屋で女死闘大会略して女死会中だったのにー」

    そんな事聞いてないし、そもそも何で僕の部屋に赤松さんと春川さんがいるんだヨ……

    そう心の中でツッコミながら、僕は意識を手放した。
  35. 35 : : 2017/02/22(水) 15:46:56
    面白いです!
    このようなss書いてくださりありがとうございます!
  36. 36 : : 2017/02/22(水) 23:49:18
    突っ込んだら負けレベルのカオスやwwww

    期待っす
  37. 37 : : 2017/02/23(木) 15:04:04
    まさか塩が可哀左右田ポジとは…オモシロイ、期待です!
  38. 38 : : 2017/02/23(木) 20:14:27



    ~サイハラ劇場~ テレレレ~♪

    最原「僕は思うんだ」

    最原「このデスゲームの看板でありマスコットであり学園長であるモノクマ」

    最原「このモノクマが何故パンツを穿いていないのか」

    最原「丸出しだなんて卑猥じゃないか!マスコットとしてどうかと思うよ!」

    最原「それに比べてモノミは素晴らしい…何故なら彼女はパンツを穿いてるから…」

    最原「ウサミの時はノーパンで卑猥極まりないデザインだったけどあれを改変したのは評価出来るよ」

    最原「あと、裁きの祠のマッスルモノクマ像も素晴らしいパンツを穿いているね!僕は製作者に尊敬と感謝の意を送りたいよ!」

    最原「…え?パンツじゃなくてオムツとフンドシじゃないかだって…?」

    最原「それは違うよ!どんな形状使用用途であれパンツである事は真実なんだ!そうゴン太くんの布切れやキーボくんのパ○ツも!」

    真宮寺「君本当にパンツの話しかしないネ」


  39. 39 : : 2017/02/23(木) 20:15:14
    前回のあらすじ

    王馬の忠告を無視し、部屋のドアを開けた真宮寺は女死会中の赤松と春川の流れ弾(ヌンチャク)が当たり気絶した。



    真宮寺「(王馬君…彼は本当の事を言っていたんだネ…あの時僕が信じていれば…)」

    真宮寺「(もしかして彼は顔が常時怖いだけで比較的マトモな人間だったのでは…?確かに階段滑り台トラップをしてきたけど、出会う度に凶器を振りがざしてきたり妹にしようとしたりパンツを狙ってくる人達よりかはずっと良心的だよネ…)」

    真宮寺「(人を見かけで判断しちゃいけなかったネ…反省するヨ…)」










    王馬「あ、おはよー真宮寺ちゃん」にっこりゲス顔スマイル

    目が覚めた僕は、見知らぬ機材があちこちに設置された研究部屋の、実験台のような鋼鉄製のベッドに両手両足を拘束されていた。

    真宮寺「前言撤回」
  40. 40 : : 2017/02/23(木) 20:52:53
    超高校級の発明家の研究部屋



    入間「ヒャーヒャッヒャッヒャッヒャー!俺様の超天才的な発明部屋によく来たな、このマグロ野郎!」

    王馬「来た、ってか俺が運んできたんだけどねー」真っ黒スライム顔

    真宮寺「王馬君……どういうつもりかな…これ、外してヨ」

    王馬「外さないよー!真宮寺ちゃんには今から俺の部下になってもらう為に怪人改造手術を受けてもらうからねー」暗黒爆笑

    入間「はぁ?俺様のこの寝ながら乳首&○立腺&ア○ル調教開発マシーンでこいつを公衆便所にするんじゃなかったのかよ」

    真宮寺「ヒィィィィィィィどっちもイヤだヨ!!!」

    王馬「便所はお前だるぉぉぉぉ!!!こんな発明ばっかりしやがって!この肉便器博士が!」

    入間「肉便器博士」

    入間「肉便器があるのなら野菜便器もあるのだろうか」

    王馬「何急に訳分かんねー事言ってんだよお前はよぉぉぉぉ!!!」



    入間「しかし肉便器博士には夢がある、このまな板の上のマグロ少年を俺様のこのスーパー誰得な発明品で潮吹き大好きクジラちゃんに進化させてあげたい」

    王馬「肉便器ってアダ名気に入ってんじゃねーよ」

    王馬「ていうか駄目だからね、俺が先に真宮寺ちゃんを怪人にするんだからね!」

    入間「でも肉便器博士もアボカドマグロ丼食べたい」

    真宮寺「 」ガタガタガタガタ



    王馬「困ったなーこうなったら……」

    1、入間の発明品を使う
    2、王馬の要望を聞く










    王馬「よし、両方しよう」

    真宮寺「え、なんで!?」

    王馬「どっちも面白そうだしね、でも俺が先だよ」白黒反転スマイル

    入間「しょうがねーなー、じゃあこの寝ながら怪人になれ~るマシーンでこいつを改造してやるぜ!ヒャーヒャッヒャッヒャッヒャッhヴォエッ ゲボッヴォォォエ゛~ッ」

    王馬「咳き込み方汚ぇーな」

    真宮寺「え、待、嘘だよネ…?!そんな…や、やだ、やめてヨ…!」

    入間「スイッチーオーン!」ポチッ
  41. 41 : : 2017/02/23(木) 23:35:25
    入間まともかと思ったら少しキチっとる
  42. 42 : : 2017/02/24(金) 04:33:16
    入間さんがスイッチを押すと、ベッド付近に設置されていた大きな機械が動き出した。
    怪人改造マシーン――…CT検査機のような大きな機械に、僕はなすすべもなく身体を通される。

    ウィーーーーーーン

    真宮寺「…ッ…………」





    ウィーーーーーーーーーーーン ガチャン

    入間「ヒャーヒャッヒャッヒャッヒャー!これで真宮寺は怪人『オンミョージーン』になったぜー!」

    王馬「おー、機械を通っただけで見た目が和服…白と紫の狩衣と黒い烏帽子をかぶって足袋と下駄も履いた…どこからどう見ても完全に陰陽師になっちゃったねー!すごいじゃん!」

    王馬「それでそれで、真宮寺ちゃんにはどんな怪人的な特殊能力が備わったの?」

    入間「見た目が変わっただけですが」

    王馬「は?」

    入間「特殊能力なんてありませぬ、見た目が陰陽師っぽくなっただけでござる」

    王馬「ふざけんなよてめぇぇぇぇぇ!!!それじゃただの寝ながら着替えるマシーンじゃねぇか!まだモノクマが生徒全員に配ってた性転換装置の方がずっと凄いわ!」

    入間「オゥフ、これは肉便器博士うっかり」

    王馬「チッ…ふざけやがって…!」

    真宮寺「(助かったヨ…)」

    王馬「じゃあ次は身体中のありとあらゆる性感帯を調教して開発しちゃう変態マシーンを使うかー」

    真宮寺「ヴッ……ねェ、やっぱりそれ…………するの?」

    王馬「勿論するよー、だって怪人改造がこんなショボい結果になっちゃったんだからせめてコッチでは面白い事になってもらわなくちゃ」

    入間「本当に申し訳無い」
  43. 43 : : 2017/02/24(金) 04:35:27
    入間「では気を取り直して、この性感帯(略)開発マシーンを真宮寺に使用したいと思います」

    入間さんがアームやら何やらが色々ついた大掛かりな機械を持ってきた。

    真宮寺「(ひィィィィ見たことある物無い物がいっぱいついてるゥゥゥ)」

    王馬「で、それどうやって使うの?」

    入間「まずは服を脱がせます…というわけでゲッヘッヘ~真宮寺~てめぇのズボンを脱がせて息子を拝見し――ああ!こいつ今陰陽師の格好してた!和服だこれ!どうやって脱がせるのか分かんねぇ!」

    王馬「普通の洋服と一緒でずり下ろせばいいじゃん」

    入間「でも実験台に磔にしてるからうまく脱がせられない」

    王馬「さっきの着せ替えマシーン使えば?」

    入間「あのマシーン、一度使ったら次使えるのは一時間後なんだ」

    王馬「ほんっっっとお前は使えねぇな!!!」

    入間「本当に申し訳無い」

    王馬「やめろその謝り方!某パチモン映画○タルマンのブ○イク博士思い出してムカつくんだよ!」

    入間「もちろん全部ウソなんだ。本当に申し訳ない」



    入間「仕方ねぇ、一回足の拘束を外すか――――グェェ~ッフランケンシュタイナァァーーーーー!!!」

    僕は足の拘束具が外された瞬間、両足で入間さんの首を絞めた。

    真宮寺「動かないでヨ王馬くん!入間さんは捕まえたからネ!人質の首を折られたくなければ今すぐ腕の拘束を――」

    王馬「別にいいよ」

    真宮寺「え」

    入間「残念だったな、俺様に人質の価値はない」

    真宮寺「どうしてなんだよォォォォォォ!!!」

    入間「本当に申し訳無い」



    脱出は失敗した。
  44. 44 : : 2017/02/24(金) 04:42:35
    真宮寺「うゥ…ちなみにそのマシーン、人体への危険性はないの?」

    入間「もちろん危険だぜ!11時間かけてじっくりトコトコと身体の隅々のありとあらゆる所を徹底的に開発するからセックス廃人確定だぜ」

    王馬「おい待てよお前今何つった何時間かかるだとおいこら」

    入間「桃栗三年柿八年って言うだろ、それに因んでケツクリ3時間コキ8時間と…」

    王馬「全っっっっっ然上手い事言ってねぇからな!純粋に意味分かんねぇからな!!!何でそんなに時間かかるんだよ!終わるまで待ってられるか尺考えろよ!」

    入間「ちなみに30分前にモノクマーズの緑色のロボットっぽい奴に試運転として使ったばかりだからリチャージに5時間かかります」

    よく見ると部屋の隅に真っ白に燃え尽きた何かが転がっていた。

    王馬「使えねぇじゃねーか!!!」

    入間「本当に申し訳無い」

    真宮寺「(なんかこれも大丈夫そうだネ…)」





    入間「なので代わりに押すだけで絶頂する即イキスイッチを持ってきました」

    王馬「そうだよそういうヤツだよあるじゃないか~」暗黒顔芸スマイル

    真宮寺「大丈夫じゃなかったヨ」

    入間「ヒャーヒャッヒャッヒャー!じゃあ今度こそ……ヨがり狂いやがれ!真宮寺!」

    真宮寺「クッ……」

    ポチッ

    入間さんがスイッチを押した――――










    入間「ん ほ お お お お ぉ ぉ ぉ ぉ~~~~~♡♡♡♡♡♡」アヘ顔ダブルピース



    王馬「なんでお前がイってんだよ!!!」

    真宮寺「? ……?」

    入間「あへぇ…こ、このスイッチを押すと即イキする……けど対象を選択する機能をつけてなかったから自分にトんできちまったみたいだな…」ビクンビクン

    王馬「バカ野郎…!俺によこせ!」

    王馬君は入間さんからスイッチを奪うと――



    ポチッ

    自分でスイッチを押した。





    王馬「ウ゛ェ゛ェ゛ン゛ン゛ン゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛エ゛ェ゛ェ゛イ゛ア゛ア゛ゥ゛ィ゛」ゲス顔ダブルピース



    真宮寺「あのさァ…なんで君も押すのサ…」

    王馬「つ、つい流れで…」ビクンビクン

    真宮寺「ねェ、もういいよネ…いい加減僕を解放し――――」





    ポチッ

    真宮寺「ッ!?……ぅ、ああ…―――――ヒアァァァーーーーーッ!!!」



    真宮寺「…………なん…な、き君、何…何なななにして…」ガクガク

    入間「ケケッ、押したヤツに効果がイくのなら……てめぇ自身に無理矢理押させるまでだぜ!!!あいにくてめぇの腕は拘束されたままだからな!俺様が手伝ってやるからいっぱいイこうよ~~~♡」

    王馬「残念だったね真宮寺ちゃん!このSSがエロ注意なのも主にこいつのせいなんだ!」

    真宮寺「い、イヤだ……君達何してるのか分かって…」

    入間「いいや!限界だ押すね!!!」

    真宮寺「あ…あああ……嫌だあああああアアアアアアアアア」
  45. 45 : : 2017/02/24(金) 04:45:52



    カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ

    真宮寺「あああああああ!あああああもう無理!むりだヨォォ死んじゃうヨオオオ!!!ウウウアアアあああああ姉さんの!姉さんの友達が川の向こうで手を振ってあ何かめっちゃメンチ切られてるなんでみんな僕にそんな憎悪の目を向けるんだヨオオオあああああああ」



    入間「まだだ!まだ俺様はヤれる!もっと速さを!!!」カチカチカチカチカチカチカチ

    王馬「↑←↓→A!!!昇竜拳!昇竜拳!竜巻旋風脚!!!!!」カチカチカチカチカチカチカチ

    真宮寺「アッ!ヒィッ!ひィィィィッ!!!もうイきたくないいいい!やだヨオオ助けてヨ姉さ」





    ふわり

    突如、スイッチが手元を離れて空中に浮いた。



    入間・王馬「…………え?」

    入間「お、俺様のスイッチが…飛行機能なんてつけてないのに…」

    王馬「スイッチが凄い高さで浮いてるよ!すっげー!」

    二人が空中浮遊してるスイッチに気を取られている間に、今度は近くにあった机が入間さんと王馬君目掛けて突進してきた。
    二人は避け損ない、そのまま壁に激突し、気絶してしまった。



    真宮寺「……はァ…………はァ……ッ…………」

    真宮寺「…………もしかして、姉さん?」



    姉清『ええそうよ是清!あなたを助けたい一心で色々頑張ってみたら何か出来たわ!』

    即イキスイッチがUFOみたいに目の前をふわふわと浮いている。

    真宮寺「きっとそれはポルターガイスト現象だネ…誰も触れていない物体が移動する心霊現象の一種だヨ…」

    姉清『待ってて、今あなたの拘束も外してみるわ!』

    一拍置いて、僕の両手の拘束具のロックが外れた。

    真宮寺「ふゥ…ありがとう姉さん。本当に助かったヨ…」

    姉清『ふふ、私も是清を助けられて嬉しいわ…!』



    ああ、なんて健気なのだろう…!流石は僕の姉さんだヨ…!
    あの拷問は死ぬ程辛かったけど、姉さんに助けてもらったこの事実だけで僕は幸せのあまり絶頂してしま――――

    カチッ

    真宮寺「ンンンアヒアアァァーーーーーーッ!!!!!」ビクンビクン



    真宮寺「……ッ………………ッ…姉、さん……?」

    姉清『ごめんなさい是清。このスイッチが私にも効くのか試したくて……でも残念、私には身体が無いから効果があなたにイってしまうのね』

    真宮寺「…せ、せめて試す前に一言聞いてほしかったな…」
  46. 46 : : 2017/02/24(金) 04:48:29



    中庭

    真宮寺「疲れた……休みたい…もう何も考えずに今すぐ寝てしまいたいヨ…」

    姉清『頑張るのです是清!身体中ベトベトだからせめてシャワーは浴びないと不衛生ですよ!』

    あれから姉さんは入間さんの即イキスイッチを大事そうに持っていた。
    おかげで僕の周りに即イキスイッチが漂ってるという大変シュールな光景になっているけど、ツッこむ気力はなかった。

    真宮寺「分かってる、分かってるヨ姉さん……ああ、こんな時に人が…」

    白銀「あ、真宮寺君」

    真宮寺「会いたくない人に出会ってしまったヨ」

    白銀「地味に酷くない?まあいいや、それよりも真宮寺君それ陰陽師のコスプレだよね?完成度高けーなオイ!すごく似合ってるよ!ところでさ、高校生陰陽師っていう激萌えアニメがあるんだけどそのコスプレやってみない?主人公の現役高校生陰陽師男子が式神や妖しのイケメン達と波乱万丈な熱いBL青春ラブロマンスを繰り広げるんだけど――」

    真宮寺「待って、お願い待って、頭が追いつかないヨ」

    白銀「一応幼馴染のヒロインもいるけど、私的にオススメなのは敵幹部の俺様系イケメンで…」

    真宮寺「何言ってるのかよく分からないけど、ヒロインは姉さんかいいなァ…」

    白銀「それって未亡人だよね?!お姉さんがいなくなった心の隙間をイケメン男子が埋めてくれて…………萌えるーーー!!!」

    真宮寺「そうかい…じゃあ、僕はもう行くネ…」

    彼女も悪い人じゃないし、命を狙われる危険性も無いんだけど……



    なんとなく、姉さんには絶対に会わせちゃいけない気がする。
    僕達の愛に良からぬ影響を与えそうな…そんな気がするヨ…



    姉清『ねぇ是清、びぃえるって何かしら?』

    真宮寺「姉さんは知らなくていいヨ」










    姉清『(でもあの子、なんで私が“もう死んでいる”って知っていたのかしらね…)』
  47. 47 : : 2017/02/24(金) 04:52:43



    寄宿舎 自室前

    モノクマ「あー真宮寺くん!待っていたよー」

    真宮寺「今日は勘弁してくれないかな、僕もう部屋で休みたいんだけどサ…」

    モノクマ「その真宮寺くんの部屋の事だよー!赤松さんと春川さんが派手に暴れて焦土と化してるから今は入れる状態じゃありませーん」

    真宮寺「…………床で寝るだけでいいヨ」

    モノクマ「床で寝れる状態ですらありませーん」

    真宮寺「………………」

    モノクマ「ていうか真宮寺くん?君すっごいドロドロのぐちょぐちょだよ?一体どこの誰とどんなハードなプレイをしてきたのさ~まあボクは生徒の恋愛関係に口を出すつもりはないけどね?でも高校生なんだから先生的には健全なお付き合いをだね…」

    真宮寺「教室で寝るヨ、それじゃ……」

    モノクマ「ああ待って違うんだよ真宮寺くん!君に代わりの部屋を用意したんだってば!」

    そう言うとモノクマは、鍵を僕に握らせた。
    どこかで見たことがある、ハートの形をした鍵だ。

    モノクマ「修理中はここで寝泊りをするといいよ、場所はカジノ横の建物だからね~だからちゃんとベッドもあるから、くれぐれも教室で寝たり野宿とかしちゃダメだよ!あ、でも他の生徒の部屋に泊めてもらうって手もあったか~うぷぷぷぷ…」

    先程は床で寝る、と言ったがベッドがあるのなら正直そちらで寝たい。
    僕は黙ってその鍵をポケットに入れ――――ようとしたけど、今は普段の制服じゃなく和服だったので、懐に仕舞った。

    モノクマ「それともう一つ、今日から男女のロマン溢れる大欲情…じゃなかった大浴場が開放されましたー!真宮寺くんまさかその状態のままベッドに入る気じゃないよね?困るよーちゃんとお風呂に入ってよねーあ、これ唯一無事だった君の着替えとマスク」

    そう言うとモノクマは、僕の着替えが入った袋を投げ寄越し、そそくさと走り去った。
  48. 48 : : 2017/02/24(金) 20:04:52



    大浴場

    姉清『是清、是清や、その…あなたやはりどちらに入るのですか…?』

    真宮寺「? もちろん男湯に……」

    姉清『そ、そうよね…姉はここで待っていますので、早めに戻ってきてね…!』

    真宮寺「分かったヨ、姉さん」





    天海「やあっす」

    真宮寺「うわ」

    天海「真宮寺君、俺言ったっすよね?次会った時は…」性転換装置に手をかける

    真宮寺「今それを使ったら僕は女湯に行くヨ」

    天海「……おままごとはおあずけっすね」スッ

    天海君は性転換装置を使うのを諦めてくれたようだ。

    天海「153番目の妹はツンデレっすね」

    真宮寺「…そう言えば154番目の妹の…モノファニーだったかな?僕よりも彼女を可愛がったらどうだい?」

    天海「154番目の妹はオ○ホールごっこしてたら爆発したっす」

    真宮寺「(そのまま再起不能になれば良かったのに…)」

    真宮寺「あのさァ、ここには8人も女子がいるんだヨ…男の僕を装置で妹にするよりも、他の女子達に妹になってほしいとお願いした方が効率良さそうだと思うんだよネ」

    天海「それならとっくに赤松さんにお願いしたっす!155番目の妹になってほしいと!」

    真宮寺「へェ、それで…?」

    天海「包丁で脇腹を刺されたっす!血が止まらないっすよ!」

    真宮寺「モノクマァァーーー!!!ここに怪我人がいるから今すぐ連れて行ってヨーーー!!!」

    天海君は医務室へ強制連行された。
  49. 49 : : 2017/02/24(金) 22:21:19
    事件も起きてないのにモノクマーズが減ってる……
  50. 50 : : 2017/02/24(金) 22:58:27
    モノクマが癒し
  51. 51 : : 2017/02/25(土) 13:48:53
    めっちゃいい
  52. 52 : : 2017/02/26(日) 00:29:07
    気がつけばもうモノタロウしか残ってないよ・・・

    モノキッド:真宮寺に薬品入りフレンチトーストの毒味をさせられ爆発
    モノスケ:武装キーボのレーザーガンに撃ち抜かれる
    モノダム:入間のエロ発明品の餌食になり再起不能
    モノファニー:天海に大人のおもちゃとして弄ばれた末爆発

    しかもこうしてまとめると全部クロが違うというね・・・
  53. 53 : : 2017/02/26(日) 01:51:30
    というかモノクマが怪我人を助けるのか・・・
  54. 54 : : 2017/02/26(日) 13:03:36
    もはや狂って無いやつが狂ってる状態やな
  55. 55 : : 2017/02/27(月) 00:00:16



    ~モノクマ劇場~ テレレレ~♪

    モノクマ「ボクは思うんだ」

    モノクマ「どうして今だにコロシアイが起きないのさ!」イライラ

    モノクマ「もう3日も経つよ!超高校級のヤバい奴らを16人も集めたのにだよ!」

    モノクマ「という訳で今日はスペシャルゲストをお呼びしました~」



    ~モノクマ相談室~ ル~ルル~ルルル ル~ルル~ルルル♪

    真宮寺「…………」

    モノクマ「今日はV3界でもっともゲスで身勝手で誰にも共感されない同情もされないド畜生サイコ殺人鬼の真宮寺是清くんに来ていただきました~パチパチパチー」

    真宮寺「あのさァ、これは何だい…?」

    モノクマ「真宮寺くん!ボクは悲しいです!不甲斐ないです!もう3日も経つのに一向にコロシアイが起きない事なんて!何で誰もコロシアイをしようとしないんだよ!」ムキー

    真宮寺「……既に僕、赤松さんに2回、春川さんに2回、夜長さんに1回殺されそうになっているんだけどサ…」

    モノクマ「ああ、こんな事なら脇腹を刺された天海くんを治療せずにそのまま放置しておけばよかった!そうすれば殺人が起きたのに…」

    真宮寺「君さァ…「これじゃ学級裁判する前から赤松さんがクロだって丸分かりで面白くないよ~」って言ってたよネ?」

    モノクマ「うーんそうなんだけどさー……じゃあ真宮寺くんはどうしたらいいと思う?やっぱり殺人の動機が必要かなー?ビデオとか?」

    真宮寺「知らないヨ。ていうか僕が相談に答える側なんだネ…」


  56. 56 : : 2017/02/27(月) 00:14:53



    脱衣所

    モノタロウ「うんしょ、うんしょ」

    脱衣所に入るとモノクマーズのマフラーを巻いた赤い熊が、大きな籠を運んでいた。

    モノタロウ「脱いだ服はこの中に入れてね!オイラ達が洗濯をするよー」

    真宮寺「ひとりで大変だネ」

    モノタロウ「そうなんだーみんなどこ行っちゃったんだろー?あれ、みんなって誰だっけ?」





    僕は服を脱ぎ、入浴用のマスクを着用し、大浴場へ入った。



    真宮寺「おや、掛け湯があるんだネ。何だか本格的な温泉みたいだネ」

    キーボ「こん バチバチッ ぼくはキー バチッ よろバチバチ ねプシューーーーーーー」

    真宮寺「誰だキーボ君を掛け湯に突っ込んだのは」





    星「お、真宮寺じゃねぇか」

    真宮寺「……星君、ビデオカメラなんか持って何してるのサ」

    星「おう、高校生の入浴シーンならマニアに高く売れるかと思ってな」●REC

    真宮寺「堂々と盗撮しないでヨ」

    星「でも、凄い事になってるぜ」

    真宮寺「?」

    星君が指差す方に視線をやると、





    地獄絵図だった。

    男湯と女湯の間の壁が破壊され、あちこちは瓦礫と化し、男子と女子が死闘を繰り広げていた。



    赤松「もー!最原君しぶといよー」

    最原「赤松さん!僕は超高校級のパンツをコンプリートするまで死ねないんだ!」

    赤松さんと最原君がロマン砲を撃ち合っている。
    あれビーム出るんだネ…



    百田「女が戦闘に出てるんじゃねーよ!」バシバシバシバシ

    春川「銭湯なだけに?」シュビビンシュビビン

    百田君と春川さんがドラゴンボール級の殴り合いをしている。
    僕には早すぎて何も見えないヨ、これがヤムチャ視点なんだネ姉さん。



    入間「はいいいよーいい表情してるねーこっち目線頂戴―、あー局部フラッシュは困りますお客様―」●REC

    王馬「スッゲー!ハリウッドSF映画級の戦闘シーンだー!」●REC

    茶柱「デュフフ…女子風呂最高…女子で良かった…あ、そろそろバッテリー切れそう」●REC

    白銀「ウッヒョォォォ男子高校生の!入浴!裸体!タオル一枚の無防備な姿!!!」●REC

    真宮寺「(入間さんに王馬君…気絶していたのにもう復活したんだネ……ていうか君達も何堂々と盗撮してるのサ…)」



    ゴン太「ニンゲン…アラソウ……オサカナサン…マモル…」ビチビチビチビチ

    夢野「男子風呂にピラニアを放ったのにゴン太に懐いてしまったのぅ」

    真宮寺「(風呂に何て恐ろしい物を放流してるんだヨ…!)」
  57. 57 : : 2017/02/27(月) 00:18:02
    東条「あらご主じ…真宮寺君」

    真宮寺「東条さん…いくら壁が壊されているからって普通に男子風呂に入ってこないでヨ」

    東条「問題ないわ、それよりもお背中お流ししましょうか?」

    真宮寺「いや、遠慮させてもらうヨ……ところで、君が持ってるそれは何だい?」

    東条「ご主人様の真宮寺君よ」

    東条さんは白いドロドロした何かが乗った皿を持っていた。

    真宮寺「僕ドロドロに溶けてる」

    東条「先程お背中をお流ししたところよ」

    真宮寺「ケーキの背中を」

    東条「今から一緒に湯船に浸かるわ」

    真宮寺「ケーキとお風呂に」





    真宮寺「さっさと身体だけ洗って出よう。姉さんも待ってるからネ」

    シャンプーを手に取り、髪を洗う。
    いつもより多めに泡が立ち、髪から落ちた泡が顔に垂れてきたので無意識に目を瞑った。



    わしゃわしゃわしゃ…

    それにしても今日は本当に疲れたヨ…姉さんの友達探しも人間観察も捗らなかったし…
    初日は超高校級の生徒達によるコロシアイという舞台に期待で胸を躍らせていたのに、今では15人の個性の塊達の暴力にただ振り回されるばかり…



    ――――もう、殺人(友達づくり)は諦めて、脱出方法を探すべきかな。



    普段の自分らしくない妥協案が頭をよぎる。
    溜息と共に頭からお湯をかぶり、泡を流す――



    アンジー「 コ レ キ ヨ 」



    真宮寺「ッッッッッオワアアアアーーーーーーー!!!」

    目を開けたら超至近距離で夜長さんが僕の顔を覗き込んでいた。










    姉清『あら是清、それは入院着かしら?』

    真宮寺「これはバスローブだヨ、姉さん」



    ガヤガヤ

    アー 着替エノパンツガナクナッテルー

    最原クンノ仕業ダー追エー 生カシテハオケヌー

    ワーワー ドタドタドタドタ…



    姉清『…是清や、あなた…お風呂に入る前より顔色が悪くなってませんか?』

    真宮寺「……大丈夫だヨ」



    黒幕――そうだ、このコロシアイをさせようとしている黒幕――
    そいつを見つければ――――



    僕はこの狂った空間と生徒達から逃げられるかもしれない……




  58. 58 : : 2017/02/27(月) 00:36:13



    ラブアパート前

    真宮寺「………………」

    姉清『まあ随分と派手な建物ね』

    真宮寺「(カジノに行く時にも思ったけどどう見てもラブホテル…何故こんな施設が学園内に…)」

    姉清『是清、早く行きましょう』

    真宮寺「(姉さんは知らないんだネ…その純粋さが眩しいヨ…)」





    ガチャッ

    愛の鍵を使った!▽



    姉清『あらあらまあ…お部屋の中も凄いわ!一面ピンク色でハートだらけで、メリーゴーランドに滑り台…まるで遊園地だわ!』

    真宮寺「どう見てもラブホ」

    姉清『今何か言ったかしら是清?』

    真宮寺「何も言ってないヨ」





    真宮寺「じゃあ…おやすみなさい、姉さん」

    是清は部屋の真ん中にある大きなベッドに横たわるとすぐに眠ってしまった。
    よっぽど疲れていたのね…



    姉清『(でもせっかくこんなに楽しそうな部屋なのに遊ばないなんて…勿体無いわ是清!)』

    私は是清を起こさないように部屋の周りを探索してみる。
    ベッドの下を覗き込むと、赤い荒縄が置いてあった。

    姉清『あら、これは是清が好きな物じゃない。起きたら教えてあげましょう』

    他にも何かないか探してみる。
    机の引き出しを開けると、何やら注意書きの書かれた紙が入っていた。

    姉清『これは何かしら?どれどれ…』





    愛の鍵、使用上のご注意。

    こちらは、ラブアパートに入る事がができる鍵でございます。
    夜になりますと、あなた様と選ばれたもうお一方がラブアパートに招かれます。

    そこで…お相手が思い描く愛の劇場が、“夢として”展開されます。

    愛の鍵を持つあなた様を理想の相手と想い…自身の、愛の妄想に溺れてしまうのです。――――





    姉清『あわわわわ…』

    姉清『たたた大変だわ…今すぐ是清に知らせなくっちゃ…』



    姉清『是清!是清大変よ!今すぐ起きるのです!』

    真宮寺「ンー、姉さん…荒縄は食べ物じゃないヨォ……ムニャ…」

    姉清『ちょっと!失礼な夢を見てますね!いいから早く起きなさい!…………ぐっすり眠っているようね…そうだわ、これを使えば……』



    カチッ

    真宮寺「ン゛ンンンアッッッ――ふあぁぁぁぁぁ~~~っ♡♡♡♡♡」ビクンビクン



    真宮寺「アッ アフッ…?…………ね、姉さん?」

    姉清『中々起きないあなたが悪いのよ』即イキスイッチ

    真宮寺「姉さんからの寝起きドッキリなら大歓迎だけどサ…一体どうしたんだい?」

    姉清『そうでした!今すぐこの建物から出るのです是清!そうしないとここに愛の妄想をした人が――――



    ガチャリ…… ギィィー… バタン



    真宮寺「え、誰か来たヨ……?」

    姉清『間に合わなかったみたいね…』





    ラブアパートに来た人。
    安価↓


  59. 59 : : 2017/02/27(月) 00:39:45
    東条
  60. 60 : : 2017/02/27(月) 15:22:28
    サヨナラ...真宮寺...
  61. 61 : : 2017/02/28(火) 01:46:20



    真宮寺「と、東条…さん…?」

    東条「ふふ、ふふふふふふふ…ご機嫌よう、ご主人様…ふふふ」

    真宮寺「ああああのさァ…その、手に持っている物は何かな?」

    ガチャンッ

    真宮寺「ヒッ!?…て、手錠?ななな何な何何をするんだヨォ…」ガタガタ

    東条「ご主人様は…SMがお好きと聞きましたわ…」

    真宮寺「僕が好きなのは荒縄であってこんな無粋な器具は嫌だヨ!」

    東条「好き嫌いはいけないわ…大丈夫、私がたっぷりご主人様を可愛がってあげるわ…」

    東条「ね、真宮寺君?」

    東条「ウン、アリガトウ東条サン!ヤッパリ君ハ最高ノメイドダヨ!(裏声)」カチャカチャ

    東条「ふふ、ありがとう」

    真宮寺「東条さんが何も乗っていないお皿と喋っているヨ…」

    東条「他にも便利な道具を借りてきたしね…」ウィィィ~~~~~ン

    真宮寺「え待ってその機械もしかして入間さんの」



    姉清『はわわ、是清が危ないわ!こうなったらポルターガイスト現象で東条さんの動きを封じるわよ!』荒縄ポーイ

    東条「!?(キャッチ)あら、丁度良い所に縄が…そうね、せっかくのリクエストだからこれも使いましょう」

    姉清『えーん逆効果ー!』

    姉清『ならこれはどうかしら!』即イキスイッチポチッ

    真宮寺「ちょ姉さアアアアアーーーーーーーーッ♡♡♡♡♡」ビクンビクン

    姉清『ああー是清ーーーーーーー!!!』





    ♡愛の鍵 使用上のご注意。続き

    ――――なお、ラブアパートを出れば、すべての記憶は失われます。夢はあくまで一夜の過ち…
    忘れた方がお互いの為なのです。
    では、めくるめく愛の世界をご堪能ください…




  62. 62 : : 2017/02/28(火) 01:47:48










    ???「――――じくん!真宮寺くん!」

    真宮寺「……うーんここは…」

    赤松「あ、真宮寺くんやっと目が覚めたね!良かったー」

    百田「おう、体育館で急に倒れたから心配したぞ」

    天海「貧血っすか?少し休んだ方がいいっすよ」

    茶柱「まったくこれだから男死は貧弱なのです!……転子のスポーツドリンク飲みますか?」

    ゴン太「大丈夫?真宮寺君歩ける?ゴン太がおぶるよ!」

    真宮寺「え、えっと…どういう事だい?」





    もしかして、今までの事は全て―――

    ………………夢?





    真宮寺「クク、ククククク…なんだァ、そうだったのかァ…」

    そうだよネ、だって超高校級の生徒達だものネ!
    今までの狂った出来事は全て、全て全て全て何もかもが間違いだったんだネ!

    春川「急に笑い出したけど本当に大丈夫なの…?」

    白銀「うーん、地味に頭を打ったりとかはしてないと思うよ?」

    東条「そうね、色々な事があったんですもの…少し混乱しているだけかもしれないわ」

    キーボ「はい、真宮寺君は至って健康ですよ!」

    王馬「みんなー、キーボが壊れて誤診してるだけかもしれないから騙されない方がいいよー」ニコニコ

    キーボ「ちょっと!ボクは壊れたりなんかしませんよ!ロボット差別ですか!?」

    星「ま、無事だったなら、良かったじゃねぇか」

    夢野「んあー、ならもう帰ってもよいかのー」

    アンジー「にゃははーそうだねー是清良かったなー神様がついていたおかげだよー」

    入間「ひゃっひゃっひゃー昨晩シコりすぎて寝不足かぁ?」

    赤松「入間さん!」

    入間「ひぇぇ~俺様はただ場を和まそうと冗談を言っただけだよぉ~」



    最原「真宮寺くん…本当に大丈夫かい?」

    真宮寺「ああ、大丈夫、僕は何ともないヨ……ただ、安心しただけサ」



    良かった、何もかもが夢で――――














  63. 63 : : 2017/02/28(火) 01:52:45



    四日目

    ラブアパートの記憶は、当の本人達は忘れてしまうらしいが私はしっかり覚えていた。

    あの後、メイドさんが「滅私奉公よ!」と言いながら是清を鞭で引っぱたいたり蝋燭を垂らしたり×××を入れたり……トドメには例の性転換装置を使い、「主従逆転よ!」とあんな事やこんな事をされ、泣き喚く是清を――

    私はただ、見守るしか出来なかった…





    姉清「是清、朝ですよ、起きなさい……」

    姉清「是清……?」

    弟からの返事がない。
    もう朝の放送は終わっている、いつもならとっくに起きて身支度を済ませている時間なのに…

    姉清「ど、どうしましょう…」オロオロ

    姉清「そ、そうだわ、このスイッチなら起きるでしょう」

    姉清「目覚めよ、勇者!!!」

    即イキスイッチ ポチッ――





    姉清「あっふぅぅぅぅうぅ~~~~~~♡♡♡♡♡」ビクンビクン

    姉清「!?…え?何で私に効果があるの…?どういう事なのかしら…?」

    姉清「………………今のちょっとクセになりそうね」ハァハァ

    モノクマ「朝から何やってるの真宮寺くん!もしかして昨晩の出来事を身体は忘れられなかったのかな~うぷぷぷぷ」

    姉清「キャーびっくりしたー!って、違うわよ」

    モノクマ「まあ何でもいいよ、それよりもチェックアウトの時間だよー!」

    姉清「え、そんな…!是清が起きるまで部屋から出たくないわ!」

    モノクマ「あと10分以内に出ないと裸のままでも放り出します」

    姉清「キャーそれは困るわー!すぐ着替えるから待ってちょうだい!」

    モノクマ「あと9分!」

    姉清「こ、是清―!早く起きてー!」





    結局是清は起きなかった。
    なんとか制服に着替え終わった私はモノクマにラブアパートから追い出された。
    念の為にマスクをつけてみたけど、それでも是清は起きなかった。

    姉清「今までこんな事無かったのに…是清どうしちゃったのかしら…昨晩の事がよっぽどショックだった…のかもしれないわね」

    姉清「それに、私ひとりで大丈夫かしら…」





    ―姉清編―

    出会う人。安価↓


  64. 64 : : 2017/02/28(火) 03:51:24
    赤松
  65. 65 : : 2017/02/28(火) 15:30:37
    姉清「あら、音楽が聞こえるわ……これはピアノ?」



    超高校級のピアニストの研究教室



    姉清「お邪魔します」

    赤松「あ、真宮寺くん!」シュッ



    純白の模擬刀を貰った!▽



    姉清「まぁ私にくれるの?ありがとう、嬉しいわ!」

    赤松「(避けられちゃったか…やっぱ真宮寺くん危機回避能力高すぎ?)」

    姉清「そういえばこのお部屋から音楽が聞こえたのですが……何の曲だったのかしら?」

    赤松「ああ、デスメタルの練習をしていたよ」

    姉清「ピアノでデスメタル?」

    赤松「うん、ちなみにボーカルはキーボくんにお願いしてるよ」

    キーボ「オ゛ウ゛イ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛ーーーーー」





    姉清「ピアノでデスメタルが弾けるなんてすごいわ、それにしても赤松さん結構イイ子だったわね~」ホクホク

    姉清「さて、次はどこに行ってみましょうか?」



    安価↓(1~3まで)


  66. 66 : : 2017/02/28(火) 15:39:27
    書き忘れたけど安価は人物か場所のどちらかでお願いします。
  67. 67 : : 2017/02/28(火) 15:44:54
    最原
  68. 68 : : 2017/02/28(火) 16:01:11
    最原「やあ、真宮寺くん」

    姉清「あら、パンツの人。今日もすごい怪我ね」

    最原「うん、昨日の大浴場で真宮寺くん以外のパンツは全部ゲットしたんだ!これはその代償だよ」

    姉清「全身包帯グルグルのミイラ男みたいで面白いわ」

    最原「真宮寺くん!あとは君だけなんだ!何でもするから僕に君のパンツをくれないか!」

    姉清「いいわよ」

    最原「えっ」

    姉清「じゃあ、脱ぐからちょっと待っててね」

    最原「えっ…真宮寺くん?…………ええ…」





    お礼にクマミミを貰った。▽

    姉清「困っている人を助けるのって気持ちいいわね~それにこんなにかわいいカチューシャまでくれるなんて、案外イイ子達じゃないの」





    姉清「そういえばこの場合、お手洗いはどちらに入ればいいのかしら?」

    1、男子トイレに入る。
    2、女子トイレに入る。

    安価↓


  69. 69 : : 2017/02/28(火) 16:05:29
    姉清つええwww
    安価は…1で
  70. 70 : : 2017/02/28(火) 16:36:09
    姉清「一応男の子の身体ですもの、ここは男子トイレに入るのが正解よね」



    ガチャッ

    男子トイレ

    ゴン太「………………」

    姉清「………………」

    ゴン太「…………ニン…ゲン…」

    姉清「キャーーービックフット!!!」

    ゴン太「…ニンゲン…カエレ…」

    姉清「イヤーーーーーアナコンダ!!!!!」



    姉清は逃げ出した。
  71. 71 : : 2017/02/28(火) 16:39:47
    姉清「ああビックリしたわ!まさかあんなUMAがいるなんて…」

    姉清「是清には悪いけど、やっぱり女子トイレに入らせてもらうわ」





    ガチャ

    女子トイレ

    姉清「よしよし、誰もいないわね」

    姉清「じゃあさっそく……ってあら、ここは掃除用具入れね」



    ガヤガヤ

    アレー?ミナサンモトイレデスカー?



    姉清「いけない、誰か来たわね」

    私は咄嗟に掃除用具入れに隠れた。



    ガチャッ

    デサー俺様ノ発明品ガヨー

    テイウカ東条サン、ソノオ皿何デスカ?

    ワタシノゴシュジンサマヨ

    ワイワイ ガヤガヤ



    姉清「(結構な人数ね、皆さんが出て行くまでここにいた方がいいわね)」

    茶柱「あれ、ここだけビショビショに濡れてますね」

    入間「ヒャーヒャッヒャッヒャッヒャー!夢野あたりが間に合わなかったんじゃねーのかぁ?」

    茶柱「えっ!?夢野さんのお漏らし!!!ウッヒョォォォ歴史的大発見じゃないですか!人類の宝!今すぐ永久保存する為に保護しましょう!」

    入間「怒られるかと思ったジョークでまさかの喜ばれてしまった」

    東条「もう、何言ってるのよ。私が片付けておくから…確か掃除用具入れにモップがあったわね…」

    茶柱「転子も手伝います!拭いた液体はバケツに入れて集めましょう!」

    入間「自分で言っておいてあれだけど夢野が漏らしたって証拠もないしそもそもそれただの水かもしれない」

    茶柱「夢野さん汁の可能性も充分ありえるでしょう!とにかく!その液体は転子にくださいね!!!」

    姉清「(ひぇぇ大変だわ!ど、どこか隠れる所は…)」



    ギィー……

    掃除道具入れのドアがゆっくりと開けられた。
  72. 72 : : 2017/02/28(火) 17:40:59
    そういやアナコンダってw
  73. 73 : : 2017/03/02(木) 07:48:42
    あっ(察し)
  74. 74 : : 2017/03/05(日) 21:34:12
    ガチャ…

    茶柱「………………」





    茶柱「はぅあ!バケツが無いじゃないですか!これでは液体を回収できません!」

    入間「水道に流しちまえばいいじゃねぇか」

    茶柱「駄目です駄目です!確か倉庫にあったはずなので転子が探してきます」

    東条「分かったわ、私達もいきましょう」

    入間「えー何で俺様もー……アーヤメロ引ッ張ルナー漏レルー第二ノ謎ノ水タマリガデキチマウーーー」



    バタバタバタバタ…

    姉清「ふぅ、どうやら見つからずに済んだみたいね…今のうちに外に出ないと…」





    廊下

    真宮寺『ン……あれ、姉さん?』

    姉清「やっと起きたのね是清!心配したわよ…今日は随分とお寝坊さんじゃない」

    真宮寺『夢を見ていたヨ……思い出せないけど…すごく平和な…』

    真宮寺『ハッ……そうだヨ姉さん!僕がいなくて大丈夫だった!?怪我はない?危ない目に合ってないかい?暴力男やロリコン妹大好き妖怪や変態マシーンに襲われたりしなかったかい!?』

    姉清「ええ、私は大丈夫よ…でもすっごく大変だったわ!とにかく、主導権をあなたに戻すわね」





    真宮寺「今日は姉さんに無理をさせてしまったヨ…しかしあの夢はなんだったんだろうネ」

    真宮寺「時間はもうお昼のようだネ。今日は学園探索と黒幕の正体について探ろうと思ってたんだけど、どうしようかな…」

    真宮寺「……丁度トイレが目の前にあるし、今のうちに行っておこうかな」

    姉清『そうだわ是清、気をつけて!さっき男子トイレに憎悪に満ちたビックフットとアナコンダがいたわ!』

    真宮寺「才囚学園の男子トイレはいつからUMAと危険生物の生息地帯になったんだい」

    ガチャ…










    真宮寺「…………姉さん…何で僕、パンツ穿いていないの…?」
  75. 75 : : 2017/03/12(日) 22:43:44
    廊下

    最原「あれ、真宮寺くんだ」

    真宮寺「最原君…き、君が君君が右手に持ってるそれは何、な、なな何だい…?」

    最原「真宮寺くんのパンツだよ」

    真宮寺「返してヨ!!!僕部屋が焼けちゃってるからその一枚だけしかないんだヨ!」

    最原「駄目だよ折角コンプリートしたんだもん」

    真宮寺「僕は知らない!そんなの知らないし認めないヨ!」

    最原「ビキニパンツだなんて大胆だね!でも真宮寺くんらしいストイックな色合いとセクシーなフォルムが人間の多面性を演出しているパンツだね」

    真宮寺「やめてヨ!パンツで人間性なんて分かるはずないじゃないか!」



    最原「それはそうと、夢野さんが全員体育館に集合しろだってさ」

    真宮寺「そのパンツはどうあっても返してくれないんだネ…夢野さんか…何だろうネ、嫌な予感しかしないヨ…」
  76. 76 : : 2017/03/12(日) 23:28:17



    体育館

    夢野「んあー、今日皆に集まってもらったのは…今からゲリラマジックショーをするからじゃぞ」

    真宮寺「エ…マジックショーは確か明日じゃ…」

    夢野「ゲリラじゃからのぅ…めんどいので一日早くする事にしたのじゃ」

    真宮寺「(しまった…来るんじゃなかった…)」



    夢野「ではまず水中脱出マジックをしよう……と思ってたのじゃが、マジックに使用する予定だったピラニアがウチの魔法が暴走して煮魚になってしまった」

    真宮寺「魔法じゃなくてお風呂に放流したからだよネ」

    ゴン太「ヨクモ…オサカナサンタチヲ…ユルサナイ…」ゴゴゴゴゴゴゴ

    王馬「すごいよ!ゴン太が怒りのあまり金色に…スーパーシンシ人になっちゃった」

    茶柱「ううぅー夢野さんの水中脱出マジック見たかったですー…ああ、濡れ濡れで透け透けな夢野さん…水も滴る未成熟ボディ…」ジュルル

    真宮寺「涎で君の方がズブ濡れになってるけど」

    夢野「なので……かわりに別の脱出マジックをするぞ」

    すると水槽の裏から、縦長の箱が現れた。

    真宮寺「(あれはあの時の…この流れはまさか…)」

    夢野「では真宮寺に協力してもらうかの」

    真宮寺「絶対に嫌だヨ!!!」

    百田「あぁ?何でだてめぇ?協力するだけじゃねぇか」

    春川「そうだよ、別に死ぬ訳じゃないし」

    真宮寺「死ぬからだヨ!僕は絶対にその箱には入らないからネ!」

    夢野「んあー、それは困るぞ真宮寺よ。この箱はおぬしの身長ピッタリの大きさなのじゃ」

    真宮寺「なんでそんなにピンポイントなのサ!?」

    夢野「他の者では丁度首の位置がな……ゴホン、身長が足りぬのだ。因みにゴン太では身体が大きすぎて窮屈なのもあるし…」

    そう言いながら夢野さんはゴン太君の心臓目掛けて大きな剣を突き立てた。

    ガキンッ

    夢野「チッ…それに、ゴン太にはこの通り剣が刺さらないからのぅ。だからおぬししかおらぬのじゃ」

    真宮寺「おかしいな、どうして剣が折れてるのかな」

    茶柱「キェェーーーいい加減にしてください男死!夢野さんのお願いを断ろうなんて転子が許しませんよ!早くこの箱に入ってください!」

    百田「そうだぞ真宮寺!ショーが始まらないからさっさと入りやがれ!」

    真宮寺「クッ、こうなったら…東条さん助けてヨ!」

    東条「ごめんなさい真宮寺君、夢野さんから先に『真宮寺君を絶対にこの箱に入れるように』と依頼されているの」

    真宮寺「エェ……じゃ、じゃあ天海君!」

    天海「申し訳無いっす真宮寺君、妹の危機といえ俺にはそのメンツから君を救い出すのは無理っす」

    赤松「あーあ、私が殺りたかったのに先を越されちゃったなー」

    最原「君の遺品(パンツ)は大切にするよ!」

    アンジー「アーメン」

    真宮寺「き、君達薄々感づいてるでしョ!?嫌だあああ誰かああああああ!!!」





    バタン…ジャラ…ガチャガチャ…

    僕は強引に例の箱に押し込められた、箱の中は立ったままの姿勢で屈む事が出来ないくらいに狭い。
    急いで箱を叩いてみるが既にロックがかかっており、外側から鎖を何十にも巻きつけている音がする。

    真宮寺「(グ…マズイ、確かまずは鉄板で…)」

    夢野「ではまず、この鉄板を差し込むかのぅ」

    真宮寺「(このままだと首を落とされる…!どうしよう…!)」

    夢野「んああっと…それでは……」



    夢野「死ねぇい!真宮寺ぃ!!!」

    真宮寺「(ッ――――)」


  77. 77 : : 2017/03/13(月) 20:36:59
    ――――――ジャコンッ!!!

    鈍い音を立て、箱に鉄板が突き刺さった。



    夢野「まだまだじゃあ!」

    ザクザクザクドスドスドスドス

    続けて取り出した何本もの剣で箱を貫く。

    夢野「N AHHHHHHHHHHH―――!!!最高にハイってるのじゃあああああ」

    白銀「夢野さんがジョジョに奇妙なテンションになってるよ!」



    夢野「ふぅ…ふぅ……それでは箱を開けるとするかのぅ」

    ジャラ…ガチャガチャガチャ……

    ギィィィ……

    箱を開けると―――――















    ――そこには誰もいなかった。



    最原「おお!」

    百田「何だと!?」

    星「やるじゃねぇか」

    赤松「あれ?真宮寺くんが消えちゃったよ」

    茶柱「流石は夢野さんの魔法です!」

    夢野「んんんー???んあああああああーーー!!?!?」汗ダラダラ

    天海「何で夢野さんが一番驚いてるんすかね?」
  78. 78 : : 2017/03/13(月) 21:08:54



    ~1分前~

    夢野「死ねぇい!真宮寺ぃ!!!」

    真宮寺「(ッ――――)」



    鉄板が差し込まれる!首を斬られてしまう…!

    真宮寺「(どうやらここまでのようだネ……姉さん、今から僕もそっちに行くヨ…)」

    それでも良いかな…
    この学園から逃げられるのなら…

    あァ、せめて…姉さんの友達をつくりたかったな――――










    カチ、

    ボムンッ

    真宮寺「――!?」



    何かのスイッチを押す音、
    と同時に小さな爆発が起きる。

    真宮寺「一体何が…?ン、これは……」

    ――――ジャコンッ!!!

    真宮寺「ッ!?」



    閉じていた目を開けた瞬間、差し込まれた鉄板が僕の頭上で空を切った。

    真宮寺「あれ…僕、生きてる?……しかもこの身体は……?」

    姉清『大丈夫かしら是清!』

    真宮寺「姉さん!…その手に持ってる物は…」

    姉清『あのパンダさんから貰った性転換装置よ、これであなたの身体を5歳くらいの幼女にしたわ』

    真宮寺「なるほど!それならあの鉄板を避ける事が出来るネ」

    姉清『それよりも早く身を屈めなさい』

    この小さな身体なら、狭い箱の中でもかろうじてしゃがむ事が出来る。



    ザクザクザクドスドスドスドス

    言われた通りにしゃがむと、丁度僕の心臓があった位置を無数の刃が通り過ぎた。

    真宮寺「流石夢野さん…急所ばかりを狙ってくるネ…」

    真宮寺「ン?おや、箱の下の方の板が外れやすくなっているネ…ここから外に出れそうだヨ」

    僕は板を外すと夢野さんにバレないように外に出ると、
    そのまま水槽の裏側に隠れた。





    夢野「ふぅ…ふぅ……それでは箱を開けるとするかのぅ…………んんんー???んあああああああーーー!!?!?」

    天海「何で夢野さんが一番驚いてるんすかね?」





    真宮寺「何とか助かったみたいだネ…ありがとう、姉さん…!」

    姉清『是清が無事で良かったわ。それに私も……間違えて即イキスイッチを押さなくて本当に良かったと思ってるわ』

    真宮寺「姉さん、そのスイッチまだ持ってたの…」

    僕はみんなに見つからないように体育館を後にした。
  79. 79 : : 2017/03/13(月) 21:09:55



    夜時間

    寄宿舎

    真宮寺「困った事にまた身体が小さくなってしまったヨ。この身体は明日にならないと元に戻らないんだったネ…今日はあのラブホ…ラブアパートで大人しくしていようかな」

    姉清『ダメよ是清!また愛の妄想をした人が来たらどうするの!ただでさえそんな身体であんな恐ろしい所に行ったら、次こそは現実の世界に戻って来られなくなるわよ!』

    真宮寺「愛の妄想?そう言えば昨晩は…………ウッ、頭が…!思い出せないけど何かとんでもないモノを失った様な気がするヨ」

    真宮寺「そ、そうだネ…確かにこの学園にはロリコンお兄ちゃんと女性大好きさんとヤンデレメイドさんと危険人物が何人もいたネ…」

    東条「呼んだかしら?」

    真宮寺「イヤァァァァーーー!!!お尻はもうヤメテェェェェェーーーーー!!!!!」

    東条「お尻?何の事かしら?」

    真宮寺「分からない…思い出せないヨ…でも何となく、君には近づいちゃいけないって僕のお尻が言ってるんだヨ…」ガタガタ

    姉清『ラブアパートの記憶はお互いに忘れてしまうのに、身体と本能が覚えているのね…かわいそうに…』

    東条「それにしても真宮寺君、いつの間にそんなに可愛らしくなったのかしら?これではもうご主人様ではなくお嬢様とお呼びした方が良さそうね」

    真宮寺「グッ、こんな時によりによって君に会ってしまうなんて…」

    東条「その身体では一人でお風呂に入るのも大変でしょう?私が丹精込めて滅私奉公してあげるわ?それとも私の部屋でメイドとお嬢様の禁断の――

    真宮寺「東条さん!僕カジノの景品の“過剰に踊るはにわ”が欲しいな!これは依頼だヨ!」

    東条「!?」

    真宮寺「ご主人様の命令だヨ!早く持ってきてヨ!」

    東条「依頼…命令…………分かったわ!メイドの名にかけて今すぐ持ってきてあげるわ!」

    真宮寺「ちゃんとコインを集めて交換してヨ!ズルは駄目だからネ!」

    東条「コインね…勿論そんな物すぐに集めてみせるわ!ウオオオオ待ってなさいよぉぉぉぉ!!!」シュダダダダダ

    東条さんは凄い勢いで走り去ってしまった。

    真宮寺「……これで少しは時間が稼げるかな」
  80. 80 : : 2017/03/13(月) 21:17:46
    真宮寺「とりあえず僕の部屋はどうなっているかな。もう入れる状態になってたらいいけど…」

    ガチャ…

    僕の個室のドアを開けるとそこは――





    床から壁に天井、全てが真っ黒に腐食し、
    部屋の中心に同じく真っ黒の痩せこけた老人が佇んでいた。



    真宮寺「 」

    ???「■■■■――?■■■■■■―――!!!」ドロドロ

    真宮寺「ヒアアアアアアアアアアアアアアア」

    姉清『キャアアアアアアアアアアアアアアア』

    モノクマ「ンッマアアアアアアアアアアアアアアア」

    バタンッ!!!!!

    僕は急いでドアを閉じた。



    モノクマ「真宮寺くん!何してるのさ!」

    真宮寺「それはこっちの台詞だヨ!何で僕の部屋がこんな事になってるのサ!」

    モノクマ「いや何故かね、君の部屋が異世界に繋がっちゃったみたいなんだよ」

    真宮寺「それに何かいたよネ!?あれ人間じゃなかったヨ!」

    モノクマ「どうやらSCPが住み着いちゃったみたいだね。でもドアさえ開けなかれば大丈夫だからね、だから絶対にドアを開けちゃいけないよ!あいつをこの学園に放ったらコロシアイ所じゃなくなるからね」

    真宮寺「え、SCP…?何だいそれは…?」

    姉清『超常現象やホラークリーチャーなど人智を超えた存在を、確保・収容・保護し、マニュアルや報告書やレポートで表現された海外発のホラー創作シェアワールド…いわば都市伝説や妖怪みたいな物よ』

    真宮寺「姉さん詳しいんだネ」

    姉清『ええ、私も病院生活で暇な時によく創作してネット投稿していたわ』

    真宮寺「(知らなかったヨ…姉さんが闘病中にネットでホラー創作していたなんて…)」

    モノクマ「今部屋の中にいたのはSCP-106、オールドマンだね。あいつは10代20代の人間を誘拐して拷問して弄ぶとんでもなく危険で変態なSCPだけど、今のキミは5歳くらいの幼女だったからギリ興味を持たれなかったみたいだよ!やったね真宮寺くん!うぷぷぷぷ…あーはっはっはっはー」

    真宮寺「ここにいる生徒全員が対象じゃないか!笑ってないで何とかしてヨ!」








    真宮寺「僕の部屋は完全に使えないネ…でもまたあのラブアパートに泊まるのも危険だし…」

    真宮寺「この身体で僕一人じゃどうしようもないヨ…不本意だけど、誰かに相談出来ないかな…」

    安価↓


  81. 81 : : 2017/03/13(月) 21:25:56
    モノクマーズ
  82. 82 : : 2017/03/13(月) 21:47:32
    真宮寺「えーっと…たすけてーモノクマーズー!」



    おはっくま~



    モノタロウ「ちびっこに呼ばれてモノクマーズ参上だよ~」

    真宮寺「あれ?君だけ…?」

    モノタロウ「えー何のことー?モノクマーズは最初からオイラ達ひとりだけだよー」

    真宮寺「複数系とは」

    モノタロウ「でさー何の用なのー?オイラひとりで学校整備してるから忙しいんだけどさー」

    真宮寺「あのさァ、僕の部屋が異世界になっていて寝泊りする場所が無くて困ってるんだ…勿論、あのラブアパートもお断りだヨ」

    モノタロウ「わぁーそれは大変だねー。じゃあ誰かの部屋に泊めてもらえばー?」

    真宮寺「…そういえば昨日、モノクマもそんな事を言っていたネ…」

    モノタロウ「うん、別に校則違反じゃないから大丈夫だよー」

    真宮寺「うーんでも泊めてもらえそうな人かァ…ラブアパートよりも危険そうだけど…」

    モノタロウ「ちなみにこれも校則違反じゃないけど寄宿舎とラブアパート以外に泊まらないでねーお布団無い所で寝たら風邪ひいちゃうよー」



    ば~いっくま~



    モノクマーズ(?)は帰ってしまった。

    真宮寺「むしろ危ない気がするけど…誰かに泊めてもらえないか相談してみよう…」

    安価↓


  83. 83 : : 2017/03/13(月) 21:49:21
    適当にキルミーさんで
  84. 84 : : 2017/03/13(月) 21:59:46
    真宮寺「ついさっき自分で追っ払っておいて何だけど、やっぱり東条さんは僕に友好的だから命の危険性だけは無いと思うんだよネ」

    真宮寺「ちょっと様子を見てみようかな…えっと、今は確かカジノにいたネ」





    カジノ

    東条「うおおおおおおおおおおお」バシャバシャバシャバシャ

    真宮寺「(すごい形相で鮭を狩りまくってるネ)」

    東条「ああああああ真宮寺君待っていてね真宮寺君真宮寺君真宮寺君真宮寺君真宮寺君真宮寺君真宮寺君真宮寺君」バシャバシャバシャバシャ

    真宮寺「(ヒッ…今彼女の前に出ちゃいけない気がするヨ…)」

    東条さんに声をかけるのは諦めて、僕はそっとカジノを後にした…





    真宮寺「東条さん…すごい勢いだったなァ…確かはにわは1000コインで交換…もしかしたらあっという間に集めちゃうかもネ」

    真宮寺「東条さん以外で誰かいないかな」

    安価↓


  85. 85 : : 2017/03/13(月) 22:25:43
    最原
  86. 86 : : 2017/03/14(火) 14:05:56
    最原の個室

    コンコン

    最原「やあ真宮寺…………くん?」

    真宮寺「そうだヨ」

    最原「え?そんな…嘘だろ……





    パンツも穿かずに出歩くなんて…真宮寺くん、一体どうしちゃったのさ!?」

    真宮寺「だから君が持ってるパンツ以外は全て焼けて無くなったって言っただろ!ていうか僕のこの姿を見て、まずツッコむ所はそこなのかい?」



    真宮寺「(最原君…初対面からずっとパンツだけを追い求め、パンツにしか興味を示さなかった彼なら、命や何やらの危険性は無さそうだよネ)」

    真宮寺「最原君!今晩、僕を君の部屋に泊めてヨ!」

    最原「いいよ、真宮寺くんは僕にパンツをくれたぱんつフレンズだからね!」

    真宮寺「ぱんつフレンズ」





    真宮寺「ではお邪魔します」

    百田「こいつ赤松に似てねぇか?」

    天海「それよりもこのT●NGA、縞模様が154番目の妹に似てるっす」

    真宮寺「 」

    真宮寺「最原君!何で君の部屋にあの二人がいるのかな!?(小声)」

    最原「みんなでAV鑑賞会をしていたんだよ」

    真宮寺「アアアアア何て最悪なタイミングに…!僕やっぱり帰るネ…」

    フフフフフ… シングウジクーン ドコニイルノカシラ…
    依頼ノ品ハ手ニ入レタワヨ… サア、出テオイデェェー

    真宮寺「ヒッ、ドアの外から東条さんの声が…!もうコインを集め終わったのカ…流石超高校級のメイドだネ…」

    真宮寺「外も危ないし、でも部屋の中はもっとヤバイし…どうしようカ…」



    1、ドアを開ける
    2、ドアを開けない

    安価↓


  87. 87 : : 2017/03/14(火) 14:09:30
    2
    天海に近親そーかんで犯される
  88. 88 : : 2017/03/14(火) 19:04:37
    ぱんつフレンズ助けてやれよ・・・
  89. 89 : : 2017/03/14(火) 20:30:39
    \(^o^)/
  90. 90 : : 2017/03/14(火) 20:37:18
    ようこそパンツパークへ!

    ブリーフ!トランクス!ボクサー!大騒ぎ!

     ヽ(゜∀゜)/       (錯乱)
  91. 91 : : 2017/03/14(火) 21:13:39
    >>90
    (無言の岩塩アタック)


    さて、どうなるんだろマジで(ガクブル
  92. 92 : : 2017/03/15(水) 11:01:34
    モノタロウがいつまつま無事て居られるかも見物だ
  93. 93 : : 2017/03/15(水) 21:50:11
    塩のジレンマ
  94. 94 : : 2017/03/17(金) 20:47:19



    僕はドアを――――



    真宮寺「(駄目だ…僕にはこのドアを開ける勇気はないヨ…)」

    こうなったらあの二人にはバレないようにシャワールームに隠れ……



    天海「なんで最原君の部屋なんかに来たんすかね」



    ガシッ

    真宮寺「ヒッ」

    背後から肩を掴まれる。
    そのまま、振り返る間もなく、僕は部屋の奥へと引きずり込まれた…


  95. 95 : : 2017/03/17(金) 20:55:07
    ―最原視点―

    百田「ん?何だそのガキは?」

    天海「妹っす」

    真宮寺「あ…あああァ……」



    天海くんはベッドに腰掛け、捕まえた真宮寺くんを膝の上に乗せた。
    一方の真宮寺くんは絶望しきった表情で震えている。

    天海「安k…内なる声が言ってるっす、真宮寺君は俺に『近親そーかんで犯される』と」



    ― 反論 ― 「それは違うヨ!」



    天海「え…?」

    真宮寺「聞いていれば天海君…君の主張は何もかもが間違っているヨ…!」



    = 反論ショーダウン 開始 =



    真宮寺「君が僕を近親●姦で犯すだって!?」

    真宮寺「そんな事は不可能だ…絶対に出来ないんだヨ!」

    天海「どうしてっすか!愛があれば●EXもSMプレイも何でも出来るっすよ!」

    真宮寺「まずその愛が成立してないじゃないか!」

    真宮寺「僕は認めない…そんな事は絶対に認めないヨ…」

    真宮寺「君の愛は一方的だ!それに僕には既に愛する人がいるからね!」



    天海「その言葉、切らせてもらうっす!」



    ―Break―



    天海「真宮寺君、こんな言葉は知ってるっすか…」

    真宮寺「え…何…」

    天海「NTR。寝取られ、または寝取り…既に恋人や配偶者がいる人物が、他人と性的関係になり心変わりする事っす」

    真宮寺「 」

    最原「あっ!その問題、探偵チャレンジでやったやつだ!」

    百田「俺の知力が1上がった」

    天海「つまり愛や恋愛感情は事後でも問題ないって事っす」

    真宮寺「な、ななな…そんな事…」





    真宮寺「僕は絶対に認めない!!!」

    天海「(このままでは拉致があかない…ここは何としても認めさせるっす)」





    ―ナレーション―

    お相手様はあなた様の意見を聞き入れようとはしないでしょう。そこでパニックに陥ったお相手様の主張や正論をねじ伏せる高速口論バトル――
    それがマシンガント――いえ失礼、

    ニュートークリアクションです。N(ニュー)T(トーク)R(リアクション)…ここでは略してN.T.Rとさせて頂きます。
    お相手様が放つ発言をテンポ良く破壊し、トドメを刺してください。

    真宮寺「あっちょっと!何するんだヨ!」

    天海「リズムに合わせて真宮寺君の尻を叩くっす」パンパン

    最原「PTAに怒られそうな展開になってきたね」
  96. 96 : : 2017/03/17(金) 20:57:53



    = ニュートークリアクション 開始 =



    真宮寺「僕は君の妹なんかじゃない!」

    「天海君が勝手に言ってるだけじゃないカ!」

    「この身体だってただ性転換装置で女の子になっただけだ」

    「元は男だし天海君とは血の繋がりも何も無いんだヨ!」



    「そもそも僕は君の実の妹でも何でもないんだ!!!」



               △
              むしろ


    □他人の方が             法律上○


              好都合
               ×



    ―Break―

    真宮寺「うわあああああああ」





    天海君がトドメを刺すと同時に真宮寺君の服が吹き飛ばされた。

    最原「(天海君は優しいなあ、僕だったらパンツだけ残してそれ以外は全てビリビリに破いちゃうよ。)」



    天海「真宮寺君…むしろ家族とじゃなく赤の他人と性行為をするのが世間一般では当たり前の事なんすよ。他人の方が法律上では好都合っす」

    真宮寺「えっ」

    最原「えっ」

    百田「えっ」

    天海「えっ」
  97. 97 : : 2017/03/18(土) 18:37:50
    真宮寺くんはマスクを剥ぎ取られると、一瞬大人しくなった。
    何故か口紅をつけていたけど、天海くんに「子どもが化粧なんかしちゃダメっすよ」とシーツで拭われた途端に大声を上げ、また暴れたした。

    真宮寺「あ…ああああああ姉さん!!!天海君何て事をしてくれたのサ!謝って謝って謝って謝ってヨ!」

    天海「えっ、何でそんなに怒ってるんすか!?」

    真宮寺「謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って」

    天海「ちょ真宮寺君!そんなに大きな声を出しちゃ……」



    バタンッ!

    突如、入り口のドアが勢いよく開けられた。










    東条「 こ ん ば ん は 」

    真宮寺「あやま…………ぁ…」



    最原「こんばんは東条さん、いきなりどうしたの?」

    東条「最原君の部屋から真宮寺君の声がしたので」

    最原「でもドアには鍵がかかっていたよね、どうやって開けたの?」

    東条「メイドですもの、ピッキングをして鍵を開けたわ」

    最原「ピッキング」

    すると、僕の頭に声が響いた。

    ???『…ますか…きこえますか…』

    最原「ん?」

    王馬『きこえますか…今…最原ちゃんの…心に…直接…呼びかけています…ピッキングは俺の専売特許です…だから今すぐやめさせるのです…そして訴訟するのです…』

    最原「神の声や内なる声はもう間に合ってます」シャットダウン
  98. 98 : : 2017/03/18(土) 18:39:04
    東条「ところで真宮寺君…あなた自分の部屋にいないでこんな所にいるなんて……随分探したわよ」

    真宮寺「待って東条さん僕の部屋に行ったのドアを開けたの?」

    東条「ええ、真っ黒で気味の悪い不審者がいたので退治しておいたわ」

    真宮寺「SCPを退治したの!?」

    東条「そして依頼の品を持ってきたわ!過剰に動くこけしよ!」

    真宮寺「微妙に違うヨ!」

    東条「ご注文はこけしですか?」

    真宮寺「はにわだヨ!」



    天海「…東条さん、邪魔しないでほしいっす」

    東条「天海君…私のご主人様に何をしようとしてるのかしら?これは見過ごせないわね…」ゴゴゴゴゴ

    真宮寺「(今の状態だと東条さんが救世主に見えるヨ…)」

    東条「大人しく真宮寺君をこちらに渡しなさい!」

    真宮寺「助けて東条さん!」

    東条「真宮寺君は私の性奴rご主人様よ!!!」

    真宮寺「あれ今何て言いかけたの不穏な言葉が聞こえたヨ!?」

    天海「……東条さん、真宮寺君は東条さんのご主人様なんすよね?」

    東条「勿論そうよ」

    天海「なら…その真宮寺君のお兄ちゃんである俺も、東条さんのご主人様って事になるんじゃないっすかね?」

    東条「……え?」

    天海「東条さん、これはご主人様命令っす。俺に協力してほしいっす」

    東条「え?…私のご主人様は…?……いえ、確かにそうかもしれないわね…」

    真宮寺「と、東条…さん…?」





    東条「分かったわ!メイドの名にかけて!天海ご主人様の依頼を必ず遂行してみせるわ!!!」

    真宮寺「東条さーーーーーん!!?!?」
  99. 99 : : 2017/03/18(土) 18:41:59
    僕は最原終一!友達と親睦を深めようと自室でビデオを観ていただけなのに何だかとんでもない事になってきたよ!



    天海「これ入るっすかね?」

    百田「諦めるなよ!諦めなければ不可能も可能に変わるぜ!」

    東条「ではこけしを使ってみるかしら?」

    真宮寺「ぁ…ゃぁっ…誰か…」



    フレンズ達が僕のベッドで4パンツ…4Pをしている。
    友達とスマブラやモンハンする時、5人だと必ず誰かが溢れちゃうよね!

    僕は少し離れた所で一人寂しくテレビを観ていた。
    テレビ画面では競泳水着を着た女の子がモブ軍団を尻百烈拳で吹き飛ばしながら無双をしている。
    僕は水着はビキニの方が好きだなあ…



    天海「やっぱ指しか入らないっすね」

    百田「じゃあ性転換装置でもう少し年齢上げちまえばいいんじゃねぇか」

    東条「でももう一度使うと男の子に戻ってしまうわよ?私はそれでも構わないけど…」

    東条さんがおもむろに呟いた瞬間、先程までまな板の上のかまぼこみたいに無抵抗だった真宮寺くんが凄いスピードで起き上がり、天海君達を掻い潜って僕の所まで走ってきた。

    最原「真宮寺くん!?まだそんな体力が…」

    真宮寺「最原君これ貰うヨ!」

    最原「あっ、それは僕が貰った性転換装置…」

    真宮寺「ククク…東条さん迂闊だったネ!これを使えば男に戻れるんだってネ…」

    東条「ッ…しまった!」

    天海「真宮寺君押しちゃ駄目っすよ!」

    真宮寺「この状況で押さないと思うかい?…クク…クククククク…」



    1、性転換装置を自分に使う(秒数一の位が奇数で成功、偶数で不発)
    2、性転換装置を誰かに使う(誰に使用するかも記入してください。)
    3、阻止。現実は非常である
    ※選択肢によっては助かります。

    安価(分岐)↓


  100. 100 : : 2017/03/18(土) 18:48:21


    話が進まなくなる危惧がありそうなので
  101. 101 : : 2017/03/19(日) 12:56:05
    >>100

    お見事
  102. 102 : : 2017/03/19(日) 13:04:29
    △□◯✖︎www
    天海下っ種wwwwww

    NTR(ニュートークリアクション)www
    誰が上手い事言えとwwwwwwしかも「正論をねじ伏せる」って、正論って認めちゃってるしwwwwww

    最原「PTAに怒られそうな展開」
    お前も誰が上手い事言えと(スーダン並感)wwwwww
  103. 103 : : 2017/03/27(月) 22:57:48



    ボムンッ

    真宮寺「……ククク…クククククク……やった…やったヨ…」

    真宮寺「残念だったね天海君!僕はこの装置で男に戻る事が出来たヨ…!クククク…アハハハハハハハハハ」

    天海「……東条さん」

    東条「ええ」ポチッ



    ボムンッ

    真宮寺「え……」



    元の188cmの姿に戻り、ベッドの上で高笑いしていた真宮寺くん。
    でも天海くんが合図し、東条さんがポケットから取り出した物のスイッチを入れると、
    真宮寺くんはまた女の子になっていた。
    今度は年齢はあまり変わらず、少し身長が縮んでいる程度だ。



    真宮寺「あ…れ…?僕……?」

    最原「真宮寺くん、君はミスを犯してしまったんだ…」

    真宮寺「何で…」

    最原「性転換装置は生徒全員に配られているんだよ。だからもし助かりたいのなら…順番は誰からでもいいけど、まず天海くんを装置で抵抗出来ないくらいの幼児にして、天海くんの持っていた装置を奪う。そして次は百田くんか東条さんを幼児に……と、その3人を無力化しなくてはいけなかったんだ…」

    真宮寺「そん…な…」

    最原「装置を使ってしまった今ではもう僕にはどうする事も出来ないよ。こうなってしまったら大人しく運命を受け入れるしかないね」

    天海「丁度良い年齢になって好都合っす」

    東条「ええ、好都合ね」

    百田「ガキを相手にするよりは断然好都合だな」

    真宮寺「あ…あああ…ああああああああああ……ッ!!!」





    僕は真宮寺くんの悲痛な叫びを耳にしながら自分の部屋を出た。
    今日は天海くんの部屋に泊まろう。
  104. 104 : : 2017/03/27(月) 22:58:29



    ???の部屋

    『アッ…アアアア…やだヨォ!僕本当に女の子になっちゃうヨォォォォ…!』

    ???「どうしてこうなった」





    私は監視用モニターを前に深く大きな溜息をついた。

    ???「もー…だから性転換装置の導入なんて反対だったのにー…」

    モノクマ「おやおや、昨日は『男体化東条君と真宮寺君の主従SMキタコレー!!!』と白目剥いて喜んでたじゃないですかー?」

    ???「あれはあれー!でも今日は本当に危なかったんだからね!幼女4P物なんて放送したらそれこそ児童うんたらにうるさい層のクレームがどうなった事やら…」

    モノクマ「うーん、視聴者の声は真宮寺とか誰得ーとか女体化するなら最原クンか王馬クンをーってコメントから、これはこれでアリとか新しい方向に目覚めたーってコメントが大体半々くらいかなー?うぷぷぷぷ」

    ???「あーあ、どうせなら最原君と真宮寺君の二人っきりのお泊まり会の方が私得だったよー」



    モノクマ「ていうか明日で5日目なのにコロシアイが今だに起きてないって何やってるのさ黒幕さん!」

    ???「私だけのせいじゃないよ!進行役はそっちでしょ!」

    モノクマ「ムキー!!!ボクだってちゃんとしてるよ!人間関係やら何やら色々なものがドロドロしそうなカジノ施設や大浴場にラブアパートの早期開放に、全生徒へ性転換装置を配ったり、入間さんや夢野さんへ研究教室や大掛かりな機材や道具を提供したり、学園内にSCPを放ったり!」

    ???「SCPとか意味分かんないよ!世界観崩壊じゃん!」

    モノクマ「組織メンバーみんなのアイディアを取り入れた結果だね」

    ???「…とにかく、明日には必ずコロシアイを起こさないと…」

    モノクマ「そうだね、これはあいつらのアイディアだから使いたくなかったけど…仕方ないね…うぷぷぷぷぷ」

    『あっ はぅぅ…もうゆるしてヨォ…おにいちゃんんんんんあああアアアアアッ…!』

    ???「それにしてもいつまでヤってんだこいつら」


  105. 105 : : 2017/03/28(火) 00:00:18



    五日目

    新しいパンツのような爽やかな気分の朝だ。

    赤松「おはよう!」シュバッ

    最原「おはよう赤松さん」バシッ

    寝起きと共に金箔の日本刀を振り下ろしてくる赤松さん。
    僕はそれを真剣白刃取りで受け止めた。

    赤松「あれ、最原くんどうして天海くんの部屋で寝ているの?」

    最原「そうだった。ここは天海くんの部屋だったね」



    最原「という訳で今から僕の部屋に行くよ」

    赤松「よーし任せてー!」ブンブン

    最原「一体何を任せるのか分からないし何故執拗に日本刀の素振りをしているのかは聞かない事にするよ」





    最原の個室

    ガチャッ

    最原「もう天海くん達はいないようだね」

    赤松「何で最原くんのベッドで真宮寺くんが寝てるの?」ブンブン

    最原「ここで悲しい事件があったんだよ…ほら、これが凶器の過剰に動くこけしだよ」

    赤松「すごーい!どれだけ過剰に動くんだろー?」こけしスイッチポチッ



    こけし(ブブブブブィィィィィィ~~~~~~~ガガガッガガガガガガッガガッガガッブブブオオオオ~~~ォォォォォ~~~~~~~~~ンンンンンンン)ゴトンッ

    赤松さんがスイッチを入れるとこけしが超高速回転をしながらベッドの下に落ちた。



    最原「おっとベッドの下にこけしが落ちてr

    春川「…………」

    最原「…………」

    春川「百田…浮気なんて酷いよ…許さない…
    こうなったら二度と浮気が出来ないように根元から断絶しないと…」ブツブツ

    そう呟きながら春川さんはベッドの下から這い出てきて、そのまま部屋を出て行ってしまった。



    最原「(さようなら百田くんのロケット…君の事は忘れないよ…)」
  106. 106 : : 2017/03/28(火) 00:12:01
    赤松「今の春川さんなら殺せそうな気がするからちょっと行ってくるね!」

    最原「むしろ殺気満々だったけど大丈夫かい?」

    赤松さんは春川さんの後を追って、僕の部屋を出て行った。





    最原「さて、僕も真宮寺くんを起こさないと…」

    最原「真宮寺くんはパンツも穿かずにうつ伏せで眠っているよ」

    最原「折角だから真宮寺くんに寝起きドッキリをしてみよう」



    最原「まずは起きない程度のドッキリを…」

    寝起きドッキリの内容
    (過激すぎると実行されなかったり、他の人が身代わりになります。)

    安価↓


  107. 107 : : 2017/03/28(火) 00:19:03
    妹といえばツインテール
  108. 108 : : 2017/03/28(火) 00:19:13
    塩を顔に振りかける
  109. 109 : : 2017/03/28(火) 00:20:20
    ここは定番!スッパで朝チュンシチュエーション!

    昨日の君は綺麗だったよ
  110. 110 : : 2017/03/28(火) 00:51:22
    微動だにしない真宮寺くんを仰向けにし、髪をかき上げる。
    昨晩マスクを剥ぎ取られたので珍しく素顔の真宮寺くんは、まるで悪夢を見ているかのような苦悶の表情をしていた。

    最原「昨日は慣れない妹プレイで大変だったろうに…せめて形だけでも妹らしくしてあげよう…」

    僕は、何故か都合良くテーブルに置いてあった髪ゴムとリボンで、真宮寺くんの髪をツインテールにしてあけた。

    最原「流石にこれじゃ起きないね」



    最原「よし次は…おっとこんな所に塩が」

    最原「僕は目玉焼きには醤油か食べるラー油派なんだけどなあ…」

    僕は何故か都合良くテーブルに置いてあった食塩を手に取り、
    真宮寺くんの顔面に振りかけた。

    最原「そーれ、おいしくなあれ、おいしくなあれー」パッパッ

    最原「喝っ!悪霊退散!レッツラまぜまぜ~☆」パラパラ

    最原「さあ目覚めるのです…勇者よ…今こそ目覚めの時です…」サラーーーーーーー

    それでも真宮寺くんは反応しない。



    最原「これでも起きないね…よーし、こうなったらここは定番の!スッパで朝チュンシチュエーションかな!」

    最原「キャストオフ!!!」スッ裸゚ーーーーーン

    最原「ではお邪魔します…って僕のベッドだけどね」ゴソゴソ

    最原「準備完了!真宮寺くーん!朝だよー起きt――



    ――僕は真宮寺くんの首元に触れた。

    …………冷たい。
    真宮寺くんは目を覚まさない……



    最原「そ、そんな……嘘だろ……真宮寺くん…………」












    最原「し、死んでr――

    真宮寺「生きてるヨ」
  111. 111 : : 2017/03/28(火) 01:22:12
    最原「おはよう真宮寺くん」

    真宮寺「……ッ…うわぁぁッ!?さ、ささささ最原君んんん…なな何な何でき君きみ君も裸で、同じベッドで寝ているの?」

    最原「ああ、そうだった!」



    最原「昨日の君は…綺麗だったよ…」ソッ

    真宮寺くんの冷ややかな視線…僕の印象が悪くなったみたいだ…!



    最原「それにしてもビックリしたよ真宮寺くん!君の身体が冷たすぎて、死んでるのかと思ったよ」

    真宮寺「あんな事をされて、そのまま布団もかけてもらえず全裸で放置されたらそれは身体も冷えるよネ…」

    真宮寺くんが恨めしそうに僕を睨みつける。
    昨日の出来事は僕のせいじゃないよ!

    最原「とりあえずシャワー浴びていきなよ」

    真宮寺「……そうさせてもらうヨ」

    真宮寺くんはシャワールームに入っていった。
    テーブルには真宮寺くんの制服が洗濯された状態で綺麗に畳んで置いてあった。
    多分東条さんが置いていったのだろう…首輪と手錠も添えてある。



    ――――うわあああああああああああああ

    最原「どうしたの真宮寺くん!?」

    突如、真宮寺くんの悲鳴と、何かが倒れる鈍い音。
    僕は慌ててシャワールームに駆け込むと、そこには――



    ――シャワールームで大量に血を流し、倒れている……

    …………真宮寺くんの姿が



    最原「し、真宮寺くん……どうして……どうしてっ…………」












    最原「し、死んでr――

    真宮寺「だから生きてるヨ」
  112. 112 : : 2017/03/28(火) 02:38:32
    最原「真宮寺くんそれどうしたの」

    真宮寺「シャワーを浴びようとお湯を出したら…何故か血が…」

    最原「それでビックリして転んじゃったんだね。それにしても何でシャワーから血が…」

    ペロッ

    最原「…………」

    真宮寺「最原…君…?」

    最原「これ、炭酸ジュースのPantaグレープ味だね」

    真宮寺「Panta」

    王馬「アッハハーーーーー!!!最原ちゃん騙された?オレのドッキリに引っかかっちゃったかなーーー?ほーらテッテレー!ドッキリ大成こ……う…?」

    最原「出たな王馬くん」

    真宮寺「……」



    王馬「うわーーーーーーー!!!最原ちゃんと真宮寺ちゃんが裸で抱き合ってるぅぅぅーーー!?しかも真宮寺ちゃんにツインテールさせてるとかどんなプレイだよー!?」

    最原「君が驚いてどうするのさ」

    真宮寺「えっ 僕ツインテールにされてるの?」





    最原「王馬くんが白目を剥いて凄い顔芸のまま逃走する様子に驚いたよ」

    真宮寺「僕はいつの間にかツインテールにされていた事にも驚いたヨ」

    最原「せめて見た目だけでも妹らしくしてあげようと思って」

    真宮寺「い、妹…?妹…いもうと…………ア、アアアやめて…おにいちゃん達もうやめてぇ…謝るからゆるしてヨォォォ…」

    最原「どうやら深刻なトラウマを抱えちゃったみたいだね」
  113. 113 : : 2017/03/28(火) 02:43:19
    ―真宮寺視点―

    僕はもう一度シャワーを浴び直し、制服に着替える。
    制服と首輪と手錠が添えてあったがそれはゴミ箱に捨てた。
    そして最原君に気づかれないようにこっそりと口紅を引いて、マスクで隠す。
    姉さんが昨晩の事について心配しているが、最原君にバレてはいけないので小さく返事だけした。

    すると、最原君の部屋に設置してあったモニターが映った。



    モノクマ『オマエラに重大発表です!もう5日間も経ってるのに一向にコロシアイが始まらないのでボクは怒っています!そして悲しいです!』

    モノクマ『なので追加ルールで、今日の夜時間までに殺人が起こらなければコロシアイに参加させられた生徒は全員死亡!』

    モノクマ『大量のモノクマとエグイサルを出動させて、クマ本来の野性味を大開放しちゃうよっ!ミナゴロシだよー!うぷ、うぷぷぷぷぷ…アーッハッハッハッハ!』

    ブツンッ





    真宮寺「殺人が起こらなければ…皆殺し…」

    モノクマ「アッハッハッハー!オマエラがいつまでもコロシアイをしないから動機を作ってあげたよー!」

    真宮寺「動機!?今更そんなの必要ないよネ!既にあちこち殺意のオンパレードだったじゃないカ!君は今まで何を見てきたんだヨ!」

    モノクマ「うっぷっぷー!さーて真宮寺クン?もう殺人の選り好みなんてしてる場合じゃ――



    赤松「Go to Hell !!!」ドンガラガッシャーーーン

    モノクマ「ウギャーーーーー!!!」ボカンッ

    真宮寺「!?」

    突如、オープンカーに乗った赤松さんが最原君の部屋の壁を破壊しながら突っ込んできた。
    モノクマが轢かれ、そして爆発した。

    モノクマ「あーーー!学園長に手を出したね!校則違反でオシオk



    最原「希望は前に進むんだ!!!」グシャアァァ

    モノクマ「グェェェーーーーー!!!」ボカンッ

    続けていつの間にかオープンカーに乗った最原君が突っ込んでくる。
    復活したモノクマがまた轢かれ、そして爆発する。

    モノクマ「き、君達揃いもそろって…ゆ、許さn――ウギュッ!!!」ボカンッ

    赤松「デスロード勝負だよ最原くん!」

    最原「優勝パンツの為にも僕は負けられない!」

    ブォォーーーーーン…

    二台のオープンカーはしっかりモノクマを轢き潰してから走り去ってしまった。





    モノクマ「…………」

    真宮寺「……あのサ」

    モノクマ「ウガーーーーーッ」

    真宮寺「うわッ!?」

    モノクマが爪を剥き出しにし、八つ当たりをしてきたので僕は外に逃げ出した。










    逃げ出した先…外は……

    戦場と化していた。
  114. 114 : : 2017/03/28(火) 02:45:26
    >>113
    脱字訂正
    ×制服と首輪と手錠が添えてあったがそれはゴミ箱に捨てた。

    ○制服と一緒に、首輪と手錠が

    制服捨てちゃ駄目ですね。
  115. 115 : : 2017/03/28(火) 02:47:51
    モノタロウ「あーあー!オイラ達のエグイサル返してよー」

    百田(エグイサルレッド)「はっはー!こいつはいいぜー!」ガシャンガシャン

    星(エグイサルブルー)「中々高くで売れそうだな」ウィィーン

    天海(エグイサルグリーン)「なんでエグイサルなんかに乗ってるっすかね」ブォーン

    王馬(エグイサルイエロー)「ははは!面白~い!全部壊しちゃおーっと」ババババババ

    春川(エグイサルピンク)「百田ぁ…百田ぁぁ…」ギュゥィィーン



    入間「俺様のメカで校舎内を解体して丸裸にしてやるぜー!ヒャーッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャー」

    夢野「N AHHHHH―――!!!クソ…じゃなくてロードローラーじゃああああああああああああああ」

    茶柱「夢野さん流石です!転子は夢野さんのスタンドとして背後にバックにお尻に全てを守りますね!」ハァハァ



    ゴン太「地球ノミンナ…ゴン太ニ元気ヲ分ケテクレ…」ゴゴゴゴゴゴ

    東条「滅私奉公よ!何だかよく分からない不審者の他にも置き物と熊のぬいぐるみと大きなトカゲを退治したわ!」

    キーボ「戦闘システムを起動…ロック解除…全ての対象の殲滅を開始します」キュィィィーン





    真宮寺「なにこれ」

    アンジー「みんなあの放送を聞いたんだよー」

    真宮寺「ヒッ 夜長さん…!?君随分と流暢に喋れるようになったんだネ…」

    アンジー「まあねー。それでね、モノクマとエグイサルで攻めてくるって聞いてね、『殺られる前に殺る作戦だ』って事でみんなで学園を破壊してるんだよー」

    真宮寺「学園の謎を調べるどころじゃなくなってきたヨ…」

    アンジー「あー是清あぶなーい」ドンッ

    真宮寺「ッ……!!!」

    僕は夜長さんに強く押され、よろめいた。
    が、ずっと警戒していたのでなんとかその場に踏みとどまる――



    グシャァァッ

    すると、目の前に大きな瓦礫が落ちてきた。



    アンジー「おー是清良かったなー。アンジーが押していなかったらその瓦礫に潰されていたねー神様のおかげだよー」

    真宮寺「逆だヨ!あのまま踏みとどまれずにいたら直撃していたよネ!?」

    アンジー「だってだってー、誰かが死ねばこの騒動は収まるんだよー?」

    アンジー「にゃはははーでも失敗しちゃったから他を探すよー。誰を芸術的にしちゃおうかなー?ばいならー」

    そう言うと、夜長さんは道を塞いでいた瓦礫をハンマーで砕きながら何処かへ行ってしまった。





    ワーワー
    ドカーン ギュォォーン ズバババババババ

    真宮寺「くっ、この場所も危ないネ…どこかに避難しないと…」

    姉清『是清、是清…』

    真宮寺「…どうしたんだい、姉さん?」

    姉清『この前あなたが寝ていた時に、気になるお部屋を見つけたの…安全そうな場所だったし、今からそこに行ってみませんか?』

    真宮寺「気になる部屋…?そうだネ…ここにいても危険なだけだし、この学園について探索もしたかったし、行ってみた方が良さそうだネ」
  116. 116 : : 2017/03/29(水) 11:44:43
    あっ(察し)(2回目)
  117. 117 : : 2017/04/04(火) 04:52:00
    女子トイレ

    真宮寺「…………」

    姉清『さあ是清、入りましょう』

    真宮寺「……え、でもここ女子トイレ…」

    姉清『早く行くわよ是清』



    姉清『中には誰もいないみたいね』

    真宮寺「それは良かったヨ、ここで女子の誰かと鉢合わせになってしまったら、茶柱さんあたりに社会的に抹殺されていたネ…」

    姉清『大丈夫よ、今ならみんな学園破壊に忙しそうだったし』

    真宮寺「それもそうだネ…そう言えば誰かいなかったような…」

    真宮寺「ところで姉さん、気になる部屋って何処にあるのかな?」

    姉清『ここよ、掃除用具入れの奥の壁なんだけど…』

    僕は姉さんに言われるがままに奥の壁を調べてみる。
    強く押すと……

    真宮寺「へェ…隠し通路だネ…」





    ???の部屋

    真宮寺「ここは…何の部屋…かな」

    姉清『なんだか女の子らしいお部屋ね』

    真宮寺「これは何だろう…布がかけてあるネ」

    部屋の奥に布を被せた何かが置いてある、とても大きい。
    かけられている布をめくる。

    真宮寺「……これは…!」



    するとそこには――










    ――――水槽の様な入れ物に浮かぶ、大きなモノクマの頭が



    ???『イヤーーーン!エッチーーーーーーーーーー!!!』

    真宮寺「……は?」

    ???『ノックもしないで急に覗くなんて!これだから思春期の男子高校生は困っちゃうよ!』

    真宮寺「ふざけないでヨ。君は何なんだい」

    ???『何ってナニさ!失礼しちゃうなー!ボクは“マザーモノクマ”だよ!』

    真宮寺「マザーモノクマ…?もしかして大量のモノクマを出動させると言ってたけど…」

    マザーモノクマ『そうだよ、ボクがモノクマを産み出しているんだよ!』

    真宮寺「へェ、やけに簡単に秘密を喋るんだネ。それなら駄目元で聞いてみるけどサ…この学園の秘密やコロシアイの目的…黒幕の正体でもいいかな…知っている事を全て教えてもらおうカ…」

    マザーモノクマ『うぷぷ、どうしようかな~…そうだ、アレをしてくれたら教えてあげてもいいよ~』



    アレとは。

    安価↓


  118. 118 : : 2017/04/04(火) 09:37:29
    一発芸
  119. 119 : : 2017/04/04(火) 13:02:36
    マザーモノクマ『一発芸をしてくれたら教えてあげてもいいよ~』

    真宮寺「…………」

    真宮寺「ウワー指が取れたヨー」スッ

    マザーモノクマ『そんな子供騙しのマジックなんてボクには通用しないよ!もっとショートコントや今時流行りのモノマネとか…新人歓迎会なのに酒の入った上司に無茶振りされた若者のように必死になってくれなきゃ…!』

    真宮寺「よし今から一発芸でモノクマ割りをするヨ」

    姉清『これを使いなさい是清』つ純白の模擬刀

    真宮寺「純白の模擬刀か…元々は観賞用の刀のはずだけど何故か刃が研がれているね。これなら何でも真っ二つに斬る事が出来そうだヨ」

    マザーモノクマ『キャーーー待って待って言います言いますー!ちょっとふざけてみただけだよー!』

    真宮寺「じゃあ聞くけど、このコロイアイの首謀者って…










    赤松「Thinking time !!!」ドゴォォォォン

    マザーモノクマ「アバーーーーー!!!」グシャァァッ



    突如、僕が使ったドアとは別のドアを破壊しながらピンクのオープンカーがマザーモノクマ目掛けて突っ込んできた。



    真宮寺「ウワーーー!!!あああ赤松さんに…最原君!?」

    最原「Good!」

    真宮寺「グッドじゃないヨ!何してくれてたのサ!」

    マザーモノクマ『真宮寺クン、ごめんなさい…わたし…もう、ダメみたい…サヨナラ』



    ボンッ



    マザーモノクマは爆発した。
  120. 120 : : 2017/04/04(火) 13:03:50
    真宮寺「くっ…まだ何も聞いてないのに…」

    天海「なんで図書室の隣なんかにこんな隠し部屋があるんすかね」

    アンジー「あれまー大きなモノクマの生首だよー」

    入間「もうボロボロでガバガバの穴だらけじゃねぇか!ダメだなこりゃ」

    真宮寺「どうして、みんなここに…?」

    百田「それよりもモノクマ!学級裁判だ!」

    モノクマ「えー何でさー、まだ殺人も起きてないのにー?」

    百田「当然だ!首謀者を見つけたんだぞ!」

    春川「首謀者を裁いて何が悪いの?まさか自分達に都合が悪いからって拒否する気?」

    モノクマ「うーんそこまで言われたら仕方ないなあ~」

    白銀「わぁ、いきなりクライマックスだね!」

    真宮寺「え、君達いつの間に首謀者を見つけたの…?その首謀者って…一体誰なんだい…?」

    百田「それは……」










    百田「お前だよ」ドゴォッ

    真宮寺「うぐゥッ…!!!」



    百田君に腹を殴られた。
    意識が遠退く……マズイ、この状況は…



    モノクマ「うぷぷ…真宮寺クンには悪いけど、このコロシアイの首謀者として“みせしめ”になってもらうよ…」










    真宮寺「う…ここは……」

    見たことの無い裁判所。
    中心には16の証言台が円を描くように並んでいる。

    モノクマ「それでは、コロシアイ学園生活の存続をかけて…学級裁判を始めまーす!」



    ―学級裁判 開廷―


  121. 121 : : 2017/04/04(火) 13:17:44
    最原「まずは何について話し合おうか…」

    赤松「最原くん、話し合う必要なんてないよ」

    春川「そうだよ、だって首謀者は真宮寺なんだから」

    アンジー「是清を処刑すればこの学園生活は終わりだねー」

    真宮寺「ま、待ってヨ!僕は首謀者なんかじゃ…」

    天海「じゃあ何で隠し部屋なんかにいたんすか?」

    星「現行犯じゃねぇか」

    真宮寺「そ、それは違うヨ…!僕はたまたま別の通路からあの部屋に行っただけなんだ!」

    東条「別の通路って何処にあったのかしら?」

    真宮寺「それは……トイレ、の掃除用具入れからだヨ」

    最原「それはおかしいよ…男子トイレは以前僕が百田君と一緒に隅々まで調べた事があるんだ。でも、そんな通路はどこにも無かったよ…」

    百田「首謀者しか通れない特別な仕掛けがあったんじゃねぇのか?」

    真宮寺「いや、違う、違うんだ……その、隠し通路は………………女子トイレ、にあったんだヨ……」



    全員「「「「「………………」」」」」



    茶柱「真宮寺さんは女子だったのですか!?しかし転子の男死センサーには反応が…?はっ、もしかしてニューハ

    夢野「あほぅ、そんなの余計に怪しいわい」

    アンジー「男子の是清が女子トイレの隠し通路をどうやって見つけられたのかなーおかしいなーなんでかなー」

    入間「それにあの拡張済の特大オナホみてぇになってたマザーモノクマって奴が壊れる直前に…」

    キーボ「録音した記録を再生します…『真宮寺クン、ごめんなさい…わたし…もう、ダメみたい…サヨナラ』…」ピーガガガガ

    入間「って言ってたじゃねぇか!これはもうどう見てもモノクマ達とそういう関係だったんだろ!」

    真宮寺「そ、そんな…」

    王馬「マザーモノクマって言うくらいだからもしかしてあれは大量のモノクマを出動させる為の装置だったのかな?」

    白銀「まさか学園内で暴れまわっている私達に対抗する為にあの部屋に行ってモノクマを大量生産しようと…?」

    ゴン太「オマエノ…シワザ…ダタノカ…」

    真宮寺「違う…僕は…違うヨ……」



    モノクマ「おや、意見が真っ二つに分かれましたね?」

    モノクマ「そんな時は……議論スクラーム!!!」キュイィィィン



    真宮寺是清は首謀者か?

    首謀者だ!> <首謀者じゃない!
    赤松      真宮寺
    最原
    天海
    百田
    春川
    王馬
    入間
    東条
    茶柱
    夢野

    獄原
    白銀
    夜長
    キーボ



    真宮寺「何が真っ二つだヨ!あっちのチームギチギチのすし詰め状態だよネ!?こんなの多勢に無勢じゃないカ!」

    モノクマ「議論開始!」
  122. 122 : : 2017/04/04(火) 13:20:26
    ―議論スクラム―



    赤松「真宮寺くんはあの部屋にひとりでいたよね」

    天海「なんで女子トイレの隠し通路なんかを見つけれたんすかね?」

    僕が!
    真宮寺「女子トイレを通ったからって首謀者だなんて決めつけないでヨ!僕が女子トイレに入ったのは…」

    ―偽証―
    真宮寺「…僕がモノクマの性転換装置で女の子になってしまった時に仕方なく女子トイレに入って、そして偶然隠し通路を見つけたからなんだヨ!(姉さんの事を言うわけにはいかない…!)」

    百田「でもマザーモノクマとすげー仲良さそうに話していたじゃねぇか」

    王馬「本当は俺らを全滅させる為にモノクマを大量生産したかったんじゃないのー?」

    入間「ところが赤松に突っ込まれて、息子製造機のダッチ●イフがグチャグチャにイっちまったから困ってたんだろ!ケケッ、ダッセー!」

    僕が!
    真宮寺「仲良くなんかない…マザーモノクマが一方的に馴れ馴れしくしていただけだヨ…!それに僕が困っていたのはモノクマを生産出来なかったからじゃない、マザーモノクマからこの学園や黒幕の情報を聞き出したかったのに、その前に赤松さん達に壊されてしまったからだヨ」

    白銀「でも真宮寺君が首謀者じゃないって証拠も無いんだよね」

    春川「この中で一番怪しいのは真宮寺だよ」

    僕が!
    真宮寺「僕が首謀者って証拠も無いよネ?」

    茶柱「そういえば真宮寺さんっていつもモノクマと仲良さそうにお話ししていましたよね!?やっぱり仲間なんじゃないですか?」

    夢野「ウチの殺戮マジックショーもモノクマの装置とやらで回避したそうじゃな?これはもうモノクマが真宮寺に味方していたとしか思えん」

    東条「真宮寺君のお部屋にだけ見たことのない怪しい人物がいたけどあれは何だったのかしら?まさか内通者じゃないわよね?それともう一つ、あなたが気絶している間に身体中のありとあらゆる所を隅々深々とボディチェックさせてもらったけれど、こんな物(クマミミ)が見つかったわ。モノクマの耳を型どっているように見えるけどこれはどういうことかしら?」

    星「真宮寺、早めに謝っちまえばみんな許してくれると思うぜ?それとも俺が手を打ってやろうか?それならこの書類にサインと拇印を…」

    夜長「主は全てをお許しになるでしょう…今神様のイケニエになるとなんとお得なセール期間割引で特別5%オフの血液をだねー」

    獄原「ニンゲンハ…ミンナ嘘ツキダ…」

    真宮寺「僕が…って、ちょっと待って…そんなに一度に沢山言わないでヨ…!ていうか前から思っていたけどゴン太君キミも人間だよネ!?」

    キーボ「でも動き過ぎでボロボロ、頑張っても人望ゼロ、上のヤツだけマジボロ儲け、てめえらマジでボロボロにしてやるぅーーー![ピーーーーー]コノヤロー!……あっ、すみません、なんか取り乱しちゃって。次は取り乱さずにちゃんとやるので」ピコピコ

    最原「パンツを穿いてないのは…真宮寺くん!君だけなんだ…!」

    真宮寺「最後のは何なのサ!全く関係無いよネ!?」



    全員「「「「「これが私達(僕達)(俺達)の答えだ!!!!!」」」」」ズドドドドドドドドドドドド

    真宮寺「そんな力押しでアアアアアアアアアアアアア」ドカーーーン

    ―Break―


  123. 123 : : 2017/04/04(火) 13:24:46
    最原「真宮寺くん…これで決まりだね…」

    真宮寺「こんなの…こんなの絶対おかしいヨ…」



    真宮寺「僕は…僕はこんな事…認めないヨ!」



    ―理論武装―



    最原「し、真宮寺くんがすごいオーラと共に陰陽師の姿に…!」

    真宮寺「まだだヨ!僕は、僕はこんな虚構はこんな冤罪はこんな理不尽は絶対に絶対に絶対に…認めな……



    赤松「理論武装!スーパーピタゴラピアノウーマン!」

    東条「理論武装!パーフェクトメイドナイト!」

    百田「理論武装!スペースカブキ仮面ライダー!」

    春川「理論武装!†湖畔に佇む漆黒の悲しき暗殺者†…!」





    真宮寺「え、ちょ」

    赤松東条百田春川「「「「これでトドメだ!!!!」」」」

    真宮寺「またそうやって多勢に無勢アアアアアアアアアア」パリーーーン

    ―Break―





    モノクマ「はいはーい、それでは投票タイムに入りますー!このコロシアイ学園生活の首謀者は誰なのかー」

    真宮寺「ま、待ってヨ…」

    モノクマ「投票ターイム!!」










    ―投票結果―

    真宮寺是清 16票



    真宮寺「なんで…僕の分まで…」

    モノクマ「投票に参加しなかったら自分に票が入るんだよー。まあ参加した所でどっちにしろ多数決で負けていたけどね…うぷぷぷぷ」

    真宮寺「あ、あああ…違う……僕は…本当に首謀者なんかじゃ…」

    モノクマ「それでは、張り切っていきましょう!おしおきターイム!!」





    ―GAME OVER―
    シングウジくんがクロに決まりました。
    おしおきを開始します。


  124. 124 : : 2017/04/04(火) 21:41:51



    ここはどこだろう…
    目を開けるとまず畳が目に映る…そこまで広くはない、和室のようだ…

    僕は縄で身体と両手両足を背中で一纏めに縛り上げられ、宙吊りにされていた。





    モノタロウ「うんしょ、うんしょ、よいしょーーー」

    赤いモノクマーズ一匹が、吊るされた僕の身体をぐるぐると回す。

    真宮寺「(うっ…これは駿河問い…主に江戸時代に行われていた拷問だネ…)」

    苦しい、吐き気がする。
    どうやら僕はこの拷問で嬲り殺されるようだ。



    モノタロウ「うんしょ、うんしょ…」

    モノタロウ「ふぅー…もういいや、次行っちゃってよ」

    真宮寺「(次…?)」

    部屋の片隅に待機していた武士が立ち上がり、刀を振り下ろす。
    が、刃は僕の首を落とさずに縄だけを切り裂いた。

    縛られたままの身体が叩きつけられる前に、畳が落とし穴のように開き
    そのまま僕は穴に堕ちた――








    ザブンッ

    水の中に落ちる。
    これは…………釜?



    モノタロウ「着火!そしておりゃーーーー」ポイポイポイポイ

    赤いモノクマーズが、火をつけ、釜の下に薪を放り込む。

    真宮寺「(そうか…僕はここで煮殺されるのか…)」

    モノタロウ「うおおおおおおおおお」ポイポイポイポイポイ

    次から次に薪が放り込まれ、じわじわと水温が上がっていく。

    真宮寺「(ク、クク…まさか僕が首謀者に仕立て上げられて殺されるなんて…全く、この学園に来てから散々な目にしかあってないネ…)」

    モノタロウ「がんばれオイラーーーそれそれー」ポイポイポイポイ

    真宮寺「(ああ、どうせなら…姉さんの友達を…もう少し作ってから死にたかったヨ…)」



    モノタロウ「ひ、ひとりじゃ大変だよぉー」ポイ…ポイ…

    真宮寺「(……疲れている?)」

    水温は一向に熱くならない。

    モノタロウ「ちょ、ちょっと休憩した…いよー…ぜぇ…はぁ」ポイ…ヨロ…



    真宮寺「(逃げられるかもしれない…!)」

    縄の扱いには慣れていた。
    それに落ちた衝撃で結び目が少し緩んでいたようだ。

    赤いモノクマーズの動きが鈍くなってる隙に
    素早く手首の縄を解き、足や身体中に巻き付いた縄を外した。

    真宮寺「……解けた!今だ!」

    モノタロウ「あ、あー!ちょっとー!勝手に出たら困るよー」

    僕はまだ然程熱されていない釜から出る。



    モノタロウ「こらーまてー!釜の中に戻ってよー ツルッ あー!」

    ジュッ ボカンッ

    背後で何かが爆発する音がしたが僕は振り返らずに、その場から逃げ出した。


  125. 125 : : 2017/04/04(火) 21:46:20
    真宮寺への愛を感じる
  126. 126 : : 2017/04/04(火) 21:53:23





    ???「あ、やっと見つけたよ真宮寺君!」

    真宮寺「…………」

    ???「良かった、無事だったんだね…モノクマがね、まさか処刑失敗になるとは思ってなかったみたいですごく悔しがっていたよ」

    真宮寺「…………」

    ???「真宮寺君が脱出成功した後みんなで話し合ってね、やっぱりこの裁判は間違っていたって結論が出たんだ!だって首謀者が処刑されそうになってるのにモノクマが何もしてこないなんておかしいよ!それに裁判の進行や投票の流れも何だか強引だったし、他にも…」

    真宮寺「……もういいよ…そんな演技しなくても」















    真宮寺「首謀者…このコロシアイの黒幕は君なんだろう…白銀さん」



    白銀「…………何で?」

    真宮寺「一昨日の夜時間、大浴場に行く前だったかな…中庭で出会った時に君は…」



    ――真宮寺「何言ってるのかよく分からないけど、ヒロインは姉さんかいいなァ…」

    ――白銀「それって未亡人だよね?!お姉さんがいなくなった心の隙間をイケメン男子が埋めてくれて…………萌えるーーー!!!」



    真宮寺「そう言っていたよネ…僕は、姉さんの事は誰にも言っていないはずなのに、どうして君は“僕の姉さんが既に…………既に、死んでいる”と知っていたのかな…」

    姉清『是清……』

    白銀「………………」















    白銀「あーあ、バレちゃったかー」

    真宮寺「…ッ!」

    白銀「うーん萌えが先走っちゃってうっかり失言しちゃってたみたいだね。失敗しっぱい」

    白銀「あ、ちなみにみんなを図書室の隠し部屋前に集めたり、真宮寺君が夢野さんのマジックを脱出した方法を教えたのも私なんだ」

    真宮寺「!?」

    白銀「あーあ、まさかタイムリミットをつけたらみんなが学園を破壊しまくるなんて、流石に想定外だったよ。やっぱりあいつらの案をそのまま使ったのが良くなかったのかな?うんうん、オリジナリティって大事だよね」

    白銀「まあ本当はここで真宮寺君をみせしめとして処刑してね、「残念ー!実は真宮寺是清は首謀者じゃありませんでしたー!でも今回は殺人自体は起きていないから間違えはしたけど特別に全員おしおきしないでおいてあげるよー!」ってモノクマに言わせてコロシアイを続行させる予定だったのになあ」

    真宮寺「き、君は…!」
  127. 127 : : 2017/04/04(火) 22:08:42





    東京 某所

    いやーん遅刻遅刻~

    私、白銀つむぎ!
    一見どこにでもいそうな地味かわいいごく一般的な女子高校生!
    強いて違うところをあげるとすればコスプレに興味があるってことかな…!

    でもみんなとはもっと違う凄い所があるんだ!それはね……



    白銀「うっかりしてたよ!せっかくあのダンガンロンパの黒幕に選ばれたのに…」

    白銀「まさか収録日を5日も遅刻しちゃうなんて!!!」



    白銀「さばんなのお茶会で癒されながら、まさかの機動戦士の衝撃の最終回に打ちひしがれていた所でさらに追い打ちをかけるようにあのアニメの二期が始まっていたなんて…!一話からあんな事されて思わず心臓を捧げちゃってたけど、それどころじゃなかったよ!」

    白銀「ああもうディレクターやスタッフのみんな絶対怒ってるよぉぉ…でも少しくらい連絡を入れてくれてもよかったと思うんだよね!いくらなんでも黒幕が遅刻しているのに5日も放置するなんて…」

    白銀「さっきから何度も本社に電話をしてるけど一向に繋がらないし…もしかして怒りのあまり着信拒否にされてたりしないよね…」

    白銀「あああああどうしよう私降板させられちゃうのかな…それとも心優しいスタッフさんがうまく気を利かせて転校生として途中参加させてくれたりしないかな」





    本社に駆け込むと修羅場だった。
    怒涛が飛び交い、電話は鳴りっぱなしでスタッフ達が慌ただしく駆け回っている。

    白銀「あわわわわわ…すっすすすすみません!遅刻しました!」

    スタッフA「し、白銀さん…!?」

    スタッフB「あれ…なんでつむぎちゃんがこんな所に…?」

    白銀「5日も遅刻してしまってごめんなさい!本当に反省しています!でもどうか…どうか降板だけは…!」

    スタッフC「ど、どういう事なの?じゃああっちの白銀さんって…」

    白銀「…え?皆さんさっきからどうしたんですか?」

    現場がざわついている。
    その場にいたスタッフ全員が困惑した表情で私を見ている。

    部屋のあちこちに設置されたモニターには既に才囚学園の様子が中継されている。
    コロシアイはとっくに始まっていた。

    白銀「(ああ…そりゃもう5日も経っているからダンガンロンパの収録は始まっちゃってるよね…)」ショボーン

    白銀「って……え、あれ?え?えっえっどうして!?」



    才囚学園で行われているコロシアイ中継を映し出している巨大なメインモニターには――










    ――私、白銀つむぎの姿が映っていた。




  128. 128 : : 2017/04/04(火) 22:21:22
    !?
  129. 129 : : 2017/04/04(火) 22:57:00
    事情が変わったッ(ワイングラス片手に深刻そうな顔で
  130. 130 : : 2017/04/09(日) 23:31:32
    ちょっと間が開いてますが、ある程度文章がまとまり次第、続きを投稿します。

    真宮寺のゲシュタルト崩壊を起こしそう。
  131. 131 : : 2017/04/11(火) 08:27:45
    モノタロオオオオオォォォォォ!ついに・・・
    てか、これひょっとして白銀さんだけじゃなく・・・
  132. 132 : : 2017/07/01(土) 21:50:52
    すごく面白い、支援です
  133. 133 : : 2022/04/05(火) 02:39:03
    期待

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