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ゾンビマン

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  1. 1 : : 2017/02/12(日) 23:43:35
    俺はゾンビマン

    あてのない旅をしているものだ
  2. 2 : : 2017/02/13(月) 00:51:21
    俺は小さな村についた

    ゾンビマン「今日はこの村で宿を探すか」

    俺はいつものように宿を探していると、一人の少女が俺に助けを求めてきた

    少女「お願い、助けて!」

    兵士「姫様!勝手に城を出られては困ります!」

    兵士は姫を無理矢理連れて行こうとした

    姫「いや!話して」

    ゾンビマン「おい、嫌がってんじゃねーか」

    兵士「なんだクソガキ!痛い目にあいたいのか?」

    ゾンビマン「誰がクソガキだ」

    俺は頭にきたから兵士の股間を蹴ってやった

    兵士「ぐはっ!」

    ゾンビマン「今のうちに逃げるぞ」

    俺は姫の手を引いて近くの宿に逃げ込んだ

    宿

    姫「助けてくれてありがとう」

    姫「私は姫、よろしくね」

    ゾンビマン「俺はゾンビマンだ」

    ゾンビマン「なんで追いかけられてたんだ?」

    姫「私がお城から逃げたからよ」

    姫「城の奴ら酷いのよ!城の外には一歩も出ちゃ駄目だって」

    姫「私、自由になりたかったの」

    ゾンビマン「そうか…」

    姫「というわけでこれから私、あなたについていくわ」

    ゾンビマン「は?」

    姫「あなた、私を助けてくれたでしょ!だからお礼について行ってあげるの!駄目?」

    ゾンビマン「別に駄目ではないけど…」

    姫「やったー!じゃあ決まりね」



    ゾンビマン「よし、じゃあ寝るぞ」

    姫「うん」

    ゾンビマン「姫、そこ俺のベッドなんだけど」

    姫「なに?私と寝るのがそんなに嫌なわけ?」

    ゾンビマン「いや、別に嫌ではないけど」

    ゾンビマン「まいったなこりゃ…」

    姫「zzz」

    ゾンビマン「姫が俺の背中に抱きついて離れない」



    冷たい水の中、苦しさのあまり必死になってもがこうとするのだが体が動かない…

    く、苦しい…誰か

    誰か助けてくれて…

    少年の思いは届かず誰も助けにこなかったのである

    ゾンビマン「は!」

    ゾンビマン「悪夢…か」

    ゾンビマンは、よりいっそう顔色を悪くしながら呟くのだった

    隣を見ると姫が幸せそうに眠っている

    ゾンビマンはふっと、優しい顔になった

    ゾンビマン「お前も自由になりたかったんだよな」

    ゾンビマン「こいつ助けてよかったな」

    姫「zzz」





    姫「よく寝た!」

    姫「おーい!起きろ!ゾンビ」

    ゾンビマン「ん…」

    姫「ねぇゾンビ、お腹減った」

    ゾンビマン「…俺はゾンビじゃないゾンビマンだ」

    姫「えーだってゾンビマンって名前ダサいじゃん」

    ゾンビマン「な、なに…」

    ゾンビマン「…ゾンビでいいですよ」

    すこし、傷ついた

    姫「ねー、私カレーが食べたい!」

    ゾンビマン「確かこの宿の近くに食堂があったはずだ、行って見るか」

    食堂

    姫「わーいカレーがあるよ、カレー」

    ゾンビマン「ああ、じゃあカレー頼むか」

    店員「お待たせしました超激辛カレーです」

    ゾンビマン「ここのカレーそんな辛かったのか…」

    姫「わーい!カレーいただきます!」

    姫は超激辛カレーをペロリとたいらげた…

    ゾンビマン「なっ!お前、辛くなかったのか?」

    姫「全然!私辛いの大好きなの」

    ゾンビマン「マジかよ…」

    ゾンビマンも一口食べてみたが、予想以上の辛さに驚いた

    姫「あれれー?辛いの苦手なんでちゅか?まだまだお子ちゃまでちゅねーゾンビちゃん」

    ゾンビマン「こんなのちっとも辛くねーや!舐めんな」

    ゾンビマンはカレーを一口でほおばった…が

    ゾンビマン「ぐはっ!」

    ゾンビマンは床に倒れこんだ…

    姫「ちょっ!ゾンビ!」



    姫「ごめん…からかいすぎた」

    ゾンビマン「…」

    ゾンビマンはしばらく口を聞いてくれなかった

    ゾンビマンと姫は次の村を目指す








  3. 3 : : 2017/02/13(月) 01:36:06
    ゾンビマン「よし、村についたぞ」

    あたりはもう薄暗くなっている

    姫「もーやっとついたの」

    ゾンビマン「ああ、だから俺の背中から降りろ」

    姫「いや!ゾンビの背中居心地がいいから…」

    ゾンビマン「ったく…お!あそこに結構綺麗な宿があるじゃん」

    宿

    コンコン

    宿主「おっ!お客さんか」

    ガチャ

    ゾンビマン「あの、今夜泊まりたいんですけど」

    宿主「おや?子どものお客さんか」

    姫「お金はちゃんとはらいますよ…ゾンビが」

    ゾンビマン「…お前いい加減背中から降りろ」

    宿主「わしは子どもから金はとらんよ、すきに泊まったらいい」

    ゾンビマン「本当ですか?ありがとうございます」

    宿部屋

    姫「優しい宿主さんでよかったね」

    ゾンビマン「ああ、そうだな」

    ゾンビマン「それよりお前、本当に城に帰らなくていいのか?お父さんやお母さんが心配してるかもしれないぞ」

    姫「絶対に帰りたくない!」

    ゾンビマン「そうか…」


  4. 4 : : 2017/03/16(木) 21:09:20
    ゾンビマンの見た目はゾンビっぽいのかな
  5. 5 : : 2019/04/25(木) 19:05:55
    悪夢の時少年の思いはって言ってるから
    ゾンビマンはそん時に不死身で不老不死の
    ゾンビになったのかな?

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