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エレン「ついに海を見ることが出来たぞ!」アルミン「記念にパーティをしよう!」(少しだけ安価あり)

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  1. 1 : : 2017/02/04(土) 23:59:17
    どうも皆様サシャスキーです(・∀・)
    今回は初の安価ありのssをさせていただきます
    更には作者初の、サシャ以外のcpにも挑戦します!
    …といっても、安価をして変わるといったらほんの少しのセリフだけかもしれませんが(汗)

    それでは、今回の注意点です↓
    学生故の亀更新、誤字脱字、駄文、cp要素、原作とキャラの捏造や崩壊、安価とるくせにギャグ少なめ

    なお、今回のssは、未来捏造ものですが
    生きているのは21巻で生きているキャラだけとします!!(因みにベルトルトとエルヴィン団長、ユミルは不可)

    …以上が大丈夫な神様はどうぞ!
  2. 2 : : 2017/02/05(日) 00:04:38
    世界が平和になって数年後

    エレン「壁内に戻るのは…5年ぶりだな!」

    アルミン「そうだね、おかげでたっぷりと土産話があるよ」

    ミカサ「皆、元気だろうか?」

    エレン「さぁな?でもあんな時代を生き残って来た奴らだ、元気にやってるだろ」

    ミカサ「だと嬉しい、さっそくパーティの参加者を相談しなければ」

    エレン「そうだなぁ…」

    エレン「よし!>>3に相談してみようぜ!」
  3. 3 : : 2017/02/05(日) 00:22:55
    ダリス・ザックレー総統でもいいですか?姐さん
    期待してます
  4. 4 : : 2017/02/05(日) 00:29:24
    >>3
    ありがとうございます!(・∀・)
    頑張ります
  5. 5 : : 2017/02/05(日) 00:32:43
    エレン「ザックレー総統なんてどうだ?」

    アルミン「いいね、昔のままなら審議場近くに自宅があるはずだからいこう」

    〜〜〜〜〜

    ミカサ「ここでいいの?」

    アルミン「うん、そのはずだよ」

    エレン「それじゃ、すみませ〜ん」ノック

    ガチャ…

    ダリス「…ああ、君たちか壁内に戻って来たのか」

    エレン「はい!今日は少しご相談がありまして…」

    ダリス「…ふむ、立ち話もなんだ、入りなさい」
  6. 6 : : 2017/02/05(日) 00:37:09
    ダリス「…それで?相談とは?」

    エレン「俺たち、ついに外で海が見れたんですよ、それで、その記念にパーティをしたいな…と思いまして…」

    アルミン「参加者を集める為にも、今現在彼らがどうしているか知っている人物に聞こう、ということになりまして…」

    ミカサ「…どうでしょうか?」

    ダリス「なるほどね、構わないよ」

    エレン「本当ですか!ありがとうございます!」

    ダリス「なに、もう私も歳だからね、君たちくらいの子は全員孫に見えてしまうものだ」

    ダリス「孫のお願いを無下にはしないさ」

    シガンシナ組「ありがとうございます!」
  7. 7 : : 2017/02/05(日) 00:42:00
    ダリス「といっても、私も引退してる身だからね、すでに大した権利も力もない」

    ダリス「だから少しだけしか君たちの同期のことを知らないんだ」

    エレン「それでも構いません」

    ダリス「そうか、なら君たちの同期にいい感じにお金を持ってそうで、いいパーティ会場をとれるくらいの権力のある子がいるだろう?」

    ダリス「その子の所に行くといい」

    アルミン「…あ!ヒストリアか!」

    エレン「あいつもまだまだ現役で女王やってるんですか?」

    ダリス「ああ、それに、そこに行けばもう1人、同期と会えるはずさ」

    ミカサ「?」
  8. 8 : : 2017/02/05(日) 00:47:58
    ダリス「これ以上は行ってからのお楽しみということにしておくといい」

    エレン「総統、本当にありがとうございます!」

    ダリス「だからもう引退してるんだってば」ケラケラ

    アルミン「その…よければ、総統もパーティにご参加しませんか?」

    ダリス「いいのかい?そりゃ、私としても久しぶりに誰かと酒が飲みたい気分だが」

    アルミン「全然いいですよ!ね?」

    エレンミカサ「ああ/うん」

    ダリス「なら、お邪魔させてもらうよ」

    ミカサ「それでは、失礼しました」

    〜〜〜〜〜

    エレン「いやぁ、よかったよかった」

    アルミン「うん、それじゃヒストリアの所に今から行く?」

    ミカサ「それとも他にも、知ってる人がいれば声をかけておくべきだろうか?」

    >>9で、たまたま所在を知っている人がいるかいないか

    >>10で、いるとしたらそれは誰かをお願いします(104期以外)
  9. 9 : : 2017/02/05(日) 07:15:19
    いません
  10. 10 : : 2017/02/05(日) 07:18:49
    >>9
    文学少女さんありがとうございます!
  11. 11 : : 2017/02/05(日) 07:23:09
    エレン「う〜ん…いないな」

    アルミン「本当に長い間戻ってなかったからね、街並みも結構変わってるし…」

    ミカサ「なら、まっすぐヒストリアのところへ行こう…孤児院であってるのだろうか?それとも城?」

    ヒストリアがいるのは?
    孤児院or城>>12
  12. 12 : : 2017/02/05(日) 07:27:53
    コジイン
  13. 13 : : 2017/02/05(日) 07:35:01
    >>12文学少女さん
    ありがとうございます!(・∀・)
  14. 14 : : 2017/02/05(日) 07:38:11
    アルミン「今はお飾りの政治ではないだろうけど…孤児院じゃないかな?」

    ミカサ「ヒストリアは孤児院の子供達を大切にしている」うんうん

    エレン「なら孤児院に行くとするか」

    〜〜〜〜〜

    エレン「おお…!懐かしいなぁ当時のまんまだな」

    アルミン「そうだね、ヒストリアいるかな?」

    こらー!またイタズラして!
    わぁー!じょおうがおこったー!

    ミカサ「…いるみたい」クス

    アルミン「あはは」
  15. 15 : : 2017/02/05(日) 07:40:44
    院長室

    ヒストリア「3人とも久しぶり!帰って来たってことは…海、見れたんだね」ニコッ

    エレン「ああ、すごかったぜ!」

    ミカサ「とてもいいものだった」しみじみ

    ヒストリア「いいなぁ、私もいつか行きたい」

    アルミン「あはは、女王としても院長としても大変そうだね」

    ヒストリア「ほんとよ、イタズラっ子ばかりなんだから」
  16. 16 : : 2017/02/05(日) 07:45:39
    ヒストリア「でも、それほど大変じゃないよ」

    エレン「そうなのか?」

    ヒストリア「優秀な近衛兵と、秘書がいるの」

    アルミン「そうなんだ、すごい人達なんだろうなぁ…」

    ヒストリア「あら?3人もよく知ってる2人よ?」クスクス

    ヒストリア「今日は秘書しかいないけどね、時間通りならそろそろ来るわよ」

    ミカサ「?」

    ガチャ





















    アニ「ヒストリア、そろそろ夕食の…え?」

    アルミン「…ア、ニ?」
  17. 17 : : 2017/02/05(日) 07:53:23
    ヒストリア「3人が旅に出てから比較的すぐに結晶から出てきてね、今じゃ私の秘書をさせてるの」

    エレン「…出てきたんだな」

    アニ「…うん、まぁね」

    ミカサ「…髪、伸びた?」

    アニ「あんたもね」

    エレン「お前も変わってないようでなによりだ…話、続けよう」

    アニ「…何も言わないのかい?」

    エレン「…もう時代が違うんだよ、俺たちが昔の喧嘩のタネでまた誰かを不幸にする気はねえよ」

    アニ「…そうかい」フッ
  18. 18 : : 2017/02/05(日) 07:58:22
    アルミン「…」

    アニ「?なにさ、人の顔みて固まって」

    アルミン「!あ、いやうん、ご、ごめん」

    アニ「いや、謝る必要はないけど…」

    ヒストリア「…ほほぅ」

    アニ「?」
  19. 19 : : 2017/02/05(日) 08:02:43
    ヒストリア「それで…今日はどうしたの?」

    アルミン「実はね…」かくかくしかじか

    ヒストリア「わぁ…!それなら任せて!いい場所をとってあげるから!」

    ヒストリア「アニも少し手伝いお願い出来る?」

    アニ「ああ」

    ヒストリア「もう夕食の時間だし、今日は泊まっていく?」

    エレン「そうだな、宿の手配してなかったし」

    ミカサ「ありがたく、好意に甘えさせていただくとしよう」

    ヒストリア「ふふ、アニの作るごはんって美味しいのよ?」

    アルミン「へぇ、すごいなぁ」

    アニ「…ふん」

    ヒストリア「もう、照れちゃって」フフフ
  20. 20 : : 2017/02/05(日) 08:59:58
    翌朝

    エレン「くぁ〜よく寝た〜!」ノビー

    ミカサ「久しぶりの、ベッドだった…」感動

    ヒストリア「あー…3人はずっと旅してたから野宿だもんね」

    アルミン「うん、まぁ辛くはなかったけどね」

    ヒストリア「そっか、ところでエレン達はこの後どうするの?」

    エレン「まぁ、昔の仲間達に声かけて、っていう感じだな」

    ヒストリア「そうなんだ!なら私今でもジャン達と会うから知ってるよ」

    アルミン「本当かい?」

    エレン「教えてもらってもいいか?」

    ヒストリア「もちろん!」

    ミカサ「効率を考えて、3人、別行動した方がいいかもしれない」

    アニ「(昔はあんなにエレンに、べったりだったのに…変わるもんだね)」
  21. 21 : : 2017/02/05(日) 09:04:22
    ヒストリア「ジャンとサシャとコニーでちょうど3人だし、それがいいかも」

    ヒストリア「リヴァイさんとハンジさんには私が声をかけておくね!」

    エレン「懐かしい名前だなあ」

    アルミン「パーティは三日後って昨日決めたわけだし、少し時間がかかっても大丈夫だね」

    ミカサ「それなら…」

    誰が誰の所に行く?(ジャン、サシャ、コニーの中から選んでください)

    エレン>>22

    ミカサ>>23

    アルミン>>24
  22. 22 : : 2017/02/05(日) 09:10:57
    コニー
  23. 23 : : 2017/02/05(日) 09:19:43
    ジャン
  24. 24 : : 2017/02/05(日) 09:19:55
    サシャ
  25. 25 : : 2017/02/05(日) 11:43:03
    文学少女さんこんなにも安価に答えてくださりありがとうございます!!
  26. 26 : : 2017/02/05(日) 11:46:05
    まぁ、アンカssは返答がなきゃ進みませんので


    つまり、早く続きが読みたい!
  27. 27 : : 2017/02/05(日) 11:58:42
    >>26
    ありがたきお言葉…!
  28. 28 : : 2017/02/05(日) 11:58:50
    エレン「じゃあ、俺はコニーの所に行こうかな」

    ミカサ「私は…ジャンで」

    アルミン「なら僕はサシャだね」

    ヒストリア「じゃあ、このメモの所に行ってね!」

    ミカサ「?何故、この場で言わず、わざわざメモを?」

    ヒストリア「だってここで言ったらなんとなく先が読めちゃう(読者)がいるでしょ?」

    アニ「ちょ…!?」
  29. 29 : : 2017/02/05(日) 12:01:32
    エレン「?まぁ、よく分かんないけど、とにかくこのメモ通りの場所に行きゃいいんだな?」

    ヒストリア「うん」

    アルミン「分かった、それじゃ行ってくるね」

    アニ「ああ、いってらっしゃい」

    ミカサ「アニ、貴方の料理は美味しかった、今度、教えて欲しい」

    アニ「…いいよ」

    エレン「よし!それじゃ行くか!」
  30. 30 : : 2017/02/05(日) 12:05:26
    エレン(コニールート)

    エレン「…って言ったばかりなのに何故俺は孤児院にとどまっているんだ」

    ヒストリア「だって、コニーに会うならここで待つのが一番だもん」

    アニ「ちったぁ大人しく待てないのかい?」

    エレン「むぐぐ…」

    ヒストリア「でも、今のコニーに会ったらエレンは驚くだろうなぁ」

    エレン「?なんだ?坊主やめたのかあいつ」

    ヒストリア「うぅん…見た方が早いかな?」

    エレン「??」
  31. 31 : : 2017/02/05(日) 12:09:20
    ガラガラガラ…

    エレン「お?馬車が来たな」

    ヒストリア「ああ、多分コニーだよ」

    アニ「噂をすればなんとやらだね」

    おーい!ヒストリアー!

    エレン「この声!間違いなくコニーだ!」

    エレン「おーい!コニー!俺だー!」ブンブン

    エレン「エレ、ン…だ…」


























    コニー「おお!エレン!懐かしいな!いつ帰って来たんだよ?」(180cm)
  32. 32 : : 2017/02/05(日) 12:15:27
    エレン「…」(Д) ゚ ゚

    ヒストリア「ね?びっくりしたでしょ?」

    コニー「ん?何がだ?」

    アニ「あんたさ、寝て起きたら同期が巨人になってたらびっくりするだろ?それと一緒さ」

    コニー「…ああ、確かに俺身長伸びたよなぁ」

    エレン「コ、コココ…コニー?なのか?」

    コニー「おうよ、104期の天才コニー様だ!」

    エレン「コニーだ…マジででかくなったな」

    コニー「いやぁ、お前らが旅に出てから一年くらいしたら急にグンッと…」

    エレン「成長期すげえ…」
  33. 33 : : 2017/02/05(日) 12:23:12
    エレン「今何したんだ?」

    コニー「俺か?まぁ、アレをな」積荷指差し

    エレン「…野菜?」

    コニー「ミルクもあるぞ、かぁちゃんと2人で作ったんだ」

    コニー「いつかまた、村を元どおりにしたくてさ…とりあえず酪農とか色々してよ」

    コニー「農家を中心に移住して来た人たちと野菜とか作って…最近は小さいながらも村らしくなって来たんだ」

    エレン「…そうか」

    コニー「今では大分昔のラガコ村みたいに賑やかになって来たよ」

    コニー「…で、俺は優先的にヒストリアの孤児院(ここ)に回すって決めてるからよ」

    コニー「今日もこうして届けに来たってわけだ」

    エレン「おお…すげえな」
  34. 34 : : 2017/02/05(日) 12:28:41
    ヒストリア「いつもありがとねコニー」

    コニー「いいってことよ、チビ達には沢山食って欲しいからな」

    アニ「…ホントそういう所とか、色々おんなじなんだし、一歩踏み出せばいいものを」ハァ…

    エレン「?」

    コニー「う、うっせぇな!これでも色々考えてんだよ!」

    ヒストリア「別に気にしなくていいと思うけどなぁ…」

    エレン「??」
  35. 35 : : 2017/02/05(日) 12:33:09
    コニー「…で?エレン、お前こそなんでこんな所にいんだよ?」

    エレン「あ!そうだ、俺お前に用があったんだ」

    コニー「俺?」

    かくかくしかじか

    コニー「なるほどなぁ…いいぜ、確かその日は大丈夫だからよ」

    エレン「よし!」

    ヒストリア「ふふ、それじゃエレン誘えたところでどうする?」

    エレン「え?なにがだ?」

    ヒストリア「私、今日は無理だけど明日フリーだし、リヴァイさん達の所には明日行こうと思うの」

    ヒストリア「だから…ついてくる?」

    エレン「うーん」

    >>36
    ついて…行く?行かない?
  36. 36 : : 2017/02/05(日) 12:41:24
    ついていく
  37. 37 : : 2017/02/05(日) 12:41:59
    >>36
    名無しさんありがとうございます!
  38. 38 : : 2017/02/05(日) 12:43:21
    エレン「あの人達は恩人だし、直接誘わないのは失礼だな」

    エレン「というわけで、ついていく」

    ヒストリア「そっか、じゃあ明日は早く出るから早めに休んでね」

    エレン「おうよ」
  39. 39 : : 2017/02/05(日) 12:49:12
    ミカサ(ジャンルート)

    ミカサ「メモに書いてある場所は…ここ」

    兵団総合本部

    ミカサ「ヒストリアから、憲兵団や、駐屯兵団が合併するとか聞いていたけど…」

    ミカサ「本部もあるとは、すごい」

    ミカサ「それにしても、ここという事はジャンは未だに兵団に所属しているという事、だろうか?」

    ミカサ「とにかく、受付の所に行こう、ヒストリアが話を通していたはずだから」
  40. 40 : : 2017/02/05(日) 13:06:16
    ミカサ「あの、すみません」

    受付「いやだからさ、そんなギャグじゃ誰も振り向かねぇよ!」

    同僚「ああ?ならお前なんか言えよ」

    受付「いいぜ、とっておき話してやらぁ」

    ミカサ「あ、あの…?」

    受付、同僚「ギャハハハ!」

    ミカサ「…あn」

    ジャン「おい、くだらないジョーク聞いてる暇があったら仕事の一つくらい出来るようになったらどうだ?」

    ミカサ「!ジ、ジャン?」

    受付、同僚「ぶ、分隊長?!し、失礼しました!!」

    ミカサ「え?分隊長?」

    ジャン「ああ、久しぶりだなミカサ」

    ジャン「…髪、伸びたな」ニッ
  41. 41 : : 2017/02/05(日) 13:07:05
    心の充電器さん、お気に入り登録ありがとうございます!(・∀・)
  42. 42 : : 2017/02/05(日) 13:11:34
    ミカサ「え、ええ」

    ジャン「…ここじゃなんだ、応接室があるからそこに行こう」

    ミカサ「分かった」

    ジャン「…お前ら、次サボってたら訓練兵団からやり直させるからな?」

    受付、同僚「ハッ!」敬礼
  43. 43 : : 2017/02/05(日) 16:56:39
    文学少女さん、進撃のエレンさん、氷マカロンさんお気に入り登録ありがとうございます!
  44. 44 : : 2017/02/05(日) 17:20:30
    応接室
    ジャン「好きなとこにかけてくれ」

    ジャン「紅茶、砂糖は…いらないんだっけ?」

    ミカサ「ええ、ありがとう」

    ジャン「えっと、さっきはうちの奴らがすまなかったな?」

    ミカサ「いえ大丈夫、でもジャンが来てくれて本当助かった」

    ジャン「はは、いいってことよ」

    ジャン「こっちには最近帰って来たのか?」

    ミカサ「ええ、それで…」

    かくかくしかじか

    ジャン「なるほどな、ちょっと待っててくれ予定を見てみる」
  45. 45 : : 2017/02/05(日) 17:30:34
    ジャン「…うん、その日は仕事は少なめだし、前の日から少しずつやっておけば余裕だな」

    ミカサ「そう、それはよかった」ズズッ

    ミカサ「…」

    ミカサ「…ジャンは」

    ジャン「ん?どうした?」

    ミカサ「…さっきからみてて、本当に分隊長になったんだと分かる」

    ミカサ「廊下ですれ違う人たちが敬礼する時にジャンに対してとても敬意を払っているのが伝わってくる」
  46. 46 : : 2017/02/05(日) 17:35:03
    ジャン「まぁ、これでも分隊長になったわけだしな」

    ミカサ「それに、予定を見るときのファイルを出すのも早かった、よく、整理している証拠」

    ジャン「すぐに、情報を取り出せるようにする事は話し合いをスムーズに行う第一歩だからな」

    ミカサ「分隊長とは関係ないけれど、昔より…紅茶を淹れるのも上手になった」

    ジャン「そ、そうか?」

    ミカサ「ええ」

    ミカサ「とても美味しい」ニコ

    ジャン「!な、なら…よかった」

    ジャン「お前は…ミカサは、表情豊かになったな、昔より柔らかい雰囲気になってる」

    ミカサ「そうだろうか?」

    ジャン「髪が伸びたのもあるんだろうな、女らしいっつうか」

    ジャン「昔はキリッとしていてよ、それもお前の魅力だったかも知れないが」






























    ジャン「俺は、こっちも好きだな」サラッ

    ミカサ「!」

    ジャン「うん、相変わらず綺麗な黒髪だ」
  47. 47 : : 2017/02/05(日) 17:39:11
    ジャン「…」

    ミカサ「え、っと…ジャン?」

    ジャン「…はっ!」バッ

    ジャン「す、すまんミカサ!!急に触っちまって!!」

    ジャン「(うぉおおお!?俺は何をやってるんだぁぁぁああ!?)」

    ミカサ「い、いえ…」

    ミカサ「気にしなくて…いい」フイッ

    ジャン「(顔逸らされたぁぁぁぁああ!!)」

    ジャン「そ、そうか…ホント悪かった」

    ミカサ「だ、大丈夫…少し、驚いただけだから」
  48. 48 : : 2017/02/05(日) 17:57:28
    ミカサ「えっと、それじゃ、ジャンも参加することが分かった、ので、そろそろお暇しよう」

    ジャン「お、おう…ってどこにだ?」

    ミカサ「ヒストリアの孤児院の所、あそこでしばらく手伝いながら住む家を探そうと思う」

    ジャン「…結構距離あるだろ、送ってく」

    ミカサ「それは悪い、心配せずとも私は…」

    ジャン「それでもだ、絡まれないことに越したことはないだろ?」

    ジャン「それに、女一人を送らず帰すなんてこと、俺のポリシーに反するんだよ」

    ジャン「…だめか?」

    ミカサ「…だめ、ではない」

    ジャン「…よかった」ニコ

    ミカサ「…」
  49. 49 : : 2017/02/05(日) 18:09:23
    ジャン「どうしたミカサ?」

    ミカサ「…なんでもない、行こう」

    ジャン「おう、ってちょっと待て」

    ミカサ「何?」

    ジャン「お前、昔と違ってマフラーしてないんだな?」

    ミカサ「流石に長くしていて、色褪せがしたり、くたびれてしまった」

    ミカサ「あれ以上巻いていたら、形も崩れてしまいそうだし、今は、持っているだけ」

    ジャン「…なら、代わりと言っちゃなんだか…これ、巻いとけ」つマフラー

    ミカサ「これは?」

    ジャン「俺が使ってたやつなんだが、最近めっきり使わなくなっちまってな」

    ジャン「お前が使ってくれた方がマフラーも喜ぶ」

    ジャン「生憎、赤くはねぇがな、うっすい緑」

    ミカサ「…」クルクル

    ミカサ「…」

    ジャン「…」

    ミカサ「…ジャン」


































    ミカサ「とても、あったかい…大切にさせてもらう」ニコ

    ジャン「お、おう!」

    ジャン「(ぃいよっしゃぁぁぁぁぁぁああああああああああああ!!![泣])」
  50. 50 : : 2017/02/05(日) 18:14:10
    乗り換えたぞー!ミカサがジャンに乗り換えたぞー! ←早とちり
  51. 51 : : 2017/02/05(日) 18:16:11
    >>50
    文学少女さんコメありがとうございます
    ミカサはそんな尻軽ではありませんよー!?
  52. 52 : : 2017/02/05(日) 18:29:18
    アルミン(サシャルート)

    アルミン「ヒストリアのメモによると、そろそろつくはずだよね」

    アルミン「…でも、この道って」

    アルミン「もし、昔と変わっていないのなら」

    南方訓練所

    アルミン「…やっぱり、僕らがいた訓練所だ」

    アルミン「でも、なんでサシャがここに?」

    貴様ぁ!この程度でへこたれて愛する者達を守れると思っとるんか!!
    申し訳ありません!!
    謝る暇と体力があるなら訓練を続けんかい!!
    ハッ!!

    アルミン「うわぁ…あの教官まるでキース教官みたいだ…って」

    アルミン「え?…あれ?」

    アルミン「(…お、落ち着け!アルミン・アルレルト!)」

    ???「全く…ん?」

    アルミン「(あの教官は確かに声もどこか似てる気がするし、独特な言葉使いだし、あのどこか見たことあるような髪型に見えるけれど、だけど、まさかそんな訳…)」

    サシャ「おお!アルミンじゃないですか!」

    アルミン「(サシャだったぁぁぁぁぁぁぁああああああああ!!?)」
  53. 53 : : 2017/02/05(日) 18:33:56
    サシャ「久しぶりですね、旅から帰って来てたんですか」

    アルミン「あ、う、うん……!」

    アルミン「…あ、あのサシャ?その…」

    サシャ「ん?なんですか?」

    アルミン「その…右眼の…が、眼帯は一体?」

    サシャ「…ああ、これですか?」

    サシャ「…ふむ、客人が来てるのに、お茶を出さないのは失礼ですね」

    サシャ「教官室に行きましょう、少しならお茶菓子も出せますよ」
  54. 54 : : 2017/02/05(日) 18:37:18
    教官室

    サシャ「クッキーでいいですか?」

    アルミン「あ、お、お構いなく…」

    サシャ「ふふ、鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして、そんなに意外でしたか?」

    サシャ「私が訓練教官してる事」

    アルミン「うん…」

    サシャ「ですよねー、私もです」ケラケラ

    サシャ「でもまぁ、それなりに楽しくさせていただいてますよ」

    アルミン「そうなんだ、でもどうして?」
  55. 55 : : 2017/02/05(日) 19:16:24
    サシャ「アルミン達が旅だってからも、兵団に所属していたんですが」

    サシャ「ある日、ね?」眼帯指差し

    アルミン「…」

    サシャ「ホントに、ただただ事故でした」

    サシャ「兵団に入って間もない後輩のアンカーが暴発、その先にたまたま私がいた」

    サシャ「それだけのことを、その後輩は死ぬほど悔いて、泣いて謝って…」

    アルミン「…でもそれは」

    サシャ「ええ、そりゃ、周りからすればその子が責められるのは当然かもしれませんし、私がその子ならそれくらいの事はしたでしょう」

    サシャ「…けど、もう巨人なんかいないんですよ?平和なんです」

    サシャ「立体機動装置の技術は後世に残す為に訓練は残ってますけどね」
  56. 56 : : 2017/02/05(日) 19:24:10
    サシャ「…でも、だからこそあたり前っちゃあたり前なんですよ」

    サシャ「残す為だけの、形だけの訓練、死ぬ気で覚える気が起きない訓練なら」

    サシャ「そんな事故が起きて、当然です」

    アルミン「…」

    サシャ「…だからこそ、私は決めました」

    サシャ「もう、その子のような子を出さない為にも、立体機動の訓練でも死ぬ気で覚えてもらう為にも…」

    サシャ「私が訓練教官になって教えよう、と」

    アルミン「そうなんだ…すごいね、サシャ」

    サシャ「いえいえ!いうほど大した事はしてないんですよ?」

    サシャ「自分の中の教官像はすでにありますから、ねえ?」クスッ

    アルミン「フフ、そうだね」
  57. 57 : : 2017/02/05(日) 19:32:24
    コンコン

    サシャ「おっと…入ってええよ」

    アルミン「(あ、方言…訓練兵になめられない為なのかな?)」

    ガチャ

    少女「あ、お姉ちゃんお客さんいたんだ…ごめん」

    サシャ「いや、気にせんとってええよ」

    アルミン「?…お姉ちゃん?」

    サシャ「ん、ああ、アルミンには教えても平気ですかね?」

    サシャ「彼女は、ウォールローゼ内に巨人が出現した時に私が助けた子なんです」

    サシャ「…彼女の母を救う事は出来ませんでしたから、ウチで暮らしてたんです」

    少女「はじめまして、姉がお世話になってます」

    アルミン「うん、はじめまして」
  58. 58 : : 2017/02/05(日) 20:53:58
    サシャ「今年訓練兵になったので、私が担当してはいますが、よほどじゃない限り他の訓練兵と同じ接し方ですよ」

    少女「それでも、たまぁにこうして来た時は甘えさせてくれるんだよね〜」ニコニコ

    サシャ「…やかましか」

    アルミン「フフ、仲良いね」

    サシャ「あ、因みに、アルミンは一体どんなご用件でここに?」

    アルミン「あ、忘れてた…えっとね」

    かくかくしかじか

    サシャ「なるほど、それなら参加しなければですね!」

    少女「でも、その日は…」

    サシャ「たった今、三日後は休暇になりました」

    アルミン「職権乱用?!」
  59. 59 : : 2017/02/05(日) 21:40:02
    サシャ「いえいえ、教官である私が楽しんでいるのに訓練兵には訓練をさせるなんて理不尽でしょう?」

    サシャ「それくらいの優しさはありますよ?」

    アルミン「そ、それもそっか…」

    アルミン「(さっきの恫喝見てたからてっきり、誤解してだけどそうだよね)」

    少女「…あ!すっかり用事忘れてた」

    少女「お姉ちゃん、えぇと…後30分後にサムさん来るよ?」

    サシャ「え!ちょ、はよ言わんかいそういうのは!えっと、確か案件の書類は…」

    アルミン「サムさん?…もしかして」

    サシャ「あ、気づきました?サムエルですよ」
  60. 60 : : 2017/02/05(日) 21:41:26
    地味に生き残ってたか
  61. 61 : : 2017/02/05(日) 21:45:04
    >>60文学少女さんコメありがとうございます!
    サムエルは生きていると今でも私は信じています、というより信じていたい(・∀・)
  62. 62 : : 2017/02/05(日) 21:49:09
    アルミン「やっぱり、トロスト区戦以来、全然音沙汰なくて不安だったんだけど…」

    サシャ「まぁ、色々ありましたが、現在は私の補佐として働いてくれています」ガチャガチャ

    アルミン「そうだったんだ」

    サシャ「今回、少し北方の方の訓練所にお使いを頼んでいたんですよ」ガサガサ

    サシャ「…ふぅ、あったあった」

    アルミン「それは?」

    サシャ「今度、南北で合同訓練をしようと思ってまして、サムエルが先方からもらってきた返事次第では再度詳しく話し合いしなくてはいけませんから」

    サシャ「そこで話す事をまとめる用紙、レポートみたいなものですよ」

    アルミン「なるほどね」

    コンコン、ガチャ

    サムエル「よっ!帰ってきたぞ!」
  63. 63 : : 2017/02/05(日) 21:55:50
    アルミン「サムエル!久しぶり!」

    サムエル「おお!アルミンじゃねえか!」

    アルミン「よかった、思ってたより元気そうで…あ」

    アルミン「(足…引きずってる)」

    アルミン「(サシャがアンカーを刺したとは聞いていたけど…)」

    サムエル「ん?…ああ、これか?」ヒョコ

    アルミン「ご、ごめ…」

    サムエル「なぁに!生きていただけ儲けもんってやつよ、もう気にしちゃいないさ」
  64. 64 : : 2017/02/05(日) 22:03:16
    サムエル「最初はサシャがすげえ申し訳なさそうだったもんな」

    サシャ「当たり前でしょう?」

    アルミン「(あ、そっか…サシャが教官になった理由の事故の話…)」

    アルミン「(あれはサムエルとサシャ自身の事とも重ねてるんだ…)」

    サシャ「さて、すみませんがアルミン、これから私はサムエルと少し話込んでくるので…」

    少女「あ、ならせっかくだしアルミンさん、訓練所案内するよ!」

    サシャ「こ、こら、あんたまた勝手にそういう事言いよって…」

    アルミン「あはは、でも、せっかくだからね、甘えさせてもらおっかな?」

    サシャ「アルミンまで…もう」

    サシャ「あんまり、ワガママ言ったりしてアルミン困らせんなや?」

    少女「はーい!」
  65. 65 : : 2017/02/05(日) 22:18:35
    少女「アルミンさん、ここの訓練所出身なんですよね?」

    アルミン「うん、お世辞にも成績はよかったとは言えないけどね」

    少女「それでもすごい事ですよー!外の世界に探検行ったんですよね?どんな感じだったんですか?」

    アルミン「素敵な場所がたくさんあったよ」

    少女「いいなぁ…あの、少し聞いても構いませんか?」

    アルミン「…もちろん」ニコ

    〜〜〜〜〜〜

    少女「わぁ…すごいですね!」

    アルミン「そう、だね…新しいものがたくさんあって、飽きることのない日々だったよ」

    訓練兵1「あ、あの…」

    アルミン「ん?」

    訓練兵2「えっと、さっきまでそこで話を聞いてて…アルミンさん、でしたよね?」

    アルミン「ああ、そうだよ」

    訓練兵2「アルミンさんは…ブラウス教官と同期なんですか?」

    アルミン「うん、そうだけど…」

    訓練兵1、2「!!」
  66. 66 : : 2017/02/05(日) 22:22:31
    アルミン「ど、どうかした?」

    訓練兵1「い、いえ…」

    訓練兵1「…では、その…ブラウス教官って、訓練兵時代どんな人だったんですか?」

    アルミン「え?…ううん、底抜けて明るい性格で、マイペースな子だったかな?」

    訓練兵1、2「ええええええ!!?」

    アルミン「!?」ビクッ

    訓練兵1「あ、あのブラウス教官が…」

    訓練兵2「信じられない…」ブツブツ

    アルミン「え?」

    少女「…フフッ」プルプル

    アルミン「え?え?」
  67. 67 : : 2017/02/05(日) 22:31:44
    アルミン「えっと、聞いてもいいかな?」

    アルミン「君たちにとってのサシャのイメージは、今僕が話したイメージと少し、違うとこがあるのかい?」

    訓練兵2「違うなんてもんじゃありません!」

    訓練兵1「闇討ちが弓やら罠やらとにかくガチで殺しにきてるんですよあの鬼教官!」

    アルミン「うわ…」

    訓練兵1「さらに言えば、ルールは絶対!」

    訓練兵1「少しでも破ろうものなら、必殺の頭突きを喰らいます!」

    アルミン「(キース教官の真似かなぁ)」

    訓練兵2「そりゃまぁ…アルミンさん達の時代と比べれば、かなり優遇された生活をさせてもらっていますけど…」

    訓練兵1「訓練以外で喋る分には優しいですけど」

    訓練兵1「そ・れ・が!逆に!訓練中の冷徹さを引き立てるんですよ!!」

    アルミン「…そっかぁ」

    アルミン「(結構、教官してるんだな、サシャ)」
  68. 68 : : 2017/02/05(日) 22:35:33
    少女「…アルミンさん、そろそろ話し合い終わると思います」

    アルミン「そう?なら戻ろうか」

    アルミン「…と、最後に君たち」

    訓練兵1、2「?」

    アルミン「サシャはさ、地元の言葉は心を許した相手にしかしないんだ」

    訓練兵1、2「!」

    アルミン「きっとだけど、君たちの事、大切にしてるから…信頼してあげてね」

    訓練兵1、2「…ハッ!」敬礼

    アルミン「あはは、懐かしいな敬礼…それじゃあね、訓練頑張れ」
  69. 69 : : 2017/02/05(日) 22:48:33
    少女「…」

    アルミン「…」

    少女「…お姉ちゃんは」

    アルミン「?」

    少女「教官になって真っ先にしようとしたのは訓練兵の食事や衛生面の改善です」

    アルミン「…サシャらしいや」

    少女「その次が、ベッドなど訓練兵が使う日用品達、その次が訓練兵達の訓練内容」

    少女「訓練兵にとんでもないほど辛い生活を強いるわけでもなく、かといって贅を尽くして腐らせるわけでもなく」

    少女「『良いものはそのままに、悪いものは変えてゆく。でも、悪いものを全て取り除いてはいけない』」

    少女「『それもまた、生活を楽しくする要素の一つなのだから』」

    少女「そういって、いつも自分を後回しにして私達訓練兵を優先してるんですよ」

    アルミン「…」

    少女「でも、私個人としてはそろそろ」

    少女「お姉ちゃんもキチンと幸せになっていいと思うんです」

    少女「恋して、結婚して、お母さんになって」

    少女「今まで頑張った分を自分に返してくれるのは、自分自身に他ならないんですから…」
  70. 70 : : 2017/02/05(日) 22:52:08
    アルミン「サシャの事、大好きなんだね」

    少女「そりゃ、私の命を救ってくれて、一緒に暮らそうと言ってくれた、たった一人の姉ですよ?」

    少女「血が繋がってないとか関係ないでしょう?家族を嫌いになる方が難しいです」

    アルミン「…それもそうだ」クス

    アルミン「(なんだか、小さいミカサ見てるみたいだ)」
  71. 71 : : 2017/02/05(日) 22:59:01
    少女「まぁ、お姉ちゃんを幸せにしてくれそうな人はいるにはいるんですけどねぇ…」

    アルミン「え!?」

    少女「何度も私とサムさんで、ゴーサイン出してるというのに…」ハァ…

    少女「やれお姉ちゃんの方が収入安定してるから嫁にして幸せにさせてやる自信がないだの、やれもっといい男いるんじゃないかだの」

    アルミン「き、きっと相手なりにサシャの事考えてるんだよ…?」

    少女「全然理解出来ません」キッパリ

    少女「奪われる前に奪うべきです」

    アルミン「(この思考…流石サシャの妹…)」

    少女「今度のそのパーティとかで、少しでも進展があることを祈ってます」

    アルミン「よくわからないけど、僕も祈っとくよ…」
  72. 72 : : 2017/02/05(日) 23:06:26
    少女「ありがとうございます、それじゃ、教官室はもう分かりますか?」

    アルミン「え?あ、うん」

    少女「なら、私はここまでですね」

    少女「今日は食事当番ですから、遅れたらお姉ちゃんの頭突き喰らっちゃいますし」

    アルミン「そっか、それじゃまたね」

    少女「はい、貴重なお話ありがとうございました」ペコリ

    アルミン「(…それにしても、サシャがね)」

    アルミン「(そんな風に思ってもらえると言うのは女性にとって…迷惑ではないだろうか)」

    アルミン「(もし、迷惑ではないのなら…)」

    アルミン「…なに考えてんだろう」

    アルミン「早く、教官室に行こう」
  73. 73 : : 2017/02/05(日) 23:08:14
    そして、翌日

    リヴァイさん達にパーティのお誘いをするメンバーにミカサやアルミンはいる?いない?

    ミカサ>>74

    アルミン>>75
  74. 74 : : 2017/02/05(日) 23:20:50
    いらない
  75. 75 : : 2017/02/05(日) 23:20:56
    いる
  76. 76 : : 2017/02/06(月) 07:01:41
    文学少女さんありがとうございます(・∀・)
  77. 77 : : 2017/02/06(月) 07:10:49
    アルミン「僕は行こうかな?せっかくだし」

    ミカサ「…行かない」

    エレン「おいおいミカサ…」

    ミカサ「エレン、別にこれは意地でもなんでもない、ただ」

    ミカサ「私もあの人も、言葉が少ないから、どうしても相手に伝わりにくい、ので、結果互いにケンカ腰になる」

    ミカサ「恩義を感じてないわけがない、でも、せっかくの再会の空気を悪くするのは、それこそ良くない」

    ミカサ「それくらいなら、あっちも、なにも言わなくても分かると思うから」

    ミカサ「…ので、残る、アニとおしゃべりしてお留守番をしている」

    アニ「ええ…」

    エレン「…はぁ、こうなるとテコでも動かないからな、分かったよ」
  78. 78 : : 2017/02/06(月) 07:15:39
    エレン「アニ、すまん」

    アニ「テコでも動かないんだろ?ならこっちも諦めるしかないじゃないか」

    アルミン「あはは」

    ヒストリア「じゃあ、行くのはエレンとアルミンで決定だね」

    ミカサ「エレン、アルミン、ヒストリア、いってらっしゃい」

    エレン「おう、いってきます」

    アルミン「いってきます」

    ヒストリア「いってきまーす、それじゃ、外に馬車待機させてるから行こう」
  79. 79 : : 2017/02/06(月) 07:44:37
    エレン「…そういやさ」

    アルミン「どうしたのエレン?」

    エレン「ヒストリアって女王だよな?」

    ヒストリア「そうだよー」

    アルミン「それがどうしたんだい?」

    エレン「…そんな簡単に出かけて大丈夫なのか?護衛とかは?」

    アルミン「あ!」

    ヒストリア「…大丈夫だよ、言ったでしょ?」

    ヒストリア「今は優秀な秘書(アニ)と…」










































    ライナー「ヒストリア、迎えに来…」

    エレン「…ライ、ナー?」

    ヒストリア「…近衛兵(ライナー)がいるって」
  80. 80 : : 2017/02/06(月) 07:49:25
    ライナー「…よぉ、久しぶりだな」

    エレン「…ああ」

    アルミン「アニも君も、二人してヒストリアに仕えてんだね」

    ライナー「ん、まぁ、な」

    ライナー「俺らみたいなのを雇ってくれそうなのなんてヒストリアくらいなもんだ」

    ヒストリア「なに?イヤなの?」

    ライナー「滅相もございません」

    ヒストリア「…フン」

    エレン「?な、なぁアルミン…」ヒソヒソ

    アルミン「分かるよ…なんだか、あの二人の空気…殺伐とまではいかないとはいえ…どこかドライと言うか…」ヒソヒソ

    ヒストリア「ほら!二人とも、早く乗って」

    エレン「お、おう…」
  81. 81 : : 2017/02/06(月) 07:59:53
    ガラガラガラ…

    エレン「…」

    アルミン「…」

    ヒストリア「…」

    ライナー「…」

    エレン「…(汗)」

    アルミン「…(汗)」

    ライナー「…」

    ヒストリア「…」

    エレンアルミン「(き、気まずい!!!)」

    エレン「(誰か会話しろよぉおぉおお!?)」

    アルミン「(なにこのシーン…とした空気!?葬式か!!)」

    エレン「(ライナーもヒストリアも、なんで普通にしてんだよ!!)」

    アルミン「(なんなの!?実は君らはテレパシーで会話してるとでも言うの!?ならせめて表情筋を動かして!!ちょっとでいいから!!)」

    エレン「(それともあれか!?『私達に会話は不要です』ってか!?…熟年夫婦か!!)」

    エレンアルミン「(てかもしそうならイチャつき見せつけてんじゃねぇぇえええええええええええええええええ!!!)」

    ヒストリア「エレン、アルミン、さっきから(表情が)うるさい」ピシャリ

    エレンアルミン「…」

    エレンアルミン「(理不尽だ…)」(´;ω;`)
  82. 82 : : 2017/02/06(月) 08:10:09
    ライナー「…そろそろ着く、準備しとけ」

    エレン「わ、分かった…」

    アルミン「(うう、ミカサならあの空気に耐えられたのだろうか…)」

    その頃ミカサ

    ミカサ「…それで、ジャンからマフラーをもらったのだけれど…」

    アニ「へぇ…」

    アニ「(あいつも一途なもんだ…)」

    ミカサ「それにしても、ヒストリアの近衛兵がライナーだったとは…」

    アニ「まぁ、ヒストリアらしいでしょ?」

    アニ「全部終わって、さて大罪人である私達、どんな刑に処される事かと思っていたのに」

    〜〜〜〜〜

    ヒストリア「ハァ?死刑?させるわけないでしょ」

    ヒストリア「死にたがってる人に死を与えても、罰にもなんにもならない」

    ヒストリア「罰が欲しい人に罰を与えても償いにならない」

    ヒストリア「絶対、償わせてやるもんか」

    ヒストリア「…働き口は用意する」

    ヒストリア「勝手に死なないように、私が見張れる場所でずっといてもらう」

    ヒストリア「…死にたがりも死に急ぎも、一人で十分よ」

    〜〜〜〜〜

    アニ「…だってよ、ホント、一番辛い事をされたね」

    ミカサ「…確かに、ヒストリアらしい」
  83. 83 : : 2017/02/06(月) 08:15:15
    アニ「…まぁ、最初はそれこそ見張り、見張れる、そんな関係だったんだろうけどね」

    ミカサ「?」

    アニ「なんだか最近は二人して…」はぁ…

    ミカサ「…なんだかとても興味がある、ので、聞いていいだろうか?」

    アニ「いいよ…なんだかこうしてると」

    アニ「ホントに、私達二人とも、それこそか弱い乙女みたいだね」フフ

    ミカサ「恋バナ、というものにとても憧れていた、とても嬉しい」

    アニ「ああ、私もだよ」
  84. 84 : : 2017/02/06(月) 08:21:53
    場所を戻してエレン達サイド

    エレン「よっ、と…ここって」

    アルミン「…墓地?」

    ヒストリア「うん、でも綺麗な庭みたいでしょ?」

    アルミン「うん、花とか、お供え物もきちんとしてて、雑草一つないや」

    ヒストリア「えっと…あ、いたいた!」

    ヒストリア「おーい!」ブンブン

    ハンジ「…ん?おやおや!ヒストリアじゃないか…って!エレン!アルミン!」

    ハンジ「帰ってきてたなら言ってよもう!」

    エレン「ハ、ハンジさんお久しぶりです」

    アルミン「お変わりないようでなによりです」
  85. 85 : : 2017/02/06(月) 08:27:22
    ハンジ「まあね!せっかくだしうちにおいでよ!お茶出すからさ!」

    エレン「あ、ありがとうございます」

    ハンジ「よしよしそうと決まれば…スゥ」

    ハンジ「リーーヴァーーイーー!!エレン達が来たよーーー!!」

    リヴァイ「うるせえ」ゲシッ

    ハンジ「いったぁ!?蹴らないでよ!痛いじゃないか!」

    リヴァイ「知るか…よぉ、エレン、アルミン」

    リヴァイ「案外変わってねえな」

    エレン「あ、は、はい!お久しぶりです兵長」

    リヴァイ「もう兵長じゃねえよ」

    エレン「あ、そっか…えっとリヴァイさんお久しぶりです」

    リヴァイ「ああ」
  86. 86 : : 2017/02/06(月) 08:33:42
    アルミン「…その、お二人は何を?」

    リヴァイ「見て分かんねえか?ここは墓地だぞ?そんなとこになんもねえのにわざわざ住むか?」

    アルミン「あ、えっと…」

    ハンジ「コラ、リヴァイちゃんと言わないと伝わらないってば」

    ハンジ「ま、ようやく落ち着いたからね…せっかくだから、皆のお墓、つくったんだよ」

    リヴァイ「ただ、墓をつくったものの、雑草だの、虫だの、苔だの、供え物が腐ったりするだの…見てられねぇ」

    ハンジ「そこで、もう暇な私達はここで墓守りやってるというわけだよ」

    エレン「そうなんですか…」
  87. 87 : : 2017/02/06(月) 08:39:53
    エレン「…リヴァイさんの潔癖症は今も健在なんですね」クス

    リヴァイ「ふん、茶、飲むんだろ?早く来い」

    エレン「はい…ん?」

    ハンジ「どうしたのー?」

    アルミン「お、お二人ってまさか…」

    ハンジ「ん?一緒に住んでるよ?」

    エレンアルミン「うぇぇぇえええええええええええええええええ!!?」

    リヴァイ「チッうるせえな」

    エレン「す、すいません…で、でもあの」

    アルミン「け、結婚して…」

    ハンジ「ないよ」

    アルミン「なら…これからする気は…」

    あるorない?>>88
  88. 88 : : 2017/02/06(月) 15:56:58
    ある!
    お二人には幸せになって欲しい!
  89. 89 : : 2017/02/06(月) 17:22:01
    >>88
    フランスパングランプリさんありがとうございます!(・∀・)
  90. 90 : : 2017/02/06(月) 17:24:39
    週間人気ユーザーランキング5位
    おめでとう!!!!!!!!!!!!!!
    ございます!!!!!!!!!!!!!!
  91. 91 : : 2017/02/06(月) 17:27:57
    >>90
    …え?マジですか?( ゚д゚)
    …う、うぉおおおおお!!!!?
    マジだ!!5位になってる!!!

    皆さま本当にありがとうございます!!
    これからも頑張らせていただきます!!!
  92. 92 : : 2017/02/06(月) 17:30:51
    リヴァイ「…ない奴と一つの屋根の下で生活するわけねえだろ?」

    エレン「おお…!そうなんですか!」

    ハンジ「まぁ、最初はね?一緒にいられればとりあえずよかった感じなんだけどさ」

    リヴァイ「墓守りをし過ぎて、俺の頭もこいつと同じくらいになっちまったのかもな」

    リヴァイ「なんとなく、墓に眠ってるあいつらが…『もういい』と『幸せになっていい』と、言ってくれた気がしてな」

    リヴァイ「たとえ、それが本当にあいつらが俺に言ってくれた言葉だったとしても、俺の中の幻聴だったとしても」

    リヴァイ「それが俺の中にある望みならば叶えようと思った、それだけだ」
  93. 93 : : 2017/02/06(月) 18:54:51
    エレン「…」

    アルミン「?エレン?」

    エレン「…リヴァイさぁん!」。゚(゚´Д`゚)゚。

    リヴァイ「!?」

    エレン「よかったぁ!ホントによかったぁ!」

    エレン「きっとそれは幻聴なんかじゃないです!間違いなく!ペトラさん達ならそう言います!」

    リヴァイ「…そうか?」

    エレン「はい!だって、グスッ…俺も、リヴァイ班として先輩方を見てきましたから…」

    エレン「先輩方の気持ちくらい、少しはわかります!たとえ俺だったとしても!きっと喜んでリヴァイさんの幸せ願います!!」

    エレン「だから…ぅう、ホントによかったぁ」

    リヴァイ「…チッ、汚ねえな」
  94. 94 : : 2017/02/06(月) 19:07:38
    ハンジ「あはは!リヴァイもいい部下持ったねえ」

    アルミン「モブリットさん達も素晴らしい先輩でしたよ」

    ハンジ「もちろん!私も、あの子らは誇りに思っているよ!自慢の部下さ!」

    ハンジ「さて、話が長くなっちゃったし、さっさと家に行こう」
  95. 95 : : 2017/02/06(月) 19:17:44
    お二方の家

    エレン「…綺麗だ、流石リヴァイさん」

    ヒストリア「…毎回来るたびこんな感じだけど、奥のハンジさんの部屋はたまにヤバいらしいよ」

    ハンジ「あっはっは!掃除が出来る人が伴侶になってくれるのは本当にありがたいよ!」

    リヴァイ「いくら掃除しても、こいつの部屋は掃除しがいがあって飽きん」

    アルミン「(これが需要と供給…)」

    ヒストリア「それじゃ、エレン達の話が終わるまで私は馬車でライナーと待ってるね」

    エレン「え?なんで?」

    ヒストリア「うぅん…エレン達の話が終わった後も、少しはお話したいでしょ?旅の土産話とかさ」

    ヒストリア「私はもう聞かせてもらったし、それに…」

    ヒストリア「ちゃんと見張ってないと、ね」ボソ

    エレン「??」

    ヒストリア「それじゃあ、リヴァイさん、ハンジさん、私はここで」

    リヴァイ「茶の一杯くらい飲んで行けばいいというのに…可愛げのない女王だな」

    ヒストリア「可愛げなくて結構ですよ」

    ヒストリア「私はいい子じゃありませんから」クス
  96. 96 : : 2017/02/06(月) 19:23:14
    馬車

    ライナー「ん?戻ってきたのか?」

    ヒストリア「私だけね、貴方を見張っておかなきゃいけないし」

    ライナー「別にそんなことせずとも、今のところ死ぬ気はないさ」

    ヒストリア「あらそう?なら今すぐ絞首台にのせようかしら?」

    ライナー「怖い怖い…全く」

    ライナー「…また縁談を断ったそうだな」

    ヒストリア「好きじゃない人と結婚する気はさらさらないのよ」

    ヒストリア「たとえどんなにその人と結婚した方がその後の利益になるとしても、私は自分が結婚したい人としたい」

    ライナー「…お前らしいな」フッ
  97. 97 : : 2017/02/06(月) 20:35:37
    ヒストリア「うん」


































    ヒストリア「だから結婚してよ、ライナー」

    ライナー「…は?」
  98. 98 : : 2017/02/06(月) 20:43:55
    ヒストリア「聞こえなかった?」

    ライナー「い、いや聞こえていたが…」

    ライナー「…何言ってんだ」

    ライナー「忘れたわけじゃないだろう?俺は…」

    ヒストリア「『元』鎧の巨人で、『元』壁内人類の敵…でも、貴方は」

    ヒストリア「ライナーでしょ?今も昔も…これからもずっと」

    ライナー「!」

    ヒストリア「兵士の時も戦士の時も、どっちもライナーだったし、今こうして私の近衛兵してるのもライナー」

    ライナー「…だが、お前は俺の事」

    ヒストリア「憎いよ?」きっぱり

    ヒストリア「貴方達が、奪っていったものは戻って来ることはない…ユミルも」

    ライナー「…」
  99. 99 : : 2017/02/06(月) 20:49:09
    ヒストリア「…でも、私は貴方を憎む前から貴方が好きだった」

    ヒストリア「それはこうして憎い気持ちが私の中に生まれた後もずっと居座ってる」

    ヒストリア「…なら、きっと私はまだ貴方が好きなんだとしか思えない」

    ライナー「憎んでいるのにか?」

    ヒストリア「憎んでいるのに」

    ライナー「…好き、なのか?」

    ヒストリア「好き、結婚したい」

    ライナー「…いつかの俺はこんな事を思っていたのか、口に出すと中々ヤバいな」

    ヒストリア「そうだね、ベルトルトから聞いた時は正直ちょっと引いた」

    ライナー「はぁ?!あの野郎お前に喋りやがったのか!!?」
  100. 100 : : 2017/02/06(月) 20:54:32
    ヒストリア「うん、サラッと」

    ライナー「あの野郎、あっちに逝って会ったら真っ先にぶっ飛ばす」

    ヒストリア「はいはい、それで?」

    ライナー「?」

    ヒストリア「…結婚、してくれるの?してくれないの?」

    ライナー「…クーデター起きても知らねえぞ?」

    ヒストリア「起こさせないわよ、もし起こった時の準備ならできてる」

    ライナー「準備万端だなおい…」

    ヒストリア「そ・れ・で?」ズイッ

    ライナー「うお!」

    ヒストリア「…どうするの?」

    ライナー「…」

    ライナー「あー…ヒストリア」





























    ライナー「結婚しよ」

    ヒストリア「…もちろん」クスッ
  101. 101 : : 2017/02/06(月) 20:57:49
    ヒストリア「あ、因みにライナー婿入りね」

    ライナー「え…」

    ヒストリア「だって『ブラウン女王』ってなんかダサい…」

    ライナー「ヒデェ…」

    ヒストリア「いいじゃない、もうこれ以上名前変えるのも嫌なのよ」

    ヒストリア「それに、『ライナー・レイス』って、ちょっとかっこいいと思うけど?」

    ライナー「…そう、か?」

    ライナー「まぁ、なら…それでいい」
  102. 102 : : 2017/02/06(月) 21:05:30
    エレン「おぉい!帰ったぞー!」

    ヒストリア「あ、おかえりエレン、アルミン」

    ライナー「結構早かったな」

    アルミン「はは、ハンジさんが暴走しそうになってもリヴァイさんが止めてくれるからそれほど長い話にならなかったよ」

    エレン「パーティにも参加できるらしいし、いよいよ参加者が揃ったな!」

    アルミン「そうだね、今からパーティが楽しみだ」

    ヒストリア「任せて、最高のパーティにするから」

    ヒストリア「せっかくだし…その日に発表しちゃおうかな、ね?ライナー?」

    ライナー「え、あ…」

    エレン「え?何をだよ?」

    アルミン「なにかあったのかい?」

    ヒストリア「ん、まぁちょっとね」ニコ

    ヒストリア「ようやく欲しいものをちゃんと欲しいと言えるようになったからさ」

    ヒストリア「せっかくなので、少しだけ欲張りましたって、ちゃんと報告しないとね」
  103. 103 : : 2017/02/06(月) 21:22:06
    姉御には一位になって欲しい
    支援
  104. 104 : : 2017/02/06(月) 21:39:16
    >>103
    フランスパングランプリさんありがとうございます!(・∀・)
    一位…なれたらいいんですけどねぇ(トオイメ)

    フランスパングランプリさん、Tatsuさんお気に入り登録ありがとうございます!
  105. 105 : : 2017/02/06(月) 22:20:49
    そして…パーティ当日

    エレン「…なぁ、ヒストリア?」

    ヒストリア「なぁに?」

    エレン「俺さ、パーティ会場ってちょっとした酒場とか、良くてホールくらいを想像してたんだけど」
    ヒストリア「うん、それがどうしたの?」

    アルミン「いや、ヒストリア…えっと」

    ミカサ「…流石にこれは予測できなかった」

    エレン「…ここ、城じゃん」

    ヒストリア「しょうがないでしょ!」

    ヒストリア「一番、簡単に場所が取れて、費用もかからず、安全に豪華なパーティをするとなるとここがベストだったの!」

    エレン「うん、まぁ…お前、女王だしな」

    アルミン「簡単には外出できないもんね…」
  106. 106 : : 2017/02/06(月) 22:25:21
    原作の世界観でライヒスとか誰書くんだよとか思ってたけど形にしたの見ると割といけますね


    ベタベタした恋愛描写しか書けない俺には良い資料です。ありがとう
  107. 107 : : 2017/02/06(月) 22:29:59
    >>106
    文学少女さんありがとうございます!
    ライヒス難しいですけど、出来るだけ頑張って書いていきます…(;・∀・)
  108. 108 : : 2017/02/06(月) 22:30:12
    ミカサ「まだ、人は集まってない、私達もなにか手伝えることはない?」

    ヒストリア「う〜ん、ちょっとないかな…けど、ミカサにはこれからちょっと来てもらうよ」

    ミカサ「え?」

    ライナー「おーい!ヒストリア、アニ見てないか?」

    ヒストリア「アニなら今着替えてるよ」

    エレン「着替え?」

    ヒストリア「パーティだもの、ドレスくらい着なくっちゃ!綺麗なのに勿体無いよ?」

    ミカサ「え、いや…でも」

    ヒストリア「エレンもアルミンも、仮にも城でパーティ開くのにその格好はちょっと…」

    エレン「あー…」

    アルミン「そうだね、僕達も着替えてこようか」

    ヒストリア「ほら、ミカサも行くよ」ズルズル

    ミカサ「ちょっ、ヒストリア…いつの間にそんな力強く…」
  109. 109 : : 2017/02/06(月) 22:43:52
    30分後

    コニー「よお!俺で最後か?」

    アルミン「そうだね、コニーで最後かな?」

    エレン「コニー!待ってたぜ!」

    コニー「真打ちは遅れて来るってな!」

    ジャン「それでも、一応遅刻してないあたり成長したもんだな、お前も」

    コニー「あったり前よ、今じゃジャンを見下ろすくらいに背も伸びたしな」

    ライナー「ギリギリ俺の方が上だが、ホントに伸びたもんだよなぁ」うんうん

    コニー「それで…ミカサ達はどうしたんだ?」

    エレン「ああ、ドレスを着るって言って更衣室に行ったよ」

    コニー「へぇ…それってサs…」

    サシャ「ま、私は例外なんですけどね」ヒョコ

    コニー「うぉあ!?」ビクッ

    コニー「き、急に、出てくんなよ…」ドキドキ

    サシャ「すみません、つい」
  110. 110 : : 2017/02/06(月) 22:50:06
    コニー「…てか、お前」

    サシャ「はい?」訓練教官服

    コニー「…今日くらい、ドレス着てもいいんじゃねぇか?」

    サシャ「いやぁ、私にとってこれが正装ですからね、ヒストリアには悪いですけど譲れません」

    コニー「…ふぅん」

    ジャン「…」ニヤニヤ

    ライナー「まぁ、ドンマイだコニー」肩ポン

    コニー「んな!?な、なんのことか分っかんねえよ!!」

    ジャン「隠すな隠すな」うんうん

    アルミン「(ああ、サシャを幸せにしてくれそうな人って…なるほどね)」
  111. 111 : : 2017/02/06(月) 23:06:24
    サシャ「あ、でも、あの子はドレス着たいって言って、更衣室に行きましたよ」

    コニー「ん?チビ連れてきたのか?」

    サシャ「行きたいって聞かないどころか、馬車に張り付いてでもついて来ようとしてきたので…根負けしてしまいまして…」

    アルミン「へぇ、最初会った時からは想像できないようなお転婆ぶりだね」クス

    サシャ「あえて、流石私の妹と、言っておきましょう…」

    ヒストリア「ごめん!お待たせ!」

    少女「お姉ちゃん!どう?似合う?」

    サシャ「…ああ、よう似合っとるよ」ナデナデ

    コニー「…」
  112. 112 : : 2017/02/06(月) 23:15:06
    ミカサ「ごめんなさい、中々、ドレスを着る機会がないものだから、時間がかかった」

    ジャン「(…あ、ミカサのドレス)」

    ジャン「(なんだかあの時あげたマフラーの色に似てんな…淡い緑)」

    エレン「気にしてねえよ、俺も燕尾服とか、タキシードとかあんま着ねえから大変だった」

    アルミン「流石ヒストリアだね、いい生地のドレスだ」

    ミカサ「そう…」チラッ

    ジャン「?」

    ミカサ「え、えっとその…ジャン」

    ミカサ「…どうだろうか?」

    ジャン「え、いやその…」

    ジャン「…すげぇ…綺麗だ」

    ミカサ「…よかった」ニコッ

    ジャン「(う、うぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおお!!!)」

    アルミン「(…これは)」

    エレン「…よし、アルミン俺たちは開会の挨拶の練習でもするか」グイッ

    アルミン「え、ちょっ…!」

    ライナー「コニー、俺たちもなんか手伝えること探すぞ?」ニヤニヤ

    コニー「おうよ」ニヤニヤ

    ジャン「(な!?あいつら…!!)」
  113. 113 : : 2017/02/06(月) 23:17:36
    ミカサ「少し、不安だった」

    ジャン「え?な、なにがだ?」

    ミカサ「似合わなかったらどうしようかと」

    ジャン「…そんなわけねぇだろ」

    ジャン「お前はなんだって…」
  114. 114 : : 2017/02/06(月) 23:31:57
    〜〜〜〜〜〜
    〜〜〜〜
    〜〜

    ヒストリア「…それでは、今回のパーティの主催者代表の挨拶をもって開会とします」

    ヒストリア「それじゃエレン、よろしく!」

    エレン「お、おう…えー、ゴホン」

    アルミン「エレン、そんな固くならなくていいんだよ?」

    エレン「わ、分かってるよ…」

    エレン「すぅ、はー…すぅ、はー…よしっ!」

    エレン「え、えっt…」

    キィィィィイイイイイイイイン!!!

    エレン「ちょっ!?」

    コニー「マイクのハウリング音デケェw」

    ライナー「初っ端から、ハウリングが起きると辛いよな…」

    エレン「し、失礼しました!え、えっt…」

    キィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイインン!!!!

    エレン「ふぁ!?」

    コニー「おwまww」

    ライナー「まさか二連続とは…」

    ハンジ「エレーン!リラックスリラックス!」

    エレン「は、はい…えっと、主催sy…」

    キィィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイインンン!!!!

    エレン「なんでだよ!!(泣)」

    アルミン「エレ、ン…落ち着いて?」プルプル

    ライナー「これはひどいww」

    サシャ「運がよっぽどないのか、よっぽどマイクの扱いが下手なのか…」

    ジャン「エレン!ラストチャンスだ!」

    エレン「…分かった」深呼吸

    エレン「…」キッ

    エレン「主催者のエr…」

    キィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイインンンンン!!!

    エレン「もういいよ!!」マイクぶん投げ

    わはははははははは!!!
  115. 115 : : 2017/02/06(月) 23:48:07
    エレン「はぁ…えー、マイクは諸事情によりなくなりましたので、無しのまま、話をさせていただきます」

    エレン「…といっても話す事あんまないですが」

    エレン「…俺たちは平和になってから旅に出ました」

    エレン「もう巨人はいないとはいえ、危険の連続、何度死にそうになったことか…」

    エレン「まだまだ、俺の『死に急ぎ野郎』という不名誉なあだ名は返上できそうにはなさそうです」

    エレン「…それでも、とても楽しい旅でした」

    エレン「たくさんの物を見ました」

    エレン「氷の大地、砂の雪原、炎の大地…ずっと見たかった海」

    エレン「あの時ほど『ああ、自分は自由なのだ』と感じることはそうそうないでしょう」

    エレン「…本当にここに来るまでに色んな人が色んな物を失いました」

    エレン「それらは、もう元には戻せないでしょう…しかし、俺らは今、こうして生きています」

    エレン「いつか自分が彼らと同じ所へ向かう時、彼らに、俺らが出来る最大のお返しは」

    エレン「この平和な世界を、幸せを噛み締めて、手土産に土産話となりそうな面白い人生を送りましょう」

    エレン「彼らと、俺たちで築き上げた平和に…」






























    エレン「乾杯!!」

    皆「かんぱぁぁぁああああい!!」
  116. 116 : : 2017/02/06(月) 23:54:22
    …はい!ここで一旦完結といたします!

    ここから先は、安価も何もない(もしかしたらあるかもしれない)ただの作者の自己満足によるこのパーティでのお話や後日談的オマケとなっております(ほぼ全てcp物)

    では、お先に…ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございます!!
  117. 117 : : 2017/02/07(火) 12:25:58
    オマケ1
    >>113後のジャンミカ

    ジャン「お前はなんだって似合うさ」

    ミカサ「…ホントに?」

    ジャン「ったりめぇだ、お前くらいなもんだよ」

    ジャン「短い髪も、長い髪も、赤いマフラーも、緑のマフラーも」

    ジャン「そんな風にドレスも着こなせるような美人…お前くらいだ」

    ミカサ「…ジャンは、女性の経験があるの?」

    ジャン「え!?な、ないが…どうした?」

    ミカサ「いえ…褒めるのがとても上手だから、慣れてるのかと」

    ジャン「ち、ちげえよ!」

    ジャン「…俺は、正直なだけだ」

    ミカサ「そう」ニコ
  118. 118 : : 2017/02/07(火) 12:30:09
    ジャン「…にしても、ミカサって緑好きなのか?」

    ミカサ「なぜ?」

    ジャン「いや、実のところ、赤いドレスとかを着てくると思ってた」

    ジャン「前のマフラーも赤かったし、赤が好きなんだろうなと思ってたんだが…」

    ミカサ「…赤いドレスは確かにあった」

    ミカサ「…でも、このドレスを見た時」

    ミカサ「何故か、ジャンからもらったマフラーを思い出した…」

    ジャン「え…」

    ミカサ「だから、これにした…おかしいだろうか?」

    ジャン「い、いや全然!むしろ…」

    ミカサ「むしろ?」

    ジャン「…ちょっと、嬉しいかもしれん」

    ミカサ「…そう言ってもらえると私も嬉しい」
  119. 119 : : 2017/02/07(火) 17:46:55
    ジャン「(なんだこれ?こんなにミカサといい雰囲気で話せたの初めてじゃねぇか?)」

    ジャン「(ドレスの感想俺に聞いてきたり、褒めたら喜んだり笑ったり…)」チラッ

    ミカサ「?」首傾げ

    ジャン「(…そこまでされると、自惚れちまいそうなんだけど、俺)」

    ジャン「…」

    ジャン「ミ、ミカサはさ」

    ミカサ「なに?」

    ジャン「リヴァイさん達が結婚するって話…聞いたか?」

    ミカサ「ええ、とても、おめでたいことだと思う」

    ジャン「だよなぁ、やっぱ上司の結婚は喜ばしいことだよな」

    ジャン「…ミカサは?どうなんだ?」

    ミカサ「?なにが?」

    ジャン「け、結婚とか…やっぱり女の人は憧れたりしてんのか?」

    ミカサ「…一般論はよく分からないけれど、多分、そうなんじゃないだろうか?」

    ミカサ「私も、結婚願望がないわけではない」

    ジャン「そうか」
  120. 120 : : 2017/02/07(火) 17:51:01
    ミカサ「…ジャンは?」

    ジャン「お、俺?…まぁ、出来たらいいな、とは思ってるさ」

    ミカサ「…それは、例えば」

    ミカサ「どんな、人と…そういう関係になりたい?」

    ジャン「それは、そうだな」

    ジャン「ミカサも教えてくれるなら、いいぜ?」

    ミカサ「分かった、交換条件といこう」
  121. 121 : : 2017/02/07(火) 17:57:58
    ジャン「じゃ、まずは俺かr」

    ミカサ「…待って」

    ミカサ「私からで…構わないだろうか?」

    ジャン「え?あ、ああそりゃ構わねえけど…」

    ミカサ「では…まずは、几帳面な人がいい」

    ジャン「なるほどな、やっぱり大雑把なのはキツイか?」

    ミカサ「…いえ、大雑把な人がダメというわけではないけれど、やはりある程度はきちっとしている人の方がいい」

    ジャン「ほぉ」

    ミカサ「次に、そう、自分となにか一つでもいいから張り合えるものが欲しい」

    ジャン「ミカサとなにかで張り合うか…ちょっとハードル高いかもな」

    ミカサ「互いに高め合えれば十分」

    ミカサ「…例えば、立体機動とか」

    ジャン「…?」
  122. 122 : : 2017/02/07(火) 18:16:00
    期待ですぅ(๑´▿`๑)
  123. 123 : : 2017/02/07(火) 18:18:01
    >>122
    美華沙さんありがとうございます!
    長〜いオマケ(になる予定)ですが、頑張らせていただきます(・∀・)
  124. 124 : : 2017/02/07(火) 18:21:45
    ミカサ「…まぁ、もう立体機動装置は、必要ないのだけれど」クスッ

    ジャン「お、おう?」

    ミカサ「…あとは、帰りは送って欲しい乙女心を分かってたり」

    ジャン「(…ん?)」

    ミカサ「私が、紅茶に砂糖を入れないこととかを、ちゃんと覚えてるような、気心知れた仲がいい」

    ジャン「え?…え?」

    ミカサ「…それこそ」











































    ミカサ「今、目の前にいるような人が一番いい」

    ジャン「!?」
  125. 125 : : 2017/02/07(火) 18:44:58
    ジャン「あ、ミ、ミカ…」

    ミカサ「ジャンは?」

    ジャン「え」

    ミカサ「ジャンは…どんな人がいい?」

    ジャン「…俺は、俺なら」

    ジャン「…家族の為ならいくらでも頑張れるくらい健気で、紅茶飲む動作一つとっても綺麗で」

    ジャン「どんな服も髪型も似合って、キリッとした表情も、時々見せる笑顔も…周りを魅了しちまうような」

    ジャン「俺があげた物と同じ色を選んだなんて可愛いこと言っちまうような」












































    ジャン「それこそ目の前にいるような、綺麗な黒髪の人が一番いいな」

    ミカサ「…どうやら互いに理想が高いらしい」

    ジャン「でも…その理想の人がちょうど目の前にいるな、お互い」

    ミカサ「ええ」フフ

    ジャン「ははは」

    オマケ1終わり
    ジャンはもう少し報われるべき
  126. 126 : : 2017/02/07(火) 20:31:54
    オマケ2
    >>114のちょっと前くらいのライヒス

    ライナー「な、なあ…ヒストリア」

    ヒストリア「なぁに?」

    ライナー「や、やっぱ…やめないか?この場で発表はほら、主役はエレン達なわけで…」

    ヒストリア「いいじゃない、さっきのミカサとジャン見てたでしょ?」

    ヒストリア「もうこのままここで、付き合いましたっていう人増やしちゃおう」

    ヒストリア「それで皆幸せになればいいじゃん?」

    ライナー「おま…はぁ、もう止めないでおく」

    ヒストリア「それでいいのよ…そういえば」










































    ヒストリア「子供の名前どうする?」

    ライナー「気が早えよ!!」
  127. 127 : : 2017/02/07(火) 22:50:56
    ヒストリア「ええ…」

    ライナー「ええ…じゃない!」

    ライナー「お前な!交際すっ飛ばして結婚申し込むだけにとどまらずもう子供の事は…その、早すぎないか?」

    ヒストリア「人間、死ぬ事以外で早すぎて悪い事はないわよ」

    ライナー「うむむ…」

    ヒストリア「まぁ、私は決めてるんだけどね」

    ライナー「はあ?」

    ヒストリア「女の子なら、ね?」

    ヒストリア「まぁ、私とライナーの子供だから、黒髪ではないだろうけど…」

    ライナー「!…そうだな、なら」

    ライナー「俺も男なら今決めた名前をつけたいな」

    ライナー「まぁ、黒髪じゃなくてもいいだろ?俺とお前の子だ…たくましく育つさ」

    ヒストリア「…ふふ、強かに、の間違いじゃない?」

    ライナー「それはそれでいいだろ」

    ヒストリア「…そうだね」

    ヒストリア「さっ、て!そろそろ開会といきますかぁ」マイク持ち
  128. 128 : : 2017/02/07(火) 22:53:02
    ヒストリア「えー、皆様、本日はパーティーにご参加いただきありがとうございます」

    ヒストリア「祝いの席のついでといってはなんですが、ここで一つ発表させてください」

    ヒストリア「私、ヒストリア・レイスは」

    ヒストリア「ライナー・ブラウンと結婚します」

    オマケ2終わり
    もしこの二人が子供産んだらほぼ金髪だけど、互いが大好きな、黒髪の相方の名前をつける気がした
  129. 129 : : 2017/02/08(水) 08:07:29
    オマケ3
    パーティが始まって少ししたあたりのアルアニ

    アルミン「…」キョロキョロ

    アルミン「…うーん」

    アニ「なにしてんのさ?」

    アルミン「うわぁ!?」

    アニ「そこまで驚かないでよ、で?質問に答えてないのだけれど」

    アルミン「あ、いや…君を探してたんだ」

    アニ「私?」

    アルミン「うん、一緒に飲まない?」グラス掲げ

    アニ「…いいよ、そっちの隅に腰掛けられるところあるからそこにいこう」
  130. 130 : : 2017/02/09(木) 20:13:32
    アニ「…」座る

    アルミン「えっとじゃあ、隣失礼するね」座る

    アニ「…それで?」

    アルミン「え?」

    アニ「なんか話したい事、あったんじゃないの?」

    アルミン「あ…その」俯く

    アニ「なんだい?せっかく旅から帰ってきて少しはたくましくなったと思ったんだけど気のせいかい?」

    アルミン「!た、たくましく…?」

    アニ「ああ、背もコニー程じゃないけど伸びたし、ちゃんと男らしい顔つきにもなってる」

    アルミン「そ、そっかぁ…えへへ」
  131. 131 : : 2017/02/09(木) 20:26:04
    アニ「…」

    アルミン「あ、ゴホン!…えっと」

    アルミン「アニも…綺麗になったよ」

    アニ「!」

    アルミン「いやまぁ、元々アニは美人さんだったけどさ?」

    アルミン「僕、最初見た時びっくりして、見惚れちゃった」アハハ

    アニ「…そういうの簡単に言えるの、あんたやジャンくらいなもんだよ」フイッ

    アルミン「ああ、ジャンかぁ」

    アルミン「ミカサとうまくいくといいね」

    アニ「そうだね、長い間待ってたんだ」

    アニ「ジャンもミカサも、二人共幸せになれればいいと、思ってるよ」
  132. 132 : : 2017/02/09(木) 20:37:39
    アルミン「…」じー

    アニ「…なにさ」

    アルミン「アニは…綺麗になっただけじゃないね」
    アルミン「なんだか、素直になった」ニコ

    アニ「私が昔は素直じゃなかったってことかい?」
    アルミン「素直じゃないというより、ちょっと不器用なところがあった、って感じかな?」

    アニ「不器用、ね」

    アニ「…そりゃね、もう変に取り繕う必要がないんだから、当たり前さ」

    アルミン「…」

    アニ「変に仲良くならないように突っ撥ねる必要もないし、相手が誰でも、仲良くなって良くなったんだ」

    アニ「…好意を拒んで、隠してて、言えば助かったのになにも言えなくて『ごめんなさい』と言わなくてよくなったんだ」

    アニ「そりゃあ、誰だって楽になるってもんだよ」
    アルミン「そっ、か…よかったね」

    アニ「…うん」
  133. 133 : : 2017/02/09(木) 20:43:56
    アルミン「アニは、これからもヒストリアの秘書として働くのかい?」

    アニ「まぁね、特にいくあてもないし、他に働けそうな場所なんてなさそうだから」

    アニ「…あんたは、最近帰ってきたばかりだろ?仕事、当てあるの?」

    アルミン「いやぁ…実はさっぱりだったよ」

    アニ「…だった?」

    アルミン「うん、さっきのさっきまで仕事の当てがなかったんだけど…」

    アルミン「ヒストリアが、ね?」

    アニ「へぇ、いいとこ紹介してもらえたのかい?よかったじゃないか」

    アルミン「うん、すごくいいところだよ」
  134. 134 : : 2017/02/09(木) 20:50:38
    アルミン「給料もいいし、仕事も僕にぴったりだから、飽きることはなさそうだし」

    アルミン「職場の人達もいい人が多いから…なんとか頑張れそうだよ」

    アニ「そこまで言われると羨ましいね、せいぜい頑張りなよ」

    アルミン「当たり前だよ」












































    アルミン「君の近くで働けるんだからさ、気合い入るよ」ニコッ

    アニ「…え?」
  135. 135 : : 2017/02/09(木) 21:01:07
    アルミン「僕の新しい職場は、ヒストリアの補佐、君のような秘書とはちょっと違うんだけどね」

    アルミン「参謀、かな?色々考えたりするんだけど、僕は頭使うのは得意だから」

    アニ「…」ポカーン

    アルミン「えっと、だからアニ」

    アルミン「これからよろしくね」

    アニ「…ふん、先輩なんだから敬意をちゃんとはらってよね」

    アルミン「もちろん、よろしくお願いします…アニ先輩?」クスッ

    アニ「!…バァカ、違和感しかないんだよ」

    アニ「…今まで通りの呼び方でいいよ」ニコ

    アルミン「…分かった」

    アルミン「…」

    アニ「?なに?」

    アルミン「…やっぱり、美人さんになったなぁ…と、笑った顔、すごくいい」

    アルミン「…もっと見たいな」

    アニ「!」

    アニ「…あんたができる後輩なら、もっと見れるんじゃない?」

    アルミン「あはは、それならなおさら気合い入ったよ!頑張らないと!」

    アニ「そうだよ、頑張って」

    アルミン「うん、頑張る」

    アニアルミン「…フフフ」

    オマケ3終わり
    あえて付き合う手前くらいの感じに収めたけど…アルアニって難しいな…
  136. 136 : : 2017/02/12(日) 17:37:04
    空山 零句+さんお気に入り登録ありがとうございます!(・∀・)

    もう少しだけ続きますのでお付き合いしてくだされば幸いですm(_ _)m
  137. 137 : : 2017/02/12(日) 23:19:42
    オマケ4
    パーティ始まってから結構経った辺りのコニサシャ

    サシャ「(…少し疲れましたね、パーティの空気で少し酔ったのかもしれません)」

    サシャ「(バルコニーで夜風にでも当たって涼むとしましょう)」

    バルコニー

    サシャ「涼しいですねぇ、気持ちいいです」ノビー

    サシャ「(…にしても、ヒストリアが結婚ですか、それもライナーと)」

    サシャ「(ミカサとジャンもさっき見た限り、あれはもう付き合いましたね)」

    サシャ「(ここにくる前にもアニがアルミンと話してるの見ましたが、あの雰囲気は…)」

    サシャ「いやぁ、まさか皆してそういう感じになっちゃうとは…」

    サシャ「なんだか…置いてけぼりくらったみたいですねぇ」


































    コニー「誰が置いてけぼりだって?」
  138. 138 : : 2017/02/13(月) 00:01:24
    (´^ω^`)ブフォwww
  139. 139 : : 2017/02/13(月) 07:24:30
    空山 零句+さんコメントありがとうございます!
    (´^ω^`)ブフォwww
  140. 140 : : 2017/02/16(木) 07:11:14
    サシャ「あ、コニー!どうしてここに?」

    コニー「…別に、少し涼もうと思っただけだ」

    サシャ「さいですか」

    コニー「いやか?」

    サシャ「いえいえ、そんなことはありませんよ」

    コニー「そうか…で?誰が置いてけぼりだって?」

    サシャ「あー…ミカサもヒストリアも、上手くいって欲しいですが私は独り身だな、と」

    サシャ「この歳になると父からも見合いの手紙が来たりするので…どうしたものか」

    コニー「?!み、見合い?」
  141. 141 : : 2017/02/16(木) 07:35:44
    サシャ「そうです、全く困ってますよ」

    コニー「…ん?」

    コニー「いやいや、なんで困るんだよ?結婚したくないのか?」

    サシャ「う〜ん、今の所」

    サシャ「…私、教官ですから」

    サシャ「訓練兵(あの子達)に、まだ色々教えたいですから」
  142. 142 : : 2017/02/16(木) 07:43:25
    コニー「そ、そうか…」

    サシャ「?」

    コニー「なんでもねえよ…でもよ、いつかはするんだろ?」

    サシャ「…したくないわけではないんですが、その…まだ、よく分かりません」

    コニー「なんでだよ?」

    サシャ「まだこの仕事したい気もしますし…」

    サシャ「それに…私はこれですから」眼帯指差し

    コニー「…」

    サシャ「…今の私に、いや…昔のおバカな私にも言えますかね?」

    サシャ「ドレスなんて…似合いませんよ」アハハ
  143. 143 : : 2017/02/16(木) 07:49:13
    コニー「…そんな訳ねぇよ」ボソッ

    サシャ「…聞こえてますよ?」

    コニー「なっ?!」

    サシャ「コニーも狩猟民族出身だというのに忘れましたか?」

    サシャ「私は耳がいいんですから、このくらいの距離なら聞こえます」

    コニー「あ、いや…その…」

    サシャ「…フフ、ありがとうございますコニー」

    サシャ「気にしなくていいですよ?そう言ってもらえて悪い気はしませんから」

    コニー「お、おう…」

    サシャ「…そうそう、前回、野菜送ってくれた時に少しオマケしてくれてありがとうございます」

    コニー「ん?ああ、ちょっとレタスと芋多めにしただけだ、気にしなくていい」
  144. 144 : : 2017/02/16(木) 07:55:55
    サシャ「でも、訓練兵達が喜んでましたから…あの子達が笑うと、私も嬉しいんですよ」ニコニコ

    コニー「お前が教官になって真っ先に気にしたところだもんな、訓練兵の食事等の衛生面」

    サシャ「ええまぁ、他にもベッドとか、少しでも病気とかにはならないようにしたいですから」

    サシャ「それに…子供にはいっぱい食べて欲しいじゃないですか」えへへ

    コニー「…だな」

    サシャ「なるだけ訓練兵達には嫌な思いはして欲しくないですから」

    コニー「ああ…でもよ」

    サシャ「はい?」

    コニー「お前、訓練厳し過ぎって言われてるぞ?弓やら罠やら、頭突きやら」
  145. 145 : : 2017/02/16(木) 08:00:38
    サシャ「あはは、それは仕方ないです」

    サシャ「巨人がいない今、なにか起こすのは人間です」

    サシャ「人間は巨人と違い罠をはる知性がありますから…」

    サシャ「闇討ちする時に、巨人がいた時と同じものではダメですよ」

    サシャ「人間がするような闇討ちを想定しないと」

    コニー「なるほどな」

    サシャ「それに厳しくないと…ちゃんと覚えようとしないでしょう?」眼帯指差し

    コニー「…やっぱり、その…治らねえのか?」

    サシャ「治らないでしょうね」

    サシャ「これから先、私の右目に光が差すことはないでしょう」
  146. 146 : : 2017/02/16(木) 08:10:08
    コニー「…」

    サシャ「ま、私が結婚悩んでるのはそれもありますね!相手に色々迷惑かけちゃいそうですし」

    コニー「そんなわけ…!」

    サシャ「?」

    コニー「ゴホン!…それに、あいつは、お前に幸せになって欲しいとか、思ってるんじゃねぇの?」

    サシャ「…確かに、あの子は私には結婚して欲しいとか言ってますけどね」クス

    サシャ「私は他の人の幸せを見るのが幸せって感じですかね?」

    コニー「…へぇ」

    サシャ「コニー?」

    コニー「…ならよ」




























    コニー「俺を幸せにしてくんねえか?」
  147. 147 : : 2017/02/16(木) 08:16:17
    サシャ「はい?コニーを、ですか?」

    コニー「おう」

    サシャ「はあ…しかしどうやって」

    コニー「難しいことじゃねえよ」

    コニー「…隣いてくれ、ずっと」

    サシャ「!」

    コニー「それなら、お前も俺が幸せなの見れるし、俺もお前が隣にいてくれて幸せだ」

    コニー「どうよ?この永久機関、天才だろ?」

    サシャ「…いや、バカでしょう?」

    コニー「な…」

    サシャ「バカや、ないの?」ポロポロ

    コニー「!?」

    サシャ「そんなこと言うても…私」

    コニー「す、すすすすまん!嫌だったか!?」

    サシャ「…」首横にふる

    サシャ「…いやや、ないんよ…でも」

    サシャ「私、こんなん(眼帯)つけとるから…ドレスも、似合わんし…」
  148. 148 : : 2017/02/16(木) 08:20:22
    コニー「…」

    サシャ「それでも…ええの?」

    コニー「…いやだって言っても一回はドレス、着てもらうからな」

    サシャ「え…」

    コニー「…お前、結婚式でドレス着ない気かよ」

    サシャ「!…ううん、コニーが着せていたれるんなら…ええよ、全然」

    コニー「は、はは…そっか」

    コニー「…ふぅ」

    サシャ「?」

    コニー「ぃいいっよっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!!」

    サシャ「!?」ビクッ

    コニー「あーやっと言えた!」

    コニー「今の今までずっと、あいつやサムエルやアニやヒストリアに言われ続けたんだからな!」

    サシャ「え?」
  149. 149 : : 2017/02/16(木) 08:24:21
    コニー「いや、結構前からお前のことは好きだったけどさ!」

    コニー「中々言えなくてよー!ホントよかった!真面目にお前からオッケーもらえてホッとしてる!!」

    サシャ「は、はあ…」

    サシャ「でも、あれですからね?やっぱり仕事(教官)はまだまだしてたいので、結婚はもう少し待っててくださいね?」

    コニー「あったり前だ!じじいになっても待っててやるぜ!」

    サシャ「フフ、ありがとうございます…ところで」























    サシャ「そこに隠れてる皆さん?」

    ジャンヒストリアアニサムエル少女「!!?」
  150. 150 : : 2017/02/16(木) 08:29:18
    コニー「げっ!?」

    サシャ「いや、コニーも結構大きい声で言ってたので、聞かれてるとは思ってました」

    コニー「ええ?!」

    サシャ「…さて、皆さん」ニッコリ

    サシャ「なに盗み聞きしとんやぁぁあ!!」

    サシャ「罰として頭突き!!一列に並ばんかぁぁぁあ!!」

    いぃぃやぁあああああ!!!

    コニー「(…もしかして、サシャは結構な鬼嫁になる可能性あるか?)」

    コニー「(…ま、それでもいいか)」ククク

    オマケ4終わり
    コニサシャ…なぜおバカな感じで書けないのか…
  151. 151 : : 2017/02/16(木) 08:30:59
    よし!これで完全に完結です!

    …え?エレン?
    …すみません、どうやっても相手見つかりませんでした…ヒチエレとかエレリコ書けないです…

    では、ここまで読んでくれた皆さん、ありがとうございました!!(・∀・)ノ
  152. 152 : : 2017/02/23(木) 19:37:02
    エレンたちが、世界に勝てることを願いましょう!!
  153. 153 : : 2017/02/23(木) 19:46:16
    >>152
    名無しさんコメントありがとうございます!!
    願います!!(・∀・)
  154. 154 : : 2017/02/23(木) 20:25:21
    アトムさんお気に入り登録ありがとうございます!!(`・∀・´)
  155. 155 : : 2017/08/19(土) 11:55:36
    いい話だ。。・゜゜(ノД`)
  156. 156 : : 2017/08/23(水) 14:41:32
    >>155
    コメントありがとうございます!
    眼帯サシャは最近のマイブームです(おい)
  157. 157 : : 2017/12/11(月) 17:07:19
    エレンはわしが王家に仕えさせた。
  158. 158 : : 2017/12/11(月) 17:11:07
    クリスタレンズとヒストリアレイスを誘拐した。現金四兆円だいいな。
  159. 159 : : 2020/10/11(日) 11:06:57
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986

    http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=53

    http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=56

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