このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
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プロローグ 悲劇の始まり
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- 1 : 2017/01/26(木) 22:40:51 :
- 初めまして、凛として時雨と言います。
艦これの物語を書かせていただきます。
駄文ですが、興味のある方はどうぞ見ていってください。
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- 2 : 2017/01/26(木) 22:46:34 :
- あれ?シリーズ化されない。なんで?
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- 3 : 2017/01/26(木) 22:49:26 :
- あ、できたよかった。
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- 4 : 2017/01/26(木) 22:59:35 :
- 取り敢えずこの世界の設定を
・2021年、世界中の海に突然謎の生物が発生。人類はそれの総称を深海棲艦として制海権の奪回、深海棲艦の殲滅を開始する。
・しかし、最新兵器を使っても深海棲艦を殲滅するどころか全く歯が立たない。その状況が1年続いた。
・1年後、日本とアメリカの科学者が魂についての研究を発表した。この技術を使い、かつて戦争で沈んだ日本の艦の魂を孤児や希望者の女性に宿らせ、深海棲艦に唯一対抗できる兵器、艦娘とそれを指揮する提督を選定し、人類の反撃が始まる。
・更に3年後、制海権を約60%奪回することに成功。しかし、ある新型の深海棲艦の出現によりそれ以上の成果をあげられなくなった。
という世界の設定です。長くてすみません。
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- 5 : 2017/01/26(木) 23:09:20 :
- 2021年、とある船の上
青年「…」
父「どうした、ユースケ。浮かない顔だな。
ユースケ「別に。」
父「せっかくなんだ、この世界一周旅行を楽しもう、な?」
ユースケ「うるせえ、あっち行ってろ。」
父「全く、素直じゃないなあ。ハハハハハハ」
ユースケ(メンドクセェ)
このユースケと呼ばれた青年、本名を神谷ユースケと言う。日本でも有数の商業高校に通い、親の仕事を継ぐことを強く言われている。それ故に自由を奪われ、退屈な人生を送っている。
仕事しかできない父親、金が大好きな母親の元に産まれた愛を知らない、不幸な男子である。
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- 6 : 2017/01/26(木) 23:21:21 :
- 長男「おーい、ユースケ。」
ユースケ「なんだよ。」
長男「んな湿気たツラしてねぇでよ、遊ぼうぜ。俺なんてもう50万稼いできた!」
ユースケ「…ギャンブルは嫌いなんだよ。あと酒臭いやつも。」
次男「酷い言われようだな、アニキ。」
長男「うるせえ、お前も俺と対して変わらねえだろうがよ。」
次男「いや、俺は100万儲けてきたぜ。」
長男「ふん、まだまだ夜は長いんだぜ!今日こそは俺の方が稼いでやらあ。」
次男「無駄だ。今日も大差で勝ってやるよギャハハハハハハハハ!!」
ユースケ「ハア…」
ユースケはこの三兄弟の末っ子であるがことある事でこの二人の兄を上回った。勉強、スポーツ、家事、人間関係…それを面白く思わないこの二人の兄はクズのように遊び呆けた。なので父親もユースケに会社を継がせようと、強制させた。それがユースケはつまらなかった。
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- 7 : 2017/01/26(木) 23:25:06 :
- そんなユースケに対してこの世界一周旅行を提案した父親だが、毎日金で女を捕まえて部屋に持ち帰る。母親はブランド物のバッグや服を買い漁り、二人の兄はギャンブルに夢中…結局自分が楽しんでいるだけだ…と思っていた。
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- 8 : 2017/01/26(木) 23:28:10 :
- ユースケ(退屈だ…)
ユースケ(金も名声も要らねえから普通に生活がしたい…)
ユースケ(なんかスゲエことが起きねえかな…)
ドゴオーーン!!
ドガーーーーン!!!
ユースケ「!!?」
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- 9 : 2017/01/26(木) 23:35:56 :
- ユースケ「なんだ、この音は!」
乗客「見ろ!何か海に居るぞ!?」
ユースケ「!?」(なんだあれは?女が海に立ってる?その横に変な生き物が浮いてやがる。)
空母ヲ級「アノフネノニンゲンヲイッピキノコラズツレサレ。テイコウスルナラコロセ。」
軽巡ズ「ハッ!」
ナンダナンダ? ナニカシラアノイキモノハ
ユースケ(うっすら聞こえたぞ…俺達を誘拐するつもりだと?あんな得体のしれない奴らに拉致られてたまるか。)
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- 10 : 2017/01/26(木) 23:52:58 :
- ドゴーン! ドゴーン
キャアーー ナンダナンダ??!!!
ユースケ「うおっ!」グラグラ
ユースケ「沈める気なのか?あいつら?それで海に浮いているヤツらを片っ端から拉致る気か!?」
女乗客「きゃあ!!!」 ジャボン!
女乗客「ぶはっ、た、助けて誰か。」
乗客「おい、誰か落ちたぞ!助けてやれよ!」
乗客「無理だろ!この船撃たれてるんだぞ!前に出れば即木っ端微塵だ!」
女乗客「ぐ…息ができな…」
駆逐イ級「くぱぁ」サーーー
女乗客「きゃあーーーー!??」
駆逐イ級「パクッ、ゴクンッ」
乗客「うわあああ!?落ちた女があの生き物に食われた!」
乗客「もう駄目だ…この船を沈めて全員食い尽す気なんだ!!クソがーー!!!」
ウワーー ヒーー!
ユースケ(誘拐するんじゃないのか?もしかして腹の中に一時的に保管しているのか?だとしたら食われても死にはしないな…あの歯で噛まれはしない限り。)
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- 11 : 2017/01/27(金) 23:54:55 :
- タタタタタッ
ユースケ「ハァ、ハァ」
ユースケ(船の中に非常用のボートがあるはず…見つけて脱出しねえとどんな目に遭うかわからないぞ。)
ユースケ「こっちは船底か。」ガチャ
ユースケ「あった。これに乗って脱出を…」
ドゴオオン!!
ユースケ「船底が爆発した!クソッ、一緒にボートも吹っ飛んじまったじゃねぇか!」
ーー操縦室ーー
ドゴオオン!!
グラグラ
船員「艦長!」
艦長「落ち着け。今度はなんだ?」
船員「船底に穴が!緊急脱出用のボートも吹き飛んで使い物になりません!」
艦長「クソッ、どうすれば…」
パリン!!
???「こんばんはー。」ヘラヘラ
艦長「何者だ!?」
???「んー…なんでもいいよ。じゃあ攫っていくね〜♪」
艦長「何を…銃殺しろ!」
ババババババババババ
???「当たんないよー、そんな銃弾(モノ)」ヒュン
船員「速い!」
船員「当たらねえ!」
???「じゃあ、皆海にドボーンしようねー♪」
ズズズ
船員「何か腰から生えたぞ!!」
???「ホイッ!」
クルッ! ドカーン!
艦長・船員「うわあああ!?」
ドボボボボーン
駆逐艦ズ「バク!バク!バク!」
ウワー タスケテクレー
???「さてと、上の奴らはうまくやったかねー」
カチャ
???「マーク、ここの奴らは?」
マーク「あいつらなら海に叩き落としたよ。駆逐艦達が腹の中に確保していってるよ。ミーナとシヴァは終わったの?」
ミーナ「まあね。甲板の奴らも中の店にいた奴も大方海に落としたし、任務完了かな?」
シヴァ「オイ、モニターに誰か映ってるぜ。まだ船内に居るみたいだぞ。」
マーク「へー、1人で上手く逃げてるねえ。じゃあ迎えに行ってあげよっか♪」
ミーナ「了解。フフフ…」
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- 12 : 2017/01/28(土) 00:08:12 :
- ーー船内、動力室付近ーー
ユースケ「ハァ、ハァ、くそったれが!」
ユースケ(どうする?このままだとこの船と一緒に沈むか、あの変な生き物に食われて何処かに連れてかれる。でも脱出手段もない…どうすれば…)
ぅぅぅぅううおおおおお!!
ユースケ「なんだ?なんの声d」
ドゴーン!
ユースケ「壁が!?」
シヴァ「居たいたァァー!!おい、見つけたぞーー!!」
ミーナ「うるさい、あんたはいつも!」ぺチン
シヴァ「アァ!?うるせえっていう方がうるせえんだよ!」
ミーナ「何よ!その小学生みたいな理屈は!」
ギャーギャー
ユースケ(なんだこいつら…取り敢えず放っておいて違う道を…」
シュルルルル ガシッ!
ユースケ「!?なんだ、これは!?」
マーク「はーい、2人とも喧嘩しない。最後の1人捕まえたから帰るよ。」
シヴァ「オイ!おれが最初にみつけたんだぞ!」
マーク「いいじゃん。捕まえた者勝ち。早く連れて帰ろう。」
ユースケ(こいつら…人間じゃねえのか?連れて帰るとか言ってるところ見るとあの生き物の仲間なのか?)
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- 13 : 2017/02/04(土) 23:37:47 :
- ユースケ(とにかくこの変な拘束を解かねぇと…確かこの変に)ゴソゴソ
ピーーガーー
ミーナ「!はい、こちらミーナ…ええ、中の生き残りを捕まえたわ。…ん、了解。もういいのね?わかった。」ピーー
マーク「撤退かい?」
ミーナ「ええ、『あの方』もこれで充分だと仰ってたらしいわ。」
シヴァ「チッ、まだ暴れ足りねぇぜ。」
マーク「これから嫌でも暴れられるさ。
さあ、行こうか?名前は後で聞かせてね♪」
ユースケ「そりゃ無理だ。」
シュッ ザクッ!
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- 14 : 2017/02/11(土) 21:28:26 :
- マーク「!目に…」
ユースケ タタタッ
シヴァ「この野郎!」ガシッ!
ユースケ「!」
シヴァ「フンッ!」 バゴン!
ユースケ「ぐぉ?!」ボタボタ
ミーナ「ちょっと!殺しちゃダメよ?‘今’は人間なんだからあんたの馬鹿力だとすぐ死んじゃうわ。」
シヴァ「へっ、大丈夫だろ。見てみろ」
ユースケ「ぐ…ああ…」ボタボタ
マーク「その出血量だと止めないと不味いね。」 シュウウウ
ユースケ「!?…目が…?」
マーク「このくらい再生するさ。
僕達
『怪海種』(ケートス)にすればね♪」
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- 15 : 2017/02/11(土) 21:47:15 :
- ユースケ「なんだ…ケー?」ボタボタ
マーク「とにかく、君には僕達と一緒に来てもらうよ。君は耐えれるかもしれないね…君は僕に匹敵する才能があるかも…なんて♪」
シヴァ「じゃあ、連れてくぞ」ドコッ!
ユースケ「グヘア!…」
ミーナ「ホント、アンタって奴は…気絶のさせ方が強引ね。」
シヴァ「これが一番速いんだよ。」
マーク「さぁ、行こう。流石にこれだけいれば1人か2人は戦力に加えれるだろ。楽しみだな♪」
突如として正体を表した深海棲艦達は世界中で船を襲い、少なくとも約30万人を拉致したと言われる。
何処へ、何の為に、ということは一切不明であり、制海権を奪われている為に捜索も出来なかった。
この事態を経て人類はこれ以降、深海棲艦の殲滅、制海権の完全奪回を目指し、各海洋で死闘を繰り広げるのであった。
〜 to be continue〜
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- 16 : 2017/02/11(土) 21:48:36 :
- プロローグ(長い前置き)の終わりです。
読んでくださった方は是非コメントをお願いします。
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