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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

リヴァイ「愛した女」

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  1. 1 : : 2013/12/17(火) 00:24:01
    初SSです!

    進撃の巨人の
    リヴァイ兵長の過去の捏造話を
    妄想しながら書いて行きたいと思っております!
    初心者なのでわからないこと、
    日本語下手くそ、話に矛盾だらけ、
    かもしれませんが、
    お手柔らかにお願いします!
    良かったらお付き合いください!
  2. 2 : : 2013/12/17(火) 00:27:11



    ミカサ「エレン!寝癖がついている。」

    エレン「え?あ、ホントだ。」

    ミカサ「私が直してあげよう。」

    エレン「それくらい自分でできるよ!」

    ミカサ「これくらい、家族なのだから、私が直しても問題はない。」




    昼間のエレンとその馴染みのミカサ・アッカーマンの会話を思い出す。

    リヴァイ「家族…か…。」

    仕事の合間の紅茶を啜りながら
    呟いてみる。


    あいつは
    家族 のようだった。
    俺は、本物の家族 がどんなものか
    わからないが、
    あいつといる時間には
    不思議と懐かしさを感じていた。


    しかし俺は失った。
    泣きたくもなるが
    ベソかいてヒーヒー言うのは、
    そんなのはクソガキの役目だ。

    俺は泣いてはいけない。


    泣いてはいけないんだ。

  3. 3 : : 2013/12/17(火) 00:28:08
    期待!!!!
  4. 4 : : 2013/12/17(火) 00:28:32



    女型巨人捕獲の為に

    大切な、

    かけがえのない、

    仲間達を失った。


    俺は今まで、
    何かを守りきれたことがあっただろうか。


    愛した者たちはみんな消えていく。


    そうため息をつき、
    遠くを見据える様に
    目を細め、

    薄く瞼を閉じる。



    俺は二度


    人を愛した。

  5. 5 : : 2013/12/17(火) 00:29:22
    >3

    ありがとうございます\(^o^)/
    是非お付き合いくださいませ(*^^*)
  6. 6 : : 2013/12/17(火) 00:29:53
    了解!!!
  7. 7 : : 2013/12/17(火) 00:31:15

    あれは何年前だろう。


    まだ俺がエルヴィンと出会う前、
    ゴロツキだった頃の話だ。



    _ゴロツキ時代_

    クソみてえなゴミだめみてえな
    場所だった。

    今日もゴミだめで
    生きて行くんだ。

    考えるだけで吐き気がする。

    そんな所で生活していたわけだ。

    クソみてえな生活を送っていた。

    クソみてえな場所で、
    クソみてえな生活に
    クソみてえな俺。

    最高に笑える。


    毎日そんな事を考えていた。


    今日もそんな事を考えていた。
  8. 8 : : 2013/12/17(火) 00:34:41

    ルーチェ(18)「リヴァイ~~~ッッッ!!」

    リヴァイ(19)「…なんだ」

    ルーチェ「相変わらずの仏頂面ねっ!なんとかならないの?」ウリウリ

    リヴァイ「ならん。で、なんだ。」

    ルーチェ「あっ、忘れてたw あのねーっ!!!」

    この意気揚々と喋る女は
    ルーチェ。ゴミだめみてぇなこんな場所にはふさわしくない、女だ。
    笑った顔は砂漠に咲いた一輪の花と言っても過言ではないだろう。
  9. 9 : : 2013/12/17(火) 00:35:30

    ルーチェ「って!!リヴァイ!聞いてるのー!?」

    リヴァイ「聞いてねえよ」

    カチャ フーー

    タバコに火を付ける。

    ルーチェ「だと思ったけどー。って、
    ちょっと!リヴァイ!そんなの吸ってるから身長伸びないんだよ!!!」

    リヴァイ「うるせぇ、お前はその
    貧相なウォールマリアのような胸をなんとかしてから言え」

    ルーチェ「!!!それは俗に言うセクハラだよ!リヴァイ!訴えたら私勝っちゃうよリヴァイ!」

    リヴァイ「ハッ。そうだなーー(棒)」

    ルーチェ「ふふっ。なんか、落ち着くなー。リヴァイといると。まあ家族みたいなもんだしね?私の幼馴染ってリヴァイだけだからさっ。兄弟もいないし。」

    リヴァイ「お前にはお袋がいんだろ。親孝行してやれ。まずはその空っぽな頭になんか詰めて帰れよ」

    ルーチェ「まーたそーゆーこというーー!(笑)」
  10. 10 : : 2013/12/17(火) 00:37:48
    楽しそう!!!
    あれ、目から汗が
  11. 11 : : 2013/12/17(火) 00:43:23
    >>10
    この先全く楽しくないと思いますwwww
  12. 12 : : 2013/12/17(火) 00:43:41

    こんなおどけた会話ができるのは
    後にも、先にもこいつだけだ。

    ルーチェは必ず毎日俺の元へやってくる。
    俺の仕事が終わって、家に帰ると
    玄関に立って待ってる。
    そして
    くだらない話に花を咲かせて(一方的に)そして帰っていく。

    暇 なんだな。あいつ。

    邪険に扱っていたかもしれない。


    多少なりとも
    俺の癒しだったのだろうが。

    そして今日もいるんだろう、
    と思い気付けば早歩きになっていた。

    そして家の前につくと
    あいつはいない。


    なんでだ?


    違和感しか感じない。

  13. 13 : : 2013/12/17(火) 00:44:58

    リヴァイ「雨でも降るんじゃねぇの…。」

    小さく呟いた。


    モブ1「~~!!ょ!そんなにいい女がいんの?」

    モブ2「まじいい女だったwww あいつも懲りねえなーwwwww 今頃犯されてるんだろーなーwww」

    モブ1「可哀想だなww その女ww 哀れむぜwww」


    嫌な予感がする。

    ガッ

    モブ1「なっ!なんだよこのチビ!!」

    リヴァイ「お前らが哀れんでいるその女は薄い茶髪の緑眼か…?」

    モブ2「え?知り合いかよw お前も残念だなww もう既に便器だろうよww」

    ドガッッッ

    モブをブチ転がして急ぎ足になる。

    ゴミだめみてえな場所だ。
    クソみてえな奴らの巣窟だ。

    何があってもおかしくねえ。
    俺は忘れていたのか?


    気付けば荷物を放り投げ

    路地という路地を走り回っていた。
  14. 14 : : 2013/12/17(火) 00:47:05
    えっ、ちょ、レイプ?やめてよね(´;ω;`)
  15. 15 : : 2013/12/17(火) 00:47:23

    「…てっっ!やだっ!……ァイ!助け…!!リヴァイ!!」

    掠れ掠れになったあいつの声が聞こえる。


    なんとも言えないこの
    ぐちゃぐちゃとした感情を抱えながら
    声が聞こえた路地へと
    走った。

    そこには数人の輩と
    服をビリビリに破かれ、
    地面に蹲る
    ルーチェがいた。


    リヴァイ「ッ!!!!」

    ルーチェ「リヴァイ…」

    俺は多分この数人の輩を半殺しにしたんだろう。
    気付けば返り血だらけの俺の手をルーチェが握っていた。

    ルーチェ「リヴァイ!リヴァイ!もういい!!しんじゃう!!!!私、何もされてないから!!!!!」

    リヴァイ「!」

    我に返る。

    ルーチェはビリビリに破かれ肌がほとんど露わになっている。
    それはもう服とは呼べない布切れみたいだった。

    俺は、自分が着ていた服をルーチェに着せる。

    ルーチェ「ありがと…リヴァイ。」

    そう言ったあいつの手は、体は、
    小刻みに震えていた。

    なんだ、このぐちゃぐちゃした感情は。

    血管がブチ切れそうなほど
    頭に血が上っている。

    心臓は締め付けられているように
    苦しい。


    俺は病気なのか?


    気付けばルーチェを抱きしめていた。
  16. 16 : : 2013/12/17(火) 00:48:47
    >>14
    ルーチェは私の天使なので
    穢したくなくて
    話の展開を考えてましたwww
  17. 17 : : 2013/12/17(火) 00:50:28
    うっし、よくやってくれた(´;ω;`)
  18. 18 : : 2013/12/17(火) 00:52:36
    >>17
    任務完了\(^o^)/(爆)
    ルーチェも幸せになって欲しいけど、
    展開が困るんですよねー(´;ω;`)
  19. 19 : : 2013/12/17(火) 00:52:56

    ルーチェ「っっ!!!」

    リヴァイ「…大丈夫なのか」

    ルーチェ「…。わたしっ、バカだよねwwこんな夜中にウロウロしてたらそりゃこんな目にもあうよねっ!自業自得だよねっ!!」

    ハハッ とあいつはから笑いした。

    リヴァイ「なんで。大丈夫じゃねぇって言わねえんだよ。肝心なとこは絶対言わねぇよな。そんなの誰が聞いても嘘ってわかんだよ。俺には嘘をつくな。俺はお前を守ってやるから。」

    ルーチェ「…!リヴァイ、今日はよく喋るね…ありがと」グスッ

    リヴァイ「…。馬鹿言え。俺は元々良く喋る」

    そこからルーチェは泣き崩れた。

    服も、泣き崩れた顔も、何よりもルーチェの心も
    ボロボロだった。
    その日は家には帰れないと言うから
    俺の家に泊らせた。

    ずっと一緒にいてやりたいと思ったが
    俺には仕事がある。そうはいかない。

    まだ寝ているルーチェに置き手紙をして
    俺は仕事へと向った。


  20. 20 : : 2013/12/17(火) 00:54:35



    ルーチェ「…んっっ」


    久々によく眠れた。

    ルーチェ「…あれ」

    あぁ。そういえば昨日。

    思い出して寒気がする。

    ルーチェ「…リヴァイ~?」

    「いない…よね」

    ハァ。


    「帰ろ」

    そう独り言を呟きふと
    テーブルの上に目をやると、
    リヴァイの神経質っぽい走り書きのメモと鍵が置いてある。

    「ここの合鍵だ。持っとけ。これからはここに来る時はすぐに家の中に入れ。


    今日は仕事も早く終わるから家から出ずに待ってろ。」


    リヴァイ…。

    不器用なリヴァイ。

    その優しさに涙が零れる。

    やっぱり、
    妹、とか、思われてるのかな…。

    「気付いてよ、バカ…」

    そんな訴えは誰にも届かず
    リヴァイの片付いた部屋に消えていく。


  21. 21 : : 2013/12/17(火) 00:54:35
    282・・・はっ!!!・・・2828
  22. 22 : : 2013/12/17(火) 00:58:15
    >>21
    2828して頂けて嬉しいですww
  23. 23 : : 2013/12/17(火) 00:58:22



    今日は早く仕事が終わった。

    といっても終わらせた のだが。


    足早に家へ帰る

    リヴァイ「!!!」

    ルーチェ「あ、おかえりっ!ご飯の用意出来てるよっ!」

    リヴァイ「お前、料理できるのか」

    ルーチェ「なんか、失礼!」アハハ

    元気に振る舞うあいつを見ていると
    胸が痛くなる。

    リヴァイ「お前…。大丈夫…なのか?」

    ルーチェ「…。まだ怖いけどねっ。リヴァイがいるから!大丈夫!」

    少しドキッとした。

    きっとこいつは俺の事を兄貴だと思っているんだろうな。

    きっと俺は、
    こいつを 好き なんだろうな。

    なんとも言えない気持ちが渦巻く。
  24. 24 : : 2013/12/17(火) 00:59:41
    了解wwwwwwなぜかwwwwww2828するwwww
  25. 25 : : 2013/12/17(火) 01:04:01

    リヴァイ「おい。今日はどうするんだ?俺、明日休みだが…」

    ルーチェ「泊まる!お母さんに合わせる顔がないや。」
    苦笑いをしやがる。

    リヴァイ「わかった」

    ルーチェ「ありがと。リヴァイ…。」

    タタタッ

    チュ


    リヴァイ「」

    ルーチェ「へへへ~♪お礼?♪」

    リヴァイ「…なんで疑問形なんだ」

    ルーチェ「なんか、ほっぺなのに恥ずかしーーーーー!(笑)」

    リヴァイ「馬鹿野郎こっちこい」

    ルーチェ「ぶたない???」

    リヴァイ「俺がお前のことぶったことあるみたいな言い方やめろ」

    ルーチェ「ふふふっ(笑)はぁーい」

    リヴァイ「座れ」

    ルーチェ「え、怖い。怒んないでよ(´・ω・`)」

    リヴァイ「あのなぁ。お礼って言うのは、、、」

    ルーチェ「…!!!!!」

    チュ…チュ チュク…チュ

    ルーチェ「んっ…ぁ…」

    チュ……

    これくらいしてもらわねえと。
    と呟いた

    リヴァイの声はルーチェには届いていない

  26. 26 : : 2013/12/17(火) 01:05:47
    ウォイ(`・ω・´)
  27. 27 : : 2013/12/17(火) 01:06:34
    >>24
    なぜかwwww
    私、リヴァイの甘々が書きたかったんですけど、
    ハードル高かったっす\(^o^)/(爆)
    リヴァイの甘々妄想して2828しております\(^o^)/(爆)
  28. 28 : : 2013/12/17(火) 01:07:03
    言ってることとやってることが矛盾しているぞ!!!!
  29. 29 : : 2013/12/17(火) 01:08:18
    矛盾2828して2828いる2828ぞ2828
  30. 30 : : 2013/12/17(火) 01:09:41


    リヴァイ「…。」

    ルーチェ「」

    リヴァイ「!お前まさか初めてだったとか言わねえよな…?」

    ルーチェ「…。初めてに決まってるじゃん…。」

    や っ て し ま っ た

    こいつは兄貴だと思ってた奴に
    いきなりキスされて
    今、どんな気分なんだろうか
    時間を巻き戻したい


    リヴァイ「…悪い。調子に乗りすぎた」

    もういつもの様に俺に笑いかけて
    くれなくなるのだろうか?

    ルーチェ「…。~とって。」

    リヴァイ「あ?」

    ルーチェ「責任、とって」

    顔を真っ赤にしながら言うルーチェが可愛くて
    理性を脱ぎ捨ててしまったみたいだ。

    チュ…チュク…チュ…

    ベッドにルーチェを抱えて行く

    キスの雨を降らせる。

    ルーチェ「リヴァイ…初めてなの。」

    リヴァイ「知ってる。キスもしたことないやつが終わってる訳がないだろ」

    ルーチェ「ふふっ…んっ…ぁ!」

    俺はルーチェを抱いた。

    生まれて初めて
    自分が愛した女を抱いた。

    幸せ っていう奴は
    こういう事なんだろうか。

  31. 31 : : 2013/12/17(火) 01:10:51
    >>28
    妄想では甘々してくれるのに
    私のボキャブラリーじゃ
    言葉に出来なくて/( ^o^ )\オワタ
  32. 32 : : 2013/12/17(火) 01:11:36


    隣で眠るルーチェが可愛くて愛おしくて。離したくないと心から思った。


    何もかもが生まれて初めてだ。


    朝、俺より後にルーチェが目覚める。

    顔を真っ赤にするのが可愛い。
    こいつを守りたい。

    俺は、こいつを守り、共に生きていく。


    強く誓った。

  33. 33 : : 2013/12/17(火) 01:11:56
    「ああ2828もういいや2828」鼻血タラー
  34. 34 : : 2013/12/17(火) 01:12:34


    それからすぐ俺はルーチェと
    二人暮らし
    を始めた。
    始めて間もない頃、
    こんなスラムで
    紛争が起き、
    俺たちの生活も荒んで行った。

    そんな時

    エルヴィンに出会った。


    紛争でまともに働けねえ、
    養っていけねえ。と頭を抱えていた時に

    兵団に入団しないか、との事だった。

    ゴロツキの俺の腕を見込んで、


    とか言いやがる。



    金は今までまともに働いてきたのが
    バカの様に感じるほどの金額だった。

    もちろん二つ返事で受け入れた。

    そして5年の月日が経ちあの
    845年になる。25歳になった。

    俺は兵団に入り、
    昇格し、昇格し、
    兵長 という座についた。

    向いているのだろう。
  35. 35 : : 2013/12/17(火) 01:14:03
    >>33
    つティッシュ
  36. 36 : : 2013/12/17(火) 01:15:36

    ルーチェはもうすぐ一児の母となる。


    男か、
    女か。

    ルーチェとの子なら溺愛してしまうんだろうか。


    ルーチェに似ればいいが。


    そんなことしか考えていなくなっていた。

    そういえば、まともな
    プロポーズ なるものをしていない。

    指輪も、何もあげていない。

    帰りに買って帰ろう。

    喜ぶだろうか。


    俺は、
    スラム出身のゴロツキ ということも忘れ、
    ただの父親、というなんの肩書きもない

    心のどこかで
    憧れ続けた生活を送れると思っていた。


    そんな時にも


    不幸は必ずやってくる。


    俺が幸せを望んだからか?







  37. 37 : : 2013/12/17(火) 01:16:48
    「あ、ども」フキフキ
  38. 38 : : 2013/12/17(火) 01:16:55


    ズドォオオオトン



    聞いたことのない爆発音が。

    地震のような地響きが。

    寒気がする。



    指輪を買って帰るんだ


    あいつの笑顔を守るんだ



    家に帰らなければ



    職務中にも関わらず、
    兵団の立体機動装置を駆使して
    自宅へと向かう。

    どこもかしこも瓦礫の山だ。

    俺の家はどこだ。


    俺たちの家はどこだ。


    瓦礫の山はたちまち
    炎の山に変わる。

    感覚が麻痺する。



  39. 39 : : 2013/12/17(火) 01:18:23
    >>37
    どういたしましてww
  40. 40 : : 2013/12/17(火) 01:19:56


    俺の、


    俺たちの家があった場所には瓦礫の山、そして、瓦礫の山から伸びる

    細く白い
    女の手。



    ルーチェ…?


    なわけないだろ


    今日、

    改めてプロポーズをするんだ。


    そんなにすぐ死ぬヤワな女じゃない。



    逃げたんだろ?


    腹のガキを守りながら、


    逃げたんだろうー?



  41. 41 : : 2013/12/17(火) 01:21:49




    リヴァイ「ルーチェ…?冗談が過ぎる。返事しろよ」


    瓦礫の山から伸びた
    白く綺麗な手を包む。




    俺はこの手を知っている。




    まだほんのり暖かい
    この手を知っている。



    ルーチェ。ルーチェ。ルーチェ。



    ルーチェの手なんだよ。




    俺はただひたすら瓦礫を崩し続けた。



    まだ生きてるんだろ?



    手が暖かい。
    まだ少し暖かい。
    ルーチェ。お前は俺の全てなんだよ。


    俺より先に死ぬんじゃねぇよ。



    瓦礫の山から
    伸びていた手は


    やっぱりルーチェの手だった。



    もうピクリとも動きやしねぇ。


    暖かかった手も
    今じゃ冷たく冷えきって
    氷の様だ。



    何度ルーチェと愛しい名前を呼んでも

    あの愛しい声で

    返事が返ってくることはなかった。


    二度と。

  42. 42 : : 2013/12/17(火) 01:23:08



    リヴァイ「…。ルーチェ。お前、母親になるんだろ…。俺の嫁に、



    なるんだろ…?」



    行き場のない
    俺の気持ちは

    どこへやればいいんだ…?


    俺は考えることを
    放棄した。

    ただただ
    ルーチェを抱き、
    堪えきれない涙を流すしかなかった。

    最愛の人を失った。


    生まれて初めて愛した女だ。


    ルーチェ。

    ルーチェ・スペランツァ。



    俺の、
    希望の光。
  43. 43 : : 2013/12/17(火) 01:25:19


    ルーチェを抱え
    零れる涙を拭い

    呟いた




    「…この世から



    巨人を絶滅させる」




    と。



    それから

    俺と、
    ルーチェのお袋と、

    ルーチェと深い縁のある者で
    小さな葬儀を開いた。


    ルーチェの左手の薬指には


    銀の輪っか。



    小さく彫られた文字には




    ー俺はお前を忘れない。





    愛してる。 Lー






    end


  44. 44 : : 2013/12/17(火) 01:26:07



    長いのに駄作でごめんなさい(T_T)
    しかもオリキャラってなんやねん!って
    なってると思うけど、
    こんなリヴァイもいたらいいなと
    思うままに書いてみました(T_T)

    最後まで見てくださった方々、
    本当にお付き合い頂きありがとうございます!


    おまけを投下させて頂きます!!!!

  45. 45 : : 2013/12/17(火) 01:27:13



    それからの話だが、

    845年の最悪の事件があった次の年。



    846年。



    ルーチェの墓に出向き、

    ルーチェのお袋に挨拶に行った。



    ルーチェ母「リヴァイじゃないかい!」


    リヴァイ「…お久しぶりです」

    ルーチェ母「リヴァイ!!!久しぶりだね!!! なに暗い顔してんだい!
    ただでさえ仏頂面なのにさ!
    大体なんだい!その喋り方は!
    調査兵団に入って喋り方も忘れたのかい?あっはっはっは」

    ルーチェのお袋は屈託のない笑顔で笑う。

    リヴァイ「合わせる顔が、なかった。」

    ルーチェ母「馬鹿言うんじゃないよ!(笑)」

    リヴァイ「…。」

    ルーチェ母「あたしはね、リヴァイ、あんたに感謝してんだよ。」

    リヴァイ「…?」

    ルーチェ母「ルーチェはね、生まれつき、心臓に病気持ってたんだよ。」

    リヴァイ「!!!!」

    ルーチェ母「やっぱり言ってなかったんだねぇ。」

    リヴァイ「全く知らなかった…。」

    ルーチェ母「あの子、病気持ちで生まれてきて、成人するまで生きられない、って言われてたんだよ。24歳まで生きれたのはリヴァイのおかげなんだよ。」

    リヴァイ「でも、俺は守れなかった。」

    ルーチェ母「守ってくれたよ。リヴァイは。あの子があの歳まで生きれたのは、リヴァイといたい、って気持ちが神様に通じたんだろうよ。でも、限界があったんだよ。お迎えがくる時間だった、ってだけのことさ。」

    リヴァイ「…。俺は…!」

    ルーチェ母「なんであんたはいつも自分ばかり責めるんだい。」

    リヴァイ「!」

    ルーチェ母「あたしは、リヴァイも、ルーチェも、あたしの子だと思ってる。
    だから、あんたにも幸せになって欲しいんだ。
    リヴァイがルーチェを幸せにしてくれた様に、
    あんたにも、あんたを幸せにしてくれる誰かが現れるさ。」

    リヴァイ「それは、許されないことだし
    自分自身を許せないしな。」

    ルーチェ母「ルーチェを呪縛にしちゃだめだ。リヴァイ。ルーチェもそんなこと望んでない。…。ちょっと待ってな。」

    リヴァイ「…。」
  46. 46 : : 2013/12/17(火) 01:28:23

    ルーチェのお袋は引き出しをおもむろに開け、一枚の封筒をもってくる。


    ルーチェ母「ルーチェからの手紙さ。」

    リヴァイ「俺に…か…?」

    ルーチェ母「あぁ。読みなよ。」

    リヴァイ「あぁ。」

    封筒を恐る恐る開け、

    手紙を取り出す。





    「 リヴァイへ

    これ、読んでるってことは私、
    もういないんだねぇー。
    へんなのーっ(笑)

    あのね、リヴァイ。

    私、産まれた時から
    心臓に病気もってたんだー。

    こんなに早く逝くと思わなかったでしょう?

    言わなくてごめんね?

    言えなかったの。
    わかってくれる?

    本当にごめんね?

    あのね、リヴァイ。

    私、リヴァイの事、ほんっっっっとに
    愛してるの。

    だから、リヴァイにも幸せになって欲しいな。
    私が言うってすごい変な感じだけどね(笑)

    本当は、私が健康で、
    おばあちゃんになるまでリヴァイに
    寄り添って、私がリヴァイを幸せにしたかったんだけどね!(笑)

    それは、絶対にできないことなの。

    私たちは、
    兄妹みたいに育って、夫婦になれて
    多分、私、世界一幸せ者だとおもうの!

    ほんっとうにありがとう!!

    リヴァイ、
    リヴァイはさー、
    兵団に入ってから、
    イキイキしだしたよねー
    私、嬉しかったの。
    今までは
    だるい めんどくさい
    って顔だったのに、
    兵団に入ってからは、それが自分のやること、っていうか、使命感てゆうか。
    そーゆーのが顔からにじみ出てたよー
    向いてるんだろうね!

    頑張って、
    この平和を守り続けてね
    リヴァイ。

    ほんとうにありがとう。


    愛してます。


    最後に、何回もごめんだけど、
    私、人生に悔いはないよ!
    でも、心残りはあるの。
    リヴァイを幸せにできなかったこと。


    だから、私がちゃんと成仏できるように、
    安心して眠れるように、

    幸せになって。リヴァイ。


    でも、私のことは、忘れないで。
    勝手かな?(笑)
    いい女はここで、
    私のことなんか
    忘れなさい!っていうよね。
    私にはできないや!(笑)
    寂しいもんね。

    だから、心の何処かに、
    私の居場所を作ってください。

    リヴァイの心の中に
    いさせてください。

    ずーーーーっと見守っています。


    幸せになってね。


    ありがとう。

    おじいちゃんになるまで
    こっちに来ちゃダメだからね!!!!!

    リヴァイ、
    愛していました。

    ルーチェ・スペランツァ」


  47. 47 : : 2013/12/17(火) 01:29:29



    あいつからの手紙は

    所々が滲んでシワシワになっていた。

    泣いたんだろう。

    泣きながら、俺に手紙を書いたんだろう。

    すぐにわかった。


    リヴァイ「馬鹿野郎。」


    ポタポタと涙が零れる。


    俺は、ルーチェの分まで生きなければならない。


    巨人を絶滅させるその日を迎えるまでは

    みすみす死ねない。


    俺はまた

    一歩


    歩き出す。

    もう泣かねぇ。


    あいつからの手紙を
    懐に携え、

    あいつと築いた幸せを
    胸に抱えて、



    俺は必ず巨人を
    絶滅させる。




    END


  48. 48 : : 2013/12/17(火) 01:30:57


    おまけまで駄作でごめんなさい(T_T)(T_T)


    ここまで読んで下さった方々、
    ありがとうございました!!!!


    これの続きの第二弾(リヴァペト)も更新する予定ですので、
    その時はまたよろしくお願いします(^o^)!!

    最後までお付き合いありがとうございました\(^o^)/
  49. 49 : : 2013/12/17(火) 07:21:44
    寝てた・・・ゴメンでもよかった乙
  50. 50 : : 2013/12/17(火) 07:47:26
    良かった
  51. 51 : : 2013/12/17(火) 07:48:45
    良かったよぉーシクシク
  52. 52 : : 2013/12/17(火) 10:25:03
    ビバSS
  53. 53 : : 2013/12/17(火) 10:55:27
    良かった!!涙腺崩壊!!!
  54. 54 : : 2013/12/17(火) 15:46:45
    涙が止まらないよおおおおお
  55. 55 : : 2013/12/17(火) 18:44:14
    良作。
  56. 56 : : 2013/12/23(月) 11:53:45
    感動!!感動!!スごッ!!涙が止まらぬ・・・涙
  57. 57 : : 2014/01/29(水) 08:30:52
    すごくよかったよ!
    リヴァイの思ってる事とかちゃんと書かれててよかった(≧∇≦)シクシク(T . T)
  58. 58 : : 2014/01/29(水) 08:32:58
    すごくよかったよ!
    リヴァイの思ってる事かかれててすごくよかった(≧∇≦)最後は悲しいけどこれが本になったらいいなぁー
  59. 59 : : 2014/01/29(水) 11:39:29
    きたこれ。きたこれ。
  60. 60 : : 2014/01/29(水) 18:32:53
    よかった!!
  61. 61 : : 2014/12/14(日) 20:59:32
    良い話だったよー(/д;)

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