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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

入間「入間のお悩み相談室!」王馬「クソビッチの癖にオレの大切な時間奪わないでくれる?」

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  1. 1 : : 2017/01/21(土) 18:50:52

    思いつきの自己満足です。
    V3クリアしてから見ることをオススメします。






    入間「なんだよぉ…ちょっとくらいいいじゃねえかよぉ…。」

    王馬「ビチ子ちゃんの魂胆は見え見えだよ。どうせ『(性の)お悩み相談』~とかそういうことをやるつもりなんでしょ?」

    入間「うぐっ…」

    王馬「っていうか、どうしてオレなの?ゴン太でいいじゃん。」

    入間「だってお前悪の総統だろ?」

    王馬「理由になってないからな、無駄に臭い息撒き散らさないでとっとと答えろよ。」

    入間「ひぎぅっ!?」

    入間「だ、だってぇ…ゴン太の理解力じゃあお悩み相談なんてできないじゃんか…」

    王馬「理解力を重視するなら最原ちゃんは?」

    入間「さ、最原は…色々ダメ…?」

    王馬「オレに聞かれても困るし。…なら百田ちゃんは?相談っていえばやっぱそうなんじゃないの?」

    入間「………」

    王馬「なんだよその『あっその手があったか』みたいな顔は。」

    入間「……まあいいじゃんか!」

    王馬「ってか、女子はどうなんだよ?オレじゃなくても、適役が多いんじゃないの?」

    王馬「それとも、それすら気付かなかったっていうの?ねえ、そこまでバカじゃないよね?毎晩鏡の前で全裸になってドヤ顔しているからって、そこまでバカじゃないよね??」

    入間「うるせー!!お前は黙ってオレ様の隣でチンコ握って相談に乗ってりゃいいんだよ!!」

    入間「ってかなんでぇ!?なんでオレ様が鏡の前でボディーチェックしているの知ってるんだよぉ!?」

    王馬「キー坊のせいだよ!」

    王馬(嘘だけどね)
  2. 2 : : 2017/01/21(土) 18:58:12
    入間「お願いだよぉ…一緒にやってよぉ………。」

    王馬「うーん、土下座したら考えてやるよ。」

    入間「お願いします。」

    王馬「はーぁ、仕方ないなぁ。君がそこまで頼むならやりま───────」


    王馬「せんよー!!!!バーカ!!!」

    入間「そ、そんなぁ………オレ様が土下座したのにぃ………」

    王馬「うーん、足舐めてくれたらいいよ。」

    入間「舐めるんだな!よし任せろ!」

    王馬「足っつってんだろ色豚。何でオレのズボンおろそうとしてんだよ」

    入間「お前はオレ様に舐められるか、オレ様の相談室にいるかしか選択はねえんだぞ!」

    王馬「…いつの間にか立場逆転しちゃったね…。わかったよ、入間ちゃんのクソつまんない色豚的計画に乗ってあげるよ。」

    入間「よっしゃ来た!そうと決まれば入間のお悩み相談室開廷だ!!」
  3. 3 : : 2017/01/21(土) 19:12:18
    最原「えっと、入間さんの相談とか、凄い怖いんだけど…」

    最原「しかも一緒にいるのが王馬くんって…身の安全は保証されているの?」

    王馬「大丈夫だってー、大好きな最原ちゃんを、オレが傷つけるわけないでしょ?」

    最原(嘘だ…絶対嘘だ…)

    入間「けけっ、最初はクサイ原か。まーいいや、んで、お前の相談はなんだよ?」

    最原「うん。…えっと、相談ってほどのことでもないんだけど………」

    最原「僕は、間違った推理で、人を引っ張っているんじゃないかって思って……。超高校級の探偵に選ばれたことが、逆にプレッシャーになって…『僕の推理』が人から信頼されることが、怖くなってきちゃったんだ…。」

    最原「どうすれば────────」

    入間「あぁつまんねー!!!んだよお前、自分のチンコはどうしたら伸びますか?って聞かれたら、サプリ飲めって言うのは当然だろ?!」


    最原「…は?」
  4. 4 : : 2017/01/21(土) 19:21:24
    王馬「そこのクソビッチ色豚ド変態露出狂の言うことは無視していいよ。」

    入間「ひ、酷いぃ……」

    王馬「でも、確かにオレも『超高校級の総統』なんて才能じゃなかったら、こんな嘘つきにはなっていなかったかもねー。そういう意味じゃあ、最原ちゃんに同意だよ。」

    最原(絶対嘘だ…)

    王馬「逆に考えてみようか。オレは『悪の総統だから』って言い訳ができるから嘘つきで居られる。最原ちゃんにも、探偵として、間違える言い訳が欲しいんでしょ?」

    最原「う、うん…そういうことだよ。」

    王馬「んじゃ、オレが最原ちゃんの『言い訳』を考えてあげるよ!」

    最原「え…?」

    王馬「ぶっちゃけ全部キー坊のせいにすれば早いんだけど、たぶん最原ちゃんにそんなことはできないだろうからねぇ。」

    王馬「よ~し!オレが最原ちゃんのために全力で頭を使うよ!!」

    最原「えっと…任せて大丈夫なのかな…?」

    王馬「にっしっし、大丈夫だって。オレに任せてよ!」

    最原「…うん、わかった。ありがとう、王馬くん!」



    王馬「終わったよー入間ちゃん。」

    入間「おっせーなー。オレ様なら3秒で解決できる相談だったぜ?」

    王馬「誰もクソビッチと3秒も話したくないから安心していいよ。それならオレと、何分も相談していた方がマシだからね。」

    入間「酷いぃ……。」
  5. 5 : : 2017/01/21(土) 22:54:55
    茶柱「入間さんの相談室と聞いてやってきたら……」

    茶柱「なんで嘘つき男死もいるんですか?!」

    王馬「オレも聞きたいよ!なんでこんなクソマゾビッチのために時間を割かなきゃいけないんだよって!!」

    入間「そ、そこまで言わなくたっていいじゃないかよぉ………」

    茶柱「…まあいいですよ。いきなり何かしだしたら、転子、そこの男死をネオ合気道で潰しますからね!」

    入間「ついでにタマも潰してやれ。」

    王馬「……で、茶柱ちゃんの相談って?」

    茶柱「男死の癖に『ちゃん』とか付けないでください!鳥肌が立ちます!!」

    茶柱「…転子の相談は…夢野さんともっとお話したいんです!!」

    入間「あんなど貧乳ブスにか?けけっ、ブスはブスを呼ぶってのはまさにこのことだな。」

    茶柱「夢野さんを悪く言わないでください!!!!!!」

    入間「そ、そんなに怒るなよぉ…悪気はあったんだよぉぉ…」

    茶柱「あるんじゃないですか!!!!!」
  6. 6 : : 2017/01/21(土) 23:11:13
    王馬「それ、本当に言ってる?」

    茶柱「…えっ?」

    王馬「いやいや、いい加減気付きなって。さっき、夢野ちゃんから、茶柱ちゃんが鬱陶しいって相談を貰ったばかりだから言わせてもらうけどさ…」

    王馬「男子を嫌う言動は、彼女の交友の範囲を狭めているし、勝手に友だち宣言されて、不愉快だって」

    茶柱「………。」

    王馬「一途な想いが許されるのはフィクションの世界の中だけだって。現実じゃあ、それは『ストーカー』だからね。もっと本人の気持ちを考えてあげなって。」

    茶柱「…………それでも…」

    茶柱「彼女は強がっているだけなはずなんです!本当は寂しがり屋なのに、鬱陶しいとか言って、ただ強がっているだけなはずなんです!」

    茶柱「毎日彼女の顔を見ているからわかります。『めんどい』って言っている彼女の顔は…間違いなく、寂しがっている女子の顔ですから…」

    王馬「………うん、感動したよ!」

    茶柱「………え?」

    王馬「さっきの『鬱陶しいって言っていた』ってのは嘘だよ。まだ夢野ちゃんから相談は受けていないからねー。」

    王馬「でも、今の想い、しっかり言葉にして伝えれば、きっと夢野ちゃんにも届くんじゃないの?」

    茶柱「…王馬……さん……」

    茶柱「………男死に感謝するのは恥なので、この相談室を開いた入間さんに感謝することにします!!ありがとうございました!!」

    茶柱「それでは!!」



    入間「終わったかー?」

    王馬「…何やってんの?」

    入間「キーボの遠隔操作」

    王馬「面白そう!!オレにもやらせて!!!」
  7. 7 : : 2017/01/21(土) 23:22:54
    キーボ「…お二人とも、何やってるんですか?」

    王馬「……ミニキーボの遠隔操作。」

    ミニキーボ「キボッ!キボッ!」

    キーボ「ボクはそんな鳴き声じゃありません!!」

    入間「オラァ!!もっと鳴けぇ!!そして喘げぇ!!」

    ミニキーボ「うるさいぞ雌豚クソビッチ!!」

    入間「ひぐぅっ!?作ったミニメカにも裏切られたぁ?!」

    キーボ「………相談、していいですか?」

    王馬「ここは人間専用なんだ、ロボットは帰ってくれない?」

    キーボ「ロボット差別はよくありませんよ!!」

    王馬「というか、ロボットに悩みなんてないでしょ?」

    キーボ「ありますよ!!飯田橋博士の力をなめないでください!!」

    入間「舐める…?」

    ミニキーボ「臭い息撒き散らしてんじゃねえよ!発情期の雌豚が!!」

    入間「ひぐぅっ!?」

    王馬「…でも、所詮悩みって言ったって、オイルが足りないとかそんな感じでしょ?」

    キーボ「だから電気で動いているって言っているじゃないですか!!」
  8. 8 : : 2017/01/21(土) 23:42:42
    入間「んで、キーボの悩みはなんだ?改造ならオレ様に任せろ!」

    キーボ「ボクの悩みは…」

    王馬「じゃあねー、ばいばいー。」

    キーボ「まだ何も言っていませんし解決していませんから!!帰りませんよ!!」

    キーボ「ボクの悩みは…また人を傷つけてしまうのではないか…ということです。」

    王馬「最低だー!すぐに警察に通報しなきゃ。」

    キーボ「人の話は最後まで聞いてくださいよ!!」

    王馬「キー坊は人じゃないから聞かないね!!」

    キーボ「うぐっ…ロボットだけど、話を聞いてください!!」

    王馬「よろしい。」

    キーボ「……お2人に話してはないと思いますが、以前、ボクは自らの力の制御ができず、博士を傷付けてしまうことをしてしまいました。」

    キーボ「だから、また力の制御を誤ったりして、みんなに迷惑をかけたり、傷つけたりしないか…ってことを心配しているんです。」

    王馬「キー坊にそんな力ないから、安心していいよ。」

    キーボ「うぐっ…否定できない。」

    入間「いやしろよ!これ否定できなきゃ相談の意味ねーじゃんか?!」
  9. 9 : : 2017/01/21(土) 23:52:35
    キーボ「今のボクは、その事件があってから、改良されて、力をセーブしている状態にあるんです。」

    キーボ「だからこそ、今のボクには、平均程度の力しか備わっていません。」

    キーボ「しかし、いつそのセーブが外れるかわかりません…また暴走しだしたら…今度は15人もの仲間に迷惑をかけてしまいます…」

    王馬「あぁ、オレはキー坊を仲間とは一度も思ったことはないから安心していいよ。」

    キーボ「ボクもあなたと仲間になんかなりたくありませんね!!」

    キーボ「でも、こんな王馬クンでも、やはり迷惑をかけてしまっては元も子もない…。だからこそ、それが起きないか心配なんですよ…」

    入間「ようは、自分が暴走しないかが心配なんだろ?それならオレ様の出番じゃねーか!!」

    入間「今度の改造の時、暴走を抑える役割をする『モノ』を内蔵してやる!それなら満足だろ?」

    キーボ「…!ありがとうございます、入間さん!」



    王馬「んで、その『モノ』って?」

    入間「チンコに決まってんだろ!!!」

    キーボ「あっ、遠慮しておきますね。」
  10. 10 : : 2017/01/22(日) 00:14:23
    王馬「はい、次の人どうぞー。」

    百田「なんだその病院の診察の時みたいな対応は。」

    王馬「あぁなんだ百田ちゃんか。」

    百田「オレで悪かったな!」

    入間「んで、テメェの悩みってなんだよ?オレ様の胸でも見たくなったのか?」

    百田「ぜってぇ見たくねーから安心しろ。」

    入間「逆に傷つくゥ…!!」

    王馬「でも、百田ちゃんの相談かぁ。バカだから悩みなさそうだと思っていたんだけど、意外だなぁ。」

    百田「バカじゃねーよ!…まあでも、悩みがねーってのは正解だ。」

    王馬「…は?じゃあなんで相談なんかに来たの?」

    百田「オレが相談してぇのは、テメェだ、王馬。」

    王馬「…は?」

    百田「テメェの『敵』はなんだ?」

    王馬「は???」

    百田「テメェは『嘘』を盾にして逃げている。テメェの『敵』からな。」

    王馬「…何言ってんの?」

    百田「そのまんまの意味だぜ?テメェは嘘をつくことで、何かから逃げている。昔のハルマキみてーにな。」

    百田「その『逃げ』を拗らせたせいか、テメェはテメェすら騙している。…そんな気がすんだよ。」

    王馬「的外れなことを言うのもいい加減にしろよ。オレが逃げている?何から?どうして?」

    百田「さーな。でも、テメェが何かから逃げていることは間違いない。なんてったって、宇宙に轟く百田解斗の勘だからな!!!」
  11. 11 : : 2017/01/22(日) 00:22:21
    百田「んで、いつまで逃げる気だ?」

    王馬「だーかーらー、オレは何からも逃げていないって。」

    百田「オレにはとてもそうは思えねえな。」

    王馬「それも君の勘でしょ?それはあくまでただの勘、オレのことなんてわかりゃしないよ。」

    百田「いいや、ただの勘じゃねーぜ!!これは、宇宙に轟く百田解斗の勘なんだからな!!」

    王馬「はいはいわかったよ。でも、君の勘以上に、オレはオレのことを知っているんだよ?だったら、君の宇宙に轟く勘が間違っていたとしか言えないよね。」

    百田「いいや、さっきも言ったが、テメェの嘘は、テメェ自身も騙している。」

    百田「じゃなきゃあ、オレがテメェのことを気にかける必要も無いからな。」

    王馬「………。」

    百田「まあ簡単な話だ。テメェを騙す嘘と、テメェが怯える敵、その二つと、テメェが立ち向かうためには…」

    百田「一緒にトレーニングしようぜ!」

    王馬「……」

    百田「あのハルマキを見たか?今まで心を閉ざしていたような奴が、今はオレ達と普通に話せるまでになったんだぜ?」

    王馬「だから、信頼しろって?」

    百田「おうよ!少なくとも、テメェの『嘘』よりは信頼できるはずだぜ?」

    王馬「信頼だとか信用だとか……」

    王馬「そんなものに縋っているから…!!」

    百田「それが、テメェの敵か。」

    王馬「え…?」
  12. 12 : : 2017/01/22(日) 00:33:21
    百田「うっし、よーやくわかったぜ。なんでテメェが嘘をつくのか。」

    百田「信頼するのが怖いのか?」

    王馬「…そうだよ。」

    王馬「人間なんていつ裏切るかもわからないんだ。何が嘘で、何が真実か…本当にそれが信用していいのかどうかも…」

    王馬「だからオレは嘘を極めた…オレを嘘にした!!!そうすれば、オレは嘘に騙されない…だって、オレは嘘なんだ…嘘が嘘に騙されるはずはない…」

    百田「でも、テメェはテメェの嘘に騙されている。自分を嘘にしようだなんて、絶対無理だぜ。」

    百田「中途半端な嘘で、自分を惑わせるくらいなら、いっそオレみてーに、もっと人を頼ってみようぜ!」

    百田「そうだ、ならテメェも、オレの助手になればいいんじゃねーか?」

    百田「ボスが助手を裏切るわけがねー。それは、『総統』っていうボスの立場に立ってるテメェが、一番よく知っているはずだぜ?」

    王馬「百田……ちゃん………」



    王馬「え?今の話が本当だって信じてた?」

    百田「え?」

    王馬「言っておくけど、オレは嘘だの真実だのってそこまで考えちゃいないから安心してよ。」

    百田「じゃ、じゃあ…」

    王馬「騙されていたのは、オレじゃなくて、百田ちゃんなのでしたー!!」

    王馬「っていうか、オレにそんな重い話があったら、百田ちゃんに軽く話すこともないからね。にっしっし…」

    百田「………。」

    王馬「やーいやーい、出直してこーい!」
  13. 13 : : 2017/01/22(日) 07:49:05
    王馬「ふぅ、百田ちゃんイジメたらスッキリした。」

    入間「にしては、でかかったクソをずっと我慢してるみてぇな気持ち悪ぃ顔してんな。」

    王馬「君と同じ空間にいるんだからね。そんな表情になってもおかしくないよ。」

    入間「オレ様のせいか?!」

    王馬「うん。」

    入間「うぅ………んだよぉ………皆してオレ様をイジメやがって……」

    ゴン太「イジメはよくないよ!仲間同士でやることじゃない!」

    ゴン太「紳士なら、もっと女性に優しくするべきだよ!!」

    王馬「キー坊と百田ちゃんに続いてゴン太が来るとさすがに疲れてくるよね………。」

    ゴン太「えっ!?大丈夫?王馬くん!!」

    入間「けけっ、疲れたなら帰ってくれていいぜ。」

    王馬「本当?!じゃあ帰らせてもらうね!!!」

    入間「あっ嘘だからお願い帰らないでぇ…」
  14. 14 : : 2017/01/22(日) 08:01:01
    王馬「なんで入間ちゃんがオレにするのかが本当わからないんだけど…何か意図があるの?」

    王馬「まさか、オレが隣にいてくれれば自分のことを罵ってくれるから~ろか、そんな理由はないよね?」

    入間「そ、そそそこまでマゾじゃねーよ!」

    ゴン太「まぞ…?」

    王馬「顔に『私は雌豚です』って書いてあるけどね。」

    ゴン太「ブタさんは可愛いよね!」

    入間「オレ様はぁ…雌豚なんかじゃ…ないよぉ……」

    ゴン太「うん、入間さんはブタさんじゃないよ!だって人間だもん!!」

    王馬「…………。」

    入間「…………。」

    ゴン太「??」

    入間「よし、ゴン太の相談聞くとするか。」

    王馬「だね。」
  15. 15 : : 2017/01/22(日) 08:13:52
    ゴン太「えっと、ゴン太の相談は…」

    ゴン太「ゴン太、紳士として、みんなを守りたいんだ!でも、ゴン太にそんな力はなくって…」

    ゴン太「ゴン太、もっと強くなって、みんなの役に立ちたいんだ!!」

    入間「おう勃て勃て、役に勃て。そしたらオレ様が直接抜いてやるからよ。」

    ゴン太「ゴン太、さっきも真宮寺くんに神経を抜き取られたばかりなんだ……」

    入間「けけっ、安心しろ。オレ様が抜くのは神経じゃなくてゴン太のデカチンだからな。」

    ゴン太「そ、その……ソレ抜かれちゃったらゴン太紳士になれないよ!!」

    入間「チンコっていうのが恥ずかしいのかよ!!女子かテメェは!!」

    王馬「色豚ド変態の入間ちゃんの感覚がおかしいだけで、普通の人は言葉に発するだけで気分はよくないと思うけどね。」

    入間「オレ様がおかしいのか?!」

    王馬「今更気付いたのかよブス!!」
  16. 16 : : 2017/01/22(日) 13:07:07
    神経抜き取られたってどう言う意味ですか…?
  17. 17 : : 2017/01/22(日) 13:31:58
    >>16
    真宮寺くんは怒ると神経を抜き取るらしいです。私もデート誘った時抜き取られました。
  18. 18 : : 2017/01/22(日) 13:51:35
    ゴン太「それよりも!!ゴン太はどうしたら紳士として、みんなの役に立てるかな…」

    入間「オレ様並の天才になろう。」

    王馬「手遅れだよねー。入間ちゃんが『今から真面目になります』っていうのと同じくらい」

    入間「今から真面目になります」

    王馬「はいはい手遅れ手遅れ」

    ゴン太「そんな…ゴン太はみんなの役に立てないの…?」

    入間「そんな怖い顔すんなよぉ…怖いじゃねえかよぉ…」

    王馬「でも実際そうだよね。バカは使いようとは言うものの、あいつらは無駄な正義感に従って、ゴン太のことを一人の仲間だーなんて思って遠慮している。」

    王馬「だからこそ、ゴン太のその思いは、むしろみんなの迷惑になってるんじゃないの?」

    ゴン太「そ、そんな…!でもゴン太、どうすればいいかなんてわからないよ…!!」

    王馬「…そうだ!」

    ゴン太「どうしたの?!何かいい案があるの?!」

    王馬「東条ちゃんだよ!」

    ゴン太「東条さん…?」
  19. 19 : : 2017/01/22(日) 14:04:12
    王馬「東条ちゃんに、みんなの役に立つコツを教えてもらえばいいんじゃないの?」

    王馬「東条ちゃんはオレ達のために一生懸命になってるっしょ?彼女に教われば、何か成長できるんじゃないの?」

    ゴン太「でも、ゴン太みたいなバカに、ものを教えるなんて…東条さんに迷惑がかかっちゃうよ…」

    王馬「うーん、まあ東条ちゃんなら大丈夫っしょ。」

    ゴン太「で、でも…」

    王馬「うるさいなぁ!今更迷惑がどうとか関係ないだろ!!」

    王馬「今までのお前の言動の時点で、全員に迷惑はかかっているんだからさぁ!今更迷惑がかかるかからないなんて気にしていたら、お前は何にもできないだろ!」

    王馬「それとも、ずっとみんなに迷惑をかけることばっか気にして、みんなの役に立たない生活でも送りたいのか?それがお前の言う紳士なのか?」

    ゴン太「王馬…くん……。」

    ゴン太「…わかったよ!王馬くんが言うみたいに、ゴン太、東条さんのもとで修行してくる!!」



    王馬「やっと面倒臭いゴン太が追っ払えたよ。」

    入間「zzz………」

    王馬「…………。」

    王馬「にっしっし、顔に落書きしてやろ。」
  20. 20 : : 2017/01/22(日) 15:55:06
    入間「なぁ?」

    王馬「ん?どうかしたの?」

    入間「なんでオレ様の美人顔がこんなんんいなっているんだよ?」

    王馬「あぁー、最悪だよねー、それ全部キー坊がやったんだよ。」

    入間「やっぱキーボがやったのかよ!」

    王馬(嘘だけどね!)



    王馬「あれ?赤松ちゃん。どうかしたの?迷子?」

    赤松「違うよ!いくら私でも、こんなところで迷子になんかならないよ!」

    王馬「んじゃ何か用?こんなところでお悩み相談なんてやってないよ。」

    赤松「やっているんだね。っていうか、入間さんのお悩み相談って聞いていたのに、なんで王馬くんもいるの?」

    王馬「毎回聞かれてうんざりしているんだけど、オレがいるのって、オレの意思じゃなくて、入間ちゃんから強制されているんだからね?」

    赤松「なんで?入間さん、王馬くんの質の悪さ知っているでしょ?」

    入間「あぁ、オレ様の完熟エロボディをずっと真横で眺めていながらも、ズボンからはみ出てないのは『勃ちが悪い』かもな。」

    赤松「そういう意味じゃなくて……。」

    王馬「んー、本当オレも疑問なんだよね。こんな悪の総統に、何が目的でこんなお悩み相談なんて…オレ、人の悩みなんて聞くつもりもないよ?」

    入間「べ、別にそんなのオレ様の勝手だろ!イカ松にどうこう言われる筋合いはねーよ!」

    赤松「そ、そうなの…?えっと、ごめん…。」
  21. 21 : : 2017/01/22(日) 16:08:45
    王馬「そんなことよりさ、赤松ちゃんの悩みって?」

    赤松「あっ、今の流れでそれ聞いちゃうんだね…。」

    王馬「一応にも、ここお悩み相談室だからね。人の悩みはちゃんと聞いて解決しないと。」

    赤松「うーん、今更だけど、やっぱ王馬くんが悩みを聞かれるっていうのが不安でしかないんだけど…」

    王馬「あ、赤松ちゃんはオレのことを信頼してくれないの…?」

    赤松「……まあ、聞かれて恥ずかしい悩みってほどでもないし、別にいいんだけどね。」

    赤松「私の悩みは…えっと、恋……」

    入間「よし来た!!よくやったぞーイカ松、それで相手は誰だ?クサイ原か?ダサイ原か??それともエロイ原か?!!」

    王馬(やっぱこれが目的だったんだねー、入間ちゃん…)

    赤松「えっと…それも言わなきゃダメ?」

    入間「おうおう言いやがれ!ヤる段階まではオレ様が導いてやる!!」

    入間「さあとっとと言いやがれ!!何原だ?!」



    赤松「あ、天海くんだよ!!」

    王馬「えっ」

    入間「えっ」
  22. 22 : : 2017/01/22(日) 16:12:31
    MAJIDE!?
  23. 23 : : 2017/01/22(日) 16:16:36
    入間「天海原…?」

    王馬「ちょっと予想外だったね…、超高校級の野球選手もビックリな急カーブかかったよ…。」

    赤松「えっと…ダメだったかな…?」

    入間「い、いやだって!お前天海ごときに浮気すんのか?!クサイ原は?!あいつはどうすんだよ?!」

    赤松「え、えーっと………???」

    王馬「まあ別にいいと思うけどねー、天海ちゃん。」

    入間「いやいやいやダメだダメ!!クサイ原がオレ様を振ってまで赤松が好きだっつったんだ!!それを認めさせねえとオレ様が振られた意味がねえじゃねえか!!!」


    王馬「えっ」

    赤松「えっ」
  24. 24 : : 2017/01/22(日) 16:18:54
    MAJIDE!?
  25. 25 : : 2017/01/22(日) 16:21:32
    >>22
    天赤(?)もいいと思うんですよ、ネイルアートのイベントみてそう確信しました。



    入間「あああああ!!!??」

    王馬「見事なまでの自白っぷりだね…。ちょっと恐ろしいよ。」

    入間「待て今のは聞かなかったことに…」

    赤松「えーっと………」

    王馬「それにしても衝撃的だねーそれは。まさかの三角関係とか。…いや、この場合は四角関係かな?」

    王馬「逆にそういう修羅場の方が、つまらなくはないかもね。」

    赤松「っていうか、私みたいなピアノバカに、最原くんみたいな人が惚れるわけないじゃん!たぶんそれは、入間さんの何かの間違いだよ!!」

    入間「そんなことはねえよ!!だってオレ様はちゃんと告白したんだからな!!」

    王馬「もう恥ずかしがる様子もなく暴露しちゃっているね。」

    王馬(にっしっし、今度バラしてやーろっと。)

    赤松「絶対何かの間違いだよ!!」

    入間「いいや間違いなんかじゃねー!!」



    -簡易版議論スクラム 開始-
  26. 26 : : 2017/01/22(日) 16:28:58



    「何かの間違いだ!> <間違いじゃない!」



    赤松「だって、私みたいなピアノバカに、あの最原くんが惚れるわけないじゃん!」>

    <入間「でもあいつは実際オレ様のことを振ったんだ!!『好きな人がいるから』ってな!!」



    赤松「でも、その好きな人が私だとは限らないでしょ?!」>

    <入間「でも、あいつはあいつ自身の口からイカ松の名前を出しやがったぞ!!」



    赤松「それも何かの間違いだよ!!たぶん東条さんとかと間違えちゃったんだよ!!」>

    <入間「なんであいつが東条に惚れるんだよ?!東条ごときに惚れてんならオレ様も引かねえよ!!」



    赤松「でも、東条さんの方が私よりかは数倍美人で、なんでもできるじゃん!東条さんなら諦められないのに、私で諦めた入間さんの考えもわからないよ!!」>

    <入間「テメェら自分達がいちゃいちゃしている自覚なかったのかよ?!」



    <間違いじゃない!」



    入間「これがオレ様の答えだ!!」






    王馬「何これ…。」
  27. 27 : : 2017/01/22(日) 16:37:37
    赤松「そんな…本当に最原くんが……」

    王馬「巻き込まれた最原ちゃんが可哀想だよ。本当…。」

    入間「っつーわけで、テメェは最原と付き合ってヤラねーと、オレ様が振られた意味がなくなるんだよ!!」

    赤松「………それでも」

    赤松「やっぱ、ピアノバカの私が初めて『恋』なんてしたからさ。そう簡単に諦められないよ。」

    赤松「私は天海くんが好き。」

    入間「……後悔しねえよな?」

    入間「オレ様が諦めた相手を捨ててまで、天海と付き合うんだぞ?後悔しないんだよな…?」

    王馬(本当何これ……。)

    赤松「もし付き合えたら…の話だけどね。」

    入間「けっ、んな弱気になってどーすんだよ!」

    入間「テメェはオレ様が惚れた相手を惚れさせたんだ!どうにでもなる!!」

    赤松「……そうだね!…ありがとう、入間さん、王馬くん。」



    王馬「なんか、赤松ちゃんが来てからどっと疲れたよ…。」

    入間「あぁ!?まだ休んでいられねーぞ!!夜時間までヤるんだろ?!」

    王馬「は?」

    入間「じょ、冗談だよぉ…。」
  28. 28 : : 2017/01/22(日) 17:05:32
    春川「………。」

    王馬「およっ?春川ちゃんじゃん。どうしたの?」

    春川「…私も聞きたいよ。なんでかしらないけど、赤松がずっとこの相談室っていうのを押してくるから仕方なく来てみたんだけど…。」

    入間「相談もなくここに来たのか?けっ、帰れ帰れ。ここはオレ様の相談室なんだぜ?天才様の時間を割いてやってんだから、中途半端な悩みや相談なんかは受け付けねーんだよ!」

    春川「…はぁ。」

    春川「…折角来たのに、相談せず帰るのもなんだか損した気分だし…王馬と入間なのが納得いかないけど…」

    春川「いいよ。私の悩み、話してあげる。」

    春川「ここから出たら、私はまた暗殺家業をする。また、あの血生臭い人生に戻る…」

    春川「それに関しては、もう今更だし、何も問題はないんだけど…ただ……」

    春川「仮に…もし仮に、百田や最原を、私の手で殺せって言われたりしたら…」

    春川「私は、それができるのかなって……。」
  29. 29 : : 2017/01/22(日) 17:17:56
    春川「もし、そこで私が百田や最原を殺すのを躊躇ったりしたら……私の通っていた孤児院への寄付金が打ち切られて、みんなに魅惑がかかっちゃう。」

    春川「でも、今の私に、ここでの生活を否定するようなことはできない…。あいつらを、殺すことなんてできない……。」

    春川「そうならないのが一番だけど、もしそうなっちゃったら…って考えると、怖くて…怖くて…」

    王馬「だから、人を信頼したりだとか、そういうのはよくないんだって。」

    王馬「いざって時に、決断ができなくなる…それって、暗殺者としては最悪のことじゃないの?」

    春川「それでも…私は、ここで一緒に過ごした仲間を…裏切りたくない。」
  30. 30 : : 2017/01/22(日) 17:19:39
    入間「んだよ?人の命って、そんな高ぇのか?」

    春川「…うん、一回の依頼完了につき、数十万から数千万は…」

    入間「けっ、そいつらは安っちい命だったんだな。そんなら、オレ様が寄付してやるよ。お前のいたっていう、その孤児院によ。」

    春川「…本気で言っているの?」

    入間「けけっ、よゆーだよゆー。たった数千万だろ?オレ様の発明品一つの方がよゆーで高ぇわ。」

    春川「入間…。」

    入間「その変わり、テメェにはオレ様から『依頼』をすっかな。」

    春川「………。」

    入間「そ、そう怖ぇ顔すんなよ。人殺しの依頼なんかじゃねえよ。…オレ様の依頼は、テメェの大事な仲間を『守れ』ってことだ。」

    入間「オレ様にとっても…その…最原は大事だし…。探偵なんて、ほら、危なっかしいだろ?」

    入間「だから、守ってやってほしいなぁ……って。」

    春川「……ふふっ。」

    春川「…わかった、その依頼、引き受けたよ。」

    入間「オレ様直々の依頼だからな。有難く思えよ!」

    春川「……ありがとう、入間。」
  31. 31 : : 2017/01/22(日) 17:29:18
    入間「なぁ、王馬?」

    王馬「んー?どうしたの、入間ちゃん。」

    入間「ミニキーボ、世の中に売り出したら、ぜってーに売れると思うんだ。」

    王馬「んー、キー坊ごときが売れるとは思わないけどね。」

    ミニキーボ「ロボット差別はやめてください!」

    王馬「?!」

    入間「?!」



    天海「……あの、相談いいっすか?」

    王馬「………。」

    入間「………。」

    天海「あの、どうしたんっすか?」

    入間(どうすんだよ…!赤松のアレがあったから、結構気まずいぞ…!)

    天海「あの、どうしたんすか?えっと、俺が相談ってダメっすかね?」

    王馬「全然ダメじゃないよ!ほらほら、ささっ、どうぞ座ってー。」

    王馬「あっ、オレはただの裏方だから気にしないでねー。相談に乗ってくれるのはそこの超天才的な入間先生だから!!」

    入間(王馬てめっ…!?裏切りやがったな!!)

    天海「あはは、ありがとうございます。…んじゃ、俺のくだらない相談、聞いてもらってもいいっすか?」

    入間「そ、その前に聞かせてくれ!お前の相談事はなんだ?恋愛か?生活面か?それとも別の何かか?」

    天海「おっ、結構色々相談に乗ってもらえるんっすね。といっても、俺の相談は……」



    天海「恋愛に近いっすかね。」

    王馬「ブッ!」
  32. 32 : : 2017/01/22(日) 17:32:34
    天海「あぁいや、恋愛に近いってだけで、本当に恋だのなんだのに現を抜かしているわけじゃないっす。」

    入間「…んで、テメェの相談事はなんだ?場合によっては即ぶん殴るからな!」

    天海「理不尽じゃないっすか?…まあいいっすけど。たぶんぶん殴られるほどのことではないはずなんで。」



    天海「俺、メイドっていうのに興味があるんっすよ。」

    王馬「ブッ!」

    入間「よし決めたテメェぶん殴る!!!」
  33. 33 : : 2017/01/22(日) 17:34:19
    おwまwえw
  34. 34 : : 2017/01/22(日) 17:38:11
    >>33
    そういえば入間ちゃんの二人称テメェでしたねー(すっとぼけ)
    後で訂正しておきます。



    天海「いやいや待ってください、俺が興味を持ったわけじゃなくて、なんつーかですね…。」

    天海「妹がそれに興味を持っていて、そんな妹のために、俺も何かできたらなーって…。」

    天海「だから、ぶっちゃけ東条さんに話を聞いてみたいんっすけど、あのメイド喫茶みたいなメイドさんじゃなくて、なんか東条さんって…本格的な使用人じゃないっすか。」

    天海「だから、ちょっと違うなーってなって、困っているんっす。」

    王馬「………。」

    入間「それ、ある意味妹に恋しちゃっているよな?」

    天海「いやいや、さすがにそこまでシスコンじゃないっす。…でも、妹のためなら、できるだけ何かしてやりたいって思ってるんっす。」

    王馬「うーん、そう言われても、東条ちゃんに聞くのが早いよね。」

    天海「やっぱそうなんっすかね…。」

    王馬「まあ東条ちゃんだって一人のメイドなんだしさ、メイド喫茶のメイドともさほど大差ないでしょ。」

    王馬「やっぱ、彼女に聞くのが早いって。」

    王馬「っていうか早く聞いて。これ以上オレ達のライフを削らないで。」

    入間「やめて!オレ様のライフはもうゼロよ!」

    天海「…そうっすね。ありがとうございます、王馬くん、入間さん。」
  35. 35 : : 2017/01/22(日) 17:42:52
    王馬が、ストレス…だと…!?
  36. 36 : : 2017/01/22(日) 22:26:56
    >>35
    王馬くんはつまらないことが嫌いですからね~、そろそろストレス溜まっているはず。



    東条「相談室ってここでいいのかしら」

    王馬「おっ、東条ちゃんだ。ここは相談室だけど、それがどうしたの?」

    東条「本来であれば、こういった私情を表に出すのは、メイドとしてダメなのだけれど…こういうイベントだし、いいかしら?」

    入間「おうおうメイドさんの相談か。けっ、どーせ、ご主人様をイカせるスキルがねぇって嘆いてるだけだろ?」

    東条「………。」

    王馬「んで、東条ちゃんの相談って?」

    東条「相談というか、どちらかというとお願いに近いのよね。いいかしら?」

    王馬「お願い?オレ達に?」

    入間「けけっ、土下座したら考えてやらんでもねーぜ。」

    東条「えぇ、お願い。入間さんじゃなくて、王馬くんにね。」

    入間「オレ様省かれるのか?!」

    王馬「へぇー、オレにお願いかぁー。」

    王馬「入間に土下座させることができたら考えてあげるよ。」

    入間「なんでオレ様が?!」
  37. 37 : : 2017/01/22(日) 22:34:18
    東条「私はあくまでみんなに仕えるメイドなの。入間さんもこの場においては私の主人なのだから、土下座させるなんてできないわ。」

    東条「私が土下座するのであれば、いくらだってできるのだけれど…」

    王馬「東条ちゃんが土下座するのは、オレは嫌かなぁー。いつもオレを叱ってくれるような、ママみたいな人であってほしいからね、東条ちゃんには。」

    東条「…それが、私への依頼かしら?」

    王馬「んー、まあそういうことでいいよ。」

    東条「わかったわ。これからも、あなたにはあなたの母親みたいに接させてもらうわね。…それよりも、私のお願いなのだけれど……。」


    王馬「そういえばそうだったね。東条ちゃんのお願いってー?」

    東条「…もし、ここから出たら、あなたの生活を、私に支えさせてほしいの。」


    王馬「!?」

    入間「!?」
  38. 38 : : 2017/01/22(日) 22:45:55
    入間「それって………、け、けっけっけ」

    入間「結婚ってことじゃねーか?!」

    東条「……違うわよ。」

    入間「あっ、違うのか。ならいいや。」


    東条「王馬くん、あなたには何か光るものを感じるの。でも、『悪の総統』なんて子供じみたことをしているから、生活態度も全くなっていないの。それじゃあ、いつまで経っても子供のままだわ。」

    東条「だから、ここから出た後、私はあなたにお仕えしたいの。私があなたを支えることで、悪の総統なんかよりも、よっぽど輝く何かになってほしいのよ。」

    王馬「えー、オレはこの悪の総統をやめるつもりはないよ。」

    東条「どうにか、できないかしら?」

    王馬「……にっしっし、いいこと思いついた。」

    東条「えっ?」

    王馬「東条ちゃんが、オレの組織に入ってくれるならいいよ!」

    東条「…私が?」

    王馬「オレの組織、だーれも掃除も洗濯もしてくれないからさー。東条ちゃんみたいな人は重宝するんだよねー。」

    王馬「それなら、オレのことを支えるっていう目的も達成できるし、オレ的にも助かるから、ね?」

    東条「…わかったわ。その依頼、精一杯務めさせてもらうわね。」
  39. 39 : : 2017/01/23(月) 15:45:43
    面白いすぎます!
  40. 40 : : 2017/01/23(月) 16:52:31
    >>39
    ありがとうございます!そういっていただけると嬉しいです。
  41. 41 : : 2017/01/23(月) 17:53:58
    小吉…自分でやれよ(悪意のある微笑み)
  42. 42 : : 2017/01/23(月) 18:56:16
    >>41
    掃除とか洗濯している王馬くんは逆に見てみたい。(願望)



    王馬「ねーぇ、そろそろいいんじゃないの?もう半分以上の人の悩みは解決したんだしさー。」

    入間「いいやまだだぜ!オレ様はまだ物足りねえ!」

    王馬「だってさ、今まで来た人のことを思い返してみてよ?」

    入間「クサイ原、乳首柱、キーボ、太もも田、チン太、イカ松、売春川、オナ海、東条…こんくらいか?」

    王馬「で、残りは誰だと思う?」

    入間「貧しいお胸コンビの夢野とアンジー、チン宮寺、白(い液体)銀…あとは、星だな。」

    王馬「夢野ちゃんと白銀ちゃんはまだワンチャンあるとして…アンジーちゃん、真宮寺ちゃん、星ちゃんの3人に、悩みがあると思う?」

    入間「あっ……」

    王馬「まずアンジーちゃん、結構ヤバイくらいに神様信じちゃってるから『アンジーに悩みなんてないよー。神様がいるからね』みたいなことを言うのは目に見えているでしょ?」

    入間「おう……。」

    王馬「んで、真宮寺ちゃんに関してはたぶんない。あったらちょっとオレ達が困る。」

    入間「…………。」

    王馬「星ちゃんは、逆に生きる気力失っちゃっているから、『今の俺に、悩みなんてものはねぇよ』みたいなことを言う。」

    入間「……………。」

    王馬「夢野ちゃんもぶっちゃけ面倒くさがるだろうし、白銀ちゃんも、専門的な二次元の話になったらオレ達は話を聞くしかない。」

    王馬「こんな状況でも、続けようと思う?」
  43. 43 : : 2017/01/23(月) 19:45:02
    入間「ちょっと待て。確かにその5人がここに来て、オレ様達に相談をする可能性は極めて低いと思うぜ。」

    入間「でも、まだその5人以外にも、相談に乗っていないやつがいるだろ?」

    王馬「…いないよ?雌豚ちゃんは数すら数えられなくなったのかな?オレ達は16人、オレと入間ちゃんを除いた14人の中で、相談に乗ったのが9人、残りは5人のはずだよ?」

    王馬「まさか、モノクマとモノクマーズの相談も乗る…なんて言わないよね?いくらロボットのキー坊の相談に乗ったからって、あいつらの相談にまで乗りはしないよ?」

    入間「バーカ、ちげぇだろ、今お前が勝手に除いた中に、一人いるじゃねえか。」

    王馬(…何言ってるんだこの雌豚)

    王馬(まさか………オレが相談に乗るのって………)



    1.入間美兎
    2.入間美兎
    3.入間美兎



    王馬(わかりたくなかったけどわかったぞ!!)
  44. 44 : : 2017/01/23(月) 20:10:41
    よし1だ、いや2…3でもいいか!
  45. 45 : : 2017/01/23(月) 22:26:53
    >>44
    ここでは答えないという選択も…()



    王馬「………入間ちゃん?」

    入間「…なんだよ?」

    王馬「相談を終えた9人と、できない5人以外で、相談する相手といえば…」

    王馬「入間ちゃんしかいないんだけど?」

    入間「……………。」

    王馬(入間ちゃん、黙ってりゃあ可愛いのになぁ…)

    王馬(あっ、これ嘘じゃないよ。)

    入間「……………『アタシ』の悩み、聞いてくれる…?」

    王馬「そうしないと、物語が進まないんでしょ?だったら、そうするしかないよ。」

    王馬「もちろん、内容によっては、君を蹴り飛ばしたり、土下座させたりするけどね!」

    入間「……王馬………『くん』………。」

    王馬「……………。」

    王馬(…さっきから、彼女の対応に違和感を感じる。)

    王馬(オレのことをくん付けで読んだり、一人称が『アタシ』になっていたり…イメチェンかな?)

    入間「王馬…くん、アタシがさっき言った言葉、覚えている……?」

    王馬「雌豚の発する言葉なんて薄汚れているから聞いてないよ!」

    入間「………最原に、アタシが告白したっていうやつ……。」

    王馬「……それがどうかしたの?」

    入間「あれ………」



    入間「嘘、なの………。」




    王馬「は?」
  46. 46 : : 2017/01/23(月) 22:29:06
    へ?
  47. 47 : : 2017/01/23(月) 23:19:43
    >>46
    そういう反応をいただけると励みになります!ありがとうございます!



    王馬「………で?」

    入間「………。」

    王馬「仮にだよ?その入間ちゃんの言う、最原ちゃんが好きでしたっていうのは嘘でしたーっていうのがあったとしてね?」

    王馬「それをオレに伝えてどうしたいの?」

    入間「…じゃあ逆に、どうしてアタシは、ここまでこの相談室に拘っていたと思う?」

    王馬「………なんで?」

    入間「………い、言わせんなよ!」

    王馬(は?)


    王馬(イルマちゃんが、相談室に拘っていた理由…それは………)


    1.恋愛
    2.恋愛
    3.恋愛


    王馬(………。)
  48. 48 : : 2017/01/23(月) 23:28:06
    王馬「ねぇ、赤松ちゃんからの相談があった時、無駄に盛り上がっていたけどさ…」

    王馬「いや、それ以外にも、春川ちゃんの時もだよね…?ああいう仲間同士の恋愛とか友情………」

    王馬「まさか、それが目的でこんな変な相談室を開いた、とか言わないよね…?」

    入間「………」

    王馬(顔を赤くしながら首を縦に振ってる…うん、オレの推理が間違っていたんだね!)

    入間「そうだよぉ…アタシは、今恋をしているの…。」

    王馬「んー?嘘もいい加減にしたら?オレ、嘘つきだから、入間ちゃんが嘘ついているのわかるよ?」

    王馬「っていうか、オレこんなにまで入間ちゃんの嘘に付き合っていられないや!!!ばいばい!」

    入間「ま、待ってぇ!!」


    入間「…お願いだよぉ、アタシの話を、聞いて…?」

    王馬「ばいばい!!!!」

    入間「…ダーメ。あ、アタシが告白するまで、帰さないんだから…」

    王馬(してるから!!もうそれ告白してるから!!ばいばいもういいよ!!!!!)

    入間「お願い、いいでしょ…?」

    王馬「…………わぁーったよ。」

    王馬「話を聞けばいいんでしょ?その後の判断はオレに任されているってわけだ。」

    王馬「にっしっし……入間ちゃんを残酷な現実に叩き落としてやーろっと!!」
  49. 49 : : 2017/01/23(月) 23:42:01
    入間「えっと、その………」

    入間「あの………えっと………」

    入間「その………あの………」

    入間「…………。」


    王馬(あー!!なんだかもどかしさ(?)が!)

    王馬(入間ちゃん勇気ないなぁ!さっきからオレも相談室の件で色々疲れているんだからさぁ!)

    王馬(こう沈黙になられるとすっげえ困るんだけど!!!)


    入間「えっと………」

    王馬「あぁもう!好きだよ、入間ちゃん!!!」

    入間「……………え?」

    王馬「だーかーらー、入間ちゃんが好きなの!!オレが!!日本語もわからなくなったのかよ雌豚!!」

    入間「え…?え…?」

    王馬「はい、もう満足でしょ!!ばいばい!!!!」



    相談室の扉がバタンと閉まる。

    けっ、あいつもよくあんなにオレ様を振り回せるもんだな。

    だからこそ、初めて人に見せた『オレ様』じゃない『アタシ』………。

    ……………。

    入間「…………。」

    鏡を見てみると、自分の顔がにやけすぎたのか、歪んでいるのがわかる。

    入間「えへ…えへへへへ………」





    翌日、この相談室には『夜中に不気味な笑い声が聞こえる』という相談が殺到した。

    これが、相談相手である入間の笑い声だとは、未だに誰も気付いていないようだ。



    -終わり-
  50. 50 : : 2018/12/05(水) 14:13:27
    よかった

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